JP6155290B2 - 計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばロータリーテーブル型の射出成形装置等、複数の金型を有し個々の金型に選択的に成形材料を射出する射出成形装置に備えられたセンサからの検出信号を計測対象信号として入力しサンプリングする計測装置についての技術分野に関する。
特開2008−36975号公報 特開2008−254260号公報 特開2005−119117号公報
射出成形装置に設置したセンサと計測装置とを有して構成される射出成形計測システムが知られている。射出成形計測システムは、射出成形装置に設けられた金型内における樹脂等の成形材料の挙動を上記センサにより検出し、波形としてパーソナルコンピュータ等の情報処理装置にリアルタイム出力可能とされている。計測データを利用することで、最適な成形条件の設定、不良品の自動選別、品質管理、金型の評価等、様々な用途に活用することができる。また、射出成形計測システムでは、センサの検出信号に基づく計測値を監視し、異常の発生に応じてアラーム出力を行うことも可能とされている。このアラーム出力により、射出成形装置の停止や不良品の識別を行うことが可能となる。
なお、上記特許文献1には、射出成形装置に設けられたセンサ(ロードセル20)がキャビティ内の樹脂の圧力を検出し、該センサの検出信号をアンプ装置によりサンプリングする技術が開示されている。
射出成形装置としては、例えばロータリーテーブル型等、複数の金型を有し個々の金型に選択的に成形材料を射出するものが知られている(例えば上記特許文献2、3等を参照)。例えば、ロータリーテーブル上にA面、B面としての2個の金型が設けられている場合には、ロータリーテーブルの回転に伴いA面、B面に対し交互に成形材料が射出される。
ここで、上記のように複数の金型に選択的に成形材料を射出する射出成形装置についての射出成形計測システムにおいては、金型ごとに個別に計測や異常判定を行うことが望まれる。
このような金型ごとの計測や異常判定を可能とするためには、射出成形装置においてセンサを金型ごとに設け、金型ごとに得られるセンサ検出信号を金型の数と同数用意した計測装置にそれぞれ入力するシステム構成が考えられる。
しかしながら、金型ごとに計測装置を用いることはコストアップに繋がり望ましくない。
そこで、本発明では上記した問題点を克服し、複数の金型の個々に選択的に成形材料を射出する射出成形装置についての射出成形計測システムに関して、金型ごとにセンサ検出信号に基づく計測をし分けることのできる計測装置を提供し、コストアップの防止を図ることを目的とする。
本発明に係る計測装置は、複数の金型を有し個々の前記金型に選択的に成形材料を射出する射出成形装置に備えられたセンサからの検出信号を計測対象信号として入力しサンプリングする計測装置であって、個々の前記金型に対する前記成形材料の射出タイミングを表すものとして前記射出成形装置が出力する複数のトリガ信号を入力する複数の入力端子と、前記トリガ信号が入力された前記入力端子の別に基づき前記成形材料の射出が行われる前記金型を判定する金型判定を行う演算部と、を備えたものである。
このような計測装置によれば、何れの入力端子への入力であるかにより、入力トリガ信号が何れの金型についてのトリガ信号であるかを識別可能とされる。
上記した本発明に係る計測装置においては、前記演算部は、前記金型判定の判定結果に基づいて前記検出信号に基づく計測処理を前記金型ごとに実行し分けことが望ましい。
これにより、成形材料の射出対象とされる金型ごとに計測処理を個別に行うことが可能とされる。
上記した本発明に係る計測装置においては、前記演算部は、前記トリガ信号の入力ごとに前記検出信号に基づく計測値の異常判定を行い、該異常判定により異常と判定された場合にアラーム信号を出力することが望ましい。
これにより、成形材料の射出対象とされる金型ごとに異常判定及びアラーム出力を行うことが可能とされる。
上記した本発明に係る計測装置においては、前記演算部は、前記金型判定の判定結果に基づき前記異常判定の判定手法を選択することが望ましい。
これにより、金型の別に応じて適応的に異常判定手法を切り替えることが可能とされる。
上記した本発明に係る計測装置は、前記センサは前記金型に対する前記成形材料の圧力を検出する圧力センサとされ、前記検出信号に基づき圧力計測を行うことが望ましい。
金型(キャビティ)に対する成形材料の圧力は、成形の良否を左右する重要な項目である。
上記した本発明に係る計測装置は、前記トリガ信号として、前記金型がロータリーテーブル上に配置されたロータリーテーブル型の前記射出成形装置が出力するトリガ信号を入力することが望ましい。
ロータリーテーブル型の射出成形装置は、複数の金型が回転して位置が入れ替わるため、何れの金型に対して成形材料の射出が行われているかを作業員等が目視しても識別し難く、従って本発明の計測装置をロータリーテーブル型の射出成形装置に適用することは特に好適である。
