JP6160270B2 - メンテナンスユニット、および液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を噴射する液体噴射ヘッドをメンテナンスするメンテナンスユニット、およびこのメンテナンスユニットを備えた液体噴射装置に関する。
一般に、被噴射媒体に液体を噴射して画像等を形成する液体噴射ヘッドを備えた液体噴射装置には、液体噴射ヘッドから液体を適正に噴射させる噴射特性を維持するためのメンテナンスユニットが備えられている(例えば特許文献1参照)。
こうしたメンテナンスユニットは、通常、複数のメンテナンス機能を備えている。すなわち、液体噴射ヘッドをメンテナンスするための種々の機能部品を動作させることによって、液体噴射ヘッドにおける液体の噴射特性を維持するようになっている。例えば、ノズルにおいて増粘や異物が混入した液体が存在する場合、液体噴射ヘッドに吸引キャップを当接させて、ノズルの開口部を該吸引キャップで覆うことが行われる。そして、吸引ポンプを動作させて増粘した液体をノズルから吸引することによって、ノズルの開口部から液体が適正に噴射できるように噴射特性を回復させることが行われる。また、ノズルの開口部に付着した不要な液体を、ワイピング部材の移動によって払拭することが行われる。
また、液体噴射装置において、被噴射媒体に画像を形成しない状態が長く続く場合には、液体噴射ヘッドは、ノズルから液体が噴射されない状態に長時間放置される。そこで、この放置状態において、液体噴射ヘッドに設けられた液体を噴射するノズルにおける液体の乾燥や増粘を抑制するため、ノズルを囲むようにして覆う放置キャップ(キャップ部材)を液体噴射ヘッドのノズル面に当接させる。そして、当接させた放置キャップに覆われたノズルを含む空間を、放置キャップに設けられた大気連通孔を介して大気と連通させることにより、液体噴射ヘッド内の液体のノズルから空気(大気中)への蒸発を抑制することが行われる。
特開2012−121296号公報
ところで、吸引キャップやワイピング部材は、吸引や払拭する液体の量が多いために汚れやすく、従って、メンテナンスユニットにおいて、交換が容易にできる構造が採用される。これに対して、ノズルを覆う放置キャップはインクが付着する頻度は低く、従って、メンテナンスユニットにおいて交換が容易な構造の採用がなされていない場合が多い。例えば、放置キャップを取り外すためには、メンテナンスユニットの別の構成部材を取り外すなどの構成となっている。
しかしながら、例えば、放置キャップ(キャップ部材)が液体噴射ヘッドのノズル面に当接する際に、ノズル面にインクが残留している頻度が多い場合では、放置キャップにインクが付着する頻度が高くなる。そして、この付着したインクが大気連通孔に到達し固化した状態では、放置キャップはノズルに形成されたメニスカスを破壊することなくノズルを覆うことが困難となるため、その交換頻度が多くなることになる。このような場合、放置キャップ(キャップ部材)の交換が容易でないという課題がある。
なお、こうした実情は、キャップ部材を有し、被噴射媒体に液体を噴射するノズルが形成されたノズル面を有する液体噴射ヘッドをメンテナンスするメンテナンスユニットにおいては、概ね共通するものとなっていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、キャップ部材の交換を容易に行うことができるメンテナンスユニット、およびこのメンテナンスユニットを備えた液体噴射装置を提供することを主な目的とする。
上記課題を解決するメンテナンスユニットは、被噴射媒体に液体を噴射するノズルが形成された液体噴射ヘッドをメンテナンスするメンテナンスユニットであって、前記ノズルを囲むように前記液体噴射ヘッドに当接可能な当接部を備えるキャップ部材を有するキャップホルダーと、前記キャップホルダーに挿入され、前記キャップ部材が前記液体噴射ヘッドに対して接近及び離間する接離方向へ前記キャップホルダーを移動可能にガイドする一対のガイドピンと、前記キャップホルダーに対して前記接離方向において係合可能な係合部と、前記係合部を、前記キャップホルダーが前記ガイドピンから抜け出ることを規制する規制位置と、前記キャップホルダーに対して前記接離方向において係合せず当該キャップホルダーが前記ガイドピンから抜け出ることを許容する許容位置との間でユーザーが触れて変位させる1つの変位操作部と、を備える。
この構成によれば、変位操作部により係合部を変位させることによってキャップホルダーをメンテナンスユニットから抜き取ることが可能である。従って、例えば、メンテナンスユニットから部材を取り外すことなく、キャップホルダー(キャップ部材)の交換を容易に行うことができる。
上記メンテナンスユニットにおいては、前記メンテナンスユニットは、前記ノズルから前記液体を排出させて前記液体噴射ヘッドのメンテナンスを行うヘッドメンテナンス部を備え、前記液体噴射ヘッドの前記メンテナンスにおいて、前記ヘッドメンテナンス部は該液体噴射ヘッドと接触する接触部位および前記ノズルから排出された前記液体を受ける液体受け部の少なくともいずれかをメンテナンス部位として有し、
前記変位操作部は、前記ヘッドメンテナンス部が有する前記メンテナンス部位に対して前記係合部よりも離れた位置に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、ヘッドメンテナンス部から離れた位置に変位操作部があるため、液体噴射ヘッドから排出された液体が変位操作部に付着する確率が低くなる。従って、変位操作部の操作時にユーザーの手を汚すことが抑制される。
上記メンテナンスユニットにおいて、前記キャップホルダーには、前記ガイドピンが挿入されるガイド穴が備えられ、前記ガイド穴は、前記キャップホルダーを貫通する貫通孔であることが好ましい。
この構成によれば、貫通孔からガイドピンの位置を確認しながらキャップホルダーのガイド穴にガイドピンを容易に挿入させることができる。従って、キャップホルダーの交換作業が容易である。
上記メンテナンスユニットにおいては、前記係合部は、前記キャップホルダーに挿入される一対の前記ガイドピンの並び方向において前記ガイドピンと少なくとも一部が重なり、かつ前記切離方向において該ガイドピンより前記当接部側となる位置に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、係合部が規制位置にある状態でキャップホルダーをガイドピンから引き抜こうとした場合に、一対のガイドピンと係合部が略一列に並んだ状態となるので、ガイドピンに対してキャップホルダーを傾かせる力が加わりにくい。従って、例えばキャップホルダーを変形させることが抑制される。
