JP6161002B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置に関する。
下記特許文献1には、スイッチトリラクタンスモータの3相分の巻線に印加する電圧を昇圧することができると共に、3相分の巻線に流れる電流を容量素子及び電源に回生することができる駆動回路が開示されている。該駆動回路は、1つのコンデンサ、9つのスイッチング素子及び6つのダイオードによって構成されている。また、この駆動回路は、3相分の巻線に供給する方形波状の駆動電流の立ち上がりを急峻にすることも可能である。
特開2012−44816号公報
ところで、上記従来技術では、上述したように、スイッチトリラクタンスモータの3相分の巻線に供給する方形波状の駆動電流の立ち上がりを急峻にすることが可能であるが、該駆動電流を生成するために、1つのコンデンサ、9つのスイッチング素子及び6つのダイオードを用いる必要があるため、部品点数が増えてしまうという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、スイッチトリラクタンスモータに供給する方形波状の駆動電流の立ち上がりを急峻にすることが可能な回路の部品点数を減らすこと目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の解決手段として、スイッチング素子を備え、直流電源によって出力される電力を変換してスイッチトリラクタンスモータのコイルに供給する電力変換装置であって、一端が前記直流電源のプラス側に接続されているコンデンサと、前記コンデンサの他端と前記コイルの一端との間に設けられる前記スイッチング素子である第1スイッチング素子と、前記コイルの他端と前記直流電源のマイナス側との間に設けられる前記スイッチング素子である第2スイッチング素子と、アノード端子が前記直流電源のプラス側に、またカソード端子が前記コイルの一端にそれぞれ接続されている第1ダイオードと、アノード端子が前記コイルの他端に、またカソード端子が前記コンデンサの他端にそれぞれ接続されている第2ダイオードとを具備し、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子をオン状態にすることで前記直流電源及び前記コンデンサから前記コイルに駆動電力を供給する第1動作モードと、少なくとも前記第2スイッチング素子をオン状態にすることで前記直流電源から前記コイルに駆動電力を供給する第2動作モードと、第1スイッチング素子をオン状態にし、かつ第2スイッチング素子をオフ状態にする第3動作モードと、全ての前記スイッチング素子をオフ状態にすることで前記コイルから前記コンデンサに電力を供給する第4動作モードとを有する、という手段を採用する。
本発明では、第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、直流電源のプラス側と前記第2ダイオードのカソード端子との間に設けられる第3スイッチング素子と、アノード端子が前記直流電源のマイナス側に、またカソード端子が前記コイルの一端にそれぞれ接続されている第3ダイオードとをさらに具備し、第3スイッチング素子をオン状態にし、かつ第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子をオフ状態にすることで前記コイルから前記直流電源に電力を供給する第5動作モードをさらに有し、前記第1動作モードにおいて、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子をオン状態にし、かつ第3スイッチング素子をオフ状態にすることで前記直流電源及び前記コンデンサから前記コイルに駆動電力を供給し、前記第3動作モードにおいて、第1スイッチング素子をオン状態にし、かつ第2スイッチング素子に加えて第3スイッチング素子をオフ状態にする、という手段を採用する。
本発明では、第3の解決手段として、上記第2の解決手段において、前記直流電源のプラス端子と前記コンデンサの一端との間に設けられる前記スイッチング素子である第4スイッチング素子をさらに具備し、前記第1動作モードにおいて、前記第4スイッチング素子もオン状態にし、前記第2動作モードにおいて、少なくとも前記第2スイッチング素子及び前記第4スイッチング素子をオン状態にすることで前記直流電源から前記コイルに駆動電力を供給し、前記第3動作モードにおいて、第1スイッチング素子をオン状態にし、かつ第2スイッチング素子及び第3スイッチング素子をオフ状態にし、第4スイッチング素子についてはオン状態あるいはオフ状態であり、前記第5動作モードにおいて、第3スイッチング素子をオン状態にし、かつ第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子に加えて第4スイッチング素子をオフ状態にすることで前記コイルから前記直流電源に加えて前記コンデンサに電力を供給する、という手段を採用する。
本発明では、第4の解決手段として、上記第1〜第3のいずれか1つの解決手段において、前記第2スイッチング素子及び前記第2ダイオードは、前記スイッチトリラクタンスモータに備えられる複数相分のコイル各々に対して設けられる、という手段を採用する。
