JP6120758B2 - 医用システム - Google Patents

医用システム Download PDF

Info

Publication number
JP6120758B2
JP6120758B2 JP2013255233A JP2013255233A JP6120758B2 JP 6120758 B2 JP6120758 B2 JP 6120758B2 JP 2013255233 A JP2013255233 A JP 2013255233A JP 2013255233 A JP2013255233 A JP 2013255233A JP 6120758 B2 JP6120758 B2 JP 6120758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
fluorescence
value
signal
wavelength band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013255233A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015112208A (ja
Inventor
俊二 武井
俊二 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2013255233A priority Critical patent/JP6120758B2/ja
Publication of JP2015112208A publication Critical patent/JP2015112208A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6120758B2 publication Critical patent/JP6120758B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

本発明は、医用システムに関し、特に、蛍光薬剤から発せられる蛍光に基づく観察が可能な医用システムに関するものである。
近年、分子標的薬剤を用いた癌診断技術が注目され始めている。具体的には、例えば、癌細胞において特異的に発現する生体タンパク質をターゲットとした蛍光薬剤(蛍光プローブ)を生体の観察対象部位へ投与した後、該観察対象部位から発せられる蛍光に基づいて癌の有無を判別する、という診断手法が近年研究されている。そして、このような手法は、消化管分野の癌の早期発見において有用である。
そして、前述の診断手法に利用可能な構成として、例えば、特許文献1には、一つの観察モードで、反射画像による観察対象の形態情報と蛍光画像による病変部の位置情報とを同時に取得するように構成された蛍光内視鏡装置が開示されている。
また、特許文献1には、生体組織で反射した反射画像取得用の光の強度が、当該生体組織から発生した蛍光の強度と略同程度となるように、光源から出射された当該反射画像取得用の光または当該生体組織で反射した当該反射画像取得用の光の強度を光強度調節手段により調整するための構成が開示されている。
ところで、前述の診断手法の実施の際には、広帯域な蛍光が観察対象部位から発せられる。そのため、例えば、特許文献1に開示された構成を用いて前述の診断手法を実施した場合には、前述の一つの観察モードにおいて、生体組織から発生した蛍光と、当該生体組織で反射した反射画像取得用の光と、が同一の画素群で撮像(受光)されるような状況が発生し得る。
しかし、特許文献1には、前述のような状況の発生を考慮しつつ、光強度調節手段による反射画像取得用の光の強度の調整を行うための構成等について、特に開示されていない。
そのため、特許文献1に開示された構成によれば、例えば、反射画像取得用の光の強度を蛍光の強度に対して低減させるような調整が行われた際に、当該反射画像取得用の光を撮像するための一の画素群により生成される撮像信号に含まれる蛍光の成分の割合が増加し、その結果、当該撮像信号に基づいて生成される分光画像のS/Nが低下してしまう、という課題が生じている。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、蛍光薬剤から発せられる蛍光に基づく観察を行う場合において、S/Nの高い分光画像を生成することが可能な医用システムを提供することを目的としている。
本発明の一態様の医用システムは、第1の波長帯域にピーク波長を有するとともに、前記第1の波長帯域とは異なる第2の波長帯域において強度を有する蛍光を被写体に投与された蛍光薬剤から発生させるための励起光と、前記第2の波長帯域にピーク波長を有する一方で前記第1の波長帯域には強度を有さない反射光を前記被写体から発生させるための参照光と、を同時に発生するように構成された光源部と、前記第1の波長帯域において最大感度を有する第1の画素群で前記蛍光を撮像して第1の撮像信号を生成し、前記第2の波長帯域に最大感度を有する第2の画素群で前記蛍光及び前記反射光を撮像して第2の撮像信号を生成するように構成された撮像素子と、前記撮像素子から出力される前記第2の撮像信号が所定の階調数で階調化される際に、前記第2の撮像信号に含まれる前記蛍光の成分が階調値として再現されないようにまたは略再現されないように、前記光源部から発せられる前記励起光及び前記参照光の光量を設定するように構成された光量設定部と、前記所定の階調数で階調化された前記第1の撮像信号及び前記第2の撮像信号に基づいて前記蛍光の分光画像及び前記反射光の分光画像をそれぞれ生成するための演算処理に適合させるように、前記撮像素子により受光される光の受光強度と、前記第1の画素群及び前記第2の画素群における露光時間と、前記第1の撮像信号及び前記第2の撮像信号の信号増幅率と、のうちの少なくとも1つを調整するように構成された調整部と、を有する。