上記課題を解決する液体噴射装置は、被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射ヘッドと、上記構成を有するメンテナンスユニットと、を備えた。
この構成によれば、キャップホルダー(キャップ部材)の交換を容易に行うことができる液体噴射装置が得られる。
上記液体噴射装置においては、前記液体が噴射された前記被噴射媒体を排出する排出部を備え、前記変位操作部は、前記メンテナンスユニットにおいて、排出される前記被噴射媒体の排出方向下流側に位置することが好ましい。
この構成によれば、液体噴射ヘッドによって液体が噴射された被噴射媒体が排出される排出方向側から変位操作部を操作することができる。従って、通常、被噴射媒体の排出方向とされる液体噴射装置の前側から変位操作部を操作するので、キャップホルダー(キャップ部材)の交換時の交換作業を容易に行うことができる。
実施形態のプリンターの概略構成を示す斜視図。 プリンターにおいて、メンテナンスユニットからキャリッジが移動した状態の筐体部内の構成を透視した斜視図。 メンテナンスユニットの概略構成を示す斜視図。 メンテナンスユニットを鉛直方向の上方から見た平面図。 放置キャップと係合部との位置関係を示す斜視図。 放置キャップを斜め下方から見た斜視図。 放置キャップと昇降させるカム機構とを切断した状態で斜め下方から見た斜視図。 (a)〜(e)は、カム機構によって昇降する放置キャップの動作図。 放置キャップに対して係合する係合部の変形例を示す平面図。 放置キャップに対して係合する係合部の他の構成を示す平面図。 (a)〜(c)は、放置キャップに係合する他の構成の係合部とその動作を示す模式図。
以下、液体噴射装置の実施形態について、図を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態における液体噴射装置の一例としてのプリンター11は、長手方向を有する略矩形箱状の第1筐体部12と、この第1筐体部12に対して長手方向と交差する一方向へ併設された第2筐体部13とを備えている。本実施形態では、プリンター11において、第2筐体部13に対して第1筐体部12が設けられた側を前側と言い、第1筐体部12に対して第2筐体部13が設けられた側を後側と言う。また、説明を容易にするため、参照する各図において、鉛直方向と交差(本実施形態では直交)する方向であって第2筐体部13から第1筐体部へ向かう方向をY方向として図示する。また、第1筐体部12の長手方向に沿う方向をX方向として、さらに鉛直方向における反重力方向をZ方向として、図示する。
第1筐体部12には、媒体支持トレイ14をY方向に沿って搬送可能に支持する媒体搬送部15が第1筐体部12から前方に突出した状態で固定されている。そして、第1筐体部12の前面側には、媒体支持トレイ14のY方向に沿う前後移動を許容する開口部16が形成されている。なお、第1筐体部12及び第2筐体部13内には、媒体支持トレイ14の移動を許容する空間(図示略)が第1筐体部12及び第2筐体部13に亘って形成されている。そして、以下の説明では、第1筐体部12及び第2筐体部13に亘って形成された空間と、第1筐体部12の前面に形成された開口とを合わせて開口部16と言うものとする。
また、第1筐体部12の前面側において開口部16のX方向両側となる位置には、開閉カバー17が回動可能に取り付けられている。開閉カバー17は、その下端側に設けられた図示しない回動軸を中心に上端側が揺動するように回動することで、図1に示す閉位置と、上端部が前方下側へ揺動して内部が露出する開位置とに配置される。
さらに、開口部16の上側には、プリンター11の動作に関する命令を入力する入力パネル18が取り付けられていると共に、入力パネル18の後側には、上カバー19が回動可能に設けられている。上カバー19は、基端側に設けられた図示しない回動軸を中心に回動することで、図1に示す開位置と、開位置から先端が前方下側へ揺動して第1筐体部12内の収容物を覆う閉位置とに配置される。
第1筐体部12内には、その長手方向(X方向)に沿って延びるガイド軸21が設けられると共に、ガイド軸21には、キャリッジ22がX方向に沿って往復移動可能な状態で支持されている。さらに、第1筐体部12内には、キャリッジ22に一部が固定されたタイミングベルト23を掛装するための一対のプーリー25(図1では一方のみ図示)が回転自在に支持されている。
また、キャリッジ22の重力方向側の面となる下面には、インクを噴射可能な複数のノズルが形成されたノズル面を有する液体噴射ヘッド28が搭載されている。そのため、液体噴射ヘッド28は、プーリー25の一方がモーターの駆動により回転することによってタイミングベルト23がプーリー25間で周回移動すると、キャリッジ22と共にX方向に沿って往復移動する。
図2に示すように、第1筐体部12内において開口部16の長手方向(X方向)の両側となる位置には、液体の一例としてのインクを収容するインクカートリッジ31が着脱可能に装着されるカートリッジホルダー32,33が設けられている。そのため、開閉カバー17が開位置に配置されると、カートリッジホルダー32,33又はカートリッジホルダー32,33に装着されたインクカートリッジ31が出現する。なお、各カートリッジホルダー32,33には、少なくとも1つ(本実施形態では3つずつ)のインクカートリッジ31が装着可能である。
また、プリンター11は、カートリッジホルダー32,33に装着されたインクカートリッジ31に収容されたインクを液体噴射ヘッド28側へ供給するインク供給部を備えている。具体的には、インク供給部は、開口部16上に位置する合流経路部35、及び合流経路部35を介して接続された分岐チューブ36と合流チューブ37とにより構成されている。
分岐チューブ36は、一端がいずれかのカートリッジホルダー32,33に接続されると共に、他端が合流経路部35に接続されている。また、合流チューブ37は複数本が帯状に設けられ、一端が合流経路部35に接続されると共に、他端が液体噴射ヘッド28に接続されている。したがって、カートリッジホルダー32,33に装着されたインクカートリッジ31に収容されたインクは、分岐チューブ36、合流経路部35、合流チューブ37を通じてインクの消費部側となる液体噴射ヘッド28へ供給される。
媒体支持トレイ14は、不図示の搬送モーターの駆動に伴って、媒体セット位置と、印刷開始位置との間をY方向に沿って前後に往復移動する。なお、媒体セット位置とは、媒体支持トレイ14が第1筐体部12からその前方に露出して、媒体支持トレイ14に被噴射媒体20をセット可能な位置であるとともに、インクの噴射が完了した被噴射媒体20が排出される位置でもある。従って、このとき媒体搬送部15が排出部として機能する。
