JP6175761B2 - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロレンズアレイ基板、およびこれを備えた電気光学装置、電子機器に関する。
素子基板と対向基板との間に電気光学物質(例えば、液晶など)を備えた電気光学装置が知られている。電気光学装置として、例えば、プロジェクターの液晶ライトバルブとして用いられる液晶装置などを挙げることができる。このような液晶装置においては、高い光利用効率を実現することが求められている。
そこで、例えば、液晶装置の素子基板および対向基板の少なくとも一方にマイクロレンズアレイ基板を備えることにより、液晶装置に入射した光を集光し、液晶装置の実質的な開口率の向上を図る構成が知られている。マイクロレンズアレイ基板は、表面に複数の凹部が形成された石英などからなる基板と、基板を覆い凹部を埋め込むように形成され基材と異なる屈折率を有するレンズ層とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のマイクロレンズアレイ基板では、石英などからなる基板上にマスク層(多結晶シリコン膜)を成膜し、マイクロレンズ(凹部)を形成しようとする部分に対応してマスク層に開口を形成する。そして、マスク層の開口を介して基板にウエットエッチングを施すことにより、略球面状の凹部が形成される。マスク層の各開口は略均一な大きさで形成されるため、マイクロレンズアレイ基板には略均一な形状の凹部が形成される。
特開平9−101401号公報
ところで、このようなマイクロレンズアレイ基板を備える液晶装置をプロジェクターの液晶ライトバルブとして用いる場合、スクリーンに投射される画像の照度が均一にならず、中央部よりも外縁側が暗くなるという課題がある。この原因として、液晶ライトバルブに入射する光の入射角度が中央部と外縁側とで異なるために、投射レンズに入射する光の入射角度が中央部と外縁側とで異なってしまい、投射レンズのケラレに差が生じてしまう場合が考えられる。また、液晶ライトバルブに入射する光の入射角度が中央部と外縁側とで均一であったとしても、液晶ライトバルブを透過した光の投射レンズへの飲み込みの位置依存性により照度に差が生じてしまう場合が考えられる。そのため、スクリーンに投射される画像の照度を中央部と外縁側とで、より均一にすることが可能なマイクロレンズアレイ基板が求められている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るマイクロレンズアレイ基板は、複数のマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレイ基板であって、第1マイクロレンズの集光効率は、前記第1マイクロレンズよりも外縁側に位置する第2マイクロレンズの集光効率よりも小さいことを特徴とする。
本適用例の構成によれば、第1マイクロレンズの集光効率は、第1マイクロレンズの外縁側に位置する第2マイクロレンズの集光効率よりも小さい。ここで、マイクロレンズの集光効率が小さいとは、例えば、マイクロレンズアレイ基板をプロジェクターの液晶ライトバルブ(液晶装置)に用いる場合に、マイクロレンズに入射する光を屈折させてマイクロレンズの中央部に集光させる度合いが小さいことを意味する。そのため、例えば、マイクロレンズアレイ基板をプロジェクターの液晶ライトバルブに用いる場合に、第1マイクロレンズで集光されTFTなどの駆動素子を遮光する遮光層で遮光されることなく透過する光の量は、第2マイクロレンズよりも少なくなる。これにより、マイクロレンズアレイ基板の内側を透過する光の量が外縁側を透過する光の量よりも少なくなるので、スクリーンに投射される画像の照度を、内側が外縁側よりも高い従来の構成に比べて、内側と外縁側とでより均一にすることができる。
[適用例2]上記適用例に係るマイクロレンズアレイ基板であって、前記第1マイクロレンズの曲率は、前記第2マイクロレンズの曲率よりも小さいことが好ましい。
本適用例の構成によれば、第1マイクロレンズの曲率は第2マイクロレンズの曲率よりも小さい。すなわち、断面視したときの第1マイクロレンズの凹部の曲がり具合は、第2マイクロレンズの凹部の曲がり具合よりも緩いので、内側に位置する第1マイクロレンズの集光効率は、外縁側に位置する第2マイクロレンズの集光効率よりも小さくなる。
[適用例3]上記適用例に係るマイクロレンズアレイ基板であって、前記第1マイクロレンズの径は、前記第2マイクロレンズの径よりも小さいことが好ましい。
本適用例の構成によれば、第1マイクロレンズの径は、第2マイクロレンズの径よりも小さいので、マイクロレンズアレイ基板上の同じ面積に入射する入射光に対して第1マイクロレンズが集光可能な有効面積は、第2マイクロレンズが集光可能な有効面積よりも小さくなる。したがって、内側に位置する第1マイクロレンズの集光効率は、外縁側に位置する第2マイクロレンズの集光効率よりも小さくなる。
[適用例4]上記適用例に係るマイクロレンズアレイ基板であって、前記第1マイクロレンズの周縁部の前記一面に対する傾斜角度は、前記第2マイクロレンズの周縁部の前記一面に対する傾斜角度よりも小さいことが好ましい。
本適用例の構成によれば、第1マイクロレンズの周縁部の一面に対する傾斜角度が第2マイクロレンズの周縁部の一面に対する傾斜角度よりも小さいので、第1マイクロレンズの周縁部で屈折した光は第2マイクロレンズの周縁部で屈折した光よりも、マイクロレンズの中央部から離れた位置に集光される。したがって、内側に位置する第1マイクロレンズの集光効率は、外縁側に位置する第2マイクロレンズの集光効率よりも小さくなる。
[適用例5]本適用例に係る電気光学装置は、スイッチング素子と前記スイッチング素子を遮光する遮光層とを有する素子基板と、前記素子基板に対向配置された対向基板と、前記素子基板と前記対向基板との間に挟持された液晶層と、を備え、前記素子基板および前記対向基板の少なくとも一方に、上記のマイクロレンズアレイ基板を備えていることを特徴とする。
本適用例の構成によれば、電気光学装置は、内側を透過する光の量が外縁側を透過する光の量よりも少なくなるマイクロレンズアレイ基板を備えているので、プロジェクターの液晶ライトバルブとして用いる場合に、スクリーンに投射される画像の照度を内側と外縁側とで、より均一にすることができる。
[適用例6]上記適用例に係る電気光学装置であって、表示領域と前記表示領域を囲む非表示領域とを有し、前記マイクロレンズアレイ基板は、前記表示領域に対応して配置された前記第1マイクロレンズおよび前記第2マイクロレンズと、前記非表示領域に対応して配置された第3マイクロレンズと、を有し、前記第3マイクロレンズの形状は、前記第2マイクロレンズの形状と同じであることが好ましい。
本適用例の構成によれば、表示に寄与する表示領域の周囲を囲む非表示領域に第3マイクロレンズが設けられている。この第3マイクロレンズの形状が表示領域の外縁側に位置する第2マイクロレンズの形状と同じであるので、マイクロレンズアレイ基板の表示領域の外縁部およびその周囲において平坦性が向上するため液晶層の層厚をより均一にでき、入射光の屈折などの光学条件を同じにできるので、電気光学装置の画像品質を向上させることができる。
[適用例7]上記適用例に係る電気光学装置であって、前記対向基板に、前記マイクロレンズアレイ基板を備え、前記素子基板に、互いに同じ集光効率を有するマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレイ基板を備えていることが好ましい。
本適用例の構成によれば、上記のマイクロレンズアレイ基板を対向基板に備えているので、対向基板側から入射する光に対して内側における集光効率が外縁側における集光効率よりも小さい。そのため、対向基板から液晶層に入射する光のうち内側では外縁側に比べて光軸の傾き度合いが小さくなるので、電気光学装置をプロジェクターの液晶ライトバルブとして用いる場合に、スクリーンに投射される画像のコントラストを内側と外縁側とでより均一にすることができる。
[適用例8]上記適用例に係る電気光学装置であって、前記素子基板には、前記マイクロレンズアレイ基板を備え、前記対向基板には、互いに同じ集光効率を有するマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレイ基板を備えていることが好ましい。
