JP6168649B2 - コード検出装置及びプログラム - Google Patents
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Description
コード検出装置で検出されたコードが誤りである場合は、前記音楽データ中の音響信号による演奏とコードによるコード演奏を聴き比べ、正しいコードを指定することによりコードの修正を行うことが必要となる。
音響信号を分析し、前記音響信号において演奏されているコードを検出するコード検出手段。
前記音響信号の特定範囲を演奏するデータ演奏手段。
前記特定範囲において検出されたコードを内蔵音源で演奏するコード演奏手段。
前記データ演奏手段及びコード演奏手段による演奏を同時に再生する第1のチャネル及び第2のチャネルを有する音再生手段。
そして、前記音再生手段による再生は、前記データ演奏手段による演奏を前記第1のチャネル(例えば左チャネル)で再生し、前記コード演奏手段による演奏を前記第2のチャネル(例えば右チャネル)で再生する。
前記音再生手段は、
前記データ演奏手段による演奏を前記第1のチャネルで再生し、前記コード演奏手段による演奏を前記第2のチャネルで再生する個別演奏モードと、
前記データ演奏手段による演奏と前記コード演奏手段による演奏を前記第1及び第2のチャネルで重畳して再生する通常演奏モードと、
を切り換えるモード切換部を備えたことを特徴としている。
指定された特定範囲の音響信号を繰り返し演奏するデータ演奏と、前記特定範囲において前記検出されたコードを内蔵音源で繰り返し演奏するコード演奏とを同時に再生するに際し、
前記データ演奏を音再生手段が有する第1のチャネルで再生する手順と、
前記コード演奏を音再生手段が有する第2のチャネルで再生する手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴としている。
RAM15は、CPU16での処理に使用される情報を一時記憶するものである。
コード検出手段30は、図1のハードウエア資質との対応では、ディスプレイ11、マウス12、キーボード13、プログラムを実行するCPU16、ワーキングメモリとなるRAM15で構成される。
演奏手段40は、図1のハードウエア資質との対応では、ディスプレイ11、マウス12、キーボード13、プログラムを実行するCPU16、ワーキングメモリとなるRAM15、オーディオインターフェイス20で構成される。
本発明の特徴的な構成は、再生デバイス(音再生手段)8において、音響信号の波形信号によるデータ演奏を左チャネル(第1のチャネル)で再生し、検出したコードに対応する波形信号によるコード演奏を右チャネル(第2のチャネル)で再生することである。
コード検出手段30は、音楽ファイル、CD等のオーディオトラック又はオーディオインターフェイスから取り込まれた音響情報を分析し、その楽曲のテンポ、拍子、1拍目位置(各小節の開始位置)、コードを既存の技術を使用して検出する。コード検出については、例えば特許4767691号に記載された技術で行われるが、以下、簡単に説明する。
この際、必ずしもレベルが大きな音がコード構成音であるとは限らないので、複数の音名の音を例えば5つ検出し、その中の2つ以上をすべての組み合わせで抜き出して、これとベース音の音名とからコード候補の抽出が行われる。コード候補の抽出が行われた後、予め設定された基準に基づいて一つのコードが選択されて抽出される。
図3は、液晶画面で構成された表示部9に表示される画面例を示すもので、4/4拍子、4小節の曲からコードを検出した場合を示している。曲のテンポはBPM=120(4分音符の長さが0.5秒)であるとする。
画面例においては、1,2,3,4の小節毎に、コードであるG,F,Am,Cが表示され、小節上部に配される帯状部の任意の小節線位置に、演奏開始マーカー51と演奏終了マーカー52がそれぞれ表示されている。演奏開始マーカー51と演奏終了マーカー52の位置は、ユーザによりマウス12の操作で指定できるように構成されている。演奏開始マーカー51及び演奏終了マーカー52の上方には、演奏開始ボタン53、演奏停止ボタン54、繰り返し演奏ボタン55、個別演奏モードと通常演奏モードを切り換えるモード切換部56が表示されている。
ボタン操作による具体的な演奏の仕方については後述する。
作成されたSMFの内容は、例えば図4に示すようなデータで構成される。図4の表では、上から順に1小節〜4小節が表示されている。イベントタイムは、演奏開始からの経過時間(Tick Time)を表す。ステータスは、イベントの種類とMIDIチャネルを表す。「90」は発音開始、「80」は発音停止を意味する。「ノートNo.」は音程を表す。「べロシティ」は音の強さを表す。
また、拍子やテンポを確認するため、メトロノーム等の発音用演奏イベントのデータを含むようにしてもよい。
演奏開始ボタン53がクリックされた場合、演奏手段40により、演奏開始マーカー位置51から演奏終了マーカー位置52までの小節が演奏され、繰り返し演奏ボタン55がクリックされた場合、この間の特定範囲の小節が繰り返し演奏される。
演奏停止ボタン54がクリックされた場合は、演奏手段40は演奏を中止する。
