JP6142429B2 - エタロン及びエタロン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学機器に用いられるエタロン及びエタロン装置に関する。
従来より、光通信、測定機器、半導体レーザなどの光学機器にはエタロンが用いられている。
このエタロンは、キューブ状に形成されたソリッド型と平行平板となる透明部材の間に環状体を接合して構成されるエアギャップ型とがある。
これらエタロンは、光学機器において、光が通過する経路内に設けられており、光の進行方向とエタロンの長さ方向とを一致させて用いられる(例えば、特許文献1参照)。このようなエアギャップ型のエタロンは、透過波形の調整を行う必要がある。一般的に、この透過波形の調整は、光の入射角度や温度を調整することで行なわれる。
特許2835068号公報
しかしながら、従来のエタロンは、透過波形の調整に手間がかかるという問題があった。
例えば、光の入射角度で透過波形の調整を行う場合は、光が垂直入射する場合と比べて消光比が低下することがあった。また、光の入射角度の変更は、透過波形の変化が大きくなるため、調整の工程が多くなる傾向がある。そのため、多くの手間と多くのコストを要する状態となる。
また、例えば、温度で透過波形の調整を行う場合は、エタロン用のヒーターなどの温度調節装置を用いることが想定されるが、エタロン以外の電子部品用の温度調節装置が存在すると、エタロンを所定の温度にすることが困難となる恐れがある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、容易に透過波形の調節が行えるエタロン及びエタロン装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、2つ一対の透明部材の間に環状の圧電部材が挟まれた状態で接合されて構成されるエタロンであって、前記圧電部材側を向く主面に、前記透明部材側から順にクロムを下地とし前記クロムの上に金を形成してなる金属膜が設けられている前記透明部材と、前記透明部材側を向く面に、前記圧電部材側から順にクロムを下地とし前記クロムの上に金を形成してなる金属膜が設けられている環状の前記圧電部材と、前記エタロンの外周に露出する前記透明部材に設けられた前記金属膜と前記圧電部材に設けられた前記金属膜とを接続する外部接続端子とを備え、前記外部接続端子が、前記エタロンの外周を構成する前記透明部材の側面の一つに設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記圧電部材が水晶であって、水晶の結晶軸であるY軸を回転軸としてZ軸を基準に反時計回り方向を+方向とした場合、前記圧電部材の前記透明部材側を向く面が、水晶の結晶軸であるX軸と垂直となる場合を0°とし、±10°の範囲で回転していることを特徴とする。
また、本発明は、エタロン装置であって、請求項1又は請求項2に記載のエタロンと、前記エタロンの前記外部接続端子に接続される可変電圧電源と、を備えて構成されることを特徴とする。
また、本発明は、前記外部接続端子と前記可変電圧電源との間に極性を入れ替えるスイッチを備えて構成されることを特徴とする。
このようなエタロンによれば、外部接続端子に電圧を印可することで圧電部材を伸ばす又は縮ませることができるようになり、エタロン内の共振器長を変更することができる。
また、このようなエタロンによれば、圧電部材の透明部材側を向く面が、X軸と垂直となる場合を0°とし、±10°以内の範囲で回転した面となっているので、外部接続端子に電圧を印可したときの伸びる又は縮む変形が大きくなり、透過波形の調整の幅を大きくすることができる。
また、このようなエタロンによれば、圧電部材の透明部材側を向く面が、水晶の結晶軸であるX軸と垂直な面がX面であるので、外部接続端子に電圧を印加したときに光の透過方向に圧電部材を伸びる又は縮むことができ、透過波形の調整の幅を大きくすることができる。
また、このようなエタロン装置によれば、環状の圧電部材に設けられた金属膜と接続する外部接続端子に可変電圧電源を接続した構成としたことで、光の経路の外からの操作で前記エタロンを伸ばす又は縮ませることができ、かつ、その伸ばす又は縮ませる大きさを調節することができる。