本発明における医用システムによれば、蛍光薬剤から発せられる蛍光に基づく観察を行う場合において、S/Nの高い分光画像を生成することができる。
第1の実施例に係る医用システムの要部の構成を示す図。 第1の実施例に係るフィルタ群の構成の一例を示す模式図。 第1の実施例に係る撮像素子の各画素群における分光感度の一例を示す図。 第2の実施例に係る医用システムにおいて行われる処理等の一例を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
(第1の実施例)
図1から図3は、本発明の第1の実施例に係るものである。図1は、実施例に係る医用システムの要部の構成を示す図である。
医用システム101は、図1に示すように、生体である被検体内に挿入可能な細長形状の挿入部を具備するとともに、当該被検体内の生体組織等の被写体を撮像することにより撮像信号を生成して出力する内視鏡1と、内視鏡1の内部に挿通配置されたライトガイド6を介して当該被写体の観察に用いられる光を供給する光源装置2と、内視鏡1から出力される撮像信号に応じた映像信号を生成して出力するプロセッサ3と、プロセッサ3から出力される映像信号に応じた観察画像等を表示する表示装置4と、ユーザの入力操作に応じた指示等をプロセッサ3に対して行うことが可能なスイッチ及び/またはボタン等を備えた入力装置5と、を有して構成されている。
内視鏡1は、ライトガイド6により伝送された光を被写体へ照射する照明光学系11と、照明光学系11から照射された光に応じて当該被写体から発せられる戻り光を撮像することにより撮像信号を生成して出力する撮像部12と、を挿入部の先端部に設けて構成されている。また、内視鏡1は、医用システム101の観察モードの設定に係る指示を行うことが可能なモード切替スイッチ13と、内視鏡1に関連付けられた内視鏡情報が格納されているスコープメモリ14と、を有して構成されている。
撮像部12は、被写体から発せられる戻り光を結像する対物光学系12aと、フィルタ群121を備えた撮像面が対物光学系12aの結像位置に合わせて配置された撮像素子12bと、プロセッサ3から出力されるフィルタ切替信号に基づき、対物光学系12aからフィルタ群121に至る光路上における対物フィルタ122の配置(介在)の有無を切り替えるための動作を行うフィルタ切替装置12cと、を有して構成されている。
撮像素子12bは、例えば、CMOS等を具備し、プロセッサ3から出力される撮像素子駆動信号に応じて駆動するとともに、撮像面に結像された被写体からの戻り光を撮像することにより撮像信号を生成して出力するように構成されている。
撮像素子12bは、プロセッサ3から出力される撮像素子駆動信号に基づき、後述の画素群PG1〜PG3における露光時間をそれぞれ設定することが可能な電子シャッタを有している。また、撮像素子12bは、プロセッサ3から出力される撮像素子駆動信号に基づき、後述の画素群PG1〜PG3により生成される撮像信号の信号増幅率をそれぞれ設定することが可能なアンプを有して構成されている。
フィルタ群121は、可視光領域B(青色)及び近赤外領域IR1を透過させつつ他の波長帯域を遮断または略遮断するような透過特性を備えた複数のフィルタB+IR1と、可視光領域G(緑色)及び近赤外領域IR2を透過させつつ他の波長帯域を遮断または略遮断するような透過特性を備えた複数のフィルタG+IR2と、可視光領域R(赤色)及び近赤外領域IR3のみを透過させつつ他の波長帯域を遮断または略遮断するような透過特性を備えた複数のフィルタR+IR3と、を市松状に配置して構成されている。図2は、第1の実施例に係るフィルタ群の構成の一例を示す模式図である。
具体的には、フィルタ群121は、例えば、図2に示すように、ベイヤ配列における青色フィルタの配置位置にフィルタB+IR1を設け、ベイヤ配列における緑色フィルタの配置位置にフィルタG+IR2を設け、ベイヤ配列における赤色フィルタの配置位置にフィルタR+IR3を設けて構成されている。
すなわち、以上に述べたような構成によれば、図3の点線で示すような分光感度を有する(可視光領域B及び近赤外領域IR1に感度を有する)画素群PG1と、図3の一点鎖線で示すような分光感度を有する(可視光領域G及び近赤外領域IR2に感度を有する)画素群PG2と、図3の二点鎖線で示すような分光感度を有する(可視光領域R及び近赤外領域IR3に感度を有する)画素群PG3と、が撮像素子12bに設けられている。図3は、第1の実施例に係る撮像素子の各画素群における分光感度の一例を示す図である。なお、本実施例によれば、例えば、後述の蛍光FL及び参照光REFが共に可視の波長帯域である場合において、画素群PG1が可視光領域Bに感度のピークを有し、画素群PG2が可視光領域Gに感度のピークを有し、画素群PG3が可視光領域Rに感度のピークを有していてもよい。
なお、本実施例においては、可視光領域Rと近赤外領域IR1との境界が略700nmに設定されているものとする。また、本実施例においては、IR1<IR2<IR3の関係が成り立つものとする。
フィルタ切替装置12cは、プロセッサ3から出力されるフィルタ切替信号に基づき、医用システム101の観察モードが白色光観察モードに設定された場合においては、対物光学系12aからフィルタ群121に至る光路上に対物フィルタ122が配置されないようにする(対物光学系12aからフィルタ群121に至る光路上から対物フィルタ122を退避させる)ための動作を行うように構成されている。
フィルタ切替装置12cは、プロセッサ3から出力されるフィルタ切替信号に基づき、医用システム101の観察モードが蛍光観察モードに設定された場合においては、対物光学系12aからフィルタ群121に至る光路上に対物フィルタ122を配置させる(対物光学系12aからフィルタ群121に至る光路上に対物フィルタ122を介挿させる)ための動作を行うように構成されている。
