JP6198052B2 - 切断装置、切断制御装置、切断制御方法、切断制御プログラム及び印刷装置 - Google Patents

切断装置、切断制御装置、切断制御方法、切断制御プログラム及び印刷装置 Download PDF

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Description

本発明は、切断装置、切断制御装置、切断制御方法、切断制御プログラム及び印刷装置に関する。
文字、記号、画像等を印刷するプリンタには、ロール状に巻きつけられたシート、例えば、用紙(ロール紙)を巻き解き、印刷した用紙を所定の長さに切断して排出するプリンタがある。そのようなプリンタには、印刷を行う前に巻き解いた用紙を所定の長さに切断し、切断した用紙に対して印刷を行うものがある。その他、巻き解いた用紙を切断する前に印刷を行い、印刷された用紙の搬送を停止して所定の長さに切断し、切断した後に用紙の先端を印刷開始位置まで巻き戻してから次の印刷を開始するプリンタがある。
例えば、特許文献1に記載されたロール紙送り装置のロール紙切断方法は、ロール紙の先端部をグリッパで把持し、ロール紙のループ部分を切断機で切断した後にグリッパで把持された先端側ロール紙を送り、上下バッフル間及び上下バッフルと切断機との間に残存したロール紙が紙の腰で真っ直ぐになった状態でその残存したロール紙の先端部を切断機で再度切断し、次の紙送り時にその切断端面をグリッパに送るようにしたことを特徴としている。
つまり、この方法では、カッターの切断面と用紙の突き当て面が平行になっていることを前提とし、用紙を巻き戻すことで用紙のたるみによる斜めに切断されること(斜行、斜めカットともいう)を防止する。また、斜めに用紙が切断された場合、その用紙を搬送方向に対して垂直に再度切断する。
特公平2−12714号公報
しかしながら、特許文献1に記載のロール紙送り装置では、印刷を行う前に用紙を巻き戻して再度切断を行うため、処理が遅れ、効率が低下してしまう。そのため、高速に印刷を行う場合には不向きである。
本発明は上記の点に鑑みてなされた切断装置、切断制御装置、切断制御方法、切断制御プログラム及び印刷装置を提供する。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、印刷部から送り出されたシートを当該シートの長手に沿う一の方向に送り出す第1送出部と、前記第1送出部よりも前記一の方向にずれた位置に設けられ、前記シートの面と交差する方向に当該シートを切断する切断部と、前記切断部の切断面を前記一の方向と直交する方向に対して傾斜させる傾斜調整部と、前記傾斜調整部に傾斜させる傾斜量を制御する傾斜制御部と、を備える切断装置である。
(2)本発明のその他の態様は、前記切断装置において、前記傾斜調整部は、前記切断部を前記シートの走行経路の一側部または他側部の支持位置を移動させることにより前記傾斜量を変更することを特徴とする。
(3)本発明のその他の態様は、前記切断装置において、前記第1送出部から前記一の方向と反対方向に、前記第1送出部が前記シートに接触する圧力よりも大きい圧力で前記シートを接触して前記一の方向に送り出す第2送出部を備える。
(4)本発明のその他の態様は、前記切断装置において、前記第1送出部を前記第2送出部よりも高速で駆動することを特徴とする。
(5)本発明のその他の態様は、前記切断装置において、前記切断部が前記シートを切断する際、前記第1送出部を停止させる搬送制御部を備える。
(6)本発明のその他の態様は、前記切断装置において、前記第1送出部は、前記シートの前記一の方向の両側端からそれぞれ予め定めた範囲を除く中央部において前記シートに接触されることを特徴とする。
(7)本発明のその他の態様は、前記切断装置において、前記傾斜制御部は、前記シートに印刷する印刷範囲に基づいて前記傾斜量を制御することを特徴とする。
(8)本発明のその他の態様は、前記切断装置において、前記傾斜制御部は、印刷範囲の大きさと傾斜量とを対応付けた傾斜データを参照して前記印刷範囲の大きさに対応した傾斜量を定めることを特徴とする。
(9)本発明のその他の態様は、シートを当該シートの長手に沿う一の方向に送り出す第1送出部よりも前記一の方向にずれた位置に設けられ、前記シートの面と交差する方向に当該シートを切断する切断部の切断面を前記一の方向と直交する方向に対して傾斜調整部が傾斜させる傾斜量を制御する傾斜制御部、を備える切断制御装置である。
(10)本発明のその他の態様は、シートを当該シートの長手に沿う一の方向に送り出す第1送出部よりも前記一の方向にずれた位置に設けられ、前記シートの面と交差する方向に当該シートを切断する切断部の切断面を前記一の方向と直交する方向に対して傾斜調整部が傾斜させる傾斜量を制御する傾斜制御過程、を有する切断制御方法である。
(11)本発明のその他の態様は、切断制御装置のコンピュータにシートを当該シートの長手に沿う一の方向に送り出す第1送出部よりも前記一の方向にずれた位置に設けられ、前記シートの面と交差する方向に当該シートを切断する切断部の切断面を前記一の方向と直交する方向に対して傾斜調整部が傾斜させる傾斜量を制御する傾斜制御手順、を実行させるための切断制御プログラムである。
