JP6218507B2 - 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置に関する。
電子写真装置において、繰り返し使用される電子写真感光体には、高い耐摩耗性とともに良好な電位変動特性が求められる。
特許文献1および特許文献2には、電子写真感光体の表面層に重合性官能基を有する電荷輸送性モノマーを硬化させて得られる硬化物を含有させて、電子写真感光体の耐摩耗性を向上させる技術が記載されている。
特開2000−066425号公報 特開2010−156835号公報
本発明の課題は、電荷輸送性モノマーを含む組成物の硬化物を含有する保護層を有する電子写真感光体において、繰り返し使用による電位変動抑制に優れる電子写真感光体、およびその製造方法を提供することにある。
また、本発明の他の課題は、上記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することにある。
本発明は、支持体、該支持体上に形成された電荷発生層、該電荷発生層上に形成された電荷輸送層、および該電荷輸送層上に形成された保護層を有する電子写真感光体であって、
該電荷輸送層が電荷輸送物質を含有し、
該保護層が、下記式(5)で示される電荷輸送性モノマーを含む組成物の硬化物を含有することを特徴とする電子写真感光体。
Figure 0006218507
(式(5)中、rは、0または1である。Ar 21 、Ar 22 、rが0のときのAr 23 (rが0のとき、−Ar 24 は無く、Ar 23 は1価の基である。)、および、Ar 24 は、それぞれ独立に、下記式(6)で示される基、下記式(7)で示される基、または、置換もしくは無置換のアリール基を示す。Ar 21 〜Ar 22 、rが0のときのAr 23 、および、Ar 24 のうち、少なくとも1つは、下記式(6)で示される基であり、かつ、少なくとも1つは、下記式(7)で示される基である。rが1のときのAr 23 (rが1のとき、Ar 23 は2価の基である。)は、下記式(8)で示される基、下記式(9)で示される基、または、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。ただし、Ar 21 〜Ar 24 のうち、少なくとも1つは、下記式(6)で示される基、または、下記式(8)で示される基であり、かつ、少なくとも1つは、下記式(7)で示される基、または、下記式(9)で示される基である。)
Figure 0006218507

(式(6)および(7)中、Ar 31 およびAr 32 は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。式(8)および(9)中、Ar 33 およびAr 34 は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換の3価の芳香族基を示す。R は、置換もしくは無置換のアルキレン基を示す。X 〜X 、Y 〜Y およびZ 〜Z は、それぞれ独立に、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、アルコキシ基、ニトロ基、または、シアノ基を示す。)
また、本発明は、支持体、該支持体上に形成された電荷発生層、該電荷発生層上に形成された電荷輸送層、および該電荷輸送層上に形成された保護層を有する電子写真感光体の製造方法であって、
該製造方法が
下記式(5)で示される電荷輸送性モノマーを含む組成物を含有する保護層用塗布液を調製する工程、および
該保護層用塗布液の塗膜を形成し、該塗膜中の該組成物を硬化させることによって保護層を形成する工程
を有し、
該電荷輸送層が電荷輸送物質を含有する
ことを特徴とする電子写真感光体の製造方法である。
Figure 0006218507
(式(5)中、rは、0または1である。Ar 21 、Ar 22 、rが0のときのAr 23 (rが0のとき、−Ar 24 は無く、Ar 23 は1価の基である。)、および、Ar 24 は、それぞれ独立に、下記式(6)で示される基、下記式(7)で示される基、または、置換もしくは無置換のアリール基を示す。Ar 21 〜Ar 22 、rが0のときのAr 23 、および、Ar 24 のうち、少なくとも1つは、下記式(6)で示される基であり、かつ、少なくとも1つは、下記式(7)で示される基である。rが1のときのAr 23 (rが1のとき、Ar 23 は2価の基である。)は、下記式(8)で示される基、下記式(9)で示される基、または、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。ただし、Ar 21 〜Ar 24 のうち、少なくとも1つは、下記式(6)で示される基、または、下記式(8)で示される基であり、かつ、少なくとも1つは、下記式(7)で示される基、または、下記式(9)で示される基である。)
Figure 0006218507

(式(6)および(7)中、Ar 31 およびAr 32 は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。式(8)および(9)中、Ar 33 およびAr 34 は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換の3価の芳香族基を示す。R は、置換もしくは無置換のアルキレン基を示す。X 〜X 、Y 〜Y およびZ 〜Z は、それぞれ独立に、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、アルコキシ基、ニトロ基、または、シアノ基を示す。)
また、本発明は、上記電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジである。
また、本発明は、上記電子写真感光体、ならびに、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有することを特徴とする電子写真装置である。
本発明によれば、電荷輸送性モノマーを含む組成物の硬化物を含有する保護層を有する電子写真感光体において、繰り返し使用による電位変動抑制に優れる電子写真感光体、およびその製造方法を提供することができる。また、本発明によれば、そのような電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することができる。
電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。 電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す図である。
本発明の電子写真感光体は、電子写真感光体の保護層が、下記(i)または(ii)の硬化物を含有することを特徴とする。
(i)下記式(1)で示される基を1つ以上有し、かつ、下記式(2)で示される基を1つ以上有する電荷輸送性モノマーを含む組成物の硬化物(重合物)。
(ii)重合性官能基を1つ有する電荷輸送物質、および下記式(1)で示される基を1つ以上有し、下記式(2)で示される基を1つ以上有し、かつ、電荷輸送性構造を有さないモノマーを含む組成物の硬化物。
