JP6187244B2 - 制御装置、制御方法および露光制御システム - Google Patents

制御装置、制御方法および露光制御システム Download PDF

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Description

本開示は、制御装置、制御方法および露光制御システムに関する。
近年、画素内が分割され複数の光電変換部を有する撮像素子を備えるデジタルカメラ等の撮像装置が普及しつつある。このような撮像素子を用いることにより、高速なオートフォーカスを可能にした位相差検出方式のオートフォーカス(以下、「位相差AF」ともいう。)が可能となる。
例えば特許文献1には、位相差AF用画素と通常画素とを備える撮像素子を用いた撮像装置の制御方法が開示されている。特許文献1では、位相差AF用画素を用いて位相差AFを行い、通常画素を用いてコントラストAFやライブビュー表示、自動露出(Automatic Exposure;AE)処理、自動ホワイトバランス(Auto
White Balance;AWB)処理を行っている。
また、特許文献2には、モニタ画質とフォーカス精度の両方を向上させるためにAF用フレームとモニタ表示用フレームとを交互に読み出したときに、AFフレーム内のラインごとに一定のゲイン補正を行い蓄積時間の補償を行う技術が開示されている。これにより、フレーム内で蓄積時間が不均一となる状況を回避して、AF用フレーム、モニタ表示用フレームともに適正露出を得ている。
特開2008−134389号公報 特開2008−300931号公報
しかし、上記特許文献1、2には、位相差画素とモニタ用画素とを独立して制御する記述はあるが、位相差画素、モニタ画素、それぞれに対し、具体的にどのような制御値を選べば、最適なAE性能/AF性能が実現できるかのアイデアは開示されていない。
このため、例えば、モニタ用画素に対しては、撮影者に画像を綺麗に滑らかにみせるために、大幅にシャッタースピード(SS)を低速にしたりISO値(すなわちゲイン)を高く設定したりすることはできなかった。特に、シャッタースピードやISO値を固定とすると、モニタ用画素としての連動範囲が狭くなる。このため、位相差用画素に対してモニタ用画素と同一制御値を適用すると、十分な明るさが得られず、十分なAF性能を得ることができなかった。また、モニタ用画素には、撮影露出のハンチング等を見せないように、スムージングが掛かっている。このため、モニタ用画と同じ露出値を使ってオートフォーカスする場合、適切な露出に到達するまでの時間がかかってしまう。
また、モニタ用画素に露出補正をかけると、画面が暗くなり過ぎる、あるいは明るくなり過ぎる場合がある。このとき、位相差画素にモニタ用画素と同一の露出補正をかけると、AF性能が落ちる。また、モニタ用画素に基づき最終制御値を決める場合、モニタ用画素が適正値に保持されていない場合は正しい測光が出来ておらず、最終制御値により設定した露出補正値通りに制御できない場合がある。
さらに、絞り値の設定においても、AF制御等の制約により、Aモード(絞り優先モード)やMモード(マニュアルモード)時でもモニタ用画素の制御時はキャプチャと同じ絞り値を選択できない場合があった。あるいは、プレビュー時は、オートフォーカスができないという制約があった。
そこで、位相差画素とモニタ用画素とのように同一撮像面上にある第1画素群および第2画素群を独立して制御する際に、より最適なAE性能/AF性能を実現する制御手法が求められていた。
本開示によれば、同一撮像面上にある第1画素群および第2画素群に対し、第1画素群と第2画素群との露光制御を独立して行う制御部を有し、制御部は、第1画素群および第2画素群のゲインまたは露光時間の制御をそれぞれ独立して行う、制御装置が提供される。
また、本開示によれば、第1画素群の第1ゲインまたは第1露光時間を制御すること、第1画素群と同一撮像面上にある第2画素群の第2ゲインまたは第2露光時間の制御を、第1画素群とは独立して行うこと、を含む、制御方法が提供される。
さらに、本開示によれば、同一撮像面上にある第1画素群および第2画素群と、第1画素群と第2画素群との露光制御を独立して行う制御部を有し、制御部は、第1画素群および第2画素群のゲインまたは露光時間の制御をそれぞれ独立して行う制御装置と、からなる、露光制御システムが提供される。
本開示によれば、第1画素群および第2画素群のゲインまたは露光時間の制御がそれぞれ独立して行われる。これにより、第1画素群と第2画素群とのそれぞれに対して適正露出を設定することが可能となる。
以上説明したように本開示によれば、同一撮像面上にある第1画素群および第2画素群のゲインまたは露光時間の制御を独立して制御することが可能となり、AF性能を向上させることができる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の実施形態に係る制御装置を含むデジタルカメラの概略的な物理構成を示す断面図である。 同実施形態に係るデジタルカメラの背面図である。 同実施形態に係るデジタルカメラの平面図である。 同実施形態に係る制御装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 同実施形態における制御装置の露光制御処理の概要を示すフローチャートである。 同実施形態に係る第1制御値の演算処理を示すフローチャートである。 AUTOモードまたはプログラムモードの処理を示すフローチャートである。 第1ターゲット輝度の算出処理を示すフローチャートである。 Aモードの処理を示すフローチャートである。 Sモードの処理を示すフローチャートである。 Mモードの処理を示すフローチャートである。 同実施形態に係る第2制御値の演算処理を示すフローチャートである。 第2ターゲット輝度の算出処理を示すフローチャートである。 同実施形態に係る絞り値に応じた第1制御値の補正処理を示すフローチャートである。 本開示に係る制御装置のハードウェア構成を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.撮像装置の概略構成
2.制御装置の機能構成
3.制御装置による露光制御処理
4.変形例
4−1.ユーザによる露出補正
4−2.AF/MFモードに基づく制御値演算
5.ハードウェア構成
<1.撮像装置の概略構成>
まず、本開示の実施形態に係る制御装置を備える撮像装置の概略構成について説明する。本実施形態に係る撮像装置は、同一撮像面にある2つの撮像素子を備える撮像装置であり、例えば図1〜図3に示すようなデジタルカメラ1等である。図1は、本実施形態に係る制御装置を含むデジタルカメラの概略的な物理構成を示す断面図である。図2は、デジタルカメラ1の背面図である。図3は、デジタルカメラ1の平面図である。
デジタルカメラ1は、レンズ部、カメラ本体部およびフラッシュ部からなる。図1に示したように、レンズ部は、撮影レンズ10、フォーカスレンズ12および絞り14を備える。また、カメラ本体部は、撮影用画素群16、位相差検出画素群18、LCDモニタ20、EVF(Erectronic View Finder)22、接眼レンズ24およびファインダ26を備える。また、フラッシュ部は、発光部28および発光制御ユニット(図示せず。)を備える。また、図2および図3に示したように、カメラ本体部は、露出補正ダイヤル30、撮影モードダイヤル32、LCDモニタ操作ダイヤル34、プレビューボタン36、AF(Auto Forcus)/MF(Manual Forcus)切替ボタン38およびシャッターボタン40を備える。
撮影レンズ10は、被写体からの光を取り込み、撮像素子に被写体像を映し出す光学系である。
フォーカスレンズ12は、被写体像の焦点調節制御を行う光学系である。例えば、フォーカスレンズ12は、当該フォーカスレンズ12を移動させるフォーカスレンズ駆動機構(図示せず。)によって光軸方向(すなわち、X軸方向)に移動される。フォーカスレンズ駆動機構は、制御装置からの駆動指示情報に基づき動作し、フォーカスレンズ12を移動させる。このようにして、フォーカスレンズ12により被写体像の焦点の制御を行い得る。
絞り14は、制御装置100−1により設定される制御値に基づいて、撮影レンズ10を通して取り込まれた被写体からの光の量の調節を行う。例えば、絞り14は、複数の絞り羽根から構成され、絞り羽根を動かす絞り機構(図示せず。)によって動かされる。絞り機構は、制御装置100−1により設定されるF値に基づいて、絞り羽根を動かし、取り込まれる被写体からの光の量の調節を行い得る。
