JP6220528B2 - 建物用付帯構造物およびユニット建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の立面に設けられて内部空間を拡大させる建物用付帯構造物、およびこの建物用付帯構造物を用いたユニット建物に関するものである。
従来の建物としては、複数の建物ユニットを並設すると共に積み重ねて、複数の建物ユニットの一つの立面に張出ユニットを付帯構造物として接合したユニット建物が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、付帯構造物を建物ユニットに設ける構造としては、2つの縦枠部材と上枠部材及び下枠部材を剛接合して形成した方形状縦枠を一対用いたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。この構造では、一対の方形状縦枠を建物ユニットの一立面に対して垂直に配設すると共に、左右に間隔をおいて配設している。そして、各方形状縦枠の2つの縦枠部材の一方を建物ユニットの一立面側の一対の柱に接合し、一対の方形状縦枠の一対の縦枠部材の上下端部を上梁と下梁で連結するようにしている。
更に、付帯構造物を建物ユニットに設ける構造としては、2つの縦枠部材と上枠部材を剛接合して形成した逆U字状縦枠を一対用いたものが知られている(例えば、特許文献3参照)。この構造では、一対の逆U字状縦枠を間隔をおいて建物ユニットの一立面に対して垂直に配設すると共に、各逆U字状縦枠を左右に間隔をおいて配設している。そして、この各逆U字状縦枠の2つの縦枠部材の一方を建物ユニットの一立面側の左右の柱に接合している。しかも、一対の逆U字状縦枠の縦枠部材の上端部間および下端部間を上梁と下梁で連結している。
また、側面形状をL字状に形成した異形ユニットを付帯構造物として用いて車庫等を形成する構成(例えば、特許文献4参照)が知られている。
特開2003−268881号公報 特開2010−180601号公報 特開2011−236727号公報 特開平6−294228号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜4の付帯構造物は、一つの縦枠(垂直フレーム)を用いて形成した構造ではないため、様々な形状に形成するには柔軟性に欠けるものであった。
そこで、この発明は、様々な形状に形成する際の柔軟性があり、ユニット建物の外観を向上できる建物用付帯構造物、およびこの建物用付帯構造物を用いたユニット建物を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するために、この発明は、ユニット建物を構成する直方体状の建物ユニットの1つの立面に連結されて、該建物ユニットの内部空間を拡大させる建物用付帯構造物であって、4本の枠部材を口型に剛接合することにより形成した口型垂直フレームと、少なくとも前記口型垂直フレームの四隅を前記建物ユニットの前記1つの立面に連接する接続梁と、前接続梁を前記建物ユニット及び前記口型垂直フレームにピン接合させるピン状接続部材を有し、前記接続梁の端部が前記建物ユニットの柱の側面に対峙されることを特徴とする。
この構成によれば、様々な形状の建物用付帯構造物をユニット建物に設ける際の柔軟性があると共に、様々な形状の建物用付帯構造物を建物ユニットに設けることにより、ユニット建物の外観を向上させることができる。
この発明に係る実施例1の建物用付帯構造物を備えるユニット建物の配置関係を示す概略平面図である。 図1に示した建物ユニットと建物用付帯構造物の関係を示す斜視図である。 図2に示した床フレームの平面図である。 図2に示した屋根フレームの平面図である。 図2に示した口型垂直フレームの正面図である。 図5に示した口型垂直フレームの平面図である。 図5の矢印A1−A1線に沿う断面図である。 図5の矢印B1−B1線に沿う断面図である。 図3の床フレームの矢印Aの部分の拡大説明図である。 図9を矢印A0方向から見た説明図である。 図3の床フレームの矢印Bの部分の拡大説明図である。 図11を矢印B0方向から見た説明図である。 図3の床フレームの矢印Cの部分の拡大説明図である。 図13を矢印C0方向から見た説明図である。 図3の床フレームの矢印Dの部分の拡大説明図である。 図15を矢印D1−D1線に沿う断面図である。 図4の屋根フレームの矢印Eの部分の拡大説明図である。 図17を矢印E0方向から見た説明図である。 図4の屋根フレームの矢印Fの部分の拡大説明図である。 図20を矢印F0方向から見た説明図である。 図4の屋根フレームの矢印Gの部分の拡大説明図である。 図21の矢印G0−G0線に沿う断面図である。 図21の矢印G1−G1線に沿う断面図である。 (a)は図3に示した床フレームの下接続梁の平面図、(b)は(a)の左側面図、(c)は(a)を矢印H1方向から見た説明図、(d)は(b)の上端面図である。 (a)は図4に示した屋根フレームの上接続梁の平面図、(b)は(a)の左側面図、(c)は(a)を矢印H2方向から見た説明図、(d)は(b)の上端面図である。 図2に示した付帯構造物の変形例を示す斜視図である。 (a)はこの発明に係る実施例2の建物用付帯構造物を備えるユニット建物の概略平面図、(b)は(a)の付帯構造物の分解斜視図、(c)は(b)の各部品を組み付けた付帯構造物のの斜視図である。 図27の付帯構造物の変形例を示す説明図で、(a)は付帯構造物の分解斜視図、(b)は(a)の各部品を組み付けた付帯構造物のの斜視図である。 ユニット建物と付帯構造物の形状例を示す説明図である。 ユニット建物と付帯構造物の他の形状例を示す説明図である。
以下、この発明に係る建物用付帯構造物を図面に基づいて説明する。
[実施例1]
図1は、この発明に係る実施例1の建物用付帯構造物を備えるユニット建物の概略平面図である。この図1においてユニット建物1は、並設された複数の建物ユニット2と、建物ユニット2の一つに設けられる建物用付帯構造物3を備えている。
この建物ユニット2は、図2に示したように4隅の支柱2aと、支柱2a,2aの妻側の下端部間を連結する妻下梁2bと、支柱2a,2aの妻側の上端部間を連結する妻上梁2cを有する。2dは支柱2aの下端部に連結された桁下梁、2eは支柱2aの上端部に連結された桁上梁である。このような、複数の支柱2a,妻下梁2b,妻上梁2c,桁下梁2d,桁上梁2eは箱形の構造体を形成している。この構成は周知の構造が採用できるので、詳細な説明は省略する。
この建物用付帯構造物3は、図2に示した口型垂直フレーム(方形状縦枠)4、下接続梁5、上接続梁6、中柱7、中間補強梁8a,8b、下端部補強梁9、上端部補強梁10を有する。
<口型垂直フレーム4>
この口型垂直フレーム4は、図2,図5に示したように、左右に間隔をおいて平行に配設された一対の縦枠部材11,11(図6参照)と、縦枠部材11,11の下端部間に配設された下横枠部材(下梁)12と、両端部が縦枠部材11,11の上端部間に配設された上横枠部材(上梁)13を備えている。この下横枠部材12は図8に示したように断面形状がC字状に形成され、上横枠部材13は図7に示したように断面形状がC字状に形成されている。
また、各縦枠部材11は、図2,図6,図17に示したように、互いに所定角度(図2では鈍角)を為す縦外側壁11a,11bを有する。更に、縦枠部材11は,図6,図17に示したように、縦外側壁11a,11bの互いに反対側の縁部にそれぞれ垂直に連設された枠部材固定壁11cおよび梁取付壁11dを有する。
しかも、縦枠部材11は,図9に示したように縦外側壁11a,11b,枠部材固定壁11cおよび梁取付壁11dの下端に溶接等により一体に設けられた下補強板(補強材)11eを有する(図10参照)。また、縦枠部材11は,図17に示したように縦外側壁11a,11b,枠部材固定壁11cおよび梁取付壁11dの上端に溶接等により一体に設けられた上補強板(補強材)11fを有する(図18参照)。
