JP6123961B1 - 被監視者監視システムの端末装置および該端末装置の端末側監視処理方法ならびに被監視者監視システム - Google Patents

被監視者監視システムの端末装置および該端末装置の端末側監視処理方法ならびに被監視者監視システム Download PDF

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Abstract

本発明にかかる被監視者監視システムの端末装置および端末側監視処理方法ならびに前記端末装置を備えた前記被監視者監視システムは、ナースコール受付装置から配信を受けた動画を表示している際に、前記ナースコール受付装置との音声通話の開始を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように前記動画配信条件の設定を指示するための動画配信条件設定通信信号を前記ナースコール受付装置へ送信する。

Description

本発明は、被監視者を監視するための被監視者監視システムにおける端末装置および該端末装置の端末側監視処理方法ならびに前記被監視者監視システムに関する。
我が国(日本)は、戦後の高度経済成長に伴う生活水準の向上、衛生環境の改善および医療水準の向上等によって、高齢化社会、より詳しくは、総人口に対する65歳以上の人口の割合である高齢化率が21%を超える超高齢化社会になっている。また、2005年では、総人口約1億2765万人に対し65歳以上の高齢者人口は、約2556万人であったのに対し、2020年では、総人口約1億2411万人に対し高齢者人口は、約3456万人となる予測もある。このような高齢化社会では、病気や怪我や高齢等による看護や介護を必要とする要看護者や要介護者(要看護者等)は、高齢化社会ではない通常の社会で生じる要看介護者よりもその増加が見込まれる。そして、我が国は、例えば2013年の合計特殊出生率が1.43という少子化社会でもある。そのため、高齢な要看護者等を高齢の家族(配偶者、子、兄弟)が介護する老老介護も起きて来ている。
要看護者等は、病院や、老人福祉施設(日本の法令では老人短期入所施設、養護老人ホームおよび特別養護老人ホーム等)等の施設に入所し、その看護や介護を受ける。このような施設では、要看護者等が、例えばベッドからの転落や歩行中の転倒等によって怪我を負ったり、ベッドから抜け出して徘徊したりするなどの事態が生じ得る。このような事態に対し、可及的速やかに対応する必要があり、また、このような事態を放置しておくとさらに重大な事態に発展してしまう可能性もあるため、前記施設では、看護師や介護士等は、定期的に巡視することによってその安否や様子を確認している。
しかしながら、要看護者等の増加数に対し看護師等の増加数が追い付かずに、看護業界や介護業界では、慢性的に人手不足になっている。さらに、日勤の時間帯に較べ、準夜勤や夜勤の時間帯では、看護師や介護士等の人数が減るため、一人当たりの業務負荷が増大するので、前記業務負荷の軽減が要請される。また、前記老老介護の事態は、前記施設でも例外ではなく、高齢の要看護者等を高齢の看護師等がケアすることもしばしば見られる。一般に高齢になると体力が衰えるため、健康であっても若い看護師等に比し看護等の負担が重くなり、また、その動きや判断も遅くなる。
このような人手不足や看護師等の負担を軽減するため、看護業務や介護業務を補完する技術が求められている。このため、近年では、要看護者等の、監視すべき監視対象である被監視者を監視(モニタ)する被監視者監視技術が研究、開発されている。
このような技術の一つとして、例えば特許文献1に開示されたナースコールシステムがある。この特許文献1に開示されたナースコールシステムは、病院、老人福祉施設等の病室毎の各病床に設置され被看護者が看護者を呼び出すためのベッド子機およびベッドサイドに設置され前記ベッド子機に着脱自在で接続されるプレート子機と、前記病室毎に設置され前記被看護者の映像を撮像するための呼出対応カメラと、ナースセンターに設置され前記ベッド子機からの呼び出しを検出して報知し、前記呼び出しを確認した前記看護者が応答して通話を成立するためのナースコール親機とを設け、前記ナースコール親機は、前記呼出対応カメラにて撮像された前記被看護者の映像を出画するための外付け呼出対応モニタが接続され、前記外付け呼出対応モニタは、前記呼出対応カメラが接続され、前記ベッド子機からの呼び出しを検出した前記ナースコール親機により制御され、前記呼出元のベッド子機が接続される前記プレート子機が有する子機番号に対応したカメラ番号を有する当該呼出対応カメラを選択するためのカメラ選択テーブルが記憶された記憶部と、前記記憶部から読み出される前記呼出元のベッド子機が接続される前記プレート子機が有する子機番号に対応したカメラ番号を有する当該呼出対応カメラを駆動して前記被看護者の映像を前記外付け呼出対応モニタに出画するためのカメラ駆動回路とを備える。
一方、安否確認の点では、一人暮らしの独居者も前記要介護者等と同様であり、被監視対象者となる。
ところで、前記特許文献1に開示されたナースコールシステムでは、外付け呼出対応モニタに映像が出画されるとともに、ナースコール親機とプレート子機との間で通話もできる(例えば特許文献1の[0029]段落参照)。一般に、映像を収容する一連の通信信号は、比較的大容量となる。このため、通信回線は、大容量な回線が必要となり、コスト高となってしまう。あるいは、大容量な通信回線が利用できない場合では、映像が途切れたり、通話が途切れたりする虞がある。また、通話の確立を優先した場合、映像にディレイが生じる。特に、映像を収容する一連の通信信号の通信を想定していない既設の通信回線が利用される場合、このような場合が生じ易い。
特許第4989172号公報
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、通話の確立を優先し、映像の途切れと通話の途切れを低減しつつ動画の配信と通話の確立との両立を可能な限り図ることができる被監視者監視システムの端末装置および該端末装置の端末側監視処理方法ならびに前記被監視者監視システムを提供することである。
本発明にかかる被監視者監視システムの端末装置および端末側監視処理方法ならびに前記端末装置を備えた前記被監視者監視システムは、ナースコール受付装置から配信を受けた動画を表示している際に、前記ナースコール受付装置との音声通話の開始を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように前記動画配信条件の設定を指示するための動画配信条件設定通信信号を前記ナースコール受付装置へ送信する。
上記並びにその他の本発明の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な記載と添付図面から明らかになるであろう。
実施形態における被監視者監視システムの構成を示す図である。 実施形態の被監視者監視システムにおけるセンサ装置の構成を示す図である。 実施形態の被監視者監視システムにおける管理サーバ装置の構成を示す図である。 実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置の構成を示す図である。 実施形態における被監視者監視システムの動作を示すシーケンス図である。 実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置の操作受付に関する動作を示すフローチャートである。 実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置に表示される待受け画面の一例を示す図である。 実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置に表示される、静止画を表示した監視情報画面の一例を示す図である。 実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置に表示される、動画を表示した監視情報画面の一例を示す図である。 実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置に表示される通話中画面の一例を示す図である。 実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置に表示される、静止画を表示した監視情報画面の他の一例を示す図である。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
図1は、実施形態における被監視者監視システムの構成を示す図である。図2は、実施形態の被監視者監視システムにおけるセンサ装置の構成を示す図である。図3は、実施形態の被監視者監視システムにおける管理サーバ装置の構成を示す図である。図4は、実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置の構成を示す図である。
実施形態における被監視者監視システムは、監視すべき(見守るべき)監視対象(見守り対象)である被監視者(見守り対象者)Obを監視するものであり、ナースコールを受け付け、動画を含む画像を生成し、音声通話するナースコール受付装置と、前記ナースコール受付装置と通信可能に接続され、前記ナースコール受付装置と音声通話し、前記ナースコール受付装置で生成した動画の配信を受けて前記動画を表示する端末装置と、前記ナースコール受付装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記ナースコール受付装置で受け付けたナースコールの通報を受けて前記端末装置へ前記ナースコールを通報する中央処理装置とを備える。
このような被監視者監視システムMSは、より具体的には、例えば、図1に示すように、1または複数のセンサ装置SU(SU−1〜SU−4)と、管理サーバ装置SVと、固定端末装置SPと、1または複数の携帯端末装置TA(TA−1、TA−2)とを備え、これらは、有線や無線で、LAN(Local Area Network)、電話網およびデータ通信網等の網(ネットワーク、通信回線)NWを介して通信可能に接続される。ネットワークNWには、通信信号を中継する例えばリピーター、ブリッジ、ルーターおよびクロスコネクト等の中継機が備えられても良い。図1に示す例では、これら複数のセンサ装置SU−1〜SU−4、管理サーバ装置SV、固定端末装置SPおよび複数の携帯端末装置TA−1、TA−2は、アクセスポイントAPを含む無線LAN(例えばIEEE802.11規格に従ったLAN等)NWによって互いに通信可能に接続されている。
なお、後述から明らかなように、センサ装置SUは、前記ナースコール受付装置の一例であり、管理サーバ装置SVは、前記中央処理装置の一例であり、前記固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAそれぞれは、前記端末装置の一例である。