本発明によれば、第1動作モードにおいて、直流電源と、第4動作モードで充電されたコンデンサとを用いてスイッチトリラクタンスモータのコイルに駆動電力を供給するので、方形波状の駆動電流の立ち上がりを急峻にすることができる。また、本発明よれば、上述した先行技術文献に比べて、部品点数を減らすことが可能である。
本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の回路図である。 本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の駆動電流(a)、印加電圧(b)及びスイッチング(c)を示すタイミングチャートである。 本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の変形例を示す回路図である。 本発明の第2実施形態に係る電力変換装置の回路図である。 本発明の第2実施形態に係る電力変換装置の駆動電流(a)、印加電圧(b)及びスイッチング(c)を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電力変換装置の駆動電流(a)、印加電圧(b)及びスイッチング(c)を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電力変換装置の駆動電流(a)、印加電圧(b)及びスイッチング(c)を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電力変換装置の変形例を示す回路図である。 本発明の第3実施形態に係る電力変換装置の回路図である。 本発明の第3実施形態に係る電力変換装置の駆動電流(a)、印加電圧(b)及びスイッチング(c)を示すタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係る電力変換装置の変形例を示す回路図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
初めに第1実施形態について説明する。本第1実施形態に係る電力変換装置は、直流電源Eによって出力される電力を変換してスイッチトリラクタンスモータ(図示略)のコイルL1に供給するものである。このような電力変換装置は、図1に示すように、1対の第1端子T1、T2、1対の第2端子T11、T12、コンデンサC、第1スイッチング素子S1、第2スイッチング素子S2、第1ダイオードD1、第2ダイオードD2及びスイッチ制御部Mから構成されている。
1対の第1端子T1、T2は、直流電源Eの両端(プラス端子及びマイナス端子)に接続されている。一方、1対の第2端子T11、T12は、スイッチトリラクタンスモータ(図示略)のコイルL1の両端に接続されている。
コンデンサCは、直流電源Eのプラス側とコイルL1の一端との間に設けられ、一端が直流電源Eのプラス側に、また他端が第1スイッチング素子S1を介してコイルL1の一端にそれぞれ接続されている。
第1スイッチング素子S1は、コンデンサCの他端とコイルL1の一端との間に設けられ、一端がコンデンサCの他端に、また他端がコイルL1の一端にそれぞれ接続されている。
第2スイッチング素子S2は、コイルL1の他端と直流電源Eのマイナス側との間に設けられ、一端がコイルL1の他端に、また他端が直流電源Eのマイナス側にそれぞれ接続されている。
このような第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2は、例えば、FETトランジスタ(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)であり、ゲート端子がスイッチ制御部Mに接続され、スイッチ制御部Mから電圧値がハイレベルである制御信号がゲート端子に入力されるとオン状態となり、電圧値がローレベルである制御信号がゲート端子に入力されると、オフ状態となる。また、第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2は、FETトランジスタ以外にも、例えばバイポーラトランジスタやIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)であってもよい。
第1ダイオードD1は、アノード端子が直流電源Eのプラス側に、またカソード端子がコイルL1の一端にそれぞれ接続されている。
第2ダイオードD2は、アノード端子がコイルL1の他端に、またカソード端子がコンデンサCの他端にそれぞれ接続されている。
スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2のスイッチング制御を行うマイクロコントローラであり、具体的には各スイッチング素子のゲート端子それぞれに、立ち上がり及び立ち下りのタイミング及びデューティ比の異なる制御信号を出力する。
次に、このように構成された本電力変換装置の動作について図1及び図2を参照して説明する。
本電力変換装置は、スイッチトリラクタンスモータ(図示略)のコイルL1に方形波状の駆動電流を供給するために、第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2のスイッチング等を実行する。つまり、本電力変換装置は、以下に説明する第1〜第4動作モードを実行する。
