JP6145990B2 - マイクロレンズアレイ基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロレンズアレイ基板の製造方法に関する。
液晶装置等の電気光学装置では、その画像表示領域内に、データ線、走査線、容量線等
の各種配線や、薄膜トランジスタ(以下、TFT(Thin Film Transistor)と称する)等
の各種電子素子が作り込まれている。そのため、電気光学装置に平行光を入射した場合、
そのままでは、全光量のうち各画素の開口率に応じた光量しか利用することができない。
そこで従来は、各画素に対応するマイクロレンズを含んでなるマイクロレンズアレイを
対向基板に作り込んだり、マイクロレンズアレイ基板を対向基板に貼り付けたりしている
。これによって、そのままでは各画素の開口領域以外の非開口領域に向かって進行する光
を、画素単位で集光して各画素の開口領域内に導かれるようにしている。その結果、電気
光学装置において明るい表示が可能となる。
この種のマイクロレンズは、基本的な要請として、レンズ効率を向上させることが重要
である。そこで、非球面形状のマイクロレンズを製造するための方法が提案されている。
例えば、特許文献1では、基板上に、基板と比べてエッチングレートが高い第1膜を形
成する工程と、形成すべきマイクロレンズの中心に対応する箇所に穴が設けられたマスク
を第1膜上に形成する工程と、マスクを介してウエットエッチングすることで、マイクロ
レンズの曲面を規定する非球面の凹部を形成する工程と、を含むマイクロレンズの製造方
法が開示されている。
特開2004−70283号公報
特許文献1には、基板上に第1膜を形成した後、第1膜に対して所定温度によるアニー
ル処理を施して、第1膜を焼き固めることにより、エッチングレートの制御を行うことが
記載されている。しかし、この方法を用いると、アニール処理によって基板に反りが生じ
、その後の成膜工程等において不具合が生じることがあることが、本願発明者によって明
らかになった。基板の反りが大きいと、素子基板と対向基板との貼り合わせ工程で位置合
わせが難しくなり、素子基板と対向基板との貼り合わせが困難となる。また、基板の反り
が大きいと、基板の搬送時に真空吸着ができずエラーが生じたり、基板表面の平坦化工程
として研磨を行う際に局所的に力が加わり、膜が剥がれてしまったりする可能性がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、基板の反りを抑制する
ことが可能なマイクロレンズアレイの製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用した。
(1)即ち、本発明の一態様におけるマイクロレンズアレイの製造方法は、基板上に酸
化膜を形成する工程と、前記酸化膜が形成された基板に対してアニール処理を行う工程と
、形成すべきマイクロレンズの中心に対応する箇所に開口部を有するマスクを前記酸化膜
上に形成する工程と、前記マスクを介して前記酸化膜と前記基板とをウエットエッチング
することにより、前記酸化膜が形成された前記基板に、側縁にテーパーを有する非球面の
凹部を形成する工程と、前記凹部に前記基板よりも屈折率が大きい材料を堆積させること
により、マイクロレンズを形成する工程と、前記マイクロレンズ上に光路長調整層を形成
する工程と、を含み、前記光路長調整層を形成する工程は、前記基板の法線方向と直交す
る方向に圧縮応力を受ける第1の膜と、前記基板の法線方向と直交する方向に引張応力を
受ける第2の膜と、を積層する工程を含み、前記光路長調整層を形成する工程では、前記
アニール処理によって前記基板に生じる反りを相殺する方向に前記基板を反らせるような
応力を発現する膜を、前記第1の膜と前記第2の膜の中から選択して、最初に前記マイク
ロレンズ上に形成する。
この方法によれば、光路長調整層を形成する工程の最初に、アニール処理によって基板
に生じる反りを相殺する方向に基板を反らせるような応力を発現する膜をマイクロレンズ
上に形成するので、光路長調整層を形成する最初の段階で、アニール処理によって基板に
生じる応力を大きく緩和させることができる。
仮に最初に、アニール処理によって基板に生じる反りを相殺する方向とは反対の方向に
基板を反らせるような応力を発現する膜をマイクロレンズ上に形成した場合、この膜は、
アニール処理によって基板に生じる反りを増大させる方向に基板を反らせる方向に作用す
る。そのため、光路長調整層を形成する最初の段階で、基板が大きく反ってしまい、基板
の反りを相殺する補正が困難となる。これに対し、本発明の一態様に係る方法では、最初
にアニール処理によって基板に生じる反りを相殺する方向に基板を反らせるような応力を
発現する膜をマイクロレンズ上に形成するため、上述の問題が生じることはない。
また、第1の膜と第2の膜とを交互に積層するので、第1の膜及び第2の膜の厚みや材
料等の形成条件を調整することにより、基板に生じる応力を緩和させる度合いを調整しつ
つ基板の反りを相殺する補正ができる。
従って、基板の反りを抑制することができる。
(2)上記(1)に記載のマイクロレンズアレイの製造方法では、前記基板が石英基板
であり、かつ、前記酸化膜が酸化シリコン膜であり、前記光路長調整層を形成する工程で
は、最初に前記マイクロレンズ上に形成する膜として前記第1の膜を選択してもよい。
(3)上記(2)に記載のマイクロレンズアレイの製造方法では、前記アニール処理は
、800℃以上1100℃以下で行ってもよい。
(4)上記(1)から(3)までのいずれか一項に記載のマイクロレンズアレイの製造
方法では、前記光路長調整層を形成する工程では、前記光路長調整層を形成する工程以降
に行う後工程によって前記基板に生じる反りを相殺する方向に前記基板を反らせてもよい
この方法によれば、光路長調整層を形成する工程において、後工程で基板に生じる応力
を緩和させる方向に、基板を予め反らせておくことができる。そのため、最終的に製造さ
れるマイクロレンズアレイ基板に反りが生じることを抑制することができる。