被監視者監視システムMSは、被監視者Obに応じて適宜な場所に配設される。被監視者(見守り対象者)Obは、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする者や、身体能力の低下等によって介護を必要とする者や、一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見と早期対処とを可能にする観点から、被監視者Obは、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合にその発見を必要としている者であることが好ましい。このため、被監視者監視システムMSは、被監視者Obの種類に応じて、病院、老人福祉施設および住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、被監視者監視システムMSは、複数の被監視者Obが入居する複数の居室RMや、ナースステーション等の複数の部屋を備える介護施設の建物に配設されている。
センサ装置SUは、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、TAと通信する通信機能等を備え、被監視者Obにおける所定の行動を検知してその検知結果を管理サーバ装置SVへ送信し、ナースコールを受け付けてその旨を管理サーバ装置SVへ送信し、端末装置SP、TAとの間で音声通話を行い、そして、動画を含む画像を生成して端末装置SP、TAへ動画を配信する装置である。このようなセンサ装置SUは、例えば、図2に示すように、撮像部11と、センサ側音入出力部(SU音入出力部)12と、ナースコール受付操作部13と、センサ側制御処理部(SU制御処理部)14と、センサ側通信インターフェース部(SU通信IF部)15と、センサ側記憶部(SU記憶部)16とを備える。
撮像部11は、SU制御処理部14に接続され、SU制御処理部14の制御に従って、画像(画像データ)を生成する装置である。前記画像には、静止画(静止画データ)および動画(動画データ)が含まれる。撮像部11は、監視すべき監視対象である被監視者Obが所在を予定している空間(所在空間、図1に示す例では配設場所の居室RM)を監視可能に配置され、前記所在空間を撮像対象としてその上方から撮像し、前記撮像対象を俯瞰した画像(画像データ)を生成し、前記撮像対象の画像をSU制御処理部14へ出力する。好ましくは、被監視者Ob全体を撮像できる蓋然性が高いことから、撮像部11は、被監視者Obが横臥する寝具(例えばベッド等)における、被監視者Obの頭部が位置すると予定されている予め設定された頭部予定位置(通常、枕の配設位置)の直上から撮像対象を撮像できるように配設される。センサ装置SUは、この撮像部11によって、被監視者Obを、被監視者Obの上方から撮像した画像、好ましくは前記頭部予定位置の直上から撮像した画像を取得する。
このような撮像部11は、可視光の画像を生成する装置であって良いが、比較的暗がりでも被監視者Obを監視できるように、本実施形態では、赤外線の画像を生成する装置である。このような撮像部11は、例えば、本実施形態では、撮像対象における赤外の光学像を所定の結像面上に結像する結像光学系、前記結像面に受光面を一致させて配置され、前記撮像対象における赤外の光学像を電気的な信号に変換するイメージセンサ、および、イメージセンサの出力を画像処理することで前記撮像対象における赤外の画像を表すデータである画像データを生成する画像処理部等を備えるデジタル赤外線カメラである。撮像部11の前記結像光学系は、本実施形態では、その配設された居室RM全体を撮像できる画角を持つ広角な光学系(いわゆる広角レンズ(魚眼レンズを含む))であることが好ましい。
SU音入出力部12は、SU制御処理部14に接続され、外部の音を取得してセンサ装置SUに入力するための回路であって、SU制御処理部14の制御に従って音を表す電気信号に応じた音を生成して出力するための回路である。SU音入出力部12は、例えば、音の音響振動を電気信号に変換するマイクロホン等と、音の電気信号を音の音響振動に変換するスピーカ等とを備えて構成される。SU音入出力部12は、外部の音を表す電気信号をSU制御処理部14へ出力し、また、SU制御処理部14から入力された電気信号を音の音響振動に変換して出力する。
ナースコール受付操作部13は、SU制御処理部14に接続され、ナースコールを当該センサ装置SUに入力するための例えば押しボタン式スイッチ等のスイッチ回路である。なお、ナースコール受付操作部13は、有線でSU制御処理部14に接続されて良く、また、例えばBluetooth(登録商標)規格等の近距離無線通信でSU制御処理部14に接続されて良い。
SU通信IF部15は、SU制御処理部14に接続され、SU制御処理部14の制御に従って通信を行うための通信回路である。SU通信IF部15は、SU制御処理部14から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この被監視者監視システムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介して他の装置SV、SP、TAへ送信する。SU通信IF部15は、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、TAから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをSU制御処理部14が処理可能な形式のデータに変換してSU制御処理部14へ出力する。SU通信IF部15は、例えば、IEEE802.11規格等に従った通信インターフェース回路を備えて構成される。
SU記憶部16は、SU制御処理部14に接続され、SU制御処理部14の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、センサ装置SUの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するSU制御プログラムや、被監視者Obに対する監視に関する情報処理を実行する監視処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記監視処理プログラムには、撮像部1で生成した画像に基づいて被監視者Obにおける所定の行動を検知し、その検知結果を管理サーバ装置SVへ通報する行動検知処理プログラム、ナースコール受付操作部13でナースコールを受け付けた場合にその旨を管理サーバ装置SVへ通報し、SU音入出力部12等を用いることで端末装置SP、TAとの間で音声通話を行うSUナースコール処理プログラム、および、撮像部11で生成した動画を、その動画を要求した端末装置SP、TAへストリーミングで配信する動画配信処理プログラム等が含まれる。前記各種の所定のデータには、自機の、センサ装置SUを特定し識別するための識別子であるセンサ装置識別子(センサID)、動画を配信する際の条件である動画配信条件、および、管理サーバ装置SVの通信アドレス等の各プログラムを実行する上で必要なデータ等が含まれる。SU記憶部16は、例えば不揮発性の記憶素子であるROM(Read Only Memory)や書き換え可能な不揮発性の記憶素子であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等を備える。そして、SU記憶部16は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるSU制御処理部14のワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等を含む。
そして、SU記憶部16は、前記動画配信条件を記憶するためのセンサ側動画配信条件記憶部(SU動画配信条件記憶部)161を機能的に備える。SU動画配信条件記憶部161に記憶される動画配信条件は、動画のフレームレート、動画のフレームサイズおよび動画の色数等である。このSU動画配信条件記憶部161に記憶される動画配信条件は、初期設定では予め設定された所定のデフォルト値であり、後述するように、動画の配信先の端末装置SP、TAから第1または第2動画配信設定通信信号を受信すると、この受信した第1または第2動画配信設定通信信号に収容された値に書き換えられて更新される。
SU制御処理部14は、センサ装置SUの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、被監視者Obにおける所定の行動を検知してその検知結果を管理サーバ装置SVへ送信し、ナースコールを受け付けてその旨を管理サーバ装置SVへ送信し、端末装置SP、TAとの間で音声通話を行い、そして、動画を含む画像を端末装置SP、TAへ配信するための回路である。SU制御処理部14は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路を備えて構成される。SU制御処理部14は、前記制御処理プログラムが実行されることによって、センサ側制御部(SU制御部)141、行動検知処理部142、センサ側ナースコール処理部(SUナースコール処理部)143および動画配信処理部144を機能的に備える。
SU制御部141は、センサ装置SUの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、センサ装置SUの全体制御を司るものである。
行動検知処理部142は、撮像部11によって生成された画像に基づいて被監視者Obにおける、予め設定された所定の行動を検知し、その検知結果をSU通信IF部15を介して管理サーバ装置SVへ送信するものである。本実施形態では、前記所定の行動は、例えば、被監視者Obの起床、離床、転倒および転落である。行動検知処理部142は、公知技術によって、撮像部11によって生成された画像に基づいて被監視者Obの起床、離床、転倒および転落を検知する。例えば、行動検知処理部142は、撮像部11によって生成された画像から例えば背景差分法やフレーム差分法によって被監視者Obの人体領域として動体領域を抽出し、この抽出した動体領域の縦横比(アスペクト比)から被監視者Obの姿勢(例えば立位、座位および横臥等)を判定し、この検出した動体領域の位置を検出し、これら判定、検出した被監視者Obの姿勢および位置に基づいて前記起床、離床、転倒および転落の別を判定する。より詳しくは、行動検知処理部142は、例えば、横長なアスペクト比から前記アスペクト比が小さくなるに従って横臥、座位および立位の各姿勢が順次に判定され、ベッド等の寝具上における姿勢が横臥から座位へ変化した場合には起床と判定し、寝具内から立位の姿勢で寝具外へ変化した場合には離床と判定し、寝具の周囲で姿勢が横臥である場合には転落と判定し、そして、前記寝具の周囲の他で姿勢が横臥である場合には転倒と判定する。そして、行動検知処理部142は、被監視者Obにおける所定の行動を検知すると、この検知した行動の種類(この例では起床、離床、転倒および転落のうちの1または複数)を表す検知行動情報、自機のセンサIDおよび前記検知の際に用いられた静止画(前記検知が複数の画像によって実施された場合には例えば最後の画像)を収容した通信信号(イベント通報通信信号)をSU通信IF部15を介して管理サーバ装置SVへ送信する。
