JP6132523B2 - 金属光造形用の金属粉末、三次元造形物の製造方法および成形品の製造方法 - Google Patents

金属光造形用の金属粉末、三次元造形物の製造方法および成形品の製造方法 Download PDF

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本発明は、金属粉末に光ビームを照射して得られる焼結層を積層することで所望の三次元形状を造形する金属光造形に用いる金属粉末と、前記金属粉末を用いた金属光造形による射出成形用金型の製造方法と、前記金属粉末からなる射出成形用金型と、前記射出成形用金型を用いて製造した成形品に関するものである。
従来、射出成形用金型は、主に金型用鋼材ブロックを工作機械で除去加工する方法で製作されていた。近年では、射出成形用金型は、金属粉末に光ビームを照射して焼結して得られる焼結層を積層することで所望の三次元形状をつくる金属光造形方法で製作されている。
例えば、金属光造形方法において、クロムモリブデン鋼からなる鉄系粉末を60から80重量%含む金属光造形用金属粉末を用いて作製した造形物を射出成形用金型として用いる方法が知られている(特許文献1参照)。
特許第3687667号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の粉末では、硬度がHV400程度と低いため、ガラスやカーボンなどの強化材を含有するプラスチックの射出成形用金型に用いると、金型が摩耗損傷してしまう。また熱伝導率が10W/mK程度と低いため、金型冷却能力が低い。さらには、水に対する耐食性が低いため、射出成形したプラスチックを冷却するために金型内部に形成する水管に水を流すと錆びて詰まってしまうといった課題があった。
本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、硬度、熱伝導率、耐食性に優れた造形物を得ることができる金属光造形用金属粉末を提供するものである。また、本発明は、前記金属粉末を用いた射出成形用金型の製造方法、前記金属粉末からなる射出成形用金型および前記射出成形用金型を用いて製造した成形品を提供するものである。
上記の課題を解決する本発明の金属光造形用の金属粉末は、金属光造形用の金属粉末であって、Fe、Cr、Ni、Cu、およびTiを含み、Co、Si、またはMnを含んでもよく、Fe+Cr+Ni+Cu+Ti+Co+Si+Mnを100重量%とした時、Feを70.9重量%以上76重量%以下、Crを10重量%以上13重量%以下、Niを4重量%以上9重量%以下、Cuを3.7重量%以上7重量%以下、Tiを1.7重量%以上3重量%以下、Coを0重量%以上4重量%以下、Siを0重量%以上0.5重量%以下、Mnを0重量%以上0.5重量%以下であり、且つCr+Niが16重量%以上19重量%以下、Cu+Ti+Coが8重量%以上、Si+Mnが0重量%以上1重量%以下であることを特徴とする。
上記の課題を解決する本発明の金属光造形用の金属粉末は、金属光造形用の金属粉末であって、Fe、Cr、Ni、Cu、およびTiを含み、Co、Si、またはMnを含んでもよく、Fe+Cr+Ni+Cu+Ti+Co+Si+Mnを100重量%とした時、Feを70.9重量%以上76重量%以下、Crを10重量%以上13重量%以下、Niを4重量%以上9重量%以下、Cuを3.7重量%以上7重量%以下、Tiを1.7重量%以上3重量%以下、Coを0重量%以上4重量%以下、Siを0重量%以上0.5重量%以下、Mnを0重量%以上0.5重量%以下であり、且つCr+Niが16重量%以上19重量%以下、Cu+Ti+Coが8重量%以上、Si+Mnが0重量%以上1重量%以下であることを特徴とする。
本発明の成形品の製造方法は、上記の三次元造形物の製造方法を用いて製造された射出成形用金型を用いて成形されることを特徴とする
