JP6171286B2 - 電磁石装置 - Google Patents

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JP6171286B2
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Description

本発明は電磁石装置、特に、ラッチング型電磁継電器に使用される電磁石装置に関する。
従来、ラッチング型電磁継電器に使用される電磁石装置としては、例えば、「コイルを巻回した鉄心と鉄心枠と可動鉄片とで構成される磁気回路の残留磁気によって、復帰バネに抗して可動鉄片を吸引保持する磁気保持形リレーにおいて、鉄心を電磁軟鉄材又は炭素含有量0.01%以下の鋼材で構成すると共に、鉄心枠を半硬質磁性材料で構成したことを特徴とるす磁気保持形リレー」に使用される電磁石装置がある(特許文献1参照)。
実開昭58−157947号公報
しかしながら、前記電磁石装置では、鉄心枠を半硬質磁性材料で構成しているが、例えば、大きな開閉加重を必要とする電磁継電器に適用される場合、大きなバネ力を有する可動接触片を駆動することは容易でない。特に、動作状態にある可動鉄片を保持する場合に大きな保持力を必要とすることから、実用化が困難であるという問題点がある。
本発明は、前記問題点に鑑み、可動鉄片を動作させることが容易で、復帰状態および動作状態を維持するための保持力を有する電磁石装置およびこれを用いた電磁継電器を提供することにある。
本発明に係る電磁石装置は、前記課題を解決すべく、
鉄芯の一端部側にヨークの水平部を配置する一方、前記ヨークの垂直部の先端縁部を支点として可動鉄片を回動可能に支持し、前記鉄芯の周囲に巻回したコイルに電圧を印加して形成される主磁気回路により、前記可動鉄片の一端部が前記鉄芯の他端部に位置する磁極部に吸着する電磁石装置であって、
前記鉄芯の一端部側に配置した板状の永久磁石を、前記ヨークの垂直部の先端面に一端部を接合した補助ヨークと前記ヨークの水平部とで狭持し、前記鉄芯の先端面の少なくとも一部を前記永久磁石に直接対向させるとともに、
前記鉄芯の一端部を、前記ヨークの垂直部の端部から巾狭部(ヨークの基部の断面に対して断面積の小さい磁気抵抗部)を介して延在する前記ヨークの水平部に固定することにより、
前記永久磁石の磁束が磁気飽和する磁気抵抗部を備えた補助磁気回路を、前記主磁気回路と並列に構成してある。
本発明によれば、動作電圧を印加して停止した後の動作状態では、前記補助磁気回路および前記主磁気回路を流れる磁束によって生じた磁力の合力によって可動鉄片が保持される。このため、永久磁石の磁力を有効活用することにより、動作状態における可動鉄片を保持するための保持力が大きい電磁石装置が得られる。
また、断面積の小さい磁気抵抗部を介して側方に延在するように一体に切り出したヨークの水平部と、補助ヨークとで永久磁石を狭持するので、磁束もれが少なく、磁気効率の良い電磁石装置が得られる。
また、本発明に係る電磁石装置は、前記課題を解決すべく、
鉄芯の一端部側にヨークの水平部を配置する一方、前記ヨークの垂直部の先端縁部を支点として可動鉄片を回動可能に支持し、前記鉄芯の周囲に巻回したコイルに電圧を印加して形成される主磁気回路により、前記可動鉄片の一端部が前記鉄芯の他端部に位置する磁極部に吸着する電磁石装置であって、
前記鉄芯の一端部側に配置した板状の永久磁石を、前記ヨークの垂直部の端部側面に一端部を接合した補助ヨークと前記ヨークの水平部とで挟持し、前記鉄芯の先端面の少なくとも一部を前記永久磁石に直接対向させるとともに、
前記鉄芯の一端部を、前記ヨークの垂直部の端部から巾狭部(ヨークの基部の断面に対して断面積の小さい磁気抵抗部)を介して延在する前記ヨークの水平部に固定し、
