JP6108981B2 - 帯域減衰フィルタ装置および周波数変換装置 - Google Patents

帯域減衰フィルタ装置および周波数変換装置 Download PDF

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Description

本発明は、帯域減衰フィルタ装置および周波数変換装置に関するものである。
特許文献1には、可変キャパシタまたは可撓インダクタを用いることで、温度変化によって共振周波数が変化しにくいノッチフィルタが開示されている。
また、特許文献2には、LC共振回路のキャパシタを可変にすることで、所望の特性を実現するノッチフィルタが開示されている。
また、特許文献3,4には、共振周波数を調整可能なヘリカル共振器を用いた帯域フィルタが開示されている。
実開昭61−52821号公報 国際公開第WO2009/072251号公報 実開昭60−101879号公報 特開昭49−84323号公報
従来の周波数変換装置では、IF周波数帯の信号を準ミリ波帯にアップコンバートする場合、周波数変換に用いるローカル信号周波数と、アップコンバートされた信号周波数が近接してしまい、ローカル信号を抑圧するフィルタには高Qが要求される。例えば、図22の従来構成では、中間周波数(IF)回路10から出力される中間周波数帯の信号と、ローカル(LO)信号制御部11の制御によりローカル信号発生部14から出力されるローカル信号を、ミキサ16によってミキシングすることでRF帯にアップコンバートする。アップコンバートされた信号は、バンドリジェクションフィルタ(BRF)17によってローカル信号が抑圧され、増幅回路18で増幅された後、高周波(RF)回路19に供給される。このような従来構成では、バンドリジェクションフィルタ17は、アップコンバートされた信号は通過させ、アップコンバートされた信号に周波数が近いローカル信号を減衰させる特性を有する必要があるため、バンドリジェクションフィルタ17には、急峻な特性(高Q)が要求される。このため、従来は、サイズの大きい導波管型フィルタを用いるのが通常であり、装置の小型化を図ることが困難であったり、レイアウトが制限されたりするなどの問題点がある。
そこで、複数の周波数変換部を有する周波数変換装置を構成することで、ローカル周波数とアップコンバートされた信号周波数ができるだけ近接しないようにローカル周波数を選択し、先行技術文献に記載されたような帯域減衰フィルタを用いてローカル信号を抑圧する方法が知られている。
ところで、特許文献1に開示された技術では可変キャパシタを用いることから、周波数によってはサイズが大きくなるため、装置の小型化を図ることが困難であるという問題点がある。
また、特許文献2に開示された技術では、スイッチによって回路に容量を付加することから、周波数の微調整を行うことができないという問題点がある。
さらに、特許文献3,4に開示された技術では、信号同調回路として、同調周波数帯内の平たん度およびスカート特性の両立のためにヘリカルフィルタが使用されているが、前記フィルタを使用して特定の信号を減衰させることに特化した記載はない。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、装置の小型化を図るとともに、周波数特性の微調整が可能で、特定の信号を効果的に減衰させることが可能な帯域減衰フィルタ装置および周波数変換装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、接地された導電性の筐体内に収容され、一端を開放端とし、他端を給電ピンと電気的に接続するヘリカル状コイルと、前記ヘリカル状コイルとの距離を調整可能な態様にて保持され、前記ヘリカル状コイルの前記開放端との距離を調整することで共振周波数を設定可能な調整部材と、を有する少なくとも1つの共振回路と、入力端子もしくは出力端子と前記給電ピンとの間、または、前記給電ピン同士の間に装荷される少なくとも1以上のインピーダンス整合回路と、を有し、前記入力端子に入力された信号のうち、少なくとも1つ以上の所定の周波数帯域の信号を減衰して前記出力端子から出力することを特徴とする。
このような構成によれば、装置の小型化を図るとともに、周波数特性の微調整が可能で、特定の信号を効果的に減衰させることが可能となる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、前記調整部材は導電性部材である雄ねじによって構成され、前記筐体には前記雄ねじに係合する雌ねじが形成され、前記雄ねじを回転させ、前記雄ねじと前記ヘリカル状コイルの前記開放端との距離を調整することにより、前記雄ねじと前記ヘリカル状コイルとの間に生じるキャパシタンス成分を増減して前記共振周波数を設定することを特徴とする。