(12)本発明のその他の態様は、印刷部から送り出されたシートを当該シートの長手に沿う一の方向に送り出す第1送出部と、前記第1送出部よりも前記一の方向にずれた位置に設けられ、前記シートの面と交差する方向に当該シートを切断する切断部と、前記切断部の切断面を前記一の方向と直交する方向に対して傾斜させる傾斜調整部と、前記傾斜調整部に傾斜させる傾斜量を制御する傾斜制御部と、を備える印刷装置である。
本発明によれば、送り出し方向に対してシートを効率よく垂直に切断することができる。
本発明の第1の実施形態に係る印刷装置の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る印刷装置の内部構成を示すブロック図である。 印刷範囲の例を示す概略図である。 斜行が生じる仕組みを説明する図(1)である。 斜行が生じる仕組みを説明する図(2)である。 斜行量を説明する図である。 斜行データの一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る印刷装置の構成を示す平面図である。 本実施形態に係る印刷装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の最小構成に係る切断制御装置の構成を示すブロック図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る印刷装置1の構成を示す概略図である。
図1において、X方向、Y方向、Z方向は、3次元空間で互いに直交する。X方向、Y方向は、ともに水平面に平行な方向である。Z方向は、水平面に垂直な方向である。以下の説明では、X方向とその反対方向をそれぞれ右、左と呼び、Y方向とその反対方向をそれぞれ順方向、逆方向と呼び、Z方向とその反対方向を、それぞれ上、下と呼ぶことがある。図1(a)、(b)、(c)は、印刷装置1の左側面図、平面図、右側面図である。
以下の説明では、印刷されるシートがロール紙201である場合を例にとる。ロール紙201は、一辺の長さが他辺の長さ(幅)よりも十分に長い帯状の用紙であって、幅方向の軸を中心に円筒状に巻き取られた用紙である。印刷装置1は、ロール紙201の一端を順次巻き解き、巻き解かれた部分に印刷を行い、印刷された部分を印刷装置1の外部に排出する。ロール紙201は、例えば、一定の剛度(曲げの力を加えたときの抵抗力の大きさ、いわゆる紙の腰)を有する電子写真用記録紙(PPC:Plain Paper Copy用紙ともいう)、印画紙、等である。ロール紙201の典型的な厚さは、例えば、100μm〜400μm、電子写真用記録紙では、例えば、200μmである。以下の説明では、ロール紙201の巻き解かれた部分も単にロール紙201と呼ぶ。
印刷装置1は、送りローラ101−1、101−2、回転軸102−1、102−2、フィードローラ103−1、103−2、回転軸104−1、104−2、切断部105、及び傾斜調整部110を含んで構成される。
送りローラ101−1、101−2は、それぞれ円筒状の形状を有し、その中心軸に回転軸102−1、102−2が固定されている。送りローラ101−1、101−2の半径、高さは、互いに等しくてもよい。また、送りローラ101−1、101−2の中心軸は、それぞれX方向に向けられ、上下に対面するように配置されている。これにより、ロール紙201は、その長手方向がY方向に向けられ、その表面と裏面の両面がそれぞれ送りローラ101−1、101−2の側面の間に挟まれる。
送りローラ101−1、101−2は、X方向に対して、それぞれ右回り、左回りに回転することで巻き解いたロール紙201の印刷された部分から順にY方向、つまり、フィードローラ103−1、103−2に向けて送り出す。送りローラ101−1、101−2がロール紙201を挟む圧力(拘束力)は、少なくともロール紙201を巻き解き、フィードローラ103−1、103−2に送り出すために十分に高くする。また、送りローラ101−1、101−2の幅(X方向の長さ)のロール紙201の走行経路の幅(ロール紙201の幅の最大値)に対する比は、予め定めた比(例えば、0.8、1.0、等)よりも大きくてもよい。よって、ロール紙201は、送りローラ101−1、101−2の間に強く拘束される。
回転軸102−1、102−2は、それぞれ送りローラ101−1、101−2の中心軸に固定され、そのうちの一方(例えば、回転軸102−2)は、送りローラ駆動部124(後述)の回転によって駆動される。その回転軸に固定された一方の送りローラ(例えば、送りローラ101−2)が回転し、他方の送りローラを一方の方向と逆方向に回転させる。これにより、送りローラ101−1、101−2、回転軸102−1、102−2、及び送りローラ駆動部124は、ロール紙201をY方向に送り出す送出部(第2送出部)を形成する。
フィードローラ103−1、103−2は、それぞれ円筒状の形状を有し、その中心軸に回転軸104−1、104−2が固定されている。フィードローラ103−1、103−2の半径、高さは、互いに等しくてもよい。また、フィードローラ103−1、103−2の中心軸は、それぞれX方向に向けられ、上下に対面するように配置されている。これにより、ロール紙201は、その長手方向がY方向に向けられ、その表面と裏面の両面がそれぞれフィードローラ103−1、103−2の間に挟まれる。