本発明によれば、複数の金型の個々に選択的に成形材料を射出する射出成形装置についての射出成形計測システムに関して、金型ごとにセンサ検出信号に基づく計測をし分けることのできる計測装置を提供することができ、コストアップの防止を図ることができる。
第1の実施の形態としての射出成形計測システムの構成概要を示した図である。 第1の実施の形態としての計測装置の内部構成について説明するための図である。 管理ソフトによる設定画面の例を示している。 圧力計測値についての異常判定手法について説明するための図である。 圧力計測処理のフローチャートである。 第2の実施の形態としての射出成形計測システムの構成を説明するための図である。
以下、本発明に係る実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態としての射出成形計測システム100の構成概要を示した図である。
図示するように射出成形計測システム100は、射出成形装置50と、計測装置1と、中継ボックス2と、パーソナルコンピュータ3とを備えている。
射出成形装置50は、竪型としての構成が採られ、ロータリーテーブル52を有するロータリーテーブル型の射出成形装置とされている。ロータリーテーブル52は、固定ステージ51上に配置され、該ロータリーテーブル52上には複数の下金型53が配置されている。本例の場合、下金型53としては下金型53−1と下金型53−2の二つが配置されている。以下、下金型53−1については「第一金型53−1」、下金型53−2については「第二金型53−2」とも表記する。
ロータリーテーブル52は、モータ54により図中の矢印Rの方向に回転駆動可能とされており、ロータリーテーブル52の回転に伴い、第一金型53−1と第二金型53−2の位置を入れ替えることが可能とされている。
また、射出成形装置50には、上金型60が取り付けられた可動ステージ61と、上金型60に対して成形材料を射出する射出シリンダー55と、射出シリンダー55内のスクリュー56を回転駆動するための射出モータ59と、これら可動ステージ61、射出シリンダー55、及び射出モータ59を図中矢印Vで表す方向すなわちロータリーテーブル52上に配置された第一金型53−1又は第二金型53−2に対して接離する方向に一体的に変位させるための駆動機構及びモータを有した駆動部62と、モータ54、射出モータ59、及び駆動部62を制御する制御部63とが備えられている。
制御部63は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CPU(Central Processing Unit)を有するマイクロコンピュータを備えて構成されている。
射出シリンダー55には、該射出シリンダー55内に例えば樹脂による成形材料を投入するための材料投入部58と、投入された成形材料を溶融させるためのヒータ57が備えられている。
制御部63は、モータ54、射出モータ59、及び駆動部62を制御することで、上金型60と第一金型53−1とを用いた射出成形と、上金型60と第二金型53−2とを用いた射出成形とを実現する。具体的に、制御部63は、第一金型53−1が上金型60と対向する位置に配置されるようにモータ54を制御し、その状態で上金型60が第一金型53−1に近づく方向に変位されるように駆動部62を制御して、上金型60と第一金型53−1との型閉を行う。さらに、その状態で射出モータ59を回転させることで、溶融状態の形成材料を射出シリンダー55から型閉された上金型60と第一金型53−1とにより形成されるキャビティ内に射出させる。これにより、上金型60と第一金型53−1とを用いた射出成形が実現される。
なお、以下、上金型60と第一金型53−1とを用いた射出成形が行われる期間を「第一射出成形期間」と表記する。
そして、第一射出成形期間の終了後、制御部63は、第二金型53−2が上金型60と対向する位置に配置されるようにモータ54を制御し、その状態で上金型60が第二金型53−2に近づく方向に変位されるように駆動部62を制御して、上金型60と第二金型53−2との型閉を行う。さらに、その状態で射出モータ59を回転させることで、溶融状態の形成材料を射出シリンダー55から型閉された上金型60と第二金型53−2とにより形成されるキャビティ内に射出させる。これにより、上金型60と第二金型53−2とを用いた射出成形が実現される。
このように上金型60と第二金型53−2とを用いた射出成形が行われる期間を以下「第二射出成形期間」と表記する。
本例の計測装置1は、上記した第一射出成形期間、第二射出成形期間に射出される成形材料の圧力を計測するための圧力計測装置として構成されている。