対物フィルタ122は、蛍光観察モードにおいて、蛍光の撮像信号と参照光の撮像信号とがプロセッサ3における処理に適した強度比となるように、被検体から発せられる戻り光に含まれる蛍光FLと参照光REFとの光強度比に基づき撮像素子12bにおいて受光される光の強度を調整するような機能を具備して構成されている。対物フィルタ122は、例えば、蛍光観察モードにおいて、蛍光FLと参照光REFとの光強度比の値がT2/T1となる場合に、蛍光薬剤の最大蛍光波長が属する波長帯域を透過率T1で透過させ、光源装置2から発せられる参照光のピーク波長が属する波長帯域を透過率T2で透過させ、光源装置2から発せられる励起光の波長帯域を含む他の波長帯域の透過率が0であるような透過特性を具備して構成されている。
モード切替スイッチ13は、ユーザの操作に応じ、医用システム101の観察モードを白色光観察モードまたは蛍光観察モードのいずれかに設定するための指示をプロセッサ3に対して行うことができるように構成されている。
スコープメモリ14は、例えば、不揮発性メモリ等により構成されている。また、スコープメモリ14には、フィルタ群121の各フィルタの透過特性に応じて決定される撮像素子12bの分光感度に関する情報と、対物フィルタ122の透過特性に関する情報と、を含む内視鏡情報が格納されている。そして、スコープメモリ14に格納された内視鏡情報は、内視鏡1とプロセッサ3とが接続された際に制御部36(後述)により読み込まれる。
光源装置2は、光源制御部21と、白色光発生部22a、励起光発生部22b及び参照光発生部22cを備えた発光ユニット22と、を有して構成されている。
光源制御部21は、例えば、FPGA等の回路を具備して構成されている。また、光源制御部21は、プロセッサ3から出力される調光信号に基づき、医用システム101の観察モードが白色光観察モードに設定された場合においては、白色光発生部22aから所定の光量の白色光を発生させるとともに、励起光発生部22b及び参照光発生部22cを消光させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号を発光ユニット22へ出力するように構成されている。
光源制御部21は、プロセッサ3から出力される調光信号に基づき、医用システム101の観察モードが蛍光観察モードに設定された場合においては、白色光発生部22aを消光させるとともに、当該調光信号に応じた光量を具備する励起光を励起光発生部22bから発生させ、当該調光信号に応じた光量を具備する参照光を参照光発生部22cから発生させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号を発光ユニット22へ出力するように構成されている。
白色光発生部22aは、光源制御部21から出力される発光制御信号に基づき、可視光領域Rに含まれる波長帯域の光であるR光と、可視光領域Gに含まれる波長帯域の光であるG光と、可視光領域Bに含まれる波長帯域の光であるB光と、を含む白色光を発生することができるように構成されている。具体的には、白色光発生部22aは、例えば、R光を発するLED群と、G光を発するLED群と、B光を発するLED群と、を有して構成されている。
励起光発生部22bは、光源制御部21から出力される発光制御信号に基づき、生体組織に投与された蛍光薬剤を励起して蛍光を発生させるための励起光を発することができるように構成されている。
参照光発生部22cは、光源制御部21から出力される発光制御信号に基づき、生体組織の構造または形態を視覚化するために用いられる狭帯域な参照光を発生することができるように構成されている。
プロセッサ3は、前処理部31と、分光画像生成部32と、画像処理部33と、撮像素子駆動部34と、調光部35と、制御部36と、を有して構成されている。
前処理部31は、例えば、信号処理回路等を具備し、内視鏡1から出力される撮像信号に対してノイズ除去及びA/D変換等を施すことにより所定の階調数の画像データを生成し、当該生成した画像データを分光画像生成部32に出力するように構成されている。
分光画像生成部32は、例えば、演算処理回路等を具備し、医用システム101の観察モードが白色光観察モードに設定された際に制御部36から出力されるマトリクス係数MC1に基づき、前処理部31から出力される所定の階調数の画像データを、白色光発生部22aから発せられた白色光に含まれるR、G及びBの各色成分に分離するためのマトリクス演算処理を行うとともに、当該マトリクス演算処理により分離されたR成分の分光画像データと、G成分の分光画像データと、B成分の分光画像データと、をそれぞれ生成して画像処理部33へ出力するように構成されている。
分光画像生成部32は、医用システム101の観察モードが蛍光観察モードに設定された際に制御部36から出力されるマトリクス係数MC2に基づき、前処理部31から出力される所定の階調数の画像データを、画素群PG1〜PG3のうちの一の画素群により撮像された蛍光の色成分と、画素群PG1〜PG3のうちの他の画素群により撮像された参照光の反射光の色成分と、に分離するためのマトリクス演算処理を行うとともに、当該マトリクス演算処理により分離された蛍光の色成分の分光画像データと、参照光の反射光の色成分の分光画像データと、をそれぞれ生成して画像処理部33へ出力するように構成されている。
画像処理部33は、例えば、画像処理回路等を具備し、分光画像生成部32から出力される分光画像データに対して同時化及びガンマ補正等の画像処理を施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号を表示装置4へ出力するように構成されている。