前記永久磁石の磁束が磁気飽和する磁気抵抗部を備えた補助磁気回路を、前記主磁気回路と並列に構成してある。
本発明によれば、動作電圧を印加して停止した後の動作状態では、前記補助磁気回路および前記主磁気回路を流れる磁束によって生じた磁力の合力によって可動鉄片が保持される。このため、永久磁石の磁力を有効活用することにより、動作状態における可動鉄片を保持するための保持力が大きい電磁石装置が得られる。
また、断面積の小さい磁気抵抗部を介して側方に延在するように一体に切り出したヨークの水平部と、補助ヨークとで永久磁石を狭持するので、磁束もれが少なく、磁気効率の良い電磁石装置が得られる。
本発明に係る電磁継電器は、前述の課題を解決すべく、前述の電磁石装置と隣り合う位置に接点機構を配置し、前記電磁石装置の可動鉄片に接続したカードを介して前記接点機構を駆動する構成としてある。
本発明によれば、動作電圧を印加して停止した後の動作状態では、前記保持磁気回路および前記主磁気回路を流れる磁束によって生じた磁力によって可動鉄片が保持される。このため、永久磁石の磁力を有効活用することにより、動作状態における可動鉄片を保持するための保持力が大きいラッチング型電磁継電器を得られるという効果がある。
図1A,1Bは本願発明の第1実施形態に係る電磁石装置を組み込んだ電磁継電器を示す斜視図である。 図1で示した電磁継電器の斜め上方から視た分解斜視図である。 図1で示した電磁継電器の斜め下方から視た分解斜視図である。 図4A,4Bは本願発明の第1実施形態に係る電磁石装置を示す斜視図である。 図4Aで示した電磁石装置の上方から視た分解斜視図である。 図4Bで示した電磁石装置の下方から視た分解斜視図である。 図7A,7Bは図1で示した電磁継電器の動作前後を示す断面図である。 図8A,8Bは本願発明に係る電磁石装置の動作過程を説明するための概略断面図である。 図9A,9Bは図8に連続する電磁石装置の動作過程を説明するための概略断面図である。 図10A,10Bは本願発明の第2実施形態に係る電磁石装置を示す斜視図である。 図10Aで示した電磁石装置の上方から視た分解斜視図である。 図10Bで示した電磁石装置の下方から視た分解斜視図である。 図13A,13Bは本願発明の第3実施形態に係る電磁石装置を示す斜視図である。 図13Aで示した電磁石装置の上方から視た分解斜視図である。 図13Bで示した電磁石装置の下方から視た分解斜視図である。 本願発明に係る電磁石装置の第4実施形態を示す概略断面図である。 本願発明に係る電磁石装置の第5実施形態を示す概略断面図である。 本願発明に係る電磁石装置の第6実施形態を示す概略断面図である。 本願発明に係る電磁石装置の第7実施形態を示す概略断面図である。 本願発明に係る電磁石装置の第8実施形態を示す概略断面図である。 本願発明に係る電磁石装置の第9実施形態を示す概略断面図である。 図22A,22Bは本願発明に係る電磁石装置の第10実施形態を示す概略断面図および分解斜視図である。
本発明に係る電磁石装置の実施形態を図1ないし図22の添付図面に従って説明する。
第1実施形態に係る電磁石装置は、図1ないし図9に示すように、ラッチング型電磁継電器に適用した場合であり、大略、ベース10と、電磁石装置20と、接点機構70と、前記電磁石装置20に連結され、かつ、前記接点機構70を駆動するカード80と、箱形カバー90とで構成されている。
前記ベース10は、図2および図3に示すように、その上面中央に略コ字形状の絶縁壁11を突設し、一方側の上面に後述する電磁石装置20を配置する一方、他方側の上面に接点機構70を配置する構造となっている。また、前記絶縁壁11は、その対向する内側面に、後述するヨーク50の両側縁部を圧入するための圧入溝12を設けてあるとともに、その上端の中央部に一対のガイドリブ13を平行に突設してある。
