JP6142882B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、用紙の表裏に印刷されるそれぞれの画像の位置が一致するように画像形成位置を調整する画像形成装置が提案されている。このような画像形成装置には、例えば用紙の表裏に位置調整用のマークを印刷しておき、この用紙のマークをスキャナ装置にて読み込む際の用紙の位置ズレ及び傾きを読み取り誤差として求め、この誤差に基づいて表裏の画像が一致するように画像処理した画像処理データから、表裏のズレ量を求めるものがある(特許文献1参照)。
また、用紙のエッジを検出して用紙サイズを検出するサイズ検出手段を備え、熱定着による用紙の膨張前後の用紙サイズを検出して、用紙サイズの変化量に基づいて印字倍率を設定するものも提案されている(特許文献2参照)。
特開2005−91823号公報 特開2009−42461号公報
しかし、上記のような従来の画像形成装置では、印刷しておいた位置調整用マークをスキャナ装置で読み取る際に、記録紙の搬送速度等による倍率誤差(記録紙の表側読み込み時と裏側読み込み時とで記録紙の大きさが僅かに変化したかのように認識されてしまう誤差)というものが発生してしまい、表裏の位置調整について精度が低下してしまう要因となっていた。
より詳細に説明すると、例えば記録紙が搬送される搬送路の記録紙表面側と裏面側とにスキャナ装置を備えた1パススキャン方式というものがある。この方式において、表裏の位置調整用マークは、記録紙が搬送路を搬送する過程において2つのスキャナ装置により読み取られる。しかし、記録紙が記録紙表面側のスキャナ装置を通過する際の速度と記録紙裏面側のスキャナ装置を通過する際の速度とに差がある場合には、上記の倍率誤差が発生してしまう。また、速度差が無くとも、そもそも異なるスキャナ装置間では、その性能等の問題から僅かながら倍率誤差が発生してしまう。
さらに、例えば読取用ガラス面に対してスキャナ装置が移動することにより読取用ガラス面上の記録紙の情報を読み取ることができるフラットヘッドスキャナというものがある。このスキャナにおいては、まずガラス面に載置された記録紙の一面の画像情報が移動するスキャナ装置によって読み取られ、記録紙が裏返された後に、再度スキャナ装置が移動することにより他面の画像情報が読み取られる。このようなフラットヘッドスキャナであっても、スキャナ装置の移動速度が一面読み取り時と他面読み取り時とで異なることにより、倍率誤差が発生してしまう。
このように、上記のような従来の画像形成装置では、倍率誤差の影響を受けて表裏の画像位置の調整精度が低下してしまう。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、倍率誤差の影響を除去することにより、表裏の画像位置の調整精度を向上させることができる画像処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、記録紙の表裏に形成されたパターンそれぞれの位置のズレ量を求め、ズレ量に基づく画像形成位置の補正を行う画像処理装置であって、記録紙の表面及び裏面のそれぞれを、背景を含んで画像データとして読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた表面及び裏面のそれぞれの画像データから、記録紙の外郭エッジと外郭エッジの交点となる4角を検出して記録紙の辺の長さを表面及び裏面のそれぞれで算出する辺長算出手段と、前記辺長算出手段により算出された表裏で対応する辺同士の長さに基づき、倍率誤差を算出する倍率誤差算出手段と、前記倍率誤差算出手段により算出された倍率誤差に基づく補正値を算出する補正値算出手段と、前記読取手段により読み取られた画像データに基づいて検出される前記パターンの位置を、前記補正値算出手段により算出された補正値によって補正したうえで、前記パターンの位置のズレ量を求めるズレ量算出手段と、を備え、前記倍率誤差算出手段は、前記辺長算出手段により算出された表裏で対応する第1の辺同士の長さに基づき、第1の倍率誤差を算出すると共に、前記記録紙において前記第1の辺と平行となる第2の辺同士の長さに基づき、第2の倍率誤差を算出し、前記補正値算出手段は、前記第1及び第2の辺間において第1の倍率誤差と第2の倍率誤差との間で線形に倍率誤差が変化しているとの仮定のもと、前記辺間における補正値を算出することを特徴とする。
この画像形成装置によれば、第1の辺同士の長さに基づき第1の倍率誤差を算出すると共に、第2の辺同士の長さに基づき第2の倍率誤差を算出し、第1及び第2の辺間において第1の倍率誤差と第2の倍率誤差との間で線形に倍率誤差が変化しているとの仮定のもと、辺間における補正値を算出し、表裏のパターンの座標位置を補正値によって補正したうえでパターンの座標位置のズレ量を求める。このため、記録紙の搬送速度等による倍率誤差分が除去されたうえで、表裏のパターンの座標位置のズレ量が求められることとなり、位置調整の精度を向上させることができる。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、記録紙の表裏に形成されたパターンそれぞれの位置のズレ量を求め、ズレ量に基づく画像形成位置の補正を行う画像処理装置であって、記録紙の表面及び裏面のそれぞれを、背景を含んで画像データとして読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた表面及び裏面のそれぞれの画像データから、記録紙の外郭エッジと外郭エッジの交点となる4角を検出して記録紙の辺の長さを表面及び裏面のそれぞれで算出する辺長算出手段と、前記辺長算出手段により算出された表裏で対応する辺同士の長さに基づき、倍率誤差を算出する倍率誤差算出手段と、前記倍率誤差算出手段により算出された倍率誤差に基づく補正値を算出する補正値算出手段と、前記読取手段により読み取られた画像データに基づいて検出される前記パターンの位置を、前記補正値算出手段により算出された補正値によって補正したうえで、前記パターンの位置のズレ量を求めるズレ量算出手段と、を備え、前記倍率誤差算出手段は、前記辺長算出手段により算出された表裏で対応する副走査方向に延びる辺同士の長さに基づき、倍率誤差を算出し、前記補正値算出手段は、前記倍率誤差算出手段により算出された倍率誤差に基づいて、副走査方向に延びる前記辺同士の長さを一致させるための補正値を算出することを特徴とする。
