JP6171417B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP6171417B2
JP6171417B2 JP2013046003A JP2013046003A JP6171417B2 JP 6171417 B2 JP6171417 B2 JP 6171417B2 JP 2013046003 A JP2013046003 A JP 2013046003A JP 2013046003 A JP2013046003 A JP 2013046003A JP 6171417 B2 JP6171417 B2 JP 6171417B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
heat exchanger
fan
indoor heat
indoor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013046003A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014173780A (ja
Inventor
俊 岩野
俊 岩野
智文 河合
智文 河合
哲 徳田
哲 徳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP2013046003A priority Critical patent/JP6171417B2/ja
Publication of JP2014173780A publication Critical patent/JP2014173780A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6171417B2 publication Critical patent/JP6171417B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • Y02B30/746

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、複数の吹出口から吹き出される気流の制御を行う空気調和機に関する。
従来の空気調和機は、左右方向に長い熱交換器を通過した空気をクロスフローファンで送風し、その風向を上下、左右に変更するために、吹出口に上下風向板と左右風向板とが設けられている。
最近の空気調和機では、暖房運転開始時に室内熱交換器の温度を検出し、その検出温度が所定の温度に達するまでは、室内側ファンの運転を停止することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第307426号公報
特許文献1の空気調和機は、暖房運転開始時の室内熱交換器がまだ暖まっていない状態で室内側ファンを運転すると、室内熱交換器を通過した冷たい空気を吹き出すため、室内側ファンの運転を停止させ、室内熱交換器の温度が所定の温度に達すると室内側ファンの運転を開始するものである。しかしながら、室内熱交換器を通過させた調和空気を吹き出す吹出口と熱交換器を通過させない室内空気を吹き出す吹出口をそれぞれ備え、吹き出される室内空気で空気調和機が設置された室内の空気を攪拌して効率良く空調する空気調和機を考えた場合、暖房運転開始時に室内熱交換器を通過させた調和空気のファンの運転を停止させても、室内熱交換器を通過させない室内空気を吹き出すことによって空気調和機が設置された部屋に居るユーザに肌寒さを感じさせてしまうという新たな課題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、吹出口を複数備えて少なくとも一方の吹出口からは熱交換器を通過させない室内空気を送風可能な空気調和機において、暖房運転を開始した時に、住空間に居るユーザに肌寒さを感じさせることのない空気調和機を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の空気調和機は、内部に熱交換器を備え、室内熱交換器を通過させた調和空気を送風するメインファンと、該メインファンの両側の少なくとも一方に熱交換器を通過させない室内空気を送風する、前記メインファンの両側に設けられたサイドファンとを有する室内機と、圧縮機と、室外熱交換器と、室外ファンとを有する室外機とを備え、前記圧縮機、前記室外熱交換器、前記室内熱交換器が冷媒管によって接続された冷凍回路により空調を行う空気調和機であって、前記室内機は、室内熱交換器の温度を検出する室内熱交換器温度検出手段と、前記メインファンと前記サイドファンの動作を制御する室内機制御手段と、前記メインファンによる送風の風向を制御する第1の風向制御手段と、前記サイドファンによる送風の風向を制御する第2の風向制御手段と、を更に備え、前記室内機制御手段は、暖房運転開始から前記室内熱交換器温度検出手段によって検出された前記室内熱交換器が暖気を吹出せる温度に達するまでの間、前記第1の風向制御手段により前記メインファンからの送風を水平方向に吹出すようにしつつ、前記サイドファンの動作を停止させ、前記室内熱交換器が暖気を吹出せる温度に達すると、前記第1の風向制御手段により前記メインファンからの暖気の風向を下向きにし、予め設定された風量にして吹き出すようにするとともに、前記第2の風向制御手段により前記サイドファンからの気流を、前記メインファンからの暖気を上から押さえ込むように吹き出すようにすることを特徴とする。