本発明によれば、硬度、熱伝導率、耐食性に優れた造形物を得ることができる金属光造形用金属粉末を提供することができる。また、本発明によれば、前記金属粉末を用いた射出成形用金型の製造方法、前記金属粉末からなる射出成形用金型および前記射出成形用金型を用いて製造した成形品を提供することができる。
本発明の射出成形用金型の製造方法に用いる金属光造形装置の一例を示す概略断面図である。 図1に示す金属光造形装置の概略上面図である。 造形加工データの作成方法を示す説明図である。 レーザ照射パターンの一例を示す説明図である。 本発明の金属粉末の1例を示す走査電子顕微鏡(SEM)写真である。 本発明の金属粉末で製造した金属光造形物の倍率50倍の断面顕微鏡写真である。 本発明の金属粉末で製造した射出成形用金型の一例を示す説明図である。 金型用鋼材ブロックで製造した射出成形用金型の一例を示す説明図である。
本発明の実施の形態を以下に詳細に説明する。
本発明の金属光造形用金属粉末(「金属粉末」とも略記する。)は、金属の粉末材料に光ビームを照射して得られる焼結層を積層することで、三次元形状を造形する金属光造形に用いる金属粉末であって、Feを71重量%以上76重量%以下、Crを10重量%以上13重量%以下、Niを4重量%以上9重量%以下、Cuを4重量%以上7重量%以下、Tiを2重量%以上3重量%以下、Coを0重量%以上4重量%以下、Siを0重量%以上0.5重量%以下、Mnを0重量%以上0.5重量%以下を含有し、且つCr+Niが16重量%以上19重量%以下、Cu+Ti+Coが8重量%以上9重量%以下、Si+Mnが0重量%以上1重量%以下である組成からなることを特徴とする。
上記の組成からなる本発明の金属粉末において、Crが10重量%未満、およびNiが4重量%未満、およびCr+Niが16重量%未満では耐食性が低下するので好ましくない。
Crが13重量%超、およびNiが9重量%超、およびCr+Niが19重量%超では熱伝導率が低下するので好ましくない。
Cuが4重量%未満、およびTiが2重量%未満、およびCu+Ti+Coが8重量%未満では材料硬度が低下するので好ましくない。
Cuが7重量%超、およびTiが3重量%超、およびCoが4重量%超、およびCu+Ti+Coが9重量%超、およびSi+Mnが1重量%超では熱伝導率が低下するので好ましくない。
なお、Feには粉末製造過程で混入する可能性があるCなどの不可避不純物が含まれていても良い。
本発明の金属粉末のさらに好ましい組成としては、Feを70.9重量%以上74.5重量%以下、Crを11.7重量%以上12.3重量%以下、Niを5.7重量%以上6.3重量%以下、Cuを3.7重量%以上4.3重量%以下、Tiを1.7重量%以上2.3重量%以下、Coを2.7重量%以上3.3重量%以下、Siを0重量%以上0.3重量%以下、Mnを0重量%以上0.3重量%以下を含有するのが望ましい。
次に、本発明の射出成形用金型の製造方法について説明する。
本発明の射出成形用金型の製造方法は、前記金属粉末に光ビームを照射して第一の焼結層を得る工程、前記第一の焼結層の上に前記金属粉末を形成して光ビームを照射して第二の焼結層を積層する工程を繰り返して三次元形状の造形物からなる金型を得る工程を有することを特徴とする。
図1は、本発明の射出成形用金型の製造方法に用いる金属光造形装置の一例を示す概略断面図である。
図1(a)は粉末積層工程、図1(b)は初期造形工程、図1(c)は造形完了間際の状態を示す。図中、1は造形物を創生するためのベースプレート、2は造形物、3は造形物を創生するための空間(チャンバー)、4はチャンバー3に格納した金属粉末、5はチャンバー3内に備えた昇降テーブル、6はチャンバー3に供給する金属粉末、7は金属粉末6を格納した空間(チャンバー)、8はチャンバー7内に備えた昇降テーブル、9は金属粉末6をチャンバー3へ供給するスキージングブレード、10はチャンバー3内に置かれたベースプレート1の上に所定厚み分敷かれた金属粉末を溶融するためのレーザ光、11はレーザ光10を発振するためのレーザ発振器、12はレーザ光10をXおよびY方向へ光走査するための走査光学系、13はレーザ光10をベースプレート1上に集光するための集光レンズ、14は走査光学系12と集光レンズ13を備え、自身もXおよびY方向へ移動可能な加工ヘッドを示す。
本発明における製造工程は、昇降テーブル5が所定厚みΔtだけ下がり、昇降テーブル8が所定厚みΔt’(Δt<Δt’)分上昇した後、スキージングブレード9によってチャンバー7よりチャンバー3へ金属粉末が供給される(図1(a))。その後レーザ光10を必要部分のみに照射すれば、ベースプレート1の上に敷かれた金属粉末を選択的に溶融・固化することができる(図1(b))。この作業を繰返し行うことで、所望の三次元形状物(造形物2)を創生できる(図1(c))。
図2は、図1に示す金属光造形装置の概略上面図である。チャンバー3およびチャンバー7はXY方向に閉じた空間となっており、金属粉末4および金属粉末6を格納できる仕様となっている。
なお、上記は本発明に用いる金属光造形装置の一例を示すに過ぎず、金属粉末を所定厚み分敷く手段と、金属粉末を溶融、固化するための光ビーム等の手段を備えていれば、本発明に適用することができる。
本発明の射出成形用金型の製造方法は、さらに焼結層を積層する方法において焼結層に光ビームを照射しない部分を形成し、前記光ビームを照射しない焼結しなかった部分の金属粉末を取り除き、射出成形用金型内部に媒体を通すための通路を形成する工程を有することを特徴とする。図1および図2に示した金属光造形装置を用いれば、射出成形したプラスチックを冷却するために金型内部に形成する水管を成形品に限りなく近づけることができるため、冷却能力の高い射出成形用金型を製作できる。また、前記射出成形用金型は射出成形品の温度分布を均一化できるため、変形が極めて少ない成形品を得ることができる。
図3は、造形加工データの作成方法を示す説明図である。15は3D−CADモデル、16は3D−CADモデル15から生成したSTLファイルを所定厚みΔtずつN層分スライスした断面形状モデルを示す。
図4は、レーザ照射パターンの一例を示す説明図である。17は、レーザ光10の光走査経路を示す。
レーザ光10の照射経路は、3D−CADモデル15をもとに作成する。3D−CADモデル15から生成したSTLファイルを所定厚みΔtずつN層分スライスし、各断面形状モデル16を照射範囲とする。照射範囲内におけるレーザ光10の光走査パターンには平行線状や格子状などあらゆる走査経路17が考えられるが、そのどれを用いてもよい。光走査手段には加工ヘッド14内に備えたガルバノミラーなどの光学系を用いるか、加工ヘッド14自体を移動させるか、もしくはこれらを同時に行うか選択すればよい。
図5は、本発明の金属粉末の1例を示す走査電子顕微鏡(SEM)写真である。前記のような金属光造形装置で金型を製造するにあたり、金属粉末にどのようなものを用いるかが金型の特性に大きく関わる。
図6は、本発明の金属粉末で製造した金属光造形物の倍率50倍の断面顕微鏡写真である。本発明の金属粉末を用いて、図1に示すような金属光造形装置でレーザ焼結して製造した20mm□の金属ブロックを研磨した面を倍率50倍で観察した拡大写真である。
本発明の金属粉末の平均粒子径は、10μm以上50μm以下、好ましくは10μm以上38μm以下である。平均粒子径は、粉末粒子の体積に基づく平均粒子径、すなわち粒度分布が求められている一つの粉体の集合体において平均体積をもつ粒子の直径が10μm以上50μm以下のものを示す。なお、粒度分布および粒子径は、粉末粒子群にレーザ光を照射し、そこから発せられる回折・散乱光の強度分布パターンを評価するレーザ回折・散乱法を用いて算出する。平均粒子径が10μm未満では凝集による粉末積層不具合が生じ、50μm超では造形密度低下の不具合が生じる。
本発明の射出成形用金型の製造方法は、三次元形状の造形物からなる金型を得る工程の後に、さらに固溶化熱処理および時効硬化熱処理の少なくとも一方を施す工程を有することを特徴とする。造形加工後の製造物に固溶化熱処理と時効硬化熱処理を施すことにより、高硬度、高熱伝導率を得ることができる。なお、固溶化熱処理とは、材料の合金成分を固溶させることのできる温度に加熱保持した後、冷却中に析出物がでないように急冷する処理のことである。時効硬化熱処理とは、固溶化熱処理を施した鋼をある一定の温度で加熱保持することで、鋼中に溶け込んでいる合金元素を微細な金属間化合物として析出させる処理のことを示す。
