JP6123186B2 - 情報圧縮装置、情報圧縮方法並びに情報圧縮用プログラム及び情報記録媒体 - Google Patents

情報圧縮装置、情報圧縮方法並びに情報圧縮用プログラム及び情報記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報圧縮装置、情報圧縮方法並びに情報圧縮用プログラム及び情報記録媒体の技術分野に属する。より詳細には、カメラ等の撮像手段により撮像された撮像情報を圧縮する情報圧縮装置及び情報圧縮方法、並びに当該情報圧縮装置用のプログラム及び当該プログラムが記録された情報記録媒体の技術分野に属する。
近年、市民生活における安全の確保や犯罪防止の観点から、いわゆる防犯カメラシステムが普及している。一般的な防犯カメラシステムは、異なる場所に設置された複数のカメラにより撮像された画像データを一カ所に集約し、それらに対して例えば圧縮処理等の画像処理を施した上で、必要に応じてハードディスク等の記録媒体に記録したり、或いはディスプレイに表示したりする構成とされていた。この場合に一台のカメラは、一般に一つの「チャンネル」を構成している。このような構成を備える従来の防犯カメラシステムに関する先行技術文献としては、例えば下記特許文献1が挙げられる。下記特許文献1記載の技術では、出力対象となるチャンネルからの画像データを所定のタイミングで順次切り換えて出力するオートスキャン出力処理が行われている。
一方、上述したような防犯カメラシステムにおいては、撮像された画像データの内容の検討等の目的で、当該画像データを記録して外部に持ち出すことが行われる。このような画像データの記録の場合、その記録容量を低減して可搬性の小型の記録媒体(例えばいわゆるSD(Super Density)メモリカード等)に記録することが望まれる。このような記録容量の低減のためには、一般には画像データの圧縮処理が行われる。そしてこのような圧縮処理の一つとして、いわゆるJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式が広く一般化している。このような一般化した圧縮方式による圧縮処理を用いることができれば、そのための処理装置等も安価に構成することができる。
ここでJPEG方式では、それを用いて圧縮された画像データにおける記録時間を固定化するべく、圧縮後の画像データにおけるデータレートを一定化する処理が行われる。このデータレートの一定化においては、画像データにおいて連続するフレームはその内容が相互に似たものになるという「フレーム間の相関関係」を利用して、直前のフレームに対する圧縮処理の結果に基づいて次のフレームに対する圧縮処理に用いられる量子化テーブルに係る圧縮係数を変化させて圧縮処理が行われる。この場合の量子化テーブルとは、いわゆるQテーブルと称される量子化テーブルである。
特開2008−294573号公報
しかしながら上述した防犯カメラシステムの場合、複数のカメラから入力されてくる画像データのチャンネルを順次切り換えて圧縮したり表示したりする必要があるが、チャンネル切り換えの前後は別々のチャンネルからの画像データが入力されるため、一般に、当該切り換え前後のフレーム間には、上述したような「フレーム間の相関関係」がないのが通常である。そしてこのような状態でチャンネルの切り換え前後で従来のJPEG方式による圧縮処理を連続して行うと、例えば、データレートの一定化までに不要な時間を要することで記録容量の低減が不十分であったり、或いは各フレームに最適な量子化テーブルが選択されないことにより圧縮品質が劣化したりするといった問題点があった。
そこで本発明は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、複数のカメラからそれぞれ取得された画像データを、画質を劣化させることなく且つデータレートを早期に一定化して圧縮することが可能な情報圧縮装置及び情報圧縮方法、並びに当該情報圧縮装置用のプログラム及び当該プログラムが記録された情報記録媒体を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、カメラ等の複数の撮像手段からの撮像情報であって、それぞれが複数のフレーム画像からなる撮像情報を、当該各撮像手段からそれぞれ取得するチャンネルコントローラ等の取得手段と、前記取得された撮像情報を切り換えて出力するチャンネルコントローラ等の切換手段と、前記出力された撮像情報に対して、データレートを一定化するJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式を用いた圧縮処理であって、当該圧縮処理に用いるQ値を直前の前記フレーム画像の圧縮結果に基づいて変化させつつ前記データレートを一定化し、且つ、各前記撮像手段からの前記撮像情報に対する当該Q値の初期値を各前記撮像手段に共通とした圧縮処理を施す圧縮部等の圧縮手段と、前記圧縮処理に用いられ且つ、前記JPEG方式に対応して予めそれぞれ設定された上限値及び下限値により定められる範囲内で増大又は低減され前記Q値を前記撮像手段ごとに記憶するメモリ等の記憶手段と、前記撮像情報の切り換えにより新たに出力された前記撮像情報に対して前記圧縮処理を新たに施す際に、当該新たに出力された撮像情報の取得元たる前記撮像手段から過去に取得された前記撮像情報に対する前記圧縮処理に用いられ且つ前記上限値及び前記下限値により定められる範囲内で増大又は低減されて記憶された前記Q値を前記記憶手段から読み出し、当該読み出したQ値を用いて、前記新たに出力された撮像情報に対する前記圧縮処理を開始するように前記圧縮手段を制御するCPU等の制御手段と、を備え、各前記撮像手段の撮像範囲にある撮像対象の前記圧縮処理に対する好適度が異なっているように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、カメラ等の複数の撮像手段からの撮像情報であって、それぞれが複数のフレーム画像からなる撮像情報を、当該各撮像手段からそれぞれ取得するチャンネルコントローラ等の取得手段を備える情報圧縮装置において実行される情報圧縮方法において、前記取得された撮像情報を切り換えて出力する切換工程と、前記出力された撮像情報に対して、データレートを一定化するJPEG方式を用いた圧縮処理であって、当該圧縮処理に用いるQ値を直前の前記フレーム画像の圧縮結果に基づいて変化させつつ前記データレートを一定化し、且つ、各前記撮像手段からの前記撮像情報に対する当該Q値の初期値を各前記撮像手段に共通とした圧縮処理を施す圧縮工程と、前記圧縮処理に用いられ且つ前記JPEG方式に対応して予めそれぞれ設定された上限値及び下限値により定められる範囲内で増大又は低減され前記Q値を前記撮像手段ごとに記憶手段に記憶する記憶工程と、前記撮像情報の切り換えにより新たに出力された前記撮像情報に対して前記圧縮処理を新たに施す際に、当該新たに出力された撮像情報の取得元たる前