(5)上記(4)に記載のマイクロレンズアレイの製造方法では、前記後工程が、前記
光路長調整層上に遮光膜を形成する工程であり、前記光路長調整層を形成する工程では、
前記遮光膜を形成する工程によって前記基板に生じる反りを相殺する方向に前記基板を反
らせてもよい。
この方法によれば、光路長調整層を形成する工程において、遮光膜を形成する工程と基
板に生じる方向を緩和させる方向に、基板を予め反らせておくことができる。
本発明の一実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板を示す断面図である。 マイクロレンズアレイ基板の部分拡大断面図である。 (a)〜(c)マイクロレンズアレイ基板の製造工程及び基板の反りの説明図である。 (a)〜(c)マイクロレンズアレイ基板の製造工程及び基板の反りの説明図である。 (a)〜(c)マイクロレンズアレイ基板の製造工程及び基板の反りの説明図である。 (a)〜(c)マイクロレンズアレイ基板の製造工程及び基板の反りの説明図である。 (a)〜(c)マイクロレンズアレイ基板の製造工程及び基板の反りの説明図である。 (a)〜(c)マイクロレンズアレイ基板の製造工程及び基板の反りの説明図である。 基板に対するマスクの配置関係を示す平面図である。 (a)〜(c)本発明の変形例に係るマイクロレンズアレイ基板の製造工程及び基板の反りの説明図である。 プロジェクターを示す概略構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の図面において
は、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(マイクロレンズアレイ基板)
先ず、本発明のマイクロレンズアレイ基板の製造方法によって製造可能なマイクロレン
ズアレイ基板について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板1を示す断面図である。
図2は、マイクロレンズアレイ基板1の部分拡大断面図(マイクロレンズ14の拡大断
面図)である。
図1に示すように、本実施形態のマイクロレンズアレイ基板1は、複数のマイクロレン
ズ14に対応する複数の凹部10bを形成した基板10に、レンズ材料を堆積させること
により複数のマイクロレンズ14を形成し、これら複数のマイクロレンズ14からなるレ
ンズ層13を形成するとともに、レンズ層13上に光路長調整層15を形成し、さらに、
光路長調整層15上に、遮光膜19、平坦化膜20及び透明導電膜21をこの順に形成し
たものである。
尚、以下の説明においては、凹部10bが形成される前の基板を「基板本体」と称し、
凹部10bが形成された後の基板を単に「基板」と称する。
基板10には、複数の凹部10bがマトリクス状に形成されている。基板本体としては
、例えば石英基板等からなる透明板部材が用いられる。
マイクロレンズ14は、基板10よりも屈折率が大きく、かつ、高透過率(高透光性)
の材料によって形成されている。
各マイクロレンズ14の曲面は、互いに屈折率が異なる基板10とレンズ層13とによ
り概ね規定されている。各マイクロレンズ14は、下側に凸状に突出した凸レンズとして
構築されている。
本実施形態では、後述する製造方法により製造されるため、膜12(酸化膜)が、各マ
イクロレンズ14の縁付近及びマイクロレンズ14が形成されていない領域における基板
10の上面に残されている。膜12は、例えば透明な酸化シリコン膜(SiO)からな
る。
光路長調整層15は、例えばSiOなどの高透過率(高透光性)の材料によって形成
されている。光路長調整層15の屈折率は、例えば基板10と同程度となっている。
光路長調整層15は、レンズ層13上に、第1の膜16、第2の膜17及び第3の膜1
8をこの順に形成したものである。尚、第1の膜16、第2の膜17及び第3の膜18の
詳細については後述する。
マイクロレンズアレイ基板1は、その使用時には、各マイクロレンズ14が、例えば液
晶装置等の電気光学装置の各画素に対応するように配置される。従って、各マイクロレン
ズ14の中央付近に入射する光は、各マイクロレンズ14の屈折作用及び光路長調整層1
5の調整作用により、電気光学装置における各画素の中央に向けて集光される。
遮光膜19は、マイクロレンズアレイ基板1が取り付けられる電気光学装置における非
開口領域を規定する。具体的には、遮光膜19は、格子状の非開口領域を単独で規定する
ように、格子状の平面パターンを有する。尚、遮光膜19は、格子状の非開口領域を、他
の遮光膜と協働で規定するように、ストライプ状の平面パターンを有していてもよい。
これにより、より確実に各画素の非開口領域を規定でき、各画素間における光抜け等を
抑制できる。更に、電気光学装置の非開口領域に作り込まれる、光が入射すると光電効果
による光リーク電流が発生して特性が変化してしまうTFT等の電子素子に、光が入射す
るのを抑制できる。
尚、図1においては、光路長調整層15上の遮光膜19を覆って平坦化膜20が形成さ
れており、平坦化膜20上に透明導電膜21が形成されている。更に、透明導電膜21上
に配向膜が形成されていてもよい。加えて、マイクロレンズアレイ基板1に対して、遮光
膜19により区切られた各画素の開口領域に、R(赤)、G(緑)又はB(青)のカラー
フィルターを作り込んでもよい。
図2に示すように、マイクロレンズ14の縁部は、基板10とエッチングレートが異な
る膜12から形成されている。各マイクロレンズ14の縁部では、その曲面が基板10の
面に対して相対的に急峻に切り立っている。
マイクロレンズ14のレンズ曲面は、側縁にテーパーを有する非球面となっている。具
体的には、マイクロレンズ14の基板10におけるレンズ曲面は、球面と比べて底が浅い
非球面、即ち断面が半楕円状となっている。マイクロレンズ14の膜12におけるレンズ
曲面は、底が浅い非球面と比べて急峻に切り立った面、即ち断面が直線状となっている。
従って、各マイクロレンズ14では、球面レンズの場合と比較して、中央付近における曲
