JP6135067B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置に関する。
読取センサーを備えたキャリッジを駆動部によって移動させながら、透明な原稿台に載置された原稿から画像を読み取る画像読取装置がある。このような画像読取装置を輸送する時に、画像読取装置に衝撃や振動などが加わると、キャリッジが移動し、キャリッジが損傷してしまう虞がある。
そこで、例えば、特許文献1では、キャリッジの移動を不能とするロック部を備え、使用者は、手動でロック部を操作してキャリッジを固定した状態で輸送し、輸送後、画像読取装置を動作させる前に、使用者は、手動でロック部を操作してキャリッジが移動可能な状態にする。
特開2005−234073号公報
しかしながら、画像読取装置を輸送した後、画像読取装置を使用する前に、使用者が手動操作を行わずに、電源を入れて画像の読取動作を実行した場合には、画像読取装置は、固定された状態のキャリッジを移動させようとするので、駆動部を損傷してしまうという課題がある。また、反対に、画像読取装置を輸送する前に、使用者が手動操作を行わずに、キャリッジが固定されていない状態の画像読取装置を輸送すると、画像読取装置が落下したときなどの衝撃により、キャリッジが移動し、損傷してしまうという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像読取センサーを搭載したキャリッジと、前記キャリッジを収容する筐体と、前記キャリッジを第1の方向に摺動可能に案内するガイドレールと、前記キャリッジを移動させる駆動部と、前記筐体に設けられ、前記第1の方向と交差する方向に前記キャリッジが移動できる範囲を設け、前記第1の方向と交差する方向において前記キャリッジの移動を規制する規制部と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
本適用例によれば、筐体に設けられ、第1の方向と交差する方向にキャリッジが移動できる範囲を設け、第1の方向と交差する方向においてキャリッジの移動を規制する規制部を備える。これにより、キャリッジは、ガイドレールによって案内されて第1の方向への移動が可能な状態で、第1の方向と交差する方向への移動を規制することができる。そのため、画像読取装置に、キャリッジを固定または移動可能な状態に切り換えるための切り換え手段を設けなくてもよい。従って、画像読取装置を輸送した後、使用者による切り換え手段を不要とし、そのまま画像の読取動作を実行しても、キャリッジの駆動部を損傷することがない。また、画像読取装置が落下したときなどの衝撃により、キャリッジが第1の方向に移動し、損傷してしまうことを抑制できる。
[適用例2]前記駆動部は、前記筐体に設けられた、前記第1の方向に延びるラックギアと、前記キャリッジに搭載された、前記ラックギアと噛合うピニオンギアと、モーターと、前記モーターの回転駆動力を前記ピニオンギアに伝達するウォームギア機構と、を備えることを特徴とする上記画像読取装置。
本適用例によれば、モーターの回転駆動力をピニオンギアに伝達するウォームギア機構を備えることにより、モーターが回転していないとき、ウォームギア機構によってピニオンギアの回転を不能とすることができる。これにより、ピニオンギアがラックギアと噛合いながら回転することがないので、画像読取装置が落下したときなどの衝撃によってキャリッジが第1の方向へ移動し、損傷することを抑制できる。
[適用例3]鉛直方向において、前記キャリッジが移動できる範囲は、前記ピニオンギアの歯部と前記ラックギアの歯部とが噛み合って重なる部分の長さより短いことを特徴とする上記画像読取装置。
本適用例によれば、ピニオンギアがラックギアに対して鉛直方向上側にずれた場合に、ピニオンギアとラックギアとが噛合った状態を維持できる。これにより、画像読取装置が落下したときなどの衝撃によって、ピニオンギアの歯部とラックギアの歯部とが鉛直方向においてずれた後、ピニオンギアの歯部とラックギアの歯部とが第1の方向においてずれた位置で噛合う状態になることを抑制できる。すなわち、画像読取装置が落下したときなどの衝撃によって、キャリッジが第1の方向に移動し、損傷することを抑制できる。
[適用例4]水平方向において、前記キャリッジが移動できる範囲は、前記ピニオンギアの歯部と前記ラックギアの歯部とが噛み合って重なる部分の長さより短いことを特徴とする上記画像読取装置。