記撮像手段から過去に取得された前記撮像情報に対する前記圧縮処理に用いられ且つ前記上限値及び前記下限値により定められる範囲内で増大又は低減されて記憶された前記Q値を前記記憶手段から読み出し、当該読み出したQ値を用いて、前記新たに出力された撮像情報に対する前記圧縮処理を開始する圧縮制御工程と、を含み、各前記撮像手段の撮像範囲にある撮像対象の前記圧縮処理に対する好適度が異なっているように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、カメラ等の複数の撮像手段からの撮像情報であって、それぞれが複数のフレーム画像からなる撮像情報を、当該各撮像手段からそれぞれ取得するチャンネルコントローラ等の取得手段を備える情報圧縮装置に含まれるコンピュータを、前記取得された撮像情報を切り換えて出力する切換手段、前記出力された撮像情報に対して、データレートを一定化するJPEG方式を用いた圧縮処理であって、当該圧縮処理に用いるQ値を直前の前記フレーム画像の圧縮結果に基づいて変化させつつ前記データレートを一定化し、且つ、各前記撮像手段からの前記撮像情報に対する当該Q値の初期値を各前記撮像手段に共通とした圧縮処理を施す圧縮手段、前記圧縮処理に用いられ且つ前記JPEG方式に対応して予めそれぞれ設定された上限値及び下限値により定められる範囲内で増大又は低減されたQ値を前記撮像手段ごとに記憶する記憶手段、及び、前記撮像情報の切り換えにより新たに出力された前記撮像情報に対して前記圧縮処理を施す際に、当該新たに出力された撮像情報の取得元たる前記撮像手段から過去に取得された前記撮像情報に対する前記圧縮処理に用いられ且つ前記上限値及び前記下限値により定められる範囲内で増大又は低減されて記憶された前記Q値を前記記憶手段として機能する前記コンピュータから読み出し、当該読み出したQ値を用いて、前記新たに出力された撮像情報に対する前記圧縮処理を開始するように前記圧縮手段として機能する前記コンピュータを制御する制御手段、として機能させる情報圧縮用プログラムであって、各前記撮像手段の撮像範囲にある撮像対象の前記圧縮処理に対する好適度が異なっているように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報圧縮用プログラムが請求項に記載の前記コンピュータに読み取り可能に記録されている。
請求項1又は請求項乃至請求項のいずれか一項に記載の発明によれば、データレートを一定化するJPEG方式を用いた圧縮処理を、複数のフレーム画像からなる新たな撮像情報に対して施す際に、各撮像手段について直前のフレーム画像の圧縮結果に基づいてそれぞれのデータレートを一定化すると共に、新たな撮像情報の取得元たる撮像手段に対応して記憶されているQ値を読み出して当該新たな撮像情報の圧縮処理を開始するので、新規のQ値を用いて新たな撮像情報に対する圧縮処理を開始する場合に比してデータレートをより早期に一定化できることで、データレートが一定化された期間を長くすることができると共に、圧縮品質の劣化を防止することができる。
また、圧縮方式がJPEG方式であるので、広く一般化している圧縮方式において、データレートが一定化された期間を長くすることができると共に、圧縮品質の劣化を防止して画像を圧縮することができる。
更に、圧縮係数がJPEG方式におけるQ値であるので、より汎用性の高い圧縮係数を用いつつ、圧縮品質の劣化を防止して画像を圧縮することができる。
更にまた、JPEG方式に対応した既定の上限値及び下限値により定められる範囲内でQ値を増大又は低減し、その増大又は低減されたQ値を撮像手段ごとに記憶するので、極端な圧縮処理等に起因する圧縮品質の劣化を防止できる。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報圧縮装置において、前記切換手段は、複数の前記撮像手段からそれぞれ取得された前記撮像情報を順次切り換えて一の前記撮像情報を出力し、前記記憶手段は前記出力された撮像情報の前記圧縮処理に用いられ且つ、前記上限値及び前記下限値により定められる範囲内で増大又は低減された前記Q値を記憶し、前記制御手段は、前記切換手段からの出力の順に、前記撮像情報の切り換えにより新たに出力された前記撮像情報の取得元たる前記撮像手段に対応した前記Q値を用いた前記圧縮処理を新たに開始するように前記圧縮手段を制御するように構成される。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、切換手段からの出力の順に、新たに出力された撮像情報の取得元たる撮像手段に対応したQ値であって、JPEG方式に対応して予めそれぞれ設定された上限値及び前記下限値により定められる範囲内で増大又は低減されたQ値を用いた圧縮処理を開始するように圧縮手段を制御するので、圧縮品質を劣化させることなく、各撮像手段から出力されてくる撮像情報を順次圧縮することができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項に記載の情報圧縮装置において、前記切換手段から出力されてくる前記撮像情報の圧縮を前記撮像手段ごとに繰り返して行う場合、前記制御手段は、前記記憶されているQ値に対応する前記撮像手段から新たに取得された前記撮像情報に対する前記圧縮処理を、当該撮像手段に対応して記憶されている前記Q値のうち最も新しく記憶された当該Q値を用いて新たに開始するように前記圧縮手段を制御するように構成される。
請求項に記載の発明によれば、請求項1又は請求項に記載の発明の作用に加えて、撮像情報の圧縮を撮像手段ごとに繰り返して行う場合、新たに取得された撮像情報に対する圧縮処理を、その撮像手段に対応して最も新しく記憶されたQ値を用いて新たに開始するように圧縮手段を制御するので、新たな撮像情報に対する圧縮処理に最も適したQ値から圧縮処理を開始することで、圧縮品質の劣化を最も抑制することができる。
本発明によれば、データレートを一定化するJPEG方式を用いた圧縮処理を、複数のフレーム画像からなる新たな撮像情報に対して施す際に、各撮像手段について直前のフレーム画像の圧縮結果に基づいてそれぞれのデータレートを一定化すると共に、新たな撮像情報の取得元たる撮像手段に対応して記憶されているQ値を読み出して当該新たな撮像情報の圧縮処理を開始する。よって、新規のQ値を用いて新たな撮像情報に対する圧縮処理を開始する場合に比してデータレートをより早期に一定化できることで、データレートが一定化された期間を長くすることができると共に、圧縮品質の劣化を防止することができる。
従って、複数の撮像手段からそれぞれ取得された撮像情報を、画質を劣化させることなく且つデータレートを早期に一定化して圧縮することができる。
また、圧縮方式がJPEG方式であるので、広く一般化している圧縮方式において、データレートが一定化された期間を長くすることができると共に、圧縮品質の劣化を防止して画像を圧縮することができる。