Figure 0006218507
式(1)および式(2)中、Rは、置換もしくは無置換のアルキレン基を示す。X、X、Y、Y、ZおよびZは、それぞれ独立に、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基を示す。
上述のとおり、本発明の電子写真感光体は、繰り返し使用による電位変動抑制に優れる。その理由を、本発明者らは以下のように推測している。
電荷輸送性モノマーは、電荷輸送性モノマーの重合性官能基を重合させて硬化物を形成する。この電荷輸送性モノマーの重合反応がある程度進むと、電荷輸送性構造の自由度が低下しやすい。そして、まだ反応していない重合性官能基が重合反応する際に、電荷輸送性骨格の自由度の低下により、電荷輸送性構造のねじれが生じて、電荷のトラップが起こりやすくなる場合がある。その結果、繰り返し使用による電位変動が生じやすくなると推測している。
一方、式(1)で示される基、および式(2)で示される基をそれぞれ1つ以上有する電荷輸送性モノマーは、ある程度重合反応が進行すると、式(2)で示される基が重合反応し、比較的式(1)で示される基が、反応していない状態で存在すると考えている。それによって、電荷輸送性構造の自由度の低下が抑制させていると考えている。式(1)で示される基は、式(2)で示される基と比べて、−O−CH−CH−で示される部位を有し、折れ曲がりやすいエーテル構造を有していることから、電荷輸送性構造の自由度の低下を抑制していると考えている。そして、まだ反応していない式(1)で示される基が重合反応する際に、電荷輸送性構造をねじるようにして重合反応をすることが抑制されていると考えている。その結果、繰り返し使用による電位変動抑制効果が向上していると推測している。
また、式(1)で示される基、および式(2)で示される基をそれぞれ1つ以上有し、かつ、電荷輸送性構造を有さないモノマーについても、上記電荷輸送性モノマーと同じような作用で、繰り返し使用による電位変動抑制に優れると推測している。すなわち、このモノマーが、式(1)で示される基を有することにより、重合性官能基を1つ有する電荷輸送物質と重合反応する際に、電荷輸送性構造をねじるようにして重合反応をすることが抑制されていると考えている。
式(1)および上記式(2)中、Rは、置換もしくは無置換のアルキレン基を示す。アルキレン基としては、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、ヘプチレン基、オクチレン基、ノナニレン基、デシレン基が挙げられる。置換アルキレン基が有してもよい置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、トリメチルシリル基、トリフルオロメチル基、フッ素原子が挙げられる。上記式(1)中の−O−CH−CH−で示される部分の特異的構造を発揮する観点から、Rは、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、またはヘキシレン基であることが好ましい。
式(1)および上記式(2)中、X、X、Y、Y、ZおよびZは、上記の通りである。アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノナニル基、デシル基が挙げられる。置換アルキル基が有してもよい置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、フェニル基が挙げられる。アリール基としては、例えば、フェニル基、ビフェニル基、フルオレニル基、9,9’−ジメチルフルオレニル基、ナフチル基が挙げられる。置換アリール基が有してもよい置換基は、メチル基、エチル基、プロピル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ニトロ基、シアノ基が挙げられる。アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基が挙げられる。本発明の効果の観点から、X、X、Y、Y、ZおよびZは、いずれも水素原子であることが好ましい。
上記電荷輸送性モノマーが、具体的には、下記式(5)で示されるモノマーであることが好ましい。
Figure 0006218507
式(5)中、rは、0または1である。Ar21〜Ar22、rが0のときのAr23(rが0のとき、−Ar24は無く、Ar23は1価の基である。)、およびAr24は、それぞれ独立に、下記式(6)で示される基、下記式(7)で示される基、または置換もしくは無置換のアリール基を示す。Ar21〜Ar22、rが0のときのAr23、およびAr24のうち、少なくとも1つは下記式(6)で示される基であり、かつ、少なくとも1つは下記式(7)で示される基である。rが1のときのAr23(rが1のとき、Ar23は2価の基である。)は、下記式(8)で示される基、下記式(9)で示される基、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。ただし、Ar21〜Ar22、Ar23、およびAr24のうち、少なくとも1つは下記式(6)で示される基、または下記式(8)で示される基であり、かつ、少なくとも1つは下記式(7)で示される基、または下記式(9)で示される基である。
Figure 0006218507
式(6)および(7)中、Ar31、Ar32は、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。式(8)および(9)中、Ar33、Ar34は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換の3価の芳香族基を示す。Rは、置換もしくは無置換のアルキレン基を示す。X〜X、Y〜YおよびZ〜Zは、それぞれ独立に、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基を示す。
アリール基としては、例えば、フェニル基、ビフェニリル基、フルオレニル基、9,9’−ジメチルフルオレニル基、ナフチル基が挙げられる。置換アリール基の置換基としては、メチル基、例えば、エチル基、プロピル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ニトロ基、シアノ基が挙げられる。アリーレン基としては、フェニレン基、ビフェニリレン基、フルオレニレン基、9,9’−ジメチルフルオレニレン基、ナフチレン基が挙げられる。置換アリーレン基の置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ニトロ基、シアノ基が挙げられる。3価の芳香族基としては、下記式(10)〜(13)で示される基が挙げられる。置換の3価の芳香族基の置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ニトロ基、シアノ基が挙げられる。
Figure 0006218507
上記電荷輸送性モノマーは、組成物の全質量に対して、1質量%以上100質量%以下で含有させることが好ましい。より好ましくは、5質量%以上100質量%以下である。上記電荷輸送性モノマーに加えて、併用する電荷輸送性モノマーとしては、とくに制限はない。電子写真特性や相溶性が良好となる点から、前記式(1)で示される基を有さず、かつ、前記式(2)で示される基を2つ以上有する電荷輸送性モノマーが好ましい。
