JP6181402B2 - 電力変換回路を制御する制御回路、および、当該制御回路を備えた電力変換装置 - Google Patents

電力変換回路を制御する制御回路、および、当該制御回路を備えた電力変換装置 Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池などが出力する電力を変換する電力変換回路を制御する制御回路、および、当該制御回路を備えた電力変換装置に関する。
従来、太陽電池などによって生成される直流電力を交流電力に変換して、電力系統に供給する系統連系インバータシステムが開発されている。
図9は、従来の一般的な系統連系インバータシステムを説明するためのブロック図である。
系統連系インバータシステムA100は、太陽電池を備える直流電源1が生成した直流電力を交流電力に変換して、電力系統Bに供給するものである。インバータ回路2は、制御回路300から入力されるPWM信号に基づいてスイッチング素子(図示しない)のスイッチングを行うことで、直流電源1から入力される直流電圧を交流電圧に変換する。制御回路300は、インバータ回路2を制御するためのPWM信号を生成して出力する。制御回路300は、直流電源1からインバータ回路2に入力される直流電圧が所定の電圧になるように制御している。すなわち、直流電圧センサ6が検出した直流電圧Vdcを電圧目標値Vdc*に一致させるように、制御部302がフィードバック制御を行っている。
電圧目標値設定部301は、電圧目標値Vdc*を設定するものである。一般的に、太陽電池の出力電力をできるだけ大きくするために、最大電力点追従(MPPT:Maximum Power Point Tracking)制御が行われる。最大電力点追従制御は、太陽電池の例えば出力電圧を変化させて太陽電池の出力電力を検出し、当該出力電力が最大になる最大電力点を探索するものである。太陽電池の電圧−電力特性は、図10(a)の曲線Pdcのようになる。すなわち、所定の電圧のときに電力が最大になり、この時の電圧から離れるに従って電力が小さくなるという特性がある。この特性を利用した、いわゆる山登り法が、最大電力点追従制御に用いられている。すなわち、出力電圧を増加させた時に出力電力が大きくなれば続けて出力電圧を増加させ、出力電力が小さくなれば最大電力点(図10(a)の点M1参照)を超えたとして、出力電圧を減少させる。出力電圧を減少させた時に出力電力が大きくなれば続けて出力電圧を減少させ、出力電力が小さくなれば最大電力点(図10(a)の点M1参照)を超えたとして、出力電圧を増加させる。これを繰り返すことで、動作点を最大電力点の近傍に位置させて、出力電力をできるだけ最大の状態に保つ。電圧目標値設定部301は、電圧目標値Vdc*を変化させて、直流電圧センサ6が検出した直流電圧Vdcと、直流電流センサ8が検出した直流電流Idcとから、直流電源1の出力電力を算出する。そして、山登り法を用いて、当該出力電力ができるだけ最大の状態を保つように電圧目標値Vdc*を調整する。
また、山登り法を応用して、太陽電池に影がかかった場合などに生じる問題(いわゆる「2山問題」)などの対策方法なども開発されている(特許文献1参照)。
特開平9−230952号公報
しかしながら、最大電力点追従制御は、太陽電池の出力電力を最大にするものであるが、電力変換後のインバータ回路2の出力電力を最大にするとは限らない。例えば、電力変換においては、ロスが生じる。電力変換でのロスは、インバータ回路2の入力電圧(すなわち、直流電源1の出力電圧)やインバータ回路2の出力電力などによって異なる。図11は、あるインバータ回路2の入力電圧毎の電力変換効率の一例を示す図である。横軸は定格出力電力に対する出力電力をパーセンテージで示しており、縦軸は電力変換効率である。入力電圧毎に、出力電力に対する電力変換効率を接続した折れ線グラフとして表示している。同図に示すように、入力電圧および出力電力によって電力変換効率が異なっている。したがって、直流電源1の出力電力を最大にする出力電圧のときに、インバータ回路2の出力電力が最大にならない場合もある。
図10(a)の曲線Pacは、太陽電池の出力電圧と、当該太陽電池の出力電力をインバータ回路2で交流電力に変換した後の出力電力との関係を示す曲線である。インバータ回路2での電力変換によるロス分により電力が減少するので、曲線Pacは曲線Pdcより下に位置している。
図10(b)は、図10(a)における、電圧350〜600Vの範囲を拡大したものである。太陽電池の出力電力は曲線Pdc上の点M1のときに最大になる。しかし、この時の出力電圧における曲線Pac上の点は点M2になる。点M2のときの出力電力は最大ではなく、まだ出力電力を増加させる余地がある。インバータ回路2の出力電力は曲線Pac上の点M3のときに最大になる。したがって、さらに出力することが可能であった、点M3のときの出力電力と点M2のときの出力電力との差であるPlossの電力が無駄になり、発電効率を低下させてしまう。特に低日射時には、曲線Pdcおよび曲線Pacはなだらかな曲線になり、点M1のときの出力電圧と点M3のときの出力電圧との差が大きくなって、Plossが大きくなるので、より問題になる。
本発明は上述した事情のもとで考え出されたものであって、発電効率を向上させる電力変換回路の制御回路を提供することをその目的としている。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面によって提供される制御回路は、直流電源が出力する直流電力を電圧の異なる直流電力に変換する電力変換回路を制御する制御回路であって、前記電力変換回路の出力電力が略最大になるように制御を行い、前記電力変換回路の出力電力の目標値である電力目標値を設定する電力目標値設定手段と、前記電力変換回路の出力電力と前記電力目標値との偏差に基づいてPWM信号を生成し、前記電力変換回路に出力するPWM信号生成手段とを備えており、前記電力目標値設定手段は、前記電力目標値を増加させて、前記直流電源の出力電圧が急激に変化した場合に、急変前の電力目標値を設定することを特徴とする。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記直流電源が太陽電池を備えている。
本発明の第2の側面によって提供される電力変換装置は、本発明の第1の側面によって提供される制御回路と、前記電力変換回路とを備えていることを特徴とする。
本発明に係る制御回路は、直流電源が出力する直流電力が略最大になるように制御を行うのではなくて、電力変換回路の出力電力(または、後段の他の電力変換回路の出力電力)が略最大になるように制御を行う。したがって、直流電源が出力する直流電力が略最大になるときに電力変換回路の出力電力(または、後段の他の電力変換回路の出力電力)が略最大にならない場合でも、システムとしての出力電力を略最大にすることができる。これにより、直流電源が出力する直流電力が略最大になるように制御を行った場合よりも、発電効率を向上させることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
第1実施形態に係る制御回路を備えた系統連系インバータシステムを説明するための図である。 第1実施形態に係る制御回路の内部構成を説明するための機能ブロック図である。 電圧目標値設定部が行う最大電力点の探索処理を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態に係る制御回路の内部構成を説明するための機能ブロック図である。 有効電力目標値設定部が行う最大電力点の探索処理を説明するためのフローチャートである。 第3実施形態に係る制御回路を備えた系統連系インバータシステムを説明するための図である。 第3実施形態に係る制御回路の内部構成を説明するための機能ブロック図である。 第4実施形態に係る制御回路を備えたコンバータシステムを説明するための図である。 従来の一般的な系統連系インバータシステムを説明するためのブロック図である。 太陽電池の電圧−電力特性、および、太陽電池の出力電圧とインバータ回路の出力電力との関係を説明するための図である。 インバータ回路の入力電圧毎の電力変換効率の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、本発明に係る制御回路を系統連系インバータシステムに用いた場合を例として、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、第1実施形態に係る制御回路を備えた系統連系インバータシステムを説明するための図である。
系統連系インバータシステムAは、分散形電源であり、直流電源1、インバータ回路2、制御回路3、電流センサ4、電圧センサ5、直流電圧センサ6、および電力算出回路7を備えている。系統連系インバータシステムAは、三相の電力系統Bに連系している。なお、以下では3つの相をU相、V相およびW相とする。系統連系インバータシステムAは、直流電源1が出力する直流電力をインバータ回路2によって交流電力に変換し、図示しない負荷に供給する。負荷には、電力系統Bからも電力が供給される。また、系統連系インバータシステムAは、逆潮流ありのシステムであり、交流電力を電力系統Bにも供給する。なお、図示しないが、インバータ回路2の出力側には、交流電圧を昇圧(または降圧)するための変圧器が設けられている。インバータ回路2、制御回路3、電流センサ4、電圧センサ5、直流電圧センサ6、および電力算出回路7をまとめたものがインバータ装置であり、いわゆるパワーコンディショナと呼ばれるものである。
直流電源1は、直流電力を出力するものであり、太陽電池を備えている。太陽電池は、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換することで、直流電力を生成する。直流電源1は、生成された直流電力を、インバータ回路2に出力する。