更に、圧縮係数がJPEG方式におけるQ値であるので、より汎用性の高い圧縮係数を用いつつ、圧縮品質の劣化を防止して画像を圧縮することができる。
更にまた、JPEG方式に対応した既定の上限値及び下限値により定められる範囲内でQ値を増大又は低減し、その増大又は低減されたQ値を撮像手段ごとに記憶するので、極端な圧縮処理等に起因する圧縮品質の劣化を防止できる。
本発明の原理を説明する概念図である。 実施形態に係るカメラシステムの概要構成を示すブロック図である。 実施形態に係る画像圧縮処理を示すフローチャート(I)であり、(a)は当該画像圧縮処理の全体を示すフローチャートであり、(b)は当該画像圧縮処理におけるQ値の初期化処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る画像圧縮処理を示すフローチャート(II)であり、(a)は当該画像圧縮処理におけるQ値の選択処理を示すフローチャートであり、(b)は当該画像圧縮処理におけるQ値の調整処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る画像圧縮処理におけるQ値の保存処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る画像圧縮処理におけるQ値の時間変化を例示するタイミングチャートである。
次に、本発明を実施するための形態等について、図面に基づいて説明する。なお以下に説明する実施形態は、二台以上のカメラによりそれぞれ撮像された画像データを順次取得し、当該取得した画像データに対して記録用の画像圧縮処理を施すカメラシステムに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
(I)本発明の原理
始めに、具体的な実施形態について説明する前に、本発明の原理について図1を用いて説明する。なお図1は本発明の原理を説明する概念図である。
後述する実施形態において詳説するように本発明では、各カメラによって撮像された画像データそれぞれに対して圧縮処理を施すに当たり、圧縮処理後のデータレートを一定化する圧縮方式を用いる。これは、例えば圧縮処理後の画像データを記録する記録媒体として必要な記録可能容量を前もって知る等の用途のためである。このような圧縮方式としては、例えばJPEG方式が代表的である。
周知のようにJPEG方式を用いた圧縮処理では、上記圧縮処理後のデータレートを一定化すべく、撮像された画像データにおける直前のフレームの圧縮結果に基づいて、次以降のフレームを圧縮する際の量子化係数を変化させる。この点についてより具体的に図1を用いて説明する。なお図1は、二台のカメラによって撮像された画像データそれぞれに対して本発明に係る圧縮処理を施す場合を例示している。
先ず図1において、フレーム1n、フレーム1n+1、フレーム1n+2、フレーム1x及びフレーム1x+1は第1カメラによって撮像された画像データのフレームであり、フレーム2m、フレーム2m+1及びフレーム2m+2は第2カメラによって撮像された画像データのフレームであるとする。また量子化テーブルT1n、量子化テーブルT1n+1、量子化テーブルT1n+2、量子化テーブルT2m、量子化テーブルT2m+1、量子化テーブルT2m+2及び量子化テーブルT1x+1は、それぞれ、白抜き矢印で示されているフレームに対する圧縮処理に用いられる量子化テーブルTである。そして本発明に係るJPEG方式を用いた圧縮処理では、例えば図1における量子化テーブルT1nを用いてフレーム1nに対して圧縮処理を施した結果に基づいて、フレーム1n+1に対する圧縮処理に用いられる量子化テーブルT1n+2が算出される。また同様に、図1における量子化テーブルT2mを用いてフレーム2mに対して圧縮処理を施した結果に基づいて、フレーム2m+1に対する圧縮処理に用いられる量子化テーブルT2m+2が算出される。
以上のようなJPEG方式を用いた複数(図1に例示する場合は二台)のカメラによって撮像された画像データに対して順次に圧縮処理を施す場合において、本発明では、各カメラの切り換え時に、切り換え前のカメラにより撮像された画像データに対する圧縮処理において最後に用いられた量子化テーブル(又はいわゆるQ値)を保存しておく。そしてその後に、当該保存した量子化テーブルが圧縮処理に用いられた画像データを撮像したカメラによって新たな画像データが撮像され、当該撮像された画像データに対して圧縮処理を施す場合には、その保存されている量子化テーブル(又はQ値)を再度使用して、当該新たな画像データに対する圧縮処理を開始する。
より具体的に図1に例示する場合、圧縮処理の対象が、第1カメラにより撮像されたフレーム1n、フレーム1n+1及びフレーム1n+2から第2カメラにより撮像されたフレーム2m、フレーム2m+1及びフレーム2m+2に切り換わり、その後再度第1カメラにより撮像されたフレーム1x及びフレーム1x+1に切り換わっている。この場合本発明では、第1カメラから第2カメラに切り換わる直前のフレーム1n+2に対する圧縮処理に用いられた量子化テーブルT1n+2(又はQ値)を保存しておき(図1中符号※参照)、その後第2カメラから第1カメラに再度切り換わった直後のフレーム1xに対する圧縮処理を、保存されている量子化テーブルT1n+2(又はQ値)を用いて開始する。
このように本発明では、撮像元のカメラが切り換わる度に、その切り換わり直前の圧縮処理に用いられた量子化テーブル(又はQ値)を保存し、再度同じカメラが撮像元となった場合に、その保存されている量子化テーブル(又はQ値)を用いて圧縮処理を開始する。よって、撮像元のカメラが切り換えられても、そのカメラについてのフレーム間の相関関係を維持/利用することができるため、データレート一定化を早期に実現して圧縮処理の精度を上げ、圧縮処理後の画質劣化を防止することができる。
即ち例えば、複雑な画像データ(一般にはJPEG方式による圧縮処理に不向きとされている)を出力してくるカメラから、当該圧縮処理に好適な単純な画像データを出力してくるカメラに切り換わった場合を考える。この場合、直前の量子化テーブル(又はQ値)をその切り換え前後で使用し続けるとすると、後段の圧縮処理(単純な画像データの圧縮処理)において、例えばブロック歪が多く発生して画質劣化が著しくなる場合が多い。これに対し、本発明により、切り換わった後の画像データを撮像したカメラに対応して以前に保存されている量子化テーブル(又はQ値)を用いて当該後段の圧縮処理を開始することで、上述したようなブロック歪み等の画質劣化を抑制できるのである。
(II)実施形態
次に、上述した原理に基づく本発明に係るカメラシステムの実施形態について、具体的に図2乃至図6を用いて説明する。なお図2は実施形態に係るカメラシステムの概要構成を示すブロック図であり、図3及び図4は実施形態に係る画像圧縮処理を示すフローチャートである。また図5は当該画像圧縮処理におけるQ値の保存処理を示すフローチャートであり、図6は当該画像圧縮処理におけるQ値の時間変化を例示するタイミングチャートである。更に以下の実施形態は、四台のカメラによりそれぞれ撮像された画像データを順次取得して記録用の画像圧縮処理を施すカメラシステムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
