JP2002022198A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷房時の室内温熱環境の改善と気流感の向上
を行なうことができ、かつ大型化せずに一体型で製作す
ることができる空気調和機を提供する。 【解決手段】 複数の独立した空気流路を具備する室内
側送風ユニットであって、主流となる第１の空気流路
と、第１の空気流路以外にも吹き出し口６ｃの水平方向
に隣接した吹き出し口６ｄを具備するものである。した
がって、第１の空気流路以外の空気流路による空気流れ
は、第１の空気流路による流れと干渉せず、第１の空気
流路以外の空気流路は両端から側壁へ向かって空気を吹
き出し、壁に衝突したり、気流同志が衝突したりして居
住空間を室温同等の微弱な気流が流れることによって、
第１の空気流路による風の影響を緩和し、間接的な風を
居住者に提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、室内の冷房、除湿
あるいは暖房を行う空気調和機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来空気調和機の室内機では、空気調和
された空気を吹き出し口より吹き出し、その吹き出し方
向を吹き出し口に具備された風向変更羽根によって、垂
直、水平方向の任意の角度に自動または手動で向けるこ
とで、室温分布の均一化や適正分布を図ったり、また気
流を直接当てないことで快適性の向上を図ろうとしてい
た。あるいは、あらかじめ吹き出し口を複数設けて吹き
出した空気を拡散させるものもあり、このようなタイプ
では天井から４方向に向けて空気を吹き出す天井埋め込
みカセットタイプや、床に設置して壁や天井、床面方向
に空気を吹き出す床置きタイプのものなどがある。例え
ば特開平３−５９３２５号公報記載のように図９のよう
な構成となっている。

【０００３】図９は従来の空気調和機の正面断面図であ
る。空気調和機本体２１の内部には熱交換器２２が配置
されており、熱交換器２２の風下側には上側に遠心ファ
ン２３ａと下側に遠心ファン２３ｂが配置している。遠
心ファン２３ａおよび２３ｂが回転している時、側面の
吸い込み口２４から空気を流入し、熱交換器２２を経由
して熱交換され、ケーシング２５ａまたは２５ｂからな
る流路を経て吹き出し口２６へと空気が流れ、送風作用
をする。２７は凝縮水を処理する水受け皿である。

【０００４】吹き出し口２６は上下方向に傾斜している
ため広角に空気が吹き出し、また図１０の吹き出し部分
横断面拡大図によれば、羽根板２８によって吹き出し角
度の前後方向を変更することができる。この吹き出し口
より壁面に沿って空気調和された空気が流れるため、壁
面からの輻射の影響を受けにくく、さらにこの吹き出し
口の傾斜や羽根板２８によって室内空気の循環や混合が
発生して温度ムラを解消することができる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、部屋を流れる循環気流によって温度の均一
化は図れるが、部屋の内壁沿いに空気を流すため、間接
的な空調となり、居住空間の中央において空気調和に時
間を要する。特に暖房時には空気が循環してくる間に室
温と混合し、居住空間では気流のみが残り、体感上は寒
く感じる。また冷たい空気は密度が大きいため、この構
成では冷房時に熱輻射の大きい天井面が空調されにく
く、冷たい空気は居住域である床面付近を循環するた
め、足元が冷えて不快である。

【０００６】また、複数のファンが吸い込み口共通の同
一の空気流路内にあって、吹き出し口が別方向であれ
ば、内部で遮蔽等の分離を行なっても、吸い込み口の上
流からファン同士の空気流れの引き合いが生じて、運転
制御が非常に難しい。それを回避するには空気調和機本
体１を大型化するか、ファン毎に別体にするしかない。

【０００７】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、熱交換して空気調和を行なう第１の空気流
路と、熱交換を行なわない別の空気流路を設け、これら
複数の空気流路の吹き出し口を隣接させて吹き出し方向
を任意の方向にすることによって、室内温熱環境の改善
と気流感の向上を同時に行なうことができ、かつ大型化
せずに一体型で製作することができる空気調和機を提供
することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数の独立した空気流路を具備する室内側
送風ユニットであって、第１の空気流路は第１筐体内部
に少なくとも熱交換器と送風機と、前面に吹き出す吹き
出し口を具備し、他の空気流路は他の筐体内部に少なく
とも送風機と、第１の空気流路の吹き出し口の水平方向
に隣接した吹き出し口を具備するものである。

