JP6098681B2 - 表示装置、表示方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置、表示方法及びプログラムに関する。
従来、ユーザが動画再生における早送り、巻き戻し、スロー再生といった速度調整を行うことができるように操作子を備える表示装置が知られている。しかしながら、操作子は動画像の表示部とは別に設けられており、表示装置の小型化の妨げになるという問題があった。
そこで、タッチパネル上におけるスライド操作の方向と速度とにより、動画像の再生速度を制御する技術(例えば、特許文献1参照)や、ユーザがタッチパネル上の位置と再生速度の関係を識別可能となるように動画像の表示に半透過で複数の再生速度を表示する技術(例えば、特許文献2参照)が開示されている。
特開2004−104594号公報 特開2010−176575号公報
しかしながら、上記特許文献等の場合、再生速度の種類を増やしたとしても、指定された一定の再生速度での再生が維持されるだけであり、ユーザが思い通りに場面を検索することが難しいという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、ユーザが所望する画像を容易に表示することができる表示装置、表示方法及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮影された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置であって、
再生される動画像の撮像フレームレートを取得する取得手段と、
前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を測定する測定手段と、
前記取得手段により取得された撮像フレームレートと、前記測定手段により測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する制御手段と、
を備え、
前記測定手段は、前記操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を、当該単位時間経過毎に逐次測定し、
前記制御手段は、前記単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量が変化しても一定のスライド量に対して動画像が送り再生される時間が一定となるように、当該単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量に応じて、当該動画像の送り再生を当該単位時間経過毎に逐次制御することを特徴としている。
本発明によれば、ユーザが所望する画像を容易に表示することができる。
本発明を適用した実施形態1の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置による再生処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図2の再生処理における動画像の送り再生を説明するための図である。 図2の再生処理における動画像の表示態様の一例を模式的に示す図である。 本発明を適用した実施形態2の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図5の撮像装置の表示部における動画像の表示態様の一例を模式的に示す図である。 図5の撮像装置の第2表示パネルにおけるフレーム画像の表示態様を説明するための図である。 本発明を適用した実施形態3の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図8の撮像装置による再生処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図9の再生処理における円弧状のスライド操作を説明するための図である。 実施形態3の変形例1に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 画像処理部による復号処理を説明するための図である。 図12の復号処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図13の復号処理におけるフレーム復号処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図14のフレーム復号処理における順方向検索処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図14のフレーム復号処理における逆方向検索処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 メモリのリングバッファの格納領域の容量が固定されている場合の画像処理部による復号処理を説明するための図である。 メモリのリングバッファの格納領域の容量を可変する場合の画像処理部による復号処理を説明するための図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[実施形態1]
図1は、本発明を適用した実施形態1の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態1の撮像装置100は、具体的には、中央制御部1と、メモリ2と、撮像部3と、画像処理部4と、表示部5と、操作入力部6と、動作処理部7と、画像記録部8とを備えている。
また、中央制御部1、メモリ2、撮像部3、画像処理部4、表示部5、操作入力部6、動作処理部7及び画像記録部8は、バスライン9を介して接続されている。
中央制御部1は、撮像装置100の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部1は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)等を備え、撮像装置100用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
メモリ2は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、中央制御部1、動作処理部7等によって処理されるデータ等を一時的に格納する。
撮像部3は、所定の被写体を任意の撮像フレームレートで撮像してフレーム画像を生成する。具体的には、撮像部3は、レンズ部3aと、電子撮像部3bと、撮像制御部3cとを備えている。
レンズ部3aは、例えば、ズームレンズやフォーカスレンズ等の複数のレンズから構成されている。
電子撮像部3bは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ(撮像素子)から構成されている。そして、電子撮像部3bは、レンズ部3aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
撮像制御部3cは、撮像部3による被写体の撮像を制御する。
すなわち、撮像制御部3cは、図示は省略するが、タイミング発生器、ドライバなどを備えている。そして、撮像制御部3cは、タイミング発生器、ドライバにより電子撮像部3bを走査駆動して、レンズ部3aを通過した光学像を電子撮像部3bにより所定周期毎に二次元の画像信号に変換させ、当該電子撮像部3bの撮像領域から1画面分ずつフレーム画像を読み出して画像処理部4に出力させる。
また、撮像制御部3cは、AF(自動合焦処理)、AE(自動露出処理)、AWB(自動ホワイトバランス)等の被写体を撮像する際の条件の調整制御を行う。
なお、撮像部3は、レンズ部3a、電子撮像部3b及び撮像制御部3cに加えて、レンズ部3aを通過する光の量を調整する絞り、ズームレンズを光軸方向に移動させるズーム駆動部、フォーカスレンズを光軸方向に移動させる合焦駆動部等(何れも図示略)を備えていても良い。
画像処理部4は、電子撮像部3bから転送されたフレーム画像のアナログ値の信号に対して各種の画像信号処理を施す。具体的には、画像処理部4は、電子撮像部3bから転送されたフレーム画像のアナログ値の信号に対してRGBの色成分毎に適宜ゲイン調整した後に、サンプルホールド回路(図示略)でサンプルホールドしてA/D変換器(図示略)でデジタルデータに変換し、カラープロセス回路(図示略)で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理を行った後、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(YUVデータ)を生成する。
また、カラープロセス回路から出力される輝度信号Y及び色差信号Cb,Crは、図示しないDMAコントローラを介して、バッファメモリとして使用されるメモリ2にDMA転送される。
表示部5は、表示パネル5aの表示画面に画像を表示する。
すなわち、表示部5は、画像処理部4により復号された所定サイズの画像データに基づいて、所定の画像を表示パネル5aの表示画面に表示する。また、表示部5は、後述するように、動作処理部7の第1再生制御部7cの制御下にて、任意の撮像フレームレートで撮影された動画像を所定の再生フレームレート(例えば、30fps)で再生する。
なお、表示パネル5aは、例えば、液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)表示パネル等から構成されているが、一例であってこれらに限られるものではない。
操作入力部6は、当該撮像装置100の所定操作を行うためのものである。具体的には、操作入力部6は、被写体の静止画像の撮像指示や動画像の録画開始指示及び録画終了指示に係るシャッタボタン、撮像モードや再生モードや機能等の選択指示に係る選択決定ボタン、ズーム量の調整指示に係るズームボタン等(何れも図示略)を備えている。
そして、ユーザにより各種ボタンが操作されると、操作入力部6は、操作されたボタンに応じた操作指示を中央制御部1に出力する。中央制御部1は、操作入力部6から出力され入力された操作指示に従って所定の動作(例えば、動画像の再生等)を各部に実行させる。
また、操作入力部6は、表示部5の表示パネル5aと一体となって設けられたタッチパネル6aを有している。
タッチパネル6aは、表示パネル5aの表示領域をなす表示画面に直接的若しくは間接的に接触するユーザの指(手)やタッチペン等の接触位置を検出する。すなわち、タッチパネル6aは、例えば、表示パネル5aの表示画面上或いは当該表示画面よりも内側に設けられ、静電容量方式、抵抗膜方式、超音波表面弾性波方式等の各種方式により、表示画面上における接触位置のXY座標を検出する。
そして、タッチパネル6aは、接触位置のXY座標に係る位置信号を動作処理部7に出力する。
動作処理部7は、フレームレート取得部7aと、第1測定部7bと、第1再生制御部7cとを具備している。
なお、動作処理部7の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
フレームレート取得部(取得手段)7aは、再生される動画像の撮像フレームレートを取得する。
すなわち、フレームレート取得部7aは、ユーザによる操作入力部6の所定操作に基づいて指定された再生対象となる動画像を画像記録部8から読み出して取得し、当該動画像が撮影された際の撮像フレームレートを取得する。
なお、フレームレート取得部7aによる撮像フレームレートの取得は、再生対象の動画像の再生前に行われても良いし、再生中に行われても良い。
第1測定部(測定手段)7bは、タッチパネル6a上のユーザによる接触操作中の操作速度を逐次測定する。
すなわち、第1測定部7bは、操作速度として、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量(画素数)を逐次測定する。
具体的には、例えば、表示パネル5aに動画像が表示されている際に、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作されると、第1測定部7bは、タッチパネル6aから出力された接触位置を原点として、そのXY座標に係る位置信号を取得するとともに、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点の再生時間Ttouch(図3参照)を計時部(図示略)から取得する。そして、ユーザによりタッチパネル6a上のスライド操作が開始されると、第1測定部7bは、タッチパネル6aから逐次出力された接触位置XpositionのXY座標に係る位置信号を取得するとともに計時部からタッチパネル6aが接触操作された時間を取得していき、単位時間当たりのスライド量(例えば、一秒間に移動した画素数)を操作速度V(px/s)として算出する。また、第1測定部7bは、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作の終了後(接触解除後)、最終的にユーザによりタッチパネル6aが接触操作されていた接触位置を取得する。
なお、ここでは、X軸方向のスライド操作の速度を測定するようにしているが、Y軸方向のスライド操作の速度を測定するようにしてもよく、この場合接触位置は、Ypositionとなる。
また、ユーザによるスライド操作は、タッチパネル6a上の任意の位置にて行われるようになっており、第1測定部7bは、タッチパネル6a上の任意の位置におけるユーザによるスライド操作中の操作速度を逐次測定する。
第1再生制御部7cは、表示部5に表示される動画像の再生を制御する。
すなわち、第1再生制御部7cは、例えば、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなど(何れも図示略)を備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、画像処理部4により復号されてVRAMに記録されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから所定の再生フレームレート(例えば、30fps)で読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部5の表示パネル5aに出力する。
