JP6205487B2 - 長尺金属製品の生産のための鉄鋼プラントおよび対応する製造方法 - Google Patents

長尺金属製品の生産のための鉄鋼プラントおよび対応する製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば機械工学または土木工学で使用可能なバー、鉄筋コンクリート用の丸鋼、ワイヤロッド、ビーム、または異形材の、長尺な金属製品を製造するための、鉄鋼プラントおよび対応する方法に関する。
特に、本発明は複合鋳造圧延プラントおよびその方法に関する。そして、エンドレスおよび半エンドレスと定義されるプロセスによる、半製品の連続鋳造品の直送圧延を構成する。
横断面より大きい縦のサイズを有する長尺な金属製品が、通常、金属(例えば鋼)の連続鋳造により生じる長尺な半製品を圧延することにより、製造されるのは公知である。
通常完成品は、正方形、矩形、または丸い断面で、ビレットまたはブルームを変形させ獲得できる、バー、鉄筋コンクリートのためのリブ付きバー、ロッド、ビーム、または他の異形材である。
鉄鋼プラントの作業方向の下流で、圧延機を連続鋳造機に連結する、長尺製品の生産のための鉄鋼プラントは公知である。
これらの既知のプラントにおいて、圧延ラインは連続鋳造ラインの下流に位置する。そして、例えば並べられ、連続鋳造ラインに直接連結することが可能で、共圧延ラインを定める。
そのため、中間装置、搬送装置、シャトル、移送面、移動式のフリーローラウエイ、または鋳物を能動的に移動する他のもの(例えば作業方向に対し横断方向に対象物を移動させるもの)を提供しない。
これらの既知のプラントは、連続した(「エンドレス」としても知られる)製造プロセスを行うことができる。そこでは、単一の半製品の連続鋳造品が、溶鋼が凝固するゾーンから、圧延機に入るゾーンまで延びている。
単一の半製品が連続鋳造ラインの下流の圧延ラインに沿って次第に圧延される。そして、圧延列のすべてのスタンドに亘る入口の数を減少させ、従ってコブルの発生確率を減少させ、故に高い生産性を可能にする。
既知の複合プラントもまた、圧延機の最初の部分において必要とされる圧縮力を減少させ、そして、半製品の鋳造品の高温を利用し、切断(クロッピング)の量を減らす。そして、歩留まりが高くなるおかげで運転コストを抑えることができる。
さらにまた、共圧延ラインを備えるプラントは、半エンドレス製造プロセスを行うこともでき、圧延機は、単一の連続半製品の代わりに、せん断ユニットにより切断される、連続した別々の半製品である材料を連続鋳造から受け取る。
鋳造機が開始および停止の段階で、例えば先頭と末尾の切断を行うために、または、例えば保守介入またはプラントの装備のため、もしくはコブルまたは他の問題や何らかの不便があり圧延機が停止するときに、せん断ユニットを用いる。
圧延機が圧延する材料を受けることができないような状況において、半製品の鋳造品が、上記のようにせん断ユニットを用いて生産され、その鋳造品は所定の長さを有し、それから、一旦その鋳造品が作業に戻されると、圧延機でその後処理されるように貯蔵所に送られる。
2つの鋳造ラインが鋳造機の下流の圧延ラインに材料を供給し、そして、半エンドレスプロセスで作動するプラントもまた公知である。
競争力のある製品を生産するためには、鉄鋼プラントの生産性を高め、また、歩留まりを向上させ生産コストを下げるために、廃物およびエネルギー消費量を抑える必要性が高いと考えられる。
既知の複合連続鋳造圧延プラントはこの要件を満たすことができず、予定されたまたは偶発的な圧延機の停止による影響が大きく、既知の複合連続鋳造圧延プラントはこの点において制限される。
本発明の1つの目的は、高い生産性を保証し、かつ、連続鋳造および/または上流の製鉄所に不利益をもたらさず、圧延機の停止を管理し未然に防ぐのを可能にする、長尺金属製品の生産のための鉄鋼プラントおよび対応する方法を得ることである。
本発明の別の目的は、連続鋳造機だけでなく圧延機ででも断面を変化させるのを可能にすることであり、これにより、2つの装置の同時のダウンタイムを最低限まで減少させ、それ故プラントの使用係数を最大限にする。
本発明の別の目的は、プラントの歩留まりを最大にすることであり、材料の廃棄物を最低限にまで減少させ、緊急事態に一時的な貯蔵所に格納する半製品の連続鋳造品を完全に回収する。
本発明の別の目的は、プラントのランニングコストおよびエネルギー消費量を抑えるために、特に半製品の連続鋳造品の、最初の溶鋼が含有するエンタルピーを最大まで利用することである。
さらにまた本発明の別の目的は、例えば複数の異なる機能条件または製造される製品のタイプに適応した複数の生産工程を実行することができるように、柔軟な長尺金属製品の生産のための鉄鋼プラントを得ることである。
従来技術の欠点を克服して、これらとその他の目的および利点を得るために、出願人は、本発明を考案してテストして実施した。
本発明は独立クレームにおいて記載され特徴づけられる。その一方で、従属クレームでは、本発明の他の特性または主発明概念に対する変形例が記載される。
上記の目的に従い、従来技術の限界を克服し、存在する欠陥を除去する本発明の鉄鋼プラントは、連続鋳造機と、連続鋳造機に位置合わせされ直接その下流に連続して位置する圧延機と、鋳造機と圧延機を連結するように構成される連続鋳造品のための1つ以上の搬送路と、を含む。
本発明の一態様では、鉄鋼プラントはまた、搬送路付近にある半製品の鋳造品の温度を保持し及び/又は加熱するための少なくとも1つの保持及び/又は加熱炉と、半製品の鋳造品のための排出プレートと、1つ以上の搬送路、保持及び/又は加熱炉、および/または排出プレートの間にある半製品の鋳造品を空中経路で高速搬送するように構成される空中搬送装置と、を含む。
このように本発明によると、空中搬送装置を使用することによっても、保持及び/又は加熱炉に半製品の鋳造品を蓄積または格納することができ、一旦ここが満杯になると排出プレートにも蓄積または格納することができる。例えば予定された頻度(毎日かもしれないが)に従って、可能であるかまたは想定されるとき、場合によっては空中搬送装置で、保持及び/又は加熱炉に蓄積または格納された半製品の鋳造品を、圧延するため圧延ラインの方へ高速搬送することができる。