本発明の空気調和機によれば、室内熱交換器を通過させた室内空気を送風するメインファンと、メインファンの両側の少なくとも一方に熱交換器を通過させない室内空気を送風するサイドファンとを有する室内機で、暖房運転開始から室内熱交換器の温度が暖気を吹出せる所定の温度に達するまで、サイドファンの動作を停止させる。このため、空気調和機は、暖房運転開始時において室内熱交換器と室内空気とが十分に暖まっていない間は、室内空気を攪拌させるサイドファンの動作を停止して、ユーザに肌寒さを感じさせないようにすることができるという効果を奏する。また、室温の監視のためにメインファンを運転させる場合には、人72に気流を当てないように送風を水平方向に吹き出させて肌寒さを感じさせないようにできる。
図1は、本発明の一実施例に係る空気調和機の室内機の外観斜視図である。 図2は、室内機および室外機における概略構成を示すブロック図である。 図3は、空気調和機の制御系を概略的に示すブロック図である。 図4は、暖房運転開始から室内熱交換器の温度が所定の温度に到達するまでのメインファンによる気流状態を示す空気調和機の斜視図である。 図5−1は、暖房運転開始から室内熱交換器の温度が所定の温度に到達した後にメインファンとサイドファンが連動して動作する気流状態を示す空気調和機の斜視図である。 図5−2は、図5−1のメインファン気流を正面に吹き出した場合の左右サイドファン気流の吹き出し角度を上から見た図である。 図6は、本発明の実施例に係る空気調和機の動作を説明するフローチャートである。
以下に、本発明にかかる空気調和機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施例に係る空気調和機の室内機の外観斜視図であり、図2は、室内機および室外機における概略構成を示すブロック図であり、図3は、空気調和機の室内機の制御系を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例に用いられる空気調和機の室内機20は、本体ユニット263とその両側に左ファンユニット261と右ファンユニット262とを備える。室内機20の本体ユニット263は、主筐体27を備える。主筐体27では、筐体本体28に外装パネル29が覆い被さる。筐体本体28には、中央吹出口30が形成される。外装パネル29の上部には、図示しない吸込口が形成される。中央吹出口30は、下向きに開口している。このような筐体本体28は、例えば室内の壁面に固定することができる。その際、中央吹出口30の前端30aは、後端30bと比べると上方の位置に配置される。その結果、中央吹出口30は、所定の傾斜角αで前上がりの姿勢に形成される。このような傾斜角αの働きで、気流は中央吹出口30から床面に向かって下向きに吹き出すことができるだけでなく、床面に対して平行(水平方向)に吹き出すこともできる。
そして、中央吹出口30には、風向制御手段として前後一対の上下風向板31a、31bが配置される。上下風向板31a、31bは、それぞれ水平軸線32a、32b回りで回転することができる。回転に応じて上下風向板31a、31bは、中央吹出口30を開閉することができる。
また、筐体本体28の両側面には、個別に左ファンユニット261と右ファンユニット262が配置される。つまり、左ファンユニット261と右ファンユニット262は、筐体本体28の側壁の外側に配置される。左ファンユニット261は、左サイドファン筐体331を備えており、左吹出口341が形成され、風向制御手段としてサイドファンの風向を左右に変える左右風向板341aが配置されている。右ファンユニット262は、右サイドファン筐体332を備えており、右吹出口342が形成され、風向制御手段としての左右風向板342aが配置されている。この左吹出口341と右吹出口342は、不図示の駆動機構によって水平軸線35回りでそれぞれ回転させることで、風向制御手段としてサイドファンの風向を上下に変えられる。上記した水平軸線32a、32bと水平軸線35とは、図1に示すように、相互に平行に延びている。筐体331と筐体332の側面には、サイドパネル36が覆い被さる。このサイドパネル36には、側面吸込口37が形成される。側面吸込口37は、図1に示すように、例えばスリット状の小開口を集合させて形成する。
本実施例にかかる空気調和機は、上記した室内機20との間で無線による双方向通信により遠隔から運転操作が行えるリモコン10を備えている。