本適用例の構成によれば、中央部も外縁側も互いに同じ集光効率を有するマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレイ基板を対向基板に備えている。そのため、対向基板側から入射する光に対する集光効率を内側も外縁側も同様に大きくすれば、対向基板から液晶層を透過して素子基板に入射する光に対して遮光層で遮光される光の量を、内側も外縁側と同様に少なくできる。これにより、遮光層で吸収される光の量を内側と外縁側とで少なくできるので、光を吸収することによる遮光層の発熱を抑えることができる。
[適用例9]上記適用例に係る電気光学装置であって、前記対向基板に、前記マイクロレンズアレイ基板と、互いに同じ集光効率を有するマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレイ基板と、を備えていることが好ましい。
本適用例の構成によれば、対向基板に双方のマイクロレンズアレイ基板を備え、素子基板にはマイクロレンズアレイ基板を備えていない。素子基板にマイクロレンズアレイ基板を備える構成の場合、マイクロレンズアレイ基板上にスイッチング素子を形成する工程で、マイクロレンズアレイ基板が高温に晒されることによりマイクロレンズにクラックが発生して歩留りが低下する場合がある。これに対して、対向基板に双方のマイクロレンズアレイ基板を備えることで、このようなマイクロレンズのクラックの発生による歩留り低下を抑えることができる。
[適用例10]本適用例に係る電子機器は、上記適用例の電気光学装置を備えていることを特徴とする。
本適用例の構成によれば、スクリーンに投射される画像の照度を中央部と外縁側とでより均一にすることが可能な電子機器を提供できる。
第1の実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略平面図。 第1の実施形態に係る液晶装置の電気的な構成を示す等価回路図。 第1の実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略断面図。 第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の効果を説明する模式図。 第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図。 第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図。 第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図。 第2の実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略断面図。 第3の実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略断面図。 第4の実施形態に係る電子機器としてのプロジェクターの構成を示す概略図。 変形例に係るマイクロレンズアレイ基板の構成を示す概略断面図。 変形例に係るマイクロレンズアレイ基板の構成を示す概略平面図。 変形例に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大、縮小、あるいは誇張して表示している。また、説明に必要な構成要素以外は図示を省略する場合がある。
なお、以下の形態において、例えば「基板上に」と記載された場合、基板の上に接するように配置される場合、または基板の上に他の構成物を介して配置される場合、または基板の上に一部が接するように配置され、一部が他の構成物を介して配置される場合を表すものとする。
(第1の実施形態)
<電気光学装置>
ここでは、電気光学装置として、薄膜トランジスター(Thin Film Transistor;TFT)を画素のスイッチング素子として備えたアクティブマトリックス型の液晶装置を例に挙げて説明する。この液晶装置は、例えば、後述する投射型表示装置(プロジェクター)の光変調素子(液晶ライトバルブ)として好適に用いることができるものである。
まず、第1の実施形態に係る電気光学装置としての液晶装置について、図1、図2、および図3を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略平面図である。図2は、第1の実施形態に係る液晶装置の電気的な構成を示す等価回路図である。図3は、第1の実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略断面図である。詳しくは、図3は、図1のA−A’線に沿った概略断面図である。
図1および図3に示すように、第1の実施形態に係る液晶装置1は、対向配置された素子基板20および対向基板30と、素子基板20と対向基板30との間に配置された液晶層40とを有する。図1に示すように、素子基板20は対向基板30よりも一回り大きく、両基板は、額縁状に配置されたシール材42を介して接合されている。
液晶層40は、素子基板20と対向基板30とシール材42とによって囲まれた空間に封入された、正または負の誘電異方性を有する液晶で構成されている。シール材42は、例えば熱硬化性または紫外線硬化性のエポキシ樹脂などの接着剤からなる。シール材42には、素子基板20と対向基板30との間隔を一定に保持するためのスペーサー(図示省略)が混入されている。
額縁状に配置されたシール材42の内側には、額縁状の周縁部を有する遮光層22(26、32)が設けられている。遮光層22(26、32)は、例えば遮光性の金属あるいは金属酸化物などからなる。遮光層22(26、32)の内側は、複数の画素Pが配列された表示領域Eとなっている。表示領域Eは、液晶装置1において、実質的に表示に寄与する領域である。遮光層22(26、32)は、表示領域Eにおいて、複数の画素Pを平面的に区画するように、例えば格子状に設けられている。
画素Pは、例えば、略矩形状を有し、マトリックス状に配列されている。表示領域Eに配列された複数の画素Pのうち、表示領域Eの中央部に位置する画素Pを画素P1とする。また、A−A’線方向において表示領域Eの最も外縁側に位置する画素Pを画素P3とし、A−A’線方向において画素P1と画素P3との中間に位置する画素Pを画素P2とする。
素子基板20の1辺部のシール材42の外側には、1辺部に沿ってデータ線駆動回路51および複数の外部接続端子54が設けられている。また、その1辺部に対向する他の1辺部に沿ったシール材42の内側には、検査回路53が設けられている。さらに、これらの2辺部と直交し互いに対向する他の2辺部に沿ったシール材42の内側には、走査線駆動回路52が設けられている。
検査回路53が設けられた1辺部のシール材42の内側には、2つの走査線駆動回路52を繋ぐ複数の配線55が設けられている。これらデータ線駆動回路51、走査線駆動回路52に繋がる配線は、複数の外部接続端子54に接続されている。また、対向基板30の角部には、素子基板20と対向基板30との間で電気的導通をとるための上下導通部56が設けられている。なお、検査回路53の配置はこれに限定されず、データ線駆動回路51と表示領域Eとの間のシール材42の内側に沿った位置に設けてもよい。
以下の説明では、データ線駆動回路51が設けられた1辺部に沿った方向を第1方向としてのX方向とし、この1辺部と直交し互いに対向する他の2辺部に沿った方向を第2方向としてのY方向とする。X方向は、図1のA−A’線に沿った方向である。また、X方向およびY方向と直交し図1における上方に向かう方向をZ方向とする。なお、本明細書では、液晶装置1の対向基板30の表面11b(図3参照)の法線方向(Z方向)から見ることを「平面視」という。
図2に示すように、表示領域Eには、走査線2とデータ線3とが互いに交差するように形成され、走査線2とデータ線3との交差に対応して画素Pが設けられている。画素Pのそれぞれには、画素電極28と、スイッチング素子としてのTFT24(Thin Film Transistor:薄膜トランジスター)とが設けられている。
TFT24のソース電極(図示しない)は、データ線駆動回路51から延在するデータ線3に電気的に接続されている。データ線3には、データ線駆動回路51(図1参照)から画像信号(データ信号)S1、S2、…、Snが線順次で供給される。TFT24のゲート電極(図示しない)は、走査線駆動回路52から延在する走査線2の一部である。走査線2には、走査線駆動回路52から走査信号G1、G2、…、Gmが線順次で供給される。TFT24のドレイン電極(図示しない)は、画素電極28に電気的に接続されている。
