JP6177198B2 - 歯付きベルト - Google Patents

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Description

本発明は、歯付きベルトに関し、特に歯付きベルトの心線の屈曲疲労性を向上させた歯付きベルトに関する。
歯付きベルトは、帆布、心線、ゴムからなる。歯付きベルトの心線は、歯付きベルトを走行させた際に屈曲応力を受けるため、屈曲による強度の低下が大きい。このため細幅の歯付きベルトを走行させるとベルトの強度が低下して、歯付きベルトが切断する可能性がある。これは、歯付きベルトの屈曲により心線を構成する糸の結束が緩んで心線の断面が扁平になり、歯付きベルトに水や油が付着する環境下において、ベルトに浸み込んだ水や油が扁平になった心線内部に浸み込むと、心線が膨潤して心線の組織が壊れることによる。
歯付きベルトのベルト強度を上げて歯付きベルトの切断を防止するためには、例えば、心線を太くする方法がある。しかし、心線を太くすると帆布/ゴム間の接着性を確保するため、歯付きベルトの横断面において、単位ベルト幅当りの心線本数が減らして、隣り合う心線間にある程度ゴムを介在させる必要があり、思うほどベルト強度が上げることが出来ず、また心線を大径にすることで歯付きベルトのPLD(Pitch Line Differential)が高くなりプーリとの噛み合いが悪化し、歯付きベルトの耐久性を低下させるので歯付きベルトを細幅化できない。また、歯付きベルトのベルト強度を上げるために、心線として引張強度の高いSガラス、アラミド、カーボン等の繊維を用いることも行われている。しかし、この場合においても、心線を構成する糸の結束が緩んで、心線が扁平になり、糸を構成する繊維の個々のフィラメントに作用する引張応力の大きさが不均一になり、更に水や油が付着する環境ではベルトに浸み込んだ水や油が扁平になった心線内部に浸み込み、繊維フィラメントを劣化させるため、過大な引張応力がかかる繊維フィラメントの箇所から組織が壊れる。このため心線の屈曲低下が大きく、歯付きベルトを細幅化できない。このように、歯付きベルトの心線の屈曲疲労性を向上させて、歯付きベルトの細幅化を図ることは難しい。
そこで、心線の芯繊維の周囲に、補強として子縄を複数配置して共に撚って得られた、ハイブリッドの心線が知られている(特許文献1、2参照)。
特開2004−11076号公報 特開2003−278047号公報
しかしながら、ハイブリッドの心線でも芯繊維の補強が不十分であり、歯付きベルトの厚み方向に応力がかかると、芯繊維の補強の弱い箇所の組織から破壊されて心線の強度が低下することがある。このため、心線の屈曲低下を十分に改善することができず、歯付きベルトを細幅化できない。
そこで、本発明は、水や油が付着する環境においても心線の屈曲疲労性が向上され、ベルト細幅化が可能である歯付きベルトを提供することを目的とする。
本発明に係る歯付きベルトは、心線を備え、心線は、中央に配置された芯糸と、芯糸の外周面の全面を覆うことにより芯糸を固定する鞘糸を備え、歯付きベルトの横断面において、心線間の間隔が心線の直径の40%以下であることを特徴とする。
鞘糸により芯糸の外周面の全面が覆われているため、芯糸周り全てが固められ、芯糸の補強の弱い箇所がない。このため、歯付きベルトが屈曲応力を受けた場合であっても、芯糸の断面の変形が抑制されて芯糸の真円形状が維持され、水や油が付着する環境での心線の屈曲疲労性が向上し、歯付きベルトの細幅化が可能となる。
芯糸はカーボン繊維束、鞘糸はガラス繊維束であり、カーボン繊維束は、カーボン繊維束の周囲に配置されたガラス繊維束と共に撚糸されることにより固定されることが好ましい。この構成により、芯糸であるカーボン繊維束が鞘糸であるガラス繊維束により結束されて固定され、芯糸の補強の弱い箇所がない。このため、心線に屈曲応力がかかった場合においても、芯糸の断面の変形が抑制され、芯糸を構成するカーボン繊維束の各カーボン繊維フィラメントに応力が均一にかかる。そのため、水や油が付着する環境でも心線の芯糸の断面の変形が抑制され、芯糸内部への水や油の浸み込みが少なく、芯糸の組織の破壊が抑制されるので、屈曲疲労性が向上し、歯付きベルトの細幅化が可能となる。