フィードローラ103−1、103−2は、X方向に対して、それぞれ右回り、左回りに回転することで送りローラ101−1、101−2から送られたロール紙201をY方向、つまり、切断部105に向けて送り出す。フィードローラ103−1、103−2がロール紙201を挟む圧力は、少なくとも送りローラ101−1、101−2から送られたロール紙201を切断部105に送り出すために十分な圧力である。但し、その圧力は、送りローラ101−1、101−2がロール紙201を挟む圧力よりも小さくして、フィードローラ103−1、103−2の間に比較的緩く拘束されるようにする。
これは、後述するように、送りローラ101−1、101−2が回転している間に、フィードローラ103−1、103−2は回転の停止、再開を繰り返すことがあり、その定常回転時における回転速度が送りローラ101−1、101−2の回転速度よりも高いためである。これにより、フィードローラ103−1、103−2が一時的に停止している間でもロール紙201のわずかな走行を許容することで、ロール紙201のたるみを緩和し、ロール紙201が破損する可能性を低減することができる。
また、フィードローラ103−1、103−2の幅(X方向の長さ)のロール紙201の走行経路の幅(ロール紙201の幅の最大値)に対する比は、予め定めた比(例えば、0.2〜0.5程度)よりも小さくしてもよい。これにより、フィードローラ103−1、103−2は、ロール紙201のY方向に対する左右両側端からそれぞれ予め定めた範囲を除く中央部にのみにロール紙201に接触される。このことでも、ロール紙201を弱く拘束できるので、ロール紙201のたるみの緩和と、破損する可能性との低減を両立することができる。
回転軸104−1、104−2は、それぞれフィードローラ103−1、103−2の中心軸に固定され、そのうちの一方(例えば、回転軸104−2)は、フィードローラ駆動部125(後述)の回転によって駆動される。その回転軸に固定された一方のフィードローラ(例えば、フィードローラ103−2)が回転し、他方のフィードローラを一方の方向と逆方向に回転させる。これにより、フィードローラ103−1、103−2、回転軸104−1、104−2、及びフィードローラ駆動部125は、ロール紙201をY方向に送り出す送出部(第1送出部)を形成する。
なお、以下の説明では、送りローラ101−1、101−2、回転軸102−1、102−2、フィードローラ103−1、103−2、回転軸104−1、104−2をそれぞれ区別しない場合には、送りローラ101、回転軸102、フィードローラ103、回転軸104と呼ぶことがある。
切断部105は、可動刃106、固定刃107及び支点軸108を含んで構成される。切断部105は、1対の刃、つまり可動刃106と固定刃107でロール紙201を交差するように挟み込んで切断するカッターユニット(ギロチンカッター)である。
可動刃106、固定刃107は、それぞれの先端に鋭利な切断面を有し、それぞれの切断面の長手方向が、切断部105の長手方向に平行であって、それぞれの切断面が対面するように支持されている。可動刃106の切断面は、下方に向けられ、その一端(例えば、右端)が他端(例えば、左端)よりも下方に傾斜される。切断制御部122(後述)からロール紙201を切断することを指示する切断指示信号が入力されない状態では、可動刃106の切断面の一端は、ロール紙201の表面よりも高い位置にある。他方、固定刃107の切断面は、水平面に平行であって上方に向けられ、ロール紙201の裏面よりも予め定めた距離だけ低い位置にある。
切断制御部122(後述)から切断指示信号が入力されたとき切断部105は、可動刃106をその位置(図1(a)、(c)において実線で示される)から下方(図1(a)、(c)において破線で示される)に移動させ、可動刃106の切断面がその一端から他端に向けてロール紙201に順次接触させる。これにより、ロール紙201において可動刃106の切断面が接触した部分が切断される。切断が完了した後、切断部105は、可動刃106をもとの高さに戻す。
支点軸108は、その軸方向がZ方向に向けられ、切断部105の長手方向の両端のうち、可動刃106の切断面の一端により近い位置(右側)で、印刷装置1の筐体に支持される。切断部105は、支点軸108を中心にX−Y平面内で方向が可変になるため、可動刃106の切断面がX方向とは異なる方向に傾斜可能となる。
切断部105の長手方向の両端のうち、可動刃106の切断面の他端により近い位置(左側)に、傾斜調整部110が備えられる。
傾斜調整部110は、カム112、カムローラ114、カムモータ115、コイルばね116及び支持材117を含んで構成され、可動刃106の切断面のX−Y平面内の方向(傾斜)を調整する。可動刃106の切断面の方向は、その切断面の他端(例えば、左端)が一端(右端)よりもY方向に進むように調整される。ロール紙201が切断された切断面は、後述するように斜行、つまり可動刃106の切断面は一端の側が他端の側よりもY方向に進むことがあるため、これを防止するためである。ロール紙201の斜行については、後述する。
