JP6214495B2 - オフセット印刷インキおよび印刷物 - Google Patents

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Description

本発明は、オフセット印刷インキに関する。
オフセット印刷では、印刷品質の向上を目的として、高光沢な印刷物が得られ、かつコスト削減や環境問題から少しでもインキ使用量の削減を目的として、着色濃度が高いオフセット印刷インキの要望がある。従来から印刷物の光沢向上を目的とする方法としては、インキを低粘度にし、印刷紙面上へ平滑に載せようとする試みがされてきた。
しかし、インキの粘度を低くする処方は、溶剤成分を増量させる必要があり、その分インキ中の樹脂成分を減少させる傾向にあるため、インキ性状のバランスが崩れ、汚れ耐性の低下やブラン残り、水棒からみの発生、他の印刷適性を阻害する要因となっていた。
また、近年の印刷インキ市場は、印刷会社の印刷コストの低減に伴い、それに使用する印刷インキ自体のコストも下げざるを得ず、製造コストの削減や安価な原材料への転換や一部置換などを余儀なくされている。そのなかで、原材料のひとつである顔料については、顔料製造工程の簡素化、表面処理剤の変更や一部置換、処理量の減量、処理条件の変更などにより、コストを下げることがある。しかし、このような顔料は、印刷インキ製造において、印刷インキ用ワニスとの親和性が劣る傾向にあり、光沢や着色濃度の低下、分散性や汚れ耐性の低下が懸念される。
特許文献1には、特定の脂肪酸エステルを使用することで、印刷適性を損なわず高光沢な印刷物が得られる印刷インキが開示されているが、樹脂との溶解性が非常に高く、使用量も多いため、インキが低粘度になり、溶剤の離脱性も悪く、セット性が劣る。また、これらの脂肪酸エステルは沸点が高いため、印刷時の乾燥条件によっては印刷面にべたつきが残ってしまう。
特許文献2には、溶解助剤として、カプロン酸、カプリル酸、およびカプリン酸から選ばれる少なくとも1種の脂肪酸とグリセリンとのトリエステルを含有するオフセットインキ組成物が開示され、塗膜硬化速度が速く、かつ、塗膜光沢性、および印刷画像再現性に優れた印刷物を提供できるとされているが、使用するトリエステルは従来使用の印刷インキ用溶剤の沸点より高いため、印刷時の乾燥条件によっては印刷面にべたつきが残ってしまう。
特開2007−169574号公報 特開2009−73953号公報
従って、本発明は、印刷インキとしての基本的な性能は満足させたうえで、高光沢で着色濃度が高く、乾燥性および汚れ耐性に優れ、ブラン残りや水棒からみが抑えられるオフセット印刷インキおよび当該オフセット印刷インキを用いて作製された印刷物を提供することを課題とする。
本発明者は、鋭意検討した結果、組成物中に、沸点が常圧(101.3kPa)で200〜350℃の範囲にある特定の化合物を少なくとも1種含有することにより、光沢が大幅に向上し、着色濃度が高く、乾燥性および汚れ耐性に優れ、ブラン残りや水棒からみが抑えられることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
[1]炭素数が3〜8の非環式飽和脂肪族トリオールと、炭素数が2〜18の非環式脂肪族カルボン酸とからなり、炭素数の合計が9〜26で、沸点が常圧(101.3kPa)で200〜350℃であるエステルの少なくとも1種を、1〜20重量%と、ロジン変性フェノール樹脂を、20〜35重量%とを含有することを特徴とするオフセット印刷インキ、
[2]前記エステルが一般式(1)で表されることを特徴とする[1]記載のオフセット印刷インキ、
Figure 0006214495
式(1)中、Rは炭素数が1〜4、Rは炭素数が1〜4およびRは炭素数が1〜17の炭化水素基である。
[3]前記エステルが、トリアセチン、トリプロピオニン、トリブチリン、トリバレリン、トリイソバレリン、グリセリンジアセトモノラウレート、グリセリンジアセトモノオレートから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする[1]または[2]記載のオフセット印刷インキ。
[4]基材である紙に、[1]〜[3]のいずれかに記載のオフセット印刷インキを付着させてなる印刷物、
である。
本発明によると、オフセット印刷インキとしての基本的な性能は満足させたうえで、高光沢で着色濃度が高く、乾燥性および汚れ耐性に優れ、ブラン残りや水棒からみが抑えられるオフセット印刷インキおよび当該オフセット印刷インキを用いて作製された印刷物を提供できる。