この画像形成装置によれば、副走査方向に延びる辺同士の長さに基づき倍率誤差を算出し、倍率誤差に基づいて副走査方向に延びる辺同士の長さを一致させる補正値を算出し、表裏のパターンの座標位置を補正値によって補正したうえでパターンの座標位置のズレ量を求める。このため、記録紙の搬送速度等による倍率誤差分が除去されたうえで、表裏のパターンの座標位置のズレ量が求められることとなり、位置調整の精度を向上させることができる。
また、本発明に係る画像形成装置において、前記読取手段により画像データを読み取る際に、前記記録紙と所定以上の階調差からなる背景を設定する背景設定手段をさらに備えることが好ましい。
この画像形成装置によれば、画像データを読み取る際に、記録紙と所定以上の階調差からなる背景を設定する背景設定手段をさらに備えるため、例えば記録紙がグレー等である場合には背景を白色とし、記録紙が白色である場合には背景を黒色にするなどでき、記録紙の外郭エッジを検出し易くすることができる。
また、本発明に係る画像形成装置において、前記辺長算出手段は、前記記録紙と前記背景との階調差に基づいて、前記記録紙1辺に対し複数点のエッジ座標を検出し、検出した複数点のエッジ座標から直線近似によって当該1辺の外郭エッジを近似式で求め、この近似式を4辺で求めて、4辺の近似式の交点から4角の画像データ上の座標位置を検出し、4角の画像データ上の座標位置間の距離を前記記録紙の辺の長さとして算出することが好ましい。
この画像形成装置によれば、記録紙1辺に対し複数点のエッジ座標を検出し、検出した複数点のエッジ座標から直線近似によって当該1辺の外郭エッジを近似式で求め、近似式の交点から4角の座標位置を検出する。ここで、紙の4隅のうちいずれか1つが反り返っている場合など、記録紙にゆがみが発生している場合には、4角を直接検出したときにゆがみ分の誤差が発生するが、上記の如く、近似式の交点から4角の座標位置を検出することにより、このようなゆがみ分の誤差が発生せず、4角の位置について検出精度を向上させることができる。
また、本発明に係る画像形成装置において、前記倍率誤差算出手段は、前記辺長算出手段により算出された辺の長さのうち、前記記録紙において平行となる2辺の長さの平均値を表裏それぞれで算出し、表裏の平均値から倍率誤差を算出することが好ましい。
この画像形成装置によれば、記録紙において平行となる2辺の長さの平均値を表裏それぞれで算出し、表裏の平均値から倍率誤差を算出するため、1辺毎に倍率誤差を算出する場合と比較すると処理をシンプル化でき、処理負荷を低減することができる。
また、本発明に係る画像形成装置において、前記読取手段による画像データの読み取りに先立って、記録紙の4隅近傍に、2本の線分を直交させた十字マークを前記パターンとして形成することが好ましい。
この画像形成装置によれば、2本の線分を直交させた十字マークをパターンとして形成しているため、十字の交点をパターンの座標位置として検出でき、しかも記録紙の4隅に形成されていることから、4隅周辺位置に領域設定して検出動作を行えばパターン検出を行うことができる。
また、本発明に係る画像形成装置において、前記ズレ量算出手段は、前記辺長算出手段にて検出された4角の内側の所定箇所に前記パターンを検出するための検出領域をそれぞれ設定し、それぞれの検出領域内の画像データを主走査及び副走査方向に走査することで十字マークからなる4つの前記パターンの画像データ上における交点座標を検出し、これら4つの交点座標と前記近似式とから、前記記録紙の主走査方向及び副走査方向をX−Y座標系とする記録紙上の前記パターンの座標位置を求めることが好ましい。
この画像形成装置によれば、検出領域を設定し、検出領域内を走査するため、画像データ全体を走査してパターンを検出する場合と比較して、より正確に画像データ上における十字マークの交点座標を検出することができる。また、交点座標と近似式とから、記録紙の主走査方向及び副走査方向をX−Y座標系とする記録紙上のパターンの座標位置を求めるため、このような正確に検出された画像データ上における交点座標から、記録紙上のパターンの座標位置を正確に求めることができる。
また、本発明に係る画像形成装置において、倍率誤差の正常範囲を記憶した記憶手段と、前記倍率誤差算出手段により算出された倍率誤差が、前記記憶手段により記憶された倍率誤差の正常範囲外である場合に、読取異常である旨を通知する通知手段と、をさらに備えることが好ましい。
この画像形成装置によれば、倍率誤差が正常範囲外である場合に、読取異常である旨を通知するため、あまりに倍率誤差が大きく又は小さい値である場合など、異常である旨を通知してユーザに装置点検等を行わせることにより、正確な倍率誤差による表裏位置調整が行わせるように促すことができる。
また、本発明に係る画像形成装置において、前記読取手段による画像データの読み取りに先立って、記録紙に、前記パターンに加えて、表裏で対応し且つ前記記録紙の中心位置以外の位置に、表裏で異なる印を形成することが好ましい。
この画像形成装置によれば、表裏で対応し且つ記録紙の中心位置以外の位置に、表裏で異なる印が形成される。このため、フラットヘッドスキャナによる読み込み時において、表裏の異なる印によって記録紙の表裏を判断でき、且つ、印が中心位置以外の表裏で対応する位置であるため、表裏で対応する辺同士を判別することもできる。従って、フラットヘッドスキャナによる読み込み時における倍率誤差を加味した表裏位置調整を正確に行わせることができる。
本発明によれば表裏の画像位置の調整精度を向上させることができる画像処理装置を提供することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置を示すブロック図である。 図1に示した読取部の例を示す概略図であり、(a)は1パススキャン方式のスキャナ装置の例を示し、(b)はフラットヘッドスキャナ装置の例を示している。 記録紙に形成されるパターンの例を示す正面図であり、(a)は第1の例を示し、(b)は第2の例を示している。 表裏で異なる印の一例を示す図であり、(a)は記録紙の表面を示し、(b)は記録紙の裏面を示している。 読取部により読み取られた表面及び裏面のそれぞれの画像データの一例を示す図であり、(a)は記録紙が白色である例を示し、(b)は記録紙が黒色である例を示している。 図1に示した辺長算出部による粗走査の様子を示す画像データの概念図である。 小領域の一例を示す概念図である。 図7に示した第1小領域を示す拡大図である。 プロファイルデータの一例を示す図である。 ズレ量算出部により設定される検出領域の一例を示す概念図である。 記録紙上での座標位置を求める処理を示す概念図である。 画像形成位置の補正方法を示すフローチャートであって、1パススキャン方式のスキャナ装置を利用したときの画像形成位置の補正方法の前半部分を示している。 画像形成位置の補正方法を示すフローチャートであって、1パススキャン方式のスキャナ装置を利用したときの画像形成位置の補正方法の後半部分を示している。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限られるものではない。
