JP6183695B2 - 現像装置並びにこれを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

現像装置並びにこれを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジ Download PDF

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Description

本発明は、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を用いる現像装置、並びに、これを備えた、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写真法、磁気記録法等によって画像形成を行う画像形成装置及びプロセスカートリッジに関するものである。
電子写真複写装置、静電記録装置、磁気記録装置等の画像形成装置としては、潜像担持体上に形成された静電潜像を二成分現像剤(以下、単に「現像剤」という。)を用いて現像処理する二成分現像方式の現像装置を利用したものが知られている。この現像処理では、現像装置筐体等に回転自在に取り付けられた現像剤担持体の表面上に現像剤を磁気的に担持しつつ搬送し、現像剤担持体と潜像担持体とが対向する現像領域にて現像剤に磁気力を作用させて穂立ちさせる。そして、この穂立ちによって形成された磁気ブラシを潜像担持体の表面に摺擦させて、潜像担持体表面上の静電潜像にトナーを付着させ、静電潜像を顕像化する。このような現像処理には、一般に、現像剤担持体の内部に配置された複数の磁極を有するマグネット等の磁界発生手段が必要となる。この磁界発生手段による磁極としては、現像剤担持体上に現像剤を汲み上げるための磁気力を発生させる汲み上げ磁極が挙げられる。また、現像剤担持体の表面上に担持された現像剤が通過することで現像領域へ搬送される現像剤の量を規制するための規制ギャップを通過する際に現像剤を穂立ちさせるための規制磁気力を発生させる規制磁極も挙げられる。また、現像領域で現像剤担持体上の現像剤を穂立ちさせるための現像磁気力を発生させる現像磁極も挙げられる。
このような二成分現像方式の現像装置は、例えば特許文献1に開示されている。この現像装置では、現像剤担持体の表面上に供給される現像剤を現像剤供給搬送部材により現像剤担持体回転軸方向に沿って搬送する現像剤供給搬送路を含む現像剤循環経路に沿って現像装置内の現像剤を循環搬送している。現像剤供給搬送路は、現像剤担持体の表面に隣接して配置されており、搬送中の現像剤は、現像剤供給搬送路における現像剤担持体側の側壁上端を超えて、汲み上げ磁気力の作用により現像剤担持体表面に引き寄せられ、現像剤担持体の表面に担持される。このようにして現像剤担持体上に担持された現像剤は、現像剤担持体の回転に伴って現像剤担持体表面移動方向へ搬送され、現像剤担持体表面と現像剤規制部材とが対向する規制ギャップを通過する。この通過時、現像剤担持体表面に近い距離で担持されている現像剤は規制ギャップを通過できるが、現像剤担持体表面から遠い距離で担持されている現像剤は現像剤規制部材に通過が阻止されて規制ギャップを通過できない。この現像装置では、規制ギャップを通過させることで一定量の現像剤が現像領域へ搬送されるようにしている。なお、現像剤規制部材によって規制ギャップの通過を阻止された現像剤は、現像剤供給搬送路側へ戻り、現像剤供給搬送路に回収され、再び現像剤担持体に汲み上げられることになる。
さらに、特許文献1の現像装置では、汲み上げ磁極及び規制磁極は、現像剤担持体表面移動方向で互いに隣接していて、かつ、互いに逆極性のものである。また、現像剤供給搬送路の側壁上端との間に、少なくとも現像領域の現像剤担持体回転軸方向全域にわたって現像剤供給搬送路内の現像剤を現像剤担持体側へ通過させるための供給通路を確保しつつ、現像剤規制部材によって規制ギャップの通過を阻止された現像剤が規制磁気力の磁力線に沿って現像剤担持体の表面側へ移動するのを阻止する阻止部材を設けている。
二成分現像方式の現像装置で、規制磁極を設けるのは以下の理由による。経時使用による現像剤の劣化や環境変動によって現像剤の流動性等の特性が変化すると、規制ギャップを通過する現像剤量が変動する。これにより、一定量の現像剤を現像領域へ搬送することができなくなり、現像能力を安定して維持できないという不具合が生じるおそれがある。このような不具合に対しては、規制磁気力を発生させる規制磁極を設けて、規制ギャップを通過する現像剤に対して規制磁気力を作用させて穂立ちさせることで、その不具合を軽減できることが知られている。よって、特許文献1の現像装置でも、規制ギャップを通過する現像剤を穂立ちさせるための規制磁気力を発生させる規制磁極を備えている。
ところが、規制磁極を設けただけでは、以下に説明するように、画像濃度ムラが生じて画質劣化を生じさせるという問題が発生する。これを解決するために、上記現像剤供給搬送路の側壁上端との間に、上記供給通路を確保しつつ、現像剤規制部材によって規制ギャップの通過を阻止された現像剤が規制磁気力の磁力線に沿って現像剤担持体の表面側へ移動するのを阻止する阻止部材を設けている。
規制磁極を配置した場合、その規制磁気力が規制ギャップの通過を阻止された現像剤に作用し、現像剤規制部材の現像剤担持体表面移動方向下流側の空間(以下「規制滞留空間」という。)に現像剤を滞留させる事態を招く。この規制滞留空間に滞留する現像剤(以下「規制滞留現像剤」という。)は、現像剤担持体の表面移動によって当該規制滞留空間内を現像剤担持体の回転の向きとは逆向きに回転(循環移動)しながら当該規制滞留空間内に滞留する。規制滞留現像剤は、規制磁気力の拘束力を受けながら当該規制滞留空間内を循環移動する間に摺擦帯電が進み、現像装置内を循環搬送されている他の現像剤と比較して、トナー帯電量が高くなっている。そのため、規制滞留現像剤とそれ以外の現像剤との間で現像能力(現像時に静電潜像に付着する単位面積当たりのトナー付着量)に違いが生じる。このような現像能力に違いのある現像剤であっても、互いに均一に分散して混ざり合った状態であれば、これが現像に用いられても、人間が認識できるほどの画像濃度ムラが生じることはない。しかしながら、これらの現像剤の混ざり具合が不十分な状態で現像に用いられると、人間が認識できるほどの画像濃度ムラが生じ、画質劣化を生じさせることになる。トナー帯電量が異常に高い規制滞留現像剤が、通常のトナー帯電量をもつ他の現像剤との混ざり具合が不十分な状態で現像に用いられてしまい、画像濃度ムラが生じて画質劣化を生じさせるという問題があった。
詳しく説明すると、循環移動中に規制磁気力の拘束を逃れた規制滞留現像剤は、順次、現像剤供給搬送路へ回収される。現像剤供給搬送路に回収されれば、規制滞留現像剤も他の現像剤と十分に混ざり合ってから再び汲み上げられることになり、上述した画質劣化の問題は発生しない。しかしながら、特許文献1に記載の現像装置のように、規制磁極に対し、これと逆極性の汲み上げ磁極が現像剤担持体表面移動方向上流側に隣接して配置されている場合、規制磁極と汲み上げ磁極との間を結ぶ磁力線が規制滞留現像剤の滞留する規制滞留空間を通るような磁界が形成される。このような磁界中では、規制滞留現像剤の一部、詳しくは汲み上げ磁極に最も近接している規制滞留現像剤の部分が、その磁力線に沿って汲み上げ磁極側に移動し、現像剤担持体表面へと引き寄せられる。その結果、規制滞留現像剤の一部が現像剤供給搬送路に回収されないまま、現像剤担持体の表面に担持されてしまう。
このとき、現像剤担持体の表面上には現像剤供給搬送路からの現像剤が既に汲み上げられているため、その汲み上げ量が十分な箇所では、汲み上げ磁気力によって引き寄せられた規制滞留現像剤が現像剤供給搬送路からの現像剤の上に重なるようにして現像剤担持体の表面に担持される。この場合、規制滞留現像剤は現像剤担持体の表面から遠い領域に担持されるため、現像剤規制部材によって規制ギャップを通過できず、現像領域へと搬送されずに再び規制滞留空間内に滞留することになる。よって、この場合には、画像濃度ムラが生じて画質劣化が発生することはない。
