JP6159116B2 - ヒンジ - Google Patents

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Description

本発明は、ヒンジの技術に関する。
第一連結対象物に第二連結対象物を回動可能に連結するヒンジに関する技術は、種々知られている。前記ヒンジには、本体および原稿圧着板を備えて構成される事務機(スキャナー、ファクス、コピー機、または、複合機等)に備えられて、事務機の本体(第一連結対象物)に原稿圧着板(第二連結対象物)を回動可能に連結するものがある。前記ヒンジは、ケース部材(第一ウイング部材)と、回動部材(第二ウイング部材)と、を具備し、ケース部材が事務機の本体に固定され、回動部材が事務機の原稿圧着板に固定される(特許文献1参照)。
また、前記ヒンジには、ケース部材と回動部材とがそれぞれ回動規制孔を備え、規制ピンを具備して構成されるものがある(特許文献2参照)。前記ヒンジでは、ヒンジが事務機に取付けられるとき、また、事務機に取付けられたヒンジのメンテナンスを行うときに、ケース部材の回動規制孔と回動部材の回動規制孔とに規制ピンを嵌挿して回動部材の回動する動作を規制して、ヒンジの取付作業またヒンジのメンテナンス作業を容易に行うことができるようにしている。
特開2011−247954号公報 特開2006−23325号公報
しかしながら、前記ヒンジでは、ヒンジを事務機に取付た後は、事務機を使用するにあたって、ケース部材の回動規制孔と回動部材の回動規制孔とから規制ピンを引抜いて、回動部材の回動する動作を行えるようにする。そして、前記ヒンジでは、ケース部材の回動規制孔と回動部材の回動規制孔とから引抜いた規制ピンは、回動部材の回動する動作を規制する機会(例えば、ヒンジのメンテナンスを行うとき)まで、保管することを要する。もっとも、前記ヒンジでは、ケース部材の回動規制孔と回動部材の回動規制孔とから引抜いた規制ピンを、紛失してしまうという問題があった。
本発明は、以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、回動部材(第二ウイング部材)の回動する動作を規制する機会まで規制ピンが紛失することを防止することができる、ヒンジを提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、第一連結対象物に第二連結対象物を回動可能に連結するヒンジであって、収容室と第一回動規制孔とを備え、前記第一連結対象物または前記第二連結対象物のいずれか一方に固定される第一ウイング部材と、第二回動規制孔を備え、前記第一ウイング部材に回動可能に支持され、前記第一連結対象物または前記第二連結対象物のいずれか他方に固定される第二ウイング部材と、前記第二ウイング部材に接近する方向または前記第二ウイング部材から離間する方向に移動可能に前記第一ウイング部材の収容室に収容され、前記第二ウイング部材に当接可能に構成されるスライダと、前記スライダを前記第二ウイング部材に接近する方向に付勢する付勢部材と、前記第一ウイング部材の第一回動規制孔と前記第二ウイング部材の第二回動規制孔とに嵌挿されて前記第二ウイング部材の回動する動作を規制する規制ピンと、を具備し、前記第一連結対象物に対して前記第二連結対象物が閉じる方向に回動すると、前記第二ウイング部材が回動して前記スライダを押し込み、前記スライダが前記第二ウイング部材から離間する方向に移動するように構成されるものであり、前記第一ウイング部材は、前記規制ピンによって前記第二ウイング部材の回動する動作を規制しないときに前記規制ピンが嵌挿されて前記規制ピンを保管する保管孔と、前記規制ピンによって前記第二ウイング部材の回動する動作を規制しないときに前記スライダの前記第二ウイング部材に接近する方向への移動を規制するように前記規制ピンが嵌挿される移動規制孔と、を備えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明によれば、回動部材の回動する動作を規制する機会まで規制ピンが紛失することを防止することができる。
本発明の実施形態に係るヒンジと事務機とを示した側面図。 同じくヒンジを示す側面図。 同じくヒンジを示す平面図。 同じくヒンジを示す側面断面図。 同じくヒンジを示す側面断面図。 同じくヒンジを示す側面断面図。 同じくヒンジを示す側面断面図。 同じくヒンジを示す側面断面図。 同じくヒンジを示す側面断面図。 同じくヒンジを示す側面断面図。