このような構成によれば、雄ねじを回転することにより、共振周波数を精度良く、確実に調整することが可能になる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、前記共振回路と前記インピーダンス整合回路は、プリント配線板に実装され、前記プリント配線板には、前記帯域減衰フィルタ装置の特性を測定する際に、測定装置のプローブを当接するための配線パターンが形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、プリント配線板に実装後に周波数特性を精度良く調整することができる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、ローカル信号を用いて周波数変換を行う周波数変換部を少なくとも2つ有し、前記周波数変換部のいずれかの後段に、前記ローカル信号を減衰させるための帯域減衰フィルタ装置を有することを特徴とする。
このような構成によれば、ローカル信号を確実に減衰させることにより、小型で特性の良い周波数変換装置を実現することができる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、前記ローカル信号の少なくとも1つの周波数が70MHz〜2GHzであり、前記周波数変換部によってアップコンバートされる少なくとも1つの周波数が4GHz以上であることを特徴とする。
このような構成によれば、帯域減衰フィルタを小型化することで、装置全体のサイズを小型化することができる。
本発明によれば、装置の小型化を図るとともに、周波数特性の微調整が可能で、特定の信号を効果的に減衰させることが可能な帯域減衰フィルタ装置および周波数変換装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る周波数変換装置の構成例を示す図である。 図1に示すバンドリジェクションフィルタの構成例を示す図である。 図2に示す共振回路の構成の一例を示す斜視図である。 図3に示す共振回路の内部構造の一例を示す断面図である。 図3に示す共振回路のヘリカル状コイルと調整ねじとの位置関係を模式的に示す図である。 図2に示すバンドリジェクションフィルタのプリント配線板への実装例を示す図である。 図6に示すバンドリジェクションフィルタの実測による通過損失特性を示すグラフである。 図6に示すバンドリジェクションフィルタの図2に示す入力端子21の実測による反射係数をスミスチャートに表したものである。 図6に示すバンドリジェクションフィルタの実測によるキャパシタ容量、減衰量、および、通過損失の一例を示す図である。 共振回路の個数を変えた場合のシミュレーションによる特性の一例を示す図である。 共振回路の個数を変えた場合のシミュレーションによる通過損失特性の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るバンドリジェクションフィルタの構成例を示す図である。 図12に示すバンドリジェクションフィルタのプリント配線板への実装例を示す図である。 図13に示すバンドリジェクションフィルタの遮断周波数を1696MHzに設定した場合のシミュレーションによる通過損失特性の一例を示すグラフである。 図13に示すバンドリジェクションフィルタの実測による通過損失特性の一例を示すグラフである。 図13に示すバンドリジェクションフィルタの図12に示す入力端子21の実測による反射係数をスミスチャートに表したものである。 図13に示すバンドリジェクションフィルタの実測による整合回路定数、減衰量、および、通過損失の一例を示す図である。 バンドリジェクションフィルタの他の構成例を示す図である。 バンドリジェクションフィルタの他の構成例を示す図である。 図19に示すバンドリジェクションフィルタのプリント配線板への実装例を示す図である。 図20に示すバンドリジェクションフィルタの実測による通過損失特性を示すグラフである。 従来の周波数変換装置の構成例を示す図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)第1実施形態の構成の説明
図1は、本発明の第1実施形態に係る帯域減衰フィルタ装置を有する周波数変換装置の構成例を示すブロック図である。この図1に示すように、周波数変換装置は、中間周波数(IF)回路10、ローカル(LO)信号制御部11、ローカル信号発生部13,14、ミキサ15,16、バンドリジェクションフィルタ(BRF)20,17、増幅回路18、および、高周波(RF)回路19を有し、中間周波数帯域(例えば、100MHz)の信号を、準ミリ波帯(例えば、23GHz)へアップコンバートして出力する。
