JP6130690B2 - 減速装置 - Google Patents

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Description

本発明は、減速装置に関する。
従来、特許文献1に示すような減速装置が用いられている。この減速装置は、減速機構を収納する減速機ケーシングと、該減速機ケーシングから突出する入力軸(突出軸)を支持する軸受を収容する軸受ハウジングと、を備えている。軸受ハウジングは、筒状のハウジング本体と、該ハウジング本体の軸方向一端部から径方向外側に向けて形成されたフランジ部と、を備え、当該フランジ部がボルトにより減速機ケーシングに固定されている。
特開2005−308070号公報
しかしながら、特許文献1に示す減速装置においては、ハウジング本体の中心からボルト(固定部材)までの距離が大きくなり、その結果ボルトのピッチも大きくなる。そのため、減速機ケーシングと軸受ハウジングとの間に連結固定力を十分に得られず、減速機ケーシングと軸受ハウジングとの間から潤滑剤が漏れるおそれがあった。一方、潤滑剤の漏れを防止するために、ボルトの本数を増やしたり、シール部材を増やしたりすると、組み立て性が低下してしまう。
そこで、本発明は、前記問題点を解決するべくなされたもので、組み立て性を損なうことなく、潤滑剤漏れの可能性を低減できる減速装置を提供することを課題とする。
本発明は、減速機構を収納する減速機ケーシングと、該減速機ケーシングから突出する突出軸を支持する軸受を収容する軸受ハウジングと、を備える減速装置において、前記軸受ハウジングが、筒状のハウジング本体と、該ハウジング本体の軸方向一端部から径方向内側に向けて形成されたフランジ部と、を有し、該フランジ部が前記減速機ケーシングに固定部材で固定されるとともに、該固定部材よりも径方向内側において、該フランジ部と該減速機ケーシングとの間にシール部材が配置され、該フランジ部の内径は、前記軸受の外径よりも小さく、前記突出軸には、該軸受の軸方向移動を規制する規制部材を配置する凹部が設けられ、該規制部材が周方向に分離可能な部分を有し、前記フランジ部の内縁部が前記減速機ケーシングと当接し、該内縁部よりも外側の部分は該減速機ケーシングとの間に隙間を有することにより、上記課題を解決したものである。
本発明においては、ハウジング本体の「径方向内側に向けて形成された」フランジ部と減速機ケーシングとが固定部材で連結されるので、軸受ハウジングの中心から固定部材までの距離を従来よりも短くすることができる。従って、固定部材やシール部材を増やすことなく、減速機ケーシングと軸受ハウジングとの間に十分な連結固定力を得ることができ、潤滑剤の漏れを防止できる。
また、本発明においては、軸受の軸方向移動を規制する規制部材は周方向に分離可能な部分を有する構成とされているため、組み立て性を損なうこともない。
本発明によれば、組み立て性を損なうことなく、潤滑剤漏れの可能性を低減することができる。
本発明に係る実施形態の一例が適用された減速装置の断面図 図1の規制部材を示す模式図(上面図(A)、側面図(B)) 図1の減速装置の組み立て手順を示す模式図(減速機構の組み付け(A)、軸受ハウジングの組み付け(B)) 図1の減速装置の組み立て手順を示す模式図(軸受の組み付け(A)、規制部材の組み付け(B)) 図1の減速装置の組み立て手順を示す模式図(軸受の組み付け(A)、スペーサの組み付け(B)) 図1の減速装置の組み立て手順を示す模式図(フランジカバーの組み付け(A)、シールカバーの組み付け(B)) 図1の減速装置の組み立て手順を示す模式図(オイルシールとシール押さえの組み付け)
以下、本発明の実施形態の一例を図1〜図7に基づいて説明する。
まず、減速装置100の概略について以下に説明する。
減速装置100は、減速機構102を収納する減速機ケーシング128と、減速機ケーシング128から突出する出力軸(突出軸)122を支持する軸受126を収容する軸受ハウジング130と、を備えている。そして、軸受ハウジング130は、筒状のハウジング本体132と、ハウジング本体132の軸方向O一端部から径方向内側に向けて形成されたフランジ部134と、を有する。そして、フランジ部134は減速機ケーシング128にボルト(固定部材)154で固定されるとともに、ボルト154よりも径方向内側において、フランジ部134と減速機ケーシング128との間にシール部材148が配置されている。更に、フランジ部134の内径D2は、軸受126の外径d5よりも小さい。そして、出力軸122には、軸受126の軸方向O移動を規制する規制部材138を配置する凹部が設けられ、規制部材138は周方向に分離可能な部分を有している。