次に、本発明の実施形態に係るヒンジ1について、図1から図10を用いて説明する。
図1に示すように、ヒンジ1は、本体11および原稿圧着板12を備える事務機10に備えられる。事務機10とは、スキャナー、ファクス、コピー機、または、複合機(スキャナー機能、ファクス機能、および/または、コピー機能を有するもの)等の装置を示す。事務機10の本体11は、本発明に係る第一連結対象物の実施の一形態である。事務機10の本体11は、制御装置、印刷装置、表示装置および入力装置を具備する。事務機10の原稿圧着板12は、本発明に係る第二連結対象物の実施の一形態である。事務機10の原稿圧着板12は、読取前原稿収容トレイ、ADF(AutoDocum
entFeeder)および読取後原稿収容トレイを具備する。
図2乃至図4に示すように、ヒンジ1は、ケース部材2と、回動部材3と、回動ピン4、スライダ5と、付勢部材6と、規制ピン7と、を具備する。ヒンジ1は、ケース部材2が事務機10の本体11に固定され、回動部材3が事務機10の原稿圧着板12に固定されて、事務機10の本体11に原稿圧着板12を回動可能に連結する。
事務機10の原稿圧着板12が(本体11に対して)閉じている状態は、原稿圧着板12の下面が本体11の上面に当接した状態を指す。また、事務機10の原稿圧着板12が(本体11に対して)開いている状態は、原稿圧着板12が本体11に対して回動することにより、原稿圧着板12の下面および本体11の上面(原稿圧着板12の下面前端部および本体11の上面前端部)が離間した状態を指す。
ヒンジ1のケース部材2は、本発明に係る第一ウイング部材の実施の一形態である。ケース部材2は、箱状の部材であり、有底略四角筒状に形成される。ケース部材2は、収容室20と、一対の支持部21・21と、一対のピン孔22・22と、一対の第一回動規制孔23・23と、一対の保管孔24・24と、を備える。
ヒンジ1のケース部材2の収容室20は、前記有底略四角筒状の内側の空間(ケース部材2の上板、下板、両側板、及び、底板の内側の空間)で構成される。ケース部材2の収容室20は、スライダ5および付勢部材6が収容されるように構成される。
ヒンジ1のケース部材2の支持部21は、回動部材3を支持する。ケース部材2の支持部21は、ケース部材2の両側板の一部で構成される。ケース部材2の支持部21は、ケース部材2の両側板におけるケース部材2の開口端部で構成される。
ヒンジ1のケース部材2のピン孔22は、ケース部材2の支持部21に配置される。ケース部材2のピン孔22は、ケース部材2の両側板をそれぞれ貫通するように形成される。ケース部材2のピン孔22は、回動ピン4が挿入可能に構成される。
ヒンジ1のケース部材2の第一回動規制孔23は、ケース部材2の支持部21に配置される。ケース部材2の第一回動規制孔23は、ケース部材2の両側板がそれぞれ貫通するように形成される。ケース部材2の第一回動規制孔23は、規制ピン7が嵌挿可能に構成される。
ヒンジ1の回動部材3は、本発明に係る第一ウイング部材の実施の一形態である。回動部材3は、ケース(ケースの支持部21)に回動可能に支持される。回動部材3は、ピン孔30と、当接部31と、一対の第二回動規制孔32・32と、を備える。
ヒンジ1の回動部材3のピン孔30は、回動部材3の一端部に配置される。回動部材3のピン孔30は、回動部材3の一端部を貫通するように形成される。回動部材3のピン孔30は、回動ピン4が挿入可能に構成される。
ヒンジ1の回動部材3の当接部31は、スライダ5が当接する部分として構成される。回動部材3の当接部31は、回動部材3の一端部に配置される。回動部材3の当接部31は、ピン孔30の近傍に配置される。回動部材3の当接部31は、曲面で構成される。
ヒンジ1の回動部材3は、回動部材3のピン孔30およびケース部材2のピン孔22に回動ピン4が挿入されて、ケース部材2(ケース部材2の支持部21)に回動可能に支持される。回動部材3は、回動ピン4を回動軸としてケース部材2に対して回動可能に構成される。回動部材3は、回動部材3の当接部31がケース部材2の収容室20側を向くように配置される。
ヒンジ1の回動部材3の第二回動規制孔32は、ピン孔30と当接部31との間に位置するように配置される。回動部材3の第二回動規制孔32は、回動部材3を貫通するように形成される。回動部材3の第二回動規制孔32は、規制ピン7が嵌挿可能に構成される。
