JP6145696B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアを任意位置で固定できる冷蔵庫に関するものである。
従来、この種の冷蔵庫としては、ドア回転軸にてドアの開閉を制動する冷蔵庫が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図9は特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の正面図、図10は同特許文献1に記載された冷蔵庫の扉上部を示す要部斜視図である。
図9、図10において、ドア1はヒンジピン2を備えたヒンジ3を介し冷蔵庫本体4に取り付けられている。このヒンジピン2には樹脂にて形成されたブレーキドラム5が設けられている。
ドア1上部には弾性を持つ樹脂からなるブレーキシュー6が設けられており、ブレーキドラム5に対向する位置に配置される。このブレーキシュー6によりブレーキドラム5を左右から圧接し、ドアの回転を制動している。
一端をテーパ状に形成したロッド7はドア1上部に沿って設けられており、テーパ部分はブレーキシュー6の開口部8に対向するよう配置されている。また、ロッド7のもう一方の端部には押しボタンノブ9が装着されており、ドア1の反ヒンジ側側面から突出している。このロッド7は、コイルスプリング10により反ヒンジ側に向け付勢されている。
押しボタンノブ9をヒンジ側に押し込むことにより、ロッド7を介してブレーキシュー6の開口部8を拡げ、ブレーキドラム5との固定を解除し、ドア1の回転を可能にしている。また、押しボタンノブ9を放すと、コイルスプリング10の付勢力によりロッド7が反ヒンジ側に移動し、ブレーキシュー6がブレーキドラム5を圧接することにより、ドア1を任意位置で固定するとしている。
実開平2−114893号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ドア開閉時に常に押しボタンノブを押しておく必要があり、ドア回転固定機能を持たない一般の冷蔵庫に比べ、ドア開閉操作が煩雑になってしまうという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ドア開閉の簡便さを損なうことなく、必要な時のみドア位置を固定する冷蔵庫を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体の前面開口部を閉塞する回転式のドアと、前記ドアの回転を止める制動部と、前記制動部の動作を制御する制動操作部とを備え、前記制動操作部は固定モードと通常モードとを有し、前記制動操作部が固定モード時に前記ドアの回転を固定し、前記制動操作部が通常モード時は前記ドアを自由に回転可能としたもので、前記制動操作部が固定モード時において、前記ドアの閉方向の回転は固定し、開方向へは自由に回転可能としたものである。
これによって、通常はドア回転の固定を行わずにドア開閉操作ができ、必要な時にのみ前記制動操作部を固定モードにして、前記ドアの回転を固定できる。
本発明の冷蔵庫は、ドア開閉の簡便さを維持しつつ、頻繁なドア開閉操作を行う必要がなく、食品収納、取出し時の利便性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の側面断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫のドアを示す分解斜視図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の制動操作部を示す正面図及び側面断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫のドア動作を示す上面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫のドアを示す分解斜視図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の制動部を示す要部平面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の制動部のモードを示す要部平面図 従来の冷蔵庫のドア開状態を示す正面図 従来の冷蔵庫のドア上部の分解斜視図