そして、縦枠部材11,11の枠部材固定壁11c,11cは互いに対向させられている。この枠部材固定壁11c,11cの下端部には下横枠部材12の両端部が溶接等により剛接合され、この枠部材固定壁11c,11cの上端部には上横枠部材13の両端部が溶接等により剛接合されている。これにより、縦枠部材11,11,下横枠部材12及び上横枠部材13は、図2に示したように口型(方形枠状)に形成されている。
図10において、14は付帯構造物用の基礎、15は基礎14から突出するアンカーボルトである。このアンカーボルト15は縦枠部材11の下補強板11eを貫通していて、このアンカーボルト15に螺着した固定ナット16を締め付けることにより、縦枠部材11が基礎14上に垂直に固定されている。アンカーボルト15と固定ナット16は固定手段を構成している。
<下接続梁5>
図24(a)は図2に示した床フレームの下接続梁5の平面図、図24(b)は図24(a)の左側面図、図24(c)は図24(a)を矢印H1方向から見た説明図、図24(d)は図24(b)の上端面図である。
この下接続梁5は、図2,図3,図24(a)に示したように直線部5a,5bから平面形状がくの字状に形成されている。尚、下接続梁5は断面がC字状の部材から形成されている。
この下接続梁5は図3に示したように口型垂直フレーム4の左右に互いに逆向で配設されている。また、図3に示した左右の下接続梁5,5の直線部5a,5aは、口型垂直フレーム4の下横枠部材12の両端から建物ユニット2側に拡開するように傾斜して延びている。更に、左右の下接続梁5,5の直線部5b,5bは、直線部5a,5aから建物ユニット2側に互いに平行に延びている。
また、直線部5a,5aには中間補強梁8aの両端部に一体に設けた結合部材8a1,8a1が結合固定され、直線部5b,5bには中間補強梁8bの両端部に一体に設けた結合部材8b1,8b1が結合固定されている。
結合部材8a1は、図15に示したように先端が直線部5bの傾斜する方向に傾斜する先端を有すると共に、図16に示したようにC字状に形成されている。また、結合部材8a1は、中間補強梁8aの下面が結合部材8a1の下面より上側にずれるように、中間補強梁8aに固定されている。
これにより、中間補強梁8aと基礎14との間に隙間が形成されて、中間補強梁8bは基礎14から浮いた状態となっている。尚、図示は省略したが、中間補強梁8bと結合部材8b1の固定関係も中間補強梁8aと結合部材8a1の固定関係と同じようになっている。
更に、下接続梁5の直線部5aの端部には、図9,図10に示したように端壁5a1が設けられている。また、下接続梁5の直線部5bの端部には、図13,図14に示したように端壁5b1が一体に設けられていると共に、内側に突出する接続部材17が溶接固定により一体に設けられている。
そして、端壁5a1は、図9,図10に示したように、端壁5a1および口型垂直フレーム4の梁取付壁11dを貫通する固定ボルト(ピン状接続部材)18と、この固定ボルト18に螺着された固定ナット19で、梁取付壁11dの下端部に着脱可能に固定されている。固定ボルト18と固定ナット19は固定手段を構成している。
また、図13,図14に示したように接続部材17には下端部補強梁9の端壁9aが固定ボルト(ピン状接続部材)20と固定ナット21により着脱可能に取り付けられている。固定ボルト20と固定ナット21は固定手段を構成している。
尚、口型垂直フレーム4の下横枠部材12,下接続梁5,5,中間補強梁8a,8b及び下端部補強梁9等は図2,図3に示した床フレームF1を構成しているので、床フレームF1は歪みにくい構造となっている。しかも、口型垂直フレーム4の縦枠部材11が基礎14上にアンカーボルト15と固定ナット16により固定されていると共に、下接続梁5,5が基礎上に載置されている。従って、下接続梁5の端壁5b1を図13に示したように建物ユニット2の支柱2aにスペーサSp1を介して押し付けた状態で、縦枠部材11を基礎14に固定することにより、下端部補強梁9と建物ユニット2の妻下梁2bとの位置決が行われるので、下接続梁5や下端部補強梁9を支柱2aや妻下梁2bに固定していない。
