JP6154276B2 - 表示装置、表示方法、再生装置、再生方法、およびプログラム - Google Patents

表示装置、表示方法、再生装置、再生方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6154276B2
JP6154276B2 JP2013202648A JP2013202648A JP6154276B2 JP 6154276 B2 JP6154276 B2 JP 6154276B2 JP 2013202648 A JP2013202648 A JP 2013202648A JP 2013202648 A JP2013202648 A JP 2013202648A JP 6154276 B2 JP6154276 B2 JP 6154276B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
input
mode
items
operation member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013202648A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015069383A (ja
Inventor
潤一郎 尾中
潤一郎 尾中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013202648A priority Critical patent/JP6154276B2/ja
Publication of JP2015069383A publication Critical patent/JP2015069383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6154276B2 publication Critical patent/JP6154276B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

この発明は、表示装置、表示方法、再生装置、再生方法、およびプログラムに関する。
従来、複数のリスト項目をスクロール表示する際に、中央部のリスト項目を最も大きく、かつ最も明るく表示し、この中央部から離れることに伴ってリスト項目の大きさおよび明るさを減少傾向に変化させる情報表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2010/146684号
ところで、上記従来技術に係る情報表示装置によれば、スクロールの速度が増大することに伴い、リスト項目の大きさが変化する速度が速くなり、視覚的な煩わしさが増大するという問題が生じる。また、複数のリスト項目から所望のリスト項目を見つけ出すために画面を注視する必要があり、視覚的な刺激が増大する虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、スクロール表示される複数の表示項目のうちから選択対象としての表示項目を選択するための選択操作の利便性を向上させることが可能な表示装置、表示方法、再生装置、再生方法、およびプログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る表示装置は、操作者の操作入力を受け付ける入力操作部材(例えば、実施形態でのタッチパネル11)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた表示を行なう表示手段(例えば、実施形態でのタッチパネル11が兼ねる)と、複数の表示項目を記憶する記憶手段(例えば、実施形態での記憶部13)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じて、前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えながら何れか1つを選択対象として選択可能にしつつ、前記表示手段による前記複数の表示項目のスクロール表示を制御する制御手段(例えば、実施形態での制御部14)と、を備え、前記制御手段は、前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する前記操作入力の操作量の変化に追従するようにして前記表示項目の表示形態を滑らかに変化させる。
(2)本発明の一態様に係る表示方法は、操作者の操作入力を受け付ける入力操作部材(例えば、実施形態でのタッチパネル11)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた表示を行なう表示手段(例えば、実施形態でのタッチパネル11が兼ねる)と、複数の表示項目を記憶する記憶手段(例えば、実施形態での記憶部13)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じて、前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えながら何れか1つを選択対象として選択可能にしつつ、前記表示手段による前記複数の表示項目のスクロール表示を制御する制御手段(例えば、実施形態での制御部14)と、を備える表示装置が実行する再生方法であって、前記制御手段が、前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する前記操作入力の操作量の変化に追従するようにして前記表示項目の表示形態を滑らかに変化させるステップを含む。
(3)本発明の一態様に係る再生装置は、操作者の操作入力を受け付ける入力操作部材(例えば、実施形態でのタッチパネル11)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた表示を行なう表示手段(例えば、実施形態でのタッチパネル11が兼ねる)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた音出力を行なう音出力手段(例えば、実施形態でのスピーカー12)と、複数の表示項目の各々と複数の音データの各々とを対応付けて記憶する記憶手段(例えば、実施形態での記憶部13)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じて、前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えながら何れか1つを選択対象として選択可能にしつつ、前記表示手段による前記複数の表示項目のスクロール表示を制御する制御手段(例えば、実施形態での制御部14)と、を備え、前記制御手段は、前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する前記操作入力の操作量の変化に追従するようにして、前記表示項目の表示形態および前記表示項目に対応付けられた前記音データの音量を滑らかに変化させる。
(4)上記(3)に記載の再生装置では、前記記憶手段は、前記複数の表示項目の各々において画像データを記憶しており、前記制御手段は、前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する継続的な前記操作入力に応じて前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替える第1モード(例えば、実施形態でのスライド操作によるスクロール表示)と、前記入力操作部材に対する一時的な前記操作入力を契機として自動的に前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替える第2モード(例えば、実施形態でのスライド操作による減速自動送り、自動送り)と、を実行可能であり、前記制御手段は、前記第1モードの実行時の前記画像データの表示形態よりも、前記第2モードの実行時の前記画像データの表示形態を抑制してもよい。
(5)上記(3)または(4)に記載の再生装置では、前記制御手段は、ゼロよりも大きい音量が設定されている前記音データに対応付けられた前記表示項目を前記選択候補として表示形態を最も強調し、前記選択候補である前記表示項目から所定順序で配列された前記表示項目の表示形態の強調度合いを、前記選択候補から離れることに伴い、低下傾向に変化させるとともに、前記所定順序で前記選択候補に隣り合う前記表示項目の表示形態の強調度合いを、前記選択候補に比べてステップ状に低下させる。
(6)本発明の一態様に係る再生方法は、操作者の操作入力を受け付ける入力操作部材(例えば、実施形態でのタッチパネル11)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた表示を行なう表示手段(例えば、実施形態でのタッチパネル11が兼ねる)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた音出力を行なう音出力手段(例えば、実施形態でのスピーカー12)と、複数の表示項目の各々と複数の音データの各々とを対応付けて記憶する記憶手段(例えば、実施形態での記憶部13)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じて、前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えながら何れか1つを選択対象として選択可能にしつつ、前記表示手段による前記複数の表示項目のスクロール表示を制御する制御手段(例えば、実施形態での制御部14)と、を備える再生装置が実行する再生方法であって、前記制御手段が、前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する前記操作入力の操作量の変化に追従するようにして、前記表示項目の表示形態および前記表示項目に対応付けられた前記音データの音量を滑らかに変化させるステップを含む。
(7)上記(6)に記載の再生方法では、前記記憶手段は、前記複数の表示項目の各々において画像データを記憶しており、前記制御手段は、前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する継続的な前記操作入力に応じて前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替える第1モード(例えば、実施形態でのスライド操作によるスクロール表示)と、前記入力操作部材に対する一時的な前記操作入力を契機として自動的に前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替える第2モード(例えば、実施形態でのスライド操作による減速自動送り、自動送り)と、を実行可能であり、前記制御手段が、前記第1モードの実行時の前記画像データの表示形態よりも、前記第2モードの実行時の前記画像データの表示形態を抑制するステップを含んでもよい。
(8)上記(6)または(7)に記載の再生方法では、前記制御手段が、ゼロよりも大きい音量が設定されている前記音データに対応付けられた前記表示項目を前記選択候補として表示形態を最も強調し、前記選択候補である前記表示項目から所定順序で配列された前記表示項目の表示形態の強調度合いを、前記選択候補から離れることに伴い、低下傾向に変化させるとともに、前記所定順序で前記選択候補に隣り合う前記表示項目の表示形態の強調度合いを、前記選択候補に比べてステップ状に低下させるステップを含んでもよい。
(9)本発明の一態様に係るプログラムは、操作者の操作入力を受け付ける入力操作部材(例えば、実施形態でのタッチパネル11)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた表示を行なう表示手段(例えば、実施形態でのタッチパネル11が兼ねる)と、を備える表示装置を構成するコンピュータを、複数の表示項目を記憶する記憶手段(例えば、実施形態での記憶部13)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じて、前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えながら何れか1つを選択対象として選択可能にしつつ、前記表示手段による前記複数の表示項目のスクロール表示を制御する制御手段(例えば、実施形態での制御部14)と、して機能させるプログラムであって、前記制御手段は、前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する前記操作入力の操作量の変化に追従するようにして前記表示項目の表示形態を滑らかに変化させる。