図2に示すように、実施形態に係るカメラシステムSは、本発明に係る「撮像手段」の一例としての第1カメラC1乃至第4カメラC4と、デコーダD1乃至デコーダD4及びデコーダ7と、本発明に係る「切換手段」の一例及び「取得手段」の一例としてのチャンネルコントローラ1と、本発明に係る「制御手段」の一例としてのCPU2と、図示しない揮発性領域及び不揮発性領域をそれぞれ含む本発明に係る「記憶手段」の一例としてのメモリ3と、補正部4と、JPEG方式による圧縮処理を行う本発明に係る「圧縮手段」の一例としての圧縮部5と、例えばカード型の記録媒体CDに対して圧縮された画像データを記録するライタ6と、液晶ディスプレイ等からなるディスプレイ8と、により構成されている。このとき、第1カメラC1及びデコーダD1により第1チャンネルCH1を構成し、第2カメラC2及びデコーダD2により第2チャンネルCH2を構成している。また第3カメラC3及びデコーダD3により第3チャンネルCH3を構成し、第4カメラC4及びデコーダD4により第4チャンネルCH4を構成している。
この構成において例えば第1カメラC1及び第4カメラC4は、防犯対象たる建物の屋外に設置されており、例えばその入口や通用口等をそれぞれの撮像範囲としている。一方第2カメラC2及び第3カメラC3は、当該建物の屋内のいずれかの部屋がその撮像範囲となるように設置されている。この場合、第1カメラC1及び第4カメラC4がそれぞれの撮像範囲とする入口等は、それを撮像した場合には上記「単純な画像データ」が得られる場合が多い。これに対して第2カメラC2及び第3カメラC3がそれぞれの撮像範囲とする部屋等は、例えば調度品等があるため、それを撮像した場合には上記「複雑な画像データ」が得られる場合が多い。
一方、第1カメラC1乃至第4カメラC4からそれぞれ出力された画像データは、それぞれに対応するデコーダD1乃至デコーダD4によりそれぞれ復号され、チャンネルコントローラ1に出力される。そしてチャンネルコントローラ1は、CPU2の制御の下、第1チャンネルCH1乃至第4チャンネルCH4それぞれからの復号された画像データを、例えば数秒乃至数十秒おきに順次切り換え、補正部4に出力する。このときチャンネルコントローラ1は、例えば、第1チャンネルCH1→第2チャンネルCH2→第3チャンネルCH3→第4チャンネルCH4→第1チャンネルCH1→第2チャンネルCH2→…の順で各チャンネルからの画像データを切り換えて補正部4に出力する。
これらにより補正部4は、CPU2の制御の下、チャンネルコントローラ1から出力されてきた画像データに対して、圧縮処理及び表示それぞれのための所定の補正処理等を施し、圧縮処理用の画像データを圧縮部5に、表示用の画像データをデコーダ7に、それぞれ出力する。そしてデコーダ7は、CPU2の制御の下、補正部4から出力された画像データに対して所定の復号処理を施し、これをディスプレイ8に出力して表示させる。これによりカメラシステムSを用いて防犯を行おうとする使用者(例えば上記建物の管理者等)は、第1チャンネルCH1から第4チャンネルCHまで順次に切り換えられる画像を見て、当該防犯のための監視等を行う。
一方圧縮部5は、CPU2の制御の下、後述する実施形態に係る圧縮処理を実行し、圧縮後の画像データをライタ6に出力し、必要に応じて記録媒体CDに記録させる。ここで上記圧縮処理は、上記JPEG方式を用いてデータレートを一定化する圧縮処理である。圧縮部5における圧縮処理については、後ほど詳述する。
他方CPU2は、必要なデータ等をメモリ3に記憶させつつ、後述する実施形態に係る圧縮部5による圧縮処理を制御すると共に、カメラシステムS全体を統括制御する。
次に、実施形態に係る圧縮処理について、主として図3乃至図6を用いて説明する。なお以下に説明する圧縮処理においては、規定の量子化テーブルに含まれる各量子化値を除算する際に用いられる圧縮係数(いわゆる「Q値」)を制御することで、フレームごとの量子化テーブルTの最適化を行う(図1参照)。なおこの場合、例えば上記「複雑な画像データ」の場合はJPEG方式を用いた圧縮処理には不向きであるが、これを圧縮してそのデータ量を低減したい場合には、量子化テーブルに含まれている各量子化値を実質的に大きくする(即ち上記Q値を小さくする)ことが行われる。一方、上記「単純な画像データ」の場合はJPEG方式を用いた圧縮処理には好適であるため、これを圧縮してそのデータ量を低減する際になるべく画質の劣化を抑制すべく、量子化テーブルに含まれている各量子化値を実質的に小さくする(即ち上記Q値を大きくする)ことが行われる。
図3(a)にその全体を示すように、実施形態に係る圧縮処理においてCPU2及び圧縮部5は、初めに、図示しない操作部を用いて使用者により指定された圧縮率に応じて、各チャンネルCHからの画像データに対して圧縮処理を施す場合の上記Q値を各チャンネルCH共通に初期化する(ステップS1)。なおステップS1において上記使用者により指定される圧縮率は、全てのチャンネルCHに対して共通の圧縮率である。また実施形態に係るJPEG方式を用いた圧縮処理では、量子化テーブルTそのものはJPEGにより規定されている量子化テーブルを用いることとする。このステップS1の処理については、後ほど図3(b)を用いて詳説する。
次にCPU2及び圧縮部5は、チャンネルコントローラ1を介していずれかのチャンネルCHから上記画像データが出力されてきたら、圧縮処理に用いるQ値を当該チャンネルCHごとに選択し(ステップS2)、更に当該選択されたQ値及び上記規定の量子化テーブルTを用いて、チャンネルCHごとに圧縮処理を実行する(ステップS3)。なお、各チャンネルCHからの画像データのそれぞれに対して最初に上記圧縮処理が実行される場合の当該開始当初におけるQ値は、例えば全て同じ規定の値(例えば後述するQorg)とされる。このときのステップS2の処理については、後ほど図4(a)を用いて詳説する。
一つのチャンネルCHからの画像データに対する圧縮処理が終了したら、次にCPU2及び圧縮部5は、爾後の圧縮処理に備えたQ値の調整処理(最適化処理)を実行する(ステップS4)。このステップS4の処理については、後ほど図4(b)を用いて詳説する。
その後CPU2はカメラシステムS全体の図示しない電源スイッチがオフとされたか否かを判定し(ステップS5)、当該電源スイッチがオフとされていない場合には(ステップS5;NO)、引き続きカメラシステムSを用いた防犯を行うべく上記ステップS2に戻る。一方ステップS5の判定において当該電源スイッチがオフとされた場合(ステップS5;YES)、CPU2は実施形態に係る圧縮処理も終了させる。
