JP5452800B2 - 立体像撮影装置 - Google Patents

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本発明は、被写体の立体像を撮影する立体像撮影装置に関する。
従来から、被写体の立体像を撮影する発明が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。この特許文献1に記載の発明は、平面状に配列された凸レンズ群あるいはピンホール群を用いたインテグラルフォトグラフィ方式により、撮影を行うものである。また、特許文献2に記載の発明は、被写体からの光を光分離手段により2つに分離して、2つの撮影カメラで撮影を行うものである。
特許3836550号公報(特開平10−150675号公報) 特許3676916号公報(特開平11−98532号公報)
しかし、特許文献1に記載の発明は、多視点画像を撮影する場合、視点数と同じ数の撮影カメラが必要になり、その構成が複雑になるという問題がある。特に、特許文献1に記載の発明では、輻輳させて多視点画像を撮影(同一被写体を複数台の撮影カメラで撮影)する場合、それぞれの撮影カメラが被写体の方向を向くように、精度良く調整するのが困難であるという問題もある。
また、特許文献2に記載の発明は、光を分離する光分離手段と、2つの撮影カメラとが必要になり、その構成が複雑になるという問題がある。
そこで、本発明は、簡易な構成で調整が容易な立体像撮影装置を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本願第1発明に係る立体像撮影装置は、被写体の側に配置された1つの平凸レンズと、前記凸レンズに対面して屈折率分布レンズを2次元状に配置したレンズアレイと、前記レンズアレイに対面して前記被写体の要素画像を撮影する撮像素子とを備える立体像撮影装置であって、前記凸レンズは、前記被写体の側に形成された凸面と、前記凸面に対向する平坦面とを備え、前記レンズアレイは、水平方向および垂直方向の長さが、前記平凸レンズと同じであり、前記屈折率分布レンズは、一方の端面が前記凸レンズの平坦面に当接すると共に、前記凸レンズを介して入射した前記被写体からの入射光を、前記一方の端面に対向する他方の端面に前記被写体の要素画像として結像させ、前記撮像素子は、前記被写体の要素画像を撮影する撮影面が前記屈折率分布レンズの他方の端面に当接すると共に、前記屈折率分布レンズの他方の端面に結像した前記被写体の要素画像を撮影することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体像撮影装置は、凸レンズによって、被写体からの入射光を並行光として屈折率分布レンズのそれぞれに出射する。そして、立体像撮影装置は、屈折率分布レンズによって、一方の端面に入射した並行光(入射光)を周期的に蛇行させながら、他方の端面に結像させる。さらに、立体像撮影装置は、撮像素子によって、屈折率分布レンズに結像した被写体の要素画像を撮影する。
これによって、立体像撮影装置は、複数台の撮影カメラ、および、光分離手段(例えば、プリズム、ハーフミラー)を用いることなく、被写体の要素画像を撮影することができる。また、立体像撮影装置は、それ一台で撮影を行えるため、複数台の撮影カメラを被写体に向けるような複雑な調整を必要としない。
また、本願第2発明に係る立体像撮影装置は、前記屈折率分布レンズが、光軸方向の長さが、当該屈折率分布レンズに入射した入射光の蛇行周期の(2n−1)/4であることを特徴とする(但し、nは1以上の整数)。
かかる構成によれば、立体像撮影装置は、屈折率分布レンズの他方の端面に、被写体の要素画像を正立像又は倒立像として結像させることができる。
なお、本願第3,4発明に係る立体像撮影装置は、前記屈折率分布レンズにおいて、光軸方向の長さが、当該屈折率分布レンズに入射した入射光の蛇行周期の1/4又は3/4である。
かかる構成によれば、立体像撮影装置は、屈折率分布レンズを最短として、被写体の要素画像を正立像又は倒立像として撮影することができる。