次に、減速装置100の全体構成について以下に説明する。
減速装置100は、ヘリカルギヤを用いた平行軸型の2段減速機からなる減速機構102を収納する減速機ケーシング128を備える。減速機ケーシング128には減速機構102を潤滑する潤滑剤(潤滑油)が封入される。減速装置100は、図示せぬモータと連結されて使用される。減速機構102は、モータからの動力をキーを介して受け取る入力軸104のほか、中間軸114、出力軸(突出軸)122の各歯車軸を備える。
入力軸104は一対の軸受106、108によって支持され、入力軸104には第1ヘリカルピニオン110が装着されている。中間軸114は軸受116、117によって支持され、中間軸114には第1ヘリカルピニオン110と噛合するヘリカルギヤ118と第2ヘリカルピニオン120が装着されている。なお、ヘリカルピニオン110、120、及びヘリカルギヤ118は、各歯車軸(104、114)にキーによりあるいは直接的に一体化されている。なお、スプライン等で一体化されていてもよい。
減速機ケーシング128の開口部128Cから突出する出力軸122の一端は、その反ハウジング側端部122Aで軸受125によって支持されている。そして、出力軸122の反ハウジング側端部122Aに隣接する機構中央部122Bに、中間軸114上の第2ヘリカルピニオン120と噛合する出力ギヤ124がキー装着されている。なお、機構中央部122Bの外径d2は、反ハウジング側端部122Aの外径d1よりも大きく(d2>d1)、且つ機構中央部122Bに隣接するハウジング側連続部122Cの外径d3よりも小さくされている(d2<d3)。このため、出力ギヤ124は、出力軸122の反ハウジング側端部122Aより挿入して出力軸122の機構中央部122Bに装着することができる。
軸受106はテーパードローラ型の軸受とされ、軸受108、116、117、及び125はスラスト自動調心型の軸受とされ、ヘリカルピニオン或いはヘリカルギヤの回転等に起因して、各歯車軸(104、114、122)に加わるスラスト荷重を受け止めることが可能とされている。なお、軸受108、116、117、及び125は外輪軌道が球面穴とされているので、外輪の中で調心運動をすることで取り付け誤差や軸の撓みを許容することができる。軸受106、108、116、117、及び125は、減速機ケーシング128に収容されている。
一方、減速装置100は、出力軸122のもう一端を支持する軸受126を収容する軸受ハウジング130を備える。軸受ハウジング130は、ハウジング本体132とフランジ部134とを有する。ハウジング本体132は、筒状とされている。そして、フランジ部134は、ハウジング本体132の減速ケーシング128側端部(軸方向O一端部)から径方向内側に向けて一体的に形成されている。フランジ部134には、その中心に出力軸122が貫通する内径D2の開口部134Cが設けられている。その開口部134Cに近い周辺部分が内縁部134Aとされ、その内縁部134Aよりも外側の部分が外縁部134Bとされている。内縁部134Aと外縁部134Bとに対峙して且つそれぞれに対応して、減速機ケーシング128の開口部128Cに近い周辺部分に当接部128Aと非当接部128Bとが設けられている。なお、開口部128Cの内径D1は、フランジ部134の開口部134Cの内径D2よりも大きくされている(D1>D2)。当接部128Aは内縁部134Aと当接し、当接領域を構成している。これに対して、非当接部128Bは外縁部134Bと隙間Gを隔てて対峙している。即ち、フランジ部134の内縁部134Aが減速機ケーシング128と当接し、内縁部134Aよりも外側の部分である外縁部134Bは減速機ケーシング128の非当接部128Bとの間に隙間Gを有する構成とされている。
内縁部134Aには凸部134AAが設けてある。これに対応して、当接部128Aには凹部128AAが設けてある。即ち、内縁部134Aと当接部128Aとはいんろうを構成し、減速機ケーシング128と軸受ハウジング130との連結のための位置合わせが容易な構成とされている。凸部134AAの径方向外側には、シール部材148が配置されている。シール部材148は、この実施形態においてはOリングが採用されている。しかし、例えば液体パッキンなどを用いてもよい。そして、本実施形態においては、シール部材148がフランジ部134側に配置されているが、減速機ケーシング128側に配置されていてもよい。シール部材148の更に径方向外側において、ボルト(固定部材)154で、フランジ部134が減速機ケーシング128に連結固定されている。即ち、ボルト154よりも径方向内側において、フランジ部134と減速機ケーシング128との間にシール部材148が配置されている。なお、シール部材148もボルト154の位置も内縁部134Aの内側に配置されている。ボルト154は、周方向に等間隔に複数設けられている。
軸受126は、ハウジング本体132の内側に配置され、出力軸122の第1支持部122Eを支持している。図1に示すように、第1支持部122Eは、出力軸122のハウジング側接続部122Cに続くケーシング側接続部122Dに隣接し、出力軸122で最大の外径d4とされている。即ち、出力軸122は、軸受126が配置される部分が最大径d4となっている。なお、出力軸122は、母材を熱処理(硬化処理)した後に切削加工で一体的に成形されている。即ち、出力軸122の第1支持部122Eは、母材からの削り代が少なく、且つ熱処理の効果の高い表層部を利用している。
軸受126の外径d5はフランジ部134の開口部134Cの内径D2よりも大きくされており(d5D2)、軸受126は軸受ハウジング130に軸方向Oの反フランジ部側から組み付ける構成とされている。軸受126もスラスト自動調心型の軸受とされ、ヘリカルギヤである出力ギヤ124の回転等に起因して、出力軸122に加わるスラスト荷重を受け止めることが可能とされている。そして軸受126も、軸受108、116、117、及び125と同様に、外輪軌道が球面穴とされているので、外輪の中で調心運動をすることで取り付け誤差や軸の撓みを許容することができる。なお、軸受126は、軸受108、116、117、及び125とは異なり、単列とされ且つ大型とされている。このため、軸受108、116、117、及び125よりも、より大きな一方向のスラスト荷重を受け止めることが可能とされている。
規制部材138もハウジング本体132の内側に配置される。そして、規制部材138は出力軸122の第1支持部122Eに隣接する規制位置部122Fに組み付けられる。規制位置部122Fの外径d6は、第1支持部122Eの外径d4、及び規制位置部122Fに隣接する位置決め部122Gの外径d7よりも小さくされている(d6<d7<d4)。即ち、規制位置部122Fが設けられていることで、出力軸122には、軸受126の軸方向O移動を規制する規制部材138を配置する凹部が設けられている構成となっている。規制部材138は、図2(A)、(B)に示す如く、リング形状であり、互いに半円形状の第1、第2分割体138A、138Bに分割されていている。即ち、規制部材138は、周方向に分離可能な部分を2か所有する構成とされている。第1、第2分割体138A、138Bにはそれぞれ、4つのボルト穴138AA、138BAが設けてある。このため、規制部材138はその内径に制限されず規制部材138を分離した状態とすることで規制位置部122Fに配置でき、ボルトで互いに連結することができる。即ち、規制部材138は、2つの分割体(第1、第2分割体138A、138B)で構成され、それぞれの分割体138A、138Bが出力軸122の凹部に配置された状態で、互いに連結固定される構成となっている。
軸受140は、出力軸122の位置決め部122Gに隣接する第2支持部122Hに組み付けられている。軸受140としては、軸受125、126で出力軸122にかかるスラスト荷重が受け止められていることで、安価な玉軸受を用いることができる。軸受140の軸方向Oの位置決めは、第2支持部122Hの外径d8よりも大きな外径d7(d8<d7)の位置決め部122Gと、スペーサ142とでなされている。スペーサ142は、外周にコイルばねが設けられた構成とされている。スペーサ142の軸方向Oの外側位置は、フランジカバー136の内側に設けられた内側凸部136Aによって定められる。フランジカバー136は、ボルト156によって、ハウジング本体132に固定される。
オイルシール152は、出力軸122の最外端部に位置し、且つ出力軸122の第2支持部122Hに隣接する反ケーシング側端部122Iに組み付けられる。オイルシール152は、その径方向外側に配置されるシールカバー144で外周が支持され、且つその軸方向端部がシール押さえ146で押さえられている。シールカバー144はボルト158でフランジカバー136の内側凸部136Aに固定され、シール押さえ146はボルト160によってシールカバー144に固定されている。なお、符号112、150もオイルシールであり、これらによって減速装置100内外の気密性が保持されている。
