JP6156120B2 - 車両用樹脂部品の取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用樹脂部品の車両への取付け構造に関する。
従来から、自動車のドアやボディ外板等には、意匠性又は機能性を高めるために、例えば、サイドマッドガード等の車両用樹脂部品が装着される場合がある。この車両用樹脂部品は、一般に、射出成形法によって成形される射出成形部品である。そのため、車両用樹脂部品を自動車のドアやボディ外板等に取付ける取付け座は、射出成形時に車両用樹脂部品と一体成形されることが多い。そして、車両用樹脂部品をドアやボディ外板等に取付ける取付け構造として、車両用樹脂部品の取付け座にはクリップを嵌め、ドアやボディ外板等には係止孔を開けて、係止孔にクリップを嵌合させるクリップ係止構造が一般的に知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−186093号公報
しかしながら、上記クリップ係止構造は、ドアやボディ外板等の所定位置にクリップ係止孔を形成し、車両用樹脂部品の裏面にクリップ取付け座を形成する必要がある。
そのため、クリップ係止構造は、車両用樹脂部品の表面(意匠面)にクリップ取付け座の成形に伴うヒケ、ウェルドライン等が発生しやすく、外観面品質上の問題があった。また、射出成形金型には、クリップ取付け座を形成するスライド型構造が必要となり、金型構造が煩雑となって型費も増加する問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、車両用樹脂部品の表面(意匠面)にヒケ等の外観面品質上の不具合を発生させず、簡単な型構造で形成できる車両用樹脂部品の取付け構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両用樹脂部品の取付け構造は、次のような構成を有している。
(1)表面に意匠面を有するパネル本体と、該パネル本体の裏面に立設した補強リブと、車両への取付け部材とを備えた車両用樹脂部品の取付け構造であって、
前記補強リブは、前記パネル本体と連結された基端部の肉厚が先端部の肉厚より薄く形成されたこと、
前記先端部には、前記基端部との間に先端側に向けて肉厚が増加する傾斜面が形成され、当該傾斜面の傾斜方向に孔方向が傾斜して穿設された係止孔を備えたこと、
前記取付け部材には、前記係止孔に嵌合可能な係止爪が形成され、前記係止孔に前記係止爪を係止して前記取付け部材を前記パネル本体の裏面に固定し、前記取付け部材を前記車両に固定したことを特徴とする。
本発明においては、補強リブは、パネル本体と連結された基端部の肉厚が先端部の肉厚より薄いので、パネル本体の表面(意匠面)にヒケ等を生じさせにくく、外観面品質上の問題を発生させる恐れはない。
また、先端部には、基端部との間に先端側に向けて肉厚が増加する傾斜面が形成され、当該傾斜面の傾斜方向に孔方向が傾斜して穿設された係止孔を備えたので、成形金型の可動型において先端部の傾斜面を成形する負角成形部と係止孔を成形する係止孔成形部とを一体に連結することができる。そのため、成形金型の可動型から車両用樹脂部品を上方へ取り出すとき、先端部の傾斜面が負角成形部に沿って上昇して、先端部が負角成形部から離間する方向に傾倒すると同時に、係止孔も係止孔成形部から離型することができる。そのため、成形金型には煩雑な型構造となる係止孔用スライド型等を備える必要がなく、簡単な型構造で係止孔の成形を行うことができる。したがって、型費の増加を抑えることができる。
また、取付け部材には、係止孔に嵌合可能な係止爪が形成され、係止孔に係止爪を係止して取付け部材をパネル本体の裏面に固定し、取付け部材を車両に固定したので、取付け部材をパネル本体の裏面に一体成形することなく、簡単に車両用樹脂部品を車両に固定することができる。そのため、パネル本体の表面(意匠面)には、取付け部材の成形に伴うヒケ等が発生する恐れがなく、外観面品質上の問題を解消することができる。
よって、車両用樹脂部品の表面(意匠面)にヒケ等の外観面品質上の不具合を発生させず、簡単な型構造で形成できる車両用樹脂部品の取付け構造を提供することができる。