ヒンジ1のスライダ5は、回動部材3の当接部31に当接可能に構成される。スライダ5は、箱状の部材であり、有底略四角筒状に形成される。スライダ5は、スライダ5の底板を回動部材3側に向けて、ケース部材2の収容室20に収容される。スライダ5は、ケース部材2の収容室20内において回動部材3に接近する方向または回動部材3から離間する方向に移動可能に構成される。スライダ5は、当接部50を備える。
ヒンジ1のスライダ5の当接部50は、回動部材3の当接部31に当接するように構成される。スライダ5の当接部50は、スライダ5の底板の外側の面に配置される。スライダ5の当接部50は、曲面で構成される。
ヒンジ1の付勢部材6は、巻きバネであり、スライダ5を回動部材3に接近する方向に付勢するように構成される。付勢部材6(付勢部材6の少なくとも一部)は、ケース部材2の収容室20内に配置される。付勢部材6は、スライダ5内に配置される。付勢部材6は、付勢部材6の一端部が勢力調整部材(不図示)を介してケース部材2の底板の内側の面に当接し、付勢部材6の他端部がスライダ5の底板の内側の面に当接するように配置される。勢力調整部材は、付勢部材6の付勢力(圧縮される方向に弾性変形した付勢部材6が元の形状に戻ろうとする力)の大きさを調整するものである。付勢部材6は、スライダ5を回動部材3に接近する方向に付勢して、スライダ5の当接部50を回動部材3の当接部31に当接させることによって、ケース部材2に対して開く方向に回動するように回動部材3を付勢する。
ヒンジ1は、事務機10の本体11(第一連結対象物)に対して原稿圧着板12(第二連結対象物)が閉じる方向(回動角度が小さくなる方向)に回動すると、回動部材3が閉じる方向(回動角度が小さくなる方向)に回動するように構成される。ヒンジ1は、事務機10の本体11に対して原稿圧着板12が閉じる方向に回動すると、回動部材3の当接部31がスライダ5の当接部50に当接した状態で回動部材3が回動してスライダ5を押し込み、スライダ5が付勢部材6の付勢力に抗して回動部材3から離間する方向に移動するように構成される。ヒンジ1は、事務機10の本体11に対して原稿圧着板12が閉じる方向に回動すると、スライダ5が付勢部材6の付勢力に抗して移動して、付勢部材6による緩衝効果が発生するように構成される。
ヒンジ1の規制ピン7は、ケース部材2の第一回動規制孔23と回動部材3の第二回動規制孔32とに嵌挿されて、回動部材3の回動する動作を規制する。規制ピン7は、ケース部材2の第一回動規制孔23と回動部材3の第二回動規制孔32とに嵌挿されて、事務機10の原稿圧着板12が閉じた状態(回動部材3が閉じた状態)を保持するものとして用いられる。ヒンジ1では、回動部材3の回動する動作を規制するときに、事務機10の本体11に対して原稿圧着板12を閉じる方向に回動させてケース部材2の第一回動規制孔23と回動部材3の第二回動規制孔32とが一致した状態で、ケース部材2の第一回動規制孔23と回動部材3の第二回動規制孔32とに規制ピン7を嵌挿する(図5参照)。
ヒンジ1のケース部材2の保管孔24は、ケース部材2の第一回動規制孔23と回動部材3の第二回動規制孔32とに規制ピン7を嵌挿して規制ピン7によって回動部材3の回動する動作を規制しないときに、規制ピン7が嵌挿されて規制ピン7を保管する。ケース部材2の保管孔24は、ケース部材2の第一回動規制孔23と回動部材3の第二回動規制孔32とから規制ピン7を引抜いて回動部材3が回動可能となった状態では、規制ピン7が嵌挿されて規制ピン7を保管する。ケース部材2の保管孔24は、ケース部材2の支持部21に配置される。ケース部材2の保管孔24は、ケース部材2の両側板をそれぞれ貫通するように形成される。ケース部材2の保管孔24は、規制ピン7が挿入可能に構成される。ケース部材2の保管孔24は、ピン孔22および第一回動規制孔23よりも、ケース部材2の下板側に配置される。ケース部材2の保管孔24は、ケース部材2の下板側の近傍に配置される。
以上のように、事務機10の本体11に原稿圧着板12を回動可能に連結するヒンジ1であって、第一回動規制孔23を備え、事務機10の本体11に固定されるケース部材2と、第二回動規制孔32を備え、ケース部材2に回動可能に支持され、事務機10の原稿圧着板12に固定される回動部材3と、ケース部材2の第一回動規制孔23と回動部材3の第二回動規制孔32とに嵌挿されて回動部材3の回動する動作を規制する規制ピン7と、を具備するものであり、規制ピン7によって回動部材3の回動する動作を規制しないときに規制ピン7が嵌挿されて規制ピン7を保管する保管孔24を備える、ヒンジ1では、規制ピン7によって回動部材3の回動する動作を規制しないときに、ケース部材2の第一回動規制孔23と回動部材3の第二回動規制孔32とから引抜いた規制ピン7を、ケース部材2の保管孔24に嵌挿した状態とすることができる。したがって、ヒンジ1では、規制ピン7によって回動部材3の回動する動作を規制しないとき(例えば、事務機10の使用時)にケース部材2の保管孔24に規制ピン7を嵌挿した状態として、回動部材3の回動する動作を規制する機会まで(例えば、ヒンジ1の回動部材3の回動する動作を規制してヒンジ1のメンテナンスを行うときまで)、規制ピン7が紛失することを防止することができる。