本適用例によれば、ピニオンギアがラックギアに対して水平方向における第1の方向と交差する方向にずれた場合に、ピニオンギアとラックギアとが噛合った状態を維持できる。これにより、画像読取装置が落下したときなどの衝撃によって、ピニオンギアの歯部がラックギアの歯部を乗り越えるようにして第1の方向に移動し、ピニオンギアの歯部とラックギアの歯部とが第1の方向においてずれた位置で噛合う状態になることを抑制できる。すなわち、画像読取装置が落下したときなどの衝撃によって、キャリッジが第1の方向に移動し、損傷することを抑制できる。
[適用例5]前記キャリッジは、水平方向に突出する突出部を備え、前記突出部は、前記規制部によって、前記第1の方向と交差する方向への移動が規制されることを特徴とする上記画像読取装置。
本適用例によれば、第1の方向と交差する方向におけるキャリッジの移動を規制できる。
[適用例6]前記規制部は、水平方向において、前記筐体内部における内側に配置された内側規制部と、前記筐体内部における外側において配置された外側規制部と、を備えることを特徴とする上記画像読取装置。
本適用例によれば、水平方向における第1の方向と交差する方向において、キャリッジが回動することを抑制できる。
[適用例7]前記突出部は、水平方向において、前記キャリッジの中央部に配置される中央部突出部と、前記キャリッジの端部に配設される端部突出部とを備え、前記中央部突出部は、前記内側規制部によって規制され、前記端部突出部は、前記外側規制部によって規制されることを特徴とする上記画像読取装置。
本適用例によれば、第1の方向と交差する方向において、キャリッジが回動することを抑制できる。
[適用例8]鉛直方向において、前記中央部突出部と前記内側規制部との隙間の長さは、前記端部突出部と前記外側規制部との隙間の長さより短いことを特徴とする上記画像読取装置。
本適用例によれば、キャリッジの鉛直方向における位置を低く配置できるので、画像読取装置が大型化することを抑制できる。
[適用例9]前記規制部は、前記キャリッジが電源オフ時に位置するホームポジションにおいて規制することを特徴とする上記画像読取装置。
本適用例によれば、使用者の操作によって画像読取装置の電源がオフされると、キャリッジがホームポジションの位置にある。これにより、電源がオフされた状態の画像読取装置を輸送するときに、規制部によってキャリッジの第1の方向と交差する方向への移動を規制できる。
画像読取装置の一例である複合機の外観斜視図。 原稿カバーを取り外した状態における画像読取部の斜視図。 上側筐体を取り外した状態における画像読取部の斜視図。 キャリッジを取り外した状態における下側筐体の斜視図。 画像読取センサーを取り外した状態におけるキャリッジの斜視図。 ラックギアと駆動部を示す斜視図。 ラックギアと駆動部の側面図。 下側筐体における外側規制部と内側規制部とが形成された部分の斜視図。 下側筐体とキャリッジの部分を示す断面図。 外側規制部と端部突出部の部分の拡大断面図。 内側規制部と中央部突出部の部分の拡大断面図。 実施形態2における規制部と突出部を示す斜視図。 (a)は、規制部としての段差部が設けられた部分を示す図、(b)は、規制部としての凹部が設けられた部分を示す図。 ベルトによって移動されるキャリッジを備えた画像読取装置の斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、上側、下側とは、鉛直方向における方向をいう。
(実施形態1)
図1は、画像読取装置の一例である複合機1を正面側から見た外観斜視図である。複合機1は、印刷部3、印刷部3の鉛直方向D1上側に画像読取部2を備える。印刷部3は、背面側の載置台7に載置された用紙などの記録媒体(不図示)を印刷部3の筐体内部に給送し、記録媒体に画像を印刷し、正面側に設けられた開口部8から排出する。
複合機1の正面側で、開口部8の上側には、操作パネル4が備えられる。操作パネル4には、電源のオン・オフの操作や印刷条件などの設定を行うための操作ボタン5や、印刷条件などを表示する液晶パネル6が設けられる。
画像読取部2は、回動可能な原稿カバー9を備える。図2は、図1の原稿カバー9を取り外した状態における画像読取部2を上側から見た斜視図である。画像読取部2の筐体は、下側筐体10と上側筐体11とから構成される。上側筐体11には、ガラスなどの透明性を有する原稿台12が備えられる。