また、第1筐体部12内において、液体噴射ヘッド28が移動可能な移動領域内には、液体噴射ヘッド28から噴射されたインクを受容可能な液体受容部の一例としてのフラッシングボックス34が設けられている。また、液体噴射ヘッド28の移動領域内において、開口部16を挟んでフラッシングボックス34が設けられた側とは反対側の位置(ホームポジション)には、メンテナンスユニット100が設けられている。メンテナンスユニット100は、液体噴射ヘッド28に対してノズルからのインクの噴射特性を維持するためのメンテナンス処理を行う。
すなわち、メンテナンスユニット100は、印刷休止時や不使用時における液体噴射ヘッド28の各ノズル内のインクの蒸発の抑制等に用いられる放置キャップ50と、ノズルからインクを吸引してクリーニングを行う吸引キャップ41とを備えている。さらに、メンテナンスユニット100は、弾性変形しつつノズル面に当接することでノズル面を払拭するワイパー42を備えている。なお、本実施形態では、メンテナンスユニット100に対して、フラッシングボックス34が設けられた側に隣接して、ノズル面に当接することでノズル面に付着したインクを吸収する吸収部材38が備えられている。なお、吸収部材38はメンテナンスユニット100の一部として備えられてもよい。
本実施形態では、メンテナンスユニット100において、吸引キャップ41、ワイパー42は、交換できるように着脱可能に設けられている。さらに、後述するように、放置キャップ50についても交換できるように設けられている。このため、メンテナンスユニット100における放置キャップ50、吸引キャップ41、ワイパー42は、上カバー19を図1に示す開位置に変位させることにより形成される開口部を介して、ユーザーがアクセス可能に配置されており、プリンター11の前方側から容易に交換が可能である。なお、本実施形態では、吸収部材38およびフラッシングボックス34も、同様に、開口部を介して前方側から容易に交換が可能である。
また、メンテナンスユニット100は、放置キャップ50と吸引キャップ41を、それぞれ個別に、液体噴射ヘッド28に当接可能な当接位置と、液体噴射ヘッド28から離間する離間位置との間を往復移動させる移動機構を備えている。また、ワイパー42を液体噴射ヘッド28のノズル面に対して前後方向に移動させる移動機構を備えている。これらの移動機構は、プリンター11の動作を制御する不図示の制御部によって制御され、例えば、入力パネル18に入力された命令に応じて動作する。
すなわち、制御部は、メンテナンスユニット100において、液体噴射ヘッド28のノズル面に付着したインクをワイパー42の払拭によって除去したり、ノズル内に残留する増粘したインクを吸引キャップ41によって吸引して排出したりする液体噴射ヘッド28のクリーニング処理動作を行う。従って、ワイパー42や吸引キャップ41は、それぞれヘッドメンテナンス部として機能する。
また、プリンター11は、制御部の制御によって、液体噴射ヘッド28のノズル面に付着したインクを吸収部材38の払拭によって除去したり、フラッシングボックス34に増粘したインクを噴射してノズルから排出したりする。さらに、プリンター11は、媒体支持トレイ14の搬送に伴ってY方向に沿う前後方向へ搬送される被噴射媒体20に対して、キャリッジ22(液体噴射ヘッド28)をX方向へ移動させるとともに、印刷する画像データに基づくタイミングでノズルからインクを噴射することによってインクを着弾させることによって印刷を行う。そして、媒体支持トレイ14を媒体セット位置に戻すことによって、印刷が完了した被噴射媒体20をその排出方向側となるプリンター11の前方側(Y方向側)へ移動させる。なお、説明の都合上、キャリッジ22の移動方向となるX方向において、被噴射媒体20の排出方向側となるY方向側から見て、右方向をXa方向、左方向をXb方向と記して区別する。
次に、図3、図4を参照して、メンテナンスユニット100の構成を詳しく説明する。
図3および図4に示すように、インクを被噴射媒体20に対して噴射しない放置状態にある液体噴射ヘッド28に対してノズルを囲うように当接させて閉空間を形成する放置キャップ50を有している。すなわち、この放置キャップ50は、プリンター11の電源オフ時などにおいて液体噴射ヘッド28におけるノズルが形成されたノズル面との間に閉空間を形成することによって、ノズルの開口部におけるインクの乾燥を抑制する。また、この放置キャップ50は、液体噴射ヘッド28に対して接近又は離間(以下、「接離」ともいう。)するようにフレーム構造体90に固定されたガイドピン45にガイドされて上下移動することによって、液体噴射ヘッド28をキャップ部材51によってキャッピングする。本実施形態では、液体噴射ヘッド28に設けられた5つのノズル列(列群)を、キャップ部材51がそれぞれ覆うことによって、各ノズル列(列群)のノズル開口部を大気から遮断する。
また、メンテナンスユニット100は、例えば増粘したインクをノズル開口部から吸引することによってインクの噴射特性を回復させる吸引キャップ41と不図示の吸引ポンプとを有している。吸引キャップ41は、液体噴射ヘッド28に対して接離するように上下移動することによって、液体噴射ヘッド28をキャッピングする。そして、液体噴射ヘッド28に設けられた5つのノズル列(列群)のうちの1つのノズル列(列群)を囲うように当接することによって、そのノズル列(列群)のノズル開口部を大気から遮断する閉空間を形成する。そして、そのように閉空間を形成した状態において、吸引ポンプが、吸引キャップ41によって覆われた閉空間を減圧してノズル開口部からインクを吸引し、吸引したインクを、排出管81を介して、例えばプリンター11の第1筐体部12内に設けられた図示しない廃インクタンクに排出する。
さらに、メンテナンスユニット100においては、フラッシングボックス34に加えて、インクに混入した気泡や増粘したインクをノズルから排出させるために、強制的にインクを噴射させる動作、すなわちフラッシング動作を実行可能にすることができる。すなわち、図3に示すように、メンテナンスユニット100は、フラッシング動作によって噴射されるインクを受容する機能部品としてインク受け部44を設けることが可能である。従って、メンテナンスユニット100は、インク受け部44におけるインクの受容面を覆うことによってインク受け部44内のインクが乾燥しないようにする受け部カバー44aを有している。そして、受け部カバー44aは、被噴射媒体20に対してインクを噴射して画像を形成しないプリンター11の非使用時などにおいて、インク受け部44の上方を塞いだり開放したりするために、前後方向に移動可能とすることができる。もとより、インク受け部44はメンテナンスユニット100に対して着脱可能に構成され、図2および図4では、インク受け部44がメンテナンスユニット100から取り外された状態で図示されている。