【０００９】

【発明の実施の形態】第１の発明の実施の形態は、複数
の独立した空気流路を具備する室内側送風ユニットであ
って、第１の空気流路は第１筐体内部に少なくとも熱交
換器と送風機と、前面に吹き出す吹き出し口を具備し、
他の空気流路は他の筐体内部に少なくとも送風機と、第
１の空気流路の吹き出し口の水平方向に隣接して吹き出
し口を具備するものである。

【００１０】そしてこの構成によれば、第１の空気流路
以外の空気流路は筐体の両端から部屋の側壁へ向かって
空気を吹き出し、壁に衝突したり、気流同志が衝突した
りして居住空間を室温同等の微弱な気流が流れることに
よって、第１の空気流路による風の影響を緩和し、間接
的な風を居住者に提供できる。また第１の空気流路以外
の空気流路の運転を停止すれば、第１の空気流路による
直接でかつ迅速な空調を行うことができる。

【００１１】第２の発明の実施の形態は、複数の独立し
た空気流路を具備する室内側送風ユニットであって、第
１の空気流路は第１筐体内部に少なくとも熱交換器と送
風機と、前面に吹き出す吹き出し口を具備し、他の空気
流路は他の筐体内部に少なくとも送風機と、側面に吹き
出す吹き出し口を具備する構成とするものである。

【００１２】第３の発明の実施の形態は、他の空気流路
は筐体の側面に吸い込み口を具備するものである。

【００１３】そしてこれらの構成によれば、第１の空気
流路以外の空気流路による流れはより壁に沿いやすく、
前述のように直接風速を感じず快適な居住空間を提供で
きる。

【００１４】第４の発明の実施の形態は、第１の空気流
路の吹き出し口において、水平方向の任意の方向に向け
ることができる少なくとも１つ以上の風向変更羽根を具
備するもので、これにより冷房運転時に第１の空気流路
から吹き出した冷たい空気は部屋中央を避けて壁に沿っ
て流すことができ、かつ第１の空気流路以外の空気流路
から吹き出した空気と混合するため、直接風速を感じな
い快適な居住空間を提供することができる。

【００１５】第５の発明の実施の形態は、他の空気流路
の吹き出し口において、水平方向の任意の方向に向ける
ことができる少なくとも１つ以上の風向変更羽根を具備
するものである。

【００１６】この構成により、第１の空気流路以外の空
気流路の吹き出し口をあらかじめ向けたい方向に向けて
構成しなくても、容易に気流を任意の方向に流すことが
できる。

【００１７】第６の発明の実施の形態は、他の空気流路
の送風機が遠心ファンである構成とするもので、第１の
空気流路以外の空気流路の吹き出し流れを高静圧にする
ことができる。

【００１８】

【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。

【００１９】（実施例１）図１は本発明の第１の実施例
における空気調和機本体１の斜視図である。空気調和機
本体１は、本体１中央内部の空気流路９ｃと本体１の両
側面の空気流路９ｄおよび９ｅからなる。空気流路９ｄ
と空気流路９ｅは、空気調和機本体の長手方向中央垂直
断面からみて対称形となっている。

【００２０】図２は図１のＡ−Ａ断面図である。空気流
路９ｃは、前面に空気の吸い込みを行う吸い込み口４ｃ
と、その吸い込み口４ｃの内部には空気清浄フィルター
１０と熱交換器２と凝縮水を処理する水受け皿７が配置
されている。

【００２１】熱交換器２のさらに風下側には横流ファン
３ｃと、この横流ファン３ｃに近接、対向して位置する
スタビライザ１１とリアガイダ１２からなる流路１３ｃ
が形成されており、空気調和機本体１の前面側に位置す
る吹き出し口６ｃに連通している。吹き出し口６ｃには
水平長手方向に羽根８ｃが配置されており、吹き出し流
れの垂直方向を変えることができる。