画像信号S1、S2、…、Snは、TFT24を一定期間だけオン状態とすることにより、データ線3を介して画素電極28に所定のタイミングで書き込まれる。このようにして画素電極28を介して液晶層40に書き込まれた所定レベルの画像信号は、対向基板30に設けられた共通電極34(図3参照)との間に形成される液晶容量で一定期間保持される。
なお、保持された画像信号S1、S2、…、Snがリークするのを防止するため、走査線2に沿って形成された容量線4と画素電極28との間に蓄積容量5が形成され、液晶容量と並列に配置されている。このように、各画素Pの液晶に電圧信号が印加されると、印加された電圧レベルにより液晶の配向状態が変化する。これにより、液晶層40(図3参照)に入射した光が変調されて階調表示が可能となる。
液晶層40を構成する液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能とする。例えば、ノーマリーホワイトモードの場合、各画素Pの単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少する。ノーマリーブラックモードの場合、各画素Pの単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加し、全体として液晶装置1からは画像信号に応じたコントラストをもつ光が射出される。
図3に示すように、素子基板20は、基板21と、遮光層22と、絶縁層23と、TFT24と、絶縁層25と、遮光層26と、絶縁層27と、画素電極28と、配向膜29とを備えている。基板21は、例えばガラスや石英などの光透過性を有する材料からなる。
遮光層22は、上層の遮光層26に平面視で重なるように格子状に形成されている(図3参照)。遮光層22,26は、例えば、Mo(モリブデン)、W(タングステン)、Ti(チタン)、TiN(窒化チタン)、Cr(クロム)などの遮光性を有する材料で構成されている。
遮光層22および遮光層26は、素子基板20の厚さ方向(Z方向)において、TFT24を間に挟むように配置されている。遮光層22および遮光層26が設けられていることにより、TFT24への光の入射が抑制される。遮光層22,26に囲まれた領域(開口部22a,26a内)は、光が透過する領域となる。
絶縁層23は、基板21と遮光層22とを覆うように設けられている。絶縁層23は、例えば、SiO2などの無機材料からなる。TFT24は、絶縁層23上に設けられている。TFT24は、画素電極28を駆動するスイッチング素子である。図示を省略するが、TFT24は、半導体層、ゲート電極、ソース電極、およびドレイン電極で構成されている。
ゲート電極は、素子基板20において平面視で半導体層のチャネル領域と重なる領域に絶縁層25の一部(ゲート絶縁膜)を介して形成されている。図示を省略するが、ゲート電極は、下層側に配置された走査線2(図2参照)にコンタクトホールを介して電気的に接続されており、走査信号が印加されることによってTFT24をオン/オフ制御している。
絶縁層25は、絶縁層23とTFT24とを覆うように設けられている。絶縁層25は、例えば、SiO2などの無機材料からなる。絶縁層25は、TFT24の半導体層とゲート電極との間を絶縁するゲート絶縁膜を含む。絶縁層25により、TFT24によって生ずる表面の凹凸が緩和される。絶縁層25上には、遮光層26が設けられている。そして、絶縁層25と遮光層26とを覆うように、無機材料からなる絶縁層27が設けられている。
画素電極28は、絶縁層27上に、画素Pに対応して設けられている。画素電極28は、遮光層22の開口部22aおよび遮光層26の開口部26aに平面視で重なる領域に配置されている。画素電極28は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電膜からなる。配向膜29は、画素電極28を覆うように設けられている。
なお、TFT24や、TFT24に電気信号を供給する電極や走査線2およびデータ線3などの配線(図示しない)は、平面視で遮光層22および遮光層26に重なる領域に設けられている。TFT24は、例えば、遮光層22および遮光層26の格子の交点、すなわち画素Pの4隅に設けられている。なお、これらの電極や配線などが遮光層22および遮光層26を兼ねる構成であってもよい。
対向基板30は、マイクロレンズアレイ基板10と、パス層(光路長調整層)31と、遮光層32と、保護層33と、共通電極34と、配向膜35とを備えている。マイクロレンズアレイ基板10は、凹部12(凹部12a,12b,12c)の開口部側が素子基板20に対向するように配置されている。マイクロレンズアレイ基板10は、基板11とレンズ層13とを備えている。基板11は、例えばガラスや石英などの光透過性を有する材料からなる。
基板11は、液晶層40側の一面11aに形成された複数の凹部12(凹部12a,12b,12c)を有している。基板11の一面11aのA−A’線方向における内側(中央部)に位置する凹部12aは、画素P1に対応して設けられている。また、最も外縁側に位置する凹部12cは画素P3に対応して設けられており、凹部12aと凹部12cとの中間に位置する凹部12bは画素P2に対応して設けられている。
なお、図3では凹部12a,12b,12c以外の凹部12の図示を省略しているが、基板11には、図1に示す画素Pのそれぞれに対応して凹部12が設けられている。以下では、凹部12a,12b,12cに共通する説明においては、単に凹部12と記す。
凹部12a,12b,12cは、その底部に向かって先細りとなる曲面状に形成されているが球面状(半球形状)ではなく、互いに相似形状ではない。しかしながら、凹部12a,12b,12cの形状は、図3に示す断面視でそれぞれ半円形に近似することができる。凹部12aの形状を半円形に近似したときの曲率半径は、凹部12bの形状を半円形に近似したときの曲率半径よりも大きい。また、凹部12bの形状を半円形に近似したときの曲率半径は、凹部12cの形状を半円形に近似したときの曲率半径よりも大きい。
したがって、凹部12aの曲率は凹部12bの曲率よりも小さく、凹部12bの曲率は凹部12cの曲率よりも小さい。すなわち、半円形に近似したときの凹部12a,12b,12cの曲面の曲がり具合は、凹部12aが最も緩く、凹部12b、凹部12cの順にきつくなる。なお、このような凹部12の形成方法については、後述するマイクロレンズアレイ基板の製造方法で説明する。
レンズ層13は、基板11の一面11a側に、凹部12を埋め込むように形成されている。レンズ層13は、光透過性を有し、基板11とは異なる屈折率を有する材料からなる。より具体的には、レンズ層13は、基板11よりも光屈折率の高い無機材料からなる。このような無機材料としては、例えばSiON、Al23などが挙げられる。
レンズ層13で凹部12を埋め込むことにより、凸状のマイクロレンズMLが構成される。凹部12aに対応して第1マイクロレンズとしてのマイクロレンズML1が構成され、凹部12cに対応して第2マイクロレンズとしてのマイクロレンズML3が構成され、凹部12bに対応してマイクロレンズML2が構成される。
マイクロレンズML1,ML2,ML3は、画素P1,P2,P3にそれぞれ対応する。これらの複数のマイクロレンズMLにより、マイクロレンズアレイMLAが構成される。なお、以下では、マイクロレンズML1,ML2,ML3についても共通する説明においては、単にマイクロレンズMLと記す。
パス層(光路長調整層)31は、マイクロレンズアレイ基板10を覆うように設けられている。パス層(光路長調整層)31は、例えば、基板11とほぼ同じ屈折率を有する無機材料からなる。パス層(光路長調整層)31は、マイクロレンズアレイ基板10の表面を平坦化するとともに、マイクロレンズMLの焦点距離を所望の値に合わせる機能を有する。したがって、パス層(光路長調整層)31の層厚は、光の波長に応じたマイクロレンズMLの焦点距離などの光学条件に基づいて適宜設定される。
遮光層32は、素子基板20の遮光層22および遮光層26に平面視で重なるように格子状に形成されている。遮光層32は、遮光層22,26と同じ材料で構成されている。遮光層32に囲まれた領域(開口部32a内)は、光が透過する領域となる。保護層33は、パス層(光路長調整層)31と遮光層32とを覆うように設けられている。
共通電極34は、保護層33を覆うように設けられている。共通電極34は、複数の画素Pに跨って形成されている。共通電極34は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電膜からなる。配向膜35は、共通電極34を覆うように設けられている。液晶層40は、素子基板20側の配向膜29と対向基板30側の配向膜35との間に封入されている。