上記(ii)の重合性官能基を有する電荷輸送物質に関して、重合性官能基としては、前記式(1)で示される基であることが好ましい。また、重合性官能基を1つ有する電荷輸送物質であることが好ましい。電荷輸送物質の電荷輸送性構造としては、例えば、トリアリールアミン構造、ヒドラゾン構造、またはスチルベン構造が挙げられる。
(ii)において、式(1)で示される基を1つ以上有し、式(2)で示される基を1つ以上有し、かつ、電荷輸送性構造を有さないモノマーは、式(1)で示される基を1つ有し、式(2)で示される基を2つ有するものが好ましい。
(ii)において、式(1)で示される基を1つ以上有し、式(2)で示される基を1つ以上有し、かつ、電荷輸送性構造を有さないモノマーは、組成物の全質量に対して、1質量%以上50質量%以下で含有させることが好ましい。このモノマーに加えて、さらに、式(1)で示される基を有さず、式(2)で示される基を2つ以上有し、かつ、電荷輸送性構造を有さないモノマーを組成物に含有させてもよい。
保護層は、上述の組成物を含有する保護層用塗布液の塗膜を形成し、塗膜中の組成物を硬化させることによって形成することができる。
上記式(1)で示される基と、上記式(2)で示される基とを少なくとも1つずつ有する電荷輸送性モノマーは、以下のようにして合成可能である。例えば、特開2000−066425号公報、特開2010−156835号公報に記載されている合成方法において、適当なカルボン酸およびカルボン酸2−ヒドロキシエチルを用いて合成することが可能である。下記式(1)で示される基を1つ以上有し、下記式(2)で示される基を1つ以上有し、かつ、電荷輸送性構造を有さないモノマーは、以下のようにして合成可能である。たとえば、ヒドロキシ基を1つないし複数有する化合物と、適当なカルボン酸およびカルボン酸2−ヒドロキシエチルを用いて合成することが可能である。
以下に、式(1)で示される基と、式(2)で示される基とを少なくとも1つずつ有する電荷輸送性モノマーの具体例(例示化合物)を挙げる。
Figure 0006218507
Figure 0006218507
Figure 0006218507
以下に、式(1)で示される基を1つ以上有し、式(2)で示される基を1つ以上有し、かつ、電荷輸送性構造を有さないモノマーの具体例(例示化合物)を挙げる。
Figure 0006218507
これらの中でも、例示化合物(A−15)が好ましい。
以下に、式(1)で示される基を有さず、かつ、式(2)で示される基を2つ以上有する電荷輸送性モノマーの具体例を示す。
Figure 0006218507
本発明の電子写真感光体は、支持体、該支持体上に形成された電荷発生層、該電荷発生層上に形成された電荷輸送層、および該電荷輸送層上に形成された保護層を有する。
図1は、電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。図1中、電子写真感光体は、支持体101を有し、電荷発生層102を有し、電荷輸送層103を有し、保護層104を有する。また、必要に応じて、支持体と感光層(電荷発生層、電荷輸送層)との間に、後述の導電層や下引き層を設けてもよい。
電子写真感光体に用いられる支持体としては、導電性を有するもの(導電性支持体)が好ましい。例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼などの金属または合金製の支持体が挙げられる。アルミニウムまたはアルミニウム合金製の支持体の場合は、ED管、EI管や、これらを切削、電解複合研磨、湿式または乾式ホーニング処理した支持体を用いることもできる。また、金属製支持体、樹脂製支持体上にアルミニウム、アルミニウム合金、酸化インジウム−酸化スズ合金などの導電材料の薄膜を形成して、支持体として用いてもよい。
支持体の表面は、切削処理、粗面化処理、アルマイト処理などを施してもよい。
また、カーボンブラック、酸化スズ粒子、酸化チタン粒子、銀粒子などの導電性粒子を樹脂などに含浸させて形成された支持体や、導電性樹脂製の支持体を用いることもできる。
支持体と、電荷発生層または後述の下引き層との間には、導電性粒子および結着樹脂を含有する導電層を設けてもよい。
導電層は、導電性粒子を結着樹脂および溶剤とともに分散処理して得られる導電層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を乾燥および/または硬化させることによって形成することができる。
導電層に用いられる導電性粒子としては、例えば、カーボンブラックや、アセチレンブラックや、アルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、銀などの金属の粒子や、酸化スズ、ITOなどの金属酸化物の粒子などが挙げられる。
導電層に用いられる樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ブチラール樹脂、ポリアセタール、ポリウレタン、ポリエステル、ポリカーボネート、メラミン樹脂が挙げられる。
導電層用塗布液に用いられる溶剤としては、例えば、エーテル系溶剤、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤が挙げられる。
導電層の膜厚は、0.2μm以上40μm以下であることが好ましく、5μm以上40μm以下であることがより好ましい。
支持体または導電層と、電荷発生層との間には、下引き層を設けてもよい。
下引き層は、樹脂を含有する下引き層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を乾燥または硬化させることによって形成することができる。
下引き層に用いられる樹脂としては、例えば、ポリアクリル酸、メチルセルロース、エチルセルロース、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリアミド酸、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタンが挙げられる。
下引き層には、上述の導電性粒子、半導電性粒子、電子輸送物質、電子受容性物質を含有させることもできる。
下引き層用塗布液に用いられる溶剤としては、例えば、エーテル系溶剤、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤などが挙げられる。
下引き層の膜厚は、0.05μm以上40μm以下であることが好ましく、0.4μm以上20μm以下であることがより好ましい。
支持体、導電層または下引き層上には、電荷発生層が形成される。