SUナースコール処理部143は、ナースコール受付操作部13でナースコールを受け付けた場合にその旨を管理サーバ装置SVへ通報し、SU音入出力部12等を用いることで端末装置SP、TAとの間で音声通話を行うものである。より具体的には、SUナースコール処理部143は、ナースコール受付操作部13が入力操作されると、ナースコールを受け付けた旨を表すナースコール受付情報および自機のセンサIDを収容した通信信号(イベント通報通信信号)をSU通信IF部15を介して管理サーバ装置SVへ送信する。なお、このナースコールの受付を通報するイベント通報通信信号には、ナースコールを受け付けた際の静止画が収容されても良い。そして、SUナースコール処理部143は、SU音入出力部12等を用い、端末装置SP、TAとの間で例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)によって音声通話を行う。
動画配信処理部144は、撮像部11で生成した動画を、その動画を要求した端末装置SP、TAへ、SU動画配信条件記憶部161に記憶された動画配信条件に従ってストリーミングでSU通信IF部15を介して配信するものである。例えば、撮像部11がフレームレート30f/sであってフレームサイズ1366×768で赤外線画像の動画を生成している場合に、SU動画配信条件記憶部161に記憶された動画配信条件がフレームレート15f/sであってフレームサイズ683×384である場合には、動画配信処理部144は、撮像部11で生成した動画のフレームを1つおきに間引くとともに、撮像部11で生成した動画の画素を1つおきに間引くことによって、SU動画配信条件記憶部161に記憶された動画配信条件に合致した動画を生成し、動画を要求した端末装置SP、TAへストリーミングでSU通信IF部15を介して配信する。なお、撮像部11がフルカラーの動画を生成している場合に、SU動画配信条件記憶部161に記憶された動画配信条件が単色(モノクロ)である場合には、輝度信号と色差信号とで動画データを構成し(撮像部11がRGB信号の動画データを生成している場合にはRGB信号は公知の変換式を用いて輝度信号および色差信号に変換される)、その輝度信号を、動画を要求した端末装置SP、TAへストリーミングでSU通信IF部15を介して配信する。
そして、動画配信処理部144は、後述の第1動画配信条件設定通信信号をSU通信IF部15を介して受信すると、この受信した第1動画配信条件設定通信信号に収容された動画配信条件でSU動画配信条件記憶部161の記憶内容を書き換えて更新する。動画配信処理部144は、後述の第2動画配信条件設定通信信号をSU通信IF部15を介して受信すると、この受信した第2動画配信条件設定通信信号に収容された動画配信条件でSU動画配信条件記憶部161の記憶内容を書き換えて更新する。
図1には、一例として、4個の第1ないし第4センサ装置SU−1〜SU−4が示されており、第1センサ装置SU−1は、被監視者Obの一人であるAさんOb−1の居室RM−1(不図示)に配設され、第2センサ装置SU−2は、被監視者Obの一人であるBさんOb−2の居室RM−2(不図示)に配設され、第3センサ装置SU−3は、被監視者Obの一人であるCさんOb−3の居室RM−3(不図示)に配設され、そして、第4センサ装置SU−4は、被監視者Obの一人であるDさんOb−4の居室RM−4(不図示)に配設されている。
管理サーバ装置SVは、ネットワークNWを介して他の装置SU、SP、TAと通信する通信機能等を備え、センサ装置SUからイベント通報通信信号を受信して被監視者Obに対する監視に関する情報(監視情報)を管理し、前記受信したイベント通報通信信号を所定の端末装置SP、TAへ通報(再通報、転送、送信)し、クライアント(本実施形態では端末装置SP、TA等)の要求に応じたデータを前記クライアントに提供し、被監視者監視システムMS全体を管理する装置である。このような管理サーバ装置SVは、例えば、図3に示すように、サーバ側通信インターフェース部(SV通信IF部)21と、サーバ側制御処理部(SV制御処理部)22と、サーバ側記憶部(SV記憶部)23とを備える。
SV通信IF部21は、SU通信IF部15と同様に、SV制御処理部22に接続され、SV制御処理部22の制御に従って通信を行うための通信回路である。SV通信IF部21は、例えば、IEEE802.11規格等に従った通信インターフェース回路を備えて構成される。
SV記憶部23は、SV制御処理部22に接続され、SV制御処理部22の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、管理サーバ装置SVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するSV制御プログラムや、被監視者Obに対する監視に関する所定の処理を実行するSV監視処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記各種の所定のデータには、自機の、管理サーバ装置SVを特定し管理サーバ装置SVを識別するためのサーバ識別子(サーバID)や、被監視者Obに対する監視に関する監視情報や、前記イベント通報通信信号の通報先等の装置間の情報を表す装置間情報等の各プログラムを実行する上で必要なデータ等が含まれる。これら監視情報および装置間情報それぞれを記憶するために、SV記憶部23は、サーバ側監視情報記憶部(SV監視情報記憶部)231および装置間情報記憶部232を機能的に備える。
SV監視情報記憶部231は、前記監視情報として、本実施形態では、イベント通報通信信号に収容された行動の種類またはナースコールの受付(イベントの種類)、センサIDおよび静止画、ならびに、イベント通報通信信号の受信時刻等を互いに対応付けて記憶するものである。
装置間情報記憶部232は、前記装置間情報として、本実施形態では、イベント通報通信信号の送信元であるセンサIDとイベント通報通信信号の通報先通報先(再通報先、転送先、送信先)である端末IDとの対応関係(通報先対応関係)、および、各装置SU、SP、TAのID(センサID、端末ID)とその通信アドレスとの対応関係(通信アドレス対応関係)等を記憶するものである。端末IDは、端末装置SP、TAを特定し端末装置SP、TAを識別するための端末識別子である。なお、センサID、サーバIDおよび端末IDそれぞれは、例えば所定の記号列から成るシリアル番号等であって良く、また例えば通信アドレスであって良い(この場合通信アドレス対応関係は省略できる)。
SV制御処理部22は、管理サーバ装置SVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、センサ装置SUからイベント通報通信信号を受信して被監視者Obに対する監視に関する情報(監視情報)を管理し、前記受信したイベント通報通信信号を所定の端末装置SP、TAへ通報し、クライアント(本実施形態では端末装置SP、TA等)の要求に応じたデータを前記クライアントに提供し、被監視者監視システムMS全体を管理するための回路である。SV制御処理部22は、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。SV制御処理部22は、前記制御処理プログラムが実行されることによって、サーバ側制御部(SV制御部)221およびサーバ側監視処理部(SV監視処理部)222を機能的に備える。
SV制御部221は、管理サーバ装置SVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、管理サーバ装置SVの全体制御を司るものである。
SV監視処理部222は、センサ装置SUからイベント通報通信信号を受信した場合に、被監視者Obに対する監視に関する監視情報をSV監視情報記憶部231に記憶(記録)し、前記受信したイベント通報通信信号を送信したセンサ装置SUに対応する通報先(再通報先、転送先、送信先)を装置間情報記憶部232に記憶された前記通報先対応関係から選定(検索)し、この選定した端末装置SP、TAへ前記イベント通報通信信号を送信するものである。この選定(検索処理)は、前記受信したイベント通報通信信号を送信したセンサ装置SUに対応するセンサIDに基づいて実施される。ここで、前記再通報されるイベント通報通信信号には、センサ装置SUからイベント通報通信信号の受信時刻、および、動画のダウンロード先として、前記受信したイベント通報通信信号を送信したセンサ装置SUに対応する通信アドレスがさらに収容される。この通信アドレスは、前記受信したイベント通報通信信号を送信したセンサ装置SUに対応するセンサIDに基づいて通信アドレス対応関係から選定(検索)される。
なお、管理サーバ装置SVは、図3に破線で示すように、必要に応じて、さらに、SV制御処理部22に接続され例えば各種コマンドや各種データ等を入力するサーバ側入力部(SV入力部)24、SV入力部24で入力された各種コマンドや各種データおよび被監視者Obに対する監視に関する監視情報等を出力するサーバ側出力部(SV出力部)25、および、外部機器との間でデータの入出力を行うサーバ側インターフェース部(SVIF部)26等を備えても良い。
このような管理サーバ装置SVは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
固定端末装置SPは、ネットワークNWを介して他の装置SU、SV、TAと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、および、所定の指示やデータを入力する入力機能等を備え、管理サーバ装置SVや携帯端末装置TAに与える所定の指示やデータを入力したり、センサ装置SUで得られた監視情報を表示したり等することによって、被監視者監視システムMSのユーザインターフェース(UI)として機能する機器である。このような固定端末装置SPは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。なお、前記端末装置の一例としての固定端末装置SPは、携帯端末装置TAと同様に動作するが、本明細書では、前記端末装置の一実施形態は、その一例である携帯端末装置TAについて説明される。
携帯端末装置TAは、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、SUと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、所定の指示やデータを入力する入力機能、および、音声通話を行う通話機能等を備え、管理サーバ装置SVやセンサ装置SUに与える所定の指示やデータを入力したり、管理サーバ装置SVからの通報によってセンサ装置SUで得られた監視情報(動画を含む)を表示したり、センサ装置SUとの間で音声通話したり等することによって、被監視者Obに対する前記監視情報を受け付けて表示し、ナースコールの応答や声かけするための機器である。このような携帯端末装置TAは、本実施形態では、例えば、図4に示すように、端末側通信インターフェース部(TA通信IF部)31と、端末側制御処理部(TA制御処理部)32と、端末側記憶部(TA記憶部)33と、端末側音入出力部(TA音入出力部)34と、端末側入力部(TA入力部)35と、端末側表示部(TA表示部)36と、端末側インターフェース部(TAIF部)37とを備える。