しかしながら、汲み上げ磁気力によって引き寄せられた規制滞留現像剤が現像剤供給搬送路からの現像剤の汲み上げを阻害し、現像剤供給搬送路から汲み上げられる現像剤の量が局所的に不足する箇所を生じさせる場合がある。特に、回転軸上に羽根部がスクリュー状に設けられた搬送スクリューにより現像剤供給搬送路内の現像剤をその回転軸方向へ搬送する構成においては、その羽根部によって現像剤担持体側に現像剤を送り出す力が当該回転軸方向で不均一である。そのため、現像剤担持体側に現像剤を送り出す力が弱い箇所では、汲み上げ磁気力によって引き寄せられた規制滞留現像剤によって現像剤供給搬送路からの現像剤の汲み上げが阻害され、現像剤供給搬送路からの現像剤汲み上げ量が不足する。現像剤供給搬送路からの現像剤汲み上げ量が局所的に不足する箇所では、汲み上げ磁気力によって引き寄せられた規制滞留現像剤が現像剤担持体の表面に近い領域に担持されてしまい、規制ギャップを通過して現像領域へと搬送されてしまう。その結果、トナー帯電量が異常に高い規制滞留現像剤と、通常のトナー帯電量をもつ他の現像剤との混ざり具合が不十分な状態の現像剤層が現像領域に送り込まれ、画像濃度ムラを生じさせて画質劣化が発生する。
上記特許文献1の現像装置においては、阻止部材を設けたことで、汲み上げ磁気力によって引き寄せられる規制滞留現像剤が規制磁気力の磁力線に沿って現像剤担持体の表面側へ移動することが阻止される。その結果、汲み上げ磁気力によって引き寄せられた規制滞留現像剤が現像剤供給搬送路からの現像剤の汲み上げを阻害することがなくなる。よって、現像剤供給搬送路から汲み上げられる現像剤の量が局所的に不足する箇所を生じにくくなり、汲み上げ磁気力によって引き寄せられた規制滞留現像剤が、規制ギャップを通過し得る現像剤担持体表面に近い領域に担持されにくくなる。したがって、トナー帯電量が異常に高い規制滞留現像剤と通常のトナー帯電量をもつ他の現像剤との混ざり具合が不十分な状態の現像剤層が現像領域に送り込まれる事態の発生が抑制され、画像濃度ムラによる画質劣化が抑制される。また、このような阻止部材を設けても、この阻止部材と現像剤供給搬送路の側壁上端との間に供給通路が確保されているので、現像剤供給搬送路内の現像剤を現像剤担持体表面に汲み上げる動作が阻害されることはない。
ところが、特許文献1の現像装置では、供給通路の上部に、汲み上げ磁極S2の法線方向の磁束密度のピーク位置が対向するように、汲み上げ磁極S2を配置している。この汲み上げ磁極S2が発生する汲み上げ磁気力により、現像剤供給搬送路内の現像剤供給搬送部材により搬送される現像剤を、供給通路を通過させて現像剤担持体側に引き寄せて汲み上げる。この構成では、供給通路の下端よりも下方では汲み上げ磁気力が弱くなる。このため、現像剤供給搬送路の現像剤供給搬送部材近傍の現像剤が少ない場合や、現像剤供給搬送部材の回転方向への現像剤搬送能力が低い場合は、現像剤供給搬送路内から供給通路を通過して現像剤担持体側に供給される現像剤の量が少なくなってしまう。供給通路を通過して現像剤担持体側に供給される現像剤の量が十分でないと、規制滞留現像剤と通常のトナー帯電量をもつ他の現像剤との混ざり具合が不十分な状態の現像剤層が現像領域に搬送されてしまい、画像濃度ムラによる画質劣化を生じさせる。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、規制滞留現像剤と現像剤供給搬送路から汲み上げられた他の現像剤との混ざり具合が不十分な状態の現像剤層が現像領域に送り込まれる事態の発生を抑制して、画像濃度ムラによる画質劣化を抑制することができる現像装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、内部に磁界発生手段を備えていて、該磁界発生手段が発生させる磁気力によりトナー及び磁性キャリアを含む現像剤を表面上に担持して回転することにより潜像担持体の表面と対向する現像領域へ現像剤を搬送する現像剤担持体と、上記現像剤担持体の表面上に担持された現像剤が通過することで上記現像領域へ搬送される現像剤の量を規制するための規制ギャップを該現像剤担持体の表面との間に形成する現像剤規制部材と、上記現像剤担持体の表面に隣接して配置され、該現像剤担持体の表面上に供給される現像剤を現像剤供給搬送部材により現像剤担持体回転軸方向に沿って搬送するとともに、上記規制ギャップの通過を上記現像剤規制部材によって阻止された現像剤を回収する現像剤供給搬送路とを有し、上記磁界発生手段は、少なくとも、上記現像剤供給搬送路における上記現像剤担持体側の側壁上端を超えて該現像剤供給搬送路内の現像剤を該現像剤担持体側に引き寄せて該現像剤担持体の表面に汲み上げるための汲み上げ磁気力を発生させる汲み上げ磁極と、上記規制ギャップを通過する現像剤を穂立ちさせるための規制磁気力を発生させる規制磁極とを備え、上記汲み上げ磁極及び上記規制磁極は、現像剤担持体表面移動方向で互いに隣接していて、かつ、互いに逆極性のものであり、上記現像剤供給搬送路の上記側壁上端との間に、少なくとも現像領域の現像剤担持体回転軸方向全域にわたって該現像剤供給搬送路内の現像剤を該現像剤担持体側へ通過させるための供給通路を確保しつつ、上記現像剤規制部材によって上記規制ギャップの通過を阻止された現像剤が上記規制磁気力の磁力線に沿って上記現像剤担持体の表面側へ移動するのを阻止する阻止部材を設けた現像装置において、
上記汲み上げ磁極の法線方向の磁束密度のピーク位置を上記供給通路の下端よりも下方に配置したことを特徴とするものである。
本発明によれば、規制滞留現像剤と現像剤供給搬送路から汲み上げられた他の現像剤との混ざり具合が不十分な状態の現像剤層が現像領域に送り込まれる事態の発生を抑制して、画像濃度ムラによる画質劣化を抑制することができるという優れた効果が得られる。
実施形態1に係るプリンタの要部を示す概略構成図。 同プリンタにおける現像ユニットの概略構成を示す説明図。 同現像ユニットにおけるマグネットローラの法線方向の磁束密度分布の一例を示す説明図。 同現像ユニットにおけるマグネットローラの法線方向の磁束密度分布の他の例を示す説明図。 同現像ユニットにおけるスリット幅と最大作像領域幅との関係を示す説明図。 実施形態2に係る現像ユニットにおけるマグネットローラの法線方向の磁束密度分布の一例を示す説明図。 同マグネットローラの汲み上げ磁極S2と規制磁極N1との現像スリーブ表面における法線方向の磁束密度の一例を示すグラフ。 実験に用いたマグネットローラの汲み上げ磁極S2と規制磁極N1との現像スリーブ表面における法線方向の磁束密度を示すグラフ。 遮蔽壁が設けられていない従来の現像ユニットの一例を示す説明図。 特許文献1に記載の現像ユニットの説明図。
〔実施形態1〕
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のカラーレーザープリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)の一実施形態(以下、本実施形態を「実施形態1」という。)について説明する。
図1は、本実施形態1に係るプリンタの要部を示す概略構成図である。
このプリンタは、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック(以下、M、C、Y、Kと記す。)の各色のトナー像を形成するための4つのトナー像形成部1M,1C,1Y,1Kを備えている。また、互いに鉛直方向に並べられたこれらトナー像形成部1M,1C,1Y,1Kの側方に、転写ユニット50を備えている。
トナー像形成部1M,1C,1Y,1Kは、使用するトナーの色が異なる点の他は、ほぼ同様の構成になっている。Mトナー像を形成するためのM用のトナー像形成部1Mについて説明すると、これは、プロセスユニット2Mと、光書込ユニット10Mと、現像ユニット20Mとを有している。