電子写真感光体に用いられる電荷発生物質としては、例えば、ピリリウム、チアピリリウム系染料、フタロシアニン化合物、アントアントロン顔料、ジベンズピレンキノン顔料、ピラントロン顔料、アゾ顔料、インジゴ顔料、キナクリドン顔料、キノシアニン顔料が挙げられる。これらの中でも、ガリウムフタロシアニンが好ましい。さらには、高感度の観点から、ヒドロキシガリウムフタロシアニンが好ましく、その中でも、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θの7.4°±0.3°および28.2°±0.3°に強いピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶が好ましい。
電荷発生層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリカーボネート、ポリエステル、ブチラール樹脂、ポリビニルアセタール、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、尿素樹脂が挙げられる。これらの中でも、ブチラール樹脂が好ましい。これらの樹脂は、1種のみを使用してもよく、混合または共重合体として2種以上を併用してもよい。
電荷発生層は、電荷発生物質を結着樹脂および溶剤とともに分散処理して得られる電荷発生層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を乾燥させることによって形成することができる。また、電荷発生層は、電荷発生物質の蒸着膜であってもよい。
電荷発生層において、電荷発生物質と結着樹脂との割合は、電荷発生物質1質量部に対して、結着樹脂が0.3質量部以上4質量部以下であることが好ましい。
また、分散処理方法としては、例えば、ホモジナイザー、超音波、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミルを用いた方法が挙げられる。
電荷発生層用塗布液に用いられる溶剤は、例えば、アルコール系溶剤、スルホキシド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤が挙げられる。
電荷発生層の膜厚は、0.01μm以上5μm以下であることが好ましく、0.1μm以上1μm以下であることがより好ましい。
また、電荷発生層には、必要に応じて、種々の増感剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤を添加することもできる。
電荷輸送層は、電荷輸送物質および結着樹脂を溶剤に溶解させることによって得られる電荷輸送層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を乾燥させることによって形成することができる。
電荷輸送層に用いられる電荷輸送物質としては、例えば、トリアリールアミン化合物、ヒドラゾン化合物、スチルベン化合物、ピラゾリン化合物、オキサゾール化合物、チアゾール化合物、トリアリールメタン化合物が挙げられる。
電荷輸送物質の中でも、下記式(3)で示されるようなスチルベン化合物が好ましい。このスチルベン化合物は、優れた移動度を有するものの、従来の保護層とのイオン化ポテンシャルのずれが大きかったため、保護層を設けた場合に、十分な電位変動特性を得られない場合がある。しかしながら、上記組成物の硬化物を含有する保護層を設け、このスチルベン化合物を含有する電荷輸送層を併用した場合、イオン化ポテンシャルのずれが小さくなり、良好な電位変動抑制効果を示す。
Figure 0006218507
式(3)中、Ar〜Arはそれぞれ独立に、水素原子、または置換もしくは無置換のアリール基を示す。アリール基としては、フェニル基、ビフェニル基、フルオレニル基、9,9’−ジメチルフルオレニル基、ナフチル基が挙げられる。置換アリール基の置換基は、メチル基、エチル基、プロピル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ニトロ基、シアノ基が挙げられる。Ar11は、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。アリーレン基としては、フェニレン基、ビフェニレン基、フルオレニレン基、9,9’−ジメチルフルオレニレン基、ナフチレン基が挙げられる。置換アリーレン基の置換基は、メチル基、エチル基、プロピル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ニトロ基、シアノ基が挙げられる。RおよびRは、それぞれ独立に、単結合、またはエチレン基を示す。より好ましくは、下記式(4)で示される化合物である。
Figure 0006218507
電荷輸送層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリビニルブチラール、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリエステル、フェノキシ樹脂、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド、ポリアミド、ポリビニルピリジン、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アガロース樹脂、セルロース樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンが挙げられる。これらの樹脂は、1種のみを使用してもよく、混合または共重合体として2種以上を併用してもよい。
電荷輸送物質の割合は、電荷輸送層の全質量に対して、電荷輸送物質が30質量%以上70質量%以下であることが好ましい。
電荷輸送層用塗布液に用いられる溶剤としては、例えば、エーテル系溶剤、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤が挙げられる。電荷輸送層の膜厚は、5μm以上40μm以下であることが好ましい。
本発明における電子写真感光体の保護層は、上述の硬化物を含有する。
保護層には、各種添加剤を添加することが可能である。添加剤としては、例えば、酸化防止剤や紫外線吸収剤などの劣化防止剤、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)粒子やフッ化カーボンなどの潤滑剤が挙げられる。また、重合反応開始剤や重合反応停止剤などの重合制御剤、シリコーンオイルなどのレベリング剤、界面活性剤なども挙げられる。
保護層用塗布液に用いられる溶剤としては、メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル系溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶剤、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロベンゼンなどのハロゲン系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶剤、メチルセロソルブ、エチルセロソルブなどのセロソルブ系溶剤などが挙げられる。これらの溶剤は、1種のみを使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
保護層の膜厚は、2μm以上20μm以下であることが好ましい。