TA音入出力部34は、TA制御処理部32に接続され、外部の音を取得して携帯端末装置TAに入力するためのデバイスであって、TA制御処理部32の制御に従って音を表す電気信号に応じた音を生成して出力するためのデバイスである。TA音入出力部34は、SU音入出部12と同様に、例えば、音響振動を電気信号に変換するマイクロホン等と、音の電気信号を音の音響振動に変換するスピーカ等とを備えて構成される。TA音入出力部34は、外部の音を表す電気信号をTA制御処理部32へ出力し、また、TA制御処理部32から入力された電気信号を音の音響振動に変換して出力する。
TA入力部35は、TA制御処理部32に接続され、例えば、所定の操作を受け付け、携帯端末装置TAに入力するデバイスであり、例えば、所定の機能を割り付けられた複数の入力スイッチ等である。前記所定の操作には、例えば、ログインするためのIDの入力操作や、音声通話の要求操作およびその終了操作や、ライブでの動画の要求操作およびその終了操作や、前記通報された被監視者Obに対する例えば救命、看護、介護および介助等の対応(対処、応対)を実行する意思がある旨(“対応する”)の入力操作等の、監視する上で必要な各種操作等が含まれる。TA表示部36は、TA制御処理部32に接続され、TA制御処理部32の制御に従って、TA入力部35から入力された所定の操作内容、および、被監視者監視システムMSによって監視されている被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報(例えばセンサ装置SUで検知した所定の行動の種類やナースコールの受付や被監視者Obの画像(静止画および動画)等)等を表示するデバイスであり、例えばLCD(液晶ディスプレイ)および有機ELディスプレイ等の表示装置である。そして、本実施形態では、TA入力部35およびTA表示部36からタッチパネルが構成されている。この場合において、TA入力部35は、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等の操作位置を検出して入力する位置入力デバイスである。このタッチパネルでは、TA表示部36の表示面上に位置入力デバイスが設けられ、TA表示部36に入力可能な1または複数の入力内容の候補が表示され、例えば看護師や介護士等のユーザ(監視者)が、入力したい入力内容を表示した表示位置を触れると、位置入力デバイスによってその位置が検出され、検出された位置に表示された表示内容がユーザの操作入力内容として携帯端末装置TAに入力される。
TAIF部37は、TA制御処理部32に接続され、TA制御処理部32の制御に従って、外部機器との間でデータの入出力を行うデバイスであり、例えば、Bluetooth(登録商標)規格を用いたインターフェース回路、IrDA規格等の赤外線通信を行うインターフェース回路、および、USB規格を用いたインターフェース回路等である。
TA通信IF部31は、SU通信IF部15と同様に、TA制御処理部32に接続され、TA制御処理部32の制御に従って通信を行うための通信デバイスである。TA通信IF部31は、TA制御処理部32から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この被監視者監視システムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介して他の装置SU、SV、SPへ送信する。TA通信IF部31は、ネットワークNWを介して他の装置SU、SV、SPから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをTA制御処理部32が処理可能な形式のデータに変換してTA制御処理部32へ出力する。TA通信IF部31は、例えば、IEEE802.11規格等に従った通信インターフェース回路を備えて構成される。
TA記憶部33は、TA制御処理部32に接続され、TA制御処理部32の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、携帯端末装置TAの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するTA制御プログラムや、被監視者Obに対する監視に関する所定の処理を実行するTA監視処理プログラムや、TA音入出力部12等を用いることでセンサ装置SUとの間で音声通話を行うTAナースコール処理プログラムや、センサ装置SUから配信を受けた動画をTA表示部36に表示している際に、TA入力部35でセンサ装置SUとの音声通話の開始を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように前記動画配信条件の設定を指示するための通信信号(第1動画配信条件設定通信信号)をTA通信IF部31を介してセンサ装置SUへ送信し、TA入力部35でセンサ装置SUとの音声通話の終了を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件の設定を指示するための通信信号(第2動画配信条件設定通信信号)をTA通信IF部31を介してセンサ装置SUへ送信する動画受信処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記各種の所定のデータでは、自機の端末ID、TA表示部36に表示される画面情報、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報、および、センサ装置SUが動画を配信する際の条件である動画配信条件等の各プログラムを実行する上で必要なデータ等が含まれる。TA記憶部33は、例えばROMやEEPROM等を備える。TA記憶部33は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるTA制御処理部32のワーキングメモリとなるRAM等を含む。そして、TA記憶部33は、前記監視情報を記憶するための端末側監視情報記憶部(TA監視情報記憶部)331、および、前記動画配信条件を記憶するための端末側動画配信条件記憶部(TA動画配信条件記憶部)332を機能的に備える。
TA監視情報記憶部331は、前記監視情報として、本実施形態では、前記再通報のイベント通報通信信号に収容された行動の種類またはナースコールの受付(イベントの種類)、センサID、静止画、動画のダウンロード先の通信アドレス、および、センサ装置SUから管理サーバ装置SVが受信したイベント通報通信信号の受信時刻等を互いに対応付けて記憶するものである。
TA動画配信条件記憶部332は、予め設定された、センサ装置SUが動画を配信する際の条件である動画配信条件を予め記憶するものである。TA動画配信条件記憶部332に予め記憶される動画配信条件は、非通話の場合に用いられる動画配信条件(非通話時動画配信条件、デフォルト値)、および、通話の場合に用いられる動画配信条件(通話時動画配信条件)を備えて成り、前記通話時動画配信条件は、前記非通話時動画配信条件よりも通信容量が低減するように予め設定される。より具体的には、前記通話時動画配信条件は、動画のフレームレート、動画のフレームサイズおよび動画の色数のうちの1または複数を、前記非通話時動画配信条件よりも通信容量が低減するように予め設定される。例えば、前記通話時動画配信条件は、そのフレームレートが前記非通話時動画配信条件のフレームレートより低下するように予め設定される。一例では、前記非通話時動画配信条件のフレームレートは、30f/sに予め設定され、前記通話時動画配信条件のフレームレートは、15f/sに予め設定される。また例えば、前記通話時動画配信条件は、そのフレームサイズが前記非通話時動画配信条件のフレームサイズより小さくなるように予め設定される。一例では、前記非通話時動画配信条件のフレームサイズは、1366×768に予め設定され、前記通話時動画配信条件のフレームサイズは、683×384に予め設定される。また例えば、前記通話時動画配信条件は、その色数が前記非通話時動画配信条件の色数より少なくなるように予め設定される。一例では、前記非通話時動画配信条件の色数は、フルカラーに予め設定され、前記通話時動画配信条件の色数は、単色(モノクロ)に予め設定される。また例えば、前記通話時動画配信条件は、そのフレームレートおよびフレームサイズそれぞれが前記非通話時動画配信条件におけるフレームレートおよびフレームサイズそれぞれより低下するように予め設定される。一例では、前記非通話時動画配信条件のフレームレートは、30f/sに予め設定され、そのフレームサイズは、サイズ1366×768に予め設定され、前記通話時動画配信条件のフレームレートは、15f/sに予め設定され、そのフレームサイズは、683×384に予め設定される。
なお、これら非通話時動画配信条件および通話時動画配信条件それぞれは、TA通信IF部31を介して管理サーバ装置SVからダウンロードされ、TA動画配信条件記憶部332に予め記憶されても良い。これによれば、被監視者監視システムMSが複数の端末装置SP、TAを備える場合に全ての端末装置SP、TAに等しい動画配信条件を記憶させることができる。
TA制御処理部32は、携帯端末装置TAの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、被監視者Obに対する前記監視情報を受け付けて表示し、ナースコールの応答や声かけするための回路である。TA制御処理部32は、SU制御処理部14と同様に、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。TA制御処理部32は、制御処理プログラムが実行されることによって、端末側制御部(TA制御部)321、端末側監視処理部(TA監視処理部)322、端末側ナースコール処理部(TAナースコール処理部)323および動画受信処理部324を機能的に備える。
TA制御部321は、携帯端末装置TAの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、携帯端末装置TAの全体制御を司るものである。