また、本願第5発明に係る立体像撮影装置は、前記撮像素子が撮影した被写体の要素画像から、予め設定された2つの被写体の要素画像を選択する要素画像選択手段をさらに備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、立体像撮影装置は、撮像素子で撮影された全ての要素画像から、2つの要素画像をステレオ画像(右眼用画像および左眼用画像)として選択することができる。
本発明に係る立体像撮影装置は、以下のような優れた効果を奏する。
本願第1発明は、複数台の撮影カメラおよび光分離手段を用いることなく被写体の要素画像を撮影でき、簡易な構成にすることができる。また、本願第1発明は、複数台の撮影カメラを被写体に向けるような複雑な調整を必要とせず、その調整が容易である。
本願第2発明は、被写体の倒立像又は正立像を撮影することができる。
本願第3,4発明は、屈折率分布レンズを最短とした簡易な構成で、被写体の倒立像又は正立像を撮影することができる。
本願第5発明は、撮像素子で撮影された全ての要素画像からステレオ画像を選択できるので、2眼式の立体視に適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る立体像撮影装置の構成を示す図である。 (a)は図1の立体像撮影装置を被写体方向から見たときの正面図であり、(b)は(a)のX−X’断面図であり、(c)は(a)のY−Y’断面図である。 本発明の第2実施形態に係る立体像撮影装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施形態において、同一の機能を有する手段及び同一の部材には同一の符号を付し、説明を省略した。
(第1実施形態)
図1および図2を参照し、本発明の第1実施形態に係る立体像撮影装置の構成を説明する。この第1実施形態では、本発明に係る立体像撮影装置の一例として、立体顕微鏡装置1を説明する。
なお、図1では、被写体Aからの入射光は破線矢印で図示した。また、図1の符号αは屈折率分布レンズ14の他方の端面14bに結像した被写体Aの要素画像である。
また、図2では、説明を簡易にするために、撮像素子駆動回路11および多視点・立体像信号処理手段17等の一部構成の図示を省略した。
[立体顕微鏡装置の構成]
立体顕微鏡装置1は、被写体Aの立体像を撮影するものであり、撮像素子駆動回路11と、凸レンズ12と、レンズアレイ13と、撮像素子15と、多視点・立体像信号処理手段17と、要素画像選択手段18と、多視点・立体像モニタ19と、2眼式立体像モニタ20とを備える。
撮像素子駆動回路11は、後記する撮像素子15を駆動するIC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等の電子回路である。この撮像素子駆動回路11は、従来と同様のものであるため、詳細な説明を省略する。
凸レンズ12は、被写体Aの側に配置されており、被写体Aの側に形成された凸面12aと、この凸面12aに対向する平坦面12bとを備える。ここで、凸レンズ12は、例えば、図2(a)に示すように、被写体Aの側から見ると四角形状となり、図2(b)に示すように、X−X’断面(水平方向)で凸状となり、図2(c)に示すように、Y−Y’断面(垂直方向)で凸状となる平凸レンズである。
レンズアレイ13は、凸レンズ12に対面するように、ラジアル型の屈折率分布レンズ(GRINレンズ)14を2次元状に配置したものである。また、レンズアレイ13は、例えば、その水平方向および垂直方向の長さが、凸レンズ12と同じになるように形成される。ここでは、説明を簡易にするために、レンズアレイ13は、水平方向および垂直方向にそれぞれ6個の屈折率分布レンズ14を備えることとする。
屈折率分布レンズ14は、それぞれ、一方の端面14aが凸レンズ12の平坦面12bに当接し、他方の端面14bが後記する撮像素子15の撮影面15aに当接するように配置される。ここで、屈折率分布レンズ14は、例えば、UV接着剤を用いて、一方の端面14aが凸レンズ12の平坦面12bに接着され、他方の端面14bが撮像素子15の撮影面15aに接着される。さらに、屈折率分布レンズ14は、光軸方向の長さLが、屈折率分布レンズ14に入射した入射光の蛇行周期の1/4となるように形成される。
なお、光軸方向の長さLは、図2(b),(c)に示すように、屈折率分布レンズ14において、一方の端面14aから他方の端面14bまでの長さとなる。
また、屈折率分布レンズ14は、光軸中心に近づく程、屈折率が高くなるため、入射光が蛇行し、他方の端面で結像するようなレンズ効果を持つ。この原理は、1964年、D.MARCUSEらによって見出され、その詳細は、「The Bell System Technical Journal.(July,1964)」等に記載されている。
ここで、凸レンズ12と屈折率分布レンズ14とによる結合倍率Mは、下記の式(1)で表されるように、屈折率分布レンズ14の焦点距離fと、被写体距離aとの比となる。
=−f/a・・・式(1)
つまり、式(1)において、焦点距離fは、屈折率分布レンズ14の光軸方向の長さLとなる。また、被写体距離aは、凸レンズ12の主点から被写体Aまでの距離である。
従って、立体顕微鏡装置1は、結合倍率Mが凸レンズ12の焦点距離fに影響されないため、その設計を柔軟にすることができる。また、立体顕微鏡装置1は、凸レンズ12の傷やごみの影響を受けずに撮影を行うことができる。
撮像素子15は、屈折率分布レンズ14の他方の端面14bに結像した被写体Aの要素画像を撮影するCCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の受光素子である。また、撮像素子15は、レンズアレイ13に対面するように、被写体Aの要素画像を撮影する撮影面(受光面)15aが屈折率分布レンズ14の他方の端面14bに当接するように配置される。そして、撮像素子15は、撮影した被写体Aの要素画像のそれぞれを後記する多視点・立体像信号処理手段17に出力する。
また、撮像素子15は、例えば、その水平方向および垂直方向の長さを、凸レンズ12およびレンズアレイ13と同一にする。
また、撮像素子15は、例えば、屈折率分布レンズ14と1対1で対応するように要素画像ブロック16を備える。この要素画像ブロック16は、多数の画素(例えば、数百個以上)で構成されている。ここでは、説明を簡易にするために、撮像素子15は、水平方向および垂直方向にそれぞれ6個の要素画像ブロック16を備えることとする。
多視点・立体像信号処理手段17は、撮像素子15から入力された要素画像に対して、多視点立体表示を行うための信号処理を施すものである。例えば、多視点・立体像信号処理手段17は、入力された要素画像を縦横に配列した多視点画像(被写体Aの立体画像)を生成して、この多視点画像を多視点・立体像モニタ19に出力する。
また、多視点・立体像信号処理手段17は、入力された全ての要素画像を要素画像選択手段18に出力する。
要素画像選択手段18は、多視点・立体像信号処理手段17から被写体Aの要素画像がそれぞれ入力されると共に、この被写体Aの要素画像から予め設定された2つの要素画像を選択するものである。そして、要素画像選択手段18は、選択した2つの要素画像をステレオ画像として2眼式立体像モニタ20に出力する。
ここで、立体顕微鏡装置1の利用者が、例えば、被写体Aの大きさ、被写体Aから立体顕微鏡装置1までの距離、および、2眼式立体像モニタ20の大きさに応じて、目視により被写体Aを観察しやすい要素画像を2つ選択するように、予め設定することができる。2つの要素画像をどのように選択するか特に制限されず、例えば、垂直方向で中央に位置し、かつ、水平方向に最も離れた2つの要素画像を選択するように、予め設定してもよい。また、例えば、互いに斜めに位置する要素画像を2つ選択するように、予め設定してもよい。
多視点・立体像モニタ19は、多視点・立体像信号処理手段17から入力された多視点画像を立体表示するモニタである。
2眼式立体像モニタ20は、要素画像選択手段18から入力された2つの要素画像を立体表示するモニタである。これら多視点・立体像モニタ19および2眼式立体像モニタ20は、従来と同様のものであるため、詳細な説明を省略する。
<立体顕微鏡装置における撮影>
以下、立体顕微鏡装置1における撮影を詳細に説明する。このとき、被写体Aは、凸レンズ12の焦点距離fに位置することとして説明する。
凸レンズ12は、被写体Aからの入射光をそれぞれ並行光として屈折率分布レンズ14に出射する。そして、屈折率分布レンズ14は、それぞれ、凸レンズ12から入射した被写体Aの入射光を周期的に蛇行させながら伝搬させる。ここで、屈折率分布レンズ14は、光軸方向の長さLが被写体Aからの入射光の蛇行周期の1/4なので、凸レンズとして機能する。つまり、屈折率分布レンズ14は、被写体Aの要素画像を倒立像として他方の端面14bに結像させる(図1の符号α参照)。
その後、撮像素子15は、屈折率分布レンズ14の他方の端面14bに結像した被写体Aの要素画像を撮影する。つまり、立体顕微鏡装置1では、被写体Aの要素画像を、それぞれ、被写体Aを異なる方向から輻輳して撮影したことと同等になる。言い換えるなら、立体顕微鏡装置1は、被写体Aの要素画像が、その撮影方向に応じたものであって、それぞれ視差を有することから、被写体Aの要素画像から多視点の立体情報を得ることができ、多視点画像(被写体Aの立体画像)を生成することができる。
<被写体が凸レンズの光軸上から外れて位置する場合>
ここで、2つ以上の被写体が凸レンズ12の光軸上から外れて位置する場合について考える(不図示)。この場合、これら被写体からの入射光は、凸レンズ12の光軸に対して被写体斜め方向で凸レンズ12に入射する。この場合、屈折率分布レンズ14と光軸上に位置する要素画像ブロック16ではなく、それに隣接する他の要素画像ブロック16に入射するとも思われる。しかし、立体顕微鏡装置1は、レンズアレイ13の要素レンズとして屈折率分布レンズ14を備えるため、被写体からの入射光が、隣接する他の要素画像ブロック16に入射することを防止する。つまり、屈折率分布レンズ14は、一種の光遮蔽手段として機能する。これによって、立体顕微鏡装置1は、撮像素子15において、これら被写体の要素画像が重なってしまい、これら被写体の像を分離できなくなるといった事態が発生しない。
以上のように、本発明の第1実施形態に係る立体顕微鏡装置1は、複数台の撮影カメラおよび光分離手段を用いることなく、レンズアレイ13を凸レンズ12と撮像素子15とで挟むだけの簡易な構成で、被写体Aの要素画像を撮影することができる。また、立体顕微鏡装置1は、それ1台で被写体Aの要素画像を撮影できるため、複数台の撮影カメラを被写体Aに向けるような複雑な調整を必要とせず、その調整が容易である。さらに、立体顕微鏡装置1は、2つ以上の被写体が凸レンズ12の光軸上から外れて位置する場合でも、これら被写体の像を分離できないという問題が発生しないので、これら被写体の要素画像を撮影することができる。
なお、本発明の第1実施形態では、立体顕微鏡装置1を本発明の一例として説明したが、これに限定されないことは言うまでもない。例えば、本発明は、インテグラルフォトグラフィ方式や2眼式の立体視に適用することができる。
なお、本発明の第1実施形態では、被写体Aが焦点距離fに位置するとして説明したがこれに限定されない。つまり、立体顕微鏡装置1は、被写体Aが焦点距離f以外に位置する場合、被写体Aのボヤケを利用して被写体Aの要素画像を撮影することができる。
なお、本発明の第1実施形態では、屈折率分布レンズ14および要素画像ブロック16を水平方向および垂直方向にそれぞれ6個を備えることとして説明したが、これに限定されない。例えば、立体顕微鏡装置1は、水平方向および垂直方向に異なる数、屈折率分布レンズ14および要素画像ブロック16を備えてもよい(不図示)。また、例えば、本発明をインテグラルフォトグラフィ方式に適用した場合、屈折率分布レンズ14および要素画像ブロック16の個数は、より多数(数千から数万)になる。
なお、本発明の第1実施形態では、凸レンズ12を平凸レンズとして説明したが、これ以外の凸レンズとしてもよい。
なお、本発明の第1実施形態では、立体顕微鏡装置1が、多視点・立体像信号処理手段17と、要素画像選択手段18と、多視点・立体像モニタ19と、2眼式立体像モニタ20とを備えることとして説明したが、これら全てを備えなくともよい。例えば、2眼式立体表示を行わない場合、立体顕微鏡装置1は、要素画像選択手段18と、2眼式立体像モニタ20とを備えなくともよい。また、例えば、多視点立体表示を行わない場合、立体顕微鏡装置1は、撮像素子15が撮影した被写体Aの要素画像を要素画像選択手段18に出力することとし、多視点・立体像信号処理手段17と、多視点・立体像モニタ19とを備えなくともよい。
(第2実施形態)
図3を参照し、本発明の第2実施形態に係る立体顕微鏡装置1Bの構成について、第1実施形態と異なる点を説明する。この立体顕微鏡装置1Bは、屈折率分布レンズ14Bの光軸方向の長さが、図1の屈折率分布レンズ14と異なる。
図3に示すように、立体顕微鏡装置1Bは、撮像素子駆動回路11と、凸レンズ12と、レンズアレイ13Bと、撮像素子15と、多視点・立体像信号処理手段17と、要素画像選択手段18と、多視点・立体像モニタ19と、2眼式立体像モニタ20とを備える。
なお、図3では、被写体Aからの入射光は破線矢印で図示した。また、図3の符号βは屈折率分布レンズ14Bの他方の端面14bに結像した被写体Aの要素画像である。さらに、図3では、説明を簡易にするために、撮像素子駆動回路11および多視点・立体像信号処理手段17等の一部構成の図示を省略した。
レンズアレイ13Bは、第1実施形態と同様、屈折率分布レンズ14Bを2次元状に配置したものである。ここで、屈折率分布レンズ14Bは、それぞれ、光軸方向の長さLが、屈折率分布レンズ14Bに入射した入射光の蛇行周期の3/4となるように形成される。この場合、屈折率分布レンズ14Bは、それぞれ、被写体Aの要素画像を正立像として他方の端面14bに結像させる(図3の符号β参照)。
ここで、凸レンズ12と屈折率分布レンズ14Bとによる結合倍率Mは、下記の式(2)で表されるように、式(1)と符号が逆になる。
=f/a・・・式(2)
なお、レンズアレイ13Bおよび屈折率分布レンズ14B以外の各構成は、図1と同様のものであるため、説明を省略する。
以上のように、本発明の第2実施形態に係る立体顕微鏡装置1Bは、被写体Aの正立像を得ることができる以外、第1実施形態に係る立体顕微鏡装置1と同様の効果を奏する。
なお、第1,2実施形態では、屈折率分布レンズ14,14Bの光軸方向の長さを入射光の蛇行周期の1/4又は3/4として説明したが、これに限定されない。例えば、本発明は、屈折率分布レンズの光軸方向の長さが、当該屈折率分布レンズに入射した入射光の蛇行周期の(2n−1)/4であれば良い(但し、nは1以上の整数)。
1,1B 立体顕微鏡装置(立体像撮影装置)
11 撮像素子駆動回路
12 凸レンズ
12a 凸面
12b 平坦面
13,13B レンズアレイ
14,14B 屈折率分布レンズ
14a 一方の端面
14b 他方の端面
15 撮像素子
15a 撮影面
16 要素画像ブロック
17 多視点・立体像信号処理手段
18 要素画像選択手段
19 多視点・立体像モニタ
20 2眼式立体像モニタ

Claims (5)

  1. 被写体の側に配置された1つの平凸レンズと、前記凸レンズに対面して屈折率分布レンズを2次元状に配置したレンズアレイと、前記レンズアレイに対面して前記被写体の要素画像を撮影する撮像素子とを備える立体像撮影装置であって、
    前記凸レンズは、前記被写体の側に形成された凸面と、前記凸面に対向する平坦面とを備え、
    前記レンズアレイは、水平方向および垂直方向の長さが、前記平凸レンズと同じであり、
    前記屈折率分布レンズは、一方の端面が前記凸レンズの平坦面に当接すると共に、前記凸レンズを介して入射した前記被写体からの入射光を、前記一方の端面に対向する他方の端面に前記被写体の要素画像として結像させ、
    前記撮像素子は、前記被写体の要素画像を撮影する撮影面が前記屈折率分布レンズの他方の端面に当接すると共に、前記屈折率分布レンズの他方の端面に結像した前記被写体の要素画像を撮影することを特徴とする立体像撮影装置。
  2. 前記屈折率分布レンズは、光軸方向の長さが、当該屈折率分布レンズに入射した入射光の蛇行周期の(2n−1)/4であることを特徴とする請求項1に記載の立体像撮影装置(但し、nは1以上の整数)。
  3. 前記屈折率分布レンズは、前記光軸方向の長さが、当該屈折率分布レンズに入射した入射光の蛇行周期の1/4であることを特徴とする請求項2に記載の立体像撮影装置。
  4. 前記屈折率分布レンズは、前記光軸方向の長さが、当該屈折率分布レンズに入射した入射光の蛇行周期の3/4であることを特徴とする請求項2に記載の立体像撮影装置。
  5. 前記撮像素子が撮影した被写体の要素画像から、予め設定された2つの要素画像を選択する要素画像選択手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の立体像撮影装置。
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