カム112は、X軸方向に向けられた回転軸(カムシャフト)を有し、その回転軸は印刷装置1の筐体に支持される。カム112は、その回転軸を中心に回転可能である。カム112の外周は、切断部105の長手方向の両端のうち支点軸108から遠い側であって、
切断部105の側面のうちロール紙201の進行方向とは反対側、つまりフィードローラ103−1、103−2の側の側面に接触される。カム112の外周には、切断部105とは異なる方向に、カムローラ114の外周が接触される。
カムローラ114は、その外周がカム112の外周に接触され、自部の回転軸を中心に回転する。その回転軸はX軸方向に向けられて印刷装置1の筐体に支持される。カムローラ114の外周には、カム112とは対向する側に、カムモータ115の回転軸の外周が接触される。
カムモータ115は、自部の回転軸の外周がカムローラ114の外周に接触され、その回転軸を中心に回転する。その回転軸はX軸方向に向けられて印刷装置1の筐体に支持される。
コイルばね116は、その長手方向がY方向に向けられ、その一端が切断部105の側面のうちロール紙201の進行方向の側の側面に支持され、他端が支持材117に固定される。
支持材117は、印刷装置1の筐体に固定され、コイルばね116の他端を支持する。
ここで、カムモータ115の回転による動力は、カムローラ114によってカム112の外周に伝えられ、カム112の方向が、その回転軸のまわりで変位する。カム112の変位に伴い、その回転軸からの半径が増加するため切断部105の長手方向の他端はX−Y平面上で支点軸108の回りに変位する。コイルばね116の一端には、切断部105からY方向に力が加えられることで、コイルばね116の長さが圧縮される。そのため、傾斜制御部126(後述)によりカムモータ115の動力を制御することで、切断部105の長手方向の他端のY方向への変位、つまり傾斜量が制御される。
次に、印刷装置1の内部構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る印刷装置1の内部構成を示すブロック図である。
印刷装置1は、さらに切断制御部122、搬送制御部123、送りローラ駆動部124、フィードローラ駆動部125、傾斜制御部126、斜行データ記憶部127、CPU(Central Processing Unit)131、ROM(Read Only Memory)132、RAM(Random Access Memory)133、バッファ部134、外部インタフェース部135及び印刷部136を備える。
切断制御部122は、印刷部136から入力した印刷データに基づいてロール紙201における印刷範囲が終端した部位を判定する。印刷部136が一度に印刷する印刷範囲は、例えば、1ページ単位、予め定めたページ数単位、行単位、予め定めた行数単位、等のいずれかである。切断制御部122は、判定した部位を切断することを指示する切断指示信号を切断部105、搬送制御部123及び傾斜制御部126に出力する。これにより、切断部105にはロール紙201の切断が指示され、搬送制御部123にはフィードローラ駆動部125を駆動することが指示され、傾斜制御部126には切断部105を傾斜させることが指示される。
搬送制御部123は、印刷を行うか否かに応じて、送りローラ駆動部124、フィードローラ駆動部125の回転の有無を制御し、さらに切断を行うか否かに応じてフィードローラ駆動部125の回転の有無を制御する。ここで、搬送制御部123に印刷データが入力される場合には、送りローラ駆動部124及びフィードローラ駆動部125を回転させる。これにより、回転軸102、ひいては送りローラ101が駆動され、回転軸104、ひいてはフィードローラ103が駆動される。
送りローラ駆動部124が、送りローラ101を回転させる回転速度は、印刷部136がロール紙201を印刷する部位を移動させる速度に等しい。印刷が継続して行わる場合には、送りローラ101の回転速度は、ほぼ等速になる。フィードローラ駆動部125が、フィードローラ103を駆動する回転速度は、送りローラ101を駆動する回転速度よりも高速である。これにより、ロール紙201は、フィードローラ103にY方向に引っ張られるため送りローラ101との間でのたるみが生じても解消され、ほぼ平面に伸ばされる。
切断制御部122から切断指示信号が入力される場合には、搬送制御部123はフィードローラ駆動部125を少なくとも予め定めた停止時間だけ停止させ、回転軸104の回転を停止させる。予め定めた停止時間は、切断部105が、ロール紙201を切断するのに要する時間(例えば、0.1秒)と等しいか、その時間よりも大きい。その停止時間が経過し、印刷データが入力される場合には、搬送制御部123は、フィードローラ駆動部125の回転を再開する。
送りローラ駆動部124は、回転軸102の一方(例えば、回転軸102−2)、ひいては送りローラ101の回転を駆動するモータである。
フィードローラ駆動部125は、回転軸104の一方(例えば、回転軸104−2)、ひいてはフィードローラ103の回転を駆動するモータである。