次に、上記ステップS1に係るQ値の初期化処理について、より詳細に図3(b)を用いて詳説する。なお以下の説明では、第1チャンネルCH1から出力された画像データに対する圧縮処理に用いられるQ値を「Q1」とし、第2チャンネルCH2から出力された画像データに対する圧縮処理に用いられるQ値を「Q2」とする。また、第3チャンネルCH3から出力された画像データに対する圧縮処理に用いられるQ値を「Q3」とし、第4チャンネルCH4から出力された画像データに対する圧縮処理に用いられるQ値を「Q4」とする。なお、実施形態に係る画像圧縮処理においては、使用者により指定可能な既定の圧縮率として、例えば、「1/10」、「1/20」、「1/30」、…、等の圧縮率が指定可能とされているとする。
上記ステップS1に係るQ値の初期化処理においてCPU2及び圧縮部5は、図3(b)に示すように、使用者により指定された圧縮率(全チャンネルCHに共通の圧縮率。以下、同様)が「1/10」であるか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10の判定において当該圧縮率が1/10である場合(ステップS10;YES)、CPU2及び圧縮部5はチャンネルCHごとのQ値をそれぞれ例えば「85」と設定して例えばメモリ3に記憶させ(ステップS11)、その後上記ステップS2の処理に移行する。
一方ステップS10の判定において、指定された圧縮率が1/10でない場合(ステップS10;NO)、次にCPU2及び圧縮部5は、使用者により指定された圧縮率が「1/20」であるか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12の判定において当該圧縮率が1/20である場合(ステップS12;YES)、CPU2及び圧縮部5はチャンネルCHごとのQ値をそれぞれ例えば「60」と設定して(即ち上記ステップS11の場合よりも小さい値として設定して)メモリ3に記憶させ(ステップS13)、その後上記ステップS2の処理に移行する。
他方ステップS12の判定において、指定された圧縮率が1/20でない場合(ステップS12;NO)、次にCPU2及び圧縮部5は、使用者により指定された圧縮率が「1/30」であるか否かを判定する(ステップS14)。ステップS14の判定において当該圧縮率が1/30である場合(ステップS14;YES)、CPU2及び圧縮部5はチャンネルCHごとのQ値をそれぞれ例えば「50」と設定して(即ち上記ステップS11及びステップS13の場合よりも更に小さい値として設定して)メモリ3に記憶させ(ステップS15)、その後上記ステップS2の処理に移行する。
一方ステップS14の判定において、指定された圧縮率が1/30でない場合(ステップS14;NO)、次にCPU2及び圧縮部5は、使用者により指定された圧縮率が「1/40」であるか否かを判定する(ステップS16)。ステップS16の判定において当該圧縮率が1/40である場合(ステップS16;YES)、CPU2及び圧縮部5はチャンネルCHごとのQ値をそれぞれ例えば「25」と設定して(即ち上記ステップS11、ステップS13及びステップS15の場合よりも更に小さい値として設定して)メモリ3に記憶させ(ステップS17)、その後上記ステップS2の処理に移行する。
最後にステップS16の判定において指定された圧縮率が1/40でもない場合(ステップS16;NO)、次にCPU2及び圧縮部5は、選択可能な残りの圧縮率(例えば1/50等)に対応させて、チャンネルCHごとのQ値をそれぞれ例えば「15」と設定して(即ち設定可能な最も小さい値として設定して)メモリ3に記憶させ(ステップS18)、その後上記ステップS2の処理に移行する。
次に、上記ステップS2に係るQ値の選択処理について、より詳細に図4(a)を用いて詳説する。
上記ステップS2に係るQ値の選択処理においてCPU2及び圧縮部5は、図4(a)に示すように、先ず圧縮部5に現在入力されている画像データが第1チャンネルCH1からの画像データであるか否かを判定する(ステップS20)。ステップS20の判定において第1チャンネルCH1からの画像データが入力されている場合(ステップS20;YES)、CPU2及び圧縮部5は、直後に実行される圧縮処理用のQ値であるQxとして、その時点で「Q1」として設定されて保存されている値をメモリ3から読み出して設定し(ステップS21)、その後上記ステップS3に移行して当該第1チャンネルCH1からの画像データの圧縮処理を実行させる。
一方ステップS20の判定において第1チャンネルCH1からの画像データが圧縮部5に入力されていない場合(ステップS20;NO)、次にCPU2及び圧縮部5は、圧縮部5に現在入力されている画像データが第2チャンネルCH2からの画像データであるか否かを判定する(ステップS22)。ステップS22の判定において第2チャンネルCH2からの画像データが入力されている場合(ステップS22;YES)、CPU2及び圧縮部5は、上記Qxとして、その時点で「Q2」として設定されて保存されている値をメモリ3から読み出して設定し(ステップS23)、その後上記ステップS3に移行して当該第2チャンネルCH2からの画像データの圧縮処理を実行させる。
上記ステップS22の判定において第2チャンネルCH2からの画像データが圧縮部5に入力されていない場合(ステップS22;NO)、次にCPU2及び圧縮部5は、圧縮部5に現在入力されている画像データが第3チャンネルCH3からの画像データであるか否かを判定する(ステップS24)。ステップS24の判定において第3チャンネルCH3からの画像データが入力されている場合(ステップS24;YES)、CPU2及び圧縮部5は、上記Qxとして、その時点で「Q3」として設定されて保存されている値をメモリ3から読み出して設定し(ステップS25)、その後上記ステップS3に移行して当該第チャンネルCHからの画像データの圧縮処理を実行させる。
最後に、上記ステップS24の判定において第3チャンネルCH3からの画像データも圧縮部5に入力されていない場合(ステップS24;NO)、CPU2及び圧縮部5は、圧縮部5に現在入力されている画像データが第4チャンネルCH4からの画像データであるとして、上記Qxとして、その時点で「Q4」として設定されて保存されている値をメモリ3から読み出して設定し(ステップS26)、その後上記ステップS3に移行して当該第2チャンネルCH2からの画像データの圧縮処理を実行させる。
次に、上記ステップS4に係るQ値の調整処理について、より詳細に図4(b)を用いて詳説する。