率半径が大きくなっている。
そして、非球面の度合いに応じてレンズ効率が向上されている。例えば、開口部の径と
レンズ深さが同じ球面レンズと比較して、本実施形態のように中央付近だけ曲面にしてい
るレンズによれば、曲面を大きく(曲率半径を小さく)することが可能であるため、焦点
距離を小さくできる。
更に、球面収差が小さくなり、球面レンズの場合と比較して、焦点が一定になる。
図2において、符号Lt1は、マイクロレンズ14の基板10におけるレンズ曲面の最
も傾斜した部分、即ちマイクロレンズ14の基板10におけるレンズ曲面の上縁における
接線である。符号Lt2は、マイクロレンズ14の膜12におけるレンズ曲面の最も傾斜
した部分、即ちマイクロレンズ14の膜12におけるレンズ曲面の上縁における接線であ
る。角度θは、接線Lt1と接線Lt2とのなす角度である。
本実施形態において、マイクロレンズ14のレンズ曲面は、角度θが例えば30°〜5
0°となるように規定されている。尚、角度θは、光源と投射側のレンズ設計により、レ
ンズ曲面が緩やかになる角度から急峻になる角度までコントロール可能である。
また、角度θを、電気光学装置の仕様に応じて適宜設定することによって、各マイクロ
レンズ14の中央付近のみならず縁付近を通して集光される光が、対応する画素の開口領
域を通過するようにできる。
このような構成により、図2において基板の下側から入射される投射光等の入射光を、
マイクロレンズ14による集光作用によって効率的に表示に寄与する光として利用できる
。よって、明るく鮮明な画像表示が可能となる。
(マイクロレンズアレイ基板の製造方法)
次に、本発明の一実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板1の製造方法について、図
3〜図9を参照して説明する。
図3(a)〜図8(c)は、マイクロレンズアレイ基板1の製造工程及び基板の反りの
説明図である。
図9は、基板10に対するマスクMの配置関係を示す平面図である。
尚、図3(a)〜図8(c)において、左段にはマイクロレンズアレイ基板1の製造工
程における断面工程図を図示し、右段には基板の反りの様子を図示している。
また、以下の説明においては、便宜上、基板10の反りだけでなく基板本体10aの反
りについても「基板の反り」と称する。
基板の中心から基板が最も反っている部分(基板の端縁)までの基板の法線方向(基板
に反りが生じていないときの基板の厚み方向)における距離を、「反り量」と称する。こ
こで、反り量は、基板の中心から基板の左端縁までの基板の法線方向における距離と、基
板の中心から基板の右端縁までの基板の法線方向における距離と、を足し合わせて2で割
った値、即ち左右の反り量の平均値とする。
尚、基板の反りとしては基板が凹状(下に凸)に反る場合と基板が凸状(上に凸)に反
る場合とがあるが、反り量は絶対値で示している。
先ず、図3(a)の左段に示すように、基板本体10a上に、例えば化学気相成長(以
下、CVD(Chemical Vapor Deposition)と称する)、スパッタリング等により、アモ
ルファスシリコン(α-Si)からなる膜11aを形成する。基板本体10aとしては、
石英等からなる円板状の透明板部材を用いる。基板本体10aのサイズは、例えば直径2
00mm程度、厚み1.2mm程度とする。
この工程では、図3(a)の右段に示すように、基板に反りは生じない。
次に、図3(b)の左段に示すように、膜11aに対するフォトリソグラフィ及びエッ
チングを用いたパターニングにより、形成すべきマーク11に対応する箇所以外の領域の
膜11aを剥離する。これにより、後述するマスクMaに対し、形成すべきマイクロレン
ズの中心に対応する箇所に開口部Mhを開けるためのアライメントマークとして機能する
マーク11を形成する。
この工程では、図3(b)の右段に示すように、基板に反りは生じない。
次に、図3(c)の左段に示すように、基板本体10a上の膜11aを覆うように、例
えばフッ酸系等の所定種類のエッチャントに対するエッチングレートが基板本体10aよ
りも高い膜(酸化膜)12aを形成する。このような膜12aは、例えばCVD、スパッ
タリング等により、透明な酸化シリコン膜から形成する。膜12aの厚みは、例えば、4
00Å以上600Å以下とする。本実施形態では、膜12aの厚みは500Å程度とする
その後、膜12aが形成された基板本体10aに対して、例えば窒素ガス(Nガス)
雰囲気下で、800℃以上1100℃以下でアニール処理を行う。これにより、膜12a
のエッチングレートを決める。
この工程では、図3(c)の右段に示すように、基板が凹状(下に凸)に反る。このと
きの反り量は20μm程度である。このように基板が反る理由は、アニール処理によって
基板本体10aが熱変形したためと考えられる。或いは、基板本体10aは両端支持の状
態で配置されることから、基板本体10aが自重によりたわんだためと考えられる。
次に、図4(a)の左段に示すように、膜12aの上に、例えばCVD、スパッタリン
グ等により、ポリシリコン膜からなるマスクMaを形成する。
この工程では、図4(a)の右段に示すように、基板が凹状(下に凸)に反ったままで
ある。つまり、このときの反り量は20μm程度である。
次に、図4(b)の左段に示すように、マスクMaに対するフォトリソグラフィ及びエ
ッチングを用いたパターニングにより、形成すべきマイクロレンズの中心に対応する箇所
に開口部Mhを開ける。この際、開口部Mhの位置は、マーク11の位置に基いて決定す
る。これにより、形成すべきマイクロレンズの中心に対応する箇所に開口部Mhを有する
マスクMを形成する。尚、図4(b)の左段に示す図は、図9のA−A線に沿った断面図
に相当する。
図9に示すように、開口部Mhの径R1は、凹部10bの径R2(形成すべきマイクロ
レンズ14の径)よりも小さくする。図9において、符号W1は平面視矩形状の1画素の
第1の幅、符号W2は第1の幅に対して直交する第2の幅、符号W3は画素の対角方向の