上記各層の塗布液を塗布する際は、例えば、浸漬塗布法(ディッピング法)、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ビードコーティング法、ブレードコーティング法、ビームコーティング法といった塗布方法を用いることができる。
上記組成物の効果は、熱、光(紫外線など)、または、放射線(電子線など)を用いて行うことが可能である。これらの中でも、放射線を用いた重合が好ましく、放射線の中でも電子線を用いた重合がより好ましい。
電子線を用いて重合させると、非常に緻密(高密度)な硬化物(3次元架橋構造)が得られ、高い耐久性を有する保護層が得られる。また、短時間でかつ効率的な重合反応となるため、生産性も高くなる。電子線を照射する場合、加速器としては、例えば、スキャニング型、エレクトロカーテン型、ブロードビーム型、パルス型、ラミナー型などが挙げられる。
電子線を用いる場合、電子線の加速電圧は、重合効率を損なわずに電子線による材料特性劣化を抑制できる観点から、120kV以下であることが好ましい。また、保護層用塗布液の塗膜の表面での電子線吸収線量は、5kGy以上50kGy以下であることが好ましく、1kGy以上10kGy以下であることがより好ましい。
また、電子線を用いて上記組成物を硬化(重合)させる場合、酸素による重合阻害作用を抑制する目的で、不活性ガス雰囲気で電子線を照射した後、不活性ガス雰囲気で加熱することが好ましい。不活性ガスとしては、例えば、窒素、アルゴン、ヘリウムが挙げられる。
図2に、電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す。
図2において、円筒状の電子写真感光体1は、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。電子写真感光体1は、回転過程において、帯電手段(一次帯電手段)3により、その表面(周面)が正または負に帯電される。次いで、電子写真感光体1の表面には、露光手段(像露光手段)(不図示)から出力される露光光(像露光光)4が照射される。露光光4は、目的の画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して強度変調される。露光手段としては、スリット露光やレーザービーム走査露光などが挙げられる。こうして電子写真感光体1の表面には、目的の画像情報に対応した静電潜像が形成される。
電子写真感光体1の表面に形成された静電潜像は、次いで、現像手段5内に収容されたトナーで現像(正規現像または反転現像)され、トナー像が形成される。電子写真感光体1の表面に形成されたトナー像は、転写手段6により転写材7に転写される。ここで、転写材7が紙である場合、給紙部(不図示)から電子写真感光体1の回転と同期して取り出されて、電子写真感光体1と転写手段6との間に給送される。また、転写手段6には、バイアス電源(不図示)からトナーの保有電荷とは逆極性のバイアス電圧が印加される。また、転写手段は、一次転写部材、中間転写体および二次転写部材を有する中間転写方式の転写手段であってもよい。
トナー像が転写された転写材7は、電子写真感光体1の表面から分離され、定着手段8へ搬送されて、トナー像の定着処理を受けることにより、画像形成物(プリント、コピー)として電子写真装置外へプリントアウトされる。
トナー像転写後の電子写真感光体1の表面は、クリーニング手段9によってクリーニングされ、転写残トナーなどの付着物が除去される。転写残トナーは、現像手段などで回収することもできる。さらに、必要に応じて、電子写真感光体1の表面は、前露光手段(不図示)からの前露光光10の照射により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用される。なお、帯電手段3が帯電ローラーなどを用いた接触帯電手段である場合は、前露光手段は必ずしも必要ではない。
本発明においては、電子写真感光体1、帯電手段3、現像手段5、転写手段6およびクリーニング手段9などから選択される構成要素のうち、複数のものを容器に納めてプロセスカートリッジとしてもよい。また、プロセスカートリッジを電子写真装置本体に対して着脱自在とする構成であってもよい。例えば、電子写真感光体1と、帯電手段3、現像手段5、転写手段6およびクリーニング手段9からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持してカートリッジ化する。そして、電子写真装置本体のレールなどの案内手段12を用いて電子写真装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ11とすることができる。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。なお、実施例中の「部」は「質量部」を意味する。
(合成例:例示化合物(A−1)の合成))
1Lフラスコに、下記式(A)で示される化合物80部を、アクリル酸(東京化成工業(株)製)30部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル(東京化成工業(株)製)10部、p−トルエンスルホン酸5部、トルエン200mlを加え、室温で24時間攪拌した。反応終了後、得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフにより精製して、例示化合物(A−1)を5g得た。LC−MS(アジレント・テクノロジー(株)製、Agilent6130)でHPLC純度を確認したところ、99.0%であった。
Figure 0006218507
〈実施例1〉
直径30mm、長さ357.5mm、肉厚1mmのアルミニウムシリンダーを支持体(導電性支持体)とした。
次に、10%の酸化アンチモンを含有する酸化スズが被覆されている酸化チタン粒子(商品名:ECT−62、チタン工業(株)製。)50部、レゾール型フェノール樹脂(商品名:フェノライトJ−325、大日本インキ化学工業(株)製、固形分:70質量%。)25部、メチルセロソルブ20部、メタノール5部、および、シリコーンオイル(ポリジメチルシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量:3000。)0.002部を、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミルに入れ、2時間分散処理することによって、導電層用塗布液を調製した。この導電層用塗布液を支持体上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を30分間150℃で乾燥・硬化させることによって、膜厚が20μmの導電層を形成した。
次に、ナイロン6−66−610−12四元共重合体(商品名:CM8000、東レ(株)製。)2.5部、および、N−メトキシメチル化6ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、ナガセケムテックス製。)7.5部を、メタノール100部およびブタノール90部の混合溶剤に溶解させることによって、下引き層用塗布液を調製した。この下引き層用塗布液を導電層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を10分間100℃で乾燥させることによって、膜厚が1.2μmの下引き層を形成した。