ヒンジ1のケース部材2の保管孔24は、保管孔24同士を結ぶ直線(一対の保管孔24を結ぶ直線)が回動部材3の回動軌跡と交差しないように配置される。ケース部材2の保管孔24は、回動部材3が回動している状態、回動部材3が開いた状態、または、回動部材3が閉じた状態において、側面視で回動部材3と重ならない位置に配置される。ケース部材2の保管孔24は、側面視で回動部材3の回動軌跡と重ならない位置に配置される。
ヒンジ1の規制ピン7は、ケース部材2の保管孔24に嵌挿された状態では、回動部材3の回動軌跡上に位置しないように配置される。規制ピン7は、ケース部材2の保管孔24に嵌挿された状態では、回動部材3が回動している状態、回動部材3が開いた状態、または、回動部材3が閉じた状態において、回動部材3と当接しないように配置される。
以上のように、規制ピン7が、ケース部材2の保管孔24に嵌挿された状態で回動部材3の回動軌跡上に位置しないように配置される、ヒンジ1では、ケース部材2の第一回動規制孔23と回動部材3の第二回動規制孔32とに規制ピン7を嵌挿して規制ピン7によって回動部材3の回動する動作を規制しないときに、ケース部材2の保管孔24に規制ピン7を嵌挿した状態としても、規制ピン7に当接することなく回動部材3の回動する動作を行うことができる。
図6または図7に示すように、ヒンジ1のケース部材2は、一対の移動規制孔25・25を備える。ケース部材2の移動規制孔25は、ケース部材2の第一回動規制孔23と回動部材3の第二回動規制孔32とに規制ピン7を嵌挿して回動部材3の回動する動作を規制ピン7によって回動部材3の回動する動作を規制しないときに、スライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制するように規制ピン7が嵌挿される。ケース部材2の移動規制孔25は、ケース部材2の第一回動規制孔23と回動部材3の第二回動規制孔32とから規制ピン7を引抜いて回動部材3が回動可能となった状態では、規制ピン7が嵌挿されてスライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制する。ケース部材2の移動規制孔25は、ケース部材2の支持部21に配置される。ケース部材2の移動規制孔25は、ケース部材2の両側板をそれぞれ貫通するように形成される。ケース部材2の移動規制孔25は、規制ピン7が挿入可能に構成される。ケース部材2の移動規制孔25は、ピン孔22および第一回動規制孔23よりも、ケース部材2の底板側に配置される。ケース部材2の移動規制孔25は、移動規制孔25同士を結ぶ直線(一対の移動規制孔25を結ぶ直線)がスライダ5の移動軌跡(移動経路)と交差するように配置される。ケース部材2の移動規制孔25は、側面視でスライダ5の移動軌跡と重なる位置に配置される。
ヒンジ1の規制ピン7は、ケース部材2の移動規制孔25に嵌挿された状態では、スライダ5の移動軌跡上に位置するように配置される。規制ピン7は、ケース部材2の移動規制孔25に嵌挿された状態では、スライダ5(スライダ5の底板の外側の面)と当接するように配置されて、スライダ5の回動部材3に接近する方向への移動が規制される。
以上のように、ケース部材2が、スライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制するように規制ピン7が嵌挿される移動規制孔25を備える、ヒンジ1では、ケース部材2の第一回動規制孔23と回動部材3の第二回動規制孔32とに規制ピン7を嵌挿して規制ピン7によって回動部材3の回動する動作を規制しないときに、ケース部材2の第一回動規制孔23と回動部材3の第二回動規制孔32とから引抜いた規制ピン7を、ケース部材2の移動規制孔25に嵌挿した状態とすることができる。したがって、ヒンジ1では、例えば、ヒンジ1のメンテナンスを行うときに、ケース部材2の移動規制孔25に規制ピン7を嵌挿して、付勢部材6によって付勢されるスライダ5(スライダ5の当接部50)を回動部材3(回動部材3の当接部31)に当接しない状態として、付勢部材6によって回動部材3が付勢されない状態(回動部材3がケース部材2に対して開く方向に回動するように付勢されない状態)とすることができる。