上記ステップS4に係るQ値の調整処理(最適化処理)においてCPU2及び圧縮部5は、図4(b)に示すように、直前のステップS3に係る圧縮処理におけるJPEG方式を用いた圧縮処理の結果としての画像データのデータ量が、当該JPEG方式としての目標データ量に対してそれの10%以上大きいか否か(即ち圧縮処理として不十分か否か)を判定する(ステップS40)。ステップS40の判定において圧縮処理として不十分である場合(ステップS40;YES)、CPU2及び圧縮部5は次に、直前のステップS3に係る圧縮処理に用いられたQ値(即ち現在のQ値)がJPEG方式として或いはカメラシステムSとして予め設定されている下限値よりも大きいか否かを判定する(ステップS41)。ステップS41の判定において現在のQ値が下限値よりも大きい場合(ステップS41;YES)、圧縮処理として更に十分な圧縮を行うべく、即ち圧縮処理後のデータ量をより低減するべく、当該Q値を例えば「2」だけ低減し(ステップS42)、後述するステップS46の処理に移行する。一方上記ステップS41の判定において現在のQ値が下限値よりも大きくない場合(ステップS41;NO)、現在よりもQ値を下げることができない(即ち、現在よりも圧縮処理後のデータ量を低減することができない)ので、CPU2及び圧縮部5はそのまま上記ステップS5の処理に移行する。
一方、上記ステップS40の判定において、圧縮処理の結果としての上記データ量が上記目標データ量に対してそれの10%以上大きくない場合、即ち圧縮処理として十分なデータ量の低減ができている場合(ステップS40;NO)、CPU2及び圧縮部5は次に、当該圧縮結果としての上記データ量が上記目標データ量に対してそれの10%以上小さいか否か(即ち圧縮処理として過度の圧縮が為されているか否か)を判定する(ステップS43)。ステップS43の判定において圧縮処理として過度である場合(ステップS43;YES)、CPU2及び圧縮部5は次に、上記現在のQ値がJPEG方式として或いはカメラシステムSとして予め設定されている上限値よりも小さいか否かを判定する(ステップS44)。ステップS44の判定において当該現在のQ値が上限値よりも小さい場合(ステップS44;YES)、圧縮処理における過度の圧縮を抑制することで圧縮処理後の画質の劣化を抑制すべく、当該Q値を例えば「2」だけ増大させ(ステップS45)、後述するステップS46の処理に移行する。一方上記ステップS44の判定において現在のQ値が上限値よりも小さくない場合(ステップS44;NO)、現在よりもQ値を上げることができない(即ち、現在よりも圧縮処理における画質劣化を抑制することができない)ので、CPU2及び圧縮部5はそのまま上記ステップS5の処理に移行する。
次に上記ステップS42に係るQ値の低減又は上記ステップS45に係るQ値の増大の後、CPU2及び圧縮部5は、チャンネルCHごとに現在のQ値と例えばメモリ3に不揮発性に保存し(ステップS46)、上記ステップS5の処理に移行する。
最後に、上記ステップS46に係るQ値の保存処理について、より詳細に図5を用いて詳説する。
上記ステップS46に係るQ値の保存処理においてCPU2及び圧縮部5は、図5に示すように、先ず圧縮部5における圧縮処理の対象となった画像データが第1チャンネルCH1から入力された画像データであったか否かを判定する(ステップS460)。ステップS460の判定において圧縮処理の対象となった画像データが第1チャンネルCH1から入力された画像データであった場合(ステップS460;YES)、CPU2及び圧縮部5は、上記ステップS42又はステップS45に係る処理により新たに設定されたQ値を第1チャンネルCH1に係るQ値(Q1)としてメモリ3内に保存する(ステップS461)。その後CPU2及び圧縮部5は上記ステップS5の処理に移行する。
一方、ステップS460の判定において圧縮処理の対象となった画像データが第1チャンネルCH1から入力された画像データでなかった場合(ステップS460;NO)、CPU2及び圧縮部5は次に、圧縮部5における圧縮処理の対象となった画像データが第2チャンネルCH2から入力された画像データであったか否かを判定する(ステップS462)。ステップS462の判定において圧縮処理の対象となった画像データが第2チャンネルCH2から入力された画像データであった場合(ステップS462;YES)、CPU2及び圧縮部5は、上記ステップS42又はステップS45に係る処理により新たに設定されたQ値を第2チャンネルCH2に係るQ値(Q2)としてメモリ3内に保存する(ステップS463)。その後CPU2及び圧縮部5は上記ステップS5の処理に移行する。
他方、ステップS462の判定において圧縮処理の対象となった画像データが第2チャンネルCH2から入力された画像データでなかった場合(ステップS462;NO)、CPU2及び圧縮部5は次に、圧縮部5における圧縮処理の対象となった画像データが第3チャンネルCH3から入力された画像データであったか否かを判定する(ステップS464)。ステップS464の判定において圧縮処理の対象となった画像データが第3チャンネルCH3から入力された画像データであった場合(ステップS464;YES)、CPU2及び圧縮部5は、上記ステップS42又はステップS45に係る処理により新たに設定されたQ値を第3チャンネルCH3に係るQ値(Q3)としてメモリ3内に保存する(ステップS465)。その後CPU2及び圧縮部5は上記ステップS5の処理に移行する。
最後に、ステップS464の判定において圧縮処理の対象となった画像データが第3チャンネルCH3から入力された画像データでもなかった場合(ステップS464;NO)、CPU2及び圧縮部5は、圧縮部5における圧縮処理の対象となった画像データが第4チャンネルCH4から入力された画像データであるとして、上記ステップS42又はステップS45に係る処理により新たに設定されたQ値を第4チャンネルCH4に係るQ値(Q4)としてメモリ3内に保存する(ステップS466)。その後CPU2及び圧縮部5は上記ステップS5の処理に移行する。
次に、上記図2乃至図5を用いて説明してきた実施形態に係る画像圧縮処理が実行された場合における各チャンネルCHの画像データの内容と上記Q値の時間変化について、図6を用いて纏めて説明する。なお図6に例示する場合においては、タイミングTからタイミングTまでは初めに第1チャンネルCH1からの画像データ(例えば単純な画像データ)FCH1が圧縮処理の対象となっており、タイミングTからタイミングTまでは切り換わり後の第2チャンネルCH2からの画像データ(例えば複雑な画像データ)FCH2が圧縮処理の対象となっているとする。またタイミングTからタイミングTまでは次の第3チャンネルCH3からの画像データ(例えば複雑な画像データ)FCH3が圧縮処理の対象となっており、更にタイミングTからタイミングTまでは切り換わり後の第4チャンネルCH4からの画像データ(例えば単純な画像データ)FCH4が圧縮処理の対象となっているとする。更にその後のタイミングTからタイミングTまでは再度切り換わって元の第1チャンネルCH1からの画像データFCH1が圧縮処理の対象となっており、タイミングTからタイミングTまでは更に切り換わり後の第2チャンネルCH2からの画像データFCH2が再度圧縮処理の対象となっているとする。そしてまたタイミングTからタイミングTまでは再度第3チャンネルCH3からの画像データFCH3が圧縮処理の対象となっており、最後にタイミングTからは再度第4チャンネルCH4からの画像データFCH4が再度圧縮処理の対象となっているとする。