また、メンテナンスユニット100は、液体噴射ヘッド28におけるノズル面に付着した不要なインクを払拭するワイパー42を有している。ワイパー42は前後に往復移動するように構成され、液体噴射ヘッド28に対して、ノズル列の配列方向に沿って後方から前方に移動することで、不要なインクを捕捉してノズル面から払拭する。
さらに、メンテナンスユニット100は、ワイパー42に捕捉されたインクを吸収可能なインク吸収体43が、前方へ移動するワイパー42の移動方向の端部に配設されている。すなわち、このインク吸収体43の少なくとも一部にワイパー42を当接させることによって、ワイパー42に捕捉されたインクは、インク吸収体43に移行して吸収される。
本実施形態では、インク吸収体43は、メンテナンスユニット100において、前方(Y方向)側端部に配設された機枠体70に取り付けられている。なお、本実施形態において、メンテナンスユニット100は必ずしもワイパー42を設けなくても差し支えない。この場合は、機枠体70にインク吸収体43を設けなくてもよい。
機枠体70は、上方視でX方向を長手方向とする略矩形形状の枠体部71を有し、その枠体部71のY方向側となる前方側端において、上方に突出した上側壁部71aが設けられているとともに、下方に突出した下側壁部71bが設けられている。一方、枠体部71の後方側端には、後方へ所定の形状で飛び出すように部材が延設された延設部72が設けられている。
延設部72は、鉛直方向(Z方向)に略均一な所定幅を有する板形部位であって、枠体部71から延設された上方視で略円形の半円筒形状を呈する曲板部位72aと、この曲板部位72aからXa方向に向かって上方視で略直線状に所定の長さで長手方向(X方向)に延設された平板部位72bとを有している。すなわち、延設部72は、曲板部位72aと平板部位72bとによって下方視(Z方向視)で略J字形状を有し、枠体部71に対して鉛直方向と交差する方向へ延在する、平板部位72bが自由端の片持ち梁の状態で形成されている。
平板部位72bの途中には鉛直方向を長手方向とする2本の凸条リブ73が、平板部位72bの後側面および下面の双方から突出するように形成されている。また、平板部位72bの先端部は板面(後側面)が後方へずれた段差面を有する段差部位74が形成されている。そして、2本の凸条リブ73と段差部位74の上端は、いずれも後方に向かって先下がりの傾斜面73aと傾斜面74aとがそれぞれ形成されている。なお、本実施形態では、少なくとも延設部72は弾性変形可能な材料(例えば樹脂材料)で形成されている。
メンテナンスユニット100は、複数の樹脂製の枠部材91と複数の金属製の枠板92とによって構成され、上述した放置キャップ50などの構成要素が配設されたフレーム構造体90を有している。そして、機枠体70は、このフレーム構造体90(枠部材91)に対してその長手方向の両端部がそれぞれねじ止めされて固定されている。なお、この機枠体70の固定に際して、ユーザーがその枠体部71の上側壁部71aを掴んだり、あるいは下側壁部71bを枠部材91に当てたりすることによって、機枠体70の固定作業が容易とされている。
機枠体70がこのように固定された状態で、機枠体70の延設部72は、図4に示すように、平板部位72bに形成された2本の凸条リブ73が、接離方向(ここでは鉛直方向)において放置キャップ50と少なくとも一部が重なった状態、つまり係合した状態となっている。従って、2本の凸条リブ73は係合部として機能する。
そして、図4に示すように、延設部72において、係合部としての2本の凸条リブ73は、一対のガイドピン45の並び方向(Y方向)において、ガイドピン45と少なくとも一部が重なる位置に設けられている。このため、放置キャップ50をメンテナンスユニット100から取り外すためには、図4にて二点鎖線で示すように、段差部位74を前方側(Y方向側)へ移動させることによって平板部位72bを変位させ、2本の凸条リブ73が放置キャップ50と接離方向視で係合しない状態にする。すなわち、段差部位74は変位操作部として機能し、この段差部位74をユーザーが変位させることで、係合部としての2本の凸条リブ73は変位して放置キャップ50とは接離方向視で非係合状態となる。このような非係合状態において、放置キャップ50は、メンテナンスユニット100から接離方向に沿って上方へ抜き取り可能な状態になる。
換言すれば、延設部72は、凸条リブ73と段差部位74とを備えることによって、放置キャップ50の抜取りを規制する抜取り規制部材として機能する。そして、本実施形態では、延設部72において、段差部位74が、ヘッドメンテナンス部として機能するワイパー42や吸引キャップ41に対して、係合部としての凸条リブ73よりも離れた位置に設けられている。
なお、図3に示すように、本実施形態のメンテナンスユニット100は、入力配線82を介して供給される電気信号に応じて回転する駆動源としてのモーター85の回転駆動によって、上述したメンテナンスユニット100における複数の構成要素が動作するように構成されている。そして、制御部によるモーター85の回転駆動によってカム機構60(図6参照)が動作し、放置キャップ50が接離方向に沿って一対のガイドピン45にガイドされて上方へ移動することによってメンテナンスユニット100から取り外すことが可能となる構成とされている。なお、モーター85が回転駆動しない場合において、構成要素を動作させるための手回しホイール88が設けられている。
次に、図5〜図7を参照して、放置キャップ50の構成について説明する。なお図5において、説明の都合上、機枠体70をメンテナンスユニット100における放置キャップ50との位置関係のままの状態で図示している。
図5及び図6に示すように、放置キャップ50は、液体噴射ヘッド28のノズル列(列群)に当接する5つの当接部52が設けられたキャップ部材51と、付勢部材を介してこのキャップ部材51を保持した状態で有するキャップホルダー55とを備えている。キャップホルダー55には、キャップ部材51を前後方向(Y方向)で挟むように2つのガイド穴55Hが設けられ、このガイド穴55Hにガイドピン45がそれぞれ挿入される。本実施形態では、ガイドピン45(ガイド穴55H)はY方向において重なるように並設されている。そして、キャップホルダー55は、ガイド穴55Hが一対のガイドピン45にガイドされながら、カム機構60によって上下移動する。なお、本実施形態では、2つのガイド穴55Hはキャップホルダー55をその接離方向(鉛直方向)において貫通する貫通孔で形成されている。