次に、減速装置100の動作を説明する。
図示せぬモータのモータ軸が回転すると、キーを介して該モータ軸と連結されている入力軸104が回転する。入力軸104が回転すると、第1ヘリカルピニオン110及びヘリカルギヤ118の噛合を介して中間軸114が回転し、更に、第2ヘリカルピニオン120及び出力ギヤ124の噛合を介して出力軸122が回転する。このとき、すべての歯車がヘリカルギヤあるいはヘリカルピニオンとされていることから、各歯車の歯当たりが分散され、減速装置100を小さな動作音とすることができる。同時にトルクの変動を少なくすることができる。そして、出力軸122においても、軸受125、126がスラスト荷重を受け得る軸受とされていることで、出力軸122にかかるスラスト荷重を確実に受け止めることができる。
次に、減速装置100の組み立て手順を図3〜図7を用いて説明する。
まずは、図3(A)に示す如く、減速機構102を減速機ケーシング128に組み付けた状態とする。即ち、入力軸104、中間軸114、出力軸122を減速機ケーシング128に組み込み、その際にヘリカルピニオン110、120、ヘリカルギヤ118、及び出力ギヤ124を装着し軸受106、108、116、117、125も組み込む。なお、この段階では、軸受ハウジング130が減速機ケーシング128に連結固定されていないことから、軸受126、140は出力軸122には組み付けられていない。即ち、出力軸122は、減速機ケーシング128の開口部128Cから、出力軸122のケーシング側接続部122D以降がむき出しで軸方向Oに突出した状態とされている。
次に、図3(B)に示す如く、軸受ハウジング130を組み付ける。具体的には、出力軸122のケーシング側接続部122D以降に対して軸方向O外側からフランジ部134の開口部134Cを挿入させる。そして、当接部128Aの凹部128AAと内縁部134Aの凸部134AAとを嵌合させて位置合わせを行い、当接部128Aと内縁部134Aとを当接させる。そして、L型の工具TLでボルト154を回転させ、ボルト154の螺合で当接部128Aと内縁部134Aとを連結固定する。これで、外縁部134Bは、非当接部128Bと隙間Gを介して対峙する構成となる。
次に、図4(A)に示す如く、軸受126を軸方向Oの反フランジ部側から軸受ハウジング130及び出力軸122に組み付ける。具体的には、軸受126を、軸方向O外側から移動させ出力軸122に遊嵌させ、軸受ハウジング130のハウジング本体132の内側に挿入する。そして、軸受126の外輪をフランジ部134に当接させ、軸受126の内輪を出力軸122の第1支持部122Eの外周に配置させる。
次に、図4(B)に示す如く、規制部材138を軸方向Oの反フランジ部側から出力軸122に組み付ける。具体的には、規制部材138を第1、第2分割体138A、138Bに分離した状態でそれぞれ、出力軸122の規制位置部122Fに径方向から移動させて配置する。即ち、第1支持部122Eと規制位置部122Fと位置決め部122Gとで構成される出力軸122の凹部に第1、第2分割体138A、138Bを嵌合させる。そして、図2(A)、(B)に示すボルト穴138AA、138BAにボルトを係合させ、第1、第2分割体138A、138Bを連結させる。これにより、軸受126の軸方向Oの移動を規制する。
次に、図5(A)に示す如く、軸受140を軸方向Oの反フランジ部側から出力軸122に組み付ける。具体的には、軸受140を、軸方向O外側から移動させ出力軸122に遊嵌させ、軸受140の内輪が出力軸122の位置決め部122Gの側面に当接する位置まで移動させ、第2支持部122Hの外周に配置させる。
次に、図5(B)に示す如く、スペーサ142を軸方向Oの反フランジ部側から組み付ける。具体的には、スペーサ142を、軸方向O外側から移動させ出力軸122に遊嵌させ、軸受140の外輪に当接する位置まで移動させる。
次に、図6(A)に示す如く、フランジカバー136を軸方向Oの反フランジ部側から組み付ける。具体的には、フランジカバー136を、軸方向O外側から移動させ出力軸122に遊嵌させる。そして、フランジカバー136の内側に軸受140の外輪とスペーサ142とを嵌入させる。そして、フランジカバー136の軸方向O端面と軸受ハウジング130の軸方向O端面とを当接させる。そして、ボルト156で、フランジカバー136と軸受ハウジング130とを連結固定する。この時、スペーサ142は、フランジカバー136の内側凸部136Aにより、軸受140側に押し付けられることとなる。即ち、軸受140は、出力軸122の位置決め部122Gと、スペーサ142を介してフランジカバー136とにより軸方向Oの位置決めがなされる。