結果として、本発明の鉄鋼プラントおよび対応する製造方法によると、連続して圧延機に直接供給される半製品の鋳造品の連続圧延と、適切に鋳造から獲得され、そして保持及び/又は加熱炉または排出プレートに一時的に蓄積され、そして、一旦圧延に適した温度に回復するとその後に圧延機に供給される断片(セグメント)との両方から、長尺金属製品を生産することができる。
本発明による鉄鋼プラントは半製品の鋳造品を蓄積できるので、圧延機のありうる停止(予定されたまたは偶発的な)が原因となる、鋳造プロセスおよび上流の製鉄所での損失の発生率を減少させる効果と、そして、少なくとも毎日、圧延機の生産性を最適化することもできる効果との両方を有する。
本発明はまた、連続鋳造と、連続鋳造の下流の圧延と、連続鋳造から圧延への1つ以上の搬送路による半製品の鋳造品の搬送とを備え、長尺金属製品の生産のための方法に関し、
鋳造圧延間の1つ以上の搬送路の保持及び/又は加熱炉にある半製品の鋳造品の温度を保持し及び/又は加熱することと、
排出プレートにある半製品の鋳造品を排出することと、
空中経路で、1つ以上の搬送路、保持及び/又は加熱炉、および/または排出プレート間の半製品の鋳造品を高速搬送すること、とを提供する。
本発明に記載の方法の1つの利点は、連続鋳造から圧延機まで半製品の鋳造品を搬送する際の温度損失を最低限に抑えることであり、鉄鋼プラントのエネルギーの総合損失を減少させ、圧延工程の効率および最終生成物の質を高めるために、半製品鋳造品の温度を数時間維持する。
本発明のこれら及び他の特徴は、いくつかの実施例の以下の説明より明らかになる。そして、添付の図面を参照して非限定的な実施例として与えられる。
本発明による鉄鋼プラントにおけるいくつかの実施例の概略平面図である。 図1のプラントの一部分の正面図である。 本発明による鉄鋼プラントにおける他の実施例の概略平面図である。 図3の鉄鋼プラントの一部分の拡大図である。 図4の一部分の正面図である。 本発明による鉄鋼プラントにおける他の実施例の平面図である。 本発明の他の実施例による鉄鋼プラントの一部分の拡大図である。
以下の説明では異なる実施例であっても、同じ参照番号は、本発明による鉄鋼プラントの同じ部分を示す。1つの実施例の要素および特性は、更なる説明なしに他の実施例にも適宜組み込まれることができるものと理解される。
我々は、本発明のさまざまな実施例を詳細に参照し、その内1つ以上の実施例が添付の図面に示される。各実施例は、本発明の例証として提供され、限定するものと理解されない。例えば、各実施例が1つの実施例の一部である限りは、示されるかまたは記載される特性は、もう1つの実施例を生じる他の実施例に、または、それに関連して採用されることができる。本発明がこの種すべての変更および変形例を含むものと理解される。
添付の図面を参照して、本発明による長尺金属製品の生産のための鉄鋼プラントは、その全体が参照番号10により示され、そして、半製品の鋳造品の液体金属(例えば鋼)を凝固させ、前記半製品の鋳造品から始まる長尺金属圧延製品を生じるよう構成される。
半製品は、バー、リブ付きバー、ロッド、異形材を生産するために通常使用される、円形、矩形状角、または、多角形断面であるブルームまたはビレットであり得るか、または、それらは、ビームの生産のための実質的にH形の断面を有するビームブランク、または異形材であることもできる。
我々は今後、明細書あるいは請求項で、前述の、いかなる半製品の連続鋳造品を意味する「ビレット」という語を使用する。
いくつかの実施例において、鉄鋼プラント10は、最高速度で作動する区分では、毎時間約150t/hの圧延製品の生産性を達成することができ、そして、1〜1.5Mtの年間生産性を超えることさえできる。
本発明による鉄鋼プラント10は、連続鋳造機11および、連続鋳造機11の下流に位置する圧延装置または圧延機12を含む。
連続鋳造機11および圧延機12は、接触しており、矢印Fが図面に示す作業方向または流れの向きで連続して順に位置する。
矢印Fは、鉄鋼プラント10による鋳造圧延プロセスの間、材料の流れの向きを識別する。
いくつかの実施例において、連続鋳造機11および圧延機12はまた、同じ作業軸Xを共有する。その結果、半製品の鋳造品を圧延機12から直接受け取ることができる。
このようにして、溶鋼の鋳造から長尺圧延金属製品を得るまでの間、連続した(あるいはエンドレスの)、加工工程を達成できる。エンドレスプロセスにおいて、語句「半製品の鋳造品」は1つのビレットを意味する。そして、連続鋳造機11の凝固ゾーンから圧延機12の入口に亘る長さを有する。鉄鋼プラント10は、半エンドレス共圧延プロセスを遂行するのにも適しており、そこでは、場合により連続が途切れ、半製品の鋳造品を圧延機12に供給する。
半エンドレスプロセスで、所望の長さ(例えば12m〜80m間)のビレットの断片(セグメント)を圧延機12に供給する。
ここに記載されるいくつかの実施例によると、いくつかの生産の形態(例えば半エンドレスモード)のためには、連続鋳造機11および圧延機12は異なる作業軸(例えば各々平行)を設け、半製品の鋳造品のための中間の搬送装置を提供する、と理解される
ここに記載される実施例すべてと組み合わせ可能な、いくつかの実施例において、鉄鋼プラント10はまた、鉄鋼プラント10のこれらの2つの部分の間でビレットを搬送するために、鋳造機11および圧延機12を連結する1つ以上の搬送路19を含む。
ここに記載される実施例のすべてと組み合わせ可能な、いくつかの実施例において、鉄鋼プラント10はまた、1つ以上の搬送路19に直結されずに(オフラインで)位置している、ビレットのための保持及び/又は加熱炉25と、例えば1つ以上の搬送路19に位置している、横にビレットを排出する排出プレート34と、急速に実質的に温度を損失させずに、またはこの種の損失を最小化し、1つ以上の搬送路19、保持及び/又は加熱炉25および/または排出プレート34間でビレットを高速搬送する空中搬送装置31と、を含む。
ビレットのための保持及び/又は加熱炉25、および排出プレート34は、1つ以上の搬送路19に配置できる中間の補助装置13に含まれる。
本発明によると、「熱い(ホット)ビレット」という用語は、連続鋳造機11から到着し、通常800℃を超える温度(場合によっては900℃)を有するビレット、ブルームまたはビームブランクを意味する。
