JP6196983B2 - 架橋性フッ化ビニリデンおよびトリフルオロエチレンポリマー - Google Patents
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Description
本出願は、2011年12月16日に出願された欧州特許第11194151.4号明細書に対する優先権を主張し、この出願の全内容は、すべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
CX1X2=CX−(O)p−Rf−(CH2)n−S(O)qN3
(式中:X、X1およびX2は、独立してHまたはFであり、pは0または1であり、nは0〜4であり、qは1または2であり、Rfはパーフルオロアルキルまたはパーフルオロアルコキシ基である)の化合物の組込みが開示されている。
−フッ化ビニリデンおよびテトラフルオロエチレンから選択される第1のモノマー、および
−アジド、スルホニルアジドおよびカルボニルアジド基から選択される硬化部位を有する硬化部位モノマー
の共重合単位を含むフルオロエラストマーが開示されている。適切なスルホニルアジド硬化部位モノマーの非限定的な例には、以下、すなわち、CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2−SO2N3、CF2=CFOCF2CF2−SO2N3、CF2=CFOCF2CF2CF2−SO2N3およびCF2=CFOCF2CF2CF2CF2−SO2N3が含まれる。
− フッ化ビニリデン(VDF)に由来する繰り返し単位;
− トリフルオロエチレン(TrFE)に由来する10モル%〜50モル%[ポリマー(F)の繰り返し単位の全モルに対して]の繰り返し単位;および
− アジド基を含む少なくとも1種のモノマー[(モノマーAz)]に由来する0.01モル%〜10モル%[ポリマー(F)の繰り返し単位の全モルに対して]の繰り返し単位
を含む半結晶性フルオロポリマー[ポリマー(F)]である。
(i)C2〜C8パーフルオロオレフィン、例えば、テトラフルオロエチレン(TFE)およびヘキサフルオロプロピレン(HFP);
(ii)式CH2=CH−Rf0(式中、Rf0は、C2〜C6パーフルオロアルキル基である)のパーフルオロアルキルエチレン;
(iii)クロロ−および/またはブロモ−および/またはヨードC2〜C6フルオロオレフィン、例えば、クロロトリフルオロエチレン(CTFE);
(iv)式CF2=CFORf1(式中、Rf1は、C1〜C6パーフルオロアルキル基である)のパーフルオロアルキルビニルエーテル、例えば、パーフルオロメチルビニルエーテル(PMVE)およびパーフルオロプロピルビニルエーテル(PPVE);
(v)式CF2=CFOX0(式中、X0は、1個以上のエーテル基を有する、C1〜C12オキシアルキル基またはC1〜C12(パー)フルオロオキシアルキル基、例えば、パーフルオロ−2−プロポキシ−プロピル基である)の(パー)フルオロオキシアルキルビニルエーテル;
(vi)式CF2=CFOCF2ORf2(式中、Rf2は、C1〜C6(パー)フルオロアルキル基、例えば、−CF3、−C2F5、−C3F7、または1個以上のエーテル基を有するC1〜C6(パー)フルオロオキシアルキル基、例えば、−C2F5−O−CF3である)の(パー)フルオロアルキルビニルエーテル;
(vii)式CF2=CFOY0(式中、Y0は、C1〜C12アルキル基または(パー)フルオロアルキル基、1個以上のエーテル基を有するC1〜C12オキシアルキル基およびC1〜C12(パー)フルオロオキシアルキル基から選択され、Y0は、その酸、酸ハロゲン化物または塩の形態でカルボン酸またはスルホン酸基を含む)の官能性(パー)フルオロオキシアルキルビニルエーテル;
(viii)フルオロジオキソール、特にパーフルオロジオキソールが含まれる。
CX1X2=CX−(O)p−Rf−(CH2)n−[S(O)q)]sN3 式(I)
(式中、X、X1およびX2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、pは0または1であり、nは0〜4であり、sは0または1であり、qは1または2であり、Rfは、1個以上のエーテル性酸素原子によって恐らくは割り込まれた、二価(ヒドロ)フルオロカーボン基である)
に従う。
CX1X2=CX−(O)−Rf−(CH2)n−[S(O)q)]sN3 式(II)
(式中、X、X1およびX2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、nは0〜4であり、sは0または1であり、qは1または2であり、Rfは、1個以上のエーテル性酸素原子によって恐らくは割り込まれた、二価(ヒドロ)フルオロカーボン基である)
のビニルエーテルモノマーである。この実施形態の変形によれば、式(II)のアジド基は、スルホンアジドモノマー(q=2およびs=1である)であり、すなわち、モノマー(Az)は、式(III):
CX’1X’2=CX’−O−R’f−(CH2)n’−S(O)2)N3 式(III)
(式中:X’、X’1およびX’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはF、好ましくはFであり、n’は0〜4であり、好ましくはn’=0であり、R’fは、1個以上のエーテル性酸素原子を恐らくは含む、パーフルオロアルキル基である)
に従う。
CX’’1X’’2=CX’’−R’’f−(CH2)n’’−[S(O)q’’]s’’N3 式(IV)
(式中:X’’、X’’1およびX’’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、n’’は0〜4であり、s’’は0または1であり、q’’は1または2であり、R’’fは、1個以上のエーテル性酸素原子に恐らくは中断された、二価(ヒドロ)フルオロカーボン基である)
のモノマーであり、ここで、末端二重結合=CX’’−のsp2混成炭素原子は、R’’f基のsp3炭素原子に結合している。
CX’’1X’’2=CX’’−R’’f−(CH2)n’’−S(O)2N3 式(V)
(式中:X’’、X’’1およびX’’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、n’’は0〜4であり、s’’は0または1であり、q’’は1または2であり、R’’fは、1個以上のエーテル性酸素原子に恐らくは中断された、二価(ヒドロ)フルオロカーボン基である)
に従い、ここで、末端二重結合=CX’’−のsp2混成炭素原子は、R’’f基のsp3炭素原子に結合している。
CX’’1X’’2=CX’’−R* f−S(O)2N3 式(VI)
(式中:X’’、X’’1およびX’’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、R* fは、1個以上のエーテル性酸素原子によって恐らくは割り込まれた、好ましくは式−(CF2)m’’−(m’’は、1〜12、好ましくは2、4、6,8、10、または12、より好ましくは4または6の整数である)の、二価のパーフルオロアルキル基である)に従う。
CH2=CH−(CF2CF2)m−SO2N3 式(VII)(mは、1〜6、好ましくは2または3の整数である)の化合物である。式(VII)の化合物は、一方の鎖末端にエチレンを選択的に付加させ、選択的に脱ヨウ化水素化し、その後、残りの鎖末端で官能基化して、スルホンアジド基を得ることよって、対応する式I−(CF2CF2)m−Iのジ−ヨード前駆体から容易に製造され得る。