図3は、図2の上側筐体11を取り外した状態における画像読取部2を上側から見た斜視図である。下側筐体10には、上側に突出して案内方向D2に延びるガイドレール13が形成される。また、下側筐体10には、案内方向D2に延びるラックギア17が形成される。
キャリッジ14は、ガイドレール13の鉛直方向D1上側を摺動し、第1の方向である案内方向D2に移動可能に備えられる。キャリッジ14には、駆動モーター20、キャリッジ14の長手方向D3に延びる画像読取センサー15が備えられる。
図3のキャリッジ14は、ホームポジションの位置にある。ホームポジションは、使用者が図1の操作ボタン5によって複合機1の電源をオフにしたときのキャリッジ14の位置である。また、ホームポジションは、キャリッジ14を案内方向D2に移動させながら画像読取部2によって原稿台12に載置された原稿を読み取る前や、読み取った後に待機する位置である。
図4は、図3のキャリッジ14を取り外した状態における下側筐体10を上側から見た斜視図である。下側筐体10における長手方向D3外側の正面側には、外側規制部16が備えられる。下側筐体10における長手方向D3内側には、ガイドレール13に隣接し、ガイドレール13を挟んで外側規制部16と反対側に、内側規制部18が備えられる。本実施形態の規制部は、外側規制部16と内側規制部18とから構成される。
図5は、図3の画像読取センサー15を取り外した状態におけるキャリッジ14を上側から見た斜視図である。キャリッジ14には、キャリッジ14を案内方向D2に移動させるための駆動部19が備えられる。
図6は、ラックギア17と駆動部19を示す斜視図である。図6は、キャリッジ14を図示していない。図7は、案内方向D2から見た図で、ラックギア17とキャリッジ14に備えられた駆動部19の側面図である。
図6、図7の駆動部19は、ウォームギア機構を有し、ウォームギア機構は、ネジ状に歯が形成されたウォーム22と、ウォーム22の歯と噛合う歯が形成されたウォームホイール23とを有する。ウォーム22とウォームホイール23とは、それぞれの回転軸の方向が交わる方向に備えられて噛合う。ウォーム22の回転軸の方向は案内方向D2であり、ウォームホイール23の回転軸の方向は鉛直方向D1である。
また、駆動部19は、回転軸21を有する駆動モーター20、平歯車24、平歯車25、平歯車であるピニオンギア26を含んで構成される。ウォーム22は回転軸21に固定される。平歯車24は、ウォームホイール23の上側に、ウォームホイール23と同じ回転軸に固定されて備えられる。
平歯車25は、平歯車24と噛合って備えられる。ピニオンギア26は、ラックギア17と噛合い、平歯車25の下側に、平歯車25と同じ回転軸に固定されて備えられる。
このような駆動部19の構成により、駆動モーター20の回転駆動力が、回転軸21、ウォーム22、ウォームホイール23、平歯車24、平歯車25、ピニオンギア26に伝達され、ピニオンギア26がラックギア17と噛合いながら回転駆動することにより、キャリッジ14は、案内方向D2に移動する。
駆動モーター20が回転駆動しないとき、ウォーム22によって、ウォームホイール23の回転が不能である。これにより、平歯車24、平歯車25を介してピニオンギア26の回転が不能となる。そのため、ピニオンギア26がラックギア17と噛合いながら回転しないので、キャリッジ14は案内方向D2に移動しない。
図8は、下側筐体10における外側規制部16と内側規制部18とが形成された部分の斜視図である。図9は、図3のキャリッジ14がホームポジションの位置にあるとき、案内方向D2から見た、外側規制部16と内側規制部18の部分を示す断面図である。図9のキャリッジ14は、外側規制部16と内側規制部18とによって、鉛直方向D1や長手方向D3の移動が規制される状態にある。
図9のキャリッジ14の長手方向D3における正面側となる図面右側端部には、端部突出部30が設けられる。キャリッジ14の長手方向D3における中央部には、中央部突出部31が設けられる。
外側規制部16は、キャリッジ14との間に隙間S1が設けられて配置される。内側規制部18は、キャリッジ14との間に隙間S2が設けられて配置される。そのため、キャリッジ14は、案内方向D2への移動が可能である。
図10は、図9の外側規制部16と端部突出部30の部分の拡大断面図である。図10は、図3のキャリッジ14がホームポジションの位置にあるときを示し、外側規制部16が端部突出部30の鉛直方向D1や長手方向D3への移動を規制する状態を示す。
