JP6178110B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、折り畳まれたエアバッグを覆うエアバッグカバーを備えたエアバッグ装置に関する。
図18は、従来のエアバッグ装置100の例を示す断面図であり、エアバッグカバー110を備えたエアバッグ装置100の一部を示している。図18Aは、エアバッグ101が膨張する前のエアバッグ装置100を示し、図18Bは、エアバッグ101が膨張を開始した後のエアバッグ装置100を示している。
図示のように、エアバッグカバー110は、エアバッグ101を覆うエアバッグリッド111と、エアバッグリッド111の裏側に形成された周壁112を有する。エアバッグカバー110は、合成樹脂により成形されて、車両部材(図示せず)に取り付けられる。
車両の緊急時等には、インフレータ102から供給されるガスにより、エアバッグ101が、周壁112内で膨張してエアバッグリッド111を押し開く。その後、エアバッグ101は、エアバッグカバー110から飛び出し、車両内で膨張展開する。このエアバッグ101の膨張展開時には、周壁112により、エアバッグ101の展開方向が規制されて、エアバッグ101がエアバッグリッド111に向かって展開する。同時に、エアバッグ101は、周壁112を外側に押して、周壁112に力を加える。従って、周壁112には、エアバッグ101から加えられる力に耐えられるように充分な強度が要求されており、周壁112は厚くなる傾向がある。
ところが、周壁112を厚くするのに伴い、エアバッグカバー110の成形(例えば、射出成形)時に、エアバッグリッド111が周壁112の位置で冷え難くなり、エアバッグリッド111の冷え方にむらが生じる。また、周壁112における収縮量が多くなり、エアバッグリッド111内で収縮の程度が変化する。その結果、エアバッグリッド111及び周壁112を一体に成形する際に、エアバッグリッド111の表面において、周壁112に応じたヒケが発生し易くなる。
これに対し、従来、リッド本体(エアバッグリッド)と脚片部の間に薄肉部を形成することで、エアバッグリッドにヒケが発生するのを抑制するエアバッグ装置が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載されたエアバッグ装置では、薄肉部を形成するために、脚片部の周囲の構造が複雑になっており、エアバッグカバーを容易には成形できない。また、薄肉部の形成に、移動可能なスライド駒を用いる必要があるため、エアバッグカバーの成形工程が複雑になり、エアバッグカバーの成形に手間が掛かる。従って、従来のエアバッグ装置に関しては、エアバッグリッドの表面にヒケが発生するのを、より容易に防止する観点から、改良の余地がある。
特開平7−267033号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、エアバッグリッドを有するエアバッグカバーの成形時に、エアバッグリッドの表面にヒケが発生するのを容易に防止することである。
本発明は、エアバッグカバーと、エアバッグカバー内に配置されたエアバッグと、エアバッグを保持する保持部材と、保持部材に設けられ、保持部材をエアバッグカバーに連結する連結部材と、を備え、エアバッグカバーが、エアバッグを覆うエアバッグリッドと、エアバッグリッドの裏側に形成されてエアバッグを囲む周壁と、エアバッグリッドの裏側に形成されて周壁の外側に位置する外壁と、を有するエアバッグ装置であって、エアバッグカバーが、周壁と外壁を貫通する挿入孔を有し、連結部材が、周壁の内側又は外壁の外側から、周壁と外壁の挿入孔に挿入されて、周壁と外壁に係止される係止爪を有し、周壁と外壁が、エアバッグの膨張展開時に係止爪を共同して受けるエアバッグ装置である。
本発明によれば、エアバッグリッドを有するエアバッグカバーの成形時に、エアバッグリッドの表面にヒケが発生するのを容易に防止することができる。
第1実施形態のエアバッグ装置を示す断面図である。 エアバッグカバーを裏側からみて示す斜視図である。 図1のX部を示す断面図である。 第2実施形態のエアバッグ装置を示す図である。 第3実施形態のエアバッグ装置を示す図である。 第4実施形態のエアバッグ装置を示す断面図である。 図6の矢印Y1方向からみたエアバッグカバーを示す側面図である。 第5実施形態のエアバッグ装置を示す断面図である。 図8の矢印Y2方向からみたエアバッグカバーを示す側面図である。 第6実施形態のエアバッグ装置を示す断面図である。 図10の矢印Y3方向からみたエアバッグカバーを示す側面図である。 図11のY4−Y4線でみたエアバッグカバーの断面図である。 図11に示すエアバッグカバーの斜視図である。 第7実施形態のエアバッグ装置を示す断面図である。 図14の矢印Y5方向からみたエアバッグカバーを示す側面図である。 図15のY6−Y6線でみたエアバッグカバーの断面図である。 図15に示すエアバッグカバーの斜視図である。 従来のエアバッグ装置の例を示す断面図である。