指定された所定時間分の波形(音響信号)を波形記憶手段1から読み出し、データ波形用バッファ2への書込みを行う。
同上の所定時間分のMIDIイベントをコード演奏情報ファイル3から読み出し、ソフトウェア音源4に与える。ソフトウェア音源4は、与えられた情報に対応する内蔵音源から所定時間分の波形の生成を指示する。生成された波形はコード波形用バッファ5へ書き込まれる。ソフトウェア音源4を用いての波形を作成し再生デバイス8で発音することは既存の技術で行われる。
加算器6bでコード波形用バッファ5の左チャネルと右チャネルのデータを加算し、右チャネルのデータとして再生バッファ7に書き込む。
再生バッファ7の書込みが完了すると、再生デバイス8はそのデータの再生を行う。この時、元の波形(音響信号)を再生したデータ演奏は左チャネルで再生され、検出したコードをソフトウェア音源で鳴らしたコード演奏は右チャネルで再生される。その結果、データ演奏とコード演奏とを容易に聴き比べることができ、楽曲に対して正確なコードが検出されているかを容易に判断することができる。
また、左右チャネルで再生する音を逆にし、データ演奏を左チャネルで再生し、コード演奏を左チャネルで再生してもよい。
上述した個別演奏時と同様に、波形(音響信号)を波形記憶手段1から読み出し、データ波形用バッファへ2への書込みを行う。
個別演奏時と同様に、所定時間分のMIDIイベントをコード演奏情報ファイル3から読み出し、ソフトウェア音源4に与える。ソフトウェア音源4では、与えられた音源に対して所定時間分の波形の生成を指示する。生成された波形はコード波形用バッファ5へ書き込まれる。
再生バッファ7の書込みが完了すると、再生デバイス8は書き込まれたデータの再生を行う。この時、データ演奏及びコード演奏の左チャネルデータは左チャネルで、データ演奏及びコード演奏の右チャネルデータは右チャネルで、それぞれデータ演奏とコード演奏とが重畳された再生が行われる。
図3の演奏開始マーカー51と演奏終了マーカー52との間の演奏(コード演奏及びデータ演奏)を試聴し、コードFについて正確なコードが検出されていないと判断した場合、変更したいコードFの小節間に演奏開始マーカー51と演奏終了マーカー52を設定するとともに、コードFの小節部分57をクリックし、ホップメニュー60を表示させる。
ホップメニュー60には、既に検出されている複数コード候補(この例の場合、F,FM7,F7,Fsus4)が表示され、現在選択中のコード(F)61の左端に印62が表示されている。
カーソル70を変更したいコード候補(F7)63に合わせると、コード(F7)に対応するコード演奏と、そのコード区間のデータ演奏が上述した要領で行われ、聴き比べることができる。試聴により正しいと判断したコード候補をクリックすると、その小節部分57について、コード(この例の場合、F7)が選択されることでコードの修正が行われる。
また、任意のコード64を選択した場合には、ダイアログボックス(図示せず)が表示され、ホップメニュー60のコード候補にないコードを手動で入力できるように構成されている。
また、モード切換部56を設け、個別演奏モードと通常演奏モードとを切り換えて試聴することにより、個別演奏時における左右チャネルの音の違いを認識し易くすることで、演奏曲に対して正確なコードが検出されているかについて、より正確な判断を可能とすることができる。
Claims (4)
- 音響信号を分析し、前記音響信号において演奏されているコードを検出するコード検出手段と、
前記音響信号の特定範囲を演奏するデータ演奏手段と、
前記特定範囲において検出されたコードを内蔵音源で演奏するコード演奏手段と、
前記データ演奏手段及びコード演奏手段による演奏を同時に再生する第1のチャネル及び第2のチャネルを有する音再生手段と、を備え、
前記音再生手段による再生は、
前記データ演奏手段による演奏を前記第1のチャネルで再生し、
前記コード演奏手段による演奏を前記第2のチャネルで再生する
ことを特徴とするコード検出装置。 - 前記データ演奏手段及び前記コード演奏手段による演奏が繰り返し行われる請求項1に記載のコード検出装置。
- 前記音再生手段は、
前記データ演奏手段による演奏を前記第1のチャネルで再生し、前記コード演奏手段による演奏を前記第2のチャネルで再生する個別演奏モードと、
前記データ演奏手段による演奏と前記コード演奏手段による演奏を前記第1及び第2のチャネルで重畳して再生する通常演奏モードと、
を切り換えるモード切換部を備えた請求項1に記載のコード検出装置。 - 音響信号を分析し、前記音響信号において演奏されているコードを検出するコード検出プログラムであって、
指定された特定範囲の音響信号を繰り返し演奏するデータ演奏と、前記特定範囲において前記検出されたコードを内蔵音源で繰り返し演奏するコード演奏とを同時に再生するに際し、
前記データ演奏を音再生手段が有する第1のチャネルで再生する手順と、
前記コード演奏を音再生手段が有する第2のチャネルで再生する手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするコード検出プログラム。
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