ヒンジ1のケース部材2は、スライダ5の移動方向において複数個(二個)の移動規制孔25(移動規制孔25a・25b)を備える。ケース部材2の移動規制孔25は、スライダ5の移動方向において複数位置に配置される。ケース部材2の移動規制孔25は、スライダ5の移動方向においてそれぞれ異なる位置に配置される。ヒンジ1の規制ピン7は、ケース部材2の複数位置の移動規制孔25のうちいずれか一つの移動規制孔25(移動規制孔25aまたは移動規制孔25b)に嵌挿される。ヒンジ1は、ケース部材2の複数位置の移動規制孔25のうち規制ピン7が嵌挿される移動規制孔25によって、規制ピン7によってスライダ5の回動部材3に接近する方向への移動が規制される位置が異なるように構成される。ヒンジ1は、ケース部材2の複数位置の移動規制孔25のうち規制ピン7が嵌挿される移動規制孔25を変更することによって、規制ピン7によるスライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制する位置を変更可能に構成される。
以上のように、ケース部材2がスライダ5の移動方向において複数位置に移動規制孔25を備え、ケース部材2の複数位置の移動規制孔25(移動規制孔25a・25b)のうち規制ピン7が嵌挿される移動規制孔25を変更することによって、規制ピン7によるスライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制する位置を変更可能に構成される、ヒンジ1では、付勢部材6によって付勢されるスライダ5(スライダ5の当接部50)が回動部材3(回動部材3の当接部31)に当接しない位置を変更して、付勢部材6によって回動部材3が付勢されない回動部材3の回動角度を変更することができる。
図6または図8に示すように、ヒンジ1のケース部材2の移動規制孔25aは、スライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制するとともに、回動角度が所定の角度よりも小さくならないように回動部材3の回動する動作を規制するように、規制ピン7が嵌挿される。ケース部材2の移動規制孔25aは、移動規制孔25bよりもケース部材2の上板側に配置される。ケース部材2の移動規制孔25aは、移動規制孔25bよりもスライダ5の当接部50側に配置される。ケース部材2の移動規制孔25aは、移動規制孔25a同士を結ぶ直線(一対の移動規制孔25aを結ぶ直線)が回動部材3(回動部材3の当接部31)の回動軌跡と交差するように配置される。ケース部材2の移動規制孔25aは、側面視で回動部材3(回動部材3の当接部31)の回動軌跡と重なる位置に配置される。
ヒンジ1の規制ピン7は、ケース部材2の移動規制孔25aに嵌挿されて、回動部材3の回動する動作を規制する。規制ピン7は、ケース部材2の移動規制孔25aに嵌挿されて、事務機10の原稿圧着板12(回動部材3)の回動角度が所定の角度よりも小さくならないように保持するものとして用いられる。
ヒンジ1では、回動部材3の側面視でケース部材2の移動規制孔25aと重ならないようにケース部材2に対して開く方向に回動部材3を回動させて、ケース部材2の移動規制孔25aに規制ピン7を嵌挿する。ヒンジ1では、このようにケース部材2の移動規制孔25aに規制ピン7を嵌挿させた状態でケース部材2に対して閉じる方向に回動部材3を回動させると、回動部材3の当接部31がスライダ5(規制ピン7に当接した状態のスライダ5)の当接部50に当接する。ヒンジ1では、前記回動部材3の当接部31がスライダ5の当接部50に当接した状態で回動部材3をさらに回動させると、回動部材3がスライダ5を押し込み、スライダ5が付勢部材6の付勢力に抗して回動部材3から離間する方向に移動する。ヒンジ1では、回動部材3を回動させてスライダ5が付勢部材6の付勢力に抗して回動部材3から離間する方向に所定の距離移動すると、回動部材3の当接部31が規制ピン7に当接して、回動角度が所定の角度よりも小さくならないように回動部材3の回動する動作が規制される。
以上のように、ケース部材2が、スライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制するとともに、回動角度が所定の角度よりも小さくならないように回動部材3の回動する動作を規制するように規制ピン7が嵌挿される移動規制孔25aを備える、ヒンジ1では、スライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制するとともに、回動角度が所定の角度よりも小さくならないように回動部材3の回動する動作を規制することができる。