外側規制部16は、長手方向D3において、支持部160からキャリッジ14側に突出する突出部161を有する。支持部160は、下側筐体10に設けられて突出部161を支持する。
端部突出部30は、長手方向D3において、支持部300から外側規制部16側に突出する突出部301を有する。支持部300は、キャリッジ14に設けられて突出部301を支持する。
図3のキャリッジ14がホームポジションの位置にあるとき、図10の突出部161と突出部301とは、鉛直方向D1において対向して配置される。すなわち、キャリッジ14がホームポジションの位置にあるとき、長手方向D3において、突出部161と突出部301とは重なる位置にある。これにより、キャリッジ14が鉛直方向D1上側に移動すると、突出部301が突出部161に当接し、キャリッジ14の鉛直方向D1上側への移動が規制される。
図9、図10の隙間S1は、案内方向D2から見て、図10の突出部301を含むキャリッジ14によって突出部161を囲むようにして形成された空間である。隙間S1における突出部161と突出部301との鉛直方向D1の長さL2は、鉛直方向D1において、キャリッジ14が移動できる範囲となる。長さL2は、図7のラックギア17とピニオンギア26とが噛合う部分の鉛直方向D1の長さL1より短い。
これにより、キャリッジ14が鉛直方向D1上側に移動しても、突出部301が突出部161に当接し、ラックギア17とピニオンギア26とが離間することなく噛合った状態を維持できる。
また、図10の隙間S1における突出部161とキャリッジ14との長手方向D3の長さL11は、長手方向D3において、キャリッジ14が移動できる範囲となる。長さL11は、図7のラックギア17とピニオンギア26とが噛合う部分の長手方向D3の長さL10より短い。これにより、キャリッジ14が長手方向D3における図面右側に移動しても、突出部161がキャリッジ14に当接し、ラックギア17とピニオンギア26とが離間することなく噛合った状態を維持できる。
図11は、図9の内側規制部18と中央部突出部31の部分の拡大断面図である。図11は、図3に示すように、キャリッジ14がホームポジションの位置にあるときを示し、内側規制部18が、中央部突出部31の鉛直方向D1や長手方向D3の移動を規制する状態を示す。
キャリッジ14の底部には、下側が開口する凹部32が形成される。凹部32の面32aは、ガイドレール13と摺動する。
内側規制部18は、長手方向D3において、支持部180から中央部突出部31側に突出する突出部181を有する。支持部180は、下側筐体10に設けられて突出部181を支持する。
中央部突出部31は、長手方向D3において、支持部310から内側規制部18側に突出する突出部311を有する。支持部310は、キャリッジ14に設けられて突出部311を支持する。
キャリッジ14がホームポジションの位置にあるとき、図11の突出部181と突出部311とは、鉛直方向D1において対向して配置される。すなわち、キャリッジ14がホームポジションの位置にあるとき、長手方向D3において、突出部181と突出部311とは重なる位置にある。これにより、キャリッジ14が鉛直方向D1上側に移動すると、突出部311は突出部181に当接し、キャリッジ14の鉛直方向D1上側への移動が規制される。
図9、図11の隙間S2は、案内方向D2から見て、図11の突出部311を含むキャリッジ14によって突出部181を囲むようにして形成された空間である。隙間S2における突出部181と突出部311との鉛直方向D1の長さL3は、鉛直方向D1において、キャリッジ14が移動できる範囲となる。長さL3は、図7のラックギア17とピニオンギア26とが噛合う部分の鉛直方向D1の長さL1より短い。
これにより、キャリッジ14が鉛直方向D1上側に移動しても、突出部311が突出部181に当接し、ラックギア17とピニオンギア26とが離間することなく噛合った状態を維持できる。
また、隙間S2における突出部311と支持部310との長手方向D3の長さL12は、長手方向D3において、キャリッジ14が移動できる範囲となる。長さL12は、図7のラックギア17とピニオンギア26とが噛合う部分の長手方向D3の長さL10より短い。これにより、キャリッジ14が長手方向D3における図面右側に移動しても、支持部310が突出部181に当接し、ラックギア17とピニオンギア26とが離間することなく噛合った状態を維持できる。