(10)本発明の一態様に係るプログラムは、操作者の操作入力を受け付ける入力操作部材(例えば、実施形態でのタッチパネル11)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた表示を行なう表示手段(例えば、実施形態でのタッチパネル11が兼ねる)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた音出力を行なう音出力手段(例えば、実施形態でのスピーカー12)と、を備える再生装置を構成するコンピュータを、複数の表示項目の各々と複数の音データの各々とを対応付けて記憶する記憶手段(例えば、実施形態での記憶部13)と、前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じて、前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えながら何れか1つを選択対象として選択可能にしつつ、前記表示手段による前記複数の表示項目のスクロール表示を制御する制御手段(例えば、実施形態での制御部14)と、して機能させるプログラムであって、前記制御手段は、前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する前記操作入力の操作量の変化に追従するようにして、前記表示項目の表示形態および前記表示項目に対応付けられた前記音データの音量を滑らかに変化させる。
(11)上記(10)に記載のプログラムでは、前記記憶手段は、前記複数の表示項目の各々において画像データを記憶しており、前記制御手段は、前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する継続的な前記操作入力に応じて前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替える第1モード(例えば、実施形態でのスライド操作によるスクロール表示)と、前記入力操作部材に対する一時的な前記操作入力を契機として自動的に前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替える第2モード(例えば、実施形態でのスライド操作による減速自動送り、自動送り)と、を実行可能であり、前記制御手段は、前記第1モードの実行時の前記画像データの表示形態よりも、前記第2モードの実行時の前記画像データの表示形態を抑制してもよい。
(12)上記(10)または(11)に記載のプログラムでは、前記制御手段は、ゼロよりも大きい音量が設定されている前記音データに対応付けられた前記表示項目を前記選択候補として表示形態を最も強調し、前記選択候補である前記表示項目から所定順序で配列された前記表示項目の表示形態の強調度合いを、前記選択候補から離れることに伴い、低下傾向に変化させるとともに、前記所定順序で前記選択候補に隣り合う前記表示項目の表示形態の強調度合いを、前記選択候補に比べてステップ状に低下させてもよい。
上記(1)に記載の態様に係る表示装置によれば、操作者の操作入力に対して視覚的なリニア感を表現することができ、操作の快適性および表示の心地よさを向上させることができるとともに、選択候補の切り替えを操作者に直感的に認識させることができる。
上記(2)に記載の態様に係る表示方法によれば、操作者の操作入力に対して視覚的なリニア感を表現することができ、操作の快適性および表示の心地よさを向上させることができるとともに、選択候補の切り替えを操作者に直感的に認識させることができる。
上記(3)に記載の態様に係る再生装置によれば、操作者の操作入力に対して視覚的および聴覚的なリニア感を表現することができ、操作の快適性と、表示および再生の心地よさを向上させることができるとともに、選択候補および選択候補に対応付けられた音データの切り替えを操作者に直感的に認識させることができる。
さらに、上記(4)の場合、スクロール表示の速度が増大したとしても、操作者に視覚的な過剰な刺激を与えることを防止することができる。
さらに、上記(5)の場合、操作者に選択候補を直感的に認識させることができる。
上記(6)に記載の態様に係る再生方法によれば、操作者の操作入力に対して視覚的および聴覚的なリニア感を表現することができ、操作の快適性と、表示および再生の心地よさを向上させることができるとともに、選択候補および選択候補に対応付けられた音データの切り替えを操作者に直感的に認識させることができる。
さらに、上記(7)の場合、スクロール表示の速度が増大したとしても、操作者に視覚的な過剰な刺激を与えることを防止することができる。
さらに、上記(8)の場合、操作者に選択候補を直感的に認識させることができる。
上記(9)に記載の態様に係るプログラムによれば、操作者の操作入力に対して視覚的なリニア感を表現することができ、操作の快適性および表示の心地よさを向上させることができるとともに、選択候補の切り替えを操作者に直感的に認識させることができる。
上記(10)に記載の態様に係るプログラムによれば、操作者の操作入力に対して視覚的および聴覚的なリニア感を表現することができ、操作の快適性と、表示および再生の心地よさを向上させることができるとともに、選択候補および選択候補に対応付けられた音データの切り替えを操作者に直感的に認識させることができる。
さらに、上記(11)の場合、スクロール表示の速度が増大したとしても、操作者に視覚的な過剰な刺激を与えることを防止することができる。
さらに、上記(12)の場合、操作者に選択候補を直感的に認識させることができる。
本発明の実施形態に係る再生装置の構成図である。 本発明の実施形態に係る再生装置のアルバムザッピングおよびトラックザッピングの各モードにおけるタッチパネルでの手指の操作に応じた表示の例と、タッチパネルでの手指の操作に応じた各モード間の遷移の例と、を示す図である。 本発明の実施形態に係る再生装置のアルバムザッピングのモードにおけるタッチパネルでの手指のスライド操作に応じたスクロール表示の変化の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る再生装置のアルバムザッピングのモードにおけるタッチパネルでの手指(1指)のフリック操作に応じたスクロール表示の変化の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る再生装置の減速自動送りの実行時において、(A)はスクロール表示の移動距離の時間変化の一例を示す図であり、(B)はスクロール表示の回転速度の時間変化の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る再生装置のアルバムザッピングのモードにおけるタッチパネルでの手指(2指)のフリック操作に応じたスクロール表示の変化の例を示す図である。 (A)〜(E)は本発明の実施形態に係る再生装置のアルバムザッピングのモードにおけるタッチパネルでのスクロール表示の表示項目の輝度と表示項目に対応する音データの再生の音量との対応関係の例を示す図である。 (A)〜(C)は本発明の実施形態に係る再生装置のトラックザッピングのモードにおけるタッチパネルでのスクロール表示の表示項目の輝度と表示項目に対応する音データの再生の音量との対応関係の例を示す図である。 (A)〜(C)は本発明の実施形態に係る再生装置のアルバムザッピングのモードにおけるタッチパネルでのスクロール表示の表示項目の輝度と表示項目に対応する音データの再生の音量との対応関係の例を示す図であり、タッチパネルから手指が離れた後の変化の例を示す図である。 (A),(B)は本発明の実施形態に係る再生装置の動作、つまり再生方法を示すフローチャートである。 (A)〜(E)は本発明の実施形態の第1変形例に係る再生装置のアルバムザッピングのモードにおけるタッチパネルでのスクロール表示の表示項目の輝度の例を示す図である。 (A),(B)は本発明の実施形態の第1変形例に係る再生装置のアルバムザッピングのモードにおけるタッチパネルでのスクロール表示の表示項目の輝度の例を示す図である。 (A),(B)は本発明の実施形態の第1変形例に係る再生装置のアルバムザッピングのモードにおけるタッチパネルでのスクロール表示の表示項目の輝度の例を示す図である。 (A),(B)は本発明の実施形態の第2変形例に係る再生装置の減速自動アルバム送りおよび自動アルバム送りの実行時における表示項目の輝度の位置分布の例を示す図である。 本発明の実施形態の第3変形例に係る再生装置の減速自動送りの実行時において、(A)はスクロール表示の移動距離の時間変化の一例を示す図であり、(B)はスクロール表示の回転速度の時間変化の一例を示す図である。 (A),(B)は本発明の実施形態の第4変形例に係る再生装置の動作、つまり再生方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る表示装置、表示方法、再生装置、再生方法、およびプログラムについて添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態による再生装置10は、図1に示すように、静電容量型のタッチパネル11と、スピーカー12と、記憶部13と、制御部14と、を備えている。
タッチパネル11は、操作者による各種操作入力(例えば、タップ、フリック、スライド、およびスクロールなど)を受け付け、各種操作入力に応じた入力信号を制御部14に出力する入力装置として機能する。また、タッチパネル11は、制御部14から出力される指令信号によって、各種操作入力などに応じた画像および文字を表示する表示装置として機能する。なお、表示装置10Aは、タッチパネル11と、記憶部13と、制御部14と、を備えて構成されてもよい。
スピーカー12は、制御部14から出力される指令信号によって、各種操作入力などに応じた音データ(楽曲データなど)、音声、および信号音などを出力する。
記憶部13は、表示装置としてのタッチパネル11に表示される画像データと、スピーカー12から出力される音データ、音声データ、および信号音データと、各画像データおよび音データの名称などからなる文字データと、などを記憶している。
制御部14は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)などの記憶部13よりも小容量かつ高速な記憶媒体(図示略)と、タイマーとなどの電子回路により構成されている。制御部14は、入力装置としてのタッチパネル11から出力される入力信号などに応じて、表示装置としてのタッチパネル11の動作およびスピーカー12の動作などを制御するための指令信号を出力する。
本実施の形態による再生装置10は上記構成を備えており、次に、この再生装置10の動作、つまり記憶部13に記憶されている複数の音データの再生方法について説明する。
制御部14は、音データとして、複数のオーディオトラック(トラック)のデータから成るアルバムのデータを再生対象とする際には、アルバムザッピングのモードと、トラックザッピングのモードと、を切り替えて実行する。
アルバムザッピングのモードは、記憶部13などに記憶された複数のアルバムのデータのうちの再生候補を次々に切り替えながら何れか1つを再生対象として選択可能なモードである。トラックザッピングのモードは、アルバムザッピングのモードで選択された1つのアルバムを構成する複数のトラックのデータのうちの再生候補を次々に切り替えながら何れか1つを再生対象として選択可能なモードである。
(各モードでの表示)
図2に示すように、制御部14は、アルバムザッピングのモードでは、タッチパネル11においてスクロール表示可能な複数の表示項目の各々に異なるアルバムを対応付けて、各アルバムの写真などの画像データと、各アルバムの名称および各アルバムで現時点で再生対象となっているトラック(代表トラック)の名称などからなる文字データとを、各表示項目として表示する。
また、制御部14は、トラックザッピングのモードでは、アルバムザッピングのモードにおける各表示項目の一部のデータ、例えば画像データのみをタッチパネル11においてスクロール表示不可に固定して、かつアルバムザッピングのモードとは異なる形態で表示する。さらに、タッチパネル11においてスクロール表示可能な複数の表示項目の各々に、現時点の再生対象のアルバムを構成する異なるトラックを対応付けて、各トラックの名称などからなる文字データを、各表示項目として表示する。
なお、制御部14は、音データの再生候補に対応する表示項目を選択候補とし、音データの再生対象に対応する表示項目を選択対象としている。
例えば図2に示すタッチパネル11においては、アルバムザッピングおよびトラックザッピングの各モードにおいて、各アルバムの画像データA,B,…,Eが表示されている。また、アルバムザッピングのモードにおいて、各アルバムの名称および各アルバムで再生対象となっているトラックの名称からなる文字データ「アルバムA トラックa」,「アルバムB トラックb」,…,「アルバムE トラックe」が表示されている。また、トラックザッピングのモードにおいて、再生対象のアルバムを構成する各トラックの名称からなる文字データ「トラックa−1」,「トラックa」,…,「トラックa+2」が表示されている。また、アルバムザッピングのモードにおける各アルバムの画像データA,B,…,Eの枠形状と、トラックザッピングのモードにおける各アルバムの画像データA,B,…,Eの枠形状とは、異なる形状で表示されている。
制御部14は、アルバムザッピングのモードとトラックザッピングのモードとにおいて、スクロール表示のスクロール方向が異なるように設定している。例えば、タッチパネル11の横方向および縦方向をX方向およびY方向とする2次元直交座標系において、アルバムザッピングではY方向を、トラックザッピングではX方向(または、X方向に鋭角で交差する方向)を、各スクロール方向としている。これに伴い、制御部14は、アルバムザッピングのモードでは、フリックまたはスライドなどの操作者の手指による接触操作のY方向成分に応じて表示項目をスクロール移動させる。一方、トラックザッピングのモードでは、フリックまたはスライドなどの操作者の手指による接触操作のX方向成分に応じて表示項目をスクロール移動させる。