画像処理部33は、制御部36の制御に応じたGUI(Graphical User Interface)を生成して表示装置4に表示させることができるように構成されている。
撮像素子駆動部34は、例えば、撮像素子駆動回路等を具備し、制御部36の制御に応じた撮像素子駆動信号を生成して内視鏡1へ出力するように構成されている。
調光部35は、例えば、調光回路等を具備し、制御部36の制御に応じた調光信号を生成して光源装置2へ出力するように構成されている。
制御部36は、例えば、CPU及びメモリ等を具備し、モード切替スイッチ13において選択された観察モードに応じてフィルタ切替装置12cを動作させるためのフィルタ切替信号を生成して出力するように構成されている。
制御部36は、医用システム101の各部の処理に用いられる情報の入力をユーザに促すような種々のGUIを生成させるための制御を画像処理部33に対して行うことができるように構成されている。具体的には、制御部36は、例えば、蛍光観察モードにおいて使用する蛍光薬剤の選択をユーザに促すような選択画面を生成させるための制御を画像処理部33に対して行うことができるように構成されている。
制御部36は、入力装置5の操作に応じてなされた指示等に基づく動作を行うことができるように構成されている。具体的には、制御部36は、例えば、前述の選択画面が表示装置4に表示されている際に入力装置5の操作に応じて選択された蛍光薬剤を示す情報を取得することができるように構成されている。
制御部36のメモリには、例えば、励起波長、蛍光波長(最大蛍光波長を含む)及び蛍光強度等の情報が個々の蛍光薬剤毎に関連付けられたテーブルデータTBAが格納されている。また、制御部36のメモリには、前処理部31のA/D変換処理により生成される画像データの階調数の情報が格納されている。
制御部36は、医用システム101が白色光観察モードに設定された際に、観察に適した所定の光量の白色光を光源装置2から発生させるための制御を調光部35に対して行うように構成されている。また、制御部36は、医用システム101が蛍光観察モードに設定された際に、後述の処理を行うことにより設定した光量の励起光及び参照光を光源装置2から発生させるための制御を調光部35に対して行うように構成されている。
制御部36は、画素群PG1〜PG3における露光時間と、画素群PG1〜PG3により生成される撮像信号の信号増幅率と、をそれぞれ設定して撮像素子12bを駆動させるための制御を撮像素子駆動部34に対して行うことができるように構成されている。具体的には、制御部36は、例えば、医用システム101が白色光観察モードに設定された場合には、撮像素子12bの各画素群における露光時間を相互に同一にするとともに、撮像素子12bの各画素群における信号増幅率を相互に同一にするための制御を行う。また、制御部36は、例えば、医用システム101が蛍光観察モードに設定された場合において、後述のように設定した露光時間及び/または信号増幅率で撮像素子12bを駆動させるための制御を撮像素子駆動部34に対して行う。
制御部36は、モード切替スイッチ13においてなされた指示に基づき、医用システム101の観察モードが白色光観察モードに設定された場合においては、所定のマトリクス係数MC1を分光画像生成部32へ出力するように構成されている。
制御部36は、モード切替スイッチ13においてなされた指示に基づき、医用システム101の観察モードが蛍光観察モードに設定された場合においては、テーブルデータTBAと、入力装置5の操作に応じて選択された蛍光薬剤と、スコープメモリ14から読み込んだ内視鏡情報に含まれる撮像素子12bの分光感度と、当該内視鏡情報に含まれる対物フィルタ122の透過率T1及びT2と、に基づいて算出したマトリクス係数MC2を分光画像生成部32へ出力するように構成されている。
なお、本実施例においては、例えば、プロセッサ3の少なくとも一部がFPGA等のハードウェアで構成されていてもよく、または、プロセッサ3の少なくとも一部がソフトウェアで構成されていてもよい。
続いて、本実施例の作用について説明する。なお、本実施例においては、蛍光観察モードにおいて蛍光薬剤FMが使用され、当該蛍光薬剤FMが近赤外領域IR1に最大蛍光波長(ピーク波長)を有する広帯域な蛍光を発生し、参照光発生部22cが近赤外領域IR3にピーク波長を有する狭帯域な参照光を発生し、当該蛍光薬剤FMの蛍光波長の一部と参照光のピーク波長とが近赤外領域IR3において重複している(蛍光薬剤FMから発せられる蛍光が近赤外領域IR3において最大値未満の強度を具備する)場合を例に挙げつつ説明を行う。
ユーザは、医用システム101の各部を接続して電源を投入する。
制御部36は、内視鏡1とプロセッサ3とが接続された際にスコープメモリ14から内視鏡情報を読み込み、さらに、当該読み込んだ内視鏡情報に基づいて撮像素子12bの分光感度を検出する。具体的には、制御部36は、内視鏡1とプロセッサ3との接続に伴ってスコープメモリ14から読み込んだ内視鏡情報に基づき、可視光領域B及び近赤外領域IR1のみに感度を有する画素群PG1と、可視光領域G及び近赤外領域IR2のみに感度を有する画素群PG2と、可視光領域R及び近赤外領域IR3のみに感度を有する画素群PG3と、が撮像素子12bに設けられていることを検出する。
一方、制御部36は、スコープメモリ14から内視鏡情報を読み込んだ後に、蛍光観察モードにおいて使用する蛍光薬剤の選択をユーザに促すような選択画面を生成させるための制御を画像処理部33に対して行う。そして、このような制御部36の制御に応じ、例えば、「使用する蛍光薬剤を選択してください」のような文字列等を含む選択画面が表示装置4に表示される。