第1動作モードは、直列接続される直流電源E及びコンデンサCからコイルL1に駆動電力を供給する動作モードである。つまり、第1動作モードにおいて、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2をオン状態にする(図2(c)参照)。これによって、図1(1)に示すように、直流電源Eから、コンデンサC、第1スイッチング素子S1、コイルL1、第2スイッチング素子S2を順に介して直流電源Eに至る経路で電流が流れる。
例えば、直流電源Eの電圧をEV、コンデンサCの電圧をCVとした場合、コイルL1に印加される電圧は(EV+CV)である(図2(b)参照)。そして、印加電圧(EV+CV)に応じた駆動電流がコイルL1に供給される。この結果、駆動電流は、急激に上昇する(図2(a)参照)。そして、コンデンサCに蓄えられた電荷が全て放電されると、第1動作モードが終了し、第2動作モードに移行する。
第2動作モードは、第1動作モードの終了後、直流電源EのみからコイルL1に駆動電力を供給する動作モードである。なお、図2(c)では、第2動作モードにおいて、第1スイッチング素子S1がオン状態となっているが、第1スイッチング素子S1は、オン状態でもよいし、またオフ状態であってもよい。
第2動作モードでは、図1(2)に示すように、直流電源Eから、第1ダイオードD1、コイルL1、第2スイッチング素子S2を順に介して直流電源Eに至る経路で電流が流れる。この結果、駆動電流は、上記第1動作モードに続いて上昇する(図2(a)参照)。そして、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1をオン状態にして、第2スイッチング素子S2をオフ状態にすることで、第2動作モードを終了して、第3動作モードに移行する(図2(c)参照)。
第3動作モードは、コイルL1から発生する電力を還流する動作モードである。つまり、第3動作モードは、コイルL1から発生する電力を、還流して熱として消費する動作モードである。上述したように、第3動作モードにおいて、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1をオン状態にして、第2スイッチング素子S2をオフ状態にする(図2(c)参照)。これによって、図1(3)に示すように、コイルL1から、第2ダイオードD2、第1スイッチング素子S1を順に介してコイルL1に至る経路で電流が流れる。この結果、コイルL1から発生した電力は、熱として消費される。
その後、スイッチ制御部Mは、第2スイッチング素子S2のオン状態とオフ状態とを切り替えることによって、第2動作モードと第3動作モードとの切り替えを繰り返す。この結果、駆動電流は、目標電流値Ref近傍で上下する(図2(a)参照)。つまり、駆動電流は、目標電流値Ref近傍で安定するように制御される。
そして、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2をオフ状態にすることで、第4動作モードに移行する(図2(c)参照)。
第4動作モードは、コイルL1から発生する電力をコンデンサCに供給して充電する動作モードである。上述したように、第4動作モードにおいて、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2両方をオフ状態にする(図2(c)参照)。
これによって、図1(4)に示すように、コイルL1から、第2ダイオードD2、コンデンサC、第1ダイオードD1を順に介してコイルL1に至る経路で電流が流れる。この結果、コンデンサCには、電荷が蓄えられる。これに伴って、コイルL1に供給される駆動電流は、低下する(図2(a)参照)。本電力変換装置は、上記第1〜第4動作モードを繰り返すことによって、継続的に方形波状の駆動電流を生成して、スイッチトリラクタンスモータ(図示略)のコイルL1に供給する。
続いて、上記第1実施形態の変形例について説明する。
第1実施形態の変形例は、スイッチトリラクタンスモータ(図示略)の3相分のコイルL1、L2、L3各々に120度ずつ位相の異なる駆動電流を供給するものである。この第1実施形態の変形例は、図3に示すように、3対の第2端子T11、T12、T21、T22、T31、T32、第2スイッチング素子S2、S12、S22及び第2ダイオードD2、D12、D22がスイッチトリラクタンスモータに備えられるコイルL1、L2、L3各々に対して設けられる点において、上述した第1実施形態と相違する。
これ以外の構成要素については第1実施形態と同様である。なお、1対の第1端子T1、T2、コンデンサC、第1スイッチング素子S1及び第1ダイオードD1については、共有されてコイルL1、L2、L3各々に供給される各駆動電流の生成に用いられる。よって、第1実施形態の変形例において上述した第1実施形態と同様の構成要素については説明を省略する。
1対の第2端子T21、T22は、スイッチトリラクタンスモータ(図示略)のコイルL2の両端に接続されている。
第2スイッチング素子S12は、コイルL2の他端と直流電源Eのマイナス側との間に設けられ、一端がコイルL2の他端に、また他端が直流電源Eのマイナス側にそれぞれ接続されている。
第2ダイオードD12は、アノード端子がコイルL2の他端に、またカソード端子がコンデンサCの他端にそれぞれ接続されている。
1対の第2端子T31、T32は、スイッチトリラクタンスモータ(図示略)のコイルL3の両端に接続されている。
第2スイッチング素子S22は、コイルL3の他端と直流電源Eのマイナス側との間に設けられ、一端がコイルL3の他端に、また他端が直流電源Eのマイナス側にそれぞれ接続されている。