また、このようなエタロン装置によれば、環状の圧電部材に設けられた金属膜と接続する外部接続端子に可変電圧電源を接続し、エタロンと可変電圧電源との間にスイッチを設けたことで、圧電部材を伸ばす又は縮ませる大きさを選択的に調整することができる。
(a)は本発明の第一の実施形態に係るエタロンの一例を示す斜視図であり、(b)は本発明の第一の実施形態に係るエタロンの断面図である。 切断角度と圧電定数との関係を示すグラフである。 (a)は所定の切断角度で設けられた圧電部材の一例を示す斜視図であり、(b)は他の切断角度で設けられた圧電部材の一例を示す斜視図である。 (a)は透明部材側を向く面がX軸と直交するX面であるときの圧電部材が縮んだ状態の一例を示す概念図であり、(b)は伸びた状態の一例を示す概念図である。 本発明の第二の実施形態に係るエタロン装置の一例を示す概念図である。 本発明の第三の実施形態に係るエタロン装置の一例を示す概念図である。 本発明の第三の実施形態に係るエタロン装置のスイッチに用いる端子の一例を示す概念図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」という。)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各構成要素について、状態をわかりやすくするために、誇張して図示している。
(第一の実施形態)
本発明の第一の実施形態に係るエタロン10は、図1(a)及び(b)に示すように、2つ一対の透明部材11、圧電部材12、外部接続端子13で主に構成されている。
透明部材11は、例えば、ガラスや水晶などの無色透明の材料が用いられ、また、2つ一対で用いられる。これら透明部材11は、所定の厚さの平行平板に形成されており、例えば、平面視で四角形状に形成されている。これら2つの透明部材の向かい合う主面の間が共振器長L(図1(b)参照)となる。また、これら透明部材11は、一方の主面に反射防止膜11aが設けられ、他方の主面に反射膜11bが設けられている。なお、主面という場合は、光が入射・出射する面を主面とし、この主面を囲む4面を側面とする。
なお、透明部材11は、ウエッジ形状に形成されていても良い。ウエッジ形状に形成されたこの透明部材11は、11a面が11b面に対して傾斜した構成となっている。このように透明部材11を構成すると、11a面からの不要な反射を防ぐことが出来る。
また、これら透明部材11の少なくとも1つの側面には、後述する外部接続端子13が設けられている。
なお、反射防止膜11aは、例えば、従来周知の蒸着により透明部材の他方の主面に設けられる。また、反射膜11bは、例えば、従来周知の蒸着により透明部材11の一方の主面に設けられる。
なお、反射膜11bは、圧電部材12側を向く主面に設けられる。また、反射防止膜11aは、反射膜11bとは反対側の主面に設けられる。よって、透明部材11を圧電部材12に接合した状態では、外側に反射防止膜11aが設けられ、接合により挟まれる位置に反射膜11bが設けられている。
この反射膜11bの上に環状に金属膜11cが設けられる。よって、透明部材11の圧電部材12側を向く面には金属膜11cが設けられた状態となる。この金属膜11cは、例えば、下地金属膜がクロム、主金属膜が金で構成されており、フォトリソグラフィ技術とスパッタ技術や蒸着技術で環状に設けることができる。
外部接続端子13は、透明部材11に設けられている金属膜11cと圧電部材12に設けられている金属膜12aとに接続している。
この外部接続端子13は、例えば、下地金属膜と主金属膜とで構成される。この外部接続端子13として、例えば下地金属膜としてクロムが用いられ、この下地金属膜の上に例えば金(Au)を設けて構成される。
このような外部接続端子13は、例えば、2つ一対の透明部材11と圧電部材12とを接合した後にフォトリソグラフィ技術とスパッタ技術や蒸着技術を用いて設けることができる。
なお、外部接続端子13は、圧電部材12の伸び又は縮みを阻害しないように、圧電部材12にかからないように設けられる。