撮影用画素群16は、撮影レンズ10を通して取り込まれた被写体からの光の光電変換を行う。例えば、撮影用画素群16は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)またはCCD(Charge Coupled Device)等の固体撮像素子であり得る。
位相差検出画素群18は、撮影レンズ10を通して取り込まれた被写体からの光の光路方向が制御された画素群である。例えば、位相差検出画素群18の画素の各々に対応するマイクロレンズが、当該マイクロレンズの中心位置と画素の中心位置とがずれた状態で配置され得る。なお、撮影用画素群16および位相差検出画素群18は、同一撮像面上に配置される。例えば、撮影用画素群16の画素の各々は奇数行に配置され、位相差検出画素群18の画素の各々は偶数行に配置され得る。
LCDモニタ20は、撮像により得られた画像および記憶されている画像の表示を行う。また、LCDモニタ20は、デジタルカメラ1の撮影方法等の設定を行うための画像を表示する。例えば、LCDモニタ20は、液晶パネルまたは有機EL(Electro Luminescence)等であり得る。なお、LCDモニタ20は、タッチパネルであってもよい。
EVF22は、撮像により得られた画像を映し出す。具体的には、EVF22は、撮影用画素群16により光電変換された電気信号を撮影用画素群16から順次取得し、取得された電気信号に基づく画像を、接眼レンズ24を通じてファインダ26に映し出す。例えば、EVF22は、撮影用画素群16から得られる画像をリアルタイムで表示させ得る。
接眼レンズ24は、EVF22により映し出される画像の拡大を行う。
ファインダ26は、EVF22より映し出される画像をユーザが確認するための接眼部である。ユーザは、ファインダ26を覗くことにより順次撮像される被写体を確認することができる。
発光部28は、発光制御部ユニットが設定する発光量および発光タイミングで、発光を行う。
発光制御ユニットは、制御装置100−1により設定される制御値に基づいて、発光部28の発光量および発光タイミングの制御を行う。例えば、発光制御ユニットは、プリ発光および本発光の制御を行う。
露出補正ダイヤル30は、撮像時の露出制御値の補正の度合いを設定する。例えば、撮像により得られる画像を明るくする場合はプラス側にダイヤルを回して設定し、画像を暗くする場合はマイナス側にダイヤルを回して設定する。なお、補正に係る露出制御は、ゲイン、露光時間、絞りまたはこれらの組合せの制御であり得る。
撮影モードダイヤル32は、露出制御のモードを設定する。例えば、モードには、AUTOモード(AUTO)、プログラムモード(P)、絞り優先モード(A)、シャッタースピード優先モード(S)およびマニュアル露出モード(M)があり得る。なお、AUTOモードおよびプログラムモードは、デジタルカメラ1が自動的に露出制御を行うモードである。また、絞り優先モードは、絞り値をユーザが設定し、絞り値が自動制御されるモードであり、シャッタースピード優先モードは、露光時間をユーザが設定し、絞り値が自動制御されるモードである。また、マニュアル露出モードは、ユーザが絞り値および露光時間を設定するモードである。撮影モードダイヤル32を回転させて所望のモードを設定位置に合わせることで、モードを設定することができる。
LCDモニタ操作ダイヤル34は、LCDモニタ20に表示される画像の操作を行う。具体的には、ユーザは、LCDモニタ操作ダイヤル34を操作することにより、LCDモニタ20に表示される画像の操作を行い、デジタルカメラ1の設定操作等を行う。
プレビューボタン36は、プレビューの実行有無を設定する。具体的には、デジタルカメラ1は、プレビューボタン36が押下されると、プレビュー実行状態に遷移し、プレビューボタン36が再度押下されると、プレビュー非実行状態に遷移する。ここで、プレビューとは、例えば、撮影用画素群16からリアルタイムに得られる画像に、設定中の露出制御値で露出制御を行った場合の画像を、LCDモニタ20およびEVF22に表示することである。
AF/MF切替ボタン38は、デジタルカメラ1のフォーカス処理の設定を、自動フォーカスまたはマニュアルフォーカスのいずれかに切り替える。AF/MF切替ボタン38を押下する毎に、自動フォーカスとマニュアルフォーカスとが切り替わる。
シャッターボタン40は、デジタルカメラ1にAF処理または撮像処理を実行させるための操作部である。具体的には、シャッターボタン40が半押しされると、AF処理が実行され、シャッターボタン40が全押しされると、撮像処理が実行される。
なお、図1〜図3に図示されていないが、デジタルカメラ1には、CPUおよびメモリ等からなる制御装置100−1が含まれる。また、制御装置100−1は、デジタルカメラ1に含まれる例を説明したが、例えば、制御装置100−1は、スマートフォン、タブレット端末またはノート型パーソナルコンピュータ等の電子機器に含まれ得る。
<2.制御装置の機能構成>
次に、図4を参照して、本実施形態に係る制御装置100−1の機能構成について説明する。図4は、本実施形態に係る制御装置100−1の概略的な機能構成を示すブロック図である。
制御装置100−1は、同一撮像面に配置された撮影用画素群(第1画素群)102および位相差検出画素群(第2画素群)104の露光制御を独立して行う制御部である。制御装置100−1は、撮影用画素群(第1画素群)102および位相差検出画素群(第2画素群)104のゲインまたは露光時間の制御をそれぞれ独立して行う。撮影用画素群102は図1の撮影用画素群16に対応し、位相差検出画素群104は図1の位相差検出画素群18に対応する。
撮影用画素群102により取得された画像はLCDモニタ20に表示されるモニタ用としても使用される。実際に撮影する画像に対しては、自動的に、あるいはユーザ設定に応じて、撮影用ゲインおよび撮影用シャッタースピードが決定される。また、モニタ用画像に対しては、きれいで滑らかな画像をLCDモニタ20に表示させるために、第1ゲインおよび第1シャッタースピード等の第1制御値が決定される。一方、位相差検出画素群104に対しては、AF性能を向上させるため、撮影用画素群102とは独立して第2ゲインおよび第2シャッタースピード等の第制御値が決定される。
図4に示したように、制御装置100−1は、第1検波値取得部106、第2検波値取得部108、第1ゲイン制御部110、第2ゲイン制御部112、第1タイミング制御部114、第2タイミング制御部116、設定部118およびメモリ124を備える。
第1検波値取得部106は、撮影用画素群102から撮像信号を検波して第1検波値を出力する。第1検波値は、第1検波値取得部106から第1ゲイン制御部110へ出力される。
第2検波値取得部108は、位相差検出画素群104から撮像信号を検波して第2検波値を出力する。第2検波値は、第2検波値取得部108から第2ゲイン制御部112へ出力される。なお、第1検波値取得部104および第2検波値取得部106は、同時にそれぞれ検波信号を読み出す。
第1ゲイン制御部110は、第1検波値を第1ゲインによりゲイン調整する。第1ゲイン制御部110は、第1検波値に第1ゲインをかけて増幅した後、設定部118の第1制御値演算部120へ出力する。
第2ゲイン制御部112は、第2検波値を第2ゲインによりゲイン調整する。本実施形態に係る第2ゲイン制御部112は、第1ゲイン制御部110とは独立して機能し、第2検波値に第2ゲインをかけて増幅した後、設定部118の第2制御値演算部122へ出力する。
第1タイミング制御部114は、撮影用画素群102に対して第1シャッタースピード(すなわち、第1露光時間)で露光制御する。第1タイミング制御部114は、後述する設定部118の第1制御値演算部120により演算された第1シャッタースピードに基づき、撮影用画素群102の露出を制御する。
第2タイミング制御部116は、位相差検出画素群104に対して第2露光時間(すなわち、第2シャッタースピード)で露光制御する。第2タイミング制御部116は、第1タイミング制御部114とは独立して機能し、後述する設定部118の第2制御値演算部122により演算された第2露光時間に基づき、位相差検出画素群104の露出を制御する。なお、第1タイミング制御部114および第2タイミング制御部116は、同時に各画素群を露光させる。
設定部118は、各撮像素子102、104を露光制御するための制御値を演算する機能部であり、第1制御値演算部120および第2制御値演算部122を備える。