【００２２】横流ファン３ｃが駆動機（図示せず）によ
って回転して送風作用をしている時、吸い込み口４ｃか
ら空気を吸入し、空気清浄フィルター１０と熱交換器２
を経由して熱交換され、吹き出し口６ｃへと空気が流れ
る。

【００２３】羽根８ｃは冷房時には水平方向に向いてお
り、空気調和された空気は天井付近に沿って流れ、居住
空間においては極力風速を低減している。

【００２４】図３は図１の要部外観図である。空気流路
９ｄは空気調和機本体１の右側面に吸い込み口４ｄと、
吸い込み口４ｄの内部にはオリフィス１４ｄ、遠心ファ
ン３ｄがあり、さらに遠心ファン３ｄの周囲はケーシン
グ５ｄで覆われており、下流の吹き出し口６ｄへ連通し
ている。

【００２５】なお、図示していないが、吸い込み口４ｄ
に空気清浄フィルタを設けてもよい。

【００２６】吹き出し口６ｄは正面から見て、遠心ファ
ン３ｄ中心より右側にあり、ケーシング５ｄは吹き出し
口６ｄに至るまでに徐々に右側に傾斜している。また６
ｃと６ｄはほぼ同一の高さで隣接して配置している。

【００２７】遠心ファン３ｄが駆動機（図示せず）によ
って回転して送風作用をしている時、吸い込み口４ｄ、
オリフィス１４ｄを経由して空気を吸い込み、ケーシン
グ５ｄに沿って吹き出し口６ｄより空気が吹き出され
る。この時、吹き出された空気は室温同等の温度であ
る。また、この空気流路９ｄから吹き出す空気は、本体
正面から見て右方向となっており、空気流路９ｃに影響
を与えず、かつ壁方向に空気が流れる。

【００２８】また空気流路９ｅについては、９ｄと同様
の番号を付して説明を省略するが、９ｅから吹き出す空
気は、本体正面から見て左方向となっており、空気流路
９ｄと反対方向の壁方向に空気が流れる。

【００２９】図４に本実施例の空気調和機による冷房運
転時の居室内の空気流れの模式図を示す。９ｄと９ｅか
ら吹き出した空気は部屋の壁沿いを流れ、居住空間の形
態や家具に影響を受けて複雑に衝突流を生み出し、部屋
全体に微弱な気流を感じるような状態となる。９ｃによ
る気流は冷房時には天井輻射を和らげ、冷たい空気は直
接人体に当たらないが、９ｄと９ｅによる室温同等の微
弱な気流によって快適感が増す。

【００３０】なお、空気流路９ｄ、９ｅについては、横
流ファンによる送風回路でも同様の効果が得られる。

【００３１】また図５から図６に示すような構成にして
もよい。

【００３２】図５は本発明の第１の実施例における別の
空気調和機本体１の要部外観図である。図３に示したも
のと同様の構成には同様の番号を付し説明を省略する。
図５において空気流路９ｆは下面から空気を吸い込み、
ケーシング５ｆの展開の終わり部分、すなわち吹き出し
口６ｆを空気調和機本体１の正面から見て右方向にする
ことによって吹き出した空気は右側に流れる。また対称
に配置された空気流路９ｇから吹き出す空気は、左方向
に流れ、実施例１と同様に、微弱な気流によって快適感
が増す。

【００３３】図６は本発明の第１の実施例における別の
空気調和機本体１の要部外観図である。図３に示したも
のと同様の構成には同様の番号を付し説明を省略する。
図７において空気流路９ｈは上面から空気を吸い込み、
ケーシング５ｈの展開の終わり部分、すなわち吹き出し
口６ｈを空気調和機本体１の正面から見て右方向にする
ことによって吹き出した空気は右側に流れる。また対称
に配置された空気流路９ｉから吹き出す空気は、左方向
に流れ、実施例１と同様に、微弱な気流によって快適感
が増す。

