JP2009298331A - 車両状態記録システム、車両状態記録装置及び車両状態記録方法 - Google Patents

車両状態記録システム、車両状態記録装置及び車両状態記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両情報データを記憶するECUが起動するまでに他のECUが送信する車両情報データを記憶可能な、車両状態記録システム等を提供すること。
【解決手段】車両情報データを第1の車両情報データ記憶手段17に記録する車両状態記録システム100において、第1の車両情報データ記憶手段17が車両情報データを記憶可能となったことを検出する検出手段22と、車両の電源投入時から第1の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶可能となるまでの間における、車両情報データを記憶する第2の車両情報データ記憶手段16と、第2の車両情報データ記憶手段に記憶された、車両の電源投入時から第1の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶可能となるまでの間における車両情報データを、第1の車両情報データ記憶手段に転送する転送手段23と、転送された車両情報データを、第1の車両情報データ記憶手段に書き込む記録手段25と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車載された診断対象装置から送信される車両情報データを記録する車両状態記録システム、車両状態記録装置及び車両状態記録方法に関する。
高度に電子化された車両には各種のECU(Electronic Control Unit)が搭載されており、不具合等が生じた場合にその時のECUの状態を解析できるように、周期的に各ECUから送信されるデータ(以下、車両情報データという)を所定の記憶手段に記憶している。記憶された車両情報データは、診断ツール等により読み出すことができるので、診断プログラムにより不具合の原因等を解析することができる(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、診断プログラムを車両で実行することで診断ツールを用いることなく、車両情報データを診断する車両用診断装置が記載されている。
特開2004−9878号公報
ところで、車両情報データは車両の走行中、継続的に記憶されるため、有限の記憶手段に記憶できるよう古いものから上書きされる。しかし、車載されるECUの数の増加や制御の高度化に共ない車両情報データの数も増加傾向にあり、また、不具合等の解析のためにある程度の期間の車両情報データを記憶しておくことが望ましいため、記憶手段には比較的大きな記憶容量が要求される。
このような大容量の記憶手段として車両には、ナビゲーションに用いる道路地図情報を記憶した道路地図情報記憶手段が搭載されており、車両情報データは道路地図情報記憶手段の一部に記憶されることが多い。しかしながら、車両情報データを道路地図情報記憶手段に記憶すると次のような問題がある。
図10は、各ECUとナビECUの起動時間のずれを模式的に示す図である。例えば、イグニッション(IG)がオンになると各ECUが起動する場合、IGがオンになってから、各ECU及びナビECUが起動するまでの時間にはタイムラグが生じる。図10では、ECU_A、ECU_Bが起動した後、ナビECUが起動している。ここで、道路地図情報記憶手段はナビECUが起動した後に車両情報データを記憶可能となるため、ナビECUが起動するまでにECU_A及びECU_Bが送信した車両情報データは記憶されないことになる。このため、ナビECUが起動するまでに不具合が生じても、その不具合の解析が困難になってしまう。また、例えば、エンジンスタート時に例えば失火等の不具合が生じた場合、エンジンスタート時の車両情報データを記録することができない。
ナビECUは、OS(Operating Sysytem)やプログラムの読み込み時間など、起動時間が増大傾向にあるため、記録されない車両情報データも増加傾向にある。
なお、車両情報データと同様の情報として、ナビECUの起動の有無に関わらず各ECUが記憶するフリーズフレームデータ(FFD)が知られているが、FFDは不具合が検出された場合にのみ(ダイアグコードが与えられた不具合が検出された場合のみ)各ECUが記憶する情報である。このため、特定の不具合が生じないとナビECUの起動前の車両情報データを記録することができない。また、不具合が生じてもFFDは、限定的な情報しか記録しないので解析には不十分な場合が少なくないという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、車両情報データを記憶するECUが起動するまでに他のECUが送信する車両情報データを記憶可能な、車両状態記録システム、車両状態記録装置及び車両状態記録方法を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、車載された診断対象装置から送信される車両情報データを第1の車両情報データ記憶手段に記録する車両状態記録システムにおいて、第1の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶可能となったことを検出する検出手段と、車両の電源投入時から第1の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶可能となるまでの間における、車両情報データを記憶する第2の車両情報データ記憶手段と、第2の車両情報データ記憶手段に記憶された、車両の電源投入時から第1の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶可能となるまでの間における車両情報データを、第1の車両情報データ記憶手段に転送する転送手段と、転送手段により転送された車両情報データを、第1の車両情報データ記憶手段に書き込む記録手段と、を有することを特徴とする。