傾斜制御部126は、切断制御部122から切断指示信号が入力されたとき、傾斜調整部110に傾斜させる傾斜量を印刷部136から入力した印刷データが示す印刷範囲に基づいて定める。印刷範囲は、ロール紙201においてこれから切断されようとする切断面(後端)から前回切断された切断面(先端)までの間の距離(印刷長)で表される。また、傾斜量は、ロール紙201の斜行量に比例する。斜行量とは、ロール紙201の切断面の一端の側(例えば、右側)が他端の側よりもY方向に進んだ距離である。斜行の度合いは、後述するように斜行量を印刷長で除算して規格化した斜行率で表されてもよい。
傾斜制御部126は、斜行データ記憶部127に記憶された斜行データを参照して、印刷データに基づいて得られた印刷長に対応する斜行率を読み出し、読み出した斜行率に基づいて斜行量を算出し、算出した斜行量に応じた傾斜量を算出する。傾斜制御部126は、算出した傾斜量で切断部105を傾斜させるように、カムモータ115を駆動する。また、傾斜制御部126には、切断部105を傾斜させる傾斜量とカムモータ115に与える電力との間の関係を示す係数を予め設定しておき、算出された傾斜量と設定しておいた係数を用いてカムモータ115を駆動する電力を求めておく。
斜行データ記憶部127には、印刷範囲(例えば、印刷長)と斜行の度合い(例えば、斜行率)とを対応付けて形成される斜行データが予め記憶されている。
CPU131は、印刷装置1の各構成の動作を制御する。ここで、CPU131は、起動時にROM132からプログラムを読み出し、読み出したプログラムをインストールする。CPU131は、インストールしたプログラムを実行する
ROM132には、CPU131が実行するプログラム、そのプログラムの実行に要するデータが予め記憶されている。
RAM133は、CPU131の動作によって生成されたデータ、動作中に用いられるデータを一時的に記憶する。RAM133は、バッファ部134を含んで構成される。
バッファ部134は、外部インタフェース部135が受信した印刷データを一時的に記憶する。
外部インタフェース部135は、印刷装置1の外部から印刷データを受信する端子を含んで構成され、受信した印刷データをバッファ部134に記憶する。外部インタフェース部135は、例えばプリンタポートである。
印刷部136は、バッファ部134に記憶された印刷データを読み出し、読み出した印刷データが示す画像をロール紙201に印刷する。また、印刷部136は、読み出した印刷データを切断制御部122、搬送制御部123及び傾斜制御部126に出力する。
印刷部136は、例えば、熱昇華型の印刷機構を有する。印刷部136は、インクリボンに塗布された昇華性染料インクを、熱した印字ヘッドでロール紙201に転写する。印字ヘッドには、ロール紙201の走行方向とは垂直方向に一定間隔(例えば、1/8mm)で配列した印刷素子を備え、その間隔でロール紙201が走行する毎にインクの転写が繰り返される。
次に、ロール紙201に印刷される印刷範囲の例について説明する。
図3は、印刷範囲の例を示す概略図である。
図3において上方がロール紙201の先端を示し、下方に向けてページ203−1、203−2、203−3がY方向に配列されている。この例では、印刷範囲の単位がページ単位であって、ページ203−1、203−2、203−3の順で印刷がなされ、印刷装置1から排出されたことを示す。先端余白202は、ロール紙201の選択から印刷が開始される部位までの領域であり、ロール紙201が巻き解かれた部分が搬送されるように、送りローラ101、フィードローラ103に拘束される領域である。
ページ203−1、203−2間、ページ203−2、203−3間には、それぞれページ間余白204−1、204−2がそれぞれ設けられている。印刷済みの切断された仕上がりの用紙サイズsは、各ページの印刷領域に等しくなることが望ましい。従来、ページ間余白204−1、204−2を設けることで、斜行が生じてもページ203−1、203−2、203−3に印刷された画像の一部が欠落することを防止していた。なお、1つの印刷領域が互いに隣接する複数のページで形成される場合には、その複数のページ間にページ間余白を設ける必要はない。ページ間余白は、切断される単位毎に設けられればよい。
次に、斜行が生じる仕組みについて説明する。
図4、図5は、斜行が生じる仕組みを説明する図である。
図4は、ロール紙201の他、フィードローラ103、回転軸104、切断部105を構成する可動刃106及び固定刃107を示す。下向きの矢印は、ロール紙201が、可動刃106と固定刃107の間に挟まれているときに可動刃106が上方から下方に向けて移動する際に切断されることを示す。可動刃106は、左端よりも右端の方が下方に傾いているため、可動刃106の切断面がロール紙201に接触する部分は、右端から左端に移動するため、切断方向は右方から左方へ向かう方向となる。
図5は、ロール紙201、フィードローラ103、回転軸104、可動刃106及び固定刃107を示す。図5(a)、(b)は、それぞれ平面図、右側面図である。
可動刃106が下方に移動すると、可動刃106の切断面がロール紙201に接触する。この時点では、直ちに切断が開始されない。ロール紙201は、その剛度により可動刃106が下方(Z方向の反対方向)に移動することに伴い水平面からさらに下方に引き込まれる。つまり、既に切断部105よりも先行した部分が、走行方向(Y方向)とは反対方向に押し込まれ、一時的に逆行する。これにより、ロール紙201がX−Y平面上で右回りに回転する。その後、ロール紙201上で可動刃106と最初に接触した右端から左端に向けて切断される。この現象が斜行として生じる。