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置を示すブロック図である。図1に示すように、画像処理装置1は、同装置1により記録紙の表裏に予め形成されたパターンの位置のズレ量を求め、ズレ量に基づく画像形成位置の補正を行うものであって、読取部(読取手段)10と、画像処理部20と、画像形成部30とを備えている。
読取部10は、記録紙の表面及び裏面のそれぞれを、背景を含んだ画像データとして読み取るものである。この読取部10は、例えば1パススキャン方式のスキャナ装置や、フラットヘッドスキャナ装置が該当する。
図2は、図1に示した読取部10の例を示す概略図であり、(a)は1パススキャン方式のスキャナ装置の例を示し、(b)はフラットヘッドスキャナ装置の例を示している。
まず、図2(a)に示すように、1パススキャン方式のスキャナ装置は、記録紙が搬送される搬送路Lの一方側(表面側)と他方側(裏面側)とにそれぞれ1つずつスキャナSC1,SC2が設けられている。このようなスキャナSC1,SC2は、記録紙に対して出射した光の反射光に基づいて記録紙の画像情報を読み取るものである。また、これらスキャナSC1,SC2は、記録紙の搬送方向に対して所定距離だけ離れて配置されている。
さらに、1パススキャン方式のスキャナ装置は、2つの背景設定機構(背景設定手段)BG1,BG2を備えている。この背景設定機構BG1,BG2は、搬送路Lを挟んで、それぞれが2つのスキャナSC1,SC2に対向して設けられている。
各背景設定機構BG1,BG2は、断面が多面体となる形状のものであって、図1(a)に示す例では例えば断面が正三角形の物体となっている。このような背景設定機構BG1,BG2は、正三角形のうちの一面が黒色となる黒色面Bとなっており、他の一面が白色となる白色面Wとなっている。背景設定機構BG1,BG2は、多面体の中心に回転軸が設けられており、回転軸を中心に回転することによってスキャナSC1,SC2に対して黒色面Bと白色面Wとのいずれか一方を対面させる構成となっている。
なお、黒色面Bと白色面Wとのいずれを対面させるかについては、ユーザからの操作によって選択されてもよいし、画像形成装置が記録紙の色を判断して自動的に選択するようになっていてもよい。この選択については、記録紙と所定以上の階調差からなる背景を設定するように行われる。すなわち、記録紙が例えばグレーである場合には背景設定機構BG1,BG2は白色面WがスキャナSC1,SC2に対して対面するように選択され、記録紙が例えば白色である場合には背景設定機構BG1,BG2は黒色面BがスキャナSC1,SC2に対して対面するように選択される。
また、1パススキャン方式のスキャナ装置は、上記に限らず、画像情報を取得するスキャナを1つだけ備えると共に、記録紙の表裏を反転させる機構を備え、例えば表面の画像取得、表裏反転、裏面の画像取得の順に動作する構成のものであってもよい。
次に、図2(b)に示すように、フラットヘッドスキャナ装置は、記録紙が載置される読取用ガラス面Gと、読取用ガラス面Gの記録紙が載置されない側(すなわち裏面側)において、所定のスキャナ移動方向に移動することで読取用ガラス面G上に載置された記録紙を光学的に走査するスキャナSCとを備えている。このようなスキャナSCは、上記と同様に、記録紙に対して出射した光の反射光に基づいて記録紙の画像情報を読み取るものである。なお、フラットヘッドスキャナ装置において記録紙の表裏の画像情報を読み取るためには、一面をスキャナSCにより走査した後に、記録紙を裏返し、再度他面をスキャナSCにより走査する必要がある。
さらに、フラットヘッドスキャナ装置は、背景設定機構(背景設定手段)BGを備えている。この背景設定機構BGは、読取用ガラス面Gを挟んで、スキャナSCに対向して設けられている。
具体的に背景設定機構BGは、無端ベルトRBと、2つのローラーR1,R2とから構成されている。第1ローラーR1は、スキャナSCの移動方向側に設けられ、第2ローラーR2は、スキャナSCの移動方向側と反対側(移動元側)に設けられている。これらローラーR1,R2は、一方が駆動ローラーとなっており、他方が従動ローラーとなっている。また、無端ベルトRBは、ベルト外側に黒色面Bと白色面Wとが形成されており、いずれか一方の面をスキャナSCに対面させることができる構成となっている。すなわち、駆動ローラーを回転駆動させることにより、無端ベルトRBの黒色面Bと白色面Wとのうちいずれを読取用ガラス面Gに対面させるかを制御できることとなる。
なお、黒色面Bと白色面Wとのいずれを対面させるかについては、1パススキャン方式のスキャナ装置と同様に、ユーザからの操作によって選択されてもよいし、画像形成装置が記録紙の色を判断して自動的に選択するようになっていてもよい。また、同様に、この選択については、記録紙と所定以上の階調差からなる背景を設定するように行われる。
ここで、記録紙には予め装置1によって以下のパターンが形成される。図3は、記録紙に形成されるパターンの例を示す正面図であり、(a)は第1の例を示し、(b)は第2の例を示している。図3(a)に示すように、パターンPは、記録紙の4隅近傍に形成された2本の線分を直交させた十字マークCMからなっている。また、図3(b)に示すように、パターンPは、これらの十字マークCMを含むより長い線分によって構成されてもよい。さらに、記録紙の表面を図3(a)及び図3(b)に示す例のいずれか一方とし、裏面を図3(a)及び図3(b)に示す例の他方としてもよい。
なお、読取部10がフラットヘッドスキャナ装置である場合、記録紙には、図3に示すようなパターンPに加えて、表裏で対応し且つ記録紙の中心位置以外の位置に、表裏で異なる印が装置1により付与される。フラットヘッドスキャナ装置では、ユーザが読取用ガラス面Gに対してどのように記録紙を載置するか画像処理装置1側では不明となってしまう。このため、上記印を付与しておくことで、記録紙の表裏上下左右を正確に判別できるようにしている。
