JP6183296B2 - 車両用機器、車両用機器の起動方法 - Google Patents
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Description
そのため、電源投入時には、起動処理が完了していないマイクロコンピュータに対してデータを送信してしまうと、通常動作時であれば受信側となるマイクロコンピュータで受信されるはずのデータが、受信されないまま破棄され、消失してしまうおそれがある。
データを通信相手側のマイクロコンピュータに確実に送信することができる。
図1に示すように、本実施形態の車両用機器に相当するECU1(Electronic Control Unit)は、図示しない車両に搭載されており、車載LAN2を介して車両に搭載されている他のECU3、ECU4、ECU5等に通信可能に接続されている。車載LAN2は、例えばCAN(Controller Area Network)等の周知のものを想定している。なお、車両には例えばエンジンECUやメータECU、空調ECUなど各種のECUが存在するが、本発明は、ECUの種類によらず適用することができる。
ECU1は、第1のマイクロコンピュータ10と、第1のマイクロコンピュータ10に通信可能に接続されている第2のマイクロコンピュータ11とで構成されている。なお、図1では図示を省略しているが、ECU1には、電源回路や周辺回路が設けられている。
そこで、本実施形態のECU1では、第1のマイクロコンピュータ10は、電源が投入された直後の所定の期間において、車載LAN2側から受信したデータを、第2のマイクロコンピュータ11の起動が確認できるまで保持し続ける。
続いて、第1のマイクロコンピュータ10は、図2に示すように、起動が確認できたか否かを判定する(S2)。このステップS2の処理は、起動確認処理に相当する。このとき、第1のマイクロコンピュータ10は、図3に示すように、自身の起動が完了すると、第2のマイクロコンピュータ11に対して起動確認を行う。本実施形態では、第1のマイクロコンピュータ10は、第2のマイクロコンピュータ11に対して起動確認の問い合わせを送信し、その問い合わせに対する返信を受けたことをもって、第2のマイクロコンピュータ11が起動したと判定する。
ところで、第1のマイクロコンピュータ10は、起動が完了した場合には車載LAN2側からデータを受信できる状態となっている。その一方で、第2のマイクロコンピュータ11は、第1のマイクロコンピュータ10が起動した後に起動を開始することから、第1のマイクロコンピュータ10よりも遅れて起動が完了する。このため、第1のマイクロコンピュータ10が車載LAN2側からデータを受信できたとしても、そのデータを第2のマイクロコンピュータ11では受信できない期間が存在する可能性がある。
そして、第1のマイクロコンピュータ10は、第2のマイクロコンピュータ11から起動確認の問い合わせに対する返信を受けると、図2に示すように、第2のマイクロコンピュータ11の起動が確認できたと判定する(S2:YES)。
車両用機器としてのECU1は、互いに通信可能に接続されている第1のマイクロコンピュータ10および第2のマイクロコンピュータ11を備えている。このとき、電源が投入された直後の所定の期間においては、第1のマイクロコンピュータ10は、通信相手側となる第2のマイクロコンピュータ11の起動が確認できるまで、第2のマイクロコンピュータ11に送信するためのデータを保持し続けるとともに、第2のマイクロコンピュータ11の起動が確認できた場合には、保持しているデータを自動で送信する。これにより、電源が投入された直後の所定の期間におけるデータの消失、つまり、データが相手側に送信されることなく破棄されてしまうことを防止することができる。また、通信相手側となる第2のマイクロコンピュータ11にデータを自動で送信することから、データを通信相手側のマイクロコンピュータに確実に送信することができる。
本発明は、上記した各実施形態にて例示したものに限定されることなく、その範囲を逸脱しない範囲で任意に変形あるいは拡張することができる。
