JP6124922B2 - 基板搬送装置及び基板搬送装置の変更方法 - Google Patents

基板搬送装置及び基板搬送装置の変更方法 Download PDF

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Description

本発明は、部品実装装置に搭載される基板搬送装置に関するものである。
従来から、特許文献1に示されるように、小型の基板にウエハから切り出されたチップを実装する場合に、大型のパレットに複数の小型の基板を搭載して、パレットを基板搬送装置で搬送する基板搬送装置が提案されている。このような基板搬送装置は、複数の開口部が形成されたパレット押さえ部材が装架されている。そして、基板搬送装置上のパレットを持ち上げてパレット押さえ部材に下方から押し当てる昇降装置が設けられている。
昇降装置によって、パレットがパレット押さえ部材に押し当てられると、パレットに搭載された基板が開口部から露出するとともに固定される。この状態で、基板に電子部品が実装される。
特開3314673号公報
特許文献1に示される基板搬送装置では、高さ方向の形状が異なるパレットを搬送する場合には、基板搬送装置上のパレットの上面からパレット押さえ部材下面までの離間距離が異なってしまう。このため、基板搬送装置の機械的構成を変更するか、昇降装置を制御するソフトウエアを変更する必要があり、当該変更作業に手間がかかってしまうという問題があった。
また、特許文献1に示される基板搬送装置では、パレットをパレット押さえ部材に押し当てた際に、パレットとパレット押さえ部材の水平方向に相対位置が位置決めされず、パレットに搭載された基板の水平方向位置を位置決めすることができないという問題が有った。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、高さ方向に形状が異なるパレットを搬送する場合であっても、容易に変更作業を行うことができる基板搬送装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するためになされた、請求項1に係る発明の基板搬送装置によると、本体と、基板の搬送方向に延在し、前記本体上に設けられた一対の支持部材と、前記一対の支持部材の内側に沿ってそれぞれ水平に設けられた基板搬送装置と、前記一対の支持部材の内側における前記本体に上下方向に移動可能に設けられたクランプ支持部材と、前記クランプ支持部材を、上下方向に昇降する昇降装置と、前記基板搬送装置によって搬送され、複数の基板が搭載されるパレットと、前記クランプ支持部材に取り付けられ、前記パレットを押さえ付けることにより、当該パレットを固定するクランプ部材と、前記パレットの厚さに応じて、前記クランプ支持部材と前記クランプ部材との上下方向の距離が調整可能な上下方向調整部と、両側が前記支持部材の上端に固定され、前記支持部材との固定位置の内側の下面に当接面が形成され、複数の開口部が形成されたパレット押さえ部材と、を有し、前記パレットには、その両側の下端に前記基板搬送装置上に載置される被載置面が形成され、その両側上面に被当接面が形成され、その両側下面に被押面が形成され、前記クランプ部材は、前記一対の支持部材の内側においてそれぞれ前記クランプ支持部材上に設けられ、上端で前記パレットの被押面を押し上げることにより、前記被当接面を前記当接面に当接させて、前記パレットに搭載された複数の基板を当該基板の上面が実装面に位置するように前記開口部から露出させるように構成され、前記上下方向調整部は、前記被載置面と前記被押面との第一離間距離に応じて、前記クランプ支持部材上面と前記クランプ部材上端の第二離間距離を調整可能に構成されている
このように、上下方向調整部によって、パレットの厚さに応じて、クランプ支持部材とクランプ部材との上下方向の距離を調整する。これにより、厚さが異なるパレット、つまり、高さ方向に形状が異なるパレットを搬送する場合であっても、基板搬送装置の機械的構成を変更する必要も無く、昇降装置を制御するソフトウエアを変更する必要も無く、変更作業が容易である。
また、上下方向調整部によって、被載置面と被押面との第一離間距離に応じて、クランプ支持部材上面とクランプ部材上端の第二離間距離を調整する。これにより、被載置面と被押面との第一離間距離が異なるような、高さ方向に形状が異なるパレットを搬送する場合であっても、基板搬送装置の機械的構成を変更する必要も無く、昇降装置を制御するソフトウエアを変更する必要も無く、変更作業が容易である。
請求項に係る発明の基板搬送装置は、請求項に記載の基板搬送装置において、複数種類の前記パレット押さえ部材から一のパレット押さえ部材が選択されて前記支持部材上に固定されるように構成され、前記クランプ支持部材が所定距離上昇された際に、前記一のパレット押さえ部材に対応する前記パレットの前記被当接面が前記当接面に押圧されるように、前記一のパレット押さえ部材の前記当接面の上下方向位置が前記第一離間距離に応じて調整されている。