次に、図6(B)に示す如く、シールカバー144を軸方向Oの反フランジ部側からフランジカバー136に組み付ける。具体的には、シールカバー144を、軸方向O外側から移動させフランジカバー136の内側に嵌合させる。そして、シールカバー144をフランジカバー136の内側凸部136Aにボルト158で固定する。
次に、図7に示す如く、オイルシール152を軸方向Oの反フランジ部側から出力軸122に組み付ける。具体的には、オイルシール152を、軸方向O外側から移動させシールカバー144と出力軸122の反ケーシング側端部122Iとの間に挿入配置させる。そして、シール押さえ146を、軸方向O外側から移動させオイルシール152の位置に配置させ、ボルト160でシール押さえ146をシールカバー144に固定する。
本実施形態においては、ハウジング本体132の「径方向内側に向けて形成された」フランジ部134と減速機ケーシング128とがボルト154で連結されている。このため、出力軸122の軸心O(軸受ハウジング130の中心)からボルト154までの距離を従来よりも短くすることができる。即ち、従来と同じ数のボルト154を用いるならば、ボルト154のピッチ間隔が短くなる。しかも、減速機ケーシング128と軸受ハウジング130とが互いに当接する当接領域(当接部128A、内縁部134A)は、ハウジング本体132の径方向内側とされ、従来よりも当接領域を小さくすることができる。即ち、当該当接領域に及ぼす連結固定力を従来よりも増大させることができる。従って、ボルト154の径方向内側にくるシール部材148に従来よりも大きな圧力を加えることができ、シール部材148による気密性を向上させることができる。つまり、ボルト154やシール部材148の数を増やすことなく(組み立て性を低下させることなく)、減速機ケーシング128と軸受ハウジング130との間に十分な連固定力を得ることができ、潤滑剤の漏れを防止できる。
その際に、本実施形態においては、フランジ部134と減速機ケーシング128とがボルト156で連結固定される関係上、フランジ部134の内径D2が軸受126の外径d5よりも小さくなる(D2<d5)。このため、軸受126を軸方向Oの反フランジ部側からのみ出力軸122に組み付ける構成となるが、規制部材138は周方向に2か所で分離可能な部分を有する構成(第1、第2分割体138A、138B)とされている。即ち、上述してきたように、軸受126を軸方向Oの反フランジ部側から出力軸122に組み付けた後に、規制部材138を同じ軸方向Oの反フランジ部側から出力軸122に容易に組み付けることが可能となり、組み立て性がよい。
また、本実施形態においては、規制部材138が2つの分割体(第1、第2分割体138A、138B)で構成され、それぞれの分割体138A、138Bが出力軸122の凹部に配置された状態で、互いに連結固定されている。即ち、規制部材138は、容易に出力軸122の凹部に配置して、確実に固定することができる。しかも、規制部材138の大きさ(径方向の厚みと軸方向Oの幅)と材質とを、出力軸122にかかるスラスト荷重を十分に受け止め得るように最適化することが可能である。なお、これに限らず、例えば規制部材の周方向に1か所分離可能な部分(スリット)を有する止め輪形式の構造等であってもよい。この場合には、材質がばね材であることから、内径が拡大可能であり出力軸の凹部に規制部材を配置することが可能となるとともに、相応の強度を持たせることができる。
また、本実施形態においては、フランジ部134の内縁部134Aが減速機ケーシング128の当接部128Aと当接し、内縁部134Aよりも外側の外縁部134Bは減速機ケーシング128の非当接部128Bとの間に隙間Gを有する。即ち、当接領域を減速機ケーシング128とフランジ部134とが対峙する領域のうちの一部とすることで、大きな連結固定力を狭い当接領域に及ぼすことができる。同時に、その狭い面積の当接部128A及び内縁部134Aのみの仕上げ加工で済ますことができる。このため、加工コストを低くでき且つ当接部128A及び内縁部134Aを高い加工精度とすることが容易である。なお、これに限らず、外縁部がなく、フランジ部134の全体を減速機ケーシング128と当接させてもよい。