一実施形態では、第2のマイクロコンピュータ11に対して起動確認の問い合わせを送信したが、データの送信をもって起動確認する構成としてもよい。その場合、第2のマイクロコンピュータ11は、データを受信した場合には、受信した旨を第1のマイクロコンピュータ10に対して通知する構成となっている。具体的には、第1のマイクロコンピュータ10は、電源が投入された直後の所定の期間において、第2のマイクロコンピュータ11へ送信するデータを車載LAN2側から受信した場合、図3に示した起動確認の問い合わせを、受信したデータを送信先となる第2のマイクロコンピュータ11に対して送信することで実施する。そして、第1のマイクロコンピュータ10は、第2のマイクロコンピュータ11からデータを受信した旨の通知を受けたことをもって、第2のマイクロコンピュータ11の起動が確認できたと判定する。このような構成によっても、電源が投入された直後の所定の期間におけるデータの消失を防止することができる。
Claims (2)
- 互いに通信可能に接続されている複数のマイクロコンピュータ(10、11)を備え、
前記複数のマイクロコンピュータ(10、11)は、電源が投入された直後の所定の期間において、通信相手側となるマイクロコンピュータ(10、11)の起動が確認できるまで通信相手側のマイクロコンピュータ(10、11)に送信するためのデータを保持し続けるとともに、通信相手側となるマイクロコンピュータ(10、11)の起動が確認できた場合には、保持しているデータを自動で送信し、
前記複数のマイクロコンピュータ(10、11)は、車載LAN(2)に接続され、該車両用機器(1)とは独立して起動する他の車両用機器(3、4、5)から送信されたデータを他のマイクロコンピュータ(11)に送信する第1のマイクロコンピュータ(10)と、前記第1のマイクロコンピュータ(10)に通信可能に接続され、当該第1のマイクロコンピュータ(10)から送信されたデータを受け取る第2のマイクロコンピュータ(11)とで構成され、
前記第1のマイクロコンピュータ(10)は、電源が投入された直後の所定の期間において、データの送信先となる前記第2のマイクロコンピュータ(11)の起動が確認できるまで、当該第2のマイクロコンピュータ(11)に送信するデータを保持し続けるとともに、電源が投入された直後の所定の期間において前記第2のマイクロコンピュータ(11)へ送信するデータを前記車載LAN(2)側から受信した場合には、受信したデータを送信先となる前記第2のマイクロコンピュータ(11)に対して送信し、送信先となる前記第2のマイクロコンピュータ(11)からデータを受信した旨の通知が返信されたことをもって、当該第2のマイクロコンピュータ(11)の起動が確認できたと判定することを特徴とする車両用機器。 - 互いに通信可能に接続されている複数のマイクロコンピュータ(10、11)を備えた車両用機器(1)において、
電源が投入された直後の所定の期間において、通信相手側となるマイクロコンピュータ(10、11)の起動を確認する起動確認処理と、
前記起動確認処理にて通信相手側のマイクロコンピュータ(10、11)の起動が確認できるまで送信するデータを保持するデータ保持処理と、を含み、
前記複数のマイクロコンピュータ(10、11)は、車載LAN(2)に接続され、該車両用機器(1)とは独立して起動する他の車両用機器(3、4、5)から送信されたデータを他のマイクロコンピュータ(11)に送信する第1のマイクロコンピュータ(10)と、前記第1のマイクロコンピュータ(10)に通信可能に接続され、当該第1のマイクロコンピュータ(10)から送信されたデータを受け取る第2のマイクロコンピュータ(11)とで構成され、
前記第1のマイクロコンピュータ(10)は、電源が投入された直後の所定の期間において、データの送信先となる前記第2のマイクロコンピュータ(11)の起動が確認できるまで、当該第2のマイクロコンピュータ(11)に送信するデータを保持し続けるとともに、電源が投入された直後の所定の期間において前記第2のマイクロコンピュータ(11)へ送信するデータを前記車載LAN(2)側から受信した場合には、受信したデータを送信先となる前記第2のマイクロコンピュータ(11)に対して送信し、送信先となる前記第2のマイクロコンピュータ(11)からデータを受信した旨の通知が返信されたことをもって、当該第2のマイクロコンピュータ(11)の起動が確認できたと判定することを特徴とする車両用機器の起動方法。
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