以下、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、本実施形態は、本発明を実施するための一形態に過ぎず、本発明は本実施形態によって限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更実施の形態が可能である。
炭素数が3〜8の非環式飽和脂肪族トリオールと、炭素数が2〜18の非環式脂肪族カルボン酸とからなり、炭素数の合計が9〜26で、沸点が常圧(101.3kPa)で200〜350℃であるエステルの少なくとも1種を、1〜20重量%含有することが好ましい。
炭素数が3〜8の非環式飽和脂肪族トリオールは、直鎖、分岐鎖状どちらでもよい。炭素数が3の例としては、グリセリンなど、炭素数が4の例としては、1,2,3−ブタントリオール、1,2,4−ブタントリオール、1,1,4−ブタントリオール、2−メチル−1,2,3−プロパントリオール、2−メチルプロパン−1,1,1−トリオール、2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオールなど、炭素数が5の例としては、1,2,3−ペンタントリオール、1,2,4−ペンタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、1,3,4−ペンタントリオール、1,3,5−ペンタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、トリメチロールエタン、2−エチル−1,2,3−プロパントリオール、2−メチル−1,2,3−ブタントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、3−メチル−1,2,3−ブタントリオール、2−(ヒドロキメチル)−1,3−ブタンジオ−ル、2−(ヒドロキメチル)−1,4−ブタンジオ−ルなど、炭素数が6の例としては、1,2,3−ヘキサントリオール、1,2,4−ヘキサントリオール、1,2,5−ヘキサントリオール、1,2,6−ヘキサントリオール、1,3,5−ヘキサントリオール、1,3,6−ヘキサントリオール、1,4,5−ヘキサントリオール、ヘキサン−2,3,4−トリオール、トリメチロールプロパン、2−メチル−1,2,3−ペンタントリオール、2−メチル−1,2,5−ペンタントリオール、2−メチルペンタン−1,3,5−トリオール、2−メチルペンタン−1,2,3−トリオール、3−メチルペンタン−1,2,5−トリオール、3−メチル−1,3,5−ペンタントリオール、2−エチルブタン−1,2,3−トリオール、2−エチルブタン−1,2,4−トリオール、2−イソプロピルプロパン−1,2,3−トリオール、3,3−ジメチル−1,2,4−ブタントリオール、2−ヒドロキシメチル−3−メチルブタン−1,3−ジオール、3−(ヒドロキシメチル)−1,5−ペンタンジオ−ル、3−(ヒドロキシメチル)−2,4−ペンタンジオ−ル、2,2−ジ(ヒドロキシメチル)−3−ブタノールなど、炭素数が7の例としては、1,2,3−ヘプタントリオール、1,2,3−ヘプタントリオール、1,2,6−ヘプタントリオール、1,2,7−ヘプタントリオール、1,4,7−ヘプタントリオール、2,4,6−ヘプタントリオール、ヘプタン−1,4,5−トリオール、ヘプタン−2,3,4−トリオール、3−メチルヘキサン−1,2,3−トリオール、3−メチル−1,3,6−ヘキサントリオール、4−メチル−1,3,6−ヘキサントリオール、5−メチルヘキサン−1,2,3−トリオール、2,4−ジメチル−1,3,5−ペンタントリオール、2−tert−ブチルプロパンー1,2,3−トリオール、2−イソプロピルブタン−1,2,4−トリオール、3−(ヒドロキシメチル)−1,6−ヘキサンジオール、2−(ヒドロキシメチル)−2−プロピル−1,3−プロパンジオール、2−イソプロピル−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−1,3−ジオールなど、炭素数が8の例としては、1,2,3−オクタントリオール、1,2,7−オクタントリオール、1,2,8−オクタントリオール、1,3,5−オクタントリオール、1,3,7−オクタントリオール、1,3,8−オクタントリオール、オクタン−1,3,4−トリオール、2−エチル−1,2,3−ヘキサントリオール、4−エチルヘキサン−1,2,4−トリオール、5,5−ジメチル−1,2,4−ヘキサントリオール、2,5−ジメチル−1,2,6−ヘキサントリオール、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1−ヘキサノール、2,2’,2’’−エチリジントリスエタノール、2,2−ジメチルプロピリジントリメタノール、2,3,4−トリメチルペンタン−2,3,4−トリオール、3,4,4−トリメチルペンタン−1,2,3−トリオール、2−メチルヘプタン−2,3,6−トリオール、4−メチル−2,4,6−ヘプタントリオール、6−メチルヘプタン−1,3,5−トリオール、6−メチルヘプタン−2,3,6−トリオールなどが挙げられる。炭素数が2以下であると、エステル自体が不安定であり、炭素数が9以上では融点が高くなってしまう。なかでも、グリセリンがより好ましい。
炭素数が2〜18の非環式脂肪族カルボン酸は、直鎖、分岐鎖状、飽和、不飽和いずれでもよい。例えば、酢酸、プロピオニン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバル酸、カプロン酸、2−メチルペンタン酸、3−メチルペンタン酸、4−メチルペンタン酸、2,2−ジメチルブタン酸、2,3−ジメチルブタン酸、3,3−ジメチルブタン酸、2−エチルブタン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などが挙げられる。なかでも、酢酸、プロピオニン酸、酪酸、吉草酸などがより好ましい。また、植物油由来の非環式脂肪族カルボン酸であるラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などおよびその混合物も好ましい。
炭素数が3〜8の非環式飽和脂肪族トリオールと、炭素数が2〜18の非環式脂肪族カルボン酸とからなり、炭素数の合計が9〜26のエステルであることが好ましい。炭素数の合計が26より大きくなると、インキ中の樹脂との相溶性が高くなり、乾燥性が劣ったり、流動性が大きくなるといった傾向がある。また前記エステルの沸点は、常圧(101.3kPa)で200〜350℃の範囲であることが好ましく、230〜320℃の範囲であることがより好ましい。沸点が200℃未満であると、揮発性が大きくなり、オフセット印刷インキの機上安定性が劣り、350℃を超えると、乾燥性が低下してしまう。前記エステルは、前記沸点範囲内であれば、モノエステル、ジエステル、トリエステルのいずれでもよいが、トリエステルであることがより好ましい。また、常温(20〜25℃)で液状であることにより、オフセット印刷インキに好適に使用できる。
さらに、本発明のオフセット印刷インキ(以下、単にインキともいう)は、前記エステルが一般式(1)で表されるものであることがより好ましい。
Figure 0006214495
式(1)中、Rは炭素数が1〜4、Rは炭素数が1〜4およびRは炭素数が1〜17の炭化水素基である。また、直鎖状、分岐鎖状、飽和、不飽和いずれでもよい。
一般式(1)のエステルとしては、例えば、トリアセチン、1,2,3−プロパントリオール2−プロピオナート1,3−ジアセタート、1,2,3−プロパントリオール1−プロピオナート2,3−ジアセタート、1,2,3−プロパントリオール1,3−ジプロピオナート2−アセタート、1,2,3−プロパントリオール1,2−ジプロピオナート3−アセタート、トリプロピオニン、ヘキサン酸2,3−ビス(アセチルオキシ)プロピル、ヘキサン酸2−アセチルオキシ−1−[(アセチルオキシ)メチル]エチル、トリブチリン、グリセロールトリイソブチラート、オクタン酸2−アセチルオキシ−1−[(アセチルオキシ)メチル]エチル、トリバレリン、トリイソバレリン、[S,(−)]−2−O,3−O−ジバレリル−1−O−ビバロイル−L−グリセロール、[R,(+)]−2−O,3−O−ジバレリル−1−O−ビバロイル−D−グリセロール、1−O,2−O−ジアセチル−3−O−ラウロイルグリセロール、1,3,10−トリアセトキシ2,4,6−トリメチルデカン、グリセリンジアセトモノラウレート、グリセリンジアセトモノオレートなどおよびそれらの混合物が挙げられる。なかでも、トリアセチン、トリプロピオニン、トリブチリン、トリバレリン、トリイソバレリン、グリセリンジアセトモノラウレート、グリセリンジアセトモノオレートなどが好ましい。これらは、関東化学(株)、有機合成薬品工業(株)、大八化学工業(株)、理研ビタミン(株)、東京化成工業(株)などから入手することができる。
さらに、前記エステルを少なくとも1種含有し、さらに前記エステルの含有量が、オフセット印刷インキ中に1〜20重量%であることが好ましく、5〜10重量%であることがより好ましい。含有量が1重量%未満であると、目的とする光沢向上および着色濃度の向上が得られず、20重量%を超えると、低粘度となって流動性が過剰となり、汚れ耐性が劣ったり、ブラン残りが発生するだけでなく所望のインキを得ることが困難となる。含有量が前記範囲内であることにより、基本的な性能を備え、かつ高光沢、高着色濃度で、乾燥性や汚れ耐性に優れ、さらにブラン残りや水棒からみの抑制という課題を解決するオフセット印刷インキを得ることができる。
本発明のオフセット印刷インキは、前記エステル、印刷インキ用ワニス(以下、単にワニスともいう)、顔料、溶剤などを含むものである。
前記印刷インキ用ワニスは、従来公知の方法により製造されたものでよく、ロジン変性フェノール樹脂、溶剤、キレート剤等を加熱混合して製造される。
前記ロジン変性フェノール樹脂は、従来よりオフセット印刷インキに使用されているものが使用できる。ロジン変性フェノール樹脂は、重量平均分子量が40,000〜300,000の範囲内であることが好ましい。なかでも、特に好ましいのは、重量平均分子量が90,000〜170,000の範囲内である。重量平均分子量が300,000を超えると溶解性が低下するため、溶剤離脱性が早くなることにより、機上安定性が劣り、紙剥けが発生しやすくなる。また高い弾性を有するため、顔料分散性の低下、紙面への着肉低下や、レベリング性、流動性低下による光沢低下が起こりやすくなる。
ここで、重量平均分子量は、GPC法(ポリスチレン換算)による測定値である。
前記ロジン変性フェノール樹脂の含有量は、オフセット印刷インキ全量中に20〜35重量%の範囲内であることが好ましい。20重量%未満では固形分が少ないため、低粘度となって流動性が過剰となり所望のインキを得ることが困難となり、35重量%を超えると光沢が低下しやすくなるため好ましくない。
本発明で用いられる溶剤としては、流動性付与などの目的で、AF溶剤、ノルマルパラフィン系溶剤、イソパラフィン系溶剤、マシン油、シリンダー油などに代表される石油系溶剤、植物油類、ビニリデンオレフィンなどを適宜選択して用いることができる。
本発明で用いられる植物油類としては、主に大豆油または大豆油由来の脂肪酸エステルが用いられる。その他の植物油としては、例えばアマニ油、菜種油、ヤシ油、オリーブ油、桐油などおよびこれらを再生処理したものが挙げられる。また、その他の植物油由来の脂肪酸エステルとしては、例えば綿実油、アマニ油、サフラワー油、向日葵油、桐油、トール油、脱水ヒマシ油、菜種油、胡麻油などの乾性油または半乾性油を由来とした脂肪酸モノアルキルエステルが例示できる。脂肪酸モノアルキルエステルを構成するアルコール由来のアルキル基の炭素数は1〜12のものが好ましく、具体例としてメチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、3−メチル−1−ブチル、2,2−ビス(ヒドロキメチル)ブチル、2,4−ジメチル−3−ペンチル、2−エチル−1−ブチル、2−エチル−1−ヘキシル、3,5,5−トリメチル−1−ヘキシル、4−デシル、2−イソプロピル−5−メチル−1−ヘキシル、2−ブチル−1−オクチルなどである。なかでも特に好ましいのはメチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、オクチル、2−エチルヘキシル、2,2−ビス(ヒドロキメチル)ブチルなどである。上記植物油類は、樹脂に対する溶解性が上がり、印刷物の光沢向上に優れた効果がある。
本発明のオフセット印刷インキの全量に対し植物油類は、7〜30重量%の範囲内であることが好ましい。なかでも、特に好ましいのは10〜25重量%の範囲内である。7重量%未満では光沢が低下する。30重量%を超える量を添加しても光沢の向上効果は得られず、溶解性が高くなり、タックの経時での上昇が大きくなるため、ブランケット上に堆積したインキの粘着性が高まり、アフタータックが残り、紙剥けしやすくなる。