圧電部材12は、図3(a),図3(b)に示すように、例えば、環状に形成されており、内部の空間の中心を中心軸線C(図1(b)参照)としたとき、この中心軸線に沿って環が厚みを有している。この圧電部材12は、中心軸線に対して直交する方向に切断した断面が四角形の環状の断面となっている。なお、円環の断面でもよい。つまり圧電部材12は、この四角形の環状の断面を維持したまま厚みを有した構造となっている。
圧電部材12は、この板の所定の位置をウェットエッチングにより貫通部が形成され、外形形状に沿って加工することにより環状に形成される。環状の形状は、円環形状や四角い環状の形状となっていても良い。
例えば、ウェットエッチングを用いて貫通部を形成する場合は、圧電部材となる圧電ウェハの表面にレジストを設け、所定のパターンで露光し、現像を行って圧電ウェハの表面を露出させ、圧電ウェハの露出した部分をウェットエッチングで除去して貫通部を形成する。なお、ドリルなどの穿孔により貫通部を設けても良い。
この四角形の環状の断面は、中心軸線を基準にすると、圧電部材12の端面の形状と同一となっている。したがって、圧電部材12の端面は、四角形の環状の形状となっており、両側のこの端面に金属膜12aが設けられる。また、圧電部材12は、透明部材11側を向く面、つまり、前記端面が透明部材11の方を向いた状態で用いられる。
この圧電部材12は、例えば水晶が用いられ、図2及び図3(a),図3(b)に示すように、水晶の結晶軸であるY軸を回転軸としてZ軸を基準に反時計回り方向を+方向とした場合、圧電部材12の透明部材11側を向く面、つまり端面が、X軸と垂直となる場合を0°とし、−10°(図3(b)参照)〜+10°(図3(a)参照)の範囲で回転したカットアングルで切断されて形成された板が用いられる。この回転によって回転したX軸及びZ軸を新たにX´軸、Z´軸とする。
図2に示すように、水晶の結晶軸であるY軸を回転軸としてZ軸を基準に反時計回り方向を+方向とした場合の切断角度と圧電定数との関係は、X軸と垂直となる場合を0°とし、±10°以内の範囲が圧電定数の変化が少なく、前記切断角度の範囲から離れるにしたがって圧電定数が小さくなる関係となっている。
透過波形を調整するためには、屈折率かエタロン10の共振器長を変化させる必要がる。この共振器長の変化は、圧電部材12の歪の変化に関係している。この歪とは、圧電部材12を伸ばして共振器長を長く又は短くすることである(図4参照)。この歪が大きくなることで透過波形の調整の幅を大きくすることができる。
ここで、歪(S)は、弾性コンプライアンス定数(s)と応力(T)と圧電定数(d)と電界(E)で決まる。
計算式は、以下の式1で示す。
S=s×T+d×E (式1)
式1より、小さい電界Eで歪みを大きくするためには、圧電定数を大きくすればよい。したがって、図2より±10°以内の範囲が透過波形の調整の幅を大きくすることができる範囲となる。
よって、この範囲で圧電部材12を構成すると、圧電部材12が、前記中心軸線、水晶の結晶軸ではX軸又はX´軸に沿って伸びる構造とすることができる。
また、この歪は、圧電部材12の両端面に設けた金属膜12aに電圧を印加することで逆圧電現象により起き、圧電部材12を中心軸線C(図1(b)参照)に沿って伸ばすことができる。また電圧の印加を止めると伸びた状態が解放されて縮み、元の状態に戻すことができる。
また、図4に示すように、電流の極性を切り替えることによって、伸びた状態と縮んだ状態との入れ替えを選択して行うことができる。
特に、水晶の結晶軸であるY軸を回転軸としてZ軸を基準に反時計回り方向を+方向とした場合、圧電部材12の透明部材11側を向く面、つまり端面が、X軸と垂直となる場合を0°とし、±10°以内の範囲で回転したカットアングルを用いた場合は、圧電部材12が伸びる傾向がある。
このカットアングル以外の角度の場合は、圧電部材12が伸びにくくなり透過波形の調整の幅を大きくすることができなくなる。
しかし、圧電定数が0となる場合は、歪が生じず、圧電部材12を伸ばすことができない。また、前記±10°の範囲の切断角度から離れた圧電定数の場合は、圧電部材12を伸ばすことができるものの、切断角度に対する圧電定数の変化が大きいために、製品としたときの扱いが難しくなり、圧電部材12を伸ばす調整が困難になることが想定される。