図7または図9に示すように、ヒンジ1のケース部材2の移動規制孔25bは、スライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制するとともに、回動部材3の回動する動作を規制しないように、規制ピン7が嵌挿される。ケース部材2の移動規制孔25bは、移動規制孔25aよりもケース部材2の下板側に配置される。ケース部材2の移動規制孔25bは、移動規制孔25aよりも保管孔24側に配置される。ケース部材2の移動規制孔25bは、保管孔24近傍に配置される。ケース部材2の移動規制孔25bは、ケース部材2の移動規制孔25b同士を結ぶ直線(一対の移動規制孔25bを結ぶ直線)が回動部材3の回動軌跡と交差しないように配置される。ケース部材2の移動規制孔25bは、回動部材3が回動している状態、回動部材3が開いた状態、または、回動部材3が閉じた状態において、側面視で回動部材3(回動部材の当接部31)と重ならない位置に配置される。ケース部材2の移動規制孔25bは、側面視で回動部材3(回動部材の当接部31)の回動軌跡と重ならない位置に配置される。
ヒンジ1の規制ピン7は、ケース部材2の移動規制孔25bに嵌挿された状態では、回動部材3の回動軌跡上に位置しないように配置される。
ヒンジ1では、ケース部材2の移動規制孔25bに規制ピン7を嵌挿させた状態でケース部材2に対して閉じる方向に回動部材3を回動させると、回動部材3の当接部31がスライダ5(規制ピン7に当接した状態のスライダ5)の当接部50に当接する。ヒンジ1では、前記回動部材3の当接部31がスライダ5の当接部50に当接した状態で回動部材3をさらに回動させると、回動部材3がスライダ5を押し込み、スライダ5が付勢部材6の付勢力に抗して回動部材3から離間する方向に移動する。ヒンジ1では、スライダ5を押し込みながら閉じた状態となるまでさらに回動部材3を回動させても、回動部材3の当接部31が規制ピン7に当接せず、回動部材3の回動する動作を規制されない。
以上のように、ケース部材2が、スライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制するとともに、回動部材3の回動する動作を規制しないように、規制ピン7が嵌挿される移動規制孔25bを備える、ヒンジ1では、スライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制するとともに、回動角度が所定の角度よりも小さくならないように回動部材3の回動する動作を規制しないようにすることができる。
また、以上のように、ケース部材2が、スライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制するとともに回動角度が所定の角度よりも小さくならないように回動部材3の回動する動作を規制するように規制ピン7が嵌挿される移動規制孔25aと、スライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制するとともに回動部材3の回動する動作を規制しないように規制ピン7が嵌挿される移動規制孔25bと、を、備える、ヒンジ1では、ケース部材2の移動規制孔25aと移動規制孔25bとのうち規制ピン7が嵌挿される移動規制孔25a・25bを変更することによって、スライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制するとともに回動角度が所定の角度よりも小さくならないように回動部材3の回動する動作を規制する状態と、スライダ5の回動部材3に接近する方向への移動を規制するとともに回動角度が所定の角度よりも小さくならないように回動部材3の回動する動作を規制しない状態と、を変更することができる。
図10に示すように、ヒンジ1の回動部材3は、凸部33を備える。回動部材3の凸部33は、ピン孔30の近傍に配置される。回動部材3の凸部33は、回動部材3の外面からケース部材2の収容室20側に突出するように構成される。
ヒンジ1のケース部材2は、一対の第三回動規制孔26・26を備える。ケース部材2の第三回動規制孔26は、ケース部材2の支持部21に配置される。ケース部材2の第三回動規制孔26は、ピン孔22と移動規制孔25との間に位置するように配置される。ケース部材2の第三回動規制孔26は、ピン孔22の近傍に配置される。ケース部材2の第三回動規制孔26は、ケース部材2の両側板をそれぞれ貫通するように形成される。ケース部材2の第三回動規制孔26は、規制ピン7が挿入可能に構成される。