電磁石装置20は、図4および図5に示すように、コイル31を巻回したスプール32の中心孔33に断面略T字形の鉄芯40を挿通し、かつ、突出する上端部41に補助ヨーク45をカシメ固定した電磁石ブロック30と、前記鉄芯40の上端面とで永久磁石21を狭持するように組み付けられる断面略L字形のヨーク50と、前記ヨーク50の背面側に組み付けられる支持バネ55と、前記ヨーク50の下端面縁部を支点として前記支持バネ55を介して回動可能に支持される可動鉄片60と、で構成されている。
前記スプール32は、その下方鍔部34の隅部に圧入したコイル端子35,35に、前記コイル31の引き出し線を絡げて半田付けしてある。また、前記スプール32は、上方鍔部36の上面に後述する補助ヨーク45を位置決めするための位置決め用突起37を突設してある。
前記補助ヨーク45は、その中心にカシメ孔46を有するとともに、隣り合う隅部から補助ヨーク45の基部(カシメ孔46を除いた巾広部)の断面に対して断面積の小さい磁気抵抗部である接続用巾狭部47,47を平行に延在している。
前記永久磁石21は、前記補助ヨーク45の巾寸法と略同一の巾寸法を有している。
断面略L字形の前記ヨーク50は、その垂直部51の両側に後述する前記支持バネ55を弾性係合するための切り欠き部52,52をそれぞれ設けてあるとともに、前記垂直部51の上端から水平部53を側方に延在してある。
前記支持バネ55は、図5および図6に示すように、その両側縁部から一対の弾性腕部56,56を平行に延在する一方、その下方側縁部から弾性支持部59を延在してある。なお、一対の前記弾性腕部56,56のうち、一方の弾性腕部56の先端に係合爪57を突設する一方、他方の弾性腕部56の先端に係止爪58を切り起こしてある。
前記可動鉄片60は、その水平部61の上面の前方半分を一段低い段部62とするとともに、前記段部62に当接用突部63を突き出し加工で形成してある。また、前記可動鉄片60は、その垂直部64の先端両側縁部に後述するカード80を係合するための係合用切り欠き部65,65を形成してある。
前記接点機構70は、図2および図3に示すように、所定の距離で対向するように配置する第1,第2固定接触片71,72と、前記第1,第2固定接触片71,72の間に配置される可動接触片73とで構成されている。前記可動接触片73に設けた可動接点73aは、前記第1,第2固定接触片71,72にそれぞれ設けた第1固定接点71aおよび第2固定接点72aに、交互に接離可能に対向する。
また、前記可動接触片73の上端部には、後述するカード80の他端側縁部83に上下に係止するための2組の係止爪74,75を切り出してある。
前記カード80は、図2および図3に示すように、一端側に突出する当接用突起81の両側に一対の弾性腕部82,82を延在してある一方、他端側縁部83の両端から一対の係止用腕部84,84を延在してある。
箱形カバー90は、前記ベース10に嵌合可能な箱形状を有するものであり、その天井面から位置規制用凸部91を下方に膨出させるとともに(図7参照)、前記位置規制用凸部91の底面にガス抜き孔92を設けてある。前記位置規制用凸部91は、その下方側に位置決めされるカード80の浮き上がりを防止する。また、箱形カバー90は、その上面の一端側に目印用凹部93を設けてある。
したがって、前記電磁継電器を組み立てる場合には、まず、電磁石ブロック30の補助ヨーク45とヨーク50の水平部53とで永久磁石21を狭持するように組み付ける。そして、前記ヨーク50の垂直部51の下端縁部に可動鉄片60を位置決めするとともに、前記ヨーク50の切り欠き部52,52に支持バネ55の係合爪57,係止爪58をそれぞれ係合,係止することにより、前記ヨーク50に前記可動鉄片60を回動可能に支持する。さらに、前記ベース10の絶縁壁11に設けた圧入溝12,12に前記ヨーク50の両側縁部を圧入して組み付ける。