第2ダイオードD22は、アノード端子がコイルL3の他端に、またカソード端子がコンデンサCの他端にそれぞれ接続されている。
なお、上記第2スイッチング素子S12、S22は、例えば、上記第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2と同様に、FETトランジスタ、あるいはバイポーラトランジスタやIGBTであってもよい。また、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2に加えて、第2スイッチング素子S12、S22も制御する。
このように構成された第1実施形態の変形例は、スイッチトリラクタンスモータのコイルL1、L2、L3各々に供給する方形波状の駆動電流を生成するために上述した第1実施形態の第1〜第4動作モードを実行して、コイルL1、L2、L3各々に120度ずつ位相の異なる方形波状の駆動電流を供給する。
ここで、120度ずつ位相の異なる各駆動電流の方形部分(立ち上がりから立ち下がりまでの間)は、時間を空けて重ならないように制御されている。すなわち、各駆動電流の生成に共有される第1端子T1、T2、コンデンサC、第1スイッチング素子S1、第1ダイオードD1は、時間をずらして、各駆動電流の生成に用いられる。
このような本実施形態によれば、第1動作モードにおいて、直流電源Eと、第4動作モードで充電されたコンデンサCとを用いてスイッチトリラクタンスモータのコイルL1(あるいはコイルL2、L3)に駆動電流を供給するので、方形波状の駆動電流の立ち上がりを急峻にすることができる。また、本実施形態よれば、上述した先行技術文献に比べて、部品点数を減らすことが可能である。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係る電力変換装置について説明する。
本第2実施形態に係る電力変換装置は、図4に示すように、第3スイッチング素子S3及び第3ダイオードD3を備える点において、上記第1実施形態と相違する。これ以外の構成要素については第1実施形態と同様である。よって、第2実施形態において第1実施形態と同様の構成要素については説明を省略する。
第3スイッチング素子S3は、直流電源Eのプラス側と第2ダイオードD2のカソード端子との間に設けられ、一端が直流電源Eのプラス側に、また他端が第2ダイオードD2のカソード端子にそれぞれ接続されている。なお、第3スイッチング素子S3は、例えば、上記第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2と同様に、FETトランジスタ、あるいはバイポーラトランジスタやIGBTであってもよい。
第3ダイオードD3は、アノード端子が直流電源Eのマイナス側に、またカソード端子がコイルL1の一端にそれぞれ接続されている。
次に、このように構成された本第2実施形態の動作について図4〜図7を参照して説明する。
第1動作モードは、第1実施形態と同様に、直列接続される直流電源E及びコンデンサCからコイルL1に駆動電力を供給する動作モードである。つまり、第2実施形態の第1動作モードにおいて、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2をオン状態にし、かつ第3スイッチング素子をオフ状態にする(図5(c)参照)。
これによって、図4(1)に示すように、第1実施形態と同様、直流電源Eから、コンデンサC、第1スイッチング素子S1、コイルL1、第2スイッチング素子S2を順に介して直流電源Eに至る経路で電流が流れる。例えば、直流電源Eの電圧をEV、コンデンサCの電圧をCVとした場合、コイルL1に印加される電圧は(EV+CV)である(図5(b)参照)。
そして、印加電圧(EV+CV)に応じた駆動電流がコイルL1に供給される。この結果、駆動電流は、急激に上昇する(図5(a)参照)。そして、コンデンサCに蓄えられた電荷が全て放電されると、第1動作モードが終了し、第2動作モードに移行する。
第2動作モードは、第1実施形態と同様、第1動作モードの終了後、直流電源EのみからコイルL1に駆動電力を供給する動作モードである。なお、図5(c)では、第2動作モードにおいて、第1スイッチング素子S1がオン状態となっているが、第1スイッチング素子S1は、オン状態でもよいし、またオフ状態であってもよい。
第2動作モードでは、図4(2)に示すように、直流電源Eから、第1ダイオードD1、コイルL1、第2スイッチング素子S2を順に介して直流電源Eに至る経路で電流が流れる。また、第1スイッチング素子S1がオン状態である場合には、直流電源Eから、第3スイッチング素子S3の逆並列ダイオード、第1スイッチング素子S1、コイルL1、第2スイッチング素子S2を順に介して直流電源Eに至る経路でも電流が流れる。この結果、駆動電流は、上記第1動作モードに続いて上昇する(図5(a)参照)。
そして、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1をオン状態にして、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3をオフ状態にすることで、第2動作モードを終了して、第3動作モードに移行する(図5(c)参照)。