ヒンジ1のケース部材2の第三回動規制孔26は、第三回動規制孔26同士を結ぶ直線(一対の第三回動規制孔26を結ぶ直線)が回動部材3の凸部33の回動軌跡と交差するように配置される。ケース部材2の第三回動規制孔26は、側面視で回動部材3の凸部33の回動軌跡と重なる位置に配置される。
ヒンジ1の規制ピン7は、ケース部材2の第三回動規制孔26に嵌挿されて、回動部材3の回動する動作を規制する。規制ピン7は、ケース部材2の第三回動規制孔26に嵌挿されて、事務機10の原稿圧着板12(回動部材3)の回動角度が所定の角度よりも大きくならないように保持するものとして用いられる。
ヒンジ1では、回動部材3の回動する動作を規制するときに、事務機10の本体11に対して原稿圧着板12(回動部材3)を開く方向に回動させて、ケース部材2の第三回動規制孔26に規制ピン7を嵌挿する。ヒンジ1では、回動部材3の回動する動作を規制するときに、回動部材3の凸部33が側面視でケース部材2の第三回動規制孔26と重ならないようにケース部材2に対して開く方向に回動部材3を回動させて、ケース部材2の第三回動規制孔26に規制ピン7を嵌挿する。ヒンジ1では、このようにケース部材2の第三回動規制孔26に規制ピン7を嵌挿させた状態でケース部材2に対して開く方向に回動部材3を回動させると、回動部材3の凸部33が規制ピン7に当接して、回動角度が所定の角度よりも大きくならないように回動部材3の回動する動作が規制される。
以上のように、ケース部材2が第三回動規制孔26を備え、ケース部材2の第三回動規制孔26に規制ピン7が嵌挿されることによって事務機10の原稿圧着板12(回動部材3)の回動角度が所定の角度よりも大きくならないように構成されるヒンジ1では、例えば、ヒンジ1のメンテナンスを行うときに、規制ピン7をケース部材2の第三回動規制孔26に嵌挿した状態として、事務機10の原稿圧着板12(回動部材3)の回動角度が所定の角度よりも大きくならないようにすることができる。
なお、ヒンジ1は、ケース部材2が事務機10の原稿圧着板12に固定され、回動部材3が事務機10の本体11に固定されて、事務機10の本体11に原稿圧着板12を回動可能に連結するように構成してもよい。
1 ヒンジ
2 ケース部材(第一ウイング部材)
3 回動部材(第二ウイング部材)
5 スライダ
7 規制ピン
10 事務機
11 本体(第一連結対象物)
12 原稿圧着板(第二連結対象物)
23 第一回動規制孔
24 保管孔
24 移動規制孔
26 第三回動規制孔
32 第二回動規制孔

Claims (1)

  1. 第一連結対象物に第二連結対象物を回動可能に連結するヒンジであって、
    収容室と第一回動規制孔とを備え、前記第一連結対象物または前記第二連結対象物のいずれか一方に固定される第一ウイング部材と、
    第二回動規制孔を備え、前記第一ウイング部材に回動可能に支持され、前記第一連結対象物または前記第二連結対象物のいずれか他方に固定される第二ウイング部材と、
    前記第二ウイング部材に接近する方向または前記第二ウイング部材から離間する方向に移動可能に前記第一ウイング部材の収容室に収容され、前記第二ウイング部材に当接可能に構成されるスライダと、
    前記スライダを前記第二ウイング部材に接近する方向に付勢する付勢部材と、
    前記第一ウイング部材の第一回動規制孔と前記第二ウイング部材の第二回動規制孔とに嵌挿されて前記第二ウイング部材の回動する動作を規制する規制ピンと、
    を具備し、
    前記第一連結対象物に対して前記第二連結対象物が閉じる方向に回動すると、前記第二ウイング部材が回動して前記スライダを押し込み、前記スライダが前記第二ウイング部材から離間する方向に移動するように構成されるものであり、
    前記第一ウイング部材は、前記規制ピンによって前記第二ウイング部材の回動する動作を規制しないときに前記規制ピンが嵌挿されて前記規制ピンを保管する保管孔と、前記規制ピンによって前記第二ウイング部材の回動する動作を規制しないときに前記スライダの前記第二ウイング部材に接近する方向への移動を規制するように前記規制ピンが嵌挿される移動規制孔と、を備える、
    ヒンジ。
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