第1の車両情報データ記憶手段が起動するまでの間、第2の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶するので、車両情報データを記憶する装置が起動するまでに他の診断対象装置が送信する車両情報データを記憶することができる。
車両情報データを記憶するECUが起動するまでに他のECUが送信する車両情報データを記憶可能な、車両状態記録システム、車両状態記録装置及び車両状態記録方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
図1は、本実施例の車両状態記録システム100の概略を説明する図であって、図1(a)は各ECU、代替ECU11及びナビECU14の起動時間の違いを模式的に示す図を、図1(b)は車両情報データを記憶する手順を模式的に示す図をそれぞれ示す。図1(a)に示すように、イグニッション(IG)がオンになると代替ECU11が最も早期に起動し、ECU_A12とECU_B13はナビECU14の前に起動し、ECU_N15はナビECU14の後に起動する。なお、実際にはナビECU14よりも後に起動するECU_N15は希である。以下、ECU_A12、ECU_B13、代替ECU11、ナビECU14及びECU_N15を区別しない場合、単にECUという。
本実施例の車両状態記録システム100は、IGがオンになってから最も早く起動する代替ECU11が、ナビECU14が起動するまでナビECU14の代替を果たす。すなわち、図1(b)に示すように、ECU_A12とECU_B13は起動したら、ナビECU14の起動有無とは無関係に車両情報データを送信し、代替ECU11はそれを記録する。代替ECU11は、車両情報データを送信しうる全てのECUに先駆けて起動している。
そして、代替ECU11はナビECU14が起動したら、車両情報データの記録を終了し、記憶している車両情報データをナビECU14に送信する。また、ナビECU14は、
・代替ECU11から受信した車両情報データ
・継続的にECU_A12とECU_B13から送信される車両情報データ
・ナビECU14の後に起動したECU_N15があれば、ECU_N15から送信される車両情報データを、
それぞれ記録していく。
したがって、本実施例の車両状態記録システム100は、ナビECU14が起動する前に起動したECU_A12、ECU_B13が送信した車両情報データを記録することができ、ナビECU14が起動する前に不具合が生じても車両情報データを用いて解析することができる。
なお、本実施例ではナビECU14が車両情報データを記録するため、ナビECU14の起動時間を基準に説明するが、別のECUが車両情報データを記録する場合は当該ECUの起動時間が基準となる。また、代替ECU11として利用できるECUの条件については後述するが、代替ECU11は本実施例の車両状態記録システム100のために用意されたECUでもよいし、予め車両に搭載されているECUが兼用してもよい。
また、「IGがオン」となる時点を基準に説明したが、IGオンとしなくても走行が可能となるハイブリッド車や電気自動車では、システム起動時(電源投入時)が基準となる。すなわち、運転者によりシステムを起動するよう操作されると代替ECU11が最も早期に起動し、代替ECU11はナビECU14が起動するまでナビECU14の代替を果たす。
〔車両情報データの伝送手順〕
図2(a)は、車両状態記録システム100の概略構成図の一例を示す。ECU_A12、ECU_B13、代替ECU11及びナビECU14は、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)等の車載LANに接続されている。CANでは、2本の信号線の差動電圧に「1」「0」を対応づけてデジタルデータを送信する。各ECUは、例えばCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collision Detection)のアクセス手順で送信権を調停するマルチマスター方式にて相互に通信する。すなわち、1本のバスを複数のECUが時分割して通信に利用する。
CANの場合、次のようなデータフォーマット「SOF;データIDフィールド;RTR;制御フィールド;データフィールド;CRCフィールド;ACKフィールド;EOF」を1フレームとし、データフィールドに車両情報データが格納される。データIDフィールドには、送信元のECUと格納された被送信データの内容を示すデータID(以下、車両情報データが格納されたことを示すデータIDを記録用データIDという)が格納され、データIDに基づき各ECUは受信するか否かを判定する。したがって、ECU_A12、ECU_B13及びECU_N15は、車両情報データを送信する際、記録用データIDを付与し、代替ECU11(又はナビECU14)は記録用データIDに基づき車両情報データを選択的に受信する。