一方、前記ベース10の絶縁壁11に仕切られた他方側の上面に、接点機構70の第2固定接触片72、可動接触片73および第1固定接触片71を圧入して組み付ける。ついで、カード80の当接用突起81を可動鉄片60の上端部近傍に当接させるとともに、前記可動鉄片60の垂直部64に設けた一対の係合用切り欠き部65,65に、前記カード80の弾性腕部82,82をそれぞれ係合する。さらに、前記カード80の他端側縁部83に前記可動接触片73の係止爪74,75を係止する。そして、前記ベース10に前記箱形カバー90を嵌合し、前記ベース10の底面に図示しないシール材を注入して密封する。最後に、前記箱形カバー90のガス抜き孔92から内部ガスを抜いた後、前記ガス抜き孔92を熱カシメすることにより、組立作業が完了する。
次に、本実施形態に係る電磁継電器の動作について説明する。
図7Aに示すように、コイル31に電圧が印加されていない場合には、可動鉄片60の当接用突部63が鉄芯40の磁極部42から離れているとともに、可動接点73aが第1固定接点71aに接触している。このとき、永久磁石21の磁束は、図8Aに示すように、永久磁石21から流れた磁束が補助ヨーク45からなる補助磁気回路M1を流れるとともに、漏れ磁束がヨーク50を介して主磁気回路M2を形成する。このため、可動接触片73のバネ力と、磁気回路M1,M2に流れる磁束によって生じる磁力との均衡により、可動鉄片60の復帰状態が維持される。なお、補助磁気回路M1は磁気飽和状態にある。
そして、前記コイル31に永久磁石21の磁束と同一方向の磁束が生じるように電圧を印加すると、コイル31に対する電圧の印加によって生じた磁束が磁気回路M2に流れ(図8B)、可動鉄片60に対する吸引力が増大する。このため、可動接触片73のバネ力に抗し、鉄芯40の磁極部42に可動鉄片60が吸引され、前記磁極部42に当接用突部63が吸着する。このため、可動鉄片60の垂直部64がカード80を介して可動接触片73を押圧し、可動接点73aが第1固定接点71aを離れて第2固定接点72aに接触する(図7B)。
ついで、コイル31に対する電圧の印加を停止しても、図9Aに示すように、永久磁石21から補助ヨーク45からなる補助磁気回路M1に流れる磁束と、ヨーク50、可動鉄片60および鉄芯40からなる主磁気回路M2に流れる磁束とによる磁力の合力が、可動接触片73のバネ力よりも大きい。このため、可動鉄片60は回動することなく、その動作状態を維持する。
さらに、可動鉄片60に対する永久磁石21の磁力を打ち消すように、前記コイル31に前述の印加電圧と逆方向の復帰電圧を印加すると(図9B)、可動接点73aが第2固定接点72aを離れて第1固定接点71aに接触し、元の復帰状態に復帰する。
本実施形態において復帰電圧を印加しても、補助ヨーク45からなる補助磁気回路M1は磁気飽和しているので、前記補助磁気回路M1に磁束は流れない。このため、復帰電圧の印加によってコイル31に生じたすべての磁束は、ヨーク50、可動鉄片60および鉄芯40からなる主磁気回路M2に流れて復帰動作させるので、消費電力の少ないラッチング型電磁継電器が得られるという利点がある。
第2実施形態に係る電磁石装置は、図10ないし図12に示すように、前述の第1実施形態とほぼ同様である。異なる点は、図11および図12に示すように、ヨーク50の水平部53を別体とするとともに、その基部(カシメ孔46を除いた巾広部)の断面に対して断面積の小さい磁気抵抗部である接続用巾狭部47を備えた補助ヨーク45を、前記ヨーク50の上端部中央から一体に曲げ起こした点である。そして、スプール32の中心孔33に鉄芯40を挿通し、突出する前記鉄芯40の上端部41を前記補助ヨーク45のカシメ孔46にカシメ固定することにより、スプール32とヨーク50とが一体化される。そして、前記ヨーク50の垂直部51の上端部内面に一端面を突き合わせた水平部53と、前記補助ヨーク45とで永久磁石21を狭持することにより、補助磁気回路M1を形成する。