第1の発明は、冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の前面開口部を閉塞する回転式のドアと、前記ドアの回転を止める制動部と、前記制動部の動作を制御する制動操作部とを備え、前記制動操作部は固定モードと通常モードとを有し、前記制動操作部が固定モード時に前記ドアの回転を固定し、前記制動操作部が通常モード時は前記ドアを自由に回転可能としたもので、前記制動操作部が固定モード時において、前記ドアの閉方向の回転は固定し、開方向へは自由に回転可能としたものであり、通常使用時はドア回転の固定を行わずにドア開閉操作ができ、必要な時にのみ前記制動操作部を固定モードにして、前記ドアの回転を固定できる。これにより、ドア開閉の簡便さを維持しつつ、食品収納、取出し時の利便性を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ドアの回転を任意の角度で無段階に固定可能としたものであり、ユーザーの冷蔵庫設置環境に応じた適切な位置で前記ドアを固定することができる。これにより、利便性をさらに向上させることができる。
の発明は、第1または第2の発明において、前記制動部はヒンジと、前記ヒンジに設けられたドア回転軸と、前記ドア回転軸に係合された回転制動部品から構成され、前記回転制動部品は一方向のみの回転を制動するものであり、前記ドアの閉方向への回転のみを固定することにより、前記ドア回転軸に対する前記ドアの回転を直接的に制動することが可能になり、制動部を小型化することができる。
の発明は、第1または第2の発明において、前記制動部はヒンジと、前記ヒンジに係合されたリンク部材と、前記リンク部材に係合されたロッド部材と、前記ロッド部材が貫通する並進制動部品から構成され、前記並進制動部品は前記ロッド部材の一方向のみの並進動作を制動するものであり、前記リンク部材と前記ヒンジを介して前記ドアの閉方向への回転のみを固定することにより、前記ドアの回転動作を並進動作に変換して制動することが可能となり、より大きな制動力を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図である。図2は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の側面断面図である。図3は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫のドアを示す分解斜視図である。図4は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の制動操作部を示す正面図及び側面断面図である。図5は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫のドア動作を示す上面図である。
図1から図5において、冷蔵庫11には、冷蔵庫本体12と、冷蔵温度帯に調整された冷蔵室13と、冷凍温度帯に調整された製氷室14と、上段冷凍室15と、下段冷凍室16と、冷蔵温度帯に調整された野菜室17が配置されている。また、各貯蔵室には前面開口部を閉塞するように、冷蔵室左ドア18と、冷蔵室右ドア19と、製氷室ドア20と、上段冷凍室ドア21と、下段冷凍室ドア22と、野菜室ドア23が設けられている。これら複数のドアの内、冷蔵室左ドア18と冷蔵室右ドア19は、端部が軸支された回転式ドアであり、他の製氷室ドア20、上段冷凍室ドア21、下段冷凍室ドア22、野菜室ドア23は手前方向に直線的に開閉できる引出し式ドアである。
冷蔵室13と製氷室14の間、また冷蔵室13と上段冷凍室15の間は、断熱性を有する第一の仕切壁24で区切られている。また同様に、下段冷凍室16と野菜室17の間も断熱性を有する第二の仕切壁25で仕切られている。さらに、製氷室14及び上段冷凍室15と下段冷凍室16は、断熱性を有する仕切体26で区切られている。この仕切体26は冷凍室の全幅に亘って設けられている。
