JP6119721B2 - コネクタ - Google Patents

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
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Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、フレキシブルプリント配線板(FPC(Flexible Printed Circuits))を接続するためのコネクタが提案されている(例えば、特許文献1を参照のこと)。特許文献1に記載のコネクタは、FPCに接続された突起部を、ハウジングに形成された案内溝に沿って水平方向に挿入し、案内溝内においてコンタクトの接触部が突起部に対して弾力的に圧接する構成を有している。
特開2005−63948号公報
特許文献1においては、突起部をコンタクトによる押圧のみで保持する構成のため、保持力を大きくすることが困難である、という問題があった。また、FPCを含む突起部を抜去する際の飛び出しが発生するおそれがある、という問題があった。
したがって、本発明の目的の一つは、上記問題を解決し得る、新規かつ有用なコネクタを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様は、例えば、第1のコンタクトが形成されたプラグハウジングと、プラグハウジングの両端に形成された係合部とを有するプラグと、第2のコンタクトを保持するレセプタクルハウジングと、レセプタクルハウジングの両端に形成されたホールドダウン部とを有するレセプタクルと、からなるコネクタであって、ホールドダウン部は、係合部を第1の方向に沿って挿入可能な、挿入開口部および内部空間と、係合部の内部空間への挿入に伴って弾性変形し、挿入される係合部を、所定位置において第1の方向と反対方向である第2の方向への動きを抑止するように保持する係止部と、係合部の、第1および第2の方向と直交する第3の方向への動きを抑止する壁部と、壁部に対して、第3の方向と反対方向である第4の方向の側に形成された開口面とを有し、係止部は、壁部から延在し、挿入開口部を拡開するように屈曲されて成り、係合部の内部空間への挿入に伴って、プラグハウジングの第1のコンタクトが、レセプタクルハウジングの第2のコンタクトを第4の方向に押下しつつ、該第2のコンタクトと接触し、第2のコンタクトによる荷重に抗してプラグを開口面に向かって押し下げることで、係合部と係止部との嵌合状態が解除されるコネクタである。
少なくとも一の実施形態によれば、プラグとレセプタクルとを嵌合させた際の保持力を大きくすることができる。また、プラグとレセプタクルとの嵌合を解除する際に、プラグが勢いよく飛び出してしまうことを防止できる。
図1Aおよび図1Bは、本発明の一実施形態におけるコネクタを説明するための図である。 図2Aおよび図2Bは、本発明の一実施形態におけるプラグを説明するための図である。 図3は、本発明の一実施形態におけるプラグを説明するための図である。 図4Aおよび図4Bは、本発明の一実施形態における補強板を説明するための図である。 図5Aおよび図5Bは、本発明の一実施形態におけるレセプタクルを説明するための図である。 図6Aおよび図6Bは、レセプタクルに装着されるコンタクトの一例を説明するための図である。 図7は、本発明の一実施形態におけるホールドダウン部を説明するための図である。 図8Aおよび図8Bは、プラグとレセプタクルとの嵌合動作の手順を説明するための図である。 図9Aおよび図9Bは、プラグとレセプタクルとの嵌合動作の手順を説明するための図である。 図10Aおよび図10Bは、プラグとレセプタクルとの嵌合動作の手順を説明するための図である。 図11Aおよび図11Bは、プラグとレセプタクルとの嵌合状態を解除する手順を説明するための図である。 図12Aおよび図12Bは、プラグとレセプタクルとの嵌合状態を解除する手順を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。説明は以下の順序で行う。
<1.一実施形態>
<2.変形例>