第3動作モードは、第1実施形態と同様、コイルL1から発生する電力を還流する動作モードである。つまり、第3動作モードは、コイルL1から発生する電力を、還流して熱として消費する動作モードである。上述したように、第3動作モードにおいて、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1をオン状態にして、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3をオフ状態にする(図5(c)参照)。これによって、図4(3)に示すように、コイルL1から、第2ダイオードD2、第1スイッチング素子S1を順に介してコイルL1に至る経路で電流が流れる。この結果、コイルL1から発生する電力は、熱として消費される。
その後、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3を制御して、第2動作モードと第3動作モードとの切り替えを繰り返す。この結果、駆動電流は、目標電流値Ref近傍で上下する(図5(a)参照)。つまり、駆動電流は、目標電流値Ref近傍で安定するように制御される。
そして、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3をオフ状態にすることで、第4動作モードに移行する(図5(c)参照)。
第4動作モードは、第1実施形態と同様、コイルL1から発生する電力をコンデンサCに供給して充電する動作モードである。上述したように、第4動作モードにおいて、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3をオフ状態にする(図5(c)参照)。
これによって、図4(4)に示すように、コイルL1から、第2ダイオードD2、コンデンサC、第1ダイオードD1を順に介してコイルL1に至る経路で電流が流れる。この結果、コンデンサCには、電荷が蓄えられる。これに伴って、コイルL1に供給される駆動電流は、低下する(図5(a)参照)。
一方、本実施形態において、スイッチ制御部Mは、第3スイッチング素子S3をオン状態にして、かつ第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2をオフ状態にすることで、第4動作モードに代えて、第5動作モードに移行するようにしてもよい(図6(c)参照)。
第5動作モードは、コイルL1から発生する電力を直流電源Eに供給する動作モードである。上述したように、第5動作モードにおいて、スイッチ制御部Mは、第3スイッチング素子S3をオン状態にして、第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2をオフ状態にする(図6(c)参照)。これによって、図4(5)に示すように、コイルL1から、第2ダイオードD2、第3スイッチング素子S3、直流電源E、第3ダイオードD3を順に介してコイルL1に至る経路で電流が流れる。この結果、直流電源Eには、電力が供給される。これに伴って、コイルL1に供給される駆動電流は、低下する(図6(a)参照)。
本電力変換装置は、上記第1〜第4動作モードを繰り返すことによって、継続的に方形波状の駆動電流を生成して、スイッチトリラクタンスモータ(図示略)のコイルL1に供給しもよい(図5参照)。また、第4動作モードに代えて、第5動作モードを実行してもよい。なお、第5動作モードを実行した場合には、コンデンサCに電荷が蓄えられないので、この後、第1動作モードではなく、第2動作モードを実行することになる(図6参照)。また、図7に示すように、第4動作モードに移行後、特定の時間経過後に、第4動作モードから第5動作モードに移行するようにしてもよい。
続いて、上記第2実施形態の変形例について説明する。
第2実施形態の変形例は、スイッチトリラクタンスモータ(図示略)の3相分のコイルL1、L2、L3各々に120度ずつ位相の異なる駆動電流を供給するものである。この第2実施形態の変形例は、図8に示すように、3対の第2端子T11、T12、T21、T22、T31、T32、第2スイッチング素子S2、S12、S22及び第2ダイオードD2、D12、D22がスイッチトリラクタンスモータに備えられるコイルL1、L2、L3各々に対して設けられる点において、上述した第2実施形態と相違する。
これ以外の構成要素については第2実施形態と同様である。なお、1対の第1端子T1、T2、コンデンサC、第1スイッチング素子S1、第1ダイオードD1、第3スイッチング素子S3及び第3ダイオードD3については、共有されて各駆動電流の生成に用いられる。すなわち、第2実施形態の変形例は、第1実施形態の変形例に、第3スイッチング素子S3及び第3ダイオードD3を追加したものである。よって、第2実施形態の変形例の各構成要素については説明を省略する。
このように構成された第2実施形態の変形例は、スイッチトリラクタンスモータのコイルL1、L2、L3各々に供給する方形波状の駆動電流を生成するために上述した第2実施形態の第1〜第4動作モードを実行して、コイルL1、L2、L3各々に120度ずつ位相の異なる方形波状の駆動電流を供給する。また、第2実施形態の変形例は、第4動作モードに代えて、第5動作モードを実行してもよい。なお、第5動作モードを実行した場合には、コンデンサCに電荷が蓄えられないので、この後、第1動作モードではなく、第2動作モードを実行することになる(図6参照)。また、図7に示すように、第4動作モードに移行後、特定の時間経過後に、第4動作モードから第5動作モードに移行するようにしてもよい。