射出成形装置50には、圧力検出を行うための圧力センサSnが第一金型53−1と第二金型53−2の双方に設けられている。第一金型53−1に設けられた圧力センサSnは「第一圧力センサSn−1」と表記し、第二金型53−2に設けられた圧力センサSnは「第二圧力センサSn−2」と表記する。
これらの圧力センサSnとしては、例えば、直接式のフラッシュマウント形センサ、間接式のボタン形センサ、エジェクタピン形センサ等を用いることができる。
本例において、第一圧力センサSn−1、第二圧力センサSn−2としては例えばダイアフラムゲージ(Diaphragm Gauge)式の圧力センサが用いられ、圧力の計測可能範囲は例えば0〜100MPa(メガパスカル)程度である。
第一圧力センサSn−1は、第一射出成形期間に上金型60と第一金型53−1とにより形成されるキャビティに対する成形材料の射出圧力を検出可能に第一金型53−1に対して取り付けられている。
第二圧力センサSn−2は、第二射出成形期間に上金型60と第二金型53−2とにより形成されるキャビティに対する成形材料の射出圧力を検出可能に第二金型53−2に対して取り付けられている。
計測装置1に対しては、第一圧力センサSn−1による第一検出信号Ss−1、第二圧力センサSn−2による第二検出信号Ss−2が中継ボックス2を介して入力される。
中継ボックス2は、複数系統(チャンネル)の検出信号Ssを入力可能に構成され、入力された複数の検出信号Ssを一本の中継ケーブルを介して計測装置1に出力可能に構成されている。
なお、本例の場合、中継ボックス2及び中継ケーブルは、最大で例えば4CH(チャンネル)分の検出信号Ssの伝送に対応している。すなわち、本例における計測装置1には、一本の中継ケーブルにより最大で4CH分の検出信号Ssを入力可能とされている。
計測装置1には、射出成形装置50の制御部63より第一トリガ信号St−1と第二トリガ信号St−2が入力される。第一トリガ信号St−1は、第一射出成形期間の開始タイミングを表すものとして制御部63が生成する信号であり、第二トリガ信号St−2は第二射出成形期間の開始タイミングを表すものとして制御部63が生成する信号である。
計測装置1は、これら第一トリガ信号St−1、第二トリガ信号St−2と、第一検出信号Ss−1、第二検出信号Ss−2とに基づき、第一射出成形期間、第二射出成形期間における圧力の計測を行う。
また、計測装置1は、第一射出成形期間、第二射出成形期間における圧力の計測値を監視して計測値の異常判定を行い、異常判定の結果に基づき第一アラーム信号Sa−1、第二アラーム信号Sa−2の出力を行うが、これらについては後述する。
なお、第一アラーム信号Sa−1、第二アラーム信号Sa−2は、異常通知信号として射出成形装置50(制御部63)に対して入力させることが可能である。
計測装置1による圧力の計測結果は、計測装置1と接続されたパーソナルコンピュータ3により閲覧可能とされている。
パーソナルコンピュータ3には、計測装置1による圧力の計測について管理を行うための管理ソフトウェア(以下「管理ソフト」と略称する)がインストールされている。この管理ソフトにより、作業員等はパーソナルコンピュータ3のディスプレイを介して計測装置1による圧力計測結果を閲覧可能とされている。
また、本例では、管理ソフトを用いた設定により、作業員等は圧力計測結果をパーソナルコンピュータ3におけるHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Disk)等の所定の記憶装置に収録させることが可能とされている。
図2は、計測装置1の内部構成について説明するための図である。
なお、図2では計測装置1の内部構成と共に、中継ボックス2及びパーソナルコンピュータ3も併せて示している。
計測装置1には、前述した中継ケーブルを介して中継ボックス2が接続される端子部11と、第一トリガ信号St−1が入力される第一トリガ信号入力端子Tt−1と、第二トリガ信号St−2が入力される第二トリガ信号入力端子Tt−2と、外部の情報処理装置、特に本例ではパーソナルコンピュータ3との間でデータ通信を行うためのデータ通信端子Teと、第一アラーム信号Sa−1の出力端子である第一アラーム信号出力端子Ta−1と、第二アラーム信号Sa−2の出力端子である第二アラーム信号出力端子Ta−2と、複数のA/Dコンバータ12と、ROM、RAM、CPUを有するマイクロコンピュータを備えて構成された演算部10とを備えている。
なお、本例では、データ通信端子Teはイーサネット(Ethernet:登録商標)端子とされ、計測装置1とパーソナルコンピュータ3との間の接続はLAN(Local Area Network)ケーブルを介して行われる。
端子部11は、中継ケーブルのコネクタを着脱自在に構成され、該中継ケーブルにより伝送可能な検出信号Ssのチャンネル数(本例では4CH)と同数の検出信号の入力端子が形成されている。