また、第1再生制御部(制御手段)7cは、フレームレート取得部7aにより取得された撮像フレームレートと、第1測定部7bにより逐次測定された操作速度と、に基づいて、表示部5に表示される動画像の再生を制御する。すなわち、第1再生制御部7cは、ユーザによりタッチパネル6a上がスライド操作されたときのスライド量に応じて動画像が所定方向(例えば、順方向や逆方向等)に送り再生される時間が一定となるように、当該動画像の送り再生を制御する。具体的には、第1再生制御部7cは、ユーザによるタッチパネル6a上のスライド量に応じて動画像が送り再生される時間が一定となるように、取得された撮像フレームレートに応じて再生フレームレート及び間引き率のうちの少なくとも一方を変化させる。
ここで、送り再生とは、通常の再生速度に対して高速或いは低速で順方向或いは逆方向に再生することを言い、例えば、早送り、早戻し、スロー送り、スロー戻し等が挙げられる。
例えば、ユーザによるタッチパネル6a上のスライド量に対して送り再生される時間の比率をα(例えば、初期値として、α=10)とすると、第1再生制御部7cは、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された接触位置Xpositionに比率αを乗算した値(α・Xposition)と、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点の再生時間Ttouchとに基づいて、送り再生される時間(送り再生時間)を逐次算出する(図3参照)。
また、第1再生制御部7cは、第1測定部7bにより逐次測定された単位時間当たりのスライド量である操作速度V(px/s)に比率αを乗算して、動画像を送り再生する際の再生速度α・Vを算出する(図3参照)。
また、第1再生制御部7cは、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作の終了後(接触解除後)、このスライド操作が終了した時点の操作速度に応じた再生フレームレートで動画像が再生されるように当該動画像の再生を制御する。例えば、第1再生制御部7cは、最終的にユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点で第1測定部7bにより測定された操作速度V(px/s)に比率αを乗算して、スライド操作の終了後(接触解除後)の動画像の再生速度α・Vを算出する(図4参照)。
具体的には、例えば、図4に示すように、予めユーザによるスライド操作の所定の一方向(例えば、右方向)と動画像が送り再生される順方向とを対応付けておく。そして、ユーザがタッチパネル6a上を一定の操作速度V=50(px/s)で所定方向(例えば、右方向等)にスライドさせていき、300px移動させたところで指を離した場合、第1再生制御部7cは、再生対象の動画像の撮像フレームレートに拘わらず、順方向に送り再生される時間として3(300(px)×10(ms/px))秒を算出し、また、動画像の順方向の再生速度として0.5(10(ms/px)×50(px/s)/1000(ms))倍速を算出する。
つまり、例えば、再生対象の動画像の撮像フレームレートが30fpsの場合、第1再生制御部7cは、最終的にユーザによりタッチパネル6aが接触操作された3秒後の時点では、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点Ttouchでのフレーム画像に対して90コマ先のフレーム画像が表示パネル5aに表示されるように、ユーザによるタッチパネル6aのスライド操作中における送り再生の再生フレームレートや間引き率を設定する。同様に、再生対象の動画像の撮像フレームレートが240fpsの場合、第1再生制御部7cは、最終的にユーザによりタッチパネル6aが接触操作された3秒後の時点では、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点Ttouchでのフレーム画像に対して720コマ先のフレーム画像が表示パネル5aに表示されるように、ユーザによるタッチパネル6aのスライド操作中における送り再生の再生フレームレートや間引き率を設定する。
なお、再生フレームレートや間引き率の設定は、公知の技術であり、その詳細な説明は省略する。
また、ユーザがタッチパネル6a上を所定方向と逆方向(例えば、左方向等)にスライド操作させた場合には、第1再生制御部7cは、再生対象の動画像の撮像フレームレートに拘わらず、逆方向に送り再生される時間や動画像の逆方向の再生速度等を算出する。
また、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作が終了した時点の操作速度が0の場合、すなわち、ユーザがタッチパネル6a上のスライド操作を一旦停止してから指を離した場合、第1再生制御部7cは、このスライド操作が終了した時点で表示パネル5aに表示されている動画像を構成するフレーム画像を表示させたまま当該動画像の再生を一時停止させても良い。
また、第1再生制御部7cは、上記のようにして送り再生を行う場合に、フレーム画像に対して所定位置(例えば、上下等)に映画フィルムを模してパーフォレーション(銀塩フィルムの縁に一定間隔で開けられている送り穴)を付加表示させ、動画像の再生速度に応じてパーフォレーションの移動速度を可変させて表示パネル5aに表示させても良い(図4参照)。
画像記録部8は、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等により構成され、画像処理部4の符号化部(図示略)により所定の圧縮形式(例えば、JPEG形式、MPEG形式等)で符号化された静止画像や動画像の記録用の画像データを記録する。なお、画像記録部8に記録されている画像データは、当該撮像装置100の撮像部3により撮像され記録されたものであっても良いし、外部の撮像装置(図示略)により撮像された後、当該撮像装置100に転送されて画像記録部8に記録されたものであっても良い。
また、画像記録部8は、例えば、記録媒体(図示略)が着脱自在に構成され、装着された記録媒体からのデータの読み出しや記録媒体に対するデータの書き込みを制御する構成であっても良い。
<再生処理>
次に、撮像装置100による再生処理について、図2〜図4を参照して説明する。
図2は、再生処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図3は、再生処理における動画像の送り再生を説明するための図である。また、図4は、再生処理における動画像の表示態様の一例を模式的に示す図である。
なお、以下の再生処理では、ユーザによるタッチパネル6a上のスライド量に対して送り再生される時間の比率αが初期値(例えば、α=10)に設定されているものとする。
図2に示すように、先ず、画像記録部8に記録されている動画像のうち、ユーザによる操作入力部6の所定操作に基づいて再生対象となる動画像が指定されると、動作処理部7のフレームレート取得部7aは、指定された動画像を画像記録部8から読み出して当該動画像が撮影された際の撮像フレームレートを取得する(ステップS1)。
続けて、第1再生制御部7cは、画像処理部4により復号された再生対象の動画像を構成する複数のフレーム画像を表示部5に出力して表示パネル5aに動画像を表示させる(ステップS2)。ここでの動画像の表示は、所定の再生フレームレート(例えば、30fps等)で再生されるようになっているが、所定のフレーム画像(例えば、最初のフレーム画像等)での一時停止状態であっても良い。
なお、画像処理部4は、例えば、再生対象の動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行って所定の格納手段(例えば、メモリ2等)に格納しておくことで、第1再生制御部7cから指示されたフレーム画像を即座に表示パネル5aに表示可能となっている(図12等参照;詳細後述)。
次に、第1測定部7bは、ユーザによってタッチパネル6aが接触操作されたか否かを判定する(ステップS3)。
ここで、タッチパネル6aが接触操作されていないと判定されると(ステップS3;NO)、第1測定部7bは、タッチパネル6aが接触操作されたか否かを判定する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
ステップS3にて、タッチパネル6aが接触操作されたと判定されると(ステップS3;YES)、第1再生制御部7cは、ユーザによってタッチパネル6aが接触操作された時点で表示パネル5aに表示されているフレーム画像を表示させたまま当該動画像の再生を一時停止させる(ステップS4)。続けて、第1測定部7bは、タッチパネル6aから出力された接触位置を原点として、そのXY座標に係る位置信号を取得するとともに、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点の再生時間Ttouchを計時部(図示略)から取得する(ステップS5)。
次に、第1測定部7bは、ユーザによってタッチパネル6aがスライド操作されたか否かを判定する(ステップS6)。
ここで、タッチパネル6aがスライド操作されていないと判定されると(ステップS6;NO)、第1測定部7bは、タッチパネル6aがスライド操作されたか否かを判定する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
ステップS6にて、タッチパネル6aがスライド操作されたと判定されると(ステップS6;YES)、第1測定部7bは、タッチパネル6aから逐次出力された接触位置XpositionのXY座標に係る位置信号を取得する(ステップS7)。そして、第1測定部7bは、ユーザによるタッチパネル6aの接触操作が開始されてから単位時間(例えば、一秒)が経過する毎に、単位時間当たりのスライド量を操作速度V(px/s)として算出する(ステップS8)。
続けて、第1再生制御部7cは、タッチパネル6aから出力された接触位置Xpositionに比率αを乗算した値(α・Xposition)と、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点の再生時間Ttouchとに基づいて、送り再生される時間を逐次算出する(ステップS9)。そして、第1再生制御部7cは、フレームレート取得部7aにより取得された撮像フレームレートに基づいて、算出された送り再生される時間に対応するフレーム画像を特定して、表示パネル5aに表示させる。
このとき、第1再生制御部7cは、特定されたフレーム画像が表示パネル5aに表示されるように、ユーザによるタッチパネル6aのスライド操作中における送り再生の再生フレームレートや間引き率を設定する。
次に、第1測定部7bは、ユーザによるタッチパネル6aの接触操作が終了したか否かを判定する(ステップS10)。
ここで、タッチパネル6aの接触操作が終了していないと判定されると(ステップS10;NO)、第1測定部7bは、処理をステップS7に戻し、それ以降の各処理を実行する。すなわち、上記したように、ステップS7〜S9の各処理が逐次実行され、ユーザによるタッチパネル6a上でのスライド操作に応じた動画像の送り再生が行われる。
ステップS10にて、タッチパネル6aの接触操作が終了したと判定されると(ステップS10;YES)、第1再生制御部7cは、接触操作が終了したと判定された時点(最終的にユーザによりタッチパネル6aが接触操作されていた時点)で第1測定部7bにより測定された操作速度V(px/s)に比率αを乗算して、接触操作の終了後の動画像の再生速度α・Vを算出する(ステップS11)。続けて、第1再生制御部7cは、算出された再生速度を維持したまま動画像を再生させる(ステップS12)。
以上のように、実施形態1の撮像装置100によれば、タッチパネル6a上のユーザによる接触操作中の操作速度を逐次測定し、取得された撮像フレームレートと、逐次測定された操作速度と、に基づいて、表示パネル5aに表示される動画像の再生を制御するので、タッチパネル6a上における接触操作(例えば、スライド操作)中に変化しうる操作速度(例えば、スライド速度)を逐次測定し、動画像の表示制御に反映させるため、ユーザが所望する再生速度で動画像を表示することができ、この結果、ユーザが所望する画像を容易に表示することができる。
特に、例えば、撮像フレームレートに応じて再生フレームレート及び間引き率のうちの少なくとも一方を変化させることで、スライド量に応じて動画像が送り再生される時間が一定となるように、当該動画像の送り再生を制御するので、再生対象の動画像の撮像フレームレートに拘わらず、スライド量に応じた一定の時間が送り再生されることとなり、撮像フレームレートの異なる複数の動画像を再生する場合であっても、ユーザが所望する画像を容易に表示することができる。すなわち、動画像を送り再生しながらユーザが所望する画像を検索する場合に、再生対象の動画像の撮像フレームレートに応じて、ユーザによるタッチパネル6a上のスライド量を変化させる必要がなく、ユーザが所望する画像を直感的な操作で容易に特定することができる。
また、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作の終了後、このスライド操作が終了した時点の操作速度に応じた再生フレームレートで動画像が再生されるように当該動画像の再生を制御するので、動画像を送り再生する際の再生速度と、この送り再生後の動画像の再生速度とを連動させることができ、ユーザが動画像を見ながら直感的な操作で再生速度を変更することができる。特に、スライド操作が終了した時点の操作速度が0の場合には、このスライド操作が終了した時点で表示パネル5aに表示されている動画像を構成するフレーム画像を表示させたまま当該動画像の再生を一時停止させることで、ユーザが所望する画像の表示を直感的な操作で容易に行うことができる。
また、タッチパネル6a上の任意の位置におけるユーザによるスライド操作中の操作速度を逐次測定するので、ユーザによりスライド操作させるために指標等を表示する必要がなく、タッチパネル6a上であれば如何なる位置を操作しても良いため、ユーザが所望する画像を検索する際の操作性を向上させることができる。
なお、上記実施形態1では、タッチパネル6a上のユーザによる接触操作中の操作速度を逐次測定し、逐次測定された操作速度に基づいて、表示パネル5aに表示される動画像の再生を制御するようにしたが、一例であってこれに限られるものではない。