本発明のエアバッグ装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のエアバッグ装置は、エアバッグにより車両の乗員を保護する保護装置であり、各種車両の車両部材に取り付けられる。車両部材は、車両を構成する部材であり、エアバッグ装置は、車両内で所定の車両部材に取り付けられる。以下、エアバッグ装置について、助手席用エアバッグ装置を例に採り説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のエアバッグ装置1Aを示す断面図であり、車両90に取り付けられたエアバッグ装置1Aを模式的に示している。
図示のように、車両90は、インストルメントパネル91と、エアバッグ装置1Aが固定される固定部材92と、固定用のボルト93を備えている。インストルメントパネル91は、ウインドシールド(図示せず)の下方に位置する車両部材であり、前席(ここでは、助手席)(図示せず)の前方に配置される。固定部材92は、インストルメントパネル91内に配置されている。エアバッグ装置1Aは、インストルメントパネル91に取り付けられて、インストルメントパネル91内でボルト93により固定部材92に固定される。
エアバッグ装置1Aは、膨張展開可能なエアバッグ2と、インフレータ3と、エアバッグ2を収容するエアバッグカバー10と、エアバッグ2が取り付けられる保持部材4と、保持部材4をエアバッグカバー10に連結する複数の連結部材5と、保持部材4に固定されたブラケット6を備えている。インフレータ3がエアバッグ2に取り付けられて、エアバッグ2とインフレータ3が保持部材4に取り付けられる。保持部材4は、板状部材からなり、折り畳まれたエアバッグ2とインフレータ3を保持する。エアバッグ2は、基布により形成され、折り畳まれた状態で、エアバッグカバー10内に配置される。
連結部材5は、保持部材4からエアバッグカバー10に向かって突出する突片からなり、保持部材4の縁部に一体に形成されている。複数の連結部材5は、それぞれ係止爪5Aを有し、係止爪5Aは、連結部材5の先端に形成されている。係止爪5Aがエアバッグカバー10に係止されることで、連結部材5がエアバッグカバー10に取り付けられる。連結部材5により、保持部材4は、エアバッグカバー10に連結されて、エアバッグカバー10の裏側に取り付けられる。これにより、エアバッグ2とインフレータ3がエアバッグカバー10に取り付けられて、エアバッグ装置1Aが組み立てられる。
インストルメントパネル91は、エアバッグ2の展開用の開口部94と、開口部94の周縁に形成された周縁部95を有する。開口部94は、エアバッグ2が展開可能な形状(ここでは、矩形状)をなし、車両90の車室96に向かって開口する。エアバッグカバー10内のエアバッグ2は、開口部94を通って、開口部94から車室96に展開する。周縁部95は、開口部94を囲む段部からなり、開口部94の周縁の全体に形成されている。
エアバッグ装置1Aは、インストルメントパネル91の表側から開口部94に挿入されて、インストルメントパネル91に取り付けられる。その際、エアバッグカバー10が、周縁部95に接触し、開口部94においてインストルメントパネル91に取り付けられる。また、エアバッグ装置1Aのブラケット6は、ボルト93により固定部材92に固定される。これにより、エアバッグ装置1Aは、固定部材92に固定されて、インストルメントパネル91に取り付けられた状態に維持される。
車両の緊急時等には、インフレータ3が、エアバッグ2内でガスを発生して、ガスをエアバッグ2に供給する。エアバッグ2は、ガスにより膨張しつつ展開して、エアバッグカバー10を押し開く。また、エアバッグ2は、エアバッグカバー10から車室96に飛び出し、車室96内の所定領域に膨張展開する。これにより、エアバッグ2が、エアバッグカバー10の表側に展開し、インストルメントパネル91の一部を覆うように、助手席の前方で膨張展開する。助手席の乗員は、エアバッグ2により受け止められて保護される。
次に、エアバッグカバー10について詳しく説明する。