第3の幅である。例えば、第1の幅W1及び第2の幅W2は、それぞれ4μm〜30μm
となっている。例えば、開口部Mhの径R1のサイズは、1μmよりも長くかつ第3の幅
W3の80%程度の長さよりも短くする。凹部10bの径R2のサイズは、開口部Mhの
径R1よりも長くかつ第3の幅W3の95%程度の長さよりも短くする。
この工程では、図4(b)の右段に示すように、基板が凹状(下に凸)に反ったままで
ある。つまり、このときの反り量は20μm程度である。
次に、図4(c)の左段に示すように、マスクMを介して、膜12aと基板本体10a
とを、フッ酸系のエッチャントによりウエットエッチングする。すると、膜12aのエッ
チャントに対するエッチングレートは、基板本体10aよりも高いので、膜12aはより
早くエッチングされる。
即ち、エッチングにより膜12aに開口部12hが形成されるまでの間は、マスクMの
開口部Mhの周囲における膜12aに対して球面の凹部が掘られるが、膜12aに開口部
12hが形成された後には、膜12aがより早くエッチングされる。このため、エッチン
グは、開口部Mhの深さ方向よりも周囲に早く広がる。即ち、サイドエッチが相対的に大
きく入る。これにより、膜12aが形成された基板本体10aには、側縁にテーパーを有
する非球面の凹部10bが掘られる。具体的には、基板本体10aには、球面と比べて底
が浅い凹部10bが掘られる。
その後、時間管理等により、マイクロレンズ14に対応する大きさの凹部10bが掘ら
れた段階で、エッチングを終了する。即ち、マイクロレンズ毎に、底が浅い凹部10bが
掘られた基板10が完成する。
この工程では、図4(c)の右段に示すように、基板が凹状(下に凸)に反ったままで
あるが、ウエットエッチングにより基板の反りの度合いが若干変化している。このときの
反り量は25μm程度である。
本実施形態では、例えば材質、密度、孔隙率等の膜12aの種類、例えばCVD、スパ
ッタリング等の膜12aの形成方法、例えば400℃以下或いは400℃以上1000℃
以下等の膜12aの形成温度、及び膜12aの形成後における熱処理或いはアニール処理
における処理温度のうち、少なくとも一つに係る条件設定により、エッチングレートの制
御を行う。
例えば、CVDとスパッタリングとでは、スパッタリングの方が、膜12aがより緻密
となり、そのエッチングレートを低くできる。また、膜12aの形成後の熱処理について
は、処理温度を高くすると膜12aがより緻密となり、そのエッチングレートを低くでき
、逆に処理温度を低くするとそのエッチングレートを高くできる。そして、このようなエ
ッチングレートの制御によって、最終的に得られる凹部10bが規定する非球面における
曲率或いは曲率分布を比較的容易に調整できる。
尚、膜12aの厚みによっても、最終的に得られる凹部10bが規定する非球面におけ
る曲率或いは曲率分布を比較的容易に調整できる。
このようなエッチングレート制御用の各種条件設定や膜12aの厚み設定は、実験的、
経験的、理論的等により、或いはシミュレーションによって、実際に用いられるマイクロ
レンズ14のサイズ及びマイクロレンズ14として要求される性能や装置仕様等に応じて
、個別具体的に設定すればよい。
次に、図5(a)の左段に示すように、マスクMをエッチング処理によって除去する。
尚、凹部10bを形成する工程(図4(c)の左段に示す工程)におけるエッチングによ
って、マスクMが完全に除去されるように、マスクMの厚みを設定することができれば、
本工程(図5(a)の左段に示す工程)は省略可能である。
この工程では、図5(a)の右段に示すように、基板が凹状(下に凸)に反ったままで
ある。つまり、このときの反り量は25μm程度である。
次に、図5(b)の左段に示すように、例えばプラズマCVD(以下、PECVD(Pl
asma-Enhanced Chemical Vapor Deposition)と称する)により、SiH、NO、N
等の原料ガスを用いることより、凹部10bに、酸窒化シリコン(SiON)を堆積
させる。これによりSiONからなるマイクロレンズ14を含むレンズ層13aを形成す
る。
ここで、原料ガスに用いるNOとNHとの比を変更すれば、マイクロレンズ14の
屈折率を調整することができる。これにより、画素サイズ、TFTの形状、投射レンズの
F値に適合した焦点位置を実現できる。
例えば、NOとNHとの流量比(NOの流量:NHの流量)は1:1とする。
尚、流量比はこれに限らず、NOだけを流してもよいし、NHだけを流してもよく、
適宜設定可能である。また、流量比を変化させても基板の反りへの影響はほとんど無い。
レンズ層13aの厚み(膜12の上面からレンズ層13aの上面までの距離)は、5μ
m〜20μmとすることが好ましい。本実施形態では、レンズ層13aの厚みは、8μm
程度とする。尚、基板10をセットするセットプレートの温度は150℃〜370℃に設
定する。本工程で積層するレンズ層13aの厚みは、レンズ層13aの上面(レンズ層1
3aの上面のうち最も低い部分)が基板10の上面よりも上方に位置するように、凹部1
0bの深さにより制御する。
この工程では、図5(b)の右段に示すように、基板が凹状(下に凸)に反ったままで
あるが、レンズ層13aの形成により基板の反りの度合いが若干変化する。このときの反
り量は15μm程度である。即ち、レンズ層13aは、基板10の法線方向と直交する方
向に圧縮応力を受ける膜として機能する。尚、基板10の法線方向と直交する方向に圧縮
応力を受ける膜については後述する。
図5(b)の左段に示したように、凹部10bを有する基板10上にPECVDを用い
てレンズ層13aを形成すると、半球が半ピッチずれたような形で成膜される。
そのため、次に、図5(c)の左段に示すように、例えば化学機械研磨法(以下、CM
P法(Chemical Mechanical Polishing)と称する)により、レンズ層13aの上部を平
坦化する。これにより、上面が平坦化されたレンズ層13を形成する。レンズ層13の厚