第1制御値演算部120は、第1ゲイン制御部110にてゲイン調整された第1検波値とレンズ部の情報とに基づき、第1シャッタースピード、第1検波値を調整する第1ゲイン、および絞り14の設定値(以下、「絞り値」ともいう。)を演算する。レンズ部の情報としては、例えばAF情報や絞り情報等がある。そして、第1制御値演算部120は、第1シャッタースピードを第1タイミング制御部114へ出力し、第1ゲインを第1ゲイン制御部110へ出力し、絞り値を第2制御値演算部122へ出力する。
第2制御値演算部122は、第2ゲイン制御部112にてゲイン調整された第2検波値および第1制御値演算部120により演算された絞り値に基づいて、第2シャッタースピードおよび第2検波値を調整する第2ゲインを演算する。そして、第2制御値演算部122は、第2シャッタースピードを第2タイミング制御部116へ出力し、第2ゲインを第2ゲイン制御部112へ出力する。
メモリ124は、デジタルカメラ1の各種設定情報や撮像された画像等を記憶する記憶部である。メモリ124は、例えばROMやRAM等の記憶媒体により構成される。例えば、メモリ124に記憶された各種設定情報は、設定部118の第1制御値演算部120や第2制御値演算部122に読み出され、演算処理に用いられる。
<3.制御装置による露光制御処理>
次に、本実施形態における制御装置100−1の露光制御処理の概要について、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態における制御装置100−1の露光制御処理の概要を示すフローチャートである。
(S202:初期設定)
まず、図5に示すように、制御装置100−1は、撮影を行うにあたり初期設定を行う(ステップS202)。初期設定では、絞り値や撮影用画素群102の第1検波値を調整する第1ゲイン、第1シャッタースピード、位相差検出画素群104の検波値を調整する第2ゲイン、第2シャッタースピードの初期値がそれぞれ設定される。このとき、第2ゲインは第1ゲインより低い露出値に対応するように設定され、第2シャッタースピードは第1シャッタースピードより高い露出値に対応するように設定される。
また、制御装置100−1は、撮影用画素群102に対する第1ターゲット輝度の初期値および位相差検出画素群104に対する第2ターゲット輝度の初期値を設定する。ターゲット輝度は、各制御値の目標値であって、次の制御値は当該目標値に追従するように設定される。ターゲット輝度は、画像内の明るさのむらを平均化するスムージング処理に用いられる。第1ターゲット輝度の初期値は、例えば絞り値と第1露光時間との和から第1ゲインを減じた値に設定され、第2ターゲット輝度の初期値は、例えば絞り値と第2露光時間との和から第2ゲインを減じた値に設定される。このように、第1ターゲット輝度と第2ターゲット輝度との初期値には差を設けておく。
(S204:AE起動処理)
次いで、制御装置100−1は、AE起動処理を行う(ステップS204)。ステップS204では、撮影用画素群102および位相差検出画素群104のそれぞれについて、第1検波値および第2検波値を取得してゲイン調整した後、当該値に基づいて、第1ターゲット輝度および第2ターゲット輝度を算出する。各ターゲット輝度は、ゲイン調整された各検波値と予め設定された閾値レベルとを比較して、その大小関係に応じて設定される。
(S206:キー情報取得)
AE起動処理を終えると、制御装置100−1は、キー情報を取得する(ステップS206)。キー情報として、例えば露出モードや露出補正値、プレビューモード、AF/MF切替え等の操作情報が取得される。露出モードは撮影モードダイヤル32の設定から取得でき、露出補正値は露出補正ダイヤル30の設定から取得できる。また、プレビューモードはプレビューボタン36の設定から取得でき、AF/MF切替えはAF/MFは切替ボタン38の設定から取得できる。
(S208:レンズ情報取得)
また、制御装置100−1は、レンズ情報を取得する(ステップS208)。レンズ情報として、例えばAF情報や絞り情報が取得される。AF情報は、フォーカスレンズ12を駆動するフォーカスレンズ駆動機構やこれを制御する制御部より取得される。また、絞り情報は、絞り14の絞り羽根を開閉させる絞り機構やこれを制御する制御部より取得される。
(S210:第1制御値演算)
そして、制御装置100−1は、第1制御値の演算を行う(ステップS210)。ステップS210では、第1制御値演算部120により、第1制御値として、撮影用画素群102を第1露光時間で露光する第1シャッタースピード、第1検波値を調整する第1ゲイン、および絞り値が演算される。
ステップS210における処理の詳細を図6〜図12に基づき説明する。なお、図6は、本実施形態に係る第1制御値の演算処理を示すフローチャートである。図7は、AUTOモードまたはプログラムモードの処理を示すフローチャートである。図8は、第1ターゲット輝度の算出処理を示すフローチャートである。図9は、Aモードの処理を示すフローチャートである。図10は、Sモードの処理を示すフローチャートである。図11は、Mモードの処理を示すフローチャートである。図12は、本実施形態に係る第2制御値の演算処理を示すフローチャートである。
ステップS210の処理では、図6に示すように、まず、露出モードが確認される(ステップS602)。露出モードは、撮影モードダイヤル32の設定より、図5のステップS206にて取得される。制御装置100−1は、露光モードに応じて、第1ターゲット輝度、絞り値、第1ゲイン、および第1シャッタースピードを演算し、設定する。
ステップS602にてAUTOモード(AUTO)またはプログラムモード(P)と判定された場合、制御装置100−1は、図7に示すフローチャートに基づいて、第1制御値を演算する(ステップS604)。このとき、まず、第1検波値取得部106により、撮影用画素群102の撮像信号が第1検波値として取得され、第1ゲイン制御部110によりゲイン調整される(ステップS702)。次いで、第1制御値演算部120は、第1ゲイン制御部110にからゲイン調整された第1検波値を用いて、撮影用画素群側のスムージング処理のため、第1ターゲット輝度を算出する(ステップS316)。
ステップS316の処理の詳細を図8に示す。図8に示すように、第1制御値演算部120は、まず、第1検波値および第2制御値に基づいて、現在の輝度を算出する(ステップS402)。この輝度は、現在の被写体の明るさを示している。
次いで、第1制御値演算部120は、最終第1ターゲット輝度を算出する(ステップS404)。最終第1ターゲット輝度は、最終的に狙いとする明るさを表しており、第1検波値、モニタ用基準レベル、および露出補正値から算出される。モニタ用基準レベルは固定値であり、予め設定されている基準値である。最終第1ターゲット輝度は、例えば下記式(1)から算出してもよい。
最終ターゲット輝度
=現在輝度+(log2(第1検波値)−log2(モニタ用基準レベル))−露出補正量
・・・(1)
第1制御値演算部120は、ステップS404にて算出された最終第1ターゲット輝度からステップS402にて算出された現在の輝度を減じることにより、最終輝度変化量を得る(ステップS406)。この最終輝度変化量は、第1制御値を目標値に追従させるときの変化量である。
その後、第1制御値演算部120は、ステップS406にて算出された最終輝度変化量に基づいて、次回の処理時に設定する次回輝度変化量を算出する(ステップS408)。例えば、次回輝度変化量ΔEVは、下記式(2)に基づき算出してもよい。
Figure 0006187244
そして、第1制御値演算部120は、ステップS402にて算出された現在輝度とステップS408で算出された次回輝度変化量ΔEVとを加算して、次回第1ターゲット輝度とする(ステップS410)。すなわち、次回第1ターゲット輝度は下記式(3)で表される。
次回第1ターゲット輝度=現在輝度+次回輝度変化量ΔEV ・・・(3)
図7の説明に戻り、ステップS316にて次回の第1ターゲット輝度が算出されると、第1制御値演算部120は、絞り値を算出する(ステップS704)。そして、第1制御値演算部120は、絞り値に基づき、撮影用ゲインを算出し(ステップS706)、撮影用シャッタースピードを算出する(ステップS708)。AUTOモードおよびプログラムモードは、デジタルカメラ1が自動的に露出制御を行うモードである。撮影用ゲインおよび撮影用シャッタースピードは、次回第1ターゲット輝度に応じて決定された絞り値に基づき、自動的に設定される。
その後、第1制御値演算部120は、モニタ用として、第1ゲインを算出し(ステップS710)、第1シャッタースピードを算出する(ステップS712)。第1ゲインおよび第1シャッタースピードは、実際に撮影される画像にできるだけ近い画像をユーザに提示するために、撮影用ゲインおよび撮影用シャッタースピードと同一となるのが望ましいが、必ずしも一致しなくともよい。
