JP6209057B2 - ラベル - Google Patents

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Description

本発明は、被着体に貼着された状態からその一部が剥離されるラベルに関し、特に、その一部を剥離しやすくしながらも、不用意な剥離を抑制する技術に関する。
従来より、配送物を配送する場合、配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が印字された配送ラベルが用いられている。このような配送ラベルは、上述したような配送情報が印字され、裏面に塗工された粘着剤によって配送物に貼着されて使用される。そして、配送物が配送先に配送された後、配送物に貼着された配送ラベルの一部が配送ラベルから分離され、配送業者等にて持ち帰られることになる。
図8は、一般的な配送ラベルの一例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示したB−B’断面図、(d)は上基材510の裏面の構成を示す図、(e)は下基材520の表面の構成を示す図である。
本例は図8に示すように、剥離紙530上に下基材520と上基材510とが積層されて構成された配送ラベル501である。
剥離紙530は、剥離台紙531の一方の面に剥離剤532が塗工されることによって構成されている。この剥離紙530の剥離剤532が塗工された面に下基材520が積層され、下基材520の裏面に塗工された粘着剤542によって下基材520が剥離紙530に剥離可能に貼着されている。
上基材510は、配達票511と貼付票512とがスリット513を介して連接して構成されている。配達票511及び貼付票512のそれぞれには、この配送ラベル501が貼着されて配送される配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が印字される配送情報印字領域511a,512aが設けられている。また、配達票511には、この配送ラベル501が貼着されて配送される配送物の配送先にて受領印を押下するための押印領域511bが設けられている。
下基材520の表面にはその全面に粘着剤541が塗工されており、この粘着剤541によって下基材520に上基材510が貼着されているが、上基材510のうち配達票511の裏面にはその全面に剥離剤550が塗工されており、それにより、配達票511は下基材520に剥離可能に貼着されている。そして、配達票511の角部の1つを含む領域が、下基材520から配達票511を剥離する際の剥離開始端部511cとなっている。
以下に、上記のように構成された配送ラベル501の使用方法について説明する。
図9は、図8に示した配送ラベル501の使用方法を説明するための図である。
図8に示した配送ラベル501は、まず、図9(a)に示すように、配達票511及び貼付票512のそれぞれに設けられた配送情報印字領域511a,512aに、この配送ラベル501が貼着されて配送される配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報511d,512dが印字された後、下基材520が剥離紙530から剥離される。
下基材520が剥離紙530から剥離された配送ラベル501は、下基材520の裏面に塗工された粘着剤542が表出し、図9(b)に示すように、この粘着剤542によって配送物502に貼着される。
配送ラベル501が貼着された配送物502が、配送情報印字領域511a,512aに印字された配送情報511d,512dに従って配送先に届けられると、配達票511の押印領域511bに受領印が押下され、図9(c),(d)に示すように、配達票511が、剥離開始端部511cを剥離開始端として下基材520から剥離され、配送ラベル501から分離される。配達票511は、裏面に剥離剤550が塗工されていることにより下基材520から剥離できるとともに、貼付票512とはスリット513を介して連接しているため、配送ラベル501から分離することができる。
このように配送ラベル501から分離した配達票511は、配送業者等にて持ち帰られることになる。
上述した配送ラベル501においては、配送物502の配送先にて押印領域511bに受領印が押下された後、配達票511が、剥離開始端部511cを剥離開始端として下基材520から剥離されることになるため、剥離開始端部511cが下基材520から剥離しやすい構造であることが好ましい。