ガラス繊維束は、接着剤によってカーボン繊維束の外周面に固定されることが好ましい。この場合には、ガラス繊維束によるカーボン繊維束の結束が維持され、更に芯糸の断面の変形が抑制されて芯糸の真円形状が維持されると共に、マトリックスゴムであるベルト本体との接着性を高めることができる。
鞘糸は、ナイロン繊維、芳香族ナイロン繊維、ガラス繊維、カーボン繊維、ポリエステル繊維、芳香族ポリエステル繊維、PPS繊維、ポリイミド繊維、フッ素繊維、シリカ繊維、PEEK繊維、PVA繊維、PE繊維及びPBO繊維からなる群から選ばれるいずれかの繊維束であることが好ましい。
また、本発明に係る芯糸は、カーボン繊維束であり、カーボン繊維束は、外周面に鞘糸が巻きつけられることにより固定される構成でも構わない。この場合にも、芯糸であるカーボン繊維束が鞘糸であるガラス繊維束により結束されて固定され、芯糸の補強の弱い箇所がない。このため、心線に屈曲応力がかかった場合においても、芯糸の断面の変形が抑制されて芯糸の真円形状が維持され、芯糸を構成するカーボン繊維束の各繊維フィラメントに応力が均一にかかる。このため水や油が付着する環境においても、芯糸内部への水や油の浸み込みが少なく、心線の屈曲疲労性が向上し、歯付きベルトの細幅化が可能となる。
更に、本発明に係る心線を備える歯付きベルトは、歯布と背布を備え、心線が、歯布と背布によって挟まれることにより固定され、歯付きベルトの横断面において、心線間の間隔が心線の直径の40%以下である構成でも構わない。この構成では、歯付きベルトの厚み方向において心線が歯布と背布とによって固定されるため、歯付きベルトが屈曲応力を受けた場合であっても、心線の断面の変形が抑制されて心線の組織の破壊が防止される。このため水や油が付着する環境においても心線の屈曲疲労性が改善され、歯付きベルトの細幅化が可能となる。
本発明によれば、水や油が付着する環境での心線の屈曲疲労性が向上され、ベルト細幅化が可能である歯付きベルトを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る歯付きベルトの断面の一部を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る歯付きベルトの断面の一部を示す説明図である。 ベルト走行試験1の走行試験装置の説明図である。 ベルト走行試験1の結果を示すグラフである。 ベルト走行試験1の結果を示すグラフである。 ベルト折り曲げ試験の結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る歯付きベルトの歯底断面の一部を示す説明図である。歯付きベルト10は、無端状に形成されて、例えば内燃機関等において、従動及び原動プーリ(図示せず)に掛け回されて使用されるものであり、原動プーリのトルク(駆動力)を、噛み合い伝動により従動プーリに伝達する。
歯付きベルト10は、エラストマーから形成されるベルト本体11と、ベルト本体11に埋設され、ベルトの長手方向に沿って延びる心線12と、ベルトの一方の面を長手方向及び幅方向の全体にわたって覆う歯布13を備える。心線12は、歯付きベルト10の幅方向に複数本並べられる。心線12の直径はd1で示され、本実施形態では、心線12と心線12との間隔g1は、心線12の直径d1の40%以下になるように調節されている。
第1の実施形態では、心線12は、芯糸としてのカーボン繊維束12aの外周面に、鞘糸としてのガラス繊維束12bがカーボン繊維束12aと平行になるように12本配置され、カーボン繊維束12aとガラス繊維束12bとが共に撚糸されることによって芯鞘構造に形成されている。芯糸を構成するカーボン繊維束12aは、例えば6Kのカーボン繊維、つまり6000本のカーボン繊維フィラメントを撚って成形されたものである。このカーボン繊維束12aの周囲に、例えば下撚りしたガラス繊維束12bを、隣り合う下撚りしたガラス繊維束12bとの間に隙間ができないように並べて配置し、その後カーボン繊維束12aとガラス繊維束12bとを撚糸する。このようにして形成されたカーボン繊維束12aとガラス繊維束12bによるハイブリッドの心線12は、芯糸であるカーボン繊維束12aが鞘糸であるガラス繊維束12bによりしっかりと結束されて固定されており、芯糸であるカーボン繊維束12aは、補強の弱い箇所がない。
