JP6130581B1 - ロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品数が少なく、構成が簡単で、鍵の偽造が容易ではないロック装置を提供する。【解決手段】ガイド溝2eを軸方向に形成した円筒状の軸部2bを有するキー2と、シリンダ錠4とを備え、シリンダ錠4は、外筒5と、この外筒内に回動可能に収容される内筒本体8a、この内筒本体に固定されたロッド9およびキー挿入口を有する内筒8と、この内筒本体と外筒との間に介在されてこれら内筒本体と外筒とに係脱可能に係止して内筒の回転を阻止するロッキングバー7と、キー溝2eに係脱可能に係合するガイド凸部13eおよび内筒内に回動可能に収容されてロッキングバーを落とし込む内側係合凹部13dを有する回動可能なタンブラ13とを備えた構成とした。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、キーと、このキーにより回動される内筒を有するシリンダ錠とを具備しているロック装置に関する。
従来、この種のシリンダ錠としては、鞄等の被取付体に固定される外筒内に、キー挿入口を有する内筒を回動可能に収容し、さらに、外筒と内筒に跨るように複数のタンブラを設けて、外筒と内筒とを直接係脱可能に係止させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
そして、偽造等ではない正規のメカニカルキーをキー挿入口に挿入すると、全てのタンブラが駆動して外筒と内筒の係止状態が解除され、内筒が回動可能になる。
そこで、キーを所要角回動させて内筒を所要角回動させることにより、内筒内のカム機構等を駆動してデッドボルト(閂)を駆動し、施錠または解錠する。
また、上記タンブラに代えてロッキングバーを外筒と内筒に跨設し、これら両筒を係止させるものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2015−113657号公報 特開2000−096889号公報
しかしながら、上記特許文献1により開示されたものでは、複数枚のタンブラ22,23の一端部を、内筒であるインナーシリンダ13の外周から突出させる側に付勢するばね25等のばね50,58を具備しており、部品点数が多く、シリンダ錠全体としての構成が複雑であるという課題がある。
また、上記特許文献2により開示されたものでは、鍵2が平板により構成されているので、偽造が容易である、という課題がある。
本発明が解決しようとする課題は、ばねを使用せずにタンブラを駆動する等、構成が簡単で部品数が少ないうえに、鍵の偽造が容易ではないロック装置を提供することにある。
実施形態に係るロック装置は、ガイド溝を軸方向に形成した円筒状の軸部を有するキーとシリンダ錠とを具備している。
シリンダ錠は、外筒と、この外筒内に回動可能に収容される内筒本体およびこの内筒本体に固定されたロッドおよびキー挿入口及びこのキー挿入口内に位置するように内筒本体に固定されたキー挿入ガイドを有する内筒と、この内筒と外筒との間に介在されてこれら内筒と外筒とに係脱可能に係止して内筒の回転を阻止するロッキングバーと、キーのガイド溝に係脱可能に係合するガイド凸部および内筒内に回動可能に収容されてロッキングバーを落とし込む内側係合凹部を有するタンブラと、を備えている。
そして、キーの軸部を内筒のキー挿入口からキー挿入ガイドに沿って内方へ挿入されたときに、キーのガイド溝にガイド凸部を係合させると共に、このキーのガイド溝に沿ってタンブラを回動させてその内側係合凹部をロッキングバーの位置に一致させ、このロッキングバーを内筒のバー挿通孔内を径方向に挿通させて、タンブラの内側係合凹部側へ落とし込むことにより、この内筒と外筒との係止状態を解除させ、内筒を回動可能にする。
本発明によれば、ばねを使用せずにタンブラを駆動する等、部品数が少なく、構成が簡単で、鍵の偽造が容易ではないロック装置を提供することができる。
(a)は、シリンダ錠のキー挿入口にキーを挿入する前の図5のI−I線断面図、(b)は、シリンダ錠のキー挿入口にキーを挿入した時の図5のI−I線断面図。 (a)は、キー挿入口にキーを挿入した後、キーの回動操作により内筒を例えば図中時計方向へ回動を開始した際の図5のI−I線断面図、(b)は、同,(a)の後、キーを例えば約45°回動操作させたときの図5のI−I線断面図。 (a)は、同,キーを例えば約90°回動操作したときの図5のI−I線断面図、(b)は、同,(a)の3時の位置においてキーをキー挿入口から外方へ引き抜いたときの図5のI−I線断面図。 シリンダ錠のキー挿入口にキーの軸部を挿入した状態のロック装置の斜視図。 同,図4で示すロック装置の平面図。 図4,図5で示すキーの斜視図。 図6で示すキーを図6中の右側方から見たときの斜視図。 図4,図5で示す外筒内に内筒を挿入して収容させる状態を示す斜視図。 (a)は、図4,図5で示すシリンダ錠の正面図、(b)は、同,(a)の平面図。 (a)は、図8で示す内筒の一部省略斜視図、(b)は、同,(a)の内筒のキー挿入口に配設されるキー挿入用のガイドリングの正面図。 (a)は、図10(a)で示す内筒のタンブラとスペーサを図示省略したときの斜視図、(b)は、同,(a)のB矢印方向から見たときの斜視図。 図10(a)等で示す内筒内に収容された複数のスペーサと複数のタンブラを図中上下方向に交互に積層した状態の斜視図。 図12等で示すスペーサの平面図。 (a)は、図12等で示す第1段のタンブラの平面図、(b)は、同,第2のタンブラの平面図、(c)は、同,第3段のタンブラの平面図。
以下、本実施形態を図面を参照して説明する。なお、複数の図面中、同一または相当部分には同一符号を付している。
図4,図5は、本実施形態に係るキーをシリンダ錠のキー挿入口に挿入した状態のロック装置1の各斜視図である。
これら図4,図5に示すようにロック装置1は、亜鉛合金製等、金属製のキー2と、このキー2が挿入されるキー挿入口3を有するほぼ全体が合成樹脂製のシリンダ錠4と、を具備している。
図4〜図7に示すようにキー2は、ユーザが把持する平板状の把持部2aに、円筒状の軸部2bを同軸状に一体に連成している。
軸部2bは、把持部2a側の一端部上に、キー2の挿入位置と挿入方向をそれぞれ示す、例えば四角形と三角形等で図中左右一対をなすキー挿入用印部2c,2dを軸方向に所要の間隔を置いてレリーフ等により形成している。
軸部2bは、その図6中上面上にて、四角形のキー挿入用印部2dの近傍からジグザグ状に蛇行するキー溝2eをガイド溝の一例として軸方向に形成している。
軸部2bは、そのキー先端部(図6,図7では左端部)2fを円形の開口部に形成しており、このキー先端部2fにてキー溝2eの先端部(図5では左端部)を開口させてキー溝開口部2gを形成している。
図4に示すようにシリンダ錠4はキー挿入口3を有するPOM等の樹脂製の外筒5を具備している。外筒5は、シリンダ錠4が装着される図示省略のスーツケース等の鞄類や施錠類等の被取付体に取り付け、固着される円筒状の外筒本体5aを有する。
図8に示すように外筒本体5aは、その軸方向一端(図8では右端)に、そのほぼ全面を開口させた開口端部5fを形成する一方、その軸方向他端を端板5gにより閉じている。端板5gはそのほぼ中央に、キー挿入用のガイドリング5hを嵌合させて固定するリング嵌合孔5iを形成している。また、端板5gは、その内面外周部に係止凸部5jを突設している。
そして、図1(a)〜図3(b)に示すように外筒5は、その外筒本体5aに、外方に凸の複数個、例えば2個の第1,第2の円弧状凸部5b,5cを形成している。
これら第1,第2の円弧状凸部5b,5cは、中空の円弧形に形成されており、その内面に円弧状凹部の第1,第2の外側係合凹部5d,5eをそれぞれ形成しており、外筒本体5aの軸方向に所要長形成されている。これら第1,第2の円弧状凸部5b,5cとその外側係合凹部5d,5eは、外筒本体5aの周方向に、その中心角90°等、所要角離間されて配設される。例えば、第1の円弧状凸部5bと外側係合凹部5dは、時計の文字盤表示(以下、時計表示という)で12時の位置に、この第1の外側係合凹部5dの中心が位置するように形成されている。また、第2の円弧状凸部5bと係合凹部5eは、その第2の外側係合凹部5dの中心が3時の位置に位置するように形成されている。
そして、図1(a),(b)等で示すように、これら第1,第2の外側係合凹部5d,5eは、その内部に、所要長円柱状のSUS等の金属製のロッキングバー7の直径方向の一部(図1(a)〜図3(b)では上部)が収容される。
図8,図10(a)は、このように構成された外筒本体5a内に回動可能に収容される内筒(シリンダ)8の斜視図、図9(a)は、同,正面図、図9bは、同(a)の平面図である。
図11(a),(b)でも示すように、内筒8は、有底円筒状の内筒本体8aを有し、この内筒本体8aの開口端8bと軸方向反対側の底部8cの外面に、円盤状基端部9aを介して角柱状のロッド9を施錠ロッドの一例として固着している。ロッド9は、その自由先端部を内筒本体8aの外周面よりも遠心方向外方へ所要長突出させている。ロッド9は、その突出先端部を図示省略のストライク等の施錠用の受け具に係脱可能に係合させ、ロッド9の回動により施錠または解錠することができるようになっている。
内筒8は、その内筒本体8aの底部8cの外面を外筒5の開口端部5fのかしめにより固定される。また、内筒本体8aは、その底部8cの内面中心部上に、円柱状または中空円筒状のキー挿入ガイド10の底部を同心状に固定して突設し、キー挿入ガイド10の外周囲に所要大の環状空間11を形成して、キー挿入ガイド10回りの所要の外周空間をキー2の軸部2bが挿入されるキー挿入空間を形成している。キー挿入ガイド10はその自由閉塞先端面を内筒本体8aの開口端8bよりも若干外方へ突出させ、その突出閉塞先端面にはロッド9の突出方向と同一方向に頂角を向けた、例えば三角凹部状の位置決め用印部10aを形成している。
図8,図10(a),図11(a),(b)に示すように内筒8は、内筒本体8aの図中上面上に、例えば平面形状が長方形のバー挿通孔8dを形成している。このバー挿通孔8dは、内筒本体8aの側壁を径方向に貫通するように形成されており、図1(a),(b)〜図3(a),(b)に示すようにロッキングバー7を内筒本体8aの中心側へ径方向に挿通させる。
内筒8は、内筒本体8aに、バー挿通孔8dの左右両側(図11(a)では図中上下両側)にて耳係合部の一例として左右一対の矩形開口の耳係合凹部8e,8fを厚さ方向に貫通するように切欠形成している。
そして、このように構成された内筒8は、その内筒本体8a内の環状空間11内に、図12で示すように複数枚、例えば第1〜第3段の3枚(3種類)の円環状の真鍮等金属製のタンブラ12,13,14と、PAシート等からなる第1〜第3段の3枚の円環状のスペーサ15,15,15を、図中上下方向に交互に積層した状態で収容している。これら第1〜第3段のタンブラ12〜14とスペーサ15,15,15は、その表裏両面を摺動し易い摺動面に形成している。
図14(a)〜(c)に示すように第1〜第3段のタンブラ12〜14は、その各円環状のタンブラ本体12a,13a,14aに、図中左右一対の鳩尾形の耳部12bと12c、13bと13c、14bと14cを水平方向外方(図中左右方向)へそれぞれ突出するように一体に突設している。
これら各対の耳部12bと12c、13bと13c、14bと14cは、みなほぼ矩形で同形同大に形成され、これらの各周方向寸法Sa(図14(a)参照)は内筒本体8aの左右一対の耳係合凹部8e,8fの周方向寸法Sb(図10(a)参照)よりも小さく(Sa<Sb)なるように形成されており、各耳部12bと12c、13bと13c、14bと14cは、各耳係合凹部8e,8f内に周方向に若干回動し得るように遊びを持ってそれぞれ嵌合される。
そして、これらタンブラ12〜14は、各タンブラ本体12a〜14aの図14(a)〜(c)中、上部(時計表示で12時)の外周部にて、環状中心側へ凹み、外側に向けて開口する円弧状の内側係合凹部12d,13d,14dをそれぞれ形成している。
これら各内側係合凹部12d,13d,14dは、図1(a)〜図3(b)に示すようにロッキングバー7の径方向図中下部に適合し、受けることができる円弧形状と寸法に形成されている。
また、第1〜第3段のタンブラ12〜14は、その環状の各タンブラ本体12a,13a,14aの内周部に、環状中心方向へ突出する上下一対のガイド凸部12eと12f、13eと13f、14eと14fをそれぞれ突設している。
各上部のガイド凸部12e,13e,14eは、図5等で示すキー2の上部のキー溝2eに係脱可能に嵌合し、キー溝2eの奥への挿入に従って、その蛇行に応じて周方向に回動することにより、各タンブラ本体12a,13a,14aを周方向に所要角回動させ、図14(a)〜(c)に示すように各内側係合凹部12d,13d,14dを、みな所定の位置、例えば時計表示で12時の位置で一致させるように案内する。すなわち、キー2のキー溝2eは、キー2の軸部2bがキー挿入口3へ単に挿入されることにより、第1〜第3段のタンブラ12〜14を所定角回動させて内側係合凹部12d,13d,14dの全てが12時の位置で一致するように形成されている。
これら各内側係合凹部12d〜14dと各上部のガイド凸部12e〜14eとの位置関係は第1〜第3段のタンブラ12〜14毎に若干相違し、これら第1〜第3段のタンブラ12〜14の積層方向で若干ずれている。但し、これら第1〜第3段のタンブラ12〜14は、その積層方向で全部ずれていなくてもよい。また、タンブラ12〜14は1枚でもよく、1枚以上であればよい。
図13に示すように第1〜第3段の各スペーサ15,15,15は、上記第1〜第3段のタンブラ12〜14のタンブラ本体12a〜14aと平面形状がほぼ同形,同大の環状のスペーサ本体15a,15a,15aをそれぞれ有し、表裏両面を摺動性の高い摺動面に形成している。
また、各スペーサ本体15aには、図中左右一対の耳部15b,15cと、上下一対の円弧状の内側係合凹部15d,15eをそれぞれ形成している。図12では各スペーサ本体15aが、各タンブラ本体12a,13a,14aよりも板厚が薄く形成されている場合について図示されているが、必ずしも薄くなくてもよい。
これら左右一対の耳部15b,15cは、上記第1〜第3段のタンブラ12〜14の左右一対の耳部12bと12c、13bと13c、14bと14cとほぼ同形に形成されているが、周方向の長さが若干長く、例えば約2倍程度長く形成されており、内筒本体8aの左右一対の耳係合凹部8e,8fにほぼ緊密に嵌合させており、第1〜第3段のタンブラ12〜14の周方向の回動時にもほぼ回動しないようになっている。
そして、図13中、上部の内側係合凹部15dは、左右一対の耳部15b,15cが内筒8の左右一対の耳係合凹部8e,8f内に嵌合したときに、12時の位置に位置するように形成され、同様に図中下部の内側係合凹部15eは6時の位置に位置するように形成されている。
図10(b)に示すようにガイドリング5hは、円環状のリング本体5h1の外周部の図中右側部に、その外側方に突出する鳩尾形の耳部5h2を一体に連成している。また、ガイドリング5hは、その円形内周部に、キー2の軸部2bを挿通させるキー挿入口3を形成している。このキー挿入口3は、キー2の軸部2bの横断面に適合する形状と大きさに形成されており、図8中上部にはキー2の矩形状のキー挿入用印部2dを挿通させる矩形凹部3aを形成している。
ガイドリング5hは、図10(a)で示す内筒8bの開口端部8bの内側かつ第1段のスペーサ15の上面上に配設され、耳部5h2を、一方の耳係合凹部、例えば8fの開口端部8b側一端部(図8では左端部)内に嵌合させて固定している。
そして、図8,図10(a)に示すように内筒8は、その開口端部8bに、ガイドリング5hの耳部5h2が嵌合される耳係合凹部8fの直径方向反対側にて、図中上下一対の回動規制溝8g,8hを切欠形成している。
これら上下一対の回動規制溝8g,8hは、一方の耳係合凹部、例えば8eの周方向両側端部間を跨いで所要中心角、例えば90°に形成され、図8で示す外筒5内の係止凸部5jと摺動可能に係合され、内筒8の回動角を規制する回動角規制手段に構成されている。
すなわち、この回動角規制手段は、その回動中心角を、上記外筒5の第1の円弧状凸部5b内の第1の外側係合凹部5eの中心から第2の円弧状凸部5c内の第2の外側係合凹部5eの中心までの回動中心角と等しくなるように形成して、内筒8が90°可逆的に回動し得るように構成している。なお、回動中心角は90°でなくてもよく、必要に応じて適宜変更してもよい。
次に、このように構成されたロック装置1の作用を説明する。
まず、シリンダ錠4のキー挿入口3にキー2の軸部2bを挿入する前は、シリンダ錠4は、図1(a)に示すような状態にあり、ロッキングバー7の径方向図中上半部が外筒5の第1の外側係合凹部5d内に係合し、残りの図中下半部が内筒8のバー挿通孔8d内に係合している。また、このとき、ロッキングバー7は、その図中円弧状下面を各タンブラ本体12a〜14aの外周面に当接させているので、これらタンブラ本体12a〜14aの中心軸回りの回動により、ロッキングバー7自体も、その中心軸回りに若干回動可能状態にある。
図1(a)に示すようにロッキングバー7が外筒5の内周面と内筒8の外周面とに介在されている場合には、外筒5と内筒8がロッキングバー7により係止されているので、内筒8をほぼ回動させることができない。
そこで、図4に示すように、シリンダ錠4のキー挿入口3内にキー2の円筒状の軸部2bを挿入する。このキー2の軸部2bの挿入時には、その軸部2bの根元のキー挿入用印部2cの三角形の頂角方向を、図8(a)等で示す円筒状のキー挿入ガイド10の位置決め用印部10aの三角形の頂角方向に一致させて位置決めしてから挿入する。
すると、図1(a)〜図3(b),図9(a),(b),図10(a)等で示すようにキー2の軸部2bは、キー挿入ガイド10とガイドリング5hとにより案内されて、内筒8内の第1〜第3段のスペーサ15,15,15と、第1〜第3段のタンブラ12〜14の積層体の各環状孔内を第1から第3段へ順次進入していく。
このために、第1〜第3段のタンブラ12〜14の内周部に突設された上部のガイド凸部12e,13e,14eがキー溝2eに順次係合すると共に、このキー2の軸部2bのさらなる奥への挿入に従って、その挿入押圧力とキー溝2eのジグザグ状の蛇行とにより案内されて第1〜第3段のタンブラ12〜14がその中心軸回りに図中左または右方向へ所要角それぞれ回動する。これら回動角と回動方向は、各ガイド凸部12e,13e,14eがそれぞれ係合するキー溝2eの各屈曲角と屈曲方向により左右される。
このようにキー2を所定位置の奥まで押し込んでいくと、まず図1(b)に示すように第1〜第3段のタンブラ12〜14の図中上部の内側係合凹部12d,13d,14d,の全部が所定の位置、例えば12時の位置に揃う。この12時の位置は、外筒5の第1の外側係合凹部5dと内筒8のバー挿通孔8dとに係合しているロッキングバー7の位置に一致している。
そこで、キー2を例えば図中時計方向に回動操作して内筒8を時計方向に回動させるように内筒8に回動力を与えると、その回動開始の際に、内筒8のバー挿通孔8d内に収容されているロッキングバー7のバー挿通孔8dから図中上方へ突出している図中右上端部が第1の外側係合凹部5dの図中右下端部に衝当し、この衝当面の円弧面により内筒8の中心側へロッキングバー7の全体が押圧される。
このために、図2(a)に示すようにロッキングバー7の全体が内筒8のバー挿通孔8d内を図中下方へ挿通して、ロッキングバー7の図中円弧状下端部が、第1〜第3段のタンブラ本体12a〜14aの上部内側係合凹部12d,13d,14d内へ押し込まれる。
これにより、ロッキングバー7が外筒本体5aの内周面と内筒本体8aの外周面との間に介在して、これら両者を係止していた係止状態が解除されるので、内筒8は外筒5内で回動可能になる。
そこで、次に図2(b)に示すようにキー2を、さらに時計方向へ回動操作する。すると、キー挿入ガイド10と共に内筒8全体が時計方向に回動する。このために、ロッキングバー7は内筒本体8aのバー挿通孔8dと、第1〜第3段のタンブラ12〜14およびスペーサ15,15,15の上部の内側係合凹部12d,13d,14d,15d,15d,15dに係合した状態で外筒本体5aの内周面を摺動しながら所定角度回動し、図3(a)に示すようにロッキングバー7が、例えば3時の位置に到達する。このために、キー挿入ガイド10の位置決め用印部10aの三角形の頂角が3時の位置に向けられる。
この内筒8の回動角は、内筒8に設けた回動規制溝8g,8hと、これに係合する外筒5の係止凸部5jとにより規制される。この回動角は90°に限定されるものではなく、適宜変更できる。
そこで、この3時の位置において、キー2をキー挿入口3から外方へ引き抜くと、このキー2のキー溝2eに係合しているガイド凸部12e,13e,14eを有する第1〜第3段のタンブラ12〜14がキー溝2eの屈曲角に応じて中心軸回りに図中時計方向または反時計方向にそれぞれ若干回動する。
これにより、図3(b)に示すようにロッキングバー7が各タンブラ12〜14の上部内側係合凹部12d,13d,14dから外側の各タンブラ12〜14の外周面上へ押し出される。このために、ロッキングバー7はこれらタンブラ12〜14の外周面により3時の位置の第2の外側係合凹部5e内へ押し込まれる。
これにより、ロッキングバー7が3時の位置において、外筒本体5aの内周面と内筒本体8aの外周面との間に介装されるので、これら両本体5a,8a間に係止される。このために、これ以上の内筒本体8aの回動は阻止され、その阻止状態が保持される。
このように内筒本体8aが所要中心角回動するので、この内筒本体8aの底部に固着されているロッド9も内筒8の回動角と同じ回動角で回動され、施錠動作または解錠動作を行うことができる。すなわち、例えば図1(a)で示すように12時の位置にロッド9が位置し、その自由先端部が図示省略のストライク等の施錠用受け具に係脱可能に係合または係止して施錠されているときに、ロッド9が3時の位置に回動することにより、ロッド9がストライクから外れるので、解錠される。
なお、上記ストライク等の施錠受け具は3時の位置に配置してもよく、この場合は上記の場合とは施錠位置と解錠位置が逆になる。
そして、図3(b)に示すようにロッキングバー7が3時の位置に到達して内筒8の回動が阻止された後、キー2の軸部2bをキー挿入口3から外方へ抜き取ると、全タンブラ12〜14がキー2の軸部2bの挿入時と逆方向に回動する。すなわち、キー2を抜き取る場合は、これまでキー溝2eに係合していた第1〜第3段のタンブラ12〜14の上部ガイド凸部12e,13e,14eがキー溝2eの蛇行角(屈曲角)に案内されてタンブラ本体12a,13a,14aキー2の軸部2bの挿入時と逆方向に若干回動される。
このために、内筒本体8aが3時の位置に位置している状態において、第1〜第3段のタンブラ12〜14の各内側係合凹部12d,13d,14dの位置が不一致状態になる。
の不一致状態のときに、再びキー2の軸部2bをシリンダ錠4のキー挿入口3内へ挿入すると、上記12時のときと同様に、キー溝2e内に第1〜第3段のタンブラ12〜14の上部ガイド凸部12e,13e,14eが係合し、キー溝2eに案内されてこれら第1〜第3段のタンブラ12〜14がそれぞれ所要角回動する。
これにより、各内側係合凹部12d,13d,14dの全部が3時の位置で一致し揃うので、キー2を反時計方向に回動操作して内筒8を反時計方向に回動させると、上記12時の場合と同様の作用により、外筒5の第2の外側係合凹部5e内に係合していたロッキングバー7が内筒本体8aのバー挿通孔8dを経て、全タンブラ12〜14の内側係合凹部12d,13d,14d内へ落ち込む。その結果、内筒本体8aは再び回動可能になる。
そこで、キー2をさらに12時側へ戻すように回し続けると、ロッキングバー7は、この12時の位置に到達したときに、上記3時の位置に到達したときと同様の作用により、図1(a)に示すように12時の位置にある第1の外側係合凹部5d内へ押し出される。
これにより、ロッキングバー7が外筒本体5aの内周面と、内筒本体8aの外周面との間に介在されて係止されるので、内筒本体8aのそれ以上の回動は阻止され、12時の位置で保持される。
このために、ロッド9は3時の位置から12時の位置へ回動するので、再び施錠または解錠される。
したがって、このロック装置1によれば、シリンダ錠4のキー挿入口3内へキー2の軸部2bを単に抜き差しすることにより、全タンブラ12〜14を回動することができる。このために、ばね等のタンブラの駆動部材を省略して部品数の削減を図ることができ、その結果、シリンダ錠4全体の構成の簡単化とコスト低減とを図ることができる。
また、第1〜第3段のタンブラ12〜14を回動させる機構がキー溝2eとこのキー溝2eに係脱可能に係合するガイド凸部12e,13e,14eとにより構成する、という簡単な構成であるので、シリンダ錠4の構成のさらなる簡単化を図ることができる。
さらに、キー2の軸部2bを三次元の筒状等立体に形成したので、平板からなる平板キーよりも偽造の困難性を高めることができる。また、キー挿入口3には正規のキー2の軸部2bのみを挿通させるガイドリング5hを設けているので、偽造キーの使用を未然に防止できる。このために、キー2の偽造の困難性をさらに高めることができる。
さらにまた、キー溝2eはキー2のキー挿入口3への挿入時に、第1〜第3段のタンブラ12〜14全部の内側係合凹部12d,13d,14dの位置を揃える一方、原状位置に戻す溝であるので、このキー溝2eの精度は高いものが要求される。このために、キー2の偽造のさらなる困難性を高めることができるので、偽造の防止または低減効果をさらに高めることができる。
さらに、本実施形態によれば、キー挿入ガイド10とキー挿入用印部2c、位置決め用印部10aを具備しているので、キーの誤挿入の防止とキー挿入のスムース化とを図ることができる。また、キー挿入ガイド10の位置決め用印部10aによりロッド9の位置を認識することができ、ロック装置1が施錠または解錠のいずれかであることを認識することができる。
さらにまた、内筒8の一対の回動規制溝8g,8hと、これらに係合する外筒5の係止凸部5jとにより、内筒8の可逆的な回動角を規制する回動規制手段を構成しているので、内筒8の回動角を正確かつ確実に規制することができる。
また、複数のタンブラ12〜14同士の間に、摺動性の高いスペーサ15を介挿したので、これらタンブラ12〜14の回動の確実性と精度の向上とを図ることができる。但し、スペーサ15は削除してもよい。
なお、上記実施形態では、タンブラ12〜14を3枚(3段)設けた場合について説明したが、1枚でもよく、1枚以上であればよい。
また、内側係合凹部12d,13d,14dとガイド凸部12e〜14eの各々の形成位置と、これら両者の位置関係をそれぞれ変えた複数種類のタンブラを設け、その組み合せを複数パターン設けてもよく、これによれば、偽造防止または低減効果をさらに高めることができる。
さらに、複数種類のタンブラの組合せパターンを複数種設けることにより、タンブラを駆動するキー溝2eの形状が複雑化するので、その分、キー2の偽造防止、低減効果のさらなる向上を図ることができる。
なお、上記実施形態では、キー2の軸部2bの上面にキー溝2eを形成した場合について説明したが、本発明は、このキー溝2eに代えて、その径方向反対側の下面に第2のキー溝2eAを設けた第2のキー2Aを具備してもよい。この第2のキー2Aをキー挿入口3へ挿入することにより、その第2のキー溝2eAに第1〜第3段のタンブラ12〜14の下部(第2)ガイド凸部12f,13f,14fを係脱可能に係合させて回動し、これらタンブラ12〜14の内側係合凹部12d,13d,14dの全部を所要の位置に一致させて、内筒8を回動可能にするように構成してもよい。
以上、本発明の種々の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ロック装置、2…キー、2b…軸部、2c,2d…キー挿入用印部、2e…キー溝(ガイド溝)、3…キー挿入口、4…シリンダ錠、5…外筒、5a…外筒本体、5b,5c…第1,第2の円弧状凸部、5d,5e…第1,第2の外側係合凹部、5h…ガイドリング、5j…係止凸部、7…ロッキングバー、8…内筒、8a…内筒本体、8e,8f…左右一対の耳係合凹部、8g,8h…一対の回動規制溝(回動規制手段)、12,13,14…第1〜第3段のタンブラ、12a,13a,14a…各タンブラ本体、12bと12c、13bと13c、14bと14c…各左右一対の耳部、12d,13d,14d…内側係合凹部、12eと12f、13eと13f、14eと14f…上下一対のガイド凸部、15…スペーサ、15a…スペーサ本体、15b,15c…左右一対の耳部。

Claims (10)

  1. ガイド溝を軸方向に形成した円筒状の軸部を有するキーと、
    外筒、この外筒内に回動可能に収容される内筒本体及びこの内筒本体に固定されたロッド及びキー挿入口及びこのキー挿入口内に位置するように前記内筒本体に固定されたキー挿入ガイドを有する内筒、この内筒と外筒との間に介在されてこれら内筒と外筒とに係脱可能に係止して前記内筒の回転を阻止するロッキングバー、前記キーのガイド溝に係脱可能に係合するガイド凸部及び前記内筒内に回動可能に収容されて前記ロッキングバーを落とし込む内側係合凹部を有するタンブラを備えたシリンダ錠と、
    を具備し、
    前記シリンダ錠は、前記キーの軸部が前記内筒のキー挿入口から前記キー挿入ガイドに沿って内方へ挿入されたときに、前記キーのガイド溝に係合する前記ガイド凸部を有する前記タンブラを前記キーのガイド溝の案内により回動させてその内側係合凹部を前記ロッキングバーの位置に一致させ、前記内筒の回動開始の際に前記ロッキングバーを前記内筒のバー挿通孔内を径方向に挿通させて、前記タンブラの内側係合凹部側へ落とし込むことにより、この内筒と外筒との係止状態を解除させ、内筒を所定角度回動可能にするように構成されていることを特徴とするロック装置。
  2. キーと、このキーにより回動される内筒を有するシリンダ錠とを具備しているロック装置であって、
    前記キーは、
    開口先端を有する円筒状の軸部及びこの軸部にて軸方向に形成されたガイド溝を備え、
    前記シリンダ錠は、
    軸方向両端が開口した円筒状の外筒本体及びこの外筒本体の内周面に形成されて円柱状のロッキングバーの径方向外端部に係合する外側係合凹部を有し、この外側係合凹部を前記外筒本体の周方向に複数配設してなる外筒と、
    前記外筒内に回動可能に収容された有底円筒状の内筒本体、この内筒本体の底部外面にて径方向外方に突出するように突設されたロッド、前記内筒本体の底部内面中心部上にて同軸状に突設されて前記キーの挿入方向を案内するキー挿入ガイド、このキー挿入ガイドの外周間隙に形成されて前記キーが挿入されるキー挿入口及び前記内筒本体を径方向に貫通して前記ロッキングバーを前記内筒本体の中心側へ径方向に挿通させるバー挿通孔及び耳部が係合する耳係合部を有する内筒と、
    この内筒のバー挿通孔と前記外筒の外側係合凹部内とに跨って収容されて内筒の回動を阻止するようにこれら内筒と外筒とに係止される円柱状のロッキングバーと、
    前記内筒のキー挿入ガイドを挿通させる中心孔を有する円環状のタンブラ本体、このタンブラ本体の中心孔内周部にてその中心方向へ突出して前記キーのガイド溝に係合するガイド凸部、前記タンブラ本体の外周部にて径方向外方へ突出するように突設されて前記内筒の耳係合部に回動可能に係合される耳部及び前記タンブラ本体の外周部に形成されて前記ロッキングバーの径方向内端部に係脱可能に係合する内側係合部を有するタンブラと、
    を備え、
    前記シリンダ錠は、前記キーの軸部が前記内筒のキー挿入口から前記キー挿入ガイドに沿って内方へ挿入されたときに、前記キーのガイド溝に係合する前記ガイド凸部を有する前記タンブラを前記キーのガイド溝の案内により回動させてその内側係合凹部を前記ロッキングバーの位置に一致させ、前記内筒の回動開始の際に前記ロッキングバーを前記内筒のバー挿通孔内を径方向に挿通させて、前記タンブラの内側係合凹部側へ落とし込むことにより、この内筒と外筒との係止状態を解除させ、内筒を所定角度回動可能にするように構成されていることを特徴とするロック装置。
  3. 前記キー挿入ガイドは、その自由閉塞先端面を前記キー挿入口内に配置していることを特徴とする請求項1または2に記載のロック装置。
  4. 前記シリンダ錠は、前記内筒が所定角度回動されて前記キーが前記キー挿入口から外方に引き抜かれたときに、前記キーのガイド溝に係合したガイド凸部を有するタンブラを回動させて前記ロッキングバーを前記外筒と内筒の間に押し込み介在させてこの外筒と内筒を係止させ、この内筒の回動を阻止するように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のロック装置。
  5. 前記シリンダ錠は、前記内筒の回動角を規制する回動角規制手段を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のロック装置。
  6. 前記タンブラは、その内側係合凹部と前記ガイド凸部との位置が前記キーの挿入方向で相違するように形成された複数枚を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のロック装置。
  7. 前記複数のタンブラどうしの間には、これら複数のタンブラにそれぞれ接触する接触面を摺動面に形成したスペーサが介在されることを特徴とする請求項記載のロック装置。
  8. 前記キー挿入口は、前記キーの軸部の横断面に適合する挿入口を形成したキー挿入用のガイドリングを具備していることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のロック装置。
  9. 前記キーと内筒は、このキーの挿入方向をそれぞれ示す印部を備えていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のロック装置。
  10. 前記キーは、前記ガイド溝に代えて、その径方向反対側の軸部に第2のガイド溝を形成した第2のキーを備え、
    前記タンブラは、この第2のガイド溝に係合する第2のガイド凸部備え、
    前記第2のキーの軸部を前記内筒のキー挿入口に挿入することにより、前記第2のガイド溝に前記第2のガイド凸部を係合させると共に、この第2のガイド溝の案内により前記タンブラを回動させてその内側係合凹部を前記ロッキングバーの位置に一致させることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のロック装置。
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