次に、電荷発生物質として、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶(CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2°)の7.4°および28.2°に強いピークを有する。)11部、ポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)5部、および、シクロヘキサノン130部を混合した。これに直径1mmのガラスビーズ500部を加えて、18℃の冷却水で冷却しつつ、1800rpmの条件で2時間分散処理した。分散処理後、酢酸エチル300部およびシクロヘキサノン160部を加えて希釈することによって、電荷発生層用塗布液を調製した。この電荷発生層用塗布液を下引き層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を10分間110℃で乾燥させることによって、膜厚が0.16μmの電荷発生層を形成した。
なお、調製した電荷発生層用塗布液中のヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶の平均粒径(メジアン)を、液相沈降法を原理とした遠心式粒度測定装置(商品名:CAPA700、(株)堀場製作所製)を用いて測定したところ、0.18μmであった。
次に、上記式(4)で示される電荷輸送物質10部、および、ポリカーボネート(商品名:ユーピロンZ400、三菱ガス化学(株)製)10部を、モノクロロベンゼン70部およびジメトキシメタン30部の混合溶剤に溶解させることによって、電荷輸送層用塗布液を調製した。この電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を30分間100℃で乾燥させることによって、膜厚が18μmの電荷輸送層を形成した。
次に、例示化合物(A−3)100部を、n−プロパノール100部に溶解させ、さらに1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)100部、4−メトキシフェノール(東京化成工業(株)製)0.01部を加えることによって、保護層用塗布液を調製した。この保護層用塗布液を電荷輸送層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を50℃で5分間加熱処理した。その後、窒素雰囲気下にて、加速電圧70kV、吸収線量50000Gyの条件で1.6秒間電子線を塗膜に照射した。その後、窒素雰囲気下にて、塗膜が130℃になる条件で25秒間加熱処理した。なお、電子線の照射から25秒間の加熱処理までの酸素濃度は18ppmであった。次に、大気中において、塗膜が115℃になる条件で12分間加熱処理することによって、膜厚が5μmの保護層を形成した。
このようにして、支持体、導電層、下引き層、電荷発生層、電荷輸送層および保護層を有する電子写真感光体を製造した。
〈実施例2〜15〉
実施例1において、例示化合物(A−3)を表1に示す例示化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈実施例16〉
実施例1において、例示化合物(A−3)100部を、例示化合物(B−1)50部および下記式(14)で示される電荷輸送物質50部に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
Figure 0006218507
〈実施例17〉
実施例1において、例示化合物(A−3)100部を、例示化合物(B−4)50部および上記式(14)で示される電荷輸送物質50部に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈実施例18〉
実施例1において、電荷輸送物質として、上記式(4)で示される電荷輸送物質1部、下記式(15)で示される電荷輸送物質6部、下記式(16)で示される電荷輸送物質3部を用いて電荷輸送層用塗布液を調製した。それ以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
Figure 0006218507
〈実施例19〉
実施例1において、電荷輸送物質として、下記式(17)で示される電荷輸送物質10部を用いて電荷輸送層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
Figure 0006218507
〈実施例20〉
実施例1において、電荷輸送物質として、下記式(18)で示される電荷輸送物質10部を用いて電荷輸送層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
Figure 0006218507
〈実施例21〉
実施例1において、例示化合物(A−3)100部を、例示化合物(A−3)20部および上記例示化合物(19)80部に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈実施例22〉
実施例1において、例示化合物(A−3)100部を、例示化合物(A−3)5部および上記例示化合物(19)95部に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈実施例23〉
実施例1において、例示化合物(A−3)を例示化合物(A−32)に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈実施例24〉
次のように保護層を形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
例示化合物(A−1)100部および1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(商品名:イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)1部を、n−プロパノール100部に溶解させ、さらに1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン100部、4−メトキシフェノール0.01部を加えることによって、保護層用塗布液を調製した。この保護層用塗布液を電荷輸送層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を5分間50℃で加熱処理した。その後、メタルハライドランプを用いて、照射強度:500mW/cmの条件で塗膜に20秒間紫外線を照射し、塗膜が130℃になる条件で30分間加熱処理することによって、膜厚は5μmの保護層を形成した。
〈実施例25〉
直径30mm、長さ357.5mm、肉厚1mmのアルミニウムシリンダーを支持体(導電性支持体)とした。
次に、酸化亜鉛粒子(比表面積:19m/g、粉体抵抗:4.7×10Ω・cm。)100部をトルエン500部と撹拌混合し、これにシランカップリング剤(化合物名:N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、商品名:KBM602、信越化学工業(株)製。)0.8部を添加し、6時間攪拌した。その後、トルエンを減圧留去して、130℃で6時間加熱乾燥し、表面処理された酸化亜鉛粒子を得た。