このようにして、AUTOモード(AUTO)またはプログラムモード(P)での第1制御値は算出される。
次に、ステップS602にて絞り優先モード(A)と判定された場合、制御装置100−1は、図9に示すフローチャートに基づいて、第1制御値を演算する(ステップS606)。このとき、まず、第1検波値取得部106により、撮影用画素群102の撮像信号が第1検波値として取得され、第1ゲイン制御部110によりゲイン調整される(ステップS702)。次いで、第1制御値演算部120は、撮影用画素群側のスムージング処理のため、第1ターゲット輝度を算出する(ステップS316)。ステップS702およびS316の処理は上述したAUTOモード(AUTO)またはプログラムモード(P)の場合と同一であり、ここでは説明を省略する。
ステップS316にて第1ターゲット輝度が算出されると、第1制御値演算部120は、絞り値をユーザ設定値に設定する(ステップS802)。絞り優先モード(A)は、絞り14をユーザが設定し、絞り値が自動制御されるモードである。ステップS802の処理により、ユーザによる絞り14の設定がデジタルカメラ1の設定に反映される。
その後、第1制御値演算部120は、撮影用ゲインを算出し(ステップS706)、撮影用シャッタースピードを算出する(ステップS708)。撮影用ゲインおよび撮影用シャッタースピードは、ユーザにより設定された絞り値に基づき、自動的に設定される。
そして、第1制御値演算部120は、モニタ用として、第1ゲインを算出し(ステップS710)、第1露光時間として第1シャッタースピードを算出する(ステップS712)。ステップS710およびS712の処理も上述したAUTOモード(AUTO)またはプログラムモード(P)の場合と同一であり、ここでは説明を省略する。このようにして、絞り優先モード(A)での第1制御値は算出される。
次に、ステップS602にてシャッタースピード優先モード(S)と判定された場合、制御装置100−1は、図10に示すフローチャートに基づいて、第1制御値を演算する(ステップS608)。このとき、まず、第1検波値取得部106により、撮影用画素群102の撮像信号が第1検波値として取得され、第1ゲイン制御部110によりゲイン調整される(ステップS702)。次いで、第1制御値演算部120は、撮影用画素群側のスムージング処理のため、第1ターゲット輝度を算出する(ステップS316)。ステップS702およびS316の処理も上述したAUTOモード(AUTO)またはプログラムモード(P)の場合と同一であり、ここでは説明を省略する。
ステップS316にて第1ターゲット輝度が算出されると、第1制御値演算部120は、撮影用シャッタースピードをユーザ設定値に設定する(ステップS902)。シャッタースピード優先モードは、露光時間をユーザが設定し、絞り値が自動制御されるモードである。ステップS902の処理により、ユーザの設定した撮影用シャッタースピードがデジタルカメラ1の設定に反映され、後述するステップ704において、撮影用シャッタースピードに応じて適正露出となるように絞り値が自動的に制御される。
その後、第1制御値演算部120は、モニタ用として、第1シャッタースピードを算出し(ステップS712)、絞り値を算出する(ステップS704)。絞り値は、撮影用シャッタースピードに応じて設定される。そして、第1制御値演算部120は、第1ゲインを算出し(ステップS710)、撮影用ゲインを算出する(ステップS706)。ステップS706、S710およびS712の処理も上述したAUTOモード(AUTO)またはプログラムモード(P)の場合と同一であり、ここでは説明を省略する。このようにして、シャッタースピード優先モード(S)での第1制御値は算出される。
次に、ステップS602にてマニュアル露出モード(M)と判定された場合、制御装置100−1は、図11に示すフローチャートに基づいて、第1制御値を演算する(ステップS61)。マニュアル露出モードは、ユーザが絞り値および露光時間を設定するモードである。したがって、撮影用シャッタースピードおよび絞り値がユーザによる設定値に設定される。
このとき、まず、第1検波値取得部106により、撮影用画素群102の撮像信号が第1検波値として取得され、第1ゲイン制御部110によりゲイン調整される(ステップS702)。次いで、第1制御値演算部120は、撮影用画素群側のスムージング処理のため、第1ターゲット輝度を算出する(ステップS316)。ステップS702およびS316の処理も上述したAUTOモード(AUTO)またはプログラムモード(P)の場合と同一であり、ここでは説明を省略する。
ステップS316にて第1ターゲット輝度が算出されると、第1制御値演算部120は、撮影用シャッタースピードをユーザにより設定された値に設定し(ステップS902)、絞り値をユーザにより設定された値に設定する(ステップS802)。ステップS902の処理は上述したシャッタースピード優先モード(S)の場合と同一であり、ステップS802の処理は上述した絞り優先モード(A)の場合と同一である。
その後、第1制御値演算部120は、撮影用シャッタースピードおよび絞り値から撮影用ゲインを算出する(ステップS706)。また、第1制御値演算部120は、モニタ用として、第1シャッタースピードを算出し(ステップS712)、第1ゲインを算出する(ステップS710)。ステップS710およびS712の処理も上述したAUTOモード(AUTO)またはプログラムモード(P)の場合と同一であり、ここでは説明を省略する。このようにして、マニュアル露出モード(M)での第1制御値は算出される。
以上のように各露出モードに応じた第1制御値が算出されると、第1制御値演算部120は、プレビューの設定がオンであるか否かを判定する(ステップS612)。プレビューでは、ユーザの操作によって一時的に所定の絞り値に設定される。ユーザは、その絞り値に設定したときに取得される画像をLCDモニタ20等により確認できる。
プレビューの設定は、プレビューボタン36のオンオフ状態に基づき判定される。第1制御値演算部120は、プレビューボタン36がオンであるとき、プレビューを行うとして、所定の絞り値となるように絞り14を開閉制御する(ステップS614)。絞り14の制御を終えると、制御装置100−1は、プレビュー中であることを示すプレビュー中フラグをオンにして(ステップS616)、図6に示す処理を終了する。一方、ステップS612においてプレビューボタン36がオフであるとき、第1制御値演算部120は、プレビュー中フラグをオフにして(ステップS618)、図6に示す処理を終了する。
(S212:第2制御値演算)
図5の説明に戻り、ステップS210にて図6のフローチャートに沿って第1制御値が算出されると、次に、制御装置100−1は、第2制御値を演算する(ステップS212)。ステップS212では、第2制御値演算部122により、第2制御値として第2シャッタースピードおよび第2ゲインが演算される。
ステップS212における処理の詳細を図12および図13に基づき説明する。なお、図12は、本実施形態に係る第2制御値の演算処理を示すフローチャートである。図13は、第2ターゲット輝度の演算処理を示すフローチャートである。
図12に示すように、制御装置100−1は、第2制御値を演算するにあたり、まず第2制御値演算部122により第1制御値を取得する(ステップS1002)。第1制御値は、ステップS21にて算出された値が用いられる。
次いで、制御装置100−1は、第2検波値取得部108により第2検波値を取得する(ステップS1004)。第2検波値取得部108により取得された第2検波値は、第2ゲイン制御部112にて第2ゲインにより調整された後、第2制御値演算部122へ出力される。そして、第2制御値演算部122は、ゲイン調整された第2検波値を用いて、第2ターゲット輝度を算出する(ステップS310)。
ステップS310の処理の詳細を図13に示す。図13に示すように、第2制御値演算部122は、まず、第2検波値および前回の第2制御値に基づいて、現在の輝度を算出する(ステップS502)。次いで、第2制御値演算部122は、最終第2ターゲット輝度を算出する(ステップS504)。最終第2ターゲット輝度は、最終的に狙いとする明るさを表しており、第2検波値および位相差用基準レベルから算出される。位相差用基準レベルは固定値であり、予め設定されている基準値である。
最終第2ターゲット輝度は、例えば下記式(4)から算出してもよい。ここで、ΔMF_Offsetはマニュアルフォーカス時の測光範囲オフセット値であり、例えば2EVに設定される。なお、オートフォーカス時、ΔMF_Offsetはゼロである。
