JP6120659B2 - 撮像装置、照明装置、及び顕微鏡装置 - Google Patents

撮像装置、照明装置、及び顕微鏡装置 Download PDF

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Description

本発明は、被観察物の立体撮像画像を表示させるための撮像画像対を撮像する撮像装置、被観察物を照射または透過する光束を出力する照明装置、及びこれらを含む顕微鏡装置に関する。
被観察物の拡大像を立体画像化して表示する、顕微鏡装置が知られている。かかる顕微鏡装置は、対物レンズによる被観察物の拡大像を撮像素子で撮像し、立体撮像画像をディスプレイ画面に表示する。ここで用いられる撮像素子は、立体撮像画像を表示するための、視差を有する撮像画像対を撮像する構成を有する。具体的には、撮像素子は、行列状に配列されたマイクロレンズごとに左右で対をなす受光素子対を備える。マイクロレンズを通過した被観察物からの光は、受光素子対の受光面上で結像する。受光素子対は、撮像画像対を構成する画素対に対応し、左眼用の受光素子からは左眼用の、右眼用の受光素子からは右眼用の撮像画像を構成する、画素信号が出力される。
ところで、顕微鏡装置は、照明系としての照明装置と結像光学系とを有する。照明装置は、光源や開口絞りにより、被観察物表面に照射、または被観察物を透過する光束を生成して出力する。結像光学系は、被観察物表面で反射、または被観察物を透過した光束を集光する撮像レンズと、集光された光束による結像を撮像する、上記のような撮像素子とを有する。撮像画像対により表示される立体撮像画像の解像度を向上させ、立体計測の精度を向上させるための手段として、結像光学系内に、被観察物で反射、または被観察物を透過した光束を絞るための開口絞りを設ける例が、特許文献1に記載されている。
特開平11−133309号公報
本発明の目的は、簡易な構成により立体計測の精度を向上させることが可能な、撮像装置等を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の一側面に係る撮像装置は、開口に応じた光量の光束を通過させる開口絞り対と、前記開口絞り対をそれぞれ通過した後、被観察物で反射した、または被観察物を透過した光束対が入射され、各光束を集光するレンズと、前記集光された光束対をそれぞれ受光する受光素子対であって、当該受光素子対のうち一方の受光素子が、前記被観察物の立体撮像画像を表示するための視差を有する撮像画像対のうちの一方を構成する画素信号を出力し、当該受光素子対のうち行方向における他方の受光素子が、前記撮像画像対のうちの他方を構成する画素信号を出力する、受光素子対とを有することを特徴とする。
好適な態様では、前記開口絞り対が並んだ方向における各開口絞りの幅をd1、開口絞り対の間隔をd2としたとき、d1、d2は次の関係を満たす。
1/8 (d1+d2)≦d1≦1/2(d1+d2)
また、前記開口絞り対と、前記レンズの入射瞳とが、共役関係であるとよい。また、前記開口絞り対が並んだ方向と、前記受光素子対が並んだ方向とが一致するとよい。
本発明の他の側面は、開口絞り対と、当該開口絞り対を通過させる光束を生成する光源とを有し、前記撮像装置に入射するための前記光束対を出力する照明装置である。
本発明のさらに他の側面は、前記撮像装置と、前記照明装置と、前記立体撮像画像を表示する表示装置を有する顕微鏡装置である。
本発明によれば、簡易な構成により立体計測の精度を向上させることが可能となる。
本実施形態における撮像装置の概略構成を説明する図である。 処理部の構成を示すブロック図である。 開口絞り対の例を示す図である。 撮像素子要部の構成図である。 開口絞り対を通過する光束対について説明する図である。 第1実施例の構成を示す図である。 第2実施例の構成を示す図である。 第3実施例の開口絞り対を示す図である。 開口絞り対の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施形態における撮像装置の概略構成を説明する図である。この撮像装置1は、照明装置10と、結像光学系12とを有する。