制御部14は、タッチパネル11に対する操作者の手指による所定の接触操作に応じてアルバムザッピングとトラックザッピングとの各モードの実行を切り替える。例えば、制御部14は、アルバムザッピングのモードでは、再生対象のアルバムの表示項目に対するタップ、またはトラックザッピングのスクロール方向であるX方向(つまり、アルバムザッピングのスクロール方向とは異なる方向)のフリックもしくはスライドなどの操作者の手指Pによる接触操作に応じて、トラックザッピングのモードに切り替える。一方、トラックザッピングのモードでは、再生対象のトラック(代表トラック)の表示項目に対するタップ、またはアルバムザッピングのスクロール方向であるY方向(つまり、トラックザッピングのスクロール方向とは異なる方向)のフリックもしくはスライドなどの操作者の手指Pによる接触操作に応じて、アルバムザッピングのモードに切り替える。
制御部14は、アルバムザッピングとトラックザッピングとの各モードの実行を切り替える場合に、所定期間に亘る第1遷移動画または第2遷移動画を表示して、タッチパネル11による操作者の各種操作入力の受け付けを一時的に無効にする。このとき、切り替え前の各モードにおいて再生対象を再生中であれば、この再生を継続しつつ、切り替え後の各モードに移行する。このとき、制御部14は、RAMなどの書き換え可能な記憶媒体に記憶するデータをアルバムザッピングまたはトラックザッピングの各モードの実行に必要とされるデータに切り替える。この切り替えでは、例えば、記憶媒体に記憶しているデータのうちで各モードの次回の実行に必要なデータを記憶部13に送信して記憶させるとともに、今回の各モードの実行に必要なデータを記憶部13から取得して記憶媒体に記憶させる。
(スライド操作によるスクロール表示)
制御部14は、アルバムザッピングおよびトラックザッピングの各モードにおいて、各スクロール方向に操作者の手指によるスライド操作の方向成分が入力されると、各スクロール方向の操作量および操作速度に応じた移動量および移動速度で各表示項目をスクロール移動させる。
例えば、図3に示すアルバムザッピングにおいて、制御部14は、操作者の手指Pによりタッチパネル11のY方向に操作量ΔYのスライド操作が入力されると、この操作量ΔYと同一の移動量ΔY、操作方向と同一の移動方向、および操作速度と同一の移動速度で表示項目をスクロール移動させる。
(フリック操作(1指)によるスクロール表示)
制御部14は、アルバムザッピングおよびトラックザッピングの各モードにおいて、各スクロール方向に操作者の1本の手指によるフリック操作の方向成分が入力されると、スクロール方向の操作速度に応じた移動形態で各表示項目をスクロール移動させる。
例えば、図4に示すアルバムザッピングにおいて、制御部14は、操作者の1本の手指Pによりタッチパネル11のY方向に操作量ΔYおよび操作速度VYのフリック操作が入力されると、この操作量ΔYと同一の移動量および操作速度VYに応じた移動量(移動距離)L1、操作方向と同一の移動方向、および操作速度VYに応じた移動速度で表示項目をスクロール移動させる。
より詳細には、制御部14は、タッチパネル11に操作者の1本の手指Pが接触している状態では、Y方向の操作量と同一の移動量、および操作速度VYと同一の移動速度で表示項目をスクロール移動させる。そして、タッチパネル11から操作者の手指Pが離れた以降では、タッチパネル11から手指Pが離れた時点の操作速度VYが所定速度以上であれば、この操作速度VYに応じた時間t1に亘って所定の減速状態で表示項目のスクロール移動を自動的に継続(減速自動送り)させる。制御部14は、所定の減速状態として、例えば図5(A)に示すように、スクロール移動の移動距離が時間t1経過後の移動距離L1に向かい徐々に増大率が低下するように設定可能である。また、例えば図5(B)に示すように、スクロール移動の移動速度(回転速度)が操作速度VYと同一の回転速度R1から時間t1経過後のゼロに向かい徐々に低下するように設定可能である。
(フリック操作(2指)によるスクロール表示)
制御部14は、アルバムザッピングおよびトラックザッピングの各モードにおいて、各スクロール方向に操作者の複数本の手指によるフリック操作の方向成分が入力されると、スクロール方向の操作速度に応じた移動形態で各表示項目をスクロール移動させる。
例えば、図6に示すアルバムザッピングにおいて、制御部14は、操作者の2本の手指P1,P2によりタッチパネル11のY方向に操作量ΔYおよび操作速度VYのフリック操作が入力されると、所定の移動速度で表示項目をスクロール移動させる。
より詳細には、制御部14は、タッチパネル11に操作者の2本の手指P1,P2が接触している状態では、Y方向の操作量と同一の移動量、および操作速度VYと同一の移動速度で表示項目をスクロール移動させる。そして、タッチパネル11から操作者の2本の手指P1,P2が離れた以降では、タッチパネル11から手指P1,P2が離れた時点の操作速度VYが所定速度以上であれば、所定の移動速度で表示項目のスクロール移動を自動的に継続(自動送り)させる。そして、タッチパネル11において操作者の手指による適宜のタップ操作が入力された時点で自動的なスクロール移動を停止させる。
(表示項目の輝度と再生候補の音量)
以下に、上述したスクロール表示に連動した音データの再生について説明する。
制御部14は、アルバムザッピングのモードとトラックザッピングのモードとにおいて、表示項目のスクロール方向に設定された所定の基準位置と各表示項目の相対位置とに応じて、再生候補または再生対象の表示項目を設定するとともに、各表示項目の輝度および音量を設定する。なお、所定の基準位置は、例えば、スクロール表示の表示範囲の中心位置などである。
制御部14は、所定の位置分布形状によって、複数の表示項目の各々にスクロール方向の位置に対する輝度および音量の位置分布を設定し、各位置分布を各表示項目のスクロール移動に応じて移動させる。そして、各位置分布が基準位置で有する値を各表示項目の輝度および音量とする。これにより、基準位置でゼロよりも大きい値の音量を有する表示項目が再生候補とされる。
所定の位置分布形状は、複数の表示項目のスクロール移動時に再生候補の再生が途切れないようにシームレスな再生が可能な形状とされている。この形状は、例えば、図7(A)〜(E)および図8(A)〜(C)に示すように、表示項目の中心位置で極大かつ隣接する前後の表示項目の中心位置間でゼロ以上の値を有する二次曲線などである。これにより、中心位置が基準位置に一致する表示項目が再生対象として最大の音量で再生されるとともに、選択対象として最大の輝度で表示される。そして、この表示項目の中心位置と基準位置とのずれ量が増大することに伴い、この表示項目が再生候補および選択候補として再生の音量および表示の輝度が最大からゼロに向かい低下傾向に変化(フェードアウト)する。このとき、この表示項目に隣接する表示項目の中心位置と基準位置とのずれ量が減少することに伴い、隣接する表示項目が再生候補および選択候補として再生の音量および表示の輝度がゼロから最大に向かい増大傾向に変化(フェードイン)する。つまり、2つの表示項目(再生候補および選択候補)の一方がフェードアウトするとともに他方がフェードインするクロスフェードの状態となる。
例えばアルバムザッピングのモードで各表示項目がスクロール移動する場合において、先ず、図7(A)に示すように、アルバムAの表示項目の中心位置が基準位置に一致した状態では、この時点でアルバムAの再生対象となっているトラックaのみが最大の音量で再生されるとともに、アルバムAの表示項目のみが最大の輝度で表示される。このとき、アルバムA以外の他のアルバムの再生は停止され、表示の輝度はゼロとされている。
次に、図7(B)に示すように、アルバムAの表示項目の中心位置と基準位置とのずれ量が増大することに伴い、アルバムAの再生の音量および表示の輝度が最大からゼロに向かい低下傾向に変化(フェードアウト)する。このとき、アルバムAに隣接するアルバムBの表示項目の中心位置と基準位置とのずれ量が減少することに伴い、この時点でアルバムBの再生対象となっているトラックbの再生が前回の再生停止位置から開始されるとともに、アルバムBの再生の音量および表示の輝度がゼロから最大に向かい増大傾向に変化(フェードイン)する。これにより、アルバムAの再生対象であるトラックaとアルバムBの再生対象であるトラックbとの2つが再生候補として同時に再生されるとともに、アルバムAの表示項目とアルバムBの表示項目との2つが選択候補として同時にゼロよりも大きな輝度で表示されるクロスフェードの状態となる。
そして、図7(C)に示すように、アルバムAの表示項目とアルバムBの表示項目との中間位置が基準位置に一致した状態では、アルバムAのトラックaとアルバムBのトラックbとが同一の音量で再生されるとともに、アルバムAおよびアルバムBの各表示項目が同一の輝度で表示される。
次に、図7(D)に示すように、アルバムAの表示項目の中心位置と基準位置とのずれ量が増大することに伴い、アルバムAの再生の音量および表示の輝度がゼロに向かい低下傾向に変化(フェードアウト)する。このとき、アルバムBの表示項目の中心位置と基準位置とのずれ量が減少することに伴い、アルバムBの再生の音量および表示の輝度が最大に向かい増大傾向に変化(フェードイン)する。
そして、図7(E)に示すように、アルバムBの表示項目の中心位置が基準位置に一致した状態では、アルバムAのトラックaの再生が停止されるとともに、アルバムAの表示項目の輝度がゼロとされる。そして、アルバムBのトラックbのみが最大の音量で再生されるとともに、アルバムBの表示項目のみが最大の輝度で表示される。このとき、アルバムB以外の他のアルバムの再生は停止され、表示の輝度はゼロとされている。
なお、例えばアルバムザッピングのモードで各表示項目のスクロール移動が停止している場合には、予め設定されている複数のアルバムの配列順序および複数のアルバムの各々における複数のトラックの配列順序に応じて、各再生対象の再生および各表示項目の表示が切り替えられる。
例えば、図7(A)に示すように、アルバムAの表示項目の中心位置が基準位置に一致している状態では、アルバムAの表示項目のみが選択対象として最大の輝度で表示される。そして、アルバムAの再生対象となっているトラックaから予めアルバムA内で設定されている配列順序に応じて、順次、各トラックa,a+1,a+2,…が最大の音量で再生されるとともに、最大の輝度で表示される。そして、アルバムA内の最終順序のトラックが再生された後には、予め複数のアルバムA,B,C,…に対して設定されている配列順序に応じて、アルバムAの次のアルバムBが再生対象となる。これに伴い、アルバムBの表示項目の中心位置が基準位置に一致するように表示が切り替えられ、アルバムBの表示項目のみが選択対象として最大の輝度で表示される。そして、この時点でアルバムBの再生対象となっているトラックbから予めアルバムB内で設定されている配列順序に応じて、順次、各トラックb,b+1,b+2,…が最大の音量で再生されるとともに、最大の輝度で表示される。以下、同様にして、複数のアルバムC,D,…の各々が、順次、再生対象となる。
また、例えばトラックザッピングのモードで各表示項目がスクロール移動する場合において、先ず、図8(A)に示すように、アルバムAのトラックaの表示項目の中心位置が基準位置に一致した状態では、この時点で再生対象となっているトラックaのみが最大の音量で再生されるとともに、トラックaの表示項目のみが最大の輝度で表示される。このとき、トラックa以外の他のトラックの再生は停止され、表示の輝度はゼロとされている。
次に、図8(B)に示すように、トラックaの表示項目の中心位置と基準位置とのずれ量が増大することに伴い、トラックaが再生候補として再生の音量および表示の輝度が最大からゼロに向かい低下傾向に変化(フェードアウト)する。このとき、トラックaに隣接するトラックa+1の表示項目の中心位置と基準位置とのずれ量が減少することに伴い、トラックa+1が再生候補として前回の再生停止位置から再生が開始されるとともに、トラックa+1の再生の音量および表示の輝度がゼロから最大に向かい増大傾向に変化(フェードイン)する。これにより、トラックaとトラックa+1との2つが再生候補として同時に再生されるとともに、トラックaの表示項目とトラックa+1の表示項目との2つが選択候補として同時にゼロよりも大きな輝度で表示されるクロスフェードの状態となる。そして、トラックaの表示項目とトラックa+1の表示項目との中間位置が基準位置に一致した状態では、トラックaとトラックa+1とが同一の音量で再生されるとともに、トラックaおよびトラックa+1の各表示項目が同一の輝度で表示される。
次に、図8(C)に示すように、トラックaの表示項目の中心位置と基準位置とのずれ量が増大することに伴い、トラックaの再生の音量および表示の輝度がゼロに向かい低下傾向に変化(フェードアウト)する。このとき、トラックa+1の表示項目の中心位置と基準位置とのずれ量が減少することに伴い、トラックa+1の再生の音量および表示の輝度が最大に向かい増大傾向に変化(フェードイン)する。そして、トラックa+1の表示項目の中心位置が基準位置に一致した状態では、トラックaの再生が停止されるとともに、トラックaの表示項目の輝度がゼロとされる。そして、トラックa+1のみが最大の音量で再生されるとともに、トラックa+1の表示項目のみが最大の輝度で表示される。このとき、トラックa+1以外の他のアルバムの再生は停止され、表示の輝度はゼロとされている。