カム機構60は、モーター85の回転駆動によって回転する回転軸67の中間部に基端部を固定された側面視形状が細長の略三角形状をなすカムフレーム61を備えている。また、カムフレーム61における先端部には、カムローラー62の軸部62aが回動自在に軸支されている。このカムローラー62の軸部62aは、カムフレーム61を前後方向に貫通してカムフレーム61の前後両側面から前後方向に突出するように構成されている。従って、回転軸67の回転に伴ってカムフレーム61が回転軸67を中心として回転すると、カムフレーム61の先端部に軸支されたカムローラー62が回転軸67を中心として周回運動する。本実施形態では、カム機構60におけるカムフレーム61及びこれに軸部62aが支持されたカムローラー62は、回転することで放置キャップ50(キャップホルダー55)を昇降させる昇降部材として機能する。
また、放置キャップ50のキャップホルダー55には、その底面の略中央部において、凹部57が下方に開口するように形成されている。この凹部57に、放置キャップ50のカム機構60が下方から挿入される。従って、ガイド穴55Hは、キャップホルダー55において、このカム機構60および回転軸67と重ならない位置に設けられ、これらのガイド穴55Hにガイドピン45が遊嵌した状態でそれぞれ挿入されることによって、キャップホルダー55は上下方向においてその傾きが抑制されるようにガイドされる。そして、図5において破線矢印で示すように、キャップホルダー55の前側上面部55aが機枠体70の凸条リブ73に当接するまでの間において円滑に摺動(上下移動)できるようになっている。
また、キャップホルダー55の上方には、付勢部材としてのコイルばね58を介して放置キャップ50のキャップ部材51が取り付けられている。なお、コイルばね58は、キャップ部材51が液体噴射ヘッド28のノズル面に当接したのちキャップホルダー55に対して相対的に近づくように下方向への移動を許容するようになっている。このように放置キャップ50は、キャップホルダー55と、コイルばね58に付勢されたキャップ部材51とが、図5において一点鎖線で示すように、一体的に昇降可能に構成されている。
より具体的には、図7に示すように、キャップホルダー55の凹部57の底面には、右方寄り(Xa方向寄り)に位置する平面部位57aと、該平面部位57aから左側(Xb側)に向けて下り勾配の斜面状をなす傾斜面部位57bとが形成されている。また、キャップホルダー55の底面における左方寄り(Xb方向寄り)の部分には、一対の壁部56が鉛直方向に沿うように設けられている。これらの壁部56は、凹部57の左内側面の近傍で下方へ凹状に窪んだ形状をなす凹面部56aと、その凹面部56aから右斜め上方に向けて斜状に延びる斜面部56bとを有している。これらの壁部56の斜面部56bの先端(図7では右端)は、凹部57における右側の平面部位57aよりも左方に位置している。また、これらの壁部56は、カムフレーム61の前後方向の寸法とほぼ等しい距離を同方向に隔てて配置されている。
さて、キャップホルダー55がカム機構60に対して取り付けられている状態では、図7に示すように、カムローラー62の軸部62aが壁部56の凹面部56a内に配置される。そのため、この状態でキャップホルダー55を上方に持ち上げたり左右に動かしたりしようとしても、カムローラー62の軸部62aが壁部56の凹面部56aに対して上方向及び左右方向から係止するため、カム機構60からのキャップホルダー55の取り外し動作が規制される。すなわち、メンテナンスユニット100から放置キャップ50を取り外すことができない状態である。
一方、キャップホルダー55は、下側を向いた凹部57の底面の一部である平面部位57aが、凹部57と向き合うように上側を向いた壁部56の凹面部56aと斜面部56bで構成される面に対して、放置キャップ50の昇降方向及び回転軸67の軸方向の双方と直交する左右方向において互いに重なり合わない非重なり領域となっている。従って、キャップホルダー55において、カム機構60のカムフレーム61の先端部に軸支されたカムローラー62が、その周面を凹部57の底面の平面部位57aに接触させた状態は、キャップホルダー55を下方から支持している状態となるので、カムローラー62は非重なり領域を通過可能な状態となる。すなわち、キャップホルダー55(放置キャップ50)はメンテナンスユニット100から取り外せる状態となる。
次に、本実施形態の作用、すなわち、メンテナンスユニット100からの放置キャップ50の抜取り動作について、図8(a)〜(e)を参照して説明する。この動作は、例えば、ユーザーが入力パネル18から放置キャップ50の交換命令を入力することによって実行される。なお、図8(a)〜(e)では、放置キャップ50、カム機構60、および機枠体70は、説明を容易にするため模式的に図示されている。
まず、図8(a)に示すように、放置キャップ50がメンテナンスユニット100に取り付けられている状態、すなわちキャップホルダー55がカム機構60に対して取り付けられた状態では、カムローラー62の軸部62aが壁部56の凹面部56a内に配置されている。そして、キャップホルダー55は、凹部57の平面部位57aがカムフレーム61における基端部によって下方から支持される一方で、壁部56の凹面部56aがカムローラー62の軸部62aによって上方から係止され、カム機構60に対して上下方向及び左右方向のがたつきが抑制された状態で連結されている。この状態では、機枠体70の凸条リブ73は、キャップホルダー55の前側上面部55aとは上方に離れた位置にある。
次に、図8(b)に示すように、抜取り動作が開始されると、回転軸67が図8(a)に示す状態から反時計方向に回転を開始し、カムローラー62の軸部62aがキャップホルダー55における壁部56の凹面部56aの内側面から上方へ離間するように回転軸67を中心として周回運動する。そして、カムフレーム61の基端部の周面によって凹部57の平面部位57aを支持されたキャップホルダー55は、凹部57の平面部位57aがカムフレーム61における基端部によって下方から支持される一方で、カムローラー62が凹部57の傾斜面部位57bに対して下方から接触する。すなわち、キャップホルダー55の凹部57の底面は、カムローラー62及びカムフレーム61によって下方から二箇所で支持されるようになる。このとき、機枠体70の凸条リブ73は、キャップホルダー55からは、まだ離れている。