なお、保護層33は共通電極34の液晶層40に面する表面が平坦となるように、遮光層32を覆うものであって、必須な構成要素ではなく、例えば、導電性の遮光層32を直接覆うように共通電極34を形成してもよい。液晶層40は、素子基板20側の配向膜29と対向基板30側の配向膜35との間に封入されている。
第1の実施形態に係る液晶装置1では、光は、マイクロレンズアレイ基板10を備える対向基板30(基板11)側から入射し、マイクロレンズMLによって集光される。例えば、基板11側から凸状のマイクロレンズML2に入射する光のうち、画素P2の平面的な中心を通過する光軸に沿って入射した入射光L1は、マイクロレンズML2をそのまま直進し、液晶層40を通過して素子基板20側に射出される。
入射光L1よりも外側の、平面視で遮光層32と重なる領域からマイクロレンズML2の周縁部に入射した入射光L2は、仮にそのまま直進した場合、破線で示すように遮光層32で遮光されてしまうが、基板11とレンズ層13との間の光屈折率の差により、画素P2の平面的な中心側へ屈折する。液晶装置1では、このように直進した場合に遮光層32で遮光されてしまう入射光L2も、各マイクロレンズMLの集光作用により遮光層32の開口部32a内に入射させて液晶層40を通過させることができる。この結果、素子基板20側から射出される光の量を多くできるので、光の利用効率を高めることができる。
上述したように、半円形に近似したときの凹部12の曲率は、外縁側から中央部に向かって凹部12c、凹部12b、凹部12aの順に小さくなるので、曲面の曲がり具合は凹部12c、凹部12b、凹部12aの順に緩くなる。したがって、マイクロレンズMLの集光効率は、A−A’線方向における外縁側から中央部に向かって、マイクロレンズML3、マイクロレンズML2、マイクロレンズML1の順に小さくなる。
ここで、このような構成を有するマイクロレンズアレイ基板10を備えた液晶装置1を、後述するプロジェクター100(図10参照)の液晶ライトバルブとして用いる場合に得られる効果を、図4を参照して説明する。図4は、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の効果を説明する模式図である。
図4(a)は、マイクロレンズの曲率と、図10に示すプロジェクター100からスクリーン130に投射されたときの画像の明るさとの関係を模式的に示す図である。図4(b)は、プロジェクター100から画像が投射されたスクリーン130を正面から見た図である。図4(c)は、図4(b)に示すスクリーン130のB−B’線方向おける照度分布を模式的に示す図である。なお、スクリーン130のB−B’線方向は、液晶装置1のA−A’線方向に相当する。
図4(a)に示すように、マイクロレンズML1は、マイクロレンズML3よりも、曲率が小さく集光効率が小さい。マイクロレンズMLの集光効率が小さい(または大きい)とは、マイクロレンズMLに入射する光を屈折させてマイクロレンズMLの中央部に集光させる度合いが小さい(または大きい)ことを意味する。
例えば、曲率が大きく集光効率が大きいマイクロレンズML3は、曲率が小さく集光効率が小さいマイクロレンズML1よりも、マイクロレンズML3の周縁部に入射した入射光L2をより大きく屈折させてマイクロレンズML3の中央部に集光させることができる。
そのため、図3において、集光効率が大きいマイクロレンズMLほど、マイクロレンズMLに入射する光の量に対して、TFT24などを遮光する遮光層22,26,32で遮光されることなく液晶層40を通過して素子基板20側に射出される光の量の度合いが大きくなる。この結果、図4(a)に示すように、曲率が大きく集光効率が大きいマイクロレンズML3の方が、曲率が小さく集光効率が小さいマイクロレンズML1よりも、スクリーン130に投射されたときの画像は明るくなる。
マイクロレンズアレイ基板10では、中央部から外縁側に向かってマイクロレンズML1,ML2,ML3の順に集光効率が大きくなるので、画素Pの明るさは、中央部から外縁側に向かって画素P1,P2,P3の順に明るくなる。換言すれば、マイクロレンズアレイ基板10では、外縁側から中央部に向かって、マイクロレンズML3,ML2,ML1の順に集光効率が小さくなり、画素P3,P2,P1の順に暗くなる。
なお、マイクロレンズアレイ基板10には、図1に示す画素Pのそれぞれに対応してマイクロレンズMLが設けられている。マイクロレンズアレイ基板10における各マイクロレンズMLの集光効率は、液晶装置1における表示領域Eの中央部に位置する画素P1に対応するマイクロレンズML1からA−A’線方向(X方向)において最も外縁側に位置する画素P3に向かって、順次大きくなるように設定されている。すなわち、マイクロレンズアレイ基板10では、中央部から外縁側に向かって、各マイクロレンズML(凹部12)の曲率が連続的に大きくなるように、マイクロレンズML(凹部12)の形状が異なっている。
また、マイクロレンズアレイ基板10における各マイクロレンズMLの集光効率は、Y方向においても、X方向およびY方向と交差する対角方向においても、中央部に位置する画素P1から各方向において最も外縁側に位置する画素Pに向かって、連続的に大きくなるように設定されている。換言すれば、マイクロレンズアレイ基板10における各マイクロレンズMLの集光効率は、X方向、Y方向、および対角方向の各方向において、外縁側から中央部に向かって連続的に小さくなる。
図4(b)において、スクリーン130の垂直方向(図4(b)の上下方向)における中央部を通り、スクリーン130の水平方向(図4(b)の左右方向)に沿ったB−B’線方向は、液晶装置1におけるA−A’線方向(図1参照)に対応している。
図4(c)において、S1は、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板10を備えた液晶装置1を液晶ライトバルブとして用いたプロジェクター100で投射した場合の照度分布である。S2は、従来のマイクロレンズアレイ基板を備えた液晶装置を液晶ライトバルブとして用いたプロジェクターで投射した場合の照度分布である。ここでいう従来のマイクロレンズアレイ基板とは、例えば、各マイクロレンズMLの集光効率が、マイクロレンズアレイ基板10のマイクロレンズML3と同じ集光効率で均一であるものを指す。
S2に示す従来のマイクロレンズアレイ基板では、B−B’線方向おける中央部が最も照度が高く、中央部からスクリーン130の外縁側(左右両側)に向かうにしたがって照度が徐々に低くなっている。すなわち、マイクロレンズMLの集光効率が均一であっても、スクリーン130に投射される画像の照度は均一にならず、中央部から外縁側に向かって徐々に暗くなっている。図示を省略するが、スクリーン130の垂直方向においても、水平方向ほどではないものの、同様に中央部から外縁側に向かって徐々に暗くなる傾向がみられる。
この原因として、液晶ライトバルブに入射する光の入射角度が中央部と外縁側とで異なるために、投射レンズに入射する光の入射角度が中央部と外縁側とで異なってしまい、投射レンズのケラレに差が生じてしまう場合が考えられる。
また、液晶ライトバルブに入射する光の入射角度が中央部と外縁側とで均一であったとしても、液晶ライトバルブを透過した光の投射レンズへの飲み込みの位置依存性により照度に差が生じてしまう場合が考えられる。この結果、従来のマイクロレンズアレイ基板を備えた液晶ライトバルブでは、スクリーン130に投射される画像が中央部で明るく外縁側で暗くなって照度のムラが生じ、画像の品質が低下してしまうという課題があった。
また、S3は、従来のマイクロレンズアレイ基板として、各マイクロレンズMLに、マイクロレンズアレイ基板10において最も集光効率が小さいマイクロレンズML1を適用した場合の照度分布である。S3に示すように、すべてのマイクロレンズMLの集光効率が小さくなると、S2に示す場合に比べて、中央部から外縁側に向かって全体的に照度が低下してしまい、スクリーン130に投射される画像全体が暗くなってしまう。