なお、ナビECU14及び代替ECU11は、差動電圧をクロック毎に取り込みデジタルデータに変換し、データフィールドのデータ長を格納した制御フィールドに従いデータフィールドを取り出すと共に、これをCRCフィールドのエラー訂正符号に基づきエラー訂正して車両情報データを受信する。
〔各ECUの概略〕
各ECUは、CPU、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、入出力インターフェイス、レジスタ、メモリ、スイッチ素子(IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等)及びCANインターフェイス等を備えている。例えば、ECU_A12がエンジンECU(パワートレインECU)の場合、ECU_A12の入出力インターフェイスにはエアフローセンサ、クランクポジションセンサ、O2センサ等の各種のセンサ、及び、スロットルバルブ、燃料噴射弁等の各種のアクチュエータ、スタータボタン(スイッチ)等が接続されている。このセンサの検出信号やスイッチの状態、アクチュエータの制御情報等が車両情報データとなる。各ECUは、予め定められた車両情報データを予め定められたサイクル時間(例えば0.5秒間隔であり、多くは0.2秒〜1秒程度の間隔)毎に、ナビECU14に送信する(実際には、送信先は意識されない)。
ナビECU14はナビゲーションシステムを制御するECUであって、主に、自車位置の検出、目的地までの経路検索、道路地図の表示、道路地図を用いた目的地までの経路案内等を行う。この他、テレビ放送やラジオ放送を受信したり、CD、DVD等を再生して乗員に提供してもよい。
ナビECU14は、道路地図を表示するために比較的大容量(例えば、数10〜数100Gバイト)の道路地図情報記憶手段17を有し、道路地図情報を記憶している。道路地図情報記憶手段17は、例えばハードディスドライブ(HDD)、フラッシュメモリ、MRAM(Magnetic RAM)等の不揮発メモリである。
〔ナビECU14の道路地図情報記憶手段17〕
そして、ナビECU14は、道路地図情報記憶手段17の一部の割り当てられた領域(以下、車両情報データ記憶領域171という)に車両情報データを記憶する。ナビECU14は、各ECUから車両情報データを受信すると、時系列に(例えば、時刻情報を付して)、道路地図情報記憶手段17に記憶していき、車両情報データ記憶領域171の最後まで到達すると古い車両情報データから上書きする。各ECUが車両情報データを送信するサイクルは同程度なので、多くの場合、ECU_A12、ECU_B13、…ECU_N15の車両情報データを1組にして、1組毎に時系列に記録されることになる。
また、道路地図情報記憶手段17は、車両情報データ記憶領域171とは別に、ナビ起動前にECU_A12及びECU_B13が代替ECU11に送信した車両情報データを記憶する起動前データ記憶領域172を有する。ナビECU14は、代替記憶手段16に記録された車両情報データ(以下、蓄積データという)を代替ECU11から受信して、起動前データ記憶領域172に記憶する。
〔代替ECU11〕
代替ECU11は、車両情報データを送信するECUよりも早く起動し、かつ、ナビECU14が起動するまでの間の車両情報データを記憶する代替記憶手段16を有する。代替記憶手段16には、IGオンからナビECU14が起動するまでの時間にECU_A12及びECU_B13から送信される車両情報データを記憶する記憶容量が要求される。IGオンからナビECU14が起動するまでの時間(例えば、20秒〜1分程度)、及び、単位時間当たりにECU_A12及びECU_B13が送信する車両情報データは既知である。したがって、代替記憶手段16に要求される記憶容量Vは算出できる。なお、代替記憶手段16は、HDD、フラッシュメモリ、MRAM等の不揮発メモリでもよいし、DRAMのような揮発性メモリでもよい。
以上から、代替ECU11が満たす条件は次のようになる。
・車両情報データを送信しうる全てのECUよりも早く起動する
・記憶容量V以上の代替記憶手段16を有する
したがって、代替ECU11は、車両情報データを送信する全てのECUの中で最も起動の早いECUを指定することができ、この場合、記憶容量を増強するだけでよく、新たに代替ECU11を車載する必要がないのでコスト増を抑制し、車載スペースを節約することができる。また、車両情報データを記憶するだけの代替ECU11であれば、アクチュエータ等を制御するECUに比べて低コストに生産できるので、上記の条件を満たすECUを新たに車載してもよい。
図2(b)は、代替ECU11とナビECU14の機能ブロック図の一例を示す。代替ECU11のCPUはプログラムを実行すること又はASIC等のハードウェアにより実現される代替記録部21、蓄積データ転送部23及びナビ起動判定部を有し、ナビECU14のCPUはプログラムを実行すること又はASIC等のハードウェアにより実現される蓄積データ記録部25、起動完了通知部24及び車両情報データ記録部26を有する。各ブロックについて図3を用いて説明する。
〔車両情報データの転送〕
図3は、ナビECU14の起動前と起動後それぞれにおいて車両情報データが記録される手順を模式的に説明する図である。ナビECU14が起動する前(図3(a))、ECU_A12及びECU_B13は、それぞれナビECU14の起動の有無と無関係に車両情報データを送信する。図3(a)の場合、ECU_A12は記録用データIDと共に「498」「499」という車両情報データを送信し、ECU_B13は「49A」「49B」という車両情報データを送信した。
ECU_A12又はECU_B13が起動する前に、すでに代替ECU11は起動しているので、代替記録部21は、CANに流れている車両情報データの記録用データIDに基づきそれが車両情報データを格納したものと判定して、代替記憶手段16に記録する。図3(a)では、代替記録部21は「498」「499」「49A」「49B」を受信し、ナビECU14と同様に時系列にこれらを代替記憶手段16に記録する。代替記録部21は、ナビECU14が起動するまでかかる作業を繰り返す。
ナビ起動検出部22はナビECU14から起動完了情報を受信すると、ナビECU14が起動したことを検出し、代替記録部21に車両情報データの記録の停止を要求し、蓄積データ転送部23に、蓄積データをナビECU14に送信するよう要求する。これにより、代替記録部21は車両情報データの記録を終了し、蓄積データ転送部23は、後述するように、蓄積データをナビECU14に転送する。
〔ナビECU14の起動完了〕
続いて、ナビECU14の起動完了について説明する。ナビECU14の起動完了通知部24は、ナビECU14が起動したか否かを判定し、起動したと判定すると起動完了情報を代替ECU11に送信する。一般にコンピュータは、OSが起動した後、予め登録されたプログラムが順番に起動することが多く、有効になったどの機能を基準に起動したかを判定するかによって「ナビECU14が起動した時」には幅が生じうる。しかしながら、本実施例ではナビECU14が車両情報データを受信して記録可能な状態になったことが必要なので、厳密には、CANインターフェイスが作動し、道路地図情報記憶手段17が記憶可能となり(HDDでは回転数が安定した時)、かつ、車両情報データを記録する車両情報データ記録部26が起動した時(このプログラムが立ち上がった時)が、「ナビECU14が起動した時」となる。ここでコンピュータの起動の仕組みを考慮すると、これらの条件のうち車両情報データ記録部26が起動する時が最も時間的に後になるとしてよいので、実際には車両情報データ記録部26が起動した時を、「ナビECU14が起動した時」と定義できる。なお、ナビECU14が起動した時以降であれば、車両情報データを記録可能なので、かかる条件を満たした時以降をナビECU14が起動した時と定義してもよい。
〔各機能ブロック〕
図2(b)に戻り、起動完了通知部24は、例えば車両情報データ記録部26が起動したら、ナビECU14が起動したと判定し、起動完了情報を代替ECU11に送信する。実際には、車両情報データ記録部26が起動した直後に、車両情報データ記録部26が起動完了情報を代替ECU11に送信すればよいので、起動完了通知部24と車両情報データ記録部26とを一体に構成できる。
車両情報データ記録部26は、起動完了通知部24が起動完了情報を送信した時から、車両情報データの記録を開始する。これにより、蓄積データと車両情報データとが重複したり欠損することなく、車両情報データ記録部26は、代替ECU11が記録した直後の車両情報データから、車両情報データ記憶領域171に記録していくことができる。
起動完了情報を受信した代替ECU11は、蓄積データをナビECU14に送信する。ナビECU14が車両情報データを一括して記憶することで、後に車両情報データを読み出す際の手順が容易になる。したがって、ナビECU14から車両情報データを、代替ECU11から蓄積データをそれぞれ読み出すのであれば、蓄積データをナビECU14に送信しなくてもよい。
蓄積データが、代替ECU11に記憶されていた車両情報データであることを示すため、蓄積データ転送部23は蓄積データのフレームに記録用データIDと異なるデータID(以下、蓄積データIDという)を付与してCANに送信する。これにより、ナビECU14の蓄積データ記録部25は、蓄積データIDに基づき蓄積データを確実に受信できる。また、継続的にECU_A12及びECU_B13から送信される車両情報データと蓄積データを区別して、起動前の車両情報データを記録できる。なお、代替ECU11が蓄積データを送信するタイミングは、起動完了情報を受信した直後である必要はなく、例えばCANの通信トラフィックが低下した時である。
蓄積データ記録部25は、起動前データ記憶領域172に蓄積データを記録する。車両情報データ記憶領域171には起動後の車両情報データが時系列に記録されるので、蓄積データを受信したタイミングで車両情報データ記憶領域171に蓄積データを記録すると、蓄積データと車両情報データの順番が前後するおそれがあるからである。なお、起動前データ記憶領域172は上書きされない。
蓄積データ転送部23は、蓄積データをナビECU14に転送したら、代替記憶手段16に記憶された蓄積データを消去する。これにより、代替ECU11の記憶容量を開放することができる。
〔車両状態記録システム100の動作手順〕
図4は、車両状態記録システム100の動作手順の一例を示すフローチャート図である。図4のフローチャート図はIGがオンになるとスタートする。IGがオンになると、ECUの中で代替ECU11が最も早期に起動するので、代替ECU11はECU_A12又はECU_B13から車両情報データが送信されるまで待機し、車両情報データを受信すると代替記録部21は、受信した車両情報データを代替記憶手段16に記録する(S10)。
代替ECU11の処理に平行してナビECU14は起動処理を継続し、ナビECU14の起動完了通知部24はナビECU14が起動したか否かを判定する(S110)。そして、ナビECU14が起動すると、起動完了通知部24は起動完了情報を代替ECU11に送信する(S120)。起動完了情報を送信後、車両情報データ記録部26は、ECU_A12及びECU_B13から送信される車両情報データを受信し、車両情報データ記憶領域171に記録する(S130)。
なお、起動完了情報を代替ECU11に送信している間、CANでは他のECUが通信できないので、ECU_A12、ECU_B13が車両情報データを送信することはできない。したがって、起動完了情報を送信した後から、ナビECU14が車両情報データを記録することで、ナビECU14は欠損なく車両情報データを受信することができる。また、ナビECU14が起動完了情報を代替ECU11に送信している間、代替ECU11もECU_A12、ECU_B13から車両情報データを受信できないので、蓄積データと車両情報データが重複することもない。
代替ECU11の処理に戻り、代替記録部21が周期的に車両情報データを受信している間、ナビ起動検出部22はナビECU14から起動完了情報を受信したか否かを判定する(S20)。起動完了情報を受信するまで(S20のNo)、代替記録部21が受信した車両情報データを代替記憶手段16に記録する(S10)。
起動完了情報を受信した場合(S20のYes)、ナビ起動検出部22は代替記録部21に車両情報データの記録の終了を要求し、蓄積データ転送部23に蓄積データをナビECU14に送信するよう要求する。これにより、代替記録部21は車両情報データの記録を終了する(S30)。
また、蓄積データ転送部23は、代替記憶手段16から蓄積データを読み出して、蓄積データIDを付与してナビECU14に転送する(S40)。また、蓄積データ転送部23は代替記憶手段16の蓄積データを消去する。
ナビECU14の処理に移り、蓄積データ記録部25は蓄積データを受信して、起動前データ記憶領域172に蓄積データを記録する(S140)。
以上説明したように、本実施例の車両状態記録システム100は、ナビECU14が起動するまで代替ECU11が車両情報データを記録することで、ナビECU14が起動する前に起動したECUが送信した車両情報データを記憶することができる。また、フリーズフレームデータと異なり、ダイアグコードが対応づけられていない不具合が検出されても車両情報データを記憶できる。このため、ナビECU14が起動する前に不具合が生じても車両情報データを用いて解析することができる。
実施例1では、ナビECU14が起動するまでの間、代替ECU11が車両情報データを記録したが、本実施例ではECU_A12及びECU_B13がそれぞれ車両情報データを記憶しておく車両状態記録システム100について説明する。
図5(a)は、車両状態記録システム100の概略構成図の一例を示す。なお、図5(a)において図2(a)と同一構成部には同一の符号を付しその説明は省略する。図5(a)では代替ECU11が存在せず、ECU_A12が個別記憶手段18Aを、ECU_B13が個別記憶手段18Bを有する(区別しない場合、個別記憶手段18という)。起動の順番については実施例1と同じであり、ECU_A12及びECU_B13はナビECU14よりも先に起動する。ECU_N15はナビECU14よりも後に起動するとする。
本実施例のECU_A12及びECU_B13は、ナビECU14が起動するまで車両情報データをナビECU14に送信せず、個別記憶手段18A、18Bに記憶しておく。そして、ナビECU14が起動したら、ECU_A12及びECU_B13は記憶しておいた車両情報データ(以下、個別データという)をナビECU14に送信すると共に、ナビECU14の起動以降の車両情報データを周期的にナビECU14に送信する。
したがって、本実施例の車両状態記録システム100は、代替ECU11という固定のECUを定めることなく、ナビECU14が起動するまでの車両情報データを記録することができる。
個別記憶手段18Aには、ECU_A12が起動してからナビECU14が起動するまでに取得される車両情報データを記録するだけの記憶容量が必要となり、個別記憶手段18Bには、ECU_B13が起動してからナビECU14が起動するまでに取得される車両情報データを記録するだけの記憶容量が必要となる。このため、個別記憶手段18には、予め見積もっておいた又は実際に計測しておいた必要な記憶容量がそれぞれ確保されている。個別憶手段18は、HDD、フラッシュメモリ、MRAM等の不揮発メモリでもよいし、DRAMのような揮発性メモリでもよい。また、各個別記憶手段18A、18Bの構成は異なっていてもよい。
図5(b)は車両状態記録システム100の機能ブロック図の一例を示す。図5(b)において図2(b)と同一構成部には同一の符号を付した。なお、ECU_A12とECU_B13は同じ構成なので、いずれかの機能ブロック図のみを示した。各ブロックについて図6を用いて説明する。
図6は、ナビECU14の起動前と起動後それぞれにおいて車両情報データが記録される手順を模式的に説明する図である。ナビECU14が起動する前(図6(a))、ECU_A12及びECU_B13は、それぞれ車両情報データを送信することなく、個別記憶手段18A、18Bに記憶する。図6(a)の場合、ECU_A12は「498」「499」を1組に複数組の車両情報データを記憶し、ECU_B13は「49A」「49B」を1組に複数組の車両情報データを記憶している。
ここで、ナビECU14の後に起動するECU_N15は、起動完了情報を得られない。このため、ECU_A12とECU_B13と同様に車両情報データを記憶すると、ナビECU14に送信するタイミングを逸してしまう。また、ナビECU14が起動しているにも関わらずECU_N15内に車両情報データを記憶する必要性は乏しい。このためCANにナビECU14よりも後に起動するECUが接続されている場合は、かかるECUは起動直後にナビECU14が起動しているか否かを問い合わせ、ナビECU14が起動していない場合にのみ、個別記憶手段18に車両情報データを記憶する。したがって、ほとんどのECUは、起動直後から個別記憶手段18に車両情報データを記録すればよく、例外的なECUのみナビECU14に問い合わせればよいことになる。
以上から、予め定められたECU_A12及びECU_B13の個別データ記録部29は(及び、ナビECU14が起動していないことを確認した個別データ記録部29)、周期的に各ECUが取得する車両情報データを時系列に個別記憶手段18に記録する。個別データ記録部29は、ナビECU14が起動するまでかかる作業を繰り返す。
また、ナビ起動検出部22はナビECU14から起動完了情報を受信すると、ナビECU14が起動したことを検出し、個別データ記録部29に車両情報データの記録の停止を要求し、個別データ転送部28に個別記憶手段18に記録された個別データをナビECU14に送信するよう要求する。これにより、個別データ記録部29は車両情報データの記録を終了し、個別データ転送部28は、後述するように、個別データをナビECU14に転送する。
ナビECU14の起動の検出については実施例1と同様なので説明を省略する。また、起動完了通知部24が起動完了情報を送信した時から、車両情報データ記録部26が車両情報データの記録を開始する点でも実施例1と同様である。
起動完了情報を受信したECU_A12又はECU_B13は、個別データをナビECU14に送信する。個別データが、ECU_A12又はECU_B13の個別記憶手段18に記憶されていた車両情報データであることを示すため、個別データ転送部28は個別データのフレームに、送信元である各ECUと個別データであることを示すデータID(以下、個別データIDという)を付与してCANに送信する。これにより、ナビECU14の個別データ記録部29は、個別データIDに基づき個別データを確実に受信できる。また、継続的にECU_A12及びECU_B13から送信される車両情報データと個別データを区別して、起動前の車両情報データとして記録できる。個別データは、起動前データ記憶領域172に記録される。
ところで、ECU_A12とECU_B13の起動時間が異なる場合、個別記憶手段18Aと18Bに記憶される車両情報データの数が異なる(車両情報データを記録する周期の間隔が同じ場合)。図7は、個別記憶手段18Aと18Bに記憶された車両情報データを模式的に示す図である。例えば、ECU_A12の方が起動時間が短い場合、ECU_A12の車両情報データ(5個)の方が、ECU_B13の車両情報データ(3個)よりも数が多くなる。このため、個別データ記録部29が、ECU_A12とECU_B13が記録した順番に両者をマージすると(例えば、A1とB1が近い時刻に検出されたとして扱う)、起動前の車両情報データに検出時刻が前後する車両情報データが混在してしまうことになる。
一方、起動完了情報を受信する時刻はECU_A12とECU_B13で同じなので、最も新しい車両情報データ(例えば、A5とB3)は近い時刻に検出されたとしてよい。そこで、個別データ記録部29は、最も新しい車両情報データから2つの車両情報データをマージする。個別データは時系列に記憶されているので、最も新しい車両情報データは個別データ記録部29にとって既知である。また、各ECUが車両情報データを記憶するサイクル時間も既知なので、ナビECU14が、起動完了情報を各ECUに送信した時刻を基準に個別データを遡れば、個別データが記録されたおよその時刻を特定できる。
個別データ転送部28は、個別データをナビECU14に転送したら、個別記憶手段18に記憶された個別データを消去する。これにより、ECU_A12及びECU_B13の記憶容量を開放することができる。
〔車両状態記録システム100の動作手順〕
図8は、車両状態記録システム100の動作手順の一例を示すシーケンス図である。図8のシーケンス図は、IGがオンになるとスタートする。IGがオンになると、ナビECU14よりも早期に起動するECU_A12及びECU_B13がそれぞれ車両情報データを個別記憶手段18A、18Bに記録する(S210)。
ECU_A12及びECU_B13の処理に平行してナビECU14は起動処理を継続し、ナビECU14の起動が完了すると(S220)、起動完了通知部24は起動完了情報をECU_A12とECU_B13に送信する(S230)。この送信はデータIDに全ECUを宛先する等により同報的に行うことができる。
ECU_A12及びECU_B13がナビECU14から起動完了情報を受信すると、ナビ起動検出部22は個別データ記録部29に車両情報データの記録の終了を要求し、個別データ転送部28に個別データをナビECU14に送信するよう要求する。これにより、個別データ記録部29は車両情報データの記録を終了する(S240)。
また、起動完了情報によりナビECU14が起動したことが検出されると、ECU_A12及びECU_B13は周期的に車両情報データをナビECU14に送信する(S250、S260)。
車両情報データ記録部26は、ECU_A12及びECU_B13から送信される車両情報データを受信し、時刻情報を付与して時系列に車両情報データ記憶領域171に記録する(S240)。
また、個別データ転送部28は、個別記憶手段18から個別データを読み出して、個別データIDを付与してナビECU14に転送する(S280)。また、個別データ転送部28は個別記憶手段18の個別データを消去する。
ナビECU14の処理に移り、個別データ記録部29は個別データを受信して、マージ等を施し起動前データ記憶領域172に個別データを記録する(S290)。なお、ナビECU14が記録する個別データと車両情報データに重複又は欠損が生じ得ないのは実施例1と同様である。
以上説明したように、本実施例の車両状態記録システム100は、実施例1の効果に加え、代替ECU11を用いることなく、ナビECU14が起動するまでの車両情報データを記録することができる。
また、実施例1に本実施例を適用してもよい。この場合、代替ECU11が起動するまで、ECU_A12及びECU_B13はそれぞれ車両情報データを個別記憶手段18A、18Bに記録しておく。そして、代替ECU11が起動したら、ECU_A12及びECU_B13は個別記憶手段18A、18Bに記憶されていた車両情報データを代替ECU11に送信する。また、起動した代替ECU11は、ECU_A12及びECU_B13から車両情報データを受信し代替記憶手段16に記憶しておき、ナビECU14が起動したら代替記憶手段16に記憶されていた車両情報データをナビECU14に送信する。
すなわち、ECU_A12及びECU_B13から代替ECU11に、代替ECU11からナビECU14に次々と車両情報データが転送されるので、代替ECU11は最も早期に起動する必要がない。この場合、代替ECU11として記憶容量に余裕のある既存のECUを指定してもよいので、コスト増を抑制しやすい。また、記憶容量に余裕のあるECUの代わりに、複数のECUを代替ECU11に指定し車両情報データを分散して記憶していてもよい。
実施例1又は実施例2の車両状態記録システム100が、車両情報データ記憶領域171及び起動前データ記憶領域172に記憶した車両情報データは、車両が修理工場に持ち込まれるとサービスマンにより診断ツールなどを用いて読み出され、部品の状態の把握や故障診断等に利用される。
また、車両情報データ記憶領域171及び起動前データ記憶領域172に記憶した車両情報データを、修理工場に持ち込むことなくサーバに送信してもよい。
図9(a)は、車両情報データを受信するサーバ110を模式的に示す図である。サーバ110は、複数の車両から車両情報データをより効率的に収集する。修理工場で読み出された車両情報データもサーバ110に送信することができるが、図9(a)のように車両から直接、車両情報データを送信することで、修理工場に車両を持ち込まなくても車両情報データを収集でき、また、運転者が気づきにくい軽微な異常にかかる車両情報データもサーバ110にて収集できる。
図9(b)は本実施例の車両状態記録システム100の概略構成図の一例である。図9(b)において図2と同一部分には同一の符号を付しその説明は省略する。なお、サーバ110へ送信する構成は、実施例1又は2のいずれの車両状態記録システム100を適用してもよい。
本実施例の車両状態記録システム100は、通信装置39がCANに接続されている。通信装置39は、携帯電話の基地局41や無線LANのアクセスポイントに接続し、通信事業者のゲートウェイサーバと通信する。通信装置39は、通信事業者が定める方式(例えば、QPSKやQPSKなどによる1次変調、OFDMによる2次変調)で、車両情報データを変調し、ゲートウェイサーバに送信する。
ゲートウェイサーバはインターネットなどのネットワーク42に接続されており、車両情報データを復調して、標準的なプロトコル(例えば、TCP、IP)に従い車両情報データをサーバ110に送信する。なお、車両状態記録システム100にとってサーバ110のIPアドレス又はドメイン名は既知である。
したがって、サーバ110は、ナビECU14が起動する前に起動したECUが送信した車両情報データを受信することができ、故障解析に活用することができる。なお、サーバ110は故障解析に、教師データあり又は教師データなしのデータマイニングを用いてもよい。
車両状態記録システムの概略を説明する図である。 車両状態記録システムの概略構成図の一例である。 ナビECUの起動前と起動後それぞれにおいて車両情報データが記録される手順を模式的に説明する図である。 車両状態記録システムの動作手順の一例を示すフローチャート図である。 車両状態記録システムの概略構成図の一例である。 ナビECUの起動前と起動後それぞれにおいて車両情報データが記録される手順を模式的に説明する図である。 各個別記憶手段に記憶された車両情報データを模式的に示す図である。 車両状態記録システムの動作手順の一例を示すシーケンス図である。 車両情報データを受信するサーバを模式的に示す図の一例である。 各ECUとナビECUの起動時間のずれを模式的に示す図である。
符号の説明
11 代替ECU
12 ECU_A
13 ECU_B
14 ナビECU
16 代替記憶手段
17 道路地図情報記憶手段
18,18A、18B 個別記憶手段
171 車両情報データ記憶領域
172 起動前データ記憶領域

Claims (9)

  1. 車載された診断対象装置から送信される車両情報データを第1の車両情報データ記憶手段に記録する車両状態記録システムにおいて、