次に、ポリオール樹脂としてブチラール樹脂(商品名:BM−1、積水化学工業(株)製。)15部およびブロック化イソシアネート(商品名:スミジュール3175、住友バイエルンウレタン社製。)15部をメチルエチルケトン73.5部と1−ブタノール73.5部の混合溶液に溶解させた。この溶液に前記表面処理された酸化亜鉛粒子80.8部、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン0.4部(東京化成工業(株)製)を加え、これを直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で23±3℃雰囲気下で3時間分散した。分散後、シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レダウコーニングシリコーン社製)0.01部、架橋ポリメタクリル酸メチル(PMMA)粒子(商品名:TECHPOLYMER SSX−102、積水化成品工業(株)社製、平均一次粒径2.5μm)を5.6部加えて攪拌し、下引き層用塗布液を調製した。
この下引き層用塗布液を上記支持体上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を40分間160℃で乾燥させて、膜厚が18μmの下引き層を形成した。
次に、実施例1と同様にして電荷発生層、および電荷輸送層を形成した。
次に、例示化合物(A−12)5部および上記例示化合物(20)95部を、n−プロパノール100部に溶解させ、さらに1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン100部、4−メトキシフェノール0.01部を加えることによって、保護層用塗布液を調製した。この保護層用塗布液を電荷輸送層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を50℃で5分間加熱処理した。その後、窒素雰囲気下にて、加速電圧70kV、吸収線量50000Gyの条件で1.6秒間電子線を塗膜に照射した。その後、窒素雰囲気下にて、塗膜が130℃になる条件で25秒間加熱処理した。なお、電子線の照射から25秒間の加熱処理までの酸素濃度は18ppmであった。次に、大気中において、塗膜が115℃になる条件で12分間加熱処理することによって、膜厚が5μmの保護層を形成した。
このようにして、支持体、導電層、下引き層、電荷発生層、電荷輸送層および保護層を有する電子写真感光体を製造した。
〈実施例26〉
実施例25において、例示化合物(A−12)5部および例示化合物(20)95部を、例示化合物(A−13)5部および上記例示化合物(21)95部に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例25と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈実施例27〉
実施例25において、例示化合物(A−12)5部および例示化合物(20)95部を、例示化合物(A−11)5部および上記例示化合物(22)95部に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例25と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈実施例28〉
実施例25において、例示化合物(A−12)5部および上記式(20)95部を、例示化合物(A−15)5部および上記例示化合物(23)95部に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例25と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈比較例1〉
実施例1において、例示化合物(A−3)を下記式(24)で示される化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
Figure 0006218507
〈比較例2〉
実施例1において、例示化合物(A−3)を下記式(25)で示される化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
Figure 0006218507
〈比較例3〉
実施例1において、例示化合物(A−3)を下記式(26)に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
Figure 0006218507
Figure 0006218507
(評価)
実施例1〜28および比較例1〜3の電子写真感光体の評価方法については、以下のとおりである。評価装置としては、キヤノン(株)製の複写機(商品名:GP405)を用いた。プロセススピードは320mm/secになるように改造し、帯電手段は直流電圧に交流電圧を重畳した電圧をローラー型の接触帯電部材(帯電ローラー)に印加する方式、露光手段はレーザー像露光方式(波長780nm)を用いた。さらに、現像手段は1成分磁性ネガトナー非接触現像方式、転写手段はローラー型接触転写方式、クリーニング手段はブレードクリーニング方式、前露光手段はヒューズランプを用いる方式を用いた。
(電位変動量の評価)
まず、電子写真感光体を評価装置と共に、温度23℃、湿度15%RHの常温低湿環境下で1日間放置した。その後、同環境下で帯電電位(VD)を−700Vに、明部電位(VL)を−150Vに調整した。その後、帯電、露光、前露光のサイクルの繰り返し(全画面黒画像モード)を連続3000回転行った。一連の評価は全て常温低湿環境下で行った。3000回転目の明部電位(VL)の測定し、初期のVLと3000回転目のVLとの差分(明部電位変動量)をΔVLとして算出した。
評価結果を表2に示す。なお、電位変動量(ΔVL)が、40V以下の場合、本発明の効果が得られると判断できる。
Figure 0006218507
101 支持体
102 電荷発生層
103 電荷輸送層
104 保護層
1 電子写真感光体
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 転写材
8 定着手段
9 クリーニング手段
10 前露光光
11 プロセスカートリッジ
12 案内手段

Claims (11)

  1. 支持体、該支持体上に形成された電荷発生層、該電荷発生層上に形成された電荷輸送層、および該電荷輸送層上に形成された保護層を有する電子写真感光体であって、
    該電荷輸送層が電荷輸送物質を含有し、
    該保護層が、下記式(5)で示される電荷輸送性モノマーを含む組成物の硬化物を含有する
    ことを特徴とする電子写真感光体。
    Figure 0006218507