ここで、120度ずつ位相の異なる各駆動電流の方形部分(立ち上がりから立ち下がりまでの間)は、第1実施形態の変形例と同様、時間を空けて重ならないように制御されている。すなわち、各駆動電流の生成に共有される第1端子T1、T2、コンデンサC、第1スイッチング素子S1、第1ダイオードD1及び第3スイッチング素子S3及び第3ダイオードD3は、時間をずらして、各駆動電流の生成に用いられる。
このような本実施形態によれば、第1動作モードにおいて、直流電源Eと、第4動作モードで充電されたコンデンサCとを用いてスイッチトリラクタンスモータのコイルL1(あるいはコイルL2、L3)に駆動電流を供給するので、方形波状の駆動電流の立ち上がりを急峻にすることができる。また、本実施形態よれば、上述した先行技術文献に比べて、部品点数を減らすことが可能である。また。本実施形態によれば、第5動作モードにおいて、コイルL1(あるいはコイルL2、L3)から直流電源Eに電力を供給するので、電力の消費を低減することができる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態に係る電力変換装置について図9及び図10を参照して説明する。
本第3実施形態に係る電力変換装置は、図9に示すように、第4スイッチング素子S4を備える点において、上記第2実施形態と相違する。これ以外の構成要素については第2実施形態と同様である。よって、第3実施形態において第2実施形態と同様の構成要素については説明を省略する。
第4スイッチング素子S4は、直流電源Eのプラス側とコンデンサCの一端との間に設けられ、一端が直流電源Eのプラス端子に、また他端がコンデンサCの一端にそれぞれ接続されている。
次に、このように構成された本第3実施形態の動作について図9及び図10を参照して説明する。
第1動作モードは、第2実施形態と同様に、直列接続される直流電源E及びコンデンサCからコイルL1に駆動電力を供給する動作モードである。つまり、第3実施形態の第1動作モードにおいて、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1、第2スイッチング素子S2及び第4スイッチング素子S4をオン状態にし、かつ第3スイッチング素子をオフ状態にする。
これによって、図9(1)に示すように、直流電源Eから、第4スイッチング素子S4、コンデンサC、第1スイッチング素子S1、コイルL1、第2スイッチング素子S2を順に介して直流電源Eに至る経路で電流が流れる。例えば、直流電源Eの電圧をEV、コンデンサCの電圧をCVとした場合、コイルL1に印加される電圧は(EV+CV)である(図10(b)参照)。
そして、印加電圧(EV+CV)に応じた駆動電流がコイルL1に供給される。この結果、駆動電流は、急激に上昇する(図10(a)参照)。そして、コンデンサCに蓄えられた電荷が全て放電されると、第1動作モードが終了し、第2動作モードに移行する。
第2動作モードは、第2実施形態と同様、第1動作モードの終了後、直流電源EのみからコイルL1に駆動電力を供給する動作モードである。なお、図10(c)では、第2動作モードにおいて、第1スイッチング素子S1がオン状態となっているが、第1スイッチング素子S1は、オン状態でもよいし、またオフ状態であってもよい。
第2動作モードでは、図9(2)に示すように、直流電源Eから、第4スイッチング素子S4、第1ダイオードD1、コイルL1、第2スイッチング素子S2を順に介して直流電源Eに至る経路で電流が流れる。また、第1スイッチング素子S1がオン状態である場合には、直流電源Eから、第3スイッチング素子S3の逆並列ダイオード、第1スイッチング素子S1、コイルL1、第2スイッチング素子S2を順に介して直流電源Eに至る経路でも電流が流れる。この結果、駆動電流は、上記第1動作モードに続いて上昇する(図5a)参照)。
そして、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1をオン状態にして、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3をオフ状態にすることで、第2動作モードを終了して、第3動作モードに移行する(図10(c)参照)。また、図10(c)では、第3動作モードにおいて、第4スイッチング素子S4がオン状態となっているが、第4スイッチング素子S4は、オン状態でもよいし、またオフ状態であってもよい。
第3動作モードは、第2実施形態と同様、コイルL1から発生する電力を還流する動作モードである。つまり、第3動作モードは、コイルL1から発生する電力を、還流して熱として消費する動作モードである。上述したように、第3動作モードにおいて、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1をオン状態にして、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3をオフ状態にする(図10(c)参照)。なお、第4スイッチング素子S4については、図10(c)に示すようにオン状態でもよいし、またオフ状態であってもよい。これによって、図9(3)に示すように、コイルL1から、第2ダイオードD2、第1スイッチング素子S1を順に介してコイルL1に至る経路で電流が流れる。この結果、コイルL1から発生する電力は、熱として消費される。