なお、例えばトラックザッピングのモードで各表示項目のスクロール移動が停止している場合には、予め設定されている複数のアルバムの各々における複数のトラックの配列順序に応じて、各再生対象の再生および各表示項目の表示が切り替えられる。
例えば、図8(A)に示すように、再生対象であるアルバムAのトラックaの表示項目の中心位置が基準位置に一致している状態では、トラックaの表示項目のみが選択対象として最大の輝度で表示される。そして、アルバムAの再生対象となっているトラックaから予めアルバムA内で設定されている配列順序に応じて、順次、各トラックa,a+1,a+2,…が最大の音量で再生されるとともに、最大の輝度で表示される。そして、アルバムA内の最終順序のトラックが再生された後には、アルバムA内の最初の順序に戻って最初のトラックが再生対象となり、この最初のトラックから、順次、配列順序に応じた各トラックが再生対象となる。
制御部14は、アルバムザッピングのモードとトラックザッピングのモードとにおいて、操作者の操作入力に応じて複数の表示項目をスクロール移動させる場合には、再生対象の前後の所定数のデータを記憶部13から取得して、RAMなどの書き換え可能な記憶媒体に記憶する。
例えば、アルバムザッピングのモードでは、少なくとも、現時点で再生対象とされているアルバムおよびトラックのデータと、この再生対象のアルバムの前後の所定数のアルバムの各々において現時点で再生対象とされているトラックのデータと、各トラックの前回の再生停止位置(つまり、時間軸上の位置であって、次回の再生開始位置)の情報と、を記憶媒体に記憶する。
また、例えば、トラックザッピングのモードでは、少なくとも、現時点で再生対象とされているアルバムおよびトラックのデータと、この再生対象のトラックの前後の所定数のトラックのデータと、各トラックの前回の再生停止位置(つまり、時間軸上の位置であって、次回の再生開始位置)の情報と、を記憶媒体に記憶する。
なお、制御部14は、操作者の1本の手指によるフリック操作に応じた減速自動送り、または操作者の複数本の手指によるフリック操作に応じた自動送りの実行時において、アルバムおよびトラックのデータを記憶するための記憶媒体の記憶容量を一時的に増大させて、再生対象の前後で記憶可能なデータ数を増大させてもよい。
例えば、制御部14は、操作者のスライド操作などによるスクロール表示の実行時に各データを記憶するための記憶媒体の第1容量よりも、減速自動送りおよび自動送りの実行時に各データを記憶するための記憶媒体の第2容量を増大させる。さらに、制御部14は、操作者のスライド操作などによるスクロール表示の実行時に記憶媒体に記憶可能なデータ数である第1所定数よりも、減速自動送りおよび自動送りの実行時に記憶媒体に記憶可能なデータ数である第2所定数を増大させる。
また、制御部14は、減速自動送りおよび自動送りの実行時においては、スクロール方向の下流側の表示項目に対応するアルバムおよびトラックのデータ数に比べて、スクロール方向の上流側の表示項目に対応するアルバムおよびトラックのデータ数を、より多く記憶媒体に記憶してもよい。
(表示項目の停止位置)
制御部14は、アルバムザッピングのモードとトラックザッピングのモードとにおいて、タッチパネル11から操作者の手指が離れた時点のスクロール方向の操作速度(つまり、複数の表示項目のスクロール移動の移動速度、もしくは再生候補を次々に切り替える動作の切り替え速度などに相当)が所定速度未満であれば、この時点での基準位置に対する各表示項目の相対位置に応じて各表示項目の停止位置を設定する。
例えば図9(A)〜(C)は、アルバムザッピングのモードでスクロール方向に操作者の1本の手指によるフリック操作またはスライド操作が行われた後に、スクロール方向に所定速度未満の操作速度でタッチパネル11から操作者の手指Pが離れた場合の各表示項目の停止位置を示す。
図9(A)に示すように、アルバムAの表示項目(選択候補)の中心位置が基準位置に一致した状態では、この状態が各表示項目の停止位置として維持される。これにより、アルバムAの再生対象となっているトラックaのみが最大の音量で再生されるとともに、アルバムAの表示項目のみが選択対象として最大の輝度で表示される。そして、アルバムA以外の他のアルバムの再生は停止され、表示の輝度はゼロとされる。
また、図9(B)に示すように、アルバムAの表示項目(選択候補)の中心位置と基準位置とのずれ量が、アルバムAに隣接するアルバムBの表示項目(選択候補)の中心位置と基準位置とのずれ量よりも小さい状態では、アルバムBよりも基準位置に近いアルバムAの中心位置が基準位置に一致するように各表示項目(選択候補)の停止位置が設定される。これにより、アルバムAの再生対象となっているトラックaのみが最大の音量で再生されるとともに、アルバムAの表示項目のみが選択対象として最大の輝度で表示される。そして、アルバムA以外の他のアルバムの再生は停止され、表示の輝度はゼロとされる。このとき、各表示項目の停止位置、輝度、および音量は、所定時間に亘って徐々に切り替えられる。
また、図9(C)に示すように、アルバムAの表示項目(選択候補)の中心位置と基準位置とのずれ量が、アルバムAに隣接するアルバムBの表示項目(選択候補)の中心位置と基準位置とのずれ量よりも大きい状態では、アルバムAよりも基準位置に近いアルバムBの中心位置が基準位置に一致するように各表示項目(選択候補)の停止位置が設定される。これにより、アルバムBの再生対象となっているトラックbのみが最大の音量で再生されるとともに、アルバムBの表示項目のみが選択対象として最大の輝度で表示される。そして、アルバムB以外の他のアルバムの再生は停止され、表示の輝度はゼロとされる。このとき、各表示項目の停止位置、輝度、および音量は、所定時間に亘って徐々に切り替えられる。
(各モードの遷移)
以下に、音データの再生が指示されてからのアルバムザッピングおよびトラックザッピングの各モード間の遷移の動作について説明する。
先ず、図10(A)に示すステップS01において、制御部14は、再生の終了指示があるか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、エンドに進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS02に進む。
次に、ステップS02において、制御部14は、アルバムザッピングのモードの実行を開始する。より詳細には、少なくとも、この時点で再生対象とされているアルバムおよびトラックのデータと、この再生対象のアルバムの前後の所定数のアルバムの各々において現時点で再生対象とされているトラック(代表トラック)のデータと、各トラックの前回の再生停止位置の情報と、を記憶部13から取得して記憶媒体に記憶する。そして、タッチパネル11において、アルバムザッピングのモードに対応した表示を行なうとともに、この時点で再生対象とされているアルバムのトラックの再生を開始する。そして、このアルバムにおいて予め設定された複数のトラックの配列順序に応じて、最終順序のトラックまで再生対象を順次切り替える。そして、予め複数のアルバムに対して設定されている配列順序に応じて再生対象のアルバムを切り替え、このアルバムにおいて予め設定された複数のトラックの配列順序に応じて現時点で再生対象とされているトラックから最終順序のトラックまで再生対象を順次切り替える。そして、これらのような再生対象のアルバムの切り替えと再生対象のトラックの切り替えとを繰り返す。
次に、ステップS03において、制御部14は、操作者の手指による接触操作として再生対象のアルバムの表示項目に対するタップが入力されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS05に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS04に進む。
そして、ステップS04において、制御部14は、所定期間に亘る第1遷移動画を表示し、タッチパネル11による操作者の各種操作入力の受け付けを一時的に無効にする。このとき、RAMなどの書き換え可能な記憶媒体に記憶するデータをアルバムザッピングのモードの実行に必要とされるデータからトラックザッピングのモードの実行に必要とされるデータに切り替える。より詳細には、記憶媒体に記憶しているデータのうち、現時点の再生対象のアルバムの前後の所定数のアルバムの各々において現時点で再生対象とされているトラックのデータと、各トラックの前回の再生停止位置の情報と、を記憶部13に送信して記憶させる。さらに、現時点で再生対象とされているアルバムのトラックの前後の所定数のトラックのデータと、各トラックの前回の再生停止位置の情報と、を記憶部13から取得して記憶媒体に記憶する。そして、後述するステップS14に進む。
また、ステップS05において、制御部14は、操作者の手指による接触操作としてトラックザッピングのスクロール方向であるX方向のフリックもしくはスライドが入力されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS06に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、上述したステップS04に進む。
次に、ステップS06において、制御部14は、操作者の手指による接触操作として未再生対象(つまり、再生対象以外)のアルバムの表示項目に対するタップが入力されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS08に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS07に進む。
そして、ステップS07において、制御部14は、この時点までに再生対象とされていたアルバムのトラックの再生を停止し、このトラックの時間軸上の再生停止位置をトラックに対応付けて記憶媒体に記憶する。そして、タップにより指定された表示項目に対応するアルバムを再生対象として、このアルバムにおいて現時点で再生対象とされているトラックの再生を前回の再生停止位置から開始する。そして、上述したステップS02に戻る。
また、ステップS08において、制御部14は、操作者の手指による接触操作としてアルバムザッピングのスクロール方向であるY方向にスライド操作の方向成分が入力されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS10に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS09に進む。
そして、ステップS09において、制御部14は、Y方向の操作量および操作速度に応じた移動量および移動速度で複数のアルバムの各々に対応した複数の表示項目をスクロール移動(アルバム送り)させる。そして、上述したステップS08の判定処理を繰り返し実行する。
また、ステップS10において、制御部14は、操作者の手指による接触操作としてアルバムザッピングのスクロール方向であるY方向に所定速度以上の操作速度で1本の手指によるフリック操作の方向成分が入力されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS12に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS11に進む。
そして、ステップS11において、制御部14は、操作速度に応じた時間に亘って所定の減速状態で複数のアルバムの各々に対応した複数の表示項目のスクロール移動を自動的に継続(減速自動アルバム送り)させる。そして、スクロール移動の移動速度がゼロに到達した場合に、上述したステップS02に戻る。
また、ステップS12において、制御部14は、操作者の手指による接触操作としてアルバムザッピングのスクロール方向であるY方向に所定速度以上の操作速度で2本の手指によるフリック操作の方向成分が入力されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS02に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS13に進む。
そして、ステップS13において、制御部14は、所定の移動速度で複数のアルバムの各々に対応した複数の表示項目のスクロール移動を自動的に継続(自動アルバム送り)させる。そして、タッチパネル11において操作者の手指による適宜のタップ操作が入力された時点で自動的なスクロール移動を停止させ、上述したステップS02に戻る。
また、図10(B)に示すステップS14において、制御部14は、トラックザッピングのモードの実行を開始する。より詳細には、少なくとも、この時点で再生対象とされているアルバムおよびトラックのデータと、この再生対象のトラックの前後の所定数のトラックのデータと、各トラックの前回の再生停止位置の情報と、を記憶部13から取得して記憶媒体に記憶する。そして、タッチパネル11において、トラックザッピングのモードに対応した表示を行なうとともに、この時点で再生対象とされているアルバムのトラックの再生を継続する。そして、このアルバムにおいて予め設定された複数のトラックの配列順序に応じて、最終順序のトラックまで再生対象を順次切り替える。そして、アルバム内の最終順序のトラックが再生された後には、アルバム内の最初の順序に戻って最初のトラックから最終順序のトラックまで再生対象を順次切り替える。そして、このような再生対象のトラックの切り替えを繰り返す。