M用のプロセスユニット2Mは、図中反時計回り方向に回転駆動されるドラム状の感光体3Mを有している。この感光体3Mの周りに、一様帯電装置4M、ドラムクリーニング装置5M、除電ランプ6M等を有しており、これらを共通のケーシングで保持してプリンタ本体に対して一体的に着脱されるようになっている。潜像担持体としての感光体3Mは、アルミ等の素管に有機感光層が被覆されたものである。
一様帯電装置4Mは、図中反時計回り方向に回転駆動される感光体3Mの表面をコロナチャージによって例えば負極性に一様帯電せしめる。
光書込ユニット10Mは、レーザーダイオード等からなる光源、正六面体のポリゴンミラー、これを回転駆動するためのポリゴンモータ、fθレンズ、レンズ、反射ミラー等を有している。図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像情報に基づいて駆動される光源から射出されたレーザー光Lは、ポリゴンミラー面で反射してポリゴンミラーの回転に伴って偏向せしめられながら、感光体3Mに到達する。これにより、感光体3Mの表面がそれぞれ光走査されて、感光体3Mの表面にM用の静電潜像が形成される。
現像装置であるM用の現像ユニット20Mは、ケーシングに設けられた開口から周面の一部を露出させる現像ロール21Mを有している。この現像ロール21Mは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられる非磁性パイプからなる現像剤担持体としての現像スリーブと、これに連れ回らないように内包される図示しない磁界発生手段としてのマグネットローラとを有している。現像ユニット20M内には、磁性キャリアとマイナス帯電性のMトナーとを含む図示しないM現像剤が内包されている。このM現像剤は、後述する3本の搬送スクリューによって撹拌搬送されてMトナーの摩擦帯電が促されながら、現像ロール21M内のマグネットローラの磁気力により、現像ロール21Mの回転する現像スリーブ表面に吸着されて汲み上げられる。そして、現像スリーブの回転に伴って、規制部材たるドクターブレード25Mとの対向位置を通過する際にその層厚が規制された後、感光体3Mに対向する現像位置に搬送される。
この現像位置では、図示しない電源から出力される負極性の現像バイアスが印加される現像スリーブと、感光体3M上の静電潜像との間に、負極性のMトナーをスリーブ側から潜像側に静電移動させる現像ポテンシャルが作用する。また、現像スリーブと感光体3Mの一様帯電箇所(地肌部)との間に、負極性のMトナーを地肌部側からスリーブ側に静電移動させる非現像ポテンシャルが作用する。現像スリーブ上のM現像剤内のMトナーは、現像ポテンシャルの作用によって感光体3Mの静電潜像上に転移する。この転移により、感光体3M上の静電潜像がMトナー像に現像される。なお、現像によってMトナーを消費したM現像剤は、現像スリーブの回転に伴ってケーシング内に戻される。また、感光体3M上のMトナー像は、後述する転写ユニット50の中間転写ベルト51上に中間転写される。
また、現像ユニット20Mは、透磁率センサからなる図示しないトナー濃度センサを有している。このトナー濃度センサは、現像ユニット20Mの後述する現像剤回収搬送路内に収容されているM現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力する。現像剤の透磁率は、現像剤のトナー濃度と良好な相関を示すため、トナー濃度センサはトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の値は、図示しないトナー補給制御部に送られる。このトナー補給制御部は、RAM等の記憶手段を備えている。その中にM用のトナー濃度センサからの出力電圧の目標値であるM用Vtrefや、他の現像ユニットに搭載されたトナー濃度センサからの出力電圧の目標値であるC,Y,M用のVtrefのデータを格納している。M用の現像ユニット20Mについては、M用のトナー濃度センサからの出力電圧の値とM用のVtrefを比較し、図示しないMトナー濃度補給装置を比較結果に応じた時間だけ駆動させる。そして、これにより、補給用のMトナーを現像ユニット20Mの現像剤回収搬送路内に補給する。このようにしてMトナー補給装置の駆動が制御(トナー補給制御)されることで、現像に伴ってMトナー濃度を低下させたM現像剤に適量のMトナーが補給され、現像ユニット20M内のM現像剤のMトナー濃度が所定の範囲内に維持される。なお、現像ユニット20C,20Y,20Kについても、同様のトナー補給制御が実施される。
感光体3M上で現像されたMトナー像は、後述する中間転写ベルト51のおもて面に転写される。そして、転写工程を経た感光体3Mの表面には、中間転写ベルト51上に転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、ドラムクリーニング装置5Kによって除去される。このようにして転写残トナーが除去された感光体3Mの表面は、除電ランプ6Mによって除電された後、一様帯電装置5Kによって再び一様帯電せしめられる。
なお、図示は省略するが、上記トナー像形成部1Mにおいて、プロセスユニット2Mと、現像ユニット20Mとを共通のケーシングで一体的に保持してプロセスカートリッジの形態とし、プリンタ本体に対して一体的に着脱される構成としてもよい。
M用のトナー像形成部1Mについて詳しく説明したが、他色用のトナー像形成部1C,1Y,1Kにおいても、同様のプロセスによって感光体3C,3Y,3Kの表面にC、Y、Kトナー像が形成される。
互いに鉛直方向に並ぶように配設されたトナー像形成部1M,1C,1Y,1Kの図中右側方には、転写ユニット50が配設されている。この転写ユニット50は、無端状の中間転写ベルト51のループ内側に駆動ローラ52とテンションローラ53と従動ローラ54とを有している。そして、これら3本のローラによって中間転写ベルト51を張架しながら、駆動ローラ52の回転駆動によって図中時計回り方向に無端移動せしめる。このようにして無端移動せしめられる中間転写ベルト51は、その図中左側の張架面のおもて面を、M、C、Y、K用の感光体3M,3C,3Y,3Kにそれぞれ当接させており、これによってM、C、Y、K用の1次転写ニップが形成されている。
中間転写ベルト51のループ内側には、上述した3本のローラの他に、4つの転写チャージャー55M,55C,55Y,55Kが配設されている。これら転写チャージャー55M,55C,55Y,55Kは、M、C、Y、K用の1次転写ニップの裏側で、中間転写ベルト51の裏面に電荷を付与するように配設されている。この電荷の付与により、M、C、Y、K用の1次転写ニップ内には、トナーを感光体3M,3C,3Y,3K側からベルトおもて面側に静電移動させる向きの転写電界が形成される。なお、コロナチャージ方式の転写チャージャーに代えて、転写バイアスが印加される転写ローラを用いてもよい。
各色の感光体3M,3C,3Y,3K上に形成されたM、C、Y、Kトナー像は、各色の1次転写ニップにおいて、ニップ圧や転写電界の影響によって感光体側からベルトおもて面側に移動して中間転写ベルト51上に重ね合わせて転写される。これにより、中間転写ベルト51上には4色重ね合わせトナー像(以下「4色トナー像」という。)が形成される。
中間転写ベルト51における駆動ローラ52に対する掛け回し箇所には、2次転写バイアスローラ56がベルトおもて面側から当接しており、これによって2次転写ニップが形成されている。この2次転写バイアスローラ56には、図示しない電源や配線からなる電圧印加手段によって2次転写バイアスが印加されている。これにより、2次転写バイアスローラ56と、接地された駆動ローラ52との間に2次転写電界が形成されている。中間転写ベルト51上に形成された4色トナー像は、ベルトの無端移動に伴って2次転写ニップに進入する。