最終第2ターゲット輝度
=現在輝度+(log2(第2検波値)−log2(位相差用基準レベル))+ΔMF_Offset
・・・(4)
あるいは、最終第2ターゲット輝度は、さらに第2輝度補正量を考慮して、下記式(5)から算出してもよい。この場合、第2輝度補正量は、輝度補正量の上下限値を±1EVに限定した値とされる。
最終第2ターゲット輝度
=現在輝度+(log2(第2検波値)−log2(位相差用基準レベル))−第2輝度補正量
+ΔMF_Offset
・・・(5)
そして、第2制御値演算部122は、ステップS504にて算出された最終第2ターゲット輝度からステップS502にて算出された現在の輝度を減じることにより、最終輝度変化量を得る(ステップS506)。この最終輝度変化量は、第2制御値を目標値に追従させるときの変化量である。
その後、第2制御値演算部122は、ステップS506にて算出された最終輝度変化量に基づいて、次回の処理時に設定する次回輝度変化量を算出する(ステップS508)。例えば、次回輝度変化量ΔEVは、下記式(6)に基づき算出してもよい。
Figure 0006187244
ここで、位相差検出画素群104用のΔEV_pは、撮影用画素群102用のΔEV_p以上となるように設定される。あるいは、ΔEV_pは∞として、なるべく早くターゲット輝度となるように設定してもよい。同様に、位相差検出画素群104用のΔEV_mは、撮影用画素群102用のΔEV_m以下となるように設定される。あるいは、ΔEV_mは−∞として、なるべく早くターゲット輝度となるように設定してもよい。このように、位相差検出画素群104のスムージングを高速化することができ、位相差AFの適正露出に至るまでの時間を短縮できる。これにより、AFのレスポンスを向上することができる。
そして、第2制御値演算部122は、ステップS502にて算出された現在輝度とステップS508で算出された次回輝度変化量とを加算して、次回第2ターゲット輝度とする(ステップS510)。すなわち、次回第2ターゲット輝度は下記式(7)で表される。次回第2ターゲット輝度は、次のサイクルにおける位相差用制御値として使用される。
次回第2ターゲット輝度=現在輝度+次回輝度変化量ΔEV ・・・(7)
図12の説明に戻り、ステップS310にて次回の第2ターゲット輝度が算出されると、第2制御値演算部122は、第2ゲインを算出する(ステップS1006)。第2ゲインは、第1ゲインよりも広い連動範囲に設定される。これにより、第2ゲインを高感度にまで対応可能にすることができ、位相差AFにおいて適切な露出を得ることが可能となる。あるいは、第2ゲインは固定値としてもよい。第2ゲインを固定値とすることで、位相差AF時に安定したAF性能を実現できる。
そして、第2制御値演算部122は、第2シャッタースピードを算出する(ステップS1008)。第2シャッタースピードも、第1ゲインよりも広い連動範囲に設定される。これにより、第2シャッタースピードを低速にすることができ、位相差AFにおいて適切な露出を得ることが可能となる。あるいは、第2シャッタースピードは固定値としてもよい。第2シャッタースピードを固定値とすることで、位相差AF時に安定したAF性能を実現できる。
なお、本実施形態では、ステップS1006にて第2ゲインの連動範囲を第1ゲインの連動範囲より広く設定し、ステップS1008にて第2シャッタースピードの連動範囲を第1シャッタースピードの連動範囲より広く設定している。しかし、本技術はかかる例に限定されず、ステップS1006またはS1008のうち少なくともいずれか一方のみ実行すれば、位相差AFに適正な露出を得ることができる。
その後、第2制御値演算部122は、プレビュー中フラグがオンであるか否かを判定する(ステップS612)。第2制御値演算部122は、図6のステップS616またはS618にて設定されるプレビュー中フラグのオンオフ状態に基づき判定を行う。第2制御値演算部122は、プレビュー中フラグがオフであるときには、図12に示す処理を終了する。一方、プレビュー中フラグがオンであるときには、第2制御値演算部122は第2制御値の設定を変更する(ステップS1010〜S1020)。
具体的には、第2制御値演算部122は、まず、絞り値が閾値Bより明るく閾値Aより暗い設定であるか否かを判定する(ステップS1010)。絞り値が閾値Bより明るく閾値Aより暗い設定であるとき、第2制御値演算部122は、第2シャッタースピードを所定値A1だけ低速に設定変更する(ステップS1012)。また、第2制御値演算部122は、第2ゲインを所定値A2だけ高くなるように設定を変更する(ステップS1014)。
例えば、閾値AがF8、閾値BがF5.6であるとする。このとき、絞り値がF5.6より大きくF8より暗い場合には、第2シャッタースピードは所定値A1(例えば、0.5EV)だけ低速に設定される。また、第2ゲインは、所定値A2(例えば、0.5EV)だけ高い感度に設定される。
一方、ステップS1010にて絞り値が閾値Bより暗い設定である、または閾値Aより明るい設定であると判定したとき、第2制御値演算部122は、絞り値が閾値Bよりも暗い設定であるかを判定する(ステップS1016)。そして、絞り値が閾値Bよりも暗い設定であるとき、第2制御値演算部122は、第2シャッタースピードを所定値B1だけ低速に設定変更する(ステップS1018)。また、第2制御値演算部122は、第2ゲインを所定値B2だけ高くなるように設定を変更する(ステップS1020)。
例えば、閾値AがF8、閾値BがF5.6であるとき、絞り値がF5.6よりより暗い場合には、第2シャッタースピードは所定値B1(例えば、1.0EV)だけ低速に設定される。また、第2ゲインは、所定値B2(例えば、1.0EV)だけ高い感度に設定される。このとき、所定値B1、B2は、所定値A1、A2より高く設定される。
ステップS1010〜S1020の後、第2制御値演算部122は、図12に示す処理を終了する。なお、ステップS1016にて絞り値が閾値Aより明るい設定であると判定した場合には、第2制御値演算部122は、第2ゲインおよび第2シャッタースピードを変更せず、そのまま図12に示す処理を終了する。
このように、本実施形態に係る制御装置100−1では、撮影用画素群102と位相差検出画素群104との露光制御が独立して行われる。制御装置100−1は、撮影用画素群102および位相差検出画素群104のゲインまたは露光時間の制御をそれぞれ独立して行う。これにより、撮影用画素群102に対しては、ユーザの所望する画像を取得でき、また、モニタ用としてユーザにきれいで滑らかな画像を提示できるようなゲインやシャッタースピードが設定される。一方、位相差検出画素群104に対しては、AF性能向上のため、十分な明るさが得られるように、ゲインやシャッタースピードを撮影用画素群102に対する設定よりもその連動範囲が広くなるように設定される。
また、第2制御値は、第1制御値とは異なり、露光モードによらず自動的に設定される。これにより、露光モードに関係なく、位相差検出画素群104に対しては常に適正露出となるように第2ゲインや第2シャッタースピードを設定することができ、AF性能の向上を図ることができる。あるいは、第2制御値は、状況に応じて露光モードによらずに固定値に設定してもよい。これにより、位相差AFを安定して行うことができ、AF性能の向上を図ることができる。
例えば、ステップS210で設定される第1ゲインの連動範囲がSO100〜ISO3200、第1シャッタースピードの連動範囲が1/15〜1/8000であったとする。このとき、ステップS212では、例えば第2ゲインの連動範囲はISO50〜ISO12800、第2シャッタースピードの連動範囲は1〜1/16000に設定される。あるいは、例えば第2ゲインをISO400に固定し、第2シャッタースピードを1/60に固定に設定してもよい。
(S214:絞り値に基づく第1制御値の補正)
図5の説明に戻り、ステップS212にて第2制御値が算出されると、次に、制御装置100−1は、必要に応じて第1制御値の補正処理を行う(ステップS214)。ステップS214では、AF/MFモードやプレビューといったモニタ用画像の制御時に、ユーザの設定により絞り14が絞られたとき、位相差検出画素群104の露出制御において十分なAF性能を達成できる明るさを保持できるようにする。
具体的には、絞り14が絞られた状態において、撮影用画素群102については後述する図14の処理にしたがってユーザの設定した絞り値に応じて第1制御値の補正が行われる。一方、位相差検出画素群104については、絞り14が絞られた状態であっても、第2シャッタースピードを低速にし、第2ゲインを高感度に設定することで、AF性能に必要な明るさを得るようにする。
図14に基づき、第1制御値の補正について説明する。図14に示すように、第1制御値演算部120は、まず、マニュアルフォーカス設定であるか否かを判定する(ステップS1102)。マニュアルフォーカスの設定であるか否かは、AF/MF切替ボタン38の設定により判定できる。マニュアルフォーカス設定であるとき、第1制御値演算部120は、絞り値が閾値Dよりも暗い設定であるか否かを判定する(ステップS1104)。閾値Dは、例えばF11としてもよい。ステップS1104にて絞り値が閾値D以上の明るさに設定されているときには、第1制御値演算部120は、第1制御値を変更することなく図14の処理を終了する。
一方、ステップS1104にて絞り値が閾値Dより暗い設定であると判定したとき、第1制御値演算部120は、最終絞り値を閾値Dに相当する値に設定する(ステップS1106)。そして、第1制御値演算部120は、ステップS1106にて設定された最終絞り値とするための最終絞り値変化量を算出する(ステップS1108)。すなわち、最終絞り値変化量ΔAVは、ステップS210にて設定された絞り値とステップS1106にて設定された最終絞り値との差分であり、下記式(8)で表される。
最終絞り値変化量ΔAV=(絞り値)−(最終絞り値) ・・・(8)
その後、第1制御値演算部120は、第1ゲインあるいは第1シャッタースピードのいずれかの補正を行うか否かを判定する(ステップS1110)。これらの補正を行うか否かは、第1ゲインから最終絞り値変化量ΔAVを引いた値が、第1ゲイン最小値以上であるか否かにより判定される。すなわち、ステップ1110では、補正後の第1ゲインが第1ゲイン最小値よりも大きいか否かが判定される。
第1ゲインから最終絞り値変化量ΔAVを引いた値が第1ゲイン最小値以上であるとき、第1制御値演算部120は、第1ゲインを、当該第1ゲインから最終絞り値変化量ΔAVを引いた値に補正する(ステップS1112)。一方、第1ゲインから最終絞り値変化量ΔAVを引いた値が第1ゲイン最小値より小さいときには、第1制御値演算部120は、第1シャッタースピードを、当該第1シャッタースピードに最終絞り値変化量ΔAVを加えた値に補正する(ステップS1114)。
ステップS1102に戻り、ステップS1102にてマニュアルフォーカス設定ではない場合には、第1制御値演算部120は、絞り補正の設定がオンであるか否かを判定する(ステップS1116)。絞り補正の設定は、バックアップ値あるいはメニューの設定から確認できる。ステップS1116にて絞り補正の設定がオフであると判定したときには、第1制御値演算部120は、第1制御値を変更することなく図14の処理を終了する。
一方、ステップS1116にて補正の設定がオンであると判定したときには、第1制御値演算部120は、絞り値が閾値Cよりも暗いか否かを判定する(ステップS1118)。閾値Cは閾値Dよりも小さい値に設定され、例えばF5.6としてもよい。ステップS1118にて絞り値が閾値C以上の明るさに設定されているときには、第1制御値演算部120は、第1制御値を変更することなく図14の処理を終了する。
一方、ステップS1118にて絞り値が閾値Cより暗い設定であると判定したときには、第1制御値演算部120は、最終絞り値を閾値Cに相当する値に設定する(ステップS1120)。そして、第1制御値演算部120は、ステップS1120にて設定された最終絞り値とするための最終絞り値変化量を算出する(ステップS1108)。
最終絞り値変化量は、上述と同様に上記式(8)に基づき算出される。そして、最終絞り値変化量を算出すると、上述と同様、第1ゲインあるいは第1シャッタースピードのいずれかの補正を行うか否かが判定される(ステップS1110)。第1ゲインから最終絞り値変化量ΔAVを引いた値が第1ゲイン最小値以上であるとき、第1制御値演算部120は、第1ゲインを、当該第1ゲインから最終絞り値変化量ΔAVを引いた値に補正する(ステップS1112)。一方、第1ゲインから最終絞り値変化量ΔAVを引いた値が第1ゲイン最小値より小さいときには、第1制御値演算部120は、第1シャッタースピードを、当該第1シャッタースピードに最終絞り値変化量ΔAVを加えた値に補正する(ステップS1114)。
以上のように、図14に示す処理フローに基づき、絞り値に応じて第1制御値が補正される。
(S216:ゲイン制御)
第1制御値および第2制御値が算出されると、制御装置100−1は、ゲイン制御の設定を行う(ステップS216)。第1制御値演算部120は、算出した第1ゲインを第1ゲイン制御部110へ出力し、第1ゲインを更新する。また、第2制御値演算部122は、算出した第2ゲインを第2ゲイン制御部112へ出力し、第2ゲインを更新する。
(S218:タイミング制御)
次いで、制御装置100−1は、タイミング制御の設定を行う(ステップS218)。第1制御値演算部120は、算出した第1シャッタースピードを第1タイミング制御部114へ出力し、撮影用画素群102が第1露光時間で露光されるように露出制御する。また、第2制御値演算部122は、算出した第2シャッタースピードを第2タイミング制御部116へ出力し、位相差検出画素群104が第2露光時間で露光されるように露出制御する。
(S220:絞り制御)
そして、制御装置100−1は、絞り制御の設定を行う(ステップS220)。第1制御値演算部120は、設定した絞り値を絞り機構を駆動させる絞り駆動制御部(図示せず。)へ出力する。絞り駆動制御部は、当該絞り値となるように絞り機構を駆動させ、絞り14を開閉させる。
(S222:モニタリング継続判定)
その後、制御装置100−1は、モニタリング継続中かの判定を行う(ステップS222)。LCDモニタ20によるモニタリングを継続中であれば、制御装置100−1は、ステップS206に戻り、ステップS206からの処理を繰り返し実行する。一方、モニタリングが終了した場合には、図5に示す処理を終了する。
以上、本実施形態に係る制御装置100−1とこれによる露出制御方法について説明した。本実施形態によれば、撮影用画素群102を露光制御するための第1制御値と位相差検出画素群104を露光制御するための第2制御値とが独立して設定される。これにより、撮影用画素群102に対しては、ユーザの所望する画像を取得でき、また、モニタ用としてユーザにきれいで滑らかな画像を提示できるようなゲインやシャッタースピードが設定される。一方、位相差検出画素群104に対しては、AF性能向上のため、十分な明るさが得られるように、ゲインやシャッタースピードを撮影用画素群102に対する設定よりもその連動範囲が広くなるように設定される。
<4.変形例>
[4−1.ユーザによる露出補正]
デジタルカメラ1においては、構図全体の明るさを自動的に測光して適正露出が決定されるが、ユーザが思ったような画像とならない場合もある。このような場合、ユーザは露出補正を行うことで、適正露出より明るく写したり暗く写したりした画像を取得することが可能となる。
このとき、位相差検出画素群104に対しても露出補正を行うと、AF性能が低下する可能性がある。また、モニタ用画像に基づき最終制御値を決定するとき、モニタ用画像が適正に保たれていない場合には、イメージャ測光の原理的制約により正しい測光ができておらず、最終制御値が設定した露出補正値どおりに制御できない場合もある。そこで、上記制御処理において、ユーザによる露出補正が行われる場合には、位相差検出画素群104に対しては、ユーザが設定する露出補正をかけないようにしてもよい。
具体的には、ユーザが露出補正を行った場合、上述のステップS212と同様に処理を行い、露出補正をかけずに位相差検出画素群104に対する第2制御値を取得する。そして、第1制御値演算部120は、演算された第2制御値にユーザが設定した露出補正を加味して、撮影用画素群102の撮影用の制御値を決定する。このように、ユーザによる露出補正が行われる場合には、位相差検出画素群104に対する制御値に基づき最終制御値を決定することで、従来の測光性能劣化を防止することができる。これにより、ユーザの露出補正の設定に関わらず、常に安定したAF性能およりAE性能を得ることができる。
なお、ユーザによる露出補正が行われる場合に、位相差検出画素群104に対して露出補正をかけない以外にも、例えば、測光性能劣化の影響を受けない範囲で位相差検出画素群104に対して露出補正を適用してもよい。
[4−2.AF/MFモードに基づく制御値演算]
本実施形態に係る露出制御方法では、図5に示すステップS208の処理において、レンズ情報としてAF情報を取得している。そこで、AF情報を利用して、撮影用画素群102に対する第1制御値と位相差検出画素群104に対する第2制御値との演算処理を切り替えるようにしてもよい。
例えば、AF情報よりオートフォーカスモードであるとき、第1制御値演算部120は、第2制御値演算部122により算出された第2制御値に基づいて絞り値を設定してもよい。
また、AF情報よりマニュアルフォーカスモードであるときには、第1制御値演算部120は、オートフォーカスモードとは異なる条件に基づいて、第1ゲイン、第1シャッタースピード、および絞り値を設定する。また、第2制御値演算部122は、第2制御値に含まれる各値の目標値を、対応する第1制御値の各値から所定量ずらした値に設定する。
これにより、フォーカスモードに適した各制御値を設定することができる。
<5.ハードウェア構成>
上述した各実施形態に係る制御装置100−1の処理は、ソフトウェアと、以下に説明する制御装置100−1のハードウェアとの協働により実現される。
図15は、本開示に係る制御装置100−1のハードウェア構成を示した説明図である。図15に示したように、制御装置100−1は、CPU(Central Processing Unit)142と、ROM(Read Only Memory)144と、RAM(Random Access Memory)146と、ブリッジ148と、バス150と、インターフェース152と、入力装置154と、出力装置156と、ストレージ装置158と、接続ポート160と、通信装置162とを備える。
CPU142は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムと協働して制御装置100−1内の設定部118、第1制御値演算部120、第2制御値演算部122、調光制御部130、選択部132、本発光量演算部134および発光制御部136の動作を実現する。また、CPU142は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM144は、CPU142が使用するプログラムまたは演算パラメータ等を記憶する。RAM146は、CPU142の実行にいて使用するプログラムまたは実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。ROM144およびRAM146により、制御装置100−1内のメモリ124の一部を実現する。CPU142、ROM144およびRAM146は、CPUバスなどから構成される内部バスにより相互に接続されている。
入力装置154は、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段、およびユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU142に出力する入力制御回路などから構成されている。制御装置100−1のユーザは、入力装置154を操作することにより、制御装置100−1に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置156は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、ランプなどの装置への出力を行う。さらに、出力装置156は、スピーカおよびヘッドフォンなどの音声出力を行ってもよい。
ストレージ装置158は、データ格納用の装置である。ストレージ装置158は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置等を含んでもよい。ストレージ装置158は、CPU142が実行するプログラムや各種データを格納する。
接続ポート16は、例えば、制御装置100−1の外部の装置または周辺機器と接続するためのバスである。また、接続ポート16は、USB(Universal Serial Bus)であってもよい。
通信装置16は、例えば、ネットワークに接続するための通信デバイスで構成された通信インターフェースである。また、通信装置16は、赤外線通信対応装置であっても、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、制御装置100−1はデジタルカメラ1本体に備えるとしたが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、制御装置100−1が備える機能の少なくとも一部を、撮像装置とネットワークを介して通信可能に接続されたサーバ等に設けてもよい。例えば、図4に示す制御装置100−1のうち第1検波値取得部106および第2検波値取得部108以外の機能部をサーバ上に備えるようにしてもよい。
この場合、撮影用画素群102から取得された第1検波値および位相用画素群104から取得された第2検波値は、ネットワークを介してサーバへ出力され、ゲイン調整された後、設定値118にて第1制御値および第2制御値が算出される。算出された各制御値は撮像装置へ出力され、これに基づきフォーカスレンズ12や絞り14が駆動される。
また、上記実施形態では、第2の画素群に位相差検出画素群18を利用する例を説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、第2の画素群は、第1の画素群により撮像される画像と異なる被写界深度の画像を撮像する画素群であってもよい。具体的には、第1の画素群および第2の画素群の各々に対し、焦点距離の異なるマイクロレンズが備えられ、第1の画素群と第2の画素群とで異なる被写界深度を有する画像が取得され得る。このように、第2の画素群として様々な用途の画素群が採用され得ることにより、第2の画素群の汎用性を向上させることが可能となる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)同一撮像面上にある第1画素群および第2画素群に対し、前記第1画素群と前記第2画素群との露光制御を独立して行う制御部を有し、
前記制御部は、前記第1画素群および前記第2画素群のゲインまたは露光時間の制御をそれぞれ独立して行う、制御装置。
(2)前記第1画素群は撮影用画素群であり、前記第2画素群は位相差検出画素群である、前記(1)に記載の制御装置。
(3)前記制御部は、前記第2画素群の第2ゲインまたは第2露光時間の連動範囲のうち少なくともいずれか一方を、前記第1画素群の第1ゲインまたは第1露光時間の連動範囲よりも広く設定する、前記(1)または(2)に記載の制御装置。
(4)前記制御部は、前記第2ゲインまたは前記第2露光時間を、前記第1画素群により取得される画像に対して設定される露出モードとは独立して設定する、前記(3)に記載の制御装置。
(5)ユーザにより設定された露光補正値が入力されたとき、
前記制御部は、前記第1画素群の第1ゲインまたは第1露光時間を前記露光補正値に基づいて補正し、前記第2画素群の第2ゲインまたは第2露光時間のうち補正可能な値のみを前記露光補正値に基づき補正する、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の制御装置。
(6)前記制御部は、ユーザにより設定された所定の絞りの設定値に基づいて、前記第2ゲインまたは前記第2露光時間を補正する、前記(3)〜(5)のいずれか1項に記載の制御装置。
(7)前記制御部は、ユーザにより一時的に前記絞りの設定値がより絞る方向に設定されたとき、前記第2ゲインをより長く設定する、または前記第2露光時間をより大きく設定する、前記(6)に記載の制御装置。
(8)前記制御部は、前記第1画素群の第1ゲインまたは第1露光時間を当該第1ゲインまたは第1露光時間の目標値に追従させる第1輝度変化量と、前記第2画素群の第2ゲインまたは第2露光時間を当該第2ゲインまたは第2露光時間の目標値に追従させる第2輝度変化量とを設定し、
前記第2輝度変化量は、前記第1輝度変化量より大きく設定される、前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の制御装置。
(9)前記第2輝度変化量に対して上限値は設定しない、前記(8)に記載の制御装置。
(10)前記第1ゲインにより前記第1画素群の検波値のゲイン制御を行い、第1検波値を出力する第1ゲイン制御部と、
前記第1ゲイン制御部とは独立して前記第2ゲインにより前記第2画素群の検波値のゲイン制御を行い、第2検波値を出力する第2ゲイン制御部と、
前記第1画素群を前記第1露光時間で露光制御する第1タイミング制御部と、