中間周波数回路10は、中間周波数帯域の信号を生成し、ミキサ15に供給する。ローカル信号制御部11は、ローカル信号発生部13,14を制御し、所定の周波数のローカル信号を出力させる。
ローカル信号発生部13は、ローカル信号制御部11の制御に応じて、例えば、1GHz(マイクロ波帯)のローカル信号を生成してミキサ15に供給する。ローカル信号発生部14は、ローカル信号制御部11の制御に応じて、例えば、21.9GHz(準ミリ波帯)のローカル信号を生成してミキサ16に供給する。
ミキサ15は、中間周波数回路10から出力される中間周波数帯域(例えば、100MHz)の信号に対して、ローカル信号発生部13から供給されるローカル信号(例えば、1GHz)をミキシング(乗算)することにより、アップコンバートした信号(例えば、1.1GHzの信号)を生成して出力する。
バンドリジェクションフィルタ20は、ミキサ15から出力される信号のうち、ローカル信号成分(例えば、1GHzの成分)を選択的に減衰して出力する。
ミキサ16は、バンドリジェクションフィルタ20から出力される信号(例えば、1.1GHzの信号)に対して、ローカル信号発生部14から供給されるローカル信号(例えば、21.9GHz)をミキシングすることにより、アップコンバートした信号(例えば、23GHzの信号)を生成して出力する。
バンドリジェクションフィルタ17は、ミキサ16から出力される信号のうち、ローカル信号成分(例えば、21.9GHzの成分)を選択的に減衰して出力する。
増幅回路18は、バンドリジェクションフィルタ17から出力される高周波信号を所定の利得で増幅して出力する。高周波回路19は、増幅回路18から出力される高周波信号を、例えば、電波として送信する。
なお、図1に示す構成では、一般的に、ローカル信号の周波数を70MHz〜2GHzとし、周波数変換部によってアップコンバートされる周波数を4GHz以上とすることができる。このように設定することで、帯域減衰フィルタを効率良く小型化し、装置全体のサイズを小型化することができる。
図2は、図1に示すバンドリジェクションフィルタ20に好適な構成例を示す回路図である。この図2に示すように、バンドリジェクションフィルタ20は、入力端子21、共振回路22a〜22d、整合用コンデンサ23a〜23c、および、出力端子24を有している。
ここで、入力端子21には、ミキサ15の出力信号が入力される。共振回路22a〜22dは、後述するように、導電性の筐体内にヘリカル状コイルが配置されて構成され、直列共振によって対象となる周波数帯域を選択的に減衰させる。整合用コンデンサ23a〜23cは、例えば、数pF程度の容量を有するコンデンサによって構成される。共振回路22a〜22dは、共振周波数よりも高周波側において誘導成分を有することから、整合用コンデンサ23a〜23cにより、通過帯域である高周波側においてインピーダンスの整合を図る。出力端子24は、所定の周波数を選択的に減衰させた後の信号を、ミキサ16に出力する。
図3は、図1に示す共振回路22a〜22dの構成例を示す斜視図である。なお、共振回路22a〜22dは同様の構成とされているので、以下では、これらをまとめて共振回路22として説明する。図3に示す例では、共振回路22は、非磁性であって、導電性を有する立方体形状の筐体220の上面221に、共振周波数を調整するための調整ねじ223が設けられている。調整ねじ223は、非磁性の導電性部材によって構成される。また、筐体220の下面には、共振回路22をプリント配線板に取り付けるための脚部224,225が設けられるとともに、後述するヘリカル状コイルの一端に接続された給電ピン226が設けられている。
図4は、図3に示す共振回路22の内部の構成例を示す図である。この図4に示すように、共振回路22の筐体220の内部には、ヘリカル状コイルモジュール230が配置されている。ここで、ヘリカル状コイルモジュール230は、例えば、樹脂等の絶縁体によって構成され、底面形状が略正方形である直方体形状を有する底部231と、底部231と一体的に構成されるとともに、底部231から突出した円柱形状を有するボビン部232を有している。このボビン部232には、線径はQ値から求められた0.3mmのSn(錫)メッキ線とし、線長は共振周波数の1/4波長から求められた約70mmとした、ヘリカル状コイル233が巻回されており、このヘリカル状コイル233の一端は、底部231に設けられた給電ピン226に接続され、他端は開放端とされている。
また、ボビン部232の上面には凹部が形成され、その凹部内に調整ねじ223の一端が挿入される。調整ねじ223の端面には調整ねじ223を回転する際にドライバが挿入される溝223aが形成されている。また、調整ねじ223の側面には雄ねじが形成され、筐体220の上面221には、調整ねじ223が挿入される穴221aが形成され、この穴221aの側面には雌ねじが形成されている。雌ねじに雄ねじを嵌合させるように穴221aに調整ねじ223を挿入することで、これらを電気的に接続するとともに、ボビン部232の上面の凹部内への挿入深さを調整可能とする。
図5は、ヘリカル状コイル233と調整ねじ223との位置関係を模式的に示す図である。この図に示すように、ヘリカル状コイル233の開放端と調整ねじ223は、距離Dを隔てて配置されている。このため、これらの間にはキャパシタ成分が形成される。調整ねじ223を回転することで、これらの距離が調整されるため、キャパシタ成分の容量値が増減されることになる。ここで、調整ねじ223の一部の側面は筐体220に電気的に接続され、また、筐体220の脚部224,225はプリント配線板のグランドパターンに接地されている。このため、給電ピン226とグランドとの間には、ヘリカル状コイル233とキャパシタ成分による直列共振回路が形成され、この直列共振回路の共振周波数は、調整ねじ223を回転することで調整可能とされる。なお、共振回路22の共振周波数については、例えば、ヘリカル状コイル233の長さを調整することで設定可能である。また、共振回路22のQ値については、例えば、ヘリカル状コイル233の線径を調整することで設定可能である。
図6は、図2に示すバンドリジェクションフィルタ20のプリント配線板への実装状態の一例を示す図である。この図6に示すように、バンドリジェクションフィルタ20は、配線パターン30〜33、共振回路22a〜22d、整合用コンデンサ23a〜23c、入力端子21、出力端子24、グランドパターン21a,21b,24a,24bを有している。
ここで、入力端子21およびグランドパターン21a,21bは円形形状の導電性パターン(例えば、銅箔)によって構成される。入力端子21にはミキサ15の出力信号が入力される。また、バンドリジェクションフィルタ20の特性を測定する際には、入力端子21およびグランドパターン21a,21bをプロービングポイントとして図示しない測定器のプローブがこれらに当接される。
配線パターン30は、T字形状を有する導電性パターンであり、図中左端部に入力端子21が形成され、この入力端子21と対向する他端に整合用コンデンサ23aが接続され、図中下方に分岐するパターンの一部に共振回路22aの給電ピン226aが接続される。
配線パターン31は、L字形状を有する導電性パターンであり、図中上端部に共振回路22bの給電ピン226bが接続され、図中左右に伸びたパターンの左端に整合用コンデンサ23aが接続され、右端に整合用コンデンサ23bが接続されている。
配線パターン32は、L字形状を有する導電性パターンであり、図中下端部に共振回路22cの給電ピン226cが接続され、図中左右に伸びたパターンの左端に整合用コンデンサ23bが接続され、右端に整合用コンデンサ23cが接続されている。
配線パターン33は、L字形状を有する導電性パターンであり、図中上端部に共振回路22dの給電ピン226dが接続され、図中左右に伸びたパターンの左端に整合用コンデンサ23cが接続され、右端に出力端子24が形成されている。
出力端子24およびグランドパターン24a,24bは円形形状の導電性パターンによって構成される。出力端子24からは所定の周波数帯域が選択的に減衰された信号が出力され、ミキサ16に供給される。また、バンドリジェクションフィルタ20の特性を測定する際には、出力端子24およびグランドパターン24a,24bをプロービングポイントとして図示しない測定器のプローブがこれらに当接される。
(B)第1実施形態の動作
つぎに、第1実施形態の動作について説明する。図7は、図2に示すバンドリジェクションフィルタ20の実測による通過損失特性を示す図であり、図8はバンドリジェクションフィルタ20の入力端21の実測による反射係数をスミスチャートに表したものである。また、図9はバンドリジェクションフィルタ20の実測によるキャパシタ容量、減衰量、および、通過損失を示している。第1実施形態では、減衰周波数(ローカル信号の周波数)は920MHzとされている。また、図2に示す整合用コンデンサ23a〜23cは5pFとされている。このような設定において、第1実施形態では、図7および図9に示すように、920MHzにおける減衰量は74.29dBであり、通過帯域(920MHz+70MHz)における通過損失は1.35dBである。なお、この例では、比帯域は7.33%である。