本実施例にかかる空気調和機の室内機および室外機は、図2に示すように構成されている。上記した室内機20の本体ユニット263内には、室内熱交換器264およびメインファン265が組み込まれる。メインファン265はクロスフローファンであって、回転によって気流を生成する。本体ユニット263には、メインファン265の働きにより室内空気が吸い込まれる。吸い込まれた室内空気は室内熱交換器264を通過することで冷媒と熱交換され、冷気または暖気が生成される。この室内熱交換器264を通り抜けた後の冷気または暖気の気流は、本体ユニット263の中央吹出口30から吹き出され、メインファン気流301となる。また、室内熱交換器264を通り抜けた気流の流量は、クロスフローファンの回転数に応じて調整される。本実施例の室内熱交換器264には、室内熱交換器264の温度を検出する室内熱交換器温度検出手段としての室内熱交換器温度センサ64が設置されている。
室外機40の冷凍回路41は、図2に示すように、四方弁42、圧縮機43、室外熱交換器44、膨張弁45、室外ファン46、および冷媒管50などで構成されている。例えば、冷凍回路41で冷房運転が設定されると、四方弁42は、第2口42bおよび第3口42cを相互に接続し、第1口42aおよび第4口42dを相互に接続する。これにより、圧縮機43の吐出管43bから高温高圧の冷媒が室外熱交換器44に供給される。冷媒は、室外熱交換器44、膨張弁45および室内熱交換器264を順番に流通する。室外熱交換器44では、冷媒の熱エネルギーが外気に放出される。冷媒は、膨張弁45で低圧まで減圧され、室内熱交換器264において周囲の空気から吸熱する。これにより生成された冷気は、メインファン265の働きで室内空間に流される。室内熱交換器264で吸熱した冷媒は、四方弁42を介して圧縮機43に戻される。
また、冷凍回路41で暖房運転が設定されると、四方弁42は、第2口42bおよび第4口42dを相互に接続し、第1口42aおよび第3口42cを相互に接続する。これにより、圧縮機43の吐出管43aから高温高圧の冷媒が室内熱交換器264に供給される。冷媒は、室内熱交換器264、膨張弁45および室外熱交換器44を順番に流通する。室内熱交換器264では、冷媒の熱エネルギーが周囲の空気に放出され、暖気が生成される。暖気は、メインファン265の働きで室内空間に吹き出される。冷媒は、膨張弁45で低圧まで減圧され、室外熱交換器44において周囲の空気から吸熱する。その後、冷媒は圧縮機43に戻される。
また、本実施例にかかる空気調和機の左ファンユニット261および右ファンユニット262は、本体ユニット263とは独立して設けられる。左ファンユニット261および右ファンユニット262は、ファンユニットの内部に遠心送風機からなるサイドファン266と、サイドファン266から送出される気流を吹き出す左吹出口341および右吹出口342をそれぞれ備え、図1で説明した駆動機構により水平軸線35回りに回転させると共に、左吹出口341および右吹出口342の左右風向板341a、342aにより各吹出口から吹き出される空気の風向・風量を個別に制御することが可能となる。中央吹出口30から吹き出される空気は、室内熱交換器264を通り抜けた冷気または暖気からなるメインファン気流301である。左吹出口341および右吹出口342から吹き出される左サイドファン気流3411と右サイドファン気流3421は、それぞれの側面吸込口37から吸い込んだ室内空気をそのまま吹き出した気流である。
続いて、図3を用いて、本実施例の空気調和機の制御系について説明する。室内機制御手段としての制御ユニット21は、冷暖房確立部211を備える。冷暖房確立部211は、図2に示す冷凍回路41の動作を制御する。冷暖房確立部211の制御に応じて冷凍回路41では冷房運転の動作または暖房運転の動作が選択的に確立される。冷暖房確立部211には室外機40が接続される。冷暖房確立部211は、図2の圧縮機43や膨張弁45、四方弁42の動作を制御する。こうした制御にあたって冷暖房確立部211は圧縮機43や膨張弁45、四方弁42に制御信号を供給する。例えば四方弁42では制御信号の働きにより弁の位置が切り替えられる。
また、制御ユニット21は、風向制御手段としての本体ユニット制御ブロック212およびファンユニット制御ブロック213を備える。本体ユニット制御ブロック212は、図2の本体ユニット263の動作を制御する。本体ユニット制御ブロック212は、メインファン制御部2121、上下風向板制御部2122および左右風向板制御部2123を有する。メインファン制御部2121には、メインファン駆動源22の動作を制御する。メインファン制御部2121によって制御されたメインファン駆動源22は、メインファン265の始動や停止、回転数の制御を実行する。上下風向板制御部2122には、本体ユニット263の上下風向板駆動源23の動作を制御する。上下風向板制御部2122によって制御された上下風向板駆動源23は、上下風向板31a、31bの向きを制御する。左右風向板制御部2123は、左右風向板駆動源24の動作を制御する。左右風向板制御部2123によって制御された左右風向板駆動源24は、不図示の左右風向板の向きを制御する。