先ず、各チャンネルCHからの画像データのそれぞれに対して最初に実施形態に係る圧縮処理が実行される場合、例えば図6に例示するタイミングT乃至タイミングTにかけて破線で示すように、圧縮処理の開始当初におけるQ値は、例えば全て同じ値(例えば上記Qorg)とされる。一方タイミングTにおいては、タイミングTからタイミングTまでの間に第1チャンネルCH1から入力された画像データに対して施された圧縮処理における最後のQ1がメモリ3に保存される(図4(b)ステップ46及び図5参照。以下同様。)。またタイミングTにおいては、タイミングTからタイミングTまでの間に第2チャンネルCH2から入力された画像データに対して施された圧縮処理における最後のQ2がメモリ3に保存される。更にタイミングTにおいては、タイミングTからタイミングTまでの間に第3チャンネルCH3から入力された画像データに対して施された圧縮処理における最後のQ3がメモリ3に保存される。最後にタイミングTにおいては、タイミングTからタイミングTまでの間に第4チャンネルCH4から入力された画像データに対して施された圧縮処理における最後のQ4がメモリ3に保存される。
そしてタイミングTから開始される、第1チャンネルCH1から入力された画像データに対する新たな圧縮処理においては、その当初に用いられるQ1は、タイミングTにおいてメモリ3に保存されているQ1が読み出され(図3(a)ステップS2及び図4(a)参照。以下同様。)、当該タイミングTからの圧縮処理が開始される(図6タイミングTからタイミングTにかけて記載された一点鎖線矢印参照)。また、タイミングTから開始される、第2チャンネルCH2から入力された画像データに対する新たな圧縮処理においては、その当初に用いられるQ2は、タイミングTにおいてメモリ3に保存されているQ2が読み出され、当該タイミングTからの圧縮処理が開始される(図6タイミングTからタイミングTにかけて記載された一点鎖線矢印参照)。更に、タイミングTから開始される、第3チャンネルCH3から入力された画像データに対する新たな圧縮処理においては、その当初に用いられるQ3は、タイミングTにおいてメモリ3に保存されているQ3が読み出され、当該タイミングTからの圧縮処理が開始される(図6タイミングTからタイミングTにかけて記載された一点鎖線矢印参照)。最後にタイミングTから開始される、第4チャンネルCH4から入力された画像データに対する新たな圧縮処理においては、その当初に用いられるQ4は、タイミングTにおいてメモリ3に保存されているQ4が読み出され、当該タイミングTからの圧縮処理が開始される(図6タイミングTからタイミングTにかけて記載された一点鎖線矢印参照)。以上のようなQ値の保存処理とそれを再度読み出した圧縮処理とがチャンネルCHごとに繰り返されることで、圧縮処理中のデータレートを早期に一定化し、よって圧縮処理の結果としての画質の劣化を抑制することができるのである。
以上説明したように、実施形態のカメラシステムSにおける画像圧縮処理によれば、データレートを一定化するJPEG方式を用いた圧縮処理を新たな画像データに対して施す際に、新たな画像データの取得元たるチャンネルCH(カメラC)に対応して保存されているQ値を読み出して当該新たな画像データの圧縮処理を開始するので、新規のQ値を用いて新たに圧縮処理を開始する場合に比して、データレートをより早期に一定化できることで、データレートが一定化された期間を長くすることができると共に、圧縮品質の劣化を防止することができる。
また、チャンネルコントローラ1からの出力の順に、新たに出力された画像データを撮像したチャンネルCHに対応したQ値を用いた圧縮処理を開始するように圧縮部5をCPU2が制御するので、圧縮品質を劣化させることなく、各チャンネルCHから出力されてくる画像データを順次圧縮することができる。
更に、画像データの圧縮の終了時に用いられていたQ値をチャンネルCHごとに保存するので、新たな撮像情報の圧縮に適した圧縮係数からその圧縮を開始できることで、圧縮品質の劣化をより抑制することができる。
更にまた、画像データの圧縮をチャンネルCHごとに繰り返して行う場合、新たに取得された画像データに対する圧縮処理を、そのチャンネルCHに対応して最も新しく保存されたQ値を用いて開始するように圧縮部5を制御するので、新たな画像データに対する圧縮処理に最も適したQ値から圧縮処理を開始することで、圧縮品質の劣化を最も抑制することができる。
また、圧縮方式がJPEG方式であるので、広く一般化している圧縮方式において、データレートが一定化された期間を長くすることができると共に、圧縮品質の劣化を防止して画像を圧縮することができる。
更に、制御される圧縮係数がJPEG方式におけるQ値であるので、より汎用性の高い圧縮係数を用いつつ、圧縮品質の劣化を防止して画像を圧縮することができる。
なお、上述した実施形態では、JPEG方式における量子化テーブルに係るQ値を実施形態に係る制御及び保存の対象としたが、これ以外に、例えばJPEG方式におけるハフマンテーブルに係る圧縮係数を制御及び保存の対象とするように構成することもできる。この場合でも、より汎用性の高い圧縮係数を用いつつ、圧縮品質の劣化を防止して画像を圧縮することができる。
また本発明は、上記したJPEG方式以外の圧縮方式であって、データレートの一定化を圧縮処理の仕様の一つとする圧縮方式であれば広く適用することができる。
更に上述した実施形態では、各チャンネルCHからの画像データを順次圧縮してそれらを順次ディスプレイ8に表示する構成としたが、これ以外に本発明は、例えば、各チャンネルCHからの画像データを時分割的に圧縮して一時的に記憶させておき、その後に、これらを同時にディスプレイ8に表示する場合にも適用可能である。
更に、図3乃至図5にそれぞれ示したフローチャートに対応するプログラムを例えば光ディスク等の記録媒体に記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して取得して記録しておき、それらを汎用のマイクロコンピュータ等により読み出して実行することにより、当該マイクロコンピュータ等を、実施形態に係るCPU2又は圧縮部5として機能させることも可能である。
以上夫々説明したように、本発明は画像圧縮処理の分野に利用することが可能であり、特にデータレートの一定化を圧縮処理の仕様の一つとする画像圧縮処理の分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
1 チャンネルコントローラ
2 CPU
3 メモリ
4 補正部
5 圧縮部
6 ライタ
7、D1、D2、D3、D4 デコーダ
8 ディスプレイ
1n、1n+1、1n+2、1x、1x+1、2m、2m+1、2m+2 フレーム