【００３４】（実施例２）図７は本発明の第２の実施例
における空気調和機本体１の要部外観図である。図３に
示したものと同様の構成には同様の番号を付し説明を省
略する。図７において吹き出し口６ｊは空気調和機本体
１の側面に配置されており、これにより、空気流路９ｊ
から吹き出す流れは完全に側面方向に吹き出し、壁面に
沿って流れやすくなるため、実施例１で説明した居室内
の空気流れはより分離して流れる。

【００３５】（実施例３）図８は本発明の第３の実施例
における空気調和機本体１の要部外観図である。図２、
図３に示したものと同様の構成には同様の番号を付し、
説明を省略する。図８において吹き出し口６ｋには複数
からなる羽根１５が配置されており、これら羽根１５が
それぞれ垂直方向の軸中心で回転することによって吹き
出し流れを左右方向に吹き分けることができる。例えば
羽根１５の右側を右方向にして左側を左方向にすれば、
空気流路９ｋから吹き出した流れはは居室中央を避けて
流れ出す。

【００３６】また吹き出し口６ｌには羽根１６が配置さ
れており、この羽根１６が垂直方向の軸中心で回転する
ことによって吹き出し流れを左右方向に吹き分けること
ができる。例えば羽根１６を右方向にすれば空気流路９
ｌから吹き出す流れは右方向に流れる。そして、この時
空気流路９ｋからの流れと合流して風量が増加して右方
向の流れを形成する。また空気流路９ｍから吹き出す流
れは空気流路９ｌから吹き出す流れと対称になっている
ため、左方向に流れる。

【００３７】これらの空気流路によれば、空気流路９ｋ
から吹き出した空気は冷房運転時には冷たいが、空気流
路９ｌと９ｍと合流することによって温度が上がり、室
温に近くなる。そのため居室内の壁近傍に室温に近い風
が流れ、室内の家具等に影響を受けて複雑な方向から微
弱な風が生成される。

【００３８】

【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
１に記載の発明は、主流となる第１の空気流路と、第１
の空気流路の吹き出し口に隣接して吹き出し口を具備す
る第１の空気流路以外の空気流路は筐体内部に送風機を
備え、この構成にすれば第１の空気流路以外の空気流路
は筐体の両端から側壁へ向かって空気を吹き出し、壁に
衝突したり、気流同志が衝突したりして、居住空間を室
温同等の微弱な気流が流れることによって、第１の空気
流路による直接的な気流を緩和する。また様々な方向に
微風が吹くために、特に冷房運転時には設定温度を上げ
ても体感はそれほど暑くなく、運転能力が少なくて済
み、電気代が節約できる効果を奏する。また上記構成に
おいて第１の空気流路と他の空気流路は互いに影響を受
けにくいため、一体の空気調和機としても本体サイズを
大きくする必要はない。また第１の空気流路以外の空気
流路の運転を止めれば居住空間にのみ直接気流を到達さ
せることも可能であり、直接・間接双方の気流の生成が
可能になるという効果を奏する。

【００３９】請求項２に記載の発明は、主流となる第１
の空気流路と、筐体側面に吹き出し口を具備する第１の
空気流路以外の空気流路は筐体内部に送風機を備え、こ
の構成によれば第１の空気流路以外の空気流路の吹き出
し口はあらかじめ広角に吹き出すように配置されている
ため、間接的な微弱な気流をより生成しやすいという効
果を奏することができる。

【００４０】請求項３に記載の発明は、第１の空気流路
以外の空気流路は筐体の側面に吸い込み口を具備する構
成とするもので、この構成によれば第１の空気流路以外
の空気流路の吸込み口が吹き出し流れを誘引して、吹き
出した流れは水平方向にさらに広角になるため、間接的
な微弱な気流をより生成しやすくなるという効果を奏す
ることができる。