また、本実施形態においては、出力軸122が軸受126の配置される部分である第1支持部122Eで最大径d4となっている。このため、母材からの第1支持部122Eにおける削り代を少なくでき且つ熱処理の効果が高い表層部を第1支持部122Eに使用することができる。なお、これに限らず、少なくとも出力軸の第1支持部に軸方向Oの反ケーシング側から軸受ハウジングに支持される軸受を組み付け可能な構成となっていればよく、第1支持部が最大径となっていなくてもよい。
従って、本実施形態においては、減速装置100の組み立て性を損なうことなく、減速装置100の減速機ケーシング128と軸受ハウジング130との当接領域からの潤滑剤漏れの可能性を低減することができる。
本発明について本実施形態を挙げて説明したが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の要旨を逸脱しない範囲においての改良並びに設計の変更が可能なことは言うまでもない。
上記実施形態においては、減速機ケーシング128から突出する突出軸が出力軸122とされていたが、本発明はこれに限定されず、減速機ケーシングから突出する軸であればよく、例えば減速機ケーシングから突出する突出軸が(従来例の如く)入力軸や中間軸などであってもよい。
また、上記実施形態においては、減速機構102がヘリカルギヤセットを有する2段の平行軸型である減速装置100であったが、減速機構の種類は限定されない。例えば、減速段数は1段でもよいし、3段以上でもよい。また、直交軸型の減速機構でもよい。更に、ヘリカルギヤセットでなくてもよい。
また、減速機ケーシングから突出する突出軸を支持する軸受は、スラスト荷重を受け止める必要がない場合には、スラスト軸受でなくてもよい。
また、上記実施形態においては、軸受ハウジング130を減速機ケーシング128に固定する固定部材としてボルト154を使用しているが、固定手段もボルトに限定されず、軸受ハウジング130のフランジ部134を減速機ケーシング128に固定できるものであればよい。
本発明は、減速機構を収納する減速機ケーシングと、該減速機ケーシングから突出する突出軸を支持する軸受を収容する軸受ハウジングと、を備える減速装置に広く適用可能である。
100…減速装置
102…減速機構
104…入力軸
106、108、116、117、125、126、140…軸受
110、120…ヘリカルピニオン
112、150、152…オイルシール
114…中間軸
118、124…ヘリカルギヤ、出力ギヤ
122…出力軸
128…減速機ケーシング
128A…当接部
128B…非当接部
130…軸受ハウジング
132…ハウジング本体
134…フランジ部
134A…内縁部
134B…外縁部
136…フランジカバー
138…規制部材
142…スペーサ
144…シールカバー
146…シール押さえ
148…シール部材
154、156、158、160…ボルト

Claims (3)

  1. 減速機構を収納する減速機ケーシングと、該減速機ケーシングから突出する突出軸を支持する軸受を収容する軸受ハウジングと、を備える減速装置において、
    前記軸受ハウジングは、筒状のハウジング本体と、該ハウジング本体の軸方向一端部から径方向内側に向けて形成されたフランジ部と、を有し、
    該フランジ部は前記減速機ケーシングに固定部材で固定されるとともに、該固定部材よりも径方向内側において、該フランジ部と該減速機ケーシングとの間にシール部材が配置され、
    該フランジ部の内径は、前記軸受の外径よりも小さく、
    前記突出軸には、該軸受の軸方向移動を規制する規制部材を配置する凹部が設けられ、
    該規制部材は周方向に分離可能な部分を有し、
    前記フランジ部の内縁部が前記減速機ケーシングと当接し、該内縁部よりも外側の部分は該減速機ケーシングとの間に隙間を有する
    ことを特徴とする減速装置。
  2. 請求項1において、
    前記規制部材は、2以上の分割体で構成され、それぞれの分割体が前記突出軸の凹部に配置された状態で、互いに連結固定される
    ことを特徴とする減速装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記突出軸は、前記軸受が配置される部分が最大径となる
    ことを特徴とする減速装置。
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