続いて、図8(c)に示すように、回転軸67が図8(b)に示す状態から反時計方向に更に回転すると、カムローラー62が凹部57の傾斜面部位57bに沿って転動する。すると、キャップホルダー55はガイドピン45にガイドされて摺動し、カムローラー62において凹部57の傾斜面部位57bを支持する部位の高さが接離方向で接近方向(Z方向)に上昇する。この状態で、カムローラー62の軸部62aは、キャップホルダー55の壁部56の斜面部56bに対して上下方向に対向する位置にある。従って、この状態では、キャップホルダー55を上方に持ち上げたとしても、カムローラー62の軸部62aが壁部56の斜面部56bに対して上方向から係止するため、カム機構60からのキャップホルダー55の取り外しが規制される。そして、この状態において、機枠体70の凸条リブ73は、上昇したキャップホルダー55に対して、図8(c)に示すような当接状態、もしくは僅かに隙間を有した接近状態となる。
そして、図8(d)に示すように、回転軸67が図8(c)に示す状態から反時計方向に回転すると、カムローラー62が凹部57に沿って転動し、傾斜面部位57bから平面部位57aに移動する。この移動によって、カムローラー62の周面がキャップホルダー55の凹部57の平面部位57aに対して接触してキャップホルダー55を下方から支持する状態となる。すなわち、カムローラー62の軸部62aは、キャップホルダー55の凹部57において、壁部56に対して左右方向においては重なり合わない非重なり領域に位置する。従って、カム機構60は平面部位57aの下方空間域を通じて凹部57の内側から抜け出せる状態となる。この状態においても、機枠体70の凸条リブ73は、キャップホルダー55に対して、当接状態もしくは僅かに隙間を有した接近状態となっている。すなわち、キャップホルダー55に対して接離方向において係合状態にある凸条リブ73は、キャップホルダー55がガイドピン45から抜け出ることを規制する規制位置にある。
そこで、図8(e)に示すように、ユーザーは、機枠体70の延設部72を、段差部位74を前方に引き寄せることによって変位させ、凸条リブ73が放置キャップ50の接離方向(Z方向)においてキャップホルダー55と係合しない位置に移動させる。すなわち、キャップホルダーに対して接離方向において係合せず、キャップホルダー55がガイドピン45から抜け出ることを許容する許容位置に移動させる。このユーザーの移動操作によって、キャップホルダー55はカム機構60、つまりメンテナンスユニット100から抜き取って交換することができる。
ところで、図8(d)に示す状態において、ユーザーが放置キャップ50をメンテナンスユニット100から取り外そうとした場合、延設部72には凸条リブ73に対して下方から引き抜き力が作用することになる。このため、本実施形態では、延設部72はユーザーが引き抜けないと判断できる引き抜き力に対して塑性変形に至らない強度を有するように、その形状が設定される。さらに、段差部位74を前方に引き寄せることによって凸条リブ73が放置キャップ50の接離方向(Z方向)においてキャップホルダー55と係合しない位置まで前方に弾性変形して移動可能なように、板厚や板幅などが設定される。
なお、ここでは詳しい説明を省略するが、交換された放置キャップ50をメンテナンスユニット100に取り付ける動作は、取り外す場合とは逆の動作となる。すなわち、動作順序は図8(e)に示す状態から図8(a)に示す状態への動作となる。なお、放置キャップ50を取り付ける動作においては、貫通孔となっているガイド穴55Hを通してガイドピン45を視認することによって、キャップホルダー55のガイド穴55Hに対して挿入されるガイドピン45との位置合わせを行う。また、ガイドピン45がガイド穴55Hに挿入される際には、図8(e)に示すように、キャップホルダー55が凸条リブ73の傾斜面73a(および段差部位74の傾斜面74a)に上方から当接し、その下方への移動に伴って、凸条リブ73を前方(Y方向)へ変位させる。この変位によって放置キャップ50の接離方向においてキャップホルダー55と係合しない許容位置に移動させる。そして、図8(b)、もしくは図8(c)に示すように、キャップホルダー55にガイドピン45が挿入された状態において、凸条リブ73はキャップホルダー55との当接が解除され、延設部72が有する弾性力によって放置キャップ50の接離方向においてキャップホルダー55と係合する規制位置に戻る。
上記説明した実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)変位操作部としての段差部位74により係合部としての凸条リブ73を変位させることによってキャップホルダー55をメンテナンスユニット100から抜き取ることが可能である。従って、例えば、メンテナンスユニット100から部材を取り外すことなく、キャップホルダー55(キャップ部材51)の交換を容易に行うことができる。
(2)ヘッドメンテナンス部としての吸引キャップ41やワイパー42から離れた位置に変位操作部としての段差部位74があるため、液体噴射ヘッド28から排出された液体が段差部位74に付着する確率が低くなる。従って、段差部位74の操作時にユーザーの手を汚すことが抑制される。
(3)貫通孔であるガイド穴55Hからガイドピン45の位置を確認しながらキャップホルダー55のガイド穴55Hにガイドピン45を容易に挿入させることができる。従って、放置キャップ50(キャップホルダー55やキャップ部材51など)の交換作業が容易である。
(4)係合部としての凸条リブ73が規制位置にある状態でキャップホルダー55をガイドピン45から引き抜こうとした場合に、一対のガイドピン45と凸条リブ73が略一列に並んだ状態となるので、ガイドピン45に対してキャップホルダー55を傾かせる力が加わりにくい。従って、例えばキャップホルダー55を変形させることが抑制される。
(5)放置キャップ50(キャップホルダー55やキャップ部材51など)の交換を容易に行うことができるプリンター11が得られる。
(6)液体噴射ヘッド28によってインクが噴射された被噴射媒体20が排出される排出方向側から変位操作部としての段差部位74を操作することができる。従って、通常、被噴射媒体20の排出方向とされるプリンター11の前側から段差部位74を操作するので、キャップホルダー55(キャップ部材51)の交換時の交換作業を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、放置キャップ50の抜取りに対して規制位置と許容位置との間を変位可能な部材は、必ずしも、メンテナンスユニット100において、前方(Y方向)側端部に配設された機枠体70に限るものではない。