ユーザは、表示装置4に表示される選択画面を見ながら入力装置5を操作することにより、蛍光観察モードにおいて使用する蛍光薬剤FMを選択する。そして、このような選択の実施に伴い、蛍光薬剤FMが選択されたことを示す情報が制御部36により取得される。
制御部36は、テーブルデータTBAを参照することにより、入力装置5の操作に応じて選択された蛍光薬剤FMの励起波長、蛍光波長及び蛍光強度を検出する。
なお、本実施例においては、T1=1かつT2=1/150である場合、すなわち、蛍光薬剤FMが投与された被写体から発せられる戻り光に含まれる蛍光FLの最大蛍光波長が属する波長帯域をそのまま透過させる一方で、当該戻り光に含まれる参照光の反射光REFの波長帯域を1/150に減光するような透過特性を対物フィルタ122が有する場合を例に挙げつつ説明を行う。
光量設定部としての機能を具備する制御部36は、前処理部31のA/D変換処理により生成される画像データの階調数と、蛍光薬剤FMの蛍光強度の検出結果と、に基づき、例えば、当該画像データが8ビット(256階調)の階調数を有する場合において、被写体から発せられる戻り光に含まれる蛍光FLと参照光の反射光REFとの光強度比の値が1/150になるように、蛍光観察モードにおいて光源装置2(の励起光発生部22b及び参照光発生部22c)から発せられる励起光及び参照光の光量を設定する。
すなわち、以上に述べたような処理によれば、医用システム101の観察モードが蛍光観察モードに設定された際に、蛍光薬剤FMが投与された被写体から、蛍光FLの強度の150倍の強度を有する参照光の反射光REFが発生するように、励起光及び参照光の光量を調整するための制御が調光部35に対して行われる。
ここで、蛍光FLが近赤外領域IR1から近赤外領域IR3までの広い波長帯域を有するとともに、参照光の反射光REFが近赤外領域IR3内の狭い波長帯域を有する場合においては、画素群PG1により生成される撮像信号には蛍光FLの色成分のみが含まれる一方で、画素群PG3により生成される撮像信号には参照光の反射光REFの色成分及び蛍光FLの色成分が含まれる。
そのため、本実施例によれば、撮像素子12bから出力される撮像信号が(所定の階調数で)階調化される際に、画素群PG3により撮像された蛍光FLが階調値として再現されないようにまたは略再現されないように、光源装置2(励起光発生部22b及び参照光発生部22c)から発せられる励起光及び参照光の光量が設定される。すなわち、本実施例によれば、光源装置2(励起光発生部22b及び参照光発生部22c)から発せられる励起光及び参照光の光量を前述のように設定することにより、画素群PG3により生成される撮像信号に含まれる蛍光FLの色成分の割合を、当該画像データの階調値として再現されない程度または略再現されない程度(0〜1程度)の割合に抑制することができる。
また、本実施例によれば、画素群PG1により生成される撮像信号に含まれる蛍光FLの色成分と、画素群PG3により生成される撮像信号に含まれる参照光の反射光REFの色成分と、の信号強度比の値を、分光画像生成部32によるマトリクス演算処理に適した値にすることができる。
従って、本実施例によれば、医用システム101の観察モードが蛍光観察モードに設定された際に撮像部12から出力される撮像信号に基づき、S/Nの高い分光画像を生成することができる。
なお、本実施例によれば、例えば、T1=1かつT2=1である場合、すなわち、蛍光FL及び参照光の反射光REFをそのまま透過させるような透過特性を透過特性を対物フィルタ122が有する場合において、画素群PG3における露光時間を画素群PG1における露光時間の1/150倍に設定するための制御、または、画素群PG1により生成される撮像信号の信号増幅率を画素群PG3により生成される撮像信号の信号増幅率の150倍に設定するための制御が制御部36により行われるものであってもよい。
(第2の実施例)
図4は、本発明の第2の実施例に係るものである。
なお、本実施例においては、システムの各部の構成が第1の実施例(の医用システム101)と同じである一方で、励起光及び参照光の光量の設定に係る動作等が第1の実施例とは異なっている。そのため、本実施例においては、システムの各部の構成に関する詳細な説明を省略するとともに、励起光及び参照光の光量の設定に係る動作等に関して主に説明を行う。
続いて、本実施例の作用について、図4のフローチャートを参照しつつ説明する。図4は、第2の実施例に係る医用システムにおいて行われる処理等の一例を示すフローチャートである。なお、以降においては、蛍光観察モードにおいて蛍光薬剤FNが使用され、当該蛍光薬剤FNが近赤外領域IR1に最大蛍光波長を有する広帯域な蛍光を発生し、参照光発生部22cが近赤外領域IR3にピーク波長を有する狭帯域な参照光を発生し、当該蛍光薬剤FNの蛍光波長の一部と参照光のピーク波長とが近赤外領域IR3において重複している場合を例に挙げつつ説明を行う。
ユーザは、医用システム101の各部を接続して電源を投入する。
制御部36は、内視鏡1とプロセッサ3とが接続された際にスコープメモリ14から内視鏡情報を読み込み、さらに、当該読み込んだ内視鏡情報に基づいて撮像素子12bの分光感度及び対物フィルタ122の透過特性を検出する(図4のステップS1)。具体的には、制御部36は、内視鏡1とプロセッサ3との接続に伴ってスコープメモリ14から読み込んだ内視鏡情報に基づき、可視光領域B及び近赤外領域IR1のみに感度を有する画素群PG1と、可視光領域G及び近赤外領域IR2のみに感度を有する画素群PG2と、可視光領域R及び近赤外領域IR3のみに感度を有する画素群PG3と、が撮像素子12bに設けられていることを検出する。また、制御部36は、内視鏡1とプロセッサ3との接続に伴ってスコープメモリ14から読み込んだ内視鏡情報に基づき、近赤外領域IR1の透過率がT1であり、近赤外領域IR3の透過率がT2であり、当該近赤外領域IR1及びIR3以外の他の波長帯域の透過率が0であるような透過特性を対物フィルタ122が有していることを検出する。