本発明によれば、「冷たい(コールド)ビレット」という用語は、例えば前の鋳造の間に生じ、そしてオフラインで蓄積されているので、周囲温度まで冷却がすでに完了した半製品の鋳造品を意味する。
図1および図2は、連続鋳造機11が単一の鋳造ライン11aを備える鉄鋼プラント10の実施例を説明するために用いる。
例えば溶鋼が絶え間なく連続して取鍋15から注入されるタンディシュ14が、その単一の鋳造ライン11aに材料を供給する。
外部から冷却され、溶鋼を受け取るタンディシュ14のすぐ下に通常配置するインゴットケース(図面に示されない)は、ビレットを所望の断面にする。
鉄鋼プラント10の実施例を説明するために図3〜図7を用いる。連続鋳造機11は、各々独立している少なくとも2つの鋳造ライン(例えば第1の鋳造ライン111aおよび第2の鋳造ライン111b)を備えており、鋳造ライン111aおよび111b両方に共通の、単一のタンディシュ114を、2つの鋳造ライン111a、111bの上流に設ける。
第1の鋳造ライン111aおよび第2の鋳造ライン111b両方は、同じタンディシュ114から出発する。そこには、例えば、取鍋15から溶鋼が絶え間なく連続的に注入される。
2つの鋳造ライン111a、111bは、互いにわずかに傾き配置することができ、更に詳細には明細書にて後述するように、すなわち、理論的な中央の軸から末広がりであるか(例えば図3、図4および図5を参照)、または互いに平行している(例えば図6および図7を参照)。
各鋳造ライン111a、111bは、ビレットの最外側層あるいは表皮を凝固させ、それらの断面の形状を定めるインゴットケース(図面に示されない)を通常含む。
いくつかの実施例において、例えば2つの鋳造ライン111aおよび111bの場合、各鋳造ライン(単一のライン11aおよび、第1の111aと第2の111bの2つの鋳造ラインの両方)は、連続かつ同時に凝固するビレットをインゴットケースから抽出するように構成される抽出器16を含むこともできる。
鋳造機11のビレットは作業方向Fで進み、通常は強制冷却(例えば水または気水)で次第に凝固する。
鋳造機11は、鋳造ライン11a、111a、111bごとに例えば、せん断ユニット17を含むことができる。そして、そのせん断ユニット17は、非常事態(例えばコブル)が発生する場合には、圧延プロセスを中断する必要があるので、例えば、半エンドレス製造プレセスまたはエンドレス製造プロセスで介入するように構成される。
メカニカル式の例えばシェアーであるか、または、熱化学の例えば酸素アセチレン・ブローランプを備える酸素アセチレンシステムでありうるせん断ユニット17は、ビレットを切断するように構成される。そして、格納とその後の圧延に適した、予め定められた長さ(例えば12〜16メートル、最高80メートルまで)を有するビレットを得る。
各せん断ユニット17は、抽出器16およびせん断ユニット17を繋げる、対応する中間の搬送路(例えば中間の搬送路18)の最後に位置する。
図1を用いて記載される実施例を参照して、連続鋳造機11を圧延機12に連結するように構成される、例えば排出ロールを有する経路のような搬送路19を設ける。
第1から第2の搬送路19、20へビレットを搬送するために、例えば中間の搬送路18ともう一方の搬送路20(例えば圧延機12の供給ロール路)の間に搬送路19を配置することができる。
例えば図1を参照して、圧延機12は、搬送路20が最初の部分を構成する単一の圧延ライン12aを備える。
図1を用いて記載されるいくつかの実施例によると、直接にそして連続して、圧延機12が通常の加工条件下でビレットを圧延できるように、作業軸Xに沿って並べられる1つの鋳造ライン11aと1つの圧延ライン12aとを提供することができる。このようにして、せん断ユニット17を使用することなく、1つの鋳造ライン11aと1つの圧延ライン12aとが、エンドレス作業プロセスのために構成される共圧延ラインを定める。
これに反して、圧延機12が連続鋳造機11から材料を受けることができないときに、例えば予定された圧延機12の保守を実行するための圧延の停止や、生成される断面を変更するための装備が生じた場合、また、例えばコブルまたは故障といった偶発的な出来事が起こった場合には、せん断ユニット17は起動され、断片(セグメント)であるビレットを生産するために介入することができる。
ビレットの切断後、そのビレットが搬送路19に存在するとき、断片のビレットは1つの鋳造ライン11aからその都度排出される。
ここで記載される実施例すべてと組み合わせ可能な、図1を用いて記載されるいくつかの実施例によると、中間の補助装置13を、搬送路19に対応している、連続鋳造機11と圧延機12の間に配置する。
中間の補助装置13は、例えば、断片のビレットを一時的貯蔵ゾーンに送るため、搬送路19から排出するよう構成されることができる。
同様に、一旦圧延機12の機能が回復すると、中間の補助装置13は圧延のために断片のビレットを搬送路19に例えば配置することができる。
例えば、図1を用いて記載される実施例で、保持及び/又は加熱炉25は、連続鋳造機11および圧延機12の横に(搬送路19に)配置され、そして、排出プレート34は反対側に配置される。そして、保持及び/又は加熱炉25、および/または排出プレート34に搬送路19からくるビレットを供給するために、連続鋳造機11および圧延機12にまたがって作動する空中搬送装置31を提供する。
他の実施例において、例えば図7を用いて今後記載するように、保持及び/又は加熱炉25は、連続鋳造機11と圧延機12の間の搬送路19に少なくとも部分的に重なることができる。
例えば、鉄鋼プラント10がエンドレスプロセスで正常に機能している場合、連続鋳造機11の中間の搬送路18から到着するビレットは、搬送路19上の中間の補助装置13を通過し、そして、搬送路20を使用し誘導電気炉21を介して移動する。
半エンドレス、あるいは非連続に機能する場合、誘導電気炉21は、断片のビレットを受け取る。
どのような場合も、通常、中間の補助装置13の下流に位置する誘導電気炉21は、ビレットを、圧延のスタート温度(通常1050℃〜1200℃間)に例えば加熱するように構成することができる。