TA監視処理部322は、被監視者Obに対する監視に関する所定の処理を実行するものである。より具体的には、TA監視処理部322は、管理サーバ装置SVから再通報のイベント通報通信信号を受信した場合に、この受信したイベント通報通信信号に収容された各情報(各データ)に基づき、被監視者Obに対する監視に関する前記被監視者Obに対する監視に関する監視情報をTA監視情報記憶部331に記憶(記録)し、前記受信した再通報のイベント通報通信信号に収容された各情報に応じた画面をTA表示部36に表示する。そして、TA監視処理部322は、TA入力部35から所定の入力操作を受け付けると、その入力操作に応じた所定の処理を実行する。より詳しくは、例えば、TA監視処理部322は、ライブでの動画の要求操作をTA入力部35から受け付けると、センサ装置SUへ動画の配信を要求して動画をTA表示部36に表示し、その終了操作をTA入力部35から受け付けると、センサ装置SUへ動画の配信の停止を要求してTA表示部36での動画の表示を終了する。また例えば、TA監視処理部322は、再通報されたイベント通報通信信号にかかる被監視者Obに対する例えば救命、看護、介護および介助等の対応を実行する意思がある旨(“対応する”)の入力操作を受け付けると、その旨を他の端末装置SP、TAへ管理サーバ装置SVを介して通報する。また例えば、TA監視処理部322は、音声通話の要求操作をTA入力部35から受け付けると、TAナースコール処理部323によって、センサ装置SUへ音声通話を要求してセンサ装置SUとの間で音声通話を行い、その終了操作をTA入力部35から受け付けると、TAナースコール処理部323によって、センサ装置SUへ音声通話の終了を要求してセンサ装置SUとの間での音声通話を終了する。
TAナースコール処理部323は、TA音入出力部34等を用いることでセンサ装置SUとの間で音声通話を行うものである。より具体的には、TAナースコール処理部323は、TA音入出力部34等を用い、イベント通報通信信号を管理サーバ装置SVへ送信した送信元のセンサ装置SUとの間で例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)によって音声通話を行う。
動画受信処理部324は、センサ装置SUから配信を受けた動画をTA表示部36に表示している際に、TA入力部35でセンサ装置SUとの音声通話の開始を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように前記動画配信条件の設定を指示するための第1動画配信条件設定通信信号をTA通信IF部31を介してセンサ装置SUへ送信し、TA入力部35でセンサ装置SUとの音声通話の終了を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件の設定を指示するための第2動画配信条件設定通信信号をTA通信IF部31を介してセンサ装置SUへ送信するものである。より具体的には、動画受信処理部324は、センサ装置SUから配信を受けた動画をTA表示部36に表示している際に、TA入力部35でセンサ装置SUとの音声通話の開始を受け付けた場合に、TA動画配信条件記憶部332に記憶されている通話時動画配信条件を取り出し、この取り出した通話時動画配信条件で動画の配信を指示(命令)する旨を表す情報(動画配信条件設定指示情報、動画配信条件設定コマンド)、および、当該携帯端末装置TAに動画を配信しているセンサ装置SUに対応するセンサIDを収容した第1動画配信条件設定通信信号をTA通信IF部31を介してセンサ装置SUへ送信する。そして、動画受信処理部324は、TA入力部35でセンサ装置SUとの音声通話の終了を受け付けた場合に、TA動画配信条件記憶部332に記憶されている非通話時動画配信条件を取り出し、この取り出した非通話時動画配信条件で動画の配信を指示(命令)する旨を表す動画配信条件設定指示情報(動画配信条件設定コマンド)、および、当該携帯端末装置TAに動画を配信しているセンサ装置SUに対応するセンサIDを収容した第2動画配信条件設定通信信号をTA通信IF部31を介してセンサ装置SUへ送信する。
このような携帯端末装置TAは、例えば、いわゆるタブレット型コンピュータやスマートフォンや携帯電話機等の、持ち運び可能な通信端末装置によって構成可能である。
次に、本実施形態における被監視者監視システムMSの動作および携帯端末装置TAにおける入力操作を受け付けた際の動作について説明する。図5は、実施形態における被監視者監視システムの動作を示すシーケンス図である。図6は、実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置の入力操作の受付けに関する動作を示すフローチャートである。図7は、実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置に表示される待受け画面の一例を示す図である。図8は、実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置に表示される、静止画を表示した監視情報画面の一例を示す図である。図9は、実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置に表示される、動画を表示した監視情報画面の一例を示す図である。
このような被監視者監視システムMSでは、各装置SU、SV、SP、TAは、電源が投入されると、必要な各部の初期化を実行し、その稼働を始める。また、センサ装置SUでは、その制御処理プログラムの実行によって、SU制御処理部14には、SU制御部141、行動検知処理部142、SUナースコール処理部143および動画配信処理部144が機能的に構成される。管理サーバ装置SVでは、その制御処理プログラムの実行によって、SV制御処理部22には、SV制御部221およびSV監視処理部222が機能的に構成される。そして、携帯端末装置TAでは、その制御処理プログラムの実行によって、TA制御処理部32には、TA制御部321、TA監視処理部322、TAナースコール処理部323および動画受信処理部324が機能的に構成される。
携帯端末装置TAでは、例えば看護師や介護士等の監視者(ユーザ)によるログイン操作を受け付けると、TA監視処理部322によって、自機宛の通信信号を待ち受ける待受け画面がTA表示部36に表示される。この待受け画面51は、例えば、図7に示すように、メニューバーを表示するメニューバー領域511と、待ち受け中であることを表すメッセージ(例えば「通知はありません」)およびアイコンを表示する待受けメイン領域512と、現在時刻を表示する時刻領域513と、今日の年月日曜日を表示する年月日曜日領域514と、今、当該携帯端末装置TAにログインしているユーザ名を表示するユーザ名領域515とを備える。
そして、図5において、センサ装置SUは、所定のフレームレート(例えば24f/sや30f/s等)に応じた時間間隔で撮像部11によって画像を取得し、SU制御処理部14の行動検知処理部142によって、この撮像部11で取得した画像に基づいて被監視者Obにおける所定の行動(状態、状況)を判定する。この判定の結果、被監視者Obが予め設定された前記所定の行動(例えば、本実施形態では起床、離床、転倒および転落)であると判定すると(C1)、イベント通報通信信号をSU通信IF部15を介して管理サーバ装置SVへ送信する(C2)。
管理サーバ装置SVは、センサ装置SUからイベント通報通信信号を受信すると、SV制御処理部22のSV監視処理部222によって、この受信したイベント通報通信信号に基づき、被監視者Obに対する監視に関する監視情報をSV監視情報記憶部231に記憶(記録)する。そして、前記受信したイベント通報通信信号を送信したセンサ装置SUに対応する通報先通報先(再通報先、転送先、送信先)を装置間情報記憶部232に記憶された前記通報先対応関係から選定(検索)し、この選定した端末装置SP、TAへ前記イベント通報通信信号をSV通信IF部21を介して送信(再通報)する(C3)。これによって被監視者Obの状態(状況)が端末装置SP、TAを介して例えば看護師や介護士等の監視者に報知される。
携帯端末装置TAは、前記再通報のイベント通報通信信号を管理サーバ装置SVから受信すると、この受信した再通報のイベント通報通信信号に基づき、被監視者Obに対する監視に関する監視情報をTA監視情報記憶部331に記憶(記録)し、前記受信した再通報のイベント通報通信信号に収容された情報に応じた画面(監視情報画面)をTA表示部36に表示する(C4)。なお、上述したように、前記端末装置の一例としての固定端末装置SPは、携帯端末装置TAと同様に動作するが、ここでは、その動作は、携帯端末装置TAについて説明される。
前記監視情報画面52aは、例えば、図8に示すように、メニューバー領域511と、センサIDのセンサ装置SUの配設場所および前記センサIDの前記センサ装置SUによって監視される被監視者Obの名前を表示する被監視者名領域521と、受信時刻からの経過時間および判定結果を象徴的に表すアイコンを表示するアイコン領域522と、前記センサIDの前記センサ装置SUによって撮像された画像(ここでは静止画)を表示する画像領域523aと、「対応する」ボタン524と、「話す」ボタン525と、「LIVEを見る」ボタン526とを備える。「対応する」ボタン524は、前記センサIDの前記センサ装置SUによって監視される被監視者Obに対する例えば看護等の前記対応を実行する意思が当該携帯端末装置TAのユーザにあることを当該携帯端末装置TAに入力し、前記意思が入力されたことを他の端末装置SP、TAに通報させる指示を、当該携帯端末装置SUに入力するためのボタンである。「話す」ボタン525は、前記センサIDの前記センサ装置SUと当該携帯端末装置TAとをネットワークNWを介して通話可能に接続する指示を入力するためのボタンである。「LIVEを見る」ボタン526は、前記センサIDの前記センサ装置SUによって撮像される動画を配信させ表示させる指示を入力するためのボタンである。なお、センサIDと、そのセンサIDのセンサ装置SUの配設場所と、そのセンサIDのセンサ装置SUによって監視される被監視者Obの名前との対応関係や、判定結果を象徴的に表すアイコンは、管理サーバ装置SVから通知されることによって、あるいは、予め入力されることによって、TA記憶部33に前記各種の所定のデータの1つとして記憶されている。
このような監視情報画面52aがTA表示部36に表示されている場合に、ユーザによって「LIVEを見る」ボタン526が入力操作されると(C5)、携帯端末装置TAは、TA監視処理部322によって、前記受信した再通報のイベント通報通信信号に収容されたセンサIDを持つセンサ装置SUへ、ライブでの動画の配信を要求する旨等の情報を収容した通信信号(動画配信要求通信信号)をTA通信IF部31を介して送信する(C6)。この動画配信要求通信信号を受信したセンサ装置SUは、動画配信処理部144によって、撮像部11で生成した動画を、その動画を要求した動画配信要求通信信号の送信元の携帯端末装置TAへ、SU動画配信条件記憶部161に記憶された動画配信条件に従ってストリーミングでSU通信IF部15を介して配信する(C7)。ライブでの動画の配信を受けると、携帯端末装置TAは、TA監視処理部322によって、この配信された動画をストリーミング再生でTA表示部36に表示する(C8)。このライブでの動画を表示する監視情報画面52bは、例えば、図9に示すように、図8に示す監視情報画面52aにおいて、静止画を表示する画像領域523aに代え動画を表示する画像領域523bを備え、そして、「LIVEを見る」ボタン526に代え「LIVE終了」ボタン527を備えて構成される。「LIVE終了」ボタン527は、前記センサIDの前記センサ装置SUによって撮像される動画の配信を終了(停止)させ表示を終了(停止)させる指示を入力するためのボタンである。