その後、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1、第2スイッチング素子S2、第3スイッチング素子S3及び第4スイッチング素子S4を制御して、第2動作モードと第3動作モードとの切り替えを繰り返す。この結果、駆動電流は、目標電流値Ref近傍で上下する(図10(a)参照)。つまり、駆動電流は、目標電流値Ref近傍で安定するように制御される。
そして、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1、第2スイッチング素子S2、第3スイッチング素子S3及び第4スイッチング素子S4をオフ状態にすることで、第4動作モードに移行する。
第4動作モードは、第2実施形態と同様、コイルL1から発生する電力をコンデンサCに供給して充電する動作モードである。上述したように、第4動作モードにおいて、スイッチ制御部Mは、第1スイッチング素子S1、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3及び第4スイッチング素子S4をオフ状態にする。
これによって、図9(4)に示すように、コイルL1から、第2ダイオードD2、コンデンサC、第1ダイオードD1を順に介してコイルL1に至る経路で電流が流れる。この結果、コンデンサCには、電荷が蓄えられる。これに伴って、コイルL1に供給される駆動電流は、低下する。
一方、本実施形態において、スイッチ制御部Mは、第3スイッチング素子S3をオン状態にして、かつ第1スイッチング素子S1、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3をオフ状態にすることで、第4動作モードに代えて、第5動作モードに移行するようにしてもよい(図10(c)参照)。
第5動作モードは、コイルL1から発生する電力を直流電源Eに供給する動作モードである。上述したように、第5動作モードにおいて、スイッチ制御部Mは、第3スイッチング素子S3をオン状態にして、第1スイッチング素子S1、第2スイッチング素子S2及び第4スイッチング素子S4をオフ状態にする(図10(c)参照)。これによって、図9(5)に示すように、コイルL1から、第2ダイオードD2、第3スイッチング素子S3、直流電源E、第3ダイオードD3を順に介してコイルL1に至る経路で電流が流れる。また、図9(5)に示すように、コイルL1から、第2ダイオードD2、コンデンサC、第1ダイオードD1を順に介してコイルL1に至る経路で電流が流れる。これに伴って、コイルL1に供給される駆動電流は、低下する(図10(a)参照)。
本電力変換装置は、上記第1〜第4動作モードを繰り返すことによって、継続的に方形波状の駆動電流を生成して、スイッチトリラクタンスモータ(図示略)のコイルL1に供給しもよいし、第4動作モードに代えて、上記第1〜第3、第5動作モードを繰り返すようにしてもよい(図10参照)。
続いて、上記第3実施形態の変形例について説明する。
第3実施形態の変形例は、スイッチトリラクタンスモータ(図示略)の3相分のコイルL1、L2、L3各々に120度ずつ位相の異なる駆動電流を供給するものである。この第3実施形態の変形例は、図11に示すように、3対の第2端子T11、T12、T21、T22、T31、T32、第2スイッチング素子S2、S12、S22及び第2ダイオードD2、D12、D22がスイッチトリラクタンスモータに備えられるコイルL1、L2、L3各々に対して設けられる点において、上述した第3実施形態と相違する。
これ以外の構成要素については第3実施形態と同様である。なお、1対の第1端子T1、T2、コンデンサC、第1スイッチング素子S1、第1ダイオードD1、第3スイッチング素子S3、第3ダイオードD3及び第4スイッチング素子S4については、共有されて各駆動電流の生成に用いられる。すなわち、第3実施形態の変形例は、第2実施形態の変形例に、第4スイッチング素子S4を追加したものである。よって、第3実施形態の変形例の各構成要素については説明を省略する。
このように構成された第3実施形態の変形例は、スイッチトリラクタンスモータのコイルL1、L2、L3各々に供給する方形波状の駆動電流を生成するために上述した第3実施形態の第1〜第4動作モードを実行して、コイルL1、L2、L3各々に120度ずつ位相の異なる方形波状の駆動電流を供給する。また、第2実施形態の変形例は、第4動作モードに代えて、上記第1〜第3、第5動作モードを実行してもよい(図10参照)。
ここで、120度ずつ位相の異なる駆動電流の方形部分(立ち上がりから立ち下がりまでの間)は、第1実施形態の変形例と同様、時間を空けて重ならないように制御されている。すなわち、各駆動電流の生成に共有される第1端子T1、T2、コンデンサC、第1スイッチング素子S1、第1ダイオードD1及び第3スイッチング素子S3、第3ダイオードD3及び第4スイッチング素子S4は、時間をずらして、各駆動電流の生成に用いられる。
このような本実施形態によれば、第1動作モードにおいて、直流電源Eと、第4動作モードあるいは第5動作モードで充電されたコンデンサCとを用いてスイッチトリラクタンスモータのコイルL1(あるいはコイルL2、L3)に駆動電流を供給するので、方形波状の駆動電流の立ち上がりを急峻にすることができる。また、本実施形態よれば、上述した先行技術文献に比べて、部品点数を減らすことが可能である。また。本実施形態によれば、第5動作モードにおいて、コイルL1(あるいはコイルL2、L3)から直流電源Eに電力を供給するので、電力の消費を低減することができる。また、コンデンサCの充電電圧を直流電源Eに制限することができるので、コンデンサCの過充電を防止することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