搬送路20は粗列22の方へビレットを搬送するように構成され、そこでビレットの第1の変形が行われる。更に詳細には後述するように、粗列22は通常、仕上げの上流で圧延機12の予備作業ゾーンを定めることができる。
いくつかの実施例において、圧延機12は粗列22の下流に、粗列22から出てくる製品を、次に続く変形の経路で成形するように構成される中間の圧延列23を有する。そこでは、圧延製品の最終的な断面積と鋳造ビレットの最初の断面積の間である、中間の断面積を有する製品を取得できるようにする。
圧延機12は、中間の列23の下流に、最終の圧延列24を有し、そこでは、最終的な圧延製品を仕上げて獲得するための1つ以上の圧延作業を行うよう構成される。
圧延機12は、仕上げの列24の下流に、圧延製品の移動、収集および貯蔵の装置を有することもできる。
図3は、ここに記載される実施例すべてと組み合わせ可能な、実施例を説明するために用いる。そして、2つの鋳造ライン111a、111bは各々傾き、特にそれらは共通の中央の軸に対して水平面に相互に末広がりで、それぞれの作業方向FaおよびFbを定める。
図3を参照して実施例は、2つの鋳造ライン11aおよび11b両方がプラント軸Xに対して相互に反転関係にあるよう、傾けられる実施例として記載される。
鋳造ライン11aおよび11bがプラント軸Xに対して非対称的に傾けられる解決策、または、鋳造ライン11aおよび11bの内1つだけが傾けられ、そして、もう一方はプラント軸Xと平行である解決策を設けることができる。
図6および図7は、他の実施例を説明するために用いられる。そこで、第1の鋳造ライン111aおよび第2の鋳造ライン111bは、作業軸Xと両方平行であり、したがって各々平行に並べられる。
図3〜図7を参照して例として記載される実施例で、鋳造機11の第1の111aおよび第2の111bの各々と圧延機12の鋳造ラインを連結するために2つの搬送路19が設けられている。
図3、図6および図7を参照して、例えば図1に記載されるように、中間の補助装置13は連続鋳造機11と圧延機12の間に配置される。これらの実施例において、中間の補助装置13は、一対の前記搬送路、あるいは排出ロール路19を含むことができる。
各搬送路19は、鋳造ライン111a、111bの中間の搬送路18の1つに、そして、圧延機12の搬送路20に位置合わせされる。
例えば図3を用いて例として記載される実施例のように、圧延機12は、各々それぞれに独立している2つの圧延ライン(具体的には第1の圧延ライン112aおよび第2の圧延ライン112b)と、従って、2つの搬送路20(各々の圧延ライン112a、112bに1つずつ)を含むことができる。
従って、第1の圧延ライン112aおよび第2の圧延ライン112bは、第1の鋳造ライン111aおよび第2の鋳造ライン111bに、それぞれ位置合わせされることができる。
従って、鋳造ライン111a、111bが相互に傾けられる場合は、圧延ライン112a、112bもまた相互に傾けられ、そしてまた、鋳造ライン111a、111bが平行である場合は圧延ライン112a、112bも平行である。
圧延機12が、中間の補助装置13の搬送路19から圧延機12の仕上げの列24まで延びる1つの圧延部分112cを含んでいる鉄鋼プラント10の実施例を説明するために、図6および図7を用いる。
考えられる実施形態(図6)において、1つの圧延部分112cが、作業軸Xと平行あるいは一致して長手方向に伸びることができるが、他の実施形態(図7)においては、1つの圧延部分112cが第1の鋳造ライン111aまたは第2の鋳造ライン111bに位置合わせされる。
仕上げの列24は、実質的に平行かつ各々独立している2つの仕上げライン112dおよび112e上の圧延製品を仕上げるように構成することができる。
いくつかの実施例において、例えば図6に例として記載されるが、前記1つの圧延部分112cがあり、圧延機12は、中間の補助装置13の搬送路19と圧延機12の1つの搬送路20との間に配置される、給送手段または供給シャトル120を含むこともできる。
供給シャトル120は、搬送路19から到着するビレットを誘導電気炉21に供給するために、搬送路20に配置するよう構成する。
供給シャトル120は、ビレットを移動させるためのロールを備える部分で定められ、作業軸Xに対して横方向(例えば直角)に移動可能である。
例えば図6を用いて記載される実施例を参照して、供給シャトル120は、可動部分120a(第1の鋳造ライン111aの搬送路19からビレットを受け取る)および可動部分120b(第2の鋳造ライン111bの搬送路19からビレットを受け取る)を含むことができる。
両部分120a、120bは一旦ビレットを受け取ると、搬送路20にビレットを直接移動させるために移動し、その後退くように構成され、それぞれの鋳造ライン111a、111bに再び整合する。
ありうる付加的な実施形態において、または、上記の運転モードに代わるものとして、一時的貯蔵ゾーンから(つまりは連続鋳造機11から直接ではない)、そして、切断および凝固の後に連続して到着するビレットが圧延機12に供給される。
いくつかの実施例において、一時的貯蔵ゾーンを中間の補助装置13に含むことができる。
中間の補助装置13は、例えば、ビレットを熱く保持し、冷たいビレットを待機温度まで加熱するよう構成される保持及び/又は加熱炉25を含むことができる。通常、保持及び/又は加熱炉25は、低消費であり、そして、有利にはスケール(焼け)の生成を制限し、しばらくの間ビレットを内部で保持できるように比較的低い温度(約900℃)で作動するように構成されることができる。
冷たいビレットが昇温される待機温度は、有利には下流の誘導電気炉21の加熱時間を制限するように、概して通常高く、例えば少なくとも圧延温度の2/3程度であり、そして、上述のように、スケールの生成を制限するには十分低い。
いくつかの実施例において、例えば図1〜図6を用いて記載されるように、保持及び/又は加熱炉25は、鋳造ライン11a、111a、111bに対して横かつ外部に配置することができる。または、図7を参照して記載されるように、保持及び/又は加熱炉25は、1つの鋳造ライン111b(または111a)または両方と、圧延機12との間で1つ以上の搬送路19と重なることができる。