冷蔵室13内には食品を載置する複数の冷蔵室棚27が設けられ、冷蔵室左ドア18及び冷蔵室右ドア19には複数のドア棚28が設けられている。また、製氷室14内には氷を貯蔵する貯氷ケース29が設けられ、上段冷凍室15内には第一の冷凍ケース30が設けられている。また、下段冷凍室16内には第二の冷凍ケース31と、第三の冷凍ケース32が設けられており、第三の冷凍ケース32は第二の冷凍ケース31の上を前後方向に摺動可能な構造となっている。また、野菜室17内には第一の野菜ケース33と第二の野菜ケース34が設けられており、第二の野菜ケース34は第一の野菜ケース33の上を前後方向に摺動可能な構造となっている。
冷蔵庫本体12の背面上部には圧縮機35が配置され、同じく冷蔵庫本体12の背面には制御基板36が配置されている。また、冷蔵庫本体12の背面下部には霜取り水を受け蒸発させる蒸発皿37が配置されている。
冷蔵室13内の背面には、庫内に冷気を導く冷蔵室ダクト38が配置されている。また、冷蔵室13の下部、第一の仕切壁24の上には給水タンク39が置かれ、給水ポンプ40、給水パイプ41が連結されている。
製氷室14の上部、第一の仕切壁24の下面には製氷ユニット42が設けられている。
製氷室14、上段冷凍室15、下段冷凍室16の背面には、庫内に冷気を導く冷凍ダクト43が設けられている。冷凍ダクト43の背面には、冷凍ファン44を備えた蒸発器カバー45が蒸発器46の前方に設けられている。蒸発器46の下部には、除霜ヒータ47が配置されている。また、蒸発器カバー45の上方に冷蔵室13内への冷気を制御する風
路ダンパ48が配置されている。
野菜室17内の背面には、庫内に冷気を導く野菜室ダクト49が配置されている。
冷蔵庫本体12には、天面に上部ヒンジ50が配置され、第一の仕切壁24の前面に下部ヒンジ51が配置されている。上部ヒンジ50と下部ヒンジ51は、それぞれ上部ドア回転軸52と下部ドア回転軸53を備えている。
冷蔵室右ドア19にはその上面と下面にそれぞれ上部軸受け54と下部軸受け55が設けられており、上部ドア回転軸52と下部ドア回転軸53に回転可能にそれぞれ係合されている。
冷蔵室右ドア19の下面には、ドアの回転を止める制動部である回転制動部品56が、下部軸受け55と同軸に固定されており、さらに下部ドア回転軸53に係合されている。回転制動部品56には、制動ボタン57が設けられている。
冷蔵室右ドア19の下部に、制動レバー58が手前方向に回転動作可能に軸支され、これに近接するようにプッシュロッド59が左右方向に摺動可能に設けられている。この制動レバー58とプッシュロッド59により制動操作部が構成されている。プッシュロッド59はその左端が制動レバー58の一部と係合し、また、右端は制動ボタン57に当接するように配置されている。
冷蔵室右ドア19の下部には、ハンドル60が制動レバー58に近接するよう配置されている。尚、本実施の形態では、ハンドル60の位置を制動レバー58の左隣としたが、右隣あるいは上方に配置しても良い。
ドアに関する構成は右ドアについて説明したが、左ドアも同様の構成となっている。尚、本実施の形態では、冷蔵室ドアを2枚のドアを有するフレンチドア方式として説明したが、1枚のドアであっても同様の効果を有するものである。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
冷蔵庫のユーザーが冷蔵室13に食品を出し入れする場合には、冷蔵室左ドア18、又は冷蔵室右ドア19、もしくは両方のドアを開く動作を行う。この動作は冷蔵室右ドア19の場合であれば、ハンドル60を手がかりにして行われる。
通常モードの状態(図4の上図)であれば、冷蔵室左ドア18や冷蔵室右ドア19は、食品の出し入れに十分な角度まで開かれ、開閉動作自体も従来の冷蔵庫と同様に行うことができる。尚、ドア開放における最大角度は、例えば100°から140°程度に設定されていることが多い(図5の角度a)。
しかしながら、冷蔵庫が設置される床面の状態や、素材、冷蔵庫自体の据付角度は様々であり、必ずしも水平に設置されているとは限らない。さらには、ドア棚28への食品収納量はユーザー宅によって様々である。したがって、冷蔵室右ドア19を開けたとしても、手を離すと自閉してしまう場合もある。特にドア開放側に壁などの障害物が存在する場合などはドア開角度が90°未満の場合もあり、ドアが自閉してしまう現象が避けられない場合がある。