本プリンタは、図示しない給紙カセットを備えており、その中に記録紙Pを複数枚重ねた記録紙束の状態で収容している。そして、一番上の記録紙Pを所定のタイミングで給紙路に送り出す。送り出された記録紙Pは、給紙路の末端に配設されたレジストローラ対60のローラ間に挟み込まれる。
レジストローラ対60は、給紙カセットから送られてきた記録紙Pをローラ間に挟み込むために両ローラを回転駆動させているが、記録紙Pの先端を挟み込むとすぐに両ローラの回転駆動を停止させる。そして、記録紙Pを中間転写ベルト51上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに向けて送り出す。2次転写ニップでは、中間転写ベルト51上の4色トナー像が2次転写電界やニップ圧の作用によって記録紙P上に一括2次転写される。そして、記録紙Pの白色と相まってフルカラー画像となる。このようにしてフルカラー画像が形成された記録紙Pは、2次転写ニップから排出された後、図示しない定着装置に送られてフルカラー画像が定着せしめられる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト51表面に付着している2次転写残トナーは、従動ローラ54との間に中間転写ベルト51を挟み込んでいるベルトクリーニング装置57によってベルト表面から除去される。
図2は、トナー像形成部1の現像ユニット20の概略構成を示す説明図である。以下の説明では、色分け符号であるM、C、Y、Kの記載を省略する。
同図において、ドラム状の感光体3は、その軸線方向を図紙面に直交する方向に延在させる姿勢で配設されている。現像ユニット20の内部には、現像剤供給搬送路27と、現像剤回収搬送路28とが設けられており、これらには図示しない現像剤が収容されている。また、現像剤供給搬送路27には、現像剤供給搬送部材としての供給スクリュー32が回転可能に収容されている。また、現像剤回収搬送路28には、現像剤回収搬送部材としての受取スクリュー35が回転可能に収容されている。
現像ロール21は、感光体3と対向する側のケーシングに形成された開口から、現像スリーブ22の周面の一部が露出するように配置されている。現像スリーブ22における感光体3と対向する側とは反対側は、その軸線方向のほぼ全域にわたって、現像剤供給搬送路27及び現像剤回収搬送路28が対向している。現像剤回収搬送路28は、現像ロール21の下側に配置されており、現像剤供給搬送路27は、現像ロール21の真横から僅かに下側にずれた位置に配置されている。
現像剤供給搬送路27内に収容されている供給スクリュー32は、樹脂等の非磁性材料からなり、感光体3や現像ロール21と同様に水平方向に延在する姿勢をとっている。そして、棒状の回転軸部材33とこれの周面に螺旋状に立設せしめられたスクリュー羽根34とが、図示しないモータや駆動伝達系などからなる駆動手段によって図中反時計回り方向に一体的に回転駆動される。
現像剤回収搬送路28内に収容されている受取スクリュー35も、感光体3、現像ロール21、供給スクリュー32と同様に、水平方向に延在する姿勢をとっている。そして、図示しない駆動手段により、樹脂等の非磁性材料からなる回転軸部材36とスクリュー羽根37とが図中時計回り方向に一体的に回転駆動される。
現像剤供給搬送路27と現像剤回収搬送路28との間は、現像剤供給搬送路27の現像ロール側の側壁を構成する仕切壁43によって仕切られている。この仕切壁43の現像ロール軸線方向両端には開口部が形成されており、この開口部を介して現像剤供給搬送路27と現像剤回収搬送路28とが互いに連通している。
現像剤供給搬送路27内においては、供給スクリュー32の羽根内に保持された現像剤G1が、供給スクリュー32の回転に伴って、図紙面に直交する方向の手前側から奥側へと搬送される。この搬送の過程において、現像剤G1は、図中太実線矢印で示すように、仕切壁43の上端を乗り越えて現像スリーブ22側へ順次供給され、現像スリーブ22内のマグネットローラ23の磁気力(汲み上げ磁気力)によって現像スリーブ22の表面に汲み上げられる。現像スリーブ22に汲み上げられずに現像剤供給搬送路27の現像剤搬送方向下流側端部付近(図中奥側端部付近)まで搬送された現像剤G1は、仕切壁43の開口部を通じて現像剤回収搬送路28内に落下する。
現像スリーブ22の回転に伴って、上述した現像領域まで搬送されて現像に寄与した現像剤G2は、その後、現像スリーブ22の回転に伴って現像剤回収搬送路28との対向位置まで搬送される。そして、マグネットローラ23が形成する反発磁界の影響によってスリーブ表面から剥離されて、図中一点鎖線矢印で示すように、現像剤回収搬送路28内に落下する。
現像剤回収搬送路28内では、受取スクリュー35の羽根内に保持された現像剤G2が、受取スクリュー35の回転に伴って、図紙面に直交する方向の奥側から手前側へと搬送される。そして、この搬送の過程において、上述したトナー補給装置によってトナーが補給される。また、現像剤回収搬送路28の現像剤搬送方向上流側端部付近(図中奥側端部付近)では、仕切壁43の開口部を介して現像剤供給搬送路27から落下してくる現像剤を取り込む。受取スクリュー35により現像剤回収搬送路28内を現像剤搬送方向下流側端部付近(図中手前側端部付近)まで搬送された現像剤は、仕切壁43の開口部を通って現像剤供給搬送路27へと持ち上げられる。
本実施形態1におけるマグネットローラ23は、図2に示すように、5つの磁極N1,S1,N2,S2,S3が現像スリーブ表面移動方向に沿って配置された構成となっている。磁極N1は、現像スリーブ22の表面上に担持されている現像剤を現像領域で穂立ちさせるための現像磁気力を発生させる現像磁極である。磁極S1は、現像スリーブ22の表面上に担持されている現像剤を現像領域へと搬送するための磁気力を発生させる搬送磁極である。磁極N2は、現像スリーブ22の表面と現像剤規制部材としてのドクターブレード25との間に形成される規制ギャップを通過する際に現像剤を穂立ちさせるための規制磁気力を発生させる規制磁極である。磁極S2は、現像スリーブ22の表面上に現像剤を汲み上げるための磁気力を発生させる汲み上げ磁極が挙げられる。磁極S3は、磁極S2と協働して上述した反発磁界を形成して、現像スリーブ22の表面から現像剤を剥離して現像剤回収搬送路28へ回収させるための磁極である。
次に、従来の画像形成装置における現像ユニットについて説明しておく。
図9は、従来の現像ユニットの一例を示す説明図である。
この従来の現像ユニット120は、図2に示す本実施形態1の現像ユニット20と比較すると、仕切壁143の上端位置が高く、かつ、本実施形態1の現像ユニット20が備える後述の遮蔽壁(阻止部材)44が設けられていない。
このような構成を有する従来の現像ユニット120では、規制磁極N2による規制磁気力が規制ギャップの通過を阻止された現像剤G3に作用し、ドクターブレード25の現像スリーブ表面移動方向下流側に隣接する規制滞留空間に現像剤G3を滞留させる事態を招く。この規制滞留空間に滞留する規制滞留現像剤G3は、図中点線矢印で示すように、現像スリーブ22の表面移動によって当該規制滞留空間内を現像スリーブ22の回転の向きとは逆向きに回転(循環移動)しながら、規制滞留空間内に滞留する。なお、規制滞留現像剤G3には、供給スクリュー32により跳ね上げられた現像剤G1も取り込まれる場合がある。規制滞留現像剤G3は、規制磁気力の拘束力を受けながら規制滞留空間内を循環移動する間に摺擦帯電が進み、現像剤供給搬送路27内の現像剤G1と比較して、トナー帯電量が異常に高くなっている。そのため、規制滞留現像剤G3と現像剤供給搬送路27内の現像剤G1との間で現像能力に違いが生じる。このような現像能力に違いのある現像剤G1,G3であっても、互いに均一に分散して混ざり合った状態であれば、これが現像に用いられても、人間が認識できるほどの画像濃度ムラが生じることはない。しかしながら、これらの現像剤G1,G3の混ざり具合が不十分な状態で現像に用いられると、人間が認識できるほどの画像濃度ムラが生じ、画質劣化を生じさせることになる。