保持及び/又は加熱炉25(例えば図2を参照)は、例えば少なくとも16のビレットを含むための広さを有する内部チャンバ26を備えることができ、そして、通常は耐火物でできており、内部を少なくとも約900℃に維持するために内部的に加熱される。
有利には考えられる実施例では、保持及び/又は加熱炉25は、例えば70トンの溶鋼鍋の重量に等しい多くのビレット(例えば1辺が165mmの矩断面を有する長さ16メートルの、20個のビレット)を含むような、蓄積容量(または緩衝時間)のために構成されることができる。
上述のように、本発明の保護範囲を制限しない考えられる実施例では、保持及び/又は加熱炉25からの出口で、またはいずれにしてもその下流で、少なくとも炉から出てくるときの温度が、例えば約1050℃またはより低い場合、ビレットの温度を圧延に適した値にするように構成される前述の誘導電気炉21を有する。
この作用により、誘導電気炉21では、ビレットを加熱する際に高い均一性を許容し、特に例えばビレットの端を加熱することが可能で、そのため、圧延の際に、これらのゾーンにおける亀裂の形成を防止する。
いくつかの実施例において、保持及び/又は加熱炉25は、ビレットを内部チャンバ26に導入する入口開口部27、および内部チャンバ26からビレットを排出するための出口開口部28を備えることができる。
導入は、ビレットを受け取りそして内部チャンバ26に導入するように構成されている、導入路29(例えば導入ロール路)を使用して行われることができる一方で、前記排出を行うために、具体的には内部チャンバ26からビレットを拾い上げそして排出するよう構成されている、排出路30(例えば排出ロール路)を設けることができる。
いくつかの実施例において、例えば図1、図3、図4、図6および図7を参照して、保持及び/又は加熱炉25にビレットを供給して、更に、その後それらを取り除くように構成されている、1つ以上のスラストヘッド36を設けることができる。
さらにまた、ありうる他の実施形態において、保持及び/又は加熱炉25を内部から空にするように構成される、1つ以上のカウンタースラストヘッド37を設けることができる。
ここに記載される他の実施例すべてと組み合わせ可能な、考えられる実施例では、中間の補助装置13は、空中搬送装置31を含むことができる。例えば、空中搬送装置31は、高速タイプ(ビレットを高速空中搬送できるよう構成される)であることができる。
本発明によると、「高速空中搬送」という用語は、90〜120メートル/分間の移動速度および、7.5〜20メートル/分間(好ましくは15メートル/分)の垂直上昇/降下速度で生じる搬送を意味する。
空中搬送装置31の速度は、ビレットを高速搬送し、それにより、ビレットの移動の際の、時間および温度の損失を最低限に抑えることを目的とする。
空中搬送装置31は、作業軸Xを横断して、例えば直角に配置される直線ガイド32に例えば沿って、摺動可能でありえる。
さらにまた空中搬送装置31は、搬送路19、導入路29および排出路30(図2および図5)より上を移動するように構成されることができる。
このようにして、空中搬送装置31は、保守または加熱のためにビレットを送るために、例えばビレットを搬送路19から拾い上げ、それらを導入路29に配置するために、鋳造ライン11a、111a、111bを横断する上方の異なった運転位置を取ることができる。
同様に、空中搬送装置31は、ビレットが圧延機12の圧延に送られるように排出路30からビレットを拾い上げ、それらを搬送路19に配置することができる。
例えば、図2および図5を用いて記載される実施例において、空中搬送装置31は、例えば少なくとも3つの異なる動作位置を取るよう構成される。
空中搬送装置31は、握持(グリップ)および保持手段を用いてビレットを拾い上げるように構成される。そして、握持および保持手段は、握持および支持フォーク33、または把持部または磁気装置、または類似もしくは相当する握持および支持部材を備えることができる。
握持および支持フォーク33は、少なくとも干渉のない高い位置と、ビレットを拾い上げ、リリースするための低い位置と、それらを移動させるための中間位置とを取るために、垂直に移動可能に構成されることができる。
ここに記載される他の実施例すべてと組み合わせ可能な、いくつかの実施例において、中間の補助装置13は、ビレットを受け取るよう構成される排出プレート34を含むこともでき、そしてそれ故、上記のように一時的貯蔵ゾーンとして機能することができる。
排出プレート34は、例えば搬送路19の外部かつ横に(例えば近接して)配置することができる。例えば、保持及び/又は加熱炉25が1つの鋳造ライン11a(図1および図2)または2つの鋳造ライン111a、111b(図3〜図6)の横にある実施例の形で、排出プレート34は、保持及び/又は加熱炉25の反対側の鋳造ライン11a、111a、111b側に配置することができる。
特に、保持及び/又は加熱炉25がビレットで満杯となるときに、排出プレート34を使用することができ、そして、連続鋳造機11から到着する他の半製品の鋳造品を受け取ることが必要である。
通常、排出プレート34に置かれるビレットは冷め、そして、プレートに利用可能な空間が無くなると、ビレットは取り出され、半製品の鋳造品のための収集ゾーン(図面に示されない)に格納されることができる。
いくつかの実施例において、空中搬送装置31は、排出プレート34にも同様に供給するように構成されることができる。すなわち、ビレットを排出プレート34へ搬送するだけでなく、排出プレート34からビレットを取り除くように構成することができる。
考えられる実施形態では、従って、空中搬送装置31(その動きは保持及び/又は加熱炉25から排出プレート34へ行く空間で作用する)は、保持及び/又は加熱炉25から排出プレート34へ選択的に移動するように構成され、
必要に応じてビレットを移動するように、鋳造ライン11a、111a、111bより上を通過する。
例えば図3、図4および図5に示されるように、鋳造ライン111a、111bの両方が傾けられ、例えば末広がりであるか、または1つだけが傾けられ、そして、もう一方は作業軸Xと平行である、考えられる実施例では、ビレットをその後圧延する圧延ライン112a、112bの特定の作業方向Fに、進行の主方向を位置合わせするように、ビレットを受け取り導入するよう構成されるビレットターナー装置40を設けることができる。