図4は、表裏で異なる印の一例を示す図であり、(a)は記録紙の表面を示し、(b)は記録紙の裏面を示している。図4(a)に示すように、記録紙の表面には、十字マークCMからなる4つのパターンPに加えて、右上隅(十字マークCMの内側)に黒塗りの丸マーク(印)RM1が付与されている。一方、図4(b)に示すように、記録紙の裏面には、十字マークCMからなる4つのパターンPに加えて、左上隅(十字マークCMの内側)に白抜きの丸マーク(印)RM2が付与されている。このため、黒塗りの丸マークRM1の裏側に白抜きの丸マークRM2が位置することとなる。よって、記録紙には、表裏で対応し且つ記録紙の中心位置以外の位置に、表裏で異なる印が付与されていることとなる。
再度、図1を参照する。画像処理部20は、読取部10にて読み取られたパターンPのズレ量に基づいて、画像形成部30を制御して画像形成位置を調整するものである。この画像処理部20は、辺長算出部(辺長算出手段)21、倍率誤差算出部(倍率誤差算出手段)22、補正値算出部(補正値算出手段)23、及びズレ量算出部(ズレ量算出手段)24を備えている。
辺長算出部21は、読取部10により読み取られた表面及び裏面のそれぞれの画像データから、記録紙の外郭エッジと外郭エッジの交点となる4角を検出して、記録紙の辺の長さを表面及び裏面のそれぞれで算出するものである。
図5は、読取部10により読み取られた表面及び裏面のそれぞれの画像データの一例を示す図であり、(a)は記録紙が白色である例を示し、(b)は記録紙が黒色である例を示している。
図5(a)に示すように、記録紙が白色である場合、上記の如く記録紙と所定以上の階調差からなる背景が設定されるため、背景色は例えば黒色となる。一方、図5(b)に示すように、記録紙がグレー色である場合、背景色は例えば白色となる。そして、辺長算出部21は、階調差から記録紙の外郭エッジを検出し、その外郭エッジに基づいて4角の位置も検出する。
詳細に説明すると、まず辺長算出部21は、記録紙と背景との階調差に基づいて記録紙と背景との境界となる外郭エッジを検出する。この際、辺長算出部21は、まず粗走査を行い、粗走査の後に詳細な外郭エッジの検出を行う。
図6は、図1に示した辺長算出部21による粗走査の様子を示す画像データの概念図である。
まず辺長算出部21は、画像データを一方向(主走査方向又は副走査方向)に粗く走査する。例えば辺長算出部21は、主走査方向に図6に示すように粗走査する。この結果、走査ラインL1,L10については、背景(黒色)の位置する箇所であるため、階調値が小さくなる。一方、走査ラインL2〜L9については、記録紙(白色)が位置する箇所であるため、階調値が大きくなる。このような粗走査の結果、辺長算出部21は、少なくとも走査ラインL2〜L9の間に記録紙が存在すると判断する。なお、図示の関係上、各走査ラインL1〜L10の間隔を広めにしているが、実際には図示する間隔よりも狭くなっており、走査ラインL1〜L10も10本に限らず、より多い本数となっている。
より詳細に辺長算出部21は、所定の閾値と比較することにより記録紙の存在位置を判断する。すなわち、まず、辺長算出部21は、走査ラインL1の階調値と所定の閾値とを比較し、階調値が所定の閾値を下回ると判断する。次に、辺長算出部21は、走査ラインL2の階調値と所定の閾値とを比較し、階調値が所定の閾値を上回ると判断する。そして、辺長算出部21は、この上回る状態が所定回数連続した場合に、初回に上回る状態となった走査ラインL2を特定する。また、辺長算出部21は、同様にして走査ラインL9を特定する。そして、辺長算出部21は、少なくとも走査ラインL2〜L9の間に記録紙が存在すると判断する。
図6に示す例では主走査方向に粗走査したが、これに限らず副走査方向への粗走査についても同様である。また、図6に示す例では、記録紙が白色である例を説明したが記録紙が黒色である場合には、階調値と所定の閾値との大小関係が上記と逆となることはいうまでもない。
以上のような粗走査の後に、辺長算出部21は小領域を設定する。図7は、小領域の一例を示す概念図である。辺長算出部21は、少なくとも記録紙が存在すると判断した走査ラインL2,L9を基準にして、複数の小領域SE1〜SE8を設定する。例えば辺長算出部21は、複数の小領域SE1〜SE8の中心位置が走査ラインL2,L9上となるように、複数の小領域SE1〜SE8を設定する。各小領域SE1〜SE8の大きさ(特に副走査方向への大きさ)は、記録紙の外郭エッジが小領域SE1〜SE8内に収まるのに充分な画素数分だけ確保されている。なお、図7においては8個の小領域SE1〜SE8が設定されているが、特に8個に限るものではない。
また、副走査方向への粗走査によって記録紙が存在すると判断されたラインが図7に示す2本のラインLa,Lbであるとすると、辺長算出部21は、この2本のラインLa,Lbの間に複数の小領域SE1〜SE8を設定する。なお、ラインLa,Lbがたとえ不明であったとしても、複数の小領域SE1〜SE8を記録紙の中央側に設定すれば、記録紙が存在しない箇所に小領域SE1〜SE8が設定されることはない。このため、ラインLa,Lbは小領域SE1〜SE8の設定に必須ではない。
次に、辺長算出部21は、各小領域SE1〜SE8内の画像データに対して、詳細な解析を行う。図8は、図7に示した第1小領域SE1を示す拡大図である。なお、図8に示す例では、図示の関係上、1画素を大きく表現するものとする。また、図8では、第1小領域SE1のみを例示して説明するが、他の小領域SE2〜SE8についても同様に以下の処理が行われる。さらに、以下の説明において、8つの小領域SE1〜SE8のいずれか1つを特定しない場合には小領域SEと称するものとする。
図8に示すように、小領域SEは、例えば主走査方向にX画素、副走査方向にY画素の大きさとなっている。辺長算出部21は、主走査方向に伸びる外郭エッジを検出する際、小領域内において主走査方向に画素平均値(階調値の平均値)を算出し、副走査方向に画素平均値のプロファイルデータを作成する。すなわち、図8に示す例において辺長算出部21は、Y画素のうちの第1列目の画素Pix1の階調値の平均値を算出する。同様に、辺長算出部21は、Y画素のうちの第2〜Y列目の画素Pix2〜PixYの階調値の平均値を算出する。そして、辺長算出部21は、階調値の平均値を縦軸とし、上記の列を横軸とするプロファイルデータを作成する。