図9に示す従来の現像ユニット120においては、循環移動中に規制磁気力の拘束を逃れた規制滞留現像剤G3は、現像剤供給搬送路27へ回収される。現像剤供給搬送路27に回収されれば、規制滞留現像剤G3は現像剤G1と十分に混ざり合ってから再び汲み上げられることになり、上述した画質劣化の問題は発生しない。しかしながら、規制磁極N2に対して、これと逆極性の汲み上げ磁極S2が現像スリーブ表面移動方向上流側に隣接して配置している。このため、図9に示す従来の現像ユニット120では、規制磁極N2から出る磁力線が規制滞留空間を通ってと汲み上げ磁極S2へと回り込むような磁界が形成される。このような磁界中では、規制滞留現像剤G3のうち汲み上げ磁極S2に最も近接している規制滞留現像剤部分(仕切壁143の上端に近接した部分)が、その磁力線に沿って汲み上げ磁極S2側に移動し、現像スリーブ22の表面へと引き寄せられる。その結果、規制滞留現像剤G3の一部が現像剤供給搬送路27に回収されないまま、現像スリーブ22の表面に担持されてしまう。
このとき、現像スリーブ22の表面上に現像剤供給搬送路27からの現像剤G1が十分に汲み上げられていれば、汲み上げ磁気力によって引き寄せられた規制滞留現像剤G3はその現像剤G1の上に重なるようにして現像スリーブ22の表面に担持されることになる。この場合、規制滞留現像剤G3は現像スリーブ表面から遠い領域に担持されるため、ドクターブレード25によって規制ギャップの通過が阻止され、現像領域へは現像剤G1のみからなる現像剤層が搬送される。よって、この場合には、画像濃度ムラが生じて画質劣化が発生することはない。しかしながら、図9に示す従来の現像ユニットにおいては、汲み上げ磁気力によって引き寄せられた規制滞留現像剤G3が現像剤供給搬送路27からの現像剤G1の汲み上げを阻害してしまう。特に、供給スクリュー32のスクリュー羽根34による現像スリーブ側への送り出し力が弱い箇所(スクリュー羽根34の外周端部が現像スリーブ22の近傍を通過していない箇所)で現像スリーブ側へ供給された現像剤G1の部分は、汲み上げ磁気力によって引き寄せられた規制滞留現像剤G3によって汲み上げが阻害される。その結果、このような箇所では、汲み上げ磁気力によって引き寄せられた規制滞留現像剤G3が現像スリーブ22の表面に近い領域に担持されてしまい、規制ギャップを通過して現像領域へと搬送されてしまう。そのため、図9に示す従来の現像ユニットでは、トナー帯電量が異常に高い規制滞留現像剤G3と、通常のトナー帯電量をもつ現像剤G1との混ざり具合が不十分な状態の現像剤層が現像領域に送り込まれ、画像濃度ムラを生じさせて画質劣化が発生する。
特に、図9に示す従来の現像ユニットは、現像領域を通過した現像スリーブ22上の現像剤を現像剤供給搬送路27とは別の現像剤回収搬送路28へ回収する供給回収分離方式の現像ユニットである。このような現像ユニットにおいては、現像剤供給搬送路27内の現像剤G1が現像スリーブ22の表面に汲み上げられながら現像剤搬送方向下流側端部まで搬送される。そのため、現像剤供給搬送路27内を流れる現像剤G1の量は現像剤搬送方向下流側ほど少ないので、現像剤供給搬送路27の現像剤搬送方向下流側端部では現像剤供給搬送路27から現像スリーブ22側へ供給される現像剤G1の量が不足しやすい。そのため、現像剤供給搬送路27の現像剤搬送方向下流側端部では、汲み上げ磁気力によって引き寄せられた規制滞留現像剤G3により現像剤G1の汲み上げを阻害されやすく、画像濃度ムラによる画質劣化が発生しやすい。
そこで、本実施形態1における現像ユニット20においては、このような画質劣化を抑制するために、図2に示すように、以下の構成としている。すなわち、図9に示す従来の現像ユニット120よりも仕切壁43の上端位置を下げて仕切壁43の高さを低くするとともに、阻止部材としての遮蔽壁44を設けた構成としている。この遮蔽壁44は、ドクターブレード25によって規制ギャップの通過を阻止された規制滞留現像剤G3が規制磁気力の磁力線に沿って現像スリーブ22の表面側へ移動するのを阻止する位置に配置されている。
このような遮蔽壁44を設けたことで、汲み上げ磁気力によって引き寄せられた規制滞留現像剤G3が現像剤供給搬送路27からの現像剤G1の汲み上げを阻害することがなくなる。よって、現像剤供給搬送路27から汲み上げられる現像剤G1の量が局所的に不足する箇所を生じにくくなり、汲み上げ磁気力によって引き寄せられた規制滞留現像剤G3が、規制ギャップを通過し得る現像スリーブ表面に近い領域で担持されにくくなる。したがって、トナー帯電量が異常に高い規制滞留現像剤G3と通常のトナー帯電量をもつ現像剤G1との混ざり具合が不十分な状態の現像剤層が現像領域に送り込まれる事態の発生が抑制され、画像濃度ムラによる画質劣化が抑制される。
また、本実施形態1の遮蔽壁44は、少なくとも現像領域の現像スリーブ回転軸方向全域にわたって現像剤供給搬送路27内の現像剤G1を現像スリーブ22側へ通過させるための供給通路であるスリット45を、仕切壁43の上端との間に形成する。よって、このような遮蔽壁44を設けても、現像剤供給搬送路27内の現像剤G1を現像スリーブ22の表面へ汲み上げる動作が阻害されることはない。特に、本実施形態1においては、現像スリーブ軸線方向から見て、現像スリーブ22の回転中心位置と供給スクリュー32の回転中心位置とを結ぶ直線Lがスリット45を通るような位置に、スリット45が配置されている。よって、現像剤供給搬送路27内の現像剤G1を最短距離で現像スリーブ22の表面へ供給することができる。
図3は、実施形態1に係る現像ユニット20におけるマグネットローラ23の法線方向の磁束密度分布の一例を示す説明図である。本実施形態1においては、マグネットローラ23の汲み上げ磁極S2の法線方向の磁束密度のピーク位置が、スリット45の下端よりも下方になるよう配置している。すなわち、現像スリーブ22の回転中心からスリット45の下端を結んだ線aに対して、現像スリーブ22の回転中心から汲み上げ磁極S2の外周面における法線方向の磁束密度のピーク位置を結んだ直線bが下方となるよう配置する。
このような汲み上げ磁極S2の配置では、汲み上げ磁極S2が発生する汲み上げ磁気力によりスリット45の下端aよりも下方の現像剤供給搬送路27内の現像剤G1を現像スリーブ22側に引き寄せる効果が大きくなる。これにより、汲み上げ磁極S2が発生する汲み上げ磁気力により、スリット45の下端aよりも下方の現像剤供給搬送路27内の現像剤G1を現像スリーブ22側に引き寄せつつ、供給スクリュー32により搬送して、スリット45を通過させることができる。このため、供給スクリュー32近傍の現像剤が少ない場合や、供給スクリュー32の回転方向への現像剤搬送能力が低い形状の場合であっても、スリット45を通過する現像剤G1の量を増やし、十分な量とすることができる。よって、トナー帯電量が異常に高い規制滞留現像剤G3と通常のトナー帯電量をもつ他の現像剤G1との混ざり具合が不十分な状態の現像剤層が現像領域に送り込まれる事態の発生が抑制され、画像濃度ムラによる画質劣化が抑制される。
一方、図10は、特許文献1に記載の現像ユニットの説明図である。特許文献1に記載の現像ユニットでは、スリット45の上部に、汲み上げ磁極S2の法線方向の磁束密度のピーク位置が対向するように汲み上げ磁極S2を配置している。この汲み上げ磁極S2が発生する汲み上げ磁気力により、現像剤供給搬送路27内の供給スクリュー32により搬送される現像剤を、スリット45を通過させて現像スリーブ22側に引き寄せて汲み上げる。この構成では、スリット45の下端よりも下方では汲み上げ磁気力が弱くなる。このため、現像剤供給搬送路27内の供給スクリュー32近傍の現像剤が少ない場合や、供給スクリュー32の回転方向への現像剤搬送能力が低い場合は、現像剤供給搬送路27内からスリット45を通過して現像スリーブ22側に供給される現像剤の量が少なくなってしまう。このため、トナー帯電量が異常に高い規制滞留現像剤G3と通常のトナー帯電量をもつ他の現像剤G1との混ざり具合が不十分な状態の現像剤層が現像領域に送り込まれる事態が発生し、画像濃度ムラによる画質劣化を生じさせる虞がある。