A/Dコンバータ12は、中継ケーブルにより伝送可能な検出信号Ssのチャンネル数と同数設けられている。本例では、圧力センサSnの数は二つとされ、計測装置1への入力検出信号のチャンネル数は2CH分とされていることから、A/Dコンバータ12としてはA/Dコンバータ12−1、A/Dコンバータ12−2の二つのみを示し、他のA/Dコンバータ12の図示は省略している。A/Dコンバータ12−1は、端子部11における第一検出信号Ss−1の入力端子と接続されたA/Dコンバータ12であり、A/Dコンバータ12−2は端子部11における第二検出信号Ss−2の入力端子と接続されたA/Dコンバータ12である。
A/Dコンバータ12−1、A/Dコンバータ12−2は、入力された第一検出信号Ss−1、第二検出信号Ss−2をA/D変換(サンプリング)して演算部10に出力する。
演算部10には、これらA/D変換された第一検出信号Ss−1、第二検出信号Ss−2と共に、第一トリガ信号入力端子Tt−1、第二トリガ信号入力端子Tt−2を介して第一トリガ信号St−1、第二トリガ信号St−2が個別に入力される。
演算部10は、これらの入力信号に基づき、第一金型53−1側についての圧力の計測値の演算及び計測値の異常判定と、第二金型53−2側についての圧力の計測値の演算及び計測値の異常判定とを実行し分ける。
この際、第一トリガ信号St−1、第二トリガ信号St−2の何れの入力に対応して何れのチャンネルの入力検出信号の計測値演算・異常判定を行うかは、パーソナルコンピュータ3における前述した管理ソフトにより作業員等が計測装置1に対して事前に設定可能とされている。
図3は、管理ソフトによる設定画面の例を示している。
図示するように該設定画面には、検出信号Ssのチャンネル(CH)ごとに、使用/不使用を選択するためのチェックボックス(図中「Use」の項目)と、チャンネルと金型との対応関係を定めるための金型番号入力ボックスとが表示されている(図中「Mold」の項目)。本例の場合、金型番号「1」は第一金型53−1、金型番号「2」は第二金型53−2に対応している。換言すれば、金型番号「1」は第一トリガ信号St−1を、金型番号「2」は第二トリガ信号St−2を選択する情報として機能する。
図3では、CH1に第一圧力センサSn−1を接続し、CH2に第二圧力センサSn−2を接続した場合に対応して、CH1の金型番号を「1」、CH2の金型番号を「2」と設定した場合を例示している。
作業員等は、パーソナルコンピュータ3を計測装置1に接続した状態で上記の設定画面によりチャンネルと金型との対応関係の設定を行う。
図4は、演算部10が行う圧力計測値についての異常判定手法について説明するための図であり、射出成形時に得られる検出信号Ssに基づく圧力計測値の遷移を模式的に表している。
計測値の異常判定は、計測値が予め設定されたウィンドウW内に現れるか否かにより行う。ウィンドウWの範囲は、監視対象期間wsと監視対象範囲wpとによって定義される。監視対象期間wsは、射出成形の開始時点(第一トリガ信号St−1又は第二トリガ信号St−2が入力された時点)以降の期間として可変設定が可能なパラメータであり、監視対象範囲wpとしても可変設定が可能なパラメータとされている。これら監視対象期間ws及び監視対象範囲wpは前述した管理ソフトによって作業員等が計測装置1(演算部10)に対して設定可能とされている。
本例では、監視対象期間ws及び監視対象範囲wpは、前述した金型番号「1」「2」ごとに個別に設定可能とされている。
図5は、演算部10による圧力計測処理のフローチャートである。
なお、図5に示す処理は、演算部10におけるCPUが前述したROM等の所定の記憶装置に記憶されたプログラムに基づき実行するものである。
図5においては、先の図3で説明したように検出信号SsのCH1には第一検出信号Ss−1が、CH2には第二検出信号Ss−2が入力されるようにセンサ接続が行われ、CH1に対して金型番号「1」(第一トリガ信号St−1)が、CH2に対して金型番号「2」(第二トリガ信号St−2)がそれぞれ設定された場合(つまりCHに対するセンサ接続及びトリガ信号Stの対応づけが正しく行われている場合)を前提として説明を行う。
図5において、演算部10は、ステップS101でトリガ信号Stの入力を待機する。すなわち、第一トリガ信号入力端子Tt−1に対する第一トリガ信号St−1の入力、又は第二トリガ信号入力端子Tt−2に対する第二トリガ信号St−2の入力の何れかを待機する。
何れかのトリガ信号Stが入力された場合、演算部10はステップS102で第一/第二金型判定を行う。すなわち、入力されたトリガ信号Stが第一トリガ信号入力端子Tt−1に対する第一トリガ信号St−1か、又は第二トリガ信号入力端子Tt−2に対する第二トリガ信号St−2かを判定する。
第一トリガ信号St−1の入力であった場合、演算部10はステップS103に進み、第一金型計測・波形データ生成処理を開始する。すなわち、設定により金型番号「1」が対応づけられたCH1の入力検出信号(第一検出信号Ss−1)に基づく圧力計測値の演算処理、及び算出した圧力計測値に基づく波形データの生成処理を開始する。
続くステップS104で演算部10は、計測値監視処理を開始する。すなわち、前述したウィンドウWを用いた異常判定のための計測値の監視処理を開始する。
そして、次のステップS105で演算部10は、計測値が異常であるか否かを判定する。本例の場合、計測値の異常判定処理は、前述した管理ソフトで金型番号ごとに設定されたウィンドウWを用いて行う。具体的に、ステップS105では、入力された第一トリガ信号St−1に対応する金型番号「1」に対応して設定されたウィンドウWを選択し、該選択したウィンドウWを用いて異常判定を行う。
ステップS105において、計測値が異常でないと判定した場合、演算部10はステップS107に進んで第一金型計測データ収録処理を行う。すなわち、ステップS103の第一金型計測・波形データ生成処理に基づき得られた計測データを収録する処理である。
一方、ステップS105において、計測値が異常であると判定した場合、演算部10はステップS107に進んで第一アラーム信号Sa−1の出力処理を行い、ステップS107のデータ収録処理を実行する。
ここで、ステップS107における計測データの収録処理としては、計測履歴データ、及び波形データの収録処理を行う。計測履歴データは、算出した計測値、ショット回数(射出回数)、ショット時刻(例えばステップS101でトリガ信号Stの入力が検出された時刻)、及び異常判定の判定結果の各情報に対し、入力されたトリガ信号Stに対応する金型番号(この場合は「1」)を対応づけた情報である。波形データは、例えば算出した計測値に基づき生成される波形描画用のデータである。
これら計測履歴データ及び波形データとしての計測データの収録は、管理ソフトを用いて行われた設定に基づき、計測装置1のみ、又は計測装置1とパーソナルコンピュータ3の双方に行う。このとき、波形データは、第一金型53−1、第二金型53−2の何れの金型に対応するデータであるかを識別可能に収録する(例えば対応する金型番号を対応づけて収録する)。
演算部10は、ステップS107のデータ収録処理を実行したことに応じて先のステップS101に戻る。
続いて、先のステップS102において、入力されたトリガ信号Stが第二トリガ信号St−2であった場合、演算部10はステップS108に進み、第二金型計測・波形データ生成処理の開始として、設定により金型番号「2」が対応づけられたCH2の入力検出信号(第二検出信号Ss−2)に基づく圧力計測値の演算処理、及び算出した圧力計測値に基づく波形データの生成処理を開始する。
続くステップS109で演算部10は、計測値監視処理の開始として、前述したウィンドウWを用いた異常判定のための計測値の監視処理を開始し、次のステップS110で計測値が異常であるか否かを判定する。ステップS110における異常判定処理としても、管理ソフトによる設定に基づき、入力されたトリガ信号Stに対応する金型番号(この場合は第二トリガ信号St−2に対応する金型番号「2」)に対して設定されたウィンドウWを選択し、該選択したウィンドウWを用いて行う。
ステップS110において、計測値が異常でないと判定した場合、演算部10はステップS112に進んで第二金型計測データ収録処理、すなわちステップS108の第二金型計測・波形データ生成処理に基づき得られた計測データを収録する処理を行う。ステップS112のデータ収録処理としても、先のステップS107のデータ収録処理と同様、計測履歴データ及び波形データの収録を行う。なお、この場合における計測履歴データは、算出した計測値、ショット回数、ショット時刻、及び異常判定の判定結果の各情報に対して金型番号「2」を対応づけた情報となることは言うまでもない。また、ステップS112においても、計測履歴データ及び波形データとしての計測データの収録は管理ソフトを用いて行われた設定に基づいて計測装置1のみ、又は計測装置1とパーソナルコンピュータ3の双方に行う。この場合も、波形データは何れの金型に対応するデータであるかを識別可能に収録する。
一方、ステップS110において計測値が異常であると判定した場合、演算部10はステップS111に進んで第二アラーム信号Sa−2の出力処理を行い、ステップS112のデータ収録処理を実行する。
演算部10は、ステップS112のデータ収録処理を実行したことに応じてステップS101に戻る。
上記のように第1の実施の形態の計測装置(計測装置1)は、複数の金型(第一金型53−1、第二金型53−2)を有し個々の金型に選択的に成形材料を射出する射出成形装置(50)に備えられたセンサ(第一圧力センサSn−1、第二圧力センサSn−2)からの検出信号を計測対象信号として入力しサンプリングする計測装置であって、個々の金型に対する成形材料の射出タイミングを表すものとして射出成形装置が出力する複数のトリガ信号を入力する複数の入力端子(第一トリガ信号入力端子Tt−1、第二トリガ信号入力端子Tt−2)を備えている。
このような計測装置によれば、何れの入力端子への入力であるかにより、入力トリガ信号が何れの金型についてのトリガ信号であるかを識別可能とされる。
従って、金型ごとにセンサ検出信号に基づく計測をし分けることのできる計測装置を提供することができる。この結果、射出成形装置の金型ごとに計測装置を用意する必要がなくなり、コストアップの防止を図ることができる。
また、第1の実施の形態の計測装置は、トリガ信号が入力された入力端子の別に基づき成形材料の射出が行われる金型を判定する金型判定を行い、該金型判定の判定結果に基づいて検出信号に基づく計測処理を金型ごとに実行し分ける演算部(演算部10)を備えている。
これにより、成形材料の射出対象とされる金型ごとに計測処理を個別に行うことが可能とされる。
従って、金型ごとにセンサ検出信号に基づく計測をし分けることのできる計測装置を提供することができる。
さらに、第1の実施の形態の計測装置においては、演算部は、トリガ信号の入力ごとに検出信号に基づく計測値の異常判定を行い、該異常判定により異常と判定された場合にアラーム信号を出力している。
これにより、成形材料の射出対象とされる金型ごとに異常判定及びアラーム出力を行うことが可能とされる。すなわち、金型ごとに計測装置を設けることなく、金型ごとの異常判定及びアラーム出力を行うことができる。
さらにまた、第1の実施の形態の計測装置においては、演算部は、金型判定の判定結果に基づき異常判定の判定手法を選択している。
これにより、金型の別に応じて適応的に異常判定手法を切り替えることが可能とされる。
従って、異常判定の精度向上を図ることができる。
また、第1の実施の形態の計測装置においては、センサは金型に対する成形材料の圧力を検出する圧力センサとされ、検出信号に基づき圧力計測を行っている。
金型(キャビティ)に対する成形材料の圧力は、成形の良否を左右する重要な項目である。
従って、圧力計測を行う計測装置は、良品の生成に資するものである。
さらに、第1の実施の形態の計測装置は、トリガ信号として、金型がロータリーテーブル上に配置されたロータリーテーブル型の射出成形装置が出力するトリガ信号を入力している。
ロータリーテーブル型の射出成形装置は、複数の金型が回転して位置が入れ替わるため、何れの金型に対して成形材料の射出が行われているかを作業員等が目視しても識別し難い。
従って、第1の実施の形態の計測装置は、ロータリーテーブル型の射出成形装置に適用して特に好適なものである。
なお、第1の実施の形態においては、金型ごとに圧力センサSnを設ける例を挙げたが、例えば先に挙げた特許文献1のように射出シリンダ55側に圧力センサSnを設け、該圧力センサSnにより上金型60と第一金型53−1が型閉された場合、上金型60と第二金型53−2が型閉された場合のそれぞれの圧力を検出する構成とすることもできる。
この場合、計測装置1に対しては検出信号Ssが1チャンネル分のみ入力されるが、この場合の計測装置1では、このように1チャンネルのみ入力される検出信号Ssについて、入力されるトリガ信号Stの別に応じて第一金型53−1、第二金型53−2についての計測処理を実行し分ければよい。つまり、この場合は計測対象とする検出信号チャンネルをトリガ信号Stの別に応じて切り替えることは不要である。また、管理ソフトを用いてセンサの接続チャンネルと金型番号との対応関係を計測装置1に事前に設定することも不要である。
また、上記では、計測装置1に対し検出信号SsのチャンネルごとにA/Dコンバータ12を設ける場合を例示したが、各チャンネルが一つのA/Dコンバータ12を共用する構成とすることもできる。その場合は、端子部11を介して入力される第一検出信号Ss−1、第二検出信号Ss−2の何れかを選択するセレクタを設け、演算部10が該セレクタに選択させた検出信号Ss−1を入力するように構成すればよい。
A/Dコンバータ12を一つにできることで、計測装置1における基板面積の縮小化を図ることができ、また1チャンネル当たりの単価が下がることにより計測装置1のコスト削減を図ることができる。
また、上記では、計測装置1に対して各圧力センサSnの検出信号Ssを中継ボックス2を介して入力する場合を例示したが、計測装置1としては、各圧力センサSnからの検出信号Ssを直接入力可能に構成されてもよい。
続いて、第2の実施の形態について説明する。
図6は、第2の実施の形態としての射出成形計測システム100Aの構成を説明するための図である。
なお、第2の実施の形態において、既に第1の実施の形態で説明済みとなった部分と同様となる部分については同一符号を付して説明を省略する。また、図6では図示の都合からパーソナルコンピュータ3を省略して示している。
第2の実施の形態の射出成形計測システム100Aは、中継ケーブルを接続する端子部11を複数有した計測装置1Aが用いられる場合に対応して、中継ボックス2を金型(下金型53)の数と同数用意し、それら中継ボックス2の個々に対してそれぞれ対応する一つの検出信号Ssを入力するようにした上で、計測装置1Aが、端子部11ごとに入力検出信号についての計測処理を行うことで、金型ごとに個別の計測処理を行うものである。
射出成形計測システム100Aにおいては、射出成形装置50に代えて射出成形装置50Aが、計測装置1に代えて計測装置1Aがそれぞれ設けられている。
射出成形装置50Aは、制御部63に代えて制御部63Aが設けられた点が射出成形装置50と異なる。制御部63Aは、第一トリガ信号St−1、第二トリガ信号St−2の出力は行わず、単一のトリガ信号Strを出力する点が制御部63と異なる。トリガ信号Strは、前述した第一射出成形期間と第二射出成形期間とを併せた期間を1つの射出成形期間とし、該射出成形期間の開始タイミングを表す信号である(つまり第一トリガ信号St−1に相当する信号)。
本例の場合、下金型53として第一金型53−1と第二金型53−2の二つが設けられた射出成形装置50Aに対応して、中継ボックス2としては中継ボックス2−1と中継ボックス2−2の二つが設けられ、中継ボックス2−1には第一検出信号Ss−1が、中継ボックス2−2には第二検出信号Ss−2がそれぞれ入力される。
計測装置1Aには、端子部11として端子部11−1と端子部11−2の二つが設けられ、端子部11−1には中継ケーブルを介して中継ボックス2−1が接続され、端子部11−2には別の中継ケーブルを介して中継ボックス2−2が接続されている。
ここで、本例の場合、第一圧力センサSn−1を中継ボックス2−1又は中継ボックス2−2の何れに接続したかの情報、すなわち第一検出信号Ss−1が端子部11−1又は端子部11−2の何れに入力されるかの情報と、第二圧力センサSn−2を中継ボックス2−1又は中継ボックス2−2の何れに接続したかの情報、すなわち第二検出信号Ss−2が端子部11−1又は端子部11−2の何れに入力されるかの情報が、前述した管理ソフトを用いて計測装置1Aに予め設定される。
さらに、計測装置1Aに対しては、第一圧力センサSn−1を中継ボックス2−1側の何れのチャンネルの入力端子に接続したか(第一検出信号Ss−1が中継ボックス2−1側の何れのチャンネルに入力されるか)、及び第二圧力センサSn−2を中継ボックス2−2側の何れのチャンネルの入力端子に接続したか(第二検出信号Ss−2が中継ボックス2−2側の何れのチャンネルに入力されるか)の情報も、管理ソフトを用いて予め計測装置1Aに設定される。
図示は省略したが、計測装置1Aにおいては、端子部11ごとに、入力可能なチャンネル数(本例では4チャンネル)と同数のA/Dコンバータ12が設けられている。図中では、これら端子部11ごとに設けられたA/Dコンバータ12のうち、第一検出信号Ss−1、第二検出信号Ss−2が入力されるチャンネルに対応して設けられたA/Dコンバータ12−1、A/Dコンバータ12−2のみを抽出して示している。A/Dコンバータ12−1は、端子部11−1を介して第一検出信号Ss−1が入力され、A/Dコンバータ12−2は端子部11−2を介して第二検出信号Ss−2が入力される。
計測装置1Aには、トリガ信号入力端子としてトリガ信号入力端子Ttのみが設けられ、該トリガ信号入力端子Ttに対して制御部63Aからのトリガ信号Strが入力される。
計測装置1Aには、演算部10に代えて演算部10Aが設けられ、該演算部10Aに対してトリガ信号Str、及びA/D変換後の第一検出信号Ss−1、第二検出信号Ss−2が入力される。
演算部10Aは、トリガ信号Strが入力されたことに応じて、端子部11−1を介して入力される検出信号Ssに基づく計測処理と、端子部11−2を介して入力される検出信号Ssに基づく計測処理をそれぞれ並行して実行する。
具体的に、本例においては、管理ソフトにより事前設定された端子部11と金型番号との対応情報、及び端子部11ごとに設定されたチャンネル情報に基づき、金型番号「1」が対応づけられた端子部11−1における設定されたチャンネルに入力される検出信号Ss(つまり第一検出信号Ss−1)に基づいた計測処理と、金型番号「2」が対応づけられた端子部11−2における設定されたチャンネルに入力される検出信号Ss(つまり第二検出信号Ss−2)に基づいた計測処理とを並行して実行する。
この際、前者の計測処理では、前述した計測履歴データとして、端子部11−1に対して設定された金型番号「1」を対応づけた計測履歴データを生成して収録を行う。また、後者の計測処理では、端子部11−2に対して設定された金型番号「2」を対応づけた計測履歴データを生成して収録を行う。この場合も、上記それぞれの計測処理で波形データを収録する際には、何れの金型に対応するデータであるかを識別可能に収録を行う。