他は前述の第1実施形態と同様であるので、同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
本実施例によれば、鉄芯40とヨーク50とを高い組立精度で組み立てることができ、動作特性のバラツキが小さい電磁石装置20が得られるという利点がある。
第3実施形態に係る電磁石装置は、図13ないし図15に示すように、前述の第1実施形態とほぼ同様であり、異なる点は、図15に示すように、ヨーク50の垂直部51に設けた嵌合孔54に、補助ヨーク45の一端側中央から側方に延在し補助ヨーク45の基部(カシメ孔46を除いた巾広部)の断面に対して断面積の小さい磁気抵抗部である接続用巾狭部47を嵌合して一体化する点である。
本実施形態によれば、鉄芯40の上端部41にカシメ固定した補助ヨーク45の接続用巾狭部47を、ヨーク50の垂直部51に設けた嵌合孔54に嵌合一体化することにより、永久磁石21を補助ヨーク45とヨーク50の水平部53とで事前に狭持できる。このため、組立作業が容易となり、作業性が向上するという利点がある。
第4施形態に係る電磁石装置は、図16に概略的に図示するように、ヨーク50の垂直部51の上端から切り出した水平部53と、前記ヨーク50の垂直部51の上端面に接合した補助ヨーク45と、で永久磁石21を狭持したものである。そして、前記ヨーク50の水平部53の基部に、当該基部の断面に対して断面積の小さい磁気抵抗部である接続用巾狭部53aを設けてある。他は前述の第1実施形態とほぼ同様であるので、同一部分に同一番号を附して説明を省略する。
また、図17に示す第5実施形態のように、ヨーク50の垂直部51の上端から切り出した水平部53と、前記ヨーク50の垂直部51の上端部内面に一端部を接合するように支持した補助ヨーク45と、で永久磁石21を狭持し、磁気回路を形成してもよい。そして、前記ヨーク50の水平部53の基部には、当該基部の断面に対して断面積の小さい磁気抵抗部である接続用巾狭部53aを設けてある。
そして、図18に示す第6実施形態のように、鉄芯40にカシメ固定した補助ヨーク45とヨーク50の水平部53とで永久磁石21を狭持するとともに、補助ヨーク45の基部の断面に対して断面積の小さい磁気抵抗部である接続用巾狭部48aを有する第2補助ヨーク48で、前記補助ヨーク45と前記水平部53とを接続し、補助磁気回路M1を形成してもよい。
さらに、図19に示す第7実施形態のように、前記ヨーク50の水平部53の先端部に、補助ヨーク45の基部の断面に対して断面積の小さい磁気抵抗部である接続用巾狭部47を介して補助ヨーク45を延在する。そして、前記ヨーク50の水平部53と、鉄芯40にカシメ固定した前記補助ヨーク45とで永久磁石21を狭持し、補助磁気回路M1を形成してもよい。
また、永久磁石21は必ずしも板状である必要なく、図20に示すように、円環状であってもよい(第8実施形態)。本実施形態では、鉄芯40の上端部41を円環状永久磁石22に前記補助ヨークの貫通孔を介して挿通し、さらに前記水平部53に設けたカシメ孔53bにカシメ固定することにより、永久磁石21を補助ヨーク45とヨーク50の水平部53とで狭持してもよい。本実施形態では、前記鉄芯40の上端部41が鉄芯40の基部の断面に対して断面積の小さい磁気抵抗部としての機能を有している。
さらに、鉄芯40の上端部41を鉄芯40の基部の断面に対して断面積の小さい磁気抵抗部として使用する場合には、図21に示すように、永久磁石21を補助ヨーク45とヨーク50の水平部53とで狭持してもよい(第9実施形態)。