ベルト本体11の歯面11aには、図示されていないが長手方向に沿って歯部と歯底部が交互に設けられており、歯布13は、ベルト本体11の歯部と歯底部の外周を被覆している。ベルト本体11は、歯面11a側に設けられた歯ゴム層11Aと、ベルト本体11の背面11b側に設けられた背ゴム層11Bとが一体となって形成されている。心線12は、歯ゴム層11Aと背ゴム層11Bの境界面に配置されている。
歯ゴム層11A及び背ゴム層11Bは、ゴム組成物が加硫して形成されたものである。これらのゴム層のゴム成分としては、特に限定されないが、例えば、H−NBR(水素添加ニトリルゴム)、フッ素ゴム、NBR(ニトリルゴム)、これらの混合物、またはこれら1以上のゴムに他の種類のゴムが混合されたものが使用される。これらゴム成分の中でも、HNBRが好適に使用される。なお、ゴム層のゴム成分は、互いに同種のゴムが使用されることが好ましい。
各ゴム層のゴム組成物には、ゴム成分に加えて、加硫剤、老化防止剤、加硫助剤、カーボンブラック等の各種添加剤が含まれている。また、ゴム層のゴム組成物には、これらの強度を向上させるために、(メタ)アクリル酸亜鉛等のα,β−エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩が含まれていることが好ましい。
歯布13は、ベルト幅方向に延びるたて糸と、ベルト長手方向に延びるよこ糸によって織られた織布であって、例えば綾織、平織等で織られたものである。歯布13のたて糸としては、高剛性の非伸縮糸が使用され、例えばアラミド繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)繊維、カーボン繊維、またはこれらの混合繊維等から構成される糸が使用される。また、よこ糸としては、伸縮糸が使用され、例えばウーリーナイロン等の捲縮ナイロン糸が使用される。
次に、歯付きベルト10の製造工程について説明する。まず、ゴム糊で含浸処理された歯布がコルゲート状に予成型され、歯布に歯部と歯底部が所定の方向に沿って交互に設けられる。次に、予成型された歯布に、別に用意された歯ゴムシートが圧着されて一体化され、予成型ゴム付き歯布が用意される。このとき、歯ゴムシートは押圧されることにより、歯布の歯部に相体的に肉厚に圧着される一方、歯底部に相体的に薄く圧着される。
次に、歯付きベルト10を加硫成型するために使用される歯付きモールドが用意される。歯付きモールドは、円筒形状を有するとともに、その外周面が歯付きベルト10の歯面の形状に一致する形状を呈し、周方向に沿って凹部と凸部が交互に設けられている。歯付きモールドの外周面には、まず予成型ゴム付き歯布が、各歯部が各凹部の内部に配置されるようにして巻き付けられる。なお、各歯部は、通常、凹部に完全に一致した形状となっておらず、歯部と凹部の間には隙間がある。
次に、予成型ゴム付き歯布の歯ゴムシートの上に、心線12が螺旋状に巻き付けられる。心線12は、上記したように、撚られたカーボン繊維束12aの外周面に鞘糸として下撚りされたガラス繊維束12bが配置され、カーボン繊維束12aとガラス繊維束12bが共に撚糸されることによって、カーボン繊維束12aを芯糸とし、ガラス繊維束12bを鞘糸とする芯鞘構造のハイブリット心線に形成されている。巻き付けられた心線12の上には、所定の厚みの背ゴムシートが巻き付けられる。これら予成型ゴム付き歯布等が巻き付けられた歯付きモールドは、加硫釜(図示せず)内に収容される。