図9は、プロファイルデータの一例を示す図である。図9に示すように、プロファイルデータは、背景に相当する座標0〜1200画素において階調値が50を下回り、座標1300以降において階調値が200を上回っている。従って、このようなプロファイルデータから、座標1200〜1300の間に外郭エッジが存在すると判断できる。
詳細に説明すると辺長算出部21は、プロファイルを走査して階調順に並び変えたデータから、ハイライト領域と中間階調領域とシャドウ領域との3領域を設定し、ハイライト領域とシャドウ領域とで階調値の平均値を算出する。次いで、辺長算出部21は、ハイライト領域の平均値とシャドウ領域の平均値との平均を算出して、これを閾値とする。そして、辺長算出部21は、プロファイルデータと、上記閾値とを比較し、外郭エッジとなる座標(図8に示すY画素の並び方向における座標)を求める。具体的に辺長算出部21は、階調値が閾値を下回る状態から上回る状態に切り替わり、上回る状態が所定画素(所定列)数だけ連続する場合、又は、階調値が閾値を上回る状態から下回る状態に切り替わり、下回る状態が所定画素(所定列)数だけ連続する場合に、切り替わり時点の画素(列)を外郭エッジとなる座標(図8に示すY画素の並び方向における座標)とする。これにより、紙浮きによる影やスキャナ読み込み時のエッジボケによる影響を排除するようにしている。なお、図8に示すX画素の並び方向における座標については、例えばX画素の中央値を採用すればよい。
以上のように、辺長算出部21は、各小領域SEにおいて外郭エッジの座標を求める。また、辺長算出部21は、各小領域SEにおいて外郭エッジの座標から、画像データ全体における座標も求めることができる。さらに、上記では、主走査方向に延びる外郭エッジの座標を求める例を示しているが、副走査方向に延びる外郭エッジについても同様である。
なお、後の処理からも明らかなように、辺長算出部21は、記録紙の同じ辺に対して、n点(n≧2)の外郭エッジの座標を求めればよい。よって、小領域SEについても記録紙の同じ辺に対して2個以上設定されることとなる。
次いで、辺長算出部21は、n点の外郭エッジの座標から外郭エッジを求める。この際、辺長算出部21は、n点の外郭エッジの座標から直線近似によってその1辺の外郭エッジを近似式で求める。そして、辺長算出部21は、この近似式を4辺で求めて、4辺の近似式の交点から4角の画像データ上の座標位置を検出し、4角の座標位置間の距離を記録紙の辺の長さとして算出する。
例えば辺長算出部21は、最小二乗法を利用して以下のように近似式を算出する。


ここで、記録紙の横辺に相当する近似式がy=ax+bであり、縦辺に相当する近似式がx=cy+dであるとすると、辺長算出部21は、交点のx座標を(b×c+d)/(1−a×c)なる式で算出し、y座標を(a×d+b)/(1−a×c)なる式で算出する。
そして、辺長算出部21は、4辺の近似式の交点から4角の画像データ上の座標位置を検出し、4角の座標位置間の距離を記録紙の辺の長さとして算出する。辺長算出部21は、これを記録紙の表面と裏面とで行う。
再度、図1を参照する。倍率誤差算出部22は、辺長算出部21により算出された表裏で対応する辺同士の長さに基づき、倍率誤差を算出するものである。表裏で対応する辺とは、記録紙における同じ辺と意味し、例えば図4に示す例では記録紙の表面における右辺SI1と裏面における左辺SI2とが対応する辺となる。
補正値算出部23は、倍率誤差算出部22により算出された倍率誤差に基づいて補正値を算出するものである。例えば、表面における特定の辺の長さがα1であり、その特定の辺の裏面での長さがα2であったとすると、倍率誤差は例えばα1/α2などと算出され、補正値は例えばα2/α1と算出される。
以下、倍率誤差算出部22及び補正値算出部23の詳細を説明する。まず、倍率誤差算出部22及び補正値算出部23は、以下の3つの処理によって倍率誤差を算出し、倍率誤差を補正する補正値を算出する。まず、1つ目として倍率誤差算出部22は、辺長算出部21により算出された辺の長さのうち、記録紙において平行となる2辺の長さの平均値を表裏それぞれで算出し、表裏の平均値から倍率誤差を算出する。そして、補正値算出部23は、この倍率誤差を補正する補正値を算出する。この算出方法では、平均値同士から倍率誤差を算出するため、1辺毎に倍率誤差を算出する場合と比較すると処理をシンプル化でき、処理負荷を低減することができるメリットがある。
2つ目として倍率誤差算出部22は、辺長算出部21により算出された表裏で対応する第1の辺同士の長さに基づき、第1の倍率誤差を算出すると共に、記録紙において第1の辺と平行となる第2の辺同士の長さに基づき、第2の倍率誤差を算出する。次いで、補正値算出部23は、第1及び第2の辺間において第1の倍率誤差と第2の倍率誤差との間で線形に倍率誤差が変化しているとの仮定のもと、辺間における補正値を算出する。すなわち、第1の倍率誤差β1(これを補正するための補正値がβ2)であり、第2の倍率誤差γ1(これを補正するための補正値がγ2)であるとされる場合において、補正値算出部23は、第1の辺と第2の辺との中間地点における補正値は(β2+γ2)/2と算出する。この算出方法では、第1及び第2の辺間においても補正値を算出することができ、後のパターンの座標位置の補正を一層正確に行うことができる。
3つ目として倍率誤差算出部22は、辺長算出部21により算出された表裏で対応する第1の辺同士の長さに基づき、第1の倍率誤差を算出すると共に、記録紙において第1の辺と平行となる第2の辺同士の長さに基づき、第2の倍率誤差を算出し、第1の倍率誤差と第2の倍率誤差との平均を全体の倍率誤差とする。そして、補正値算出部23は、この倍率誤差を補正する補正値を算出する。この算出方法では、1つ目の算出方法と似た算出方法となり、処理負荷を低減することができるメリットがある。
ズレ量算出部24は、読取部10により読み取られた画像データに基づいて検出されるパターンP(詳細には十字マークCM)の位置を、補正値算出部23により算出された補正値によって補正したうえでパターンPの位置のズレ量を求めるものである。
詳細に説明すると、まずズレ量算出部24は、上記にて検出された記録紙の4角の位置を基準とし、4角の内側にパターンPを検出する検出領域をそれぞれ設定する。図10は、ズレ量算出部24により設定される検出領域の一例を示す概念図である。図10に示すように、ズレ量算出部24は、上記にて検出された記録紙の4角の位置から、予め設定された画素数分だけ内側に位置する検出領域DAを設定する。なお、図10では記録紙の1つの角と1つの検出領域DAのみを図示しているが、他の3つの角と他の3つの検出領域DAも同様である。