ここで、配達票と貼付票とに区分された表面基材と、タック基材とが接着され、配達票がタック基材から剥離可能に構成された配送伝票において、配達票の角部が切除されるとともに、配達票のこの角部の近傍がタック基材に接着されていない非接着部となっている構成が、例えば特許文献1に開示されている。
この配送伝票においては、配達票の角部が切除されていることにより、切除された部分に指を引っ掛けて、配達票をタック基材から容易に剥離することができる。
特開2012−6151号公報
上述したように、特許文献1に開示された配送伝票は、配達票をタック基材から容易に剥離できるようにするために、配達票の角部を切除し、この切除された部分に指を引っ掛けられるようにしている。すなわち、配達票が切除された部分に指等が引っ掛かりやすい構造を有している。
そのため、配達票をタック基材から剥離しようとしない場合でも、配達票が切除された部分に指等が引っ掛かりやすく、それにより、配送情報を印字するためにプリンタ内を配送伝票が搬送される際や、配送伝票が配送物に貼着されて配送物が配送されている状態等において、配達票が切除された部分に指や他の物が引っ掛かり、配達票が不用意に剥離してしまう虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、被着体に貼着された状態からその一部を剥離する場合に剥離をしやすくしながらも、不用意な剥離を抑制することができるラベルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
第1の領域と第2の領域とが第1の切り離し線を介して分離可能に連接した第1のシートと、
前記第1のシートの一方の面に貼着され、前記第1のシートとの貼着面とは反対側の面に粘着層を具備する第2のシートと、
前記粘着層によって前記第2のシートに剥離可能に貼着された第3のシートとを有し、
前記第1のシートが、前記第1の領域が前記第2のシートから剥離可能に構成されるとともに、前記第1の領域のうち、前記第1の切り離し線に沿う領域に設けられ、該第1の領域の前記第2のシートからの剥離を開始する剥離開始端部が前記第2のシートに貼着されていない非貼着部となっており、前記第2のシートから前記第3のシートが剥離されて前記粘着層によって被着体に貼着されて使用されるラベルにおいて、
前記第2のシートは、前記剥離開始端部に対向する領域と、前記第2の領域に対向する領域とに跨がって閉じた分離領域を区画形成するように設けられた第2の切り離し線を有し、
前記第1のシートは、前記第2の領域にて前記第2の切り離し線に対向するように設けられた第3の切り離し線を有することを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、被着体に貼着するために第2のシートから第3のシートが剥離されると、第2のシートの第2の切り離し線によって閉じた分離領域が第2のシートから分離して第3のシートに貼着されたままとなるとともに、第1のシートの第3の切り離し線と第1の切り離し線とによって囲まれた領域が、第1のシートから分離して第2のシートの分離領域に貼着されたままとなる。すると、第2のシートには、分離領域が存在していた部分に孔部が生じるとともに、第1のシートには、第3の切り離し線と第1の切り離し線とによって囲まれた領域に孔部が生じる。そのため、このような状態となったラベルが、第2のシートに設けられた粘着層によって被着体に貼着された後に、第1の領域を第2の領域から分離するとともに第2のシートから剥離しようとする場合、第1及び第2のシートに生じた孔部から指を挿入することができる。さらに、第1の領域の剥離開始端部の下部には、第2のシートに生じた孔部によって第2のシートが存在していないため、剥離開始端部の下部に指を入り込ませ、剥離開始端部に指を引っ掛けて第1の領域を容易に剥離することができる。ここで、このように第2のシートから剥離される第1の領域に指を引っ掛けるための構成が、第2のシートにて第2の切り離し線によって閉じた形態となった孔部と、第1のシートにて第3の切り離し線と第1の切り離し線とによって囲まれた領域に生じた孔部とからなるため、ラベルの端部に表出しておらず、それにより、情報を印字するためにプリンタ内を搬送される際や、被着物に貼着された状態等において、第2のシートから第1のシートが不用意に剥離してしまうことが抑制される。
また、第1のシートの剥離開始端部が、第2のシートに貼着されていない構成において、第1のシートの、第1の切り離し線のうち分離領域に対向する部分よりも第1のシートの剥離開始端部を含む角部側の領域上に、第1の領域と第2の領域とが繋がった連続部を設けることにより、第1の領域の剥離開始端部が、第1の切り離し線が設けられた端辺においても、第2のシートに貼着された第2の領域に接続部によって固定されていることになり、第1の領域の第2のシートからの不用意な剥離が回避される。
