JP6098681B2 - 表示装置、表示方法及びプログラム - Google Patents
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Description
そこで、タッチパネル上におけるスライド操作の方向と速度とにより、動画像の再生速度を制御する技術(例えば、特許文献1参照)や、ユーザがタッチパネル上の位置と再生速度の関係を識別可能となるように動画像の表示に半透過で複数の再生速度を表示する技術(例えば、特許文献2参照)が開示されている。
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮影された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置であって、
再生される動画像の撮像フレームレートを取得する取得手段と、
前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を測定する測定手段と、
前記取得手段により取得された撮像フレームレートと、前記測定手段により測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する制御手段と、
を備え、
前記測定手段は、前記操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を、当該単位時間経過毎に逐次測定し、
前記制御手段は、前記単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量が変化しても一定のスライド量に対して動画像が送り再生される時間が一定となるように、当該単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量に応じて、当該動画像の送り再生を当該単位時間経過毎に逐次制御することを特徴としている。
図1は、本発明を適用した実施形態1の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態1の撮像装置100は、具体的には、中央制御部1と、メモリ2と、撮像部3と、画像処理部4と、表示部5と、操作入力部6と、動作処理部7と、画像記録部8とを備えている。
また、中央制御部1、メモリ2、撮像部3、画像処理部4、表示部5、操作入力部6、動作処理部7及び画像記録部8は、バスライン9を介して接続されている。
電子撮像部3bは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ(撮像素子)から構成されている。そして、電子撮像部3bは、レンズ部3aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
すなわち、撮像制御部3cは、図示は省略するが、タイミング発生器、ドライバなどを備えている。そして、撮像制御部3cは、タイミング発生器、ドライバにより電子撮像部3bを走査駆動して、レンズ部3aを通過した光学像を電子撮像部3bにより所定周期毎に二次元の画像信号に変換させ、当該電子撮像部3bの撮像領域から1画面分ずつフレーム画像を読み出して画像処理部4に出力させる。
また、撮像制御部3cは、AF(自動合焦処理)、AE(自動露出処理)、AWB(自動ホワイトバランス)等の被写体を撮像する際の条件の調整制御を行う。
また、カラープロセス回路から出力される輝度信号Y及び色差信号Cb,Crは、図示しないDMAコントローラを介して、バッファメモリとして使用されるメモリ2にDMA転送される。
すなわち、表示部5は、画像処理部4により復号された所定サイズの画像データに基づいて、所定の画像を表示パネル5aの表示画面に表示する。また、表示部5は、後述するように、動作処理部7の第1再生制御部7cの制御下にて、任意の撮像フレームレートで撮影された動画像を所定の再生フレームレート(例えば、30fps)で再生する。
なお、表示パネル5aは、例えば、液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)表示パネル等から構成されているが、一例であってこれらに限られるものではない。
そして、ユーザにより各種ボタンが操作されると、操作入力部6は、操作されたボタンに応じた操作指示を中央制御部1に出力する。中央制御部1は、操作入力部6から出力され入力された操作指示に従って所定の動作(例えば、動画像の再生等)を各部に実行させる。
タッチパネル6aは、表示パネル5aの表示領域をなす表示画面に直接的若しくは間接的に接触するユーザの指(手)やタッチペン等の接触位置を検出する。すなわち、タッチパネル6aは、例えば、表示パネル5aの表示画面上或いは当該表示画面よりも内側に設けられ、静電容量方式、抵抗膜方式、超音波表面弾性波方式等の各種方式により、表示画面上における接触位置のXY座標を検出する。
そして、タッチパネル6aは、接触位置のXY座標に係る位置信号を動作処理部7に出力する。
なお、動作処理部7の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
すなわち、フレームレート取得部7aは、ユーザによる操作入力部6の所定操作に基づいて指定された再生対象となる動画像を画像記録部8から読み出して取得し、当該動画像が撮影された際の撮像フレームレートを取得する。
なお、フレームレート取得部7aによる撮像フレームレートの取得は、再生対象の動画像の再生前に行われても良いし、再生中に行われても良い。
すなわち、第1測定部7bは、操作速度として、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量(画素数)を逐次測定する。
具体的には、例えば、表示パネル5aに動画像が表示されている際に、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作されると、第1測定部7bは、タッチパネル6aから出力された接触位置を原点として、そのXY座標に係る位置信号を取得するとともに、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点の再生時間Ttouch(図3参照)を計時部(図示略)から取得する。そして、ユーザによりタッチパネル6a上のスライド操作が開始されると、第1測定部7bは、タッチパネル6aから逐次出力された接触位置XpositionのXY座標に係る位置信号を取得するとともに計時部からタッチパネル6aが接触操作された時間を取得していき、単位時間当たりのスライド量(例えば、一秒間に移動した画素数)を操作速度V(px/s)として算出する。また、第1測定部7bは、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作の終了後(接触解除後)、最終的にユーザによりタッチパネル6aが接触操作されていた接触位置を取得する。
なお、ここでは、X軸方向のスライド操作の速度を測定するようにしているが、Y軸方向のスライド操作の速度を測定するようにしてもよく、この場合接触位置は、Ypositionとなる。
すなわち、第1再生制御部7cは、例えば、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなど(何れも図示略)を備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、画像処理部4により復号されてVRAMに記録されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから所定の再生フレームレート(例えば、30fps)で読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部5の表示パネル5aに出力する。
また、第1再生制御部(制御手段)7cは、フレームレート取得部7aにより取得された撮像フレームレートと、第1測定部7bにより逐次測定された操作速度と、に基づいて、表示部5に表示される動画像の再生を制御する。すなわち、第1再生制御部7cは、ユーザによりタッチパネル6a上がスライド操作されたときのスライド量に応じて動画像が所定方向(例えば、順方向や逆方向等)に送り再生される時間が一定となるように、当該動画像の送り再生を制御する。具体的には、第1再生制御部7cは、ユーザによるタッチパネル6a上のスライド量に応じて動画像が送り再生される時間が一定となるように、取得された撮像フレームレートに応じて再生フレームレート及び間引き率のうちの少なくとも一方を変化させる。
ここで、送り再生とは、通常の再生速度に対して高速或いは低速で順方向或いは逆方向に再生することを言い、例えば、早送り、早戻し、スロー送り、スロー戻し等が挙げられる。
また、第1再生制御部7cは、第1測定部7bにより逐次測定された単位時間当たりのスライド量である操作速度V(px/s)に比率αを乗算して、動画像を送り再生する際の再生速度α・Vを算出する(図3参照)。
また、第1再生制御部7cは、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作の終了後(接触解除後)、このスライド操作が終了した時点の操作速度に応じた再生フレームレートで動画像が再生されるように当該動画像の再生を制御する。例えば、第1再生制御部7cは、最終的にユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点で第1測定部7bにより測定された操作速度V(px/s)に比率αを乗算して、スライド操作の終了後(接触解除後)の動画像の再生速度α・Vを算出する(図4参照)。
つまり、例えば、再生対象の動画像の撮像フレームレートが30fpsの場合、第1再生制御部7cは、最終的にユーザによりタッチパネル6aが接触操作された3秒後の時点では、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点Ttouchでのフレーム画像に対して90コマ先のフレーム画像が表示パネル5aに表示されるように、ユーザによるタッチパネル6aのスライド操作中における送り再生の再生フレームレートや間引き率を設定する。同様に、再生対象の動画像の撮像フレームレートが240fpsの場合、第1再生制御部7cは、最終的にユーザによりタッチパネル6aが接触操作された3秒後の時点では、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点Ttouchでのフレーム画像に対して720コマ先のフレーム画像が表示パネル5aに表示されるように、ユーザによるタッチパネル6aのスライド操作中における送り再生の再生フレームレートや間引き率を設定する。
なお、再生フレームレートや間引き率の設定は、公知の技術であり、その詳細な説明は省略する。
また、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作が終了した時点の操作速度が0の場合、すなわち、ユーザがタッチパネル6a上のスライド操作を一旦停止してから指を離した場合、第1再生制御部7cは、このスライド操作が終了した時点で表示パネル5aに表示されている動画像を構成するフレーム画像を表示させたまま当該動画像の再生を一時停止させても良い。
また、画像記録部8は、例えば、記録媒体(図示略)が着脱自在に構成され、装着された記録媒体からのデータの読み出しや記録媒体に対するデータの書き込みを制御する構成であっても良い。
次に、撮像装置100による再生処理について、図2〜図4を参照して説明する。
図2は、再生処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図3は、再生処理における動画像の送り再生を説明するための図である。また、図4は、再生処理における動画像の表示態様の一例を模式的に示す図である。
なお、以下の再生処理では、ユーザによるタッチパネル6a上のスライド量に対して送り再生される時間の比率αが初期値(例えば、α=10)に設定されているものとする。
続けて、第1再生制御部7cは、画像処理部4により復号された再生対象の動画像を構成する複数のフレーム画像を表示部5に出力して表示パネル5aに動画像を表示させる(ステップS2)。ここでの動画像の表示は、所定の再生フレームレート(例えば、30fps等)で再生されるようになっているが、所定のフレーム画像(例えば、最初のフレーム画像等)での一時停止状態であっても良い。
なお、画像処理部4は、例えば、再生対象の動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行って所定の格納手段(例えば、メモリ2等)に格納しておくことで、第1再生制御部7cから指示されたフレーム画像を即座に表示パネル5aに表示可能となっている(図12等参照;詳細後述)。
ここで、タッチパネル6aが接触操作されていないと判定されると(ステップS3;NO)、第1測定部7bは、タッチパネル6aが接触操作されたか否かを判定する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
ここで、タッチパネル6aがスライド操作されていないと判定されると(ステップS6;NO)、第1測定部7bは、タッチパネル6aがスライド操作されたか否かを判定する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
続けて、第1再生制御部7cは、タッチパネル6aから出力された接触位置Xpositionに比率αを乗算した値(α・Xposition)と、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点の再生時間Ttouchとに基づいて、送り再生される時間を逐次算出する(ステップS9)。そして、第1再生制御部7cは、フレームレート取得部7aにより取得された撮像フレームレートに基づいて、算出された送り再生される時間に対応するフレーム画像を特定して、表示パネル5aに表示させる。
このとき、第1再生制御部7cは、特定されたフレーム画像が表示パネル5aに表示されるように、ユーザによるタッチパネル6aのスライド操作中における送り再生の再生フレームレートや間引き率を設定する。
ここで、タッチパネル6aの接触操作が終了していないと判定されると(ステップS10;NO)、第1測定部7bは、処理をステップS7に戻し、それ以降の各処理を実行する。すなわち、上記したように、ステップS7〜S9の各処理が逐次実行され、ユーザによるタッチパネル6a上でのスライド操作に応じた動画像の送り再生が行われる。
特に、例えば、撮像フレームレートに応じて再生フレームレート及び間引き率のうちの少なくとも一方を変化させることで、スライド量に応じて動画像が送り再生される時間が一定となるように、当該動画像の送り再生を制御するので、再生対象の動画像の撮像フレームレートに拘わらず、スライド量に応じた一定の時間が送り再生されることとなり、撮像フレームレートの異なる複数の動画像を再生する場合であっても、ユーザが所望する画像を容易に表示することができる。すなわち、動画像を送り再生しながらユーザが所望する画像を検索する場合に、再生対象の動画像の撮像フレームレートに応じて、ユーザによるタッチパネル6a上のスライド量を変化させる必要がなく、ユーザが所望する画像を直感的な操作で容易に特定することができる。
例えば、第1測定部7bが、タッチパネル6a上の任意の位置におけるユーザによるスライド操作の加速度を逐次測定し、第1再生制御部7cが、逐次測定されるスライド操作の加速度に応じて可変し、表示パネル5aに表示中の画像(例えば、静止画像や動画像を構成するフレーム画像等)を他の画像に切り替えて表示する際の切り替え速度を、ユーザによるスライド操作中に連続して制御するようにしても良い。また、このとき、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作の終了後、このスライド操作が終了した時点の切り替え速度を維持して、表示パネル5aに表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する制御を行うようにしても良い。
これにより、タッチパネル6a上におけるスライド操作中に変化しうるスライド操作の加速度を逐次測定し、表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する速度に反映させるため、ユーザが所望する速度で連続した画像の切り替え表示を行うことができ、この結果、ユーザが所望する画像を容易に表示することができる。
以下に、実施形態2の撮像装置200について、図5〜図7を参照して説明する。
図5は、本発明を適用した実施形態2の撮像装置200の概略構成を示すブロック図である。また、図6は、撮像装置200の表示部205における動画像の表示態様の一例を模式的に示す図である。また、図7は、後述する第2表示パネル205bにおけるフレーム画像の表示態様を説明するための図である。
なお、以下に説明する以外の点は、上記実施形態1の撮像装置100と略同様の構成及び機能をなし、その具体的な説明は省略する。
また、操作入力部206は、第2表示パネル205bと一体となって設けられたタッチパネル206aを有している。
なお、第2再生制御部207cは、複数のフレーム画像の表示に対応付けて送り再生される時間を第2表示パネル205bの所定位置に表示しても良い。例えば、動画像が順方向に送り再生される場合、タッチパネル206aが接触操作された時点の再生時間Ttouchに、スライド量に対して送り再生される時間の比率αにフレーム画像の幅Xfilmの定数倍を乗算した値を加算することで各フレーム画像に対応する送り再生される時間(例えば、Ttouch+αXfilm、Ttouch+2αXfilm等)が算出される。一方、動画像が逆方向に送り再生される場合、タッチパネル206aが接触操作された時点の再生時間Ttouchから、スライド量に対して送り再生される時間の比率αにフレーム画像の幅Xfilmの定数倍を乗算した値を減算することで各フレーム画像に対応する送り再生される時間(例えば、Ttouch−αXfilm、Ttouch−2αXfilm等)が算出される。
すなわち、第2測定部207bは、タッチパネル206aにおける複数のフレーム画像の表示に対応する部分でのユーザによるスライド操作とは異なる接触操作の操作量を測定する。そして、第2再生制御部207cは、第2測定部207bにより測定されたスライド操作とは異なる接触操作の操作量に応じて可変する時間間隔に対応するフレーム画像を第2表示パネル205bに複数並べて表示させる。
具体的には、例えば、複数のフレーム画像を表示する第2表示パネル205bと一体となって設けられているタッチパネル206a上でユーザによってピンチ操作が行われると、第2測定部207bは、タッチパネル6aから出力されたそれぞれの接触位置のXY座標に係る位置信号を取得するとともに、ピンチ操作の間隔を算出する。第2再生制御部207cは、ピンチ操作の操作量に応じてスライド量に対して送り再生される時間の比率αを可変して、対応する複数のフレーム画像を第2表示パネル205bの表示領域内にサムネイル表示させる(図7参照)。
この状態から、タッチパネル206a上でフレーム画像の幅Xfilm分のピンチイン操作が行われると、第2再生制御部207cは、スライド量に対して送り再生される時間の比率αをα=2βとし、送り再生される時間として、Ttouch+2βXfilm、Ttouch+4βXfilm、Ttouch−2βXfilm、Ttouch−4βXfilm等に対応するフレーム画像を第2表示パネル205bの表示領域内にサムネイル表示させる。反対に、この状態から、タッチパネル206a上でフレーム画像の幅Xfilm分のピンチアウト操作が行われると、第2再生制御部207cは、スライド量に対して送り再生される時間の比率αをα=βとし、上記と同様に、対応する複数のフレーム画像を第2表示パネル205bの表示領域内にサムネイル表示させる。
以下に、実施形態3の撮像装置300について、図8〜図10を参照して説明する。
図8は、本発明を適用した実施形態3の撮像装置300の概略構成を示すブロック図である。
なお、以下に説明する以外の点は、上記実施形態1の撮像装置100と略同様の構成及び機能をなし、その具体的な説明は省略する。
ここで、円弧状のスライド操作とは、一回転未満、すなわち、円形を形成しない操作であっても良いし、一回転以上の回動操作であっても良い。
具体的には、例えば、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作されると、表示部5の表示パネル5aに円形状の指標I(図10参照)が表示される。この指標Iは、ユーザの接触位置から所定の距離d離れた点が極座標の原点となる。そして、ユーザが指標Iを所定方向(例えば、右周り方向等)に回転させるようにスライド操作させると、第3測定部307bは、タッチパネル6aから出力された接触位置のXY座標に係る位置信号を逐次取得する。そして、第3測定部307bは、逐次取得された接触位置を極座標系に配置し、単位時間当たりの回転角度θposition(例えば、一秒間に移動した画素数)を操作速度ω(px/s)として算出する。また、第3測定部307bは、タッチパネル6a上のユーザによる円弧状のスライド操作の終了後、最終的にユーザによりタッチパネル6aが接触操作されていた接触位置を取得する。
また、第3再生制御部307cは、タッチパネル6a上のユーザによる円弧状のスライド操作の終了後(接触解除後)、このスライド操作が終了した時点の操作速度に応じた再生フレームレートで動画像が再生されるように当該動画像の再生を制御する。例えば、第3再生制御部307cは、最終的にユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点で第3測定部307bにより測定された操作速度ω(px/s)に比率αを乗算して、円弧状のスライド操作の終了後(接触解除後)の動画像の再生速度α・ωを算出する。
次に、撮像装置300による再生処理について、図9及び図10を参照して説明する。
図9は、再生処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図10は、再生処理における円弧状のスライド操作を説明するための図である。
なお、以下の再生処理では、ユーザによるタッチパネル6a上の円弧状のスライド量に対して送り再生される時間の比率αが初期値(例えば、α=10)に設定されているものとする。また、ユーザによる円弧状のスライド操作の回転方向(例えば、右周り方向)と動画像が送り再生される順方向とが対応付けられているものとする。
続けて、第3再生制御部307cは、上記実施形態1の再生処理と略同様に、画像処理部4により復号された再生対象の動画像を構成する複数のフレーム画像を表示部5に出力して表示パネル5aに動画像を表示させる(ステップS32)。
ここで、タッチパネル6aが接触操作されていないと判定されると(ステップS33;NO)、第3測定部307bは、タッチパネル6aが接触操作されたか否かを判定する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
ここで、タッチパネル6aの円弧状のスライド操作が行われていないと判定されると(ステップS36;NO)、第3測定部307bは、タッチパネル6aの円弧状のスライド操作が行われたか否かを判定する処理を所定の時間間隔で繰り返し実行する。
続けて、第3再生制御部307cは、第3測定部307bに算出された回転角度θpositionに比率αを乗算した値(α・θposition)と、ユーザによりタッチパネル6aが接触操作された時点の再生時間Ttouchとに基づいて、送り再生される時間を逐次算出する(ステップS39)。そして、第3再生制御部307cは、上記実施形態1の再生処理と略同様に、フレームレート取得部7aにより取得された撮像フレームレートに基づいて、算出された送り再生される時間に対応するフレーム画像を特定して、表示パネル5aに表示させる。
ここで、タッチパネル6aの接触操作が終了していないと判定されると(ステップS40;NO)、第3測定部307bは、処理をステップS37に戻し、それ以降の各処理を実行する。すなわち、上記したように、ステップS37〜S39の各処理が逐次実行され、ユーザによるタッチパネル6aの円弧状のスライド操作中に動画像の送り再生が行われる。
以下に、実施形態3の変形例1に係る撮像装置300Aについて図11を参照して説明する。
図11は、変形例1に係る撮像装置300Aの概略構成を示すブロック図である。
なお、以下に説明する以外の点は、上記実施形態3の撮像装置300と略同様の構成及び機能をなし、その具体的な説明は省略する。
すなわち、ユーザによるタッチパネル6aのスライド操作が開始されると、操作判別部307dは、タッチパネル6aから逐次出力された接触位置のXY座標に係る位置信号を逐次取得する。そして、操作判別部307dは、接触位置の単位時間当たりのX方向及びY方向の変位量を算出し、算出されたX方向及びY方向の変位量に基づいて、ユーザによるスライド操作の種類が、直線状のスライド操作であるか、円弧状のスライド操作であるかを判別する。例えば、ユーザによるスライド操作が縦方向や横方向に直線状のスライド操作の場合、X方向及びY方向のうち、何れか一方は変位量が小さくなり、他方が大きくなる。また、操作判別部307dは、X方向及びY方向の変位量の比率が所定の閾値以上となった場合に、ユーザによるスライド操作の円弧状のスライド操作であると判別する。
なお、第3再生制御部307cは、ユーザによるスライド操作の種類に応じて、動画像の再生の制御内容を変更しても良い。例えば、直線状のスライド操作に対して円弧状のスライド操作の方がスライド量に対して送り再生される時間の比率αを大きくするか或いは小さくすることで、ユーザが所望する画像を検索する際に、ユーザが二つのスライド操作を切り替えつつ送り再生することができ、操作性の向上を図ることができる。
以下に、再生対象の動画像を構成する複数のフレーム画像の復号処理について、図12〜図18を参照して説明する。
なお、画像処理部4により復号処理される所定時間分のフレーム画像の総フレーム数は、例えば、メモリ2の格納領域の容量に応じて適宜任意に変更可能である。すなわち、メモリ2は、復号されたフレーム画像を一時的に格納するリングバッファを有し、このリングバッファの格納領域の容量に応じて復号処理の量が変化する。
図12(a)及び図12(b)は、画像処理部4による復号処理を説明するための図であり、このうち、図12(a)は、順方向に送り再生する場合に対応し、図12(b)は、逆方向に送り再生する場合に対応している。また、図12(a)及び図12(b)中、「I」は、「Iピクチャ」を表し、「P」は、「Pピクチャ」を表している。また、白抜きの矢印は復号処理の方向を表し、当該矢印中の数字は復号処理の順番を表している。
その後、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOPと時間軸で前側に隣り合うGOPを処理対象として、当該GOPを構成する複数のフレーム画像を時間軸に沿って順に復号する(「4」の矢印)。次に、画像処理部4は、前回復号されたGOPと時間軸で前側に隣り合うGOPを処理対象として、当該GOPを構成する複数のフレーム画像を時間軸に沿って順に復号する(「5」の矢印)。
その後、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOPと時間軸で後ろ側に隣り合うGOPを処理対象として、当該GOPを構成する複数のフレーム画像を時間軸に沿って順に復号する(「4」の矢印)。次に、画像処理部4は、前回復号されたGOPと時間軸で後ろ側に隣り合うGOPを処理対象として、当該GOPを構成する複数のフレーム画像を時間軸に沿って順に復号する(「5」の矢印)。
次に、図13〜図16を参照して、画像処理部4による復号処理について説明する。
図13は、画像処理部4による復号処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
なお、以下の説明では、実施形態1の撮像装置100による復号処理を代表して説明する。
ここで、表示対象のフレーム画像の変更が指示されたと判定されると(ステップS51;YES)、画像処理部4は、メモリ2に対してリングバッファの格納領域の中心位置を更新させる指示を出力し、メモリ2は、リングバッファの格納領域の中で、表示対象のフレーム画像が含まれるGOPを構成する復号済みの複数のフレーム画像が中心位置に格納されるように更新する(ステップS52)。
一方、表示対象のフレーム画像の変更が指示されていないと判定された場合(ステップS51;NO)、画像処理部4及びメモリ2は、ステップS52の処理をスキップする。
ここで、表示対象のフレーム画像を表示部5に表示させる表示タイミングであると判定されると(ステップS53;YES)、第1再生制御部7cは、表示フラグを「ON」に設定する(ステップS54)。
一方、表示対象のフレーム画像を表示部5に表示させる表示タイミングでないと判定されると(ステップS53;NO)、第1再生制御部7cは、ステップS54の処理をスキップする。
ここで、表示フラグが「ON」に設定されていると判定されると(ステップS55;YES)、画像処理部4は、表示対象のフレーム画像を復号済みであるか否かを判定する(ステップS56)。
その後、第1再生制御部7cは、表示部5に表示される動画像の再生が終了したか否かを判定する(ステップS59)。
また、ステップS56にて、表示対象のフレーム画像を復号済みでないと判定された場合(ステップS56;NO)にも、画像処理部4は、処理をステップS60に移行し、フレーム復号処理を行う(ステップS60)。
このステップS60のフレーム復号処理の後、第1再生制御部7cは、処理をステップS59に移行し、動画像の再生が終了したか否かを判定する(ステップS59)。
以下に、復号処理におけるフレーム復号処理について、図14を参照して詳細に説明する。
図14は、フレーム復号処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
ここで、所定時間分のフレーム画像を復号済みでないと判定されると(ステップS61;NO)、画像処理部4は、表示対象のフレーム画像が含まれるGOPを構成する復号済みの複数のフレーム画像をメモリ2のリングバッファの格納領域に格納済みであるか否かを判定する(ステップS62)。
ここで、復号フラグが「ON」に設定されていると判定されると(ステップS65;YES)、画像処理部4は、前回復号されたフレーム画像は、復号対象として設定されているGOPに含まれるか否かを判定する(ステップS66)。
一方、動画像の再生方向は順方向でないと判定されると(ステップS70;NO)、画像処理部4は、次の復号対象となるGOPを逆方向に検索する順方向検索処理(図16参照;後述)を行う(ステップS72)。
以下に、フレーム復号処理における順方向検索処理について、図15を参照して詳細に説明する。
図15は、順方向検索処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
ここで、未復号のGOPがあると判定されると(ステップS82;YES)、画像処理部4は、メモリ2のリングバッファの格納領域に順方向のGOPに対応し、当該GOPを構成する復号済みの複数のフレーム画像を格納するための空き領域があるか否かを判定する(ステップS83)。
なお、メモリ2のリングバッファの格納領域の空き領域は、例えば、リングバッファの格納領域の中で、表示対象のフレーム画像が含まれるGOPを構成する復号済みの複数のフレーム画像が格納される中心位置が更新されることで形成される。
これにより、画像処理部4は、当該順方向検索処理を終了する。
そして、画像処理部4は、逆方向に未復号のGOPがあるか否かを判定する(ステップS87)。
以下に、フレーム復号処理における逆方向検索処理について、図16を参照して詳細に説明する。
図16は、逆方向検索処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
ここで、未復号のGOPがあると判定されると(ステップS92;YES)、画像処理部4は、メモリ2のリングバッファの格納領域に逆方向のGOPに対応し、当該GOPを構成する復号済みの複数のフレーム画像を格納するための空き領域があるか否かを判定する(ステップS93)。
これにより、画像処理部4は、当該逆方向検索処理を終了する。
そして、画像処理部4は、順方向に未復号のGOPがあるか否かを判定する(ステップS97)。
そして、ステップS65にて、復号フラグが「ON」に設定されていると判定されると(ステップS65;YES)、画像処理部4は、ステップS66〜S69の各処理により、順方向検索処理或いは逆方向検索処理にて検索されて復号対象となったGOP内のフレーム画像の復号を行い、復号フラグを「OFF」に設定した後(ステップS68)、処理をステップS61に戻す。
ステップS61にて、所定時間分のフレーム画像を復号済みであると判定されると(ステップS61;YES)、画像処理部4は、当該フレーム復号処理を終了する。
また、ステップS65にて、復号フラグが「ON」に設定されていないと判定された場合(ステップS65;NO)にも、画像処理部4は、当該フレーム復号処理を終了する。
特に、動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、現在再生中のフレーム画像の位置を基準として、現在の再生方向と同方向及び反対方向の各々に、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行うので、現在の再生方向と同方向だけでなく、反対方向のフレーム画像についても事前に復号しておくことができ、例えば、ユーザが動画像の再生方向を反対方向に切り替えた場合であっても、第1再生制御部7cから指示されたフレーム画像を即座に表示パネル5aに表示可能となる。
すなわち、例えば、動画像の現在の再生速度が所定速度(例えば、通常の再生速度等)の場合、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOPに対して、動画像の再生方向と同方向側及び反対方向側にそれぞれ所定数(例えば、2つ等)のGOPを復号処理の対象として特定する。そして、動画像の再生速度が高速になるほど、画像処理部4は、現在の再生方向と同方向側のGOPを反対方向側のGOPに対して優先して復号するように、復号処理の順番を特定する。
以下の説明では、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量は、動画像を構成するGOPを単位として5つ分に相当するものとする。
なお、図17(a)及び図17(b)中の各カラムは、動画像を構成するGOPを模式的に表し、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOPにドットを付している。また、各カラム内の数字は、復号処理の順番を表している。
そして、例えば、動画像の再生速度が所定速度よりも高速になると、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「4」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「5」の順番で復号処理を行う。
さらに、例えば、動画像の再生速度が上記よりもさらに高速になると、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「4」、GOP「4」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「5」の順番で復号処理を行う。
そして、例えば、動画像の再生速度が所定速度よりも高速になると、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で前側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で前側に隣り合うGOP「4」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「5」の順番で復号処理を行う。
さらに、例えば、動画像の再生速度が上記よりもさらに高速になると、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で前側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で前側に隣り合うGOP「4」、GOP「4」と時間軸で前側に隣り合うGOP「5」の順番で復号処理を行う。
以下の説明では、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量は、動画像の現在の再生速度が所定速度(例えば、通常の再生速度等)の場合、動画像を構成するGOPを単位として5つ分に相当し、動画像の再生速度が高速になるほどGOP単位で1つ分ずつ増えて行くものとする。
そして、例えば、動画像の再生速度が所定速度よりも高速になると、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量をGOP単位で1つ分増大して、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「4」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「5」、GOP「5」と時間軸で前側に隣り合うGOP「6」の順番で復号処理を行う。
さらに、例えば、動画像の再生速度が上記よりもさらに高速になると、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量をGOP単位でさらに1つ分増大して、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「4」、GOP「4」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「5」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「6」、GOP「6」と時間軸で前側に隣り合うGOP「7」の順番で復号処理を行う。
そして、例えば、動画像の再生速度が所定速度よりも高速になると、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量をGOP単位で1つ分増大して、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で前側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で前側に隣り合うGOP「4」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「5」、GOP「5」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「6」の順番で復号処理を行う。
さらに、例えば、動画像の再生速度が上記よりもさらに高速になると、メモリ2のリングバッファの格納領域の容量をGOP単位でさらに1つ分増大して、画像処理部4は、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」、GOP「1」と時間軸で前側に隣り合うGOP「2」、GOP「2」と時間軸で前側に隣り合うGOP「3」、GOP「3」と時間軸で前側に隣り合うGOP「4」、GOP「4」と時間軸で前側に隣り合うGOP「5」、現在再生中のフレーム画像が含まれるGOP「1」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「6」、GOP「6」と時間軸で後ろ側に隣り合うGOP「7」の順番で復号処理を行う。
また、例えば、ユーザによりスライド操作される方向が上下方向の場合には、フレーム画像に対して付加されるパーフォレーションの位置を左右にしても良い。
これにより、再生対象が静止画像であっても、タッチパネル6a上におけるスライド操作中に変化しうるスライド量を逐次測定し、複数の画像の切り替え表示制御に反映させるため、ユーザが所望する速度で連続した画像の切り替え表示を行うことができ、この結果、ユーザが所望する画像を容易に表示することができる。
すなわち、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作中は、そのスライド量に基づいて、表示パネル5aに表示される動画像の再生速度を制御する第1の処理を行い、タッチパネル6a上のユーザによるスライド操作の終了後、第1の処理にて制御された再生速度を維持して、表示パネル5aに表示中の動画像の再生を制御する第2の処理を行うようにしても良い。
すなわち、プログラムメモリ(図示略)に、取得処理ルーチン、測定処理ルーチン、制御処理ルーチンを含むプログラムを記録しておく。そして、取得処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、再生される動画像の撮像フレームレートを取得する機能を実現させるようにしても良い。また、測定処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、タッチパネル6a上のユーザによる接触操作中の操作速度を逐次測定する機能を実現させるようにしても良い。また、制御処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、取得された撮像フレームレートと、逐次測定された操作速度と、に基づいて、表示パネル5aに表示される動画像の再生を制御する機能を実現させるようにしても良い。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮影された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置であって、
再生される動画像の撮像フレームレートを取得する取得手段と、
前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を逐次測定する測定手段と、
前記取得手段により取得された撮像フレームレートと、前記測定手段により逐次測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。
<請求項2>
前記測定手段は、前記操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を逐次測定し、
前記制御手段は、前記スライド量に応じて動画像が送り再生される時間が一定となるように、当該動画像の送り再生を制御することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
<請求項3>
前記制御手段は、前記スライド量に応じて動画像が送り再生される時間が一定となるように、前記取得手段により取得された撮像フレームレートに応じて再生フレームレート及び間引き率のうちの少なくとも一方を変化させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
<請求項4>
前記制御手段は、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の終了後、このスライド操作が終了した時点の操作速度に応じた再生フレームレートで動画像が再生されるように当該動画像の再生を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の表示装置。
<請求項5>
前記制御手段は、前記スライド操作が終了した時点の操作速度が0の場合には、このスライド操作が終了した時点で前記表示手段に表示されている動画像を構成するフレーム画像を表示させたまま当該動画像の再生を一時停止させることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
<請求項6>
前記測定手段は、前記タッチパネル上の任意の位置におけるユーザによるスライド操作中の操作速度を逐次測定することを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項7>
前記制御手段は、動画像の表示と、この動画像を構成するフレーム画像を複数並べたフレーム画像の表示と、を独立して制御し、
前記測定手段は、前記タッチパネルの前記フレーム画像の表示に対応する部分におけるユーザによるスライド操作中の操作速度を逐次測定することを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項8>
前記測定手段は、前記タッチパネルの前記フレーム画像の表示に対応する部分におけるユーザによるスライド操作とは異なる接触操作の操作量を、更に測定し、
前記制御手段は、前記測定手段により測定されたスライド操作とは異なる接触操作の操作量に応じて可変する時間間隔に対応するフレーム画像を複数並べて表示させることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
<請求項9>
前記測定手段は、前記タッチパネル上のユーザによる円弧状のスライド操作中の操作速度を逐次測定することを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項10>
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の種類が、直線状のスライド操作であるか、円弧状のスライド操作であるかを判別する判別手段を更に備え、
前記制御手段は、前記判別手段により円弧状のスライド操作であると判別された場合は、スライド操作の軌跡から特定される円の中心を、更に識別可能に表示する制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
<請求項11>
再生される動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行う復号手段と、
前記復号手段により復号された所定時間分のフレーム画像を格納する格納手段と、を、更に備えることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項12>
前記復号手段は、更に、動画像を構成する前記複数のフレーム画像のうち、現在再生中のフレーム画像の位置を基準として、現在の再生方向及び反対方向の各々に、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行うことを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
<請求項13>
前記復号手段は、更に、動画像の現在の再生方向に応じて、現在の再生方向及び反対方向の各々に行う所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番を特定して、当該復号処理を事前に行うことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
<請求項14>
前記復号手段は、更に、動画像の現在の再生速度に応じて、現在の再生方向及び反対方向の各々に行う所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番、或いは、当該復号処理にかける時間を特定して、当該復号処理を事前に行うことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
<請求項15>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、表示手段とを備える表示装置であって、
前記タッチパネル上の任意の位置から開始されたユーザによるスライド操作中のスライド量を逐次測定する測定手段と、
前記測定手段により逐次測定されるスライド量に応じて可変し、前記表示手段に表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する際の切り替え量を、ユーザによるスライド操作中に連続して制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。
<請求項16>
前記制御手段は、更に、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の終了後、このスライド操作が終了した時点の切り替え量を維持して、前記表示手段に表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する制御を行うことを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
<請求項17>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、表示手段とを備える表示装置であって、
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の加速度を逐次測定する測定手段と、
前記測定手段により逐次測定されるスライド操作の加速度に応じて可変し、前記表示手段に表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する際の切り替え速度を、ユーザによるスライド操作中に連続して制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。
<請求項18>
前記制御手段は、更に、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の終了後、このスライド操作が終了した時点の切り替え速度を維持して、前記表示手段に表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する制御を行うことを特徴とする請求項17に記載の表示装置。
<請求項19>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置であって、
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作のスライド量に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生速度を制御する第1の制御手段と、
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の終了後、前記第1の制御手段により制御された再生速度を維持して、前記表示手段に表示中の動画像の再生を制御する第2の制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。
<請求項20>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮像された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置を用いた表示方法であって、
再生される動画像の撮像フレームレートを取得する処理と、
前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を逐次測定する処理と、
取得された撮像フレームレートと、逐次測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する処理と、
を含むことを特徴とする表示方法。
<請求項21>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮像された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置のコンピュータに、
再生される動画像の撮像フレームレートを取得する機能と、
前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を逐次測定する機能と、
取得された撮像フレームレートと、逐次測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
<請求項22>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、表示手段とを備える表示装置を用いた表示方法であって、
前記タッチパネル上の任意の位置から開始されたユーザによるスライド操作中のスライド量を逐次測定する処理と、
逐次測定されるスライド量に応じて可変し、前記表示手段に表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する際の切り替え量を、ユーザによるスライド操作中に連続して制御する処理と、
を含むことを特徴とする表示方法。
<請求項23>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、表示手段とを備える表示装置を用いた表示方法であって、
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の加速度を逐次測定する処理と、
逐次測定されるスライド操作の加速度に応じて可変し、前記表示手段に表示中の画像を他の画像に切り替えて表示する際の切り替え速度を、ユーザによるスライド操作中に連続して制御する処理と、
を含むことを特徴とする表示方法。
<請求項24>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置を用いた表示方法であって、
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作のスライド量に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生速度を制御する第1の処理と、
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の終了後、前記第1の処理により制御された再生速度を維持して、前記表示手段に表示中の動画像の再生を制御する第2の処理と、
を含むことを特徴とする表示方法。
1 中央制御部
2 メモリ
4 画像処理部
5、205 表示部
5a 表示パネル
205a 第1表示パネル
205b 第2表示パネル
6、206 操作入力部
6a、206a タッチパネル
7、207、307 動作処理部
7a フレームレート取得部
7b 第1測定部
207b 第2測定部
307b 第3測定部
7c 第1再生制御部
207c 第2再生制御部
307c 第3再生制御部
307d 操作判別部
Claims (16)
- ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮影された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置であって、
再生される動画像の撮像フレームレートを取得する取得手段と、
前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を測定する測定手段と、
前記取得手段により取得された撮像フレームレートと、前記測定手段により測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する制御手段と、
を備え、
前記測定手段は、前記操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を、当該単位時間経過毎に逐次測定し、
前記制御手段は、前記単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量が変化しても一定のスライド量に対して動画像が送り再生される時間が一定となるように、当該単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量に応じて、当該動画像の送り再生を当該単位時間経過毎に逐次制御することを特徴とする表示装置。 - 前記制御手段は、前記単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量が変化しても一定のスライド量に対して動画像が送り再生される時間一定となるように、当該単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量の変化に追随して、当該動画像の送り再生される時間を変化させる制御を、当該単位時間経過毎に逐次行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記制御手段は、一定のスライド量に応じて動画像が送り再生される時間が一定となるように、前記取得手段により取得された撮像フレームレートに応じて再生フレームレート及び間引き率のうちの少なくとも一方を変化させることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
- 前記制御手段は、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の終了後、このスライド操作が終了した時点の操作速度に応じた再生フレームレートで動画像が再生されるように当該動画像の再生を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置。
- 前記制御手段は、前記スライド操作が終了した時点の操作速度が0の場合には、このスライド操作が終了した時点で前記表示手段に表示されている動画像を構成するフレーム画像を表示させたまま当該動画像の再生を一時停止させることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
- 前記測定手段は、前記タッチパネル上の任意の位置におけるユーザによるスライド操作中の操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を、当該単位時間経過毎に逐次測定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の表示装置。
- 前記制御手段は、動画像の表示と、この動画像を構成するフレーム画像を複数並べたフレーム画像の表示と、を独立して制御し、
前記測定手段は、前記タッチパネルの前記フレーム画像の表示に対応する部分におけるユーザによるスライド操作中の操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を、当該単位時間経過毎に逐次測定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の表示装置。 - ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮影された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置であって、
再生される動画像の撮像フレームレートを取得する取得手段と、
前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を測定する測定手段と、
前記取得手段により取得された撮像フレームレートと、前記測定手段により測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、動画像の表示と、この動画像を構成するフレーム画像を複数並べたフレーム画像の表示と、を独立して制御し、
前記測定手段は、前記タッチパネルの前記フレーム画像の表示に対応する部分におけるユーザによるスライド操作中の操作速度を測定し、
前記測定手段は、前記タッチパネルの前記フレーム画像の表示に対応する部分におけるユーザによるスライド操作とは異なる接触操作の操作量を、更に測定し、
前記制御手段は、前記測定手段により測定されたスライド操作とは異なる接触操作の操作量に応じて可変する時間間隔に対応するフレーム画像を複数並べて表示させることを特徴とする表示装置。 - 前記測定手段は、前記タッチパネル上のユーザによる円弧状のスライド操作中の操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を、当該単位時間経過毎に逐次測定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の表示装置。
- ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮影された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置であって、
再生される動画像の撮像フレームレートを取得する取得手段と、
前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を測定する測定手段と、
前記取得手段により取得された撮像フレームレートと、前記測定手段により測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する制御手段と、
を備え、
前記測定手段は、前記タッチパネル上のユーザによる円弧状のスライド操作中の操作速度を測定し、
前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の種類が、直線状のスライド操作であるか、円弧状のスライド操作であるかを判別する判別手段を更に備え、
前記制御手段は、前記判別手段により円弧状のスライド操作であると判別された場合は、スライド操作の軌跡から特定される円の中心を、更に識別可能に表示する制御を行うことを特徴とする表示装置。 - 再生される動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行う復号手段と、
前記復号手段により復号された所定時間分のフレーム画像を格納する格納手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の表示装置。 - 前記復号手段は、更に、動画像を構成する前記複数のフレーム画像のうち、現在再生中のフレーム画像の位置を基準として、現在の再生方向及び反対方向の各々に、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行うことを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
- 前記復号手段は、更に、動画像の現在の再生方向に応じて、現在の再生方向及び反対方向の各々に行う所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番を特定して、当該復号処理を事前に行うことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
- 前記復号手段は、更に、動画像の現在の再生速度に応じて、現在の再生方向及び反対方向の各々に行う所定時間分のフレーム画像の復号処理の順番、或いは、当該復号処理にかける時間を特定して、当該復号処理を事前に行うことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
- ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮像された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置を用いた表示方法であって、
再生される動画像の撮像フレームレートを取得する処理と、
前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を測定する処理と、
取得された撮像フレームレートと、測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する処理と、
を含み、
前記測定する処理において、前記操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を、当該単位時間経過毎に逐次測定し、
前記制御する処理において、前記単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量が変化しても一定のスライド量に対して動画像が送り再生される時間が一定となるように、当該単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量に応じて、当該動画像の送り再生を当該単位時間経過毎に逐次制御することを特徴とする表示方法。 - ユーザにより接触操作されるタッチパネルと、任意の撮像フレームレートで撮像された動画像を再生可能な表示手段とを備える表示装置のコンピュータに、
再生される動画像の撮像フレームレートを取得する機能と、
前記タッチパネル上のユーザによる接触操作中の操作速度を測定する機能と、
取得された撮像フレームレートと、測定された操作速度と、に基づいて、前記表示手段に表示される動画像の再生を制御する機能と、
を実現させ、
前記測定する機能は、前記操作速度として、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作における単位時間当たりのスライド量を、当該単位時間経過毎に逐次測定し、
前記制御する機能は、前記単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量が変化しても一定のスライド量に対して動画像が送り再生される時間が一定となるように、当該単位時間経過毎に逐次測定される単位時間当たりのスライド量に応じて、当該動画像の送り再生を当該単位時間経過毎に逐次制御することを特徴とするプログラム。
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