ロール紙201が下方に引き込まれる度合いは、最初に可動刃106の先端と接触した右方ほど大きく、左方ほど小さくなる。そのため、図4に示すように印刷装置1から排出されるロール紙201の切断面は右方ほど走行方向(Y方向)に進み、左方ほど遅れる。先端余白202、ページ間余白204−1、204−2に斜めに示されている破線が切断面の例を示す。
傾斜量、つまり斜行の度合いを示す斜行量lは、印刷長Lが大きくなるほど大きくなる傾向がある。印刷長Lは、ロール紙201の後端(固定刃107の直上)から先端までの距離である。図4に示す例では、先端余白202上の斜行量よりもページ間余白204−1の方が大きい。これは、印刷長Lによりロール紙201が可動刃106と接触する部位の剛度が異なることによる。印刷長Lが短いほど切断されようとする部位での剛度が小さくなる。そのため、可動刃106が下方に移動することによって与えられる剪断力によりロール紙201は直ちに切断される。これに対して、印刷長Lが長いほど切断されようとする部位での剛度が大きくなる。可動刃106が下方に移動しても剪断力が与えられてもロール紙201は直ちに切断されず、既に排出された部分も含めて下方に引き込まれる。
そこで、本実施形態では、ロール紙201を切断する際、切断が開始される右端よりも左端の方が走行方向に進むように切断部105を傾斜させることで、発生する斜行を相殺することにより斜行を解消する。傾斜量は、印刷長L、つまり切断されようとする印刷範囲の大きさで定まる斜行量lに応じて定められるようにしてもよい。
図6は、斜行量を説明する図である。
斜行の度合いを示す斜行量lは、図6(a)に示すように、ロール紙201の切断面において、走行方向に最も進んだ部分(例えば、右端)のその方向の座標(Y座標)から、最も遅れた部分(例えば、左端)のその方向の座標(Y座標)の差分である。図6(b)に示すように、斜行が生じていない状態では、斜行量lは0である。
図7は、斜行データの一例を示す図である。
図7に示す斜行データは、印刷長Lと斜行率が対応付けられたデータである。斜行率は、斜行量lを印刷長Lで規格化した係数であって、斜行の度合いを示す係数である。
印刷長Lが10、100、200、230、460、610(mm)と増加するのに伴い、斜行率は、2.50、0.90、0.59、0.29、0.22(%)と減少する。 これば、印刷長Lの増加よりも斜行量lの増加が緩やかなためである。印刷長Lがある長さを超えると、斜行量lはある一定値に漸近する傾向がある。この斜行量lは、予め印刷装置1を動作させ複数の異なる印刷長Lのそれぞれについて取得しておく。
このように、本実施形態は、印刷部(例えば、印刷部136)から送り出されたシート(例えば、ロール紙201)を当該シートの長手に沿う一の方向に送り出す第1送出部(例えば、フィードローラ103)と、前記第1送出部よりも前記一の方向にずれた位置に設けられ、前記シートの面と交差する方向に当該シートを切断する切断部(例えば、切断部105)を備える。また、本実施形態は、前記切断部の切断面を前記一の方向と直交する方向に対して傾斜させる傾斜調整部(例えば、傾斜調整部110)と、前記傾斜調整部が傾斜させる傾斜量を制御する傾斜制御部(例えば、傾斜制御部126)と、を備える。
これにより、切断部がシートを切断する際、傾斜調整部によってシートが送り出される方向と垂直な方向に切断面の方向を傾斜させることができ、傾斜制御部は、その傾斜の度合いである傾斜量を制御することができる。この傾斜によって、切断面の方向がシートの送り出される方向と垂直な場合に生じ得る斜行を低減することができる。特に、傾斜制御部は、この傾斜量を斜行量に応じた値に制御することで斜行を相殺することができる。傾斜制御部は、印刷データに係る印刷範囲を示す印刷長に応じて傾斜量を制御してもよい。
このため、上述した先端余白、ページ間余白のようにシート上に印刷されない領域を減少又は解消することができるので、シートを有効に活用することができる。また、印刷装置1、切断部105単体の組み立て精度によって、斜行量が変化する可能性があるが、傾斜調整部の傾斜量を調整することで斜行量を容易に調整できるので、製造後に行われる検査工数を軽減することができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第2の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を援用する。
図8は、本実施形態に係る印刷装置1aの構成を示す平面図である。
印刷装置1aは、印刷装置1(図1)において、さらに切断面センサ128a−1、128a−2を備える。
切断面センサ128a−1、128a−2は、それぞれ固定刃107よりもロール紙201の走行方向(Y方向)にずれた位置であって、ロール紙201の走行経路の直下の左右両端、つまり走行方向に垂直な方向(X方向)の両側(左右の各方向)に設置される。切断面センサ128a−1、128a−2は、それぞれロール紙201の切断面を検出し、検出した切断面を示す切断面信号を斜行検出部129a(後述)に出力する。