次に、ステップS15において、制御部14は、操作者の手指による接触操作として再生対象のトラックの表示項目に対するタップが入力されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS17に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS16に進む。
そして、ステップS16において、制御部14は、所定期間に亘る第2遷移動画を表示し、タッチパネル11による操作者の各種操作入力の受け付けを一時的に無効にする。このとき、RAMなどの書き換え可能な記憶媒体に記憶するデータをトラックザッピングのモードの実行に必要とされるデータからアルバムザッピングのモードの実行に必要とされるデータに切り替える。より詳細には、記憶媒体に記憶しているデータのうち、現時点の再生対象のトラックの前後の所定数のトラックのデータと、各トラックの前回の再生停止位置の情報と、を記憶部13に送信して記憶させる。さらに、現時点の再生対象のアルバムの前後の所定数のアルバムの各々において現時点で再生対象とされているトラックのデータと、各トラックの前回の再生停止位置の情報と、を記憶部13から取得して記憶媒体に記憶する。そして、上述したステップS02に進む。
また、ステップS17において、制御部14は、操作者の手指による接触操作としてアルバムザッピングのスクロール方向であるY方向のフリックもしくはスライドが入力されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS18に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、上述したステップS16に進む。
次に、ステップS18において、制御部14は、操作者の手指による接触操作として未再生対象(つまり、再生対象以外)のトラックの表示項目に対するタップが入力されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS20に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS19に進む。
そして、ステップS19において、制御部14は、この時点までに再生対象とされていたトラックの再生を停止し、このトラックの時間軸上の再生停止位置をトラックに対応付けて記憶媒体に記憶する。そして、タップにより指定された表示項目に対応するトラックを再生対象として、このトラックの再生を前回の再生停止位置から開始する。そして、上述したステップS14に戻る。
また、ステップS20において、制御部14は、操作者の手指による接触操作としてトラックザッピングのスクロール方向であるX方向にスライド操作の方向成分が入力されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS22に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS21に進む。
そして、ステップS21において、制御部14は、X方向の操作量および操作速度に応じた移動量および移動速度で複数のトラックの各々に対応した複数の表示項目をスクロール移動(トラック送り)させる。そして、上述したステップS20の判定処理を繰り返し実行する。
また、ステップS22において、制御部14は、操作者の手指による接触操作としてトラックザッピングのスクロール方向であるX方向に所定速度以上の操作速度で1本の手指によるフリック操作の方向成分が入力されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS24に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS23に進む。
そして、ステップS23において、制御部14は、操作速度に応じた時間に亘って所定の減速状態で複数のトラックの各々に対応した複数の表示項目のスクロール移動を自動的に継続(減速自動トラック送り)させる。そして、スクロール移動の移動速度がゼロに到達した場合に、上述したステップS14に戻る。
また、ステップS24において、制御部14は、操作者の手指による接触操作としてトラックザッピングのスクロール方向であるX方向に所定速度以上の操作速度で2本の手指によるフリック操作の方向成分が入力されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS14に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS25に進む。
そして、ステップS25において、制御部14は、所定の移動速度で複数のトラックの各々に対応した複数の表示項目のスクロール移動を自動的に継続(自動トラック送り)させる。そして、タッチパネル11において操作者の手指による適宜のタップ操作が入力された時点で自動的なスクロール移動を停止させ、上述したステップS14に戻る。
上述したように、本実施形態による再生装置10によれば、制御部14は、トラックザッピングのモードでは、再生対象のアルバムを構成する複数のトラックに加えて、アルバムザッピングのモードにおける各表示項目の一部のデータ(例えば、各アルバムの画像データ)を表示するので、複数のアルバムのうちの何れのアルバムが再生対象であるかを明示することができる。
さらに、制御部14は、アルバムザッピングのモードでは、各アルバムで再生対象となっているトラック(つまり、トラックザッピングのモードで再生対象とされた代表トラック)の名称からなる文字データを表示するので、複数のアルバムの各々で操作者のお気に入りのトラックを表示することができる。これにより、いわば複数のアルバムを横断するベストアルバム、つまり操作者のお気に入りのトラックのリストを自動的に形成することができ、形成したリストを自動的に表示することができる。
さらに、制御部14は、複数の表示項目のスクロール移動時に選択候補とされる表示項目の輝度を、基準位置に対する相対位置に応じて徐々に変化させるので、操作者の手指による接触操作に対して視覚的なリニア感を表現することができる。さらに、制御部14は、中心位置が基準位置に一致することで選択対象となる表示項目の輝度を最大にするとともに、中心位置が基準位置に近くなることで選択候補となる表示項目の輝度をゼロよりも大きくするので、現時点での選択対象および選択候補を操作者に直感的に認識させることができる。これらにより、操作の快適性および表示の心地よさを向上させることができるとともに、次に選択対象または選択候補となる表示項目を操作者に直感的に認識させることができる。
さらに、制御部14は、複数の表示項目のスクロール移動時に再生候補とされるトラックの音量を、トラックに対応する表示項目の基準位置に対する相対位置に応じて徐々に変化させるので、操作者の手指による接触操作に対して聴覚的なリニア感を表現することができる。さらに、制御部14は、中心位置が基準位置に一致することで再生対象となる表示項目に対応するトラックの音量を最大にするとともに、中心位置が基準位置に近くなることで再生候補となる表示項目に対応するトラックの音量をゼロよりも大きくするので、現時点での再生対象および再生候補を操作者に直感的に認識させることができる。これらにより、操作の快適性および音出力の心地よさを向上させることができるとともに、次に再生対象または再生候補となる表示項目に対応するトラックを操作者に直感的に認識させることができる。
さらに、制御部14は、複数の表示項目のスクロール移動時に選択候補とされる表示項目の輝度および選択候補に対応する再生候補の音量を連動するように変化させるので、再生候補の抑揚や強弱などが変化する場合および再生候補に無音期間が存在する場合であっても、表示項目の輝度のみから再生候補に設定されている音量を精度良く把握することができる。これにより、複数の再生候補が存在する場合であっても、複数の再生候補の音量の比率を精度良く把握することができる。さらに、表示項目の輝度の変化を視認する必要無しに、再生候補の音量の変化のみから次に再生対象となる再生候補を把握することができる。
さらに、制御部14は、複数の表示項目のスクロール移動時に再生候補の再生が途切れないように、2つの表示項目に対応する再生候補の一方をフェードアウトするとともに他方をフェードインするクロスフェードを実行するので、シームレスな再生を行なうことができる。これにより、例えば再生候補に対応する表示項目を確定するための特別な操作などを必要とせずに、複数の音データのうちの再生候補を次々に切り替えながら再生することができ、再生候補の名称および再生候補以外の表示項目の名称などを視認する必要無しに、何れか1つを再生対象として容易に選択することができる。
さらに、制御部14は、アルバムザッピングおよびトラックザッピングの各モードにおいて、トラックの再生を停止する場合にトラックの時間軸上の停止位置(つまり、トラックの音量がゼロとなった時点の位置)を記憶する。そして、トラックの再生を開始する場合に前回の再生停止時に記憶した時間軸上の停止位置からトラックを再生する。すなわち、再生候補および再生対象が次々と切り替えられる場合であっても、例えば切り替え毎にトラックの頭出し(つまり時間軸上の先頭位置からの再生)が行なわれる場合のような無音状態もしくは微音量状態の連続的な発生を防止することができ、切り替えの前後のトラックを連続的に再生することができる。これにより、操作者の操作入力に応じて、再生候補および再生対象が次々と不規則に切り替えられる場合に、過去に再生が停止されたトラックが再び再生されたときに、操作者が前回の再生時に抱いていた感情と同様の感情を呼び起こし易くなる。これに伴い、操作の快適性および再生の心地よさを向上させることができるとともに、再生対象を容易に選択させることができる。
さらに、制御部14は、アルバムザッピングおよびトラックザッピングの各モードにおいて、表示項目のスクロール移動を自動的に継続する減速自動送りおよび自動送りを実行するので、例えば再生装置10が走行中の車両などに搭載されている場合であっても、再生候補の切り替えおよび再生対象の選択を容易にすることができる。
さらに、制御部14は、タッチパネル11から操作者の手指が離れた時点での複数の表示項目のスクロール移動の移動速度が所定速度未満であれば、中心位置が基準位置に最も近い表示項目を選択対象として、この中心位置を基準位置に一致させるようにして、各表示項目の停止位置、輝度、および音量を切り替える。これにより、選択対象および再生対象を指定するための特別な操作などを必要とせずに、選択対象および再生対象を容易に選択することができる。例えば、所定速度未満の操作速度で操作入力を行なう場合に、目的とする表示項目の中心位置が基準位置に最も近くなった時点、もしくは目的とする表示項目の音量が最も大きくなった時点などの所定のタイミングでタッチパネル11から手指を離すだけの操作によって、選択対象および再生対象を選択することができる。
さらに、制御部14は、再生対象の前後の所定数のデータを記憶部13から取得して、記憶部13よりも小容量かつ高速な記憶媒体に記憶するので、複数の表示項目のスクロール表示および複数の再生候補の連続的な再生を滑らかに実行することができる。さらに、制御部14は、減速自動送りおよび自動送りの実行時に各データを記憶するための記憶媒体の記憶容量を一時的に増大させるので、複数の表示項目のスクロール表示および複数の再生候補の連続的な切り替えの速度が増大したとしても、滑らかな表示および再生を実行することができる。
さらに、制御部14は、アルバムザッピングとトラックザッピングとの各モードの実行を切り替える場合に、再生対象の再生を継続しつつ、所定期間に亘る第1遷移動画または第2遷移動画を表示して、記憶媒体の記憶内容を切り替えるので、操作者に違和感を与えること無しに各モードを切り替えることができる。
なお、この所定期間は、記憶媒体において使用可能な記憶容量に応じて変更されてもよい。
(第1変形例)
なお、上述した実施形態において、制御部14は複数の表示項目の各々に設定した輝度および音量の位置分布を各表示項目のスクロール移動に応じて移動させ、各位置分布が基準位置で有する値を各表示項目の輝度および音量としたが、これに限定されない。例えば、制御部14は、再生対象の表示項目(選択対象)を最大の輝度で表示し、選択対象から離れることに伴い、表示項目の輝度が低下傾向に変化するように設定してもよい。制御部14は、所定の位置分布形状によって、表示項目のスクロール方向の位置に対する輝度の位置分布を設定し、各表示項目の中心位置が位置分布で有する値を各表示項目の輝度としてもよい。なお、この場合、各表示項目の音量については、上述した図7(A)〜(E)および図8(A)〜(C)などに示すように、複数の表示項目の各々に設定した音量の位置分布を各表示項目のスクロール移動に応じて移動させ、各位置分布が基準位置で有する値を各表示項目の音量とする。
所定の位置分布形状は、例えば、図11(A)〜(E)に示すように、基準位置で最大かつスクロール表示の表示範囲の両端でゼロの値を有するとともに、基準位置から離れることに伴い低下傾向に変化する値を有し、基準位置に対して対称な一次直線などであってもよい。