照明装置10は、光源102、開口絞り対104L、104R、及び集光レンズ106を有する。光源102は、たとえばLED(Light Emitting Diode)、ハロゲンファイバー等で構成される。また、光源102は、面発光光源、点発光光源、線発光光源等の形態とすることができる。開口絞り対104L、104Rは、被観察物108に対する左右方向に互いに離間して設けられ、各開口に応じた光量の光束を通過させる。光源102が発する光は、図1におけるZ軸方向の光軸100より左側の光束120Lと、光軸100より右側の光束120Rとを有する。左右の光束対120L、120Rは、それぞれ、開口絞り対104L、104Rにより光束対122L、122Rに絞られる。そして、光束対122L、122Rは集光レンズ106にて集光され、被観察物108を照射する。光束対122L、122Rは、ここでは、被観察物108を透過して、結像光学系12に入射する。なお、光束対120L、120Rを被観察物108の観察面で反射させ、反射した光束対122L、122Rを屈曲させて結像光学系12に入射するように構成してもよい。
結像光学系12は、撮像レンズ110及び撮像素子112を有する。撮像レンズ110は、光束対122L、122Rを集光して、撮像素子112に入射させる。
撮像素子112は、被観察物108の視差を有する撮像画像対を撮像する。撮像画像対は、それぞれ行列状(図1では、X軸方向が行方向、Y軸方向が列方向)に配列された画素からなる。1フレームの撮像画像を構成する画素数は、たとえば、640×480画素〜4000×11000画素である(ただし、1フレームの画素数やアスペクト比は、この数値範囲に限られなくてもよい)。かかる撮像画像対を撮像するための構成として、撮像素子112は、マイクロレンズ114及び受光素子対116L、116Rを有する。
マイクロレンズ114は、たとえば、点対象の屈曲面を有する球面レンズである。マイクロレンズ114は、行列状に配列されてレンズアレイを構成する。マイクロレンズ114は、撮像画像の各画素に対応する。
受光素子対116L、116Rは、マイクロレンズ114ごとに、行方向に隣接して配列される。すなわち、開口絞り対104L、104Rが並んだ方向と、受光素子対116L、116Rが並んだ方向とが一致する。そうすることで、受光素子116Lは、光束120Lを受光して左眼用の撮像画像を構成する画素信号を出力し、受光素子116Rは、光束120Rを受光して右眼用の撮像画像を構成する画素信号を出力する。画素信号は、処理部113に取り込まれる。
なお、好適な態様では、開口絞り対104L、104Rと、撮像レンズ110の入射瞳は共役の関係にある。
図2は、処理部113の構成を示すブロック図である。処理部113は、画像処理部22、制御部24、記憶部26、及び表示部28、及びバス29を有する。画像処理部22、制御部24、記憶部26、及び表示部28、そして撮像素子112は、バス29に接続され、各種信号を互いに送受信可能に構成される。
画像処理部22は、撮像素子112から送られる1フレーム分の画素信号を含む撮像画像データに対し、色や輝度補正、歪み補正等の所定の画像処理や、データの圧縮・伸張を行う。画像処理部22は、たとえば、1フレームごとの撮像画像データに対し画像処理を行う。画像処理部22は、たとえばDSP(Digital Signal Processor)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のプロセッサである。
記憶部26は、画像処理前及び/または画像処理後の撮像画像データを記憶するフレームメモリである。記憶部26は、たとえば、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic RAM)である。または、記憶部26は、ハードディスクや可搬型フラッシュメモリなど各種記憶メディアへのデータ読込み・書込み装置を含んでもよい。
表示部28は、撮像画像データに基づき立体撮像画像を表示する表示装置である。表示部28は、たとえば左右の眼の視差に対応する偏光フィルタを備えたLCD(Liquid Crystal Display)とその制御回路を有する。表示部28は、視差を有する左右の撮像画像データを表示して、ユーザが立体感を知覚できるような立体撮像画像を表示する。
制御部24は、撮像素子112、画像処理部22、記憶部26、及び表示部28に制御信号を送り、これらの動作を統合的に制御する。制御部24は、たとえばマイクロコンピュータである。
図3は、開口絞り対104L、104Rについて説明する図である。