このようにセンサ装置SUから配信を受けた動画を監視情報画面52bでTA表示部36に表示している際に、ユーザによって「話す」ボタン525が入力操作されると(C9)、携帯端末装置TAは、TAナースコール処理部323によって、前記受信した再通報のイベント通報通信信号に収容されたセンサIDを持つセンサ装置SUへ、音声通話を要求する旨等の情報を収容した通信信号(通話要求通信信号)をTA通信IF部31を介して送信する(C10)。そして、携帯端末装置TAは、動画受信処理部324によって、TA動画配信条件記憶部332に記憶されている通話時動画配信条件を取り出し、この取り出した通話時動画配信条件で動画の配信を指示(命令)する旨を表す動画配信条件設定指示情報(動画配信条件設定コマンド)、および、当該携帯端末装置TAに動画を配信しているセンサ装置SUに対応するセンサID(この例では前記受信した再通報のイベント通報通信信号に収容されたセンサID)を収容した第1動画配信条件設定通信信号を、前記受信した再通報のイベント通報通信信号に収容されたセンサIDを持つセンサ装置SUへ、TA通信IF部31を介して送信する(C11)。なお、通話要求通信信号と第1動画配信条件設定通信信号とは、1つの通信信号に纏められても良い。また、監視情報画面52a、52bの「話す」ボタン525は、音声通話の終了の指示を入力するためのボタンである図略の「終了」ボタンに変更される。
この通話要求通信信号を受信したセンサ装置SUは、SUナースコール処理部143によって、SU音入出力部12等を用い、この受信した通話要求通信信号の送信元の携帯端末装置TAとの間で例えばVoIPの通信信号(通話通信信号)をSU通信IF部15を介して送受信することで、前記携帯端末装置TAとの間で音声通話を行う(C12)。
そして、この第1動画配信条件設定通信信号を受信したセンサ装置SUは、動画配信処理部144によって、この受信した第1動画配信条件設定通信信号に収容された動画配信条件(通話時動画配信条件)でSU動画配信条件記憶部161の記憶内容を書き換えて更新する。したがって、センサ装置SUは、動画配信処理部144によって、撮像部11で生成した動画を、前記処理C6の動画配信要求通信信号の送信元の携帯端末装置TAへ、SU動画配信条件記憶部161に書き換えられて更新された動画配信条件(通話時動画配信条件)に従ってストリーミングでSU通信IF部15を介して配信する(C13)。これによって通話時では、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減する動画配信条件で動画が配信される。
ここで、ユーザによって、音声通話の終了の指示を入力するための図略の前記「終了」ボタンが入力操作されると(C14)、携帯端末装置TAは、TAナースコール処理部323によって、音声通話先のセンサ装置SU(すなわち、前記受信した再通報のイベント通報通信信号に収容されたセンサIDを持つセンサ装置SU)へ、音声通話の終了を要求する旨等の情報を収容した通信信号(通話終了通信信号)をTA通信IF部31を介して送信する(C15)。そして、携帯端末装置TAは、動画受信処理部324によって、TA動画配信条件記憶部332に記憶されている非通話時動画配信条件を取り出し、この取り出した非通話時動画配信条件で動画の配信を指示(命令)する旨を表す動画配信条件設定指示情報(動画配信条件設定コマンド)、および、当該携帯端末装置TAに動画を配信しているセンサ装置SUに対応するセンサID(この例では前記受信した再通報のイベント通報通信信号に収容されたセンサID)を収容した第2動画配信条件設定通信信号を、前記受信した再通報のイベント通報通信信号に収容されたセンサIDを持つセンサ装置SUへ、TA通信IF部31を介して送信する(C16)。なお、通話終了通信信号と第2動画配信条件設定通信信号とは、1つの通信信号に纏められても良い。
この通話終了通信信号を受信したセンサ装置SUは、SUナースコール処理部143によって、この受信した通話終了通信信号の送信元の携帯端末装置TAとの間での音声通話を終了する。
そして、この第2動画配信条件設定通信信号を受信したセンサ装置SUは、動画配信処理部144によって、この受信した第2動画配信条件設定通信信号に収容された動画配信条件(非通話時動画配信条件)でSU動画配信条件記憶部161の記憶内容を書き換えて更新する。したがって、センサ装置SUは、動画配信処理部144によって、撮像部11で生成した動画を、前記処理C6の動画配信要求通信信号の送信元の携帯端末装置TAへ、SU動画配信条件記憶部161に書き換えられて更新された動画配信条件(非通話時動画配信条件)に従ってストリーミングでSU通信IF部15を介して配信する(C17)。ライブでの動画の配信を受けると、携帯端末装置TAは、TA監視処理部322によって、この配信された動画をストリーミング再生でTA表示部36に表示する(C18)。これによって非通話時では、音声通話の終了に伴って非通話の場合における動画配信条件に自動的に復帰し、この復帰した動画配信条件で動画が配信される。
そして、ユーザによって「LIVE終了」ボタン527が入力操作されると(C19)、携帯端末装置TAは、TA監視処理部322によって、動画配信元のセンサ装置SU(すなわち、前記受信した再通報のイベント通報通信信号に収容されたセンサIDを持つセンサ装置SU)へ、動画配信の終了を要求する旨等の情報を収容した通信信号(動画配信終了通信信号)をTA通信IF部31を介して送信する(C20)。これによって動画の配信が終了され、TA表示部36には、監視情報画面52aが表示される。なお、この監視情報画面52aの画像領域523aには、前記受信した再通報のイベント通報通信信号に収容された静止画が表示されて良く、また、前記動画配信終了通信信号を送信する場合に表示されていた動画の画像が静止画として継続的に表示されて良い。
このように被監視者監視システムMSが動作している際に、携帯端末装置TAにおける入力操作を受け付けた際の動作について説明する。図6において、TA制御処理部32は、TA入力部35およびTA表示部36で構成されるタッチパネルで入力操作を受け付けると(S11)、この受け付けた入力操作の種別を判定する(S12)。
この判定の結果、前記受け付けた入力操作が「LIVEを見る」ボタン526の操作である場合(「LIVEを見る」)には、処理C6で説明したように、携帯端末装置TAは、TA監視処理部322によって、前記受信した再通報のイベント通報通信信号に収容されたセンサIDを持つセンサ装置SUへ動画配信要求通信信号を送信し(S13)、この処理を終了する。
前記処理S12の判定の結果、前記受け付けた入力操作が「話す」ボタン525の操作である場合(「話す」)には、処理C10およびC11で説明したように、TA制御処理部32は、TAナースコール処理部323によって、前記受信した再通報のイベント通報通信信号に収容されたセンサIDを持つセンサ装置SUへ通話要求通信信号を送信し、そして、動画配信中である場合には、動画受信処理部324によって、TA動画配信条件記憶部332から通話時動画配信条件を取り出し、この取り出した通話時動画配信条件にかかる動画配信条件設定指示情報および動画配信元のセンサ装置SUに対応するセンサIDを収容した第1動画配信条件設定通信信号を前記センサ装置SUへ送信し(S14)、この処理を終了する。
前記処理S12の判定の結果、前記受け付けた入力操作が「LIVE終了」ボタン527の操作である場合(「LIVE終了」)には、処理C20で説明したように、TA制御処理部32は、TA監視処理部322によって、動画配信元のセンサ装置SUへ動画配信終了通信信号を送信し(S15)、この処理を終了する。
前記処理S12の判定の結果、前記受け付けた入力操作が前記図略の「終了」の操作である場合(「終了」)には、処理C15および処理C16で説明したように、TA制御処理部32は、TAナースコール処理部323によって、音声通話先のセンサ装置SUへ、通話終了通信信号を送信し、そして、動画配信中である場合には、動画受信処理部324によって、TA動画配信条件記憶部332から非通話時動画配信条件を取り出し、この取り出した非通話時動画配信条件にかかる動画配信条件設定指示情報および動画配信元のセンサ装置SUに対応するセンサIDを収容した第2動画配信条件設定通信信号を前記センサ装置SUへ送信し(S16)、この処理を終了する。
また、前記処理S12の判定の結果、前記受け付けた入力操作が、これら「LIVEを見る」ボタン526の操作、「話す」ボタン525の操作、「LIVE終了」ボタン527の操作および前記図略の「終了」ボタンの操作のうちのいずれでもない他の操作である場合(その他)には、TA制御処理部32は、前記その他に応じた適宜な処理を実行し、この処理を終了する。
なお、上述の実施形態において、TA音入出力部34およびTA制御処理部32のTAナースコール処理部323は、端末側通信部(本実施例ではTA通信IF部31がその一例)を介してナースコール受付装置(本実施形態ではセンサ装置SUがその一例)と音声通話する端末側音声通話部の一例に相当する。TA入力部35およびTA表示部36で構成されるタッチパネルの「話す」ボタン525および「終了」ボタン532ならびにその処理を実行するTA制御処理部32は、ナースコール受付装置(本実施形態ではセンサ装置SUがその一例)との音声通話の開始および終了を受け付ける端末側音声通話受付部の一例に相当する。
以上説明したように、本実施形態における被監視者監視システムMS、その端末装置SP、TAおよびその端末側監視処理方法は、センサ装置SU(ナースコール受付装置の一例)から配信を受けた動画をTA表示部に表示している際に、音声通話の開始を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように前記動画配信条件の設定を指示するための第1動画配信条件設定通信信号を前記センサ装置SUへ送信する動画受信処理部324を備えるので、動画配信条件は、音声通話の開始に伴って非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように変更される。このため、上記被監視者監視システムMS、端末装置SP、TAおよび端末側監視処理方法は、通話の確立を優先し、映像の途切れと通話の途切れを低減しつつ動画の配信と通話の確立との両立を可能な限り図ることができる。
上記被監視者監視システムMS、端末装置SP、TAおよび端末側監視処理方法は、動画のフレームレート、動画のフレームサイズおよび動画の色数のうちの1または複数を変更することで、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように前記動画配信条件の設定を指示できる。