このように、第一離間距離に応じて当接面の上下方向位置が適切なパレット押さえ部材を選択して、支持部材上に固定する。このため、パレットが押し上げられた際に、確実にパレットの被当接面をパレット押さえ部材の当接面に当接させることができ、パレットの上下方向位置を位置決めすることができる。これにより、パレットに搭載されている基板の上下方向位置を位置決めすることができる。
請求項に係る発明の基板搬送装置は、請求項又は請求項に記載の基板搬送装置において、複数種類の前記パレットから一のパレットが選択されて前記基板搬送装置に載置され、前記クランプ支持部材が所定距離上昇されて、前記被当接面が前記当接面に押圧された際に、前記開口部から露出した前記基板の上面が前記実装面に位置されるように、前記被当接面と前記基板下面が搭載される搭載面との第三離間距離が調整されている。
このように、開口部から露出した基板の上面が実装面に位置されるように、被当接面と搭載面との第三離間距離が適切なパレットを選択し、当該パレットに基板を搭載して搬送する。このため、第一離間距離やパレット押さえ部材の当接面の上下方向位置が変更された場合であっても、パレットが押し上げられた際に、基板の上面を実装面に位置決めすることができる。
請求項に係る発明の基板搬送装置は、請求項〜請求項のいずれかに記載の基板搬送装置において、前記上下方向調整部は、厚さが異なる複数種類のブロックであり、複数種類の前記ブロックのうち1の前記ブロックが、前記クランプ支持部材と前記クランプ部材との間に交換可能に介在されるように構成されている。
これにより、第一離間距離に応じて適切な厚さのブロックをクランプ支持部材とクランプ部材との間に介在させるという簡単な作業により、クランプ支持部材上面とクランプ部材上端との第二離間距離を調整することができる。また、アジャスターボルト等による第二離間距離の調整と比較して、確実に所望の第二離間距離にすることができる。
請求項に係る発明の基板搬送装置は、請求項に記載の基板搬送装置において、前記ブロックは、磁性材料で構成されている。これにより、クランプ支持部材上に、ブロックを載置し、当該ブロック上にクランプ部材を載置すると、ブロックの磁力により、クランプ支持部材とブロック、ブロックとクランプ部材が互いに吸着して、これらが固定される。このため、簡単な構造で第二離間距離を変更することができ、簡単な作業で第二離間距離を変更することができる。
請求項に係る発明の基板搬送装置は、請求項〜請求項のいずれかに記載の基板搬送装置において、前記パレット押さえ部材及び前記パレットの少なくとも一方には、前記パレット押さえ部材と前記パレットの水平方向の相対位置を位置決めする位置決部が設けられている。これにより、位置決部によって、パレットとパレット押さえ部材との水平方向の相対位置が位置決めされる。このため、パレットに搭載された基板の水平方向位置が位置決めされる。
請求項に係る発明の基板搬送装置の変更方法は、前記被載置面と前記被押面との第一離間距離に応じて、前記パレット押さえ部材上面と前記クランプ部材上端の第二離間距離を調整する。
本実施形態の基板搬送装置が搭載される部品実装装置の斜視図である。 本実施形態の基板搬送装置の上面図である。 アンクランプ状態の図2のA−A断面図である。 パレットの上面図である。 図2のB視斜視図である。 パレット押さえ部材の裏面図である。 クランプ状態の図2のA−A断面図である。
(部品実装機の説明)
まず、図1を用いて、本実施形態の基板搬送装置10が搭載される部品実装装置1について説明する。なお、以下の説明において、基板の搬送方向をX軸方向と称し、水平面内においてX軸方向に直角な方向をY軸方向と称し、X軸方向とY軸方向とに直角な方向をZ軸方向と称する。本実施形態の部品実装装置1によって搬送される基板999は、例えば、CPUを構成する小型の基板である。また、装着される部品は、例えば、CPUを構成するダイである。
部品実装装置1は、X軸方向に複数台並列に配置されて部品実装ラインが構成されている。図1に示す例では、部品実装装置1は、2台であるがこれに限定されず、2台以上であっても差し支え無い。部品実装装置1は、基板搬送装置10と、部品供給装置20、部品装着装置40、制御部50、及び表示装置60を有する。
部品実装装置1の前部には、スロット22がX軸方向に複数に並設されている。部品供給装置20は、各スロット22に着脱可能に装着される複数のフィーダ21から構成されている。フィーダ21には、リール23が着脱可能に保持されている。リール23は、多数の部品を一列に収容したテープ(不図示)が巻回されている。
フィーダ21の内部には、スプロケット(不図示)が回転可能に支承されている。スプロケットの外周部は、テープに形成された送り穴と係合する。フィーダ21には、スプロケットを回転する駆動源であるサーボモータ(不図示)が設けられている。
リール23に巻回されたテープは、スプロケットの回転によって1ピッチずつ送り出される。すると、テープに収容された部品が、フィーダ21の先端部に設けられた部品供給部21aに順次供給される。