一方、制御部36は、スコープメモリ14から内視鏡情報を読み込んだ後に、蛍光観察モードにおいて使用する蛍光薬剤の選択をユーザに促すような選択画面を生成させるための制御を画像処理部33に対して行う。そして、このような制御部36の制御に応じ、例えば、「使用する蛍光薬剤を選択してください」のような文字列等を含む選択画面が表示装置4に表示される。
ユーザは、表示装置4に表示される選択画面を見ながら入力装置5を操作することにより、蛍光観察モードにおいて使用する蛍光薬剤FNを選択する。そして、このような選択の実施に伴い、蛍光薬剤FNが選択されたことを示す情報が制御部36により取得される。
制御部36は、テーブルデータTBAを参照することにより、入力装置5の操作に応じて選択された蛍光薬剤FNの励起波長、蛍光波長及び蛍光強度を検出する(図4のステップS2)。
なお、以降においては、T1=1かつT2=1/Y(Y≧1)である場合、すなわち、蛍光薬剤FNが投与された被写体から発せられる戻り光に含まれる蛍光FLの最大蛍光波長が属する波長帯域をそのまま透過させる一方で、当該戻り光に含まれる参照光の反射光REFの波長帯域を1/Yに減光するような透過特性を対物フィルタ122が有する場合を例に挙げつつ説明を行う。
制御部36は、対物フィルタ122の透過特性の検出結果に基づき、T1/T2(=Y)の値、すなわち、近赤外領域IR1の透過率T1と近赤外領域IR3の透過率T3との比の値が閾値TH以上であるか否かを判定する(図4のステップS3)。なお、閾値THは、前処理部31が撮像素子12bから出力される撮像信号を(A/D変換処理により)階調化する際の階調数に応じた値として設定される。
そして、光量設定部としての機能を具備する制御部36は、T1/T2の値が閾値TH以上であるとの判定結果を得た場合には、蛍光薬剤FNの蛍光強度の検出結果に基づき、被写体から発せられる戻り光に含まれる蛍光FLと参照光の反射光REFとの光強度比の値VRがT2/T1(=1/Y)になるように、蛍光観察モードにおいて光源装置2(の励起光発生部22b及び参照光発生部22c)から発せられる励起光及び参照光の光量を設定する(図4のステップS4)。
すなわち、図4のステップS3及びステップS4の処理によれば、医用システム101の観察モードが蛍光観察モードに設定された際に、蛍光薬剤FNが投与された被写体から、蛍光FLの強度のY倍の強度を有する参照光の反射光REFが発生するような光量の励起光及び参照光を発生させるための制御が調光部35に対して行われる。
一方、光量設定部としての機能を具備する制御部36は、T1/T2の値が閾値TH未満であるとの判定結果を得た場合には、蛍光薬剤FNの蛍光強度の検出結果に基づき、被写体から発せられる戻り光に含まれる蛍光FLと参照光の反射光REFとの光強度比の値VRが1/THになるように、蛍光観察モードにおいて光源装置2(の励起光発生部22b及び参照光発生部22c)から発せられる励起光及び参照光の光量を設定する(図4のステップS5)。
すなわち、図4のステップS3及びステップS5の処理によれば、医用システム101の観察モードが蛍光観察モードに設定された際に、蛍光薬剤FNが投与された被写体から、蛍光FLの強度のTH倍の強度を有する参照光の反射光REFが発生するような光量の励起光及び参照光を発生させるための制御が調光部35に対して行われる。
制御部36は、撮像素子12bの分光感度の検出結果と、対物フィルタ122の透過特性の検出結果と、図4のステップS5の処理結果と、に基づき、画素群PG1により生成される撮像信号に含まれる蛍光FLの色成分と、画素群PG3により生成される撮像信号に含まれる参照光の反射光REFの色成分と、の信号強度比の値が、分光画像生成部32によるマトリクス演算処理(分光画像データの生成に係る処理)に適した値(例えば1または略1)になるように、画素群PG1及びPG3における露光時間と、画素群PG1及びPG3により生成される撮像信号の信号増幅率と、を設定する(図4のステップS6)。
具体的には、制御部36は、例えば、画素群PG3における露光時間を画素群PG1における露光時間のK×(Y/TH)倍に設定し、画素群PG1により生成される撮像信号の信号増幅率を画素群PG3により生成される撮像信号の信号増幅率のK倍に設定する。または、制御部36は、例えば、画素群PG3における露光時間を画素群PG1における露光時間のL倍に設定し、画素群PG1により生成される撮像信号の信号増幅率を画素群PG3により生成される撮像信号の信号増幅率のL×(TH/Y)倍に設定する。
なお、本実施例の制御部36は、図4のステップS6の処理を行わない場合において、撮像素子12bの各画素群における露光時間を相互に同一にするとともに、撮像素子12bの各画素群における信号増幅率を相互に同一にするための制御を行うものとする。
ここで、蛍光FLが近赤外領域IR1から近赤外領域IR3までの広い波長帯域を有するとともに、参照光の反射光REFが近赤外領域IR3内の狭い波長帯域を有する場合においては、画素群PG1により生成される撮像信号には蛍光FLの色成分のみが含まれる一方で、画素群PG3により生成される撮像信号には参照光の反射光REFの色成分及び蛍光FLの色成分が含まれる。