インバータ回路2は、直流電源1から入力される直流電力を交流電力に変換して出力するものである。インバータ回路2は、図示しないPWM制御インバータとフィルタとを備えている。PWM制御インバータは、図示しない3組6個のスイッチング素子を備えた三相インバータであり、制御回路3から入力されるPWM信号に基づいて各スイッチング素子のオンとオフとを切り替えることで直流電力を交流電力に変換する。フィルタは、スイッチングによる高周波成分を除去する。インバータ回路2の入力側の正極および負極は、直流電源1の正極および負極にそれぞれ接続されているので、インバータ回路2の入力電圧は直流電源1の出力電圧に一致する。
電流センサ4は、インバータ回路2の三相の出力電流の瞬時値をそれぞれ検出するものである。電流センサ4は、検出した瞬時値をディジタル変換して、電流信号iu,iv,iw(3つの電流信号をまとめて「電流信号i」と記載する場合がある。)として制御回路3および電力算出回路7に出力する。電圧センサ5は、インバータ回路2の三相の出力電圧の瞬時値をそれぞれ検出するものである。電圧センサ5は、検出した瞬時値をディジタル変換して、電圧信号vu,vv,vw(3つの電圧信号をまとめて「電圧信号v」と記載する場合がある。)として電力算出回路7に出力する。
直流電圧センサ6は、インバータ回路2の入力電圧(すなわち、直流電源1の出力電圧)の瞬時値を検出するものである。直流電圧センサ6は、検出した瞬時値をディジタル変換して、直流電圧信号Vdcとして制御回路3に出力する。直流電圧センサ6は、インバータ回路2の入力側の正極と負極との間に設けられた電解コンデンサ(図示しない)の端子間電圧を検出している。
電力算出回路7は、インバータ回路2が出力する有効電力および無効電力を算出するものである。電力算出回路7は、電流センサ4より入力される電流信号iと電圧センサ5より入力される電圧信号vとに基づいて、有効電力Pおよび無効電力Qを算出して、制御回路3に出力する。
電力算出回路7は、電流センサ4より入力される電流信号iおよび電圧センサ5より入力される電圧信号vから、それぞれ正相分の信号のみを抽出してから、有効電力Pおよび無効電力Qを算出する。本発明は、インバータ回路2の出力電力を最大にするように制御するものなので、インバータ回路2の出力電力を計測するための電力算出回路7の精度が重要になる。一般的に、電力系統Bには基本波の正相分の交流信号の他に逆相分の交流信号や、高調波成分の交流信号が含まれている。これら正相分以外の成分のために、交流信号の有効電力や無効電力を精度よく計測することは難しい。したがって、電力算出回路7は、電流信号iおよび電圧信号vから、それぞれ逆相分や高調波成分などの成分を除去して、正相分の信号のみを抽出したうえで、有効電力Pおよび無効電力Qの算出を行う。電力算出回路7の具体例としては、発明者らが出願した特願2011‐224503号および特願2011‐254123号に記載の電力計測装置がある。この電力計測装置は、三相の電流信号iu,iv,iwを後述する下記(1)式に示す三相二相変換(αβ変換)によって、α軸電流信号iαおよびβ軸電流信号iβに変換し、α軸電流信号iαおよびβ軸電流信号iβから正相分の信号のみを抽出する。三相の電圧信号vu,vv,vwも同様に変換を行って、正相分の信号のみを抽出する。そして、これらを用いて有効電力Pおよび無効電力Qを算出する。正相分の信号のみを抽出する具体的な方法は、複素係数フィルタを通す方法、後述する下記(2)式に示す回転座標変換(dq変換)を行ってからローパスフィルタを通す方法、回転座標変換処理、ローパスフィルタ処理および静止座標変換処理を統合した伝達関数による処理などがあるが、詳細は省略する。なお、その他の方法を用いてもよい。
制御回路3は、インバータ回路2を制御するものであり、例えばマイクロコンピュータなどによって実現されている。制御回路3は、電流センサ4より入力される電流信号i、直流電圧センサ6より入力される直流電圧信号Vdc、および、電力算出回路7より入力される有効電力Pおより無効電力Qに基づいてPWM信号を生成して、インバータ回路2に出力する。
図2は、制御回路3の内部構成を説明するための機能ブロック図である。
制御回路3は、電圧目標値設定部31、直流電圧制御部32、無効電力制御部33、電流制御部34、および、PWM信号生成部35を備えている。
電圧目標値設定部31は、直流電圧信号Vdcの目標値である電圧目標値Vdc*を設定するものである。電圧目標値設定部31は、電圧目標値Vdc*を変化させて、電力算出回路7から入力される有効電力Pが最大になるように、電圧目標値Vdc*を調整する。いわゆる最大電力点追従制御が直流電源1の出力電力を最大にするように制御するのに対して、電圧目標値設定部31は、インバータ回路2の出力電力を最大にするように制御する点が異なっている。直流電源1の出力電圧Vdcに対する、インバータ回路2の出力電力の特性曲線も図10(a)に示す曲線Pacのようになる。すなわち、所定の電圧のときに電力が最大になり、この時の電圧から離れるに従って電力が小さくなるという特性がある。したがって、この特性を利用した山登り法を用いることができる。
電圧目標値設定部31は、電圧目標値Vdc*を変化させて、電力算出回路7が算出した有効電力Pを取得する。そして、取得した有効電力Pが前回取得した値より大きくなっていれば、電圧目標値Vdc*を同じ方向に変化させ、取得した有効電力Pが前回取得した値より小さくなっていれば、最大電力点(図10(b)の点M3参照)を超えたとして、電圧目標値Vdc*を逆の方向に変化させる。これを繰り返すことで、動作点を最大電力点の近傍に位置させて、有効電力Pをできるだけ最大の状態に保つ。
図3は、電圧目標値設定部31が行う最大電力点の探索処理を説明するためのフローチャートである。当該探索処理は、インバータ回路2が電力変換動作を開始するときに、実行が開始される。
まず、電圧目標値Vdc*に初期値V0が設定され、探索方向が設定される(S1)。本実施形態では、初期値V0として開放電圧が設定されている。また、探索方向としては、電圧目標値Vdc*を減少させる減少方向が設定される。なお、各設定はこれに限定されない。次に、電圧目標値Vdc*が出力され(S2)、直流電圧制御により直流電源1の出力電圧が電圧目標値Vdc*に制御される。そして、電力算出回路7が算出した有効電力Pが取得され(S3)、前回有効電力P0に設定される(S4)。
次に、現在設定されている探索方向が減少方向であるか否かが判別される(S5)。探索方向が減少方向である場合(S5:YES)、電圧目標値Vdc*をΔVだけ減少させ(S6)、探索方向が減少方向でない場合(S5:NO)、すなわち増加方向である場合、電圧目標値Vdc*をΔVだけ増加させる(S7)。そして、電圧目標値Vdc*が出力されて(S8)、有効電力Pが取得される(S9)。なお、増減幅ΔVは、小さすぎると最大電力点の探索に時間がかかりすぎ、大きすぎると精度と安定性が悪くなるので、適宜適切な値を設定する必要がある。
次に、有効電力Pが前回有効電力P0より大きいか否かが判別される(S10)。有効電力Pが前回有効電力P0より大きい場合(S10:YES)、探索方向は変更されずに、前回有効電力P0に有効電力Pが設定されて(S12)、ステップS5に戻る。一方、有効電力Pが前回有効電力P0以下の場合(S10:NO)、最大電力点を超えたとして探索方向は反転され(S11)、すなわち、減少方向であった場合は増加方向が設定され、増加方向であった場合は減少方向が設定され、前回有効電力P0に有効電力Pが設定されて(S12)、ステップS5に戻る。その後は、ステップS5〜S12が繰り返される。
なお、電圧目標値設定部31が行う最大電力点の探索処理は、上述したものに限定されない。例えば、電圧目標値Vdc*をΔVだけ減少させたときと、ΔVだけ増加させたときとで、それぞれ有効電力Pを取得し、より大きくなる方向に電圧目標値Vdc*を変化させるようにしてもよい。また、増減幅ΔVを変化させたり、遺伝的アルゴリズム処理を用いることで、いわゆる「2山問題」を解消するようにしてもよい。また、山登り法に限定されず、最大電力点追従制御で用いられるあらゆるアルゴリズムを用いることができる。従来の最大電力点追従制御で用いられるあらゆるアルゴリズムにおいて、直流電源1からの出力電力を最大にするように追従するのではなく、インバータ回路2の出力電力を最大にするように追従するようにすればよい。
直流電圧制御部32は、直流電源1の出力電圧の制御を行うためのものである。直流電圧制御部32は、直流電圧センサ6より出力される直流電圧信号Vdcと電圧目標値設定部31より出力される直流電圧目標値Vdc*との偏差ΔVdc(=Vdc*−Vdc)を入力されて、当該偏差をゼロにするための直流電圧補償値を電流制御部34に出力する。直流電圧制御部32は、例えば、PI制御(比例積分制御)を行っている。
無効電力制御部33は、インバータ回路2が出力する無効電力の制御を行うためのものである。無効電力制御部33は、電力算出回路7より出力される無効電力Qと無効電力目標値Q*との偏差ΔQ(=Q*−Q)を入力されて、当該偏差をゼロにするための無効電力補償値を電流制御部34に出力する。無効電力制御部33は、例えば、PI制御を行っている。
電流制御部34は、インバータ回路2の出力電流の制御を行うためのものである。電流制御部34は、電流センサ4より入力される三相の電流信号iu,iv,iwをd軸電流信号idおよびq軸電流信号iqに変換して制御を行い、補償信号xdおよびxqを三相の補償信号xu,xv,xwに変換して、PWM信号生成部35に出力する。電流制御部34は、直流電圧制御部32より入力される直流電圧補償値を、d軸電流信号idの目標値として用い、無効電力制御部33より入力される無効電力補償値を、q軸電流信号iqの目標値として用いる。
電流制御部34は、まず、三相の電流信号iu,iv,iwを下記(1)式に示す三相二相変換(αβ変換)によって、α軸電流信号iαおよびβ軸電流信号iβに変換し、さらに、下記(2)式に示す回転座標変換(dq変換)によって、d軸電流信号idおよびq軸電流信号iqに変換する。
次に、電流制御部34は、d軸電流信号idと直流電圧制御部32より入力される直流電圧補償値との偏差に基づいてPI制御を行って補償信号xdを生成し、q軸電流信号iqと無効電力制御部33より入力される無効電力補償値との偏差に基づいてPI制御を行って補償信号xqを生成する。
そして、電流制御部34は、補償信号xd,xqを下記(3)式に示す静止座標変換(逆dq変換)によって、補償信号xα,xβに変換し、さらに、下記(4)式に示す二相三相変換(逆αβ変換)によって、三相の補償信号xu,xv,xwに変換する。
PWM信号生成部35は、PWM信号を生成するものである。PWM信号生成部35は、電流制御部34より入力される三相の補償信号xu,xv,xwに基づいて、インバータ回路2の各相の出力電圧の波形を指令するための指令信号を生成し、指令信号とキャリア信号とに基づいて、三角波比較法によりPWM信号を生成する。例えば、指令信号がキャリア信号より大きい場合にハイレベルとなり、指令信号がキャリア信号以下の場合にローレベルとなるパルス信号が、PWM信号として生成される。生成されたPWM信号は、インバータ回路2に出力される。なお、PWM信号生成部35は、三角波比較法によりPWM信号を生成する場合に限定されず、例えば、ヒステリシス方式でPWM信号を生成するようにしてもよい。
本実施形態では、制御回路3をディジタル回路として実現した場合について説明したが、アナログ回路として実現してもよい。また、各部が行う処理をプログラムで設計し、当該プログラムを実行させることでコンピュータを制御回路3として機能させてもよい。また、当該プログラムを記録媒体に記録しておき、コンピュータに読み取らせるようにしてもよい。
次に、本発明の作用と効果について説明する。
本実施形態によると、直流電源1の出力電圧が、電圧目標値設定部31が設定する直流電圧目標値Vdc*に制御される。この時に検出された電流信号iおよび電圧信号vから電力算出回路7が算出した有効電力Pが、インバータ回路2の出力電力を検出したものである。電圧目標値設定部31は、有効電力Pが最大になるように直流電圧目標値Vdc*を調整する。これにより、インバータ回路2の出力電力が略最大になるように制御される。
直流電源1が出力する直流電力が略最大になるように制御を行うのではなく、インバータ回路2の出力電力が略最大になるように制御を行うので、直流電源1が出力する直流電力が略最大になるときにインバータ回路2の出力電力が略最大にならない場合でも、系統連系インバータシステムAとしての出力電力を略最大にすることができる。これにより、直流電源1が出力する直流電力が略最大になるように制御を行った場合よりも、発電効率を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、直流電源1の出力電圧を制御する場合について説明したが、これに限られない。直流電源1の出力電流を制御するようにしてもよい。すなわち、直流電源1の出力電流を直流電流センサで検出して直流電流制御を行うようにし、電流目標値を変化させて最大電力点を探索するようにしてもよい。
本実施形態においては、インバータ回路2が電力系統Bに電力を供給する場合について説明したが、これに限られず、負荷のみに電力を供給するようにしてもよい。
本実施形態では、系統連系インバータシステムAが三相のシステムである場合について説明したが、単相のシステムであってもよい。この場合、電流制御部34が、電流センサ4から入力される単相の電流信号の目標値として、直流電圧制御部32より入力される直流電圧補償値を目標値として用いるようにすればよい。また、ヒルベルト変換などで単相の電流信号を直交する2つの電流信号に変換して、α軸電流信号iαおよびβ軸電流信号iβとして用いるようにしてもよい。
上記第1実施形態においては、電圧目標値Vdc*を変化させて、山登り法により、インバータ回路2の出力電力を最大にする場合について説明したが、これに限られない。インバータ回路2の出力電力を最大にできれば、他の方法で行ってもよい。他の方法の例を第2実施形態として、以下に説明する。
図4は、第2実施形態に係る制御回路の内部構成を説明するための機能ブロック図である。同図において、第1実施形態に係る制御回路3(図2参照)と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。
図4に示す制御回路3’は、電圧目標値設定部31に代えて有効電力目標値設定部36を設け、直流電圧制御部32に代えて有効電力制御部37を設けている点で、第1実施形態に係る制御回路3と異なる。
有効電力目標値設定部36は、有効電力Pの目標値である有効電力目標値P*を設定するものである。有効電力目標値設定部36は、有効電力目標値P*を増加させて、電力算出回路7から入力される有効電力Pが最大になるように、有効電力目標値P*を調整する。直流電源1の出力電圧に対する、インバータ回路2の出力電力の特性曲線は図10(a)に示す曲線Pacのようになる。すなわち、所定の電圧のときに電力が最大になり、この時の電圧から離れるに従って電力が小さくなるという特性がある。インバータ回路2の出力電力を徐々に増加させていくと、直流電源1の出力電圧も徐々に減少していくが、最大電力点を超えると、直流電源1の出力電圧が急激に減少する。有効電力目標値設定部36は、この特性を利用しており、有効電力目標値P*を増加させていって、直流電源1の出力電圧が急激に変化したときに最大電力点を超えたと考え、有効電力目標値P*を急変前の値に制御する。
有効電力目標値設定部36は、有効電力目標値P*を増加させて、直流電圧センサ6が出力した直流電圧信号Vdcを取得する。そして、取得した直流電圧信号Vdcと前回取得した値との差が閾値より小さい場合、まだ最大電力点(図10(b)の点M3参照)に到達していないので、有効電力目標値P*を増加させ、取得した直流電圧信号Vdcと前回取得した値との差が閾値より大きくなった場合、最大電力点を超えたとして、有効電力目標値P*を前回の値に戻す。これを繰り返すことで、動作点を最大電力点の近傍に位置させて、有効電力Pをできるだけ最大の状態に保つ。
図5は、有効電力目標値設定部36が行う最大電力点の探索処理を説明するためのフローチャートである。当該探索処理は、インバータ回路2が電力変換動作を開始するときに、実行が開始される。
まず、有効電力目標値P*に初期値P0が設定される(S21)。本実施形態では、初期値P0として「0」が設定されている。なお、初期値P0はこれに限定されない。次に、有効電力目標値P*が出力され(S22)、有効電力制御によりインバータ回路2の出力電力が有効電力目標値P*に制御される。そして、直流電圧センサ6が検出した直流電圧信号Vdcが取得され(S23)、前回電圧値Vdc0に設定される(S24)。
次に、有効電力目標値P*がdPだけ増加される(S25)。そして、有効電力目標値P*が出力されて(S26)、直流電圧信号Vdcが取得される(S27)。なお、増加幅dPは、小さすぎると最大電力点の探索に時間がかかりすぎ、大きすぎると精度と安定性が悪くなるので、適宜適切な値を設定する必要がある。
次に、直流電圧信号Vdcと前回電圧値Vdc0との差の絶対値が閾値kより小さいか否かが判別される(S28)。差の絶対値が閾値kより小さい場合(S28:YES)、最大電力点にまだ到達していないので、前回電圧値Vdc0に直流電圧信号Vdcが設定されて(S29)、ステップS25に戻る。一方、差の絶対値が閾値k以上の場合(S28:NO)、最大電力点を超えたとして、有効電力目標値P*がdPだけ減少されて前回の値に戻され(S30)、ステップS26に戻る。この場合は、前回電圧値Vdc0を直流電圧信号Vdcに更新せず、前回のままとする。その後は、ステップS25〜S30が繰り返される。
なお、有効電力目標値設定部36が行う最大電力点の探索処理は、上述したものに限定されない。例えば、図5に示すステップS30において、有効電力目標値P*をdP以上減少させて前回の値より小さい値にし、前回電圧値Vdc0として減少後の有効電力目標値P*に対応する値を設定するようにしてもよい。
有効電力制御部37は、インバータ回路2が出力する有効電力の制御を行うためのものである。有効電力制御部37は、電力算出回路7より出力される有効電力Pと有効電力目標値設定部36より出力される有効電力目標値P*との偏差ΔP(=P*−P)を入力されて、当該偏差をゼロにするための有効電力補償値を電流制御部34に出力する。有効電力制御部37は、例えば、PI制御を行っている。電流制御部34は、有効電力制御部37より入力される有効電力補償値をd軸電流信号idの目標値として用いる。
第2実施形態によると、インバータ回路2の出力電力が、有効電力目標値設定部36が設定する有効電力目標値P*に制御される。有効電力目標値設定部36は、この時に検出された直流電圧信号Vdcに基づいて、有効電力Pが最大になるように有効電力目標値P*を調整する。これにより、インバータ回路2の出力電力が略最大になるように制御される。
第2実施形態においても、直流電源1が出力する直流電力が略最大になるように制御を行うのではなく、インバータ回路2の出力電力が略最大になるように制御を行うので、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
本発明は、直流電源1とインバータ回路2との間にDC/DCコンバータ回路が設けられている場合にも適用することができる。DC/DCコンバータ回路が設けられている場合を第3実施形態として、以下に説明する。
図6は、第3実施形態に係る系統連系インバータシステムを説明するための図である。同図において、第1実施形態に係る系統連系インバータシステムA(図1参照)と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。
図6に示す系統連系インバータシステムA’は、直流電圧センサ6の前段にDC/DCコンバータ回路2’および直流電圧センサ6’が設けられており、DC/DCコンバータ回路2’を制御するための制御回路3”が設けられている点で、第1実施形態に係る系統連系インバータシステムAと異なる。
DC/DCコンバータ回路2’は、直流電源1の出力電圧を昇圧または降圧して、インバータ回路2に出力するものである。DC/DCコンバータ回路2’は、制御回路3”から入力されるPWM信号に基づいて、図示しないスイッチング素子のオンとオフとを切り替えることで、入力電圧を昇圧または降圧して出力する。DC/DCコンバータ回路2’の入力側の正極および負極は、直流電源1の正極および負極にそれぞれ接続されているのでDC/DCコンバータ回路2’の入力電圧は直流電源1の出力電圧に一致する。
直流電圧センサ6’は、DC/DCコンバータ回路2’の入力電圧(すなわち、直流電源1の出力電圧)の瞬時値を検出するものである。直流電圧センサ6’は、検出した瞬時値をディジタル変換して、直流電圧信号V’dcとして制御回路3”に出力する。直流電圧センサ6’は、DC/DCコンバータ回路2’の入力側の正極と負極との間に設けられた電解コンデンサ(図示しない)の端子間電圧を検出している。
制御回路3”は、DC/DCコンバータ回路2’を制御するものであり、例えばマイクロコンピュータなどによって実現されている。制御回路3”は、直流電圧センサ6’より入力される直流電圧信号V’dcに基づいてPWM信号を生成して、DC/DCコンバータ回路2’に出力する。
図7は、制御回路3”の内部構成を説明するための機能ブロック図である。制御回路3”は、電圧目標値設定部31’、直流電圧制御部32’、および、PWM信号生成部35’を備えている。
電圧目標値設定部31’は、第1実施形態に係る電圧目標値設定部31と同様のものであって、直流電圧信号V’dcの目標値である電圧目標値V’dc*を設定するものであり、電圧目標値V’dc*を変化させて、電力算出回路7から入力される有効電力Pが最大になるように、電圧目標値V’dc*を調整する。
直流電圧制御部32’は、第1実施形態に係る直流電圧制御部32と同様のものであり、直流電源1の出力電圧の制御を行うためのものである。直流電圧制御部32’は、直流電圧センサ6’より出力される直流電圧信号V’dcと電圧目標値設定部31’より出力される直流電圧目標値V’dc*との偏差ΔV’dc(=V’dc*−V’dc)を入力されて、当該偏差をゼロにするための直流電圧補償値をPWM信号生成部35’に出力する。直流電圧制御部32’は、例えば、PI制御(比例積分制御)を行っている。系統連系インバータシステムA’においては、DC/DCコンバータ回路2’が、インバータ回路2の出力電力を略最大にするための制御を行っている。
PWM信号生成部35’は、第1実施形態に係るPWM信号生成部35と同様のものであり、DC/DCコンバータ回路2’に出力するPWM信号を生成するものである。PWM信号生成部35’は、直流電圧制御部32’より入力される信号とキャリア信号とに基づいて、三角波比較法によりPWM信号を生成する。生成されたPWM信号は、DC/DCコンバータ回路2’に出力される。なお、PWM信号生成部35’は、三角波比較法によりPWM信号を生成する場合に限定されず、例えば、ヒステリシス方式でPWM信号を生成するようにしてもよい。
なお、制御回路3”の構成は上記に限られない。また、本実施形態では、制御回路3”をディジタル回路として実現した場合について説明したが、アナログ回路として実現してもよい。また、各部が行う処理をプログラムで設計し、当該プログラムを実行させることでコンピュータを制御回路3”として機能させてもよい。また、当該プログラムを記録媒体に記録しておき、コンピュータに読み取らせるようにしてもよい。
インバータ回路2は、DC/DCコンバータ回路2’から入力される直流電力を交流電力に変換する。インバータ回路2の入力側の正極および負極は、DC/DCコンバータ回路2’の出力側の正極および負極にそれぞれ接続されているので、インバータ回路2の入力電圧はDC/DCコンバータ回路2’の出力電圧に一致する。制御回路3は、電圧目標値設定部31(図2参照)を備えておらず、直流電圧目標値Vdc*を固定値としている。これにより、DC/DCコンバータ回路2’の出力電圧は、直流電圧目標値Vdc*に固定される。
第3実施形態によると、直流電源1の出力電圧が、電圧目標値設定部31’が設定する直流電圧目標値V’dc*に制御される。この時に検出された電流信号iおよび電圧信号vから電力算出回路7が算出した有効電力Pが、インバータ回路2の出力電力を検出したものである。電圧目標値設定部31’は、有効電力Pが最大になるように直流電圧目標値V’dc*を調整する。これにより、インバータ回路2の出力電力が略最大になるように制御される。
第3実施形態においても、直流電源1が出力する直流電力が略最大になるように制御を行うのではなく、インバータ回路2の出力電力が略最大になるように制御を行うので、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
上記第1〜第3実施形態においては、本発明を系統連系インバータシステムA(A’)に適用した場合について説明したが、これに限られない。本発明は、インバータ回路2を備えていない、例えば、コンバータシステムにおいても適用することができる。コンバータシステムに適用した場合の例を、第4実施形態として、以下に説明する。
図8は、第4実施形態に係るコンバータシステムを説明するための図である。同図において、第3実施形態に係る系統連系インバータシステムA’(図6参照)と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。
図8に示すコンバータシステムA”は、インバータ回路2、制御回路3、直流電圧センサ6を備えていない点で、第3実施形態に係る系統連系インバータシステムA’と異なる。また、コンバータシステムA”は、電圧変換後の直流電力を負荷B’に供給するものなので、電流センサ4および電圧センサ5に代えて、直流電流センサ4’および直流電圧センサ5’を備えており、電力算出回路7に代えて、直流電力を算出する電力算出回路7’を備えている。制御回路3”は、第3実施形態に係る制御回路3”(図7参照)と同様のものである。
コンバータシステムA”は、直流電源1が出力する直流電圧をDC/DCコンバータ回路2’によって所定の電圧に変換し、負荷Bに出力するものである。
第4実施形態によると、直流電源1の出力電圧が、電圧目標値設定部31’が設定する直流電圧目標値V’dc*に制御される。この時に検出された電流信号iおよび電圧信号vから電力算出回路7’が算出した有効電力Pが、DC/DCコンバータ回路2’の出力電力を検出したものである。電圧目標値設定部31’は、有効電力Pが最大になるように直流電圧目標値V’dc*を調整する。これにより、DC/DCコンバータ回路2’の出力電力が略最大になるように制御される。
第4実施形態においても、直流電源1が出力する直流電力が略最大になるように制御を行うのではなく、DC/DCコンバータ回路2’の出力電力が略最大になるように制御を行うので、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
上記第1〜第4実施形態においては、直流電源1が太陽電池により直流電力を生成する場合について説明したが、これに限られない。例えば、直流電源1は、風力タービン発電機などにより生成された交流電力を直流電力に変換して出力する装置であってもよい。自然エネルギーなどの出力を制御できないエネルギーを電力に変換するシステムにおいて、効率よく電力を取り出す場合に、本発明は有効になる。
本発明に係る制御回路、および、当該制御回路を備えた電力変換装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る制御回路、および、当該制御回路を備えた電力変換装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A,A’ 系統連系インバータシステム(電力変換装置)
A” コンバータシステム(電力変換装置)
1 直流電源
2 インバータ回路(電力変換回路、他の電力変換回路)
2’ DC/DCコンバータ回路(電力変換回路)
3,3’,3” 制御回路
31,31’ 電圧目標値設定部(出力目標値設定手段)
32,32’ 直流電圧制御部
33 無効電力制御部
34 電流制御部
35,35’ PWM信号生成部
36 有効電力目標値設定部
37 有効電力制御部
4 電流センサ
4’ 直流電流センサ
5 電圧センサ
5’ 直流電圧センサ
6,6’ 直流電圧センサ
7,7’ 電力算出回路
B 電力系統
B’ 負荷

Claims (3)

  1. 直流電源が出力する直流電力を電圧の異なる直流電力に変換する電力変換回路を制御する制御回路であって、
    前記電力変換回路の出力電力が略最大になるように制御を行い、
    前記電力変換回路の出力電力の目標値である電力目標値を設定する電力目標値設定手段と、
    前記電力変換回路の出力電力と前記電力目標値との偏差に基づいてPWM信号を生成し、前記電力変換回路に出力するPWM信号生成手段と、
    を備えており、
    前記電力目標値設定手段は、前記電力目標値を増加させて、前記直流電源の出力電圧が急激に変化した場合に、急変前の電力目標値を設定する、
    ことを特徴とする制御回路。
  2. 前記直流電源が太陽電池を備えている、請求項1に記載の制御回路。
  3. 請求項1または2に記載の制御回路と、前記電力変換回路とを備えていることを特徴とする電力変換装置。
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