例えば、第1測定部7bが、タッチパネル6a上の任意の位置におけるユーザによるスライド操作の加速度を逐次測定し、第1再生制御部7cが、逐次測定されるスライド操作の加速度に応じて可変し、表示パネル5aに表示中の画像(例えば、静止画像や動画像を構成するフレーム画像等)を他の画像に切り替えて表示する際の切り替え速度を、ユーザによるスライド操作中に連続して制御するようにしても良い。また、このとき、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作の終了後、このスライド操作が終了した時点の切り替え速度を維持して、表示パネル5aに表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する制御を行うようにしても良い。
これにより、タッチパネル6a上におけるスライド操作中に変化しうるスライド操作の加速度を逐次測定し、表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する速度に反映させるため、ユーザが所望する速度で連続した画像の切り替え表示を行うことができ、この結果、ユーザが所望する画像を容易に表示することができる。
[実施形態2]
以下に、実施形態2の撮像装置200について、図5〜図7を参照して説明する。
図5は、本発明を適用した実施形態2の撮像装置200の概略構成を示すブロック図である。また、図6は、撮像装置200の表示部205における動画像の表示態様の一例を模式的に示す図である。また、図7は、後述する第2表示パネル205bにおけるフレーム画像の表示態様を説明するための図である。
実施形態2の撮像装置200では、再生対象の動画像と、この動画像を構成する複数のフレーム画像とを独立して表示し、タッチパネル206aにおける複数のフレーム画像の表示に対応する部分にてユーザによるスライド操作が行われるようになっている(図5参照)。
なお、以下に説明する以外の点は、上記実施形態1の撮像装置100と略同様の構成及び機能をなし、その具体的な説明は省略する。
図5に示すように、表示部205は、再生対象の動画像を表示する第1表示パネル205aと、この動画像を構成するフレーム画像を複数並べて表示する所定方向に長尺(例えば、横長)な第2表示パネル205bとを具備している。
また、操作入力部206は、第2表示パネル205bと一体となって設けられたタッチパネル206aを有している。
動作処理部207は、フレームレート取得部7aと、第2測定部207bと、第2再生制御部207cとを具備している。
第2再生制御部207cは、動画像を第1表示パネル205aに表示させ、この動画像を構成する複数のフレーム画像を第2表示パネル205bに表示させるように、それぞれの表示を独立して制御する。具体的には、第2再生制御部207cは、例えば、動画像を構成する複数のフレーム画像について、その幅Xfilmごとにその位置における再生時間の複数のフレーム画像を第2表示パネル205bの表示領域内にサムネイル表示させる(図6参照)。つまり、第2再生制御部207cは、第1表示パネル205aに表示されている動画像の所定の時点でのフレーム画像と同じフレーム画像をサムネイル画像として第2表示パネル205bの所定位置(例えば、中央)に表示させるとともに、動画像が順方向に送り再生された場合のサムネイル画像と、動画像が逆方向に送り再生された場合のサムネイル画像とを代表画像として第2表示パネル205bに表示させる。
なお、第2再生制御部207cは、複数のフレーム画像の表示に対応付けて送り再生される時間を第2表示パネル205bの所定位置に表示しても良い。例えば、動画像が順方向に送り再生される場合、タッチパネル206aが接触操作された時点の再生時間Ttouchに、スライド量に対して送り再生される時間の比率αにフレーム画像の幅Xfilmの定数倍を乗算した値を加算することで各フレーム画像に対応する送り再生される時間(例えば、Ttouch+αXfilm、Ttouch+2αXfilm等)が算出される。一方、動画像が逆方向に送り再生される場合、タッチパネル206aが接触操作された時点の再生時間Ttouchから、スライド量に対して送り再生される時間の比率αにフレーム画像の幅Xfilmの定数倍を乗算した値を減算することで各フレーム画像に対応する送り再生される時間(例えば、Ttouch−αXfilm、Ttouch−2αXfilm等)が算出される。
また、実施形態2の撮像装置200は、スライド量に対して送り再生される時間の比率αを調整可能となっている。
すなわち、第2測定部207bは、タッチパネル206aにおける複数のフレーム画像の表示に対応する部分でのユーザによるスライド操作とは異なる接触操作の操作量を測定する。そして、第2再生制御部207cは、第2測定部207bにより測定されたスライド操作とは異なる接触操作の操作量に応じて可変する時間間隔に対応するフレーム画像を第2表示パネル205bに複数並べて表示させる。
具体的には、例えば、複数のフレーム画像を表示する第2表示パネル205bと一体となって設けられているタッチパネル206a上でユーザによってピンチ操作が行われると、第2測定部207bは、タッチパネル6aから出力されたそれぞれの接触位置のXY座標に係る位置信号を取得するとともに、ピンチ操作の間隔を算出する。第2再生制御部207cは、ピンチ操作の操作量に応じてスライド量に対して送り再生される時間の比率αを可変して、対応する複数のフレーム画像を第2表示パネル205bの表示領域内にサムネイル表示させる(図7参照)。
例えば、タッチパネル206a上でユーザによってピンチ操作が行われていない状態では、第2再生制御部207cは、スライド量に対して送り再生される時間の比率α=βとして、上記と同様に、対応する複数のフレーム画像を第2表示パネル205bの表示領域内にサムネイル表示させる。なお、各フレーム画像に対応する送り再生される時間は、例えば、Ttouch+βXfilm、Ttouch+2βXfilm、Ttouch−βXfilm、Ttouch−2βXfilm等となる。
この状態から、タッチパネル206a上でフレーム画像の幅Xfilm分のピンチイン操作が行われると、第2再生制御部207cは、スライド量に対して送り再生される時間の比率αをα=2βとし、送り再生される時間として、Ttouch+2βXfilm、Ttouch+4βXfilm、Ttouch−2βXfilm、Ttouch−4βXfilm等に対応するフレーム画像を第2表示パネル205bの表示領域内にサムネイル表示させる。反対に、この状態から、タッチパネル206a上でフレーム画像の幅Xfilm分のピンチアウト操作が行われると、第2再生制御部207cは、スライド量に対して送り再生される時間の比率αをα=βとし、上記と同様に、対応する複数のフレーム画像を第2表示パネル205bの表示領域内にサムネイル表示させる。
なお、上記実施形態2にあっては、再生対象の動画像を表示する第1表示パネル205aと、複数のフレーム画像を表示する第2表示パネル205bとを個別に設けるようにしたが、例えば、図示は省略するが、一の表示パネルの表示領域を動画像を表示する領域と複数のフレーム画像を表示する領域とに区分し、第2再生制御部207cは、それぞれの表示を独立して制御するようにしても良い。
以上のように、実施形態2の撮像装置200によれば、上記実施形態1と同様に、タッチパネル206a上における接触操作(例えば、スライド操作)中に変化しうる操作速度(例えば、スライド速度)を逐次測定し、動画像の表示制御に反映させるため、ユーザが所望する再生速度で動画像を表示することができ、この結果、ユーザが所望する画像を容易に表示することができる。特に、再生対象の動画像の表示と、この動画像を構成するフレーム画像を複数並べたフレーム画像の表示とを独立して行い、タッチパネル206aのフレーム画像の表示に対応する部分におけるユーザによるスライド操作中の操作速度を逐次測定することで、ユーザのスライド量に応じて送り再生されるフレーム画像を代表画像として例示することができ、代表画像を見ながら直感的な操作で送り再生を行うことができる。また、スライド操作とは異なる接触操作(例えば、ピンチ操作)の操作量に応じて可変する時間間隔に対応するフレーム画像を複数並べて表示させるので、スライド量に対して送り再生される時間を可変して、ユーザが所望する画像の表示をより容易に行うことができる。
なお、上記実施形態2では、スライド量に対して送り再生される時間の比率αを、タッチパネル206a上でユーザによってピンチ操作が行われた場合に調整するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、タッチパネル206aに接触するユーザの指の数に応じて調整しても良い。具体的には、例えば、タッチパネル206aに接触するユーザの指の数が1本の場合に比率α=βとし、2本の場合に比率α=2βとするようにしても良い。
[実施形態3]
以下に、実施形態3の撮像装置300について、図8〜図10を参照して説明する。
図8は、本発明を適用した実施形態3の撮像装置300の概略構成を示すブロック図である。
実施形態3の撮像装置300では、タッチパネル6a上でユーザによって円弧状のスライド操作が行われ、このスライド操作中の操作速度に基づいて動画像の再生を制御する。
なお、以下に説明する以外の点は、上記実施形態1の撮像装置100と略同様の構成及び機能をなし、その具体的な説明は省略する。
図8に示すように、動作処理部307は、フレームレート取得部7aと、第3測定部307bと、第3再生制御部307cとを具備している。
第3測定部307bは、タッチパネル6a上のユーザによる円弧状のスライド操作中の操作速度を逐次測定する。
ここで、円弧状のスライド操作とは、一回転未満、すなわち、円形を形成しない操作であっても良いし、一回転以上の回動操作であっても良い。
具体的には、例えば、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作されると、表示部5の表示パネル5aに円形状の指標I(図10参照)が表示される。この指標Iは、ユーザの接触位置から所定の距離d離れた点が極座標の原点となる。そして、ユーザが指標Iを所定方向(例えば、右周り方向等)に回転させるようにスライド操作させると、第3測定部307bは、タッチパネル6aから出力された接触位置のXY座標に係る位置信号を逐次取得する。そして、第3測定部307bは、逐次取得された接触位置を極座標系に配置し、単位時間当たりの回転角度θposition(例えば、一秒間に移動した画素数)を操作速度ω(px/s)として算出する。また、第3測定部307bは、タッチパネル6a上のユーザによる円弧状のスライド操作の終了後、最終的にユーザによりタッチパネル6aが接触操作されていた接触位置を取得する。
なお、円形状の指標Iは、ユーザがタッチパネル6aに接触操作している期間だけ表示されるようになっているが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。また、ユーザによるタッチパネル6aの接触操作は、図10に示すようなシングルタッチであっても良いし、2箇所以上を同時に接触操作するマルチタッチ(図示略)であっても良い。例えば、親指と人差し指の二本でマルチタッチする場合、第3測定部307bは、親指の接触位置を極座標の原点とし、人差し指の接触位置を変化させるように回転させる際の回転角度θpositionを測定するようにしても良い。
第3再生制御部307cは、例えば、ユーザによるタッチパネル6a上のスライド量に対して送り再生される時間の比率をα(例えば、初期値として、α=10)とすると、第3測定部307bに算出された回転角度θpositionに比率αを乗算した値(α・θposition)と、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点の再生時間Ttouchとに基づいて、送り再生される時間(送り再生時間)を逐次算出する。また、第3再生制御部307cは、第3測定部307bにより逐次測定された単位時間当たりの回転角度θpositionである操作速度ω(px/s)に比率αを乗算して、動画像を送り再生する際の再生速度α・ωを算出する。
また、第3再生制御部307cは、タッチパネル6a上のユーザによる円弧状のスライド操作の終了後(接触解除後)、このスライド操作が終了した時点の操作速度に応じた再生フレームレートで動画像が再生されるように当該動画像の再生を制御する。例えば、第3再生制御部307cは、最終的にユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点で第3測定部307bにより測定された操作速度ω(px/s)に比率αを乗算して、円弧状のスライド操作の終了後(接触解除後)の動画像の再生速度α・ωを算出する。
<再生処理>
次に、撮像装置300による再生処理について、図9及び図10を参照して説明する。
図9は、再生処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図10は、再生処理における円弧状のスライド操作を説明するための図である。
なお、以下の再生処理では、ユーザによるタッチパネル6a上の円弧状のスライド量に対して送り再生される時間の比率αが初期値(例えば、α=10)に設定されているものとする。また、ユーザによる円弧状のスライド操作の回転方向(例えば、右周り方向)と動画像が送り再生される順方向とが対応付けられているものとする。
図9に示すように、先ず、画像記録部8に記録されている動画像のうち、ユーザによる操作入力部6の所定操作に基づいて再生対象となる動画像が指定されると、動作処理部307のフレームレート取得部7aは、上記実施形態1の再生処理と略同様に、指定された動画像を画像記録部8から読み出して当該動画像が撮影された際の撮像フレームレートを取得する(ステップS31)。
続けて、第3再生制御部307cは、上記実施形態1の再生処理と略同様に、画像処理部4により復号された再生対象の動画像を構成する複数のフレーム画像を表示部5に出力して表示パネル5aに動画像を表示させる(ステップS32)。
次に、第3測定部307bは、上記実施形態1の再生処理と略同様に、ユーザによってタッチパネル6aが接触操作されたか否かを判定する(ステップS33)。
ここで、タッチパネル6aが接触操作されていないと判定されると(ステップS33;NO)、第3測定部307bは、タッチパネル6aが接触操作されたか否かを判定する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
