JP6146506B2 - 半導体レーザ装置及びこの半導体レーザ装置を用いたバックライト装置 - Google Patents

半導体レーザ装置及びこの半導体レーザ装置を用いたバックライト装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体レーザ装置及びこの半導体レーザ装置を用いたバックライト装置に関する。
近年、超高精細度で薄型の液晶バックライトの開発が求められており、広色域を実現するために半導体レーザを搭載したバックライト装置が検討されている。例えば、特許文献1に記載の発光装置は、積層面に形成された導波路を有する端面出射型の発光素子から出射された光が、反射部の凸状反射面によって垂直方向に反射されるように構成されている(例えば、図2、図5、及び図6等参照)。
特開2011-181794号公報
しかしながら、レーザ光は指向性の高い光であるため、レーザ光を直上に出射する従来の発光装置では、導光板と組み合わせたときに、例えば、導光板の光反射面のうち光入射面に近い領域にレーザ光を当てることが難しい。このため、導光板の光出射面において輝度を均一にすることができないおそれがあった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、半導体レーザ装置からの光を所望の方向に出射させることができる半導体レーザ装置及びこの半導体レーザ装置を用いたバックライト装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る半導体レーザ装置は、上方に開口した凹部を有する基体と、凹部の底面に載置された半導体レーザ素子と、凹部の底面に載置され、半導体レーザ素子からの光を反射する反射部材と、を備える。特に、半導体レーザ素子および反射部材は、反射部材にて反射された光の光軸が基体の下面と垂直をなす方向と異なるように、配置されている。
また、本発明の一実施形態に係るバックライト装置は、半導体レーザ装置と、基体の上方に配置された導光板と、を有する。
上記の半導体レーザ装置によれば、半導体レーザ装置からの光を所望の方向に出射させることができる。
また、上記のバックライト装置によれば、半導体レーザ装置からの光が傾いて照射されるため、導光板の光反射面のうち光入射面に近い領域にレーザ光を当てることができる。
図1は、第1実施形態に係る半導体レーザ装置の概略断面図である。 図2は、図1の半導体レーザ装置を発光面側から視た概略平面図である。 図3は、図1の半導体レーザ装置の斜視図である。 図4は、第2実施形態に係る半導体レーザ装置の概略断面図である。 図5は、図4の半導体レーザ装置を発光面側から視た概略平面図である。 図6は、図4の半導体レーザ装置の斜視図である。 図7は、第3実施形態に係る半導体レーザ装置の概略断面図である。 図8は、図7の半導体レーザ装置を発光面側から視た概略平面図である。 図9は、図7の半導体レーザ装置の斜視図である。 図10は、第4実施形態に係る半導体レーザ装置の概略断面図である。 図11は、図10の半導体レーザ装置を発光面側から視た概略平面図である。 図12は、図10の半導体レーザ装置の斜視図である。 図13は、第6実施形態に係るバックライト装置の概略図である。 図14は、図13のバックライト装置の斜視図である。 図15は、一形態に係るバックライト装置の概略図である。 図16は、一形態に係る半導体レーザ装置の概略平面図である。 図17は、図16の半導体レーザ装置の斜視図である。 図18は、第5実施形態に係る半導体レーザ装置の概略平面図である。 図19は、図18の半導体レーザ装置の斜視図である。
以下に図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を説明する。ただし、以下に示す形態は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明を以下に限定するものではない。また、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするために誇張していることがある。さらに、同一の名称、符号については、原則として同一もしくは同質の部材を示しており、重複した説明は適宜省略する。
<第1実施形態>
図1〜図3に、本実施形態に係る半導体レーザ装置10を示す。図1は半導体レーザ装置10の概略断面図(図2のA−Aにおける概略断面図)、図2は半導体レーザ装置10を上面側(発光面側)から視た概略平面図、図3は斜視図である。なお、図2及び図3において、構造をわかりやすくするために、透光性部材15は図示していない。
半導体レーザ装置10は、上方に開口した凹部を有する基体11と、凹部の底面に載置された半導体レーザ素子12と、凹部の底面に載置され、半導体レーザ素子12からの光を反射する反射部材13と、を備える。特に、半導体レーザ素子12および反射部材13は、反射部材13にて反射された光の光軸(つまり、反射面13aにて反射された光の光軸)が基体11の下面と垂直をなす方向と異なるように、配置されている。
半導体レーザ装置10によれば、反射部材13にて反射されたレーザ光の光軸を直上とは異なる方向へ傾けることができる。つまり、反射部材13にて反射された光軸が、上方であって基体11の下面と垂直をなす方向と異なっている。このため、半導体レーザ装置を導光板と組み合わせて使用する際に、導光板52における光反射面のうち光入射面に近い領域にレーザ光を当てることができる。これにより、導光板52の光取出し面において輝度をより均一にすることができる。
従来、反射部材の反射面は、半導体レーザ素子からの光が垂直方向へと反射されるように(つまり、反射面にて反射される光の光軸が直上(基体と垂直をなす方向)へと反射されるように)設けられている。そして、半導体レーザ装置の垂直方向には導光板が配置されている。LED光はある程度の広がりを持つが、レーザ光は指向性の高い光であるため、半導体レーザ装置からの光が導光板の光反射面のうち光入射面に近い領域に当たりにくい。これを抑制するために例えば、導光板の光反射面に光が当たるように半導体レーザ装置を傾けて実装することが考えられるが、半導体レーザ装置から出射される光と導光板とを調整しながら半導体レーザ装置を実装する必要があるため、半導体レーザ装置の実装が困難になる。
そこで、本実施形態においては、反射部材13で反射される光(半導体レーザ装置10から出射される光)を直上以外の方向へと出射することができるように、反射面13aを所定の方向に向けている。つまり、本実施形態では、基体11を上方から視たときに、基体11の外形を一方向に長い長方形としている。そして、長方形の短辺側となる側方から半導体レーザ装置10を視たときに、半導体レーザ素子12および反射部材13は、反射部材13にて反射された光の光軸が基体11の下面と垂直をなす方向と異なるように、配置されている。言い換えると、半導体レーザ素子12及び反射部材13は、反射部材13にて反射された光の光軸が、上方に向かうにつれて、長方形を構成する長辺のうちの一方の長辺を含む基体の内面に近づくように、配置されている。これにより、半導体レーザ装置10を傾けて実装する必要がなくなるため、半導体レーザ装置10の実装が容易になり、且つ、半導体レーザ装置10から出射される光を確実に導光板52の光反射面のうち光入射面に近い領域へと照射することが可能となる。
なお、本明細書では、説明の便宜上、図1、図4、図7、及び図10に示す断面図の下側を「下」と表現し、上側を「上」と表現している。しかし、これらの位置関係は相対的なものであればよく、例えば各図の上下を逆にしても本明細書の範囲内であることは言うまでもない。
以下に、半導体レーザ装置10に用いられる主な部材について詳しく説明する。
(基体11)
基体11は、上方に開口した凹部を有し、半導体レーザ素子12及び反射部材13等は凹部の底面に載置されている。基体11の形状は、特に限定されないが、好ましくは、上面視において、2つの短辺と2つの長辺とからなる長方形とする。これにより、半導体レーザ装置全体として、薄型化を実現することができる。なお、ここでいう「薄型化」とは、半導体レーザ装置を導光板と組み合わせた際の厚さに関するものであり、具体的には、図2における縦方向の幅が小さいことを言う。
基体11の材料としては、AlN、アルミナ、SiCなどの絶縁性セラミックやCuW、Cu、Al、Fe等の金属又はこれらの合金を用いることができる。基体11として金属を含む場合は、基体11の凹部の底面が絶縁性セラミックとなるようにするのが好ましい。これにより、基体11と半導体レーザ素子12との熱膨張係数差を小さくすることができるため、半導体レーザ素子12を基体11に直接載置することができ、半導体レーザ装置を小さくすることができる。本実施形態では、基体11の凹部の底面は平坦であるが、これに限定されず、部分的に傾斜や段差が設けられていてもよい。
基体11の凹部の底面から基体11の下面までの厚みは、好ましくは50μm以上2000μm以下、より好ましくは100μm以上500μm以下とすることができる。前述の下限値以上とすることで、半導体レーザ素子12等の熱膨張係数と基体11の熱膨張係数との差により基体11が割れるのを抑制することができる。また、前述の上限値以下とすることで、基体11の下面から放熱する際の放熱性の低下を抑制することができる。
基体11の凹部は、側壁11aにより規定されている。このとき、半導体レーザ素子12及び反射部材13は、側壁11aの内側に形成されている。側壁11aの高さ(つまり、凹部の底部から側壁11aの上面(基体11の上面)までの高さ)は、好ましくは200μm以上2000μm以下、より好ましくは400μm以上1000μm以下、さらに好ましくは500μm以上900μm以下とすることができる。前述の下限値以上とすることで、半導体レーザ素子12や半導体レーザ素子12及び基体11を電気的に接続するワイヤと基体11の上面に設ける部材(例えば透光性部材等)との接触を避けることができる。また、前述の上限値以下とすることで、反射部材13にて反射された半導体レーザ素子12からの光が側壁11aに当たるのを抑制することができる。
なお、本実施形態では、基体11の下面に電気配線を形成して、基体11の下面を放熱面として利用する。このとき、基体11の下面に形成された電気配線は基体11の内部を通って基体11の凹部内にも形成されており、基体11の凹部内に形成された電気配線と半導体レーザ素子12とが電気的に接続されている。他の形態として、例えば、基体11の凹部内において半導体レーザ素子12と基体11とを電気的に接続した電気配線を側壁11aの外側面(基体11の側面)に形成し、基体の側面を実装して放熱面として利用することもできる。
本実施形態では、基体11の側壁11aとして、遮光性の材料を用いているが、ガラス等の透光性材料を用いることもできる。側壁11aを透光性材料で構成することにより、半導体レーザ素子12から出射される光が側壁11aで遮られるのを抑制することができ、光取り出し効率を向上させることができる。
(半導体レーザ素子12)
半導体レーザ素子12は、光が側方へ出射するように基体11の凹部の底面に実装されている。つまり、半導体レーザ素子12は、半導体レーザ素子12の光出射面側が凹部の底面に垂直をなすとともに反射部材13の反射面13aを向くように実装されている。こうすることで、半導体レーザ素子12における熱を基体11へと効率よく排熱することができる。半導体レーザ素子12としては、GaN系やGaAs系などの各種の半導体レーザ素子を用いることができる。
半導体レーザ素子12は、基体11の凹部の底面に直接設けられてもよいし、基体11の凹部の底面にサブマウントを介して設けられていてもよい。サブマウントを設けることにより、半導体レーザ素子12との熱膨張係数差を小さくして熱膨張係数差による応力の発生を低減することができるとともに、半導体レーザ素子12で生じる熱をサブマウントへと逃がして排熱性を維持することができる。サブマウントとしては、例えば、窒化アルミニウム、炭化珪素、珪素等を用いることができる。半導体レーザ素子12は、接着部材を介して基体11又はサブマウントに実装することができる。接着部材としては、例えば、Au、Ag、Sn、Ni等を含む金属材料を用いることができる。
(反射部材13)
反射部材13は、半導体レーザ素子12の光出射面の前方に載置され、半導体レーザ素子12からの光を反射する平坦な反射面13aを含んでいる。本実施形態では、反射部材13の反射面13aは、半導体レーザ素子12からのレーザ光が直上以外の方向に反射されるように、構成されている。言い換えると、上方から視て、反射部材13は、半導体レーザ素子12を構成する辺のうちの反射面13aに最も近い一辺と、反射面13aを構成する辺のうちの半導体レーザ素子12に最も近い一辺と、が非平行となるように、配置されている。これにより、半導体レーザ装置10を傾けて実装することなく、半導体レーザ装置10から出射される光を傾けることができる。
反射面13aは、一平面からなる。そして、反射面13aの外縁を構成する複数の辺のうち凹部の底面の近傍に位置し且つ凹部の底面に平行をなす一辺(以下「反射面の下辺」という)は、上方から視て、半導体レーザ素子12の光出射面を通る線(つまり、長方形の短辺に平行な線)に対して傾斜している。その傾斜角度は好ましくは3度以上60度以下、より好ましくは5度以上45度以下、さらに好ましくは10度以上30度以下とすることができる。前述の下限値以上にすることで、半導体レーザ装置からの光を導光板52の反射面へ照射しやすくなり、前述の上限値以下とすることで導光板52への入光時の反射や導波損失を低減することができる。反射部材13は、その下面にて凹部の底面に実装されている。反射部材13の下面と反射面13aとがなす角度(傾斜角度)は、例えば好ましくは15度以上75度以下、より好ましくは30度以上60度以下、さらに好ましくは40度以上50度以下とすることができる。
反射部材13としては、例えば、合成石英等で構成された光学ガラスのうちレーザ光が照射される部分に反射膜を設けたものを用いることができる。合成石英は耐熱性に優れているため、半導体レーザ素子12からの光により反射膜が発熱しても反射部材13の劣化を抑制することができる。反射膜としては、例えば、銀、アルミニウム、若しくは金等の金属膜や、二酸化珪素、二酸化チタン、五酸化タンタル、二酸化ジルコニウム、五酸化ニオブ等の酸化膜を積層した誘電体多層膜を用いることができる。反射部材13の形状は特に限定されないが、上面が平面となるような形状(例えば、図1等に示すような台形状)とするのが好ましい。こうすることで、上面をピックアップ面とすることができるため反射部材13の取り扱いが容易となる。また、反射部材13の上面を認識面として半導体レーザ素子12等を実装することができるため半導体レーザ素子12等の実装時の位置ずれを抑制することができる。
(透光性部材15)
側壁11aの上面には透光性部材15を設けることができる。透光性部材15としては、例えば、ガラス又はセラミック等を含むことができる。透光性部材15の形状は特に限定されない。ここでは、透光性部材15の上面は、基体11の下面と平行をなす。つまり、半導体レーザ装置10では、半導体レーザ素子12および反射部材13が、反射部材13にて反射された光の光軸が透光性部材15の上面と垂直をなす方向と異なるように、凹部の底面に配置されている。
側壁11aの上面に透光性部材15が設けられる場合は、透光性部材15の外縁が側壁11aの外縁よりも小さい透光性部材15を用いるのが好ましい。こうすることで、透光性部材15の実装時にずれが生じても側壁11aの外縁から透光性部材15の外縁が飛び出しにくくなり、半導体レーザ装置10の外形寸法精度が向上させるこができるとともに、ハンドリングが容易となる。
(その他の部材)
半導体レーザ素子12の電気的な破壊を抑制するために、ツェナーダイオード等の保護素子14を基体11の凹部の底面に実装してもよい。保護素子14は、上面視において、半導体レーザ素子12と反射部材13とを結ぶ直線の延長線上に配置されることが好ましく、反射部材13を挟んで半導体レーザ素子12とは反対側に配置されることが好ましい。こうすることで、半導体レーザ装置10の中心付近に反射部材13を配置することができるため、反射面13aで反射される光が側壁11aにあたりにくくなり効率よく光を取り出すことができるとともに、上面視における幅を小さくする(薄型化を実現する)ことができる。
図2に示すように、半導体レーザ装置10の形状(外形)は、上方から視て、2つの長辺及び2つの短辺からなる長方形とするのが好ましく、半導体レーザ素子12から出射されたレーザ光の光軸は長方形の長辺それぞれと平行とすることができる。これにより、半導体レーザ装置10全体として、小型化及び薄型化を実現することができる。半導体レーザ装置10を長方形にする場合は短辺と長辺との比率を、好ましくは1:1.5〜1:3.5、より好ましくは1:2〜1:3、さらに好ましくは1:2〜1:2.5とすることができる。前述の上限値以下とすることにより半導体レーザ装置10を薄型にすることができ、前述の下限値以下とすることにより製造が容易となる。具体的には、例えば半導体レーザ装置10の短辺を、好ましくは0.8mm以上3mm以下、より好ましくは1mm以上2.5mm以下、さらに好ましくは1.2mm以上2mm以下とすることができる。このとき高さは、好ましくは1mm以上5mm以下、より好ましくは1.2mm以上4.5mm以下、さらに好ましくは1.5mm以上4mm以下とすることができる。
<第2実施形態>
図4〜6に本実施形態における半導体レーザ装置20を示す。図4は半導体レーザ装置20の概略断面図(図5のB−Bにおける概略断面図)、図5は半導体レーザ装置20を上面側(発光面側)から視た概略平面図、図6は斜視図である。なお、図5及び図6において、構造をわかりやすくするために、透光性部材15は図示していない。
半導体レーザ装置20は、反射部材13の下面と反射面13aとがなす角度が45度の反射部材13を基体11の凹部の底面で回転させて配置することで、反射部材13で反射される光の光軸を基体11の下面と垂直な方向とは異なる方向としている点で第1実施形態の半導体レーザ装置10と異なる。言い換えると、本実施形態では、上方から視て、半導体レーザ素子12は、半導体レーザ素子12から出射される光の光軸が基体11の長方形の2つの長辺それぞれと平行になるように、配置されている。そして、反射部材13の下面と反射面13aとがなす角度が45度の反射部材13が、上方から視て、反射面13aの下辺が半導体レーザ素子12の光出射面を通る線に対して傾斜するように、配置されている。本実施形態によれば、反射部材13の加工が容易となる。
なお、本実施形態では、反射面13aが所定の方向を向くように反射部材13を回転して配置している。例えば図5に示すように、半導体レーザ素子12の2つの側面(互いに平行であり、半導体レーザ素子12の光出射面及び光反射面、並びに、凹部の底面と垂直をなす面)と側壁における長辺側の内面とを平行としつつ、反射部材13の2つの側面(互いに平行であり、凹部の下面と垂直をなす面)と側壁における長辺側の内面とを非平行としている。しかしながら図16及び図17に示すように、半導体レーザ素子12の2つの側面と側壁における長辺側の内面とを非平行としつつ、反射部材13の2つの側面と側壁における長辺側の内面とを平行とすることもできる。この場合であっても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第3実施形態>
図7〜図9に本実施形態における半導体レーザ装置30を示す。図7は半導体レーザ装置30の概略断面図(図8のC−Cにおける概略断面図)、図8は半導体レーザ装置30を上面側(発光面側)から視た概略平面図、図9は斜視図である。なお、図8及び図9において、構造をわかりやすくするために、透光性部材15は図示していない。
半導体レーザ装置30は、反射部材13が基体11の凹部の底面に載置されており、凹部の底面のうち反射部材13が載置された領域が基体11の下面に対して傾いている点で第1実施形態の半導体レーザ装置10と異なる。つまり、半導体レーザ装置30においては、基体11の凹部の底面のうち反射部材13を載置している領域のみが基体11の下面に対して傾斜している。
本実施形態によれば、反射部材13の作製が容易となる。また、基体11の凹部の底面において、半導体レーザ素子12を実装する領域は傾斜していないため、半導体レーザ素子12の実装が容易となる。なお、本実施形態では基体11の凹部の底面の一部の領域を傾斜させているが、上段及び下段を有する段差を設け、上段から下段にわたって反射部材13を載置してもよい。つまり、反射部材13の下面が、上段の端部と下段の端部とに当たるように配置して、反射部材13の反射面13aを傾斜させてもよい。
<第4実施形態>
図10〜図12に本実施形態における半導体レーザ装置40を示す。図10は半導体レーザ装置40の概略断面図(図11のD−Dにおける概略断面図)、図11は半導体レーザ装置40を上面側から視た概略平面図、図12は斜視図である。なお、図11及び図12において、構造をわかりやすくするために、透光性部材15は図示していない。
半導体レーザ装置40は、複数の半導体レーザ素子12が基体11の凹部の底面に設けられている点、複数の半導体レーザ素子12に対して反射面13aがそれぞれ設けられている点、及び、基体11の凹部の底面のうちの反射部材13が載置された領域に加えて半導体レーザ素子12が載置された領域も基体11の下面に対して傾斜している点で第3実施形態の半導体レーザ装置30と異なる。つまり、本実施形態の半導体レーザ装置40では、凹部の底面に、複数の半導体レーザ素子12が反射部材13を介して配置されている。そして、基体11の凹部の底面の全面を傾斜させることで、反射部材13を載置する領域及び半導体レーザ素子12を載置する領域を基体11の下面に対して傾斜させている。なお、本実施形態では、基体11の凹部の底面全面を傾斜させているが、半導体レーザ素子12を載置する領域及び反射部材13を載置する領域のみを傾斜させることもできる。
本実施形態によれば、反射部材13の反射面13aと半導体レーザ素子12との両方が傾斜しているため、半導体レーザ装置から照射されるレーザ光のビームの形状を制御しやすくなる。つまり、半導体レーザ装置から照射される楕円形のビームの長軸と半導体レーザ装置の長辺とを一致させやすくすることができる。
基体の凹部の底面のうち、半導体レーザ素子12を載置する領域に段差を設けることで反射部材13の反射面13aを傾斜させる場合は、半導体レーザ素子12の実装面(下面)と基体11の段差との間に接合部材を設けることができる。こうすることで、半導体レーザ素子12と基体11との隙間を埋めて熱的に接続することができるため、半導体レーザ素子12の放熱性の低下を抑制することができる。接合部材としては、共晶はんだ等を用いることができる。
<第5実施形態>
図18及び図19に本実施形態に係る半導体レーザ装置70を示す。図18は半導体レーザ装置70を上面側から視た概略平面図であり、図19は斜視図である。
半導体レーザ装置70では、上方から視て、半導体レーザ素子12が、半導体レーザ素子12から出射された光の光軸と基体11の長辺とが非平行になるように、配置されている。つまり、半導体レーザ素子12の2つの側面と側壁11aにおける長辺側の内面とを非平行としている。そして、反射部材13は、反射面13aの下辺が半導体レーザ素子12の光出射面を通る線に対して平行になるように、配置されている。さらに、反射面13aと反射部材13の下面とがなす角度は30度〜60度(45度を除く)である。本実施形態においても、反射面13aで反射された光の光軸が基体11の下面の直上以外の方向に反射されることとなる。
<第6実施形態>
図13及び図14に、本実施形態におけるバックライト装置100を示す。図13はバックライト装置100の概略図であり、図14は斜視図である。バックライト装置100は、各実施形態に記載の半導体レーザ装置と、基体11の上方に配置された導光板52と、を有する。説明の便宜上、図13及び図14では、半導体レーザ装置10で例示する。導光板52は、半導体レーザ装置からの光が入射するように配置されている。また、導光板52の入り口の形状は半導体レーザ装置からの光が入射するために、導光板52と垂直の面から傾斜した形としてもよい。なお、図13及び図14では、基体11の短辺方向が光学部材の厚み方向と一致するように、半導体レーザ装置が配置されている。
半導体レーザ装置10から出射される光が傾きを有し、導光板52へと入射するように配置されているため、導光板52の光反射面に確実に光を入射させることができる。
(光学部材50)
光学部材50は、半導体レーザ装置10からの光を面発光させるための導光板52を含む。導光板52は、少なくとも、光取出し面(図13で上方に位置する面)、光反射面(図13で下方に位置する面)、及びそれらを繋ぐ側面を有する。また、4つの側面のうち、半導体レーザ装置10と対向する一面が光入射面となる。半導体レーザ装置10は、光学部材50の一側面側に配置され、半導体レーザ装置10から出射された光は、導光板52の一側面から入射される。さらに、半導体レーザ装置10から出射した光は導光板の光反射面に向かう。こうすることで、半導体レーザ装置10からの光を確実に導光板52の光反射面へと照射してから取り出すことができる。導光板52の光反射面には、凹凸加工を施すことができる。これにより、導光板52の光反射面に向かう光を上面へ反射させて取り出すことができる。
光学部材50の光入射面から半導体レーザ装置10までの最短距離は、0mm以上2mm以下とするのが好ましく、0.01mm以上1mm以下とするのがより好ましい。前述の下限値以上にすることで、半導体レーザ装置10から出射される光を導光板52の光反射面のうち光入射面に近い領域へ照射しやすくなり、前述の上限値以下とすることでレーザ光の広がりを抑制することができる。なお、半導体レーザ装置の形状を発光面側からみて長方形に形成する場合は、長方形の長辺側の内面が導光板52の光取出し面と平行になるように配置する。これにより、光の損失を低減し、バックライト装置として薄型化を実現することができる。
半導体レーザ装置が長方形である場合は、光学部材50の高さ(図13における光学部材50の下面から上面までの高さ)を半導体レーザ装置の短辺よりも小さくすることが好ましい。例えば、光学部材50の高さは、0.5mm以上1.5mm以下とすることができる。図15に示すように、光学部材50の高さを低くして光学部材50を薄くする場合に、半導体レーザ装置10と光学部材50とを支持体80の同一平面に載置すると、導光板52の光反射面全体に半導体レーザ装置からの光が当たりにくくなり、バックライト装置としての光の取出し効率が低下してしまう。これに対して、反射面13aにて反射される光の光軸が基体11の下面に対して垂直をなす方向と異なる方向(つまり、半導体レーザ装置からの光が傾いた方向)に出射されるようにすることで、光学部材50の高さを小さくしても半導体レーザ装置から出射される光を導光板52の光反射面全体に照射しやすくすることができるため、バックライト装置としての光の取出し効率の低下を低減することができる。
半導体レーザ装置10の実装面と光学部材50の実装面とが同一平面にある場合は、半導体レーザ装置10から出射される光の光軸と導光板52の下面がなす角度とは、5度以上30度以下の範囲にあることが好ましく、10度以上15度以下の範囲にあることがさらに好ましい。前述の下限値以上とすることで光学部材50と半導体レーザ装置10とを近接して配置することができ、前述の上限値以下とすることで半導体レーザ装置10からの光を導光板52の光反射面全体に照射しやすくすることができる。
光学部材50は、反射板51を含むことができる。反射板51は、導光板52の光反射面側に配置され、導光板52の光反射面から下方へと出射される光(洩れた光)を導光板52へと反射させるものである。こうすることで、これらの光を効率よく取り出すことができる。
また、光学部材50は拡散シート53を含むことができる。拡散シート53は、導光板52の上面側に配置され、導光板52から出射される光を拡散させるものである。半導体レーザ装置10からの光は指向性が強くなるが、拡散シート53を設けることにより、導光板52で導かれた光をより均一に照射させることが可能となる。さらに、拡散シート53の上面側には、拡散シート53からの光を上面に向かって集光させるプリズムシート54や、所望の偏光成分のみを選択的に透過する偏光板55を設けることができる。
なお、図13及び図14においては半導体レーザ装置として半導体レーザ装置10を図示しているが、第2実施形態から第4実施形態に記載の半導体レーザ装置を用いてもよいことは言うまでもない。
各実施形態における半導体レーザ装置は、バックライト以外にも、光ディスク、光通信システム、プロジェクタ、ディスプレイ、印刷機又は測定器等全てのデバイスに利用することができる。
10、20、30、40、60、70…半導体レーザ装置
11…基体
11a…側壁
12…半導体レーザ素子
13…反射部材
13a…反射面
14…保護素子
15…透光性部材
100…バックライト装置
50…光学部材
51…反射板
52…導光板
53…拡散板
54…プリズムシート
55…偏光板
80…支持体

Claims (5)

  1. 上方に開口した凹部を有する基体と、
    前記凹部の底面に載置された半導体レーザ素子と、
    前記凹部の底面に載置され、前記半導体レーザ素子からの光を反射する反射部材と、を備える半導体レーザ装置であって、
    上方から視て、前記基体の外形は一方向に長い長方形であり、
    上方から視て、前記半導体レーザ素子は、前記半導体レーザ素子から出射された光の光軸が前記長方形の2つの長辺それぞれと平行になるように配置され、
    前記長方形の短辺側となる側方から視て、前記半導体レーザ素子および前記反射部材は、前記反射部材にて反射された光のすべての光軸が前記長方形の2つの長辺のうちの一方の長辺に傾いて反射されるように、配置されていることを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 前記凹部の底面のうち前記反射部材が載置された領域が、前記基体の下面に対して傾いていることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  3. 前記凹部の底面に、前記反射部材を介して、前記半導体レーザ素子が複数設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体レーザ装置。
  4. 前記反射部材は、前記半導体レーザ素子からの光が照射される部分に反射膜が設けられた光学ガラスを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の前記半導体レーザ装置と、
    前記基体の上方に配置された導光板と、を備えることを特徴とするバックライト装置。
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