前記第1タイミング制御部とは独立して前記第2画素群を前記第2露光時間で露光制御する第2タイミング制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記第1ゲインおよび前記第1露光時間を演算する第1制御値演算部と、
前記第2ゲインおよび前記第2露光時間を演算する第2制御値演算部と、
を有し、
前記第1制御値演算部は、前記第1検波値およびレンズ情報に基づいて、前記第1ゲイン、前記第1露光時間、および絞りの設定値を演算し、
前記第2制御値演算部は、第2検波値および前記第1制御値演算部より演算された前記絞りの設定値に基づいて、前記第2ゲインおよび前記第2露光時間を演算する、前記(3)〜(9)のいずれか1項に記載の制御装置。
(11)前記制御部は、前記レンズ情報に含まれるフォーカスモードに応じて前記第1画素群および前記第2画素群のゲインおよび露光時間を演算し、
オートフォーカスモードであるとき、前記第2制御値演算部による演算結果に基づいて絞りの設定値を設定し、
マニュアルフォーカスモードであるとき、オートフォーカスモードとは異なる条件に基づいて前記第1ゲイン、前記第1露光時間、および前記絞りの設定値を設定するとともに、前記第2ゲインおよび前記第2露光時間の目標値を、対応する前記第2ゲインおよび前記第1露光時間から所定量ずらした値に設定する、前記(10)に記載の制御装置。
(12)第1画素群の第1ゲインまたは第1露光時間を制御すること、
前記第1画素群と同一撮像面上にある第2画素群の第2ゲインまたは第2露光時間の制御を、前記第1画素群とは独立して行うこと、
を含む、制御方法。
(13)同一撮像面上にある第1画素群および第2画素群と、
前記第1画素群と前記第2画素群との露光制御を独立して行う制御部を有し、前記制御部は、前記第1画素群および前記第2画素群のゲインまたは露光時間の制御をそれぞれ独立して行う制御装置と、
からなる、露光制御システム。
1 デジタルカメラ
10 撮影レンズ
12 フォーカスレンズ
14 絞り
16、102 撮影用画素群
18、104 位相差検出画素群
100−1 制御装置
106 第1検波値取得部
108 第2検波値取得部
110 第1ゲイン制御部
112 第2ゲイン制御部
114 第1タイミング制御部
116 第2タイミング制御部
118 設定部
120 第1制御値演算部
122 第2制御値演算部
124 メモリ

Claims (11)

  1. 同一撮像面上にある第1画素群および第2画素群に対し、前記第1画素群と前記第2画素群との露光制御を独立して行う制御部を有し、
    前記第2画素群の第2ゲインの取り得る範囲または第2露光時間の取り得る範囲のうち少なくともいずれか一方は、前記第1画素群の第1ゲインの取り得る範囲または第1露光時間の取り得る範囲よりも広く設定されており、
    前記制御部は、
    前記第1画素群および前記第2画素群のゲインまたは露光時間の制御をそれぞれ独立して行い、
    前記第1画素群の第1ゲインまたは第1露光時間を当該第1ゲインまたは第1露光時間の目標値に追従させる第1輝度変化量と、前記第2画素群の第2ゲインまたは第2露光時間を当該第2ゲインまたは第2露光時間の目標値に追従させる第2輝度変化量とを設定し、
    前記第2輝度変化量を、前記第1輝度変化量より大きく設定する、制御装置。
  2. 前記第1画素群は撮影用画素群であり、前記第2画素群は位相差検出画素群である、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記第2ゲインまたは前記第2露光時間を、前記第1画素群により取得される画像に対して設定される露出モードとは独立して設定する、請求項1または2に記載の制御装置。
  4. ユーザにより設定された露光補正値が入力されたとき、
    前記制御部は、前記第1画素群の第1ゲインまたは第1露光時間を前記露光補正値に基づいて補正し、前記第2画素群の第2ゲインまたは第2露光時間のうち補正可能な値のみを前記露光補正値に基づき補正する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、ユーザにより設定された所定の絞りの設定値に基づいて、前記第2ゲインまたは前記第2露光時間を補正する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、ユーザにより一時的に前記絞りの設定値がより絞る方向に設定されたとき、前記第2ゲインを現在の設定値より高く設定する、または前記第2露光時間を現在の設定値より長く設定する、請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記第2輝度変化量に対して上限値は設定しない、請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記第1ゲインにより前記第1画素群の検波値のゲイン制御を行い、第1検波値を出力する第1ゲイン制御部と、
    前記第1ゲイン制御部とは独立して前記第2ゲインにより前記第2画素群の検波値のゲイン制御を行い、第2検波値を出力する第2ゲイン制御部と、
    前記第1画素群を前記第1露光時間で露光制御する第1タイミング制御部と、
    前記第1タイミング制御部とは独立して前記第2画素群を前記第2露光時間で露光制御する第2タイミング制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1ゲインおよび前記第1露光時間を演算する第1制御値演算部と、
    前記第2ゲインおよび前記第2露光時間を演算する第2制御値演算部と、
    を有し、
    前記第1制御値演算部は、前記第1検波値およびレンズ情報に基づいて、前記第1ゲイン、前記第1露光時間、および絞りの設定値を演算し、
    前記第2制御値演算部は、第2検波値および前記第1制御値演算部より演算された前記絞りの設定値に基づいて、前記第2ゲインおよび前記第2露光時間を演算する、請求項1〜のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 前記制御部は、前記レンズ情報に含まれるフォーカスモードに応じて前記第1画素群および前記第2画素群のゲインおよび露光時間を演算し、
    オートフォーカスモードであるとき、前記第2制御値演算部による演算結果に基づいて絞りの設定値を設定し、
    マニュアルフォーカスモードであるとき、オートフォーカスモードとは異なる条件に基づいて前記第1ゲイン、前記第1露光時間、および前記絞りの設定値を設定するとともに、前記第2ゲインおよび前記第2露光時間の目標値を、対応する前記第1ゲインおよび前記第1露光時間から所定量ずらした値に設定する、請求項に記載の制御装置。
  10. 第1画素群の第1ゲインまたは第1露光時間を制御すること、
    前記第1画素群と同一撮像面上にある第2画素群の第2ゲインまたは第2露光時間の制御を、前記第1画素群とは独立して行うこと、
    前記第2画素群の第2ゲインの取り得る範囲または第2露光時間の取り得る範囲のうち少なくともいずれか一方を、前記第1画素群の第1ゲインの取り得る範囲または第1露光時間の取り得る範囲よりも広く設定すること、
    前記第1画素群の第1ゲインまたは第1露光時間を当該第1ゲインまたは第1露光時間の目標値に追従させる第1輝度変化量と、前記第2画素群の第2ゲインまたは第2露光時間を当該第2ゲインまたは第2露光時間の目標値に追従させる第2輝度変化量とを設定すること、
    前記第2輝度変化量を、前記第1輝度変化量より大きく設定すること、
    を含む、制御方法。
  11. 同一撮像面上にある第1画素群および第2画素群と、
    前記第1画素群と前記第2画素群との露光制御を独立して行う制御部を有し、前記第2画素群の第2ゲインの取り得る範囲または第2露光時間の取り得る範囲のうち少なくともいずれか一方は、前記第1画素群の第1ゲインの取り得る範囲または第1露光時間の取り得る範囲よりも広く設定されており、前記制御部は、前記第1画素群および前記第2画素群のゲインまたは露光時間の制御をそれぞれ独立して行い、前記第1画素群の第1ゲインまたは第1露光時間を当該第1ゲインまたは第1露光時間の目標値に追従させる第1輝度変化量と、前記第2画素群の第2ゲインまたは第2露光時間を当該第2ゲインまたは第2露光時間の目標値に追従させる第2輝度変化量とを設定し、前記第2輝度変化量を、前記第1輝度変化量より大きく設定する制御装置と、
    からなる、露光制御システム。
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