上記被監視者監視システムMS、端末装置SP、TAおよび端末側監視処理方法は、音声通話の終了を受け付けた場合に、動画受信処理部324によって、非通話の場合における動画配信条件の設定を指示するための第2動画配信条件設定通信信号を前記センサ装置SUへ送信するので、音声通話の終了に伴って非通話の場合における動画配信条件に自動的に復帰できる。
なお、上述の実施形態では、携帯端末装置TAの動画受信処理部324は、センサ装置SUから配信を受けた動画をTA表示部36に表示している際に、TA入力部35でセンサ装置SUとの音声通話の開始を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように前記動画配信条件の設定を指示するための第1動画配信条件設定通信信号をTA通信IF部31を介してセンサ装置SUへ送信したが、前記第1動画配信条件設定通信信号に収容される記動画配信条件は、動画のフレームレートが0であってもよい。これによれば、動画配信条件のフレームレートが0であるので、実質的に、動画の配信が停止され、より確実に音声通話が可能となる。
図10は、実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置に表示される通話中画面の一例を示す図である。この場合では、動画受信処理部324は、センサ装置SUから配信を受けた動画をTA表示部36に表示している際に、TA入力部35でセンサ装置SUとの音声通話の開始を受け付けた場合に、動画のフレームレートが0である動画配信条件の設定を指示するための第1動画配信条件設定通信信号をTA通信IF部31を介してセンサ装置SUへ送信し、センサ装置SUとの間で音声通話が可能である旨を表す通話中画面をTA表示部36に表示する。この通話中画面53は、例えば、図10に示すように、メニューバー領域511と、被監視者名領域521と、アイコン領域522と、通話可能であることを表すメッセージ(例えば「通話中です」)およびアイコンを表示する通話メイン領域531と、「対応する」ボタン524と、「終了」ボタン532とを備える。「終了」ボタン532は、センサ装置SUとの間での音声通話の終了の指示を入力するためのボタンである。
また、この場合において、通話中画面53に代え、TA表示部36は、TA監視処理部322によって、動画のフレームレートが0である動画配信条件の設定を指示するための第1動画配信条件設定通信信号をTA通信IF部31を介してセンサ装置SUへ送信する場合に表示されていた動画の画像を静止画として表示を継続してもよい。これによれば、前記第1動画配信停止通信信号を送信する場合に表示されていた動画の画像が静止画として表示され続けるので、例えば監視者等のユーザは、通話中に、被監視者Obの様子を画像でも確認できる。
また、上述の実施形態では、音声通話の開始および終了を受け付ける端末側音声通話受付部は、一例として、TA入力部35およびTA表示部36で構成されるタッチパネルの「話す」ボタン525および「終了」ボタン532ならびにその処理を実行するTA制御処理部32を備えて構成されたが、前記端末側音声通話受付部は、「話す」ボタン525および「終了」ボタン532に代え、あるいは、「話す」ボタン525および「終了」ボタン532に追加して、音声の有無に応じて前記音声通話の開始および終了を受け付けるボイスアクティベート機能であっても良い。このボイスアクティベート機能では、TA制御処理部32は、例えば、TA音入出部34に入力された音の音量が予め設定された第1閾値以上である場合に、音声通話の開始を受け付けたと判定し、前記「話す」ボタン525の入力操作を受け付けた場合と同様の処理を実行し、TA音入出部34に入力された音の音量が予め設定された第2閾値以下であってその状態が予め設定された所定の時間以上継続した場合に、音声通話の終了を受け付けたと判定し、前記「終了」ボタン532の入力操作を受け付けた場合と同様の処理を実行する。これによれば、携帯端末装置TAがボイスアクティベート機能を備えるので、ユーザは、入力操作を行わなくても、センサ装置SUとの音声通話の開始および終了を携帯端末装置TAに入力できる。
また、携帯端末装置TAが「話す」ボタン525および「終了」ボタン532に追加してボイスアクティベート機能を備える場合において、ボイスアクティベート機能のオンオフがTA表示部36に表示されても良い。図11は、実施形態の被監視者監視システムにおける携帯端末装置に表示される、静止画を表示した監視情報画面の他の一例を示す図である。このようなボイスアクティベート機能のオンオフの表示を伴う監視情報画面52cは、例えば、図11に示すように、図8および図9に示す監視情報画面52a、52bに、さらに、ボイスアクティベート機能のオンオフを表示するVAFオンオフ表示領域541を備えて構成される。図11に示す例では、ボイスアクティベート機能がオンであることがVAFオンオフ表示領域541に表示されている(VAF;ON)。なお、図11には、図8に示す監視情報画面52aにVAFオンオフ表示領域541をさらに備えて構成された監視情報画面52cが図示されている。これによれば、ボイスアクティベート機能のオンオフがTA表示部36に明示される。
本明細書は、上記のように様々な態様の技術を開示しているが、そのうち主な技術を以下に纏める。
一態様にかかる被監視者監視システムの端末装置は、ナースコールを受け付け、動画を含む画像を生成し、音声通話するナースコール受付装置と、前記ナースコール受付装置と通信可能に接続され、前記ナースコール受付装置と音声通話し、前記ナースコール受付装置で生成した動画の配信を受けて前記動画を表示する端末装置と、前記ナースコール受付装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記ナースコール受付装置で受け付けたナースコールの通報を受けて前記端末装置へ前記ナースコールを通報する中央処理装置とを備える被監視者監視システムの前記端末装置であって、通信を行う端末側通信部と、前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置と音声通話する端末側音声通話部と、前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置から配信を受けた動画を表示する端末側表示部と、前記ナースコール受付装置との音声通話の開始および終了を受け付ける端末側音声通話受付部と、前記ナースコール受付装置から配信を受けた動画を前記端末側表示部に表示している際に、前記端末側音声通話受付部で前記ナースコール受付装置との音声通話の開始を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように前記動画配信条件の設定を指示するための動画配信条件設定通信信号を前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置へ送信する動画受信処理部とを備える。被監視者監視システムが複数の端末装置を備える場合に全ての端末装置に等しい動画配信条件を記憶させることができる観点から、好ましくは、上述の端末装置において、前記端末側音声通話受付部で前記ナースコール受付装置との音声通話の開始を受け付けた場合における動画配信条件は、前記端末側通信部を介して前記中央処理装置からダウンロードされる。
このような端末装置は、ナースコール受付装置から配信を受けた動画を端末側表示部に表示している際に、端末側音声通話受付部でナースコール受付装置との音声通話の開始を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように前記動画配信条件の設定を指示するための動画配信条件設定通信信号を端末側通信部を介してナースコール受付装置へ送信する動画受信処理部を備えるので、動画配信条件は、音声通話の開始に伴って非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように変更される。このため、上記端末装置は、通話の確立を優先し、映像の途切れと通話の途切れを低減しつつ動画の配信と通話の確立との両立を可能な限り図ることができる。
他の一態様では、上述の端末装置において、前記動画配信条件は、前記動画のフレームレート、前記動画のフレームサイズおよび前記動画の色数のうちの1または複数である。
このような端末装置は、動画のフレームレート、動画のフレームサイズおよび動画の色数のうちの1または複数を変更することで、端末側音声通話受付部でナースコール受付装置との音声通話の開始を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように前記動画配信条件の設定を指示できる。例えば、動画のフレームレートを、非通話の場合におけるフレームレートより低減することで、通信容量が低減できる。また例えばフレームサイズを、非通話の場合におけるフレームサイズより低減することで、通信容量が低減できる。また例えば、RGBの3色から1色(モノクロ)にすることで、通信容量が低減できる。また例えば、動画のフレームレートを、非通話の場合におけるフレームレートより低減するとともに、フレームサイズを、非通話の場合におけるフレームサイズより低減することで、通信容量が低減できる。
他の一態様では、これら上述の端末装置において、前記動画配信条件は、前記動画のフレームレートが0である。
このような端末装置は、動画配信条件のフレームレートが0であるので、実質的に、動画の配信が停止され、より確実に音声通話が可能となる。
他の一態様では、上述の端末装置において、前記端末側表示部は、前記動画のフレームレートが0である動画配信条件の設定を指示するための動画配信条件設定通信信号を前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置へ送信する場合に表示されていた動画の画像を静止画として表示を継続する。
このような端末装置は、前記動画のフレームレートが0である動画配信条件の設定を指示するための前記動画配信終了通信信号を送信する場合に表示されていた動画の画像を静止画として表示を継続するので、ユーザ(例えば監視者等)は、通話中に、被監視者の様子を画像でも確認できる。
他の一態様では、これら上述の端末装置において、前記動画受信処理部は、前記端末側音声通話受付部で前記ナースコール受付装置との音声通話の終了を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件の設定を指示するための第2動画配信条件設定通信信号を前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置へ送信する。
