JP6219658B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車などの鞍乗型車両に搭載されている摩擦クラッチを操作するクラッチアクチュエータのレイアウトに関する。
エンジンのトルクを変速機に伝える摩擦クラッチのなかには、軸方向において移動可能なプレッシャ部材を備えるものがある。プレッシャ部材によって摩擦部材が押圧されることでクラッチは係合状態になり、プレッシャ部材による摩擦部材に対する押圧が解放されることでクラッチは非係合状態になる。従来、プレッシャ部材をクラッチアクチュエータで操作する自動二輪車がある。下記特許文献1では、変速機に対して車幅方向(左右方向)における一方向(具体的には右方向)にクラッチが配置され、クラッチに対して車幅方向における前記一方向に、すなわちクラッチを挟んで変速機とは反対側に、カムシャフトが配置されている。カムシャフトはクラッチアクチュエータの動力によって回転し、プレッシャ部材を軸方向に押す。クラッチアクチュエータはモータと、モータの回転を減速してカムシャフトに伝える複数のギアとによって構成されている。
特許第3645914号
クラッチアクチュエータの動力によって回転し、クラッチに対して車幅方向における一方向に配置される部材(すなわち、特許文献1においてカムシャフト)によってプレッシャ部材を押す構造は、例えば、クラッチが設けられた回転軸(メイン軸)の内側に配置されクラッチアクチュエータの動力によって操作されるプッシュロッドによって、プレッシャ部材を押す構造に比べて、構造の簡素化が容易であり、コストを低減し易いという利点がある。
しかしながら、特許文献1では、クラッチアクチュエータのモータからカムシャフトへの回転の伝達が実質的にギアだけによって実現されているので、クラッチアクチュエータのレイアウトの自由度が低い。また、特許文献1では、モータの回転をカムシャフトに伝えるギアはそれを覆うカバーとクラッチを収容するケースの外面とによって支持されている。つまり、クラッチアクチュエータとクラッチを収容するケースとが一体となっている。そのため、クラッチアクチュエータの位置の変更が容易ではなく、クラッチアクチュエータのレイアウトの自由度が低い。
また、特許文献1では、クラッチアクチュエータはクラッチに対してその半径方向に位置している。そのため、エンジンユニットにおいてクラッチが設けられている部分が大きくなるという問題がある。言い換えると、エンジンユニットにおける変速機に対して車幅方向の一方向に位置する部分が、大型化するという問題がある。
本発明の目的の1つは、クラッチアクチュエータのレイアウトの自由度を増すことができ、エンジンユニットとクラッチアクチュエータとをコンパクトにレイアウトでき、それにより車体の大型化を抑えることのできる鞍乗型車両を提供することにある。
本発明による鞍乗型車両は、前部に配置されているシリンダ部と、後部に配置されている変速機と、前記変速機に対して、車幅方向の外方である第1の方向に配置されているクラッチと、ケースとを有しているエンジンユニットを備えている。前記ケースは、前記変速機を収容している変速機収容部と、前記変速機収容部よりも上方に位置している上部を有し前記クラッチを収容しているクラッチ収容部とを有している。また、前記鞍乗型車両は前記クラッチを操作するためのクラッチアクチュエータを有している。クラッチアクチュエータは、車体の側面視において前記ケースの上方に位置し、前記クラッチ収容部の前記上部に対し前記第1の方向とは反対方向である第2の方向に離れて配置され、車体の側面視において少なくとも一部が前記クラッチ収容部の前記上部と重なっている。前記鞍乗型車両はリンク機構を有している。前記リンク機構は前記クラッチに対して前記第1の方向に配置される第1の部分と、前記ケースの上方に配置される第2の部分とを含み、それらを介して前記クラッチアクチュエータと前記クラッチとを連結している。前記鞍乗型車両は、具体的には、自動二輪車(スクーターを含む)や、スノーモービル、四輪の不整地走行車などである。
本発明ではリンク機構を介してクラッチとクラッチアクチュエータとが連結されているので、クラッチアクチュエータのレイアウトの自由度を増すことができる。また、リンク機構は、クラッチに対して第1の方向に配置される第1の部分と、クラッチ収納部を有するケースの上方に配置される第2の部分とを有している。クラッチアクチュエータはその少なくとも一部が車体の側面視においてクラッチ収容部の上部と重なるように配置されている。そのため、エンジンユニットとクラッチアクチュエータとがコンパクトにレイアウトされ、車体の大型化を抑えることができる。
本発明の一形態では、前記第1の部分は、前記クラッチ収容部から上方に突出している突出部を有する、前記クラッチを操作するための操作軸であり、前記第2の部分は、前記操作軸の前記突出部と前記クラッチアクチュエータとを連結してもよい。この形態では、操作軸はクラッチ収容部から上方に突出している。一方、クラッチアクチュエータはクラッチ収容部の上部と重なるように配置されており、クラッチアクチュエータの位置が比較的低い。そのため、操作軸の突出量(突出部の長さ)を小さくできる。その結果、エンジンユニットとクラッチアクチュエータとがコンパクトにレイアウトされ、車体の大型化を抑えることができる。また、クラッチアクチュエータの動力が操作軸に加わっているときに操作軸の突出部の撓みを抑えることができるので、クラッチアクチュエータの動力を効率的にクラッチに伝えることができる。
本発明の一形態では、前記第2の部分は車幅方向に延びている連結部材を含み、前記連結部材は、車体の側面視において前記クラッチ収容部の上端よりも前方又は後方に配置されてもよい。この形態によれば、連結部材の位置を低くできる。その結果、エンジンユニットとクラッチアクチュエータと連結部材とコンパクトにレイアウトできるので、車体の大型化を抑えることができる。
本発明の一形態では、前記操作軸の前記突出部は、車体の側面視において前記クラッチ収容部の上端よりも前方又は後方に位置してもよい。この形態によれば、第2の部分の位置を低くすることが容易となる。その結果、第2の部分もコンパクトにレイアウトすることができ、車体の大型化を抑え易くなる。
本発明の一形態では、前記リンク機構の前記第2の部分は、前記クラッチアクチュエータの出力軸に連結されている第1アームと、前記操作軸の突出部に連結されている第2アームと、車幅方向に延びておりその第1の方向の端部に前記第2アームが連結され、その第2の方向の端部に前記第1アームが連結されている連結部材と、を含んでもよい。この形態によれば、第1アーム、第2アーム、及び連結部材の3つの部材の長さによってクラッチアクチュエータの位置を調節できる。その結果、クラッチアクチュエータのレイアウトについて高い自由度を有する構造が得られる。
本発明の一形態では、前記第1アームと前記第2アームは、前記連結部材から、車体の側面視において互いに直交する2方向にそれぞれ延びてもよい。この形態によれば、クラッチアクチュエータのレイアウトの自由度をさらに増すことができる。
本発明の一形態では、前記連結部材は前記シリンダ部の後方に配置され、前記第2アームは車体の平面視において前記操作軸の前記突出部から前方に延び且つ前記連結部材に連結されてもよい。この形態よれば、第2アームが前方に延びているので、連結部材をシリンダ部に近づけることができる。そのため、クラッチアクチュエータをシリンダ部に近づけることができる。その結果、エンジンユニットとクラッチアクチュエータとをさらにコンパクトにレイアウトでき、車体の大型化を抑えることができる。
本発明の一形態では、前記クラッチアクチュエータはモータを含み、前記モータは、その回転軸の軸線が車体の平面視において前後方向に向くように配置されてもよい。この形態によれば、車幅方向での位置に関してモータをコンパクトにレイアウトでき、車体が車幅方向において大型化することを抑えることができる。
本発明の一形態では、前記クラッチアクチュエータは、車幅方向の中心を挟んで前記クラッチ収容部とは反対側に配置されてもよい。これによれば、クラッチ収容部と車幅方向の中心との間にクラッチアクチュエータが配置される場合に比べて、作業者がクラッチアクチュエータにアクセスしやすくなるので、クラッチアクチュエータのメインテナンス作業が容易になる。
本発明の一形態では、前記クラッチアクチュエータは、車幅方向の中心に対して前記第1の方向に配置されてもよい。これによれば、リンク機構を構成する部材を短くできるので、その部材の撓みを抑えやすくなる。