手を離すと冷蔵室ドアが自閉するような設置環境であれば、ユーザーは多くの場合、片手で冷蔵室ドアを押さえながらもう一方の手で食品を冷蔵室2内に収納することになる(
例えば図5の角度b、c)。
冷蔵室2において、冷蔵室棚27の最上段や2段目などの比較的上部に食品を載置する場合や、ユーザーの身長が低い場合などは食品収納に困難を伴う場合もある。さらに鍋等の比較的重い物の場合は両手を使って収納する必要があり、冷蔵室右ドア19を片手で固定すること自体が困難な場合もある。また、さらに幅広の収納物を収納する場合などは、冷蔵室左ドア18、冷蔵室右ドア19の両方を同時に開放しておく必要があり、片手で固定することは困難を伴う場合がある。
上記のような状態での食品収納に関する不便を解消するために固定モード(図4の下図)が設けてある。
通常モードでは、制動ボタン57はプッシュロッド59によって下部ドア回転軸53方向により押し込まれており、回転制動部品56と下部ドア回転軸53は互いに抵抗無く自由に回転可能な状態に保たれている。この状態から制動レバー58を手前に引くと固定モードに入り、制動レバー58に係合されているプッシュロッド59が左方向に動き、制動ボタン57との当接が解除される。この時、バネ等で付勢されている制動ボタン57は、回転制動部品56の外周方向に突出することになる。制動ボタン57の突出に伴い、回転制動部品56内部にバネ付勢等により下部回転軸52との回転を固定する力が働き、冷蔵室右ドア19のドア閉方向への回転(図5のd方向)が無段階に固定される。
また、回転制動部品56内部は、一方向のみの回転を固定する構造となっており、ドア開方向への回転(図5のe方向)は依然抵抗無く行える。したがって、冷蔵室右ドア19の位置を微調整したい場合でも特別に何らかの操作を行うことなく、冷蔵室右ドア19を動かすだけでドアの固定位置を容易に変更できる。冷蔵室2内への食品の出し入れの際には、冷蔵室右ドア19をドア閉方向(図5のd方向)に微調整する必要はなく、ほとんどの場合ドア開方向(図5のe方向)への移動が要求されており、本実施の形態の動作で十分要求を満たすことができる。
冷蔵室右ドア19を開放する際には、ハンドル60にて任意の位置まで冷蔵室右ドア19を移動させた後、制動レバー58を手前方向に引き固定モードにするが、ドア開放動作の最初から制動レバー58を動作させ、そのままハンドル60を使わずに冷蔵室右ドアを任意の位置まで移動させ手を離しても良い。また、冷蔵室右ドア19を閉める場合は、制動レバー58をドア閉方向に押し込み、下部回転軸52と回転制動部品56とのロックを解除、すなわち通常モードに戻した上で冷蔵室右ドア19を閉塞させる。
冷蔵室右ドア19の開放と閉塞における一連の動作において、制動レバー58の動作方向は冷蔵室右ドア19の動作する方向と概ね一致しており、自然なドア動作を実現している。
尚、主に冷蔵室右ドア19について動作、作用を説明したが、冷蔵室左ドア18についても同様の動作、作用を有する。したがって、冷蔵室左右ドアの固定を個別に行うことも可能となっている。例えば、ドアが大きく食品収納量の多い冷蔵室右ドア19を固定モードにし、比較的小さく、食品収納量の少ない左ドアを通常モードにする場合が考えられる。また逆に、冷蔵室左ドア18を固定モードにし、冷蔵室右ドア19を通常モードにする場合も考えられ、特に左利きのユーザーが食品を収納する場合の利便性を向上できる。さらに、冷蔵室左ドア18と冷蔵室右ドア19を両方固定モードにすると、冷蔵室2の開口部を大きく開いたまま固定することができ、幅広の収納物の出し入れ、及び両手での食品収納の際に非常に利便性が高い。
近年、家庭用の冷蔵庫においては、外形寸法を変えずに大容量化の方向で進化しており、その断熱壁は薄型化される傾向にある。ドアにおいても同様で、特に比較的温度の高い冷蔵室のドアは、冷凍室ドア等に比べ薄型設計されることが多い。また、外観の意匠性を向上させる目的でラウンドしたドア形状にすることも多く、回転式の冷蔵室ドアでは、ドア回転軸付近が最も壁厚が薄くなっている。