但し、以下に示す実施形態等は、本発明の技術思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明は例示された構成に限定されるものではない。なお、特許請求の範囲に示される部材を、実施形態の部材に特定するものではない。特に、実施形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置、上下左右等の方向の記載等は特に限定する旨の記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。方向の記載は特に断らない限り図面に向かう方向を基準に設定している。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。また、図示が煩雑となることを防止するために、複数の同一の部材については、一部のみに参照符号を付す場合がある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、重複する説明を適宜省略する。見る方向によっては、参照符号が付された構成が図面に表れない場合がある。
<1.一実施形態>
「コネクタの概要について」
図1Aおよび図1Bは、本発明の一実施形態におけるコネクタを説明するための斜視図である。コネクタ1は、例えばプラグ2とレセプタクル3とが嵌合されて成る。プラグ2がFPC4の図示しないコンタクトに接続されている。FPC4は、例えば、絶縁性のある薄くて柔軟なポリイミド等のベースフィルムと銅箔等の導電性金属を貼り合わせた基材に回路を形成した基板である。
レセプタクル3は、その両端にホールドダウン部31およびホールドダウン部33を有している。ホールドダウン部31は、例えば、端部に挿入開口301が形成されているとともに、挿入開口301に連通する内部空間310を有する中空の形状を成している。また、ホールドダウン部31は、係止部の一例である、弾性変形可能な弾性係止片311を有している。弾性係止片311は、プラグ2およびレセプタクル3が嵌合した際に嵌合状態を維持するためのストッパー機構として機能する。ホールドダウン部33は、ホールドダウン部31と略同様の構成を有している。すなわち、ホールドダウン部33は、例えば、端部に挿入開口303が形成されているとともに、挿入開口303に連通する内部空間330を有する中空の形状を成しており、弾性係止片331を有している。
プラグ2は、例えば略直方体状の係合部21および係合部22を有している。係合部21は、ホールドダウン部31の内部空間310に挿入可能な大きさ、形状とされている。また、係合部22は、ホールドダウン部33の内部空間330に挿入可能な大きさ、形状とされている。図1Aおよび図1Bでは、係合部21が内部空間310に、係合部22が内部空間330にそれぞれ収納、保持された状態が示されている。
例えば、図1Bにおいて矢印により示す挿入方向に沿ってプラグ2を水平方向にスライド移動させる。そして、係合部21を挿入開口301を介して内部空間310内に挿入し、係合部22を挿入開口303を介して内部空間330内に挿入する。係合部21および係合部22が所定以上、挿入されると、係合部21が所定位置において弾性係止片311により保持され、係合部22が所定位置において弾性係止片331により保持され、プラグ2とレセプタクル3とが嵌合状態となる。プラグ2をレセプタクル3から抜去する際は、例えばプラグ2を垂直方向に押し下げることにより弾性係止片311および弾性係止片331によるロックを解除した後に、プラグ2を挿入方向と反対方向に移動させて抜去する。
「プラグの構成例について」
図2乃至図4を参照して、本発明の一実施形態におけるプラグ2について説明する。図2A、図2Bおよび図3は、プラグ2の構成例を説明するための斜視図である。図4は、プラグ2が有する補強板26の構成例を説明するための斜視図である。
プラグ2は、ハウジング(プラグハウジング)23と、ハウジング23に埋設された複数のコンタクトと、補強板26とを備えている。ハウジング23は、液晶ポリマー(LCP(Liquid Crystal Polymer))等の合成樹脂からなり、FPC4の長手方向に奥行き方向を、FPC4の幅方向に幅方向を有し、FPC4の厚さ方向と同じ方向に厚さ方向をそれぞれ有しており、略板形状にモールド成形されている。
複数のコンタクトは、ハウジング23の奥行き方向の各側面に、幅方向に沿って、それぞれ略等間隔で平行に配置されている。例えば、ハウジング23の奥行き方向における奥側に複数のコンタクト24aが配置されており、手前側に複数のコンタクト24bが配置されている。コンタクト24aおよびコンタクト24bが第1のコンタクトの一例に対応している。各コンタクトは、ハウジング23の所定面23aにおいて露出する接点部と、FPC4側に露出して、FPC4の導電性金属にはんだ付けされている接点部とを有する。ハウジング23の所定面23aにおいて露出する接点部は、レセプタクル3のコンタクトの対応する接点部と接触するとともに、レセプタクル3のコンタクトを下方に押下する。