基板搬送装置10は、基板をX方向に順次下流側の部品実装装置1に搬送するとともに、搬送された部品実装装置1内における実装位置において、位置決め固定(クランプ)するものである。本実施形態では、基板搬送装置10は、部品装着装置40の基台41上に、Y方向に2つ並設されている。この基板搬送装置10については、後で詳細に説明する。
部品装着装置40は、ガイドレール42、Y軸スライド43、Y軸サーボモータ44、X軸スライド45、X軸サーボモータ(不図示)、吸着ノズル47、部品装着ヘッド48を有している。
ガイドレール42、Y軸スライド43、及びY軸サーボモータ44とから、Yロボットが構成されている。ガイドレール42は、基台41上にY方向に装架されて基板搬送装置10の上方に配設されている。Y軸スライド43は、ガイドレール42に沿ってY軸方向に移動可能に設けられている。Y軸スライド43は、Y軸サーボモータ44の出力軸に連結されたボールねじを有するボールねじ機構によってY軸方向に移動される。
X軸スライド45、X軸サーボモータから、Xロボットが構成されている。X軸スライド45は、Y軸スライド43に、X軸方向に移動可能に設けられている。Y軸スライド43にはX軸サーボモータが設けられている。このX軸サーボモータの出力軸に連結された図略のボールねじ機構によって、X軸スライド45がX軸方向に移動される。
X軸スライド45には、部品装着ヘッド48が設けられている。部品装着ヘッド48は、複数の吸着ノズル47を着脱可能に保持している。各吸着ノズル47は、Z方向に移動可能となっている。吸着ノズル47は、部品を吸着する。
Yロボット及びXロボットによって、吸着ノズル47が部品供給部21a上に移動され、当該吸着ノズル47が部品供給部21aに供給された部品を吸着する。そして、Yロボット及びXロボットによって、吸着ノズル47が基板搬送装置10上に移動され、当該吸着ノズル47が基板搬送装置10によって位置決め固定された基板999(図2、図3示)に部品を実装する。
制御部50は、部品実装装置1の統括制御を行うものである。制御部50は、フィーダ21、基板搬送装置10、及び部品装着装置40の各サーボモータに指令を出力することにより、これらを制御する。制御部50は、表示装置60と通信可能に接続されている。表示装置60は、各種情報を作業者に報知するものである。
制御部50は、部品実装装置1の外部に設けられた生産管理装置100と通信可能に接続されている。生産管理装置100は、部品実装装置1の生産を管理する装置である。
(基板搬送装置)
次に、図2、図3を用いて、基板搬送装置10について説明する。図2や図3に示すように、基板搬送装置10は、本体11、支持部材12、基板搬送装置13、クランプ部材14、パレット押さえ部材15、パレット16、クランプ支持部材17、ブロック18、昇降装置19を有している。
本体11は、板状又はブロック状である。本体11は、部品装着装置40の基台41上に取り付けられている。
本体11の上面のY方向の両側には、長方形板状の支持部材12が設けられている。支持部材12は、基板999の搬送方向、つまり、X方向に延在し、垂直方向(Z方向)に延在している。支持部材12の上端には、水平な固定面12aが形成されている。図3に示すように、一対の支持部材12の上部のY方向における内側には、XZ方向に平行なY方向位置決め面12Vが形成されている。
一対の支持部材12の内側における本体11の上方には、上下方向移動可能にクランプ支持部材17が設けられている。クランプ支持部材17は、板状に水平方向に延在している。クランプ支持部材17は、鉄鋼等の透磁力が大きい軟磁性材料で構成されている。
昇降装置19は、クランプ支持部材17を上下方向に昇降するものであり、本体11上に複数設けられている。昇降装置19は、本体19a、サーボモータ(不図示)、シャフト19bを有している。シャフト19bは、本体19aに上下方向移動可能に取り付けられ、その上端がクランプ支持部材17の下面と当接している。言い換えると、クランプ支持部材17は、複数の昇降装置19のシャフト19b上に載置されて支持されている。サーボモータが駆動すると、クランプ支持部材17は昇降する。
なお、図3の実線で示すクランプ支持部材17の上下方向位置は、「スタンバイ位置」であり、図3の一点鎖線で示すクランプ支持部材17の上下方向位置は、「最下端位置」である。クランプ時以外のアンクランプ時には、クランプ支持部材17は、「スタンバイ位置」に位置している。
一対の支持部材12のそれぞれのY方向内側において、クランプ支持部材17上には、クランプ部材14が設けられている。クランプ部材14は、本体14aとクランプ部14bとから構成されている。本体14aは、ブロック状であり、軟磁性材料で構成されている。本体14aの上部には、クランプ部14bが取り付けられている。クランプ部14bは、板上であり、垂直方向且つX方向に延在している。
ブロック18は、ブロック状であり、永久磁石である硬磁性材料で構成されている。ブロック18は、Z方向(垂直方向)の厚さの異なるものが予め複数用意されている。複数種の厚さの異なるブロック18のうち1のブロック18が選択される。そして、図3に示すように、選択された当該ブロック18が、クランプ支持部材17とクランプ部材14の本体14aとの間に介在される。言い換えると、クランプ支持部材17上にブロック18が載置され、ブロック18上に本体14aが載置される。