    (式(5)中、rは、0または1である。Ar 21 、Ar 22 、rが0のときのAr 23 (rが0のとき、−Ar 24 は無く、Ar 23 は1価の基である。)、および、Ar 24 は、それぞれ独立に、下記式(6)で示される基、下記式(7)で示される基、または、置換もしくは無置換のアリール基を示す。Ar 21 〜Ar 22 、rが0のときのAr 23 、および、Ar 24 のうち、少なくとも1つは、下記式(6)で示される基であり、かつ、少なくとも1つは、下記式(7)で示される基である。rが1のときのAr 23 (rが1のとき、Ar 23 は2価の基である。)は、下記式(8)で示される基、下記式(9)で示される基、または、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。ただし、Ar 21 〜Ar 24 のうち、少なくとも1つは、下記式(6)で示される基、または、下記式(8)で示される基であり、かつ、少なくとも1つは、下記式(7)で示される基、または、下記式(9)で示される基である。)
    Figure 0006218507

    (式(6)および(7)中、Ar 31 およびAr 32 は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。式(8)および(9)中、Ar 33 およびAr 34 は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換の3価の芳香族基を示す。R は、置換もしくは無置換のアルキレン基を示す。X 〜X 、Y 〜Y およびZ 〜Z は、それぞれ独立に、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、アルコキシ基、ニトロ基、または、シアノ基を示す。)
  2. 前記電荷輸送物質が、下記式(3)で示される化合物である請求項1に記載の電子写真感光体。
    Figure 0006218507

    (式(3)中、Ar〜Arそれぞれ独立に、水素原子、または置換もしくは無置換のアリール基を示す。Ar11は、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。RおよびRは、それぞれ独立に、単結合、またはエチレン基を示す。)
  3. 前記電荷輸送物質が、下記式(4)で示される化合物である請求項2に記載の電子写真感光体。
    Figure 0006218507
  4. 前記置換もしくは無置換のアルキレン基が、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、またはヘキシレン基である請求項1〜のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  5. 支持体、該支持体上に形成された電荷発生層、該電荷発生層上に形成された電荷輸送層、および該電荷輸送層上に形成された保護層を有する電子写真感光体の製造方法であって、
    該製造方法が
    下記式(5)で示される電荷輸送性モノマーを含む組成物を含有する保護層用塗布液を調製する工程、および
    該保護層用塗布液の塗膜を形成し、該塗膜中の該組成物を硬化させることによって保護層を形成する工程
    を有し、
    該電荷輸送層が電荷輸送物質を含有する
    ことを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
    Figure 0006218507

    (式(5)中、rは、0または1である。Ar 21 、Ar 22 、rが0のときのAr 23 (rが0のとき、−Ar 24 は無く、Ar 23 は1価の基である。)、および、Ar 24 は、それぞれ独立に、下記式(6)で示される基、下記式(7)で示される基、または、置換もしくは無置換のアリール基を示す。Ar 21 〜Ar 22 、rが0のときのAr 23 、および、Ar 24 のうち、少なくとも1つは、下記式(6)で示される基であり、かつ、少なくとも1つは、下記式(7)で示される基である。rが1のときのAr 23 (rが1のとき、Ar 23 は2価の基である。)は、下記式(8)で示される基、下記式(9)で示される基、または、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。ただし、Ar 21 〜Ar 24 のうち、少なくとも1つは、下記式(6)で示される基、または、下記式(8)で示される基であり、かつ、少なくとも1つは、下記式(7)で示される基、または、下記式(9)で示される基である。)
    Figure 0006218507

    (式(6)および(7)中、Ar 31 およびAr 32 は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。式(8)および(9)中、Ar 33 およびAr 34 は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換の3価の芳香族基を示す。R は、置換もしくは無置換のアルキレン基を示す。X 〜X 、Y 〜Y およびZ 〜Z は、それぞれ独立に、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、アルコキシ基、ニトロ基、または、シアノ基を示す。)
  6. 前記電荷輸送物質が、下記式(3)で示される化合物である請求項に記載の電子写真感光体の製造方法。
    Figure 0006218507

    (式(3)中、Ar〜Arそれぞれ独立に、水素原子、または置換もしくは無置換のアリール基を示す。Ar11は、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。RおよびRは、それぞれ独立に、単結合、またはエチレン基を示す。)
  7. 前記電荷輸送物質が、下記式(4)で示される化合物である請求項に記載の電子写真感光体の製造方法。
    Figure 0006218507
  8. 前記置換もしくは無置換のアルキレン基が、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、または、ヘキシレン基である請求項5〜7のいずれか1項に記載の電子写真感光体の製造方法。
  9. 前記保護層を形成する工程が、前記塗膜に電子線を照射すること前記組成物を硬化させることによって前記保護層を形成する工程である請求項のいずれか1項に記載の電子写真感光体の製造方法。
  10. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジ。
  11. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体、ならびに、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有する電子写真装置。
JP2013179807A 2013-08-30 2013-08-30 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 Active JP6218507B2 (ja)

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