T1n、T1n+1、T1n+2、T2m、T2m+1、T2m+2、T1x+1 量子化テーブル
S カメラシステム
C1 第1カメラ
C2 第2カメラ
C3 第3カメラ
C4 第4カメラ
CD 記録媒体
CH1 第1チャンネル
CH2 第2チャンネル
CH3 第3チャンネル
CH4 第4チャンネル
CH1、FCH2、FCH3、FCH4 画像データ

Claims (6)

  1. 複数の撮像手段からの撮像情報であって、それぞれが複数のフレーム画像からなる撮像情報を、当該各撮像手段からそれぞれ取得する取得手段と、
    前記取得された撮像情報を切り換えて出力する切換手段と、
    前記出力された撮像情報に対して、データレートを一定化するJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式を用いた圧縮処理であって、当該圧縮処理に用いるQ値を直前の前記フレーム画像の圧縮結果に基づいて変化させつつ前記データレートを一定化し、且つ、各前記撮像手段からの前記撮像情報に対する当該Q値の初期値を各前記撮像手段に共通とした圧縮処理を施す圧縮手段と、
    前記圧縮処理に用いられ且つ、前記JPEG方式に対応して予めそれぞれ設定された上限値及び下限値により定められる範囲内で増大又は低減され前記Q値を前記撮像手段ごとに記憶する記憶手段と、
    前記撮像情報の切り換えにより新たに出力された前記撮像情報に対して前記圧縮処理を新たに施す際に、当該新たに出力された撮像情報の取得元たる前記撮像手段から過去に取得された前記撮像情報に対する前記圧縮処理に用いられ且つ前記上限値及び前記下限値により定められる範囲内で増大又は低減されて記憶された前記Q値を前記記憶手段から読み出し、当該読み出したQ値を用いて、前記新たに出力された撮像情報に対する前記圧縮処理を開始するように前記圧縮手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    各前記撮像手段の撮像範囲にある撮像対象の前記圧縮処理に対する好適度が異なっていることを特徴とする情報圧縮装置。
  2. 請求項1に記載の情報圧縮装置において、
    前記切換手段は、複数の前記撮像手段からそれぞれ取得された前記撮像情報を順次切り換えて一の前記撮像情報を出力し、
    前記記憶手段は前記出力された撮像情報の前記圧縮処理に用いられ且つ、前記上限値及び前記下限値により定められる範囲内で増大又は低減された前記Q値を記憶し、
    前記制御手段は、前記切換手段からの出力の順に、前記撮像情報の切り換えにより新たに出力された前記撮像情報の取得元たる前記撮像手段に対応した前記Q値を用いた前記圧縮処理を新たに開始するように前記圧縮手段を制御することを特徴とする情報圧縮装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の情報圧縮装置において、
    前記切換手段から出力されてくる前記撮像情報の圧縮を前記撮像手段ごとに繰り返して行う場合、前記制御手段は、前記記憶されているQ値に対応する前記撮像手段から新たに取得された前記撮像情報に対する前記圧縮処理を、当該撮像手段に対応して記憶されている前記Q値のうち最も新しく記憶された当該Q値を用いて新たに開始するように前記圧縮手段を制御することを特徴とする情報圧縮装置。
  4. 複数の撮像手段からの撮像情報であって、それぞれが複数のフレーム画像からなる撮像情報を、当該各撮像手段からそれぞれ取得する取得手段を備える情報圧縮装置において実行される情報圧縮方法において、
    前記取得された撮像情報を切り換えて出力する切換工程と、
    前記出力された撮像情報に対して、データレートを一定化するJPEG方式を用いた圧縮処理であって、当該圧縮処理に用いるQ値を直前の前記フレーム画像の圧縮結果に基づいて変化させつつ前記データレートを一定化し、且つ、各前記撮像手段からの前記撮像情報に対する当該Q値の初期値を各前記撮像手段に共通とした圧縮処理を施す圧縮工程と、
    前記圧縮処理に用いられ且つ前記JPEG方式に対応して予めそれぞれ設定された上限値及び下限値により定められる範囲内で増大又は低減された前記Q値を前記撮像手段ごとに記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記撮像情報の切り換えにより新たに出力された前記撮像情報に対して前記圧縮処理を新たに施す際に、当該新たに出力された撮像情報の取得元たる前記撮像手段から過去に取得された前記撮像情報に対する前記圧縮処理に用いられ且つ前記上限値及び前記下限値により定められる範囲内で増大又は低減されて記憶された前記Q値を前記記憶手段から読み出し、当該読み出したQ値を用いて、前記新たに出力された撮像情報に対する前記圧縮処理を開始する圧縮制御工程と、
    を含み、
    各前記撮像手段の撮像範囲にある撮像対象の前記圧縮処理に対する好適度が異なっていることを特徴とする情報圧縮方法
  5. 複数の撮像手段からの撮像情報であって、それぞれが複数のフレーム画像からなる撮像情報を、当該各撮像手段からそれぞれ取得する取得手段を備える情報圧縮装置に含まれるコンピュータを、
    前記取得された撮像情報を切り換えて出力する切換手段、
    前記出力された撮像情報に対して、データレートを一定化するJPEG方式を用いた圧縮処理であって、当該圧縮処理に用いるQ値を直前の前記フレーム画像の圧縮結果に基づいて変化させつつ前記データレートを一定化し、且つ、各前記撮像手段からの前記撮像情報に対する当該Q値の初期値を各前記撮像手段に共通とした圧縮処理を施す圧縮手段、
    前記圧縮処理に用いられ且つ前記JPEG方式に対応して予めそれぞれ設定された上限値及び下限値により定められる範囲内で増大又は低減されたQ値を前記撮像手段ごとに記憶する記憶手段、及び、
    前記撮像情報の切り換えにより新たに出力された前記撮像情報に対して前記圧縮処理を施す際に、当該新たに出力された撮像情報の取得元たる前記撮像手段から過去に取得された前記撮像情報に対する前記圧縮処理に用いられ且つ前記上限値及び前記下限値により定められる範囲内で増大又は低減されて記憶された前記Q値を前記記憶手段として機能する前記コンピュータから読み出し、当該読み出したQ値を用いて、前記新たに出力された撮像情報に対する前記圧縮処理を開始するように前記圧縮手段として機能する前記コンピュータを制御する制御手段、
    として機能させる情報圧縮用プログラムであって、
    各前記撮像手段の撮像範囲にある撮像対象の前記圧縮処理に対する好適度が異なっていることを特徴とする情報圧縮用プログラム
  6. 請求項5に記載の情報圧縮用プログラムが請求項5に記載の前記コンピュータに読み取り可能に記録されていることを特徴とする情報記録媒体
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