なお、「傾斜面の傾斜方向」とは、パネル本体の裏面に立設した補強リブの起立方向に対して傾斜面が傾斜する方向をいい、補強リブの起立方向と傾斜面の傾斜方向とが形成する内角と、補強リブの起立方向と係止孔の孔方向とが形成する内角とが、それぞれ10〜80度の範囲であることが好ましく、30〜60度の範囲であることがより好ましく、40〜50度の範囲であることがより一層好ましい。上記範囲であれば、製品の型抜き時において、補強リブの先端部が傾斜面に沿って倒れやすく、係止孔が離型しやすいからである。また、補強リブは、パネル本体に対して所定の高さで直線状に延設され、長手方向の端部では、断面が開放されていることが好ましい。射出成形時に長手方向の端部から先端部に溶融樹脂が流れやすく、先端部から基端部へ向けた湯流れが可能となって、基端部のヒケ等を低減できるからである。また、取付け部材と車両とを接着シート(例えば、両面接着シートなど)を用いて固定することが好ましい。接着シートであれば、車両に取付け用の孔加工等を行う必要がなく、工場以外でも簡単に取り付けることができるからである。
(2)(1)に記載された車両用樹脂部品の取付け構造において、
前記取付け部材は、前記係止爪と対向する端部がインテグラルヒンジを介して前記パネル本体の外周縁に連結されていることを特徴とする。
本発明においては、取付け部材は、係止爪と対向する端部がインテグラルヒンジを介してパネル本体の外周縁に連結されているので、インテグラルヒンジを介して反転した取付け部材をパネル本体と一体にして簡単な型構造で成形できる。また、取付け部材は、パネル本体の外周縁にインテグラルヒンジを介して連結されているので、パネル本体の表面(意匠面)にヒケ等が発生しにくい。さらに、インテグラルヒンジを介して連結されているので、係止爪を係止孔に嵌合させる嵌合作業を迅速にでき、車両への取付け精度も向上させることができる。
(3)(1)又は(2)に記載された車両用樹脂部品の取付け構造において、
前記係止爪には、前記係止孔を貫通できる板状つまみ部が前端側に形成され、前記係止孔に係止する爪部が基端側に形成されたことを特徴とする。
本発明においては、係止爪には、係止孔を貫通できる板状つまみ部が前端側に形成され、係止孔に係止する爪部が基端側に形成されたので、係止孔に係止爪の先端側を挿入し、板状つまみ部を把持して係止爪を係止孔から引き出して基端側に形成した爪部を係止孔に係止させることができる。
すなわち、補強リブの係止孔へ、傾斜面と略同一方向に傾斜して係止爪を挿入すれば、板状つまみ部が係止孔の反対側から突出するので、板状つまみ部を把持して水平状に起こし、係止爪を係止孔から引き出して基端側に形成した爪部を係止孔に簡単かつ確実に係止させることができる。
よって、係止孔の穿設された方向とパネル本体の面方向とが相違しても、板状つまみ部を把持して係止爪を係止孔から引き出すことによって、係止爪を係止孔に嵌合させる嵌合作業をより一層迅速に行うことができる。
本発明によれば、車両用樹脂部品の表面(意匠面)にヒケ等の外観面品質上の不具合を発生させず、簡単な型構造で形成できる車両用樹脂部品の取付け構造を提供することができる。
本発明に係る実施形態である車両用樹脂部品(サイドマッドガード)を車両(ドアパネル)へ取付けた状態を表す斜視図である。 図1に示す車両用樹脂部品(サイドマッドガード)の取付け構造における第1実施形態を表すA−A断面図である。 図2に示すパネル本体及び補強リブの部分斜視図である。 図2に示す補強リブに形成した係止孔の詳細斜視図である。 図2に示す車両用樹脂部品を可動型から取り出すときの模式的断面図である。 図2に示す上部取付け部材を補強リブに係止する前の構造を説明する斜視図である。 図2に示す上部取付け部材を補強リブに係止した後の構造を説明する斜視図である。 図2に示すB部詳細断面図である。 図1に示す車両用樹脂部品(サイドマッドガード)の取付け構造における第2実施形態を表すA−A断面図である。 図9に示す上部取付け部材をインテグラルヒンジを介して反転した状態を表す斜視図である。 図9に示す上部取付け部材を補強リブに係止する前後の構造を説明する斜視図である。