また、鉛直方向D1において、図11の突出部311と突出部181とが対向する隙間S2における長さL3は、図10の突出部301と突出部161とが対向する隙間S1における長さL2より短い。
これにより、キャリッジ14の鉛直方向D1における位置を低く配置できるので、複合機1が大型化することを抑制できる。
以上、本実施形態で説明した複合機1は、図3の画像読取センサー15を搭載したキャリッジ14と、キャリッジ14を第1の方向(案内方向D2)に摺動可能に案内するガイドレール13と、キャリッジ14を移動させる図6の駆動部19と、図9の下側筐体10に設けられ、キャリッジ14との間に隙間S1,S2を設け、第1の方向と交差する方向すなわち鉛直方向D1や水平方向(長手方向D3)への移動を規制する外側規制部16,内側規制部18と、を備える。隙間S1,S2が設けられることにより、キャリッジ14が鉛直方向D1や長手方向D3に移動する範囲が形成される。
この構成によれば、キャリッジ14は、ガイドレール13によって案内されて案内方向D2への移動が可能な状態で、鉛直方向D1や長手方向D3の移動を規制することができる。そのため、複合機1に、キャリッジ14を固定または移動可能な状態に切り換えるための切り換え手段を設けなくてもよい。従って、複合機1を輸送した後、使用者による切り換え手段を不要とし、そのまま画像の読取動作を実行しても、キャリッジ14の駆動部19を損傷することがない。
また、駆動部19は、下側筐体10に設けられた、案内方向D2に延びるラックギア17と、キャリッジ14に搭載された、ラックギア17と噛合うピニオンギア26と、駆動モーター20と、駆動モーター20の回転駆動力をピニオンギア26に伝達するウォームギア機構と、を備える。
この構成によれば、駆動モーター20の回転駆動力をピニオンギア26に伝達するウォームギア機構を備えることにより、駆動モーター20が回転していないとき、ウォームギア機構によってピニオンギア26の回転を不能とすることができる。これにより、ピニオンギア26がラックギア17と噛合いながら回転することができないので、複合機1が落下したときなどの衝撃によってキャリッジ14が案内方向D2に移動し、損傷することを抑制できる。
また、鉛直方向D1において、隙間S1,S2の長さL2,L3(図10、図11参照)は、図7のピニオンギア26の歯部とラックギア17の歯部とが噛み合って重なる部分の長さL1より短い。
この構成によれば、ピニオンギア26がラックギア17に対して鉛直方向D1上側にずれた場合に、ピニオンギア26とラックギア17とが噛合った状態を維持できる。これにより、複合機1が落下したときなどの衝撃によって、ピニオンギア26の歯部とラックギア17の歯部とが鉛直方向D1においてずれた後、ピニオンギア26の歯部とラックギア17の歯部とが案内方向D2においてずれた位置で噛合う状態になることを抑制できる。すなわち、複合機1が落下したときなどの衝撃によって、キャリッジ14が案内方向D2に移動し、損傷することを抑制できる。
また、水平方向における案内方向D2と交差する方向(長手方向D3)において、隙間S1,S2の長さL11,L12(図10、図11参照)は、ピニオンギア26の歯部とラックギア17の歯部とが噛み合って重なる部分の長さL10より短い。
この構成によれば、ピニオンギア26がラックギア17に対して長手方向D3にずれた場合に、ピニオンギア26とラックギア17とが噛合った状態を維持できる。これにより、複合機1が落下したときなどの衝撃によって、ピニオンギア26の歯部がラックギア17の歯部を乗り越えるようにして案内方向D2に移動し、ピニオンギア26の歯部とラックギア17の歯部とが案内方向D2においてずれた位置で噛合う状態になることを抑制できる。すなわち、複合機1が落下したときなどの衝撃によって、キャリッジ14が案内方向D2に移動し、損傷することを抑制できる。
また、キャリッジ14は、水平方向に突出する突出部としての、図10の端部突出部30、図11の中央部突出部31を備える。また、規制部は、長手方向D3において、下側筐体10内部における内側に配置された内側規制部18と、下側筐体10内部における外側において配置された外側規制部16とを含んで構成される。