従って、空中搬送装置31によりビレットは搬送され(例えば中間の補助装置13、保持及び/又は加熱炉25または排出プレート34から拾い上げられる)、そして、空中搬送装置31はそのビレットをビレットターナー装置40に置く。
ビレットターナー装置40は、空中搬送装置31が次の圧延のために、ビレットを、引き続いて移動させなければならない圧延ラインと同じ方向に、回転させるように構成される。
前述のように、図7は、この説明は鋳造ライン111aに、または、鋳造ライン111a、111b両方および圧延機12にも当てはまるのだが、保持及び/又は加熱炉25を、1つの鋳造ライン(例えば参照番号111bが示す)間で1つ以上の搬送路19に重なって配置する実施例を説明するためにも、用いる。
考えられる実施形態では、単一の移動路35は、例えばロールを設けることができ、空中搬送装置31へ/からビレットを受け取り供給し、そして、保持及び/又は加熱炉25へ/からビレットを受け取り供給するよう構成される。
移動路35が、受け取るビレットを保持及び/又は加熱炉25内部に導入し、更に保持及び/又は加熱炉25からビレットを排出して、空中搬送装置31にビレットを利用できるようにするよう構成されることができる。
実施例のこれらの考えられる実施形態において、保持及び/又は加熱炉25は出口ドア41を備えることができ、その出口ドア41は、入口開口部27に対して保持及び/又は加熱炉25の反対側に位置し、搬送路20と協働する。
このようにして、第2の鋳造ライン111bおよび1つの圧延部分112cは位置合わせされ、直接に接続される。そして、例えば第2の鋳造ライン111bだけが作動するエンドレスプロセスを行うのに適した共圧延ラインを実際に確定する。
鋳造ライン111a、111b両方が作動中である場合、半エンドレスプロセスを実施することができる。例えば、そこでは、第1の線111aの断片のビレットは、空中搬送装置31によって対応する搬送路19から拾い上げられ、移動路35に配置され、保持及び/又は加熱炉25に入れられる。
従ってカウンタースラストヘッド37は、保持及び/又は加熱炉25内部でビレットを移動させ、後に圧延機12で処理されるよう、搬送路20にビレットを位置合わせするよう構成される。
図7を用いて例示されるように、保持及び/又は加熱炉25の下流に、ビレット溶接装置42を設けることができる。粗列22の前に、連続したビレットの断片をそれぞれ溶接して、実際には、エンドレス状態に類似した機能状態を再現するように、ビレット溶接装置42を構成する。
いくつかの実施例において、ビレット溶接装置42は、可動性の溶接部材43を備えることができる。その溶接部材43は、ビレットと同じ速度で作業方向Fに沿って移動し、そのおかげでビレットを止める必要なく、またはいわゆるオンザフライの溶接なしに、そしてそれ故、プラントの生産性またはビレットのエンタルピー含量に影響を及ぼさずに、ビレットを溶接するのを可能にする。
ここに記載されるいくつかの実施例もまた、これまで記載される複合の高生産性鋳造圧延鉄鋼プラント10の、完成品を獲得する製造方法に関する。製造方法のいくつかの実施例は、1日すなわち24時間の圧延工程を遂行するように構成されることができる。
いくつかの実施例において、可能な限り溶鋼のエネルギー含量を利用しそして、最大収量で圧延機12を作動させるために、作業方向Fの材料の流れは連続的で、かつ、例えば連続鋳造機11と圧延機12間で途切れることがないか、割込みがない。
例えば、付随する事故や予定された停止といった、圧延機12が材料を加工できない可能性がある場合は、連続した流れを中断することがある。
こういった状況で、鋳造および上流の製鉄所を停止させるのは都合が悪いので、圧延機12が再び作動するまで、まだ高温で、切断された前記ビレットを形成することが必要である。そして、その高温は消散されることなく、むしろ、少なくとも圧延機12が再び作動し始めるまで、有利には維持されなければならない。上記のように、本発明のいくつかの実施例によるこの目的のために、前述の保持及び/又は加熱炉25を、鋳造ライン11a、111a、111bに近接して、例えばそれらの横に(図1〜図6)、または、鋳造ライン11a、111a、111bと圧延機12間の1つ以上の搬送路19に、部分的または完全に重なって(図7)、設けることができる。
本発明に記載の生産方法の考えられる実施例によると、例えば事故または圧延ロールの変更が原因となる、圧延工程への割込みが生じた場合、空中搬送装置31は例えば、保持及び/又は加熱炉25へ向かって、例えば導入路29(例えば図1〜図6を参照)に、または、1つの移動路35(例えば図7を参照)にあるか、ビレットが冷めることが可能な排出プレート34にあるか、または、上記の地点の連続した組合せに存在するビレットを取る。
本発明の1つの特徴によると、ここに記載される製造方法の1日の圧延シーケンス終了後、少しの時間(例えば1時間の内の少し)が残されている。そして、保持及び/又は加熱炉25に蓄積されるビレットを回収し、同様に圧延機12にそれらを供給する。
いくつかの変形例において、例えば排出プレート34に蓄積されるビレットが回収可能であると仮定することができる。
考えられる実施例では、本発明は、保持及び/又は加熱炉25に冷たいビレットを投入することと、適切な時間(約1時間〜約20時間)、通常約2時間〜15時間、例えば約3時間、ビレットを内部に保持することとを提供することができる。
その結果、ビレットが所望の温度まで加熱され、従って、下流に設ける圧延機12で処理されることができる。本発明によると、保持及び/又は加熱炉25がまだ満杯でないときに、すなわち蓄積制限に達しないが、部分的に満たされているだけのときや、完全に空のときにもこの動作を行うことができる。
このようにして、本発明のいくつかの実施例によれば、常に日々の生産サイクルの終わりに、予め生成され、排出プレート34上または収集ゾーンに蓄積するビレットを圧延機12に供給することができる。