本発明によれば、被着体に貼着された状態にて第1の領域を第2のシートから剥離しやすくするために、第1の領域の剥離開始端部に指を引っ掛けることができる構成を有しているが、その構成が、第2のシートにて第2の切り離し線によって閉じた形態となった孔部と、第1のシートにて第3の切り離し線と第1の切り離し線とによって囲まれた領域に生じた孔部とからなるため、ラベルの端部に表出しておらず、それにより、被着体に貼着された状態からその一部を剥離する場合に剥離をしやすくしながらも、不用意な剥離を抑制することができる。
また、第1のシートが、第1の切り離し線のうち分離領域に対向する部分よりも第1のシートの剥離開始端部を含む角部側の領域上に、第1の領域と第2の領域とが繋がった連続部を有するものにおいては、第1のシートの剥離開始端部が、第2のシートに貼着されていない非貼着部となっているものの、第1の領域の剥離開始端部が、第1の切り離し線が設けられた端辺においても、第2のシートに貼着された第2の領域に接続部によって固定されていることになり、第1の領域の第2のシートからの不用意な剥離を回避することができる。
本発明のラベルの実施の一形態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示したB−B’断面図、(d)は(a)に示したC−C’断面図、(e)は上基材の裏面の構成を示す図、(f)は下基材の表面の構成を示す図、(g)は剥離紙の表面の構成を示す図である。 図1に示した配送ラベルの詳細な構造を示す図であり、(a)は積層状態を示す斜視図、(b)は下基材に形成されたスリットの構成を示す図である。 図1に示した配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 図1に示した配送ラベルにおいて下基材から剥離紙が剥離された状態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は上基材の状態を示す図、(d)は下基材の状態を示す図、(e)は剥離紙の表面の状態を示す図、(f)は(e)に示したB−B’断面図である。 図1に示した配送ラベルが配送物に貼着された状態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示したB−B’断面図である。 図1に示した配送ラベルにおいて配達票が下基材から剥離していく様子を示す図である。 本発明のラベルの他の実施の形態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示したB−B’断面図、(d)は(a)に示したC−C’断面図、(e)は上基材の裏面の構成を示す図、(f)は下基材の表面の構成を示す図、(g)は剥離紙の表面の構成を示す図、(h)は貼付票に形成されたスリットの近傍の構成を示す図である。 一般的な配送ラベルの一例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示したB−B’断面図、(d)は上基材の裏面の構成を示す図、(e)は下基材の表面の構成を示す図である。 図8に示した配送ラベルの使用方法を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のラベルの実施の一形態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示したB−B’断面図、(d)は(a)に示したC−C’断面図、(e)は上基材10の裏面の構成を示す図、(f)は下基材20の表面の構成を示す図、(g)は剥離紙30の表面の構成を示す図である。図2は、図1に示した配送ラベル1の詳細な構造を示す図であり、(a)は積層状態を示す斜視図、(b)は下基材20に形成されたスリット21,22の構成を示す図である。
本形態は図1及び図2(a)に示すように、第3のシートである剥離紙30上に、第2のシートである下基材20と、第1のシートである上基材10とが積層されて構成された配送ラベル1である。
剥離紙30は、剥離台紙31の一方の面に剥離剤32が塗工されることによって構成されている。この剥離紙30の剥離剤32が塗工された面に下基材20が積層され、下基材20の裏面に塗工された粘着層を構成する粘着剤42によって下基材20が剥離紙30に剥離可能に貼着されている。