この構成により、端部突出部30、中央部突出部31は、規制部としての外側規制部16、内側規制部18によって、案内方向D2と交差する方向である鉛直方向D1や長手方向D3への移動がそれぞれ規制される。従って、キャリッジ14は、案内方向D2と交差する方向への移動が規制される。また、図9の長手方向D3において、キャリッジ14の凹部32がガイドレール13と当接する部分を回動支点として、キャリッジ14が、回動方向D4に回動することを抑制できる。
また、鉛直方向D1において、図11の中央部突出部31と内側規制部18との隙間S2における長さL3は、図10の端部突出部30と外側規制部16との隙間S1における長さL2より短い。
この構成によれば、キャリッジ14の鉛直方向D1における位置を低く配置できるので、複合機1が大型化することを抑制できる。
また、外側規制部16、内側規制部18は、案内方向D2と交差する方向である鉛直方向D1や長手方向D3におけるキャリッジ14の移動を、電源オフ時にキャリッジ14が位置するホームポジションにおいて規制する。
この構成によれば、使用者の操作によって複合機1の電源がオフされた状態では、キャリッジ14がホームポジションの位置にある。これにより、電源がオフされた状態の複合機1を輸送するときに、外側規制部16、内側規制部18によって、鉛直方向D1や長手方向D3におけるキャリッジ14の移動を規制できる。
(実施形態2)
実施形態1では、長手方向D3に突出した規制部を筐体に備えたが、実施形態2では、案内方向D2に突出した規制部を筐体に備えた複合機について説明する。図12(a)は、実施形態2における規制部63とキャリッジ62の部分を示す斜視図である。
筐体60には、案内方向D2においてキャリッジ62側に突出する規制部63が設けられる。規制部63は、長手方向D3に対して傾斜した部材63aが上部で結合された形状に設けられる。
キャリッジ62は、画像を読み取る画像読取センサー65を搭載する。キャリッジ62の底部には、ガイドレール61と摺動可能な凹部66が形成され、キャリッジ62は、案内方向D2に移動可能に備えられる。
図12(b)は、キャリッジ62を、案内方向D2において規制部63側から見た斜視図である。キャリッジ62の規制部63側の面には、長手方向D3に対して傾斜し、上部で接合された一対の傾斜面64aが形成された突出部64が設けられる。
図12(c)は、筐体60に設けられた規制部63を案内方向D2において、キャリッジ62側から見た図である。キャリッジ62がホームポジションの位置にあるとき、破線で示すように、図12(b)の突出部64が部材63aの下側に位置し、一対の傾斜面64aが、一対の部材63aとそれぞれ対向するようにして位置することができる。
これにより、キャリッジ62の突出部64は、規制部63の部材63aによって、鉛直方向D1上側への移動が規制される。また、部材63aと傾斜面64aが対向するように位置することによって、キャリッジ62の長手方向D3への移動を規制できる。実施形態2のその他の構成は、実施形態1で説明した複合機1の構成と同じである。
実施形態1、実施形態2における規制部は、筐体に突出した部分を設けたが、規制部として、筐体に段差部を形成してもよい。図13(a)は、筐体72に設けられた規制部としての段差部73を示す図で、案内方向D2から見た図である。
キャリッジ70と筐体72とは、隙間S3が設けられて配置される。キャリッジ70に設けられた突出部71は、段差部73によって、キャリッジ70の鉛直方向D1上側への移動や、キャリッジ70の長手方向D3における図面右側への移動が規制される。
また、規制部として、筐体に凹部を設けてもよい。図13(b)は、筐体75に設けられた規制部としての凹部76の部分を示す図で、案内方向D2から見た図である。
キャリッジ70と筐体75とは、隙間S4が設けられて配置される。キャリッジ70に設けられた突出部71は、キャリッジ70側が開口する凹部76によって、キャリッジ70の鉛直方向D1上側への移動や、キャリッジ70の長手方向D3における図面右側への移動が規制される。
また、実施形態1、実施形態2では、キャリッジを移動させるための駆動部19をラックギア17、ピニオンギア26を含んで構成したが、キャリッジを移動させるための駆動部を、ベルトを含んで構成してもよい。図14は、ベルト86によって移動されるキャリッジ82を備えた画像読取装置80の斜視図である。
キャリッジ82は、画像読取センサー81を搭載し、筐体87の底部に設けられたガイドレール88に摺動可能に備えられる。画像読取装置80は、キャリッジ82を案内方向D2に移動させながら、原稿台(不図示)に載置された原稿を画像読取センサー81によって読み取る。