図2は、エアバッグカバー10を裏側からみて示す斜視図である。エアバッグカバー10は、表側において閉鎖され、裏側に向かって開放するように形成されている。
なお、裏側とは、折り畳まれたエアバッグ2が配置される側(エアバッグ2側)である。エアバッグ2は、エアバッグカバー10とインストルメントパネル91の裏側に配置される。これに対し、表側とは、エアバッグ2が展開する空間側であり、ここでは、乗員側(車室96側)である。車両90内で、乗員は、エアバッグカバー10とインストルメントパネル91の表側に位置し、エアバッグ2は、エアバッグカバー10とインストルメントパネル91の表側に向かって展開する。また、裏面は乗員からみえない裏側の面であり、表面は乗員からみえる表側の面である。
図1、図2に示すように、エアバッグカバー10は、折り畳まれたエアバッグ2を覆うカバー部材であり、合成樹脂により成形される。例えば、金型を用いた射出成形により、エアバッグカバー10の全体が金型内で成形される。また、エアバッグカバー10は、板状のエアバッグリッド11と、折り畳まれたエアバッグ2を囲む周壁12と、周壁12の外側(エアバッグ2の反対側)に位置する外壁13と、連結部材5が挿入される複数の挿入孔14を有する。エアバッグ2は、周壁12内に配置されて、エアバッグリッド11により覆われる。
エアバッグリッド11は、インストルメントパネル91の開口部94を塞ぐ蓋であり、開口部94に対応する形状に形成されている。エアバッグカバー10のインストルメントパネル91への取付時に、エアバッグリッド11は、インストルメントパネル91の表側から開口部94に嵌め込まれて、開口部94に配置される。その状態で、インストルメントパネル91の表面とエアバッグリッド11の表面は、段差なく配置される。また、エアバッグリッド11の外縁部は、周縁部95に接触する。車両90内で、エアバッグリッド11は、展開するエアバッグ2により押し開けられる。
周壁12と外壁13は、エアバッグリッド11の裏側(裏面)に形成された筒状部からなり、エアバッグリッド11からエアバッグカバー10の裏側に突出する。また、周壁12と外壁13は、互いの間に隙間を有する二重壁であり、所定間隔を開けた状態で並置される。周壁12は、外壁13の内側(エアバッグ2側)に形成された内壁であり、外壁13とエアバッグ2の間に配置される。外壁13は、周壁12に並べて形成されており、周壁12と外壁13は、平行に、又は、非平行に配置される。ここでは、外壁13は、周壁12の全体の外側に位置し、周壁12を囲む。周壁12と外壁13は、相似した形状をなし、エアバッグリッド11から同じ距離だけ突出する。
図3は、図1のX部を示す断面図であり、エアバッグカバー10の一部を示している。
図示のように、エアバッグリッド11の厚さをT、周壁12の厚さをR、外壁13の厚さをSとする。厚さRと厚さSは、厚さTよりも薄く(R、S<T)、周壁12と外壁13は、エアバッグリッド11よりも薄くなっている。具体的には、厚さRと厚さSは、T/4以上2T/3未満である。T/4は(T×1/4)であり、2T/3は(T×2/3)である。連結部材5(係止爪5A)は、挿入孔14に挿入され、挿入孔14において、エアバッグリッド11よりも薄い周壁12と外壁13に係止される。
挿入孔14(図1、図2参照)は、周壁12と外壁13に位置を合わせて形成されて、周壁12と外壁13を貫通する。複数の挿入孔14は、それぞれ連結部材5の係止爪5Aを係止するための係止孔であり、周壁12と外壁13の壁面に分散して配置される。係止爪5Aは、周壁12の内側(エアバッグ2側)、又は、外壁13の外側(エアバッグ2の反対側)から、周壁12と外壁13の挿入孔14に挿入されて、周壁12と外壁13に係止される。ここでは、複数の連結部材5の係止爪5Aが、それぞれ周壁12の内側から挿入孔14に挿入されて、周壁12と外壁13に係止される。また、係止爪5Aは、挿入孔14内で周壁12と外壁13に引っ掛かるフックであり、周壁12と外壁13を貫通して、周壁12と外壁13に引っ掛けられるようにして係止される。
相対する周壁12と外壁13において、挿入孔14は同じ位置にあり、係止爪5Aを受ける挿入孔14の縁部も同じ位置にある。係止爪5Aが挿入孔14の縁部で周壁12と外壁13に係止されて、係止爪5Aから加えられる力が周壁12と外壁13に分散される。また、周壁12と外壁13は、4つの壁面を有する矩形状に形成されている。複数の挿入孔14は、周壁12の対向する2つの壁面(対向壁面12A)と、2つの対向壁面12Aの外側に位置する外壁13の2つの壁面に形成されている。