上基材10は、第1の領域である配達票11と、第2の領域である貼付票12とが、第1の切り離し線であるスリット13を介して連接して構成されている。配達票11及び貼付票12のそれぞれには、この配送ラベル1が貼着されて配送される配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が印字される配送情報印字領域11a,12aが設けられている。また、配達票11には、この配送ラベル1が貼着されて配送される配送物の配送先にて受領印を押下するための押印領域11bが設けられている。
上基材10は、配達票11の裏面の全面に剥離剤50が塗工されており、それにより、配達票11が下基材20から剥離可能に構成されている。配達票11は、その角部の1つを含む領域が、下基材20からの配達票11の剥離を開始する剥離開始端部11cとなっている。また、貼付票12には、剥離開始端部11cに隣接する領域に、スリット13側が開口した第3の切り離し線である略半円弧状のスリット14が形成されている。
下基材20の表面においては、剥離開始端部11cに対向する領域が、非貼着部であるのり抜き部15となっており、のり抜き部15を除く全面に粘着剤41が塗工され、この粘着剤41によって下基材20に上基材10が貼着されている。また、スリット14に対向するようにスリット21が形成されるとともに、のり抜き部15に、このスリット21の両端に繋がるように半円弧状のスリット22が形成されている。このスリット21,22は第2の切り離し線を構成するものであって、このスリット21,22によって、下基材20には、剥離開始端部11cに対向する領域と、貼付票12に対向する領域とに跨がって閉じた領域が区画形成され、この領域が、スリット21,22によって下基材20から分離する分離領域となる。
これにより、上基材10のうち配達票11が下基材20に剥離可能に貼着され、さらに、配達票11のうち剥離開始端部11cが下基材20に貼着されていない構成となっている。
また、剥離紙30には、スリット22に対向するように半円弧状のスリット33が設けられている。
ここで、スリット14,21,22,33の形状について詳細に説明する。
図2(b)に示すように、スリット22は、半円弧状を有しており、その直径aが15mmとなっている。また、スリット21は、スリット22の両端に繋がった半円弧の一部からなる部分と、半円弧のスリット22と繋がった端部とは反対側にてスリット13と並行した直線部とから構成されている。これにより、スリット22によって囲まれた領域が、半円の一部が切り欠かれたような形状となっている。スリット21は、スリット13に対向する領域と直線部との距離bが5mmとなっており、直線部の長さcが10mmとなっている。
また、上基材10に形成されたスリット14は、スリット21と同一形状を有し、また、剥離紙30に形成されたスリット33は、スリット22と同一形状を有している。
以下に、上記のように構成された配送ラベル1の使用方法について説明する。
図3は、図1に示した配送ラベル1の使用方法を説明するための図である。
図1に示した配送ラベル1は、まず、図3(a)に示すように、配達票11及び貼付票12のそれぞれに設けられた配送情報印字領域11a,12aに、この配送ラベル1が貼着されて配送される配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報11d,12dが印字された後、下基材20から剥離紙30が剥離される。
図4は、図1に示した配送ラベル1において下基材20から剥離紙30が剥離された状態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は上基材10の状態を示す図、(d)は下基材20の状態を示す図、(e)は剥離紙30の表面の状態を示す図、(f)は(e)に示したB−B’断面図である。なお、図4(b),(f)においては、剥離紙30の構成、並びに粘着剤41,42及び剥離剤50の図示は省略している。
下基材20から剥離紙30が剥離されると、図4(e),(f)に示すように、下基材20のうちスリット21,22によって囲まれた領域が下基材20から分離して剥離紙30に貼着されたままとなるとともに、上基材10のうちスリット13,14によって囲まれた領域が上基材10から分離し、下基材20の剥離紙30に貼着されたままとなる部分に貼着されたままとなる。
すると、図4(a)〜(d)に示すように、上基材10と下基材20には、剥離紙30に貼着されたままとなった領域が存在していた部分に孔部60が生じる。この孔部60は、下基材20においては、配達票11に対向する領域と貼付票12に対向する領域とに跨がって生じるものの、上基材10においては、貼付票12のみに生じるため、図4(b)に示すように、剥離開始端部11cにおいては、上基材10の下部に下基材20が存在しない状態となる。
