JP6183285B2 - 電力変換器制御装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高調波成分に起因する騒音や振動を低減可能な電力変換器制御装置を提供することにある。
パルスパターン演算部は、負荷の要求に応じたパルスパターンを演算する。
高調波演算部は、パルスパターンにて電力変換器を制御したときに負荷に印加される電圧の高調波成分である電圧高調波、および、負荷に通電される電流の高調波成分である電流高調波の少なくとも一方を、それぞれのパルスパターンについて次数毎に演算する。
音演算部は、パルスパターンにて電力変換器を制御したときに発生する音の高調波成分である音圧高調波を電圧高調波または電流高調波に基づいて次数毎に推定する音圧高調波推定部、および、パルスパターンにて電力変換器を制御したときに発生する音圧レベルを音圧高調波に基づいて演算する音圧レベル演算部を有する。
パターン選択部は、電圧高調波および電流高調波の少なくとも一方に基づき、評価関数を用いて電力変換器の制御に用いるパルスパターンである出力パルスパターンを選択する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態による電力変換器制御装置を図1〜図10に基づいて説明する。
図1に示すように、電力変換器制御装置20は、負荷としてのモータジェネレータ(以下、「MG」という。)10を駆動する駆動システム1に適用される。
MG10は、例えば電動車両の駆動輪を駆動するためのトルクを発生する所謂「主機モータ」である。本実施形態のMG10は、永久磁石式同期型の三相交流電動機である。MG10は、図示しない駆動輪を駆動するためのトルクを発生する電動機としての機能、および、図示しないエンジンや駆動輪から伝わる車両の運動エネルギにより駆動されて発電可能な発電機としての機能を有する。以下、主にMG10が電動機として機能する場合を中心に説明する。
インバータ15は、ブリッジ接続される図示しない6つのスイッチング素子を有する。スイッチング素子には、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ、バイポーラトランジスタ等を用いることができる。スイッチング素子は、電力変換器制御装置20から出力されるパルスパターンである出力パルスパターンに基づいて、オン/オフが制御される。これにより、インバータ15は、MG10に印加される三相交流電圧Vu、Vv、Vwを制御する。MG10は、インバータ15により生成された三相交流電圧Vu、Vv、Vwが印加されることにより、駆動が制御される。
制御器21は、図示しない上位ECUからのトルク指令値に基づいて図示しない電流指令値演算部にて演算されるd軸電流指令値Id*およびq軸電流指令値Iq*と、図示しないdq変換部にてdq変換された電流検出値であるd軸電流検出値Id_snsおよびq軸電流検出値Iq_snsに基づき、d軸電圧指令値Vd*およびq軸電圧指令値Vq*を演算する。詳細には、d軸電流指令値Id*とd軸電流検出値Id_snsとの電流偏差ΔId、および、q軸電流指令値Iq*とq軸電流検出値Iq_snsとの電流偏差ΔIqを算出し、電流検出値Id_sns、Iq_snsを電流指令値Id*、Iq*に追従させるべく、電流偏差ΔId、ΔIqが0に収束するように電圧指令値Vd*、Vq*を演算する。
変調率演算部31は、d軸電圧指令値Vd*およびq軸電圧指令値Vq*に基づき、指令変調率mrefを演算する。指令変調率mrefは、式(1)にて演算される。
第1演算部321は、指令変調率mrefが判定閾値Mth未満である場合、三角波比較方式によるパルス幅変調(PWM;pulse width modulation)制御によりパルスパターンを演算する。また、パルス幅変調に替えて、空間ベクトル変調(SVM;space vector modulation)制御により、パルスパターンを演算してもよい。PWM制御またはSVM制御では、指令変調率mrefに応じてパルスパターンが一意に決まるので、第1演算部321にて演算されたパルスパターンは、パターン選択部35にて出力パルスパターンとして選択され、インバータ15に出力される。
以下、パルスパターン制御を中心に説明する。
まず、スイッチング回数kのとき、1/4周期である電気角0[°]〜90[°]の領域におけるオンオフ回数nは、式(2)で表される。式(2)中の「floor」は切り捨てを意味する。ここで、「オンオフ回数n」とは、オンオフの順でのスイッチングを1組としたときの組数とする。
n=floor(k/2) ・・・(2)
本実施形態では、中心位相θnが「パルスの位置」に対応し、オフ期間の幅δn+1が「パルス幅」に対応し、位相シフト量Δθおよびパルス幅シフト量Δδが「所定間隔」に対応する。
変調率mは、式(3)により演算される。
電圧高調波演算部331は、パルスパターン演算部32から出力された候補パルスパターンについて、フーリエ級数展開により、相電圧の各次数の高調波電圧である電圧高調波Vhを演算する。次数hの電圧高調波Vhは、式(4)により演算される。なお、過変調領域において騒音の原因となりやすい次数hが6の倍数±1(すなわちh=6x±1)の高調波成分を演算するようにしてもよい。
まず、h次の電圧高調波Vhに係るdq軸電圧方程式を式(5)に示す。
Vdh、Vqh:h次の電圧高調波Vhのd軸成分、q軸成分
Idh、Iqh:h次の電流高調波Ihのd軸成分、q軸成分
s:ラプラス演算子
ω1:電気角速度
Ld、Lq:定常インダクタンスのd軸成分、q軸成分
Ldd、Lqq:微分インダクタンスのd軸成分、q軸成分
edh、eqh:誘起電圧のd軸成分、q軸成分
音演算部34では、高調波演算部33にて演算された電圧高調波Vhまたは電流高調波Ihに基づき、数式モデル近似またはマップ演算により、それぞれの候補パルスパターンについて、音圧高調波Shを次数毎に演算する。
ゲイン特性記憶部341には、ゲイン特性導出部40にて導出された電圧高調波Vhまたは電流高調波Ihと音圧高調波Shとが関連づけられた数式モデル、または、マップがゲイン特性として記憶される。
ゲイン特性導出部40における電圧高調波Vhと音圧高調波Shとが関連づけられた数式モデルの導出について説明する。
MG10の回転数およびトルク毎に、複数のパルスパターンにてMG10を駆動し、そのときの騒音(または振動)を測定する。また、パルスパターンと測定された騒音(または振動)について、周波数分析を行い、可聴域内におけるh次の高調波成分の振幅を抽出する。
なお、電流高調波Ihは、電圧高調波Vhよりも電磁騒音との相間が強いため、電流高調波Ihを用いた方がより適切に音圧高調波Shを推定可能である。
音圧レベル演算部343では、音圧高調波推定部342にて演算された音圧高調波Shについて、MG10にて発生すると推定される音圧レベルL[dB]を式(11)にて、パルスパターン毎に演算する。式(11)中のSoは、基準値である。演算された音圧レベルLは、パターン選択部35に出力される。
なお、電圧高調波Vh、電流高調波Ih、音圧高調波Sh、および、音圧レベルLは、PWM制御におけるパルスパターンまたはSVM制御におけるパルスパターンについても同様に、高調波演算部33および音演算部34にて演算可能である。
最初のステップS101(以下、「ステップ」を省略し、単に記号「S」で示す。)では、変調率演算部31は、d軸電圧指令値Vd*およびq軸電圧指令値Vq*に基づき、指令変調率mrefを演算する。
S103では、第1演算部321は、制御方式をPWM制御とし、PWM制御に基づくパルスパターンを決定し、図8中のS121へ移行する。なお、PWM制御に替えて、SVM制御としてもよい。
S108では、パルスパターン演算部32は、現在のパルスパターンを継続し、図8中のS121へ移行する。
S111では、S110にて演算された変調率mが指令変調率mrefと一致するか否かを判断する。変調率mが指令変調率mrefと一致しないと判断された場合(S111:NO)、S112の処理を行わず、S113へ移行する。変調率mが指令変調率mrefと一致すると判断された場合(S111:YES)、S112へ移行する。
S112では、指令変調率mrefと演算された変調率mとが一致したパルスパターンを候補パターンとして記憶する。ここでの候補パルスパターンの記憶は、一時的なものであり、S121までの処理が終了したときにリセットされる。
S114では、オフ期間の幅δn+1をパルス幅シフト量Δδずらす。また、オフ期間の中心位相θnを位相シフト量Δθずらし、S110へ戻る。
S116では、電流高調波演算部332では、S115にて演算された電圧高調波Vhおよび電圧方程式に基づき、電流高調波Ihを演算する。
S117では、音圧高調波推定部342では、電圧高調波Vhまたは電流高調波Ihに基づき、音圧高調波Shを演算する。
S118では、音圧レベル演算部343では、音圧高調波Shに基づき、音圧レベルLを演算する。
S120では、パターン選択部35は、S119にて選択された評価関数に基づき、S112にて記憶されたパルスパターンの中から最適なパルスパターンを選択する。
S121では、パターン選択部35は、選択されたパルスパターンをインバータ15に出力する。
パターン選択部35には、第1評価関数f1、第2評価関数f2、第3評価関数f3、第4評価関数f4、および、第5評価関数f5が格納されている。パターン選択部35では、例えばMG10の回転数やトルク等に応じ、第1評価関数f1、第2評価関数f2、第3評価関数f3、第4評価関数f4および第5評価関数f5のいずれかを、パルスパターンの選択に用いる評価関数として選択する。
f1=min(L) ・・・(12)
第2評価関数f2は、現在のパルスパターンとの騒音差が最小となる候補パルスパターンを選択するものであって、式(13)で表される。なお、候補パルスパターンの音圧レベルをL(z+1)、インバータ15の制御に用いられている現在のパルスパターンの音圧レベルをL(z)とする。
f2=min|L(z)−L(z+1)| ・・・(13)
また、第2評価関数f2に基づいてパルスパターンを選択することにより、パルスパターンの切り替えに伴う音圧レベル差を最小とすることができるので、パルスパターンの切り替えに伴う音の変化を最小限に抑えることができる。同様に、第3評価関数f3に基づいてパルスパターンを選択することにより、パルスパターンの切り替えに伴う音の変化を最小に抑えることができる。
さらにまた、第4評価関数f4または第5評価関数f5に基づいてパルスパターンを選択することにより、パルスパターンの切り替えに伴う振動や騒音等の変化を最小限に抑え、ユーザに与える違和感を最小限に抑えることができる。
図9(a)〜(f)において、各次数に対応する棒グラフは、左から順にスイッチング回数k=5、7、9のときを示している。
パルスパターン演算部32は、MG10の要求に応じたパルスパターンを演算する。
パターン選択部35は、電圧高調波Vhおよび電流高調波Ihの少なくとも一方に基づき、評価関数f1〜f5を用いてインバータ15の制御に用いるパルスパターンである出力パルスパターンを選択する。
これにより、高調波成分に起因して発生する騒音を適切に推定することができる。
音圧高調波推定部342は、ゲイン特性導出部40にて導出されたマップまたは数式モデルに基づき、音圧高調波Shを推定する。
これにより、音圧高調波Shを適切に推定することができる。
評価関数f1は、音圧レベルLが最も小さいパルスパターンを出力パルスパターンとして選択するものである。これにより、MG10にて発生する騒音を低減することができる。
評価関数f3は、出力パルスパターンを切り替えるとき、MG10における現在の音圧高調波Shと各次数成分が最も類似するパルスパターンを出力パルスパターンとして選択するものである。
これにより、パルスパターンの切り替えに伴う音の変化を最低限に抑えることができ、ユーザに与える違和感を低減することができる。
評価関数f5は、出力パルスパターンを切り替えるとき、MG10における現在の電流高調波Ihと各次数成分が最も類似するパルスパターンを出力パルスパターンとして選択するものである。
これにより、パルスパターンの切り替えに伴う音や振動の変化を最低限に抑えることができ、ユーザに与える違和感を低減することができる。
また、高調波演算部33の電流高調波演算部332は、電圧高調波Vhおよび電圧方程式に基づき、電流高調波Ihを演算する。これにより、電流高調波Ihを適切に演算することができる。
第1演算部321は、指令変調率mrefが判定閾値Mth未満である場合、PWM制御またはSVW制御により1つのパルスパターンを演算する。
第2演算部322は、指令変調率mrefが判定閾値Mth以上である場合、指令変調率mrefおよびスイッチング回数kに応じた複数のパルスパターンを演算する。
これにより、指令変調率mrefに応じて適切なパルスパターンを選択することができる。本実施形態では、判定閾値Mthを1とし、過変調領域にてパルスパターン制御とすることで、特に過変調領域における振動や騒音を低減することができる。
(ア)パルスパターン演算部
上記実施形態では、判定閾値を1とし、過変調領域にてパルスパターン制御とした。他の実施形態では、判定閾値は1に限らず、どのような値としてもよい。また、判定閾値を設けず、変調率によらず、パルスパターン制御としてもよい。
(イ)高調波演算部
上記実施形態では、高調波演算部は、電圧高調波および電流高調波を演算する。他の実施形態では、電圧高調波または電流高調波の演算を省略してもよい。例えば、電流高調波の演算を省略することで、電圧方程式の逆行列を解く演算が省略可能であるので、演算負荷を低減することができる。
上記実施形態では、主に6x次の高調波成分を演算する例を説明したが、他の実施形態では、6x次に限らず、少なくとも1つの次数の高調波成分が演算されればよく、所定次数以下の全ての次数の高調波成分を演算してもよいし、6x次とは異なる特定の次数の高調波成分を演算としてもよい。
上記実施形態では、マップまたは数式モデルに基づいて音圧高調波を推定する。他の実施形態では、ゲイン特性導出部は、負荷の運転領域毎に音圧高調波の推定に係るマップまたは数式モデルを導出してもよい。また、音演算部では、負荷の運転領域に応じたマップまたは数式モデルを用いて、音圧高調波を推定してもよい。
上記実施形態では、第1評価関数f1、第2評価関数f2、第3評価関数f3、第4評価関数f4および第5評価関数f5を有する。他の実施形態では、一部の評価関数を省略してもよい。なお、パターン選択部が1つの評価関数を有し、当該評価関数に基づいて出力パルスパターンを選択するように構成してもよい。
他の実施形態では、パルスパターン演算部、高調波演算部、音演算部、および、ゲイン特性導出部における演算の少なくとも一部を、オフラインにて予め演算しておき、演算結果を記憶部等に記憶させておくようにしてもよい。
上記実施形態では、車両主機であるMGを駆動するMGシステムに適用される。例えば車両補機等、車両主機以外に適用してもよい。また、発電機または電動機としての機能を持たないものであってもよい。また、上記実施形態では、負荷は、永久磁石式同期型の三相交流電動機であったが、他の実施形態では、誘導電動機やその他の同期電動機であってもよい。また、四相以上の多相回転機としてもよい。さらにまた、負荷は、MGに限らず、どのようなものであってもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
10・・・モータジェネレータ(負荷)
15・・・インバータ
20・・・電力変換器制御装置
32・・・パルスパターン演算部
33・・・高調波演算部
34・・・音演算部
35・・・パターン選択部
40・・・ゲイン特性導出部
Claims (11)
- 負荷(10)に供給される電力を変換する電力変換器(15)を制御する電力変換器制御装置(20)であって、
前記負荷の要求に応じたパルスパターンを演算するパルスパターン演算部(32)と、
前記パルスパターンにて前記電力変換器を制御したときに前記負荷に印加される電圧の高調波成分である電圧高調波、および、前記負荷に通電される電流の高調波成分である電流高調波の少なくとも一方を、それぞれの前記パルスパターンについて次数毎に演算する高調波演算部(33)と、
前記パルスパターンにて前記電力変換器を制御したときに発生する音の高調波成分である音圧高調波を前記電圧高調波または前記電流高調波に基づいて次数毎に推定する音圧高調波推定部(343)、および、前記パルスパターンにて前記電力変換器を制御したときに発生する音圧レベルを前記音圧高調波に基づいて演算する音圧レベル演算部(344)を有する音演算部(34)と、
前記電圧高調波および前記電流高調波の少なくとも一方に基づき、評価関数を用いて前記電力変換器の制御に用いる前記パルスパターンである出力パルスパターンを選択するパターン選択部(35)と、
を備えることを特徴とする電力変換器制御装置。 - 前記電圧高調波または前記電流高調波と前記音圧高調波とが関連づけられたマップ、または、数式モデルを導出するゲイン特性導出部(40)をさらに備え、
前記音圧高調波推定部は、前記ゲイン特性導出部にて導出された前記マップまたは前記数式モデルに基づき、前記音圧高調波を推定することを特徴とする請求項1に記載の電力変換器制御装置。 - 前記評価関数は、前記音圧レベルが最も小さい前記パルスパターンを前記出力パルスパターンとして選択するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換器制御装置。
- 前記評価関数は、前記出力パルスパターンを切り替えるとき、前記負荷における現在の前記音圧レベルとの差が最も小さい前記パルスパターンを前記出力パルスパターンとして選択するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換器制御装置。
- 前記評価関数は、前記出力パルスパターンを切り替えるとき、前記負荷における現在の前記音圧高調波と各次数成分が最も類似する前記パルスパターンを前記出力パルスパターンとして選択するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換器制御装置。
- 前記評価関数は、前記出力パルスパターンを切り替えるとき、前記負荷における現在の前記電圧高調波と各次数成分が最も類似する前記パルスパターンを前記出力パルスパターンとして選択するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換器制御装置。
- 前記評価関数は、前記出力パルスパターンを切り替えるとき、前記負荷における現在の前記電流高調波と各次数成分が最も類似する前記パルスパターンを前記出力パルスパターンとして選択するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換器制御装置。
- 前記高調波演算部は、フーリエ級数展開により、前記電圧高調波を演算することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電力変換器制御装置。
- 前記高調波演算部は、前記電圧高調波および電圧方程式に基づき、前記電流高調波を演算することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電力変換器制御装置。
- 前記パルスパターン演算部は、指令変調率およびスイッチング回数に応じたパルス位置およびパルス幅の初期値を設定し、前記パルス位置および前記パルス幅を所定間隔で変化させることにより、複数の前記パルスパターンを演算することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電力変換器制御装置。
- 前記パルスパターン演算部は、
指令変調率が判定閾値未満である場合、パルス幅変調制御または空間ベクトル変調制御により1つの前記パルスパターンを演算する第1演算部(321)と、
前記指令変調率が前記判定閾値以上である場合、前記指令変調率およびスイッチング回数に応じた複数の前記パルスパターンを演算する第2演算部(322)と、
を有し、
前記パターン選択部は、
前記指令変調率が前記判定閾値未満である場合、前記第1演算部にて演算された前記パルスパターンを前記出力パルスパターンとして選択し、
前記指令変調率が前記判定閾値以上である場合、前記第2演算部にて演算された複数の前記パルスパターンの中から、前記評価関数を用いて前記出力パルスパターンを選択することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の電力変換器制御装置。
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