また、ファンユニット制御ブロック213は、左ファンユニット261と右ファンユニット262の動作を制御する。ファンユニット制御ブロック213は、サイドファン制御部2131、筐体姿勢制御部2132および左右風向板制御部2133を有する。サイドファン制御部2131は、左サイドファン駆動源2611と右サイドファン駆動源2621の動作を個別に制御する。サイドファン制御部2131によって制御された左サイドファン駆動源2611と右サイドファン駆動源2621は、サイドファン266の始動や停止、回転数の制御を実行する。筐体姿勢制御部2132は、左ファンユニット261と右ファンユニット262のファン筐体駆動源2612、2622の動作を制御する。筐体姿勢制御部2132によって制御されたファン筐体駆動源2612は、左サイドファン筐体331の向きを制御し、ファン筐体駆動源2622は、右サイドファン筐体332の向きを制御する。左右風向板制御部2133は、左右風向板駆動源2613、2623の動作を制御する。左右風向板制御部2133によって制御された左右風向板駆動源2613、2623は、左右風向板341a、342aの向きを制御する。
さらに、制御ユニット21には、リモコン10との間で双方向通信を行うためのリモコン送受信部61が接続され、リモコン10から無線で指令信号が供給される。この指令信号は、例えば空気調和機の動作モードや設定室温を特定する。指令信号には、リモコン10の操作に応じて動作モードや設定室温が記述される。動作モードには例えば「冷房運転」「暖房運転」「除湿運転」「送風運転」などが挙げられる。リモコン送受信部61は、受信した指令信号を出力する。指令信号は冷暖房確立部211、本体ユニット制御ブロック212およびファンユニット制御ブロック213にそれぞれ供給される。冷暖房確立部211、本体ユニット制御ブロック212およびファンユニット制御ブロック213は、指令信号で特定される動作モードや設定室温に応じて動作する。
また、制御ユニット21には、室内機20のメインファン用の吸込口38に取り付けられた室温センサ62が接続され、室温センサ62で検出された温度が、ユーザが設定した温度になるように本体ユニット制御ブロック212によって空調制御を行う。
また、制御ユニット21には、室内機20に取り付けられた人感センサ63が接続され、人感センサ63は、在室者の存在や在室者の位置を検知する。検知結果に応じて人感センサ63は、検知信号を出力する。検知信号で在室者の有無や位置は特定される。検知信号は、制御ユニット21に供給される。冷暖房確立部211、本体ユニット制御ブロック212およびファンユニット制御ブロック213は、制御の実行にあたって、検知信号で特定される在室者の有無や位置を参照することができる。
また、制御ユニット21には、室内熱交換器264の温度を検出する室内熱交換器温度センサ64が接続されている(図2参照)。この室内熱交換器温度センサ64は、既存の空気調和機において、冷凍回路の制御に用いられているものであり、本実施例ではこの既存の温度センサを利用するため、新たな構成を追加する必要はない。暖房運転が開始されると、室内熱交換器264の温度が所定の温度(暖気を吹出せる温度)以下の場合、室内熱交換器264の所定の温度まで達するまでメインファン265による送風を停止または、微風で水平方向に吹出す暖機運転を行い、冷凍回路の冷媒による熱エネルギーによって室内熱交換器264が所定の温度以上になると暖房運転(メインファン265からの送風を下方方向にする)に移る。
なお、制御ユニット21は、例えばマイクロプロセッサユニット(MPU)といった演算処理回路で構成しても良い。演算処理回路には、例えば不揮発性のメモリを内蔵したり、外付けしたりすることもできる。メモリには所定の制御プログラムを格納することができ、演算処理回路が制御プログラムを実行することで制御ユニット21として機能させることができる。
本実施形態に係る空気調和機の特徴は、制御ユニット21が暖房運転開始から室内熱交換器温度センサ64により室内熱交換器264の温度を検出し、室内熱交換器264が所定の温度になるまでサイドファン266の動作を停止させる。また、制御ユニット21は、室内熱交換器264が所定の温度になると、メインファン265の動作に連動させてサイドファン266の運転を開始させる。さらに、制御ユニット21は、暖房運転開始から室内熱交換器264の温度が所定の温度になるまでの間、吸込口38から取り込んだ室内空気を室内熱交換器に通過させてメインファン265からの送風を微風で水平方向に吹き出して室温を監視する暖機運転を行い、室内熱交換器264が所定の温度になると、メインファン265からの暖気を下方へ吹き出し、サイドファン266を動作させて室内空気を攪拌する。なお、サイドファン266による室内空気の気流を、メインファン265による暖気の気流より上にすることで、室内空気で暖気を上から押さえつけて、ユーザがいる部屋の下部に暖気を留めるように暖房運転モードの気流制御が行われる。
図4は、暖房運転開始から室内熱交換器の温度が所定の温度に到達するまでのメインファン265による気流状態を示す空気調和機の斜視図であり、図5は、暖房運転開始から室内熱交換器の温度が所定の温度に到達した後にメインファン265とサイドファン266が連動して動作する気流状態を示す空気調和機の斜視図である。以下、図4と図5を用いて各気流状態を説明する。