切断面センサ128a−1、128a−2は、例えば、赤外線センサである。切断面センサ128a−1、128a−2は、ロール紙201の裏面に赤外線をそれぞれ照射し、反射光の輝度が予め定めた閾値よりも大きい部分を切断面として検出する。
図9は、本実施形態に係る印刷装置1aの内部構成を示すブロック図である。
印刷装置1aは、印刷装置1(図2)において、切断面センサ128a−1、128a−2の他に斜行検出部129aを備える。
斜行検出部129aは、切断面センサ128a−1、128a−2からそれぞれ入力された切断面信号に基づいてロール紙201に生じた斜行の斜行量を検出する。ここで、斜行検出部129aは、入力された切断面信号が示す切断面のロール紙201の走行方向(Y方向)の座標の最大値をそれぞれ検出する。斜行検出部129aは、例えば、一方の切断面センサ128a−1から検出した座標の最大値から他方の切断面センサ128a−2から検出した座標の最小値を減算して斜行量を算出する。既に、傾斜制御部126で傾斜量が制御されている場合には、算出された斜行量は、制御誤差に相当する。
斜行検出部129aには、印刷部136から印刷データが入力され、入力された印刷データが示す印刷範囲に係る印刷長Lを特定する。ここで、斜行検出部129aは、斜行量の検出対象となった切断面を後端とする印刷範囲に係る印刷長Lと、その斜行量に基づいて斜行率を算出する。斜行検出部129aは、斜行データ記憶部127に記憶した斜行データを参照し、特定した印刷長Lに対応する斜行率に算出した斜行率(誤差)を減算し、その印刷長Lと減算した斜行率とを対応付けることで、斜行データを更新する。傾斜制御部126は、更新した斜行データを参照して傾斜調整部110(図1)の傾斜量を調整する。
このように、本実施形態は、切断部(例えば、切断部105)よりもシート(例えば、ロール紙201)が送り出された方向にずれた位置に、そのシートの切断面を検出する切断面検出部(例えば、切断面センサ128a−1、128a−2)を備える。また、本実施形態は、検出した切断面の斜行の度合いを検出する斜行検出部129aを備え、斜行検出部(例えば、斜行検出部129a)は、その切断面に係る印刷範囲と検出した斜行の度合いをもって斜行データを更新する。
これにより、傾斜調整部(例えば、傾斜調整部110)は、検出された斜行に度合いに応じて更新した斜行データを参照して傾斜調整部の傾斜量を調整するため、個々の使用環境、例えば、印刷長の他、排出された印刷物を一時的に保持する受け皿の大きさ、シートの材質、シートの厚み、幅、印刷装置1間の個体差、等に適応し、斜行量をより低減させること(最小化)ができる。
なお、上述した実施形態では、シートがロール紙201である場合を例にとって説明したが、これには限られない。シートは、一辺の長さが他辺の長さ(幅)よりも十分に長い帯状の層を形成する物体、例えば、ビニルシート、フィルムであってもよい。
なお、上述した実施形態では、印刷装置1、1aが、印刷部136に熱昇華型の印刷機構を有する熱昇華型フォトプリンタである場合を例にとったが、これには限らない。印刷装置1、1aは、シートに印刷を行うことができれば、いかなる形式の印刷機構を備えてもよい。印刷装置1、1aは、例えば、熱溶融型プリンタ、感熱式プリンタ、等であってもよい。
上述した印刷装置1、1aは、フィードローラ103、回転軸104、切断部105、傾斜調整部110、切断制御部122、搬送制御部123、フィードローラ駆動部125、傾斜制御部126及び斜行データ記憶部127を(該当する場合には、さらに切断面センサ128a−1、128a−2及び斜行検出部129aも)備えた切断装置から構成されているとみることもできる。フィードローラ103、回転軸104、切断部105、傾斜調整部110、切断制御部122、搬送制御部123、フィードローラ駆動部125、傾斜制御部126及び斜行データ記憶部127は(該当する場合には、さらに切断面センサ128a−1、128a−2及び斜行検出部129aも)、印刷装置1、1aとは別体の切断装置として構成されてもよいし、印刷装置1、1aと着脱可能な切断装置として構成されてもよい。
本発明は、次の構成を備える切断制御装置2として実施することもできる。切断制御装置2は、本発明の最小構成である。
図10は、本発明の最小構成に係る切断制御装置2を示すブロック図である。
切断制御装置2は、傾斜制御部126を備える。傾斜制御部126は、シート(例えば、ロール紙201)を当該シートの長手に沿う一の方向に送り出すフィードローラ103よりもY方向にずれた位置に設けられ、シートの面と交差する方向に当該シートを切断する切断部105の切断面を前記一の方向と直交する方向に対して傾斜調整部110が傾斜させる傾斜量を制御する。
これにより、切断部105がシートを切断する際、シートが送り出される方向と垂直な方向に切断面の方向を傾斜させ、その傾斜の度合いである傾斜量を制御することができる。
なお、上述した実施形態における印刷装置1、1a、又は切断制御装置2の一部、例えば、切断制御部122、搬送制御部123、傾斜制御部126、又は斜行検出部129aをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、印刷装置1、1a、又は切断制御装置2に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態における印刷装置1、1a、又は切断制御装置2の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。印刷装置1、1aの各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1、1a…印刷装置、101(101−1、101−2)…送りローラ、