本発明の実施例を以下より詳細に説明する。
(実施例1)
図1に示す金属光造形装置を用いて、加工実験を行った。図中、レーザ光10にはFiberレーザを用いた。波長は1070nm、CW発振、レーザ出力は400W、ベースプレート1上に集光する際のビームスポット径は0.15mmである。走査光学系12にはX方向、Y方向ともにガルバノミラーを用いた。ガルバノミラーによる光走査範囲はX250mm、Y250mmである。
ベースプレート1上に敷く金属粉末の積層厚みは0.04mmとした。スキージングブレード9によりベースプレート1上に金属粉末を0.04mm敷いた後、レーザ光10を照射した。照射経路は図4(a)のようにし、ガルバノミラーによる光走査速度(=レーザスキャン速度)は900mm/secとした。
使用した金属粉末は、Cr,Ni,Cu,Ti,Co,Si,Mn,Feからなる金属光造形用粉末である。金属粉末の平均粒子径は20μm(0.02mm)である。金属粉末は、粉末1から粉末13を使用した。なお、各成分の含有量(重量%)は以下の表1に示すとおりである。
上記金属粉末とS50C材を使用した150mm×150mm×25mmのベースプレートを用いて、60mm×60mm×20mmのテストモデルを製作した。造形加工終了後、造形物に500℃時効硬化熱処理を施して、硬度、熱伝導率、耐食性の各物性値を評価した。ガラスやカーボンなどの強化材を含有するプラスチックの射出成形用金型に用いるためには、型耐久性を考慮して材料硬度50HRC以上であることが求められる。また、射出成形した金型を効率的に冷却するためには、熱伝導率15W/mK以上、且つ、金型内部に形成する水管に水を流しても水管壁が錆びないことが求められる。
そこで評価基準として、材料硬度は、ロックウェル硬さ試験機もしくはビッカース硬度試験機により測定し、硬度が50HRC以上を○、未満を×とした。熱伝導率は、レーザフラッシュ法により測定し、熱伝導率が15W/mK以上を○、未満を×とした。耐食性は、金型内部に形成する媒体を通すための通路を想定して造形物内部に形成した通路に一般的な工業用水を1ヶ月間連続で流し、錆びが確認できなかったものを○、確認できたものを×とした。実験結果を下記の表2に示す。
表2の結果から、本発明の金属粉末からなる造形物は、硬度、熱伝導率、耐食性全てが設定値を上回った。一方、CrおよびNiが本発明の成分範囲より少ない場合は、耐食性が劣り、Cu、TiおよびCoが本発明の成分範囲より少ない場合は、硬度が低く、また、Fe以外の合金成分の量が本発明の成分範囲より多い場合は熱伝導率が低い結果となった。以上より、本発明の成分範囲の金属粉末を用いることで、硬度、熱伝導率、耐食性に優れた造形物を得ることができる本発明の効果が得られる。
(実施例2)
実施例1に示すような装置、加工方法、加工条件を用いて、加工実験を行った。使用した金属粉末は、実施例1に示す粉末1、粉末2および粉末3と同じ成分からなる金属造形用粉末である。本実施例では、平均粒子径を変えてそれぞれ4種ずつ使用した。
造形加工終了後、造形物の密度を評価した。造形密度が95重量%を下回ると射出成形品にボイドと呼ばれる空孔が転写して外観不良を引き起こす恐れがあるため、造形密度が95重量%以上を○、未満を△とした。実験結果を以下の表3に示す。
表2の結果から、平均粒子径が10μm以上50μm以下の金属粉末から成る造形物は、造形密度が設定値を上回った。一方、平均粒子径が小さい粉末、もしくは大きい粉末から成る造形物は、造形密度が低い結果となった。
(実施例3)
実施例1に示すような装置、加工方法、加工条件を用いて、図7および図8に示すような射出成形用金型を製作した。