加硫釜内において、歯付きモールドに巻き付けられた予成型ゴム付き歯布等は、例えばスチームにより加熱され、加硫釜内に設けられた加硫バッグ等によって外側から内側に向けて加圧される。この加圧・加熱により、各ゴムシートは流動性が増した状態で内側に押圧され、また、各ゴムシートが加硫されて、各ゴムシート、歯布及び心線が一体化されたベルトスラブが得られる。ベルトスラブは、歯付きモールドから取り外され研磨後裁断されることにより、歯付きベルト10となる。本実施形態では、上記した予成型ゴム付き歯布を用いる事により歯付きベルト10が成型され、心線12と心線12との間隔g1を、心線12の直径d1の40%以下に調整される。
本発明の第1の実施形態に係る歯付きベルト10では、心線12を備える歯付きベルト10において、芯糸であるカーボン繊維束12aが、鞘糸であるガラス繊維束12bにより外周面の全面が覆われているため、カーボン繊維束12a周り全てが固められ、カーボン繊維束12aの補強の弱い箇所がない。このため、歯付きベルト10が屈曲応力を受けた場合であっても、カーボン繊維束12aの断面の変形が抑制されてカーボン繊維束12aの真円形状が維持され、水や油が付着する環境での心線12の屈曲疲労性が向上し、歯付きベルト10の細幅化が可能となる。
また、本実施形態では、芯糸のカーボン繊維束12aが、カーボン繊維束12aの周囲に配置された鞘糸のガラス繊維束12bと共に撚糸されることにより固定されているため、芯線であるカーボン繊維束12aが鞘糸であるガラス繊維束12bによりしっかりと結束されて固定され、必ずいずれかのガラス繊維束12bによりカーボン繊維束12aが補強され、カーボン繊維束12aの外周面において補強の弱い箇所がない。このため、心線12に屈曲応力がかかった場合においてもカーボン繊維束12aの断面の変形が抑制され、カーボン繊維束を構成する各カーボン繊維フィラメントに応力が均一にかかる。
なお、本実施形態では、心線12はカーボン繊維束12aと複数のガラス繊維束12bとを撚糸することにより、カーボン繊維束12aを芯糸とし、ガラス繊維束12bを鞘糸とする芯鞘構造のハイブリット心線に形成されているが、撚糸した心線12を固定して心線12の組織の変形を防止すると共に、心線12とベルト本体11との接着性を高めるために、撚糸した心線12をゴム糊等の接着剤によって固定しても構わない。この場合、撚糸した心線をゴム糊に浸漬し、その後、乾燥させた心線を歯付きモールドに巻き付けられた予成型ゴム付き歯布の歯ゴムシートの上に、螺旋状に巻き付ける。この場合には、ガラス繊維束によるカーボン繊維束の結束が維持され、より芯糸の断面の変形が抑制されて芯糸の真円形状が維持されると共に、マトリックスゴムであるベルト本体との接着性を高めることができる。また、心線に水や油が浸み込むことが防止され、心線の膨潤が防止される効果も奏する。
また、本実施形態では、心線12の芯糸を構成するカーボン繊維束12aが、鞘糸である複数のガラス繊維束12bにより結束されることで固定されているが、心線の芯糸を構成するカーボン繊維束の外周面に単一または複数のガラス繊維束を巻きつけることによって芯糸を固定しても構わない。この場合にも、芯糸であるカーボン繊維束が巻回糸であるガラス繊維束により結束されて固定され、必ずいずれかのガラス繊維束によりカーボン繊維束が補強されているため、芯糸の補強の弱い箇所がない。このため、心線に屈曲応力がかかった場合においても、芯糸の断面の変形が抑制されて芯線の真円形状が維持され、芯糸を構成する各カーボン繊維フィラメントに応力が均一にかかる。そして、水や油が付着する環境での心線の屈曲疲労性が向上し、歯付きベルトの細幅化が可能となる。
この場合の巻回糸としては、ナイロン繊維、芳香族ナイロン繊維、カーボン繊維、ポリエステル繊維、芳香族ポリエステル繊維、PPS繊維、ポリイミド繊維、フッ素繊維、シリカ繊維、PEEK繊維、PVA繊維、PE繊維、PBO繊維等からなる繊維束が挙げられる。
なお、第1の実施形態では、心線12の芯糸としてカーボン繊維束12aを用いたが、芯糸としてカーボン繊維以外の繊維束を用いても構わない。また、本実施形態では、芯糸を固定する鞘糸としてガラス繊維束12bを用いたが、ガラス繊維束以外の繊維束を用いても構わない。例えば、鞘糸として、ナイロン繊維、芳香族ナイロン繊維、カーボン繊維、ポリエステル繊維、芳香族ポリエステル繊維、PPS繊維、ポリイミド繊維、フッ素繊維、シリカ繊維、PEEK繊維、PVA繊維、PE繊維、PBO繊維等からなる繊維束が挙げられる。