次に、本発明に係る車両用樹脂部品の車両への取付け構造に関し、第1実施形態と第2実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明に係る第1実施形態である車両用樹脂部品の取付け構造について、ドアパネルに取り付けたサイドマッドガードの例で、図1〜図9を用いて詳細に説明する。図1に、本発明に係る実施形態である車両用樹脂部品(サイドマッドガード)を車両(ドアパネル)へ取付けた状態を表す斜視図を示す。図2に、図1に示す車両用樹脂部品(サイドマッドガード)の取付け構造における第1実施形態を表すA−A断面図を示す。図3に、図2に示すパネル本体及び補強リブの部分斜視図を示す。図4に、図2に示す補強リブに形成した係止孔の詳細斜視図を示す。図5に、図2に示す車両用樹脂部品を可動型から取り出すときの模式的断面図を示す。図6に、図2に示す上部取付け部材を補強リブに係止する前の構造を説明する斜視図を示す。図7に、図2に示す上部取付け部材を補強リブに係止した後の構造を説明する斜視図を示す。図8に、図2に示すB部詳細断面図を示す。
図1に示すように、サイドマッドガード10は、車両20の側面開口部に開閉自在に装着されたドアパネル5の側面に取り付けられ、車両上下方向及び車両前後方向に延在する略矩形状の外装樹脂部品である。サイドマッドガード10は、走行時における泥除け機能のみならず、エアロパーツとして高い意匠性が求められている。そのため、このサイドマッドガード10には、ドアパネル5と同程度の外観面品質が要求されている。
図2に示すように、ドアパネル5は、車内側に配置されたドアインナ52と車外側に配置されたドアアウタ51とから構成されている。サイドマッドガード10は、ドアアウタ51の外側面に取り付けられている。サイドマッドガード10は、ドアアウタ51を覆うパネル本体1と、パネル本体1の裏面12に立設された補強リブ2と、ドアアウタ51への取付け部材3、4とを備えている。
パネル本体1は、上外周縁13から下外周縁14まで略一定の肉厚で形成され、デザイン上の見映えを重視する意匠面を形成している。
図2、図3に示すように、補強リブ2は、パネル本体1の剛性を確保するため、パネル本体1の裏面12から車内側に向けて略一定の高さで立設されている。また、補強リブ2は、車両前後方向に直線状に延設され、パネル本体1の上外周縁13から下外周縁14までの間に、上下方向で適当な間隔をあけて複数個形成されている。補強リブ2の長手方向端部24では、断面が開放されている。
補強リブ2は、パネル本体1と連結された基端部21の肉厚が先端部22の肉厚より薄く形成されている。また、補強リブ2における一方の側壁は、基端部21と先端部22とが同一面で形成され、補強リブ2における他方の側壁は、基端部21の端から先端側に向けて肉厚が増加する傾斜面23が形成され、基端部21の平坦面と先端部22の平坦面とを傾斜面でつなぐステップ面で形成されている。傾斜面23は、射出成形時における負角部を構成する。
図4に示すように、補強リブ2の先端部22には、上記傾斜面23の傾斜方向と略同一方向に孔方向が傾斜して穿設された係止孔25を備えている。なお、「略同一方向」であるので、傾斜面23の傾斜方向と係止孔25の孔方向とが少なくとも5〜10度程度相違しても許容範囲内であることを意味する。ここでは、補強リブ2の起立方向(矢印Pの方向)と傾斜面23の傾斜方向とが形成する内角θ1は、補強リブ2の起立方向(矢印Pの方向)と係止孔25の孔方向とが形成する内角θ2と等しく、内角θ1と内角θ2とは、それぞれ40〜50度程度に形成されている。係止孔25は、先端部22の両側壁を貫通しているので、穿設された孔断面が略平行四辺形に形成されている。係止孔25の開口部は、補強リブ2の長手方向を長辺とした長方形に形成されている。