下基材20から剥離紙30が剥離され、上記のような状態となった配送ラベル1は、下基材20の裏面に塗工された粘着剤42が表出し、図3(b)に示すように、この粘着剤42によって被着体となる配送物2に貼着される。
図5は、図1に示した配送ラベル1が配送物2に貼着された状態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示したB−B’断面図である。
図1に示した配送ラベル1が配送物2に貼着された状態では、図5(a)に示すように、下基材20から剥離紙30が剥離されることによって生じた孔部60が存在している。この孔部60は、後述するが、配達票11を下基材20から剥離しやすくするものであるが、上述したように、下基材20においては、スリット21,22によって閉じた形態となっており、上基材10においては、スリット13,14によって閉じた形態となっているため、図5(b),(c)に示すように、配達票11の領域においても貼付票12の領域においても、孔部60と配送ラベル1の剥離開始端部11c側の辺との間には、上基材10と下基材20とが貼着されたウォール部61が残存しており、孔部60は配送ラベル1の端部に表出していない。
そのため、配送物2の配送先への配送途中において、孔部60に指等が引っ掛かって配達票11が不用意に剥離してしまうことが抑制される。また、配達票11と貼付票12にそれぞれ設けられた配送情報印字領域11a,12aに配送情報11d,12dが印字される際においても、プリンタ内において、孔部60部にプリンタ内の部品等が引っ掛かって配達票11が不用意に剥離してしまうことが抑制される。
このようにして配送ラベル1が貼着された配送物2が、配送情報印字領域11a,12aに印字された配送情報11d,12dに従って配送先に届けられると、配達票11の押印領域11bに受領印が押下され、図3(c)に示すように、剥離開始端部11cが捲り上げられ、図3(d)に示すように、配達票11が、剥離開始端部11cを剥離開始端として下基材20から剥離され、配送ラベル1から分離される。
図6は、図1に示した配送ラベル1において配達票11が下基材20から剥離していく様子を示す図である。
配送物2に貼着された配送ラベル1には、配達票11と貼付票12との間に孔部60が存在しているが、上述したように、この孔部60は、下基材20においては、配達票11に対向する領域と貼付票12に対向する領域とに跨がって存在しているものの、上基材10においては貼付票12のみに存在しているため、剥離開始端部11cにおいては、上基材10の下部に下基材20が存在しない状態となる。
そのため、図6(a)に示すように、上基材10に存在する孔部60から指3を挿入し、剥離開始端部11cの下部に指3を入り込ませ、剥離開始端部11cに指3を引っ掛けることができる。
そして、図6(b)に示すように、指3で配達票11を容易に捲り上げて剥離することができる。この際、剥離開始端部11cは、のり抜き部15となっていることから下基材20に貼着されていないため、これによっても、剥離開始端部11cと下基材20との間に指を容易に挿入することができ、配達票11を下基材20から容易に剥離し始めることができる。
配送ラベル1から分離した配達票11は、配送業者等にて持ち帰られることになる。
このように本形態においては、上基材10には、貼付票12の剥離開始端部11cに隣接する領域に、スリット13側が開口した略半円弧状のスリット14が形成されており、また、下基材20には、スリット14に対向するようにスリット21が形成されるとともに、のり抜き部15に、このスリット21の両端に繋がるように半円弧状のスリット22が形成されているため、下基材20から剥離紙30を剥離すると、上基材10のスリット13,14によって囲まれた領域と、下基材20のスリット21,22によって囲まれた領域とに孔部60が生じ、この孔部60に指を挿入し、剥離開始端部11cの下部に指を入り込ませて配達票11を下基材20から容易に剥離することができる。また、孔部60が配送ラベル1の端部から表出していないため、配達票11と貼付票12にそれぞれ設けられた配送情報印字領域11a,12aに配送情報11d,12dを印字するためにプリンタ内を搬送される際や、配送ラベル1が配送物2に貼着された後、配送物2の配送先への配送途中において、孔部60に指等が引っ掛かって配達票11が不用意に剥離してしまうことを抑制することができる。
(他の実施の形態)