    前記第1の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶可能となったことを検出する検出手段と、
    車両の電源投入時から前記第1の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶可能となるまでの間における、車両情報データを記憶する第2の車両情報データ記憶手段と、
    前記第2の車両情報データ記憶手段に記憶された、車両の電源投入時から前記第1の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶可能となるまでの間における車両情報データを、前記第1の車両情報データ記憶手段に転送する転送手段と、
    前記転送手段により転送された前記車両情報データを、前記第1の車両情報データ記憶手段に書き込む記録手段と、
    を有することを特徴とする車両状態記録システム。
  2. 前記転送手段は、前記第2の車両情報データ記憶手段に記憶された車両情報データを前記第1の車両情報データ記憶手段に転送する際、
    前記第2の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶する際に該車両情報データに付与されていたデータIDと、異なるデータIDを付与して前記第1の車両情報データ記憶手段に転送する、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両状態記録システム。
  3. 前記第2の車両情報データ記憶手段は前記第1の車両情報データ記憶手段と比べて、車両の電源投入時から車両情報データを記憶可能となるまでの時間が短い、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の車両状態記録システム。
  4. 前記第1の車両情報データ記憶手段は、前記第2の車両情報データ記憶手段と比べて、記憶容量が大きい、
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の車両状態記録システム。
  5. 前記第1の車両情報データ記憶手段に記憶された車両情報データを、車外に送信する通信手段、
    を有することを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の車両状態記録システム。
  6. 前記第1の車両情報データ記憶手段は、ナビゲーション装置用の記憶手段である、
    ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の車両状態記録システム。
  7. 前記第2の車両情報データ記憶手段は、車載機器を制御する前記診断対象装置が備える記憶手段を、車両の電源投入時から前記第1の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶可能となるまでの間、利用して実現される、
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の車両状態記録システム。
  8. 車載された診断対象装置から送信される車両情報データを第1の車両情報データ記憶手段に記録する車両状態記録装置において、
    前記第1の車両情報データが車両情報データを記憶可能となったことを、第2の車両情報データ記憶手段の制御部に通知する通知手段と、
    車両の電源投入時から前記第1の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶可能となるまでの間における、車両情報データを記憶する第2の車両情報データ記憶手段と、
    前記第2の車両情報データ記憶手段に記憶された、車両の電源投入時から前記第1の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶可能となるまでの間における車両情報データを、前記第1の車両情報データ記憶手段に転送する転送手段と、
    前記転送手段により転送された前記車両情報データを、前記第1の車両情報データ記憶手段に書き込む記録手段と、
    を有することを特徴とする車両状態記録装置。
  9. 車載された診断対象装置から送信される車両情報データを第1の車両情報データ記憶手段に記録する車両状態記録方法において、
    検出手段が、前記第1の車両情報データが車両情報データを記憶可能となったことを検出するステップと、
    車両の電源投入時から前記第1の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶可能となるまでの間における、第2の車両情報データ記憶手段に車両情報データを記憶するステップと、
    転送手段が、前記第2の車両情報データ記憶手段に記憶された、車両の電源投入時から前記第1の車両情報データ記憶手段が車両情報データを記憶可能となるまでの間における車両情報データを、前記第1の車両情報データ記憶手段に転送するステップと、
    記録手段が、前記転送手段により転送された前記車両情報データを、前記第1の車両情報データ記憶手段に書き込むステップと、
    を有することを特徴とする車両状態記録方法。
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