CX’’1X’’2=CX’’−R* f−(CH2)n*−S(O)2N3 式(VIII)
[式中:X’’、X’’1およびX’’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、n*は1〜4、好ましくは2または4の整数であり、より好ましくはn*は2であり;R* fは、1個以上のエーテル性酸素原子で恐らくは中断された、好ましくは式−(CF2)m’’−(m’’は、1〜12、好ましくは2、4、6、8、10、または12、より好ましくは4または6の整数である)の、二価パーフルオロアルキル基である]
に従う。
CH2=CH−(CF2CF2)m1−(CH2CH2)n1−SO2N3 式(IX)(m1は、1〜6、好ましくは2または3の整数であり、n1は、1〜3、好ましくは1の整数である)
の化合物である。式(IX)の化合物は、ヨウ素−炭素結合にエチレンを挿入/付加し、部分的に脱ヨウ化水素化し、その後、残部の−CH2CH2−I鎖末端で官能基化して、スルホンアジド基を得ることによって、対応する式I−(CF2CF2)m−Iのジ−ヨード前駆体から容易に製造され得る。
CXa 1Xa 2=CXa−CF2−O−R3 f−(CH2)na−SO2N3 式(X)
(式中:X’’、X’’1およびX’’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、好ましくはすべてがFに等しく、naは、0〜4であり、好ましくはna=0であり、−Ra f−は、1〜6個の炭素原子を有する二価パーフルオロアルキル基、好ましくは−CF2CF2−である)
に従う。
CF2=CF−CF2O−CF2CF2−SO2N3 式(XI)
の化合物である。式(IX)の化合物は、フルオロアリルフルオロスルフェートをFCO−CF2−SO2Fと反応させて、CF2=CF−CF2O−CF2−CF2−SO2Fを生成させ、その後アジド塩(典型的にはNaN3)で求核置換することによって製造され得る。
CX’’1X’’2=CX’’−R’’f−(CH2)n’’−N3 式(XII)
(式中、X’’、X’’1およびX’’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、n’’は、0〜4であり、s’’は、0または1であり、q’’は、1または2であり、R’’fは、1個以上のエーテル性酸素原子で恐らくは中断された、二価(ヒドロ)フルオロカーボンである)に従い、ここで、末端二重結合=CX’’−のsp2混成炭素原子は、R’’f基のsp3炭素原子に結合している。
CX’’1X’’2=CX’’−R* f−N3 式(XIII)
(式中、X’’、X’’1およびX’’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、R* fは、1個以上のエーテル性酸素原子によって恐らくは割り込まれた、好ましくは式−(CF2)m’’−(m’’は、1〜12、好ましくは2、4、6、8、10、または12、より好ましくは4または6の整数である)の、二価パーフルオロアルキル基である)に従う。
CH2=CH−(CF2CF2)m−N3 式(XIV)(mは、1〜6、好ましくは2または3の整数である)
の化合物である。式(XIV)の化合物は、対応する式I−(CF2CF2)m−Iのジ−ヨード前駆体から、一方の鎖末端にエチレンを選択的に付加し、選択的に脱ヨウ化水素化し、その後に残部の鎖末端で求核置換して、アジド基を得ることによって、容易に製造され得る。
CX’’1X’’2=CX’’−R* f(CH2)n*−N3 式(XV)
(式中、X’’、X’’1およびX’’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、n*は、1〜4、好ましくは2または4の整数であり、より好ましくはn*は2であり;R* fは、1個以上のエーテル性酸素原子で恐らくは中断された、好ましくは式−(CF2)m’’−(m’’は、1〜12、好ましくは2,4、6、8、10、または12、より好ましくは4または6の整数である)の、二価パーフルオロアルキル基である)
に従う。
CH2=CH−(CF2CF2)m1−(CH2CH2)n1−N3 式(XVI)(m1は、1〜6の整数、好ましくは2または3であり、n1は、1〜3、好ましくは1の整数である)
の化合物である。式(XVI)の化合物は、対応する式I−(CF2CF2)m−Iのジ−ヨード前駆体から、ヨウ素−炭素結合にエチレンを挿入/付加し、部分的に脱ヨウ化水素化し、その後、残部の−CH2CH2−I鎖末端で求核置換して、スルホンアジド基を得ることによって、容易に製造され得る。
に示されるとおりにラジカル重合の間に鎖内連鎖移動(バックバイティング)によって生じる、式−CF2Hおよび/または−CF2CH3を有する末端基で停止させた短鎖分岐によって通常は割り込まれる。
−水、
−少なくとも1種のフッ素化界面活性剤[界面活性剤(FS)]、および任意選択的に
−少なくとも1種の非官能性パーフルオロポリエーテル(PFPE)油
を含む重合媒体中少なくとも1種のラジカル開始剤の存在下で重合させる工程を含む、水性エマルション重合法によって製造される。
(1)T1−O−[CF(CF3)CF2O]b1’(CFYO)b2’−T1’
(式中:
−T1およびT1’は、互いに等しいかまたは異なり、−CF3、−C2F5および−C3F7基から独立して選択され;
−Yは、それぞれの出現において等しいかまたは異なり、フッ素原子および−CF3基から選択され;
−b1’およびb2’は、互いに等しいかまたは異なり、b1’/b2’比が20〜1000の間に含まれ、かつ(b1’+b2’)の合計が5〜250の間に含まれるように、独立して≧0の整数であり;b1’およびb2’が両方ともゼロと異なる場合、異なる繰り返し単位は概してパーフルオロポリオキシアルキレン鎖に沿って統計的に分布している)。
(前記生成物は、カナダ特許第786877号明細書(MONTEDISON S.P.A.)1968年6月4日に記載されたとおりのC3F6の光酸化、およびその後の、英国特許第1226566号明細書(MONTECATINI EDISON S.P.A.)1971年3月31日に記載されたとおりの末端基の変換によって得ることができる)。
(2)T1−O−[CF(CF3)CF2O]c1’(C2F4O)c2’(CFYO)c3’−T1’
(式中:
−T1およびT1’は、互いに等しいかまたは異なり、上に定義されたものと同じ意味を有し;
−Yは、それぞれの出現において等しいかまたは異なり、上に定義されたものと同じ意味を有し;
− c1’、c2’およびc3’は、互いに等しいかまたは異なり、(c1’+c2’+c3’)の合計が5〜250の間に含まれるように、独立して≧0の整数であり;c1’、c2’およびc3’の少なくとも2つがゼロと異なる場合、異なる繰り返し単位は概してパーフルオロポリオキシアルキレン鎖に沿って統計的に分布している)。
(前記生成物は、米国特許第3665041号明細書(MONTECATINI EDISON S.P.A.)1972年5月23日に記載されたとおりに、C3F6とC2F4との混合物の光酸化、およびその後のフッ素による処理によって製造され得る)。
(3)T1−O−(C2F4O)d1’(CF2O)d2’−T1’
(式中:
−T1およびT1’は、互いに等しいかまたは異なり、上に定義されたものと同じ意味を有し;
−d1’およびd2’は、互いに等しいかまたは異なり、d1’/d2’比が0.1〜5の間に含まれ、かつ(d1’+d2’)の合計が5〜250の間に含まれるように、独立して≧0の整数であり;d1’およびd2’が両方ともゼロと異なる場合、異なる繰り返し単位は概してパーフルオロポリオキシアルキレン鎖に沿って統計的に分布している)。
(前記生成物は、米国特許第3715378号明細書(MONTECATINI EDISON S.P.A.)1973年2月6日に報告されたとおりにC2F4の光酸化、およびその後の、米国特許第3665041号明細書(MONTECATINI EDISON S.P.A.)1972年5月23日に記載されたとおりにフッ素による処理によって製造され得る)。
(4)T2−O−[CF(CF3)CF2O]e’−T2’
(式中:
−T2およびT2’は、互いに等しいかまたは異なり、−C2F5および−C3F7基から独立して選択され;
−e’は、5〜250の間に含まれる整数である)。
(前記生成物は、米国特許第3242218号明細書(E.I.DU PONT DE NEMOURS AND CO.)1966年3月22日に記載されたとおりにイオン性ヘキサフルオロプロピレンエポキシドのオリゴマー化、およびその後のフッ素による処理によって調製され得る)。
(5)T2−O−(CF2CF2O)f’−T2’
(式中:
−T2およびT2’は、互いに等しいかまたは異なり、上に定義されたものと同じ意味を有し;
−f’は、5〜250の間に含まれる整数である)。
(前記生成物は、米国特許第4523039号明細書(THE UNIVERSITY OF TEXAS)1985年6月11日に報告されたとおりに、ポリエチレンオキシドを、例えば、元素フッ素でフッ素化し、場合によってそのように得られたフッ素化ポリエチレンオキシドを熱的に断片化する工程を含む方法によって得ることができる)。
(6)T1−O−(CF2CF2C(Hal’)2O)g1’−(CF2CF2CH2O)g2’−(CF2CF2CH(Hal’)O)g3’−T1’
(式中:
− T1およびT1’は、互いに等しいかまたは異なり、上に定義されたものと同じ意味を有し;
− Hal’は、それぞれの出現において等しいかまたは異なり、フッ素および塩素原子、好ましくはフッ素原子から選択されるハロゲンであり;
− g1’、g2’、およびg3’は、互いに等しいかまたは異なり、(g1’+g2’+g3’)の合計が、5〜250の間に含まれるように、独立して≧0の整数であり;g1’、g2’およびg3’の少なくとも2つがゼロと異なる場合、異なる繰り返し単位は概して(パー)フルオロポリオキシアルキレン鎖に沿って統計的に分布している)。
(前記生成物は、欧州特許第148482B号明細書(ダイキン工業株式会社)1992年3月25日に詳述されたとおりに、重合開始剤の存在下で2,2,3,3−テトラフルオロオキセタンを開環重合して、式:−CH2CF2CF2O−の繰り返し単位を含むポリエーテルを得、場合によって、前記ポリエーテルをフッ素化および/または塩素化することによって調製され得る)。
(7)R1 f−{C(CF3)2−O−[C(R2 f)2]j1’C(R2 f)2−O}j2’−R1 f
(式中:
− R1 fは、それぞれの出現において等しいかまたは異なり、C1〜C6パーフルオロアルキル基であり;
− R2 fは、それぞれの出現において等しいかまたは異なり、フッ素原子およびC1〜C6パーフルオロアルキル基から選択され;
− j1’は、1または2に等しく;
− J2’は、5〜250の間に含まれる整数である)。
(前記生成物は、特許出願である国際公開第87/00538号パンフレット(LAGOW ET AL.)1987年1月29日に詳述されたとおりに、ヘキサフルオロアセトンと、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エポキシ−ブタンおよび/またはトリメチレンオキシド(オキセタン)またはそれらの置換誘導体から選択される酸素含有環状コモノマーとの共重合、ならびにその後の、得られたコポリマーの過フッ化によって生成され得る)から選択される。
(1’)GALDEN(登録商標)およびFOMBLIN(登録商標)という商標名の下でSolvay Solexis S.p.A.から市販されている非官能性PFPE油、前記PFPE油は、一般に以下の式:
CF3−[(OCF2CF2)m−(OCF2)n]−OCF3
m+n=40〜180;m/n=0.5〜2
CF3−[(OCF(CF3)CF2)p−(OCF2)q]−OCF3
p+q=8〜45;p/q=20〜1000
のいずれかに従う少なくとも1種のPFPE油を含む。
(2’)DEMNUM(登録商標)という商標名の下でDaikinから市販されている非官能性PFPE油、前記PFPEは、一般にここで以下の式:
F−(CF2CF2CF2O)n−(CF2CF2CH2O)j−CF2CF3
j=0または>0の整数;n+j=10〜150
に従う少なくとも1種のPFPEを含む。
(3’)KRYTOX(登録商標)という商標名の下でDu Pont de Nemoursから市販されている非官能性PFPE油、前記PFPEは、一般に以下の式:
F−(CF(CF3)CF2O)n−CF2CF3
n=10〜60
に従うヘキサフルオロプロピレンエポキシドの少なくとも1種の低分子量のフッ素末端封止ホモポリマーを含む。
Rf§(X−)k(M+)k(III)
(式中:
−Rf§は、1個以上のカテナリーまたは非カテナリー酸素原子を場合によって含むC5〜C16(パー)フルオロアルキル鎖、および(パー)フルオロポリオキシアルキル鎖から選択され;
−X−は、−COO−、−PO3 −および−SO3 −基から選択され;
−M+は、NH4 +およびアルカリ金属イオンから選択され、
−kは、1または2である)
に従う。
(a)CF3(CF2)n0COOM’(式中、noは、4〜10、好ましくは5〜7の範囲の整数であり、好ましくはn0は、6に等しく、M’は、NH4、Na、LiまたはK、好ましくはNH4を表す);
(b)T−(C3F6O)n1(CFXO)m1CF2COOM’’[式中、Tは、塩素原子、または式CxF2x+1−x’Clx’O(式中、xは、1〜3の範囲の整数であり、x’は、0または1である)の(パー)フルオロアルコキシド基を表し、n1は、1〜6の範囲の整数であり、m1は、0〜6の範囲の整数であり、M’’は、NH4、Na、LiまたはKを表し、Xは、Fまたは−CF3を表す];
(c)F−(CF2CF2)n2−CH2−CH2−RO3M’’’(式中、Rは、リンまたは硫黄原子であり、好ましくはRは、硫黄原子であり、M’’’は、NH4、Na、LiまたはKを表し、n2は、2〜5の範囲の整数であり、好ましくはn2は、3に等しい);
(d)A−Rbf−B二官能性フッ素化界面活性剤[ここで、AおよびBは、互いに等しいかまたは異なり、式−(O)pCFX’’−COOM*(式中、M*は、NH4、Na、LiまたはKを表し、好ましくはM*は、NH4を表し、X’’は、Fまたは−CF3であり、pは、0または1に等しい整数である)を有し、Rbfは、A−Rbf−Bの数平均分子量が、300〜1800の範囲にあるように二価の(パー)フルオロアルキルまたは(パー)フルオロポリエーテル鎖である];および