【００４１】請求項４に記載の発明は、第１の空気流路
の吹き出し口において、水平方向の任意の方向に向ける
ことができる少なくとも１つ以上の風向変更羽根を具備
するもので、この構成によれば第１の空気流路による流
れを完全に吹き分けることが可能で、直接空調された空
気に当たりたくない場合には、第１の空気流路以外の空
気流路による流れと合流させて室温に近づけた気流を流
すことができ、ドラフト感の少ない居住空間にすること
ができるという効果を奏する。

【００４２】請求項５に記載の発明は、第１の空気流路
以外の空気流路の吹き出し口において、水平方向の任意
の方向に向けることができる少なくとも１つ以上の風向
変更羽根を具備するもので、この構成によれば第１の空
気流路以外の空気流路による吹き出し流れの方向を容易
に変えることができるため、第１の空気流路以外の空気
流路の吹き出し口を製造しやすい単純な形にできるとい
う効果を奏する。

【００４３】請求項６に記載の発明は、第１の空気流路
以外の空気流路の送風機が遠心ファンであるもので、第
１の空気流路以外の空気流路が高静圧となるため吸い込
み口に集塵効率の高い空気清浄フィルタを設けることが
でき、居室内の空質をよくできるという効果を奏する。
また、風速を上げることもできるので、広い居住空間に
おいても気流生成がしやすいという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例を示す空気調和機の斜視
図

【図２】図１のＡ−Ａ断面図

【図３】図１の要部外観図

【図４】本発明の第１の実施例による居住空間の空気流
れの模式図

【図５】本発明の第１の実施例を示す別の空気調和機の
要部外観図

【図６】本発明の第１の実施例を示す別の空気調和機の
要部外観図

【図７】本発明の第２の実施例を示す空気調和機の要部
外観図

【図８】本発明の第３の実施例を示す空気調和機の要部
外観図

【図９】従来の空気調和機の正面断面図

【図１０】図９の吹き出し部分横断面拡大図

【符号の説明】

１ 空気調和機本体 ２ 熱交換器 ３ ファン ４ 吸い込み口 ５ ケーシング ６ 吹き出し口 ７ 水受け皿 ８ 羽根板 ９ 空気流路 １０ 空気清浄フィルタ １１ スタビライザ １２ リアガイダ １３ 流路 １４ オリフィス １５ 第１の空気流路の左右変向羽根 １６ 第１の空気流路以外の空気流路の左右変向羽根

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の独立した空気流路を具備する室内
   側送風ユニットであって、第１の空気流路は第１筐体内
   部に少なくとも熱交換器と、送風機と、前記室内側送風
   ユニットの前面に吹き出す吹き出し口を具備し、他の空
   気流路は他の筐体内部に少なくとも送風機と、第１の空
   気流路の吹き出し口の水平方向に隣接した吹き出し口を
   具備することを特徴とする空気調和機。
2. 【請求項２】 複数の独立した空気流路を具備する室内
   側送風ユニットであって、第１の空気流路は第１筐体内
   部に少なくとも熱交換器と、送風機と、前記室内側送風
   ユニットの前面に吹き出す吹き出し口を具備し、他の空
   気流路は他の筐体内部に少なくとも送風機と、前記室内
   側送風ユニットの側面に吹き出す吹き出し口を具備する
   ことを特徴とする空気調和機。
3. 【請求項３】 前記他の空気流路は前記他の筐体の側面
   に吸い込み口を具備することを特徴とする請求項１また
   は２に記載の空気調和機。
4. 【請求項４】 前記第１の空気流路の吹き出し口におい
   て、水平方向の任意の方向に向けることができる少なく
   とも１つ以上の風向変更羽根を具備することを特徴とす
   る請求項１から３いずれか１項に記載の空気調和機。
5. 【請求項５】 前記他の空気流路の吹き出し口におい
   て、水平方向の任意の方向に向けることができる少なく
   とも１つ以上の風向変更羽根を具備することを特徴とす
   る請求項１から４いずれか１項に記載の空気調和機。
6. 【請求項６】 前記他の空気流路の送風機が遠心ファン
   であることを特徴とする請求項１から５いずれか１項に
   記載の空気調和機。