102(102−1、102−2)…回転軸、
103(103−1、103−2)…フィードローラ、
104(104−1、104−2)…回転軸、
105…切断部、106…可動刃、107…固定刃、108…支点軸、
110…傾斜調整部、112…カム、114…カムローラ、115…カムモータ、
116…コイルばね、117…支持材、
122…切断制御部、123…搬送制御部、124…送りローラ駆動部、
125…フィードローラ駆動部、126…傾斜制御部、127…斜行データ記憶部、
128a(128a−1、128a−2)…切断面センサ、129a…斜行検出部、
131…CPU、132…ROM、133…RAM、
134…バッファ部、135…外部インタフェース部、
2…切断制御装置

Claims (11)

  1. 印刷部から送り出されたシートを当該シートの長手に沿う一の方向に送り出す第1送出部と、
    前記第1送出部よりも前記一の方向にずれた位置に設けられ、前記シートの面と交差する方向に当該シートを切断する切断部と、
    前記切断部の切断面を前記一の方向と直交する方向に対して傾斜させる傾斜調整部と、
    前記傾斜調整部に傾斜させる傾斜量を制御する傾斜制御部と、
    を備え、
    前記傾斜制御部は、前記シートに印刷する印刷範囲に基づいて前記傾斜量を制御することを特徴とする切断装置。
  2. 前記傾斜調整部は、前記切断部を前記シートの走行経路の一側部または他側部の支持位置を移動させることにより前記傾斜量を変更することを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
  3. 前記第1送出部から前記一の方向と反対方向に、前記第1送出部が前記シートに接触する圧力よりも大きい圧力で前記シートを接触して前記一の方向に送り出す第2送出部を備える請求項1又は請求項2に記載の切断装置。
  4. 前記第1送出部を前記第2送出部よりも高速で駆動することを特徴とする請求項3に記載の切断装置。
  5. 前記切断部が前記シートを切断する際、前記第1送出部を停止させる搬送制御部を備える請求項1から4のいずれかに記載の切断装置。
  6. 前記第1送出部は、前記シートの前記一の方向の両側端からそれぞれ予め定めた範囲を除く中央部において前記シートに接触されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の切断装置。
  7. 前記傾斜制御部は、印刷範囲の大きさと傾斜量とを対応付けた傾斜データを参照して前記印刷範囲の大きさに対応した傾斜量を定めることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の切断装置。
  8. シートを当該シートの長手に沿う一の方向に送り出す第1送出部よりも前記一の方向にずれた位置に設けられ、前記シートの面と交差する方向に当該シートを切断する切断部の切断面を前記一の方向と直交する方向に対して傾斜調整部が傾斜させる傾斜量を制御する傾斜制御部、
    を備え、
    前記傾斜制御部は、前記シートに印刷する印刷範囲に基づいて前記傾斜量を制御することを特徴とする切断制御装置。
  9. シートを当該シートの長手に沿う一の方向に送り出す第1送出部よりも前記一の方向にずれた位置に設けられ、前記シートの面と交差する方向に当該シートを切断する切断部の切断面を前記一の方向と直交する方向に対して傾斜調整部が傾斜させる傾斜量を制御する傾斜制御過程、
    を有し、
    前記傾斜制御過程は、前記シートに印刷する印刷範囲に基づいて前記傾斜量を制御することを特徴とする切断制御方法。
  10. 切断制御装置のコンピュータに
    シートを当該シートの長手に沿う一の方向に送り出す第1送出部よりも前記一の方向にずれた位置に設けられ、前記シートの面と交差する方向に当該シートを切断する切断部の切断面を前記一の方向と直交する方向に対して傾斜調整部が傾斜させる傾斜量を制御する傾斜制御手順、
    を実行させ、
    前記傾斜制御手順は、前記シートに印刷する印刷範囲に基づいて前記傾斜量を制御することを特徴とする切断制御プログラム。
  11. 印刷部から送り出されたシートを当該シートの長手に沿う一の方向に送り出す第1送出部と、
    前記第1送出部よりも前記一の方向にずれた位置に設けられ、前記シートの面と交差する方向に当該シートを切断する切断部と、
    前記切断部の切断面を前記一の方向と直交する方向に対して傾斜させる傾斜調整部と、
    前記傾斜調整部に傾斜させる傾斜量を制御する傾斜制御部と、
    を備え、
    前記傾斜制御部は、前記シートに印刷する印刷範囲に基づいて前記傾斜量を制御することを特徴とする印刷装置。
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