これに対して、S1に示す第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板10では、外縁側から中央部に向かってマイクロレンズMLの集光効率が小さくなるため、外縁側の画素P3に比べて中央部の画素P1の明るさが抑えられる。したがって、S1に示す第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板10による照度は、S2に示す従来のマイクロレンズアレイ基板と比較して、外縁側では同じとなるが中央部では低くなる。これにより、外縁側と中央部との照度のムラを抑えることができる。
第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板10では、X方向だけでなく、Y方向と、X方向およびY方向と交差する対角方向とにおいても、中央部の照度が従来のマイクロレンズアレイ基板よりも低くなる。したがって、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板10では、従来のマイクロレンズアレイ基板に比べて、外縁側の照度を低下させることなくより均一な照度分布が得られる。この結果、中央部と外縁側との照度のムラが緩和されるので、スクリーン130に投射される画像の品質を向上させることができる。
なお、各マイクロレンズMLの集光効率が外縁側から中央部に向かって連続的に小さくなるので、スクリーン130に投射される画像において、隣り合うマイクロレンズML同士の集光効率の差に起因する照度の違いを目立ちにくくすることができる。
ところで、上述したように、マイクロレンズMLの集光効率が小さいほどマイクロレンズMLに入射する光を屈折させてマイクロレンズMLの中央部に集光させる度合いは小さくなる。したがって、入射光がマイクロレンズMLで屈折した光の光軸の、基板11の表面11b(図3参照)の法線方向に対する傾きは、外縁側から中央部に向かってマイクロレンズML3,ML2,ML1の順に小さくなる。
液晶層40内では液晶分子がほぼ同じ方向に揃って配列されているので、液晶層40を通過する光の光軸のばらつきが少ないほど、コントラストは良くなる。マイクロレンズアレイ基板10では、外縁側から中央部に向かってマイクロレンズML3,ML2,ML1の順に、屈折した光の光軸の傾き度合いが小さくなるので、液晶装置1におけるコントラストは、外縁側から中央部に向かって良くなる。この結果、スクリーン130に投射される画像において、中央部におけるコントラストを向上することができる。
なお、第1の実施形態に係る液晶装置1では、マイクロレンズアレイ基板10を対向基板30に備える構成を前提として説明したが、マイクロレンズアレイ基板10を素子基板20に備えた構成としてもよい。
<マイクロレンズアレイ基板の製造方法>
次に、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板10の製造方法について、図5、図6、および図7を参照して説明する。図5、図6、および図7は、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図である。詳しくは、図5、図6、および図7の各図は、図1のA−A’線に沿った概略断面図である。なお、以下では、A−A’線に沿った方向(X方向)を幅方向ともいう。
なお、図示しないが、マイクロレンズアレイ基板10の製造工程では、マイクロレンズアレイ基板10を複数枚取りできる大型の基板(マザー基板)で加工が行われ、最終的にそのマザー基板を切断して個片化することにより、複数のマイクロレンズアレイ基板10が得られる。したがって、以下に説明する各工程では個片化する前のマザー基板の状態で加工が行われるが、ここでは、マザー基板の中の個別のマイクロレンズアレイ基板10に対する加工について説明する。
まず、図5(a)に示すように、石英などからなる光透過性を有する基板11の一面11aに、制御膜71を形成する。制御膜71は、例えば、SiO2などの酸化膜からなる。制御膜71は、基板11に形成される凹部12a,12b,12cの形状として所望の形状が得られるように、幅方向(X方向)におけるエッチングの度合いを制御するためのものである。
制御膜71は、等方性エッチングにおけるエッチングレートが基板11よりも大きくなるように形成する。まず、基板11の一面11aに制御膜71となる酸化膜を形成した後、所定の温度でアニールを行う。制御膜71のエッチングレートは、アニール時の温度により変化する。したがって、アニール時の温度を適宜設定することにより、制御膜71のエッチングレートを調整することができる。
次に、図5(b)に示すように、制御膜71上にマスク層72を積層して形成する。そして、マスク層72をパターニングして、マスク層72に開口部72a,72b,72cを形成する。ここで、開口部72a,72b,72cは、凹部12a,12b,12c(マイクロレンズML1,ML2,ML3)を形成する位置に対向して設けられる。開口部72a,72b,72cの平面形状は、例えば円形である。
開口部72aはA−A’線に沿った方向における中央部に設けられ、開口部72cは最も外縁側に設けられ、開口部72bは開口部72aと開口部72cとの間に設けられる。開口部72a,72b,72cの開口径は、開口部72aが最も大きく、開口部72b、開口部72cの順に小さくなる。
次に、図5(c)に示すように、マスク層72を介して制御膜71にドライエッチングを施す。これにより、制御膜71に、開口部72a,72b,72cに対応して、開口部71a,71b,71cが形成される。そして、開口部71a,71b,71c内に基板11の一面11aが露出する。開口部71a,71b,71cの開口径は、それぞれ開口部72a,72b,72cの開口径と同じとなる。
次に、図5(d)に示すように、マスク層72の開口部72a,72b,72cを介して等方性エッチングを施すことにより、基板11に凹部12a,12b,12cを形成する。等方性エッチング処理として、制御膜71のエッチングレートの方が基板11のエッチングレートよりも大きくなるようなエッチング液、例えば、フッ酸溶液などを用いたウエットエッチングが用いられる。
このエッチング処理により、制御膜71が開口部72a,72b,72cを中心としてエッチングされるとともに、基板11が一面11a側から開口部72a,72b,72cを中心としてエッチングされる。これにより、基板11に、平面視で開口部72a,72b,72cを中心とする同心円状に、凹部12a,12b,12cが形成される。
図6(a)に開口部72cを介して形成される凹部12cの形状を示し、図6(b)に開口部72aを介して形成される凹部12aの形状を示す。図6(a),(b)に示すように、凹部12cは基板11に開口部72cを中心として形成され、凹部12aは基板11に開口部72aを中心として形成される。図6(a),(b)には、制御膜71が設けられていない場合に、等方性エッチングにより形成される凹部12a,12cの形状を2点鎖線で示す。
図6(a)に2点鎖線で示すように、制御膜71が設けられていない場合、凹部12cの形状は理想的には半球状(断面視では半円状)となる。ここで、本実施形態では、基板11の一面11aとマスク層72との間には、等方性エッチングにおけるエッチングレートが基板11よりも大きい制御膜71が設けられている。そのため、制御膜71の単位時間当たりのエッチング量は、基板11の単位時間当たりのエッチング量よりも多くなる。
したがって、マスク層72の開口部72cを介してエッチングされる制御膜71の開口部71cの拡大量は、凹部12cの深さ方向の拡大量よりも多くなる。そうすると、開口部71cの拡大に伴って凹部12cの幅方向(X方向)も拡大することとなり、凹部12cの開口部は、2点鎖線で示す制御膜71が設けられていない場合に形成される凹部12cの開口部よりも大きくなる。
図6(b)に示すように、マスク層72の開口部72aの開口径は開口部72cよりも大きいので、2点鎖線で示す制御膜71が設けられていない場合でも、図6(a)に示す場合に比べて、幅方向(X方向)におけるエッチング量がより多くなる。したがって、凹部12aの開口部は、凹部12cの開口部よりも大きくなる。
さらに、マスク層72の開口部72aの開口径が大きいため、図6(a)に示す場合に比べて、制御膜71がより多くエッチングされるので、制御膜71が設けられていない場合に対する凹部12aの開口部の増大量はより多くなる。その結果、凹部12aの形状を半円形に近似したときの曲率半径は、凹部12cの形状を半円形に近似したときの曲率半径よりも大きくなる。
なお、図示を省略するが、マスク層72の開口部72bを介して形成される凹部12bの開口径は、凹部12aの開口径よりも小さく、凹部12cの開口径よりも大きくなる。したがって、凹部12bの形状を半円形に近似したときの曲率半径は、凹部12aの形状を半円形に近似したときの曲率半径よりも小さく、凹部12cの形状を半円形に近似したときの曲率半径よりも大きくなる。
