JP6116122B2 - 眼科装置および眼科制御方法並びにプログラム - Google Patents

眼科装置および眼科制御方法並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6116122B2
JP6116122B2 JP2012030666A JP2012030666A JP6116122B2 JP 6116122 B2 JP6116122 B2 JP 6116122B2 JP 2012030666 A JP2012030666 A JP 2012030666A JP 2012030666 A JP2012030666 A JP 2012030666A JP 6116122 B2 JP6116122 B2 JP 6116122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eye
information
examined
fixation target
target image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012030666A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013165819A (ja
Inventor
航 坂川
航 坂川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012030666A priority Critical patent/JP6116122B2/ja
Priority to US13/765,058 priority patent/US9357914B2/en
Publication of JP2013165819A publication Critical patent/JP2013165819A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6116122B2 publication Critical patent/JP6116122B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/0091Fixation targets for viewing direction
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/103Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for determining refraction, e.g. refractometers, skiascopes

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)

Description

本発明は、小瞳孔径眼など標準的な瞳孔と異なる被検眼に対しても、被検眼が固視標像の移動を視認して被検眼の調節力を緩和できる眼科装置および眼科制御方法並びにプログラムに関するものである。
従来、被検眼の屈折力情報を測定する眼屈折力測定装置においては、被検眼に固視標を投影し、予備測定された結果に基づく基準位置から遠方側に固視標像位置を移動させることで、被検眼の弛緩を促す雲霧という技術が広く用いられている。
ここで、被検眼として乱視の度合いの強い場合に、被検眼の弛緩が不十分となる可能性があるところ、測定された乱視情報に応じて、調節力を弛緩させる方向に固視標像位置を移動させるためのフィードバック制御を行う技術が知られている(特許文献1)。
また、高齢者においては瞳孔径が直径2mm以下となる場合があるところ、光束が虹彩に遮蔽されて測定できないことを回避するため、瞳孔と共役なリング状開口を標準的な瞳孔用の他に小瞳孔用として備える技術が知られている(特許文献2)。
特開平6−233740号公報 特許第4233426号公報
しかしながら、雲霧制御によって被検眼が充分に弛緩されるためには、固視標像の結像位置が変化したことを被検眼が視認する必要がある。しかしながら、被検眼が小瞳孔径の場合、焦点深度が深いため、結像位置の変化を視認しにくい。したがって、小瞳孔径眼が充分に弛緩されないまま、測定値が変化しないものとして眼屈折力測定が終了してしまうという課題があった。
即ち、標準的な瞳孔の場合には、固視標像が遠方側へ変化するとき、固視標像の変化を被検眼が視認でき、被検眼の調節力がより残存しない状態で順次測定がなされる結果、調節力が無い状態で測定終了とできる。しかし、小瞳孔径眼の場合には、固視標像が遠方側へ変化したにも係らず、固視標像の変化を視認できず、調節力が変化せず調節力が残存した状態で順次測定がなされる結果、測定値の変化が無ければ測定終了とされてしまう場合があった。
本発明の目的は、標準的な瞳孔でない被検眼(焦点深度が深い被検眼)に対しても、固視標像の変化を視認させることができる眼科装置、眼科制御装置、眼科制御方法およびプログラムを提供することにある。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る眼科装置は、被検眼が第1の焦点深度であるか前記第1の焦点深度より深い第2の焦点深度であるかを示す情報である、被検眼瞳孔に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段で取得される前記情報が前記第1の焦点深度を示す情報であるか前記第2の焦点深度を示す情報であるかに応じて、被検眼が固視標像の変化を視認できるように被検眼への前記固視標像の光軸方向の移動距離又は移動回数を変更する制御変更手段と、を有し、前記制御変更手段は、前記情報が前記第1の焦点深度を示す場合の前記固視標像の移動距離又は移動回数に対し、前記情報が前記第2の焦点深度を示す場合の前記固視標像の移動距離を長くする又は前記固視標像の移動回数を多くすることを特徴とする。
また、本発明に係る別の眼科装置は、被検眼が標準瞳孔径であるか小瞳孔径であるかを示す情報である、被検眼瞳孔に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段で取得される前記情報が前記標準瞳孔径を示す情報であるか前記小瞳孔径を示す情報であるかに応じて、被検眼に対する固視標像の光軸方向の移動に関する制御を変更する制御変更手段と、を有し、記制御変更手段は、前記情報が前記標準瞳孔径を示す場合の前記固視標像の移動距離に対し、前記情報が前記小瞳孔径を示す場合の前記固視標像の移動距離を長くすることを特徴とする。
また、本発明に係る眼科制御方法は、眼科装置が、被検眼が第1の焦点深度であるか前記第1の焦点深度より深い第2の焦点深度であるかを示す情報である、被検眼瞳孔に関する情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得される前記情報が前記第1の焦点深度を示す情報であるか前記第2の焦点深度を示す情報であるかに応じて、被検眼が固視標像の変化を視認できるように被検眼に対する前記固視標像の光軸方向の移動距離又は移動回数を眼科装置が変更する制御変更ステップと、を有し、記制御変更ステップにおいて、前記情報が前記第1の焦点深度を示す場合の前記固視標像の移動距離又は移動回数に対し、前記情報が前記第2の焦点深度を示す場合の前記固視標像の移動距離を長くする又は前記固視標像の移動回数を多くすることを特徴とする。
また、本発明に係る別の眼科制御方法は、眼科装置が、被検眼が標準瞳孔径であるか小瞳孔径であるかを示す情報である、被検眼瞳孔に関する情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得される前記情報が前記標準瞳孔径を示す情報であるか前記小瞳孔径を示す情報であるかに応じて、被検眼に対する固視標像の光軸方向の移動に関する制御を眼科装置が変更する制御変更ステップと、を有し、記制御変更ステップにおいて、前記情報が前記標準瞳孔径を示す場合の前記固視標像の移動距離に対し、前記情報が前記小瞳孔径を示す場合の前記固視標像の移動距離を長くすることを特徴とする。
また、上記眼科制御方法の全てのステップをコンピュータに実行させる眼科制御プログラムも本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、標準的な瞳孔でない被検眼(焦点深度が深い被検眼)に対しても、固視標像の変化を視認させることができる。
本発明の実施形態に係る眼屈折力計の眼屈折力測定のための光学系の配置図である。 本発明の実施形態に係る眼屈折力計の外観図である。 瞳孔径に関連した2種類の眼屈折力測定絞りの比較図である。 本発明の実施形態に係る眼屈折力計のシステムブロック図である。 瞳孔径と焦点深度の関係を説明した図である。 第1の実施形態に係るフローチャートである。 第2の実施形態に係るフローチャートである。 第3の実施形態に係るフローチャートである。
《第1の実施形態》
(眼屈折力計の全体構成)
図2は、本発明に係る眼科装置の実施形態に係る眼屈折力計の概略的な全体構成図を示している。ベース100に対してフレーム102は、左右方向(以下、X軸方向)に移動可能である。X軸方向の駆動機構は、ベース100上に固定されたX軸駆動モータ103と、モータ出力軸に連結された送りねじ(不図示)と、送りねじ上をX軸方向に移動可能でフレーム102に固定されたナット(不図示)で構成されている。モータ103の回転により、送りねじ、ナットを介してフレーム102がX軸方向に移動する。フレーム102に対してフレーム106は、上下方向(以下、Y軸方向)に移動可能である。
Y軸方向の駆動機構は、フレーム102上に固定されたY軸駆動モータ104と、モータ出力軸に連結された送りねじ105と、送りねじ上をY軸方向に移動可能でフレーム106に固定されたナット114で構成されている。モータ104の回転により、送りねじ、ナットを介してフレーム106がY軸方向に移動する。
フレーム106に対して、フレーム107は、前後方向(以下、Z軸方向)に移動可能である。Z軸方向の駆動機構は、フレーム107上に固定されたZ軸駆動モータ108と、モータ出力軸に連結された送りねじ109と、送りねじ上をZ軸方向に移動可能でフレーム106に固定されたナット115で構成されている。
モータ108の回転により、送りねじ109、ナットを介してフレーム107がZ軸方向に移動する。フレーム107上には測定を行うための測定ユニット110が固定されている。測定ユニット110の被検者側端部には、アライメントを行うための光源111が設けられている。ベース100には、測定ユニット110の位置を制御するジョイスティック101と、後述する眼屈折力測定絞りを切り替える眼屈折力測定絞り切り替えキー117が設けられている。
眼屈折力の測定を行う際には、被検者は顎受け112上に顎を乗せ、かつベース100に固定されている顔受けフレーム(不図示)の額受け部分に額を押し当てることで被検眼の位置を固定させることができる。また、顎受け112は、被検者の顔のサイズに応じて顎受け駆動機構113によりY軸方向に調整可能である。測定ユニット110の検者側端部には、被検眼Eを観察するための表示部材であるLCDモニタ116が設けられており、測定結果等を表示することができる。
(眼屈折力測定系)
図1は、測定ユニット110内部の光学系配置図である。波長880nmの光を照射する眼屈折力測定用光源201から被検眼Eに至る光路01上には、レンズ202、被検眼Eの瞳孔Epとほぼ共役な絞り203、孔あきミラー204、挿脱可能な拡散板222、レンズ205が設けられる。更に、被検眼E側から可視光を全反射し波長880nmの光束を一部反射するダイクロイックミラー206が順次に配置されている。孔あきミラー204の反射方向の光路02上には、眼屈折力測定絞り207、光束分光プリズム208、レンズ209、撮像素子210が順次に配列されている。
瞳孔Epとほぼ共役に位置する眼屈折力測定絞りは、標準瞳孔径絞り207と小瞳孔径絞り225からなり、眼屈折力測定絞り切り替えソレノイド(不図示)によって常にどちらか一方のみが光路上に位置する。ここで、標準瞳孔径(通常瞳孔径)は、標準的な被検眼の標準的な瞳孔径(例えば、4mmより大きい、または3.3mmより大きい瞳孔径)であり、標準瞳孔径絞りは、標準的な被検眼の標準的な瞳孔径に適する絞りを意味する。
また、小瞳孔径は、標準瞳孔径より小さい瞳孔径(即ち、4mmより小さい、または3.3mmより小さい瞳孔径)であり、小瞳孔径絞りは、小瞳孔径に適する絞りを意味する。なお、小瞳孔径と判断する瞳孔径は4mmまたは3.3mmより小さい瞳孔径に限定されるものではなく、他の値よりも小さい瞳孔径を小瞳孔径と判断してもよい。
眼屈折力測定時、半透明の拡散板222は、不図示の拡散板挿脱ソレノイド510により、光路外に配置されている。測定光源201から発せられた光束は、絞り203で光束が光路01上に絞られつつ、レンズ202によりレンズ205の手前で1次結像し、レンズ205、ダイクロイックミラー206を透過して被検眼Eの瞳中心に投光される。
その光束は被検眼眼底Erで結像し、その反射光は瞳中心を通って再びレンズ205に入射する。入射した光束はレンズ205を透過後に、孔あきミラー204の周辺で反射する。反射した光束は被検眼瞳孔Epと略共役な標準瞳孔径絞り207または小瞳孔径絞り225で瞳分離される。標準瞳孔径絞り207と小瞳孔径絞り225はいずれもリング状のスリットを有しているため、瞳分離された光束は撮像素子210の受光面にリング像として投影される。
被検眼Eが正視眼であれば、このリング像は所定の円になり、近視眼では正視眼に対して円が小さく、遠視眼では正視眼に対して円が大きくなって投影される。被検眼Eに乱視がある場合、リング像は楕円になり、水平軸と楕円の長軸あるいは短軸がなす角度が乱視軸角度となる。この楕円の係数を基に眼屈折力を求める。
一方、ダイクロイックミラー206の反射方向には、固視標投影光学系と、被検眼の前眼部観察とアライメント検出が共用されるアライメント受光光学系が配置されている。固視標投影光学系の光路03上には、レンズ211、ダイクロイックミラー212、レンズ213、折り返しミラー214、レンズ215、固視標216、固視標照明用光源217が順次に配列されている。
固視誘導時に、点灯された固視標照明用光源217の投影光束は、固視標216を裏側から照明し、レンズ215、折り返しミラー214、レンズ213、ダイクロイックミラー212、レンズ211を介して被検眼Eの眼底Erに投影される。なお、レンズ215は被検眼Eの雲霧状態を実現するため、視度誘導制御を行う固視誘導モータ224により、光軸方向に遠方側へ移動できるようになっている。
ダイクロイックミラー212の反射方向の光路04上には、アライメントプリズム絞り223、レンズ218、撮像素子220が順次に配列されている。また、装置測定部近傍に設置された前眼部照明光源221a、221bは、780nm程度の波長を有する被検眼Eの前眼部用の照明光源である。この前眼部照明光源221a、221bによって照明された被検眼Eの前眼部像の光束は、前眼部反射光光路04を通り撮像素子220へ結像される。
アライメントを行う際には拡散板222は不図示の拡散版挿抜ソレノイド410により光路上に挿入される。アライメント検出のための光源は、前述の眼屈折力測定用の測定光源201と兼用されている。また、拡散板222が挿入される位置は、測定光源201の投影レンズ202による一次結像位置であり、かつレンズ205の焦点位置に挿入される。これにより、測定光源201の像が拡散板222上に一旦結像して、それが二次光源となりレンズ205から被検眼Eに向かって太い光束の平行光束として投影される。
この平行光束が被検眼角膜Efで反射され、その光束はアライメントプリズム絞り223によって分光され、レンズ218を介して撮像素子220上に収斂される。撮像素子220に結像する輝点の位置は被検眼Eの位置によって異なるため、輝点の位置をもとに被検眼Eのアライメントを行うことができる。
なお、300は雲霧制御変更手段で、後に詳述する。
(測定絞り開口)
図3は、2種類の眼屈折力測定絞り開口の形状(リング状の開口部)を示したものである。小瞳孔径絞り225は標準瞳孔径絞り207よりもリング状スリットの半径(リング状の開口部の径)が小さいため、より角膜中心に近い部位を通過する光束を分離することができる。角膜中心に近い部位は屈折力が弱く、眼屈折力測定に最適な部位ではないが、虹彩に遮蔽される可能性が低く、小瞳孔径の被検眼の測定に適している。なお、図3においては小瞳孔径絞り225は標準瞳孔径絞り207よりも開口部(スリット)の内径および外径が小さくなっているがこれに限定されるものではなく、例えば開口部の内径のみが小さくなっていても良い。
眼屈折力測定絞り切り替えキー117を検者が操作すると、操作前に光路内に標準瞳孔径絞り207があった場合は、小瞳孔径絞り225に切り換えられ、この切り換えに応じて雲霧制御変更手段300が被検眼への固視標像の移動に関する制御が変更される。これについても、後に詳述する。なお、被検眼の瞳孔径をコンピュータによって計算し、この瞳孔径に応じて自動的に標準瞳孔径絞り207と小瞳孔径絞り225とが切り替わるように構成しても良い。
(システム制御)
図4は、本実施形態に係る眼屈折力計のシステムブロック図である。システム全体を制御しているシステム制御部401は、プログラム格納部、眼屈折力値を補正するためのデータが格納されたデータ格納部、各種デバイスとの入出力を制御する入出力制御部、各種デバイスから得られたデータを演算する演算処理部を有している。以下、検査開始時制御、オートアライメント制御、眼屈折力測定制御、雲霧制御について、図を用いて説明する。