このような制動部の配置に構造的制約がある場合においても、本実施の形態では、回転制動部品56によってドア回転を直接的に制動することが可能になっており、余分な構造物を配置することが避けられる。すなわち、従来の冷蔵庫にも設けられている下部ドア回転軸53と、その周囲の最低限の空間を占める回転制動部品56によって、冷蔵室右ドア19の回転を固定する制動機能を実現している。このとき、回転制動部品56は冷蔵室右ドア19の厚みに対して十分に小さく、冷蔵室右ドア19からはみ出して配置されることはない。
以上のように、本実施の形態においては、冷蔵庫本体12と、冷蔵庫本体12の前面開口部を閉塞する回転式の冷蔵室左ドア18、冷蔵室右ドア19と、制動部である回転制動部品56と、制動操作部である制動レバー58、プッシュロッド59から構成したものであり、通常モード時はドア回転の固定を行わず自由にドア開閉が行え、固定モードの時のみドア回転を固定することにより、通常使用時のドア開閉の簡便さを維持しつつ、食品収納、取出し時の利便性を向上させることができる。
また、任意の角度で無段階にドアの回転を固定することができ、ユーザー宅での冷蔵庫設置状況に対応した最適な角度でドア開放させることができる。
また、ドア閉方向へのドア回転を固定した場合でもドア開方向へは常時回転可能なように構成されており、ユーザーは最適な位置で任意にドア開放角度を微調整することができる。
また、制動部を冷蔵室ドアに対して十分小さく構成することができ、薄型のドアであっても制動機能を実装することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫のドアを示す分解斜視図である。図7は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫の制動部を示す要部平面図である。図8は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫の制動部のモードを示す要部平面図である。
図6〜8において、冷蔵室右ドア19の下面には下部軸受け55が設けられており、下部ヒンジ51の下部ドア回転軸53に係合されている。
同じく冷蔵室右ドア19の下部には、ロッド部材61がドア左右方向に摺動可能に配置されており、リンク部材62を介して下部ヒンジ51と連結されている。
並進制動部品63は、冷蔵室右ドア19の下部に固定されており、かつ、ロッド部材61が貫通する構成をとっている。また、並進制動部品63には制動ボタン64が設けられている。
制動レバー58は、実施の形態1と同様に冷蔵室右ドア19の下部に配置され、手前方向に回動可能なように設けられている。また、制動レバー58と並進制動部品63は近接して配置され、制動レバー58の一部は制動ボタン64と当接可能となっている。
冷蔵室右ドア19の下部には、ハンドル60が制動レバー58に近接するよう配置されている。尚、本実施の形態では、ハンドル60の位置を制動レバー58の左隣としたが、右隣あるいは上方に配置しても良い。
本実施の形態においては右ドアについて説明したが、左ドアも同様の構成となっている。尚、冷蔵室ドアを2枚のドアを有するフレンチドア方式として説明したが、1枚のドアであっても同様の効果を有するものである。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明するが、実施の形態1と同様の動作、作用については詳細な説明を省略する。
通常モード時には、制動レバー58は冷蔵室右ドア19表面と略同一面に位置しており、制動レバー58と当接する制動ボタン64は並進制動部品63内に押し込まれている(図8の上図)。ハンドル60を手掛かりにして冷蔵室右ドア19を開くと、冷蔵庫本体12に固定された下部ヒンジ51と、リンク部材62を介してロッド部材61が引っ張られ、このロッド部材61は並進制動部品63に対して相対的に摺動する(図7のf方向)。冷蔵室右ドア19を全開にした場合には、ロッド部材61は並進制動部品63に対してドア閉の位置から一定距離(図7のg寸法)移動することになる。この時、ロッド部材61と並進制動部品63は相互に抵抗無く摺動可能であり、冷蔵室右ドア19の開閉は従来の冷蔵庫と同様に自由に行える。