ステップS33にて、タッチパネル6aが接触操作されたと判定されると(ステップS33;YES)、第3再生制御部307cは、ユーザによってタッチパネル6aが接触操作された時点で表示パネル5aに表示されているフレーム画像を表示させたまま当該動画像の再生を一時停止させる(ステップS34)。続けて、第3測定部307bは、タッチパネル6aから出力された接触位置から所定の距離d離れた点を原点として、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点の再生時間Ttouchを計時部(図示略)から取得する(ステップS35)。このとき、表示部5の表示パネル5aに円形状の指標I(図9参照)が表示される。
次に、第3測定部307bは、例えば、円形状の指標Iを回転させるようにユーザによってタッチパネル6aの円弧状のスライド操作が行われたか否かを判定する(ステップS36)。
ここで、タッチパネル6aの円弧状のスライド操作が行われていないと判定されると(ステップS36;NO)、第3測定部307bは、タッチパネル6aの円弧状のスライド操作が行われたか否かを判定する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
ステップS36にて、タッチパネル6aの円弧状のスライド操作が行われたと判定されると(ステップS36;YES)、第3測定部307bは、タッチパネル6aから逐次出力された接触位置のXY座標に係る位置信号を取得して、回転角度θpositionを算出する(ステップS37)。そして、第3測定部307bは、ユーザによるタッチパネル6aの円弧状のスライド操作が開始されてから単位時間(例えば、一秒)が経過する毎に、単位時間当たりの回転角度θpositionを操作速度ω(px/s)として算出する(ステップS38)。
続けて、第3再生制御部307cは、第3測定部307bに算出された回転角度θpositionに比率αを乗算した値(α・θposition)と、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点の再生時間Ttouchとに基づいて、送り再生される時間を逐次算出する(ステップS39)。そして、第3再生制御部307cは、上記実施形態1の再生処理と略同様に、フレームレート取得部7aにより取得された撮像フレームレートに基づいて、算出された送り再生される時間に対応するフレーム画像を特定して、表示パネル5aに表示させる。
次に、第3測定部307bは、上記実施形態1の再生処理と略同様に、ユーザによるタッチパネル6aの接触操作が終了したか否かを判定する(ステップS40)。
ここで、タッチパネル6aの接触操作が終了していないと判定されると(ステップS40;NO)、第3測定部307bは、処理をステップS37に戻し、それ以降の各処理を実行する。すなわち、上記したように、ステップS37〜S39の各処理が逐次実行され、ユーザによるタッチパネル6aの円弧状のスライド操作中に動画像の送り再生が行われる。
ステップS39にて、タッチパネル6aの接触操作が終了したと判定されると(ステップS40;YES)、第3再生制御部307cは、上記実施形態1の再生処理と略同様に、接触操作が終了したと判定された時点で第3測定部307bにより測定された操作速度ω(px/s)に比率αを乗算して、接触操作の終了後の動画像の再生速度α・ωを算出する(ステップS41)。続けて、第3再生制御部307cは、上記実施形態1の再生処理と略同様に、算出された再生速度を維持したまま動画像を再生させる(ステップS42)。
以上のように、実施形態3の撮像装置300によれば、上記実施形態1と同様に、タッチパネル6a上における接触操作(例えば、スライド操作)中に変化しうる操作速度(例えば、スライド速度)を逐次測定し、動画像の表示制御に反映させるため、ユーザが所望する再生速度で動画像を表示することができ、この結果、ユーザが所望する画像を容易に表示することができる。特に、タッチパネル6a上のユーザによる円弧状のスライド操作中の操作速度を逐次測定するので、縦横方向の大きさが制限されているタッチパネル6aであっても円弧状にスライド操作することで当該スライド操作の操作量が制限されることがなくなり、相対的に長い時間の送り再生のためにスライド操作量が多くなる場合であっても、接触操作を解除することなく連続して行うことができる。
<変形例1>
以下に、実施形態3の変形例1に係る撮像装置300Aについて図11を参照して説明する。
図11は、変形例1に係る撮像装置300Aの概略構成を示すブロック図である。
なお、以下に説明する以外の点は、上記実施形態3の撮像装置300と略同様の構成及び機能をなし、その具体的な説明は省略する。
図11に示すように、動作処理部307は、フレームレート取得部7aと、第3測定部307bと、第3再生制御部307cとに加えて、操作判別部307dを具備している。
操作判別部(判別手段)307dは、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作の種類が、直線状のスライド操作であるか、円弧状のスライド操作であるかを判別する。
すなわち、ユーザによるタッチパネル6aのスライド操作が開始されると、操作判別部307dは、タッチパネル6aから逐次出力された接触位置のXY座標に係る位置信号を逐次取得する。そして、操作判別部307dは、接触位置の単位時間当たりのX方向及びY方向の変位量を算出し、算出されたX方向及びY方向の変位量に基づいて、ユーザによるスライド操作の種類が、直線状のスライド操作であるか、円弧状のスライド操作であるかを判別する。例えば、ユーザによるスライド操作が縦方向や横方向に直線状のスライド操作の場合、X方向及びY方向のうち、何れか一方は変位量が小さくなり、他方が大きくなる。また、操作判別部307dは、X方向及びY方向の変位量の比率が所定の閾値以上となった場合に、ユーザによるスライド操作の円弧状のスライド操作であると判別する。
そして、操作判別部307dにより円弧状のスライド操作であると判別された場合は、第3再生制御部307cは、スライド操作の軌跡から円の中心を特定し、特定された円の中心を識別可能となるように表示パネル5aに表示させる制御を行う。
なお、第3再生制御部307cは、ユーザによるスライド操作の種類に応じて、動画像の再生の制御内容を変更しても良い。例えば、直線状のスライド操作に対して円弧状のスライド操作の方がスライド量に対して送り再生される時間の比率αを大きくするか或いは小さくすることで、ユーザが所望する画像を検索する際に、ユーザが二つのスライド操作を切り替えつつ送り再生することができ、操作性の向上を図ることができる。
このように、変形例1の撮像装置300Aによれば、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作の種類が、直線状のスライド操作であるか、円弧状のスライド操作であるかを判別して、円弧状のスライド操作であると判別された場合は、スライド操作の軌跡から特定される円の中心を識別可能に表示するので、ユーザがタッチパネル6a上を円弧状にスライド操作する際の操作性をより向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態1〜3に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
以下に、再生対象の動画像を構成する複数のフレーム画像の復号処理について、図12〜図18を参照して説明する。
上記実施形態1〜3並びに変形例1の撮像装置100、200、300、300Aにあっては、画像処理部4は、復号手段として、再生される動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行っても良い。そして、メモリ2は、格納手段として、画像処理部4により復号された所定時間分のフレーム画像を一時的に格納する。
すなわち、画像処理部4は、動作処理部7により画像記録部8から読み出された再生対象となる動画像の複数のフレーム画像に対して、当該動画像の符号化方式(例えば、MPEG符号化方式等)に応じた復号処理を行う。具体的には、画像処理部4は、動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、動作処理部7の第1再生制御部7c等により現在再生中のフレーム画像の位置を基準として、現在の再生方向と同方向及び反対方向の各々に、所定時間分のフレーム画像の復号処理を行う。
また、画像処理部4は、動画像の現在の再生方向が順方向であるか、或いは、反対方向であるかに応じて、現在の再生方向と同方向及び反対方向の各々に行う所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番を特定して、当該復号処理を行う。ここで、画像処理部4は、例えば、MPEG符号化方式で符号化されている動画像を構成する複数のフレーム画像の場合、一の「Iピクチャ」に連なる「Pピクチャ」を全て含む連続した複数のフレーム画像からなるGOP(Group Of Picture)単位で、所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番を特定しても良い。
具体的には、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOPに対して、動画像の再生方向と同方向側及び反対方向側にそれぞれ所定数(例えば、2つ等)のGOPを復号処理の対象として特定する。また、画像処理部4は、動画像の現在の再生方向と同方向側のGOPを反対方向側のGOPに対して優先して復号するように、復号処理の順番を特定する。
なお、画像処理部4により復号処理される所定時間分のフレーム画像の総フレーム数は、例えば、メモリ2の格納領域の容量に応じて適宜任意に変更可能である。すなわち、メモリ2は、復号されたフレーム画像を一時的に格納するリングバッファを有し、このリングバッファの格納領域の容量に応じて復号処理の量が変化する。
ここで、図12(a)及び図12(b)を参照して、復号処理の一例について詳細に説明する。
図12(a)及び図12(b)は、画像処理部4による復号処理を説明するための図であり、このうち、図12(a)は、順方向に送り再生する場合に対応し、図12(b)は、逆方向に送り再生する場合に対応している。また、図12(a)及び図12(b)中、「I」は、「Iピクチャ」を表し、「P」は、「Pピクチャ」を表している。また、白抜きの矢印は復号処理の方向を表し、当該矢印中の数字は復号処理の順番を表している。
例えば、動画像を順方向に送り再生する場合(図12(a)参照)、画像処理部4は、先ず、再生対象の動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、現在再生中のフレーム画像(図中、ドットが付された「Pピクチャ」)が含まれるGOPを構成する複数のフレーム画像を「Iピクチャ」から時間軸に沿って順に復号する(「1」の矢印)。そして、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP、すなわち、前回復号されたGOPと時間軸で後ろ側に隣り合うGOPを処理対象として、当該GOPを構成する複数のフレーム画像を時間軸に沿って順に復号する(「2」の矢印)。次に、画像処理部4は、前回復号されたGOPと時間軸で後ろ側に隣り合うGOPを処理対象として、当該GOPを構成する複数のフレーム画像を時間軸に沿って順に復号する(「3」の矢印)。
その後、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOPと時間軸で前側に隣り合うGOPを処理対象として、当該GOPを構成する複数のフレーム画像を時間軸に沿って順に復号する(「4」の矢印)。次に、画像処理部4は、前回復号されたGOPと時間軸で前側に隣り合うGOPを処理対象として、当該GOPを構成する複数のフレーム画像を時間軸に沿って順に復号する(「5」の矢印)。
一方、動画像を逆方向に送り再生する場合(図12(b)参照)、画像処理部4は、先ず、上記した動画像を順方向に送り再生する場合と同様に、再生対象の動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOPを構成する複数のフレーム画像を「Iピクチャ」から時間軸に沿って順に復号する(「1」の矢印)。そして、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP、すなわち、前回復号されたGOPと時間軸で前側に隣り合うGOPを処理対象として、当該GOPを構成する複数のフレーム画像を時間軸に沿って順に復号する(「2」の矢印)。次に、画像処理部4は、前回復号されたGOPと時間軸で前側に隣り合うGOPを処理対象として、当該GOPを構成する複数のフレーム画像を時間軸に沿って順に復号する(「3」の矢印)。
その後、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOPと時間軸で後ろ側に隣り合うGOPを処理対象として、当該GOPを構成する複数のフレーム画像を時間軸に沿って順に復号する(「4」の矢印)。次に、画像処理部4は、前回復号されたGOPと時間軸で後ろ側に隣り合うGOPを処理対象として、当該GOPを構成する複数のフレーム画像を時間軸に沿って順に復号する(「5」の矢印)。
なお、図12(a)及び図12(b)に例示した動画像を構成するGOPの内容は、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、「Pピクチャ」の数は適宜任意に変更可能であり、また、「Bピクチャ」を含んで構成されていても良い。
<復号処理>
次に、図13〜図16を参照して、画像処理部4による復号処理について説明する。
図13は、画像処理部4による復号処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
以下に説明する復号処理は、撮像装置100(200、300、300A)による再生処理にて、再生される動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、少なくとも表示対象のフレーム画像が表示部5に表示される前に行われる処理である。
なお、以下の説明では、実施形態1の撮像装置100による復号処理を代表して説明する。
図13に示すように、先ず、画像処理部4は、動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、動作処理部7の第1再生制御部7cにより表示対象のフレーム画像の変更が指示されたか否かを判定する(ステップS51)。
ここで、表示対象のフレーム画像の変更が指示されたと判定されると(ステップS51;YES)、画像処理部4は、メモリ2に対してリングバッファの格納領域の中心位置を更新させる指示を出力し、メモリ2は、リングバッファの格納領域の中で、表示対象のフレーム画像が含まれるGOPを構成する復号済みの複数のフレーム画像が中心位置に格納されるように更新する(ステップS52)。
一方、表示対象のフレーム画像の変更が指示されていないと判定された場合(ステップS51;NO)、画像処理部4及びメモリ2は、ステップS52の処理をスキップする。
次に、動作処理部7の第1再生制御部7cは、表示対象のフレーム画像を表示部5に表示させる表示タイミングであるか否かを判定する(ステップS53)。この判定処理は、表示部5の再生フレームレートに応じた所定の周期毎に行われる。
ここで、表示対象のフレーム画像を表示部5に表示させる表示タイミングであると判定されると(ステップS53;YES)、第1再生制御部7cは、表示フラグを「ON」に設定する(ステップS54)。
一方、表示対象のフレーム画像を表示部5に表示させる表示タイミングでないと判定されると(ステップS53;NO)、第1再生制御部7cは、ステップS54の処理をスキップする。
次に、画像処理部4は、表示フラグが「ON」に設定されているか否かを判定する(ステップS55)。
ここで、表示フラグが「ON」に設定されていると判定されると(ステップS55;YES)、画像処理部4は、表示対象のフレーム画像を復号済みであるか否かを判定する(ステップS56)。
ステップS56にて、表示対象のフレーム画像を復号済みであると判定されると(ステップS56;YES)、画像処理部4は、表示対象のフレーム画像の表示指示を動作処理部7に出力し(ステップS57)、第1再生制御部7cは、表示部5にフレーム画像を表示させた後、表示フラグを「OFF」に設定する(ステップS58)。
その後、第1再生制御部7cは、表示部5に表示される動画像の再生が終了したか否かを判定する(ステップS59)。
一方、ステップS55にて、表示フラグが「ON」に設定されていないと判定されると(ステップS55;NO)、画像処理部4は、フレーム画像を復号するフレーム復号処理(図14参照;後述)を行う(ステップS60)。
また、ステップS56にて、表示対象のフレーム画像を復号済みでないと判定された場合(ステップS56;NO)にも、画像処理部4は、処理をステップS60に移行し、フレーム復号処理を行う(ステップS60)。
このステップS60のフレーム復号処理の後、第1再生制御部7cは、処理をステップS59に移行し、動画像の再生が終了したか否かを判定する(ステップS59)。
ステップS59にて、動画像の再生が終了していないと判定されると(ステップS59;NO)、ステップS51に戻り、それ以降の各処理を実行する。一方、動画像の再生が終了したと判定されると(ステップS59;YES)、当該復号処理を終了する。
<フレーム復号処理>
以下に、復号処理におけるフレーム復号処理について、図14を参照して詳細に説明する。
図14は、フレーム復号処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図14に示すように、先ず、画像処理部4は、メモリ2のリングバッファの格納領域に格納可能な所定時間分のフレーム画像を復号済みであるか否かを判定する(ステップS61)。
ここで、所定時間分のフレーム画像を復号済みでないと判定されると(ステップS61;NO)、画像処理部4は、表示対象のフレーム画像が含まれるGOPを構成する復号済みの複数のフレーム画像をメモリ2のリングバッファの格納領域に格納済みであるか否かを判定する(ステップS62)。
ステップS62にて、復号済みの複数のフレーム画像をメモリ2のリングバッファの格納領域に格納済みでないと判定されると(ステップS62;NO)、画像処理部4は、表示対象のフレーム画像が含まれるGOPを復号対象として設定し(ステップS63)、復号フラグを「ON」に設定する(ステップS64)。
その後、画像処理部4は、復号フラグが「ON」に設定されているか否かを判定する(ステップS65)。
ここで、復号フラグが「ON」に設定されていると判定されると(ステップS65;YES)、画像処理部4は、前回復号されたフレーム画像は、復号対象として設定されているGOPに含まれるか否かを判定する(ステップS66)。
ステップS66にて、前回復号されたフレーム画像は、復号対象として設定されているGOPに含まれないと判定されると(ステップS66;NO)、画像処理部4は、復号対象のGOPを構成する複数のフレーム画像については何れも復号されていないため、当該GOP内の「Iピクチャ」を指定して、当該「Iピクチャ」に対応するフレーム画像の復号を行う(ステップS67)。その後、画像処理部4は、復号されたフレーム画像をメモリ2に出力して、リングバッファの格納領域に格納させた後、復号フラグを「OFF」に設定し(ステップS68)、処理をステップS61に戻す。
一方、ステップS66にて、前回復号されたフレーム画像は、復号対象として設定されているGOPに含まれると判定されると(ステップS66;YES)、画像処理部4は、復号対象のGOPを構成する複数のフレーム画像の中で、次のフレーム画像(例えば、「Pピクチャ」等)を指定して、当該フレーム画像の復号を行う(ステップS69)。その後、画像処理部4は、処理をステップS68に移行し、復号されたフレーム画像をメモリ2に出力して、リングバッファの格納領域に格納させた後、復号フラグを「OFF」に設定し(ステップS68)、処理をステップS61に戻す。
一方、ステップS62にて、復号済みの複数のフレーム画像をメモリ2のリングバッファの格納領域に格納済みであると判定されると(ステップS62;YES)、画像処理部4は、第1再生制御部7cによる動画像の再生方向は順方向であるか否かを判定する(ステップS70)。
ステップS70にて、動画像の再生方向は順方向であると判定されると(ステップS70;YES)、画像処理部4は、次の復号対象となるGOPを順方向に検索する順方向検索処理(図15参照;後述)を行う(ステップS71)。
一方、動画像の再生方向は順方向でないと判定されると(ステップS70;NO)、画像処理部4は、次の復号対象となるGOPを逆方向に検索する順方向検索処理(図16参照;後述)を行う(ステップS72)。
<順方向検索処理>
以下に、フレーム復号処理における順方向検索処理について、図15を参照して詳細に説明する。
図15は、順方向検索処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図15に示すように、先ず、画像処理部4は、再生される動画像について、当該動画像の再生方向と同方向である順方向(時間軸で後ろ側)に未復号のGOPを検索し(ステップS81)、未復号のGOPがあるか否かを判定する(ステップS82)。
ここで、未復号のGOPがあると判定されると(ステップS82;YES)、画像処理部4は、メモリ2のリングバッファの格納領域に順方向のGOPに対応し、当該GOPを構成する復号済みの複数のフレーム画像を格納するための空き領域があるか否かを判定する(ステップS83)。
なお、メモリ2のリングバッファの格納領域の空き領域は、例えば、リングバッファの格納領域の中で、表示対象のフレーム画像が含まれるGOPを構成する復号済みの複数のフレーム画像が格納される中心位置が更新されることで形成される。
ステップS83にて、リングバッファの格納領域に順方向のGOPに対応する空き領域があると判定されると(ステップS83;YES)、画像処理部は、検索された未復号のGOPを復号対象として設定し(ステップS84)、復号フラグを「ON」に設定する(ステップS85)。
これにより、画像処理部4は、当該順方向検索処理を終了する。
一方、ステップS82にて、未復号のGOPがないと判定されると(ステップS82;NO)、画像処理部4は、再生される動画像について、当該動画像の再生方向と反対方向である逆方向(時間軸で前側)に未復号のGOPを検索する(ステップS86)。また、ステップS83にて、リングバッファの格納領域に順方向のGOPに対応する空き領域がないと判定された場合(ステップS83;NO)にも、画像処理部4は、処理をステップS86に移行し、再生される動画像について、逆方向に未復号のGOPを検索する。
そして、画像処理部4は、逆方向に未復号のGOPがあるか否かを判定する(ステップS87)。
ステップS87にて、未復号のGOPがあると判定されると(ステップS87;YES)、画像処理部4は、メモリ2のリングバッファの格納領域に逆方向のGOPに対応する空き領域があるか否かを判定する(ステップS88)。
ステップS88にて、リングバッファの格納領域に逆方向のGOPに対応する空き領域があると判定されると(ステップS88;YES)、画像処理部は、処理をステップS84に移行し、検索された未復号のGOPを復号対象として設定する(ステップS84)。その後、画像処理部4は、復号フラグを「ON」に設定して(ステップS85)、当該順方向検索処理を終了する。
一方、ステップS87にて、未復号のGOPがないと判定されると(ステップS87;NO)、画像処理部4は、当該順方向検索処理を終了する。また、ステップS88にて、リングバッファの格納領域に逆方向のGOPに対応する空き領域がないと判定された場合(ステップS88;NO)にも、画像処理部4は、当該順方向検索処理を終了する。
<逆方向検索処理>
以下に、フレーム復号処理における逆方向検索処理について、図16を参照して詳細に説明する。
図16は、逆方向検索処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図16に示すように、先ず、画像処理部4は、再生される動画像について、当該動画像の再生方向と同方向である逆方向(時間軸で前側)に未復号のGOPを検索し(ステップS91)、未復号のGOPがあるか否かを判定する(ステップS92)。
ここで、未復号のGOPがあると判定されると(ステップS92;YES)、画像処理部4は、メモリ2のリングバッファの格納領域に逆方向のGOPに対応し、当該GOPを構成する復号済みの複数のフレーム画像を格納するための空き領域があるか否かを判定する(ステップS93)。
ステップS93にて、リングバッファの格納領域に逆方向のGOPに対応する空き領域があると判定されると(ステップS93;YES)、画像処理部は、検索された未復号のGOPを復号対象として設定し(ステップS94)、復号フラグを「ON」に設定する(ステップS95)。
これにより、画像処理部4は、当該逆方向検索処理を終了する。
一方、ステップS92にて、未復号のGOPがないと判定されると(ステップS92;NO)、画像処理部4は、再生される動画像について、当該動画像の再生方向と反対方向である順方向(時間軸で後ろ側)に未復号のGOPを検索する(ステップS96)。また、ステップS93にて、リングバッファの格納領域に逆方向のGOPに対応する空き領域がないと判定された場合(ステップS93;NO)にも、画像処理部4は、処理をステップS96に移行し、再生される動画像について、順方向に未復号のGOPを検索する。
そして、画像処理部4は、順方向に未復号のGOPがあるか否かを判定する(ステップS97)。
ステップS97にて、未復号のGOPがあると判定されると(ステップS97;YES)、画像処理部4は、メモリ2のリングバッファの格納領域に順方向のGOPに対応する空き領域があるか否かを判定する(ステップS98)。
ステップS98にて、リングバッファの格納領域に順方向のGOPに対応する空き領域があると判定されると(ステップS98;YES)、画像処理部は、処理をステップS94に移行し、検索された未復号のGOPを復号対象として設定する(ステップS94)。その後、画像処理部4は、復号フラグを「ON」に設定して(ステップS95)、当該逆方向検索処理を終了する。
一方、ステップS97にて、未復号のGOPがないと判定されると(ステップS97;NO)、画像処理部4は、当該逆方向検索処理を終了する。また、ステップS98にて、リングバッファの格納領域に順方向のGOPに対応する空き領域がないと判定された場合(ステップS98;NO)にも、画像処理部4は、当該逆方向検索処理を終了する。
図14に戻り、ステップS65にて、画像処理部4は、復号フラグが「ON」に設定されているか否かを判定する(ステップS65)。
そして、ステップS65にて、復号フラグが「ON」に設定されていると判定されると(ステップS65;YES)、画像処理部4は、ステップS66〜S69の各処理により、順方向検索処理或いは逆方向検索処理にて検索されて復号対象となったGOP内のフレーム画像の復号を行い、復号フラグを「OFF」に設定した後(ステップS68)、処理をステップS61に戻す。
上記の各処理は、ステップS61にて、メモリ2のリングバッファの格納領域に格納可能な所定時間分のフレーム画像を復号済みであると判定(ステップS61;YES)されるまで、繰り返し実行される。
ステップS61にて、所定時間分のフレーム画像を復号済みであると判定されると(ステップS61;YES)、画像処理部4は、当該フレーム復号処理を終了する。
また、ステップS65にて、復号フラグが「ON」に設定されていないと判定された場合(ステップS65;NO)にも、画像処理部4は、当該フレーム復号処理を終了する。
従って、再生される動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行って、復号された所定時間分のフレーム画像を格納しておくことで、第1再生制御部7cから指示されたフレーム画像を即座に表示パネル5aに表示可能となり、ユーザが所望する再生速度で動画像を表示することができる。
特に、動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、現在再生中のフレーム画像の位置を基準として、現在の再生方向と同方向及び反対方向の各々に、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行うので、現在の再生方向と同方向だけでなく、反対方向のフレーム画像についても事前に復号しておくことができ、例えば、ユーザが動画像の再生方向を反対方向に切り替えた場合であっても、第1再生制御部7cから指示されたフレーム画像を即座に表示パネル5aに表示可能となる。
また、動画像の現在の再生方向に応じて、現在の再生方向と同方向及び反対方向の各々に行う所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番を特定して、当該復号処理を事前に行うので、動画像を構成する複数のフレーム画像の復号を当該動画像の現在の再生方向を考慮して適正に行うことができる。すなわち、例えば、動画像の現在の再生方向と同方向側のフレーム画像を反対方向側のフレーム画像に対して優先して復号しておくことで、動画像を送り再生しながらユーザが所望する画像を検索する場合に、送り再生の再生方向と同方向側のフレーム画像については相対的に長い時間の送り再生に対しても対応することができ、第1再生制御部7cから指示されたフレーム画像を即座に表示パネル5aに表示可能となる。
なお、上記した復号処理にあっては、画像処理部4は、動作処理部7の第1再生制御部7cにより再生される動画像の現在の再生速度に応じて、現在の再生方向と同方向及び反対方向の各々に行う所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番を特定して、当該復号処理を事前に行っても良い。
すなわち、例えば、動画像の現在の再生速度が所定速度(例えば、通常の再生速度等)の場合、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOPに対して、動画像の再生方向と同方向側及び反対方向側にそれぞれ所定数(例えば、2つ等)のGOPを復号処理の対象として特定する。そして、動画像の再生速度が高速になるほど、画像処理部4は、現在の再生方向と同方向側のGOPを反対方向側のGOPに対して優先して復号するように、復号処理の順番を特定する。
次に、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量が固定されている場合における、画像処理部4による所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番について説明する。
以下の説明では、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量は、動画像を構成するGOPを単位として5つ分に相当するものとする。
図17(a)及び図17(b)は、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量が固定されている場合の画像処理部4による復号処理を説明するための図であり、このうち、図17(a)は、順方向に送り再生する場合に対応し、図17(b)は、逆方向に送り再生する場合に対応している。
なお、図17(a)及び図17(b)中の各カラムは、動画像を構成するGOPを模式的に表し、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOPにドットを付している。また、各カラム内の数字は、復号処理の順番を表している。
例えば、動画像を順方向に送り再生する場合(図17(a)参照)、動画像の現在の再生速度が所定速度(例えば、通常の再生速度等)では、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」(図中、ドットが付されたGOP)、GOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「3」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「4」、GOP「4」と時間軸で前側に隣り合うGOP「5」の順番で復号処理を行う。
そして、例えば、動画像の再生速度が所定速度よりも高速になると、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「4」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「5」の順番で復号処理を行う。
さらに、例えば、動画像の再生速度が上記よりもさらに高速になると、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「4」、GOP「4」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「5」の順番で復号処理を行う。
一方、動画像を逆方向に送り再生する場合(図17(b)参照)、動画像の現在の再生速度が所定速度(例えば、通常の再生速度等)では、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で前側に隣り合うGOP「3」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「4」、GOP「4」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「5」の順番で復号処理を行う。
そして、例えば、動画像の再生速度が所定速度よりも高速になると、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で前側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で前側に隣り合うGOP「4」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「5」の順番で復号処理を行う。
さらに、例えば、動画像の再生速度が上記よりもさらに高速になると、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で前側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で前側に隣り合うGOP「4」、GOP「4」と時間軸で前側に隣り合うGOP「5」の順番で復号処理を行う。
次に、上記において、動画像の再生速度に応じて、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量を可変して容量を増大させる場合について説明する。
以下の説明では、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量は、動画像の現在の再生速度が所定速度(例えば、通常の再生速度等)の場合、動画像を構成するGOPを単位として5つ分に相当し、動画像の再生速度が高速になるほどGOP単位で1つ分ずつ増えて行くものとする。
図18(a)及び図18(b)は、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量を可変する場合の画像処理部4による復号処理を説明するための図であり、このうち、図18(a)は、順方向に送り再生する場合に対応し、図18(b)は、逆方向に送り再生する場合に対応している。なお、図18(a)及び図18(b)中の各カラムは、動画像を構成するGOPを模式的に表し、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOPにドットを付している。また、各カラム内の数字は、復号処理の順番を表している。
例えば、動画像を順方向に送り再生する場合(図18(a)参照)、動画像の現在の再生速度が所定速度(例えば、通常の再生速度等)では、画像処理部4は、上記したメモリ2のリングバッファの格納領域の容量が固定されている場合と同様に、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」(図中、ドットが付されたGOP)、GOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「3」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「4」、GOP「4」と時間軸で前側に隣り合うGOP「5」の順番で復号処理を行う。
そして、例えば、動画像の再生速度が所定速度よりも高速になると、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量をGOP単位で1つ分増大して、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「4」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「5」、GOP「5」と時間軸で前側に隣り合うGOP「6」の順番で復号処理を行う。
さらに、例えば、動画像の再生速度が上記よりもさらに高速になると、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量をGOP単位でさらに1つ分増大して、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「4」、GOP「4」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「5」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「6」、GOP「6」と時間軸で前側に隣り合うGOP「7」の順番で復号処理を行う。
一方、動画像を逆方向に送り再生する場合(図18(b)参照)、動画像の現在の再生速度が所定速度(例えば、通常の再生速度等)では、画像処理部4は、上記したメモリ2のリングバッファの格納領域の容量が固定されている場合と同様に、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で前側に隣り合うGOP「3」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「4」、GOP「4」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「5」の順番で復号処理を行う。
そして、例えば、動画像の再生速度が所定速度よりも高速になると、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量をGOP単位で1つ分増大して、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で前側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で前側に隣り合うGOP「4」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「5」、GOP「5」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「6」の順番で復号処理を行う。
さらに、例えば、動画像の再生速度が上記よりもさらに高速になると、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量をGOP単位でさらに1つ分増大して、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で前側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で前側に隣り合うGOP「4」、GOP「4」と時間軸で前側に隣り合うGOP「5」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「6」、GOP「6」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「7」の順番で復号処理を行う。
このように、動画像の現在の再生速度に応じて、現在の再生方向と同方向及び反対方向の各々に行う所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番を特定して、当該復号処理を事前に行うので、動画像を構成する複数のフレーム画像の復号を当該動画像の現在の再生速度を考慮して適正に行うことができる。すなわち、例えば、動画像の現在の再生速度が高速になるほど、動画像の現在の再生方向と同方向側のフレーム画像を反対方向側のフレーム画像に対して優先して復号しておくことで、動画像を送り再生しながらユーザが所望する画像を検索する場合に、送り再生の再生方向と同方向側のフレーム画像については相対的に高速の送り再生に対しても対応することができ、第1再生制御部7cから指示されたフレーム画像を即座に表示パネル5aに表示可能となり、ユーザが所望する再生速度で動画像を表示することができる。
なお、上記においては、動画像の現在の再生速度に応じて、当該現在の再生方向と同方向側及び反対方向側の各々のフレーム画像、或いは、GOPの復号処理にかける時間を特定して、当該復号処理を事前に行っても良い。
また、図17(a)及び図17(b)並びに図18(a)及び図18(b)に例示した所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。例えば、動画像の再生速度に応じて、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量を可変して容量を増大させる場合には、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と再生方向が反対側となるGOPについては、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量が固定されている場合のように、優先度を低下させても良い。
なお、上記実施形態1〜3に例示した、ユーザによりスライド操作される方向と、動画像の再生方向との対応関係は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
また、例えば、ユーザによりスライド操作される方向が上下方向の場合には、フレーム画像に対して付加されるパーフォレーションの位置を左右にしても良い。
また、上記実施形態1〜3にあっては、タッチパネル6a(206a)上のユーザによる接触操作中の操作速度を逐次測定し、逐次測定された操作速度に基づいて、表示パネル5aに表示される動画像の再生を制御するようにしたが、一例であってこれに限られるものではない。例えば、第1測定部7bが、タッチパネル6a上の任意の位置から開始されたユーザによるスライド操作中のスライド量を逐次測定し、第1再生制御部7cが、逐次測定されるスライド量に応じて可変し、表示パネル5aに表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する際の切り替え量を、ユーザによるスライド操作中に連続して制御するようにしても良い。
これにより、再生対象が静止画像であっても、タッチパネル6a上におけるスライド操作中に変化しうるスライド量を逐次測定し、複数の画像の切り替え表示制御に反映させるため、ユーザが所望する速度で連続した画像の切り替え表示を行うことができ、この結果、ユーザが所望する画像を容易に表示することができる。
また、単位時間当たりのスライド量(画素数)を逐次測定することで、操作速度を逐次測定しているが、早送りの操作を優先する場合は、1単位時間内でスライド操作が終わる程度に単位時間を長くして、スライド量に表示速度が比例するように制御することで、スライド速度の測定処理の軽減を図るようにしてもよい。
すなわち、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作中は、そのスライド量に基づいて、表示パネル5aに表示される動画像の再生速度を制御する第1の処理を行い、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作の終了後、第1の処理にて制御された再生速度を維持して、表示パネル5aに表示中の動画像の再生を制御する第2の処理を行うようにしても良い。
さらに、撮像装置100、200、300、300Aの構成は、上記実施形態1〜3に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。また、表示装置として、撮像装置100、200、300、300Aを例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、撮像機能を具備するか否かは適宜任意に変更可能である。
加えて、上記実施形態1〜3にあっては、取得手段、測定手段、制御手段としての機能を、中央制御部1の制御下にて、フレームレート取得部7a、第1測定部7b(第2測定部207b、第3測定部307b)、第1再生制御部7c(第2再生制御部207c、第3再生制御部307c)が駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部1のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
すなわち、プログラムメモリ(図示略)に、取得処理ルーチン、測定処理ルーチン、制御処理ルーチンを含むプログラムを記録しておく。そして、取得処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、再生される動画像の撮像フレームレートを取得する機能を実現させるようにしても良い。また、測定処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、タッチパネル6a上のユーザによる接触操作中の操作速度を逐次測定する機能を実現させるようにしても良い。また、制御処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、取得された撮像フレームレートと、逐次測定された操作速度と、に基づいて、表示パネル5aに表示される動画像の再生を制御する機能を実現させるようにしても良い。
さらに、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮影された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置であって、
再生される動画像の撮像フレームレートを取得する取得手段と、
前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を逐次測定する測定手段と、
前記取得手段により取得された撮像フレームレートと、前記測定手段により逐次測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。
<請求項2>
前記測定手段は、前記操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を逐次測定し、
前記制御手段は、前記スライド量に応じて動画像が送り再生される時間が一定となるように、当該動画像の送り再生を制御することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
<請求項3>
前記制御手段は、前記スライド量に応じて動画像が送り再生される時間が一定となるように、前記取得手段により取得された撮像フレームレートに応じて再生フレームレート及び間引き率のうちの少なくとも一方を変化させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
<請求項4>
前記制御手段は、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の終了後、このスライド操作が終了した時点の操作速度に応じた再生フレームレートで動画像が再生されるように当該動画像の再生を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の表示装置。
<請求項5>
前記制御手段は、前記スライド操作が終了した時点の操作速度が0の場合には、このスライド操作が終了した時点で前記表示手段に表示されている動画像を構成するフレーム画像を表示させたまま当該動画像の再生を一時停止させることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
<請求項6>
前記測定手段は、前記タッチパネル上の任意の位置におけるユーザによるスライド操作中の操作速度を逐次測定することを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項7>
前記制御手段は、動画像の表示と、この動画像を構成するフレーム画像を複数並べたフレーム画像の表示と、を独立して制御し、
前記測定手段は、前記タッチパネルの前記フレーム画像の表示に対応する部分におけるユーザによるスライド操作中の操作速度を逐次測定することを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項8>
前記測定手段は、前記タッチパネルの前記フレーム画像の表示に対応する部分におけるユーザによるスライド操作とは異なる接触操作の操作量を、更に測定し、
前記制御手段は、前記測定手段により測定されたスライド操作とは異なる接触操作の操作量に応じて可変する時間間隔に対応するフレーム画像を複数並べて表示させることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
<請求項9>
前記測定手段は、前記タッチパネル上のユーザによる円弧状のスライド操作中の操作速度を逐次測定することを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項10>
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の種類が、直線状のスライド操作であるか、円弧状のスライド操作であるかを判別する判別手段を更に備え、
前記制御手段は、前記判別手段により円弧状のスライド操作であると判別された場合は、スライド操作の軌跡から特定される円の中心を、更に識別可能に表示する制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
<請求項11>
再生される動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行う復号手段と、
前記復号手段により復号された所定時間分のフレーム画像を格納する格納手段と、を、更に備えることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項12>
前記復号手段は、更に、動画像を構成する前記複数のフレーム画像のうち、現在再生中のフレーム画像の位置を基準として、現在の再生方向及び反対方向の各々に、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行うことを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
<請求項13>
前記復号手段は、更に、動画像の現在の再生方向に応じて、現在の再生方向及び反対方向の各々に行う所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番を特定して、当該復号処理を事前に行うことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
<請求項14>
前記復号手段は、更に、動画像の現在の再生速度に応じて、現在の再生方向及び反対方向の各々に行う所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番、或いは、当該復号処理にかける時間を特定して、当該復号処理を事前に行うことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
<請求項15>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、表示手段とを備える表示装置であって、
前記タッチパネル上の任意の位置から開始されたユーザによるスライド操作中のスライド量を逐次測定する測定手段と、
前記測定手段により逐次測定されるスライド量に応じて可変し、前記表示手段に表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する際の切り替え量を、ユーザによるスライド操作中に連続して制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。
<請求項16>
前記制御手段は、更に、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の終了後、このスライド操作が終了した時点の切り替え量を維持して、前記表示手段に表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する制御を行うことを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
<請求項17>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、表示手段とを備える表示装置であって、
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の加速度を逐次測定する測定手段と、
前記測定手段により逐次測定されるスライド操作の加速度に応じて可変し、前記表示手段に表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する際の切り替え速度を、ユーザによるスライド操作中に連続して制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。
<請求項18>
前記制御手段は、更に、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の終了後、このスライド操作が終了した時点の切り替え速度を維持して、前記表示手段に表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する制御を行うことを特徴とする請求項17に記載の表示装置。
<請求項19>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置であって、
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作のスライド量に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生速度を制御する第1の制御手段と、
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の終了後、前記第1の制御手段により制御された再生速度を維持して、前記表示手段に表示中の動画像の再生を制御する第2の制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。
<請求項20>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮像された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置を用いた表示方法であって、
再生される動画像の撮像フレームレートを取得する処理と、
前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を逐次測定する処理と、
取得された撮像フレームレートと、逐次測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する処理と、
を含むことを特徴とする表示方法。
<請求項21>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮像された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置のコンピュータに、
再生される動画像の撮像フレームレートを取得する機能と、
前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を逐次測定する機能と、
取得された撮像フレームレートと、逐次測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
<請求項22>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、表示手段とを備える表示装置を用いた表示方法であって、
前記タッチパネル上の任意の位置から開始されたユーザによるスライド操作中のスライド量を逐次測定する処理と、
逐次測定されるスライド量に応じて可変し、前記表示手段に表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する際の切り替え量を、ユーザによるスライド操作中に連続して制御する処理と、
を含むことを特徴とする表示方法。
<請求項23>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、表示手段とを備える表示装置を用いた表示方法であって、
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の加速度を逐次測定する処理と、
逐次測定されるスライド操作の加速度に応じて可変し、前記表示手段に表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する際の切り替え速度を、ユーザによるスライド操作中に連続して制御する処理と、
を含むことを特徴とする表示方法。
<請求項24>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置を用いた表示方法であって、
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作のスライド量に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生速度を制御する第1の処理と、
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の終了後、前記第1の処理により制御された再生速度を維持して、前記表示手段に表示中の動画像の再生を制御する第2の処理と、
を含むことを特徴とする表示方法。
100、200、300、300A 撮像装置
1 中央制御部
2 メモリ
4 画像処理部
5、205 表示部
5a 表示パネル
205a 第1表示パネル
205b 第2表示パネル
6、206 操作入力部
6a、206a タッチパネル
7、207、307 動作処理部
7a フレームレート取得部
7b 第1測定部
207b 第2測定部
307b 第3測定部
7c 第1再生制御部
207c 第2再生制御部
307c 第3再生制御部
307d 操作判別部

Claims (16)

  1. ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮影された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置であって、
    再生される動画像の撮像フレームレートを取得する取得手段と、
    前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を測定する測定手段と、
    前記取得手段により取得された撮像フレームレートと、前記測定手段により測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記測定手段は、前記操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を、当該単位時間経過毎に逐次測定し、
    前記制御手段は、前記単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量が変化しても一定のスライド量に対して動画像が送り再生される時間が一定となるように、当該単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量に応じて、当該動画像の送り再生を当該単位時間経過毎に逐次制御することを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御手段は、前記単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量が変化しても一定のスライド量に対して動画像が送り再生される時間一定となるように、当該単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量の変化に追随して、当該動画像の送り再生される時間を変化させる制御を、当該単位時間経過毎に逐次行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御手段は、一定のスライド量に応じて動画像が送り再生される時間が一定となるように、前記取得手段により取得された撮像フレームレートに応じて再生フレームレート及び間引き率のうちの少なくとも一方を変化させることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記制御手段は、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の終了後、このスライド操作が終了した時点の操作速度に応じた再生フレームレートで動画像が再生されるように当該動画像の再生を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置。
  5. 前記制御手段は、前記スライド操作が終了した時点の操作速度が0の場合には、このスライド操作が終了した時点で前記表示手段に表示されている動画像を構成するフレーム画像を表示させたまま当該動画像の再生を一時停止させることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記測定手段は、前記タッチパネル上の任意の位置におけるユーザによるスライド操作中の操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を、当該単位時間経過毎に逐次測定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の表示装置。
  7. 前記制御手段は、動画像の表示と、この動画像を構成するフレーム画像を複数並べたフレーム画像の表示と、を独立して制御し、
    前記測定手段は、前記タッチパネルの前記フレーム画像の表示に対応する部分におけるユーザによるスライド操作中の操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を、当該単位時間経過毎に逐次測定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の表示装置。
  8. ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮影された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置であって、
    再生される動画像の撮像フレームレートを取得する取得手段と、
    前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を測定する測定手段と、
    前記取得手段により取得された撮像フレームレートと、前記測定手段により測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、動画像の表示と、この動画像を構成するフレーム画像を複数並べたフレーム画像の表示と、を独立して制御し、
    前記測定手段は、前記タッチパネルの前記フレーム画像の表示に対応する部分におけるユーザによるスライド操作中の操作速度を測定し、
    前記測定手段は、前記タッチパネルの前記フレーム画像の表示に対応する部分におけるユーザによるスライド操作とは異なる接触操作の操作量を、更に測定し、
    前記制御手段は、前記測定手段により測定されたスライド操作とは異なる接触操作の操作量に応じて可変する時間間隔に対応するフレーム画像を複数並べて表示させることを特徴とする表示装置。
  9. 前記測定手段は、前記タッチパネル上のユーザによる円弧状のスライド操作中の操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を、当該単位時間経過毎に逐次測定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の表示装置。
  10. ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮影された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置であって、
    再生される動画像の撮像フレームレートを取得する取得手段と、
    前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を測定する測定手段と、
    前記取得手段により取得された撮像フレームレートと、前記測定手段により測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記測定手段は、前記タッチパネル上のユーザによる円弧状のスライド操作中の操作速度を測定し、
    前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の種類が、直線状のスライド操作であるか、円弧状のスライド操作であるかを判別する判別手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記判別手段により円弧状のスライド操作であると判別された場合は、スライド操作の軌跡から特定される円の中心を、更に識別可能に表示する制御を行うことを特徴とする表示装置。
  11. 再生される動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行う復号手段と、
    前記復号手段により復号された所定時間分のフレーム画像を格納する格納手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の表示装置。
  12. 前記復号手段は、更に、動画像を構成する前記複数のフレーム画像のうち、現在再生中のフレーム画像の位置を基準として、現在の再生方向及び反対方向の各々に、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行うことを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
  13. 前記復号手段は、更に、動画像の現在の再生方向に応じて、現在の再生方向及び反対方向の各々に行う所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番を特定して、当該復号処理を事前に行うことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記復号手段は、更に、動画像の現在の再生速度に応じて、現在の再生方向及び反対方向の各々に行う所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番、或いは、当該復号処理にかける時間を特定して、当該復号処理を事前に行うことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  15. ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮像された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置を用いた表示方法であって、
    再生される動画像の撮像フレームレートを取得する処理と、
    前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を測定する処理と、
    取得された撮像フレームレートと、測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する処理と、
    を含み、
    前記測定する処理において、前記操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を、当該単位時間経過毎に逐次測定し、
    前記制御する処理において、前記単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量が変化しても一定のスライド量に対して動画像が送り再生される時間が一定となるように、当該単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量に応じて、当該動画像の送り再生を当該単位時間経過毎に逐次制御することを特徴とする表示方法。
  16. ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮像された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置のコンピュータに、
    再生される動画像の撮像フレームレートを取得する機能と、
    前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を測定する機能と、
    取得された撮像フレームレートと、測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する機能と、
    を実現させ、
    前記測定する機能は、前記操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を、当該単位時間経過毎に逐次測定し、
    前記制御する機能は、前記単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量が変化しても一定のスライド量に対して動画像が送り再生される時間が一定となるように、当該単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量に応じて、当該動画像の送り再生を当該単位時間経過毎に逐次制御することを特徴とするプログラム。
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