JP6151927B2 - アクティブ除振装置 - Google Patents

アクティブ除振装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6151927B2
JP6151927B2 JP2013024250A JP2013024250A JP6151927B2 JP 6151927 B2 JP6151927 B2 JP 6151927B2 JP 2013024250 A JP2013024250 A JP 2013024250A JP 2013024250 A JP2013024250 A JP 2013024250A JP 6151927 B2 JP6151927 B2 JP 6151927B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point
gravity
center
predetermined position
displacement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013024250A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013190104A (ja
Inventor
昂輔 末村
昂輔 末村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013024250A priority Critical patent/JP6151927B2/ja
Priority to PCT/JP2013/054241 priority patent/WO2013122258A1/en
Publication of JP2013190104A publication Critical patent/JP2013190104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6151927B2 publication Critical patent/JP6151927B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/02Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Description

本発明は、精密計測・加工装置や半導体露光装置などの嫌振装置において、設置床からの振動絶縁や、装置自体の加振の減衰を目的とするアクティブ除振装置に関する。
精密計測・加工装置や半導体露光装置などの精密機器の高精度化に伴い、それらに使用されている除振装置では除振性能の高性能化が求められている。この要求に対し、従来の除振装置では、除振テーブルの動きを制御するためのセンサと能動アクチュエータを一組とし、各点個別に制御する方法が用いられていた。しかしながらこの方法では、能動アクチュエータ相互の駆動力が干渉してしまい、意図しない振動が生じる問題があった。
従来技術として、特許文献1では、能動アクチュエータ相互の駆動力の干渉を機械的な配置で低減させるために、弾性支持された除振装置の鉛直方向並進及びその軸まわりの回転の2自由度と、水平面内並進及びその軸まわりの回転の4自由度からなる、計6自由度を有する制御量と操作量との間の変換を、弾性支持中心が重心と一致すると仮定し、弾性支持中心とセンサ及び能動アクチュエータの二次元的な位置関係に基づいて行う演算制御手段を設けることを提案している。
特開第2002−122179号公報
特許文献1では、機械的な配置で能動アクチュエータ相互の制御力の干渉を減少させる方法をとっている。しかし、この方法では、除振装置のアクチュエータや弾性支持体が機械的な配置による制約を受けるという課題がある。また、機械的な配置のみでは取りきれない干渉については、無視できる、もしくは、各水平方向並進運動とその軸まわりの回転運動が互いに連成する状態を考慮した制御系を適用すればよい、としているが、当該連成を考慮した具体的な制御系についての記述がないため、意図しない振動が生じるという課題がある。
この問題を解決するために、本発明によるアクティブ除振装置は、除振対象物を搭載するための除振テーブルと、前記除振テーブルを支持する複数の弾性支持体と、前記除振テーブルの変位を計測するための複数の位置計測手段と、前記除振テーブルを駆動する複数の駆動手段と、前記除振テーブルに対する所定の位置の点における目標変位と目標回転量を出力する位置目標値司令部と、前記複数の位置計測手段の出力を入力し、前記所定の位置の点における変位や回転量を演算して出力する変位演算部と、前記位置目標値司令部の出力と前記変位変換演算部の出力の差に基づき、前記所定の位置の点において該差に対応する並進力やトルクを演算して出力する位置制御部と、前記変位演算部の出力を入力し、前記複数の弾性支持体のそれぞれの変位と弾性力とにより前記所定の位置の点において発生する、干渉を伴う運動を打ち消すための演算をして出力する非干渉化制御部と、前記位置制御部の出力と前記非干渉化制御部の出力とに基づいて、前記複数の駆動手段のそれぞれに対する指令を出力する推力演算部とを備えることを特徴とする。
本発明によるアクティブ除振装置によれば、非干渉制御ループの制御回路を設けることで、自由に弾性支持体や搭載装置を配置することができない、即ち、機械的な配置による制約を受けるという課題に対し、弾性支持体や搭載装置の機械的な配置が比較的自由でありながら、軸間の干渉を低減することが可能であり、制御性能の悪化を防ぐことができる。また重心点が変化した際にも、制御パラメータを再演算することで、容易に非干渉化制御を維持することができる。
本発明の実施例1に係るアクティブ除振装置の構成図である。 本発明の実施例1に係るアクティブ除振装置のブロック線図である。 本発明の実施例1に係るアクティブ除振装置とブロック線図の接続を示す図である。 本発明の実施例2に係るアクティブ除振装置の構成図である。 本発明の実施例2に係るアクティブ除振装置のブロック線図である。 本発明の実施例3に係るアクティブ除振装置の構成図である。 本発明の実施例3に係るアクティブ除振装置のブロック線図である。 本発明の実施例4に係るアクティブ除振装置とブロック線図の接続を示す図である。 本発明の実施例5に係るアクティブ除振装置とブロック線図の接続を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例を説明する。なお、各実施例においては、座標基準としての所定の位置の点をアクティブ除振装置に変位や回転が生じていない際の重心に一致させ、例えば、図で示されるようなX、Y、Z軸の互いに直交する3軸の座標系と各軸の方向を定義しているが、これらに限られたものではない。
図1は、本発明の実施例1に係るアクティブ除振装置の構成を示す。図2は、本発明の実施例1に係るアクティブ除振装置を制御するためのブロック線図を示す。また、図3は、本発明の実施例1のアクティブ除振装置に搭載される複数の要素と、ブロック線図との接続の関係を示している。
図1と図2より、当該アクティブ除振装置は、除振対象物を搭載する除振テーブル1(装置本体)と、3つの弾性支持体2r、2l、及び2bと、Y軸方向の変位を検出する変位センサ3bと、Z軸方向の変位を検出する変位センサ3dと、Y軸方向に駆動するリニアモータ4bと、Z軸方向に駆動するリニアモータ4dと、Y軸方向の変位を検出する変位センサ3cと、Z軸方向の変位を検出する変位センサ3eと、Y軸方向に駆動するリニアモータ4cと、Z軸方向に駆動するリニアモータ4eと、X軸方向の変位を検出する変位センサ3aと、Z軸方向の変位を検出する変位センサ3fと、X軸方向に駆動するリニアモータ4aと、Z軸方向に駆動するリニアモータ4fとを備えている。さらに、当該アクティブ除振装置は、位置目標値指令部6と、重心点変位座標変換演算部7(変位演算部)と、位置制御部8と、推力分配演算部9(推力演算部)と、非干渉化制御部10とを備えている。
位置計測手段としての変位センサ3bと3cは、XZ平面内においては互いに異なる位置に配置されており、また同じく位置計測手段としての変位センサ3d、3e、及び3fは、XY平面内においては互いに異なる位置に配置されている。
以上の構成により、変位センサ3a乃至3fからの出力を組み合わせることで、下記で説明する重心を原点とする6自由度系において、重心におけるX、Y、Zの各軸方向の変位と、重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの回転量が検出可能となる。
なお、ここで重心とは、当該アクティブ除振装置の搭載装置や除振テーブル1など、弾性支持体2b、2r、及び2lによって支持されている全てを一つの剛体と考えた場合の重心のことである。
一方、リニアモータ4bと4cは、XZ平面内においては互いに異なる位置に配置されており、また、リニアモータ4d、4e、及び4fは、XY平面内においては互いに位置に配置されている。以上の構成により、リニアモータ4a乃至4f(複数の駆動手段)の駆動を組み合わせることで、当該重心を原点とする6自由度系において、X、Y、Zの各軸方向の並進と、X、Y、Zの各軸まわりの回転量に対し、それぞれ所望の駆動が可能となる。
次に位置制御を行う位置制御ループの制御回路について、図2と図3を参照し、以下で具体的に説明する。
位置制御ループの制御回路は、変位センサ3a乃至3fと、位置目標値司令部6と、重心点変位座標変換演算部7と、位置制御部8と、推力分配演算部9と、リニアモータ4a乃至4fとから構成され、図2と図3に示されるような接続を有している。
重心点変位座標変換演算部7では、変位センサ3a乃至3fからの出力より、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の変位と、重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの回転量を演算する。当該重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の変位と、重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの回転量に対して、変位センサ3a乃至3fの出力は、それぞれの位置関係から次の(1)式で表わされる。
Figure 0006151927
ここで、Pは変位センサ3a乃至3fからの出力を表す行列であり、詳細には、pbx、pry、ply、prz、plz、及びpbzは、それぞれ順に、各変位センサ3a、3b、3c、3d、3e、及び3fのそれぞれからの出力値を表している。また、Pは重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の変位と、重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの回転量を含む行列であり、詳細には、px、py、及びpzは、重心におけるX、Y、Zの各軸方向の変位を表し、pωx、pωyG、及びpωzG は、重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの回転量を表している。さらに、行列T内の要素ついては、重心を原点とした座標系における変位センサ3a乃至3fの検出位置の座標をそれぞれ表している。yPbxとzPbxは、変位センサ3aの検出位置のY、Z座標をそれぞれ表し、xPryとzPryは、変位センサ3bの検出位置のX、Z座標をそれぞれ表し、xPlyとzPlyは、変位センサ3cの検出位置のX、Z座標をそれぞれ表し、xPrzとyPrzは、変位センサ3dの検出位置のX、Y座標をそれぞれ表し、xPlzとyPlzは、変位センサ3eの検出位置のX、Y座標をそれぞれ表し、そして、xPbzとyPbzは、変位センサ3fの検出位置のX、Y座標をそれぞれ表している。
(1)式より、各変位センサの値から当該重心における変位や回転量を求める式は、次の(2)式で表わされる。
Figure 0006151927
ここで、Tの逆行列T −1を重心点変位座標変換行列と呼ぶこととする。重心点変位座標変換演算部7では、変位センサ3a乃至3fの出力Pを入力として、重心点変位座標変換行列T −1と乗算した値、すなわち、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の変位と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの回転量を出力する。
位置制御部8では、位置目標値司令部6から出力された、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の目標変位及び重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの目標回転量と、重心点変位座標変換演算部7の出力との差を入力とし、比例積分補償(PI補償)を行うPI補償器により、後述の位置制御入力を決定する演算を行う。なお、位置制御部8での演算はX、Y、Zの各軸ごとに独立して行われる。
推力分配換演算部9では、位置制御部8より出力された、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸の所望の位置制御入力値に基づき、リニアモータ4a乃至4fに必要な入力を演算する。リニアモータ4a乃至4fの出力に対して、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の並進力と、重心におけるX、Y、Zの各軸まわりのトルクは、それぞれの位置関係から次の(3)式で表わされる。
Figure 0006151927
ここで、Fはリニアモータ4a乃至4fの駆動を表す行列であり、詳細には、FMbx、FMry、FMly、FMrz、FMlz、及びFMbzは、それぞれ順に、各リニアモータ4a、4b、4c、4d、4e、及び4fの駆動の値を表している。また、FGMは位置制御入力であって、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の並進力と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりのトルクを含む行列である。詳細には、FMx、FMy、FMzは、当該重心におけるX、Y、Zの各軸方向の並進力を表し、TMx、TMy、TMzは、当該重心におけるX、Y、Zの各軸まわりのトルクを表している。さらに、行列T内の要素については、重心を原点とした座標系におけるリニアモータ4a乃至4fの作用点の座標を表している。yMbxとzMbxは、リニアモータ4aの作用点のY、Z座標をそれぞれ表し、xMryとzMryは、リニアモータ4bの作用点のX、Z座標をそれぞれ表し、xMlyとzMlyは、リニアモータ4cの作用点のX、Z座標をそれぞれ表し、xMrzとyMrzは、リニアモータ4dの作用点のX、Y座標をそれぞれ表し、XMlzとyMlzは、リニアモータ4eの作用点のX、Y座標をそれぞれ表し、そして、xMbzとyMbzは、リニアモータ4fの作用点のX、Y座標をそれぞれ表している。
(3)式より、位置制御部8より出力された、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸の所望の位置制御入力から、推力分配演算部9にて行われるリニアモータ4a乃至4fに対する必要な入力への変換は、次の(4)式で行われる。
Figure 0006151927
ここで、Tの逆行列T −1を推力分配行列と呼ぶこととする。推力分配演算部9では、位置制御部8からの出力である、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸の所望の位置制御入力を入力とし、推力分配行列T −1を乗算した値、すなわち、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸の駆動力に対して、リニアモータ4a乃至4fに必要な入力を出力している。
パッシブ除振装置では、弾性支持体の固有振動周波数と同じ周波数を有する振動に対しては、共振現象により逆に振動を増幅させてしまい、発振するという問題があった。しかし、アクティブ除振装置では図2に示されるような位置制御ループの制御回路を構成し、リニアモータを制御することにより、発振を抑え振動を減衰させることができる。
以上が一般的な位置制御ループの制御回路を備えたアクティブ除振装置の構成である。
この一般的な構成においては、重心を原点とする6自由度系において、推力分配演算部9によって、リニアモータ4a乃至4fに対する制御値入力がそれぞれ独立に実行されるため、リニアモータ4a乃至4fの制御出力は互いに独立となっている。しかし、搭載装置や除振テーブル1などを支持している弾性支持体2r、2l、及び2bが発生する、弾性力の重心におけるX、Y、Zの各軸間の連成による干渉については考慮されていない。ここで、干渉とは、各軸方向の変位、又は各軸まわりの回転が、対応する軸方向のみの並進力、又は対応する軸まわりのトルクのみ以外にも影響を及ぼすことであり、ここでは、重心を原点とする6自由度系においては、弾性支持体2r、2l、及び2bによる当該重心におけるX、Y、Zの各軸方向の並進方向の弾性力は、重心と弾性支持点との距離によって、回転作用成分であるトルクを発生させるため、X、Y、Zの各軸間で連成による干渉が起こってしまう。
そこで本発明では、当該弾性力による干渉を取り除くため、非干渉化制御部を含む非干渉制御ループの制御回路を構成している。
当該非干渉化制御ループの制御回路は、変位センサ3a乃至3fと、重心点変位座標変換演算部7と、非干渉化制御部10と、推力分配演算部9と、リニアモータ4a乃至4fとにより構成されている。
当該非干渉化制御ループの制御回路を構成するにあたり、まず、弾性支持体2r、2l、及び2bの弾性力によるX、Y、Zの各軸間の干渉について、以下で説明する。なお、弾性支持体2r、2l、及び2bについて同様の計算を行うので、数式中の添え字iは、1、2、3の順に弾性支持体2r、2l、2bについて表すこととする。
まず、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の変位と重心における各軸まわりの回転量に対して、弾性支持体2r、2l、2bの弾性支持点における変位は次の(5)式で表わされる。
Figure 0006151927
行列Xkiのxki、yki、及びzkiは、それぞれ重心を原点とする座標系における弾性支持体2r、2l、及び2bのX、Y、Zの各軸方向の弾性支持点変位を表し、行列Xのx、y、z、ωx、ωy、及びωzは、それぞれ重心を原点とする座標系における重心のX、Y、Zの各軸方向の変位と重心のX、Y、Zの各軸まわりの回転量を表している。また、TKiは弾性支持点変位行列であり、x、y、及びzは、それぞれ重心を原点とする座標系における、弾性支持体2r、2l、及び2bの弾性支持点のX、Y、Z座標を表している。
次に、弾性支持体2r、2l、及び2bの弾性支持点変位に対し、各弾性支持点で発生する弾性力は、次の(6)式で表わされる。
Figure 0006151927
ここで、Fkxi、Fkyi、及びFkzi は、弾性支持体2r、2l、2bが、それぞれ重心を原点とする座標系における弾性支持点で発生する弾性力を表し、kxi、kyi、及びkziは、重心を原点とする座標系における弾性支持体2r、2l、2bのX、Y、Zの各軸に対する弾性係数を示している。
さらに、弾性支持体2r、2l、及び2bが弾性支持点で発生する弾性力を、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の並進力と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりのトルクへの変換は次の(7)式で行われる。
Figure 0006151927
ここで、FGKiは、弾性支持体2r、2l、及び2bが発生する弾性力によって、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の並進力と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりのトルクを表し、それぞれ、FGkxi、FGkyi、及びFGkzi、は、重心におけるX、Y、Zの各軸方向の並進力を表し、TGkxi、TGkyi、及びTGkziは、重心におけるX、Y、Zの各軸まわりのトルクを表している。
(5)、(6)、及び(7)式より、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の変位と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの回転量に対して、弾性支持体2r、2l、及び2bの弾性力による重心のX、Y、Zの各軸方向の並進力と重心のX、Y、Zの各軸まわりのトルクは、次の式で表わされる。
Figure 0006151927
よって、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の変位と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの回転量に対して、弾性支持体2r、2l、及び2bの弾性力による重心のX、Y、Zの各軸方向の並進力と重心のX、Y、Zの各軸まわりのトルクの合計は、FGK1とFGK2とFGK3の総和で、次の(9)式で表わされる。
Figure 0006151927
ここで、ΣKを弾性マトリックスと呼ぶこととする。このとき、当該弾性マトリックスが対角行列でない場合、即ち、当該弾性マトリックスが対角成分以外の成分に0以外を有する場合は、各弾性支持点における弾性支持体2r、2l、及び2bの運動が互いに独立ではなく、互いの干渉を伴う運動となる。従って、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の変位と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの回転量に対して発生する弾性力によって、重心におけるX、Y、Zの各軸方向の干渉による並進力や重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの干渉によるトルクが発生してしまう。
そこで、本発明では、変位センサ3a乃至3fと、重心点変位座標変換演算部7と、非干渉化制御部10と、推力分配演算部9と、リニアモータ4a乃至4fより構成される非干渉化制御ループの制御回路によって、弾性力による軸間の干渉を打ち消している。以下は、その具体的な方法を示す。
まず、変位センサ3a乃至3fと重心点変位座標変換演算部7により、(9)式のXに対応する、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の変位と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの回転量を検出する。
非干渉化制御部10では、重心点変位座標変換演算部7の出力値に、次の(10)式の非干渉化マトリックスK’を乗算して出力する。なお、非干渉化マトリックスK’は、(9)式の弾性マトリックスの対角成分を0としたものである。
Figure 0006151927
非干渉化制御部10の演算結果の出力値は、位置制御部8の出力値に加算され、推力分配演算部9に入力され、リニアモータ4a乃至4fにより装置本体へ出力される。
非干渉化制御ループの制御回路を使用した上述の制御により、(9)式の弾性マトリックスΣKの対角成分以外の項、すなわち、各弾性支持点における弾性支持体2r、2l、及び2bの運動の連成による干渉成分を消去することができる。従って、弾性支持体2r、2l、及び2bを重心と点対称の位置に配置する方法を取らずとも、本発明による、非干渉化制御ループの制御回路を使用した前記制御によって弾性力によるX、Y、Zの軸間の干渉を取り除くことが可能となる。
またここで、弾性マトリックスΣKの干渉成分である非対角成分が、重心を原点とする弾性支持体2r、2l、及び2bの弾性支持点の座標と弾性係数の積であることに関し以下で述べる。
例えば、図1の構成においては、重心の位置が図1中のZ軸方向上向きに高くなるほど、重心と弾性支持体2r、2b、及び2lの弾性支持点との間のZ軸方向の距離が長くなるため、X軸方向とY軸まわり、及び、Y軸方向とX軸まわりに対し、干渉が大きくなり問題となる。そのため、重心と弾性支持点との間の距離が長く、配置による干渉の消去が困難なアクティブ除振装置では、本発明の非干渉化制御ループの制御回路を使用した制御が特に有効である。
なお、本発明の非干渉化制御ループの制御回路を使用した制御系では、アクティブ除振装置に搭載する装置の変更などにより重心位置が変化した場合であっても、容易にその対応が可能である。具体的には、重心点変位座標変換演算部7の変位センサ3a乃至3fの検出位置座標と、推力分配演算部9のリニアモータ4a乃至4fの作用点座標と、非干渉化制御部10の弾性支持体2r、2l、及び2bの弾性支持点座標とを使用し、前述した演算方法により、新たな重心を原点とした座標系で再演算することにより、搭載装置の変更の前後に関わらず本発明の効果が得られる。
図4は、本発明の実施例2に係るアクティブ除振装置の構成を示し、図5は、本発明の実施例2に係るアクティブ除振装置のブロック線図を示す。
実施例2では、除振テーブル1や搭載装置がより大きな重量を有する場合に対する構成であって、実施例1の弾性支持体2r、2l、及び2bを、空気バネアクチュエータ11r、11l、及び11b(第1の複数の駆動手段)に置き換えた構成となっている。
実施例1においては、位置制御ループの制御回路のアクチュエータにリニアモータを使用したが、実施例2では、除振テーブル1や搭載装置がより大きな重量を有するため、アクティブ除振装置の位置制御に対しては、一般的にリニアモータに比べて高出力な空気バネアクチュエータを使用している。一方、応答性の早い出力が必要となる非干渉化制御のため、実施例1と同様にリニアモータ(第2の複数の駆動手段)を有する。従って、実施例2のアクティブ除振装置は、除振テーブル1と、3つの空気バネアクチュエータ11r、11l、及び11bと、Y軸方向の変位を検出する変位センサ3bと、Z軸方向の変位を検出する変位センサ3dと、Y軸方向に駆動するリニアモータ4bと、Z軸方向に駆動するリニアモータ4dと、Y軸方向の変位を検出する変位センサ3cと、Z軸方向の変位を検出する変位センサ3eと、Y軸方向に駆動するリニアモータ4cと、Z軸方向に駆動するリニアモータ4eと、X軸方向の変位を検出する変位センサ3aと、Z軸方向の変位を検出する変位センサ3fと、X軸方向に駆動するリニアモータ4aと、Z軸方向に駆動するリニアモータ4fとを備えている。さらに、実施例2のアクティブ除振装置は、位置目標値指令部6と、重心点変位座標変換演算部7と、位置制御部8と、推力分配演算部9と、非干渉化制御部10と、空気バネアクチュエータ推進分配演算部12とを備えている。
空気バネアクチュエータ11r、11l、及び11bは、それぞれ水平方向と鉛直方向の2軸の駆動が可能であり、具体的には、空気バネアクチュエータ11bは、X軸方向とZ軸に方向に駆動し、空気バネアクチュエータ11rと11lは、Y軸方向とZ軸方向に駆動する。ここで、空気バネアクチュエータ11rと11lは、XZ平面内においては互いに異なる位置に配置されており、また、空気バネアクチュエータ11r、11l、及び11bは、XY平面内においては互いに異なる位置に配置されている。
前述の構成により、各空気バネアクチュエータの駆動を組み合わせることで、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりに、それぞれ所望の駆動が可能となる。なお、ここで重心とは、当該アクティブ除振装置の搭載装置や除振テーブル1など、空気バネアクチュエータ11b、11r、及び11lによって支持されている全てを一つの剛体と考えた場合の重心のことを意味する。
実施例2の位置制御ループの制御回路は、変位センサ3a乃至3fと、重心点変位座標変換演算部7と、位置制御部8と、空気バネアクチュエータ推力分配演算部12(第1の推力演算部)と、空気バネアクチュエータ11r、11l、11bとにより構成されている。また、実施例2の非干渉化制御ループの制御回路は、変位センサ3a乃至3fと、重心点変位座標変換演算部7と、非干渉化制御部10と、推力分配演算部9(第2の推力演算部)と、リニアモータ4a乃至4fとにより構成されている。
実施例1のリニアモータを使用したアクティブ除振装置の位置制御の場合と同様に、各空気バネアクチュエータの出力に対し、当該重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の並進力と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりのトルクは、それぞれの位置関係から次の(11)式で表わされる。
Figure 0006151927
ここで、Fは各空気バネアクチュエータ11r、11l、及び11bの駆動力を表す行列であり、FSbx、FSry、FSly、FSrz、FSlz、及びFSbzは、それぞれ順に、各空気バネアクチュエータ11bのX軸、11rのY軸、11lのY軸、11rのZ軸、11lのZ軸、及び11bのZ軸の方向の駆動値を表している。また、FGSは、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の並進力と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりのトルクを含む行列であり、それぞれ、FSx、FSy、FSzはX、Y、Zの各軸方向の並進力、TSx、TSy、及びTSz はX、Y、Zの各軸まわりのトルクを表している。さらに、行列T内の要素については、重心を原点とする座標系における、各空気バネアクチュエータ11r、11l、及び11bの作用点の座標を表している。ySbxとzSbxは、空気バネアクチュエータ11bの作用点のY、Z座標をそれぞれ表し、xSryとzSryは、空気バネアクチュエータ11rの作用点のX、Z座標をそれぞれ表し、xSlyとzSlyは、空気バネアクチュエータ11lの作用点のX、Z座標をそれぞれ表し、xSrzとySrzは、空気バネアクチュエータ11rの作用点のX、Y座標をそれぞれ表し、xSlzとySlzは、空気バネアクチュエータ11lの作用点のX、Y座標をそれぞれ表し、そして、xSbzとySbzは、空気バネアクチュエータ11bの作用点のX、Y座標をそれぞれ表す。
(11)式より、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の所望の並進力、及び重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの所望のトルクに対して、各空気バネアクチュエータに必要な駆動力の計算は、次の(12)式で行われる。
Figure 0006151927
ここで、Tの逆行列T −1を空気バネアクチュエータ推力分配行列と呼ぶこととする。空気バネアクチュエータ推力分配演算部12では、位置制御部8からの出力である、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸の所望の位置制御入力を入力とし、空気バネアクチュエータ推力分配行列T −1を乗算した値、すなわち、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸の駆動力に対して、各空気バネアクチュエータに必要な入力を出力している。
上述の本発明の実施例2のように、位置制御ループの制御回路に空気バネアクチュエータを使用することで高出力が可能となり、除振テーブル1や搭載装置がより大きな重量を有する場合でも容易に制御可能となる。
図6は、本発明の実施例3に係るアクティブ除振装置の構成を示し、図7は、本発明の実施例3に係るアクティブ除振装置のブロック線図を示す。
実施例3では、実施例2の空気バネアクチュエータ11r、11l、及び11b(第1の複数の駆動手段)を有するアクティブ除振装置に対し、Y軸方向の加速度を検出する加速度センサ5bと、Z軸方向の加速度を検出する加速度センサ5dと、Y軸方向の加速度を検出する加速度センサ5cと、Z軸方向の加速度を検出する加速度センサ5eと、X軸方向の加速度を検出する加速度センサ5aと、Z軸方向の加速度を検出する加速度センサ5fと、さらに、振動制御部13と、重心点振動座標変換演算部14(振動演算部)と、積分器15a乃至15fとを有することが異なる。
加速度計測手段としての加速度センサ5bと5cは、XZ平面内においては互いに異なる位置に配置されており、また、同じく加速度計測手段としての加速度センサ5d、5e、5fは、XY平面内においては互いに異なる位置に配置されている。
前述の構成により、加速度センサ5a乃至5fの駆動を組み合わせることで、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の加速度と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの角加速度が検出可能となる。なお、ここで重心とは、当該アクティブ除振装置の搭載装置や除振テーブル1など、空気バネアクチュエータ11b、11r、及び11lによって支持されている全てを一つの剛体と考えた場合の重心のことを意味する。
実施例3の位置制御ループの制御回路と非干渉化制御ループの制御回路は実施例2と同様である。
本実施例3では、各加速度センサの出力を基礎とする振動制御ループの制御回路を加えることにより、効率的なリニアモータの制御による振動減衰効果をアクティブ除振装置に付与することでより除振性能を高めており、当該振動制御ループの制御回路は、加速度センサ5a乃至5fと、重心点振動座標変換演算部14と、積分器15a乃至15fと、振動制御部13と、推進分配演算部9と、リニアモータ4a乃至4f(第2の複数の駆動手段)とにより構成されている。
重心を原点とする6自由度系にの重心におけるX、Y、Zの各軸方向の加速度と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの角加速度に対して、各加速度センサ5a乃至5fの出力は、それぞれの位置関係から次の(13)式で表わされる。
Figure 0006151927
ここで、Aは加速度センサ5a乃至5fの出力を表す行列であり、abx、ary、aly、arz、alz、及びabzは、それぞれ順に、加速度センサ5a、5b、5c、5d、5e、及び5fの出力値である。また、Aは重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の加速度と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの角加速度を含む行列であり、それぞれ、ax、ay、及びazは、X、Y、Zの各軸方向の加速度、aωx、aωy、及びaωz は、X、Y、Zの各軸まわりの角加速度である。さらに、行列T内の要素については、重心を原点とした座標系における加速度センサ5a乃至5fの座標を示している。yAbxとzAbxは、加速度センサ5aのY、Z座標をそれぞれ表し、xAryとzAryは、加速度センサ5bのX、Z座標をそれぞれ表し、xAlyとzAlyは、加速度センサ5cのX、Z座標をそれぞれ表し、xArzとyArzは、加速度センサ5dのX、Y座標をそれぞれ表し、xAlzとyAlzは、加速度センサ5eのX、Y座標をそれぞれ表し、そして、xAbzとyAbzは、加速度センサ5fのX、Y座標をそれぞれ表す。
(13)式より、各加速度センサの出力値から、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の加速度と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの角加速度の計算は、次の(14)式で行われる。
Figure 0006151927
ここで、Tの逆行列T −1を重心点振動座標変換行列と呼ぶこととする。重心点振動座標変換演算部14では、加速度センサ5a乃至5fからの出力値を入力とし、重心点振動座標変換行列を乗算した値、すなわち、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の加速度と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの角加速度を出力する。
重心点振動座標変換演算部14から出力される、重心を原点とする6自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸方向の加速度と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの角加速度は、それぞれ積分器15a乃至15fにより、重心におけるX、Y、Zの各軸方向の速度と重心におけるX、Y、Zの各軸まわりの角速度に変換されて出力される。
振動制御部13では、各積分器15a乃至15fのそれぞれの出力値を入力とし、それぞれに比例ゲインを乗算した値を推力分配演算部9へ出力する。なお、ここの振動制御ループの制御回路においては、空気バネアクチュエータではなく、リニアモータを使用する。これはリニアモータの方が空気バネアクチュエータよりも応答性が良いためである。
上述の本発明の実施例3のように、各加速度センサの出力値を基礎とする振動制御ループの制御回路を加えることにより、効率的なリニアモータの制御による振動減衰効果をアクティブ除振装置に付与することができ、より除振性能を高める効果が得られる。
図8は、本発明の実施例4に係るアクティブ除振装置に搭載される複数の要素と、それを制御するためのブロック線図との接続の関係を示している。
実施例1においては、変位センサとアクチュエータをそれぞれ6つ使用した、重心を原点とする6自由度系の制御系としたが、本実施例4では、水平方向の変位センサとアクチュエータを除いた、重心を原点とする鉛直3自由度系の制御系の例とする。
重心を原点とする鉛直3自由度系の重心におけるZ方向の変位と、重心におけるX、Yの各軸まわりの回転量に対して、変位センサ3d乃至3fの出力は、それぞれの位置関係から、次の(15)式で表わされる。
Figure 0006151927
各変位センサの値から重心における変位や回転量を求める式は、実施例1と同様に(2)式で表わされる。
重心点変位座標変換演算部7では、変位センサ3d乃至3fの出力Pを入力として、重心点変位座標変換行列T −1と乗算した値、すなわち、重心を原点とする鉛直3自由度系の重心におけるZ方向の変位と重心におけるX、Yの各軸まわりの回転量を出力する。
推力分配換演算部9では、位置制御部8より出力された、重心を原点とする鉛直3自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸の所望の位置制御入力値に基づき、リニアモータ4d乃至4fに必要な入力を演算する。リニアモータ4d乃至4fの出力に対して、重心を原点とする鉛直3自由度系の重心におけるZ方向の並進力と、重心におけるX、Yの各軸まわりのトルクは、それぞれの位置関係から、次の(16)式で表わされる。
Figure 0006151927
位置制御部8より出力された、重心を原点とする鉛直3自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸の所望の位置制御入力から、推力分配演算部9にて行われるリニアモータ4d乃至4fに対する必要な入力への変換は、実施例1と同様に(4)式で行われる。
推力分配演算部9では、位置制御部8からの出力である、重心を原点とする鉛直3自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸の所望の位置制御入力を入力とし、推力分配行列T −1を乗算した値、すなわち、重心を原点とする鉛直3自由度系の重心におけるZ方向の並進力と、重心におけるX、Yの各軸まわりのトルクに対して、リニアモータ4d乃至4fに必要な入力を出力している。
重心を原点とする鉛直3自由度系において、非干渉化制御部10では、重心点変位座標変換演算部7の出力値に、次の(17)式の非干渉化マトリックスK’を乗算して出力する。
Figure 0006151927
非干渉化制御部10の演算結果の出力値は、位置制御部8の出力値に加算され、推力分配演算部9に入力され、リニアモータ4d乃至4fにより装置本体へ出力される。
非干渉化制御ループの制御回路を使用した上述の制御により、重心を原点とする鉛直3自由度系において、各弾性支持点における弾性支持体2r、2l、及び2bの運動の連成による干渉成分を消去することができる。
本実施例4のように、重心を原点とする鉛直3自由度系の構成とすることで、変位センサとリニアモータを削減することによりコストダウンに寄与する。この際、実施例4の構成では、水平3自由度については制御されていないため、水平3自由度の連成が小さくなるように、水平面上で弾性支持体2r、2l、及び2bが重心と点対称に配置することが好ましい。
なお、本実施例4では、実施例1で説明した構成から、水平方向の変位センサとリニアモータを除いた、鉛直3自由度系の制御系とする構成について説明した。実施例2、実施例3においても、同様に、鉛直3自由度系の制御系を構成することができる。具体的には、水平方向の空気バネアクチュエータと加速度センサを除き、空気バネアクチュエータ推力演算部12と、振動制御部13と、重心点振動座標変換演算部14の自由度を変更することで容易に実現可能である。
図9は、本発明の実施例5に係るアクティブ除振装置に搭載される複数の要素と、それを制御するためのブロック線図との接続の関係を示している。
実施例1においては、変位センサとアクチュエータをそれぞれ6つ使用した、重心を原点とする6自由度系の制御系としたが、本実施例5では、鉛直方向の変位センサとアクチュエータを除いた、重心を原点とする水平3自由度系の制御系の例とする。
重心を原点とする水平3自由度系の重心におけるX、Yの各軸方向の変位と、重心におけるZ軸まわりの回転量に対して、変位センサ3a乃至3cの出力は、それぞれの位置関係から、次の(18)式で表わされる。
Figure 0006151927
各変位センサの値から重心における変位や回転量を求める式は、実施例1と同様に(2)式で表わされる。
重心点変位座標変換演算部7では、変位センサ3a乃至3cの出力Pを入力として、重心点変位座標変換行列T −1と乗算した値、すなわち、重心を原点とする水平3自由度系の重心におけるX、Yの各軸方向の変位と重心におけるZ軸まわりの回転量を出力する。
推力分配換演算部9では、位置制御部8より出力された、重心を原点とする水平3自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸の所望の位置制御入力値に基づき、リニアモータ4a乃至4cに必要な入力を演算する。リニアモータ4a乃至4cの出力に対して、重心を原点とする水平3自由度系の重心におけるX、Yの各軸方向の並進力と、重心におけるZ軸まわりのトルクは、それぞれの位置関係から、次の(19)式で表わされる。
Figure 0006151927
位置制御部8より出力された、重心を原点とする水平3自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸の所望の位置制御入力から、推力分配演算部9にて行われるリニアモータ4a乃至4cに対する必要な入力への変換は、実施例1と同様に(4)式で行われる。
推力分配演算部9では、位置制御部8からの出力である、重心を原点とする水平3自由度系の重心におけるX、Y、Zの各軸の所望の位置制御入力を入力とし、推力分配行列T −1を乗算した値、すなわち、重心を原点とする水平3自由度系の重心におけるX、Yの各軸方向の並進力と、重心におけるZ軸まわりのトルクに対して、リニアモータ4a乃至4cに必要な入力を出力している。
重心を原点とする水平3自由度系において、非干渉化制御部10では、重心点変位座標変換演算部7の出力値に、次の(20)式の非干渉化マトリックスK’を乗算して出力する。
Figure 0006151927
非干渉化制御部10の演算結果の出力値は、位置制御部8の出力値に加算され、推力分配演算部9に入力され、リニアモータ4a乃至4cにより装置本体へ出力される。
非干渉化制御ループの制御回路を使用した上述の制御により、重心を原点とする水平3自由度系において、各弾性支持点における弾性支持体2r、2l、及び2bの運動の連成による干渉成分を消去することができる。
本実施例5のように、重心を原点とする水平3自由度系の構成とすることで、変位センサとリニアモータを削減することによりコストダウンに寄与する。この際、本実施例5の構成では、鉛直3自由度については制御されていないため、鉛直3自由度の連成が小さくなるように、鉛直面上で弾性支持体2r、2l、及び2bが重心と点対称に配置することが好ましい。
なお、本実施例5では、実施例1で説明した構成から、鉛直方向の変位センサとリニアモータを除いた、水平3自由度系の制御系とする構成について説明した。実施例2、実施例3においても、同様に、水平3自由度系の制御系を構成することができる。具体的には、鉛直方向の空気バネアクチュエータと加速度センサを除き、空気バネアクチュエータ推力演算部12と、振動制御部13と、重心点振動座標変換演算部14の自由度を変更することで容易に実現可能である。
なお、実施例4、実施例5において、重心を原点とする鉛直3自由度系および、重心を原点とする水平3自由度系での構成を説明したが、別の自由度系に対しても、同様に自由度に合わせて行列式を変更することで容易に実現可能である。
さらに、実施例1乃至実施例5においては、数式の簡略化のために重心を原点とする座標系について説明したが、各式における各座標を重心点からの相対座標とすれば、任意の点を原点とする座標系においても実現可能である。
それぞれの実施例において、任意の点を原点とする座標系とする場合は、具体的には、重心のX、Y、Z座標をそれぞれ、x、y、zとすると、
それぞれの式の、
Pryを(xPry−x)、
Przを(xPrz−x)、
Plyを(xPly−x)、
Plzを(xPlz−x)、
Pbzを(xPbz−x)、
Przを(yPrz−y)、
Plzを(yPlz−y)、
Pbxを(yPbx−y)、
Pbzを(yPbz−y)、
Pryを(zPry−z)、
Plyを(zPly−z)、
Pbyを(zPby−z)と置き換え、
Mryを(xMry−x)、
Mlyを(xMly−x)、
Mrzを(xMrz−x)、
Mlzを(xMlz−x)、
Mbzを(xMbz−x)、
Mrzを(yMrz−y)、
Mlzを(yMlz−y)、
Mbxを(yMbx−y)、
Mbzを(yMbz−y)、
Mryを(zMry−z)、
Mlyを(zMly−z)、
Mbxを(zMbx−z)と置き換え、
を(x−x)、
を(y−y)、
を(z−z)と置き換え、
Sryを(xSry−x)、
Srzを(xSrz−x)、
Slyを(xSly−x)、
Slzを(xSlz−x)、
Sbzを(xSbz−x)、
Srzを(ySrz−y)、
Slzを(ySlz−y)、
Sbxを(ySbx−y)、
Sbzを(ySbz−y)、
Sryを(zSry−z)、
Slyを(zSly−z)、
Sbxを(zSbx−z)と置き換え、
Aryを(xAry−x)、
Arzを(xArz−x)、
Alyを(xAly−x)、
Alzを(xAlz−x)、
Abzを(xAbz−x)、
Arzを(yArz−y)、
Alzを(yAlz−y)、
Abxを(yAbx−y)、
Abzを(yAbz−y)、
Aryを(zAry−z)、
Alyを(zAly−z)、
Abxを(zAbx−z)と置き換えればよい。
精密計測・加工装置や半導体露光装置等において振動の絶縁や加振の減衰をするための除振手段として実施例1、2、3、4又は5のアクティブ除振装置を有する嫌振装置を構成することによって、本発明の効果を享受することができる嫌振装置を実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 除振テーブル
2r、2l、2b 弾性支持体
3a、3b、3c、3d、3e、3f 変位センサ
4a、4b、4c、4d、4e、4f リニアモータ
5a、5b、5c、5d、5e、5f 加速度センサ
6 位置目標値司令部
7 重心点変位座標変換演算部
8 位置制御部
9 推力分配演算部
10 非干渉化制御部
11r、11l、11b 空気バネアクチュエータ
12 空気バネアクチュエータ推力分配演算部
13 振動制御部
14 重心点振動座標変換演算部
15a、15b、15c、15d、15e、15f 積分器

Claims (12)

  1. アクティブ除振装置は、
    除振対象物を搭載するための除振テーブルと、
    前記除振テーブルを支持する複数の弾性支持体と、
    前記除振テーブルの変位を計測するための複数の位置計測手段と、
    前記除振テーブルを駆動する複数の駆動手段と、
    前記除振テーブルに対する所定の位置の点におけるX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の目標変位と、X軸まわり、Y軸まわり及びZ軸まわりの目標回転量を出力する位置目標値司令部と、
    前記複数の位置計測手段の出力を入力し、前記所定の位置の点におけるX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の変位と、X軸まわり、Y軸まわり及びZ軸まわりの回転量を演算して出力する変位演算部と、
    前記位置目標値司令部の出力と前記変位演算部の出力の差に基づき、前記所定の位置の点において該差に対応する並進力やトルクを演算して出力する位置制御部と、
    前記変位演算部の出力を入力し、前記複数の弾性支持体のそれぞれの変位と弾性力とにより前記所定の位置の点において発生する、干渉を伴う運動を打ち消すための演算をして出力する非干渉化制御部と、
    前記位置制御部の出力と前記非干渉化制御部の出力とに基づいて、前記複数の駆動手段のそれぞれに対する指令を出力する推力演算部と、
    を備える、
    ことを特徴とする、アクティブ除振装置。
  2. 前記位置制御部の前記出力と前記非干渉化制御部の前記出力は互いに加算され、前記推力演算部に入力されることを特徴とする、請求項1に記載のアクティブ除振装置。
  3. 前記複数の駆動手段は、第1の複数の駆動手段と第2の複数の駆動手段とから構成され、
    前記推力演算部は、第1の推力演算部と第2の推力演算部とから構成され、
    前記第1の推力演算部は、前記位置制御部の前記出力を入力して、前記第1の複数の駆動手段に出力し、
    前記第2の推力演算部は、前記非干渉化制御部の前記出力を入力して、前記第2の複数の駆動手段に出力する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のアクティブ除振装置。
  4. 前記除振テーブルの加速度を計測するための複数の加速度計測手段と、
    前記複数の加速度計測手段の出力を入力し、前記所定の位置の点における加速度と角加速度を演算して出力する振動演算部と、
    前記振動演算部の出力を入力して積分し、前記所定の位置の点における速度と角速度を出力する複数の積分器と、
    前記複数の積分器からの出力を入力し、前記所定の位置の点における前記速度と前記角速度を制御するための演算をして出力する振動制御部と、
    をさらに備え、
    前記振動制御部の出力は、前記非干渉化制御部の前記出力に加算され、前記第2の複数の駆動手段に入力される、
    ことを特徴とする、請求項3に記載のアクティブ除振装置。
  5. 前記所定の位置の点は、前記除振対象物と前記除振テーブルの重心である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアクティブ除振装置。
  6. 前記複数の駆動手段は複数のリニアモータである、請求項1又は2のいずれか1項に記載のアクティブ除振装置。
  7. 前記第1の複数の駆動手段は複数の空気バネアクチュエータである、請求項3又は4のいずれか1項に記載のアクティブ除振装置。
  8. 前記第2の複数の駆動手段は複数のリニアモータである、請求項3又は4のいずれか1項に記載のアクティブ除振装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のアクティブ除振装置を備える、嫌振装置。
  10. 除振対象物を搭載するための除振テーブルを備えるアクティブ除振装置を制御する方法は、
    前記除振テーブルの複数の位置の変位を計測することと、
    前記除振テーブルの前記複数の位置の変位から、定の位置の点におけるX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の変位と、X軸まわり、Y軸まわり及びZ軸まわりの回転量を演算することと、
    前記所定の位置の点におけるX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の目標変位及びX軸まわり、Y軸まわり及びZ軸まわりの目標回転量と前記所定の位置の点における演算された変位及び演算された回転量との差に基づき、前記所定の位置の点において該差に対応する並進力やトルクを演算することと、
    前記所定の位置の点における前記演算された変位や前記演算された回転量から、複数の弾性支持体のそれぞれの変位と弾性力により前記所定の位置の点において発生する、干渉を伴う運動を打ち消すための演算をすることと、
    前記所定の位置の点において前記差に対応する前記並進力や前記トルクと、前記所定の位置の点において発生する前記干渉を伴う運動を打ち消すための演算結果とに基づいて、複数の駆動手段のそれぞれに対する指令を出力することと、
    を含む、
    ことを特徴とする、アクティブ除振装置を制御する方法。
  11. 前記所定の位置の点において対応する前記並進力や前記トルクと前記所定の位置の点において発生する前記干渉を伴う運動を打ち消すための前記演算結果は互いに加算されて、前記複数の駆動手段のそれぞれに対する前記指令が出力されることを特徴とする、請求項10に記載のアクティブ除振装置を制御する方法。
  12. 前記除振テーブルの複数の位置の加速度を計測することと、
    前記除振テーブルの前記複数の位置の加速度から、前記所定の位置の点における加速度と角加速度を演算することと、
    前記所定の位置の点における前記加速度と前記角加速度を積分して、前記所定の位置の点における速度と角速度を得ることと、
    前記所定の位置の点における前記速度と前記角速度から、前記所定の位置の点における前記速度と前記角速度を制御するための演算をすることと、
    をさらに含み、
    前記所定の位置の点において前記差に対応する前記並進力や前記トルクと、前記所定の位置の点において発生する前記干渉を伴う運動を打ち消すための演算結果と、前記所定の位置の点における前記速度と前記角速度を制御するための演算結果とに基づいて、前記複数の駆動手段のそれぞれに対する指令を出力することを特徴とする、請求項10に記載のアクティブ除振装置を制御する方法。
JP2013024250A 2012-02-17 2013-02-12 アクティブ除振装置 Expired - Fee Related JP6151927B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024250A JP6151927B2 (ja) 2012-02-17 2013-02-12 アクティブ除振装置
PCT/JP2013/054241 WO2013122258A1 (en) 2012-02-17 2013-02-14 Active vibration isolator

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012032881 2012-02-17
JP2012032881 2012-02-17
JP2013024250A JP6151927B2 (ja) 2012-02-17 2013-02-12 アクティブ除振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013190104A JP2013190104A (ja) 2013-09-26
JP6151927B2 true JP6151927B2 (ja) 2017-06-21

Family

ID=48984365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013024250A Expired - Fee Related JP6151927B2 (ja) 2012-02-17 2013-02-12 アクティブ除振装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6151927B2 (ja)
WO (1) WO2013122258A1 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08210432A (ja) * 1995-02-06 1996-08-20 Bridgestone Corp 振動制御装置及び振動制御方法
JP3159023B2 (ja) * 1995-12-21 2001-04-23 株式会社大林組 精密除振装置
JP4272750B2 (ja) * 1998-06-23 2009-06-03 キヤノン株式会社 露光装置及び除振装置、システム同定装置及びその方法
JP4289713B2 (ja) * 1999-03-17 2009-07-01 キヤノン株式会社 ステージ装置、露光装置およびデバイス製造方法
JP4416250B2 (ja) * 2000-02-09 2010-02-17 キヤノン株式会社 アクティブ除振装置及び露光装置
JP2003021190A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Canon Inc 能動除振装置
WO2008066035A1 (fr) * 2006-11-30 2008-06-05 Mitsubishi Electric Corporation Système de commande d'isolation sismique
JP2008248629A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Tokai Rubber Ind Ltd 建築構造物用の能動型制振装置
JP5264656B2 (ja) * 2009-09-01 2013-08-14 三菱電機株式会社 多自由度アクティブ制振装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013122258A1 (en) 2013-08-22
JP2013190104A (ja) 2013-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5107575B2 (ja) 慣性基準質量を有する能動型防振用アクチュエータ構成
JP6154324B2 (ja) マイクロ慣性測定装置
KR101110892B1 (ko) 면진 제어 시스템
JPH10259851A (ja) 能動除振装置
JP2012529607A (ja) 能動的防振および制振システム
CN106556460B (zh) 主动去振装置及该主动去振装置的振动传感器的设置方法
JP2006307932A (ja) 除振装置
JP5178222B2 (ja) 支持されたペイロードの能動振動絶縁用の制御系
WO2017026234A1 (ja) 振動制御装置、振動制御方法、振動制御システム、プログラム及び記録媒体
KR20150078461A (ko) 관성 및 무게 중심 측정 시스템
JP6198556B2 (ja) アクティブ除振装置
JP3613088B2 (ja) 車両用駆動ユニット支持装置
JP6151927B2 (ja) アクティブ除振装置
JP5649876B2 (ja) アクティブ除振装置
JP5442472B2 (ja) 加振機能を有するアクティブ除振装置
JP2007188251A (ja) ステージ装置
JP2002122179A (ja) 除振装置及びその制御方法
JP2001271871A (ja) アクティブ防振装置
JP4078330B2 (ja) アクティブ除振装置およびアクティブ除振方法
JP2011136391A (ja) ロボットの制御装置
JP5783955B2 (ja) 能動型振動絶縁装置
JP3159023B2 (ja) 精密除振装置
JP6401598B2 (ja) アクティブ除振装置
WO2011115488A1 (en) Active vibration isolation system, arrangement and method
JP2009197826A (ja) アクティブ防振装置およびアクティブ防振方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20130701

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170526

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6151927

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees