JP6126187B1 - シートパレット複合体 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートパレットとシートパレット上に箱体を構成可能な組立箱体とを複合一体化したシートパレット複合体を提供する。【解決手段】ワンタッチで組立可能に構成するとともに平板状態にされた組立箱体2を組立てて得られる箱体7の底部8となる組立箱体2の側縁部に対して接離可能にシートパレット3を接合することにより、シートパレット3とシートパレット3上に箱体7を構成可能な組立箱体2とを複合一体化するように構成する。【選択図】図5

Description

本発明は、プッシュプルアタッチメントを搭載したフォークリフトにて汎用されているシートパレットとシートパレット上で箱体を構成可能な組立箱体とを複合一体化したシートパレット複合体に関するものである。
従来より、物流輸送の際に荷の積載に用いられるパレットとしては、木製のパレットやプラスチック製のパレットが多く用いられてきたが、近年の物流量の拡大化に伴い、積載効率や輸送効率を向上させて物流の効率化を図るため、近年、特開2001−301755号公報に記載されているように、ポリプロピレン等の各種材料からなるシートパレットが使用されるようになってきている。
シートパレットは、荷が積載される積載部と、この積載部から一体に伸びたタブとを有する。シートパレットに積載された荷をフォークリフトで扱うには、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトが用いられ、シートパレットのフォークリフトにおけるプラテン上への積み卸しは、タブをプッシュプルアタッチメントで把持することによって行われる。
特開2001−301755号公報
ここに、シートパレットとしては各種の素材のものが存在するが、一般に、段ボール製のシートパレットはコストが安く簡便であることから汎用されており、かかるシートパレット上に積載される荷は、各種部品等(貯蔵物)が内蔵された段ボール製の箱体(カートン)であることが多い。かかる段ボール製の箱体が段ボール製のシートパレット上に載置されている.
しかしながら、段ボール製のシートパレットと貯蔵物が内蔵された段ボール製の箱体とは別体に独立して構成されており、従って、箱体に貯蔵物を内蔵して保管するには、シートパレットと箱体とを粘着テープで固定する等して両者を一体化する必要があることから、箱体とシートパレットとを一体化するための作業工程が必要となり、また、粘着テープ等の副次的資材が必要となる。これでは、コストを低減することができない。
また、シートパレットに箱体を粘着テープで固定するには、資材としてシートパレット、箱体、粘着テープの管理を行う必要があり、この点においてもコストの高騰を招来するものである。更に、粘着テープで固定されたシートパレットや箱体を廃棄する場合、粘着テープは別の廃棄分類とされ、従って、分別廃棄を行う必要があるから手間がかかり面倒である。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、シートパレットとシートパレット上で箱体を構成可能な組立箱体とを複合一体化し、シートパレットと組立箱体とを粘着テープ等により一体化する必要がなく、低コストで作成することが可能であるとともに簡単に廃棄することが可能なシートパレット複合体を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本願の請求項1に係るシートパレット複合体は、箱体に組立可能に構成されるとともに平板状態にされた組立箱体と、前記平板状態にされた組立箱体の所定箇所に対して接合される接合部と、前記接合部に相対向する外縁に設けられたタブを有し、前記接合部が前記平板状態にされた組立箱体の前記所定箇所に接合された状態で、該平板状態にされた組立箱体の接地面に対して反対側の外側面上に重なるように折り曲げられたシートパレットとを備え、前記組立箱体の所定箇所は、前記組立箱体から組み立てられる前記箱体の底部において、前記底部の中央部及び中央部よりも前記タブが該底部から外方に突出する突出方向に対して反対側に設けられ、前記シートパレットが前記平板状態にされた組立箱体から該組立箱体の接地面まで回動されて離間された後、該組立箱体から組み立てられた前記箱体の底部を該シートパレット上へ回動して載せた組立状態において、前記タブは前記箱体の底部から外部に露出されていることを特徴とする。
請求項2に係るシートパレット複合体、請求項1に記載のシートパレット複合体において、前記組立箱体の所定箇所は、前記組立箱体から組み立てられる前記箱体の底部において、前記タブが外方に突出する側縁部に対して反対側の奥側側縁部に設けられていることを特徴とする。
請求項3に係るシートパレット複合体、請求項1に記載のシートパレット複合体において、前記組立箱体の所定箇所は、前記組立箱体から組み立てられる前記箱体の前記タブが突出する側に対して反対側の背面部の下側の側縁部に設けられていることを特徴とする。
請求項4に係るシートパレット複合体は、箱体に組立可能に構成されるとともに平板状態にされた組立箱体と、前記平板状態にされた組立箱体の所定箇所に対して接合される接合部と、前記接合部の外縁に設けられたタブとを有し、前記接合部が前記所定箇所に接合された状態で、前記組立箱体と共に一体的に平板状態にされたシートパレットと、を備え、前記組立箱体の所定箇所は、前記組立箱体から組み立てられる前記箱体の底部において、前記底部の中央部及び中央部よりも前記タブが該底部から外方に突出する突出方向側に設けられ、前記平板状態にされた組立箱体から前記箱体を組み立てた組立状態において、前記シートパレットは前記箱体の底部の中央部及び中央部よりも前記タブの突出方向側の部分の下側に配置されると共に、前記タブは前記箱体の底部から外部に露出されることを特徴とする。
請求項5に係るシートパレット複合体、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシートパレット複合体において、前記組立箱体及び前記シートパレットは、共に段ボールから形成されていることを特徴とする。
請求項1に係るシートパレット複合体では、箱体に組立可能に構成するとともに平板状態にされた組立箱体の所定箇所に対してシートパレットの接合部を接合して、該シートパレットを平板状態にされた組立箱体の接地面に対して反対側の外側面上に重なるように折り曲げることにより、シートパレットと箱に組立可能な組立箱体とが平板状態に複合一体化される。その結果、シートパレットと組立箱体とを別途粘着テープ等一体化する必要がなく、これより低コストで作成することが可能である。
また、粘着テープ等が不要であることから、この点でもコストを低減することができる。更に、シートパレットと組立箱体とが平板状態に複合一体化されていることから、シートパレット、組立箱体、粘着テープ等を管理する必要がなくなり、この点でもコストの低減を図ることができる。
更にシートパレットと組立箱体とが平板状態に複合一体化されていることに基づき、シートパレット複合体の取扱い利便性や収納性を向上させることができる。
ここに、シートパレットが平板状態にされた組立箱体から該組立箱体の接地面まで回動されて離間された後、該組立箱体から組み立てられた箱体の底部を該シートパレット上へ回動して載せた組立状態において、シートパレットの接合部に相対向する外縁に設けられたタブが、組立箱体を組立てて得られる箱体の底部から外部に露出されるので、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトで取り扱うことができ、タブをプッシュプルアタッチメントで把持することによって取り扱うことができる。
また、シートパレットの接合部が接合される組立箱体の所定箇所は、組立箱体から組み立てられる箱体の底部の中央部及び中央部よりもタブが該底部から外方に突出する突出方向に対して反対側に設けられているので、箱体内部に貯蔵された貯蔵物の貯蔵バラツキや重量バラツキがある場合においても、シートパレットのタブを引っ張ることにより箱体を安定的且つスムーズに運ぶことができる。
また、請求項2に係るシートパレット複合体では、シートパレットの接合部が接合される組立箱体の所定箇所は、組立箱体から組み立てられる箱体の底部において、タブが外方に突出する側縁部に対して反対側の奥側側縁部に設けられているため、箱体内部に貯蔵された貯蔵物の貯蔵バラツキや重量バラツキがある場合においても、シートパレットのタブを引っ張ることにより箱体を更に安定的且つスムーズに運ぶことができる。
更に、請求項3に係るシートパレット複合体では、シートパレットの接合部が接合される組立箱体の所定箇所は、組立箱体から組み立てられる箱体のタブが突出する側に対して反対側の背面部の下側の側縁部に設けられているので、箱体内部に貯蔵された貯蔵物の貯蔵バラツキや重量バラツキがある場合においてもシートパレットのタブを引っ張ることにより箱体を更に安定的且つスムーズに運ぶことができる。
また、請求項4に係るシートパレット複合体では、箱体に組立可能に構成するとともに平板状態にされた組立箱体の所定箇所に対してシートパレットの接合部を接合することにより、シートパレットと箱体に組立可能な組立箱体とが平板状態に複合一体化される。その結果、シートパレットと組立箱体とを別途粘着テープ等で一体化する必要がなく、これより低コストで作成することが可能である。
また、粘着テープ等が不要であることから、この点でもコストを低減することができる。更に、シートパレットと組立箱体とが平板状態に複合一体化されていることから、シートパレット、組立箱体、粘着テープ等を管理する必要がなくなり、この点でもコストの低減を図ることができる。
更にシートパレットと組立箱体とが平板状態に複合一体化されていることに基づき、シートパレット複合体の取扱い利便性や収納性を向上させることができる。
ここに、平板状態にされた組立箱体から箱体を組み立てた組立状態において、シートパレットの接合部外縁に設けられたタブが、組立箱体を組立てて得られる箱体の底部から外部に露出されるので、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトで取り扱うことができ、タブをプッシュプルアタッチメントで把持することによって取り扱うことができる。
また、シートパレットの接合部が接合される組立箱体の所定箇所は、組立箱体から組み立てられる箱体の底部において、底部の中央部及び中央部よりもタブが該底部から外方に突出する突出方向側に設けられているので、箱体内部に貯蔵された貯蔵物が比較的軽量である場合には、シートパレットのタブを引っ張ることにより箱体を安定的且つスムーズに運ぶことができる。
更に、請求項5に係るシートパレット複合体では、組立箱体及びシートパレットは、共に段ボールから形成されているので、シートパレット複合体は段ボールのみしか使用されておらず、簡単に廃棄することができる。
第1実施形態に係るシートパレット複合体におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を示す説明図であり、図1(A)はシートパレットの斜視図、図1(B)は組立箱体の組立途上におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を模式的に示す斜視図、図1(C)は組立箱体の組立前におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を模式的に示す斜視図である。 第1実施形態に係るシートパレット複合体におけるシートパレットと箱体との関係を示す模式側面図である。 第1実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第1工程乃至第3工程を示す説明図である。 第1実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第4工程乃至第6工程を示す説明図である。 第1実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第7工程及び第8工程を示す説明図である。 第2実施形態に係るシートパレット複合体におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を示す説明図であり、図6(A)はシートパレットの斜視図、図6(B)は組立箱体の組立途上におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を模式的に示す斜視図、図6(C)は組立箱体の組立前におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を模式的に示す斜視図である。 第2実施形態に係るシートパレット複合体におけるシートパレットと箱体との関係を示す模式側面図である。 第2実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第1工程乃至第3工程を示す説明図である。 第2実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第4工程乃至第7工程を示す説明図である。 第3実施形態に係るシートパレット複合体におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を示す説明図であり、図10(A)はシートパレットの斜視図、図10(B)は組立箱体の組立途上におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を模式的に示す斜視図、図10(C)は組立箱体の組立前におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を模式的に示す斜視図である。 第3実施形態に係るシートパレット複合体におけるシートパレットと箱体との関係を示す模式側面図である。 第3実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第1工程乃至第3工程を示す説明図である。 第3実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第4工程乃至第6工程を示す説明図である。 第3実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第7工程及び第8工程を示す説明図である。 第4実施形態に係るシートパレット複合体におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を示す説明図であり、図15(A)はシートパレットの斜視図、図15(B)はシートパレットにおける接合部を若干屈曲させた状態を示す斜視図、図15(C)はシートパレットにおける接合部を折り畳んだ状態を示す斜視図、図15(D)は組立箱体の組立途上におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を模式的に示す斜視図、図15(E)は組立箱体の組立前におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を模式的に示す斜視図である。 第4実施形態に係るシートパレット複合体におけるシートパレットと箱体との関係を示す模式側面図である。 第4実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第1工程乃至第3工程を示す説明図である。 第4実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第4工程乃至第6工程を示す説明図である。 第4実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第7工程及び第8工程を示す説明図である。 第5実施形態に係るシートパレット複合体におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を示す説明図であり、図20(A)はシートパレットの斜視図、図20(B)は組み立てられた組立箱体に対するシートパレットの接合状態を組立箱体の底部側から示す斜視図、図15(C)は略組み立てられた組立箱体に対するシートパレットの接合状態を組立箱体の底部側から示す斜視図、図15(D)は組立途上における組立箱体に対するシートパレットの接合状態を組立箱体の底部側から示す斜視図、図15(E)は組立箱体の組立前におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を模式的に示す斜視図である。 第5実施形態に係るシートパレット複合体におけるシートパレットと箱体との関係を示す模式側面図である。 第5実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第1工程乃至第3工程を示す説明図である。 第5実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第4工程乃至第6工程を示す説明図である。 第6実施形態に係るシートパレット複合体におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を示す説明図であり、図24(A)はシートパレットの斜視図、図24(B)は組み立てられた組立箱体に対するシートパレットの接合状態を組立箱体の底部側から示す斜視図、図24(C)は略組み立てられた組立箱体に対するシートパレットの接合状態を組立箱体の底部側から示す斜視図、図24(D)は組立途上における組立箱体に対するシートパレットの接合状態を組立箱体の底部側から示す斜視図、図24(E)は組立箱体の組立前におけるシートパレットと組立箱体との接合状態を模式的に示す斜視図である。 第6実施形態に係るシートパレット複合体におけるシートパレットと箱体との関係を示す模式側面図である。 第6実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第1工程乃至第3工程を示す説明図である。 第6実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第4工程乃至第6工程を示す説明図である。 第6実施形態に係るシートパレット複合体の組立工程における第7工程及び第8工程を示す説明図である。
以下、本発明に係るシートパレット複合体について、本発明を具体化した第1実施形態乃至第6実施形態に基づき図面を参照しつつ説明する。
先ず、第1実施形態に係るシートパレット複合体について図1乃至図5に基づき説明する。
第1実施形態に係るシートパレット複合体1は、図1(A)乃至図1(C)に示すように、段ボール製の組立箱体2、及び、組立箱体2における所定箇所に対して接着剤等で接合された段ボール製のシートパレット3とから構成されている。
ここに、組立箱体2は、組立可能に構成されており、組立前においては図1(C)に示すように折り畳まれて平板状態にされている。かかる組立箱体2には、予め所定の切欠4(図1(B)、図1(C)等参照)や罫線5が設けられている。これにより組立箱体2は、切欠4、罫線5によりワンタッチで組立可能に構成されている。
また、シートパレット3は、図1(A)に示すように長方形状を有し、シートパレット3の一側(図1(A)中左側)には、組立箱体2が組み立てられた後にその箱体7(図2、図5(A)及び図5(B)を参照)の底部8(図2、図5(A)、図5(B)参照)における所定箇所にて接合される接合部3Aが設けられており、また、シートパレット3の他側(図1(A)中右側)における外縁には、タブ6が形成されている。かかるタブ6は、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトで取り扱われ、その際プッシュプルアタッチメントにより把持されるものである。これについては公知であるのでここでは説明を省略する。
具体的に、シートパレット3の接合部3A(図1(A)における上側に接着剤が塗布されている)は、図2に示すように、組立箱体2の組立後に得られる箱体7の底部8に接合されている。
ここに、接合部3Aが接合される組立箱体2の所定箇所は、図2に示すように、組立箱体2から組み立てられる箱体7の底部8における左右方向の中央部よりも後方側(左側)に設けられているので、箱体7の内部に貯蔵された貯蔵物の貯蔵バラツキや重量バラツキがある場合においてもシートパレット3のタブ6を引っ張ることにより箱体7を安定的に運ぶことができる。
続いて、前記のように構成されたシートパレット複合体1における組立箱体2の組立手順及びその際における組立箱体2とシートパレット3との関係について、図3乃至図5に基づき説明する。
先ず、シートパレット複合体1を第1工程にて図3(A)に示す状態に設置する。この状態でシートパレット3は、折り畳まれて平板状にされた組立箱体2の左隅部における下縁部で接合されて組立箱体2に対して接離可能となっている。
そして、図3(B)に示すように第2工程で図3(A)に示す状態からシートパレット3を手前側に回動させる。これによりシートパレット3は、図3(C)に示す第3工程にて、組立箱体2の接地面まで回動され離間される。これにより組立箱体2の組立が可能な状態となる。
組立箱体2の組立を行うにつき、先ず、図4(A)に示す第4工程にて、折り畳まれた部分が箱状に組み立てられる。この後、図4(B)の第5工程及び図4(C)の第6工程に示すように、組立箱体2に形成された切欠4や罫線5を利用して、箱体7の底部8となる部分を徐々に窄めていく。
更に、図4(C)に示す状態(第6工程)から箱体7の底部8となる部分を窄めていくと、図5(A)に示す第7工程のように、箱体7の底部8が略形成され、最終的に図5(B)に示す第8工程のように底部8を有する箱体7が完成される。
この状態で、箱体7の底部8は、図2に示すように、シートパレット3上に載置されており、シートパレット3のタブ6は箱体7の底部8から外部に露出されている。
前記にて説明したように、第1実施形態に係るシートパレット複合体1では、ワンタッチで組立可能に構成するとともに平板状態にされた組立箱体2を組立てて得られる箱体7の底部8となる組立箱体2の側縁部に対して接離可能にシートパレット3を接合することにより、シートパレット3とシートパレット3上で箱体7を構成可能な組立箱体2とを複合一体化したので、シートパレット3と組立箱体2とを別途粘着テープ等で一体化する必要がなく、これより低コストで作成することが可能である。
また、粘着テープ等が不要であることから、この点でもコストを低減することができる。更に、シートパレット3と組立箱体2とが複合一体化されていることから、シートパレット3、組立箱体2、粘着テープ等を管理する必要がなくなり、この点でもコストの低減を図ることができる。
更にシートパレット3と組立箱体2とが複合一体化されていることに基づき、シートパレット複合体1の取扱い利便性や収納性を向上させることができる。
ここに、シートパレット3は組立箱体2を組立てて得られる箱体7の底部8から外部に露出されるタブ6を有するので、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトで取り扱うことができ、タブ6をプッシュプルアタッチメントで把持することによって取り扱うことができる。
また、前記シートパレット複合体1では、組立箱体2及びシートパレット3は、共に段ボールから形成されているので、シートパレット複合体1は段ボールのみしか使用されておらず、簡単に廃棄することができる。
更に、シートパレット複合体1は段ボールのみしか使用されていないので、直ちにリサイクル可能である。
また、シートパレット3の接合部3Aが接合される組立箱体2の所定箇所は、図2に示すように、組立箱体2から組み立てられる箱体7の底部8における左右方向の中央部よりも後方側(左側)に設けられているので、箱体7の内部に貯蔵された貯蔵物の貯蔵バラツキや重量バラツキがある場合においてもシートパレット3のタブ6を引っ張ることにより箱体7を安定的に運ぶことができる。
続いて、第2実施形態に係るシートパレット複合体について図6乃至図9に基づき説明する。
第2実施形態に係るシートパレット複合体11は、図6(A)乃至図6(C)に示すように、段ボール製の組立箱体12、及び、組立箱体12における所定箇所に対して接着剤等で接合された段ボール製のシートパレット13とから構成されている。
ここに、組立箱体12は、組立可能に構成されており、組立前においては図6(C)に示すように折り畳まれて平板状態にされている。かかる組立箱体12には、予め所定の切欠14(図6(B)、図6(C)等参照)や罫線15が設けられている。これにより組立箱体12は、切欠14、罫線15によりワンタッチで組立可能に構成されている。
また、シートパレット13は、図6(A)に示すように長方形状を有し、シートパレット13の一側(図6(A)中右側)には、組立箱体12が組み立てられた後にその箱体17(図7、図9(D)を参照)の底部18(図7、図9(D)参照)における所定箇所にて接合される接合部13Aが設けられており、また、シートパレット13の他側(図6(A)中左側)における外縁には、タブ16が形成されている。かかるタブ16は、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトで取り扱われ、その際プッシュプルアタッチメントにより把持されるものである。これについては公知であるのでここでは説明を省略する。
具体的に、シートパレット13の接合部13A(図6(A)における下側に接着剤が塗布されている)は、図7に示すように、組立箱体12の組立後に得られる箱体17の底部18において、その中央部よりも前方側に接合されている。
ここに、接合部13Aが接合される組立箱体12の所定箇所は、図7に示すように、組立箱体12から組み立てられる箱体17の底部18における左右方向の中央部よりも前方側(右側)に設けられているので、箱体17の内部に貯蔵された貯蔵物が比較域軽量である場合には、シートパレット13のタブ16を引っ張ることにより箱体17を安定的且つスムーズに運ぶことができる。
続いて、前記のように構成されたシートパレット複合体11における組立箱体12の組立手順及びその際における組立箱体12とシートパレット13との関係について、図8及び図9に基づき説明する。
先ず、シートパレット複合体11を第1工程にて図8(A)に示す状態に設置する。この状態でシートパレット13は、折り畳まれて平板状にされた組立箱体12の右隅部における下縁部で接合されて組立箱体12に対して接離可能となっている。
そして、図8(B)に示すように第2工程で図8(A)に示す状態から組立箱体12の組立を行うにつき、先ず、図8(B)に示す第2工程にて、折り畳まれた部分が箱状に組み立てられる。この後、図8(C)の第3工程及び図9(A)の第4工程に示すように、組立箱体12に形成された切欠14や罫線15を利用して、箱体17の底部18となる部分を徐々に窄めていく。
更に、図9(B)に示す状態(第5工程)から箱体17の底部18となる部分を窄めていくと、図9(C)に示す第6工程のように、箱体17の底部18が略形成され、最終的に図9(D)に示す第7工程のように底部18を有する箱体17が完成される。
この状態で、箱体17の底部18の約半分は、図7に示すように、シートパレット13上に載置されており、シートパレット13のタブ16は箱体17の底部18から外部に露出されている。
前記にて説明したように、第2実施形態に係るシートパレット複合体11では、ワンタッチで組立可能に構成するとともに平板状態にされた組立箱体12を組立てて得られる箱体17の底部18となる組立箱体12の側縁部に対して接離可能にシートパレット13を接合することにより、シートパレット13とシートパレット13上で箱体17を構成可能な組立箱体12とを複合一体化したので、シートパレット13と組立箱体12とを別途粘着テープ等で一体化する必要がなく、これより低コストで作成することが可能である。
また、粘着テープ等が不要であることから、この点でもコストを低減することができる。更に、シートパレット13と組立箱体12とが複合一体化されていることから、シートパレット13、組立箱体12、粘着テープ等を管理する必要がなくなり、この点でもコストの低減を図ることができる。
更にシートパレット13と組立箱体12とが複合一体化されていることに基づき、シートパレット複合体11の取扱い利便性や収納性を向上させることができる。
ここに、シートパレット13は組立箱体12を組立てて得られる箱体17の底部18から外部に露出されるタブ16を有するので、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトで取り扱うことができ、タブ16をプッシュプルアタッチメントで把持することによって取り扱うことができる。
また、前記シートパレット複合体11では、組立箱体12及びシートパレット13は、共に段ボールから形成されているので、シートパレット複合体11は段ボールのみしか使用されておらず、簡単に廃棄することができる。
更に、シートパレット複合体11は段ボールのみしか使用されていないので、直ちにリサイクル可能である。
また、シートパレット13の接合部13Aが接合される組立箱体12の所定箇所は、図7に示すように、組立箱体12から組み立てられる箱体17の底部18における左右方向の中央部よりも前側(右側)に設けられているので、箱体17の内部に貯蔵された貯蔵物が比較的軽量である場合には、シートパレット13のタブ16を引っ張ることにより箱体17を安定的且つスムーズに運ぶことができる。
続いて、第3実施形態に係るシートパレット複合体について図10乃至図14に基づき説明する。
第3実施形態に係るシートパレット複合体21は、図10(A)乃至図10(C)に示すように、段ボール製の組立箱体22、及び、組立箱体22における所定箇所に対して接着剤等で接合された段ボール製のシートパレット23とから構成されている。
ここに、組立箱体22は、組立可能に構成されており、組立前においては図10(C)に示すように折り畳まれて平板状態にされている。かかる組立箱体22には、予め所定の切欠24(図10(B)、図10(C)等参照)や罫線25が設けられている。これにより組立箱体22は、切欠24、罫線25によりワンタッチで組立可能に構成されている。
また、シートパレット23は、図10(A)に示すように方形状を有し、シートパレット23の一側(図10(A)中左側)には、組立箱体22が組み立てられた後にその箱体27(図11、図14(B)を参照)の背面部29(図11、図14(B)参照)における所定箇所にて接合される接合部23Aが設けられており、また、シートパレット23の他側(図10(A)中右側)における外縁には、タブ26が形成されている。かかるタブ26は、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトで取り扱われ、その際プッシュプルアタッチメントにより把持されるものである。これについては公知であるのでここでは説明を省略する。
具体的に、シートパレット23の接合部23A(図10(A)における上側に接着剤が塗布されている)は、図11に示すように、組立箱体22の組立後に得られる箱体27の背面部29において、その下側に接合されている。
ここに、接合部23Aが接合される組立箱体22の所定箇所は、図11に示すように、組立箱体22から組み立てられる箱体27の背面部29における下側に設けられているので、箱体27の内部に貯蔵された貯蔵物の貯蔵バラツキや重量バラツキがある場合においてもシートパレット23のタブ26を引っ張ることにより箱体27を安定的且つスムーズに運ぶことができる。
続いて、前記のように構成されたシートパレット複合体21における組立箱体22の組立手順及びその際における組立箱体22とシートパレット23との関係について、図12乃至図14に基づき説明する。
先ず、シートパレット複合体21を第1工程にて図12(A)に示す状態に設置する。この状態でシートパレット23は、折り畳まれて平板状にされた組立箱体22の左隅部における下縁部で接合されて組立箱体22に対して接離可能となっている。
そして、図12(B)に示すように第2工程で図12(A)に示す状態からシートパレット23を手前側に回動させる。これによりシートパレット23は、図12(C)に示す第3工程にて、組立箱体22の接地面まで回動され離間される。これにより組立箱体22の組立が可能な状態となる。
組立箱体22の組立を行うにつき、先ず、図13(A)に示す第4工程にて、折り畳まれた部分が箱状に組み立てられる。この後、図13(B)の第5工程及び図13(C)の第6工程に示すように、組立箱体22に形成された切欠24や罫線25を利用して、箱体27の底部28となる部分を徐々に窄めていく。
更に、図13(C)に示す状態(第6工程)から箱体27の底部28となる部分を窄めていくと、図14(A)に示す第7工程のように、箱体27の底部28が略形成され、最終的に図14(B)に示す第8工程のように底部28を有する箱体27が完成される。
この状態で、箱体27の底部28は図2に示すように、シートパレット23上に載置されるとともに、箱体27の背面部29の下側にはシートパレット23の接合部23Aが接合されており、また、シートパレット23のタブ26は箱体27の底部28から外部に露出されている。
前記にて説明したように、第3実施形態に係るシートパレット複合体21では、ワンタッチで組立可能に構成するとともに平板状態にされた組立箱体22を組立てて得られる箱体27の底部28となる組立箱体22の側縁部に対して接離可能にシートパレット23を接合することにより、シートパレット23とシートパレット23上で箱体27を構成可能な組立箱体22とを複合一体化したので、シートパレット23と組立箱体22とを別途粘着テープ等で一体化する必要がなく、これより低コストで作成することが可能である。
また、粘着テープ等が不要であることから、この点でもコストを低減することができる。更に、シートパレット23と組立箱体22とが複合一体化されていることから、シートパレット23、組立箱体22、粘着テープ等を管理する必要がなくなり、この点でもコストの低減を図ることができる。
更にシートパレット23と組立箱体22とが複合一体化されていることに基づき、シートパレット複合体21の取扱い利便性や収納性を向上させることができる。
ここに、シートパレット23は組立箱体22を組立てて得られる箱体27の底部28から外部に露出されるタブ26を有するので、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトで取り扱うことができ、タブ26をプッシュプルアタッチメントで把持することによって取り扱うことができる。
また、前記シートパレット複合体21では、組立箱体22及びシートパレット23は、共に段ボールから形成されているので、シートパレット複合体21は段ボールのみしか使用されておらず、簡単に廃棄することができる。
更に、シートパレット複合体21は段ボールのみしか使用されていないので、直ちにリサイクル可能である。
また、シートパレット23の接合部23Aが接合される組立箱体22の所定箇所は、図11に示すように、組立箱体22から組み立てられる箱体27の背面部29における下側に設けられているので、箱体27の内部に貯蔵された貯蔵物の貯蔵バラツキや重量バラツキがある場合においてもシートパレット23のタブ26を引っ張ることにより箱体27を安定的且つスムーズに運ぶことができる。
続いて、第4実施形態に係るシートパレット複合体について図15乃至図19に基づき説明する。
第4実施形態に係るシートパレット複合体31は、図15(A)乃至図15(E)に示すように、段ボール製の組立箱体32、及び、組立箱体32における所定箇所に対して接着剤等で接合された段ボール製のシートパレット33とから構成されている。
ここに、組立箱体32は、組立可能に構成されており、組立前においては図15(E)に示すように折り畳まれて平板状態にされている。かかる組立箱体32には、予め所定の切欠34(図18(B)等参照)や罫線35が設けられている。これにより組立箱体32は、切欠34、罫線35によりワンタッチで組立可能に構成されている。
また、シートパレット33は、図15(A)に示すように、基本的に台形形状に接合部を加えた形状を有し、シートパレット33の一側(図15(A)中左側)には、組立箱体32が組み立てられた後にその箱体37(図16、図18(C)、図19(A)及び図19(B)を参照)の底部38(図16、図19(A)、図19(B)参照)における所定箇所にて接合される接合部33Aが設けられており、また、シートパレット33の他側(図15(A)中右側)における外縁には、タブ36が形成されている。かかるタブ36は、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトで取り扱われ、その際プッシュプルアタッチメントにより把持されるものである。これについては公知であるのでここでは説明を省略する。
具体的に、シートパレット33の接合部33A(図15(A)における下側に接着剤が塗布されている)は、図16に示すように、組立箱体32の組立後に得られる箱体37の底部38に接合されている。
ここに、接合部33Aが接合される組立箱体32の所定箇所は、図16に示すように、組立箱体32から組み立てられる箱体37の底部38における左右方向の中央部よりも後方側(左側)に設けられているので、箱体37の内部に貯蔵された貯蔵物の貯蔵バラツキや重量バラツキがある場合においてもシートパレット33のタブ36を引っ張ることにより箱体37を安定的に運ぶことができる。
続いて、前記のように構成されたシートパレット複合体31における組立箱体32の組立手順及びその際における組立箱体32とシートパレット33との関係について、図17乃至図19に基づき説明する。
先ず、シートパレット複合体31を第1工程にて図17(A)に示す状態に設置する。この状態でシートパレット33は、折り畳まれた組立箱体32の右下隅部における下縁部で接合されて組立箱体32に対して接離可能となっている。
そして、図17(B)に示すように第2工程で、図17(A)に示す状態からシートパレット33を手前側に回動させる。これによりシートパレット33は、図17(C)に示す第3工程にて、組立箱体32の接地面まで回動され離間される。これにより組立箱体32の組立が可能な状態となる。
組立箱体32の組立を行うにつき、先ず、図18(A)に示す第4工程にて、折り畳まれたた部分が箱状に組み立てられる。この後、図18(B)の第5工程及び図18(C)の第6工程に示すように、組立箱体32に形成された切欠34や罫線35を利用して、箱体37の底部38となる部分を徐々に組立てていく。
更に、図18(C)に示す状態(第6工程)で箱体37の底部38が完成し、この後、図19(A)に示す第7工程のように、箱体37の底部38をシートパレット33上に載置していく。最終的に図19(B)に示す第8工程のように底部38を有する箱体37が完成される。
この状態で、箱体37の底部38はシートパレット33上に載置されており、シートパレット33のタブ36は箱体37の底部38から外部に露出されている。
前記にて説明したように、第4実施形態に係るシートパレット複合体31では、ワンタッチで組立可能に構成するとともに平板状態にされた組立箱体32を組立てて得られる箱体37の底部38となる組立箱体32の側縁部に対して接離可能にシートパレット33を接合することにより、シートパレット33とシートパレット33上で箱体37を構成可能な組立箱体32とを複合一体化したので、シートパレット33と組立箱体32とを別途粘着テープ等で一体化する必要がなく、これより低コストで作成することが可能である。
また、粘着テープ等が不要であることから、この点でもコストを低減することができる。更に、シートパレット33と組立箱体32とが複合一体化されていることから、シートパレット33、組立箱体32、粘着テープ等を管理する必要がなくなり、この点でもコストの低減を図ることができる。
更にシートパレット33と組立箱体32とが複合一体化されていることに基づき、シートパレット複合体31の取扱い利便性や収納性を向上させることができる。
ここに、シートパレット33は組立箱体32を組立てて得られる箱体37の底部38から外部に露出されるタブ36を有するので、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトで取り扱うことができ、タブ36をプッシュプルアタッチメントで把持することによって取り扱うことができる。
また、前記シートパレット複合体31では、組立箱体32及びシートパレット33は、共に段ボールから形成されているので、シートパレット複合体31は段ボールのみしか使用されておらず、簡単に廃棄することができる。
更に、シートパレット複合体31は段ボールのみしか使用されていないので、直ちにリサイクル可能である。
更に、接合部33Aが接合される組立箱体32の所定箇所は、図16に示すように、組立箱体32から組み立てられる箱体37の底部38における左右方向の中央部よりも後方側(左側)に設けられているので、箱体37の内部に貯蔵された貯蔵物の貯蔵バラツキや重量バラツキがある場合においてもシートパレット33のタブ36を引っ張ることにより箱体37を安定的に且つスムーズに運ぶことができる。
続いて、第5実施形態に係るシートパレット複合体について図20乃至図23に基づき説明する。
第5実施形態に係るシートパレット複合体41は、図20(A)乃至図20(E)に示すように、段ボール製の組立箱体42、及び、組立箱体42における所定箇所に対して接着剤等で接合された段ボール製のシートパレット43とから構成されている。
ここに、組立箱体42は、組立可能に構成されており、組立前においては図20(E)に示すように折り畳まれて平板状態にされている。かかる組立箱体42には、予め所定の切欠44(図20(B)、図20(C)等参照)や罫線45が設けられている。これにより組立箱体42は、切欠44、罫線45によりワンタッチで組立可能に構成されている。
また、シートパレット43は、図20(A)に示すように略台形状を有し、シートパレット43の一側(図20(A)中下側)には、組立箱体42が組み立てられた後にその箱体47(図21、図23(D)を参照)の底部48(図7、図23(D)参照)における所定箇所にて接合される接合部43Aが設けられており、また、シートパレット43の他側(図20(A)中上側)における外縁には、タブ46が形成されている。かかるタブ46は、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトで取り扱われ、その際プッシュプルアタッチメントにより把持されるものである。これについては公知であるのでここでは説明を省略する。
具体的に、シートパレット43の接合部43A(図20(A)における下側に接着剤が塗布されている)は、図21に示すように、組立箱体42の組立後に得られる箱体47の底部48において、その中央部よりも前方側に接合されている。
ここに、接合部43Aが接合される組立箱体42の所定箇所は、図21に示すように、組立箱体42から組み立てられる箱体47の底部48における左右方向の中央部よりも前方側(右側)に設けられているので、箱体47の内部に貯蔵された貯蔵物が比較的軽量である場合には、シートパレット43のタブ46を引っ張ることにより箱体47を安定的且つスムーズに運ぶことができる。
続いて、前記のように構成されたシートパレット複合体41における組立箱体42の組立手順及びその際における組立箱体42とシートパレット43との関係について、図22及び図23に基づき説明する。
先ず、シートパレット複合体41を第1工程にて図22(A)に示す状態に設置する。この状態でシートパレット43は、折り畳まれて平板状にされた組立箱体42の内側に接合されている。
そして、図22(B)に示すように第2工程で図22(A)に示す状態から組立箱体42の組立を行うにつき、先ず、図22(B)に示す第2工程にて、折り畳まれた部分が徐々に箱状に組み立てられる。この後、図22(C)の第3工程及び図23(A)の第4工程に示すように、組立箱体42に形成された切欠44や罫線45を利用して、箱体47の底部48となる部分を形成していく。
更に、図23(A)に示す状態(第5工程)から図23(B)の状態を経て図23(C)(第6工程)に示すように、箱体47の底部48を下側に向けて設置する。これにより、最終的に底部48を有する箱体47が完成される。
この状態で、箱体47の底部48の約半分は、図7に示すように、シートパレット43上に載置されており、シートパレット43のタブ46は箱体47の底部48から外部に露出されている。
前記にて説明したように、第5実施形態に係るシートパレット複合体41では、ワンタッチで組立可能に構成するとともに平板状態にされた組立箱体42を組立てて得られる箱体47の底部48となる組立箱体42の所定部分にシートパレット43を接合することにより、シートパレット43とシートパレット43上で箱体47を構成可能な組立箱体42とを複合一体化したので、シートパレット43と組立箱体42とを別途粘着テープ等で一体化する必要がなく、これより低コストで作成することが可能である。
また、粘着テープ等が不要であることから、この点でもコストを低減することができる。更に、シートパレット43と組立箱体42とが複合一体化されていることから、シートパレット43、組立箱体42、粘着テープ等を管理する必要がなくなり、この点でもコストの低減を図ることができる。
更にシートパレット43と組立箱体42とが複合一体化されていることに基づき、シートパレット複合体41の取扱い利便性や収納性を向上させることができる。
ここに、シートパレット43は組立箱体42を組立てて得られる箱体47の底部48から外部に露出されるタブ46を有するので、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトで取り扱うことができ、タブ46をプッシュプルアタッチメントで把持することによって取り扱うことができる。
また、前記シートパレット複合体41では、組立箱体42及びシートパレット43は、共に段ボールから形成されているので、シートパレット複合体41は段ボールのみしか使用されておらず、簡単に廃棄することができる。
更に、シートパレット複合体41は段ボールのみしか使用されていないので、直ちにリサイクル可能である。
また、シートパレット43の接合部43Aが接合される組立箱体42の所定箇所は、図21に示すように、組立箱体42から組み立てられる箱体47の底部48における左右方向の中央部よりも前側(右側)に設けられているので、箱体47の内部に貯蔵された貯蔵物の貯蔵バラツキや重量バラツキがある場合においてもシートパレット43のタブ46を引っ張ることにより箱体7を安定的に運ぶことができる。また、箱体47の内部に貯蔵された貯蔵物が比較的軽量である場合には、シートパレット43のタブ46を引っ張ることにより箱体47を安定的且つスムーズに運ぶことができる。
続いて、第6実施形態に係るシートパレット複合体について図24乃至図27に基づき説明する。
第6実施形態に係るシートパレット複合体51は、図24(A)乃至図24(E)に示すように、段ボール製の組立箱体52、及び、組立箱体52における所定箇所に対して接着剤等で接合された段ボール製のシートパレット53とから構成されている。
ここに、組立箱体52は、組立可能に構成されており、組立前においては図24(E)に示すように折り畳まれて平板状態にされている。かかる組立箱体52には、予め所定の切欠54(図24(B)、図24(C)等参照)や罫線55が設けられている。これにより組立箱体52は、切欠54、罫線55によりワンタッチで組立可能に構成されている。
また、シートパレット53は、図24(A)に示すような形状を有し、シートパレット53の一側(図24(A)中左側)には、組立箱体52が組み立てられた後にその箱体57(図25、図28(B)を参照)の背面部59(図25、図28(B)参照)における所定箇所にて接合される接合部53Aが設けられており、また、シートパレット53の他側(図24(A)中右側)における外縁には、タブ56が形成されている。かかるタブ56は、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトで取り扱われ、その際プッシュプルアタッチメントにより把持されるものである。これについては公知であるのでここでは説明を省略する。
具体的に、シートパレット53の接合部53A(図24(A)における上側に接着剤が塗布されている)は、図25に示すように、組立箱体52の組立後に得られる箱体57の背面部59において、その下側に接合されている。
ここに、接合部53Aが接合される組立箱体52の所定箇所は、図25に示すように、組立箱体52から組み立てられる箱体57の背面部59における下側に設けられているので、箱体57の内部に貯蔵された貯蔵物の貯蔵バラツキや重量バラツキがある場合においてもシートパレット53のタブ56を引っ張ることにより箱体57を安定的且つスムーズに運ぶことができる。
続いて、前記のように構成されたシートパレット複合体51における組立箱体52の組立手順及びその際における組立箱体52とシートパレット53との関係について、図26乃至図28に基づき説明する。
先ず、シートパレット複合体51を第1工程にて図26(A)に示す状態に設置する。この状態でシートパレット53は、折り畳まれて平板状にされた組立箱体52の右隅部における下縁部で接合されて組立箱体52に対して接離可能となっている。
そして、図26(B)に示すように第2工程で図26(A)に示す状態からシートパレット53を手前側に回動させる。これによりシートパレット53は、図26(C)に示す第3工程にて、組立箱体52の接地面まで回動され離間される。これにより組立箱体52の組立が可能な状態となる。
組立箱体52の組立を行うにつき、先ず、図27(A)に示す第4工程にて、折り畳まれた部分が箱状に組み立てられる。この後、図27(B)の第5工程及び図27(C)の第6工程に示すように、組立箱体52に形成された切欠54や罫線55を利用して、箱体57の底部58となる部分を徐々に形成していく。
更に、図27(C)に示す状態(第6工程)から箱体57の底部58となる部分を形成していくと、図28(A)に示す第7工程のように、箱体57の底部58が略形成され、最終的に図28(B)に示す第8工程のように底部58を有する箱体57が完成される。
この状態で、箱体57の底部58は図25に示すように、シートパレット53上に載置されるとともに、箱体57の背面部59の下側にはシートパレット53の接合部53Aが接合されており、また、シートパレット53のタブ56は箱体57の底部58から外部に露出されている。
前記にて説明したように、第6実施形態に係るシートパレット複合体51では、ワンタッチで組立可能に構成するとともに平板状態にされた組立箱体52を組立てて得られる箱体57の底部58となる組立箱体52の側縁部に対して接離可能にシートパレット53を接合することにより、シートパレット53とシートパレット53上で箱体57を構成可能な組立箱体52とを複合一体化したので、シートパレット53と組立箱体52とを別途粘着テープ等で一体化する必要がなく、これより低コストで作成することが可能である。
また、粘着テープ等が不要であることから、この点でもコストを低減することができる。更に、シートパレット53と組立箱体52とが複合一体化されていることから、シートパレット53、組立箱体52、粘着テープ等を管理する必要がなくなり、この点でもコストの低減を図ることができる。
更にシートパレット53と組立箱体52とが複合一体化されていることに基づき、シートパレット複合体51の取扱い利便性や収納性を向上させることができる。
ここに、シートパレット53は組立箱体52を組立てて得られる箱体57の底部58から外部に露出されるタブ56を有するので、プッシュプルアタッチメントを有するフォークリフトで取り扱うことができ、タブ56をプッシュプルアタッチメントで把持することによって取り扱うことができる。
また、前記シートパレット複合体51では、組立箱体52及びシートパレット53は、共に段ボールから形成されているので、シートパレット複合体51は段ボールのみしか使用されておらず、簡単に廃棄することができる。
更に、シートパレット複合体51は段ボールのみしか使用されていないので、直ちにリサイクル可能である。
また、シートパレット53の接合部53Aが接合される組立箱体52の所定箇所は、図25に示すように、組立箱体52から組み立てられる箱体57の背面部59における下側に設けられているので、箱体57の内部に貯蔵された貯蔵物の貯蔵バラツキや重量バラツキがある場合においてもシートパレット53のタブ56を引っ張ることにより箱体57を安定的且つスムーズに運ぶことができる。
尚、前記した第1実施形態乃至第6実施形態は、本発明を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
1、11、21、31、41、51 シートパレット複合体
2、12、22、32、42、52 組立箱体
3、13、23、33、43、53 シートパレット
4、14、24、34、44、54 切欠
5、15、25、35、45、55 罫線
6、16、26、36、46、56 タブ
7、17、27、37、47、57 箱体
8、18、28、38、48、58 底部
29、59 背面部

Claims (5)

  1. 箱体に組立可能に構成されるとともに平板状態にされた組立箱体と、
    前記平板状態にされた組立箱体の所定箇所に対して接合される接合部と、前記接合部に相対向する外縁に設けられたタブを有し、前記接合部が前記平板状態にされた組立箱体の前記所定箇所に接合された状態で、該平板状態にされた組立箱体の接地面に対して反対側の外側面上に重なるように折り曲げられたシートパレットと
    を備え、
    前記組立箱体の所定箇所は、前記組立箱体から組み立てられる前記箱体の底部において、前記底部の中央部及び中央部よりも前記タブが該底部から外方に突出する突出方向に対して反対側に設けられ、
    前記シートパレットが前記平板状態にされた組立箱体から該組立箱体の接地面まで回動されて離間された後、該組立箱体から組み立てられた前記箱体の底部を該シートパレット上へ回動して載せた組立状態において、前記タブは前記箱体の底部から外部に露出されていることを特徴とするシートパレット複合体。
  2. 前記組立箱体の所定箇所は、前記組立箱体から組み立てられる前記箱体の底部において、前記タブが外方に突出する側縁部に対して反対側の奥側側縁部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシートパレット複合体。
  3. 前記組立箱体の所定箇所は、前記組立箱体から組み立てられる前記箱体の前記タブが突出する側に対して反対側の背面部の下側の側縁部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシートパレット複合体。
  4. 箱体に組立可能に構成されるとともに平板状態にされた組立箱体と、
    前記平板状態にされた組立箱体の所定箇所に対して接合される接合部と、前記接合部の外縁に設けられたタブとを有し、前記接合部が前記所定箇所に接合された状態で、前記組立箱体と共に一体的に平板状態にされたシートパレットと、
    を備え、
    前記組立箱体の所定箇所は、前記組立箱体から組み立てられる前記箱体の底部において、前記底部の中央部及び中央部よりも前記タブが該底部から外方に突出する突出方向側に設けられ
    前記平板状態にされた組立箱体から前記箱体を組み立てた組立状態において、前記シートパレットは前記箱体の底部の中央部及び中央部よりも前記タブの突出方向側の部分の下側に配置されると共に、前記タブは前記箱体の底部から外部に露出されることを特徴とするートパレット複合体。
  5. 前記組立箱体及び前記シートパレットは、共に段ボールから形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシートパレット複合体。
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