そのため、本実施例によれば、撮像素子12bから出力される撮像信号が(所定の階調数で)階調化される際に、画素群PG3により撮像された蛍光FLが階調値として再現されないようにまたは略再現されないように、光源装置2(励起光発生部22b及び参照光発生部22c)から発せられる励起光及び参照光の光量が設定される。具体的には、例えば、前処理部31のA/D変換処理により8ビット(256階調)の階調数を有する画像データが生成されるような場合において、閾値THを150程度の値(略60IREに相当する値)に設定するとともに、蛍光FLの強度のTH倍以上の強度を有する参照光の反射光REFを発生させるように、光源装置2から発せられる励起光及び参照光の光量を設定することにより、画素群PG3により生成される撮像信号に含まれる蛍光FLの色成分の割合を、当該画像データの階調値として再現されない程度または略再現されない程度(0〜1程度)の割合に抑制することができる。
また、本実施例によれば、画素群PG1により生成される撮像信号に含まれる蛍光FLの色成分と、画素群PG3により生成される撮像信号に含まれる参照光の反射光REFの色成分と、の信号強度比の値を、分光画像生成部32によるマトリクス演算処理に適した値にすることができる。
従って、本実施例によれば、医用システム101の観察モードが蛍光観察モードに設定された際に撮像部12から出力される撮像信号に基づき、S/Nの高い分光画像を生成することができる。
一方、前述の図4のステップS6の処理によれば、対物フィルタ122の透過特性と、撮像素子12bの(画素群PG1及びPG3の)露光時間と、撮像素子12bの(画素群PG1及びPG3の)信号増幅率と、のうちの2つ以上のパラメータの組合せに基づき、画素群PG1により生成される撮像信号に含まれる蛍光FLの色成分と、画素群PG3により生成される撮像信号に含まれる参照光の反射光REFの色成分との比の値を、分光画像生成部32によるマトリクス演算処理に適した比の値に調整することができる。そのため、本実施例によれば、例えば、相互に異なる蛍光強度を有する複数の蛍光薬剤のうちの一の蛍光薬剤が選択的に使用されるような場合であっても、撮像素子12bの露光時間及び信号増幅率のうちの少なくともいずれか一方を変更するような制御を行うことにより、当該一の蛍光薬剤に応じたS/Nの高い分光画像を生成することができる。
なお、以上に述べた各実施例は、図3に示したような分光感度を具備する撮像素子12bが撮像部12に設けられている場合に限らず、例えば、可視光領域Bに感度を有する画素群と、可視光領域Gに感度を有する画素群と、可視光領域Rに感度を有する画素群と、を具備する撮像素子が撮像部12に設けられている場合においても適用可能である。
なお、本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。
1 内視鏡
2 光源装置
3 プロセッサ
4 表示装置
5 入力装置
6 ライトガイド
11 照明光学系
12 撮像部
13 モード切替スイッチ
14 スコープメモリ
21 光源制御部
22 発光ユニット
31 前処理部
32 分光画像生成部
33 画像処理部
34 撮像素子駆動部
35 調光部
36 制御部
101 医用システム
121 フィルタ群
122 対物フィルタ
日本国特開2011−177436号公報

Claims (5)

  1. 第1の波長帯域にピーク波長を有するとともに、前記第1の波長帯域とは異なる第2の波長帯域において強度を有する蛍光を被写体に投与された蛍光薬剤から発生させるための励起光と、前記第2の波長帯域にピーク波長を有する一方で前記第1の波長帯域には強度を有さない反射光を前記被写体から発生させるための参照光と、を同時に発生するように構成された光源部と、
    前記第1の波長帯域において最大感度を有する第1の画素群で前記蛍光を撮像して第1の撮像信号を生成し、前記第2の波長帯域に最大感度を有する第2の画素群で前記蛍光及び前記反射光を撮像して第2の撮像信号を生成するように構成された撮像素子と、
    前記撮像素子から出力される前記第2の撮像信号が所定の階調数で階調化される際に、前記第2の撮像信号に含まれる前記蛍光の成分が階調値として再現されないようにまたは略再現されないように、前記光源部から発せられる前記励起光及び前記参照光の光量を設定するように構成された光量設定部と、
    前記所定の階調数で階調化された前記第1の撮像信号及び前記第2の撮像信号に基づいて前記蛍光の分光画像及び前記反射光の分光画像をそれぞれ生成するための演算処理に適合させるように、前記撮像素子により受光される光の受光強度と、前記第1の画素群及び前記第2の画素群における露光時間と、前記第1の撮像信号及び前記第2の撮像信号の信号増幅率と、のうちの少なくとも1つを調整するように構成された調整部と、
    を有することを特徴とする医用システム。
  2. 前記調整部には、前記被写体から前記撮像素子の撮像面に至る光路上に配置され、前記第1の波長帯域の透過率が第1の透過率であり、前記第2の波長帯域の透過率が第2の透過率であるような透過特性を具備して構成された対物フィルタが含まれている
    ことを特徴とする請求項1に記載の医用システム。
  3. 前記光量設定部は、前記第1の透過率が1であり、かつ、前記第2の透過率が1未満の所定値である場合において、前記蛍光と前記反射光との光強度比の値が前記所定値になるように、前記光源部から発せられる前記励起光及び前記参照光の光量を設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の医用システム。
  4. 前記光量設定部は、前記第1の透過率と前記第2の透過率との比の値が、前記所定の階調数に応じた値として設定される所定の閾値以上である場合には、前記蛍光と前記反射光との光強度比の値が前記比の値の逆数になるように、前記光源部から発せられる前記励起光及び前記参照光の光量を設定し、前記比の値が前記所定の閾値未満である場合には、前記光強度比の値が前記所定の閾値の逆数になるように、前記光源部から発せられる前記励起光及び前記参照光の光量を設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の医用システム。
  5. 前記調整部は、前記比の値が前記所定値未満である場合に、前記第1の撮像信号に含まれる前記蛍光の成分と、前記第2の撮像信号に含まれる前記参照光の反射光の成分と、の信号強度比の値が1または略1になるように、前記露光時間及び前記信号増幅率のうちの少なくとも一方を設定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の医用システム。
JP2013255233A 2013-12-10 2013-12-10 医用システム Active JP6120758B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013255233A JP6120758B2 (ja) 2013-12-10 2013-12-10 医用システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013255233A JP6120758B2 (ja) 2013-12-10 2013-12-10 医用システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015112208A JP2015112208A (ja) 2015-06-22
JP6120758B2 true JP6120758B2 (ja) 2017-04-26

Family

ID=53526593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013255233A Active JP6120758B2 (ja) 2013-12-10 2013-12-10 医用システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6120758B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6987724B2 (ja) 2018-09-13 2022-01-05 Hoya株式会社 光分配コネクタ、および内視鏡システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5539841B2 (ja) * 2010-10-26 2014-07-02 富士フイルム株式会社 電子内視鏡システム、電子内視鏡システムのプロセッサ装置、及び電子内視鏡システムの作動方法
EP2724658B1 (en) * 2011-12-07 2017-11-01 Olympus Corporation Endoscope device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015112208A (ja) 2015-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110325100B (zh) 内窥镜***及其操作方法
US10335014B2 (en) Endoscope system, processor device, and method for operating endoscope system
JP5623469B2 (ja) 内視鏡システム、内視鏡システムのプロセッサ装置、及び内視鏡用制御プログラム
JP5863709B2 (ja) 内視鏡システム
JP2006198106A (ja) 電子内視鏡装置
JP5623470B2 (ja) 内視鏡システム、内視鏡システムのプロセッサ装置、及び内視鏡用制御プログラム
WO2019087557A1 (ja) 内視鏡システム
JP6008812B2 (ja) 内視鏡システム及びその作動方法
JP2012147935A (ja) 内視鏡装置
JP2010069063A (ja) 画像取得方法および装置
JP2012147927A (ja) 内視鏡装置
JP7335399B2 (ja) 医用画像処理装置及び内視鏡システム並びに医用画像処理装置の作動方法
WO2020008834A1 (ja) 画像処理装置、方法及び内視鏡システム
JP6203452B1 (ja) 撮像システム
JP5930474B2 (ja) 内視鏡システム及びその作動方法
JP2020151403A (ja) 医療用画像処理装置及び医療用観察システム
JP6203127B2 (ja) 内視鏡用光源装置及び内視鏡システム
JP5997643B2 (ja) 内視鏡システム及びプロセッサ装置並びに作動方法
JP6210923B2 (ja) 生体観察システム
JP6245710B2 (ja) 内視鏡システム及びその作動方法
JP2005204958A (ja) 自家蛍光観察可能な電子内視鏡装置およびシステム
JP6120758B2 (ja) 医用システム
JP5242316B2 (ja) 狭帯域画像取得システムの作動方法および狭帯域画像取得システム
JP6095531B2 (ja) 撮像システム
JP5483522B2 (ja) 画像取得装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20150422

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20150525

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170328

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6120758

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250