これら2つ一対の透明部材11と圧電部材12とは、例えば、原子拡散接合を用いて接合されている。
例えば、2つ一対の透明部材11となる、例えばガラス板からなるそれぞれの透明部材ウェハ(図示せず)は、一方の主面に反射防止膜11aが設けられ、他方の主面に反射膜11bが設けられ、この反射膜11bに金属膜11cが設けられている。
また、圧電部材12となる水晶からなる圧電部材ウェハ(図示せず)は、環状の圧電部材12となる部分の空間となる位置が貫通穴として設けられており、この圧電部材ウェハの両主面にクロムからなる下地金属膜が設けられ、この下地金属膜の上に金からなる主金属膜が設けられて金属膜12aが形成されている。
これら2つ一対の透明部材ウェハと圧電部材ウェハとは、例えば、真空雰囲気中、大気圧雰囲気中、不活性ガス雰囲気中のいずれかの雰囲気中において、圧電部材ウェハを挟むように透明部材ウェハと圧電部材ウェハと透明部材ウェハとを重ね、所定の圧力を加圧した状態で接合される。
つまり、透明部材11の金属膜11cと圧電部材12の金属膜12aとが重ねあわされた状態で、金属膜同士が接合した状態となっている。なお、この接合の際に加熱をしても良い。
接合後、透明部材11の外形形状であり、圧電部材12の外形形状でもあるエタロン10の外形形状に沿って切断することで個々のエタロン10を形成することができる。
これら個々のエタロン10を外部接続端子となる部分に、貫通穴が設けられた所定の治具に配置し、2つ一対のそれぞれの透明部材の側面に蒸着やスパッタなどで外部接続端子13を設ける。
これにより、本発明のエタロンを製造することができる。
このように本発明の第一の実施形態に係るエタロン10によれば、外部接続端子13に電圧を印可することができるので圧電部材12を伸ばす又は縮ませることができるようになり、エタロン10内の共振器長を変更することができる。
また、圧電部材12の透明部材11側を向く面が、X軸と垂直となる場合を0°とし、±10°以内の範囲で回転した面となっているので、外部接続端子13に電圧を印可したときの伸びる又は縮む変形が大きくなり、透過波形の調整の幅を大きくすることができる。
(第二の実施形態)
本発明の第二の実施形態に係るエタロン装置101は、図5に示すように、本発明の第一の実施形態に係るエタロン10に係るエタロンが用いられ、エタロンの構成要素の1つである透明部材11の外周面に設けられた外部接続端子13に接続される可変電圧電源20を備えて主に構成される。
電圧可変電源20は、例えば、従来周知の電圧可変電源が用いられ、+(プラス)の極性を有する配線と、−(マイナス)の極性を有する配線とを備えており、+極性の配線をエタロン10の外周面に露出する一方の外部接続端子13と接続され、−極性の配線をエタロン10の外周面に露出する他方の外部接続端子13と接続されている。
例えば、第一の実施形態に係るエタロンの場合、図4(a)に示すように、外部接続端子13に電圧を印加すると、圧電部材12は、X軸方向又はX´方向に伸びることとなる。
具体的には、+極性の配線を+X面に接続すると、圧電部材12は、X軸方向に縮むこととなる(図4(a)参照)。また、+極性の配線を−X面に接続するとX軸方向に伸びることとなる(図4(b)参照)。
また、可変電圧電源20によって、印加する電圧の大きさを変化させることで圧電部材12の伸びる又は縮む大きさを変化させることができる。
このとき、エタロン10は、2つ一対の透明部材11のうち、一方の透明部材11を固定端とし、他方の透明部材11を自由端としている(図示せず)。これにより、圧電部材12の伸縮が阻害されるのを防ぐことができる。
このように、本発明の第三の実施形態に係るエタロン装置101によれば、環状の圧電部材12に設けられた金属膜12aと接続する外部接続端子13に可変電圧電源20を接続した構成としたことで、光の経路の外からの操作で前記エタロン10を伸ばす又は縮ませることができ、かつ、その伸ばす又は縮ませる大きさを調節することができる。
(第三の実施形態)