或いは、ブロック18が、クランプ支持部材17とクランプ部材14の本体14aとの間に介在されず、本体14aが直接クランプ支持部材17上に載置される場合がある。
このように、複数種の厚さの異なるブロック18のうち1のブロック18を選択して、クランプ支持部材17とクランプ部材14の本体14aとの間に介在させ、或いは、介在させないことにより、クランプ支持部材17上面とクランプ部14bの上端との離間距離である第二離間距離βが調整可能となっている。
ブロック18は硬磁性材料で構成され、クランプ支持部材17及び本体14aは軟磁性材料で構成されている。このため、ブロック18とクランプ支持部材17及び本体14aが磁力によって互いに吸着されて、これらの相対位置がずれないようになっている。
基板搬送装置13は、コンベアベルト13aと、コンベアベルト13aを回転させるサーボモータ(不図示)を有している。コンベアベルト13aは、環状の無端ベルトである。コンベアベルト13aは、一対の支持部材12の内側にそれぞれ水平にX方向に設けられている。本実施形態では、コンベアベルト13aは、支持部材12とクランプ部14bの間に配設されている。
パレット押さえ部材15は、基板999の水平方向位置(X方向及びY方向)を固定するものである。パレット押さえ部材15は、板状である。パレット押さえ部材15のY方向両側の下面には、水平面である被固定面15uが形成されている。パレット押さえ部材15は、一対の支持部材12の固定面12aに橋渡されて載置されている。この状態では、固定面12aと被固定面15uは当接している。
図3に示すように、支持部材12の固定面12aには、ボルト穴12bが形成されている。パレット押さえ部材15の両端には、貫通穴15iは貫通形成されている。ボルト15hが、貫通穴15iを挿通して、ボルト穴12bに螺入して、パレット押さえ部材15が、支持部材12の固定面12aに固定されている。このような構成により、パレット押さえ部材15は、支持部材12に着脱可能となっている。
パレット押さえ部材15のY方向両側下面において、固定面12aとの固定箇所である被固定面15uのY方向内側には、水平面である当接面15tが形成されている。図3の(A)に示すパレット押さえ部材15では、被固定面15uと当接面15tの高さ位置が一致している。一方で、図3の(B)に示すパレット押さえ部材15では、当接面15tの高さ方向の位置は、被固定面15uよりも下方である。
図2に示すように、パレット押さえ部材15には、複数の開口部15aが貫通形成されている。開口部15aのY方向の一方の側方のパレット押さえ部材15には、第一移動部材15bが取り付けられている。図2や図3に示すように、第一移動部材15bは、本体部15cと第一板バネ部15dとから構成されている。本体部15cは、パレット押さえ部材15上に取り付けられている。第一板バネ部15dは、本体部15cからY方向に開口部15a上に延出形成されている。第一板バネ部15dは、開口部15a方向に向かって徐々に上方に位置するように形成されている。第一板バネ部15dは、その先端が上下方向移動可能に弾性変形する。
開口部15aのX方向の一方の側方のパレット押さえ部材15には、第二移動部材15eが取り付けられている。第二移動部材15eは、第一移動部材15bと同様に、本体部15fと第二板バネ部15gとから構成されている。本体部15fは、パレット押さえ部材15上に取り付けられている。第二板バネ部15gは、本体部15fからX方向に開口部15a上に延出形成され、開口部15a方向に向かって徐々に上方に位置するように形成されている。第二板バネ部15gは、その先端が上下方向移動可能に弾性変形する。
パレット押さえ部材15の裏面の四隅には、位置決めガイド15j及び位置決めピン15kが設けられている。図5や図6に示すように、位置決めガイド15jは、第一ガイド15mと第二ガイド15nから構成されている。第一ガイド15m及び第二ガイド15nは、ブロック状であり、その長手方向がX方向となっている。第一ガイド15mと第二ガイド15nは、クランプ部14bの厚さより僅かに大きい寸法で離間している。第一ガイド15mのZ方向の厚さは、第二ガイド15nよりも厚い。第一ガイド15mのX方向内側下端には、ガイド面15sが切欠形成されている。第一ガイド15mと第二ガイド15nのX方向内側には、それぞれ、ZY方向に平行な位置決め面15v、15wが形成されている。
位置決めピン15kは、円柱形状の基部15pと、基部15pの先端(下端)に形成された円錐形状のガイド部15qとから構成されている。
パレット16は、複数の基板999が搭載されるものである。図4に示すように、パレット16は、長方形板状の搭載部16aを有している。図3に示すように、搭載部16aのY方向両側下面は、被押面16yとなっている。
搭載部16aには、複数の開口部16bが形成されている。開口部16bは、パレット押さえ部材15に形成された開口部15aと数及び水平方向位置が対応している。クランプ支持部材17には、多数のバックアップピン(不図示)が設けられている。クランプ時には、当該バックアップピンの先端が、開口部16bを挿通して、基板999の下面に当接し、基板999下面を下方から支持する。
搭載部16aのY方向両側の上面には、水平面である被当接面16kが形成されている。搭載部16aの四隅よりも内側には、円形状の位置決め穴16fが貫通形成されている。各位置決め穴16fの水平方向相対位置は、各位置決めピン15kの水平方向相対位置と一致している。位置決め穴16fの内径は、位置決めピン15kの基部15pの外径よりも僅かに大きくなっている。
それぞれの開口部16bの四隅は、水平面である搭載面16cが形成されている。図3の(A)に示すパレット16では、搭載面16cは搭載部16aの上面と同一平面となっている。図3の(B)に示すパレット16では、開口部16bの四隅に、嵩上げ部16pが突設され、当該嵩上げ部16pの上端面が、搭載面16cとなっている。
それぞれの開口部16bの四隅の外側には、X保持部16d及びY保持部16eが突設されている。搭載面16cに基板999が搭載され、X保持部16d及びY保持部16eによって、基板999のパレット16からの脱落が防止されるようになっている。
パレット16には、図3の(A)に示すように、その両側に脚部16gが形成された脚有りタイプと、図3の(B)に示すように、脚部16gが形成されてない脚無しタイプが有る。脚部16gは、搭載部16aの両側縁から下方に延在する板状の側部16hと、それぞれの側部16h下端から内側に延在する被載置部16iとから構成されている。
被載置部16iの下面は、水平面である被載置面16Wとなっている。また、脚無しタイプのパレット16のY方向の両側下端面は、被載置面16xとなっている。被載置面16W、16Xがコンベアベルト13aと当接して、パレット16がコンベアベルト13a上に載置される。この状態では、クランプ部14bの上端と、パレット16の下面である被押面16yとは、所定の第四離間距離δだけ離間している。
パレット16のY方向両側端間の距離は、支持部材12の一対の位置決め面12Vの離間寸法よりも僅かに小さくなっている。
(基板搬送装置及び部品実装装置の動作)
以下に、基板搬送装置10及び部品実装装置1の動作について説明する。図4に示すパレット16の各開口部16bを塞ぐように、各開口部16bの周囲に設けられたX保持部16d及びY保持部16eの内側に、基板999が搭載される。この状態では、基板999は、搭載面16cに搭載されている。パレット16はコンベアベルト13a上に載置される。基板搬送装置13のサーボモータが駆動すると、複数の基板999が搭載されたパレット16は、下流側の部品実装装置1の基板搬送装置13に移動される。
そして、パレット16が、部品実装装置1内の実装位置に到達すると、コンベアベルト13aの回転が停止し、パレット16のX方向の移動が停止される。この状態で、昇降装置19のサーボモータが駆動すると、クランプ支持部材17が上方に移動し、パレット16がクランプ部14bとパレット押さえ部材15によってクランプされて、パレット16の水平方向位置及び垂直方向位置が位置決め固定される。これによって、基板999の水平方向位置及び垂直方向位置が位置決め固定される。
詳細に説明すると、まず、クランプ部14bの上端が、パレット16の下面である被押面16yと当接し、パレット16を上方に押し上げる。すると、図7に示すように、パレット16の被当接面16kが、パレット押さえ部材15の当接面15tと当接し、パレット16の上下方向位置が位置決めされるとともに、基板999の上下方向位置も位置決めされる。つまり、基板999の上面が開口部15aから露出して実装面に位置する。
この際に、搭載部16aの四隅のX方向の端部が、ガイド面15s(図5示)に当接し、位置決め面15v、15wに案内されて、パレット16のX方向位置が位置決めされる。なお、パレット16のY方向両側端は、支持部材12の一対の位置決め面12Vと当接することにより、パレット16のY方向位置が位置決めされている。パレット16の上昇に伴い、各位置決めピン15kが各位置決め穴16fに挿通され、パレット16がパレット押さえ部材15に対する水平方向位置が位置決めされる。位置決めピン15kの先端には、ガイド部15qが形成されているので、各位置決めピン15kが各位置決め穴16f内に案内される。なお、クランプ部14bの上部は、第一ガイド15m及び第二ガイド15nの間に侵入する。
そして、図7に示すように、基板999上面のY方向の端部が、第一板バネ部15dと当接して、第一板バネ部15dが弾性変形して基板999をY保持部16eに押し当て、基板999がパレットに対するY方向位置において位置決めされる。同様に、基板999上面のX方向の端部が、第二板バネ部15gと当接して、第二板バネ部15gが弾性変形して基板999をX保持部16dに押し当てて、基板999がパレットに対するX方向位置において位置決めされる。このようにして、基板999が部品実装装置1に対する水平方向位置が位置決めされる。
この状態で、Yロボット及びXロボットによって、部品を吸着した吸着ノズル47が基板搬送装置10上に移動され、当該吸着ノズル47が基板搬送装置10によって位置決め固定された基板に部品を実装する。
(本実施形態の作用)
生産管理装置100からの制御部50に、基板搬送装置10で搬送する基板999が変更となることに起因して、下記に示す第一離間距離αや第二離間距離β、第三離間距離γ第四離間距離δを調整する必要が必要である旨の情報が出力された場合には、制御部50は、当該情報や基板搬送装置10の構成の変更方法を表示部60に表示させる。作業者は、表示装置60に表示された前記情報及び前記変更方法に基づいて、下記に示すように基板搬送装置10の調整を行う。
以下の説明では、脚有りタイプのパレット16(図3の(A))を搬送する基板搬送装置10を、脚無しタイプのパレット16(図3の(B))を搬送する基板搬送装置10に変更する場合について説明する。但し、クランプ支持部材17の「スタンバイ位置」及びクランプ時の昇降装置19のストロークは、変更しない。
脚有りタイプのパレット16(図3の(A))と脚無しタイプのパレット16(図3の(B))とでは、被載置面16w、16xから被押面16yまでの第一離間距離αが異なる。なお、脚無しタイプのパレット16(図3の(B))では、被載置面16xと被押面16yは、同一平面にあるので、第一離間距離αは0である。
脚無しタイプのパレット16(図3の(B))を搬送する基板搬送装置10では、脚有りタイプのパレット16(図3の(A))を搬送する基板搬送装置10に対して、クランプ部14bの位置を、第一離間距離αの差分だけ下げなければ、パレット16が被載置面16xでコンベアベルト13a上に載置されなく、クランプ部14bの上端とパレット16の下面である被押面16yとが、第四離間距離δだけ離間しない。
このため、第一離間距離αの差分だけ、クランプ支持部材17の上面とクランプ部14b上端との第二離間距離βを変更する必要が有る。そこで、脚有りタイプのパレット16(図3の(A))のブロック18よりも、第一離間距離αの差分だけ厚さのより薄いブロック18を選択して、当該ブロック18をクランプ支持部材17とクランプ部材14の本体14aとの間に介在させる。或いは、ブロック18を除去する。このようにして、クランプ支持部材17の上面とクランプ部14b上端との第二離間距離βを変更することができる。
クランプ時の昇降装置19のストロークは変更しないので、クランプ部14bの上端位置を下げると、パレット16の被当接面16kをパレット押さえ部材15の当接面15tに当接できなくなってしまい、クランプ時にパレット16及び基板999が上下方向位置に位置決めできなくなってしまう。そこで、図3の(B)に示すように、脚有りタイプのパレット16を位置決めするパレット押さえ部材15と比較して、当接面15tの位置が、クランプ部14b上端の高さの減少分、つまり、ブロック18の厚さの減少分(上述の第一離間距離αの差分)下がったパレット押さえ部材15に交換する。
このように、上述の第一離間距離αの差分に応じて、当接面15t高さ方向位置が異なる複数種のパレット押さえ部材15から一のパレット押さえ部材15を選択して、支持部材12上に固定することにより、パレット押さえ部材15の当接面15tの上下方向位置が調整される。
クランプ時に、基板999の上面が同一の実装面に位置しなければ、部品実装時に吸着ノズル47の上下方向位置を調整するために、部品実装装置1のプログラムを変更しなければならない。脚有りタイプから脚無しタイプに基板搬送装置10を変更する場合には、上述のとおり、クランプ部14bの上端位置が下方に変更されている。このため、クランプ時の昇降装置19のストロークが同一の場合には、クランプ時において基板999の上面が実装面よりも低くなってしまう。
また、基板999の上面の側縁が、第一板バネ部15dや第二板バネ部15gに到達しないので、基板999の水平方向位置が位置決めされなくなってしまう。
そこで、図3の(B)に示すように、脚有りタイプのパレット16と比較して、搭載部16aの下面からの高さが、クランプ部14b上端の高さの減少分、つまり、ブロック18の厚さの減少分(上述の第一離間距離αの差分)高い搭載面16cのパレット16に交換する。図3の(B)に示す実施形態では、嵩上げ部16pによって、搭載面16cの搭載部16aの下面からの高さが嵩上げされている。
このように、上述の第一離間距離αの差分に応じて、パレット16下面からの搭載面16cの高さが異なる複数種のパレット16から一のパレット16を選択して、当該パレット16に基板999を搭載して搬送することにより、パレット16下面と搭載面16cとの第三離間距離γが調整される。
以上の説明では、第一離間距離αが短くなる場合の基板搬送装置10の変更手順について説明したが、第一離間距離αが長くなる場合についても同様である。
(本実施形態の効果)