また、図6(b)では凹部12aの開口部の両側に制御膜71を示しているが、凹部12aと隣り合う凹部12bとが互いに接するまでエッチングを施すと、凹部12aと凹部12bとの間の制御膜71は除去されることとなる。
上述したように、制御膜71のエッチングレートはアニール時の温度設定により調整できるので、マスク層72の開口部72a,72b,72cの開口径と制御膜71のエッチングレートとを適宜設定することにより、形成される凹部12a,12b,12cの曲率半径を調整することができる。
次に、図7(a)に示すように、基板11の一面11a側から制御膜71とマスク層72とを除去する。続いて、図7(b)に示すように、基板11に形成された凹部12a,12b,12cを埋め込むように、光透過性を有し、基板11よりも高い屈折率を有する無機材料からなるレンズ層13を形成する。
レンズ層13は、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて形成することができる。これにより、凹部12a,12b,12cに対応して、マイクロレンズML1,ML2,ML3が構成される。レンズ層13の表面には、凹部12a,12b,12cによる段差が反映される。
次に、図7(c)に示すように、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)処理などを用いて、レンズ層13の表面の平坦化処理を行う。レンズ層13の平坦化処理後の残厚、すなわちレンズ層13の層厚は、形成されるマイクロレンズMLの焦点距離などの光学条件に基づいて適宜設定される。これにより、マイクロレンズアレイMLAを備えたマイクロレンズアレイ基板10が完成する。
(第2の実施形態)
<液晶装置>
第2の実施形態に係る液晶装置は、第1の実施形態に係る液晶装置に対して、素子基板および対向基板の双方にマイクロレンズアレイ基板を備えている点が異なるが、他の構成はほぼ同じである。なお、第1の実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第2の実施形態に係る液晶装置の構成を説明する。図8は、第2の実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略断面図である。詳しくは、図8は、図1のA−A’線(X方向)に沿った概略断面図に相当する。
図8に示すように、第2の実施形態に係る液晶装置1Aは、第1の実施形態に係る液晶装置1と同様に対向基板30にマイクロレンズアレイ基板10を備え、さらに素子基板20にもマイクロレンズアレイ基板60を備えている。
素子基板20は、マイクロレンズアレイ基板60と、パス層(光路長調整層)64と、遮光層22と、絶縁層23と、TFT24と、絶縁層25と、遮光層26と、絶縁層27と、画素電極28と、配向膜29とを備えている。パス層(光路長調整層)64は、対向基板30側のパス層(光路長調整層)31と同様の構成を有する。
マイクロレンズアレイ基板60は、基板61とレンズ層63とを備えている。基板61は基板11と同じ材料で構成され、レンズ層63はレンズ層13と同じ材料で構成されている。基板61には、画素P1,P2,P3のいずれに対しても、同じ形状の凹部62が設けられている。すなわち、マイクロレンズアレイ基板60のマイクロレンズMLは、画素P1,P2,P3のいずれにおいても同じ曲率で同じ集光効率を有している。
対向基板30は、第1の実施形態に係る液晶装置1と同様に、マイクロレンズアレイ基板10と、パス層(光路長調整層)31と、遮光層32と、保護層33と、共通電極34と、配向膜35とを備える構成である。
第2の実施形態に係る液晶装置1Aは、対向基板30にマイクロレンズアレイ基板10を備えているので、中央部と外縁側との照度のムラを緩和して、スクリーン130に投射される画像の品質を向上させることができる。
さらに、第2の実施形態に係る液晶装置1Aでは、素子基板20にもマイクロレンズアレイ基板60を備えているので、対向基板30側から入射しマイクロレンズアレイ基板10のマイクロレンズMLで屈折した光が、マイクロレンズアレイ基板60のマイクロレンズMLで再び屈折する。これにより、マイクロレンズアレイ基板10のマイクロレンズMLで集光された光の光軸をマイクロレンズアレイ基板60のマイクロレンズMLで揃えて投射レンズ117(図10参照)側へ射出することができる。
なお、第2の実施形態に係る液晶装置1Aでは、マイクロレンズアレイ基板10を対向基板30に備える構成を前提として説明したが、マイクロレンズアレイ基板10を素子基板20に備え、マイクロレンズアレイ基板60を対向基板30に備える構成としてもよい。
このような構成にすれば、対向基板30側から入射する光は、中央部から外縁側までの各マイクロレンズMLにより、マイクロレンズMLの中央部に均一に集光される。したがって、マイクロレンズアレイ基板60が集光効率の大きいマイクロレンズMLを備えていれば、画素P1,P2,P3のいずれにおいても、入射光がマイクロレンズMLの中央部に良好に集光されるので、遮光層22,26,32に吸収される光の量が少なくなる。これにより、遮光層22,26,32が光を吸収することによる発熱を抑えることができる。
また、第2の実施形態に係る液晶装置1Aにおいて、素子基板20および対向基板30の双方に、マイクロレンズアレイ基板10を備える構成としてもよい。
(第3の実施形態)
<液晶装置>
第3の実施形態に係る液晶装置は、第1の実施形態に係る液晶装置に対して、対向基板に2つのマイクロレンズアレイ基板を備えている点が異なるが、他の構成はほぼ同じである。なお、第1の実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第3の実施形態に係る液晶装置では、第1の実施形態に対して、対向基板に2つのマイクロレンズアレイ基板を備えており、対向基板の構成が異なっている。ここでは、第3の実施形態に係る対向基板の構成を主体に説明する。図9は、第3の実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略断面図である。図9は、図1のA−A’線(X方向)に沿った概略断面図に相当するが、素子基板の図示を省略している。
図9に示すように、第3の実施形態に係る液晶装置1Bは、対向基板30Aを備えている。対向基板30Aは、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板10と、マイクロレンズアレイ基板80と、遮光層32と、保護層33と、共通電極34と、配向膜35とを備えている。
マイクロレンズアレイ基板80は、基板81とレンズ層13とを備えている。基板81は基板11と同じ材料で構成されている。基板81には、画素P1,P2,P3のいずれに対しても、同じ形状の凹部82が設けられている。したがって、マイクロレンズアレイ基板80のマイクロレンズMLは、画素P1,P2,P3のいずれにおいても同じ集光効率を有している。
レンズ層13は、基板11と基板81との間に挟持されて、基板81に設けられた凹部82を埋め込むように設けられている。対向基板30Aでは、レンズ層13は、基板11の凹部12に埋め込まれた部分14と、基板81の凹部82に埋め込まれた部分15と、部分14と部分15との間に挟まれた部分16とを有している。
レンズ層13のうち、部分14はマイクロレンズアレイ基板10のマイクロレンズアレイMLとして機能し、部分15はマイクロレンズアレイ基板80のマイクロレンズアレイMLとして機能する。そして、部分16は対向する2つのマイクロレンズアレイML同士の間の光路長を調整する機能を有する。
液晶装置1Bでは、対向基板30(基板11)の表面11b側から入射しマイクロレンズアレイ基板10のマイクロレンズMLで屈折した光が、マイクロレンズアレイ基板80のマイクロレンズMLで再び屈折する。これにより、マイクロレンズアレイ基板10のマイクロレンズMLで集光された光の光軸をマイクロレンズアレイ基板80のマイクロレンズMLで揃えて液晶層40に入射させることができる。
また、第3の実施形態に係る液晶装置1Bは、第2の実施形態に係る液晶装置1Aに対して、第1の実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板10を含む2つのマイクロレンズアレイ基板を備えている点は同じであるが、素子基板20にマイクロレンズアレイ基板を備えていない点が異なっている。