以上に示すように、第1実施形態に係るバンドリジェクションフィルタ20によれば、ローカル信号の周波数である920MHzにおいて、70dB以上の減衰量を得ることができるとともに、通過帯域(920MHz+70MHz)における通過損失を1dB程度にすることができる。これにより、図1に示す周波数変換装置に用いた場合に、ローカル信号発生部13から出力されるローカル信号を確実に減衰させることができるとともに、アップコンバートした信号の損失を防ぐことができる。
また、第1実施形態では、図6に示す入力端子21およびグランドパターン21a,21bにプローブを当接して信号を入力し、出力端子24およびグランドパターン24a,24bにプローブを当接して出力信号を取得し、これら入出力特性を測定しながら、共振回路22a〜22dの調整ねじ223a〜223dを操作することにより、共振周波数を微調整するとともに、減衰量および通過損失を微調整することができる。これにより、バンドリジェクションフィルタ20の特性を正確に設定することができる。
また、調整ねじ223a〜223dは回転に応じてヘリカル状コイル233a〜233dとの距離が微調整されることから、調整ねじ223a〜223dを回転させることで、共振周波数を微調整することができる。これにより、共振周波数を正確に設定することができる。
また、共振回路22a〜22dの共振周波数は、ヘリカル状コイル233a〜233dの長さによってほぼ決定されることから、共振周波数を精度良く設定することができるとともに、調整ねじ223a〜223dによって、プリント配線板に実装後にも微調整を行うことができる。また、共振回路22a〜22dは、巻回されたコイルを用いることから、小さなサイズである程度大きなインダクタンス値を得ることができる。このため、導波管を用いた構成に比較すると、回路のサイズを小さくすることができるため、例えば、可搬型の構成とすることも可能である。また、導波管を用いる構成では、導波管のレイアウトがある程度制限されてしまうが、本実施形態では、レイアウトを自由に決定することができるため、設計を容易にするとともに、使用目的に応じた適切なレイアウトを実現することができる。
なお、以上の第1実施形態では、上記の構成および素子値となっているが、特性インピーダンスや周波数帯、目標となる特性他の条件により、上記以外の構成および素子値とすることができる。例えば、4個の共振回路22a〜22dと、3個の整合用コンデンサ23a〜23cを組み合わせるようにしたが、これ以外の個数の組み合わせとしてもよい。図10,11は、共振回路を2〜4個組み合わせた場合の特性を示している。具体的には、図10,11の例では、共振周波数を952MHzとし、共振回路の個数を2個、3個、4個とした場合のシミュレーションによる特性を示している。例えば、共振回路が2個の場合には減衰周波数(952MHz)における減衰量は54.37dB、通過帯域(952MHz+70MHz)における通過損失は0.8dBであり、3個の場合には減衰量は66.53dB、通過損失は1.0dBであり、また、4個の場合には減衰量は87.74dB、通過損失は1.2dBである。このように、目標となる特性(減衰量および通過損失)に応じて、共振回路の個数を設定することで、所望の特性を実現することができる。
(C)第2実施形態の構成
つぎに、本発明の第2実施形態に係るバンドリジェクションフィルタについて説明する。図12は第2実施形態に係るバンドリジェクションフィルタ20Aの構成例を示す図である。なお、図12において、図2と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図12では、図2と比較すると、共振回路が4個から3個へ変更されている。また、入力端子21と共振回路22aの間に整合用コイル25と整合用コンデンサ23aが配置され、出力端子24と共振回路22cの間に整合用コンデンサ23dと整合用コイル26が配置されている。また、図12の例では、共振周波数は1696MHzとされている。
図13は、図12に示すバンドリジェクションフィルタ20Aのプリント配線板への実装状態の一例を示す図である。この図13に示すように、バンドリジェクションフィルタ20Aは、配線パターン30〜34、共振回路22a〜22c、整合用コンデンサ23a〜23d、入力端子21、出力端子24、グランドパターン21a,24a、整合用コイル25,26、および、グランドパターン40を有している。
ここで、入力端子21およびグランドパターン21aは円形形状の導電性パターンによって構成される。入力端子21にはミキサ15の出力信号が入力される。また、バンドリジェクションフィルタ20Aの特性を測定する際には、入力端子21およびグランドパターン21a,40をプロービングポイントとして図示しない測定器のプローブが当接される。
配線パターン30は、I字形状を有する導電性パターンであり、図中左端部に入力端子21が形成され、この入力端子21と対向する他端に整合用コンデンサ23aが接続され、グランドパターン40のスルーホール41の近傍に、整合用コイル25が並列に接続されている。なお、高周波特性を確保するため、整合用コイル25はグランドパターン40に設けたスルーホール41の近傍に配置することができる。
配線パターン31は、T字形状を有する導電性パターンであり、図中左端部に整合用コンデンサ23aが接続され、図中右端部に整合用コンデンサ23bが接続され、図中上端部に共振回路22aの給電ピン226aが接続されている。
配線パターン32は、T字形状を有する導電性パターンであり、図中左端部に整合用コンデンサ23bが接続され、図中右端部に整合用コンデンサ23cが接続され、図中上端部に共振回路22bの給電ピン226bが接続されている。
配線パターン33は、T字形状を有する導電性パターンであり、図中左端部に整合用コンデンサ23cが接続され、図中右端部に整合用コンデンサ23dが接続され、図中上端部に共振回路22cの給電ピン226cが接続されている。
配線パターン34は、I字形状を有する導電性パターンであり、図中左端部に整合用コンデンサ23dが接続され、図中右端部に出力端子24が形成され、グランドパターン40のスルーホール42の近傍に、整合用コイル26が並列に接続されている。なお、高周波特性を確保するため、整合用コイル26はグランドパターン40に設けたスルーホール42の近傍に配置することができる。
グランドパターン40は、矩形形状を有し、配線パターン30〜34と略平行となるように配置されている。また、グランドパターン40にはスルーホール41,42が形成されており、配線基板の図示しないグランド層に接続される。なお、図13の例では、2つのスルーホール41,42を設けているが、もちろん、3つ以上のスルーホールを設けるようにしてもよい。
(D)第2実施形態の動作
つぎに、以上の第2実施形態の動作について説明する。図14は共振回路22a〜22cの共振周波数を1696MHzに設定した場合の通過損失特性のシミュレーション結果を示す図である。この図14に示すように、減衰周波数である1696MHzにおいて減衰量が約82.38dBとなり、また、通過帯である1696MHz+70MHzにおける通過損失が約2.2dBとなる。このように、3個の共振回路22a〜22cと、整合用コイル25,26および整合用コンデンサ23a〜23dを用いることにより、減衰量82.38dBおよび通過損失2.2dBを実現することができる。なお、この例では、比帯域は4.06%であり、第1実施形態における7.33%よりも厳しい条件であるが、3個の共振回路22a〜22cを用いることで、70dB以上の減衰量を確保することができる。
つぎに、実測結果について説明する。図15〜17は、実測結果を示す図であり、図15はバンドリジェクションフィルタ20Aの通過損失特性を示し、図16はバンドリジェクションフィルタ20Aの入力端子21の反射係数をスミスチャートに表したものであり、図17は整合回路定数、減衰量、および、通過損失の具体的数値を示している。
この例では、共振回路の共振周波数は1478MHzとされ、比帯域は4.63%とされている。また、図17に示すように、整合用コンデンサ23a〜23dは3pFとされ、また、整合用コイル25,26は3.9nHとされている。より詳細には、ヘリカル状コイル233としては、線径が0.4mmのSn(錫)メッキ線であって、線長が共振周波数の1/4波長に対応する約40〜50mmのコイルが使用されている。
図15〜17に示すように、1478MHzにおける減衰量は約64.26dBであり、通過帯域である1478MHz+70MHzにおける通過損失は約1.56dBとなっている。これにより、図1に示す周波数変換装置に用いた場合に、ローカル信号発生部13から出力されるローカル信号を確実に減衰させることができるとともに、アップコンバートした信号の損失を防ぐことができる。
なお、図1に示す周波数変換装置のRF19出力端における、バンドリジェクションフィルタ20Aによるローカル信号の遮断効果として、アップコンバートされた準ミリ波帯通過帯域の出力電力に対して、ローカル信号がどれだけ減衰できているかを数値で示すと、バンドリジェクションフィルタによるローカル信号の遮断効果は約83dBであった。すなわち、通過帯域における出力電力は約+6dBmであり、図1に示すLO13の信号が、ミキサ15を通過して漏れる信号が、ミキサ16でアップコンバートされた出力電力は約−77dBmであった。
なお、このときの、スペクトラムアナライザの設定値は、以下の通りである。
中心周波数:図1に示すLO13+LO14、周波数スパン:1GHz、分解能帯域幅:10kHz、ビデオフィルタ:3kHz、表示雑音レベル:−90dBm
また、第2実施形態では、図13に示す入力端子21およびグランドパターン21a,40に図示しない測定器のプローブを当接して信号を入力し、出力端子24およびグランドパターン24a,40に図示しない測定器のプローブを当接して出力信号を取得し、これら入出力特性を測定しながら、共振回路22a〜22cの調整ねじ223a〜223cを操作することにより、共振周波数を微調整するとともに、減衰量および通過損失を微調整することができる。これにより、バンドリジェクションフィルタ20Aの特性を正確に設定することができる。
また、調整ねじ223a〜223cは回転に応じてヘリカル状コイル233a〜233cとの距離が微調整されることから、調整ねじ223a〜223cを回転させることで、共振周波数を微調整することができる。これにより、共振周波数を正確に設定することができる。
また、共振回路22a〜22cの共振周波数は、ヘリカル状コイル233a〜233cの長さによってほぼ決定されることから、共振周波数を精度良く設定することができるとともに、調整ねじ223a〜223cによって、実装後にも微調整を行うことができる。また、共振回路22a〜22cは、巻回されたコイルを用いることから、小さなサイズである程度大きなインダクタンス値を得ることができる。このため、導波管を用いた構成に比較すると、回路のサイズを小さくすることができるため、例えば、可搬型の構成とすることも可能である。また、導波管を用いる構成では、導波管のレイアウトがある程度制限されてしまうが、本実施形態では、レイアウトを自由に決定することができるため、設計を容易にするとともに、使用目的に応じた適切なレイアウトを実現することができる。
なお、以上の第2実施形態では、上記の構成および素子値となっているが、特性インピーダンスや周波数帯、目標となる特性他の条件により、上記以外の構成および素子値とすることができる。例えば、3個の共振回路22a〜22cと、4個の整合用コンデンサ23a〜23d、および、2つの整合用コイル25,26を組み合わせるようにしたが、これ以外の個数の組み合わせとしてもよい。
(E)変形実施形態の説明
以上の各実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の各実施形態では、共振回路22は、調整ねじによって共振周波数を調整するようにしたが、ヘリカル状コイル233との距離を変更できる手段であれば、調整ねじ以外の手段を用いるようにしてもよい。具体的には、例えば、ヘリカル状コイル233との距離を調整可能なスライダーを用いるようにしてもよい。
また、以上の各実施形態では、バンドリジェクションフィルタを構成する場合を例に挙げて説明したが、本発明は、例えば、ハイパスフィルタおよびローパスフィルタにも適用可能である。具体的には、ハイパスフィルタの場合には減衰する周波数よりも低い周波数を遮断するように構成し、また、ローパスフィルタの場合には減衰する周波数よりも高い周波数を遮断するように構成すればよい。また、ハイパスフィルタとローパスフィルタを組み合わせたバンドパスフィルタのような構成にも適用可能である。
図18は、ローパスフィルタの構成例を示す図である。この構成例では、ローパスフィルタ20Bは、図12に示すバンドリジェクションフィルタ20Aに比較すると、整合用コイル25,26が整合用コンデンサ32,33に置換され、また、整合用コンデンサ23a〜23dが整合用コイル31a〜31dに置換されている。このような構成により、所望の周波数を通過させるとともに、それ以上の周波数を減衰させることができる。
図19は、バンドパスフィルタの構成例を示す図である。この構成例では、バンドパスフィルタ20Cは、図12に示すバンドリジェクションフィルタ20Aに比較すると、整合用コンデンサ23b,23cが整合用コイル35a,35bに置換され、整合用コンデンサ34a,34bが共振回路22a,22cとそれぞれ並列になるように追加接続されている。図20は、図19に示すバンドパスフィルタのプリント配線板への実装状態の一例を示す図である。この図20では、図13の例に比較すると、配線パターン31とグランドパターン40の間に整合用コンデンサ34aが追加され、配線パターン33とグランドパターン40の間に整合用コンデンサ34bが追加され、配線パターン31,32の間の整合用コンデンサ23bが整合用コイル35aに置換され、配線パターン32,33の間の整合用コンデンサ23cが整合用コイル35bに置換されている。図21は、図19,20に示すバンドパスフィルタ20Cの実測による通過損失特性を示す図である。図19,20に示すバンドパスフィルタの、通過帯域の損失に対する減衰量は、ローカル信号周波数に対応する1625MHzにおいて約32dBである。また、2LO−IF(2875〜3125MHz)においては22dBで、2LO(3250MHz)においては22dBとなっており、周波数変換器のスプリアスを効果的に抑圧することが可能となる。図19,20の例では、3つの共振器の共振周波数が1625MHz、2600MHz、および、1625MHzとなるように、線径が0.4mmのSn(錫)メッキ線であって、線長が共振周波数の1/4波長に対応する両端約30mm、中央約20mmのコイルが使用されている。また、図19に示す各素子の素子値としては、以下のものを使用している。
C1:1.5pF、C2:4.0pF、C3:1.0pF、C4:1.5pF
L1:2.7nH、L2:2.2nH、L3:3.3nH、L4:3.3nH
なお、本実施形態では上記の素子値となっているが、特性インピーダンスや周波数帯、目標となる特性他の条件により、上記以外の素子値とすることができる。
また、以上の各実施形態では、本発明の帯域減衰フィルタを周波数変換装置に適用する場合を例に挙げて説明したが、これ以外の装置に適用することも可能である。例えば、アンテナで受信した近接した周波数信号のうちの一方のみを減衰する用途に用いることも可能である。
10 中間周波数回路
11 ローカル信号制御部
13,14 ローカル信号発生部
15,16 ミキサ
17,20 バンドリジェクションフィルタ
18 増幅回路
19 高周波回路
21 入力端子
22a〜22d 共振回路
23a〜23d 整合用コンデンサ(インピーダンス整合回路)
24 出力端子
25,26 整合用コイル(インピーダンス整合回路)
31a〜31d 整合用コイル(インピーダンス整合回路)
32,33 整合用コンデンサ(インピーダンス整合回路)
34a,34b 整合用コンデンサ(インピーダンス整合回路)
35a,35b 整合用コイル(インピーダンス整合回路)
220 筐体
223 調整ねじ(調整部材)
224,225 脚部
226 給電ピン
230 ヘリカル状コイルモジュール
231 底部
232 ボビン部
233 ヘリカル状コイル

Claims (5)

  1. 接地された導電性の筐体内に収容され、一端を開放端とし、他端を給電ピンと電気的に接続するヘリカル状コイルと、前記ヘリカル状コイルとの距離を調整可能な態様にて保持され、前記ヘリカル状コイルの前記開放端との距離を調整することで共振周波数を設定可能な調整部材と、を有する少なくとも1つの共振回路と、
    入力端子もしくは出力端子と前記給電ピンとの間、または、前記給電ピン同士の間に装荷される少なくとも1以上のインピーダンス整合回路と、
    を有し、前記入力端子に入力された信号のうち、少なくとも1つ以上の所定の周波数帯域の信号を減衰して前記出力端子から出力する、
    ことを特徴とする帯域減衰フィルタ装置。
  2. 前記調整部材は導電性部材である雄ねじによって構成され、前記筐体には前記雄ねじに係合する雌ねじが形成され、前記雄ねじを回転させ、前記雄ねじと前記ヘリカル状コイルの前記開放端との距離を調整することにより、前記雄ねじと前記ヘリカル状コイルとの間に生じるキャパシタンス成分を増減して前記共振周波数を設定することを特徴とする請求項1に記載の帯域減衰フィルタ装置。
  3. 前記共振回路と前記インピーダンス整合回路は、プリント配線板に実装され、
    前記プリント配線板には、前記帯域減衰フィルタ装置の特性を測定する際に、測定装置のプローブを当接するための配線パターンが形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の帯域減衰フィルタ装置。
  4. ローカル信号を用いて周波数変換を行う周波数変換部を少なくとも2つ有し、
    前記周波数変換部のいずれかの後段に、前記ローカル信号を減衰させるための前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の帯域減衰フィルタ装置を有する、
    ことを特徴とする周波数変換装置。
  5. 前記ローカル信号の少なくとも1つの周波数が70MHz〜2GHzであり、
    前記周波数変換部によってアップコンバートされる少なくとも1つの周波数が4GHz以上である、
    ことを特徴とする請求項4に記載の周波数変換装置。
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