(室内熱交換器の所定の温度到達前の気流状態)
図4は、空気調和機が暖房運転の開始時に、サイドファン266の動作を停止し、室内熱交換器264の温度が所定の温度に到達するまでメインファン265による気流状態を示している。ここでは、所定の温度としては、人が暖かさを感じられる人の体温に近い37℃に設定したが、これに限定されず、室内熱交換器264を通過した室内空気が、人にとって冷たいと感じない温度になるような室内熱交換器264の温度とすればよい。そこで、暖房運転開始時の暖気運転中は、室内熱交換器264の温度も低く、室温も低いため、室内空気を攪拌するサイドファン266を動作させると肌寒く感じるおそれがあるため、図4に示すように、サイドファン266は動作させない。
そして、メインファン265は、上下風向板31a、31bを水平とし、室内熱交換器264に室内空気を通過させて暖められた暖気を水平方向に吹き出し(メインファン気流301)、室内機20の上部に設けられた吸込口38から取り込んで循環させることで、室温の監視ができる。室温によっては、早く暖房運転モードに移行することが可能となる。この時におけるメインファン気流301は、微風で水平に吹出し人72に気流を当てないため、肌寒さを感じさせることはない。
(室内熱交換器の所定の温度到達後の気流状態)
図5−1は、空気調和機が暖房運転を開始してから室内熱交換器264の温度が所定の温度(ここでは、37℃)に到達すると、メインファン265の上下風向板31a、31bを下に向けてメインファン気流301を吹き出すと同時に、左ファンユニット261および右ファンユニット262を水平方向から下向きに45°程度回動させ、メインファン気流301に対して左サイドファン気流3411と右サイドファン気流3421とを左右方向から例えば10°ずつ内側に向けて(図5−2参照)、メインファン気流301を上から押さえ付けるように吹き出している。このように、空気調和機が暖房運転を開始し、室内熱交換器264の温度が所定の温度まで上がった時点で、メインファン気流301と、左サイドファン気流3411および右サイドファン気流3421とを組み合わせることにより、暖房運転に適した気流制御を行うことができる。
次に、本実施例の空気調和機の動作を図6のフローチャートを用いて説明する。図6は、本発明の一実施例に係る空気調和機の動作を説明するフローチャートである。
空気調和機のユーザは、図1に示すリモコン10を使って室内機20に対して運転開始の操作を行う。ここで、室内機20の制御ユニット21は、運転モードが暖房運転モードか否かを判断し(ステップS100)、暖房運転モードであれば(ステップS100でYes)、運転開始時か否かを判断する(ステップS101)。制御ユニット21は、暖房運転モードであり、かつ運転開始時と判断すると(ステップS101でYes)、図4のようにサイドファンを停止したまま、図4で示す空気調和機の吸込口38から取り込んだ室内空気をメインファン265により微風で水平方向に吹き出す暖機運転が行われる(ステップS102)。
制御ユニット21は、室内熱交換器温度センサ64を用いて室内熱交換器264の温度を検出していて、室内熱交換器264が所定の温度である37℃以上になったか否かを判断する(ステップS103)。室内熱交換器264が所定の温度以上になっていなければ(ステップS103でNo)、ステップS102に戻って暖機運転を継続する。
また、ステップS103で室内熱交換器264が所定の温度以上になった場合(ステップS103でYes)、制御ユニット21は、暖房運転の気流モードで運転を開始する。つまり、制御ユニット21は、メインファン265からの暖気の風向を下向きにし、予め設定された風量にして吹き出すとともにサイドファンを動作させる。この時のサイドファンの気流は、図5のようにメインファン気流301をサイドファン266の左サイドファン気流3411と右サイドファン気流3421で上から押さえ込むように吹き出す(ステップS104)。
続いて、制御ユニット21は、運転停止か否かを判断し(ステップS105)、運転停止でなければ(ステップS105でNo)、ステップS100に戻り、上記処理が繰り返されるが、運転停止であれば(ステップS105でYes)、運転を終了する。また、上記ステップS101において、運転開始時でなければステップS104に移行し(ステップS100でNo)、暖房運転の気流モードでの運転が行われる。
さらに、上記ステップS100において、運転モードが暖房運転モード以外の冷房、除湿などの運転モードの場合は(ステップS100でNo)、ステップS106でそれぞれの運転モードにおける運転処理が行われる(ステップS106)。他の運転モードでの運転処理中に運転モードが変更されると(ステップS107でYes)、ステップS100に戻り、上記処理が繰り返される。また、ステップS107で運転モードの変更がない場合(ステップS107でNo)、制御ユニット21は、運転停止か否かを判断し(ステップS108)、運転停止でなければ(ステップS108でNo)、ステップS106に戻り、上記処理が繰り返されるが、運転停止であれば(ステップS108でYes)、運転を終了する。