エアバッグ装置1Aの組み立て時には、折り畳まれたエアバッグ2とインフレータ3を保持部材4に取り付ける。次に、複数の連結部材5の係止爪5Aを周壁12内に押し込む。これに伴い、連結部材5が弾性変形して、係止爪5Aが周壁12に沿って挿入孔14まで移動する。続いて、係止爪5Aは、周壁12と外壁13の挿入孔14に挿入されて、周壁12の内側から外壁13の外側まで配置される。同時に、連結部材5が、元の形状に復元して、周壁12に沿って配置される。なお、係止爪5Aを周壁12内に押し込む際には、周壁12が弾性変形してもよく、連結部材5と周壁12が弾性変形してもよい。
複数の連結部材5の係止爪5Aは、それぞれ挿入孔14内に配置されて、周壁12と外壁13に引っ掛けられる。これにより、係止爪5Aが挿入孔14から抜けるのが防止されて、係止爪5Aが周壁12と外壁13に係止される。係止爪5Aにより、連結部材5は、周壁12と外壁13に取り付けられる。また、連結部材5により、保持部材4が周壁12と外壁13に連結されて、エアバッグ装置1Aの組み立てが完了する。エアバッグ2とインフレータ3は、エアバッグカバー10に取り付けられて、エアバッグカバー10、保持部材4、及び、連結部材5の間の空間に配置される。その後、エアバッグ装置1Aが車両90に搭載される。
エアバッグ2の膨張展開時には、インフレータ3から供給されるガスにより、エアバッグ2が、周壁12内で膨張して、エアバッグリッド11を表側に向かって押す。エアバッグリッド11は、エアバッグ2から加えられる力により、表側に変形して湾曲する。続いて、エアバッグリッド11に形成されたティアライン(図示せず)が裂けて、エアバッグリッド11に扉部が形成される。エアバッグ2は、扉部を押し開いて車室96に展開する。その際、周壁12により、エアバッグ2の展開方向が規制されて、エアバッグ2がエアバッグリッド11に向かって展開する。同時に、エアバッグ2は、周壁12を外側に押して、周壁12に力を加える。
エアバッグ2の膨張展開時に、周壁12は、エアバッグ2から加えられる力により、膨らむように外側(外壁13側)に変形する。外壁13は、周壁12を押さえる押さえ壁であり、外側に変形する周壁12を押さえる。その際、外壁13は、周壁12と接触して周壁12を直接に押さえ、又は、他の部材を介して周壁12を間接に押さえる。また、外壁13が、周壁12を直接に押さえる部分と、周壁12を間接に押さえる部分と、を有していてもよい。即ち、外壁13は、周壁12を直接及び/又は間接に押さえる。このように、エアバッグ2の膨張展開時に、外壁13は、種々の仕方で、外側に変形する周壁12を押さえる。
ここでは、外壁13は、外側に変形する周壁12と接触して、周壁12を押さえる。周壁12と外壁13は、少なくとも一部が接触した状態で、エアバッグ2から加えられる力を受ける。また、エアバッグ2は、周壁12により誘導されて、車室96に展開する。エアバッグリッド11がエアバッグ2により表側に押される結果、周壁12と外壁13は、係止爪5Aとエアバッグリッド11の間で引っ張られる。周壁12と外壁13は、連結部材5の係止爪5Aに保持された状態で、エアバッグリッド11から加えられる力を受ける。
以上説明したように、第1実施形態のエアバッグ装置1Aでは、外壁13により周壁12を押さえて、周壁12の変形を抑制する。また、周壁12と外壁13が、エアバッグ2の膨張展開に伴い加えられる力を共同して受ける。そのため、周壁12と外壁13を厚くする必要がなく、周壁12と外壁13を従来の周壁よりも薄くすることができる。これに伴い、エアバッグカバー10の成形時に、エアバッグリッド11の冷え方にむら(冷却むら)が生じるのが抑制される。その結果、エアバッグリッド11、周壁12、及び、外壁13を一体に成形する際に、エアバッグリッド11の表面において、周壁12と外壁13に応じたヒケが発生し難くなる。
周壁12の外側に外壁13を形成するだけでヒケの発生が防止されるため、エアバッグカバー10の構造が複雑になるのが抑制され、エアバッグカバー10の構造を簡単にすることができる。その結果、エアバッグカバー10の軽量化を図ることができ、エアバッグカバー10を容易に成形することもできる。エアバッグカバー10の成形工程が単純になるため、エアバッグカバー10の成形に要する手間と時間を削減することができる。
従って、エアバッグカバー10の成形時に、エアバッグリッド11の表面にヒケが発生するのを容易に防止することができ、エアバッグカバー10の外観を向上することができる。周壁12と外壁13をエアバッグリッド11よりも薄くすることで、エアバッグリッド11のヒケに対する周壁12と外壁13の影響を低減することができ、ヒケの発生を、より確実に防止することができる。