図7は、本発明の金属粉末で製造した射出成形用金型の一例を示す説明図である。図7において、18は射出成形品、19は金属光造形方法で製作した射出成形用金型、20は金属光造形方法で製作した射出成形用金型の内部に形成した冷却水管である。
図8は、金型用鋼材ブロックで製造した射出成形用金型の一例を示す説明図である。図8において、18は射出成形品、21は金型用鋼材ブロックで製作した射出成形用金型、22は金型用鋼材ブロックで製作した射出成形用金型内部に形成した冷却水管である。
図7および図8に示す射出成形用金型を用いて射出成形の実験を行った。実験結果を以下の表4に示す。
表4に示す結果によれば、本発明の金属光造形方法で製作した、図7に示す射出成形用金型は、射出成形したプラスチックを冷却するための水管を成形品形状に沿って配置できるので、図8に示す金型用鋼材ブロックで製作した射出成形用金型に比較して成形品冷却時間を50重量%短縮できた。
本発明の金属光造形用金属粉末は、硬度、熱伝導率、耐食性に優れた造形物を得ることができるので、射出成形用金型、自動車部品等に利用することができる。
1 ベースプレート
2 造形物
3 造形チャンバー
4 造形チャンバー内の金属粉末
5 造形側昇降テーブル
6 粉末供給チャンバー内の金属粉末
7 粉末供給チャンバー
8 粉末側昇降テーブル
9 スキージングブレード
10 レーザ光
11 レーザ発振器
12 走査光学系
13 集光レンズ
14 レーザ加工ヘッド
15 3D−CADモデル
16 断面形状モデル
17 レーザ光の走査経路
18 射出成形品
19 金属光造形方法で製作した射出成形用金型
20 金属光造形方法で製作した射出成形用金型内部に形成した冷却水管
21 金型用鋼材ブロックで製作した射出成形用金型
22 金型用鋼材ブロックで製作した射出成形用金型内部に形成した冷却水管

Claims (6)

  1. 金属光造形用の金属粉末であって、
    Fe、Cr、Ni、Cu、およびTiを含み、Co、Si、またはMnを含んでもよく、
    Fe+Cr+Ni+Cu+Ti+Co+Si+Mnを100重量%とした時、
    Feを70.9重量%以上76重量%以下、Crを10重量%以上13重量%以下、Niを4重量%以上9重量%以下、Cuを3.7重量%以上7重量%以下、Tiを1.7重量%以上3重量%以下、Coを0重量%以上4重量%以下、Siを0重量%以上0.5重量%以下、Mnを0重量%以上0.5重量%以下であり、且つCr+Niが16重量%以上19重量%以下、Cu+Ti+Coが8重量%以上、Si+Mnが0重量%以上1重量%以下であることを特徴とする金属光造形用の金属粉末。
  2. 前記金属粉末の平均粒子径が10μm以上50μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の金属光造形用の金属粉末。
  3. 請求項1または2に記載の金属光造形用の金属粉末に光ビームを照射して第一の焼結層を得る工程、前記第一の焼結層の上に前記金属粉末を形成して光ビームを照射して第二の焼結層を積層する工程を繰り返して三次元形状の造形物を得る工程を有することを特徴とする金属光造形による三次元造形物の製造方法。
  4. 前記三次元造形物は射出成形用金型であって、前記焼結層を積層する方法において焼結層に光ビームを照射しない部分を形成し、前記光ビームを照射しない焼結しなかった部分の金属粉末を取り除き、射出成形用金型内部に媒体を通すための通路を形成する工程を有することを特徴とする請求項3に記載の三次元造形物の製造方法。
  5. 前記三次元形状の造形物を得る工程の後に、さらに固溶化熱処理および時効硬化熱処理の少なくとも一方を施す工程を有することを特徴とする請求項3または4に記載の三次元造形物の製造方法。
  6. 請求項4または5に記載の三次元造形物の製造方法を用いて製造された射出成形用金型を用いて成形されることを特徴とする成形品の製造方法。
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