(e)それらの混合物
が含まれる。
−2つ以上のエチレン性不飽和アリル型二重結合を含むポリアリル誘導体(トリアリルシアヌレート;トリアリルイソシアヌレート(TAIC);トリス(ジアリルアミン)−s−トリアジン;トリアリルホスファイト;N,N−ジアリルアクリルアミド;N,N,N’,N’−テトラアリルマロンアミドを含む);
−2つ以上のエチレン性不飽和ビニル型二重結合を含むポリビニル誘導体(トリビニルイソシアヌレート;2,4,6−トリビニルメチルトリシロキサンを含む);
−一般式:
(式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、互いに等しいかまたは異なり、HまたはC1〜C5アルキルであり;Zは、式−(O)e1−E−(O)e2−(式中、e1およびe2は、互いに等しいかまたは異なり、独立して1または0であり、Eは、酸素原子を場合によって有し、好ましくは少なくとも部分的にフッ素化された、とりわけ、例えば、欧州特許出願公開第661304A号明細書(AUSIMONT SPA)1995年7月5日に記載されたとおりの(パー)フルオロポリオキシアルキレン基のような二価C1〜C18基である)を有するビス−オレフィン[ビス−オレフィン(OF)];
−エチレン性不飽和基で置換されたトリアジン(例えば、とりわけ、欧州特許出願公開第860436A号明細書(AUSIMONT SPA)1998年8月26日および国際公開第97/05122号パンフレット(DU PONT)1997年2月13日に記載されたもの);
−2個以上のアジド基を含むポリアジド化合物(とりわけ、式:
{N3−[S(O)qd]sd}j−Jd−{[S(O)qd’]sd’−N’3}j’
(式中、jおよびj’のそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、0または1〜3の整数であり、但し、j+j’は、少なくとも2であることを条件とし、sdおよびsd’のそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、独立して0または1であり、qdおよびqd’のそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、独立して1または2であり、Jdは、酸素原子を場合によって有し、好ましくは少なくとも部分的にフッ素化された、(ヒドロ)(フルオロ)カーボン基である)
のジアジド[剤(Cz)]を含む)。
(OF−1)
(式中、jは、2〜10、好ましくは4〜8の整数であり、R1、R2、R3、R4は、互いに等しいかまたは異なり、H、FまたはC1〜5アルキルもしくは(パー)フルオロアルキル基である);
(OF−2)
[式中、Aのそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、出現するごとに、F、Cl、およびHから独立して選択され;Bのそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、出現するごとに、F、Cl、HおよびORB(ここで、RBは、部分的に、実質的にまたは完全にフッ素化または塩素化され得る分岐または直鎖アルキル基である)から独立して選択され;Eは、エーテル結合が挿入されていてもよい、場合によってフッ素化された、2〜10個の炭素原子を有する二価の基であり;好ましくはEは、−(CF2)m−基(mは、3〜5の整数である)である];(OF−2)タイプの好ましいビス−オレフィンは、F2C=CF−O−(CF2)5−O−CF=CF2である。
(OF−3)
(式中、E、AおよびBは、上に定義されたのと同じ意味を有し;R5、R6、R7は、互いに等しいかまたは異なり、H、FまたはC1〜5アルキルもしくは(パー)フルオロアルキル基である)
に従うものからなる群から選択される。
{N3[S(O)g1]s1}na−(RH)nh−Rf−(R’H)nh’−{[S(O)g2]S2N3}na’ 式(A)
(式中、g1およびg2のそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、1または2であり、s1およびs2のそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、0または1であり、naおよびna’のそれぞれは、独立してゼロか、または1〜3の整数であり、但し、na+na’の合計は少なくとも2であり、RHおよびR’Hのそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、フッ素原子を含まないC1〜C12炭化水素基であり、nhおよびnh’は、互いに等しいかまたは異なり、独立して0または1であり、Rfは、i)1個以上のエーテル性酸素原子を恐らくは含む、C3〜C20フルオロカーボン基、ii)フッ化ビニリデンとトリフルオロエチレンとの共重合単位を含むオリゴマーからなる群から選択される)
のフッ素化ポリアジドである。
N3−(CH2)m−RB f−(CH2)m’−N3 式(B)
(式中、mおよびm’のそれぞれは、独立して1〜6の整数であり、RB fは、1個以上のエーテル性酸素原子を恐らくは含む、C3〜C10フルオロカーボン基である)
に従う。
N3−(CH2)m−(CF2)nc−(CH2)m’N3 式(C)
(式中、mおよびm’のそれぞれは、独立して1〜6の整数、好ましくはmおよびm’=2であり、ncは、4〜10、好ましくは4〜8の整数である)
に従う。
N3[S(O)g1]−RD f−[(S(O)g2]−N3 式(D)
(式中、g1およびg2のそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、1または2であり、RD fは、1個以上のエーテル性酸素原子を恐らくは含む、C3〜C20フルオロアルキルである)
に従う。
N3−SO2−RE f−SO2−N3 式(D)
(式中、RE fは、1個以上のエーテル性酸素原子を恐らくは含む、C3〜C20フルオロアルキル基である)
に従う。
DSC分析は、ASTM D3418標準法に従って行った。Tm2は、第2の加熱サイクルで測定される溶融温度を表す。Txxは、中間の冷却サイクルの間に測定される結晶化温度を表す。TCurie2は、第2の加熱サイクルで測定されるキュリー温度を表す。
絶縁破壊電圧値は、一定の厚さを有する誘電性フルオロポリマーフィルムの試験片でASTM D149−97a標準法に従って測定した。絶縁破壊電圧値が高ければ高いほど、電流が絶縁性誘電性フルオロポリマーフィルムを通って流れ始める電圧が高くなる。