図3(A)では、円形の開口絞り対104L、104Rが、たとえば一枚の絞り板104Bに、X軸方向(すなわち、図1の被観察物18の左右方向であり、また、マイクロレンズ114及び受光素子対116L、116Rの配列における行方向)に離間して設けられる。開口絞り対104L、104Rのそれぞれの大きさ(開口部の直径d1、d3)は、撮像レンズ110の開口値に応じて設定される。異なる大きさの開口絞り対104L、104Rを備えた複数の絞り板104Bをターレット式に切り替えることで、開口絞り対104L、104Rの大きさを段階的に切り替えることができる。
図3(B)では、楕円形の開口絞り対104L、104Rが、絞り板104Bに設けられる。開口絞り対104L、104Rのそれぞれの行方向における幅(短径)やY軸方向の長さ(長径)は、撮像レンズ110の開口値に応じて設定され、複数の大きさの開口絞り対104L、104Rを備えた複数の絞り板104Bをターレット式に替えることができる。
なお、開口絞りは、図3(A)のような円形、図3(B)のような楕円形以外にも、種々の形状が可能である。
図3(C)では、円形の開口絞り対104L、104Rが、それぞれ絞り板対114L、114Rに設けられる。開口絞り対104L、104Rのそれぞれの直径は、撮像レンズ110の開口値に応じて設定される。図3(C)の例では、開口絞り対104L、104Rの大きさは調節レバー対30L、30Rの操作により羽絞り32を開閉させることで調節可能である。また、絞り板対114L、114Rの間の距離も、調節ネジ33により調節可能である。かかる構成とすることで、開口板を切り替えなくても、開口絞り対の幅や間隔を容易に調整できる。
図4(A)は、撮像素子112要部の光軸100方向に垂直な平面(X―Y平面)における構成図である。行列状に配列されたマイクロレンズ114ごとに、受光素子対116L、116Rが行方向(X軸方向)に隣接して設けられる。受光素子116Rは、被害観察物18の立体撮像画像を表示するための視差を有する撮像画像対のうち、たとえば右眼用の撮像画像を構成する画素信号を出力し、他方の側の受光素子116Lは、左眼用の撮像画像を構成する画素信号を出力する。
図4(B)は、撮像素子112要部の光軸100(Z軸方向)に沿った断面図である。撮像素子112には、開口絞り対104L、104Rでそれぞれ絞られ、被観察物108を透過した、または被観察物108で反射した光束対122L、122Rが、撮像レンズ110を介して入射される。光束対122L、122Rは、入射瞳43、射出瞳44を介して対物レンズ110を通過する。そして、光束対122L、122Rは、マイクロレンズ114で集光され、カラーフィルタ46の色に応じた波長の光が受光素子対116L、116Rに到達する。こうして、受光素子対116L、116R上に、R、G、Bいずれかの光により被観察物の像が結像される。受光素子対116L、116Rは、たとえば、CMOSやCCDのフォトダイオードである。
図5は、開口絞り対114L、114Rを通過する光束対122L、122Rについて説明する図である。図5(A)〜(C)では、受光素子対116L、116Rごとの撮像レンズ110の射出瞳像110aが模式的に示される。
図5(A)には、受光素子対116L、116Rにおける光束対122L、122Rによる受光領域122L´、122R´が示される。光源102が生成する光束対120L、120Rが開口絞り対114L、114Rにより絞られることで、射出瞳像110aの一部に受光領域122L´、122R´が形成される。さらに、図5(A)には、受光領域122L´、122R´の重心124L、124Rが示される。重心124L、124Rは、次の[式1]を満たすような点gである。なお、次式において、Dは開口の外径である。
[式1]
Figure 0006120659
図5(B)は、比較例として、開口絞り対104L、104Rを用いないときの受光素子対116L、116Rの受光領域、すなわち、光源102が生成する光束対120L、120Rによる受光領域120L´、120R´が示される。そして、受光領域120L´、120R´それぞれの重心125L、125Rが示される。図5(B)では、受光領域120L´、120R´が射出瞳像110a全体を構成する。
図5(A)、(B)において示されるように、左右の光束対120L、120Rが開口絞り対104L、104Rを用いることで、光束対122L、122Rに絞られる。そうすることで、光束対120L、120Rの重心125L、125R間の距離Δd52より、光束対122L、122Rの重心124L、124R間の距離Δd50を大きくすることができる。光束対122L、122Rの重心124L、124R間の距離Δd50は、射出瞳像110aの外周内で、最も遠くなるように形成することが好適である。
光源102が生成する光束対120L、120Rが開口絞り対104L、104Rにより光束対122L、122Rに絞られることで、次のような作用効果が得られる。第1に、回折現象により、撮像レンズ110の焦点深度を深くすることができる。焦点深度が深くなると、合焦位置の前後の情報量をより多く取得できるので、撮像画像対により表示される立体画像の立体感が大きくなる。第2に、撮像画像対の視差を大きくすることができる。光束対の重心の間隔は視差に比例するところ、図5(A)(B)で示したように、開口絞り対104L、104Rを用いた場合の方が用いない場合より重心間の距離を大きくできるので、視差が大きくなる。そうすることで、撮像画像対により得られる立体撮像画像の立体感が大きくなる。
なお、開口絞りの形状は円形に限らず、種々の形状が可能である。たとえば、図3(B)で示したように開口を楕円形状とした場合、光束対120L、120Rそれぞれの受光領域122L´、122R´が、図5(C)に示される。この場合も、光束対120L、120Rの重心125L、125R間の距離Δd52より、光束対122L、122Rの重心124L、124R間の距離Δd53を大きくすることができ、上述の作用効果を得ることができる。
次に、本実施形態の実施例を示す。
[第1実施例]
第1実施例は、撮像装置が透過型顕微鏡に用いられる場合に関する。図6は、第1実施例の構成を示す。図1の構成と重複する構成には、同じ符号を付す。透過型顕微鏡に用いられる撮像装置6は、照明装置10´と、結像光学系12´と、処理部113とを有する。
照明装置10´は、光源102と、光源102が生成する光を開口絞り対104L、104Rに導く窓レンズ62と、光束対122L、122Rを通過させる開口絞り対104L、104Rと、光束対122L、122Rを集光して出力するコンデンサレンズ64とを有する。
照明装置10´が出力する光束対122L、122Rは、被観察物108を透過し、結像光学系12´の対物レンズ66に入射する。結像光学系12´は、対物レンズ66と、対物レンズを通過した光束対122L、122Rを屈折させる結像レンズ110と、マイクロレンズ114と受光素子対116L、116Rとを備え結像レンズ110を通過した光束対122L、122Rにより撮像画像対を撮像する撮像素子112とを有する。
第1実施例では、撮像装置6は、通常の透過型顕微鏡の照明装置に開口絞り対104L、104Rを追加的に設けることで構成できる。たとえば結像好学系12a内に開口絞りを設けようとすると、対物レンズ等を分解し再構成する必要があるところ、第1実施例の透過型顕微鏡6は、より容易に構成することができる。よって、簡易な構成により立体撮像画像の解像度を向上させることが可能となる。
[第2実施例]
第2実施例は、撮像装置が反射型顕微鏡に用いられる場合に関する。図7は、第2実施例の構成を示す。図1、図6と重複する構成には同じ符号を付す。反射型顕微鏡に用いられる撮像装置7は、照明装置10´´と、結像光学系12´´と、処理部113とを有する。照明装置10´´は、光源102と、光源102が生成する光を開口絞り対104L、104Rに導く窓レンズ62と、光束対122L、122Rを通過させる開口絞り対104L、104Rと、光束対122L、122Rをさらに絞る視野絞り71と、光束対122L、122Rを集光するコンデンサレンズ64と、集光された光束対122L、122Rを対物レンズに導くミラー70とを有する。
照明装置10´´が出力する光束対122L、122Rは、結像光学系12´´の対物レンズ66を介して被観察物108を照射し、被観察物108で反射されての対物レンズ66に入射する。
結像光学系12bは、対物レンズ66と、対物レンズ66を通過した光束対122L、122Rを屈折させる結像レンズ110と、マイクロレンズ114と受光素子対116L、116Rとを備え結像レンズ110を通過した光束対122L、122Rにより撮像画像対を撮像する撮像素子112とを有する。