また、供給スクリュー32により現像剤G1を搬送してスリット45を通過させる構成では、供給スクリュー32の羽根ピッチでスリット45を通過する現像剤G1の量が変わりやすく、羽根ピッチで画像濃度ムラを発生させやすいという問題がある。これは、現像剤搬送方向(回転軸方向)に対し、羽根の表側は現像剤を抱えこむため十分に現像剤量があるが、羽根の裏側は現像剤が少なくなることによる。
実施形態1の現像ユニット20では、マグネットローラ23の汲み上げ磁極S2の法線方向の磁束密度のピーク位置が、スリット45の下端よりも下方になるよう配置している。この汲み上げ磁極S2が発生する汲み上げ磁気力により、現像スリーブ22側に引き寄せられた現像剤G1の一部は、スリット45下方の仕切壁43に保持された状態となる(図3中G1’)。このような状態では、供給スクリュー32のスクリュー羽根の裏側で、スリット45に向けて搬送する現像剤が少なくなったとしても、仕切壁43に保持した現像剤G1’がスリット45に向けて搬送され、スリット45を通過して現像スリーブ22に供給される。これにより、スリット45を通過する現像剤の量が供給スクリュー32の羽根ピッチで変化して、羽根ピッチで画像濃度ムラを発生させやすいという問題を抑制できる。
図4は、実施形態1にかかる現像ユニット20におけるマグネットローラ23の法線方向の磁束密度分布の他の例を示す説明図である。図4に示すいずれのマグネットローラ23も、汲み上げ磁極S2の法線方向の磁束密度ピーク位置が、スリット45の下端よりも下方になるよう配置されており、上記効果が得られる。
また、本実施形態1におけるスリット45の現像スリーブ回転軸方向長さは、図5に示すように、最大作像領域の幅よりも大きく設定されている。スリット45の現像スリーブ回転軸方向長さが最大作像領域より狭いと、以下の問題が発生する。すなわち、最大作像領域の現像スリーブ回転軸方向両端部分に対応する現像スリーブ22の表面部分にはスリット45を通過して現像スリーブ回転軸方向へ回り込むように移動した現像剤G1が担持されるようになる。そのため、最大作像領域の現像スリーブ回転軸方向両端部分に対応する現像スリーブ22の表面部分に担持される現像剤G1の量が不足しやすい。よって、現像スリーブ22の当該表面部分では、規制滞留空間において規制滞留現像剤G3により不足分が補われる。その結果、最大作像領域全域を使って画像形成を行う場合に、現像スリーブ回転軸方向中央部と両端部との間で画像濃度ムラが生じ、画質劣化を引き起こす。本実施形態1では、スリット45の現像スリーブ回転軸方向長さが最大作像領域の幅よりも大きく設定されているので、このような画質劣化は生じない。
スリット45の開口幅(現像スリーブ表面移動方向長さ)は2mm以上であるのが好ましい。2mm未満であると、体積平均粒径が50μm程度のキャリアを用いる場合に、汲み上げ磁気力の作用により現像剤G1がスリット45をスムーズに通過することが困難となる。現像剤G1がスリット45をスムーズに通過できないと、現像スリーブ22の表面に汲み上げられる現像剤G1の量が不足し、その不足部分に規制滞留現像剤G3が補充されて規制ギャップを通過して現像領域へと搬送されてしまう。この場合、画像濃度ムラによる画質劣化が生じるおそれがある。2mm以上であれば、体積平均粒径が50μm程度のキャリアを用いる場合でも、スリット45に対して現像剤G1をスムーズに通過させることができる。このため、キャリアの小粒径化が進んでいる近年の小粒径キャリアを用いた現像剤であれば、特に安定してスリット45に対して現像剤G1をスムーズに通過させることができる。よって、スリット45を現像剤G1がスムーズに通過できずに画像濃度ムラによる画質劣化が生じてしまうのを回避することができる。
また、現像領域へ搬送する現像剤量の変動は現像能力に大きな影響を与えるため、ドクターブレード25と現像スリーブ22の表面との規制ギャップで規定量の現像剤が安定して現像領域へ送られるように設定されている。ここで、遮蔽壁44と現像スリーブ22の表面との遮蔽壁ギャップ(最近接部分の隙間)が規制ギャップよりも狭い場合、現像スリーブ22の表面に担持されて遮蔽壁ギャップを通過する現像剤の量は、規制ギャップを通過する量よりも少ないものとなる。そのため、遮蔽壁ギャップを通過する現像剤に、現像剤供給搬送路27から汲み上げられた現像剤G1だけが含まれ、規制滞留現像剤G3が含まれていない場合でも、現像剤G1の上に規制滞留現像剤G3が重なった現像剤層が規制ギャップを通過することになる。この場合でも、規制ギャップを通過する現像剤層において規制滞留現像剤G3が均一に分散しているのであれば、上述したような画像濃度ムラによる画質劣化は生じない。しかしながら、トナー帯電量が異常に高い規制滞留現像剤を多く含んだ現像剤層が現像領域で現像に寄与する結果、正常な画像濃度が得られないという不具合を引き起こす。
そこで、本実施形態1においては、遮蔽壁44と現像スリーブ22の表面との遮蔽壁ギャップを規制ギャップと同じか規制ギャップよりも広く設定している。これにより、規制ギャップを通過する現像剤層は、遮蔽壁ギャップを通過した現像剤層、すなわち、現像剤供給搬送路27から汲み上げられたトナー帯電量が正常な現像剤G1のみからなる現像剤層となる。よって、正常な画像濃度が得られないという上述した不具合は解消できる。
〔実施形態2〕
次に、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタの他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態2」という。)について説明する。
実施形態2の画像形成装置の全体構成は図1にしめす実施形態1の画像形成装置と同様であり、現像ユニット20の基本構成は図2にしめす現像ユニット20と同様である。 なお、以下の説明では、上記実施形態1とは異なる部分についてのみ説明し、上記実施形態1と同様の部分については説明を省略する。
図6は、実施形態2に係る現像ユニット20のマグネットローラ23の外周面上におけるの法線方向の磁束密度分布の一例を示す説明図である。図6には、現像スリーブ22の回転中心位置からスリット45の下端を結んだ線aと、現像スリーブ22の回転中心位置から供給スクリュー32のスリット45よりも下方の外周を結んだ接線cとを示している。
実施形態2では、現像ユニット20のマグネットローラ23の汲み上げ磁極S2の現像スリーブ22の表面における法線方向の磁束密度が以下の条件を満たしている。すなわち、現像スリーブ22の回転中心位置からスリット45の下端を結んだ線aと、現像スリーブ22の回転中心位置から供給スクリュー32のスリット45下方の外周を結んだ接線cとで囲まれた範囲の総和を700mT・deg以上とする。なお、以下の説明で、現像スリーブ22の回転中心位置からスリット45の下端を結んだ線aを「供給スリット下端a」と呼ぶ。また、現像スリーブ22の回転中心位置から供給スクリュー32のスリット45下方の外周を結んだ接線cを、「スクリュー外径接線c」と呼ぶ。
図7は、実施形態2に係るマグネットローラ23の汲み上げ磁極S2と規制磁極N1との現像スリーブ22表面における法線方向の磁束密度の一例を示すグラフである。図7の横軸は現像スリーブ22の回転軸中心からの角度、縦軸は現像スリーブ22表面で測定した法線方向の磁束密度である。なお、横軸の角度は、現像スリーブ22の回転中心に対して、任意の基準位置からの角度であるので、0度の基準位置の場所で値は変わる。
図7において、斜線領域の面積が、供給スリット下端aとスクリュー外径接線cとに囲まれた範囲の、汲み上げ磁極S2の現像スリーブ22の表面における法線方向の磁束密度の総和である。図7にしめすマグネットローラ23では、812mT・degとなっている。
このようなマグネットローラ23を用いることで、スリット45の下端よりも下方の供給スクリュー32内の現像剤G1に対しても十分な汲み上げ磁気力が作用する。これにより、スリット45よりも下方の現像剤G1を現像スリーブ22側に引き寄せつつ、供給スクリュー32により搬送して、スリット45を通過させることができる。このため、供給スクリュー32近傍の現像剤が少ない場合や、供給スクリュー32の回転方向への現像剤搬送能力が低い場合に、スリット45を通過する現像剤G1の量を増やして十分な量とすることができる。これにより、トナー帯電量が異常に高い規制滞留現像剤G3と通常のトナー帯電量をもつ他の現像剤G1との混ざり具合が不十分な状態の現像剤層が現像領域に送り込まれる事態の発生が抑制され、画像濃度ムラによる画質劣化が抑制される。
また、現像ユニット20では、上記マグネットローラ23の汲み上げ磁極S2が発生する汲み上げ磁気力により、現像スリーブ22側に引き寄せられた現像剤G1の一部は、スリット45下方の仕切壁43に保持された状態となる(図6中G1’)。このような状態では、供給スクリュー32のスクリュー羽根の裏側で、スリット45に向けて搬送する現像剤が少なくなったとしても、仕切壁43に保持した現像剤G1’がスリット45に向けて搬送され、スリット45を通過して現像スリーブ22に供給される。これにより、スリット45を通過する現像剤の量が供給スクリュー32の羽根ピッチで変化して、羽根ピッチで画像濃度ムラを発生させやすいという問題を抑制できる。
以下、供給スリット下端aとスクリュー外径接線cとに囲まれた範囲の、現像スリーブ22の表面における法線方向の磁束密度の総和を700mT・deg以上と設定した実験について説明する。図8は、実験に用いたマグネットローラ23の汲み上げ磁極S2と規制磁極N1との法線方向の磁束密度図を示す。図8に示すように、汲み上げ磁極S2の供給スリット下端aとスクリュー外径接線cとに囲まれた範囲の法線方向磁束密度分布の形を振って、全ベタ画像、及び、ハーフトーン画像を出力し、濃度ムラの有無を評価した。結果を表1に示す。
なお、現像ユニット20の他の条件は以下の通りである。
現像剤としては、重量平均粒径35μmのキャリアと重量平均粒径4.9μmのトナーとを含む2成分現像剤を用いる。現像スリーブ22は直径30mm、表面は十点平均粗さRz(JIS)36±10μmとなる凹凸を有し、回転数は422rpmとした。供給スクリュー32は、外径30mm、軸径8mm、回転数432rpmとした。供給スクリュー32のスクリュー羽根はピッチ52mmの2条スクリューを用いた。仕切壁43の厚さ2mm、スリット45開口幅は3mmとした。現像スリーブ22の回転中心に対して供給スクリューの回転中心は6mm下側、現像スリーブ22の回転中心に対して遮蔽壁44の上端は1mm上側、現像スリーブ22の回転中心に対してスリット45の下端は5mm下側とした。また、供給スクリュー32と仕切壁43とのギャップ、及び、現像スリーブ22と仕切壁43のギャップは1mmとした。
Figure 0006183695
表1に示すように、供給スリット下端aとスクリュー外径接線cとに囲まれた範囲の、現像スリーブ22の表面における法線方向の磁束密度の総和が700mT・deg以上とすることで、全ベタ画像、及び、ハーフトーンの濃度ムラは良好に抑制される。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様ごとに特有の効果を奏する。
(態様A)
現像ユニット20などの現像装置は、内部にマグネットローラ23などの磁界発生手段を備えていて、磁界発生手段が発生させる磁気力により現像剤を表面上に担持して回転することにより感光体3などの潜像担持体の表面と対向する現像領域へ現像剤を搬送する現像スリーブ22などの現像剤担持体と、現像剤担持体の表面上に担持された現像剤が通過することで現像領域へ搬送される現像剤の量を規制するための規制ギャップを現像剤担持体の表面との間に形成するドクターブレード25などの現像剤規制部材と、現像剤担持体の表面に隣接して配置され、現像剤担持体の表面上に供給される現像剤G1を供給スクリュー32などの現像剤供給搬送部材により現像剤担持体回転軸方向に沿って搬送するとともに、規制ギャップの通過を現像剤規制部材によって阻止された現像剤G3を回収する現像剤供給搬送路27とを有している。上記磁界発生手段は、少なくとも、現像剤供給搬送路における現像剤担持体側の仕切壁43などの側壁上端を超えて現像剤供給搬送路内の現像剤G1を現像剤担持体側に引き寄せて現像剤担持体の表面に汲み上げるための汲み上げ磁気力を発生させる汲み上げ磁極S2と、規制ギャップを通過する現像剤を穂立ちさせるための規制磁気力を発生させる規制磁極N2とを備えている。汲み上げ磁極S2及び規制磁極N2は、現像剤担持体表面移動方向で互いに隣接していて、かつ、互いに逆極性のものである。そして、仕切壁43の上端との間に、少なくとも現像領域の現像剤担持体回転軸方向全域にわたって現像剤供給搬送路内の現像剤G1を現像剤担持体側へ通過させるためのスリット45などの供給通路を確保しつつ、現像剤規制部材によって規制ギャップの通過を阻止された規制滞留現像剤G3が規制磁気力の磁力線に沿って現像剤担持体の表面側へ移動するのを阻止する阻止部材としての遮蔽壁44が設けられている。この現像装置において、汲み上げ磁極S2の法線方向の磁束密度のピーク位置をスリット45の下端よりも下方に配置する。
(態様A)においては、汲み上げ磁極S2の法線方向の磁束密度のピーク位置が供給通路の下端よりも下方のため、汲み上げ磁極が発生する汲み上げ磁気力により供給通路の下端よりも下方の現像剤搬送路内の現像剤G1を現像剤担持体側に引き寄せる効果が大きくなる。このため、汲み上げ磁極が発生する汲み上げ磁気力により、供給通路の下端よりも下方の現像剤搬送路内の現像剤G1を現像剤担持体側に引き寄せつつ、現像剤供給搬送部材により搬送して、供給通路を通過させることができる。これは、特許文献1に記載の汲み上げ磁極S2の配置と比較して、現像剤供給搬送部材近傍の現像剤が少ない場合や、現像剤供給搬送部材の回転方向への現像剤搬送能力が低い場合に、供給通路を通過する現像剤G1の量を増やして十分な量とすることができる。よって、トナー帯電量が異常に高い規制滞留現像剤G3と通常のトナー帯電量をもつ他の現像剤G1との混ざり具合が不十分な状態の現像剤層が現像領域に送り込まれる事態の発生が抑制され、画像濃度ムラによる画質劣化が抑制される。
(態様B)
現像ユニット20などの現像装置は、内部にマグネットローラ23などの磁界発生手段を備えていて、磁界発生手段が発生させる磁気力により現像剤を表面上に担持して回転することにより感光体3などの潜像担持体の表面と対向する現像領域へ現像剤を搬送する現像スリーブ22などの現像剤担持体と、現像剤担持体の表面上に担持された現像剤が通過することで現像領域へ搬送される現像剤の量を規制するための規制ギャップを現像剤担持体の表面との間に形成するドクターブレード25などの現像剤規制部材と、現像剤担持体の表面に隣接して配置され、現像剤担持体の表面上に供給される現像剤G1を供給スクリュー32などの現像剤供給搬送部材により現像剤担持体回転軸方向に沿って搬送するとともに、規制ギャップの通過を現像剤規制部材によって阻止された現像剤G3を回収する現像剤供給搬送路27とを有している。上記磁界発生手段は、少なくとも、現像剤供給搬送路における現像剤担持体側の仕切壁43などの側壁上端を超えて現像剤供給搬送路内の現像剤G1を現像剤担持体側に引き寄せて現像剤担持体の表面に汲み上げるための汲み上げ磁気力を発生させる汲み上げ磁極S2と、規制ギャップを通過する現像剤を穂立ちさせるための規制磁気力を発生させる規制磁極N2とを備えている。汲み上げ磁極S2及び規制磁極N2は、現像剤担持体表面移動方向で互いに隣接していて、かつ、互いに逆極性のものである。そして、仕切壁43の上端との間に、少なくとも現像領域の現像剤担持体回転軸方向全域にわたって現像剤供給搬送路内の現像剤G1を現像剤担持体側へ通過させるためのスリット45などの供給通路を確保しつつ、現像剤規制部材によって規制ギャップの通過を阻止された規制滞留現像剤G3が規制磁気力の磁力線に沿って現像剤担持体の表面側へ移動するのを阻止する阻止部材としての遮蔽壁44が設けられている。この現像装置において、現像剤担持体の回転中心位置から供給通路の下端を結んだ線aと、現像剤担持体の回転中心位置から現像剤供給搬送部材の供給通路よりも下方の外周を結んだ接線cとで囲まれた範囲の、汲み上げ磁極S2の現像剤担持体表面における法線方向の磁束密度の総和が700mT・deg以上である。
(態様B)においては、汲み上げ磁極S2の上記範囲における法線方向の磁束密度の総和を700mT・deg以上とすることで、供給通路の下端よりも下方の現像剤供給搬送部材内の現像剤G1に対しても十分な汲み上げ磁気力が作用する。これにより、供給通路よりも下方の現像剤G1を現像剤担持体側に引き寄せつつ、現像剤供給搬送部材により搬送して、供給通路を通過させることができる。これは、特許文献1に記載の汲み上げ磁極S2の配置と比較して、現像剤供給搬送部材近傍の現像剤が少ない場合や、現像剤供給搬送部材の回転方向への現像剤搬送能力が低い場合に、供給通路を通過する現像剤G1の量を増やして十分な量とすることができる。これにより、実施形態2の実験で示すように、トナー帯電量が異常に高い規制滞留現像剤G3と通常のトナー帯電量をもつ他の現像剤G1との混ざり具合が不十分な状態の現像剤層が現像領域に送り込まれる事態の発生が抑制され、画像濃度ムラによる画質劣化が抑制される。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、現像剤供給搬送部材は供給スクリュー32などのスクリュー部材であり、汲み上げ磁極S2の汲み上げ磁気力により、現像剤供給搬送路における供給通路より下方の仕切壁43などの現像剤担持体側の側壁に、現像剤供給搬送路内の現像剤を保持する。
現像剤供給搬送部材としてスクリュー部材を用いる構成では、スクリュー部材の羽根ピッチで供給通路を通過する現像剤G1の量が変わりやすく、羽根ピッチで画像濃度ムラを発生させやすいという問題がある。これは、現像剤搬送方向(回転軸方向)に対し、羽根の表側は現像剤を抱えこむため十分に現像剤量があるが、羽根の裏側は現像剤が少なくなることによる。
(態様C)においては、汲み上げ磁極S2が発生する汲み上げ磁気力により、現像剤担持体側に引き寄せられた現像剤G1の一部は、供給通路下方の仕切壁43に保持された状態となる(図3中G1’)。このような状態では、スクリュー部材のスクリュー羽根の裏側で現像剤が少なくなったとしても、仕切壁43に保持した現像剤G1’が供給通路に向けて搬送され、供給通路を通過して現像剤担持体側に供給される。これにより、供給通路を通過する現像剤の量がスクリュー部材の羽根ピッチで変化して、羽根ピッチで画像濃度ムラを発生させやすいという問題を抑制できる。
(態様D)
感光体3などの潜像担持体と、潜像担持体上に潜像を形成する帯電装置4及び光書込ユニット10などの潜像形成手段と、トナー及びキャリアを含む現像剤により潜像担持体上の潜像を現像する現像装置とを有し、現像装置により潜像担持体上に形成されたトナー像を最終的に記録材へ転移させて、記録材上に画像を形成する画像形成装置において、現像装置として(態様A)乃至(態様C)のいずれか1項に記載の現像装置を用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、画像濃度ムラのない高品位な画像が得られる。
(態様E)
少なくとも少なくとも潜像担持体と現像装置とを一体的に保持し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、上記現像装置として、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置を用いる。これによれば、画像濃度ムラを抑制しつつ、メンテナンス性を向上させることができる。
2 プロセスユニット
3 感光体
4 帯電装置
10 光書込ユニット
20 現像ユニット
21 現像ロール
22 現像スリーブ
23 マグネットローラ
25 ドクターブレード
27 現像剤供給搬送路
28 現像剤回収搬送路
32 供給スクリュー
35 受取スクリュー
43 仕切壁
43a 縁部
44 遮蔽壁
44a 縁部
45 スリット
51 中間転写ベルト
G1〜G4 現像剤(G3 規制滞留現像剤)
N2 規制磁極
S2 汲み上げ磁極
a 供給スリット下端
b 汲み上げ磁極の法線方向磁束密度のピーク位置
c スクリュー外径接線
特開2012−108466号公報

Claims (4)

  1. 内部に磁界発生手段を備えていて、該磁界発生手段が発生させる磁気力によりトナー及び磁性キャリアを含む現像剤を表面上に担持して回転することにより潜像担持体の表面と対向する現像領域へ現像剤を搬送する現像剤担持体と、上記現像剤担持体の表面上に担持された現像剤が通過することで上記現像領域へ搬送される現像剤の量を規制するための規制ギャップを該現像剤担持体の表面との間に形成する現像剤規制部材と、上記現像剤担持体の表面に隣接して配置され、該現像剤担持体の表面上に供給される現像剤を現像剤供給搬送部材により現像剤担持体回転軸方向に沿って搬送するとともに、上記規制ギャップの通過を上記現像剤規制部材によって阻止された現像剤を回収する現像剤供給搬送路とを有し、上記磁界発生手段は、少なくとも、上記現像剤供給搬送路における上記現像剤担持体側の側壁上端を超えて該現像剤供給搬送路内の現像剤を該現像剤担持体側に引き寄せて該現像剤担持体の表面に汲み上げるための汲み上げ磁気力を発生させる汲み上げ磁極と、上記規制ギャップを通過する現像剤を穂立ちさせるための規制磁気力を発生させる規制磁極とを備え、上記汲み上げ磁極及び上記規制磁極は、現像剤担持体表面移動方向で互いに隣接していて、かつ、互いに逆極性のものであり、上記現像剤供給搬送路の上記側壁上端との間に、少なくとも現像領域の現像剤担持体回転軸方向全域にわたって該現像剤供給搬送路内の現像剤を該現像剤担持体側へ通過させるための供給通路を確保しつつ、上記現像剤規制部材によって上記規制ギャップの通過を阻止された現像剤が上記規制磁気力の磁力線に沿って上記現像剤担持体の表面側へ移動するのを阻止する阻止部材を設けた現像装置において、
    上記汲み上げ磁極の法線方向の磁束密度のピーク位置を上記供給通路の下端よりも下方に配置したことを特徴とする現像装置
  2. 求項1の現像装置において、
    上記現像剤供給搬送部材はスクリュー部材であり、上記汲み上げ磁極の汲み上げ磁気力により上記現像剤供給搬送路の上記供給通路より下方の上記現像剤担持体側の側壁に該現像剤供給搬送路内の現像剤を保持することを特徴とする現像装置。
  3. 潜像担持体と、該潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、トナー及びキャリアを含む現像剤により該潜像担持体上の潜像を現像する現像装置とを有し、該現像装置により該潜像担持体上に形成されたトナー像を最終的に記録材へ転移させて、該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
    上記現像装置として、請求項1または2に記載の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 少なくとも潜像担持体と現像装置とを一体的に保持し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    上記現像装置として、請求項1または2に記載の現像装置を用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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