例えばアルバムザッピングのモードで各表示項目がスクロール移動する場合において、先ず、図11(A)に示すように、アルバムAの表示項目の中心位置が基準位置に一致した状態では、この時点で再生対象となっているアルバムAの表示項目が最大の輝度で表示される。さらに、アルバムAに隣接するアルバムB,Eの各表示項目は輝度の位置分布に応じて最大の輝度よりも小さい同一の輝度で表示される。さらに、アルバムBに隣接するアルバムCおよびアルバムEに隣接するアルバムDの各表示項目は輝度の位置分布に応じてアルバムB,Eの輝度よりも小さい同一の輝度で表示される。
次に、図11(B)に示すように、アルバムAの表示項目の中心位置が基準位置から僅かにずれると、この時点で再生候補となっているアルバムA,Bの各表示項目(選択候補)が他のアルバムの表示項目よりも大きな輝度で表示されるとともに、アルバムBに比べて基準位置により近いアルバムAがより大きな輝度で表示される。さらに、アルバムBに隣接するアルバムCおよびアルバムAに隣接するアルバムEの各表示項目は輝度の位置分布に応じてアルバムBよりも小さな輝度で表示される。
次に、図11(C)に示すように、アルバムAの表示項目とアルバムBの表示項目との中間位置が基準位置に一致した状態では、この時点で再生候補となっているアルバムA,Bの各表示項目(選択候補)が輝度の位置分布に応じて他のアルバムの表示項目よりも大きな同一の輝度で表示される。
次に、図11(D)に示すように、アルバムBの表示項目の中心位置がアルバムAの表示項目の中心位置よりも基準位置の近くにずれると、この時点で再生候補となっているアルバムA,Bの各表示項目(選択候補)が他のアルバムの表示項目よりも大きな輝度で表示されるとともに、アルバムAに比べて基準位置により近いアルバムBがより大きな輝度で表示される。さらに、アルバムBに隣接するアルバムCおよびアルバムAに隣接するアルバムEの各表示項目は輝度の位置分布に応じてアルバムAよりも小さな輝度で表示される。
次に、図11(E)に示すように、アルバムBの表示項目の中心位置が基準位置に一致した状態では、この時点で再生対象となっているアルバムBの表示項目(選択対象)が最大の輝度で表示される。さらに、アルバムBに隣接するアルバムA,Cの各表示項目は最大の輝度よりも小さい同一の輝度で表示される。さらに、アルバムCに隣接するアルバムDおよびアルバムAに隣接するアルバムEの各表示項目はアルバムC,Aの輝度よりも小さい同一の輝度で表示される。
また、所定の位置分布形状は、例えば、図12(A),(B)に示すように、基準位置で最大かつスクロール表示の表示範囲の両端でゼロの値を有するとともに、基準位置から離れることに伴い低下傾向に変化する値を有し、基準位置に対して対称な曲線などであってもよい。
例えばアルバムザッピングのモードで各表示項目がスクロール移動する場合において、図12(A)に示すように、アルバムAの表示項目の中心位置が基準位置に一致した状態では、この時点で再生対象となっているアルバムAの表示項目(選択対象)が最大の輝度で表示される。さらに、アルバムAに隣接するアルバムB,Eの各表示項目は輝度の位置分布に応じて最大の輝度よりも小さい同一の輝度で表示される。さらに、アルバムBに隣接するアルバムCおよびアルバムEに隣接するアルバムDの各表示項目は輝度の位置分布に応じてアルバムB,Eの輝度よりも小さい同一の輝度で表示される。
また、図12(B)に示すように、アルバムAの表示項目とアルバムBの表示項目との中間位置が基準位置に一致した状態では、この時点で再生候補となっているアルバムA,Bの各表示項目(選択候補)が輝度の位置分布に応じて他のアルバムの表示項目よりも大きな同一の輝度で表示される。
また、所定の位置分布形状は、例えば、図13(A),(B)に示すように、基準位置および再生対象の表示項目の中心位置で最大かつスクロール表示の表示範囲の両端でゼロの値を有する形状であってもよい。さらに、再生対象の表示項目から再生対象以外の表示項目に向かいステップ状に低下する値を有するとともに、再生対象以外の表示項目同士では基準位置から離れることに伴い低下傾向に変化する値を有する形状であってもよい。
例えばアルバムザッピングのモードで各表示項目がスクロール移動する場合において、図13(A)に示すように、アルバムAの表示項目の中心位置が基準位置に一致した状態では、この時点で再生対象となっているアルバムAの表示項目(選択対象)が最大の輝度で表示される。さらに、アルバムAに隣接するアルバムB,Eの各表示項目は輝度の位置分布に応じて最大の輝度からステップ状に低下した同一の輝度で表示される。さらに、アルバムBに隣接するアルバムCおよびアルバムEに隣接するアルバムDの各表示項目は輝度の位置分布に応じてアルバムB,Eの輝度よりも小さい同一の輝度で表示される。
また、図13(B)に示すように、アルバムAの表示項目とアルバムBの表示項目との中間位置が基準位置に一致した状態では、この時点で再生候補となっているアルバムA,Bの各表示項目(選択候補)が最大の輝度で表示される。さらに、アルバムA,Bに隣接するアルバムC,Eの各表示項目は輝度の位置分布に応じて最大の輝度からステップ状に低下した同一の輝度で表示される。
(第2変形例)
なお、上述した実施形態および第1変形例において、制御部14は、複数の表示項目のスクロール表示の動作モードに応じて、各表示項目の輝度の設定を切り替えてもよい。例えば、上述した第1変形例において、制御部14は、複数の表示項目のスクロール表示の動作モードに応じて、所定の位置分布形状を切り替えてもよい。制御部14は、再生対象から離れることに伴い、表示項目の輝度が低下傾向に変化するように設定する場合において、減速自動送りおよび自動送りの実行時には、例えばスライド操作によるスクロール表示などの他のスクロール表示の実行時に比べて、位置に応じた輝度の低下度合いを増大させてもよい。
例えばアルバムザッピングのモードで各表示項目がスクロール移動する場合において、制御部14は、減速自動アルバム送りおよび自動アルバム送り以外の他のスクロール表示の実行時には、所定の位置分布形状を、例えば、図11(A)〜(E)に示すように、基準位置から離れることに伴い低下傾向に変化する値を有する形状とする。この形状は、上述したように、基準位置からスクロール表示の表示範囲の両端に向かうことに伴い、最大からゼロに向かい低下傾向に変化する値を有する。これに対して、減速自動アルバム送りおよび自動アルバム送りの実行時には、所定の位置分布形状を、例えば、図14(A),(B)に示すように、基準位置からスクロール表示の表示範囲の両端に向かう途中において最大からゼロに到達する形状としてもよい。これにより、減速自動アルバム送りおよび自動アルバム送りの実行時には、他のスクロール表示の実行時に比べて、基準位置の周囲で表示項目の輝度がゼロよりも大きな値となる位置範囲が狭くなる。
これにより、複数の表示項目のスクロール表示の速度が増大したとしても、操作者が注視する範囲を狭くすることにより、操作者に視覚的な違和感を与えることを防止することができる。
さらに、制御部14は、減速自動アルバム送りおよび自動アルバム送り以外の他のスクロール表示の実行時には、例えば、図11(A)〜(E)に示すように、表示項目を構成する画像データおよび文字データの輝度を所定の位置分布形状に応じて変更する。これに対して、減速自動アルバム送りおよび自動アルバム送りの実行時には、例えば、図14(A),(B)に示すように、表示項目を構成する画像データの輝度をゼロまたはゼロに近い値などの固定値まで低下させ、表示項目を構成する文字データの輝度のみを所定の位置分布形状に応じて変更してもよい。これにより、減速自動アルバム送りおよび自動アルバム送りの実行時には、他のスクロール表示の実行時に比べて、文字データ(例えば、文字データ「アルバムA トラックa」,…,「アルバムE トラックe」)よりも視覚的な刺激が大きい画像データ(例えば、各アルバムの画像データA,…,E)の表示が抑制される。
これにより、複数の表示項目のスクロール表示の速度が増大したとしても、操作者に視覚的な過剰な刺激を与えることを防止することができる。
(第3変形例)
なお、上述した実施形態において、制御部14は、減速自動送りの実行時には、例えば図5(A),(B)に示すように、予め設定された所定の減速状態で表示項目のスクロール移動を自動的に継続し、自動送りの実行時には、所定の移動速度で表示項目のスクロール移動を自動的に継続するとしたが、これに限定されない。
例えば、制御部14は、減速自動送りおよび自動送りの実行時におけるRAMなどの書き換え可能な記憶媒体で使用可能な記憶容量(つまり、各データを記憶可能な記憶容量の残量)の変化に応じて、減速自動送りの減速状態を変更してもよいし、自動送りの移動速度を変更してもよい。
例えば、減速自動送りの実行時に記憶媒体で使用可能な記憶容量が減少することに伴い、制御部14は、図15(A)に示すように、予め設定されたスクロール移動の継続時間を時間t1から時間t2(<t1)に短縮し、スクロール移動の移動距離L1を移動距離L2(<L1)に低下させる。また、制御部14は、図15(B)に示すように、スクロール移動の移動速度(回転速度)が操作速度VYと同一の回転速度R1からゼロに向かい徐々に低下することに要する時間を時間t1から時間t2(<t1)に短縮する。
また、例えば、自動送りの実行時に記憶媒体で使用可能な記憶容量が減少することに伴い、制御部14は、自動送りの移動速度を所定の移動速度からより小さな移動速度に変更する。
この第3変形例によれば、複数の表示項目のスクロール表示および複数の再生候補の連続的な再生を滑らかに継続することができ、操作の快適性と表示および再生の心地よさを維持することができる。
(第4変形例)
なお、上述した実施形態において、制御部14は、図16(A),(B)に示すように、ステップS03およびステップS05の代わりにステップS31の処理を実行し、ステップS15およびステップS17の代わりにステップS41の処理を実行してもよい。
ステップS31において、制御部14は、操作者の手指による接触操作としてタッチパネル11の適宜の位置に対するタップが入力されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS08に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS04に進む。
また、ステップS41において、制御部14は、操作者の手指による接触操作としてタッチパネル11の適宜の位置に対するタップが入力されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS20に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS16に進む。
なお、上述の実施形態に係る再生装置10は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよいし、また、再生装置10の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより再生装置10として動作させるようにしてもよい。なお、ここで言うコンピュータシステムとは、OSや周辺機器などのハードウェアを含むものとする。また、コンピュータシステムは、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。
また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROMなどの可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクなどの記憶装置のことをいう。さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、インターネットなどのネットワークや電話回線などの通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間にプログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置などに格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する伝送媒体は、インターネットなどのネットワーク(通信網)や電話回線などの通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
上述の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述の新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上述の実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上述した実施形態において、再生装置10は、記憶部13に記憶された音データを再生対象としてスピーカー12から出力するとしたが、これに限定されず、例えば、外部の記憶装置(図示略)に記憶されている音データを各種の通信により取得して、取得した音データを再生してもよい。