本発明の一形態では、前記シリンダ部の上部に設けられたシリンダヘッドの後方には吸気部材が配置され、前記クラッチアクチュエータの少なくとも一部は平面視において前記吸気部材よりも前記第2の方向に位置し、前記リンク機構は吸気部材の下方に配置されてもよい。この形態によれば、側面視において吸気部材とクラッチアクチュエータとの距離を小さくすることが可能となり、その結果、車体が上下方向において大型化することを抑えることができる。
本発明の一形態では、前記シリンダ部の上部に設けられたシリンダヘッドにスロットルボディが接続され、前記スロットルボディの少なくとも一部は、前記シリンダ部の後端を通る鉛直線に対して前方に配置され、前記クラッチアクチュエータは前記スロットルボディの前端よりも後方に配置され、前記クラッチアクチュエータの少なくとも一部は前記鉛直線に対して後方に配置されてもよい。この形態によれば、クラッチアクチュエータとの干渉回避のためにスロットルボディの位置が高くなることを抑えることができ、上下方向での車体の大型化を抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 エンジンユニットを示す右側面図である。 エンジンユニットを示す左側面図である。 エンジンユニットを示す平面図である。 クラッチの断面図である。 クラッチアクチュエータとリンク機構とを示す図である。 クラッチアクチュエータのレイアウトの変形例を示す左側面図である。 図7で示される例の平面図である。 クラッチアクチュエータのレイアウトのさらに別の例を示す右側面図である。 図9で示される例の左側面図である。 図9で示される例の平面図である。 クラッチアクチュエータのレイアウトのさらに別の例を示す右側面図である。 図12で示される例の左側面図である。 図13で示される例の平面図である。 図12から図14で示される例の変形例である。
以下、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両について説明する。ここでは鞍乗型車両の例として自動二輪車について説明する。図1は本発明の実施形態に係る自動二輪車1の側面図である。
自動二輪車1は前輪2と後輪3とを有している。前輪2はフロントサスペンション4の下端で支持されている。フロントサスペンション4の上側にはステアリングハンドル5が配置されている。ステアリングハンドル5の右部分及び左部分にはグリップ5aが配置されている。右のグリップ5aはアクセルグリップである。フロントサスペンション4はステアリングシャフト(不図示)を中心にして左右に回転可能となっている。ステアリングシャフトは、車体フレーム6の最前部に設けられているステアリングヘッド6aによって回転可能に支持されている。図1に示す例では、ステアリングハンドル5の後方に燃料タンク7が配置され、燃料タンク7の後方にシート8が配置されている。後輪3はリアアーム13の後端で支持されている。リアアーム13の前端は車体フレーム6に設けられているピボット軸(不図示)によって支持され、後輪3はピボット軸を中心にして上下動可能となっている。自動二輪車1は後輪3の上下動を緩衝するためのリアサスペンション11を備えている。リアサスペンション11の後端はリアアーム13に取り付けられている。前輪2と後輪3との間にエンジンユニット20が配置されている。一例では、リアサスペンション11の前端は、図1に示すように、エンジンユニット20に取り付けられる。
図2乃至図4はエンジンユニット20を示す図である。図2は右側面図であり、図3は左側面図であり、図4は平面図である。図5はエンジンユニット20が備えるクラッチ30の断面図である。図6はクラッチ30を操作するクラッチアクチュエータ60及びリンク機構Liを示す図である。図6(a)は平面図であり、図6(b)は側面図である。
図2に示すように、エンジンユニット20は、その前部に、シリンダが形成されているシリンダ部23を有している。シリンダにはピストン22が配置されている。シリンダ部23はシリンダ軸線が上下方向にのびるような姿勢で配置されている。シリンダ部23の一例は、図2に示すように、鉛直方向に対して前方に傾斜している。シリンダ部23の姿勢はこれに限られない。例えば、シリンダ部23は鉛直に配置されてもよいし、水平に配置されてもよい。シリンダ部23の上側にはシリンダヘッド24が配置されている。シリンダヘッド24は、シリンダの燃焼室に繋がる吸気ポート、排気ポートを有している。シリンダヘッド24の上側にはヘッドカバー24aが配置されている。
シリンダヘッド24にはシリンダの燃焼室に空気を供給するための吸気部材が接続されている。吸気部材はスロットルボディ51と、スロットルボディ51に接続されているエアクリーナ52とを有している。図4に示すように、スロットルボディ51は、吸気通路を構成するダクト部51aと、吸気通路に配置され空気量を調整するスロットルバルブとを有している。ここで説明する例では、シリンダ部23は2つシリンダを有している。そのため、スロットルボディ51は2つのシリンダにそれぞれ繋がる2つのダクト部51aを有している。スロットルボディ51にはスロットルバルブを動かすためのアクチュエータが設けられてもよい。
図2に示すように、ここで説明する例のスロットルボディ51とエアクリーナ52はシリンダヘッド24の後方に配置されている。詳細には、スロットルボディ51はシリンダヘッド24から後方かつ上方に斜めに延びている。エアクリーナ52はスロットルボディ51に接続され、シリンダヘッド24の後方に配置されている。スロットルボディ51とエアクリーナ52のレイアウトは、これに限られない。例えば、エアクリーナはシリンダヘッド24の上方に配置されてもよい。
エンジンユニット20は、コンロッド22aを介してピストン22に連結されているクランクシャフト21を有している。クランクシャフト21はシリンダ部23の下方に配置されている。クランクシャフト21の端部(具体的には、左端部)にはオルタネーター27が取り付けられている(図3参照)。
エンジンユニット20は、その後部に、変速機40(図3参照)とクラッチ30(図2及び4参照)とを有している。変速機40は、図3に示すように、複数の変速段(例えば、1速から5速や、1速から6速など)にそれぞれ対応している複数の変速ギア41を有している(図3においては1つの変速ギア41のみが例として示されている)。変速ギア41はメイン軸44に設けられている。また、変速機40は、メイン軸44と平行に配置されるドライブ軸45と、ドライブ軸45に設けられ複数の変速段にそれぞれ対応している複数の変速ギア42とを有している(図3においては1つの変速ギア42のみが例として示されている)。変速ギア41,42は軸方向に移動可能な可動ギアを含み、可動ギアが隣接する別の変速ギアと係合することにより、各変速段が形成される。変速機40は可動ギアを軸方向に移動させるためのシフトドラム46(図3参照)とシフトフォーク(不図示)とを有している。ドライブ軸45の端部にはチェーンを介して後輪3に繋がっているスプロケット45aが取り付けられている。スプロケット45aはエンジンユニット20の側面に取り付けられるカバー9によって覆われている。クランクシャフト21の回転(トルク)は、クラッチ30、変速機40及びチェーンを介して後輪3に伝えられる。すなわち、クランクシャフト21の回転は、クランクシャフト21に形成されている減速ギア21aとクラッチ30が有する減速ギア(後述するクラッチハウジング31に設けられている減速ギア31a)とを介してクラッチ30に伝えられる。クラッチ30が係合状態にあるとき(すなわち駆動部材と被駆動部材とが摩擦係合しているとき)、クラッチ30の回転はメイン軸44に伝えられる。メイン軸44の回転は変速ギア41,42を介してドライブ軸45に伝えられる。ドライブ軸45の回転はスプロケット45aとチェーンとを介して後輪3に伝えられる。ドライブ軸45の端部には、スプロケット45aに替えて、ベルトを介して後輪3に繋がるプーリや、シャフトを介して後輪3に繋がるギアが設けられてもよい。
図4に示すように、クラッチ30はメイン軸44上に配置されている。クラッチ30は変速機40に対して車幅方向の外方に位置している。ここで説明する例では、クラッチ30は変速機40に対して右方向に位置している(「右方向」は請求項における「第1の方向」に対応している)。クラッチ30は車幅方向の中心Cwから離れて配置されている。
クラッチ30は、クランクシャフト21と一体的に回転しメイン軸44に対しては自由に回転可能な駆動部材と、メイン軸44と一体的に回転する被駆動部材と、駆動部材又は被駆動部材と一体的に回転する摩擦部材とを有している。また、クラッチ30は、軸方向において移動可能に設けられ摩擦部材を被駆動部材に押しつけるためのプレッシャ部材を有している。クラッチ30が係合状態(摩擦部材が被駆動部材に押しつけられている状態)にあるとき、クランクシャフト21の回転が変速機40に伝えられる。また、クラッチ30が非係合状態(摩擦部材が被駆動部材に押しつけられていない状態)にあるとき、クランクシャフト21の回転の変速機40への伝達が遮断される。
ここで説明する例のクラッチ30は、図5に示すように、クラッチハウジング31(駆動部材)と、クラッチハウジング31の内側に配置されるクラッチボス32(被駆動部材)とを有している。クラッチハウジング31には減速ギア31aが設けられている。減速ギア31aはクランクシャフト21が有する減速ギア21a(図2参照)と一体的に回転する。一例では、減速ギア31aは減速ギア21aと噛み合っている。減速ギア21aから減速ギア31aへの回転の伝達はアイドルギアやチェーンを介して実現されてもよい。ここで説明する例のクラッチ30は多板クラッチである。クラッチ30は、図5に示すように、クラッチハウジング31と一体的に回転する複数のフリクションプレート34(摩擦部材)と、クラッチボス32と一体的に回転する複数のクラッチプレート35とを有している。クラッチ30はフリクションプレートを1枚だけ有する単板クラッチでもよい。クラッチ30はプレッシャ部材33を有している。プレッシャ部材33は軸方向において移動可能であり、フリクションプレート34とクラッチプレート35とをクラッチボス32に向けて押す。
自動二輪車1はプレッシャ部材33を軸方向において動かすためのクラッチアクチュエータ60(図4参照)を有している。また、自動二輪車1は、クラッチアクチュエータ60とプレッシャ部材33とを連結しているリンク機構Li(図4及び図5参照)を有している。図5に示すように、リンク機構Liはクラッチ30に対して右方向に配置されている操作軸64を有している(操作軸64は請求項の「第1の部分」に対応している)。プレッシャ部材33の中心部には、メイン軸44の軸方向にプレッシャ部材33とともに移動可能な可動部材37が取り付けられている。可動部材37はベアリング33aを介してプレッシャ部材33によって支持されており、プレッシャ部材33に対して相対回転可能となっている。
操作軸64は、回転することにより、可動部材37及びプレッシャ部材33を軸方向に動かすことができる。ここで説明する例では、操作軸64の下部に形成されているギア64aは、可動部材37に形成されたラック37aに噛み合っている。そのため、操作軸64が回転することにより、可動部材37とプレッシャ部材33とが軸方向に動く。操作軸64には、ギア64aに替えて、操作軸64の回転により可動部材37を軸方向に押すためのカムが形成されてもよい。リンク機構Liは、後述するように、操作軸64に加えて、連結ロッド63や、アーム61,62を有している。これらについては後において詳説する。
図5に示す例のクラッチ30は、プレッシャ部材33をクラッチボス32に向けて押しているクラッチスプリング36を有している。したがって、クラッチアクチュエータ60が作動していない状態では、プレッシャ部材33はクラッチスプリング36の力を受けてプレート34,35をクラッチボス32に押しつけており、そのためクラッチ30は係合状態にある。クラッチアクチュエータ60は、クラッチスプリング36の力に抗して、プレッシャ部材33をクラッチボス32から離れる方向に動かすことにより、クラッチ30は非係合状態となる。
クラッチ30はクラッチスプリング36を有していなくてもよい。この場合、クラッチアクチュエータ60がリンク機構Liを介してプレッシャ部材33をクラッチボス32に向けて押すことにより、クラッチ30は係合状態となる。クラッチアクチュエータ60がその押す力を解消することにより、プレッシャ部材33はクラッチボス32から離れ、クラッチ30は非係合状態となる。
エンジンユニット20は、クランクシャフト21、変速機40、及びクラッチ30を収容しているケース25を有している(図2及び図3参照)。ケース25の前部にクランクシャフト21とオルタネーター27とが配置されている。ケース25は、その後部に、クラッチ30を収容しているクラッチ収容部25Aと、変速機40を収容している変速機収容部25Bとを有している(図4参照)。クラッチ30は、メイン軸44に設けられている変速ギア41よりも大きな径を有している。そのため、クラッチ収容部25Aは、図3に示すように、側面視において変速機収容部25Bよりも上方に位置している部分を有している(以下において、この部分を上部25aと称する)。
本明細書において、上部25aは、変速機収容部25Bの上面部25bよりも上方に張り出している部分である。したがって、例えば変速機収容部25Bの上面部25bの後部(例えばシフトドラム46を覆っている部分)がクラッチ収容部25Aと同程度の高さまで膨らんでいる形態においては、上面部25bの前部よりも上方に張り出している部分がクラッチ収容部25Aの上部25aである。つまり、クラッチ収容部25Aは、その一部に変速機よりも上方に位置する部分を含んでいればよい。
ケース25は、例えば上下方向において互いに組み合わされる上ケースAと下ケースBとによって構成される(図2参照)。また、ケース25は、ケースA,Bの後部の右側に取り付けられクラッチ30を覆うクラッチカバーC(図2及び図4参照)と、ケースA,Bの左側に取り付けられオルタネーター27を覆うオルタネーターカバーD(図3参照及び図4)とを有している。クラッチ収容部25AはケースA,Bの右部分とクラッチカバーCとによって構成される。変速機収容部25BはケースA,Bの後部に設けられる。上ケースAはシリンダ部23と一体的に形成されていてもよい。
クラッチアクチュエータ60は、車体の側面視においてケース25の上方に配置されている(図3参照)。また、クラッチアクチュエータ60は、図4に示すように、クラッチ収容部25Aの上部25aから左方向に離れて配置されている(「左方向」は請求項における「第2の方向」に対応している)。クラッチアクチュエータ60は、車体の側面視において、その一部がクラッチ収容部25Aの上部25aと重なるように配置されている。ここで説明する例では、クラッチアクチュエータ60は、その後部(具体的には後述する電動モータ60a)がクラッチ収容部25Aの上部25aと重なるように配置されている(図3参照)。クラッチアクチュエータ60は、側面視において、その全体がクラッチ収容部25Aの上部25aと重なるように配置されてもよい。
クラッチアクチュエータ60のこのレイアウトによれば、クラッチアクチュエータ60の位置を低くでき、エンジンユニット20とクラッチアクチュエータ60とをコンパクトにレイアウトできる。その結果、車体の大型化を抑えながら、ケース25の上方に配置される他の部品・装置とクラッチアクチュエータ60との干渉を避けることが容易となる。ここで説明する例においては、ケース25の後部の上方に、スロットルボディ51とエアクリーナ52とを含む吸気部材が配置されている。図3に示すように、クラッチアクチュエータ60は、側面視において、吸気部材とケース25との間に配置されている。したがって、クラッチアクチュエータ60の上述のレイアウトによれば、車両が大型化することを抑制しながらクラッチアクチュエータ60と吸気部材との干渉を避けることが容易となっている。
ここで説明する例では、エアクリーナ52の前面52aにスロットルボディ51が接続されている。エアクリーナ52の前面52aはスロットルボディ51との接続部分から後方かつ下方に斜めに延びている。図3に示すように、車体の側面視において、クラッチアクチュエータ60は、シリンダ部23の後面と、スロットルボディ51と、エアクリーナ52の前面52aとエアクリーナ52の下面52bと、ケース25の上面とによって囲まれるスペースに配置されている。後において説明するように、ここで説明する例のクラッチアクチュエータ60は、その前部にギアケース60cを有し、後部に電動モータ60aを有している。車体の側面視において、ギアケース60cの縦幅は電動モータ60aの縦幅(径)よりも大きい。そして、スロットルボディ51がシリンダヘッド24から後方かつ上方に斜めに延びるように配置されることによって形成されるスロットルボディ51の下方のスペースにギアケース60cが配置されている。また、ここで説明する例では、ギアケース60cは車体の側面視においてエアクリーナ52の下端52cよりも前方に位置している。リンク機構Liは後述するように連結ロッド63とアーム61,62とを有し、これらの部材はケース25の上方に配置され、且つ吸気部材(より具体的にはスロットルボディ51)の下方に配置されている。
スロットルボディ51の少なくとも一部はシリンダ部23の後端を通る鉛直線Lv2に対して前方に位置している。図3の例では、スロットルボディ51は鉛直線Lv2に対して前方にずれて配置されている。すなわち、前後方向におけるダクト部51aの中心Pは鉛直線Lv2よりも前方に位置している。一方、クラッチアクチュエータ60はスロットルボディ51の前端よりも後方に位置し、その少なくとも一部は鉛直線Lv2よりも後方に位置している。図3の例では、クラッチアクチュエータ60は鉛直線Lv2に対して後方にずれて配置されている。すなわち、クラッチアクチュエータ60の前後方向の中心は鉛直線Lv2よりも後方に位置している。クラッチアクチュエータ60とスロットルボディ51のこのレイアウトによると、クラッチアクチュエータ60との干渉回避のためにスロットルボディ51の位置が高くなることを抑えることができ、上下方向での車体の大型化を抑えることができる。なお、クラッチアクチュエータ60とスロットルボディ51は鉛直線Lv2と重なっていてもよいし、ククラッチアクチュエータ60の全体が鉛直線LV2より後方に位置し、スロットルボディ51の全体が鉛直線Lv2よりも前方に位置してもよい。
クラッチアクチュエータ60は、車体の平面視において、吸気部材(具体的には、スロットルボディ51)に対して左方向にずれて配置されている(図4参照)。すなわち、クラッチアクチュエータ60の一部はスロットルボディ51よりも左方向に位置している。リンク機構Liはスロットルボディ51の下方に位置している。これによると、車体の側面視において、スロットルボディ51とクラッチアクチュエータ60との距離を小さくでき、車体が上下方向において大型化することを抑えることができる。
図3に示すように、ここで説明する例では、クランクシャフト21の回転中心とドライブ軸45の回転中心とを結ぶ直線はメイン軸44よりも下方に位置している。このため、クランクシャフト21の回転中心とドライブ軸45の回転中心との距離を低減でき、エンジンユニット20の前後方向での幅を低減できる。また、クランクシャフト21の回転中心とドライブ軸45の回転中心とを結ぶ直線がメイン軸44よりも下方に位置しているので、クラッチ収容部25Aに対して左方向に比較的大きなスペースを形成できる。その結果、クラッチアクチュエータ60を配置し易くなり、エンジンユニット20とクラッチアクチュエータ60とをコンパクトにレイアウトすることが容易となる。
ここで説明する例のクラッチアクチュエータ60は、車体の平面視で車幅方向の中心Cwを挟んでクラッチ収容部25Aとは反対側に配置されている。このレイアウトによると、作業者がクラッチアクチュエータ60にアクセスし易くなるので、クラッチアクチュエータ60のメインテナンス作業が行い易くなる。図4に示す例では、クラッチ収容部25Aは車幅方向の中心Cwに対して右方向に位置し、クラッチアクチュエータ60は車幅方向の中心Cwに対して左方向に配置されている。
クラッチアクチュエータ60の少なくとも一部はケース25の上方に位置している。ここで説明する例では、クラッチアクチュエータ60の一部は、クラッチ収容部25Aに対して左方向に位置する部分(変速機収容部25B及びオルタネーター27を収容している部分)の上方に位置している。
クラッチアクチュエータ60の残りの部分は、ケース25の後部の側面25c(言い換えると、変速機収容部25Bの側面、図4においては左側面)よりも車幅方向の外方に位置している。このレイアウトによると、作業者がクラッチアクチュエータ60にさらにアクセスし易くなるので、そのメインテナンス作業がさらに行い易くなる。図4に示す例では、クラッチアクチュエータ60の上述の残りの部分は、カバー9の上方に位置している。また、クラッチアクチュエータ60は、その平面視において、カバー9の外面9aよりも車幅方向の中心寄りに位置している。クラッチアクチュエータ60のレイアウトは、これに限られない。例えば、クラッチアクチュエータ60の全体がケース25の側面25cよりも車幅方向の中心Cw寄りに位置してもよい。すなわち、クラッチアクチュエータ60の全体が変速機収容部25Bの上方に位置してもよい。
クラッチアクチュエータ60は、例えば、ケース25に取り付けられている又はケース25に一体的に形成されている取付部によって支持される。また、クラッチアクチュエータ60はシリンダ部23や車体フレーム6に取り付けられている取付部によって支持されてもよい。
ここで説明する例では、クラッチアクチュエータ60の一部は、平面視において、シリンダ部23の側面及びシリンダヘッド24の側面24b(ここで説明する例では左側面)よりも車幅方向の外方に位置している(図4参照)。このレイアウトによれば、車両の走行時にクラッチアクチュエータ60に空気が当たりやすくなり、クラッチアクチュエータ60が冷却され易くなる。
ここで説明する例のケース25は、図2及び図4に示すように、その後部(具体的には、変速機収容部25B)から上方に突出しリアサスペンション11の前端を支持するサスペンション支持部25dを有している。リアサスペンション11は車幅方向の中心Cwに配置されている。クラッチアクチュエータ60はサスペンション支持部25dを挟んでクラッチ収容部25Aとは反対側に配置されている。
クラッチアクチュエータ60は、図6に示すように出力軸60bを有している。出力軸60bはリンク機構Liを介してクラッチ30のプレッシャ部材33に連結されている。リンク機構Liは、ケース25の上側に配置され車幅方向に延びている連結部材を含んでいる。連結部材は、例えば、図6に示すようにロッドである(以下においてこのロッドを連結ロッド63と称する)。連結部材はワイヤーでもよい。このようなリンク機構Liを利用することにより、クラッチアクチュエータ60のレイアウトの自由度を増すことができる。例えば、連結部材の長さを調節することで、車幅方向におけるクラッチアクチュエータ60の位置を望ましい位置に設定できる。
上述したように、リンク機構Liの操作軸64はクラッチ30の右方向に位置している。クラッチアクチュエータ60は、クラッチ30を収容しているクラッチ収容部25Aから左方向に離れて位置している。したがって、それらを連結する連結部材はクラッチ30を車幅方向に跨いでいる。連結部材は上述したようにロッドやワイヤーであり、その断面は、クラッチアクチュエータ60の断面よりも小さい(ここでの「断面」は車幅方向に直交する切断面で得られる断面である)。このように、クラッチ30を挟んで互いに反対側に配置されるクラッチアクチュエータ60と操作軸64とを断面の小さな連結部材を通して連結するので、クラッチアクチュエータ60、リンク機構Li、及びエンジンユニット20(より具体的にはクラッチ収容部25A)をコンパクトにレイアウトできる。
リンク機構Liは、図6に示すように、連結ロッド63の両端部にそれぞれ取り付けられているアーム61,62を有している(連結ロッドとアーム61,62は請求項の「第2の部分」に対応している)。第1アーム61は連結ロッド63の左端部に連結され、第2アーム62は連結ロッド63の右端部に連結されている。アーム61,62は、車体の側面視において、連結ロッド63の延伸方向(車幅方向)に対して交差する方向に延びている。これにより、クラッチアクチュエータ60のレイアウトの自由度をさらに増すことができる。例えば、アーム61,62の長さを調節することで、上下方向及び/又は前後方向におけるクラッチアクチュエータ60の位置を望ましい位置に設定できる。
具体的には、リンク機構Liは、クラッチアクチュエータ60の出力軸60bからその半径方向に延びている第1アーム61を有している。第1アーム61は出力軸60bとともに回転する。第1アーム61は、連結ロッド63の一方の端部に対して相対回転可能に連結されている。また、リンク機構Liは、上述の操作軸64からその半径方向に延びている第2アーム62を有している。第2アーム62は操作軸64とともに回転する。第2アーム62は、連結ロッド63の他方の端部に対して相対回転可能に取り付けられている。
ここで説明する例では、出力軸60bと操作軸64は、車体の側面視においてその軸線を通る仮想線が互いに直交するように配置されている。そのため、第1アーム61と第2アーム62は、車体の側面視において互いに直交する2方向にそれぞれ延びている。具体的には、第1アーム61と第2アームのうち一方のアームは車体の平面視において前後方向に延びており、他方のアームは、一方のアームに直交する方向(具体的には上下方向)に延びている。そのため、アーム61,62のそれぞれの長さを調節することにより、前後方向及び上下方向におけるクラッチアクチュエータ60の位置を望ましい位置に設定できる。
図6の例では、アクチュエータ60の出力軸60bの軸線は前後方向に沿っており、第1アーム61は、上下方向に延びている。第1アーム61の長さを調節することにより、上下方向におけるクラッチアクチュエータ60の位置を望ましい位置に設定できる。一方、操作軸64は概ね上下方向に延びており、第2アーム62は前後方向に延びている。第2アーム62の長さを調節することにより、前後方向におけるクラッチアクチュエータ60の位置を望ましい位置に設定できる。
2つのアーム61,62のレイアウトは、図6に示す例に限られない。例えば、第1アーム61が前後方向に延びるように配置され、第2アーム62が上下方向に延びるように配置されもよい。また、第1アーム61と第2アーム62は平行に配置されもよい。言い換えると、第1アーム61が動く平面と第2アーム62が動く平面とが平行であってもよい。
操作軸64は、図2及び図5に示すように、クラッチ収容部25Aに形成された開口25eを通って、クラッチ収容部25Aからその上方に突出している(以下においてクラッチ収容部25Aから突出している部分を突出部64bと称する)。突出部64bの上端は、側面視において、クラッチ収容部25Aに対して上方に位置している。突出部64bは、第2アーム62、連結ロッド63及び第1アーム61を介してクラッチアクチュエータ60の出力軸60bに連結されている。開口25eはクラッチ収容部25Aの上面に形成されてもよいし、クラッチ収容部25Aの側面に形成されてもよい。
上述したように、クラッチアクチュエータ60の一部は、側面視において、クラッチ収容部25Aの上部25aと重なるように配置されている。この構造によると、例えばクラッチアクチュエータの全体が上部25aよりも上方に配置されている構造に比して、クラッチアクチュエータ60の位置が低くなる。そのため、操作軸64の上方への突出量、すなわち突出部64bの長さを低減できる。その結果、操作軸64が第2アーム62から力を受けたときに突出部64bが撓むことが抑えられるため、クラッチアクチュエータ60の力を効率的にプレッシャ部材33に伝えることができる。なお、図5に示すように、開口25eの内側には操作軸64を支持するベアリング12aが配置されている。また、操作軸64の下端もベアリング12bによって支持されている。そのため、第2アーム62から操作軸64が力を受けたときに、2つのベアリング12a,12bの間の部分が撓むことはこれら2つのベアリング12a,12bによって抑えられる。
第2アーム62は操作軸64の突出部64bから前方に延びている。連結ロッド63は第2アーム62の前端に連結されている。この構造によると、連結ロッド63の位置をシリンダ部23の背面に近づけることができる。その結果、シリンダ部23の後方に、他の部分又は装置を配置するためのスペースを確保し易くなる。また、前後方向におけるクラッチアクチュエータ60の位置をシリンダ部23に近づけることができ、クラッチアクチュエータ60及びエンジンユニット20をコンパクトにレイアウトできる。第2アーム62の配置はこれに限られず、例えば第2アーム62は突出部64bから後方に延びるように配置されてもよい。
ここで説明する例では、図2に示すように、操作軸64の突出部64bの位置は、側面視において、クラッチ収容部25Aの上端25fに対して前後方向においてずれている。操作軸64のこの配置によると、突出部64bがクラッチ収容部25Aの上端25fから突出する構造に比べて突出部64bの位置を低くできる。その結果、第2アーム62の位置も低くでき、それらの配置に要するスペースを小さくできる。すなわち、第2アーム62をコンパクトにレイアウトできる。図2に示す例では、突出部64bは、側面視において、クラッチ収容部25Aの上端25fに対して後方に位置している。第2アーム62と突出部64bの位置は、上述した例に限られない。例えば、突出部64bはクラッチ収容部25Aの上端25fよりも後方に位置し、第2アーム62は突出部64bから後方に延びてもよい。
操作軸64はクラッチ30の回転中心(メイン軸44)を通る鉛直線Lv1に対して前後方向において傾斜している。これにより、突出部64bの位置はクラッチ収容部25Aの上端25fに対して前後方向にずれる。ここで説明する例では、図2に示すように、操作軸64は鉛直線Lv1に対して後方に傾斜している。その結果、突出部64bはクラッチ収容部25Aの上端25fに対して後方に位置している。
リンク機構Liは例えば次のように動作する。クラッチアクチュエータ60の出力軸60bの回転を受けて第1アーム61が右方向(図6においてD1方向)に回転すると、第2アーム62は操作軸64の軸心を中心に右方向に回転し、操作軸64も回転する。その結果、操作軸64のギア64aに係合している可動部材37とプレッシャ部材33は右方向(クラッチボス32から離れる方向)に移動する。反対に、第1アーム61が左方向(図6においてD2方向)に回転すると、第2アーム62は操作軸64の軸心を中心に左方向に回転し、操作軸64も回転する。その結果、操作軸64のギア64aに係合している可動部材37とプレッシャ部材33は左方向(クラッチボス32に近づく方向)に移動する。
クラッチアクチュエータ60は、図6に示すように、電動モータ60aを有している。また、クラッチアクチュエータ60は、電動モータ60aの回転軸の回転を減速して出力軸60bに伝える1又は複数の減速ギアを有している。クラッチアクチュエータ60は、減速ギアを収容し且つ減速ギアを回転可能に支持しているギアケース60cを有している。電動モータ60aとギアケース60cは互いに固定されている。そのため、アクチュエータ60は、自動二輪車1の製造時に1つの装置として取り扱うことが可能となり、製造作業を容易化できる。また、クラッチアクチュエータ60はエンジンユニット20とは別体であるので、クラッチアクチュエータ60の位置の比較的容易に変更できる。クラッチアクチュエータ60は、クラッチアクチュエータ60の動作量(例えば、電動モータ60aの回転軸の回転角)を検知するための回転センサを備えてもよい。
クラッチアクチュエータ60は、図4及び図6に示すように、電動モータ60aの回転軸の軸線Cr1が、車体の平面視において前後方向に向くように配置されている。電動モータ60aは軸線Cr1の方向に細長い円筒形である。クラッチアクチュエータ60のこのレイアウトによると、車幅方向での位置に関してモータ60aをコンパクトに配置でき、車体が車幅方向において大型化することを抑えることができる。
ここで示す例のクラッチアクチュエータ60は、その前部にギアケース60cを有し、後部に電動モータ60aを有している。ギアケース60cと電動モータ60aは略L字形状を有するように配置されている。すなわち、ギアケース60cは、電動モータ60aの端部からその回転軸の半径方向に延びるように配置される。図4で示す例では、クラッチアクチュエータ60は、ギアケース60cが電動モータ60aから車幅方向の中心に向かって延びるように配置されている。クラッチアクチュエータ60のこのレイアウトによると、クラッチアクチュエータ60の上方に配置される装置や部品(ここで説明する形態ではスロットルボディ51やエアクリーナ52)とクラッチアクチュエータ60とを近づけたり、クラッチアクチュエータ60の下方に配置される装置や部品(具体的には、後において説明するスタータモータ26)とクラッチアクチュエータ60とを近づけることができるので、それらをコンパクトにレイアウトすることができる。その結果、車体の大型化を抑えることができる。
電動モータ60aはギアケース60cの最左部(車幅方向の外側の部分)に取り付けられ、出力軸60bはギアケース60cの最右部(車幅方向の中心側の部分)に設けられている。上述したように、スロットルボディ51は複数(ここで説明する例では2つ)のダクト部51aを有している。クラッチアクチュエータ60は、図4に示すように、平面視において複数のダクト部51aに対して車幅方向の外方(具体的には、左方向)に位置している。より具体的には、クラッチアクチュエータ60の電動モータ60aが左のダクト部51aに対して左方向に位置している。クラッチアクチュエータ60のレイアウトは、これに限られない。例えば、ギアケース60cは電動モータ60aから上方に延びるように配置されてもよい。また、ギアケース60cは電動モータ60aから下方に延びるように配置されてもよい。
図6に示すように、出力軸60bと電動モータ60aは、ギアケース60cから同じ方向に突出している。そのため、電動モータ60aと第1アーム61はギアケース60cに対して同じ側(ここで説明する例では後側)に位置している。これによると、クラッチアクチュエータ60及びリンク機構Liの配置にようするスペースの前後方向での幅を低減できる。
図6に示すように、電動モータ60aは、その回転軸の軸線Cr1とリンク機構Liの操作軸64とが側面視において直交するように配置されている。また、アクチュエータ60の出力軸60bの軸線も、上述したように、リンク機構Liの操作軸64と側面視において直交するように配置されている。電動モータ60aと出力軸60bの配置はこれに限られない。例えば、電動モータ60aは、その回転軸の軸線Cr1とリンク機構Liの操作軸64とが側面視において平行となるように配置されてもよい。また、出力軸60bは、その軸線がリンク機構Liの操作軸64と側面視において直交するように配置されてもよい。
図3に示すように、エンジンユニット20はエンジンを始動するためのスタータモータ26を有している。スタータモータ26はケース25の上部に取り付けられている。また、スタータモータ26はシリンダ部23の後方に位置し且つ変速機収容部25Bよりも前方に位置している。クラッチアクチュエータ60はスタータモータ26の上方に位置している。ここで説明する例では、ギアケース60cがスタータモータ26の上方に位置している。上述したように、スロットルボディ51はシリンダヘッド24から後方かつ上方に延びている。ギアケース60cは、側面視において、スロットルボディ51とスタータモータ26との間に形成されているスペースに配置されている。
電動モータ60aは、その回転軸の軸線Cr1が、車体の側面視において傾斜するように配置されている。具体的には、クラッチアクチュエータ60の前部(ギアケース60c)の位置がクラッチアクチュエータ60の後部(電動モータ60aの後部)の位置よりも高くなるように軸線Cr1は傾斜している。クラッチアクチュエータ60の前部の下方にスタータモータ26が配置されている。クラッチアクチュエータ60の後部の上方にエアクリーナ52の最下部が位置している。つまり、電動モータ60aを傾斜させることにより、クラッチアクチュエータ60と、スタータモータ26と、エアクリーナ52とをコンパクトにレイアウトでき、車体の大型化を抑えることができる。
図7及び図8はクラッチアクチュエータのレイアウトの変形例を示す図である。図7は左側面図であり、図8は平面図である。これらの図では、図2から図6を参照して説明した部分と同一部分には同一符合を付している。以下では、図2から図6を参照して説明した例と異なる点を中心にして説明する。説明のない事項は図2から図6を参照して説明した例と同様である。
図7及び図8では、上述のクラッチアクチュエータ60に替えて、クラッチアクチュエータ160が示されている。クラッチアクチュエータ160は、クラッチアクチュエータ60と同様、電動モータ60a、ギアケース60c、及び出力軸60bを有している。クラッチアクチュエータ160は、その一部が、側面視において、クラッチ収容部25Aの上部25aと重なるように配置されている。クラッチアクチュエータ160は、その前部に電動モータ60aを有し、その後部にギアケース60cを有している(図7参照)。車体の側面視において、ギアケース60cはクラッチ収容部25Aの上部25aと重なっている。
クラッチアクチュエータ160の電動モータ60aはクラッチアクチュエータ160のギアケース60cの前側に位置しているため、車両の走行時に電動モータ60aに空気があたり易くなり、電動モータ60aの冷却性能を増すことができる。特に、ここで説明する例では、電動モータ60aの一部は、図8に示すように、シリンダ部23の側面とシリンダヘッド24の側面24bよりも車幅方向の外方に位置している。このレイアウトによると、電動モータ60aにさらに空気があたり易くなる。
図8に示すように、電動モータ60aは、平面視において、スロットルボディ51のダクト部51aに対して車幅方向の外方に位置している。また、図7に示すように、電動モータ60aは、側面視において、スロットルボディ51の下方に位置している。電動モータ60aの径は、ギアケース60cの車幅方向及び上下方向での幅よりも小さい。そのため、電動モータ60aがギアケース60cの前側に配置されるレイアウトによると、クラッチアクチュエータ160とスロットルボディ51とをコンパクトにレイアウトできる。
上述したように、ギアケース60cは出力軸60bが設けられている。出力軸60bに取り付けられている第1アーム61は出力軸60bから下方に延びている(図8参照)。このようなレイアウトによると、第1アーム61の端部に取り付けられている連結ロッド63の位置が高くなることを抑えることができる。クラッチアクチュエータ160のレイアウトは、これに限られない。第1アーム61は、図2から図6で示した例と同様に、出力軸60bから上方に延びるように配置されてもよい。
図9から図11はエンジンユニット及びクラッチアクチュエータのレイアウトのさらに別の例を示す図である。図9は右側面図であり、図10は左側面図であり、図11は平面図である。ここでは、図2から図6を参照して説明した例と異なる点を中心にして説明する。説明のない事項は図2から図6を参照して説明した例と同様である。
図9から図11では、上述のクラッチアクチュエータ60、エンジンユニット20、スロットルボディ51、及びエアクリーナ52にそれぞれ対応する、クラッチアクチュエータ260、エンジンユニット220、スロットルボディ251、及びエアクリーナ252が示されている。エンジンユニット220は、上述のシリンダ部23、シリンダヘッド24、及びケース25にそれぞれ対応する、シリンダ部223、シリンダヘッド224及びケース225を有している。ここで説明する例では、図2から図6を参照して説明した例と異なり、エアクリーナ252はシリンダヘッド224の上方に位置している。ここで説明する例のシリンダ部223は3つのシリンダを有している。そのため、スロットルボディ251は、図11に示すように、3つの吸気通路がそれぞれ形成された3つのダクト部251aを有している。
ケース225は、上述のケース25と同様、クラッチ収容部225Aを有している。クラッチアクチュエータ260は、車体の側面視において、その一部がクラッチ収容部225Aの上部25aと重なるように配置されている(図10参照)。ここで示す例では、クラッチアクチュエータ260のギアケース60cが側面視においてクラッチ収容部225Aの上部25aと重なっている。これによると、クラッチアクチュエータ260とエンジンユニット220とをコンパクトにレイアウトでき、車体の大型化を抑えることができる。
クラッチアクチュエータ260は、ケース225の上方に位置している。具体的には、図10及び図11に示すように、クラッチアクチュエータ260の後部(ここで説明する例ではギアケース60c)は変速機収容部225Bの上方に位置し、変速機収容部225Bの側面よりも車幅方向の中心Cw寄りに位置している。クラッチアクチュエータ260の前部(ここで説明する例では電動モータ60a)は、ケース225におけるクランクシャフト21やオルタネーター27を収容している部分の上方に位置している。
上述したように、エアクリーナ252はシリンダヘッド224の上方に位置している。そのため、スロットルボディ251(より具体的にはダクト部251a)は、上述のスロットルボディ51よりも大きく上方に傾斜している。図10に示すように、スロットルボディ251の一部はシリンダ部223の後端を通る鉛直線Lv2よりも前方に位置している。具体的には、スロットルボディ251はシリンダ部223の後端を通る鉛直線Lv2に対して前方にずれて配置されている。すなわち、前後方向におけるダクト部251aの中心Pは鉛直線Lv2よりも前方に位置している。一方、クラッチアクチュエータ260は鉛直線Lv2に対して後方にずれて配置されている。すなわち、クラッチアクチュエータ260の前後方向の中心は鉛直線Lv2よりも後方に位置している。図10に示す例では、クラッチアクチュエータ260の全体が鉛直線Lv2よりも後方に位置している。クラッチアクチュエータ260とスロットルボディ251のこのレイアウトによると、クラッチアクチュエータ260との干渉回避のためにスロットルボディ251の位置が高くなることを抑えることができ、上下方向での車体の大型化を抑えることができる。ここで示す例では、図10に示すように、クラッチアクチュエータ260の前端が鉛直線Lv2よりも後方に位置している。クラッチアクチュエータ260の前部は鉛直線Lv2と重なっていてもよい。
図9に示すように、ここで説明する例では、リンク機構Liの操作軸64は、側面視において、クラッチ30の回転中心(メイン軸44)を通る鉛直線に対して前方に傾斜している。そして、操作軸64の突出部64bはクラッチ収容部225Aの上端25fよりも前方に位置している。これにより、突出部64bの位置を下げることができ、クラッチ収容部225Aと、その上方に配置される部品や装置との距離を低減し易くなる。特に図9に示す例では、突出部64bの上端の位置はクラッチ収容部225Aの上端25fよりも低い。
操作軸64の突出部64bに取り付けられている第2アーム62は、突出部64bから車体の平面視において後方に延びている。より具体的には、第2アーム62は、後方かつ上方に斜めに延びている。図9に示す例では、第2アーム62の全体の位置がクラッチ収容部225Aの上端25fよりも低い。そのため、クラッチ収容部225Aと、その上方に配置される部品や装置との距離をさらに低減し易くなる。また、第2アーム62の端部に連結されている連結ロッド63は、車体の側面視において、クラッチ収容部225Aの上端25fよりも前方に位置している。これにより、エンジンユニット220とクラッチアクチュエータ260と連結ロッド63とコンパクトにレイアウトできるので、車体の大型化を抑えることができる。なお、操作軸64の突出部64bはクラッチ収容部225Aの上端25fよりも後方に位置し、第2アーム62及び連結ロッド63もクラッチ収容部225Aの上端25fよりも後方に位置してもよい。この場合にも、エンジンユニット220とクラッチアクチュエータ260と連結ロッド63とコンパクトにレイアウトできるので、車体の大型化を抑えることができる。
図10に示すように、クラッチアクチュエータ260では、電動モータ60aはギアケース60cの前側に配置されている。電動モータ60aは、その軸線の方向が平面視において前後方向に沿うように配置されている。電動モータ60aの下方にスタータモータ26が配置されている(図11参照)。ギアケース60cはスタータモータ26の後方に位置している。換言すると、ギアケース60cの下端の位置はスタータモータ26の最上部よりも低い。このように、クラッチアクチュエータ260は、スタータモータ26の周りのスペースを有効に利用して配置されている。
図11に示すように、ギアケース60cは電動モータ60aの後部から車幅方向の中心Cwに向けて延びるように配置されている。リンク機構Liの第1アーム61は、クラッチアクチュエータ260の出力軸60bから下方に延びている。これにより,連結ロッド63の位置がケース225の上面に近くなるので、ケース225の上方に他の部品や装置を配置するためのスペースを確保し易くなる。
クラッチアクチュエータ260は、シリンダ部223及びシリンダヘッド224の後方に位置している。詳細には、図11に示すように、クラッチアクチュエータ260は、平面視において、シリンダ部223の側面とシリンダヘッド224の側面224aよりも車幅方向の中心Cw寄りに位置している。また、図10に示すように、クラッチアクチュエータ260は、側面視においては、シリンダ部223の後方に位置している。クラッチアクチュエータ260のこのレイアウトによると、車両の走行時にクラッチアクチュエータ260に泥や雨水が付着することを抑えることができる。クラッチアクチュエータ260は、平面視において、ダクト部251aの後方、より詳細には左の2つのダクト部251aの後方に位置している。
図12から図14はクラッチアクチュエータのレイアウトのさらに別の例を示す図である。図12は右側面図であり、図13は左側面図であり、図14は平面図である。ここでは、図2から図6を参照して説明した例と異なる点を中心にして説明する。説明のない事項は図2から図6を参照して説明した例と同様である。
図12から図14では、上述のクラッチアクチュエータ60、エンジンユニット20、スロットルボディ51、及びエアクリーナ52に替えて、クラッチアクチュエータ360、エンジンユニット320、スロットルボディ351、及びエアクリーナ352が示されている。エンジンユニット320は、シリンダ部323、シリンダヘッド324、ケース325を有している。ここで説明する例では、図9から図11を参照して説明した例と同様、エアクリーナ352はシリンダヘッド324の上方に位置している。ここで説明する例のシリンダ部323は、4つのシリンダを有している。したがって、スロットルボディ351は、図14に示すように、4つのシリンダにそれぞれ接続される4つのダクト部351aを有している。
ケース325は、上述のケース25と同様、クラッチ収容部325Aを有している。図12で示されるように、クラッチアクチュエータ360は、側面視において、その一部がクラッチ収容部325Aの上部25aと重なるように配置されている。ここで示す例では、電動モータ60aの全体とギアケース60cの下部がクラッチ収容部325Aの上部25aと重なっている。また、クラッチアクチュエータ360は、ケース325の上方に位置している。具体的には、図13及び図14に示すように、クラッチアクチュエータ360の前部(ここで説明する例ではギアケース60c)が、ケース325におけるクランクシャフト21やオルタネーター27を収容している部分の上方に位置している。
クラッチアクチュエータ360では、上述のクラッチアクチュエータ60と同様、電動モータ60aがギアケース60cの後側に位置している。電動モータ60aは、図2から図6を参照して説明した例と同様に、平面視においてその軸線の方向が前後方向に沿うように配置されている。図12から図14で示す例では、電動モータ60aの軸線は、車体の側面視におちて概ね水平となっている。
図13に示すように、スロットルボディ351はシリンダ部323の後端を通る鉛直線Lv2に対して前方にずれて配置されている。一方、クラッチアクチュエータ360は鉛直線Lv2に対して後方にずれて配置されている。ここで示す例では、クラッチアクチュエータ360の前部は鉛直線Lv2と重なっている。
ギアケース60cは電動モータ60aの前部から上方に延びるように配置されている。これにより、電動モータ60aの位置が低くなり、ケース325の上面に近接する。このようなレイアウトによると、クラッチアクチュエータ360の重心位置が下がるので、その支持構造をケース325に設け易くなる。ここで説明する例では、電動モータ60aは、側面視において、変速機収容部325Bの上方に位置している。
図13に示すように、ギアケース60cはスロットルボディ351(より具体的には、スロットルボディ351に取り付けられているインジェクタ351b)の下方に位置している。アクチュエータ360の出力軸60bはギアケース60cの上部に位置している。リンク機構Liの第1アーム61は、出力軸60bから上方且つ車幅方向の中心に向かって斜めに延びている。
クラッチアクチュエータ360は、平面視において、4つのダクト部351aのうち最も左に位置するダクト部(最も車幅方向の外方に位置するダクト部)の後方に位置している。クラッチアクチュエータ360の前部(ギアケース60cの最前部)は最も左に位置するダクト部351aと、平面視において重なっている。
図15は、図12から図14に示すレイアウトの変形例を示す平面図である。図15では、図12から図14を参照して説明した部分と同一部分には同一符合を付している。ここでは、図12から図14を参照して説明した例と異なる点を中心にして説明する。説明のない事項は図12から図14を参照して説明した例と同様である。
図15では、上述のクラッチアクチュエータ360に替えてクラッチアクチュエータ460が示されている。これまで説明したクラッチアクチュエータ60、160、260、360は車幅方向の中心Cwを挟んでクラッチ収容部25A、225A、325Aとは反対側に配置されていた。図15に示すクラッチアクチュエータ460は、車幅方向の中心Cwに対してクラッチ収容部325Aと同じ側に配置されている。具体的には、クラッチアクチュエータ460とクラッチ収容部325Aは車幅方向の中心Cwに対して右方向に位置している。なお、クラッチアクチュエータ460も、側面視においては、その一部がクラッチ収容部325Aと重なるように配置されている。
これまで説明した例では、クラッチ30は変速機40に対して一方向(具体的には右方向)にのみ配置されていた。しかしながら、本発明は、変速機の両側、すなわち右方向と左方向とにそれぞれ配置される2つクラッチを有するエンジンユニットを備える自動二輪車に適用されてもよい。すなわち、本発明はダブルクラッチトランスミッション(DCT)を有する自動二輪車に適用されてもよい。この場合、クラッチと変速機とを収容するケースは、その右部分と左部分とにクラッチ収容部を有し、それらの間に変速機収容部を有する。このような自動二輪車は、2つのクラッチにリンク機構Liを介してそれぞれ連結される2つのクラッチアクチュエータを備える。2つのクラッチアクチュエータは、例えば2つのクラッチ収容部の間に配置される。また、2つのクラッチアクチュエータは、2つのクラッチ収容部の車幅方向の外側に配置されてもよい。すなわち、左のクラッチを操作するためのクラッチアクチュエータは、左のクラッチ収容部のさらに左方向に配置され、右のクラッチを操作するためのクラッチアクチュエータは、右のクラッチ収容部のさらに右方向に配置されてもよい。
また、これまでに説明した例では、1つのクラッチ30が変速機40に対して車幅方向における一方向(具体的には右方向)に配置されていた。しかしながら、本発明は、2つのクラッチ30が変速機40に対して一方向に配置されるダブルクラッチトランスミッション(DCT)を有する自動二輪車に適用されてもよい。
これまでに説明した例では、2気筒、3気筒、4気筒が並列に配置されたエンジンユニットを有する自動二輪車であった。しかしながら、本発明は単気筒エンジンを有する自動二輪車に適用されてもよい。すなわち、本発明は、シリンダ部に1つのシリンダのみが形成されているエンジンユニットを有する自動二輪車に適用されてもよい。
これまでに説明した例では、2気筒、3気筒、4気筒が並列に配置されたエンジンユニットを有する自動二輪車であった。しかしながら、本発明はV型エンジンを有する自動二輪車に適用されてもよい。すなわち、本発明は、前方に傾斜したシリンダ部と後方に傾斜したシリンダ部とを備えるエンジンユニットを有する自動二輪車に適用されてもよい。この場合、クラッチアクチュエータは、例えば、車体の側面視において、後方に傾斜したシリンダ部の後方に配置される。また、V型エンジンにおいてクラッチが変速機の右方向に配置されている場合には、クラッチアクチュエータはクラッチ収容部から左方向に離れて配置される。
クラッチアクチュエータ60は電動モータ60aの動力を出力軸60bに伝えるギア(すなわちギアケース60cに収容されているギア)を備えていなくてもよい。すなわち、電動モータ60aの回転軸が出力軸60bとして機能してもよい。
以上説明したように、クラッチアクチュエータ60、160、260、360、460は、クラッチ収容部25A、225A、325Aから車幅方向の中心に向いた方向に離れて配置されている。そして、クラッチアクチュエータ60、160、260、360、460は、側面視において、クラッチ収容部25A、225A、325Aの上部25aと部分的に重なるように配置されている。また、クラッチアクチュエータ60、160、260、360、460は、リンク機構Liを介してクラッチ30と連結されている。このような構造によれば、エンジンユニット20、220、320とクラッチアクチュエータ60、160、260、360、460とをコンパクトにレイアウトでき、車体の大型化を抑えながらケース25、225、325の上方に配置される他の部品・装置とクラッチアクチュエータ60との干渉を避けることが容易となる。
1 自動二輪車、20,220,320 エンジンユニット、21 クランクシャフト、25,225,325 ケース、25A,225A,325A クラッチ収容部、25B,225B,325B 変速機収容部、25a 上部、30 クラッチ、37 可動部材、40 変速機、41,42 変速ギア、44 メイン軸、45 ドライブ軸、46 シフトドラム、51,251,351 スロットルボディ、52,252,352 エアクリーナ、60,160,260,360,460,560 クラッチアクチュエータ、60a 電動モータ、60b 出力軸、60c ギアケース、61 第1アーム、62 第2アーム、63 連結ロッド、64 操作軸、64b 突出部、Li リンク機構。

Claims (12)

  1. 前部に配置されているシリンダ部と、後部に配置されている変速機と、前記変速機に対して、車幅方向の外方である第1の方向に配置されているクラッチと、前記変速機を収容している変速機収容部と前記変速機収容部よりも上方に位置している上部を有し前記クラッチを収容しているクラッチ収容部とを有しているケースと、を備えているエンジンユニットと、
    車体の側面視において前記ケースの上方に位置し、前記クラッチ収容部の前記上部に対し前記第1の方向とは反対方向である第2の方向に離れて配置され、車体の側面視において少なくとも一部が前記クラッチ収容部の前記上部と重なっている、前記クラッチを操作するためのクラッチアクチュエータと、
    前記クラッチに対して前記第1の方向に配置される第1の部分と、前記ケースの上方に配置される第2の部分とを含み、それらを介して前記クラッチアクチュエータと前記クラッチとを連結しているリンク機構と、を備える
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記第1の部分は、前記クラッチ収容部から上方に突出している突出部を有する、前記クラッチを操作するための操作軸であり、
    前記第2の部分は、前記操作軸の前記突出部と前記クラッチアクチュエータとを連結している、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  3. 請求項2に記載の鞍乗型車両において、
    前記第2の部分は車幅方向に延びている連結部材を含み、
    前記連結部材は、車体の側面視において前記クラッチ収容部の上端よりも前方又は後方に配置されている、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  4. 請求項2又は3に記載の鞍乗型車両において、
    前記操作軸の前記突出部は、車体の側面視において前記クラッチ収容部の上端よりも前方又は後方に位置している、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  5. 請求項2に記載の鞍乗型車両において、
    前記リンク機構の前記第2の部分は、前記クラッチアクチュエータの出力軸に連結されている第1アームと、前記操作軸の突出部に連結されている第2アームと、車幅方向に延びてており前記第1の方向の端部に前記第2アームが連結され、前記第2の方向の端部に前記第1アームが連結されている連結部材と、を含む、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  6. 請求項5に記載の鞍乗型車両において、
    前記第1アームと前記第2アームは、前記連結部材から、車体の側面視において互いに直交する2方向にそれぞれ延びている、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  7. 請求項5記載の鞍乗型車両において、
    前記連結部材は前記シリンダ部の後方に配置され、
    前記第2アームは車体の平面視において前記操作軸の前記突出部から前方に延び且つ前記連結部材に連結されている、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  8. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記クラッチアクチュエータはモータを含み、
    前記モータは、その回転軸の軸線が車体の平面視において前後方向に向くように配置されている、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  9. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記クラッチアクチュエータは、車幅方向の中心を挟んで前記クラッチ収容部とは反対側に配置されている、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  10. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記クラッチアクチュエータは、車幅方向の中心に対して前記第1の方向に配置されている、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  11. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記シリンダ部の上部に設けられたシリンダヘッドの後方には吸気部材が配置され、
    前記クラッチアクチュエータの少なくとも一部は平面視において前記吸気部材よりも第2の方向に位置し、
    前記リンク機構は吸気部材の下方に配置されている、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  12. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記シリンダ部の上部に設けられたシリンダヘッドにスロットルボディが接続され、
    前記スロットルボディの少なくとも一部は、前記シリンダ部の後端を通る鉛直線に対して前方に配置され、
    前記クラッチアクチュエータは前記スロットルボディの前端よりも後方に配置され、前記クラッチアクチュエータの少なくとも一部は前記鉛直線に対して後方に配置されている、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
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