米国特許第6365693号明細書(DUPONT DOW ELASTOMERS LLC)2002年4月2日に開示された手順と同様な、および以下に詳述されるとおりに変更した手順によって、上に言及した化合物を合成した。三つ口丸底ガラス製フラスコに、1.375g=21.15ミリモルのNaN3を13mlのCH3CN(これは、P2O5上での蒸留、および3Aモレキュラーシーブ上への貯蔵によって前もって乾燥させておいた)に懸濁させた。この混合物を500rpmにて20℃で約20分間撹拌し;次いで、5.05g=18.03ミリモルのCF2=CFOCF2CF2SO2F(VEFS)を19分間滴下した。したがって、混合物中のVEFS([CF2=CFOCF2CF2SO2F])のモル濃度は、1.38Mに等しかった。発熱反応は、約2℃の温度上昇を生じさせた。添加の最後において、反応混合物は、ミルク様であることがわかり、透明になった。混合物を不活性N2雰囲気下に20℃で48時間撹拌下に保った。混合物を40℃で3時間加熱することによって、反応を終了させた。次いで、混合物を20℃で冷却し、次いで、この温度をさらに3時間維持した。未加工反応混合物は、目に見える沈殿物を含まない乳白色溶液であるように見えた。この混合物を70mlの蒸留水に注ぎ入れ;それから、刺激臭(acre smelling)を有する、清澄で透明な油が直ちに分離した。定量19F−NMR測定から、そのように沈殿した油が、目標生成物に相当することがわかった。水相を分離し、反応副生成物としてNaFを含有することがわかった。
収率=VEFSの出発量に対して57%。
a,bCF2=cCFOdCF2 eCF2SO2N3に対する選択性=78モル%。
残存する22モル%は、N3 fCF2 gCFHOhCF2 iCF2SO2N3に相当することがわかった。
・19F−NMR;(CDCl3;ppm):a:−110;b:−118;c:−133:d:−80.2;e:−110.4;f:−90;g:−142(J1 H,F=47hz);h:−78→−83;i:−110.4。
・FT−IR(KBr;cm−1):1839(CF 2 =CFO−st.);2156(−N3st.);1421+1463(−SO2−N3st.);1200〜1100(CFst.)。
前駆体FSO2CF2CF2OCF2CF=CF2を、文献(WLASSICS,I.,et al.Perfluoro Allyl Sulfate(FAFS):a Versatile Building Block For New Fluoroallic Compounds.Molecules.2011,vol.16,p.6512_6540)に記載された方法に従って調製した。比較アジド化合物(1)のための上に記載した合成手順を、アリルエーテルとNaF(これは、反応の副生成物である)との間の接触の最小化を確実にするように修正し、これは、パーフルオロプロピレンおよびFO2S−CF2−COFへのビニルエーテル前駆体の分解を触媒することができた。3つの注入口を有するガラス製円筒形ジャケット付き反応器に、15.15ミリモル=5.00gのFSO2CF2CF2OCF2CF=CF2を、1%v/vに相当する、Aliquat(CH3−N−[(CH2)7CH3]3 +Cl−)として市販されている90μlの相間移動剤と組み合わせて導入した。そのように得た溶液を反応器ジャケットに接続された低温保持装置を用いて15℃で冷却した。7.5mlの蒸留H2Oおよび2.395g=36.85ミリモルのNaN3から作られた溶液が入っている自動分注シリンジを用いて、前記溶液を0.1当量NaN3/時間の流量で滴下した;反応器温度を添加時間全体(約24時間)の間15℃で保った。次いで、温度を20℃にさらに8時間上昇させた。反応の最後に、反応混合物は2相からなった。H2O、NaFおよび残留NaN3からなる上側相を廃棄した。下側相を回収し、固体粒状物残渣をなくするために15℃および4000rpmで20分間遠心分離機にかけた。特徴的な刺激臭を有する無色で清澄な油を得た。
収率(精製および分離後)=65モル%。
選択性=55/45A/B−A=a,bCF2=cCFdCF2OeCF2 fCF2SO2N3;B=N3 gCF2 hCFHiCF2OlCF2 mCF2SO2N3
19F−NMR;(CDCl3;;ppm);a:−89;b:−102;c:−185.4;d:−72.3;e:−79.3(AB);f:−109.3;g:−78→−82(m);h:−206(J1 H,F=48hz);i:−74.5;→−83;l:−79.3(AB);m:−109.3。
FT−IR(KBr;cm−1):1792(CF 2 =CF−CF2st.);2163(−N3st.);1464+1384(−SO2−N3st.);1200〜1100(CFst.)。
ジテルブチルパーオキシド(DTBP)の存在下でのヨウ素(I2)とテトラフルオロエチレン(C2F4)短鎖重合、I(CF2)6I留分の単離によって、ジヨウ化前駆体を製造した。次いで、エチレン付加を、180℃の温度で、50atmのC2H4圧下にエチレンによって行い、その結果、98.5%を超える選択性で対応する式ICH2CH2(CF2)6CH2CH2Iの付加生成物を得た。1.5モル%未満のテロマーが、オリゴマーI(C2H4)2(CF2)6CH2CH2Iを生じさせた。式ICH2CH2(CF2)6CH2CH2Iの化合物を75℃でC2H5OH中0.5モル当量のKOHによる部分脱ヨウ化水素化にかけ;未加工反応混合物の蒸留は、約95モル%の純度でICH2CH2(CF2)6CH=CH2の単離を可能にした。水で冷却される縮合器、磁気式撹拌、温度計および滴下漏斗を備えたガラス製反応器に、0.876g(13.48ミリモル)のNaN3を導入し、11mlの蒸留H2Oおよび341μlの相間移動触媒Aliquat(全容積に対して1%)(これは、分離相として残存した)に可溶化した。そのように形成した不均一混合物を、氷浴を用いて3℃で冷却した。次いで、20mlのCH2Cl2中5.0g(10.37ミリモル)のICH2CH2(CF2)6CH=CH2を含有する均一溶液を15分間滴下した。3℃で1時間撹拌(750rpm)後、反応混合液を60分間で25℃にゆっくりと戻させ、この温度でさらに23時間維持した。次いで、下側相を分離し、ゲルクロマトグラフィー分離条件をTLC(I2チャンバー中で展開させた)により試験し、2つのドットを生成させ、最初のドット(Rf=0)は、残留Aliquatであることがわかり、1H−NMF分析で1.5と0.5ppmの間で典型的な脂肪族ピークを示し;2番目のドット(Rf=0.42)は、目標アジド化合物であることがわかった。次いで、CH2Cl2溶液を、溶離液としてn−ヘキサン(カラムの4倍容量)を用いて、h=15cmおよび直径=1.5cmを有するシリカカラムを通してクロマトグラフィーにかけた。合わせた有機溶出画分をMgSO4上で乾燥させ、次いで、ろ過した。溶媒を真空下(760から25mmHg)30℃で除去後、刺激臭を有する浅黄色の油を得た。
単離収率=94.7モル%。
選択性=100%。
密度=1.730g/ml。
aCH2=bCHcCF2 dCF2 eCF2 fCF2 gCF2 hCF2 iCH2 lCH2N3
19F−NMR;(CDCl3;ppm);c:−112.2;d:−118.8;e:−120.6;f=−121;g:−119.4;g:−112.2。
1H−NMR(CDCl3;ppm);a:6.0(m);b:5.8(m)。
FT−IR(KBr;cm−1);2955(−CH2−st);2107(−N3st.);1654(CH2=CH−st.);1255(−C−N−st.);1200〜1140(CFst.)。
重合実施例4−モノマー(Az2)(5モル%)の存在下でのVDF/TrFEの重合
