JP6216582B2 - シート貼付装置および貼付方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載のシート貼付装置は、ウエハ(被着体)に粘着テープ(接着シート)を貼付する押圧ローラ(押圧部材)を有する貼付けユニット(押圧手段)と、接着シートを切り抜くテープ切断機構(切断手段)と、接着シートを挟み込む剥離ローラおよび送り出しローラ(複数の剥離部材)を有する剥離ユニット(剥離手段)とを備え、押圧手段で被着体に貼付した接着シートを切断手段が切り抜いた後、切り抜かれて残った不要テープ(不要シート)を複数の剥離部材が移動することで、剥離するように構成されている。
なお、本明細書におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向であって紙面に直交する手前方向で「後」がその逆方向とする。
先ず、図2(A)に示すように、押圧ローラ42および剥離ローラ73が左方に位置する初期状態において、作業者が接着シートASを同図の実線で示すようにセットした後、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の入力手段を介して運転開始の信号を入力すると、供給手段3がリニアモータ35を駆動し、押圧ローラ42と剥離ローラ73とで接着シートASを押圧して挟み込み、シート貼付装置1がスタンバイ状態となる。次に、搬送手段5が多関節ロボット51および図示しない減圧手段を駆動し、吸着ツール52でウエハWFを吸着保持し、ウエハWFを被着体支持面23A上に載置すると、支持手段2が図示しない減圧手段を駆動し、当該ウエハWFを吸着保持する。このとき、被着面WF1と不要シート支持面21Aとが同一平面内に位置するようになっている。
さらに、剥離工程において、押圧ローラ42と剥離ローラ73とで不要シートUSを押圧することなく、例えば、所定の間隔をあけ、または、所定の間隔をあけることなく移動させ、不要シートUSを不要シート支持面21Aから剥離するようにしてもよい。
また、剥離工程において、押圧ローラ42は、不要シートUSを不要シート支持面21Aに押圧しながら移動させたり、不要シートUSを不要シート支持面21Aに押圧することなく、例えば、所定の間隔をあけ、または、所定の間隔をあけることなく移動させたりして不要シートUSを不要シート支持面21Aから剥離するようにしてもよい。
さらに、剥離工程において、図3(A)に示す状態の後、押圧手段4および剥離手段7がリニアモータ41および71を駆動し、押圧ローラ42および剥離ローラ73を所定間隔上昇させる。次いで、供給手段3および押圧手段4がリニアモータ35、回動モータ37A、42Aを駆動し、回収ローラ37から所定長さの不要シートUSを繰り出すとともに、押圧ローラ42を時計回転方向に回転させつつ、当該押圧ローラ42と剥離ローラ73とを所定距離左方移動させて鈍角剥離部US1を形成する。その後、供給手段3および押圧手段4がリニアモータ35および回動モータ42Aを駆動し、押圧ローラ42を反時計回転方向に回転させつつ、押圧ローラ42および剥離ローラ73を左方へ移動させることで、鈍角剥離部US1を維持した状態で、押圧ローラ42および剥離ローラ73を図3(C)に示す位置に移動させ、不要シートUSを不要シート支持面21Aから剥離するように構成してもよい。このような鈍角剥離は、不要シートUSが切断しやすい性質のものであるときに有利であり、前記実施形態のようなローラ剥離と、このような鈍角剥離とを接着シートAS(不要シートUS)の材質や、切断工程後の不要シートUSの前後方向の幅等を考慮して選択可能に設けてもよいし、1の剥離工程中に、ローラ剥離と鈍角剥離とを交互に行ってもよい。
また、押圧手段は、1の押圧ローラが被着面WF1の中央付近から一端縁に移動し、他の押圧ローラが被着面WF1の中央付近から他端縁に移動して接着シートASを被着面WF1に貼付してもよい。この場合、剥離手段は、1の押圧ローラおよび他の押圧ローラの少なくとも一方と共動して前記被着面WF1の一端から他端または、他端から一端に向かって移動することで、不要シートUSを不要シート支持面21Aから剥離可能な剥離ローラを備えればよい。
さらに、押圧ローラ42にかえて、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等による押圧部材を採用してもよい。
また、剥離手段7は、剥離ローラ73にかえて、ブレード材、丸棒、ローラ等による剥離部材を採用してもよい。
接着シートASは、枚葉のものでもよい。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
2…支持手段
3…供給手段
4…押圧手段
6…切断手段
7…剥離手段
21A…不要シート支持面
23A…被着体支持面
42…押圧ローラ(押圧部材)
73…剥離ローラ(剥離部材)
AS…接着シート
TS…貼付シート
US…不要シート
WF…ウエハ(被着体)
WF1…被着面
Claims (2)
- 被着面の反対側から被着体を支持可能な被着体支持面および当該被着体支持面の外側に設けられた不要シート支持面を有する支持手段と、
前記被着体の被着面を臨む位置に接着シートを供給する供給手段と、
前記被着面および不要シート支持面に前記接着シートを押圧して貼付する押圧部材を有する押圧手段と、
前記接着シートを所定形状に切断し、前記被着面に貼付された貼付シートおよび前記不要シート支持面に貼付された不要シートに当該接着シートを区分する切断手段と、
前記不要シートを前記不要シート支持面から剥離する剥離手段とを備え、
前記剥離手段は、前記押圧部材との間に前記不要シートを通し、当該押圧部材と共動して前記不要シート支持面の一端側から他端側に移動することで、当該不要シート支持面から前記不要シートを剥離可能な剥離部材を備え、
前記押圧部材は、前記剥離部材とは別々に前記不要シート支持面の一端と他端との間を移動可能に設けられ、当該押圧部材のみを移動させて前記接着シートを押圧することを特徴とするシート貼付装置。 - 外側に不要シート支持面が設けられた被着体支持面で被着面の反対側から被着体を支持する工程と、
前記被着体の被着面を臨む位置に接着シートを供給する工程と、
剥離部材とは別々に前記不要シート支持面の一端と他端との間を移動可能に設けられた押圧部材のみを移動させて前記被着面および不要シート支持面に前記接着シートを押圧して貼付する工程と、
前記接着シートを所定形状に切断し、前記被着面に貼付された貼付シートおよび前記不要シート支持面に貼付された不要シートに当該接着シートを区分する工程と、
前記剥離部材と前記押圧部材との間に前記不要シートを通し、当該剥離部材および押圧部材を共動して前記不要シート支持面の一端側から他端側に移動させることで、当該不要シートを前記不要シート支持面から剥離する工程とを備えていることを特徴とするシート貼付方法。
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JP2013190768A JP6216582B2 (ja) | 2013-09-13 | 2013-09-13 | シート貼付装置および貼付方法 |
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JP4803751B2 (ja) * | 2007-08-09 | 2011-10-26 | 株式会社タカトリ | ウエハの保護テープ剥離装置 |
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2013
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