1)検査開始時制御
検査開始時には、まずシステム制御部401は、光源駆動回路413を介して測定用光源201、外眼照明光源221a、221b、固視標光源217を点灯する。検者は、ジョイスティック101を操作して被検眼Eに対する測定ユニット110の位置合わせを行う。ジョイスティック101上には、前後左右に傾けたときの傾倒角度検出機構402、回転させたときのエンコーダ入力機構403、測定開始時に押下する測定開始スイッチ404が配置されている。
システム制御部401は、傾斜角度検出機構402、エンコーダ入力機構403の入力に応じて、モータ駆動回路414によりX軸モータ103、Y軸モータ104、Z軸モータ105を駆動し、測定ユニット110の位置を制御する。同時に、システム制御部401は、撮像素子220によって撮像された被検眼Eの前眼部像を、文字、図形データと合成して、LCDモニタ116に表示する。
また、検者は、LCDモニタ116に表示された被検眼の前眼部を観察し、瞳孔径が十分でないと判断した場合に、屈折力測定絞り切り替えキー117を押下する。すると、システム制御部401は、屈折力測定絞り切り替えソレノイド409を動作させ、標準瞳孔径絞り207と小瞳孔径絞り225を切り替える。屈折力測定絞り切り替えソレノイド409は、標準瞳孔径絞り207と小瞳孔径絞り225のいずれが光路内にあるかで位置が変わるため、被検眼瞳孔に関する情報を取得する取得手段として機能する。
2)オートアライメント制御
検者が測定開始スイッチ404を押すと、システム制御部401によりオートアライメント制御が開始される。オートアライメント制御では、システム制御部401は撮像素子220により得られた前眼部像を解析し、被検眼の瞳孔を検出する。瞳孔が検出されると、瞳孔中心軸と測定ユニット110の光軸01が一致する方向に、モータ駆動回路414によりXY各軸のモータ制御を行う。
被検眼Eの瞳孔中心軸と測定ユニット110の光軸01が概略一致すると、前眼部上に外眼照明221aの反射光および221bの反射光が現れるため、システム制御部401は、予め設定された所定の位置および大きさになるようXYZ各軸のモータ制御を行う。アライメントプリズム絞り223によって分光された輝点を検出すると、システム制御部401は、輝点の位置に応じてモータ駆動回路414を制御する。そして、XYZ各軸の緻密なモータ制御を行い、輝点の位置が所定の範囲内に入るとオートアライメント制御を完了し、眼屈折力測定へ移行する。
3)眼屈折力測定制御
眼屈折力測定時においては、システム制御部401は、オートアライメント制御のために光路01に挿入していた拡散板222を光路01から退避させる。そして、測定光源201の光量を調整し、被検眼Eの眼底Erに測定光束を投影する。眼底からの反射光は光路02を辿り、撮像素子210で受光される。眼底からの反射光は、標準瞳孔径絞り207または小瞳孔径絞り225を介して、撮像素子210にリング状に撮像される。このリング像は、メモリ408に格納される。
次に、システム制御部401は、メモリ408に格納されたリング像の重心座標を算出し、周知の方法により楕円の方程式を求める。求められた楕円の長径、短径および長径軸の傾きを算出して、被検眼Eの眼屈折力を算出し、LCDモニタ116に表示する。なお、求められた楕円の長径、短径に相当する眼屈折力値および撮像素子210の受光面上での楕円軸の角度と乱視軸との関係は、予め装置の製造工程において矯正されている。
4)雲霧制御
雲霧制御においては、モータ駆動回路414は、固視標誘導モータ224によりレンズ215を駆動し、固視標像は予備測定で得られた眼屈折力値に相当する位置へ移動させる。それにより、固視標像は被検眼Eの眼底に結像する。その後、システム制御部401は、レンズ215をさらに所定量だけ遠方へ移動し、固視標216を雲霧させる。固視標像は被検眼Eの眼底よりわずかに前方に結像する。被検眼Eは固視標像を結像させるために、遠方を指向して調節を行う。
この調節によって被検眼Eは弛緩される。本実施形態ではレンズを移動させて雲霧を実現しているが、レンズを固定し、固視標を移動させて雲霧を行う実施形態でもよい。また、レンズと固視標をどちらも移動させてもよい。この雲霧制御と眼屈折力値の測定を、後述する終了条件を満たすまで繰り返すことで、被検眼Eが充分に弛緩された状態における眼屈折力値を得ることができる。
(小瞳孔径の被検眼)
被検眼Eが充分に弛緩されるためには、雲霧制御における結像位置の変化を被検眼Eが視認する必要がある。しかし、小瞳孔の被検眼は焦点深度が深い(標準瞳孔径を備える被検眼が第1の焦点深度を示すのに対し、第1の焦点深度よりも深い第2の焦点深度を示す)ため、結像位置の変化を視認しにくい。このことを図5を用いて説明する。
図5(a)は、固視標像が眼底に結像している状態を表している。被検眼E1、E2、レンズ215、固視標216以外の構成要素は省略している。レンズが図5(b)の位置まで移動すると、固視標像上では大きさを持たない点が眼底では501の大きさを持って投影されるため、標準瞳孔径の被検眼E1は結像位置の変化を視認する。
一方、小瞳孔径の被検眼E2は図5(c)のように、レンズ215が図5(b)と同じ位置まで移動した場合であっても、投影される点の大きさ502が小さく、結像位置の変化を視認しにくい。被検眼E2の眼底に投影される点を図5(b)と同じ大きさにするためには、図5(d)のようにレンズ215の移動量を大きくする必要がある。したがって本実施形態では、被検眼が標準瞳孔径か小瞳孔径かを判断し、小瞳孔径の場合には雲霧制御変更手段300(図1、図4)が作動し、標準瞳孔径の場合の雲霧制御を小瞳孔径の場合の雲霧制御に切り替えるようにする。
(本実施形態のフロー)
本実施形態のフローを図6に示す。検者は、あらかじめ被検眼の瞳孔径に合わせて標準瞳孔径絞り207または小瞳孔径絞り225を光路02に挿入しておくとし、測定開始スイッチ404の押下をフローの開始とする。測定開始スイッチ404の押下により、前述したオートアライメント制御と眼屈折力測定がステップS100とS101で順に行われる。眼屈折力測定が終わると、ステップS103であらかじめ挿入された眼屈折力測定絞りが標準瞳孔径絞り207であるか、または小瞳孔径絞り225であるかを判定する。
そして、それぞれの眼屈折力測定絞りに応じて定められた終了条件を満足するかどうかをステップS104、ステップS105で判定する。終了条件を満たす場合(測定値がほぼ変化しない場合)は測定終了とし、満たさない場合(測定値が変化する場合)はステップS102で固視標像の移動を行う。以上が、本実施形態のフローである。ステップS104の終了条件Aと、ステップS105の終了条件Bは、例えば以下のように定めることができる。終了条件Aは、眼屈折力の測定が2回以上(固視標像の移動回数も2回以上)完了しており、最後の2回の測定値の差が0.25D以下であること、とする。
終了条件Bは、眼屈折力の測定が3回以上(固視標像の移動回数も3回以上)完了しており、最後の3回の測定値の中で最大のものと最小のものの差が0.25D以下であること、とする。通常、雲霧を繰り返すことで被検眼は充分に弛緩され、眼屈折力の測定値の変化は少なくなる。変化のない状態でそれ以上雲霧を行うと検査時間が長くなるため、変化がなくなった段階で検査完了とするフローが好ましい。したがって、終了条件Aでは固視標像の移動回数として最後の2回における測定値の差が小さければ、被検眼が充分に弛緩されたと判断する。
一方、被検眼が小瞳孔径の場合には、雲霧によって固視標像の結像位置が変化しても、被検眼がそれを充分に視認せず、弛緩されていない恐れがある。したがって、終了条件Bでは最後の2回の測定値の差が少ない場合であっても、さらにもう一度雲霧を行い、固視標像の移動回数として最後の3回分における測定値を比較する。
このように、挿入されている眼屈折力測定絞りに応じて終了条件を切り替える、言い換えれば、被検眼への固視標像の移動に関する制御を変更することで、検査に要する時間の短縮と、測定値の正確性を両立することができる。なお、測定回数は上記の2回および3回に限定されるものではなく、終了条件Bにおける測定回数が終了条件Aにおける測定回数よりも多ければ良い。
《第2の実施形態》
本実施形態では、第1の実施形態と装置構成は同じで、フローのみが異なる。本実施形態のフローを図7に示す。検者は、あらかじめ被検眼の瞳孔径に合わせて標準瞳孔径絞り207または小瞳孔径絞り225を光路02に挿入しておくとし、測定開始スイッチ404の押下をフローの開始とする。ステップS200とステップS204のオートアライメント制御と眼屈折力測定については、第1の実施形態と同様である。ステップS205の終了条件は、第1の実施形態の終了条件Aと同様である。
即ち、眼屈折力の測定が2回以上完了しており、最後の2回の測定値の差が0.25D以下であること、とする。終了条件を満足する場合は検査終了とする。終了条件を満足しない場合には、ステップS201で眼屈折力測定絞りの判定を行う。標準瞳孔径絞りが挿入されている場合はステップS202で制御パターン1で固視標を制御し、小瞳孔径絞りが挿入されている場合にはステップS203で制御パターン2で固視標を制御する。制御パターン1と制御パターン2は、例えば以下のような制御であることが好ましい。
制御パターン1は、移動距離として現在の位置から0.75Dに相当する距離遠方の位置まで固視標像を移動させる制御である。制御パターン2は、移動距離として現在の位置から1Dに相当する距離遠方の位置(制御パターン1の場合に対し、より遠方の位置)まで固視標像を移動させる制御とする。このように、挿入されている眼屈折力測定絞りに応じて制御パターンを切り替えることで、検査に要する時間の短縮と、測定値の正確性を両立することができる。なお、移動距離は上記の0.75Dに相当する距離および1Dに相当する距離に限定されるものではなく、制御パターンBにおける移動距離が制御パターンAにおける移動距離よりも長ければ良い。
《第3の実施形態》
図8に示される本実施形態は、第2の実施形態に対して、ステップS201a(終了条件を満足しない場合に、瞳孔に白濁が所定以上ある場合に相当するか否かを判別するステップ)が追加されたものである。白濁が所定以上ある場合に相当するか否かの閾値は、白濁の大小に関わらず白濁が認められる個数、所定面積以上の白濁が認められる個数、瞳孔に対する白濁の面積比などに関し、適切と考えられる任意の値を設定することができる。
図8のS201bは、図7のS201に相当し、図7と同一符号は同一部材を示す。終了条件を満足しない場合に、瞳孔に白濁が所定以上ある場合は、小瞳孔絞りがある場合と同様に制御パターン2で固視標が制御される(S201a、S203)。
なお、図8においてはステップS201aの後にステップS201bが実行されることとしているが、これに限定されるものではなく、ステップS201bの実行後に、ステップS201aが実行されることとしても良い。
(変形例1)
上述した実施形態では、被検眼への固視標像の移動に関する制御パターンの種類を2種類としているが、2種類である必要はなく、3種類以上でもよい。被検眼の焦点深度に応じた屈折力測定絞りが3種類以上ある場合や、屈折力測定絞りの開口面積が連続的に変化する場合においては、被検眼への固視標像の移動に関する制御パターンの種類も3種類以上保持するか、もしくは連続的に変更させることが好ましい。
(変形例2)
また、焦点深度の情報に相当する被検眼の瞳孔に関する情報としては、挿入された屈折力測定絞りの情報、即ち被検眼瞳孔と光学的に共役に設けられる絞り開口の大きさ又は面積の情報でなくてもよい。例えば、被検眼瞳孔の大きさの情報としてシステム制御部401が被検眼の瞳孔径を測定するようにしても良い。また、被検眼瞳孔の白濁状態や、被検者の年齢の情報であっても良い。即ち、被検眼瞳孔の白濁状態(標準的な被検眼瞳孔の白濁状態より進行している場合には小瞳孔径眼と同様に焦点深度が深い)の情報を取得しても良い。
あるいは、被検眼瞳孔の大きさと関係する被検者の年齢(老人の場合は小瞳孔径眼である可能性がある)の情報を取得しても良い。この場合、例えば、年齢が70歳以上、あるいは生年月日が昭和16年1月1日以降であれば、制御変更手段が作動するようにする。
更には、被検眼瞳孔の大きさ、被検眼瞳孔と光学的に共役に設けられる絞り開口の大きさ又は面積、被検眼瞳孔の白濁状態、被検者の年齢のいずれか2種類を備えるものでも良い。この場合、一方の種類の値に関して前記制御変更手段の作動する条件を満たさず、他方の種類の値に関して制御変更手段の作動する条件を満たす場合に制御変更手段が作動するようにすれば良い(図8のS201a、201b)。
なお、これらの情報は、装置本体内で自動的に取得されるようにしても良いし、検者あるいは被検者が入力手段を介して装置本体内に取得されるようにしても良い。前者の例としては、実施形態で示した屈折力測定絞り切り替えソレノイド409の場合がある。即ち、屈折力測定絞り切り替えソレノイド409は、通常瞳孔径絞り207と小瞳孔径絞り225のいずれが光路内にあるかで位置が変わるため、被検眼瞳孔に関する情報を取得する取得手段として機能する。しかし、本発明はこれに限らず、上記の情報が取得される取得手段であれば如何なるものでも良い。
(変形例3)
上述した実施形態においては、被検眼の瞳孔と光学的に共役な絞り開口としてリング状開口を眼底反射光束を受光する光路に設けたが、リング状開口を眼底への投影する光路に設けても良い。また、絞り開口はリング状開口に限らず、3経線方向(より好ましくは、一般楕円形状が特定できる5経線方向)のスポット状開口であっても良い。
(変形例4)
上述した実施形態においては、被検眼の眼屈折力を測定する眼屈折力計に適用したが、本発明はこれに限らず、被検眼の眼底または前眼の断層撮影を行う装置などにも適用できる。被検眼を弛緩させてから前眼部の断層像をえることができるため、被検眼の調整力の影響が少ない、水晶体を含む前眼部の断層像を得ることができる。
(変形例5)
上述した実施形態においては、被検眼瞳孔に関する情報を取得する取得手段と、取得手段で取得される情報に応じて、被検眼への固視標像の移動に関する制御を変更する制御変更手段を眼科装置の本体内に有するものとして説明したが、本発明はこれに限られない。
固視標を眼科装置の本体内に有する一方、眼科制御装置として、被検眼瞳孔に関する情報を取得する取得手段と、取得手段で取得される情報に応じて、被検眼への固視標像の移動に関する制御を変更する制御変更手段を眼科装置の本体外に有するものでも良い。
また、被検眼瞳孔に関する情報を取得する取得ステップ、前記情報に応じて被検眼への固視標像の移動に関する制御を変更する制御変更ステップを備える眼科制御方法を有するものでも良い。更に、被検眼瞳孔に関する情報を取得する取得処理、前記情報に応じて被検眼への固視標像の移動に関する制御を変更する制御変更処理と、をコンピュータに実行させる眼科制御プログラムを有するものでも良い。
この場合、本件は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
207・・通常瞳孔径絞り、225・・小瞳孔径絞り、300・・雲霧制御変更手段、409・・屈折力測定絞り切り換えソレノイド

Claims (12)

  1. 被検眼が第1の焦点深度であるか前記第1の焦点深度より深い第2の焦点深度であるかを示す情報である、被検眼瞳孔に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得される前記情報が前記第1の焦点深度を示す情報であるか前記第2の焦点深度を示す情報であるかに応じて、被検眼が固視標像の変化を視認できるように被検眼への前記固視標像の光軸方向の移動距離又は移動回数を変更する制御変更手段と、を有し、
    前記制御変更手段は、前記情報が前記第1の焦点深度を示す場合の前記固視標像の移動距離又は移動回数に対し、前記情報が前記第2の焦点深度を示す場合の前記固視標像の移動距離を長くする又は前記固視標像の移動回数を多くすることを特徴とする眼科装置。
  2. 前記情報は被検眼瞳孔の大きさの情報を備え、前記被検眼瞳孔の大きさが所定の瞳孔の大きさより小さい場合に前記制御変更手段が作動することを特徴とする請求項に記載の眼科装置。
  3. 前記情報は被検眼瞳孔と光学的に共役に設けられる絞り開口の大きさ又は面積の情報を備え、前記絞り開口の大きさが所定の値より小さい場合又は前記絞り開口の面積が所定の値より小さい場合に前記制御変更手段が作動することを特徴とする請求項に記載の眼科装置。
  4. 前記情報は被検眼瞳孔の白濁状態の情報を備え、前記被検眼瞳孔の白濁状態が所定の白濁状態よりも多くの白濁を含む場合に前記制御変更手段が作動することを特徴とすることを特徴とする請求項に記載の眼科装置。
  5. 前記情報は、被検眼瞳孔の大きさと関係する被検者の年齢の情報を備え、前記被検者の年齢が所定の年齢を超える場合に前記制御変更手段が作動することを特徴とする請求項に記載の眼科装置。
  6. 被検眼眼底に光束を投影し、眼底反射光束を受光して被検眼の眼屈折力を測定する測定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の眼科装置。
  7. 眼底反射光束を受光する光路内で被検眼瞳孔と光学的に共役な位置にリング状の絞り開口を備えることを特徴とする請求項に記載の眼科装置。
  8. 眼科装置が、被検眼が第1の焦点深度であるか前記第1の焦点深度より深い第2の焦点深度であるかを示す情報である、被検眼瞳孔に関する情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得される前記情報が前記第1の焦点深度を示す情報であるか前記第2の焦点深度を示す情報であるかに応じて、被検眼が固視標像の変化を視認できるように被検眼に対する前記固視標像の光軸方向の移動距離又は移動回数を眼科装置が変更する制御変更ステップと、を有し、
    記制御変更ステップにおいて、前記情報が前記第1の焦点深度を示す場合の前記固視標像の移動距離又は移動回数に対し、前記情報が前記第2の焦点深度を示す場合の前記固視標像の移動距離を長くする又は前記固視標像の移動回数を多くすることを特徴とする眼科制御方法。
  9. 請求項の全ての前記ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする眼科制御プログラム。
  10. 被検眼が標準瞳孔径であるか小瞳孔径であるかを示す情報である、被検眼瞳孔に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得される前記情報が前記標準瞳孔径を示す情報であるか前記小瞳孔径を示す情報であるかに応じて、被検眼に対する固視標像の光軸方向の移動に関する制御を変更する制御変更手段と、を有し、
    記制御変更手段は、前記情報が前記標準瞳孔径を示す場合の前記固視標像の移動距離に対し、前記情報が前記小瞳孔径を示す場合の前記固視標像の移動距離を長くすることを特徴とする眼科装置。
  11. 眼科装置が、被検眼が標準瞳孔径であるか小瞳孔径であるかを示す情報である、被検眼瞳孔に関する情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得される前記情報が前記標準瞳孔径を示す情報であるか前記小瞳孔径を示す情報であるかに応じて、被検眼に対する固視標像の光軸方向の移動に関する制御を眼科装置が変更する制御変更ステップと、を有し、
    記制御変更ステップにおいて、前記情報が前記標準瞳孔径を示す場合の前記固視標像の移動距離に対し、前記情報が前記小瞳孔径を示す場合の前記固視標像の移動距離を長くすることを特徴とする眼科制御方法。
  12. 請求項11の全ての前記ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする眼科制御プログラム。
JP2012030666A 2012-02-15 2012-02-15 眼科装置および眼科制御方法並びにプログラム Active JP6116122B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012030666A JP6116122B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 眼科装置および眼科制御方法並びにプログラム
US13/765,058 US9357914B2 (en) 2012-02-15 2013-02-12 Ophthalmologic apparatus, method for controlling ophthalmologic apparatus, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012030666A JP6116122B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 眼科装置および眼科制御方法並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013165819A JP2013165819A (ja) 2013-08-29
JP6116122B2 true JP6116122B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=48945320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012030666A Active JP6116122B2 (ja) 2012-02-15 2012-02-15 眼科装置および眼科制御方法並びにプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9357914B2 (ja)
JP (1) JP6116122B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9295386B2 (en) 2013-04-03 2016-03-29 Kabushiki Kaisha Topcon Ophthalmologic apparatus
US9526415B2 (en) 2013-04-03 2016-12-27 Kabushiki Kaisha Topcon Ophthalmologic apparatus
US9668651B2 (en) 2014-05-29 2017-06-06 Kabushiki Kaisha Topcon Ophthalmologic apparatus
JPWO2016067332A1 (ja) * 2014-10-27 2017-07-27 パイオニア株式会社 観察装置及び観察方法並びにコンピュータプログラム
JP6522390B2 (ja) * 2015-03-30 2019-05-29 株式会社トプコン 眼科装置
JP6739183B2 (ja) * 2016-02-15 2020-08-12 株式会社トプコン 眼科装置
WO2020010138A1 (en) * 2018-07-06 2020-01-09 The Johns Hopkins University Computational lightfield ophthalmoscope
EP4076134A1 (en) 2019-12-20 2022-10-26 AMO Development, LLC Optical measurement systems and processes with non-telecentric projection of fixation target to eye
WO2021130567A1 (en) * 2019-12-23 2021-07-01 Amo Development, Llc Optical measurement systems and processes with fixation target having cylinder compensation
EP4084669A1 (en) 2019-12-30 2022-11-09 AMO Development, LLC Optical measurement systems and processes with fixation target having bokeh compensation
JP2022053081A (ja) 2020-09-24 2022-04-05 株式会社トプコン 眼底カメラ及びその制御方法
JP2023146673A (ja) * 2022-03-29 2023-10-12 株式会社トプコン 眼科装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06142044A (ja) * 1992-11-10 1994-05-24 Canon Inc 眼科測定装置
JPH06233740A (ja) 1993-02-10 1994-08-23 Nikon Corp 自動雲霧装置を有する他覚的眼屈折力測定装置 および他覚的眼屈折力測定方法
JPH0810229A (ja) * 1994-06-28 1996-01-16 Canon Inc 眼科撮影装置
JP3490520B2 (ja) * 1994-12-12 2004-01-26 株式会社ニデック 眼科装置
EP1444945B1 (en) * 2001-11-13 2017-03-22 Kabushiki Kaisha TOPCON Optometric device
US7344247B2 (en) * 2003-07-31 2008-03-18 Nidek Co., Ltd. Ocular accommodative function examination apparatus
JP4330399B2 (ja) * 2003-07-31 2009-09-16 株式会社ニデック 眼調節機能測定装置
JP4280125B2 (ja) * 2003-07-31 2009-06-17 株式会社ニデック 眼調節機能測定装置
JP4233426B2 (ja) * 2003-09-30 2009-03-04 株式会社ニデック 眼屈折力測定装置
JP4428987B2 (ja) * 2003-11-17 2010-03-10 キヤノン株式会社 眼科装置
JP5008540B2 (ja) * 2007-12-05 2012-08-22 興和株式会社 眼科機器
JP2010252994A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Topcon Corp 眼科装置
JP5690060B2 (ja) * 2009-09-30 2015-03-25 株式会社ニデック 眼屈折力測定装置
JP5677041B2 (ja) * 2009-11-11 2015-02-25 株式会社ニデック 眼科装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9357914B2 (en) 2016-06-07
US20130208244A1 (en) 2013-08-15
JP2013165819A (ja) 2013-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6116122B2 (ja) 眼科装置および眼科制御方法並びにプログラム
JP5955193B2 (ja) 眼科装置および眼科装置の制御方法並びにプログラム
JP6016445B2 (ja) 眼科装置
JP6006519B2 (ja) 眼科装置
JP2013165818A (ja) 眼科装置および眼科制御方法並びにプログラム
JP2014079517A (ja) 眼科装置
JP2009291409A (ja) 眼屈折力測定装置
JP2014079494A (ja) 眼科装置および眼科制御方法並びにプログラム
KR101647287B1 (ko) 안과장치 및 안과방법
CN109310316B (zh) 眼科装置
JP2014079495A (ja) 眼科装置および眼科制御方法並びにプログラム
JP2017080136A (ja) 眼科装置
JP2013128648A (ja) 眼科装置および眼科制御方法並びにプログラム
JP6603545B2 (ja) 眼科装置
JP7213315B2 (ja) 眼科装置、及びその制御方法
US20210298599A1 (en) Ophthalmic apparatus
JP6654378B2 (ja) 眼科装置
JP2014226369A (ja) 眼科装置、その制御方法、及びプログラム
WO2022209992A1 (ja) 眼科装置
JP6589378B2 (ja) 眼科測定装置
JP6140947B2 (ja) 眼科装置及び眼科撮影方法
WO2022209991A1 (ja) 眼科装置
WO2023145638A1 (ja) 眼科装置及び眼科プログラム
WO2015072419A1 (ja) 眼科装置及びその制御方法
JP2018038718A (ja) 眼科レンズ測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170321

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6116122

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03