次に、ズレ量算出部24は、検出領域DA内の画像データを主走査及び副走査方向に走査する。これにより、図9に示したプロファイルデータと同様のプロファイルデータを作成する。ここで、パターンPは十字マークCMであることから、主走査方向のプロファイルデータと、副走査方向のプロファイルデータとには、それぞれピークが検出される。ズレ量算出部24は、これらのピーク位置の座標値を十字マークCMの交点座標として検出することとなる。
次いで、ズレ量算出部24は、4つの十字マークCMの交点座標と、上記の近似式とから、記録紙の主走査方向及び副走査方向をX−Y座標系とする記録紙上の4つの十字マークCM(パターンP)の座標位置を求める。詳細にズレ量算出部24は、4つの十字マークCMの交点座標から近似式に下ろした垂線の長さdから記録紙上での座標位置を求める。
図11は、記録紙上での座標位置を求める処理を示す概念図である。図11に示すように、画像データ上における十字マークCMの交点座標が例えば(x0,y0)であったとする。また、十字マークCMに近い1つの辺(すなわち、記録紙の左上隅の十字マークCMであれば例えば記録紙の上辺)の近似式がax+by+c=0であったとする。このとき、ズレ量算出部24は、垂線の長さdを以下の式から求める。
また、ズレ量算出部24は、記録紙の左上隅の十字マークCMであれば例えば記録紙の左辺に対しても同じようにして、垂線の長さを求める。そして、これらの長さを、記録紙の主走査方向及び副走査方向をX−Y座標系とする記録紙上の座標位置として求める。
なお、ズレ量算出部24は、記録紙の他の隅の十字マークCMについても同様にして記録紙上の座標位置を求める。そして、ズレ量算出部24は、上記を記録紙の表裏それぞれで行う。
次に、ズレ量算出部24は、記録紙上の座標位置を、補正値算出部23にて算出した補正値で補正し、補正された座標位置の差分をズレ量として算出する。
画像処理部20は、上記のようにして算出されたズレ量に基づいて、表裏の画像形成位置の調整を行う。例えば、画像処理部20は、画像形成部30の構成要素の1つである感光体ドラムにおける潜像の形成位置を調整することによって表裏の画像形成位置の調整を行う。
再度、図1を参照する。図1に示すように画像処理部20は、さらに記憶部(記憶手段)25、及び通知制御部26を備えている。また、画像処理装置1は、さらに通知部(通知手段)40を備えている。
記憶部25は、倍率誤差の正常範囲を記憶している。例えば1パススキャン方式のスキャナ装置において記録紙の搬送速度に変化があったとしても、その変化量は或る程度の範囲内に収まるはずである。このため、例えば倍率誤差が非常に大きくなる場合には、そもそもスキャナSC1,SC2での読み取りに異常があったと判断できる。よって、記憶部25は、このような読取異常ではない正常範囲の倍率誤差の値を記憶している。
通知制御部26は、通知部40を制御するものであり、倍率誤差算出部22により算出された倍率誤差が、記憶部25に記憶された倍率誤差の正常範囲外である場合に、読取異常である旨を通知部40から通知させるものである。通知部40は、例えば音声出力部や画像表示部等であり、通知制御部26からの指示を受けて、読取異常である旨を通知するものである。
次に、本実施形態に係る画像処理装置1による画像形成位置の補正方法を説明する。図12及び図13は、画像形成位置の補正方法を示すフローチャートであって、1パススキャン方式のスキャナ装置を利用したときの画像形成位置の補正方法を示している。なお、図12及び図13に示す処理に先立って、記録紙の表裏には図3に示すようなパターンP(4つの十字マークCM)が形成されているものとする。
まず、図12に示すように、画像処理装置1は、背景設定機構BG1,BG2を制御して、背景を黒色面Bと白色面Wとのいずれか一方に設定する(S1)。これにより、記録紙と所定以上の階調差からなる背景が選択される。なお、背景は、ユーザからの操作によって選択されてもよいし、画像処理装置1が記録紙の色を判断して自動的に選択されるようになっていてもよい。
次に、読取部10は、記録紙を搬送しながら、スキャナSC1,SC2により背景を含んで記録紙の表裏の画像データを読み取る(S2)。そして、読み取られた画像データは、画像処理部20の記憶部25に展開される。
次に、辺長算出部21は、ステップS2において読み取った画像データに対して粗走査する(S3)。このとき、辺長算出部21は、図6に示したようにして粗走査する。そして、辺長算出部21は、例えば図7を参照して説明したような複数の小領域SEを設定する(S4)。なお、小領域SEは、記録紙の1辺に対して少なくとも2つ設定される。
その後、辺長算出部21は、小領域SEのそれぞれに対して図9に示すようなプロファイルデータを作成し、プロファイルデータに基づいて外郭エッジの座標を検出する(S5)。なお、小領域SEは記録紙の1辺に対して少なくとも2つ設定されるため、外郭エッジの座標についても記録紙の1辺に対して少なくとも2つ検出される。
次に、辺長算出部21は、1辺に対して検出された複数点の外郭エッジの座標から直線近似によって、その1辺の外郭エッジを近似式で求め、これを4辺分算出する(S6)。そして、辺長算出部21は、4辺の近似式の交点から4角の画像データ上の座標位置を検出する(S7)。そして、辺長算出部21は、4角の座標位置間の距離を記録紙の辺の長さとして算出する(S8)。
次に、倍率誤差算出部22は、ステップS8において算出された辺長に基づいて倍率誤差を求め(S9)、補正値算出部23は、ステップS9において算出された倍率誤差に基づいて、例えば辺同士の長さを一致させる補正値を算出する(S10)。これらステップS9及びステップS10における処理は、例えば上記した3つの算出方法のいずれか1つが行われる。そして、処理は図13に示すステップS11に移行する。
図13に示すステップS11において、ズレ量算出部24は、まずパターンP(十字マークCM)を検出するための検出領域DAを画像データ上に設定する(S11)。そして、ズレ量算出部24は、検出領域DA内の画像データを主走査及び副走査方向に走査して、4つの十字マークCMの交点座標を検出する(S12)。