上記第1〜第3実施形態は、直流電源からの電力を変換して3相のスイッチトリラクタンスモータに供給するための電力変換装置に本発明を適用したものであるが、直流電源からの電力を変換して3相以外の複数相のスイッチトリラクタンスモータに電力を供給するための電力変換装置に本発明を適用するようにしてもよい。
C…コンデンサ、D1…第1ダイオード、D12…第2ダイオード、D2…第2ダイオード、D22…第2ダイオード、D3…第3ダイオード、E…直流電源、L1…コイル、L2…コイル、L3…コイル、M…スイッチ制御部、S1…第1スイッチング素子、S12…第2スイッチング素子、S2…第2スイッチング素子、S22…第2スイッチング素子、S3…第3スイッチング素子、S4…第4スイッチング素子、T1…第1端子、T2…第1端子、T11…第2端子、T12…第2端子、T21…第2端子、T22…第2端子、T31…第2端子、T32…第2端子

Claims (4)

  1. スイッチング素子を備え、直流電源によって出力される電力を変換してスイッチトリラクタンスモータのコイルに供給する電力変換装置であって、
    一端が前記直流電源のプラス側に接続されているコンデンサと、
    前記コンデンサの他端と前記コイルの一端との間に設けられる前記スイッチング素子である第1スイッチング素子と、
    前記コイルの他端と前記直流電源のマイナス側との間に設けられる前記スイッチング素子である第2スイッチング素子と、
    アノード端子が前記直流電源のプラス側に、またカソード端子が前記コイルの一端にそれぞれ接続されている第1ダイオードと、
    アノード端子が前記コイルの他端に、またカソード端子が前記コンデンサの他端にそれぞれ接続されている第2ダイオードとを具備し、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子をオン状態にすることで前記直流電源及び前記コンデンサから前記コイルに駆動電力を供給する第1動作モードと、少なくとも前記第2スイッチング素子をオン状態にすることで前記直流電源から前記コイルに駆動電力を供給する第2動作モードと、第1スイッチング素子をオン状態にし、かつ第2スイッチング素子をオフ状態にする第3動作モードと、全ての前記スイッチング素子をオフ状態にすることで前記コイルから前記コンデンサに電力を供給する第4動作モードとを有することを特徴とする電力変換装置。
  2. 直流電源のプラス側と前記第2ダイオードのカソード端子との間に設けられる第3スイッチング素子と、
    アノード端子が前記直流電源のマイナス側に、またカソード端子が前記コイルの一端にそれぞれ接続されている第3ダイオードとをさらに具備し、
    第3スイッチング素子をオン状態にし、かつ第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子をオフ状態にすることで前記コイルから前記直流電源に電力を供給する第5動作モードをさらに有し、
    前記第1動作モードにおいて、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子をオン状態にし、かつ第3スイッチング素子をオフ状態にすることで前記直流電源及び前記コンデンサから前記コイルに駆動電力を供給し、
    前記第3動作モードにおいて、第1スイッチング素子をオン状態にし、かつ第2スイッチング素子に加えて第3スイッチング素子をオフ状態にすることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記直流電源のプラス端子と前記コンデンサの一端との間に設けられる前記スイッチング素子である第4スイッチング素子をさらに具備し、
    前記第1動作モードにおいて、前記第4スイッチング素子もオン状態にし、
    前記第2動作モードにおいて、少なくとも前記第2スイッチング素子及び前記第4スイッチング素子をオン状態にすることで前記直流電源から前記コイルに駆動電力を供給し、
    前記第3動作モードにおいて、第1スイッチング素子をオン状態にし、かつ第2スイッチング素子及び第3スイッチング素子をオフ状態にし、第4スイッチング素子についてはオン状態あるいはオフ状態であり、
    前記第5動作モードにおいて、第3スイッチング素子をオン状態にし、かつ第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子に加えて第4スイッチング素子をオフ状態にすることで前記コイルから前記直流電源に加えて前記コンデンサに電力を供給することを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記第2スイッチング素子及び前記第2ダイオードは、前記スイッチトリラクタンスモータに備えられる複数相分のコイル各々に対して設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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