本発明のいくつかの実施例において、保持及び/又は加熱炉25がビレットで満たされ、常に生産サイクルの間満杯に保たれるよう、保持及び/又は加熱炉25の蓄積を管理するという方針を採用するのは、有利となり得る。すなわち、保持及び/又は加熱炉25が飽和状態まで満たされ、例えば1日の圧延シーケンスの最後までこの状態が保たれる。結果として、ここに記載される実施例では、FIFOまたはLIFOタイプの論理は、保持及び/又は加熱炉25へ/からのビレットの管理および変化には採用されないが、しかしその代わりに、保持及び/又は加熱炉25は満杯となり、日々の圧延サイクルの終わりまで満杯状態で保たれ、それからその後、空にされる。
生産動作中に例えばコブルといった事故が圧延機12で起こらない場合や、または例えばロールの変更を行うために予定された停止がなされない場合、従来の管理基準を採用した場合は、温度保持及び/又は加熱炉25は、通常空のままである。これに反して本発明の実施例は、ビレットを内部に導入することと、ビレットがある場合は排出プレート34からか、または収集ゾーンから例えばビレットをとることと、そして、少なくとも適切な時間(例えば少なくとも2時間、特には最低3時間、例えば約2〜15時間)ビレットを内部で保つこととにより、圧延への割込みがない場合であっても、日々の作業サイクルで、どんな場合も保持及び/又は加熱炉25を満杯にすることを提供することができる。本発明のいくつかの実施例は、熱い(ホット)および冷たい(コールド)ビレットの保持及び/又は加熱炉25における混合蓄積を提供することもできる。
従って、日々のサイクルの間、満杯に保たれる保持及び/又は加熱炉25の管理方針を提供するいくつかの実施例において、例えば圧延機が停止する結果として、共圧延プロセスも中断された後に、連続鋳造機11の下流に徐々に蓄積するすべてのビレットを回収することが有利には可能である。ビレットは圧延機12で、例えば日々の圧延サイクルの終わりといった、一定の間隔(経過中にプログラム可能な)で処理される。
このように、本発明は、特に保持及び/又は加熱炉25および排出プレート34のおかげで、緊急事態、または、予定された停止の間の材料の廃棄物を最低限に抑えるか、または除去することと、
完成品の重量と、溶鋼の生産の重量(1トン当たり)の間の比率と等しい高収量を保証することと、
圧延列の更なる安定および完成品のより良好な寸法品質を得ることと、
連続鋳造を停止させることなく、
サイズおよびタイプにおいて製造が変化する可能性を保証し、製造における損失なく、そして、上流の製鉄所に不利益をもたらさずに、プラントの高い使用係数を得ることと、
かなりの省エネルギーおよび従来の方法と比較したランニングコストの引き下げを得るために、全部の生産ラインに沿って最初の溶鋼が持つエンタルピーを最大限に利用すること、との利点を得ることを可能にする。
さらにまた、空中搬送装置31を提供することによって、本発明は、
導入路29(1つの移動路35(変形例))上の保持及び/又は加熱炉25を供給することと、
1つ以上の圧延ライン12a、112a、112bを供給するように、保持及び/又は加熱炉25の排出ロール路30(1つの移動路35(変形例))から、ビレットを拾い上げることと(場合によりビレットターナー装置40の中間位置を想定する)、
排出プレート34上にビレットを移動することと、
排出プレート34からビレットを取り除くことと、
1つの圧延ライン112a、112bからもう一方へビレットを移すこと、とを許容する。
このようにして、ビレットを管理する際の最大限の柔軟性を獲得し、従って、鉄鋼プラント10の異なる機能状態に広範囲に対処することができる。
本発明の分野および範囲を逸脱しない範囲で、これまで記載する鉄鋼プラント10および製造方法に、部分的な修正または追加が行うことができるということは明白である。
いつくかの具体例を参照して本発明について記載したが、当業者が鉄鋼プラントおよび製造方法の多くの他の同等のものを確実に達成可能であることは明白である。そして、請求項にて説明するような特性を有し、それ故、全て、そこに定められる保護範囲内となる。

Claims (15)

  1. 長尺金属製品の生産のための鉄鋼プラントであって、
    連続鋳造機(11)と、
    前記連続鋳造機(11)の下流に配置される圧延機(12)と、
    前記連続鋳造機(11)および前記圧延機(12)を連結するよう構成される、半製品の鋳造物のための1つ以上の搬送路(19)と、を備え、
    前記搬送路(19)付近に配置される前記半製品の鋳造物の温度を保ちおよび/または加熱するための、少なくとも1つの保持及び/又は加熱炉(25)と、
    前記半製品の鋳造物を蓄積することが可能な排出プレート(34)と、
    前記1つ以上の搬送路(19)、前記保持及び/又は加熱炉(25)および前記排出プレート(34)のそれぞれの間を相互に空中経路によって、前記半製品の鋳造物を高速搬送するように構成される空中搬送装置(31)と、を備えることを特徴とする長尺金属製品の生産のための鉄鋼プラント。
  2. 前記保持及び/又は加熱炉(25)および前記排出プレート(34)が、前記連続鋳造機(11)および前記圧延機(12)の外部に、前記連続鋳造機(11)および前記圧延機(22)によって定められる作業軸(X)に対して相互に反対側に、配置されることと、
    前記空中搬送装置(31)が、前記保持及び/又は加熱炉(25)および前記排出プレート(34)に材料を供給するために、前記作業軸(X)に対して横断方向に可動であるよう構成されること、を特徴とする、請求項1記載の鉄鋼プラント。
  3. 長尺金属製品の生産のための鉄鋼プラントであって、
    連続鋳造機(11)と、
    前記連続鋳造機(11)の下流に配置される圧延機(12)と、
    前記連続鋳造機(11)および前記圧延機(12)を連結するよう構成される、半製品の鋳造物のための1つ以上の搬送路(19)と、
    前記半製品の鋳造物を蓄積することが可能な、前記半製品の鋳造物の温度を保ちおよび/または加熱するための、少なくとも1つの保持及び/又は加熱炉(25)と、
    前記連続鋳造機(11)と前記保持及び/又は加熱炉(25)との間に前記半製品の鋳造物を蓄積することが可能な排出プレート(34)と、を備え
    前記保持及び/又は加熱炉(25)が前記排出プレート(34)および前記圧延機(12)の間で、前記1つ以上の搬送路(19)に少なくとも部分的に重なり、そして、前記排出プレート(34)が前記連続鋳造機(11)の外側で横に配置されることと、