大豆油と大豆油由来の脂肪酸エステルの比率は、重量比で100/0〜30/70の範囲内であることが好ましい。なかでも、特に好ましいのは90/10〜50/50の範囲内である。大豆油と大豆油由来の脂肪酸エステルの比率において、大豆油由来の脂肪酸エステルが、重量比で70重量%を超えるとタックが高くなり、紙剥けしやすくなる。
本発明で用いられるキレート剤はゲル化剤として働くものであるが、金属キレート、特に、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロポキシド、アルミニウムトリスエチルアセトアセテートなどのアルミニウムキレート化合物が好ましく用いられる。
本発明で用いられる顔料としては、有機顔料または無機顔料であり、例えばジスアゾイエロー、カーミン6B、フタロシアニンブルーなどに代表される有機顔料、およびカーボンブラック、炭酸カルシウムなどに代表される無機顔料などであり、特に限定されない。
前記有機顔料の多くは、水系で合成されることが多いため、処理されたうえで、ある程度まで水分を絞ったペースト状で使用され、ワニスと、ニーダーや押出機、連続式混練機などの混練機で混練されて、オフセット印刷インキに使用される。さらに詳しくは、有機顔料ペーストとワニスとを混練機で混練し、有機顔料をワニスに移行させ、水を分離、除去した後、残存する水を減圧することにより除去(フラッシング法という)し、有機顔料とワニスの混合物とする。
本発明では、他にインキとしての機能向上を目的として、適宜、顔料分散剤、乳化剤、乾燥防止剤、乾燥促進剤、整面剤、滑剤などの添加剤を用いることができる。
例えば、耐摩擦性、ブロッキング防止剤、滑り剤としては、カルナバワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスなどの天然ワックス、フィッシャートロプスワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、ポリテトラフルオロエチレンワックス、ポリアミドワックス、シリコーン化合物等の合成ワックスを例示することができる。
本発明の印刷物は、基材となる紙に、通常のオフセット印刷により製作出来る。
本発明の印刷物に用いる基材としては、通常のオフセット印刷が可能な用紙であれば使用できるが、特に、オフセット印刷に適する更紙(非塗工紙)、微塗工紙、コート紙、アート紙などが好ましく用いられる。
以下、本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、例中、「部」は「重量部」を、「%」は「重量%」を示す。
[ワニスの調製]
製造例1
ロジン変性フェノール樹脂R1(重量平均分子量150,000、荒川化学工業(株)製)25部、ロジン変性フェノール樹脂R2(重量平均分子量100,000、荒川化学工業(株)製)15部、大豆白絞油10部、AFソルベント7(JX日鉱日石エネルギー(株)製)49.35部、アルミキレート剤(ALCH、川研ファインケミカル(株)製)0.65部を反応容器中に仕込み、窒素ガスを吹き込みながら185℃に昇温し、60分撹拌混合して、ワニスV1を得た。
実施例1
製造例1で得られたワニスV1を200部、乾燥固形分170部相当の紅顔料ペースト(Brilliant Carmin6B、大同化成工業(株)製)を、1Lテストニーダーに投入し、温度60℃で撹拌混合し、フラッシングを行った。さらに、ワニスV1を430部、AFソルベント7(JX日鉱日石エネルギー(株)製)11部、炭酸カルシウム(ネオライトSA−300、竹原化学工業(株)製)15部を添加して混合し、さらに、3本ロールミルで練肉して、インキベースを得、表1に示したように、さらにワニス、ワックス(S−395、シャムロック社製)およびトリアセチン(沸点258〜260℃、関東化学(株)製)を添加、混合し、L型粘度計(25℃)による粘度値が20Pa・sの実施例1のオフセット印刷インキを得た。
実施例2
実施例1で得られたインキベースを使用し、トリアセチンに代えてトリプロピオニン(沸点282℃、関東化学(株)製)を用い、表1に示した配合とし、それ以外の操作は実施例1と同様に実施し、L型粘度計(25℃)による粘度値が20Pa・sの実施例2のオフセット印刷インキを得た。
実施例3
実施例1で得られたインキベースを使用し、トリアセチンに代えてトリブチリン(沸点305〜310℃、関東化学(株)製)を用い、表1に示した配合とし、それ以外の操作は実施例1と同様に実施し、L型粘度計(25℃)による粘度値が20Pa・sの実施例3のオフセット印刷インキを得た。
実施例4
実施例1で得られたインキベースを使用し、トリアセチンに代えてグリセリンジアセトモノラウレート(リケマールPL−012、沸点305〜310℃、理研ビタミン(株)製)を用い、表1に示した配合とし、それ以外の操作は実施例1と同様に実施し、L型粘度計(25℃)による粘度値が21Pa・sの実施例4のオフセット印刷インキを得た。
比較例1
実施例1で得られたインキベースを使用し、トリアセチンに代えてカプリル酸ヘキシルエステル(SIGMA−ALDRICH社製)を用い、それ以外の操作、配合はすべて実施例1と同様に実施し、L型粘度計(25℃)による粘度値が20Pa・sの比較例1のオフセット印刷インキを得た。
比較例2
実施例1で得られたインキベースを使用し、トリアセチンに代えてAFソルベント7を用い、表1に示した配合とし、それ以外の操作は実施例1と同様に実施し、L型粘度計(25℃)による粘度値が22Pa・sの比較例2のオフセット印刷インキを得た。
比較例3
実施例1で得られたインキベースを使用し、表1に示した配合とし、それ以外の操作は実施例1と同様に実施し、L型粘度計(25℃)による粘度値が12.3Pa・sの比較例3のオフセット印刷インキを得た。
比較例4
実施例1で得られたインキベースを使用し、トリアセチンに代えてトリカプリリン(沸点471℃、東京化成工業(株)製)を用い、それ以外の操作、配合はすべて実施例1と同様に実施し、L型粘度計(25℃)による粘度値が20.8Pa・sの比較例4のオフセット印刷インキを得た。
Figure 0006214495
表1(実施例1〜4、比較例1〜2および4)のオフセット印刷インキについて、下記のテーブルテストを行った。その結果を表2に示した。比較例3は、低粘度で、流動性が過剰となり、所望のインキが得られなかったため、下記のテーブルテストは行わなかった。
[光沢]
実施例1〜4、比較例1〜2および4の各オフセット印刷インキをRIテスター((株)明製作所製)でコート紙に展色し、光沢度計PG−1(日本電色工業(株)社製、60°)による測定値を評価した。光沢値が高いほど優れる。
光沢値について、◎:65.0以上、○:60.0以上、65.0未満、△:50.0以上、60.0未満(実用上問題ない)、×:50.0未満(光沢が低く、実用できない)、の4段階で評価した。
[セット性]
実施例1〜4、比較例1〜2および4の各オフセット印刷インキをRIテスター((株)明製作所製)でコート紙に展色し、すぐに自動インキセット試験機((株)東洋精機製作所製)を用いて、展色面に重ねた上質紙へのオフセット印刷インキの付着度を目視により確認し、付着が認められなくなるまでに要した時間を測定した。この時間が短いほど、セット性が優れる。
[乾燥性]
実施例1〜4、比較例1〜2および4の各オフセット印刷インキをプリューフバウ印刷適性試験機(MZ−II、プリューフバウ(株)社製)を用い、印圧400N、印刷速度10m/秒の条件で、オフセット印刷インキ0.2ccをコート紙に展色し、紙面乾燥温度を75℃になるように調節して、試料片を乾燥させた。乾燥させた試料片をすぐに取り出し、指触にて試料片のべた付き具合を評価した。べた付きがないほど、乾燥性が優れる。
べた付きの程度について、○:べた付きがないもの、△:ややべた付きがあるもの(実用上問題ない程度)、×:べた付きがあり、実用できない、の3段階で評価した。
Figure 0006214495
実施例1〜4、比較例1〜2および4の各オフセット印刷インキについて、その他の印刷適性について、下記のテーブルテストを行った。その結果を表3に示した。
[着色濃度]
実施例1〜4、比較例1〜2および4の各オフセット印刷インキをプリューフバウ印刷適性試験機(MZ−II、プリューフバウ(株)社製)を用い、印圧400N、印刷速度10m/秒の条件で、オフセット印刷インキ0.2ccをコート紙に展色し、紙面乾燥温度を100℃になるように調節して、試料片を乾燥させた。乾燥させた試料片の展色面を、グレタグマクベススペクトロアイ(GretagMacbeth社製)にて、濃度値を測定した。なお、プリューフバウ印刷適性試験機はドイツのFOGRA印刷製版研究所で開発された試験機でヒートセット印刷インキの評価に広く用いられている。
[タック]
実施例1〜4、比較例1〜2および4の各オフセット印刷インキをインコメーター((株)東洋精機製作所製)を使用し、インキ量1.31cc、室温25℃、ローラー温度30℃、回転数400rpmの条件下で1分後の数値(タック値)を測定した。タック値が低いほど、紙剥けしにくくなり、優れる。
[流動性]
実施例1〜4、比較例1〜2および4の各オフセット印刷インキをスプレッドメーター((株)東洋精機製作所製)によってインキの広がり(直径;mm)1分値を測定、評価した。広がり直径について、○:39.0mm以上41.0mm未満(実用上最適)、△:38.0mm以上39.0mm未満又は41.0mm以上42.0mm未満(実用上問題ない)、×:38.0mm未満または42.0mm以上(流動性不足または流動性過多により、実用できない)、の3段階で評価した。
[耐摩擦性]
実施例1〜4、比較例1〜2および4の各オフセット印刷インキをRIテスター((株)明製作所製)でコート紙に展色し、すぐに温度調整可能なオーブンを用いて、120℃、10秒間、試料片を加熱し、乾燥させた。加熱後、試料片を1分間放冷し、放冷した試料片のインキ面を学振型耐摩擦性試験機にて白紙で擦り、色落ちの程度を目視にて評価した。色落ちが少ないものほど、耐摩擦性が優れる。色落ちの程度について、○:少ないもの、△:やや多いもの(実用上問題ない程度)、×:多いもの(実用できない)、の3段階で評価した。
Figure 0006214495
表2によると、実施例1〜4のオフセット印刷インキは、脂肪酸エステルを用いた特許文献1に類似した例である比較例1と比べると、光沢は同程度であるが、セット性および乾燥性がかなり優れる。比較例2の従来型のオフセットインキと比べても、光沢が大幅に高い。比較例4のトリエステルを用いた特許文献2に類似した例と比べても、セット性(浸透乾燥性)、乾燥性(ヒートセット乾燥性)ともに優れる。
表3は、その他の印刷適性について評価した結果であるが、実施例1〜4のオフセット印刷インキは、比較例2の従来型のオフセット印刷インキと同程度の性能を十分有しているとともに、着色濃度が大幅に向上するという効果もある。
実施例5、比較例5および参考例1
製造例1で得られたワニスV1を200部、乾燥固形分170部相当の紅顔料ペースト(Brilliant Carmin6B、大同化成工業(株)製)を、ニーダーに投入し、温度60℃で撹拌混合し、フラッシングを行った。さらに、ワニスV1を430部、AFソルベント7(JX日鉱日石エネルギー(株)製)11部、炭酸カルシウム(ネオライトSA−300、竹原化学工業(株)製)15部を添加して混合し、さらに、3本ロールミルで練肉して、紅インキベースを得、表4に示したように、さらにワニス、ワックス(S−395、シャムロック社製)などを添加、混合し、L型粘度計(25℃)による粘度値が20Pa・sの実施例5、比較例5および参考例1のオフセット印刷インキを得た。参考例1は従来型のオフセット印刷インキである。
Figure 0006214495
製造例1で得られたワニスV1を220部、乾燥固形分100部相当の黄顔料ペースト(Lionol Yellow 1245P、東洋インキ製造(株)製)を、ニーダーに投入し、温度60℃で撹拌混合し、フラッシングを行った。さらに、ワニスV1を510部、エクソールD110(エクソンモービルケミカル社製)16部、炭酸カルシウム(ネオライトSA−300、竹原化学工業(株)製)55部を添加して混合し、さらに、3本ロールミルで練肉して、黄インキベースを得、表5に示したように、さらにワニス、ワックス(S−395、シャムロック社製)などを添加、混合し、L型粘度計(25℃)による粘度値が20Pa・sの実施例6、比較例6および参考例2のオフセット印刷インキを得た。なお、参考例2は従来型のオフセット印刷インキである。
Figure 0006214495
製造例1で得られたワニスV1を49部、藍顔料(Fastgen Blue GBK−19SD、DIC(株)製)15部、AFソルベント7(JX日鉱日石エネルギー(株)製)6部、炭酸カルシウム(ネオライトSA−300、竹原化学工業(株)製)3部を添加して混合し、3本ロールミルで練肉して、藍インキベースを得、表6に示したように、さらにワニス、ワックス(S−395、シャムロック社製)などを添加、混合し、L型粘度計(25℃)による粘度値が20Pa・sの実施例7、比較例7および参考例3のオフセット印刷インキを得た。なお、参考例3は従来型のオフセット印刷インキである。
Figure 0006214495
製造例1で得られたワニスV1を50部、墨顔料(カーボンブラック#52、三菱化学(株)製)19部、ギルソナイトワニス(ER−125、アメリカンギルソナイト社製)2部、AFソルベント7(JX日鉱日石エネルギー(株)製)15部、炭酸カルシウム(ネオライトSA−300、竹原化学工業(株)製)3部を添加して混合し、3本ロールミルで練肉して、墨インキベースを得、表7に示したように、さらにワニス、ワックス(S−395、シャムロック社製)などを添加、混合し、L型粘度計(25℃)による粘度値が20Pa・sの実施例8、比較例8および参考例4のオフセット印刷インキを得た。なお、参考例4は従来型のオフセット印刷インキである。
Figure 0006214495
実施例5〜8、比較例5〜8および参考例1〜4の各オフセット印刷インキについて、下記の条件にて、実機印刷試験を行った。その結果を表8に示した。
印刷機:(株)小森コーポレーション製 4色オフセット輪転機
印刷回転数:700rpm
印刷版:CTP版
用紙:上質紙
湿し水設定温度:25℃
[実機印刷試験:着肉性]
標準的な濃度の印刷物を与えることのできるインキの送り量を測定した。実施例5および比較例5の場合は参考例1を基準として、実施例6および比較例6の場合は参考例2を基準として、実施例7および比較例7の場合は参考例3を基準として、実施例8および比較例8の場合は参考例4を基準として、その増減を%で表示した。この数値が小さいほど、少量のインキ量で基準と同等の濃度となり、着肉性が優れる。
[実機印刷試験:汚れ耐性]
2万部印刷時において、地汚れが発生した程度を目視にて評価した。地汚れが発生した程度について、◎:地汚れがまったく発生しなかったもの、○:地汚れがごくわずかに発生したもの、△:地汚れがわずかに発生したもの(実用上問題ない程度)、×:地汚れが発生したもの(実用できない)、××:地汚れが顕著に発生したもの(実用できない)、の5段階で評価した。
[実機印刷試験:ブラン残り]
2万部印刷後の印刷機のブランケット上のインキ付着量を目視にて評価した。インキ付着量の程度について、◎:ブランケット上のインキ付着がほとんどないもの、○:ブランケット上のインキ付着がやや見られたもの、△:ブランケット上のインキ付着が通常程度のもの(実用上問題ない程度)、×:ブランケット上のインキ付着が通常より多かったもの(実用できない)、××:ブランケット上のインキ付着が顕著に多かったもの(実用できない)、の5段階で評価した。
[実機印刷試験:水棒からみ]
2万部印刷後の印刷機の水供給ローラー上のインキ付着量を目視にて評価した。インキ付着量の程度について、◎:水供給ローラー上のインキ付着がほとんどないもの、○:水供給ローラー上のインキ付着がやや見られたもの、△:水供給ローラー上のインキ付着が通常程度のもの(実用上問題ない程度)、×:水供給ローラー上のインキ付着が通常より多かったもの(実用できない)、××:水供給ローラー上のインキ付着が顕著に多かったもの(実用できない)、の5段階で評価した。
Figure 0006214495
表8によると、実機印刷においても、実施例5〜8のオフセット印刷インキは、特許文献2に類似した例である比較例5〜8と比べると、着肉性、汚れ耐性、ブラン残りおよび水棒からみがかなり優れる。また、参考例1〜4の従来型のオフセットインキと比べても、十分な性能を有している。

Claims (4)

  1. 炭素数が3〜8の非環式飽和脂肪族トリオールと、炭素数が2〜18の非環式脂肪族カルボン酸とからなり、炭素数の合計が9〜26で、沸点が常圧(101.3kPa)で200〜350℃であるエステルの少なくとも1種を、1〜20重量%と、ロジン変性フェノール樹脂を、20〜35重量%とを含有することを特徴とするオフセット印刷インキ。
  2. 前記エステルが一般式(1)で表されることを特徴とする請求項1記載のオフセット印
    刷インキ。
    Figure 0006214495
    (式(1)中、Rは炭素数が1〜4、Rは炭素数が1〜4およびRは炭素数が1〜17の炭化水素基である)
  3. 前記エステルが、トリアセチン、トリプロピオニン、トリブチリン、トリバレリン、トリイソバレリン、グリセリンジアセトモノラウレート、グリセリンジアセトモノオレートから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または2記載のオフセット印刷インキ
  4. 基材である紙に、請求項1〜3のいずれかに記載のオフセット印刷インキを付着させてなる印刷物。
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