み(膜12の上面からレンズ層13の上面までの距離)は、例えば3μm程度とする。
この工程では、図5(c)の右段に示すように、基板が凹状(下に凸)に反ったままで
ある。つまり、このときの反り量は15μm程度である。
尚、CMP法によりレンズ層13aの上部を平坦化する前に、レンズ層13aの外周部
をドライエッチングで除去しておくことが好ましい。これにより、CMP法によりレンズ
層13aの上部を平坦化する際に、マイクロレンズ部(マイクロレンズ14が形成される
凹部10bが形成されている部分)と平坦部(凹部10bが形成されていない部分)とで
段差が生じることを抑制できる。
次に、レンズ層13上に、光路長調整層15を形成する。光路長調整層15を形成する
工程は、基板10の法線方向と直交する方向に圧縮応力を受ける第1の膜16と、基板1
0の法線方向と直交する方向に引張応力を受ける第2の膜17と、を交互に積層する工程
を含む。光路長調整層15を形成する工程では、アニール処理によって基板10に生じる
反りを相殺する方向に基板を反らせるように、最初に第1の膜16をレンズ層13上に形
成する。
ここで、「基板10の法線方向と直交する方向に圧縮応力を受ける」とは、基板10が
もとの平坦な状態に戻ろうとする力(基板10の復元力)により、第1の膜16に対して
基板10の法線方向と直交する方向に収縮する力が作用することを意味する。言い換える
と、第1の膜16には基板10を押し広げる力が作用することを意味する。
「基板10の法線方向と直交する方向に引張応力を受ける」とは、基板10の復元力に
より、第2の膜17に対して基板10の法線方向と直交する方向に伸長する力が作用する
ことを意味する。言い換えると、第2の膜17には基板10を引き戻す力が作用すること
を意味する。
本実施形態では、光路長調整層15を形成する工程として、以下の工程を採用する。
先ず、図6(a)の左段に示すように、例えばPECVDにより、SiH、NO等
の原料ガスを用いることにより、所定のプラズマ条件で、レンズ層13上にSiOから
なる第1の膜16を形成する。
第1の膜16を形成する際には、高周波プラズマ源と低周波プラズマ源とを用いる。こ
れにより、基板の反りが変化するからである。具体的には、低周波プラズマ源を用いると
、第1の膜16が緻密になり、第1の膜16が、基板10の法線方向と直交する方向に圧
縮応力を受ける。
プラズマ条件としては、例えば、高周波プラズマ源の周波数と低周波プラズマ源の周波
数との比(高周波プラズマ源の周波数:低周波プラズマ源の周波数)を2:1とする。
本実施形態では、高周波プラズマ源の周波数を13.56MHzとし、低周波プラズマ
源の周波数を300kHzとする。尚、高周波プラズマ源の周波数及び低周波プラズマ源
の周波数は、これに限らず、適宜設定可能である。高周波プラズマ源の周波数と低周波プ
ラズマ源の周波数との比を変化させることにより、基板の反りを変化させることができる
本実施形態では、第1の膜16の厚みは、4μm程度とする。尚、第1の膜16の厚み
は、これに限らず、適宜設定可能である。第1の膜16の厚みを変化させることにより、
基板の反りを変化させることができる。
この工程では、図6(a)の右段に示すように、第1の膜16の作用により、基板が凸
状(上に凸)に反る。即ち、アニール処理によって基板に生じる反りの向きと、第1の膜
16の作用による基板の反りの向きとは互いに逆である。このときの反り量は20μm程
度である。
次に、図6(b)の左段に示すように、例えばPECVDにより、SiH、NO等
の原料ガスを用いることにより、所定のプラズマ条件で、第1の膜16上にSiOから
なる第2の膜17を形成する。
第2の膜17を形成する際には、高周波プラズマ源を用いる。これにより、基板の反り
が変化するからである。具体的には、高周波プラズマ源を用いると、第2の膜17が、基
板10の法線方向と直交する方向に引張応力を受ける。
プラズマ条件としては、例えば、第1の膜16を形成する際の高周波プラズマ源の周波
数と第2の膜17を形成する際の高周波プラズマ源の周波数との比(第1の膜16を形成
する際の高周波プラズマ源の周波数:第2の膜17を形成する際の高周波プラズマ源の周
波数)を2:3とする。
本実施形態では、第2の膜17の厚みは、3μm程度とする。尚、第2の膜17の厚み
は、これに限らず、適宜設定可能である。第2の膜17の厚みを変化させることにより、
基板の反りを変化させることができる。
この工程では、図6(b)の右段に示すように、第2の膜17の作用により、基板が凹
状(下に凸)に反る。即ち、第1の膜16の作用による基板の反りの向きと、第2の膜1
7の作用による基板の反りの向きとは互いに逆である。このときの反り量は5μm程度で
ある。
次に、図6(c)の左段に示すように、例えばPECVDにより、SiH、NO等
の原料ガスを用いることにより、所定のプラズマ条件で、第2の膜17上にSiOから
なる第3の膜18を形成する。これにより、光路長調整層15が完成する。
第3の膜18を形成する際には、第1の膜16の形成工程と同様、高周波プラズマ源と
低周波プラズマ源とを用いる。これにより、第3の膜18が、基板10の法線方向と直交
する方向に圧縮応力を受ける。
プラズマ条件としては、例えば、高周波プラズマ源の周波数と低周波プラズマ源の周波
数との比(高周波プラズマ源の周波数:低周波プラズマ源の周波数)を2:1とする。
尚、高周波プラズマ源の周波数及び低周波プラズマ源の周波数は、これに限らず、適宜
設定可能である。高周波プラズマ源の周波数と低周波プラズマ源の周波数との比を変化さ
せることにより、基板の反りを変化させることができる。
本実施形態では、第3の膜18の厚みは、4μm程度とする。尚、第3の膜18の厚み
は、これに限らず、適宜設定可能である。第3の膜18の厚みを変化させることにより、
基板の反りを変化させることができる。
この工程では、図6(c)の右段に示すように、第3の膜18の作用により、基板がも
との平らな状態に戻る。即ち、基板の反りが解消される。
尚、本実施形態では、光路長調整層15を形成する工程において、第1の膜16、第2
の膜17及び第3の膜18の3層を積層したが、これに限らない。
例えば、第1の膜16及び第2の膜17の2層を積層した構成としてもよい。また、基
板10の法線方向と直交する方向に圧縮応力を受ける膜(第1の膜に相当)と、基板10
の法線方向と直交する方向に引張応力を受ける膜(第2の膜に相当)と、を交互に4層以
上積層した構成としてもよい。
ただし、生産効率を向上させる観点からは積層数(成膜回数)は少なくしたほうがよい
また、本実施形態では、基板10が石英基板であり、かつ、酸化膜12が酸化シリコン
膜である構成を挙げており、光路長調整層15を形成する工程では、最初にレンズ層13
上に形成する膜として第1の膜16を選択しているが、これに限らない。光路長調整層1
5を形成する工程では、アニール処理によって基板に生じる反りを相殺する方向に基板を
反らせるような応力を発現する膜を、第1の膜16と第2の膜17の中から選択して、最
初にレンズ層13上に形成してもよい。
すなわち、基板10の法線方向と直交する方向に圧縮応力を受ける膜と基板10の法線
方向と直交する方向に引張応力を受ける膜のうち、アニール処理によって基板に生じる反
りを相殺する方向に基板を反らせるような応力を発現する一方の膜を、光路長調整層15
の最下層として形成し、その一方の膜の上に他方の膜を形成する。さらに、他方の膜の上
に、一方の膜と他方の膜を交互に形成してもよい。
ここで、光路長調整層15を厚く形成すると、表面が荒れて白濁することがある。その
ため、次に、例えばCMP法により、光路長調整層15(第3の膜18)の上部を平坦化
する。これにより、上面が平坦化された光路長調整層15を形成する。尚、光路長調整層
15の研磨量は、例えば1μm以下とする。
次に、図7(a)の左段に示すように、光路長調整層15(第3の膜18)の上に、例
えばスパッタリング等により、アルミニウム(Al)からなる膜19aを形成する。膜1
9aの厚みは、例えば1500Å程度とする。
この工程では、図7(b)の右段に示すように、基板に反りは生じない。
次に、図7(b)の左段に示すように、膜19aに対するフォトリソグラフィ及びエッ
チングを用いたパターニングにより、マーク11に対応する箇所の領域(マーク11と平
面視重なる領域)の膜19aを剥離し、開口部19h1を開ける。これにより、マーク1
1を覗くための窓としての開口部19h1を有する膜19bを形成する。
その後、パターニングの際に用いたレジストマスク(図示略)を、塩素等のエッチャン
トを用いたエッチングにより、雰囲気温度250℃程度で剥離する。
この工程では、図7(b)の右段に示すように、基板が凹状(下に凸)に反る。このと
きの反り量は80μm程度である。このように基板が反る理由は、レジストマスクを剥離
する際の雰囲気温度の影響で膜19aが収縮したためと考えられる。
次に、図7(c)の左段に示すように、膜19bに対するフォトリソグラフィ及びエッ
チングを用いたパターニングにより、各画素の開口領域に対応する領域(開口領域と平面
視重なる領域)の膜19bを剥離し、開口部19h2を開ける。これにより、開口部19
h1及び開口部19h2を有する遮光膜19を形成する。
尚、遮光膜19の両端部の膜19cは、素子基板と対向基板とを貼り合わせる際に位置
決めをするためのアライメントマークとして機能する。
次に、図8(a)の左段に示すように、光路長調整層15(第3の膜18)上の遮光膜
19を覆うように、例えばPECVDにより、SiH、NO等の原料ガスを用いるこ
とにより、所定のプラズマ条件で、SiOからなる膜20aを形成する。
膜20aを形成する際には、第1の膜16の形成工程と同様、高周波プラズマ源と低周
波プラズマ源とを用いる。
プラズマ条件としては、例えば、高周波プラズマ源の周波数と低周波プラズマ源の周波
数との比(高周波プラズマ源の周波数:低周波プラズマ源の周波数)を2:1とする。
尚、高周波プラズマ源の周波数及び低周波プラズマ源の周波数は、これに限らず、適宜
設定可能である。高周波プラズマ源の周波数と低周波プラズマ源の周波数との比を変化さ
せることにより、基板の反りを変化させることができる。
本実施形態では、膜20aの厚み(遮光膜19の上面から膜20aの上面までの距離)
は、2μm程度とする。尚、膜20aの厚みは、これに限らず、適宜設定可能である。膜
20aの厚みを変化させることにより、基板の反りを変化させることができる。
この工程では、図8(a)の右段に示すように、基板が凹状(下に凸)に反ったままで
あるが、膜20aの形成により基板の反りの度合いが若干変化する。このときの反り量は
70μm程度である。即ち、膜20aは、基板10の法線方向と直交する方向に圧縮応力
を受ける膜として機能する。
図8(a)の左段に示したように、光路長調整層15(第3の膜18)上の遮光膜19
を覆うように、PECVDを用いて膜20aを形成すると、膜20aが、遮光膜19の膜
が形成された部分と膜が形成されていない部分(開口部19h1,19h2)に倣った形
で成膜される。
そのため、次に、図8(b)の左段に示すように、例えばCMP法により、膜20aの
上部を平坦化する。これにより、上面が平坦化された平坦化膜20を形成する。平坦化膜
20の厚み(遮光膜19の上面から平坦化膜20の上面までの距離)は、例えば1μm程
度とする。
この工程では、図8(b)の右段に示すように、基板が凹状(下に凸)に反ったままで
ある。つまり、このときの反り量は70μm程度である。
次に、図8(c)の左段に示すように、平坦化膜20上に、例えばスパッタリング等に
より、酸化インジウム錫(以下、ITO(Indium Tin Oxide)と称する)からなる透明導
電膜21を形成する。透明導電膜21の厚みは、例えば1460Å程度とする。
この工程では、図8(c)の右段に示すように、基板が凹状(下に凸)に反ったままで
ある。つまり、このときの反り量は70μm程度である。
以上の工程により、本発明の一実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板1が完成する
本実施形態に係るマイクロレンズアレイ基板1の製造方法によれば、光路長調整層15
を形成する工程の最初に基板10の法線方向と直交する方向に圧縮応力を受ける第1の膜
16をレンズ層13上に形成するので、光路長調整層15を形成する最初の段階で、アニ
ール処理によって基板に生じる応力を大きく緩和させることができる。
仮に、最初に基板10の法線方向と直交する方向に引張応力を受ける第2の膜17をレ
ンズ層13上に形成した場合、第2の膜17は、アニール処理によって基板に生じる反り
を増大させる方向に基板を反らせる方向に作用する。そのため、光路長調整層15を形成
する最初の段階で、基板が大きく反ってしまい、基板の反りを相殺する補正が困難となる
。これに対し、本実施形態に係る方法では、最初に第1の膜16をレンズ層13上に形成
するため、上述の問題が生じることはない。
また、第1の膜16と第2の膜17とを交互に積層するので、第1の膜16及び第2の
膜17の厚みや材料等の形成条件を調整することにより、基板に生じる応力を緩和させる
度合いを調整しつつ基板の反りを相殺する補正ができる。
従って、基板の反りを抑制することができる。
本実施形態では、図8(c)の右段に示したように、マイクロレンズアレイ基板1は、
基板が凹状(下に凸)に反ったままである。この理由は、対向基板を貼り合わせる対象で
ある素子基板の反りに適合するようにするためである。
尚、基板の反り量が100μm以下であれば、素子基板と対向基板との貼り合わせ工程
で影響がない、即ち素子基板と対向基板とを貼り合わせる際の位置合わせが難しくなるこ
とはないとされている。本実施形態では、基板の反り量が70μm程度であり、上述の1
00μmよりも小さいため、素子基板と対向基板とを貼り合わせる際の位置合わせを容易
に行うことができる。
尚、本実施形態では、マイクロレンズアレイ基板1として、複数のマイクロレンズ14
に対応する複数の凹部10bを形成した基板10に、レンズ材料を堆積させることにより
複数のマイクロレンズ14を形成し、これら複数のマイクロレンズ14からなるレンズ層
13を形成するとともに、レンズ層13上に光路長調整層15を形成し、さらに、光路長
調整層15上に、遮光膜19、平坦化膜20及び透明導電膜21をこの順に形成したもの
を挙げて説明したが、これに限らない。
マイクロレンズアレイ基板としては、例えば、遮光膜19、平坦化膜20及び透明導電
膜21を含まない構成であってもよい。
(変形例)
次に、本発明の変形例に係るマイクロレンズアレイ基板2の製造方法について、図10
を参照して説明する。
図10(a)〜(c)は、マイクロレンズアレイ基板の製造工程及び基板の反りの説明
図である。
尚、図10(a)〜(c)において、左段にはマイクロレンズアレイ基板の製造工程に
おける断面工程図を図示し、右段には基板の反りの様子を図示している。また、図10(
a)〜(c)において、上記実施形態と同様の工程については図示を省略し、その説明を
省略する。
本変形例に係る光路長調整層25を形成する工程では、光路長調整層25を形成する工
程以降に行う後工程によって基板に生じる反りを相殺する方向に基板を反らせる。
本変形例では、光路長調整層25を形成する工程として、以下の工程を採用する。
先ず、図10(a)の左段に示すように、例えばPECVDにより、SiH、N
等の原料ガスを用いることにより、所定のプラズマ条件で、レンズ層13上にSiO
らなる第1の膜26、第2の膜27及び第3の膜28をこの順に積層する。これにより、
レンズ層13上に光路長調整層25を形成する。
本変形例では、第1の膜26、第2の膜27及び第3の膜28の形成工程において、プ
ラズマ源の周波数や厚みを適宜変化させることにより、図10(a)の右段に示すように
、基板を凸状(上に凸)に反らせる。即ち、光路長調整層25の作用による基板の反りの
向きを、後工程によって基板に生じる反りの向きに対して逆にする。
次に、図10(b)の左段に示すように、膜19aに対するフォトリソグラフィ及びエ
ッチングを用いたパターニングにより、マーク11に対応する箇所の領域(マーク11と
平面視重なる領域)の膜19aを剥離し、開口部19h1を開ける。これにより、マーク
11を覗くための窓としての開口部19h1を有する膜19bを形成する。
その後、パターニングの際に用いたレジストマスク(図示略)を、塩素等のエッチャン
トを用いたエッチングにより、雰囲気温度250℃程度で剥離する。
この工程では、図10(b)の右段に示すように、レジストマスクを剥離する際の雰囲
気温度の影響により、基板がもとの平らな状態に戻る。即ち、基板の反りが解消される。
その後、図10(c)の左段に示すように、遮光膜19を形成する工程、平坦化膜20
を形成する工程及び透明導電膜21を形成する工程を経ることにより、本変形例に係るマ
イクロレンズアレイ基板2が完成する。
本変形例に係るマイクロレンズアレイ基板2の製造方法によれば、光路長調整層25を
形成する工程において、後工程(膜19bを形成する工程)で基板に生じる応力を緩和さ
せる方向に、基板を予め反らせておくことができる。そのため、最終的に製造されるマイ
クロレンズアレイ基板2に反りが生じることを抑制することができる。
尚、本変形例では、後工程が遮光膜19となる膜19bを形成する工程であるとし、光
路長調整層25を形成する工程では、膜19bを形成する工程によって基板に生じる反り
を相殺する方向に基板を反らせる例を挙げて説明したが、これに限らない。光路長調整層
25を形成する工程以降の後工程において他にも基板に反りを生じさせる工程があれば、
光路長調整層25を形成する段階で、この後工程によって基板に生じる反りを相殺する方
向に基板を予め反らせてもよい。
[電子機器]
上述したマイクロレンズアレイ基板は、例えば図11に示すようなプロジェクター10
0の光変調装置を構成する対向基板として用いられる。
図11は、プロジェクターの概略構成図である。
プロジェクター100は、図11に示すように、光源101と、ダイクロイックミラー
102、103と、赤色光用光変調装置104、緑色光用光変調装置105及び青色光用
光変調装置106と、導光光学系107と、反射ミラー110〜112と、クロスダイク
ロイックプリズム113と、投射レンズ114とを備えている。プロジェクター100か
ら出射したカラー画像光は、スクリーン115上に投影される。
光源101は、メタルハライドなどのランプ101aと、ランプ101aの光を反射す
るリフレクター101bとを備えている。
ダイクロイックミラー102は、光源101からの白色光に含まれる赤色光を透過させ
ると共に、緑色光と青色光とを反射する構成となっている。ダイクロイックミラー103
は、ダイクロイックミラー102で反射された緑色光及び青色光のうち青色光を透過させ
ると共に緑色光を反射する構成となっている。
赤色光用光変調装置104、緑色光用光変調装置105及び青色光用光変調装置106
は、上述したマイクロレンズアレイ基板を対向基板として備えている。
赤色光用光変調装置104は、ダイクロイックミラー102を透過した赤色光が入射さ
れ、入射した赤色光を所定の画像信号に基づいて変調する構成となっている。
緑色光用光変調装置105は、ダイクロイックミラー103で反射された緑色光が入射
され、入射した緑色光を所定の画像信号に基づいて変調する構成となっている。
青色光用光変調装置106は、ダイクロイックミラー103を透過した青色光が入射さ
れ、入射した青色光を所定の画像信号に基づいて変調する構成となっている。
導光光学系107は、入射レンズ107aとリレーレンズ107bと出射レンズ107
cとによって構成されており、青色光の光路が長いことによる光損失を抑制するために設
けられている。
反射ミラー110は、ダイクロイックミラー102を透過した赤色光を赤色光用光変調
装置104に向けて反射する構成となっている。
反射ミラー111は、ダイクロイックミラー103及び入射レンズ107aを透過した
青色光をリレーレンズ107bに向けて反射する構成となっている。
反射ミラー112は、リレーレンズ107bを出射した青色光を出射レンズ107cに
向けて反射する構成となっている。
クロスダイクロイックプリズム113は、4つの直角プリズムを貼り合わせることによ
って構成されており、その界面には赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘
電体多層膜とがX字状に形成されている。これら誘電体多層膜により3つの色の光が合成
されて、カラー画像を表す光が形成される。
投射レンズ114は、クロスダイクロイックプリズム113によって合成されたカラー
画像を拡大してスクリーン115上に投影する構成となっている。
以上、図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は
上記の実施形態に限定されないことは言うまでもない。上記の実施形態において示した各
構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲にお
いて設計要求等に基づき種々変更可能である。
その他、マイクロレンズアレイ基板の各構成要素の形状、数、配置、材料、形成方法等
に関する具体的な記載は、上記の実施形態に限定されることなく、適宜変更が可能である
1,2…マイクロレンズアレイ基板、10…基板、10b…凹部、12,12a…膜(酸
化膜)、14…マイクロレンズ、15,25…光路長調整層、16,26…第1の膜、1
7,27…第2の膜、19…遮光膜、M…マスク、Mh…開口部

Claims (5)

  1. 基板上にアラインメントマークとして機能するマークを形成する工程と、
    前記マークが形成された前記基板上に酸化膜を形成する工程と、
    前記酸化膜が形成された前記基板に対してアニール処理を行う工程と、
    形成すべきマイクロレンズに対応する箇所に開口部を有するマスクを前記酸化膜上に形成する工程と、
    前記マスクを介して前記酸化膜と前記基板とをウエットエッチングすることにより、前記酸化膜が形成された前記基板に凹部を形成する工程と、
    前記凹部に前記基板と屈折率が異なる材料を堆積させることにより、マイクロレンズを形成する工程と、
    前記基板の法線方向と直交する方向に圧縮応力を受ける第1の膜、又は前記基板の法線方向と直交する方向に引張応力を受ける第2の膜を形成し前記基板に生じる反りを解消する工程と、
    前記マークに対応する箇所の領域にフォトリソグラフィとエッチングで開口部を開けた遮光膜を形成する工程と、
    を有するマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
  2. 前記反りを相殺する工程では、前記アニール処理によって前記基板に生じる反りを相殺する方向に前記基板を反らせるような応力を発現する膜を、前記第1の膜と前記第2の膜の中から選択して、最初に前記マイクロレンズ上に形成する
    請求項1に記載のマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
  3. 前記反りを相殺する工程では、最初に前記マイクロレンズ上に形成する膜が前記第1の膜である
    請求項1または2に記載のマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
  4. 前記基板が石英基板であり、かつ、前記酸化膜が酸化シリコン膜である
    請求項1乃至3のいずれかに記載のマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
  5. 前記アニール処理は、800℃以上1100℃以下で行う
    請求項1乃至4のいずれかに記載のマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
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