例えば、図9に示すように、メンテナンスユニット100において上記実施形態の機枠体70の他に、上記実施形態と同様の延設部72が設けられた別機枠体70Aを、放置キャップ50の後側に固定してもよい。この場合、別機枠体70Aの延設部72に設けられた凸条リブ73は一対のガイドピン45の並び方向においてガイドピン45と少なくとも一方の凸条リブ73が重なる位置に配置されることが好ましい。なお、図9(および図10)では、メンテナンスユニット100においてワイパー42が設けられない状態、すなわち機枠体70にインク吸収体43が設けられていない状態が図示されている。
ところで、別機枠体70Aの変位操作部としての段差部位74は、凸条リブ73に対して吸引キャップ41に近づく方向に位置する。従って、このような場合は、図示を省略するが変位操作部(段差部位74)の位置を別機枠体70Aの延設部72において、曲板部位72aと凸条リブ73との間に設けることによって、延設部72において吸引キャップ41から遠ざかる位置に変更形成することが好ましい。また、メンテナンスユニット100において、機枠体70を取り外して、図9における別機枠体70Aの延設部72(凸条リブ73)のみとしてもよい。あるいは、ここでは図示を省略するが、メンテナンスユニット100において、機枠体70(機枠体70A)を放置キャップ50の右側(Xa方向側)に固定しても差し支えない。
また、図10に示すように、上記実施形態における機枠体70とは異なる構成によって、係合部と変位操作部を設けることとしてもよい。例えば、機枠体70において、延設部72に替え、枠体部71に対して上方視で略L字形状の回転部材75を回転軸75cを中心に回転可能に軸支する。そして、その回転部材75のL字形状の一端側75aを引っ張りばね76で枠体部71に設けた度当てピン71cに当接した状態に付勢するとともに、そのL字形状の他端側75bに係合部と変位操作部とを設ける。すなわち、他端側の途中に後方への飛び出し部位73Aを形成して係合部とし、他端側75bの先端部74Aを変位操作部として形成する。従って、ユーザーは、図10において白抜き矢印で示すように、先端部74Aを前方(Y方向)へ移動させることによって、回転部材75を回転させ、飛び出し部位73Aを規制位置から許容位置に変位させることができる。
あるいは、図10に示すように、メンテナンスユニット100の枠部材91に固定された基台95にX方向に沿って往復移動可能な状態で取り付けられるとともに、圧縮ばね78によって常に左方(Xb方向)に付勢される移動体77を設ける。そして、この移動体77の左側端部77aを係合部として形成し、その右側端部において前方に突出するように形成した突出部77bを変位操作部として形成する。従って、ユーザーは、図10において白抜き矢印で示すように、突出部77bを右方(Xa方向)へ移動させることによって、移動体77を移動させ、左側端部77aを規制位置から許容位置に変位させることができる。
さらに、上記実施形態における機枠体70の延設部72とは異なる構成によって、係合部と変位操作部とを備える放置キャップ50の抜取り規制部材の変形例について、図11(a)〜(c)を参照して説明する。なお図11(a)は図8(a)と、図11(b)は図8(d)と、図11(c)は図8(e)と、それぞれ対応する。従って、ここでは放置キャップ50の接離方向への移動動作についての説明は省略する。
図11(a)に示すように、基端側が機枠体70あるいはフレーム構造体90に固定され、その基端側から鉛直方向上方(Z方向)へ延在するように立設されるとともに、その先端側において、放置キャップ50側に向かって、その断面形状が下側を底辺とする三角形の突出部位79Aが設けられたフック形状部79が設けられる。そして、フック形状部79において突出部位79Aよりも先端側に、所定長の延在部位79Bが設けられる。
図11(b)に示すように、このフック形状部79は、放置キャップ50が抜取り可能な状態とされたキャップホルダー55に対して、その突出部位79Aが接離方向において係合する。すなわち、フック形状部79の突出部位79Aは係合部として機能する。この状態において、ユーザーはフック形状部79の延在部位79Bを放置キャップ50から遠ざけるように移動させることによって、図11(b)において二点鎖線で示すように突出部位79Aを変位させる。すなわち、フック形状部79の延在部位79Bは変位操作部として機能する。
図11(c)に示すように、ユーザーは、突出部位79Aを変位させることによって、突出部位79Aを、放置キャップ50の接離方向においてキャップホルダー55と係合しない許容位置に移動させたのち、メンテナンスユニット100から放置キャップ50を抜き取って交換する。なお、交換された放置キャップ50を再びメンテナンスユニット100に取り付ける際には、フック形状部79は、図11(c)において二点鎖線で示す状態から実線で示す状態に突出部位79Aが撓んで変位することによって、放置キャップ50の取り付けを許容する。この点で、フック形状部79は所謂スナップフィットとして機能する。
・上記実施形態において、係合部(2つの凸条リブ73)と変位操作部(段差部位74)とは、必ずしも、一体で設けられなくてもよく、別部材で構成されていてもよい。すなわち、抜取り規制部材は、一体の部材でなくてもよい。そして、例えば、図示は省略するが、別部材がリンク機構やカム機構によって連動するように構成されることによって、変位操作部の移動に連動して係合部が変位する構成であってもよい。
・上記実施形態において、変位操作部(段差部位74)は、メンテナンスユニット100において、必ずしも、排出される被噴射媒体20の排出方向下流側に位置しなくてもよい。例えば、図9に示した別機枠体70Aの延設部72のように、メンテナンスユニット100において被噴射媒体20の排出方向上流側に位置してもよい。
・上記実施形態において、係合部は、キャップホルダー55に挿入される一対のガイドピン45の並び方向において、必ずしもガイドピン45と重なる位置に設けられていなくてもよい。例えば、図10に示した移動体77の左側端部77aのように、一対のガイドピン45とは並ばない位置であって、吸引キャップ41から離れたメンテナンスユニット100にいける右側に位置してもよい。
・上記実施形態において、キャップホルダー55に設けられたガイド穴55Hは、必ずしも2つとも貫通孔でなくてもよい。例えば、一方(例えば前側)のみが貫通孔でもよい。また、例えばガイド穴55Hが、ガイドピン45の挿入が容易な形状を有している場合は、2つとも貫通孔でなくても差し支えない。