例えば、上述した実施形態において、制御部14は、所定の位置分布形状を、図7(A)〜(E)および図8(A)〜(C)に示すように、表示項目の中心位置で極大かつ隣接する前後の表示項目の中心位置間でゼロ以上の値を有する二次曲線としたが、これに限定されない。例えば、制御部14は、所定の位置分布形状を、表示項目の中心位置で最大かつ隣接する前後の表示項目の中心位置間でゼロ以上の値を有する一次直線などの他の形状としてもよい。
例えば、上述した実施形態において、制御部14は、複数の表示項目の各々に設定した輝度の位置分布および音量の位置分布を同一形状としたが、これに限定されず、輝度の位置分布および音量の位置分布を異なる形状としてもよい。
例えば、上述した実施形態において、制御部14は、所定の基準位置をスクロール表示の表示範囲の中心位置にするとしたが、これに限定されず、他の位置、例えばトラックザッピングのモードにおいては、スクロール表示の表示範囲のうち各アルバムの画像データが表示される側の端部に所定の基準位置を設定してもよい。これにより、再生対象のアルバムの画像データに最も近い位置に表示された表示項目に対応するトラックが再生対象となる。
例えば、上述した実施形態において、制御部14は、各表示項目の輝度を設定するとしたが、これに限定されず、各表示項目の輝度の代わりに他の表示形態として、例えば各表示項目の色を設定してもよいし、各表示項目の輝度および色などの複数の表示形態を設定してもよい。なお、輝度の増大は表示形態の強調度合いの増大に対応し、輝度の低下は表示形態の強調度合いの低下(もしくは抑制度合いの増大)に対応する。
10 再生装置
11 タッチパネル(入力操作部材、表示手段)
12 スピーカー(音出力手段)
13 記憶部(記憶手段)
14 制御部(制御手段)

Claims (13)

  1. 操作者の操作入力を受け付ける入力操作部材と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた表示を行なう表示手段と、
    複数の表示項目を記憶する記憶手段と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じて、前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えながら何れか1つを選択対象として選択可能にしつつ、前記表示手段による前記複数の表示項目のスクロール表示を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する前記操作入力の操作量の変化に追従するようにして前記表示項目の表示形態を滑らかに変化させ、
    前記記憶手段は、前記複数の表示項目の各々において画像データを記憶しており、
    前記制御手段は、前記スクロール表示の制御時に、
    前記入力操作部材に対する継続的な前記操作入力に応じて前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替える第1モードと、
    前記入力操作部材に対する一時的な前記操作入力を契機として自動的に前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替える第2モードと、を実行可能であり、
    前記制御手段は、
    前記第1モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態よりも、前記第2モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態を抑制する、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御手段は、前記画像データの輝度の表示形態を抑制する際、視覚的に刺激を与えないよう輝度を下げる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記第1モードの実行時の前記画像データおよび文字データの輝度を所定の位置分布形状に応じて変更し、前記第2モードの実行時の前記画像データの輝度を低下させ、表示項目を構成する前記文字データの輝度のみを所定の位置分布形状に応じて変更する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 操作者の操作入力を受け付ける入力操作部材と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた表示を行なう表示手段と、
    複数の表示項目を記憶する記憶手段と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じて、前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えながら何れか1つを選択対象として選択可能にしつつ、前記表示手段による前記複数の表示項目のスクロール表示を制御する制御手段と、
    を備える表示装置が実行する再生方法であって、
    前記記憶手段は、前記複数の表示項目の各々において画像データを記憶しており、
    前記制御手段が、
    前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する前記操作入力の操作量の変化に追従するようにして前記表示項目の表示形態を滑らかに変化させ、
    前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する継続的な前記操作入力に応じて前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えさせる第1モードと、
    前記入力操作部材に対する一時的な前記操作入力を契機として自動的に前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えさせる第2モードと、を実行させることが可能であり、
    前記第1モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態よりも、前記第2モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態を抑制させるステップを含む、
    ことを特徴とする表示方法。
  5. 操作者の操作入力を受け付ける入力操作部材と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた表示を行なう表示手段と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた音出力を行なう音出力手段と、
    複数の表示項目の各々と複数の音データの各々とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じて、前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えながら何れか1つを選択対象として選択可能にしつつ、前記表示手段による前記複数の表示項目のスクロール表示を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する前記操作入力の操作量の変化に追従するようにして、前記表示項目の表示形態および前記表示項目に対応付けられた前記音データの音量を滑らかに変化させ、
    前記記憶手段は、前記複数の表示項目の各々において画像データを記憶しており、
    前記制御手段は、前記スクロール表示の制御時に、
    前記入力操作部材に対する継続的な前記操作入力に応じて前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替える第1モードと、
    前記入力操作部材に対する一時的な前記操作入力を契機として自動的に前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替える第2モードと、を実行可能であり、
    前記制御手段は、
    前記第1モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態よりも、前記第2モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態を抑制する、
    ことを特徴とする再生装置。
  6. 前記制御手段は、
    ゼロよりも大きい音量が設定されている前記音データに対応付けられた前記表示項目を前記選択候補として輝度の表示形態を最も強調し、
    前記選択候補である前記表示項目から所定順序で配列された前記表示項目の輝度の表示形態の強調度合いを、前記選択候補から離れることに伴い、低下傾向に変化させるとともに、
    前記所定順序で前記選択候補に隣り合う前記表示項目の輝度の表示形態の強調度合いを、前記選択候補に比べてステップ状に低下させる、
    ことを特徴とする請求項に記載の再生装置。
  7. 操作者の操作入力を受け付ける入力操作部材と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた表示を行なう表示手段と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた音出力を行なう音出力手段と、
    複数の表示項目の各々と複数の音データの各々とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じて、前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えながら何れか1つを選択対象として選択可能にしつつ、前記表示手段による前記複数の表示項目のスクロール表示を制御する制御手段と、
    を備える再生装置が実行する再生方法であって、
    前記記憶手段は、前記複数の表示項目の各々において画像データを記憶しており、
    前記制御手段が、
    前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する前記操作入力の操作量の変化に追従するようにして、前記表示項目の表示形態および前記表示項目に対応付けられた前記音データの音量を滑らかに変化させ、
    前記スクロール表示の制御時に、
    前記入力操作部材に対する継続的な前記操作入力に応じて前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えさせる第1モードと、
    前記入力操作部材に対する一時的な前記操作入力を契機として自動的に前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えさせる第2モードと、を実行させることが可能であり、
    前記第1モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態よりも、前記第2モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態を抑制させるステップを含む、
    ことを特徴とする再生方法。
  8. 前記記憶手段は、前記複数の表示項目の各々において画像データを記憶しており、
    前記制御手段は、前記スクロール表示の制御時に、
    前記入力操作部材に対する継続的な前記操作入力に応じて前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替える第1モードと、
    前記入力操作部材に対する一時的な前記操作入力を契機として自動的に前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替える第2モードと、を実行可能であり、
    前記制御手段が、
    前記第1モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態よりも、前記第2モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態を抑制するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項に記載の再生方法。
  9. 前記制御手段が、
    ゼロよりも大きい音量が設定されている前記音データに対応付けられた前記表示項目を前記選択候補として輝度の表示形態を最も強調し、
    前記選択候補である前記表示項目から所定順序で配列された前記表示項目の輝度の表示形態の強調度合いを、前記選択候補から離れることに伴い、低下傾向に変化させるとともに、
    前記所定順序で前記選択候補に隣り合う前記表示項目の輝度の表示形態の強調度合いを、前記選択候補に比べてステップ状に低下させるステップを含む、
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載の再生方法。
  10. 操作者の操作入力を受け付ける入力操作部材と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた表示を行なう表示手段と、
    を備える表示装置を構成するコンピュータを、
    複数の表示項目を記憶し、前記複数の表示項目の各々において画像データを記憶する記憶手段と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じて、前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えながら何れか1つを選択対象として選択可能にしつつ、前記表示手段による前記複数の表示項目のスクロール表示を制御する制御手段と、
    して機能させるプログラムであって、
    前記制御手段は、
    前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する前記操作入力の操作量の変化に追従するようにして前記表示項目の表示形態を滑らかに変化させ、
    前記スクロール表示の制御時に、
    前記入力操作部材に対する継続的な前記操作入力に応じて前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えさせる第1モードと、
    前記入力操作部材に対する一時的な前記操作入力を契機として自動的に前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えさせる第2モードと、を実行させることが可能であり、
    前記第1モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態よりも、前記第2モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態を抑制させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  11. 操作者の操作入力を受け付ける入力操作部材と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた表示を行なう表示手段と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じた音出力を行なう音出力手段と、
    を備える再生装置を構成するコンピュータを、
    複数の表示項目の各々と複数の音データの各々とを対応付けて記憶し、前記複数の表示項目の各々において画像データを記憶する記憶手段と、
    前記入力操作部材に対する前記操作入力に応じて、前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えながら何れか1つを選択対象として選択可能にしつつ、前記表示手段による前記複数の表示項目のスクロール表示を制御する制御手段と、
    して機能させるプログラムであって、
    前記制御手段は、
    前記スクロール表示の制御時に、前記入力操作部材に対する前記操作入力の操作量の変化に追従するようにして、前記表示項目の表示形態および前記表示項目に対応付けられた前記音データの音量を滑らかに変化させ、
    前記スクロール表示の制御時に、
    前記入力操作部材に対する継続的な前記操作入力に応じて前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えさせる第1モードと、
    前記入力操作部材に対する一時的な前記操作入力を契機として自動的に前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替えさせる第2モードと、を実行させることが可能であり、
    前記第1モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態よりも、前記第2モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態を抑制させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  12. 前記記憶手段は、前記複数の表示項目の各々において画像データを記憶しており、
    前記制御手段は、前記スクロール表示の制御時に、
    前記入力操作部材に対する継続的な前記操作入力に応じて前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替える第1モードと、
    前記入力操作部材に対する一時的な前記操作入力を契機として自動的に前記複数の表示項目のうちの選択候補を次々に切り替える第2モードと、を実行可能であり、
    前記制御手段は、
    前記第1モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態よりも、前記第2モードの実行時の前記画像データの輝度の表示形態を抑制する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記制御手段は、
    ゼロよりも大きい音量が設定されている前記音データに対応付けられた前記表示項目を前記選択候補として輝度の表示形態を最も強調し、
    前記選択候補である前記表示項目から所定順序で配列された前記表示項目の輝度の表示形態の強調度合いを、前記選択候補から離れることに伴い、低下傾向に変化させるとともに、
    前記所定順序で前記選択候補に隣り合う前記表示項目の輝度の表示形態の強調度合いを、前記選択候補に比べてステップ状に低下させる、
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載のプログラム。
JP2013202648A 2013-09-27 2013-09-27 表示装置、表示方法、再生装置、再生方法、およびプログラム Expired - Fee Related JP6154276B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013202648A JP6154276B2 (ja) 2013-09-27 2013-09-27 表示装置、表示方法、再生装置、再生方法、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013202648A JP6154276B2 (ja) 2013-09-27 2013-09-27 表示装置、表示方法、再生装置、再生方法、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015069383A JP2015069383A (ja) 2015-04-13
JP6154276B2 true JP6154276B2 (ja) 2017-06-28

Family

ID=52835988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013202648A Expired - Fee Related JP6154276B2 (ja) 2013-09-27 2013-09-27 表示装置、表示方法、再生装置、再生方法、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6154276B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10162516B2 (en) 2015-05-22 2018-12-25 Casio Computer Co., Ltd. Display apparatus for displaying images
JP6098681B2 (ja) * 2015-05-22 2017-03-22 カシオ計算機株式会社 表示装置、表示方法及びプログラム
JP6312039B2 (ja) * 2016-09-29 2018-04-18 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 端末装置、及びプログラム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3673425B2 (ja) * 1999-04-16 2005-07-20 松下電器産業株式会社 プログラム選択実行装置,およびデータ選択実行装置
JP2002140145A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Sony Corp 情報処理装置、項目表示方法及びプログラム格納媒体
JP2004213443A (ja) * 2003-01-07 2004-07-29 Jordan Kk 情報配信システム、携帯端末、プログラム、記録媒体
JP4240293B2 (ja) * 2003-05-27 2009-03-18 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント マルチメディア再生装置およびマルチメディア再生方法
JP4770290B2 (ja) * 2005-06-28 2011-09-14 パナソニック株式会社 液晶表示装置
JP5029399B2 (ja) * 2008-02-08 2012-09-19 富士通モバイルコミュニケーションズ株式会社 携帯電話機
US8830274B2 (en) * 2009-06-18 2014-09-09 Pioneer Corporation Information display device
JP5411680B2 (ja) * 2009-12-09 2014-02-12 アルパイン株式会社 スクロール表示装置
JP5478439B2 (ja) * 2010-09-14 2014-04-23 任天堂株式会社 表示制御プログラム、表示制御システム、表示制御装置、表示制御方法
JP2013134596A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Brother Ind Ltd 情報処理装置、フレーム画像切替方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015069383A (ja) 2015-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10168886B2 (en) Method for providing a user interface based on touch pressure, and electronic device using same
US9535550B2 (en) Systems and methods for deformation-based haptic effects
US9411491B2 (en) Method for providing graphical user interface (GUI), and multimedia apparatus applying the same
EP2530677A2 (en) Method and apparatus for controlling a display of multimedia content using a timeline-based interface
EP2169525A1 (en) Method to provide menu, using menu set and multimedia device the same
EP2682853A2 (en) Mobile device and operation method control available for using touch and drag
KR102134882B1 (ko) 컨텐츠 재생을 제어하기 위한 방법 및 장치
EP2690541B1 (en) Method of displaying status bar
JP6154276B2 (ja) 表示装置、表示方法、再生装置、再生方法、およびプログラム
JP2017138738A (ja) 入力装置、表示装置および入力装置の制御方法
KR101150614B1 (ko) 연주게임을 위한 방법, 장치 및 기록매체
JP2022113790A (ja) 再生装置
JP6095543B2 (ja) 再生装置、再生方法、およびプログラム
JP6273118B2 (ja) 情報処理装置
JP6201261B2 (ja) 端末装置、制御方法、およびプログラム
JP2018116636A (ja) 表示装置、表示方法、及び、プログラム
JP6444476B2 (ja) 情報処理装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP6433217B2 (ja) 音量制御装置、音量制御システム、及びプログラム
JP2015158777A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP2018085150A (ja) 電子機器およびプログラム
JP6481310B2 (ja) 電子機器及び電子機器の制御プログラム
JP6665339B1 (ja) ゲームシステム及びプログラム
JP6644937B1 (ja) ゲームシステム、制御方法及びプログラム
JP2018116633A (ja) 再生装置、再生方法、及び、プログラム
KR100655928B1 (ko) 네비게이션 gui시스템 및 그 gui 구현방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6154276

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees