JP6147149B2 - 画面入力操作装置 - Google Patents

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Description

この発明は、タッチパネルに対するジェスチャーにより入力を行う画面入力操作装置の誤操作を抑制する技術に関する。
従来、直感的な入力操作が可能な入力操作装置として、タッチパネルに触れるジェスチャーにより入力操作を行う画面入力操作装置がある。このような画面入力操作装置によれば、直感的な操作が可能である一方、タッチパネルの面積が小さかったり、タッチパネルがユーザから遠いところに設置されていたりすると、ユーザが所望の位置にタッチすることが困難で、誤操作を行ってしまうという問題がある。
特に、カーナビゲーション装置等、車両等の移動体に搭載された画面入力操作装置では、移動体の走行に伴い発生する振動や加速度の変化によって、ユーザが所望の位置にタッチすることはより一層困難であり、誤操作が起こりやすい。
この問題に対して、特許文献1に開示された画面入力操作装置は、車両の振動が所定の強度を超えると操作ボタン画像とその反応領域を縦方向に拡大することにより、縦方向の振動下でも所望の操作ボタンを選択しやすくしている。
特開2008−265544号公報
しかしながら、車両の振動以外にもユーザが誤操作を行う原因となるものは様々存在し、更なる誤操作の抑制が求められていた。本発明は上述の問題に鑑みてなされたものであり、操作履歴を考慮して操作の内容を判定する画面入力操作装置の提供を目的とする。
本発明の画面入力操作装置は、画面に対するジェスチャーにより入力を行う、移動体に搭載された画面入力操作装置であって、ジェスチャーを受け付け、ジェスチャーにおける画面上のタッチ位置をジェスチャー情報として出力する操作受付部と、ジェスチャーの内容を判定するためのパラメータであるジェスチャーパラメータを記憶するパラメータ記憶部と、ユーザの操作頻度に基づきジェスチャーパラメータを補正ジェスチャーパラメータとして補正するパラメータ補正部と、ジェスチャー情報を補正ジェスチャーパラメータと照合してジェスチャーの内容を判定するジェスチャー判定部と、を備え、ジェスチャーパラメータは、ジェスチャーの種別を判定するための種別判定パラメータを含む
本発明の画面入力操作装置は、画面に対するジェスチャーにより入力を行う、移動体に搭載された画面入力操作装置であって、ジェスチャーを受け付け、ジェスチャーにおける画面上のタッチ位置をジェスチャー情報として出力する操作受付部と、ジェスチャーの内容を判定するためのパラメータであるジェスチャーパラメータを記憶するパラメータ記憶部と、ユーザの操作頻度に基づきジェスチャーパラメータを補正ジェスチャーパラメータとして補正するパラメータ補正部と、ジェスチャー情報を補正ジェスチャーパラメータと照合してジェスチャーの内容を判定するジェスチャー判定部と、を備え、ジェスチャーパラメータは、ジェスチャーの種別を判定するための種別判定パラメータを含む。したがって、操作頻度を考慮して操作の内容を判定することで、誤操作を抑制することができる。
実施の形態1に係る画面入力操作装置の構成図である。 実施の形態1に係る画面入力操作装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る画面入力操作装置の画面表示例を示す図である。 実施の形態1に係る画面入力操作装置の画面表示例を示す図である。 実施の形態1に係る画面入力操作装置の画面表示例を示す図である。 反応領域パラメータを示す図である。 ボタン選択履歴を示す図である。 最頻出ボタン反応領域補正パラメータを示す図である。 車両情報に応じた反応領域補正パラメータと種別判定補正パラメータのパラメータ番号を示す図である。 ジェスチャー履歴を示す図である。 種別判定パラメータを示す図である。 最頻出ジェスチャー種別判定補正パラメータを示す図である。 操作履歴に基づく補正後の種別判定パラメータを示す図である。 種別判定補正パラメータを示す図である。 車両情報に基づく補正後の種別判定パラメータを示す図である。 実施の形態1の変形例に係る画面入力操作装置の構成図である。 実施の形態1の変形例に係る画面入力操作装置の画面表示例を示す図である。
<A.実施の形態1>
<A−1.構成>
図1に、本発明の実施の形態1に係る画面入力操作装置100の構成を示す。以下、画面入力操作装置100を車両に搭載されるものとして説明するが、車両以外の移動体に搭載されるものであっても良い。
画面入力操作装置100は、操作受付部10、車両情報取得部20、操作履歴格納部30、パラメータ記憶部40、パラメータ補正部50、ジェスチャー判定部60、表示制御部70、および表示部80を備えている。
操作受付部10、表示部80は、それぞれ画面入力操作装置100の入力インタフェース、出力インタフェースである。操作受付部10はタッチパッドで実現され、タッチ位置やタッチした時間等、ユーザのジェスチャーに関する情報(ジェスチャー情報)を後述のジェスチャー判定部60に出力する。表示部80は液晶パネルなどの画像表示装置により実現される。また、表示部80を実現する画像表示装置は、操作受付部10を実現するタッチパッドと共にタッチパネルを構成する。
車両情報取得部20は、車両に設けられた加速度センサ等の各種センサや、図示しない地図データ格納部と接続した通信インタフェースであり、これらの接続先から車両情報を取得して後述のパラメータ補正部50に出力する。ここで車両情報とは、画面入力操作装置100が搭載されている車両に関する情報であり、例えば車両の振動方向、車両の走行速度の他、車両が走行する道路の種類(高速道、一般道)についての情報である。走行中の道路の種類は、例えばGPS(Global Positioning System)信号から取得した車両の現在位置と地図データを照合することにより取得することができる。
操作履歴格納部30は、HDD(Hard disk drive)、半導体メモリ、SDメモリカードなどの記憶媒体により実現され、操作履歴を記憶する。操作履歴には、ユーザの画面ごとのボタン選択割合を示すボタン選択履歴(図7に後述)と、ボタンごとに実施されるジェスチャーの種別割合を示すジェスチャー履歴(図10に後述)がある。これらは、後述するジェスチャー判定部60がユーザの入力操作を判定する度に随時更新される。
パラメータ記憶部40は、HDD、半導体メモリ、SDメモリカードなどの記憶媒体により実現され、ジェスチャーパラメータ41、補正パラメータ42を記憶している。ジェスチャーパラメータ41には、表示部80に表示される各ボタンの反応領域を規定する反応領域パラメータ(図6に後述)と、ジェスチャー操作の種別を判定するための各種要素の閾値を示す種別判定パラメータ(図11に後述)とがある。ボタンの反応領域とは、ユーザが表示部80のタッチパッドをタッチしたときに当該ボタンを選択したと判定する、タッチパッド上の領域のことである。
補正パラメータ42は、ジェスチャーパラメータ41の補正量を規定するパラメータである。車両情報に基づく補正パラメータ42として、反応領域パラメータの補正量を示す反応領域補正パラメータ(図9に後述)と、種別判定パラメータの補正量を示す種別判定補正パラメータ(図9,14に後述)とがある。また、操作履歴に基づく補正パラメータとして、最頻出ボタン反応領域補正パラメータ(図8に後述)と、最頻出ジェスチャー種別判定補正パラメータ(図12に後述)とがある。
パラメータ補正部50は、車両情報取得部20から車両情報を、操作履歴格納部30から操作履歴をそれぞれ取得し、これらの情報に基づき補正パラメータ42を用いてジェスチャーパラメータ41を補正する。パラメータ補正部50は、反応領域パラメータ補正部51と、種別判定パラメータ補正部52を備えている。反応領域パラメータ補正部51は、反応領域補正パラメータと最頻出ボタン反応領域補正パラメータによって反応領域パラメータを補正する。種別判定パラメータ補正部52は、種別判定補正パラメータと最頻出ジェスチャー種別判定補正パラメータによって種別判定パラメータを補正する。
ジェスチャー判定部60は、操作受付部10から取得したジェスチャー情報を、パラメータ補正部50から取得した補正後の反応領域パラメータおよび種別判定パラメータと照合し、ユーザのジェスチャー内容を判定する。ジェスチャー内容とは、ユーザの選択ボタンと、選択ボタンに対するジェスチャー種別のことである。ジェスチャー判定部60は、判定したジェスチャー内容を表示制御部70と操作履歴格納部30に出力する。そして、操作履歴格納部30はジェスチャー内容を受けて操作履歴を更新する。
表示制御部70は、表示部80における表示を制御する。表示制御部70は、パラメータ記憶部40に記憶された反応領域パラメータに基づきボタンの表示を行う。具体的には、表示領域が反応領域パラメータにより規定されるボタンの反応領域と一致するように、ボタンの表示を行う。また、ジェスチャー判定部60が判定した操作内容を取得した場合には、当該操作内容に基づき、表示部80における表示を制御する。
パラメータ補正部50及びジェスチャー判定部60は、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)により実現する。表示制御部70は、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPUやGPU(Graphics Processing Unit)により実現する。
<A−2.操作ボタンの判定>
図2に、本発明の実施の形態1に係る画面入力操作装置100の動作のフローチャートを示す。図3〜5は、画面入力操作装置100の画面表示例であって、ボタンB,Dが表示された表示部80の画面上でドラッグ操作が行われたときの、ボタンB,Dの反応領域の変化を示している。なお、ボタンB,Dの表示位置は、図6に示す反応領域パラメータにより規定されている。反応領域パラメータは、ボタンの反応領域を規定するものであるが、後述する補正が行われる前の初期状態において反応領域は表示領域と一致する。
以下、図2のフローチャートに沿って、上記ドラッグ操作を受けた画面入力操作装置100の動作を説明する。
図3の矢印で示すように、ユーザが、座標(115,8)を起点にして右方向にドラッグ操作を行ったとする。操作受付部10はこのジェスチャーを検出し(ステップS1)、例えば、ジェスチャー情報「指数1、タッチパネル接触時間8ms、移動距離30dot、座標(115,8)」をジェスチャー判定部60に送る。
次に、パラメータ補正部50が、車両情報取得部20から車両情報を、操作履歴格納部30から操作履歴をそれぞれ取得する(ステップS2)。
反応領域パラメータ補正部51は、表示部80の現画面に表示されているボタンの中で、これまでにユーザが最も高い頻度で選択してきたボタン(以下、「最頻出ボタン」と称する)を、操作履歴に基づき判定する(ステップS3)。ここで用いる操作履歴は、図7に例示するボタン選択履歴である。ボタン選択履歴は、表示部80が表示する各画面(画面1〜3)について、ユーザがこれまでに選択したボタン(ボタンA〜D)の割合を示している。現在の表示画面は図7の画面2にあたり、画面2の中ではボタンBが最も高頻度(60%)に選択されている。したがって、反応領域パラメータ補正部51はボタンBを最頻出ボタンとする。
次に、反応領域パラメータ補正部51は、最頻出ボタンBの反応領域を補正する(ステップS4)。具体的には、パラメータ記憶部40から、ジェスチャーパラメータ41として反応領域パラメータを、補正パラメータ42として最頻出ボタン反応領域補正パラメータを取得し、最頻出ボタン反応領域補正パラメータを用いて反応領域パラメータを補正する。
図6は、ボタンA〜Dの反応領域パラメータを示している。ここには反応領域が矩形形状の場合の例を示しており、反応領域パラメータは、反応領域の左上頂点のX座標およびY座標、反応領域の幅(W)および高さ(H)という4項目からなる。図8は、最頻出ボタン反応領域補正パラメータを示している。最頻出ボタン反応領域補正パラメータは、反応領域パラメータの4項目に対する補正量を示している。
図8によれば、最頻出ボタンBの反応領域補正パラメータは、幅と高さがそれぞれ+5dotである。したがって、図6に示すボタンBの反応領域パラメータの幅と高さにそれぞれ5dotを加算し、ボタンBの反応領域は幅と高さがそれぞれ105dotになる。最頻出ボタン反応領域補正パラメータによる補正後の反応領域を図4に点線枠で示す。
次に、車両情報に基づき表示中の各ボタンの反応領域を補正する(ステップS5)。図9は、車両情報の各項目に応じた、反応領域補正パラメータと、種別判定補正パラメータのパラメータ番号を示している。車両情報の項目には、縦方向振動、横方向振動、車両速度、道路種別(高速道又は一般道)がある。縦方向振動、横方向振動、車両速度については、閾値を超える場合に反応領域パラメータの補正と種別判定パラメータの補正(後述)を行う。また、種別判定補正パラメータのパラメータ番号についても後述する。
今、車両情報取得部20により縦方向の振動15が検出されているとすると、図9より縦方向の振動の閾値を超えている。縦方向振動が閾値を超えたときの反応領域補正パラメータは、上下共に+5dotである。したがって、ボタンBについては最頻出ボタン反応領域補正パラメータによる補正後の反応領域パラメータ(X座標:10、Y座標:10、幅:105dot、高さ:105dot)に対して、ボタンDについては図6に示す反応領域パラメータに対して、それぞれ、Y座標を−5し、高さを+10dotする。反応領域補正パラメータによる補正後の反応領域を図5に点線枠で示す。
ここでは、縦方向の振動のみを車両情報として考慮した。しかし、例えば横方向振動15に加えて車両速度が80km/hであるなど、車両情報の複数の項目について条件を満たす場合には、複数の項目につき反応領域パラメータを重ねて補正しても良いし、いずれか一つの項目につき反応領域パラメータを補正しても良い。
図2に戻って、ジェスチャー判定部60が操作ボタンの判定を行う(ステップS6)。ここでジェスチャー判定部60は、操作受付部10から取得したジェスチャー情報をステップS5における補正後の反応領域パラメータと照合し、操作ボタンを判定する。図5に示すように、ジェスチャー操作の起点となる座標(115,8)は、操作履歴と車両情報に基づく補正後のボタンBの反応領域に含まれるので、ボタンBを操作ボタンと判定する。
<A−3.ジェスチャー種別の判定>
次に、種別判定パラメータ補正部52は、操作履歴に基づき操作ボタンBに対する最頻出ジェスチャー種別を判定する(ステップS7)。最頻出ジェスチャー種別とは、操作ボタンに対してこれまでに行われたジェスチャーの中で、最も頻度の高いジェスチャーの種別のことである。ここで用いる操作履歴は、図10に示すジェスチャー履歴である。ジェスチャー履歴は、ジェスチャー種別の操作割合をボタン毎に示している。ジェスチャー種別には、タップ(タッチパネルを1回たたく動作)、プレス(タッチスクリーンに触れたまま静止する動作)、ドラッグ(タッチパネルに触れたまま指を移動する動作)、ピンチイン(タッチパネルに触れた2本の指の間隔を狭める動作)、ピンチアウト(タッチパネルに触れた2本の指の間隔を拡げる動作)、回転(タッチパネルに触れた2本の指の間隔を保ちながら、2本の指を時計回りまたは半時計まわりに回転する動作)がある。図10によれば、操作ボタンBに対して最も高頻度に行われるジェスチャーはドラッグ(90%)である。したがって、種別判定パラメータ補正部52はドラッグを最頻出ジェスチャー種別と判定する。
次に、種別判定パラメータ補正部52は、最頻出ジェスチャー種別であるドラッグの種別判定パラメータを補正する(ステップS8)。具体的には、パラメータ記憶部40から、ジェスチャーパラメータ41として種別判定パラメータを、補正パラメータ42として最頻出ジェスチャー種別判定補正パラメータを取得し、最頻出ジェスチャー種別判定補正パラメータを用いて種別判定パラメータを補正する。
図11に種別判定パラメータを示す。ここでは種別判定パラメータとして、指数、タッチパネル接触時間、チャタリング許容時間、移動距離、指間隔、2指の変動距離という6項目を示している。移動距離は、タッチパネルに接触した状態で指が移動した距離のことである。指間隔は、タッチパネルに接触した2本の指の間隔のことであり、ピンチインやピンチアウトでは操作開始時の間隔を示している。ピンチイン(ピンチアウト)では、初めに2本の指でタッチパネルに接触し、接触したまま指の間隔を狭める(拡げる)動作をする。そのときの指の間隔の変動距離が、2指の変動距離である。
図12に、最頻出ジェスチャー種別判定補正パラメータを示す。ここで最頻出ジェスチャー種別判定補正パラメータは、種別判定パラメータの上記6項目のうちチャタリング許容時間、移動距離、2指の変動距離についての補正量を示している。ドラッグ操作に関する最頻出ジェスチャー種別判定補正パラメータは、チャタリング許容時間が+2ms、移動距離が下限を−2dotである。したがって種別判定パラメータ補正部52は、ドラッグ操作に関する種別判定パラメータのチャタリング許容時間を2msから2ms加算して4msとし、移動距離の下限を5dotから2dot少なくして3dot以上とする。当該補正後の種別判定パラメータを図13に示す。このように種別判定パラメータを補正することにより、補正前に比べてジェスチャー種別がドラッグ操作であると判定されやすくしている。
図2に戻って、種別判定パラメータ補正部52は、車両情報に基づき各ジェスチャーの種別判定パラメータを補正する(ステップS9)。ステップS5でも検討したように、今、車両情報取得部20により閾値を超えた縦方向の振動15が検出されているので、図9に基づきパラメータ番号1の種別判定補正パラメータを用いる。車両情報の種類によって対応するパラメータ番号の種別判定補正パラメータを用いる。
図14に、パラメータ番号1の種別判定補正パラメータを示している。種別判定パラメータ補正部52は、パラメータ番号1の種別判定補正パラメータを操作履歴による補正後の種別判定パラメータ(図13)に加算する。ここでは、全てのジェスチャー種別について種別判定パラメータを補正する。補正後の種別判定パラメータを図15に示す。
ここでは、縦方向の振動のみを車両情報として考慮した。しかし、例えば横方向振動15に加えて車両速度が80km/hであるなど、車両情報の複数の項目について条件を満たす場合には、複数の項目につき種別判定パラメータを重ねて補正しても良いし、いずれか一つの項目につき種別判定パラメータを補正しても良い。
次に、ジェスチャー判定部60がジェスチャー種別の判定を行う(ステップS10)。ここでジェスチャー判定部60は、操作受付部10から取得したジェスチャー情報をステップS9における補正後の種別判定パラメータ(図15)と照合し、ジェスチャー情報が条件を満たすジェスチャー種別を判定する。ここで、ジェスチャー情報「指数1、タッチパネル接触時間8ms、移動距離30dot、座標(115,8)」を満たすジェスチャー種別はドラッグであるため、ジェスチャー判定部60はジェスチャー種別をドラッグと判定する。なお、プレスとドラッグで条件が重複しているが、ジェスチャー情報がプレスとドラッグ双方の条件を満たす場合は、例えば最頻出ジェスチャー種別であるドラッグを優先してジェスチャー種別と判定する。
ジェスチャー判定部は判定結果「操作ボタン:B、ジェスチャー種別:ドラッグ」を、操作履歴格納部30と表示制御部70に出力する。操作履歴格納部30では判定結果を受けて、反応領域パラメータ(図6)と種別判定パラメータ(図11)を更新する(ステップS11)。表示制御部70は表示部80における画像の表示を制御し、操作ボタンBに対するドラッグ操作を反映する表示が表示部80で行われる。
<A−4.変形例>
実施の形態1に係る画面入力操作装置100は、ユーザのジェスチャー操作を検出した後(図3)に、操作履歴に基づきジェスチャーパラメータ41(反応領域パラメータおよび種別判定パラメータ)の補正を行った(図4,5)。補正後のジェスチャーパラメータはジェスチャー判定に用いた後に破棄し、次回のジェスチャー判定では、再び補正前のジェスチャーパラメータ41を用いて補正を行うものであった。
しかし、変形例に係る画面入力操作装置101では、ジェスチャー判定を行う度に操作履歴を更新し、当該操作履歴に基づき補正した値によりパラメータ記憶部40のジェスチャーパラメータ41を更新する。そうすれば、ジェスチャー操作を検出した後は、車両情報に基づきジェスチャーパラメータ41を補正するだけでジェスチャー判定を行うことができる。
図16は、変形例に係る画面入力操作装置101の構成図である。画面入力操作装置101は、画面入力操作装置100の構成に加えて、パラメータ更新部90を備えている。パラメータ更新部90は、パラメータ補正部50で操作履歴に基づき補正した反応領域パラメータおよび種別判定パラメータを、再びパラメータ記憶部40に記憶する。言い換えれば、ジェスチャーパラメータ41を操作履歴に基づき補正した値に更新する。パラメータ更新部90以外の構成は画面入力操作装置100と同様であるので、説明を省略する。
表示制御部70は、パラメータ記憶部40のジェスチャーパラメータ41を用いて、反応領域に表示領域が一致するようにボタンを描画する。したがって、同一の画面を再度表示する際には、最頻出ボタンが大きく表示されるので、ユーザの誤操作を抑制することが可能である。図17は、画面入力操作装置101が図3に示すボタンB,Dの表示を行った後、再度ボタンB,Dからなる同じ画面を表示するときの表示画面を示している。操作履歴に基づき更新されたボタンBの反応領域パラメータに基づき、最頻出ボタンBの表示領域が拡大されて表示される。
また、画面入力操作装置100,101は、操作履歴と車両情報の両方に基づき、ジェスチャーパラメータ41を補正してジェスチャー判定を行ったが、車両情報に基づくジェスチャーパラメータ41の補正は、本発明に必須の処理ではない。しかし、操作履歴と車両情報の両方に基づき、ジェスチャーパラメータ41を補正することにより、ユーザの過去の操作の傾向に加えて車両の状況を加味してジェスチャー判定を行うことができ、誤操作の抑制効果がさらに向上する。
なお、画面入力操作装置100,101は車両に搭載されるものとして説明したが、車両に搭載可能なPND(Portable Navigation Device)、携帯端末(例えば携帯電話、スマートフォン、及びタブレットなど)、並びにサーバなどを適宜に組み合せてシステムとして構築される画面入力操作装置にも適用することができる。この場合、以上で説明した画面入力操作装置100,101の各機能あるいは各構成要素は、上記システムを構築する各機器に分散して配置される。
<A−5.効果>
本発明の実施の形態1に係る画面入力操作装置100は、画面に対するジェスチャーにより入力を行う、移動体に搭載された画面入力操作装置である。画面入力操作装置100は、ジェスチャーを受け付け、ジェスチャーにおける画面上のタッチ位置をジェスチャー情報として出力する操作受付部10と、ジェスチャー内容を判定するためのパラメータであるジェスチャーパラメータ41を記憶するパラメータ記憶部40と、ユーザの操作履歴に基づきジェスチャーパラメータ41を補正するパラメータ補正部50と、ジェスチャー情報を補正後のジェスチャーパラメータ41と照合してジェスチャー内容を判定するジェスチャー判定部60と、を備える。操作履歴を考慮してジェスチャー内容の判定を行うことにより、誤操作を抑制することができる。例えば、ユーザが所望のボタンの表示領域から少し外れた位置をタッチした場合でも、操作履歴に基づき当該ボタンの反応領域を拡大することにより、当該ボタンを操作ボタンと判定し、誤操作を抑制する。
また、ジェスチャーパラメータ41は、ボタンの反応領域を示す反応領域パラメータ及びジェスチャーの種別を判定するための種別判定パラメータのいずれかを少なくとも含む。ジェスチャーパラメータ41が反応領域パラメータを含む場合は、ボタンの反応領域を操作履歴に基づき補正することにより、操作ボタンを精度良く判定することができる。ジェスチャーパラメータ41が種別判定パラメータを含む場合は、種別判定パラメータを操作履歴に基づき補正することにより、ジェスチャー種別を精度良く判定することができる。
また、画面入力操作装置100は、車両の速度、加速度変化、走行する道路の種別のいずれかを少なくとも含む車両情報(移動体情報)を取得する車両情報取得部20(移動体情報取得部)をさらに備え、パラメータ補正部50は、車両情報にも基づきジェスチャーパラメータを補正する。これにより、車両の走行により生じる要因による誤操作を抑制することが可能である。
また、変形例に係る画面入力操作装置101は、パラメータ記憶部40に記憶された反応領域パラメータに基づき、反応領域と同じ領域にボタンを表示させる表示制御部70と、補正ジェスチャーパラメータをジェスチャーパラメータ41としてパラメータ記憶部40に記憶するパラメータ更新部90とを備える。よって、ジェスチャー操作を検出した後、車両情報に基づきジェスチャーパラメータ41を補正するだけでジェスチャー判定を行うことができる。また、表示制御部70が、更新後の反応領域パラメータに基づき反応領域に一致する表示領域のボタンを描画することにより、最頻出ボタンが大きく表示され、ユーザの誤操作を抑制することも可能である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
10 操作受付部、20 車両情報取得部、30 操作履歴格納部、40 パラメータ記憶部、41 ジェスチャーパラメータ、42 補正パラメータ、50 パラメータ補正部、51 反応領域パラメータ補正部、52 種別判定パラメータ補正部、60 ジェスチャー判定部、70 表示制御部、80 表示部、90 パラメータ更新部、100,101 画面入力操作装置。

Claims (3)

  1. 画面に対するジェスチャーにより入力を行う、移動体に搭載された画面入力操作装置であって、
    前記ジェスチャーを受け付け、前記ジェスチャーにおける前記画面上のタッチ位置をジェスチャー情報として出力する操作受付部と、
    前記ジェスチャーの内容を判定するためのパラメータであるジェスチャーパラメータを記憶するパラメータ記憶部と、
    ユーザの操作頻度に基づき前記ジェスチャーパラメータを補正ジェスチャーパラメータとして補正するパラメータ補正部と、
    前記ジェスチャー情報を前記補正ジェスチャーパラメータと照合して前記ジェスチャーの内容を判定するジェスチャー判定部と、を備え、
    前記ジェスチャーパラメータは、前記ジェスチャーの種別を判定するための種別判定パラメータを含む、
    画面入力操作装置。
  2. 前記ジェスチャーパラメータは前記画面上のボタンの反応領域を示す反応領域パラメータを含み、
    前記パラメータ記憶部に記憶された前記反応領域パラメータに基づき、前記反応領域と同じ領域に前記ボタンを表示させる表示制御部と、
    前記補正ジェスチャーパラメータを前記ジェスチャーパラメータとして前記パラメータ記憶部に記憶するパラメータ更新部とをさらに備える、
    請求項1に記載の画面入力操作装置。
  3. 前記移動体の速度、加速度変化、前記移動体が走行する道路の種別のいずれかを少なくとも含む移動体情報を取得する移動体情報取得部をさらに備え、
    前記パラメータ補正部は、前記移動体情報にも基づき前記ジェスチャーパラメータを補正する、
    請求項1又は2に記載の画面入力操作装置。
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