次いで、ズレ量算出部24は、4つの十字マークCMの交点座標と、ステップS6にて算出された近似式とから、記録紙の主走査方向及び副走査方向をX−Y座標系とする記録紙上の4つの十字マークCM(パターンP)の座標位置を算出する(S13)。このとき、ズレ量算出部24は、4つの十字マークCMの交点座標から近似式に下ろした垂線の長さdから記録紙上での座標位置を求める。
その後、ズレ量算出部24は、4つの十字マークCMの記録紙上での座標位置に対して、ステップS10にて算出された補正値で補正したうえで、4つの十字マークCMのズレ量を算出する(S14)。このズレ量は、ステップS10において算出された補正値で補正済みのものであるため、記録紙がそれぞれのスキャナSC1,SC2を通過する際の速度に差があったとしても、この速度差の成分が除去済みとなっている。さらに、そもそも異なるスキャナSC1,SC2間では、その性能等の問題から僅かながら倍率誤差が発生してしまうことがあるが、これも除去済みとなっている。
次いで、画像処理部20は、例えば画像形成部30の構成要素の1つである感光体ドラムにおける潜像の形成位置を調整することによって表裏の画像形成位置の補正を行う(S15)。そして、図12及び図13に示す処理が終了する。
なお、図12及び図13に示す処理は、1パススキャン方式のスキャナ装置を利用したときの画像形成位置の補正方法を示しているが、フラットヘッドスキャナ装置を利用したときの画像形成位置の補正方法も同様である。なお、フラットヘッドスキャナ装置を利用したときの画像形成位置の補正方法において、記録紙には予め図4に示したようなマークRM1,RM2が付与されることはいうまでもない。また、ステップS2における読取において記録紙の一面の画像データが読み取られると、読み取られた画像データが記憶部25に記憶され、次に記録紙の他面の画像データが読み取られると、読み取られた画像データが記憶部25に記憶される。そして、ステップS3からS8の処理が順次表裏の画像データに対して実行される。
このようにして、本実施形態に係る画像処理装置1によれば、表裏で対応する辺同士の長さに基づき倍率誤差を算出し、倍率誤差に基づく補正値を算出し、表裏のパターンPの座標位置を補正値によって補正したうえでパターンPの座標位置のズレ量を求める。このため、記録紙の搬送速度等による倍率誤差分が除去されたうえで、表裏のパターンPの座標位置のズレ量が求められることとなり、位置調整の精度を向上させることができる。
また、画像データを読み取る際に、記録紙と所定以上の階調差からなる背景を設定する背景設定機構BG,BG1,BG2をさらに備えるため、例えば記録紙がグレー等である場合には背景を白色とし、記録紙が白色である場合には背景を黒色にするなどでき、記録紙の外郭エッジを検出し易くすることができる。
また、記録紙1辺に対し複数点のエッジ座標を検出し、検出した複数点のエッジ座標から直線近似によって当該1辺の外郭エッジを近似式で求め、近似式の交点から4角の座標位置を検出する。ここで、紙の4隅のうちいずれか1つが反り返っている場合など、記録紙にゆがみが発生している場合には、4角を直接検出したときにゆがみ分の誤差が発生するが、上記の如く、近似式の交点から4角の座標位置を検出することにより、このようなゆがみ分の誤差が発生せず、4角の位置について検出精度を向上させることができる。
また、記録紙において平行となる2辺の長さの平均値を表裏それぞれで算出し、表裏の平均値から倍率誤差を算出するため、1辺毎に倍率誤差を算出する場合と比較すると処理をシンプル化でき、処理負荷を低減することができる。
また、第1の辺同士の長さに基づき第1の倍率誤差を算出すると共に、第2の辺同士の長さに基づき第2の倍率誤差を算出し、第1及び第2の辺間において第1の倍率誤差と第2の倍率誤差との間で線形に倍率誤差が変化しているとの仮定のもと、辺間における補正値を算出する。このため、第1及び第2の辺間においても補正値を算出することができ、後のパターンPの座標位置の補正を一層正確に行うことができる。
また、2本の線分を直交させた十字マークCMをパターンPとして形成しているため、十字の交点をパターンPの座標位置として検出でき、しかも記録紙の4隅に形成されていることから、4隅周辺位置に領域設定して検出動作を行えばパターン検出を行うことができる。
また、検出領域DAを設定し、検出領域DA内を走査するため、画像データ全体を走査してパターンPを検出する場合と比較して、より正確に画像データ上における十字マークCMの交点座標を検出することができる。また、交点座標と近似式とから、記録紙の主走査方向及び副走査方向をX−Y座標系とする記録紙上のパターンPの座標位置を求めるため、このような正確に検出された画像データ上における交点座標から、記録紙上のパターンPの座標位置を正確に求めることができる。
また、倍率誤差が正常範囲外である場合に、読取異常である旨を通知するため、あまりに倍率誤差が大きく又は小さい値である場合など、異常である旨を通知してユーザに装置点検等を行わせることにより、正確な倍率誤差による表裏位置調整が行わせるように促すことができる。
また、表裏で対応し且つ記録紙の中心位置以外の位置に、表裏で異なる丸マークRM1,RM2が形成される。このため、フラットヘッドスキャナによる読み込み時において、表裏の異なる丸マークRM1,RM2によって記録紙の表裏を判断でき、且つ、丸マークRM1,RM2が中心位置以外の表裏で対応する位置であるため、表裏で対応する辺同士を判別することもできる。従って、フラットヘッドスキャナによる読み込み時における倍率誤差を加味した表裏位置調整を正確に行わせることができる。
以上、本発明に係る画像形成装置を実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能であれば各実施形態に記載の技術を組み合わせてもよい。
例えば、上記実施形態において倍率誤差算出部22は記録紙の主走査方向及び副走査方向のそれぞれで倍率誤差を算出し、補正値算出部23はこれらの倍率誤差に基づいて補正値を算出するが、これに限らず、倍率誤差算出部22は、辺長算出部21により算出された表裏で対応する副走査方向に延びる辺同士の長さに基づき倍率誤差を算出し、補正値算出部23は、倍率誤差算出部22により算出された倍率誤差に基づいて副走査方向に延びる辺同士の長さを一致させる補正値を算出するようにしてもよい。これにより、処理を簡略化できると共に、記録紙の搬送速度やスキャナSCに移動速度の変化に特化した倍率誤差を算出して補正値を算出し、表裏の画像形成位置を補正することができる。