また、後者の計測処理では、前者の計測処理と比較して、トリガ信号Strが入力されたタイミングから検出信号Ssの立ち上がりタイミングまでに大きなタイムラグがあることから、計測値の異常判定にあたっては、該タイムラグを考慮してウィンドウWの監視対象期間wsを設定する。
上記により説明した第2の実施の形態によっても、金型ごとにセンサ検出信号に基づく計測をし分けることのできる計測装置を提供することができる。
従って、複数の金型の個々に選択的に成形材料を射出する射出成形装置についての射出成形計測システムとして、射出成形装置の金型ごとに計測装置を用意する必要がなくなり、コストアップの防止を図ることができる。
なお、上記では、金型番号と検出信号Ssとの対応関係を計測装置1Aに対して任意に設定可能とする場合を例示したが、例えば、端子部11−1における所定のチャンネルに入力された検出信号Ssを金型番号「1」に対応する検出信号Ss(つまり第一検出信号Ss−1)と認識し、端子部11−2における所定のチャンネルに入力された検出信号Ssを金型番号「2」に対応する検出信号Ss(つまり第二検出信号Ss−2)と認識するように計測装置1Aを構成しておくことで、上記のような検出信号Ssと端子部11及びチャンネルとの対応関係についての事前設定は不要とすることもできる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記した具体例に限定されるべきものではなく、多様な変形例が考えられる。
例えば、上記では、ロータリーテーブル型の射出成形装置に本発明の計測装置を適用する例を挙げたが、本発明の計測装置は、例えば水平方向にスライド自在とされたスライドステージ上に複数の金型が配置されて金型ごとに個別に成形材料を射出可能とされたスライド型の射出成形装置など、複数の金型の個々に選択的に成形材料を射出する射出成形装置に対して適用可能なものである。
また、本発明の計測装置は、竪型に限らず、横型等の他の射出成形装置にも好適に適用できる。
また、上記では、圧力計測を行う計測装置を例示したが、本発明の計測装置は、温度センサの検出信号に基づく成形材料や金型表面温度の計測、光センサ等の検出信号に基づく成形材料の流速計測、赤外線センサ等の検出信号に基づくフローフロント計測(例えば成形樹脂がキャビティ内の所定位置に到達するまでの時間の計測)、位置センサ等の検出信号に基づく型閉時における金型同士の位置ズレ量の計測(型開き量の計測)等、射出成形に係る他の計測を行う場合にも好適に適用できる。
なお、圧力以外の計測を行う場合にも、入力されるトリガ信号の別に応じて異常判定の手法を切り替えることができる。
1,1A…計測装置、2…中継ボックス、10…演算部、11,11−1,11−2…端子部、12,12−1,12−2…A/Dコンバータ、Tt,Tt−1,Tt−2…トリガ信号入力端子、Ta−1,Ta−2…アラーム信号出力端子、53−1…第一金型(下金型)、53−2…第二金型(下金型)、Sn−1…第一圧力センサ,Sn−2…第二圧力センサ、60…上金型、100,100A…射出成形計測システム

Claims (6)

  1. 複数の金型を有し個々の前記金型に選択的に成形材料を射出する射出成形装置に備えられたセンサからの検出信号を計測対象信号として入力しサンプリングする計測装置であって、
    個々の前記金型に対する前記成形材料の射出タイミングを表すものとして前記射出成形装置が出力する複数のトリガ信号を入力する複数の入力端子と、
    前記トリガ信号が入力された前記入力端子の別に基づき前記成形材料の射出が行われる前記金型を判定する金型判定を行う演算部と、を備えた
    計測装置。
  2. 前記演算部は、
    前記金型判定の判定結果に基づいて前記検出信号に基づく計測処理を前記金型ごとに実行し分け
    請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記演算部は、
    前記トリガ信号の入力ごとに前記検出信号に基づく計測値の異常判定を行い、
    該異常判定により異常と判定された場合に、前記金型判定の判定結果から特定される前記金型についてのアラーム信号を出力する
    請求項2に記載の計測装置。
  4. 前記演算部は、
    前記金型判定の判定結果に基づき前記異常判定の判定手法を選択する
    請求項2又は請求項3に記載の計測装置。
  5. 前記センサは前記金型に対する前記成形材料の圧力を検出する圧力センサとされ、前記検出信号に基づき圧力計測を行う
    請求項1乃至請求項4の何れかに記載の計測装置。
  6. 前記トリガ信号として、前記金型がロータリーテーブル上に配置されたロータリーテーブル型の前記射出成形装置が出力するトリガ信号を入力する
    請求項1乃至請求項5の何れかに記載の計測装置。
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