このように、本実施例に係る空気調和機にあっては、暖房運転開始時に室内熱交換器がまだ暖まっていない間は、室内熱交換器が所定の温度になるまで暖機運転を行い、暖機気運転中は、攪拌機能があるサイドファンを停止させる。この時、メインファンの運転を停止させて気流を起こさないようにする。もしくは、室温の監視のためにメインファンを運転させる場合には、人72に気流を当てないように送風を水平方向に吹き出させるので肌寒さを感じさせることはない。
さらに、本実施例に係る空気調和機にあっては、暖房運転開始後、室内熱交換器が所定の温度に到達すると、メインファン265にサイドファン266を連動して動作させ、暖房運転モードに適した気流制御により暖房運転を行うことができる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、空気調和機の室内機に複数の吹出口が配置され、各吹出口から吹き出される気流の風量と風向とを個別に調節可能な空気調和機に有用であり、特に暖房運転開始時に室内熱交換器の温度が低い場合であっても適切な運転を行うことで、ユーザが肌寒さを感じさせないようにした空気調和機である。
10 リモコン
20 室内機
21 制御ユニット
211 冷暖房確立部
212 本体ユニット制御ブロック
2121 メインファン制御部
2122 上下風向板制御部
2123 左右風向板制御部
213 ファンユニット制御ブロック
2131 サイドファン制御部
2132 筐体姿勢制御部
2133 左右風向板制御部
22 メインファン駆動源
23 上下風向板駆動源
24 左右風向板駆動源
27 主筐体
28 筐体本体
29 外装パネル
30 中央吹出口
301 メインファン気流
30a 前端
30b 後端
31a、31b 上下風向板
32a、32b、35 水平軸線
36 サイドパネル
37 側面吸込口
38 吸込口
40 室外機
41 冷凍回路
42 四方弁
42a 第1口
42b 第2口
42c 第3口
42d 第4口
43 圧縮機
43a、43b 吐出管
44 室外熱交換器
45 膨張弁
46 室外ファン
50 冷媒管
61 リモコン送受信部
62 室温センサ
63 人感センサ
64 室内熱交換器温度センサ
70 壁面
71 床面
72 人
261 左ファンユニット
2611 左サイドファン駆動源
2612 ファン筐体駆動源
2613 左右風向板駆動源
262 右ファンユニット
2621 右サイドファン駆動源
2622 ファン筐体駆動源
2623 左右風向板駆動源
263 本体ユニット
264 室内熱交換器
265 メインファン
266 サイドファン
331 左サイドファン筐体
332 右サイドファン筐体
341 左吹出口
341a 左右風向板
3411 左サイドファン気流
342 右吹出口
342a 左右風向板
3421 右サイドファン気流

Claims (1)

  1. 内部に熱交換器を備え、室内熱交換器を通過させた調和空気を送風するメインファンと、該メインファンの両側の少なくとも一方に熱交換器を通過させない室内空気を送風する、前記メインファンの両側に設けられたサイドファンとを有する室内機と、圧縮機と、室外熱交換器と、室外ファンとを有する室外機とを備え、前記圧縮機、前記室外熱交換器、前記室内熱交換器が冷媒管によって接続された冷凍回路により空調を行う空気調和機であって、
    前記室内機は、
    室内熱交換器の温度を検出する室内熱交換器温度検出手段と、
    前記メインファンと前記サイドファンの動作を制御する室内機制御手段と、
    前記メインファンによる送風の風向を制御する第1の風向制御手段と、
    前記サイドファンによる送風の風向を制御する第2の風向制御手段と、
    を更に備え、
    前記室内機制御手段は、
    暖房運転開始から前記室内熱交換器温度検出手段によって検出された前記室内熱交換器が暖気を吹出せる温度に達するまでの間、前記第1の風向制御手段により前記メインファンからの送風を水平方向に吹出すようにしつつ、前記サイドファンの動作を停止させ
    前記室内熱交換器が暖気を吹出せる温度に達すると、前記第1の風向制御手段により前記メインファンからの暖気の風向を下向きにし、予め設定された風量にして吹き出すようにするとともに、前記第2の風向制御手段により前記サイドファンからの気流を、前記メインファンからの暖気を上から押さえ込むように吹き出すようにす
    ことを特徴とする空気調和機。
JP2013046003A 2013-03-07 2013-03-07 空気調和機 Active JP6171417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013046003A JP6171417B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013046003A JP6171417B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014173780A JP2014173780A (ja) 2014-09-22