次に、図2を用いて本発明の第2の実施形態に係る歯付きベルトを説明する。図2は、本発明の第2の実施形態に係る歯付きベルトの歯底断面の一部を示す説明図である。第2の実施形態では、心線を補強し、固定するための手段として歯布と背布を用いている点が第1の実施形態とは異なっている。以下、第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を説明する。
図2に示すように、本発明の第2の実施形態に係る歯付きベルト20は、ベルト本体21と、ベルト本体21に埋設され、ベルトの長手方向に沿って延びる心線22を備える。図2に示すように、心線22は、歯付きベルト20の幅方向に複数本並べられる。ベルト本体21は、歯面21a側に歯布23a、背面21b側に背布23bを備えている。本実施形態では、心線22は、歯布23aと背布23bとによって挟持される。更に、歯布23aと背布23bは、接着により心線22及びベルト本体21に固定される。ここで、心線22の直径はd2で示され、心線22と心線22との間隔g2は、心線22の直径d2の40%以下になるように調節されている。
本実施形態では、心線22は例えば撚られた12Kのカーボン繊維束である。歯布23aと背布23bは、ベルト幅方向に延びるたて糸と、ベルト長手方向に延びるよこ糸によって織られた織布であって、例えば綾織、平織等で織られたものである。歯布23aと背布23bは同じ織布であっても、異なる織布であっても構わない。また、其々の厚みが異なっていても構わない。さらに、歯布23aと背布23bは心線22およびベルト本体21と接着させるために、其々ゴム糊、RFL液等の接着剤で含浸処理されていても良い。
歯付きベルト20は、第1の実施形態と同様の製造工程(但し、背ゴムシート11Bの代わりに背布23bを巻き付ける)により成型し、これにより、歯付きベルト20の心線22と心線22との間隔g2は、心線22の直径d2の40%以下に調整される。
本発明の第2の実施形態に係る歯付きベルト20では、心線22を備える歯付きベルト20が歯布23aと背布23bを備え、心線22が、歯布23aと背布23bによって挟まれることにより、歯付きベルト20の厚み方向において心線22が歯布23aと背布23bとによって固定される。屈曲応力は歯付きベルト20の厚み方向にかかるため、歯付きベルト20が屈曲応力を受けた場合であっても、屈曲応力を受ける方向において、心線22が歯布23aと背布23bとによって補強されているため、心線22の断面の変形が抑制されて心線22の組織の変形が防止される。このため、水や油が付着する環境での心線22の屈曲疲労性が改善され、歯付きベルト20の細幅化が可能となる。
以下、本発明の具体的な例として実施例を示すが、本発明は以下に示す実施例に限定されない。
まず、次に示す実施例1、2、4と比較例1〜4の各歯付きベルトを第1の実施形態に倣って製造した。また実施例3の歯付きベルトを第2の実施形態に倣って製造した。
具体的には、ベルト本体を構成するゴム組成物としてH−NBRゴム、歯布としてアラミド帆布を用い、歯形状が円弧歯形、歯ピッチ8mm、ベルト長さ880mm、ベルト幅19.1mmの各歯付きベルトを得た。また実施例3の背面帆布として歯布で用いたアラミド帆布を用いた。
<実施例1>
実施例1では、歯付きベルトの心線として、6Kのカーボン繊維束の周囲にガラス繊維束を配置し、共に撚糸したハイブリッド心線を用いた。ここで、6Kとは、6000本のカーボン繊維フィラメントを束ねた繊維束(ストランド)を意味する。
実施例1の歯付きベルトに用いたハイブリッド心線は、次のようにして作成した。まず、無撚りの6Kのカーボン繊維束(東レ社製トレカ(登録商標)T300−6000)をRFL処理液に浸漬して乾燥し、乾燥後に撚糸をかけた。別途、補強用の無撚りの200本のガラス繊維フィラメントを束ねた繊維束(日本板硝子社製マイクログラス(登録商標)ゴムコード)3つを引き揃えてRFL処理液に浸漬して乾燥し、乾燥後に前記3つのガラス繊維束を撚り合わせ、1つのガラス繊維束とした。次に、最初に作成したカーボン繊維束の周囲に、別途作成したガラス繊維束を12本配置し、全体に撚糸をかけ、カーボン繊維束を芯糸とし、ガラス繊維束を蛸糸とする芯蛸構造のハイブリット心線を作成した。
そして上記心線を用いて、歯付きベルトを作成した。なお、実施例1で得られた歯付きベルトの横断面において、心線間の間隔は心線の直径の26%であった。
<実施例2>
実施例2では、実施例1で作成したハイブリット心線を接着剤(ロード・ファー・イースト社製ケムロック233)の液に浸漬して乾燥し、接着剤で被覆したハイブリット心線を作成し、同心線を用いて実施例2の歯付きベルトを作成した。なお、実施例2で得られた歯付きベルトの横断面において、心線間の間隔は心線の直径の25%であった。
<実施例3>
実施例3では、無撚りの12Kのカーボン繊維束(東レ社製トレカ(登録商標)T300−12000)をRFL処理液に浸漬して乾燥し、乾燥後に撚糸をかけた心線を用いて、実施例3の歯付きベルトを作成した。なお、実施例3で得られた歯付きベルトの横断面において、心線間の間隔は心線の直径の26%であった。
<実施例4>
実施例4では、実施例1のハイブリッド心線を用いて、歯付きベルトを作成した。但し、歯付きモールドに巻き付けられた予成型ゴム付き歯布の歯ゴムシート上に螺旋状に巻き付けられる心線の打ち込み本数を実施例1の場合より減じることにより、実施例4で得られた歯付きベルトの横断面において、心線間の間隔は心線の直径の40%に調整した。
<比較例1>
比較例1として、実施例1で別途作成したガラス繊維束を11本撚り合わせて心線を作成し、同心線を用いて、比較例1の歯付きベルトを作成した。なお、比較例1で得られた歯付きベルトの横断面において、心線間の間隔は心線の直径の26%であった。
<比較例2>
比較例2として、無撚りの12Kのカーボン繊維束(東レ社製トレカ(登録商標)T300−12000)をRFL処理液に浸漬して乾燥し、乾燥後に撚糸をかけて心線を作成し、同心線を用いて、比較例2の歯付きベルトを作成した。なお、比較例2で得られた歯付きベルトの横断面において、心線間の間隔は心線の直径の26%であった。
<比較例3>
比較例3として、実施例1で芯糸として作成した6Kカーボン繊維束をそのまま心線に用いて、比較例3の歯付きベルトを作成した。なお、比較例3で得られた歯付きベルトの横断面において、心線間の間隔は心線の直径の30%であった。
<比較例4>
比較例4では、実施例1のハイブリッド心線を用いて、歯付きベルトを作成した。但し、歯付きモールドに巻き付けられた予成型ゴム付き歯布の歯ゴムシート上に螺旋状に巻き付けられる心線の打ち込み本数を実施例4の場合より更に減じることにより、比較例4で得られた歯付きベルトの横断面において、心線間の間隔は心線の直径の58%とした。
[ベルト走行試験1(耐油多屈曲試験)]
実施例1〜4、比較例1〜4で得られた歯付きベルトについて、高温の油のミストが付着する環境下でベルト走行試験1(耐油多屈曲試験)を行い、各歯付きベルトの耐油屈曲性能を評価した。
図3に、ベルト性能評価として行ったベルト走行試験1に使用した走行試験装置30を示す。走行試験装置30の内部には、歯数が20歯(8mmピッチ)の従動歯付きプーリ31及び原動歯付きプーリ32と、プーリ径45mmのアイドラプーリ33を有し、底部に油34を貯留する。ベルト走行試験1において、従動歯付きプーリ31及び原動歯付きプーリ32に、歯付きベルトを掛け回し、原動歯付きプーリ32を6000rpmで矢印3Xの方向に回転させながら、負荷をかけない状態で200時間走行させた。なお、ベルト走行試験1は、最下部に位置する従動歯付きプーリ31の側面に同軸で取り付けられ油34に接する羽根車35が、原動歯付きプーリ32の回転運動に連動して矢印3X方向に回転し、ヒーター36により所定の温度に加温された油34を跳ね上げることにより、130℃で油のミストがベルトに付着する環境下で行った。
走行後の歯付きベルトを引張り試験機に取り付け、常温で50mm/minの速度で引張試験を行い、歯付きベルトの破断強度を測定した。同様に新品の歯付きベルトの引張試験を行い、歯付きベルトの破断強度を測定した。そしてベルト走行試験1後の歯付きベルトの破断強度を新品歯付きベルトの破断強度で割って、走行後の歯付きベルトの残存強度保持率を算出した。
図4にベルト走行試験1の実施例1〜3、比較例1〜3の結果を示す。ガラス繊維束のみを心線とした比較例1、12Kのカーボン繊維束のみを心線とした比較例2、6Kのカーボン繊維束のみを心線とした比較例3と比べて、芯糸に6Kのカーボン繊維束、鞘糸にガラス繊維束を用いた芯鞘構造のハイブリッド心線を用いた実施例1の歯付きベルトおよび実施例1のハイブリット心線に接着剤を被覆した実施例2の歯付きベルトおよび12Kのカーボン繊維束のみを心線とし、同心線が、歯布と背布によって挟まれることにより、歯付きベルトの厚み方向において同心線が歯布と背布とによって固定される実施例3の歯付きベルトは明らかに高い残存強度保持率を示した。このように、実施例1および実施例2の歯付きベルトが、ガラス繊維束またはカーボン繊維束のみを心線とする比較例1〜3の歯付きベルトよりも高い残存強度保持率を示したのは、芯糸のカーボン繊維束が鞘糸のガラス繊維束により結束され周囲を固められているため、心線内部への油の浸透が抑制されるとともに、芯糸の断面の変形が抑制され荷重が分散されにくいことによるためと考えられる。また12Kのカーボン繊維束のみを心線とする実施例3の歯付きベルトが高い残存強度保持率を示したのは、歯付きベルトの厚み方向において同心線が歯布と背布とによって固定されるため、同様に心線内部への油の浸透が抑制されるとともに、心線の断面の変形が抑制され荷重が分散されにくいことによるためと考えられる。
図5にベルト走行試験1の実施例1、実施例4および比較例4の結果を示す。実施例1、実施例4および比較例4の歯付きベルトは、芯糸に6Kのカーボン繊維束、鞘糸にガラス繊維束を用いた芯鞘構造の同じハイブリッド心線を用い他のベルト材料も同一であり、違いは、歯付きベルトの横断面における心線間の間隔である。図5の結果から、芯糸に6Kのカーボン繊維束、鞘糸にガラス繊維束を用いた芯鞘構造のハイブリッド心線を用い歯付きベルトの横断面における心線間の間隔が心線の直径の40%以下の実施例1および実施例4の歯付きベルトは、同じハイブリット心線を用いて歯付きベルトの横断面における心線間の間隔を心線の直径の58%とした比較例4の歯付きベルトより明らかに高い残存強度保持率を示した。これは、歯付きベルトの横断面における心線間の間隔が心線の直径の40%より大きくなると、心線より弾性率の低い歯ゴムおよび背ゴムの割合が相対的に増加するため、心線が歯付きベルトの屈曲によるベルト厚み方向のゴム圧縮の影響を大きく受け、心線の断面が扁平に変形して、油が心線内部へ浸透するとともに、心線にかかる荷重が分散され、応力が不均一にかかるようになり、油で膨潤・劣化し過荷重がかかるカーボン繊維フィラメントから順に切断していくためと考えられる。一方、実施例1および実施例4の歯付きベルトが高い残存強度保持率を示しているは、歯付きベルトの横断面における心線間の間隔が心線の直径の40%以下では歯付きベルトの屈曲によるベルト厚み方向のゴム圧縮の影響を殆ど受けないためと考えられる。
このように、歯付きベルトの心線を、カーボン繊維束を芯糸、ガラス繊維束を鞘糸とする芯鞘構造のハイブリット心線にして、歯付きベルトの横断面における心線間の間隔が心線の直径の40%以下にするか、歯付きベルトが歯布および背布とカーボン繊維束からなる心線を有して、心線が歯布と背布によって挟まれ、歯付きベルトの横断面における心線間の間隔が心線の直径の40%以下にすれば、心線の断面の変形が抑制され、油が付着する環境での屈曲疲労性が改善されることが示された。
[ベルト走行試験2(注水多屈曲試験)]
次に、実施例1および比較例1の歯付きベルトについて、ベルト走行試験1と同じ走行試験装置30を用いてベルト走行試験2(注水多屈曲試験)を行った。但し、走行試験装置30の底部に油34を貯留せずまた羽根車35を取り外した。そして80℃環境下で最下位に位置する従動プーリ31のベルト噛み込み部に注水(1L/hr)しながら、原動歯付きプーリ32を6000rpmで矢印3Xの方向に回転させて、負荷をかけない状態で歯付きベルトを200時間走行させた。
そして[0051]に記載の方法で、走行後の歯付きベルトの残存強度保持率を算出した。ベルト走行試験2の結果については、実施例1および比較例1の歯付きベルトの残存強度保持率が其々90%と50%であった。
このように、歯付きベルトの心線を、カーボン繊維束を芯糸、ガラス繊維束を鞘糸とする芯鞘構造のハイブリット心線とすることにより、心線の断面の変形が抑制され、水が付着する環境においても屈曲疲労性が改善されることが示された。
[ベルト折り曲げ試験]
心線の屈曲性能の向上確認のため、ベルト折り曲げ試験として、素手で実施例1、2、比較例1、2の歯付きベルトを其々3回約180°折り曲げた後に[0051]に記載の引張り試験を行い、折り曲げ前の其々の新品歯付きベルトに対する残存強度保持率を算出した。
図6にベルト折り曲げ試験の結果を示す。ガラス繊維束のみを心線とした比較例1の歯付きベルト、12Kのカーボン繊維束のみを心線とした比較例2の歯付きベルトの残存強度保持率が其々48%、14%まで低下するのと比べ、カーボン繊維束を芯糸、ガラス繊維束を鞘糸とする芯鞘構造のハイブリット心線を用いた実施例1の歯付きベルトおよび実施例1のハイブリット心線に接着剤(ゴム糊)を被覆した心線を用いた実施例2の歯付きベルトの残存強度保持率は、其々64%、95%を示し、比較例1および比較例2の歯付きベルトより屈曲性能が優れていることが判明した。特に実施例2の歯付きベルトでは過度に屈曲させても新品とほぼ同程度の強度を示した。これは、ハイブリッド心線が、歯付きベルトの横断面において、心線間の間隔は心線の直径の40%以下であり、更には心線の周りを芯糸のカーボン繊維束の集束を高めるゴム糊(ゴムラテックス)で被覆することにより心線周りが強固に固定され、心線の組織の変形が十分防止されたためと考えられる。
10、20 歯付きベルト
11、21 ベルト本体
12、22 心線
12a カーボン繊維束
12b ガラス繊維束
13、23a 歯布
23b 背布
d1、d2 心線の直径
g1、g2 心線間の間隔

Claims (6)

  1. 心線を備える歯付きベルトにおいて、
    前記心線は、中央に配置された芯糸と、前記芯糸の外周面の全面を隙間なく覆うことにより前記芯糸を固定する鞘糸を備え、
    前記歯付きベルトの横断面において、前記心線間の間隔が前記心線の直径の40%以下であることを特徴とする歯付きベルト。
  2. 前記芯糸はカーボン繊維束、前記鞘糸はガラス繊維束であり、
    前記カーボン繊維束は、前記カーボン繊維束の周囲に配置された前記ガラス繊維束と共に撚糸されることにより固定されることを特徴とする請求項1に記載の歯付きベルト。
  3. 前記ガラス繊維束は、接着剤によって前記カーボン繊維束の外周面に固定されることを特徴とする請求項2に記載の歯付きベルト。
  4. 前記鞘糸は、ナイロン繊維、芳香族ナイロン繊維、ガラス繊維、カーボン繊維、ポリエステル繊維、芳香族ポリエステル繊維、PPS繊維、ポリイミド繊維、フッ素繊維、シリカ繊維、PEEK繊維、PVA繊維、PE繊維及びPBO繊維からなる群から選ばれるいずれかの繊維束であることを特徴とする請求項1に記載の歯付きベルト。
  5. 前記芯糸はカーボン繊維束であり、
    前記カーボン繊維束は、外周面に前記鞘糸が巻きつけられることにより固定されることを特徴とする請求項1に記載の歯付きベルト。
  6. 心線を備える歯付きベルトにおいて、
    前記歯付きベルトは歯布と背布を備え、
    前記心線が、前記歯布と前記背布とに接して挟持されることにより固定され、
    前記歯付きベルトの横断面において、前記心線間の間隔が前記心線の直径の40%以下であることを特徴とする歯付きベルト。
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