第2実施例の撮像装置7も、通常の反射型顕微鏡の照明装置に開口絞り対104L、104Rを追加的に設けることで構成できる。特に、開口絞り対104L、104Rを光源102とミラー70の間に設けることで、その他の部位に設けた場合よりも容易に構成することができる。よって、簡易な構成により立体撮像画像の解像度を向上させることが可能となる。
[第3実施例]
第3実施例は、図1の構成において、集光レンズ106にフレネルレンズを用いた場合の例である。また、第3実施例は、図8に示すように、楕円形状の開口絞り対104L、104Rを用いる。ここで、開口絞り対104L、104Rは行方向(X軸方向)の短径をd1、d3、列方向(Y軸方向)の長径をd4、開口絞り対104L、104Rの間隔をd2とする。各寸法は次のとおりとする。
d1:8mm
d2:4.8mm
d3:8mm
d4:12mm
また、
撮影レンズ110の焦点距離:25mm
撮影レンズ110のFナンバー:1.2
とする。
このとき、開口絞り対104L、104Rは、撮影レンズの入射瞳と共役の位置となる。ここにおいて、次の[式2]が成り立つことが好ましい。
[式2] 1/8 (d1+d2)≦d1≦1/2(d1+d2)
上記の[式2]において、d1が上記の[式2]の下限を下回ると、左右の視差が小さくなりすぎ、立体感が得られなくなる。一方、d1が上限を超えると、瞳の領域からはみ出るため、得られる像が暗くなってしまう。よって、好適な態様においてd1が上記の条件を満たす範囲内のとき、光源100を発した光は、開口絞り対104L、104Rを通り、122L、122Rがそれぞれ別の角度から被観察物108に照射される。そして、被観察物108を透過した光束対122L、122Rは撮影レンズ110に入射する。このとき、撮影レンズ110により被観察物108の像が十分な受光量と面積で受光素子対116L、116Rの受光面近傍に形成される。
[参考例]
図9は、開口絞り対の例を示す。図9のテーブル90、92は、開口絞り対104L、104Rの行方向の幅d1、d3と、開口絞り対104L、104R間の距離d2を変化させたときの、対物レンズの倍率、開口値(NA)、焦点距離との対応関係を示す。
テーブル90、92において、例えばd1(d3)=「1.8」、d2=「2.4」のとき、d1は前記の[式2]を満たし、開口絞り対104L、104Rは、撮影レンズの入射瞳と共役の位置となる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1:撮像装置
10:照明装置
104:開口絞り
110:撮像レンズ
112:撮像素子
116L、116R:受光素子

Claims (4)

  1. 開口に応じた光量の光束を通過させる開口絞り対と、
    前記開口絞り対をそれぞれ通過した後、被観察物で反射した、または被観察物を透過した光束対が入射され、各光束を集光するレンズと、
    前記集光された光束対をそれぞれ受光する受光素子対であって、当該受光素子対のうち一方の受光素子が、前記被観察物の立体撮像画像を表示するための視差を有する撮像画像対のうちの一方を構成する画素信号を出力し、当該受光素子対のうち行方向における他方の受光素子が、前記撮像画像対のうちの他方を構成する画素信号を出力する、受光素子対と、
    を有し、
    前記開口絞り対と、前記レンズの入射瞳とが、共役関係であり、
    前記開口絞り対が並んだ方向と、前記受光素子対が並んだ方向とが一致し、
    前記受光素子対のそれぞれの受光領域における前記光束対の重心間の距離より当該受光素子に投影される射出瞳像に対応する受光領域対の重心間の距離の方が大きいことを特徴とする、
    撮像装置。
  2. 請求項1において、
    前記開口絞り対が並んだ方向における各開口絞りの幅をd1、
    開口絞り対の間隔をd2としたとき、
    1/8 (d1+d2)≦d1≦1/2(d1+d2)
    であることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または2に記載の開口絞り対と、当該開口絞り対を通過させる光束を生成する光源とを有し、
    請求項1または2に記載の撮像装置に入射するための前記光束対を出力することを特徴とする、照明装置。
  4. 請求項1乃至に記載の撮像装置と、
    請求項に記載の照明装置と、
    前記立体撮像画像を表示する表示装置と
    を備えた顕微鏡装置。
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