図5に示すように、サイドマッドガード10を成形する可動型6において、補強リブ2の傾斜面23を成形する負角成形部61と係止孔25を成形する係止孔成形部62とが、一体に連結され、型抜き方向(矢印Qの方向)に移動可能に設けられている。型抜き方向(矢印Qの方向)は、補強リブ2の立設する方向と同一である。そのため、成形後、可動型6からサイドマッドガード10を上方へ取り出すとき、補強リブ2の傾斜面23が負角成形部61に沿って上昇して、補強リブの先端部22が負角成形部61から離間する方向に傾倒すると同時に、係止孔25も係止孔成形部62から離型することができる。その結果、可動型6には煩雑な型構造となる係止孔用スライド型等を備える必要がなく、簡単な型構造で係止孔25の成形を行うことができる。
図2、図6、図7に示すように、パネル本体1の裏面側には、上外周縁13に隣接した位置と下外周縁14に隣接した位置に取付け部材3、4が固定されている。上部の取付け部材3は、ドアアウタ51の側面形状に沿って形成された座部34と、パネル本体1の裏面側に当接する上端部36及び下端部33とを備えている。上端部36には、上方に向けて突出する板状の係止爪31が形成され、下端部33には、下方に向けて突出する板状の係止爪31が形成されている。両係止爪31、31は、板厚方向に撓むことができる可撓性を有している。また、両係止爪31、31には、係止孔25を貫通できる板状つまみ部311が前端側に形成され、係止孔25に係止する爪部312が基端側に形成されている。爪部312は、上端部36又は下端部33と板状つまみ部311とを連結する連結部313と、切欠き溝314によって分離されている。
そのため、係止孔25に係止爪31の先端側を挿入し、板状つまみ部311を把持して係止爪31を係止孔25から引き出して基端側に形成した爪部312を係止孔25に係止させることができる。
具体的には、図8に示すように、補強リブ2の先端部22に形成した係止孔25へ、傾斜面23と略同一方向(矢印Rの方向)に傾斜して係止爪31を挿入すれば、板状つまみ部311が係止孔25の反対側から突出するので、板状つまみ部311を把持して水平状に起こし、係止爪31を係止孔25から引き出して基端側に形成した爪部312を係止孔25に係止させることができる。板状つまみ部311は、湾曲した状態でパネル本体1の裏面12に当接する。板状つまみ部311が湾曲することによって、爪部312は係止孔25からズレて外れにくくなる。
その結果、取付け部材3は、係止爪31を介して矢印Rの方向に引き寄せられ、上端部36及び下端部33がパネル本体1の裏面12とそれぞれ当接することによって、パネル本体1の裏面12に固定される。
また、図2に示すように、下部の取付け部材4は、ドアアウタ51の下端フランジ形状に沿って形成された座部43と、パネル本体1の裏面側に当接する上端部44と、パネル本体1の下外周縁14とインテグラルヒンジ45を介して連結された下端部46とを備えている。上端部44には、上方に向けて突出する板状の係止爪41が形成されている。係止爪41は、上述した取付け部材3の係止爪31と同様の構造を備えている。
そのため、係止孔25に係止爪41の先端側を挿入し、板状つまみ部411を把持して係止爪41を係止孔25から引き出して基端側に形成した爪部412を係止孔25に係止させることができる。
その結果、下部の取付け部材4は、係止爪41及びインテグラルヒンジ45を介して、パネル本体1の裏面12に固定される。
また、図2、図6〜図8に示すように、取付け部材3、4とドアアウタ51とを接着シート32、42を用いて固定する。接着シート32、42は、矩形状に形成された両面接着シートである。
具体的な取付け方法は、以下の手順で行う。すなわち、取付け部材3、4の座部34、43には、予め、接着シート32、42を貼着する。接着シート32、42が貼着された取付け部材3、4を、パネル本体1の裏面12に係止爪31、41によって固定する。接着シート32、42を貼着させるドアアウタ51の所定箇所は、シンナー等によってプライマー処理を行っておくとよい。取付け部材3、4が固定されたサイドマッドガード10を、ドアアウタ51に当接させて位置決めし、一定時間保持して接着シート32、42を貼着させる。サイドマッドガード10は、接着シート32、42を介してドアパネル5に固定される。
<第2実施形態>