図7は、本発明のラベルの他の実施の形態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示したB−B’断面図、(d)は(a)に示したC−C’断面図、(e)は上基材110の裏面の構成を示す図、(f)は下基材120の表面の構成を示す図、(g)は剥離紙130の表面の構成を示す図、(h)は貼付票112に形成されたスリット114の近傍の構成を示す図である。
本形態は図7に示すように、図1に示したものに対して、スリット113上の一部に接続部となるタイ部116が設けられている点と、剥離紙130にスリット33が設けられていない点が異なるものである。
タイ部116は、スリット113のうち、スリット113,114によって分離領域となる領域に対向する部分よりも上基材110の剥離開始端部111cを含む角部側の領域上に、スリット113が途切れることによって設けられており、これにより、配達票111と貼付票112とが、タイ部116にて繋がっている。
また、図1に示した配送伝票1の剥離紙30には、下基材20に形成されたスリット22に対向するようにスリット33が設けられているが、これは、製造工程において、下基材20に剥離紙30を貼着した後にスリット22を形成するためにスリット22と同時にスリット33が形成されるものである。そのため、製造工程によっては、本形態のように剥離紙130にはスリットを設ける必要がない。
上記のように構成された配送ラベル101においては、配達票111の剥離開始端部111cが、のり抜き部115となることによって下基材120に貼着されていないものの、下基材120に貼着された貼付票112にタイ部116によって接続されて固定されているため、これによっても、配達票111の下基材120からの不用意な剥離を回避することができる。
なお、上述した実施の形態においては、スリット22,122が半円弧状であり、スリット14,21,114,121が略半円弧状であるが、これらの形状は、閉じた領域を形成するものであれば、半円弧状や略半円弧状に限らず、スリット14,114においては、スリット13,113とによって三角形を形成するものであってもよく、スリット21,22,121,122においては、端部が繋がることによって四角形を形成するものであってもよい。
また、上述した実施の形態においては、上基材10,110の裏面に塗工された剥離剤50,150と下基材20,120の表面に塗工された粘着剤42,142とによって配達票11,111が下基材20,120に剥離可能に貼着されているが、感圧接着剤等、貼着後の剥離が可能となる接着剤を用いて、配達票11,111を下基材20,120に剥離可能に貼着した構成としてもよい。
1,101 配送ラベル
2 配送物
10,110 上基材
11,111 配達票
11a,12a,111a,112a 配送情報印字領域
11b,111b 押印領域
11c,111c 剥離開始端部
11d,12d 配送情報
12,112 貼付票
13,14,21,22,33,113,114,121,122 スリット
15,115 のり抜き部
20,120 下基材
30,130 剥離紙
31,131 剥離台紙
32,50,132,150 剥離剤
41,42,141,142 粘着剤
60 孔部
61 ウォール部

Claims (2)

  1. 第1の領域と第2の領域とが第1の切り離し線を介して分離可能に連接した第1のシートと、
    前記第1のシートの一方の面に貼着され、前記第1のシートとの貼着面とは反対側の面に粘着層を具備する第2のシートと、
    前記粘着層によって前記第2のシートに剥離可能に貼着された第3のシートとを有し、
    前記第1のシートが、前記第1の領域が前記第2のシートから剥離可能に構成されるとともに、前記第1の領域のうち、前記第1の切り離し線に沿う領域に設けられ、該第1の領域の前記第2のシートからの剥離を開始する剥離開始端部が前記第2のシートに貼着されていない非貼着部となっており、前記第2のシートから前記第3のシートが剥離されて前記粘着層によって被着体に貼着されて使用されるラベルにおいて、
    前記第2のシートは、前記剥離開始端部に対向する領域と、前記第2の領域に対向する領域とに跨がって閉じた分離領域を区画形成するように設けられた第2の切り離し線を有し、
    前記第1のシートは、前記第2の領域にて前記第2の切り離し線に対向するように設けられた第3の切り離し線を有することを特徴とするラベル。
  2. 請求項1に記載のラベルにおいて、
    前記第1のシートは、前記第1の切り離し線のうち前記分離領域に対向する部分よりも当該第1のシートの前記剥離開始端部を含む角部側の領域上に、前記第1の領域と前記第2の領域とが繋がった連続部を有するラベル。
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