    前記1つ以上の搬送路(19)と前記排出プレート(34)の間を相互に空中経路によって、前記半製品の鋳造物を高速搬送するように構成される空中搬送装置(31)と
    前記空中搬送装置(31)が、前記連続鋳造機(11)より上に、更に、前記排出プレ
    ート(34)より上で摺動するように、横断方向に可動であるよう構成されること、とを
    特徴とする長尺金属製品の生産のための鉄鋼プラント。
  4. 前記連続鋳造機(11)および前記圧延機(12)が前記作業軸(X)に沿って位置合わせされ、前記搬送路(19)によって各々連結される単一の鋳造ライン(11a)および単一の圧延ライン(12a)をそれぞれ備え、
    前記排出プレート(34)は、前記搬送路(19)に近接して横に位置し、そして、
    前記空中搬送装置(31)が、前記作業軸(X)を横断して、少なくとも前記搬送路(19)および前記排出プレート(34)の上を摺動するように構成されることを特徴とする請求項2または請求項3記載の鉄鋼プラント。
  5. 前記連続鋳造機(11)および前記圧延機(12)が、前記連続鋳造機(11)から前記圧延機(12)までの材料の流れる方向を定める、少なくとも、作業方向(F、Fa、Fb)に沿って、互いに位置合わせされ、2つの搬送路(19)によって接続される、2つの鋳造ライン(111a、111b)および2つの圧延ライン(112a、112b)をそれぞれ備え、
    前記排出プレート(34)は、前記搬送路(19)の1つに近接して、横かつ外部に位置し、そして、
    前記空中搬送装置(31)が、少なくとも前記搬送路(19)および前記排出プレート(34)より上を摺動する、請求項2または請求項3記載の鉄鋼プラント。
  6. 前記2つの鋳造ライン(111a、111b)および少なくとも前記2つの圧延ライン(112a、112b)の最初の部分が、それぞれの作業方向(Fa、Fb)に沿って、前記作業軸(X)に対して、各々末広がりであることと、
    前記搬送路(19)の間の中間ゾーンに置かれ、前記半製品の鋳造物の位置合わせをし、前記作業軸(X)と平行して、前記半製品の鋳造物を配置するように構成される、ビレットターナー装置(40)を備えることと、
    前記空中搬送装置(31)は、前記ビレットターナー装置(40)の方へおよび前記ビレットターナー装置(40)から前記半製品の鋳造物を搬送するように構成されていることを特徴とする請求項5記載の鉄鋼プラント。
  7. 前記2つの鋳造ライン(111a、111b)および前記2本の圧延ライン(112a、112b)が各々、そして、前記作業軸(X)に平行であることを特徴とする、請求項5記載の鉄鋼プラント。
  8. 前記空中搬送装置(31)が、移動するように、前記半製品の鋳造物を握持して保持するために垂直に移動可能である、握持および支持部材(33)を備えることを特徴とする、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の鉄鋼プラント。
  9. 前記空中搬送装置(31)は、前記作業軸(X)におよび/または少なくとも1つの作業方向(F、Fa、Fb)に対して直角となる方向に沿って可動であるよう構成されることを特徴とする、請求項5記載の鉄鋼プラント。
  10. 連続鋳造と、連続鋳造の下流の圧延と、1つ以上の搬送路(19)を使用した、連続鋳造から圧延への半製品の鋳造物の搬送とを備え、
    鋳造圧延の間の前記1つ以上の搬送路(19)で、保持及び/又は加熱炉(25)の前記半製品の鋳造物の温度を保持し、及び/又は加熱することと、
    排出プレート(34)にある前記半製品の鋳造物を排出することと、
    前記1つ以上の搬送路(19)、前記保持及び/又は加熱炉(25)および前記排出プレート(34)のそれぞれの間を相互に前記半製品の鋳造物を空中経路によって高速搬送すること、とを特徴とする長尺金属製品の生産の方法。
  11. 断片の前記半製品の鋳造物を前記1つ以上の搬送路(19)に配置することと、
    それから、前記半製品の鋳造物を前記1つ以上の搬送路(19)から拾い上げることと、
    前記保持及び/又は加熱炉(25)の方へ、空中経路によって前記半製品の鋳造物を搬送することと、
    前記保持及び/又は加熱炉(25)の前記半製品の鋳造物を保持することと、
    空中経路によって、前記保持及び/又は加熱炉(25)から、前記1つ以上の搬送路(19)の方へ、前記半製品の鋳造物を搬送することと、そして、
    圧延のための前記半製品の鋳造物を、圧延する場所へと送ること、とを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記半製品の鋳造物を前記1つ以上の搬送路(19)に配置した後、および、前記半製品の鋳造物を前記保持及び/又は加熱炉(25)へ搬送する前に、空中経路によって、前記排出プレート(34)の方へ前記半製品の鋳造物を搬送することを提供する、請求項11記載の方法。
  13. 前記保持及び/又は加熱炉(25)が完全に空であるとき、および、前記保持及び/又は加熱炉(25)が満杯になるまで部分的に満たされているとき両方に、前記半製品の鋳造物を前記保持及び/又は加熱炉(25)へ搬送することを特徴とする、請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 1日の生産サイクルベースで、前記保持及び/又は加熱炉(25)を前記半製品の鋳造物で満杯に保ち、そして、
    前記排出プレート(34)の、考えられるあらゆる他の半製品の鋳造物を排出することと、そして、
    サイクルの終わりに、前記保持及び/又は加熱炉(25)から、そして、場合により前記排出プレート(34)から前記半製品の鋳造物を拾い上げ、そして、それぞれの前記半製品の鋳造物を圧延することとを特徴とする、請求項10乃至13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 少なくとも2時間、前記半製品の鋳造物を前記保持及び/又は
    加熱炉(25)に保つことを特徴とする、請求項10乃至請求項14のいずれか1項に記
    載の方法。
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