なお、レセプタクル3のコンタクトの形状に対応して、コンタクト24aおよびコンタクト24bのそれぞれにおける接点部の露出領域を異なるようにしている。例えば、図2Aに示すように、コンタクト24aの接点部の露出領域がコンタクト24bの接点部の露出領域より大きくなるように設定している。但し、本発明の内容はこれに限定されるものではなく、コンタクト24aおよびコンタクト24bの各接点部の露出領域が等しいものであってもよい。
ハウジング23の奥行方向の中央付近には幅方向に沿って、補強板26が埋め込まれている。図4Aおよび図4Bに示すように、補強板26は、例えば、長手方向の両端に突出部261および突出部262と、突出部261および突出部262を連結する連結部263とを備えている。突出部261、突出部262および連結部263は、金属製(例えば、ステンレス鋼)の板材により一体的に構成されている。
突出部261は、壁部261aと、壁部261aの両端から植立する側壁部261bおよび側壁部261cとを有しており、断面が略M字形状の形状とされている。突出部261は、壁部261a、側壁部261bおよび側壁部261cにより区画される空間を有しており、この空間に、側壁部261bの先端および側壁部261cの先端との間の対向間隙が連通している。壁部261aの外側中央付近には凹部261dが形成されており、その裏面側には凹部261dに沿った凸部261eが形成されている。
突出部262は、壁部262aと、壁部262aの両端から植立する側壁部262bおよび側壁部262cとを有しており、断面が略M字形状の形状とされている。突出部262は、壁部262a、側壁部262bおよび側壁部262cにより区画される空間を有しており、この空間に、側壁部262bの先端および側壁部262cの先端との間の対向間隙が連通している。壁部262aの外側中央付近には凹部262dが形成されており、その裏面側には凹部262dに沿った凸部262eが形成されている。
突出部261および突出部262の形状に対応して、連結部263に凸部および凹部が形成されている。すなわち、連結部263には、凹部261dおよび凹部262dと連続的に形成された凹部263dが形成されており、その裏面側には凸部261eおよび凸部262eと連続的に形成された凸部263eが形成されている。このように、補強板26の全体にわたって凹凸を設けることにより、補強板26の強度を向上させることができる。ただし、補強板26の形状は所定の強度を発揮できるのであれば、その形状、材質等が特定のものに限定されることはない。
補強板26は、導電性を有しており、接地プレートとして機能することにより、コネクタ1として組み立てられた際に、クロストーク等の通信障害の防止を図るように機能することができる。
図2Aおよび図2Bに示すように、補強板26の突出部261および突出部262は、ハウジング23の幅方向の両端から突出している。ハウジング23の幅方向の長さとFPC4の幅方向の長さとを略同一とした場合には、プラグ2がFPC4に固定されると図2Aおよび図2Bに示すように、突出部261および突出部262がFPC4の幅方向の位置から飛び出る位置に配置される。
突出部261の内部の空間に、ハウジング23と同一の素材の合成樹脂27が充填されている。突出部262の内部の空間に、ハウジング23と同一の素材の合成樹脂28が充填されている。各突出部の内部における合成樹脂は、ハウジング23を形成する際に一体成形することができる。すなわち、本発明の一実施形態では、突出部261およびその内部の合成樹脂27により係合部21が形成されている。また、突出部262およびその内部の合成樹脂28により係合部22が形成されている。換言すれば、本発明の一実施形態における係合部21および係合部22は、周面の少なくとも一部に金属の層がそれぞれ形成されている。
「レセプタクルの構成例について」
図5乃至図7を参照して、本発明の一実施形態におけるレセプタクル3について説明する。図5Aおよび図5Bは、レセプタクル3の構成例を説明するための斜視図である。図6は、レセプタクル3が有するコンタクトの形状を説明するための斜視図である。図7は、レセプタクル3が有するホールドダウン部31、33を説明するための図である。
図5を参照してレセプタクル3の構成例について概略的に説明する。レセプタクル3は、ハウジング(レセプタクルハウジング)35と、コンタクト(コンタクト36およびコンタクト37)と、ホールドダウン部31と、ホールドダウン部33とを有している。
ハウジング35は、例えば、液晶ポリマー等の合成樹脂により形成される。ハウジング35は、例えば、幅方向に2つの辺部(辺部35aおよび辺部35b)を、奥行き方向に2つの辺部(辺部35cおよび辺部35d)を有する中空の枠状体として形成されている。辺部35aと辺部35bとが対向しており、辺部35cと辺部35dとが対向している。なお、この例では、辺部35aおよび辺部35bの長さが辺部35cおよび辺部35dの長さより長く設定されているがこれに限定されるものではない。ハウジング35を枠状体として形成することにより箱状等により形成することに比べてハウジング35を薄型化でき、その結果、コネクタ1の低背化を実現することができる。
ハウジング35における長手方向の辺部(辺部35aおよび辺部35b)には、それぞれコンタクト35、36が複数、保持されている。辺部35aに対してコンタクト36が保持される。コンタクト36の個数および位置は、プラグ2におけるコンタクト24bの個数および位置に対応している。辺部35bに対してコンタクト37が保持される。コンタクト37の個数および位置は、プラグ2におけるコンタクト24aの個数および位置に対応している。コンタクト35、36が第2のコンタクトの一例に対応している。
図6Aに示すように、コンタクト36は、図示しない基板に接続するための接点部361と、辺部35aに保持される固定部362と、固定部362から延在し上方に向かって湾曲する湾曲部363と、湾曲部363から延在し垂直方向に弾性変形可能な弾性変形部364とを有しており、これらの各部が連続的に形成された構成を有している。
一方、図6Bに示すように、コンタクト37は、図示しない基板に接続するための接点部371と、辺部35bに保持される固定部372と、固定部372から延在し斜め上方に屈曲する屈曲部373と、屈曲部373から延在し垂直方向に弾性変形可能な弾性変形部374とを有しており、これらの各部が連続的に形成された構成を有している。
図5Aに示すように、各コンタクトの弾性変形部がプラグ2の挿入方向(図5Aにおける矢印により示している)に沿うように、略同一方向(奥側方向)を向くようにして整列、配置されている。これによりプラグ2をレセプタクル3に対してスムーズに装着することができるとともに、各コンタクトが水平方向等に異常に変形して損傷してしまうことを防止できる。
図7に示すように、ホールドダウン部31、33は、向き合った場合に鏡像の関係、つまり、それらの間の平面に関して対象の形状を成している。ホールドダウン部31、33およびハウジング35は、例えばインサート成型により一体的に成型される。ホールドダウン部31、33は、例えば、銅合金材により概略、中空の角柱形状に形成されている。
ホールドダウン部31、33は、幅方向に延在する第1接続部313、333をそれぞれ有している。第1接続部313、333の端部には下方に向かってやや凹む凹部314、334が形成されている。凹部314、334の端部からは上方に向かって植立する側壁部315、335が形成されている。側壁部315、335の下側端部が、幅方向に延在する底壁部316、336に対して連続的に接続されている。このように、ホールドダウン部31、33の底面の一部のみに底壁部316、336が形成されており、第1接続部313、333の奥行き方向には底壁部が形成されておらず、底側空間325、345が形成されている。
側壁部315、335の上側の一部が、上面壁317、337に対して連続的に接続されている。上面壁317、337の例えば中央付近が、壁部の一例である、係止壁318および係止壁338として機能する。係止壁318、338と対向する底面側が開口面(上述した底側空間325および345)となっている。係止壁318、338の端部に対して弾性係止片311、331が連続的に接続されている。弾性係止片311、331は、例えば、係止壁318、338の端部から挿入開口301、303側に延在する板状部材が上方に向かって折り曲げられた基部311a、331aを有している。さらに、基部311a、331aの先端がホールドダウン部31、33の内部空間310、330に向かって折り返されることにより、折り曲げ部311b、331bが形成されている。折り曲げ部311b、331bの外側側面と、第1接続部313、333の上面とが対向している。
この例では挿入開口301、303を広げる(拡開する)ように弾性係止片311、331を上方に向かって屈曲させ誘い込み部を形成している。このため、プラグ2の係合部21、22をホールドダウン部31、33の内部に挿入し易くすることができる。さらに、この例では、第1接続部313、333における少なくとも挿入開口301、303側の周縁に面取り加工を施し、面取り部323、343を形成している。面取り部323、343を形成することにより、プラグ2の係合部21、22をホールドダウン部31、33の内部により挿入し易くしている。
上面壁317、337の端部が、下方に向かって植立する内壁部320、340に連続的に接続されている。内壁部320、340の端部が、幅方向にやや延在する第2接続部321、341に対して連続的に接続されている。第2接続部321、341は、端面に開口が形成されており、この開口に連通する切欠き322、342をそれぞれ有している。第2接続部321、341の上面がハウジング35における辺部35c、35dの底面にそれぞれ接続される。
「嵌合動作および嵌合解除についての動作説明」
次に、図8乃至図12を参照して、プラグ2とレセプタクル3とを嵌合させる手順(嵌合動作)と、プラグ2とレセプタクル3との嵌合状態を解除する手順(嵌合解除)とについて説明する。なお、これらの図では、プラグ2およびレセプタクル3の一方側のみを図示する場合があるが、その場合には他方側にも図示されているものと同様の手順が適用される。
最初に、プラグ2の幅方向とレセプタクル3の幅方向とを整列させ両者を対向させた位置に配する。このとき、プラグ2をFPC4が上側に位置しハウジング23が下側に位置するように配し、レセプタクル3の各ホールドダウン部の挿入開口がプラグ2の挿入方向に向くようにレセプタクル3を配する。なお、プラグ2の挿入方向が第1の方向の一例であり、第1の方向と反対の方向が第2の方向である。また、第1の方向および第2の方向に直交する第3の方向および第4の方向を規定し、一実施形態では第3の方向を上方として規定し第4の方向を下方として規定している。
そして、図8Aおよび図8Bに示すように、プラグ2を挿入方向(この例では水平方向)に沿ってスライド移動させ、係合部21を、挿入開口301を介してホールドダウン部31の内部空間310内に挿入していく。具体的には、係合部21の底面側(合成樹脂27の箇所)を第1接続部313上に当接させ、第1接続部313上において係合部21を摺動させつつ係合部21を内部空間310内に挿入していく。
図9に示すように、プラグ2の移動に伴って、係合部21がホールドダウン部31の内部空間310内に進入するとともに、係合部21の上面付近(突出部261の上面付近)が弾性係止片311の折り曲げ部311bの外側表面付近に当接する。プラグ2には、レセプタクル3のコンタクト(コンタクト36、37)が下方に向かって撓むことによる上面方向への荷重(復元力)が発生する。この上面方向への荷重に抗して係合部21をホールドダウン部31の内部空間に挿入していく。上面方向への荷重が係合部21を介して弾性係止片311に伝達され、弾性係止片311が上面方向に向かって弾性変形する。このように、弾性係止片311を弾性変形させつつ、係合部21をホールドダウン部31の内部空間に挿入していく。
図10に示すように、係合部21を所定以上、ホールドダウン部31の内部空間に挿入すると係合部21の動きがロックされ、プラグ2とレセプタクル3とが嵌合状態となる。例えば、係合部21を介した上面方向への荷重が弾性係止片311にかからない位置に係合部21が挿入されると、弾性係止片311が初期の位置(弾性変形する前の位置)に戻り、弾性係止片311の先端が係合部21の手前側側面付近に当接する。弾性係止片311により、係合部21の挿入方向と反対方向への動きが抑止される。挿入方向と反対方向に係合部21を抜去するには、弾性係止片311を変形させるだけの荷重が必要となりプラグ2を容易に抜去することができなくなる。すなわちプラグ2に対する保持力を大きくすることができる。
なお、プラグ2をスライド移動させることに伴って、係合部21が第1接続部313上から底側空間325に移動する。しかしながら、レセプタクル3のコンタクト(コンタクト36、37)によりプラグ2に対して上面方向への荷重がかかるため、係合部21が底側空間325から下方に落下することはない。また、係合部21の上面方向の動きは係止壁318により係止される。
次に、プラグ2とレセプタクル3との嵌合状態を解除する手順(嵌合解除)とについて説明する。嵌合解除の際は、図11に示すように、レセプタクル3のコンタクト(コンタクト36、37)による上面方向への荷重に抗してプラグ2を下方に向かって押し下げる。ここで、ホールドダウン部31の底側には、底側空間325が形成されている。このため、プラグ2を押し下げることにより、係合部21を折り曲げ部311bの先端より下方に移動させることができる。係合部21が折り曲げ部311bの先端より下方に移動することで、嵌合状態が解除される。
嵌合状態が解除した後に、図12に示すように、プラグ2を挿入方向と反対方向にスライドさせることにより、プラグ2をレセプタクル3から引き抜くことができる。ここで、保持力がかかった状態でプラグを抜去すると、抜去するための力が一定以上必要となり、また、抜去の際にプラグが勢いよく飛び出してしまうおそれがある。さらに、プラグが勢いよく飛び出してしまうことでプラグと周辺実装部品とが接触し、周辺実装部品が損傷するおそれがある。しかしながら、本発明の一実施形態では、プラグ2を一旦、押し下げロックを解除し、保持力がかからない状態でプラグ2をレセプタクル3から離脱させるため、上述した問題が生じることを防止できる。
また、本発明の一実施形態では、係合部21の周面の少なくとも一部、具体的には、係合部21が弾性係止片311と当接する箇所を金属により構成している。これにより、樹脂等により構成するのに比べて、係合部21および弾性係止片311の接触により係合部21が損傷することを防止できる。
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述した一実施形態に限定されるものではなく各種の変形が可能である。
上述した一実施形態では、プラグ2を水平方向にスライドさせたが、レセプタクル3を水平方向にスライドさせてもよく、プラグ2およびレセプタクル3を水平方向にスライドさせてもよい。また、プラグ側のコンタクトはハウジングに埋設された構成に限定されるものではない。
本発明は、基板対基板を接続するためのコネクタ、基板対FPCを接続するためのコネクタ等として適用することができる。
上述の実施形態および変形例において挙げた構成、方法、工程、形状、材料および数値などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる構成、方法、工程、形状、材料および数値などを用いてもよい。また、実施形態および変形例における構成、方法、工程、形状、材料および数値などは、技術的な矛盾が生じない範囲において、互いに組み合わせることが可能である。
さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、実施形態において説明された内容は、適宜、他の実施形態、変形例等に適用可能である。
1・・・コネクタ
2・・・プラグ
3・・・レセプタクル
21,22・・・係合部
31,33・・・ホールドダウン部
23,35・・・ハウジング
35a,35b・・・辺部
36,37・・・コンタクト
301,303・・・挿入開口
310,330・・・内部空間
311,331・・・弾性係止片
325,345・・・底側空間

Claims (4)

  1. 第1のコンタクトが形成されたプラグハウジングと、前記プラグハウジングの両端に形成された係合部とを有するプラグと、
    第2のコンタクトを保持するレセプタクルハウジングと、前記レセプタクルハウジングの両端に形成されたホールドダウン部とを有するレセプタクルと、
    からなるコネクタであって、
    前記ホールドダウン部は、
    前記係合部を第1の方向に沿って挿入可能な、挿入開口部および内部空間と、
    前記係合部の前記内部空間への挿入に伴って弾性変形し、挿入される前記係合部を、所定位置において前記第1の方向と反対方向である第2の方向への動きを抑止するように保持する係止部と、
    前記係合部の、前記第1および第2の方向と直交する第3の方向への動きを抑止する壁部と、
    前記壁部に対して、前記第3の方向と反対方向である第4の方向の側に形成された開口面とを有し、
    前記係止部は、前記壁部から延在し、前記挿入開口部を拡開するように屈曲されて成り、
    前記係合部の前記内部空間への挿入に伴って、前記プラグハウジングの前記第1のコンタクトが、前記レセプタクルハウジングの前記第2のコンタクトを前記第4の方向に押下しつつ、該第2のコンタクトと接触し、
    前記第2のコンタクトによる荷重に抗して前記プラグを前記開口面に向かって押し下げることで、前記係合部と前記係止部との嵌合状態が解除される
    コネクタ。
  2. 前記レセプタクルハウジングは、少なくとも第1の辺部および第2の辺部を有する中空の枠状体として構成されて成り、
    前記第2のコンタクトは、前記第3の方向および前記第4の方向に弾性変形可能なように、前記第1の辺部および前記第2の辺部のそれぞれに保持されて成る
    請求項に記載のコネクタ。
  3. 前記第2のコンタクトは、前記第1の方向に沿って略同一の方向を向くようにして、前記第1の辺部および前記第2の辺部のそれぞれに保持されて成る
    請求項に記載のコネクタ。
  4. 前記係合部における、少なくとも前記係合部と前記係止部とが当接する箇所が金属により構成されて成る
    請求項1乃至のいずれか1項に記載のコネクタ。
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