・上記実施形態において、変位操作部は、必ずしもヘッドメンテナンス部に対して係合部よりも離れた位置に設けられなくてもよい。例えば、吸引キャップの位置が放置キャップに対して遠く離れている場合や、インクの付着する確率が低い場合は、例えば、図9に示した別機枠体70Aのように、変位操作部をヘッドメンテナンス部に対して係合部よりも近い位置に設けてもよい。
・上記実施形態において、放置キャップ50は必ずしも接離方向に昇降しなくてもよい。また、カム機構60において、カムローラー62の回動位置に関わらず、キャップホルダー55が常に上方へ抜き取り可能な状態とされる構造でもよい。
・上記実施形態において、係合部は放置キャップ50に対して係合する構成としたが、必ずしも放置キャップ50に限らない。例えば吸引キャップ41に採用してもよい。
・上記実施形態において、メンテナンスユニット100からの放置キャップ50の抜取り動作は、メンテナンスユニット100のメンテナンス部材、すなわち吸引キャップ41、ワイパー42や吸収部材38およびフラッシングボックス34の交換時期と同時に実行されるようにしてもよい。この場合、ユーザーによる放置キャップ50の交換命令の入力がなくても、前記メンテナンス部材の交換に合わせて、図8(d)に示すカム機構60が凹部57の内側から抜け出せる状態で待機していてもよい。
・上記実施形態において、媒体支持トレイ14と液体噴射ヘッド28とがX方向及びY方向に相対移動可能であれば、媒体支持トレイ14を固定配置としてもよい。例えば、第1筐体部12をY方向に沿って前後移動させてもよい。
・上記実施形態において、液体噴射ヘッド28が噴射する液体の供給元は、インクカートリッジ31でも、第1筐体部12の外側に設けたインク収容体であってもよい。このインク収容体から液体噴射ヘッド28へインクを供給する際には、インクを供給するためのインク供給チューブを第1筐体部12内に引き回す必要がある。従って、第1筐体部12に孔や切欠きを設け、インク供給チューブはその孔や切欠きを通すことが好ましい。あるいは第1筐体部12に開閉可能に設けられた開閉カバー17や上カバー19などの開閉体が第1筐体部12に対して完全に閉じないようにボスなどを立て、ボスによって形成された隙間を利用してインク供給チューブを第1筐体部12内に引き回しても良い。
・上記実施形態において、被噴射媒体20は、媒体支持トレイ14にセット可能なものであれば、用紙、フィルム、金属膜、板材、シール、布地、Tシャツなどの洋服、着物などの和服、立体物など任意に選択することができる。
・上記実施形態において、プリンター11は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
11…プリンター(液体噴射装置の一例)、20…被噴射媒体、28…液体噴射ヘッド、45…ガイドピン、51…キャップ部材、55…キャップホルダー、55H…ガイド穴、73…凸条リブ(係合部の一例)、74…段差部位(変位操作部の一例)、100…メンテナンスユニット。

Claims (7)

  1. 被噴射媒体に液体を噴射するノズルが形成された液体噴射ヘッドをメンテナンスするメンテナンスユニットであって、
    前記ノズルを囲むように前記液体噴射ヘッドに当接可能な当接部を備えるキャップ部材を有するキャップホルダーと、
    前記キャップホルダーに挿入され、前記キャップ部材が前記液体噴射ヘッドに対して接近及び離間する接離方向へ前記キャップホルダーを移動可能にガイドする一対のガイドピンと、
    前記キャップホルダーに対して前記接離方向において係合可能な係合部と、
    前記係合部を、前記キャップホルダーが前記ガイドピンから抜け出ることを規制する規制位置と、前記キャップホルダーに対して前記接離方向において係合せず当該キャップホルダーが前記ガイドピンから抜け出ることを許容する許容位置との間でユーザーが触れて変位させる1つの変位操作部と、
    を備えるメンテナンスユニット。
  2. 前記メンテナンスユニットは、前記ノズルから前記液体を排出させて前記液体噴射ヘッドのメンテナンスを行うヘッドメンテナンス部を備え、
    前記液体噴射ヘッドの前記メンテナンスにおいて、前記ヘッドメンテナンス部は該液体噴射ヘッドと接触する接触部位および前記ノズルから排出された前記液体を受ける液体受け部の少なくともいずれかをメンテナンス部位として有し、
    前記変位操作部は、前記ヘッドメンテナンス部が有する前記メンテナンス部位に対して前記係合部よりも離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のメンテナンスユニット。
  3. 前記キャップホルダーには、前記ガイドピンが挿入されるガイド穴が備えられ、
    前記ガイド穴は、前記キャップホルダーを貫通する貫通孔であることを特徴とする請求項1または2に記載のメンテナンスユニット。
  4. 前記係合部は、前記キャップホルダーに挿入される一対の前記ガイドピンの並び方向において前記ガイドピンと少なくとも一部が重なり、かつ前記切離方向において該ガイドピンより前記当接部側となる位置に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のメンテナンスユニット。
  5. 被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載のメンテナンスユニットと、
    を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  6. 前記ノズルから前記液体を排出させて前記液体噴射ヘッドのメンテナンスを行うヘッドメンテナンス装置を備え、
    前記液体噴射ヘッドの前記メンテナンスにおいて、前記ヘッドメンテナンス装置は該液体噴射ヘッドと接触する接触部位および前記ノズルから排出された前記液体を受ける液体受け部の少なくともいずれかをメンテナンス部位として有し、
    前記変位操作部は、前記ヘッドメンテナンス装置が有する前記メンテナンス部位に対して前記係合部よりも離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の液体噴射装置。
  7. 前記液体噴射装置は、前記液体が噴射された前記被噴射媒体を排出する排出部を備え、
    前記変位操作部は、前記メンテナンスユニットにおいて、排出される前記被噴射媒体の排出方向下流側に位置することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の液体噴射装置。
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