周壁12と外壁13に充分な強度を確保するため、周壁12の厚さRと外壁13の厚さSは、T/4以上であるのが好ましい。これに対し、厚さRと厚さSが2T/3以上であるときには、エアバッグリッド11の冷却むらの低減に影響が生じる虞がある。従って、厚さRと厚さSは、T/4以上2T/3未満であるのが好ましい。このようにすることで、エアバッグリッド11の冷却むらを低減して、ヒケの発生を確実に防止することができる。
保持部材4は、エアバッグ2を保持した状態で、連結部材5により周壁12と外壁13に連結される。これに伴い、エアバッグ2をエアバッグカバー10内に正確に配置することができる。エアバッグ2の膨張展開時には、連結部材5により、エアバッグ2が周壁12と保持部材4の間から周壁12の外側に展開するのが防止される。その結果、エアバッグ2を安定して正確に展開させることができる。連結部材5が保持部材4に一体に形成されているため、保持部材4を周壁12と外壁13に容易に連結することができ、エアバッグ装置1Aの部品数を削減することもできる。また、上記したように、連結部材5の係止爪5Aを周壁12と外壁13に係止することで、係止爪5Aから加えられる力が周壁12と外壁13に分散される。周壁12と外壁13を分散された力に対応した厚さに形成すればよいため、周壁12と外壁13を薄くすることができる。
なお、エアバッグ装置1Aは、インストルメントパネル91の裏側からインストルメントパネル91に取り付けるようにしてもよい。連結部材5は、係止爪5A以外の取付部材(例えば、ねじ)により、周壁12と外壁13に取り付けてもよい。保持部材4と連結部材5を別の部品にして、連結部材5により、保持部材4を周壁12と外壁13に連結してもよい。周壁12と外壁13は、同じ厚さに形成してもよく、異なる厚さに形成してもよい。周壁12と外壁13を、エアバッグリッド11から異なる距離突出するように形成してもよい。その際、周壁12を外壁13よりも長くしてもよく、外壁13を周壁12よりも長くしてもよい。
次に、第1実施形態のエアバッグ装置1Aと一部が異なる他の実施形態(第2〜第7実施形態)のエアバッグ装置について説明する。第2〜第7実施形態のエアバッグ装置は、基本的には、第1実施形態のエアバッグ装置1Aと同様に構成され、第1実施形態のエアバッグ装置1Aと同様の効果を発揮する。従って、以下では、既に説明した事項と相違する事項を説明し、既に説明した事項と同じ事項の説明は省略する。また、第1〜第7実施形態のエアバッグ装置の相違点は、エアバッグカバー10のみであるため、第2〜第7実施形態では、エアバッグカバー10についてのみ説明する。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態のエアバッグ装置1Bを示す図であり、図2と同様に、エアバッグ装置1Bのエアバッグカバー10を示している。
図示のように、第2実施形態のエアバッグ装置1Bでは、外壁13が、周壁12の一部に並べて形成されて、周壁12の一部を押さえる。外壁13は、挿入孔14を有する周壁12の2つの対向壁面12Aに並べて形成されている。このように、外壁13は、周壁12の一部の外側に位置していてもよい。
加えて、エアバッグカバー10は、周壁12と外壁13の間に形成されて、周壁12と外壁13を補強する補強部15を有する。補強部15は、補強板からなり、周壁12と外壁13に一体に形成されて、周壁12と外壁13を繋ぐ。ここでは、補強部15は、外壁13の両端部に形成されて、周壁12と外壁13の間の隙間を塞ぐ。また、補強部15は、エアバッグリッド11から周壁12と外壁13の先端まで形成され、周壁12と外壁13と同じ距離だけエアバッグリッド11から突出する。補強部15により、周壁12と外壁13の強度が高くなるため、周壁12と外壁13を薄くすることができる。その結果、エアバッグリッド11の表面のヒケを、より確実に防止することができる。
エアバッグ2の膨張展開時に、外壁13は、外側に変形する周壁12を直接及び間接に押さえる。即ち、外壁13の一部が、周壁12と接触して、周壁12を押さえる。同時に、外壁13は、補強部15を押さえて、補強部15を介して、周壁12を押さえる。
周壁12、外壁13、及び、補強部15は、エアバッグリッド11の裏側に向かって同じ方向に突出する。そのため、エアバッグカバー10を金型により成形するときに、金型を周壁12、外壁13、及び、補強部15に対して同じ方向に移動することで、周壁12、外壁13、及び、補強部15を金型から抜くことができる。従って、スライドのような特殊な構造を金型に設ける必要がなく、エアバッグカバー10の成形コストを低減できるとともに、エアバッグカバー10の成形時間を短縮することができる。なお、補強部15は、周壁12又は外壁13に直交していてもよく、周壁12又は外壁13に直交していなくてもよい。補強部15は、エアバッグリッド11に繋がっていてもよく、エアバッグリッド11から離れていてもよい。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態のエアバッグ装置1Cを示す図であり、図2と同様に、エアバッグ装置1Cのエアバッグカバー10を示している。
図示のように、第3実施形態のエアバッグ装置1Cでは、複数の補強部15が周壁12と外壁13の間に並べて形成されて、周壁12と外壁13が複数の補強部15により補強されている。その結果、周壁12と外壁13の強度が、より高くなるため、周壁12と外壁13を、より薄くすることができる。エアバッグ2の膨張展開時に、外壁13は、外側に変形する周壁12を間接に押さえる。即ち、外壁13は、補強部15を押さえて、補強部15を介して、周壁12を押さえる。
(第4実施形態)
図6は、第4実施形態のエアバッグ装置1Dを示す断面図であり、図3と同様に、エアバッグ装置1Dのエアバッグカバー10を示している。図7は、図6の矢印Y1方向からみたエアバッグカバー10を示す側面図であり、エアバッグカバー10の一部を外壁13の外側からみて示している。
図示のように、第4実施形態のエアバッグ装置1Dでは、相対する挿入孔14が、周壁12と外壁13を貫通するとともに、相対的に小さい挿入孔(小挿入孔という)20と、相対的に大きい挿入孔(大挿入孔という)30からなる。小挿入孔20と大挿入孔30は、矩形状をなし、周壁12と外壁13の対向する部分に形成されている。
外壁13の大挿入孔30は、周壁12の小挿入孔20よりも大きく、小挿入孔20は、周壁12において、大挿入孔30に対向する部分内に位置する。その結果、外壁13の外側からみたときに(図7参照)、小挿入孔20の全体が、大挿入孔30内に位置して、大挿入孔30に重なる。また、係止爪5Aを受ける両挿入孔20、30の縁部(エアバッグリッド11から離れた側の縁部)は同じ位置にあり、大挿入孔30は小挿入孔20よりもエアバッグリッド11に近い位置まで形成されている。
エアバッグカバー10を金型により成形するときに、小挿入孔20と大挿入孔30は、金型内で移動可能なスライドにより形成される。スライドは、外壁13の外側から大挿入孔30と小挿入孔20の形成位置に配置される。エアバッグカバー10の成形後に、スライドは、小挿入孔20と大挿入孔30から抜かれて、外壁13の外側まで移動する。その際、外壁13の大挿入孔30が周壁12の小挿入孔20よりも大きいため、スライドを小挿入孔20と大挿入孔30から抜き易く、小挿入孔20と大挿入孔30を容易に形成することができる。スライドの移動後に、エアバッグカバー10が金型から取り出されて、エアバッグカバー10の成形が終了する。
(第5実施形態)
図8は、第5実施形態のエアバッグ装置1Eを示す断面図であり、図3と同様に、エアバッグ装置1Eのエアバッグカバー10を示している。図9は、図8の矢印Y2方向からみたエアバッグカバー10を示す側面図であり、図7と同様に、エアバッグカバー10の一部を示している。
図示のように、第5実施形態のエアバッグ装置1Eでは、第4実施形態のエアバッグ装置1Dと同様に、外壁13の大挿入孔30が、周壁12の小挿入孔20よりも大きく、小挿入孔20よりもエアバッグリッド11に近い位置まで形成されている。小挿入孔20は、エアバッグリッド11から離して周壁12に形成され、大挿入孔30は、小挿入孔20に対向する位置からエアバッグリッド11の裏面まで形成されている。大挿入孔30をエアバッグリッド11まで形成することで、大挿入孔30の位置で、外壁13がエアバッグリッド11に繋がらず、エアバッグリッド11の表面にヒケが発生するのが防止される。
(第6実施形態)
図10は、第6実施形態のエアバッグ装置1Fを示す断面図であり、図3と同様に、エアバッグ装置1Fのエアバッグカバー10を示している。図11は、図10の矢印Y3方向からみたエアバッグカバー10を示す側面図であり、図7と同様に、エアバッグカバー10の一部を示している。図12は、図11のY4−Y4線でみたエアバッグカバー10の断面図である。図13は、図11に示すエアバッグカバー10の斜視図であり、エアバックカバー10を外壁13側からみて示している。また、図13は、エアバッグリッド11を省略して、周壁12、外壁13、及び、補強部15を示している。
図示のように、第6実施形態のエアバッグ装置1Fでは、第5実施形態のエアバッグ装置1Eと同様に、外壁13の大挿入孔30が、周壁12の小挿入孔20よりも大きく、エアバッグリッド11まで形成されている。また、小挿入孔20は、エアバッグリッド11から離して周壁12に形成され、小挿入孔20の幅は、大挿入孔30の幅よりも狭くなっている。その結果、周壁12は、大挿入孔30を通して、外壁13の外側(周壁12の反対側)に露出する露出部12Bを有する。周壁12の露出部12Bは、小挿入孔20とエアバッグリッド11の間に位置するとともに、小挿入孔20の側縁部21と大挿入孔30の側縁部31の間に位置する。
補強部15は、周壁12と外壁13の間の位置から露出部12Bまで形成されて、大挿入孔30を通して外壁13の外側に露出する。露出部12Bにおいて、補強部15は、エアバッグリッド11から離して、周壁12と外壁13の間の位置に形成される。ここでは、補強部15は、小挿入孔20の側縁部21から大挿入孔30の側縁部31に向かって形成されている(図12参照)。また、補強部15は、大挿入孔30の端縁部32からエアバッグリッド11に向かって形成され、補強部15の端部15Aは、小挿入孔20とエアバッグリッド11の間の露出部12Bに位置する。大挿入孔30の端縁部32は、係止爪5Aを受ける大挿入孔30の縁部であり、補強部15の端部15Aは、補強部15のエアバッグリッド11側の端部である。補強部15は、大挿入孔30の側縁部31に繋がらず、側縁部31から離して露出部12Bに形成されている。その結果、隙間Gが、補強部15と大挿入孔30の側縁部31との間に形成される。
エアバッグカバー10を金型により成形するときに、大挿入孔30から露出する補強部15は、金型内で移動可能なスライドにより、周壁12の露出部12Bに形成される。スライドは、外壁13の外側から大挿入孔30に挿入されて、補強部15の一部を成形する。これにより、補強部15と補強部15の端部15Aが、露出部12Bに形成されるとともに、大挿入孔30から露出する位置に形成される。補強部15の端部15Aは、大挿入孔30を通して外壁13の外側に露出して、周壁12の露出部12Bで、エアバッグリッド11から離して形成される。エアバッグカバー10の成形後に、スライドは、大挿入孔30から抜かれて、外壁13の外側まで移動する。
補強部15をエアバッグリッド11から離して形成することで、エアバッグカバー10の成形時に、エアバッグリッド11の表面において、補強部15に応じたヒケが発生するのを防止することができる。また、露出部12Bにおいて、補強部15の端部15Aを、大挿入孔30を通して、容易にエアバッグリッド11から離して形成することができる。
(第7実施形態)
図14は、第7実施形態のエアバッグ装置1Gを示す断面図であり、図3と同様に、エアバッグ装置1Gのエアバッグカバー10を示している。図15は、図14の矢印Y5方向からみたエアバッグカバー10を示す側面図であり、図7と同様に、エアバッグカバー10の一部を示している。図16は、図15のY6−Y6線でみたエアバッグカバー10の断面図である。図17は、図15に示すエアバッグカバー10の斜視図であり、図13と同様に、エアバックカバー10を示している。
図示のように、第7実施形態のエアバッグ装置1Gでは、第5実施形態のエアバッグ装置1Eと同様に、外壁13の大挿入孔30が、周壁12の小挿入孔20よりも大きく、エアバッグリッド11まで形成されている。また、小挿入孔20は、エアバッグリッド11から離して周壁12に形成され、小挿入孔20の幅は、大挿入孔30と同じ幅になっている。周壁12は、大挿入孔30を通して、外壁13の外側に露出する露出部12Bを有する。周壁12の露出部12Bは、小挿入孔20とエアバッグリッド11の間に位置する。大挿入孔30は、エアバッグリッド11側の端部に、他の部分よりも幅の広い幅広部33を有する。
補強部15は、周壁12と外壁13の間の位置から露出部12Bまで形成されて、大挿入孔30を通して外壁13の外側に露出する。露出部12Bにおいて、補強部15は、エアバッグリッド11から離して形成される。ここでは、補強部15は、小挿入孔20の側縁部21と大挿入孔30の側縁部31との間に形成されている(図16参照)。また、補強部15は、大挿入孔30の側縁部31と露出部12Bとの間に形成されて、大挿入孔30の幅広部33で露出する。補強部15の端部15Aは、幅広部33から露出する露出部12Bに位置して、露出部12Bに形成されている。
第6実施形態と同様に、エアバッグカバー10を金型により成形するときに、スライドが、外壁13の外側から大挿入孔30に挿入されて、露出部12Bにおいて補強部15の一部を成形する。これにより、補強部15と補強部15の端部15Aが、露出部12Bに形成されるとともに、大挿入孔30の幅広部33から露出する位置に形成される。補強部15の端部15Aは、大挿入孔30の幅広部33を通して外壁13の外側に露出して、周壁12の露出部12Bで、エアバッグリッド11から離して形成される。エアバッグカバー10の成形後に、スライドは、大挿入孔30から抜かれて、外壁13の外側まで移動する。
補強部15をエアバッグリッド11から離して形成することで、第6実施形態と同様の効果が得られる。また、露出部12Bにおいて、補強部15の端部15Aを、大挿入孔30の幅広部33を通して、容易にエアバッグリッド11から離して形成することができる。
以上、エアバッグ装置1A〜1Gをインストルメントパネル91に取り付ける実施形態について説明したが、エアバッグ装置1A〜1Gは、インストルメントパネル91以外のパネルに取り付けてもよい。また、エアバッグ装置1A〜1Gをパネル以外の車両部材に取り付けてもよい。即ち、本発明は、助手席用エアバッグ装置だけでなく、エアバッグカバーを備えた種々のエアバッグ装置に適用できる。
1A〜1G・・・エアバッグ装置、2・・・エアバッグ、3・・・インフレータ、4・・・保持部材、5・・・連結部材、5A・・・係止爪、6・・・ブラケット、10・・・エアバッグカバー、11・・・エアバッグリッド、12・・・周壁、12B・・・露出部、13・・・外壁、14・・・挿入孔、15・・・補強部、15A・・・端部、20・・・小挿入孔、21・・・側縁部、30・・・大挿入孔、31・・・側縁部、32・・・端縁部、33・・・幅広部、90・・・車両、91・・・インストルメントパネル、92・・・固定部材、93・・・ボルト、94・・・開口部、95・・・周縁部、96・・・車室。

Claims (10)

  1. エアバッグカバーと
    エアバッグカバー内に配置されたエアバッグと
    エアバッグを保持する保持部材と、
    保持部材に設けられ、保持部材をエアバッグカバーに連結する連結部材と、を備え、
    エアバッグカバーが、エアバッグを覆うエアバッグリッドと、エアバッグリッドの裏側に形成されてエアバッグを囲む周壁と、エアバッグリッドの裏側に形成されて周壁の外側に位置する外壁と、を有するエアバッグ装置であって、
    エアバッグカバーが、周壁と外壁を貫通する挿入孔を有し、
    連結部材が、周壁の内側又は外壁の外側から、周壁と外壁の挿入孔に挿入されて、周壁と外壁に係止される係止爪を有し、
    周壁と外壁が、エアバッグの膨張展開時に係止爪を共同して受けるエアバッグ装置
  2. 請求項1に記載されたエアバッグ装置において、
    周壁と外壁が、エアバッグリッドよりも薄いエアバッグ装置。
  3. 請求項1又は2に記載されたエアバッグ装置において、
    エアバッグリッドの厚さをTとしたとき、
    周壁の厚さと外壁の厚さが、T/4以上2T/3未満であるエアバッグ装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載されたエアバッグ装置において、
    エアバッグカバーが、周壁と外壁の間に形成されて周壁と外壁を補強する補強部を有するエアバッグ装置。
  5. 請求項4に記載されたエアバッグ装置において、
    周壁、外壁、及び、補強部が、エアバッグリッドの裏側に向かって同じ方向に突出するエアバッグ装置。
  6. 請求項4又は5に記載されたエアバッグ装置において、
    補強部が、エアバッグリッドから離して形成されたエアバッグ装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載されたエアバッグ装置において、
    外壁の挿入孔が、周壁の挿入孔よりも大きいエアバッグ装置。
  8. 請求項7に記載されたエアバッグ装置において、
    外壁の挿入孔が、エアバッグリッドまで形成されたエアバッグ装置。
  9. 請求項7又は8に記載されたエアバッグ装置において、
    周壁が、外壁の挿入孔を通して、外壁の外側に露出する露出部を有し、
    補強部のエアバッグリッド側の端部が、周壁の露出部で、エアバッグリッドから離して形成されたエアバッグ装置。
  10. 請求項1ないしのいずれかに記載されたエアバッグ装置において、
    連結部材が、保持部材に一体に形成されたエアバッグ装置。
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