このような端末装置は、動画受信処理部によって、端末側音声通話受付部でナースコール受付装置との音声通話の終了を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件の設定を指示するための第2動画配信条件設定通信信号を端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置へ送信するので、ナースコール受付装置との音声通話の終了に伴って非通話の場合における動画配信条件に自動的に復帰できる。
他の一態様では、これら上述の端末装置において、前記端末側音声通話受付部は、音声の有無に応じて前記音声通話の開始および終了を受け付けるボイスアクティベート機能を備える。
このような端末装置は、ボイスアクティベート機能を備えるので、ユーザは、受付操作を行わなくても、ナースコール受付装置との音声通話の開始および終了を端末装置に入力できる。
他の一態様にかかる端末装置の端末側監視処理方法は、ナースコールを受け付け、動画を含む画像を生成し、音声通話するナースコール受付装置と、前記ナースコール受付装置と通信可能に接続され、前記ナースコール受付装置と音声通話し、前記ナースコール受付装置で生成した動画の配信を受けて前記動画を表示する端末装置と、前記ナースコール受付装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記ナースコール受付装置で受け付けたナースコールの通報を受けて前記端末装置へ前記ナースコールを通報する中央処理装置とを備える被監視者監視システムにおける前記端末装置の端末側監視処理方法であって、端末側通信部によって通信を行う端末側通信工程と、端末側音声通話部によって前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置と音声通話する端末側音声通話工程と、端末側表示部によって前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置から配信を受けた動画を表示する端末側表示工程と、端末側音声通話受付部によって前記ナースコール受付装置との音声通話の開始および終了を受け付ける端末側音声通話受付工程と、前記端末側表示工程によって前記ナースコール受付装置から配信を受けた動画を前記端末側表示部に表示している際に、前記端末側音声通話受付工程によって前記端末側音声通話受付部で前記ナースコール受付装置との音声通話の開始を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように前記動画配信条件の設定を指示するための動画配信条件設定通信信号を前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置へ送信する動画受信制御工程とを備える。
このような被監視者監視システムにおける端末装置の端末側監視処理方法は、端末側表示工程によってナースコール受付装置から配信を受けた動画を端末側表示部に表示している際に、端末側音声通話受付工程によって端末側音声通話受付部でナースコール受付装置との音声通話の開始を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように前記動画配信条件の設定を指示するための動画配信条件設定通信信号を端末側通信部を介してナースコール受付装置へ送信する動画受信制御工程を備えるので、動画配信条件は、音声通話の開始に伴って非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように変更される。このため、上記端末側監視処理方法は、通話の確立を優先し、映像の途切れと通話の途切れを低減しつつ動画の配信と通話の確立との両立を可能な限り図ることができる。
他の一態様にかかる被監視者監視システムは、ナースコールを受け付け、動画を含む画像を生成し、音声通話するナースコール受付装置と、前記ナースコール受付装置と通信可能に接続され、前記ナースコール受付装置と音声通話し、前記ナースコール受付装置で生成した動画の配信を受けて前記動画を表示する端末装置と、前記ナースコール受付装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記ナースコール受付装置で受け付けたナースコールの通報を受けて前記端末装置へ前記ナースコールを通報する中央処理装置とを備える被監視者監視システムであって、前記端末装置は、これら上述のいずれかの端末装置である。
このような被監視者監視システムは、これら上述のいずれかの端末装置を備えるので、通話の確立を優先し、映像の途切れと通話の途切れを低減しつつ動画の配信と通話の確立との両立を可能な限り図ることができる。
この出願は、2015年8月7日に出願された日本国特許出願特願2015−157396を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
本発明によれば、被監視者監視システムの端末装置および該端末装置の端末側監視処理方法ならびに前記被監視者監視システムを提供できる。

Claims (8)

  1. ナースコールを受け付け、動画を含む画像を生成し、音声通話するナースコール受付装置と、前記ナースコール受付装置と通信可能に接続され、前記ナースコール受付装置と音声通話し、前記ナースコール受付装置で生成した動画の配信を受けて前記動画を表示する端末装置と、前記ナースコール受付装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記ナースコール受付装置で受け付けたナースコールの通報を受けて前記端末装置へ前記ナースコールを通報する中央処理装置とを備える被監視者監視システムの前記端末装置であって、
    通信を行う端末側通信部と、
    前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置と音声通話する端末側音声通話部と、
    前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置から配信を受けた動画を表示する端末側表示部と、
    前記ナースコール受付装置との音声通話の開始および終了を受け付ける端末側音声通話受付部と、
    前記ナースコール受付装置から配信を受けた動画を前記端末側表示部に表示している際に、前記端末側音声通話受付部で前記ナースコール受付装置との音声通話の開始を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように前記動画配信条件の設定を指示するための動画配信条件設定通信信号を前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置へ送信する動画受信処理部とを備える、
    端末装置。
  2. 前記動画配信条件は、前記動画のフレームレート、前記動画のフレームサイズおよび前記動画の色数のうちの1または複数である、
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記動画配信条件は、前記動画のフレームレートが0である、
    請求項1に記載の端末装置。
  4. 前記端末側表示部は、前記動画のフレームレートが0である動画配信条件の設定を指示するための動画配信条件設定通信信号を前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置へ送信する場合に表示されていた動画の画像を静止画として表示を継続する、
    請求項3に記載の端末装置。
  5. 前記動画受信処理部は、前記端末側音声通話受付部で前記ナースコール受付装置との音声通話の終了を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件の設定を指示するための第2動画配信条件設定通信信号を前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置へ送信する、
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の端末装置。
  6. 前記端末側音声通話受付部は、音声の有無に応じて前記音声通話の開始および終了を受け付けるボイスアクティベート機能を備える、
    請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の端末装置。
  7. ナースコールを受け付け、動画を含む画像を生成し、音声通話するナースコール受付装置と、前記ナースコール受付装置と通信可能に接続され、前記ナースコール受付装置と音声通話し、前記ナースコール受付装置で生成した動画の配信を受けて前記動画を表示する端末装置と、前記ナースコール受付装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記ナースコール受付装置で受け付けたナースコールの通報を受けて前記端末装置へ前記ナースコールを通報する中央処理装置とを備える被監視者監視システムにおける前記端末装置の端末側監視処理方法であって、
    端末側通信部によって通信を行う端末側通信工程と、
    端末側音声通話部によって前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置と音声通話する端末側音声通話工程と、
    端末側表示部によって前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置から配信を受けた動画を表示する端末側表示工程と、
    端末側音声通話受付部によって前記ナースコール受付装置との音声通話の開始および終了を受け付ける端末側音声通話受付工程と、
    前記端末側表示工程によって前記ナースコール受付装置から配信を受けた動画を前記端末側表示部に表示している際に、前記端末側音声通話受付工程によって前記端末側音声通話受付部で前記ナースコール受付装置との音声通話の開始を受け付けた場合に、非通話の場合における動画配信条件よりも通信容量が低減するように前記動画配信条件の設定を指示するための動画配信条件設定通信信号を前記端末側通信部を介して前記ナースコール受付装置へ送信する動画受信制御工程とを備える、
    端末側監視処理方法。
  8. ナースコールを受け付け、動画を含む画像を生成し、音声通話するナースコール受付装置と、前記ナースコール受付装置と通信可能に接続され、前記ナースコール受付装置と音声通話し、前記ナースコール受付装置で生成した動画の配信を受けて前記動画を表示する端末装置と、前記ナースコール受付装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記ナースコール受付装置で受け付けたナースコールの通報を受けて前記端末装置へ前記ナースコールを通報する中央処理装置とを備える被監視者監視システムであって、
    前記端末装置は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の端末装置である、
    被監視者監視システム。
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