本発明の第三の実施形態に係るエタロン装置102は、図6及び図7に示すように、第一の実施形態に係るエタロン10と可変電圧電源20との間に極性を入れ替えるスイッチ30を備えている点で第二の実施形態と異なる。
スイッチ30は、エタロン10に設けられた外部接続端子13と可変電圧電源20との間に極性を入れ替える役割を果たす。
例えば、スイッチ30は、回転構造の切替機構を備えており、可変電圧電源20に接続している+極性の配線の端子をA1、−極性の配線の端子をA2とし、エタロン10の一方の外部接続端子13に接続される配線の端子をB1及びB2とし、エタロン10の他方の外部接続端子13に接続される配線の端子をC1及びC2とする。
ここで、同一円周上に各端子が位置しており、かつ、反時計回りに端子C1,A1,B1,の順に等間隔で配置されつつ、反時計回りに端子B2,A2,C2の順に等間隔で配置され、さらに、端子A1とA2,端子B1とB2,端子C1とC2が向かい合うように配置する。
スイッチ30は、前記同心円の中心を回転軸として直径方向に伸びており、その両端に2端子を接続させることができる大きさの接触端子部がそれぞれ設けられている。
したがって、このスイッチは、端子A1,A2に合わせた状態のときは通電を切った状態となる。
また、このスイッチ30は、時計回りに回転させると端子A1とC1とが接続しつつ、端子A2とB2が接続した状態となる。
さらに、このスイッチ30は、反時計回りに回転させると端子A1とB1とが接続しつつ端子A2とC2とが接続した状態となる。
これにより、可変電圧電源20に接続される+極性の配線と−極性の配線とを入れ替えてエタロン10に接続させることができる。
このように、本発明の第三の実施形態に係るエタロン装置102によれば、環状の圧電部材12に設けられた金属膜12aと接続する外部接続端子13に可変電圧電源20を接続し、エタロン10と可変電圧電源20との間にスイッチ30を設けたことで、圧電部材12を伸ばす又は縮ませる大きさを選択的に調整することができる。
10 エタロン
11 透明部材
11a 反射防止膜
11b 反射膜
11c 金属膜
12 圧電部材
12a 金属膜
13 外部接続端子
20 可変電圧電源
30 スイッチ
101,102 エタロン装置

Claims (4)

  1. 2つ一対の透明部材の間に環状の圧電部材が挟まれた状態で接合されて構成されるエタロンであって、
    前記圧電部材側を向く主面に、前記透明部材側から順にクロムを下地とし前記クロムの上に金を形成してなる金属膜が設けられている平面視四角形の平板である前記透明部材と、
    前記透明部材側を向く面に、前記圧電部材側から順にクロムを下地とし前記クロムの上に金を形成してなる金属膜が設けられている環状の前記圧電部材と、
    前記エタロンの外周に露出する前記透明部材に設けられた前記金属膜と前記圧電部材に設けられた前記金属膜とを接続する外部接続端子とを備え、
    前記外部接続端子が、前記エタロンの外周を構成する前記透明部材の側面の一つに設けられていることを特徴とするエタロン。
  2. 前記圧電部材が水晶であって、
    水晶の結晶軸であるY軸を回転軸としてZ軸を基準に反時計回り方向を+方向とした場合、
    前記圧電部材の前記透明部材側を向く面が、水晶の結晶軸であるX軸と垂直となる場合を0°とし、±10°の範囲で回転している
    ことを特徴とする請求項1に記載のエタロン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のエタロンと、
    前記エタロンの前記外部接続端子に接続される可変電圧電源と、
    を備えて構成されることを特徴とするエタロン装置。
  4. 前記外部接続端子と前記可変電圧電源との間に極性を入れ替えるスイッチを備えて構成されることを特徴とする請求項3に記載のエタロン装置。
JP2013038743A 2013-02-28 2013-02-28 エタロン及びエタロン装置 Expired - Fee Related JP6142429B2 (ja)

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