第2の実施形態に係る液晶装置1Aのように、素子基板20にマイクロレンズアレイ基板60を備える構成の場合、液晶装置の製造工程において、マイクロレンズアレイ基板60上にTFT24や配線などを形成することとなり、これらの形成工程において、マイクロレンズアレイ基板60が高温や温度変化に晒される。そうすると、基板61とレンズ層63との熱膨張係数の違いやレンズ層63の組成変化などに起因して、レンズ層63に応力がかかりクラックが入る場合がある。
これに対して、第3の実施形態に係る液晶装置1Bでは、素子基板20にマイクロレンズアレイ基板を備えていないので、液晶装置の製造工程において、TFT24や配線などを形成する工程におけるレンズ層のクラック発生のリスクを回避することができる。
なお、第3の実施形態に係る液晶装置1Bでは、対向基板30における光の入射側から順に、マイクロレンズアレイ基板10とマイクロレンズアレイ基板80とを備える構成であったが、マイクロレンズアレイ基板10とマイクロレンズアレイ基板80との位置関係が上記と反対となる構成としてもよい。また、マイクロレンズアレイ基板80の代わりに、もう一つのマイクロレンズアレイ基板10を備える構成としてもよい。
(第4の実施形態)
<電子機器>
次に、第4の実施形態に係る電子機器について図10を参照して説明する。図10は、第4の実施形態に係る電子機器としてのプロジェクターの構成を示す概略図である。
図10に示すように、第4の実施形態に係る電子機器としてのプロジェクター(投射型表示装置)100は、偏光照明装置110と、光分離素子としての2つのダイクロイックミラー104,105と、3つの反射ミラー106,107,108と、5つのリレーレンズ111,112,113,114,115と、3つの液晶ライトバルブ121,122,123と、光合成素子としてのクロスダイクロイックプリズム116と、投射レンズ117とを備えている。
偏光照明装置110は、例えば超高圧水銀灯やハロゲンランプなどの白色光源からなる光源としてのランプユニット101と、インテグレーターレンズ102と、偏光変換素子103とを備えている。ランプユニット101と、インテグレーターレンズ102と、偏光変換素子103とは、システム光軸Lに沿って配置されている。
ダイクロイックミラー104は、偏光照明装置110から射出された偏光光束のうち、赤色光(R)を反射させ、緑色光(G)と青色光(B)とを透過させる。もう1つのダイクロイックミラー105は、ダイクロイックミラー104を透過した緑色光(G)を反射させ、青色光(B)を透過させる。
ダイクロイックミラー104で反射した赤色光(R)は、反射ミラー106で反射した後にリレーレンズ115を経由して液晶ライトバルブ121に入射する。ダイクロイックミラー105で反射した緑色光(G)は、リレーレンズ114を経由して液晶ライトバルブ122に入射する。ダイクロイックミラー105を透過した青色光(B)は、3つのリレーレンズ111,112,113と2つの反射ミラー107,108とで構成される導光系を経由して液晶ライトバルブ123に入射する。
光変調素子としての透過型の液晶ライトバルブ121,122,123は、クロスダイクロイックプリズム116の色光ごとの入射面に対してそれぞれ対向配置されている。液晶ライトバルブ121,122,123に入射した色光は、映像情報(映像信号)に基づいて変調され、クロスダイクロイックプリズム116に向けて射出される。
クロスダイクロイックプリズム116は、4つの直角プリズムが貼り合わされて構成されており、その内面には赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に形成されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されて、カラー画像を表す光が合成される。合成された光は、投射光学系である投射レンズ117によってスクリーン130上に投射され、画像が拡大されて表示される。
液晶ライトバルブ121は、上述した各実施形態のマイクロレンズアレイ基板10を有する液晶装置1,1A,1Bが適用されたものである。液晶ライトバルブ121は、色光の入射側と射出側とにおいてクロスニコルに配置された一対の偏光素子の間に隙間を置いて配置されている。他の液晶ライトバルブ122,123も同様である。
第4の実施形態に係るプロジェクター100の構成によれば、複数の画素Pが高精細に配置されていても、スクリーン130に投射される画像の中央部から外縁側まで、より均一な照度分布が得られるマイクロレンズアレイ基板10を有する液晶装置1,1A,1Bを備えているので、品質が高く明るいプロジェクター100を提供することができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形及び応用が可能である。変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
(変形例1)
上記実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板10は、レンズ層13の凹部12a,12b,12cの曲率を異ならせることで、マイクロレンズML1,ML2,ML3の集光効率を異ならせる構成であったが、本発明はこのような形態に限定されない。図11は、変形例に係るマイクロレンズアレイ基板の構成を示す概略断面図である。図11(a)に示す変形例1に係るマイクロレンズアレイ基板10Aのように、マイクロレンズMLの径(凹部12の開口径)を異ならせることで、マイクロレンズML1,ML2,ML3の集光効率を異ならせる構成であってもよい。
図11(a)に示すように、変形例1に係るマイクロレンズアレイ基板10Aにおいて、凹部12a,12b,12cは、略球面状(略半球形状)に形成されており互いに相似形状である。マイクロレンズML1の径をD1とし、マイクロレンズML2の径をD2とし、マイクロレンズML3の径をD3とすると、径D1<径D2<径D3となっている。
したがって、マイクロレンズアレイ基板10A上の同じ面積に入射する入射光に対してマイクロレンズMLが集光可能な有効面積は、外縁側から中央部に向かってマイクロレンズML3,ML2,ML1の順に小さくなる。したがって、マイクロレンズMLの集光効率は、外縁側から中央部に向かってマイクロレンズML3,ML2,ML1の順に小さくなる。
(変形例2)
また、図11(b)に示す変形例2に係るマイクロレンズアレイ基板10Bのように、基板11の一面11aに対するマイクロレンズMLの周縁部の傾斜角度を異ならせることで、マイクロレンズML1,ML2,ML3の集光効率を異ならせる構成であってもよい。
図11(b)に示すように、変形例2に係るマイクロレンズアレイ基板10Bにおいて、凹部12a,12b,12cは、断面視で略V字状に形成されている。基板11の一面11aに対するマイクロレンズML1(凹部12a)の周縁部の傾斜角度をθ1とし、マイクロレンズML2(凹部12b)の周縁部の傾斜角度をθ2とし、マイクロレンズML3(凹部12c)の周縁部の傾斜角度をθ3とすると、θ1<θ2<θ3となっている。
マイクロレンズMLの周縁部で屈折する光は、周縁部の傾斜角度θが大きいほどマイクロレンズMLの中央部に近い位置に集光され、周縁部の傾斜角度θが小さいほどマイクロレンズMLの中央部から離れた位置に集光される。したがって、同じ方向から入射する入射光に対する集光効率は、外縁側から中央部に向かってマイクロレンズML3,ML2,ML1の順に小さくなる。
(変形例3)
また、図12(a)に示す変形例3に係るマイクロレンズアレイ基板10Cのように、表示領域Eの周囲を囲む非表示領域Fを有し、非表示領域Fに配列された第3マイクロレンズとしてのマイクロレンズMLFを備えた構成であってもよい。図12は、変形例に係るマイクロレンズアレイ基板の構成を示す概略平面図である。
図12(a)に示すように、変形例3に係るマイクロレンズアレイ基板10Cは、表示領域Eの周囲を囲む非表示領域Fを有している。非表示領域Fは、液晶装置の表示には実質的に寄与しない領域であって、表示領域E内の画素電極28と同様に駆動されるダミー画素電極を有している。このようなダミー画素電極は、例えば、表示領域E内の外縁部における駆動波形の乱れなどによる画像品質の低下を抑えるために設けられる。例えば、ダミー画素電極に黒色のベタ状の画像を表示する画像信号を与え、表示領域Eの周囲を黒く縁取ることで、表示領域Eの周辺からの光漏れが抑えられる。ダミー画素電極をTFTと絶縁することにより、電気的にフローティング状態とする場合もある。