<上接続梁6>
図25(a)は図4に示した屋根フレームの上接続梁6の平面図、図25(b)は図25(a)の左側面図、図25(c)は図25(a)を矢印H2方向から見た説明図、図25(d)は図25(b)の上端面図である。
この上接続梁6は図2,図4,図25(a)に示したように直線部6a,6bから平面形状がくの字状に形成されている。尚、上接続梁6は断面がC字状の部材から形成されている。
この上接続梁6は図4に示したように口型垂直フレーム4の左右に互いに逆向で配設されている。また、図4に示した左右の上接続梁6,6の直線部6a,6aは、口型垂直フレーム4の上横枠部材13の両端から建物ユニット2側に拡開するように傾斜して延びている。更に、左右の上接続梁6,6の直線部6b,6bは、直線部6a,6aから建物ユニット2側に互いに平行に延びている。
また、上接続梁6の直線部6aの端部には、図17,図18に示したように端壁6a1が設けられている。更に、上接続梁6の直線部6bの端部には、図21に示したように端壁6b1が一体に設けられていると共に、図21,図22に示したように内側に位置させた接続部材(接続板)22が溶接固定により一体に設けられている。
そして、端壁6a1は、図17,図18に示したように端壁6a1および口型垂直フレーム4の梁取付壁11dを貫通する固定ボルト(ピン状接続部材)23と、この固定ボルト23に螺着された固定ナット24で、梁取付壁11dの上端部に着脱可能に固定されている。固定ボルト23と固定ナット24は固定手段を構成している。
更に、図21に示したように、接続部材22には上端部補強梁10の端壁10aが固定ボルト(ピン状接続部材)25と固定ナット26により着脱可能に取り付けられている。固定ボルト25と固定ナット26は固定手段を構成している。この上端部補強梁10は、図21,図23に示したように、固定ボルト(ピン状接続部材)27,固定ナット28で建物ユニット2の妻上梁2cに取り付けられている。固定ボルト27と固定ナット28は固定手段を構成している。
尚、図21に示したように、上接続梁6の端壁6b1と建物ユニット2の支柱2aとの間にはスペーサSp2が介装され、上端部補強梁10と建物ユニット2の妻上梁2cとの間にはスペーサSp3(図23参照)が介装されている。また、口型垂直フレーム4の上横枠部材13,上接続梁6,6および上端部補強梁10は図2,図4に示した屋根フレームF2を構成している。
<中柱7>
下接続梁5は図2,図3に示したように直線部5a,5bが鈍角で連設された折曲部P1(図11,図12参照)を有し、上接続梁6は図2,図4に示したように直線部6a,6bは鈍角で連設された折曲部P2(図19,図20参照)を有する。
この下接続梁5の折曲部P1と上接続梁6の折曲部P2との間には、図2に示したように中柱7が介装されている。この中柱7は、図11、図19に示したように所定の角度を為して連設された外側壁7a,7bと、外側壁7a,7bから垂直に内側に折り曲げられた支持壁7c、7dを有する。また、中柱7は、図11、図12に示したように下端に下壁(下取付壁)7eを有すると共に、図19、図20に示したように上端に上壁(上取付壁)7fを有する。
そして、下壁7eは図11,図12に示したように固定手段である固定ボルト(ピン状接続部材)29及び固定ナット30で下接続梁5の折曲部P1の両側の部分に固定され、上壁7fは図20に示したように固定手段である固定ボルト(ピン状接続部材)31及び固定ナット32で上接続梁6の折曲部P2の両側の部分に固定されている。
<設置現場での組付等>
このような構成においては、口型垂直フレーム4を工場等で予め組み付けておき、この口型垂直フレーム4を設置現場まで搬送して、口型垂直フレーム4の縦枠部材11,11の下補強板11eを図10に示したようにアンカーボルト15および固定ナット16で基礎14上に固定する。
一方、図3に示したように下接続梁5,5を口型垂直フレーム4の縦枠部材11,11と建物ユニット2の支柱2a,2aとの間に配設する。そして、左右の下接続梁5,5の直線部5a,5a間に中間補強梁8aを介装すると共に、左右の下接続梁5,5の直線部5b,5b間に中間補強梁8bを介装する。また、直線部5b,5bの端部間に下端部補強梁9を介装する。尚、中間補強梁8a,8bおよび下端部補強梁9は予め工場等において左右の下接続梁5,5間に組み付けておいても良い。
そして、各下接続梁5の一端を図9,図10に示したように口型垂直フレーム4の縦枠部材11の梁取付壁11dに固定ボルト(ピン状接続部材)18,固定ナット19で固定(ピン接合)する。また、各中柱7の下壁7eを図12に示したように下接続梁5,5に折曲部P1,P1の部分の両側に位置させて固定ボルト(ピン状接続部材)29と固定ナット30で固定する。
尚、下接続梁5の一端と梁取付壁11dは、リベット等のピン状接続部材でピン接合することにより、固定するようにしても良い。
次に、図21,図23に示したように、上端部補強梁10を建物ユニット2の妻上梁2cに固定ボルト27と固定ナット28で固定し、口型垂直フレーム4の縦枠部材11の上端部と建物ユニット2の支柱2aの上端部との間に上接続梁6を破折する。この際、上接続梁6を中柱7の上に位置させると共に、上接続梁6の接続部材17を上端部補強梁10の端部に突き合わせる。この状態で、上端部補強梁10を図21に示したように上接続梁6側の接続部材17に固定ボルト(ピン状接続部材)25と固定ナット26で固定し、図20に示したように中柱7の上壁7fを上接続梁6に固定ボルト(ピン状接続部材)31および固定ナット32で固定する。また、図17,図18に示したように、上接続梁6の直線部6aの端部を口型垂直フレーム4の縦枠部材11に固定ボルト(ピン状接続部材)23および固定ナット24で固定(ピン接合)する。尚、上接続梁6の一端と梁取付壁11dは、リベット等のピン状接続部材でピン接合することにより、固定するようにしても良い。
(変形例)
上述した実施例1では下端部補強梁9および上端部補強梁10を設けているが、下端部補強梁9および上端部補強梁10は必ずしも設ける必要はない。図26はその例を示したものである(図29Aの「4.六角形(その1)」を参照)。他の構成は上述した実施例と同じであるので、同じ符号を付してその説明は省略する。なお、この変形例では、上接続梁6,6の直線部6b,6bの端部を図2の建物ユニット2の支柱2aの上端部に図示しない固定ボルト(ピン状接続部材)等で固定する。
[実施例2]
図27(a)はこの発明に係る実施例2の建物用付帯構造物3aを備えるユニット建物の概略平面図、図27(b)、(c)は図27(a)の付帯構造物の説明図である。
この実施例2の建物用付帯構造物3aは、口型垂直フレーム40と、2つ(複数)の直線梁である下接続梁41,41と、2つ(複数)の直線梁である上接続梁42,42を備えている。この口型垂直フレーム40は、縦枠部材40a,40a、下横枠部材(下梁)40b、上横枠部材(上梁)40cを、工場等で口型に剛接合することにより形成したものである(図29Aの「1.四角形」を参照)。
この口型垂直フレーム40の縦枠部材40aの下端部は、設置現場において図示しない基礎のアンカーボルトに固定される。また、この口型垂直フレーム40の縦枠部材40aの上下端部には、設置現場において、下接続梁41および上接続梁42の一端部が図示しない固定ボルト(ピン状接続部材)および固定ナット等の固定手段で取り付けられる。また、下接続梁41および上接続梁42の他端部は、設置現場において図示しない建物ユニットの支柱に図示しない固定ボルト(ピン状接続部材)および固定ナット等の固定手段で取り付けられる。
(変形例)
図28は図27の付帯構造物の変形例を示す説明図で、図28(a)は付帯構造物の分解斜視図、図28(b)は図28(a)の各部品を組み付けた付帯構造物のの斜視図である。
この変形例では、下端部補強梁43および上端部補強梁44を設けている。そして、図28(b)に示したように、下端部補強梁43を下接続梁41,41間に介装し、上端部補強梁44を上接続梁42,42間に介装した構成としている。
(その他1)
図29A,図29Bは、ユニット建物と付帯構造物の平面での形状例示した説明図で、軒元柱なし:X1(左側)と、軒元柱あり:X2(右側)を示したものである。
(軒元柱なし:X1)
図29Aの「1.四角形」は、図27の実施例2の建物用付帯構造物3aと建物ユニット2との関係を示したものである。
図29Aの「2.平行四辺形」は、図29Aの「1.四角形」における建物用付帯構造物3aを平面形状が平行四辺形となるように各部品の寸法を設定したものである。
また、図29Aの「3.台形」は、図29Aの「1.四角形」における建物用付帯構造物3aを平面形状が台形となるように各部品の寸法を設定したものである。
図29Aの「4.六角形(その1)」は、実施例1の変形例を示したものである。
図29Bの「5.六角形(その2)」は、図29Aの「1.四角形」における建物用付帯構造物3aの上横枠部材40c(下横枠部材40b)の平面形状を折曲して、上横枠部材40c′(下横枠部材40b′)とすることにより、上横枠部材40c′(下横枠部材40b′)と縦枠部材40a,40aから口型垂直フレーム40′を形成して、建物用付帯構造物3aの平面形状が六角形になるように構成したものである。
図29Bの「6.連続(台形)」は、図29Aの「1.四角形」における建物用付帯構造物3aの上横枠部材40c(下横枠部材40b)を短くすると共に、上接続梁42,42(下接続梁41,41)の一方を他方より長く形成して、平面形状が台形となるようにしたものである。
図29Bの「7.連続(五角形)」は、図29Aの「1.四角形」における建物用付帯構造物3aの上横枠部材40c(下横枠部材40b)を短くすると共に、上接続梁42,42(下接続梁41,41)の一方をくの字状に折曲することにより、一方をくの字状の上接続梁42′(下接続梁41′)として、直線梁である上接続梁42(下接続梁41)とくの字状の上接続梁42′(下接続梁41′)から平面形状が互角形となるようにしたものである。
(軒元柱あり:X2)
この(軒元柱あり:X2)は(軒元柱なし:X1)の建物用付帯構造物3a,40のユニット建物1側端部に支柱50を設けて、この支柱50をユニット建物1の支柱2aに沿わせるようにしたものである。
(その他2)
尚、2つの部材を固定(ピン接合)する固定ボルト(ピン状接続部材)18,20,23,25,27,29,31は、リベット等のピン状接続部材に代えることができる。
<補足説明1>
この発明の実施の形態の建物用付帯構造物(3,3a)は、ユニット建物1を構成する直方体状の建物ユニット2の1つの立面に連結されて、該建物ユニット2の内部空間を拡大させるのに用いられる。この建物用付帯構造物は、4本の枠部材(11,11,12,13又は40a,40a,40b,40c)を口型に剛接合することにより形成した口型垂直フレーム(4又は40)と、少なくとも前記口型垂直フレーム(4、40)の四隅を前記建物ユニット2の前記1つの立面に連接する接続梁(5,6又は41,42)と、前接続梁(5,6又は41,42)を前記建物ユニット2及び前記口型垂直フレーム(4
又は40)にピン接合させるピン状接続部材(18,23、27)を有する。
この構成によれば、様々な形状の建物用付帯構造物(3,3a)をユニット建物1に設ける際の柔軟性があると共に、様々な形状の建物用付帯構造物(3,3a)を建物ユニット2に設けることにより、ユニット建物1の外観を向上させることができる。
<補足説明2>
また、この発明の実施の形態の建物用付帯構造物(3a)は、前記接続梁は、口型垂直フレーム40と直角に接合する直線梁41,42である。
この構成によれば、建物用付帯構造物(3a)を直方体状に形成して、ユニット建物1の外観を向上させることができる。
<補足説明3>
また、この発明の実施の形態の建物用付帯構造物(3a)は、前記接続梁は、口型垂直フレーム40と斜めに接合する直線梁41,42である。
この構成によれば、建物用付帯構造物(3a)の平面形状を台形状に形成して、ユニット建物1の外観を向上させることができる。
<補足説明4>
また、この発明の実施の形態の建物用付帯構造物(3,3a)は、前記接続梁は、屈曲した梁(5,6又は41′,42′)である。
この構成によれば、建物用付帯構造物(3a)の平面形状を5角形状より多い多角形状に形成して、ユニット建物1の外観を向上させることができる。
<補足説明5>
また、この発明の実施の形態の建物用付帯構造物(3a)は、前記接続梁は、口型垂直フレーム40と直角に接合する直線梁42(41)と斜めに接合する直線梁42(41)である。
この構成によれば、建物用付帯構造物(3a)の平面形状を台形状に形成して、ユニット建物1の外観を向上させることができる。
<補足説明6>
また、この発明の実施の形態の建物用付帯構造物(3a)は、前記接続梁は、口型垂直フレーム40と直角に接合する直線梁(41、42)と屈曲した梁(41′、42′)である。
この構成によれば、建物用付帯構造物(3a)の平面形状を5角形状より多い多角形状に形成して、ユニット建物1の外観を向上させることができる。
<補足説明7>
また、この発明の実施の形態の建物用付帯構造物(3)において、前記口型垂直フレーム4は五角形型の補強材(11e,11f)が設けられたジョイント部材(縦枠部材11)を備え、前記屈曲した接続梁(5,6)は前記ジョイント部材(縦枠部材11)とピン接合する。
この構成によれば、口型垂直フレーム4をジョイント部材(縦枠部材11)で補強できるので、このジョイント部材(縦枠部材11)に接続される接続梁(5,6)を口型垂直フレーム4に堅固に固定できる。
<補足説明8>
また、この発明の実施の形態のユニット建物1は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の建物用付帯構造物3,3aを使用している。
この構成によれば、補足説明1〜7に説明した効果を有するユニット建物1を提供できる。
1 ユニット建物
2 建物ユニット
3 建物用付帯構造物
3a 建物用付帯構造物
4 口型垂直フレーム(方形状縦枠)
6 上接続梁
11 縦枠部材
12 下横枠部材(下梁)
13 上横枠部材(上梁)
18 固定ボルト(ピン状接続部材)
23 固定ボルト(ピン状接続部材)
27 固定ボルト(ピン状接続部材)
28 固定ボルト(ピン状接続部材)
40 口型垂直フレーム
41 下接続梁(直線量梁)
42 上接続梁(直線量梁)

Claims (2)

  1. ユニット建物を構成する直方体状の建物ユニットの1つの立面に連結されて、該建物ユニットの内部空間を拡大させる建物用付帯構造物であって、
    4本の枠部材を口型に剛接合することにより形成した口型垂直フレームと、少なくとも前記口型垂直フレームの四隅を前記建物ユニットの前記1つの立面に連接する接続梁と、前記接続梁を前記建物ユニット及び前記口型垂直フレームにピン接合させるピン状接続部材を有し、
    前記接続梁の端部が前記建物ユニットの柱の側面に対峙され
    前記接続梁は、口型垂直フレームと直角に接合する直線梁と屈曲した梁であるとともに、
    前記口型垂直フレームは五角形型の補強材によって上端及び下端が塞がれたジョイント部材を備え、前記接続梁は前記ジョイント部材とピン接合されることを特徴とする建物用付帯構造物。
  2. 請求項1に記載の建物用付帯構造物を使用したことを特徴とするユニット建物。
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