そして、鉄芯40の上端部41を鉄芯40の基部の断面に対して断面積の小さい磁気抵抗部として使用する場合には、図22に示すように、補助ヨークは必ずしも必要ではない。すなわち、ヨーク50の水平部53と、前記水平部53に設けたカシメ孔53bに上端部41をカシメ固定した鉄芯40と、で鉄芯40に挿通された円環状の永久磁石21を狭持してもよい(第10実施形態)。
本実施形態によれば、部品点数,組立工数が少なく、生産性の高い電磁石装置が得られるという利点がある。
本発明に係る電磁石装置は、電磁継電器に適用する場合に限らず、他の電気機器に適用してもよいことは勿論である。
10:ベース
11:絶縁壁
12:圧入溝
13:ガイドリブ
20:電磁石装置
21:永久磁石
22:円環状永久磁石
30:電磁石ブロック
31:コイル
32:スプール
33:中心孔
34:下方鍔部
35:コイル端子
36:上方鍔部
37:位置決め用突起
40:鉄芯
41:上端部
42:磁極部
45:補助ヨーク
46:カシメ孔
47:接続用巾狭部(磁気抵抗部)
48:第2補助ヨーク(補助部材)
48a:接続用巾狭部(磁気抵抗部)
50:ヨーク
51:垂直部
52:切り欠き部
53:水平部
53a:接続用巾狭部(磁気抵抗部)
53b:カシメ孔
55:支持バネ
56:弾性腕部
57:係合爪
58:係止爪
59:弾性支持部
60:可動鉄片
61:水平部
62:段部
63:当接用突部
64:垂直部
65:係合用切り欠き部
70:接点機構
71:第1固定接触片
71a:第1固定接点
72:第2固定接触片
72a:第2固定接点
73:可動接触片
73a:可動接点
74,75:係止爪
80:カード
81:当接用突起
82:弾性腕部
83:他端側縁部
84:係止用腕部
90:箱形カバー
91:位置規制用凸部
92:ガス抜き孔
93:目印用凹部
M1:補助磁気回路
M2:主磁気回路

Claims (3)

  1. 鉄芯の一端部側にヨークの水平部を配置する一方、前記ヨークの垂直部の先端縁部を支点として可動鉄片を回動可能に支持し、前記鉄芯の周囲に巻回したコイルに電圧を印加して形成される主磁気回路により、前記可動鉄片の一端部が前記鉄芯の他端部に位置する磁極部に吸着する電磁石装置であって、
    前記鉄芯の一端部側に配置した板状の永久磁石を、前記ヨークの垂直部の先端面に一端部を接合した補助ヨークと前記ヨークの水平部とで狭持し、前記鉄芯の先端面の少なくとも一部を前記永久磁石に直接対向させるとともに、
    前記鉄芯の一端部を、前記ヨークの垂直部の端部から巾狭部を介して延在する前記ヨークの水平部に固定することにより、
    前記永久磁石の磁束が磁気飽和する磁気抵抗部を備えた補助磁気回路を、前記主磁気回路と並列に形成したことを特徴とする電磁石装置。
  2. 鉄芯の一端部側にヨークの水平部を配置する一方、前記ヨークの垂直部の先端縁部を支点として可動鉄片を回動可能に支持し、前記鉄芯の周囲に巻回したコイルに電圧を印加して形成される主磁気回路により、前記可動鉄片の一端部が前記鉄芯の他端部に位置する磁極部に吸着する電磁石装置であって、
    前記鉄芯の一端部側に配置した板状の永久磁石を、前記ヨークの垂直部の端部側面に一端部を接合した補助ヨークと前記ヨークの水平部とで挟持し、前記鉄芯の先端面の少なくとも一部を前記永久磁石に直接対向させるとともに、
    前記鉄芯の一端部を、前記ヨークの垂直部の端部から巾狭部を介して延在する前記ヨークの水平部に固定し、
    前記永久磁石の磁束が磁気飽和する磁気抵抗部を備えた補助磁気回路を、前記主磁気回路と並列に形成したことを特徴とする電磁石装置。
  3. 請求項1または2に記載の電磁石装置と隣り合う位置に接点機構を配置し、前記電磁石装置の可動鉄片に接続したカードを介して前記接点機構を駆動することを特徴とする電磁継電器。
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