変形例3に係るマイクロレンズアレイ基板10Cでは、このような非表示領域Fに、第3マイクロレンズとしてのマイクロレンズMLF(ダミーマイクロレンズ)を備えている。マイクロレンズMLFの形状は、表示領域Eの外縁側に位置するマイクロレンズML3の形状と同じである。すなわち、マイクロレンズMLFを構成する凹部(図示は省略)の形状は、マイクロレンズML3を構成する凹部12cの形状と同じである。これにより、マイクロレンズアレイ基板10Cの表示領域Eの外縁部およびその周囲において平坦性が向上するため液晶層40の層厚をより均一にでき、入射光の屈折などの光学条件を同じにできるので、液晶装置1の画像品質を向上させることができる。
(変形例4)
上記実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板10は、各マイクロレンズMLの集光効率が、液晶装置1における表示領域Eの中央部に位置する画素P1に対応するマイクロレンズML1からX方向、Y方向、X方向およびY方向の対角方向のそれぞれにおいて、最も外縁側に位置する画素Pに向かって連続的に大きくなるように設定されている構成であったが、本発明はこのような形態に限定されない。図12(b)に示す変形例4に係るマイクロレンズアレイ基板10Dのように、表示領域Eが中央部から外縁側に向かって複数の領域に区分けされ、領域ごとに集光効率を異ならせる構成であってもよい。
図12(b)に示すように、変形例4に係るマイクロレンズアレイ基板10Dは、表示領域E内の中央部に位置する領域R1と、領域R1の周囲を囲む領域R2と、領域R2の周囲を囲む表示領域E内で最も外縁側に位置する領域R3と、を有している。そして、領域R1内には複数のマイクロレンズML1が配列され、領域R2内には複数のマイクロレンズML2が配列され、領域R3内には複数のマイクロレンズML3が配列されている。
変形例4に係るマイクロレンズアレイ基板10Dにおける各マイクロレンズMLの集光効率は、X方向、Y方向、および対角方向の各方向において、外縁側から中央部に向かって領域R1,R2,R3毎に段階的に小さくなる。したがって、変形例4に係るマイクロレンズアレイ基板10Dにおいても、従来のマイクロレンズアレイ基板に比べて、中央部と外縁側との照度のムラを緩和することができる。
なお、図12(b)では、中央部から外縁側に向かって、マイクロレンズMLの集光効率が同じ領域として、領域R1,R2,R3の3つの領域に区分けしているが、4つ以上の領域に区分けしてもよく、より多くの領域に区分けすることが好ましい。区分けする領域の数を多くするほど、隣り合う領域同士でマイクロレンズMLの集光効率の差に起因する照度の違いを目立ちにくくすることができる。
(変形例5)
上記実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法は、図5(d)に示すように、マスク層72の開口部72a,72b,72cを介して制御膜71および基板11に等方性エッチングを施すことにより、凹部12a,12b,12cを形成する構成であったが、本発明はこのような形態に限定されない。マイクロレンズアレイ基板の製造方法は、図13に示すように、レジスト層に形成した凹部を基板11に転写することで、基板11に凹部を形成する構成であってもよい。
図13は、変形例に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法を示す概略断面図である。変形例5に係るマイクロレンズアレイ基板の製造方法では、図13(a)に示すように、基板11上にレジスト層73を形成する。続いて、図13(b)に示すように、レジスト層73に、基板11に形成する凹部12a,12b,12cの形状に対応させて光の透過率を変化させたマスク74を用いて、レジスト層73の露光を行う。
マスク74は、例えば、HEBSマスクなどのグレイスケールマスクであり、光透過領域74a,74b,74cのそれぞれにおいて、平面的な中心位置から外周に向かって略同心円状に光の透過率を異ならせることで階調が得られる。また、略同心円状の光の透過率の同じ領域の大きさは、マスク74の中央部に位置する光透過領域74aで最も大きく、外縁側に向かって光透過領域74b,74cの順に小さくなる。このようなマスク74を介してレーザー光Lの照射を行うことにより、マスク74の光透過領域74a,74b,74cに対応して、レジスト層73に露光領域73a,73b,73cが形成される。
なお、レジスト層73の露光には、凹部12a,12b,12cの形状に対応させて段階的に光透過領域の面積を異ならせた複数のマスクにより多段露光を用いることとしてもよい。また、クロムマスクに凹部12a,12b,12cの形状に対応させて微小開口面積分布を持たせた面積階調マスクを用いることとしてもよい。
次に、図13(c)に示すように、レジスト層73に現像処理を施して露光領域73a,73b,73cを除去することにより、レジスト層73に凹部12a,12b,12cの基となる凹部75a,75b,75cが形成される。
次に、図13(d)に示すように、凹部75a,75b,75cが形成されたレジスト層73から基板11まで、例えば、ドライエッチングなどの異方性エッチングを施す。これにより、レジスト層73に形成された凹部75a,75b,75cが基板11に転写され、基板11に凹部12a,12b,12cが形成される。
(変形例6)
上記実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板を備える電気光学装置は、液晶装置1に限定されない。上記実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板は、例えば、イメージセンサーやインテグラルレンズなどにも好適に用いることができる。また、上記実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板は、DMD(Digital Mirror Device)を備えたDLP(Digital Light Processing)にも好適に用いることができる。
1…液晶装置(電気光学装置)、10,10A,10B,10C,10D,60,80…マイクロレンズアレイ基板、11…基板、11a…一面、12(12a,12b,12c)…凹部、13…レンズ層、20…素子基板、22…遮光層、24…TFT(スイッチング素子)、30…対向基板、40…液晶層、100…プロジェクター(電子機器)、E…表示領域、F…非表示領域、ML…マイクロレンズ、ML1…マイクロレンズ(第1マイクロレンズ)、ML2…マイクロレンズ、ML3…マイクロレンズ(第2マイクロレンズ)、MLF…マイクロレンズ(第3マイクロレンズ)、P…画素。

Claims (4)

  1. スイッチング素子を有する素子基板と、
    前記素子基板に対向した対向基板と、
    前記素子基板と前記対向基板との間に挟持された液晶層と、を備え、
    前記素子基板と前記対向基板とにおいて、光入射側に配置された一方の基板は、
    第1マイクロレンズと、
    前記第1マイクロレンズよりも外縁側に配置された第2マイクロレンズと、を有し、
    前記第1マイクロレンズの曲率が前記第2マイクロレンズの曲率よりも小さいことにより、前記第1マイクロレンズにより集光された光は、前記第2マイクロレンズにより集光された光に比べて、遮光層で遮光される光の量が多い、
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記第1マイクロレンズにおける周縁部の前記基板の面に対する傾斜角度は、前記第2マイクロレンズにおける周縁部の前記面に対する傾斜角度よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 互いに同じ集光効率の複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイを備えた ことを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
  4. 請求項1からの何れか一項に記載の電気光学装置を備えている、
    ことを特徴とする電子機器。
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