AISI316スチール製の持ち上げて水平にして開くオートクレーブに、46.2mlの脱塩水を導入した。室温で、米国特許第7122608号明細書(SOLVAY SOLEXIS S.P.A.)2006年10月17日の実施例1に記載されたとおりに得た3.38gのナトリウムベースマイクロエマルション、次いで、0.55gの式CF2=CFCF2OCF2CF2SO2N3のモノマー(Az2)、続いて、シリンダから計量した2.36絶対バールのTrFE、9.07絶対バールのVDFを添加した。次いで、ポンプを用いて、重量で0.1%の濃度で水中に希釈したアンモニウムパーオキシジスルフェート(APS)の270mlの溶液を供給して、重合を開始させた。次いで、温度を70℃の定値温度にさせ、ここで、オートクレーブ中の圧力値は、23.1絶対バールであることがわかった。反応温度を一定に保って、圧力を14.2絶対バールまで降下させた。次いで、反応器を室温で冷却させ、ラテックスを回収し、48時間凍結させ、そのように共凝固させたポリマーを解凍後、脱塩水で洗浄し、80℃で48時間乾燥させた。6.2グラムのポリマーを得、その公称組成は以下のとおりであった:VDF:71.5モル%;TrFE:23.5モル%;モノマー(Az2):5モル%。
モノマー(Az2)に代えて1.1gの式CF2=CFOCF2CF2SO2N3のモノマー(Az1)を用いることによる以外は、重合実施例3に詳述したのと同じ手順に従った。最終圧力はほぼゼロであった。9.1グラムのポリマーを得、その公称組成は以下のとおりであった:VDF:67.5モル%;TrFE:21.5モル%;モノマー(Az1):10モル%。
モノマー(Az2)に代えて0.55gの式CF2=CFOCF2CF2SO2N3のモノマー(Az1)を用い、定値重合温度を105℃に整定し、圧力が4.2絶対バールに降下するまで重合を続けることによる以外は、重合実施例3におけるのと同様の手順に従った。9.6gのポリマーを得、その公称組成は、以下のとおりであった:VDF:71.5モル%;TrFE:23.5モル%;モノマー(Az1):5モル%。
モノマー(Az1)に代えて1.1gの式CH2=CH−(CF2)6−CH2CH2N3のモノマー(Az3)およびAPS水溶液に代えて2mlの有機開始剤、すなわち、ジtert−ブチルパーオキシド(DTBP)を用いることによる以外は、重合実施例6に詳述したのと同じ手順に従った。105℃の定値温度で、最終圧力は約3.4絶対バールであった。8.3グラムのポリマーを得、その公称組成は、以下のとおりであった:VDF:67.5モル%;TrFE:21.5モル%;モノマー(Az3):10モル%。
バッフル、および90rpmで作動する撹拌機を備えたAISI316スチール水平オートクレーブに、14lの脱塩水を導入した。次いで、温度を120℃の反応温度にさせ、この温度に達したとき、米国特許第7122608号明細書(SOLVAY SOLEXIS S.P.A.)2006年10月17日の実施例1に記載されたとおりに調製した135gのナトリウムベースマイクロエマルション、7.35絶対バールのフッ化ビニリデンを導入した。コンプレッサによって、30絶対バールの圧力に達するまで、公称モル比75/25のVDF−TFEガス混合物を添加した。オートクレーブ頭部に存在するガス混合物の組成を、G.C.により分析した。反応が開始する前に、気相が、81.7モル%のVDF、18.3モル%のTrFEからなることがわかった。次いで、計量により、69ccの純ジ−tert−ブチルパーオキシド(DTBP)を供給した。上述のモノマー混合物を供給することによって、重合圧を一定に維持し;混合物の2%を供給したとき、温度を105℃に低下させ;4000gのモノマー混合物を供給したとき、供給を中断し、圧力は温度定値で15絶対バールに降下した。次いで、反応器を室温で冷却し、ラテックスを回収し、48時間凍結することによって凝固させた。ポリマーを最終的に脱塩水で洗浄し、100℃で36時間乾燥させた。
実施例4〜8Cから得たポリマーを、ASTM D3418に従うDSC分析、および分子量決定のためにゲル透過クロマトグラフィーにかけた。結果を以下の表に詳述する。
A)スピンコーティング
実施例3〜実施例8Cに詳述したとおりに得たポリマーの試験片をシクロペンタノンに溶解させ、その結果、40℃の温度で3時間撹拌後、重量で8%の濃度を有する清澄溶液を得た。前記溶液をLaurell WS−650LITE SEEIESスピンコータ中に充填し、ガラス基材上に2000rpmの速度でスピンコーティングして、基材としてのガラス上に非常に薄いポリマー層を得た。そのように得たポリマー層を85℃で2分間乾燥させた。それぞれの実施例について、ガラス上の2つのポリマーフィルムを調製した。スピンコーティング法により得たすべての試料は、すべて均一であり、完全に透明であり、Filmetrics F20単位で測定して、150〜180nmの厚さ範囲であった。
上に詳述したとおりに得たポリマーフィルムを、熱処理またはUV処理のいずれかによって、架橋手順にかけた。熱処理は、フィルムの試料を通風オーブン中約120〜135℃の温度で維持することにあった。UV処理の場合、UVランプに基づき、試料を搬送する移動ベルトを備えた半自動クロスリンカー装置に、フィルム試料を通した。手順を繰り返して、UV曝露下で以下に詳述する滞留時間を得た。試料が架橋したかどうかを証明するために、純アセトンを上で処理後のフィルム上に注いだ;このような条件における不溶性を、適切な架橋の明らかな証拠であるとみなした。結果を以下の表に要約する。
4cm×4cmの寸法を有する試験片を、実施例4および実施例6のポリマーから上に詳述したとおりに得たスピンコーティングしたフィルムから切断した。銀層を、7cm2の総電極面積を有するように前記試験片上に堆積させ、良好な導電率を得た。試験前に、それぞれの試料を硬化させ、次いで、130℃の温度で2時間アニールして、ポリマー結晶化度を増加させた。P−Eヒステリシス曲線は、±3.5%の精度で、二極ドライブによる150v/ミクロンの印加実効電圧を用いて、Ferroelectric Radiant Equipment(Precision II)によって記録した。記録したヒステリシス曲線のプロットは図1で与えるとともに、以下の表3は、いくつかの重要データを要約する。
ジスルホニルフルオリド前駆体を、F2の存在下でCF2=CFOCF2CF2SO2F(VEFS)のラジカル二量化によって得;未加工前駆体の19F−NMFにより決定してモル組成は、(FSO2CF2CF2OCF(CF3))2FSO2CF2CF2OCF(CF3)CF2CF2OCF2CF2SO2Fの合計に対してFSO2CF2CF2O(CF2)4OCF2CF2SO2Fの70/30モル/モル混合物に相当することがわかった。水で冷却される凝縮器、磁気式撹拌、温度計および滴下漏斗を備えたガラス製丸底フラスコに、1.27g(19.56ミリモル)のNaN3および14mlのCH3OHを導入した。次いで、この乳白色混合物を氷浴で3℃で冷却し;この定値温度に冷却後、5.00g(8.36ミリモル=16.7ミリ当量)の上述のジスルホニルフルオリドを約17分間滴下した。この添加の間、発熱反応が約10℃の温度上昇を引き起こし、温度は3℃から約13℃に上昇した。温度を3℃に戻した後、混合物をこのような温度で撹拌下(750rpm)60分間維持した。次いで、温度を60分間で室温(20℃)に加温させ、さらに、このような温度で撹拌下さらに15時間維持した。反応の最後に、混合物を75mlの蒸留水で洗浄した。わずかに乳白色の無色の油が、直ちに沈殿し、これを、PTFE膜(0.2μm)を通してろ過して、完全に清澄で、無色の油を得た。
−SO2F基の転化率:99モル%
収率=60モル%
選択性=100%
異性体モル比(直鎖/分岐):75.5/24.5