次に、本発明に係る第2実施形態である車両用樹脂部品の取付け構造について、ドアパネル5に取り付けたサイドマッドガード10Bの例で、図9〜図11を用いて詳細に説明する。図9に、図1に示す車両用樹脂部品(サイドマッドガード)の取付け構造における第2実施形態を表すA−A断面図を示す。図10に、図9に示す上部取付け部材をインテグラルヒンジを介して反転した状態を表す斜視図を示す。図11に、図9に示す上部取付け部材を補強リブに係止する前後の構造を説明する斜視図を示す。
本実施形態に係るサイドマッドガード10Bは、上部の取付け部材3Bを除いて、第1実施形態と共通している。そのため、相違する上部の取付け部材3Bを中心に説明し、共通部分については、第1実施形態と同一の符号を付して、その説明は原則として省略する。
図9に示すように、上部の取付け部材3Bは、ドアアウタ51の側面形状に沿って形成された座部34Bと、該座部34B上端とパネル本体1の上外周縁13とを回動可能に連結するインテグラルヒンジ35と、座部34B下端から延設され、パネル本体1の裏面側に当接する下端部33Bとを備えている。下端部33Bには、下方に向けて突出する板状の係止爪31が形成されている。係止爪31は、上述した第1実施形態の係止爪31と同様の構造を備えている。
そのため、隣接する補強リブ2の係止孔25に係止爪31の先端側を挿入し、係止孔25に係止させることができる。
その結果、上部の取付け部材3Bは、係止爪31及びインテグラルヒンジ35を介して、パネル本体1Bの裏面12に固定される。
また、図10、図11に示すように、上部の取付け部材3Bは、インテグラルヒンジ35を介して反転し、パネル本体1の上外周縁13から上方へ延在させた状態でパネル本体1と一体にして成形する。パネル本体1と取付け部材3Bとを一体成形できるので、材料歩留まりも向上し、型費の低減も可能となる。また、成形後に取付け部材3Bを反転するだけで、隣接する補強リブ2の係止孔25に係止爪31を嵌合できるので、パネル本体1と取付け部材3Bとの取付けを迅速に行うことができ、取付け位置精度が向上する。
<作用効果>
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係る車両用樹脂部品(サイドマッドガード)の取付け構造によれば、補強リブ2は、パネル本体1と連結された基端部21の肉厚が先端部22の肉厚より薄いので、パネル本体1の表面11(意匠面)にヒケ等を生じさせにくく、外観面品質上の問題を発生させる恐れはない。
先端部22には、基端部21との間に先端側に向けて肉厚が増加する傾斜面23が形成され、当該傾斜面の傾斜方向に孔方向が傾斜して穿設された係止孔25を備えたので、成形金型の可動型6において先端部22の傾斜面23を成形する負角成形部61と係止孔25を成形する係止孔成形部62とを一体に連結することができる。そのため、成形金型の可動型6からサイドマッドガード10、10Bを上方へ取り出すとき、先端部22の傾斜面23が負角成形部61に沿って上昇して、補強リブ2の先端部22が負角成形部61から離間する方向に傾倒すると同時に、係止孔25も係止孔成形部62から離型することができる。そのため、可動型6には煩雑な型構造となる係止孔用スライド型等を備える必要がなく、簡単な型構造で係止孔25の成形を行うことができる。したがって、型費の増加を抑えることができる。
また、取付け部材3、3B、4には、係止孔25に嵌合可能な係止爪31、41が形成され、係止孔に係止爪を係止して取付け部材3、3B、4をパネル本体1の裏面12に固定し、取付け部材をドアパネル5に接着固定したので、取付け部材3、3B、4をパネル本体1の裏面12に一体成形することなく、サイドマッドガード10、10Bを車両20のドアパネル5に固定することができる。そのため、パネル本体1の表面11(意匠面)には、取付け部材3、3B、4の成形に伴うヒケ等が発生する恐れがなく、外観面品質上の問題を解消することができる。
よって、車両用樹脂部品であるサイドマッドガード10、10Bの表面(意匠面)にヒケ等の外観面品質上の不具合を発生させず、簡単な型構造で形成できる車両用樹脂部品の取付け構造を提供することができる。
また、本実施形態によれば、取付け部材3B、4は、係止爪31、41と対向する端部がインテグラルヒンジ35、45を介してパネル本体1の上外周縁13又は下外周縁14
に連結されているので、インテグラルヒンジ35、45を介して反転した取付け部材3B、4をパネル本体1と一体にして簡単な型構造で成形できる。また、取付け部材3B、4は、パネル本体1の上外周縁13又は下外周縁14にインテグラルヒンジ35、45を介して連結されているので、パネル本体1の表面11(意匠面)にヒケ等が発生しにくい。さらに、インテグラルヒンジ35、45を介して連結されているので、係止爪31、41を係止孔25に嵌合させる嵌合作業を迅速にでき、ドアパネル5への取付け精度も向上させることができる。
また、本実施形態によれば、係止爪31、41には、係止孔25を貫通できる板状つまみ部311、411が前端側に形成され、係止孔25に係止する爪部312、412が基端側に形成されたので、係止孔25に係止爪31、41の先端側を挿入し、板状つまみ部311、411を把持して係止爪を係止孔から引き出して基端側に形成した爪部312、412を係止孔25に係止させることができる。
すなわち、補強リブ2の係止孔25へ、傾斜面23と略同一方向に傾斜して係止爪31、41を挿入すれば、板状つまみ部311、411が係止孔25の反対側から突出するので、板状つまみ部311、411を把持して水平状に起こし、係止爪31、41を係止孔25から引き出して基端側に形成した爪部312、412を係止孔25に簡単かつ確実に係止させることができる。
よって、係止孔25の穿設された方向と係止爪31、41の突出方向とが相違しても、板状つまみ部311、411を把持して係止爪31、41を係止孔25から引き出すことによって、係止爪31、41を係止孔25に嵌合させる嵌合作業をより一層迅速に行うことができる。
上述した実施形態は、本発明の要旨を変更しない範囲で変更することができる。
例えば、上記実施形態では、パネル本体1の下外周縁側の取付け部材4をインテグラルヒンジ45と係止爪41とによってパネル本体1に固定したが、これに限ることはない。例えば、インテグラルヒンジ45を係止爪41に変更することもできる。
本発明は、例えば、自動車の外側面に取付ける外装樹脂部品(サイドマッドガードなど)の取付け構造として利用できる。
1 パネル本体
2 補強リブ
3、3B、4 取付け部材
5 ドアパネル
6 可動型
10、10B サイドマッドガード(車両用樹脂部品)
11 パネル本体の表面
12 パネル本体の裏面
13 上外周縁
14 下外周縁
20 車両
21 基端部
22 先端部
23 傾斜面
25 係止孔
31、41 係止爪
32、42 接着シート
35、45 インテグラルヒンジ
311、411 板状つまみ部
312、412 爪部

Claims (2)

  1. 表面に意匠面を有するパネル本体と、該パネル本体の裏面に立設した補強リブと、車両への取付け部材とを備えた車両用樹脂部品の取付け構造であって、
    前記補強リブは、前記パネル本体と連結された基端部の肉厚が先端部の肉厚より薄く形成されたこと、
    前記先端部には、前記基端部との間に先端側に向けて肉厚が増加する傾斜面が形成され、当該傾斜面の傾斜方向に孔方向が傾斜して穿設された係止孔を備えたこと、
    前記取付け部材には、前記係止孔に嵌合可能な係止爪が形成され、前記係止孔に前記係止爪を係止して前記取付け部材を前記パネル本体の裏面に固定し、前記取付け部材を前記車両に固定したこと
    前記係止爪には、前記係止孔を貫通できる板状つまみ部が前端側に形成され、前記係止孔に係止する爪部が基端側に形成されたこと、
    前記板状つまみ部は、湾曲した状態で前記パネル本体の裏面に当接し、当該板状つまみ部が湾曲することによって、前記爪部は前記係止孔からズレて外れにくくなることを特徴とする車両用樹脂部品の取付け構造。
  2. 請求項1に記載された車両用樹脂部品の取付け構造において、
    前記取付け部材は、前記係止爪と対向する端部がインテグラルヒンジを介して前記パネル本体の外周縁に連結されていることを特徴とする車両用樹脂部品の取付け構造。
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