1 画像処理装置
10 読取部(読取手段)
20 画像処理部
21 辺長算出部(辺長算出手段)
22 倍率誤差算出部(倍率誤差算出手段)
23 補正値算出部(補正値算出手段)
24 ズレ量算出部(ズレ量算出手段)
25 記憶部(記憶手段)
26 通知制御部
30 画像形成部
40 通知部(通知手段)
BG,BG1,BG2 背景設定機構(背景設定手段)
CM 十字マーク
DA 検出領域
G 読取用ガラス面
L 搬送路
L1〜L10 走査ライン
P パターン
RM1,RM2 丸マーク(印)
SC,SC1,SC2 スキャナ
SE 小領域

Claims (9)

  1. 記録紙の表裏に形成されたパターンそれぞれの位置のズレ量を求め、ズレ量に基づく画像形成位置の補正を行う画像処理装置であって、
    記録紙の表面及び裏面のそれぞれを、背景を含んで画像データとして読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた表面及び裏面のそれぞれの画像データから、記録紙の外郭エッジと外郭エッジの交点となる4角を検出して記録紙の辺の長さを表面及び裏面のそれぞれで算出する辺長算出手段と、
    前記辺長算出手段により算出された表裏で対応する辺同士の長さに基づき、倍率誤差を算出する倍率誤差算出手段と、
    前記倍率誤差算出手段により算出された倍率誤差に基づく補正値を算出する補正値算出手段と、
    前記読取手段により読み取られた画像データに基づいて検出される前記パターンの位置を、前記補正値算出手段により算出された補正値によって補正したうえで、前記パターンの位置のズレ量を求めるズレ量算出手段と、を備え、
    前記倍率誤差算出手段は、前記辺長算出手段により算出された表裏で対応する第1の辺同士の長さに基づき、第1の倍率誤差を算出すると共に、前記記録紙において前記第1の辺と平行となる第2の辺同士の長さに基づき、第2の倍率誤差を算出し、
    前記補正値算出手段は、前記第1及び第2の辺間において第1の倍率誤差と第2の倍率誤差との間で線形に倍率誤差が変化しているとの仮定のもと、前記辺間における補正値を算出する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 記録紙の表裏に形成されたパターンそれぞれの位置のズレ量を求め、ズレ量に基づく画像形成位置の補正を行う画像処理装置であって、
    記録紙の表面及び裏面のそれぞれを、背景を含んで画像データとして読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた表面及び裏面のそれぞれの画像データから、記録紙の外郭エッジと外郭エッジの交点となる4角を検出して記録紙の辺の長さを表面及び裏面のそれぞれで算出する辺長算出手段と、
    前記辺長算出手段により算出された表裏で対応する辺同士の長さに基づき、倍率誤差を算出する倍率誤差算出手段と、
    前記倍率誤差算出手段により算出された倍率誤差に基づく補正値を算出する補正値算出手段と、
    前記読取手段により読み取られた画像データに基づいて検出される前記パターンの位置を、前記補正値算出手段により算出された補正値によって補正したうえで、前記パターンの位置のズレ量を求めるズレ量算出手段と、を備え、
    前記倍率誤差算出手段は、前記辺長算出手段により算出された表裏で対応する副走査方向に延びる辺同士の長さに基づき、倍率誤差を算出し、
    前記補正値算出手段は、前記倍率誤差算出手段により算出された倍率誤差に基づいて、副走査方向に延びる前記辺同士の長さを一致させるための補正値を算出する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記読取手段により画像データを読み取る際に、前記記録紙と所定以上の階調差からなる背景を設定する背景設定手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の画像処理装置。
  4. 前記辺長算出手段は、前記記録紙と前記背景との階調差に基づいて、前記記録紙1辺に対し複数点のエッジ座標を検出し、検出した複数点のエッジ座標から直線近似によって当該1辺の外郭エッジを近似式で求め、この近似式を4辺で求めて、4辺の近似式の交点から4角の画像データ上の座標位置を検出し、4角の画像データ上の座標位置間の距離を前記記録紙の辺の長さとして算出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記倍率誤差算出手段は、前記辺長算出手段により算出された辺の長さのうち、前記記録紙において平行となる2辺の長さの平均値を表裏それぞれで算出し、表裏の平均値から倍率誤差を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記読取手段による画像データの読み取りに先立って、記録紙の4隅近傍に、2本の線分を直交させた十字マークを前記パターンとして形成する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 前記ズレ量算出手段は、前記辺長算出手段にて検出された4角の内側の所定箇所に前記パターンを検出するための検出領域をそれぞれ設定し、それぞれの検出領域内の画像データを主走査及び副走査方向に走査することで十字マークからなる4つの前記パターンの画像データ上における交点座標を検出し、これら4つの交点座標と前記近似式とから、前記記録紙の主走査方向及び副走査方向をX−Y座標系とする記録紙上の前記パターンの座標位置を求める
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 倍率誤差の正常範囲を記憶した記憶手段と、
    前記倍率誤差算出手段により算出された倍率誤差が、前記記憶手段により記憶された倍率誤差の正常範囲外である場合に、読取異常である旨を通知する通知手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記読取手段による画像データの読み取りに先立って、記録紙に、前記パターンに加えて、表裏で対応し且つ前記記録紙の中心位置以外の位置に、表裏で異なる印を形成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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