ベルト86は、駆動モーター84の回転軸と直結された駆動用プーリー83と従動プーリー85に備えられる。駆動モーター84の回転駆動により、ベルト86が回転駆動され、ベルト86に固定されたキャリッジ82は、案内方向D2に移動する。
実施形態1、実施形態2で説明したように、このような画像読取装置80の筐体87に、キャリッジ82の案内方向D2と交差する方向への移動を規制する規制部を設けたり、キャリッジ82に突出部を設けてもよい。
1…複合機、10…下側筐体、13,61,88…ガイドレール、14,62,70,82…キャリッジ、15,65,81…画像読取センサー、16…外側規制部、17…ラックギア、18…内側規制部、19…駆動部、20,84…駆動モーター、22…ウォーム、23…ウォームホイール、26…ピニオンギア、30…端部突出部、31…中央部突出部、60,72,75,87…筐体、63…規制部、63a…部材、64…突出部、71…突出部、73…段差部、76…凹部、80…画像読取装置、83…駆動用プーリー、85…従動プーリー、86…ベルト、160,180,300,310…支持部、161,181,301,311…突出部、D1…鉛直方向、L1,L10…ラックギアとピニオンギアとが噛合う部分の長さ、S1〜S4…隙間、L2,L3,L11,L12…隙間の長さ。

Claims (8)

  1. 画像読取センサーを搭載したキャリッジと、
    前記キャリッジを収容する筐体と、
    前記キャリッジを第1の方向に摺動可能に案内するガイドレールと、
    前記キャリッジを移動させる駆動部と、
    前記筐体に設けられ、前記第1の方向と交差する第2の方向に前記キャリッジが移動できる範囲を設け、前記第2の方向において前記キャリッジの移動を規制する規制部と、を備え
    前記規制部は、前記ガイドレールに沿って配置された内側規制部と、前記筐体の側壁に沿って配置された外側規制部と、を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記駆動部は、前記筐体に設けられた、前記第1の方向に延びるラックギアと、前記キャリッジに搭載された、前記ラックギアと噛合うピニオンギアと、モーターと、前記モーターの回転駆動力を前記ピニオンギアに伝達するウォームギア機構と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置であって、
    鉛直方向において、前記キャリッジが移動できる範囲は、前記ピニオンギアの歯部と前記ラックギアの歯部とが噛み合って重なる部分の長さより短いことを特徴とする画像読取装置。
  4. 求項2に記載の画像読取装置であって、
    前記第2の方向において、前記キャリッジが移動できる範囲は、前記ピニオンギアの歯部と前記ラックギアの歯部とが噛み合って重なる部分の長さより短いことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記キャリッジは、前記第2の方向に突出する突出部を備え、前記突出部は、前記規制部によって、前記第2の方向への移動が規制されることを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項に記載の画像読取装置であって、
    前記突出部は、前記第2の方向において、前記キャリッジの中央部に配置される中央部突出部と、前記キャリッジの端部に配設される端部突出部とを備え、
    前記中央部突出部は、前記内側規制部によって規制され、前記端部突出部は、前記外側規制部によって規制されることを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項に記載の画像読取装置であって、
    鉛直方向において、前記中央部突出部と前記内側規制部との隙間の長さは、前記端部突出部と前記外側規制部との隙間の長さより短いことを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記規制部は、前記キャリッジが電源オフ時に位置するホームポジションにおいて規制することを特徴とする画像読取装置。
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