JP6171417B2 true JP6171417B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=51695185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013046003A Active JP6171417B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6171417B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6540336B2 (ja) * 2015-07-31 2019-07-10 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP6428804B2 (ja) * 2017-02-06 2018-11-28 ダイキン工業株式会社 空気調和機

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650595A (ja) * 1992-07-29 1994-02-22 Toshiba Corp 空気調和装置
JP3247290B2 (ja) * 1996-03-04 2002-01-15 シャープ株式会社 空気調和機の室内ユニット
JP3495858B2 (ja) * 1996-10-31 2004-02-09 東芝キヤリア株式会社 空気調和機
JP2002022198A (ja) * 2000-07-04 2002-01-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機
JP2002243243A (ja) * 2001-02-14 2002-08-28 Sharp Corp 空気調和機
JP2002228232A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP5448656B2 (ja) * 2009-09-03 2014-03-19 東芝キヤリア株式会社 空気調和機
JP2011069524A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Toshiba Carrier Corp 空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014173780A (ja) 2014-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6932009B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP6242309B2 (ja) 空気調和機
JP6493178B2 (ja) 空気調和機
JP6071626B2 (ja) 室内機及び空気調和装置
JP6519263B2 (ja) 空気調和機
EP2615386B1 (en) Indoor unit of air-conditioning apparatus
JP5372671B2 (ja) 空気調和機及びその吹出気流制御方法
JP6163762B2 (ja) 空気調和機
JP2013231550A (ja) 空気調和システム
JP2018185055A (ja) 空気調和機
JP6221241B2 (ja) 空気調和機
JP6421667B2 (ja) 空気調和機
JP6221580B2 (ja) 空気調和機
JP2013181671A (ja) 空気調和機
JP2004076974A (ja) 空気調和機および空気調和機の制御方法
JP6171417B2 (ja) 空気調和機
JP6085998B2 (ja) 空気調和機
JP6260082B2 (ja) 空気調和機
JP6540336B2 (ja) 空気調和機
JP6167571B2 (ja) 空気調和機
JP4215035B2 (ja) 空気調和機およびその制御方法
JP5967166B2 (ja) 空気調和装置
JP6171410B2 (ja) 空気調和機
JP2004076973A (ja) 空気調和機および空気調和機の制御方法
JP2014115000A (ja) 空気調和機のリモコン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160229

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170619

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6171417

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151