一方、固定モード時には、制動レバー58は手前に引き出され、制動ボタン64との当接が解除される。制動ボタン64は並進制動部品63内においてバネ等で付勢されており、制動レバー58との当接が解除されることにより並進制動部品63の外側に向けて突出する。この状態になった場合には、ロッド部材61の並進制動部品63に対する一方方向への動き(図7のh方向)が、並進制動部品63がロッド部材61に対して発生させる摩擦力により制限され、冷蔵室右ドア19の閉方向への回転が固定される。この時でも、ロッド部材61の並進制動部品63に対するもう一方方向の動き(図7のf方向)は制限されず、冷蔵室右ドア19のドア開方向への回転は自由に抵抗なく行える。
ドアの回転固定に際しては、ドアを自閉させないためにある一定以上の制動力が要求される。この制動力は、ドアの大きさ、ドア収納量、設置環境によって異なるが、ドアの左右寸法が大きい冷蔵庫、例えば大容量の冷蔵庫や一枚ドアの冷蔵庫においては、比較的大きな制動力が要求される。
本実施の形態においては、ドアの回転運動を一端直線運動に変換した後、この直線運動を制動するような構成をとっている。すなわち、直線運動するロッド部材61を並進制動部品63にて制動している。制動力を向上させる方法としては、摺動部と制動部の接触面積を拡大し、摩擦力を上げることが考えられるが、本実施の形態であれば並進制動部品63の長さを変えることで比較的容易に接触面積を増やすことができる。並進制動部品63の長さは、ロッド部材61と同等程度まで延長させることが可能である。
以上のように、本実施の形態においては、実施の形態1における制動部を下部ヒンジ51と、リンク部材62と、ロッド部材61と、制動ボタン64を備えた並進制動部品63から構成したものであり、通常モード時はドア回転の固定を行わず自由にドア開閉が行え、固定モード時のみドアの回転を固定することにより、通常使用時のドア開閉の簡便さを維持しつつ、食品収納、取出し時の利便性を向上させることができる。
また、任意の角度での冷蔵室右ドア19の無段階固定、およびドア開放角度の微調整も実施の形態1と同様に行うことができる。
また、比較的大型の冷蔵庫や、一枚ドアの冷蔵室ドアであっても十分なドア回転制動力を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、ドア開閉の簡便さを維持しつつ、頻繁なドア開閉操作を行う必要がなく、食品収納、取出し時の利便性を向上させることができるので、家庭用冷蔵庫のみならず、業務用冷蔵庫、自動販売機、食品倉庫等の収納物を出し入れする機器に対して適用できる。
11 冷蔵庫
12 冷蔵庫本体
18 冷蔵室左ドア
19 冷蔵室右ドア
51 下部ヒンジ(制動部)
53 下部ドア回転軸(制動部)
56 回転制動部品(制動部)
58 制動レバー(制動操作部)
59 プッシュロッド(制動操作部)
61 ロッド部材(制動部)
62 リンク部材(制動部)
63 並進制動部品(制動部)

Claims (4)

  1. 冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の前面開口部を閉塞する回転式のドアと、前記ドアの回転を止める制動部と、前記制動部の動作を制御する制動操作部とを備え、前記制動操作部は固定モードと通常モードとを有し、前記制動操作部が固定モード時に前記ドアの回転を固定し、前記制動操作部が通常モード時は前記ドアを自由に回転可能としたもので、前記制動操作部が固定モード時において、前記ドアの閉方向の回転は固定し、開方向へは自由に回転可能とした冷蔵庫。
  2. 前記ドアの回転を任意の角度で無段階に固定可能とした請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記制動部はヒンジと、前記ヒンジに設けられたドア回転軸と、前記ドア回転軸に係合された回転制動部品から構成され、前記回転制動部品は一方向のみの回転を制動することを特徴とした請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記制動部はヒンジと、前記ヒンジに係合されたリンク部材と、前記リンク部材に係合されたロッド部材と、前記ロッド部材が貫通する並進制動部品から構成され、前記並進制動部品は前記ロッド部材の一方向のみの並進動作を制動することを特徴とした請求項1または2に記載の冷蔵庫。
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