密度=1.68g/ml
N3SO2 aCF2 bCF2ObCF2 cCF2 cCF2 bCF2ObCF2 aCF2SO2N3;N3SO2 aCF2 bCF2OdCF(eCF3)cCF2 bCF2ObCF2 aCF2SO2N3;
19F−NMR;(CDCl3;ppm);a:−111(m)e−114(m);b:−75(m);c:−121(m);d:−139(m);e:−80(m)
FT−IR(KBr;cm−1):2283e2155(−N3st.);1460e1422(−SO2−N3st.);1200〜1140(CFst.)。
ジテルブチルパーオキシド(DTBP)の存在下でヨウ素(I2)とのテトラフルオロエチレン(C2F4)短鎖重合、I(CF2)6I留分の分離によって、ジヨウ化前駆体を製造した。次いで、180℃の温度で50気圧のC2H4圧下に、エチレン付加をエチレンによって行い、その結果、98.5%を超える選択性を有して対応する式ICH2CH2(CF2)6CH2CH2Iの付加生成物を得た。1.5モル%未満のテロマーが、オリゴマーI(C2H4)2(CF2)6CH2CH2Iを生じさせた。−N3基の導入について、文献(KARIMI ZARCHI,M.A.et al.A mild and clean synthesis of alkyl azides from alkyl halides mediated by poly(4−vinylpyridine)−supported sodium azide under non−aqueous conditions.J.Appl.Polym.Sci.,2011,vol.121,p.1916〜1920;ITO,M.,et al.A simple and conveniente synthesis of alkyl azides under mild conditions.Synthesis.1995、no.4,p.376〜378)に記載された技術と同様の手順に従い;従った手順を以下に詳述する。水で冷却される凝縮器、磁気式撹拌、温度計および滴下漏斗を備えたガラス製丸底フラスコに、11mlの蒸留水に均一に溶解させた2.13g(32.8ミリモル)のNaN3を導入した。次いで、Aliquat(CH3−N−[(CH2)7CH3]3 +Cl−)として市販されている310μlの相間移動触媒も導入し、直ちに水相から分離した。次いで、反応混合物を撹拌下(1000rpm)氷浴によって3℃に冷却し、20mlのジCH2Cl2中に希釈した5.00g(8.2ミリモル=16.4ミリ当量)のI−CH2CH2−(CF2)6−CH2CH2−Iを約15分間滴下した。3℃で60分撹拌後、温度を室温(24℃)に90分間で戻させた。次いで、混合物を、24℃および1000rpmで15時間維持した。反応の過程の間に色の変化を認め、添加の最後に、下側有機相(CH2Cl2を含む)は、−CH2I部分の存在のために赤みがかっていたが、反応が進むにつれて、前記相は次第に変色し、無色の発色団である−CH2N3の形成のために、浅黄色になった。並行して、上側水相は、次第に無色(NaN3)から黄色/橙色(NaI)に変化することがわかった。下側有機相を回収し、MgSO4上で乾燥させ;次いで、ろ過後、CH2Cl2を蒸発させた。ろう様白色固体をこのようにして得、微量の残留Aliquatを含有した。したがって、この固体をCH2Cl2に再溶解させ、4容量のCH2Cl2を用いてSiO2カラムで溶出させ、一方でAliquatは、カラム中に取り込まれたまま残った。
転化率=95.2モル%
収率=95モル%
−N3官能性=1.905(4.8モル%の式−CF2Iの末端基の存在)
N3 aCH2 bCH2 cCF2 dCF2 eCF2 eCF2 dCF2 cCF2 bCH2 aCH2N3
19F−NMR;(CDCl3;ppm);c:−115;d:−122;e:−124;
1H−NMR(CDCl3;ppm);a:2.95;b:3.4
FT−IR(KBr;cm−1):2955(−CH2−st);2100(−N3st.);1263(−C−N−st.);1200〜1140(CFst.)。
連鎖移動剤としてC4F8I2を用いて、エマルション重合によって、非常に低い分子量のVDF/TrFEオリゴマーを製造した。DMSOd6中定量19F−NMR分析は、オリゴマーについて以下の特性を与えた:Mw=20659g/モル;VDF=86モル%;TrFE=13.7モル%;−CF2CH2I=0.2モル%;−CF2CH2OH=0.43モル%。連鎖移動剤から得た、非常に不十分な安定を有する式−CH2CF2Iの末端基の切断によって、重合の間に高い安定性の式−CF2CH2Iの末端基を得た。これらは、NaN3による求核置換に対する反応性部位であるはずであった基である。式−CF2CH2OHの末端基を、式−CF2CH2Iの末端基の加水分解から得、これは、ラジカル開始剤APSの存在下で水相中での重合の間に生じた。水で冷却される凝縮器、磁気式撹拌、温度計および滴下漏斗を備えたガラス製丸底フラスコに、70mlのDMSOに溶解させた粉末形態の9.24g(0.894μモル、Mw=20659を考慮して)の上述のオリゴマーを導入し、したがって、6.37mMのポリマー溶液、および式−CF2CH2Iの反応性基の12.8μM溶液を得た。次いで、大過剰のNaN3(90mg=1.38ミリモル=1543ミリ当量)を20℃で10分間添加し、この溶液を45℃で加熱した。溶液は、約2時間以内でNaIの形成のために、暗赤色になった。5時間の総反応時間を得るまで、反応をさらに3時間続行させた。反応の最後に、この溶液を500mlの蒸留水に注ぎ入れることによって、アジド基を含むオリゴマーを沈殿させた。オリゴマーを繊維状かつゴム状固体として回収し;それを、ブフナー漏斗の上のセルロースフィルター上で約2リットルの蒸留水、次いで、2回分(各300ml)のCH2Cl2ですすぎ洗いして、オリゴマー中に吸着されたかまたはそれを膨潤させる残留DMSOを抽出した。最後に、オリゴマーをオーブン中減圧(10mmHg)下に50℃で乾燥させた。分析は以下の結果をもたらした:
Mwアジドオリゴマー=20650g/mol;収率=ポリマーの初期重量に対して64重量%;アセトン溶解性:20℃で完全;FT−IR(DMSO;cm−1):2115(−N3st.)。
同じシクロペンタノン溶液中ビス−アジド架橋剤(Cz1)、(Cz2)および(Cz3)と組み合わせてポリマー4およびポリマー8Cを用いる以外は、上に詳述したとおりのと同じ手順に従った。結果を、以下の表4および表5に与える。
Claims (15)
- − フッ化ビニリデン(VDF)に由来する繰り返し単位;
− トリフルロエチレン(TrFE)に由来する10モル%〜50モル%[ポリマー(F)の繰り返し単位の全モルに対して]の繰り返し単位;および
− アジド基を含む少なくとも1種のモノマー[モノマー(Az)]に由来する0.01モル%〜10モル%[ポリマー(F)の繰り返し単位の全モルに対して]の繰り返し単位
を含む半結晶性フルオロポリマー[ポリマー(F)]。 - 前記モノマー(Az)が、以下の式(I):
CX1X2=CX−(O)p−Rf−(CH2)n−[S(O)q)]sN3 式(I)
(式中、X、X1およびX2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、pは0または1であり、nは0〜4であり、sは0または1であり、qは1または2であり、Rfは、二価(ヒドロ)フルオロカーボン基である)
に従う、請求項1に記載のポリマー(F)。 - 前記モノマー(Az)が、式(II):
CX1X2=CX−O−Rf−(CH2)n−[S(O)q]sN3 式(II)
(式中、X、X1およびX2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、nは0〜4であり、sは0または1であり、qは1または2であり、Rfは、二価(ヒドロ)フルオロカーボン基である)
に従う、請求項2に記載のポリマー(F)。 - 前記モノマー(Az)が、式(IV)
CX’’1X’’2=CX’’−R’’f−(CH2)n’’−[S(O)q’’]s’’N3 式(IV)
(式中:X’’、X’’1およびX’’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、n’’は0〜4であり、s’’は0または1であり、q’’は1または2であり、R’’fは、二価(ヒドロ)フルオロカーボン基である)
に従い、ここで、末端二重結合=CX’’−のsp2混成炭素原子は、R’’f基のsp3炭素原子に結合している、請求項2に記載のポリマー(F)。 - 前記モノマー(Az)が、式(V):
CX’’1X’’2=CX’’−R’’f−(CH2)n’’−S(O)2N3 式(V)
(式中:X’’、X’’1およびX’’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、n’’は0〜4であり、s’’は0または1であり、q’’は1または2であり、R’’fは、二価(ヒドロ)フルオロカーボン基である)
に従い、ここで、末端二重結合=CX’’−のsp2混成炭素原子は、R’’f基のsp3炭素原子に結合している、請求項4に記載のポリマー(F)。 - 前記モノマー(Az)が、式(VI):
CX’’1X’’2=CX’’−R* f−S(O)2N3 式(VI)
(式中:X’’、X’’1およびX’’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、R* fは、二価のパーフルオロアルキル基である)に従う、請求項5に記載のポリマー(F)。 - 前記モノマー(Az)が、式(VIII)
CX’’1X’’2=CX’’−R* f−(CH2)n*−S(O)2N3 式(VIII)
(式中:X’’、X’’1およびX’’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、n*は1〜4の整数であり;R* fは、二価のパーフルオロアルキル基である)
に従う、請求項5に記載のポリマー(F)。 - 前記モノマー(Az)が、式(X):
CXa 1Xa 2=CXa−CF2−O−Ra f−(CH2)na−SO2N3 式(X)
(式中:X’’、X’’1およびX’’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、naは、0〜4であり、−Ra f−は、1〜6個の炭素原子を有する二価パーフルオロアルキル基である)
に従う、請求項5に記載のポリマー(F)。 - 前記モノマー(Az)が、式(XII):
CX’’1X’’2=CX’’−R’’f−(CH2)n’’−N3 式(XII)
(式中、X’’、X’’1およびX’’2は、互いに等しいかまたは異なり、独立してHまたはFであり、n’’は、0〜4であり、s’’は、0または1であり、q’’は、1または2であり、R’’fは、二価(ヒドロ)フルオロカーボン基である)に従い、ここで、末端二重結合=CX’’−のsp2混成炭素原子は、R’’f基のsp3炭素原子に結合している、請求項4に記載のポリマー(F)。 - フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレンおよび少なくとも1種のモノマー(Az)を含むモノマー混合物を重合させることを含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載のポリマー(F)の製造方法。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載のポリマー(F)、および前記ポリマー(F)に対して0.5重量%〜10重量%の量の少なくとも1種の硬化剤を含む、架橋性組成物[組成物(CC)]。
- −2つ以上のエチレン性不飽和アリル型二重結合を含むポリアリル誘導体(トリアリルシアヌレート;トリアリルイソシアヌレート(TAIC);トリス(ジアリルアミン)−s−トリアジン;トリアリルホスファイト;N,N−ジアリルアクリルアミド;N,N,N’,N’−テトラアリルマロンアミドを含む);
−2つ以上のエチレン性不飽和ビニル型二重結合を含むポリビニル誘導体(トリビニルイソシアヌレート;2,4,6−トリビニルメチルトリシロキサンを含む);
−一般式:
[式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、互いに等しいかまたは異なり、HまたはC1〜C5アルキルであり;Zは、式−(O)e1−E−(O)e2−(式中、e1およびe2は、互いに等しいかまたは異なり、独立して1または0であり、Eは、酸素原子を場合によって有し、場合によって少なくとも部分的にフッ素化された、(パー)フルオロポリオキシアルキレン基のような二価C1〜C18基である)の基である]を有するビス−オレフィン[ビス−オレフィン(OF)];
−エチレン性不飽和基で置換されたトリアジン;および
−2個以上のアジド基を含むポリアジド化合物[式:
{N3−[S(O)qd]sd}j−Jd−{[S(O)qd’]sd’−N’3}j’
(式中、jおよびj’のそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、0または1〜3の整数であり、但し、j+j’は、少なくとも2からなることを条件とし、sdおよびsd’のそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、独立して0または1であり、qdおよびqd’のそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、独立して1または2であり、Jdは、酸素原子を場合によって有し、場合によって少なくとも部分的にフッ素化された、(ヒドロ)(フルオロ)カーボン基である)のジアジド[剤(Cz)]を含む)
からなる群から選択される少なくとも1種の硬化剤をさらに含む、請求項11に記載の組成物(CC)。 - 硬化物品を生成させるために、請求項1〜9のいずれか一項に記載のポリマー(F)、または請求項11または12に記載の組成物(CC)を架橋させる方法。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載のポリマー(F)を使用するステップを含む、電気および電子機器の一つを製造する方法であって、前記ポリマー(F)および/または請求項11または12に記載の組成物(CC)を加工するステップ、ならびにそれを架橋させるステップを含む方法。
- 加工が、インク印刷、キャスティング、リソグラフィ法からなる群から選択される溶液加工技術によって行われる、請求項14に記載の方法。
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