以上の説明から明らかなように、Z方向に厚さの異なるブロック18(上下方向調整部)を、クランプ支持部材17上面とクランプ部材14の本体14aとの間に介在させることにより、パレット16の被載置面16w、16xとパレット16の被押面16yとの第一離間距離αに応じて、クランプ支持部材17上面とクランプ部14bとの上端の第二離間距離βを調整する。これにより、被載置面16w、16xと被押面16yとの第一離間距離αが異なるような、高さ方向の形状が異なるパレット16を搬送する場合であっても、基板搬送装置10の機械的構成を変更する必要も無く、昇降装置19を制御するソフトウエアを変更する必要も無く、変更作業が容易である。
また、第一離間距離αに応じて当接面15tの上下方向位置が適切なパレット押さえ部材15を選択して、支持部材12上に固定することにしている。これにより、パレット16が押し上げられた際に、パレット16の被当接面16kがパレット押さえ部材15の当接面15tに到達しないことに起因するパレット16の上下方向位置の位置決めがなされないことを防止することができる。そして、確実にパレット16の被当接面16kを、パレット押さえ部材15の当接面15tに当接させることができる。このため、パレット16の上下方向位置を位置決めすることができる。これにより、パレット16に搭載されている基板999の上下方向位置を位置決めすることができる。
或いは、必要以上に、パレット16がパレット押さえ部材15に押圧されることが防止され、パレット16やパレット押さえ部材15の破損を防止することができる。
また、開口部15aから露出した基板999の上面が実装面に位置されるように、被当接面16kと搭載面16cとの第三離間距離γが適切なパレット16を選択し、当該パレット16に基板999を搭載して搬送する。このため、第一離間距離αやパレット押さえ部材15の当接面15tの上下方向位置が変更された場合であっても、パレット16が押し上げられた際に、基板999の上面を実装面に位置決めすることができる。
また、クランプ支持部材17上面とクランプ部14b上端の第二離間距離βを調整可能な「上下方向調整部」は、Z方向に厚さが異なる複数種類のブロック18である。そして、複数種類のブロック18のうち1のブロック18が、クランプ支持部材17とクランプ部材14の本体14aとの間に交換可能に介在されるように構成されている。
これにより、第一離間距離αに応じて適切なZ方向に厚さのブロック18をクランプ支持部材17とクランプ部材14の本体14aとの間に介在させるという簡単な作業により、クランプ支持部材17上面とクランプ部14b上端との第二離間距離βを調整することができる。また、アジャスターボルト等による第二離間距離βの調整と比較して、確実に所望の第二離間距離βにすることができる。
また、ブロック18は硬磁性材料で構成され、クランプ支持部材17及びクランプ部材14の本体14aは軟磁性材料で構成されている。これにより、クランプ支持部材17上に、ブロック18を載置し、当該ブロック18上にクランプ部材14を載置すると、ブロック18の磁力により、クランプ支持部材17とブロック18、ブロック18とクランプ部材14の本体14aが互いに吸着して、これらが固定される。このため、簡単な構造で第二離間距離βを変更することができ、簡単な作業で第二離間距離βを変更することができる。
また、パレット押さえ部材15には、パレット押さえ部材15とパレット16の水平方向の相対位置を位置決めする位置決めガイド15j及び位置決めピン15k(位置決部)が設けられ、パレット16には、位置決めピン15kが挿通する位置決め穴16f(位置決部)が形成されている。これにより、位置決めガイド15jによって、パレット16のパレット押さえ部材15に対するX方向位置が位置決めされる。そして、位置決めピン15kが位置決め穴16fに挿通することにより、パレット16とパレット押さえ部材と15との水平方向の相対位置が位置決めされる。このため、パレット16に搭載された基板999の水平方向位置が位置決めされる。
(別の実施形態)
以上説明した実施形態では、クランプ支持部材17上面とクランプ部14b上端の第二離間距離αを調整可能な上下方向調整部として、厚さの異なるブロック18を用いた。しかし、上下方向調整部はこれに限定されず、例えば、クランプ部材14の本体14aの下面に螺入され、ネジ頭がクランプ支持部材17上面と当接するアジャスターボルトであっても差し支え無い。
なお、被載置面16xのほうが被押面16yよりも上方にあるようなパレット16であっても差し支え無い。この場合には、第一離間距離αはマイナスとなる。また、搭載面16cが、搭載部16aの上面よりも下方に凹陥しているパレット16であっても差し支え無い。
また、位置決めガイド15j及び位置決めピン15kがパレット16側に設けられ、位置決め穴16fがパレット押さえ部材15側に形成されている実施形態であっても差し支え無い。
以上説明した実施形態の基板搬送装置10は、クランプ部材14は、パレット16の下方に配設され、パレット16を下方から押し上げてクランプする。しかし、クランプ部材14が、パレット16の上方に配設され、パレット16を上方から下方に押圧するような基板搬送装置10にも、本発明の技術的思想が適用可能なことは言うまでもない。
1…部品実装装置、10…基板搬送装置、11…本体、12…支持部材、13…基板搬送装置、13a…コンベアベルト、14…クランプ部材、15…パレット押さえ部材、15t…当接面、15j…位置決めガイド(位置決部)、15k…位置決めピン(位置決部)、15a…開口部、16…パレット、16f…位置決め穴(位置決部)16k…被当接面、16w…被載置面、16x…被載置面、16y…被押面、17…クランプ支持部材、18…ブロック(上下方向調整部)、19…昇降装置、999…基板、α…第一離間距離、β…第二離間距離、γ…第三離間距離

Claims (7)

  1. 本体と、
    基板の搬送方向に延在し、前記本体上に設けられた一対の支持部材と、
    前記一対の支持部材の内側に沿ってそれぞれ水平に設けられた基板搬送装置と、
    前記一対の支持部材の内側における前記本体に上下方向に移動可能に設けられたクランプ支持部材と、
    前記クランプ支持部材を、上下方向に昇降する昇降装置と、
    前記基板搬送装置によって搬送され、複数の基板が搭載されるパレットと、
    前記クランプ支持部材に取り付けられ、前記パレットを押さえ付けることにより、当該パレットを固定するクランプ部材と、
    前記パレットの厚さに応じて、前記クランプ支持部材と前記クランプ部材との上下方向の距離が調整可能な上下方向調整部と、
    両側が前記支持部材の上端に固定され、前記支持部材との固定位置の内側の下面に当接面が形成され、複数の開口部が形成されたパレット押さえ部材と、を有し
    前記パレットには、その両側の下端に前記基板搬送装置上に載置される被載置面が形成され、その両側上面に被当接面が形成され、その両側下面に被押面が形成され、
    前記クランプ部材は、前記一対の支持部材の内側においてそれぞれ前記クランプ支持部材上に設けられ、上端で前記パレットの被押面を押し上げることにより、前記被当接面を前記当接面に当接させて、前記パレットに搭載された複数の基板を当該基板の上面が実装面に位置するように前記開口部から露出させるように構成され、
    前記上下方向調整部は、前記被載置面と前記被押面との第一離間距離に応じて、前記クランプ支持部材上面と前記クランプ部材上端の第二離間距離を調整可能に構成されている基板搬送装置。
  2. 複数種類の前記パレット押さえ部材から一のパレット押さえ部材が選択されて前記支持部材上に固定されるように構成され、
    前記クランプ支持部材が所定距離上昇された際に、前記一のパレット押さえ部材に対応する前記パレットの前記被当接面が前記当接面に押圧されるように、前記一のパレット押さえ部材の前記当接面の上下方向位置が前記第一離間距離に応じて調整されている請求項に記載の基板搬送装置。
  3. 複数種類の前記パレットから一のパレットが選択されて前記基板搬送装置に載置され、
    前記クランプ支持部材が所定距離上昇されて、前記被当接面が前記当接面に押圧された際に、前記開口部から露出した前記基板の上面が前記実装面に位置されるように、前記被当接面と前記基板下面が搭載される搭載面との第三離間距離が調整されている請求項又は請求項に記載の基板搬送装置。
  4. 前記上下方向調整部は、厚さが異なる複数種類のブロックであり、
    複数種類の前記ブロックのうち1の前記ブロックが、前記クランプ支持部材と前記クランプ部材との間に交換可能に介在されるように構成されている請求項〜請求項のいずれかに記載の基板搬送装置。
  5. 前記ブロックは、磁性材料で構成されている請求項に記載の基板搬送装置。
  6. 前記パレット押さえ部材及び前記パレットの少なくとも一方には、前記パレット押さえ部材と前記パレットの水平方向の相対位置を位置決めする位置決部が設けられている請求項〜請求項のいずれかに記載の基板搬送装置。
  7. 本体と、
    基板の搬送方向に延在し、前記本体上に設けられた一対の支持部材と、
    両側が前記支持部材の上端に固定され、前記支持部材との固定位置の内側の下面に当接面が形成され、複数の開口部が形成されたパレット押さえ部材と、
    前記一対の支持部材の内側に沿ってそれぞれ水平に設けられた基板搬送装置と、
    前記一対の支持部材の内側における前記本体に上下方向に移動可能に設けられたクランプ支持部材と、
    前記クランプ支持部材を、上下方向に昇降する昇降装置と、
    両側の下端に形成された被載置面で前記基板搬送装置上に載置されて搬送され、両側上面に被当接面が形成され、両側下面に被押面が形成され、複数の基板が搭載されるパレットと、
    前記一対の支持部材の内側においてそれぞれ前記クランプ支持部材上に設けられ、上端で前記パレットの被押面を押し上げることにより、前記被当接面を前記当接面に当接させて、前記パレットに搭載された複数の基板を当該基板の上面が実装面に位置するように前記開口部から露出させるクランプ部材と、を有する基板搬送装置の変更方法であって、前記被載置面と前記被押面との第一離間距離に応じて、前記パレット押さえ部材上面と前記クランプ部材上端の第二離間距離を調整する基板搬送装置の変更方法。
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